JP6240442B2 - スプリングシート - Google Patents
スプリングシート Download PDFInfo
- Publication number
- JP6240442B2 JP6240442B2 JP2013185525A JP2013185525A JP6240442B2 JP 6240442 B2 JP6240442 B2 JP 6240442B2 JP 2013185525 A JP2013185525 A JP 2013185525A JP 2013185525 A JP2013185525 A JP 2013185525A JP 6240442 B2 JP6240442 B2 JP 6240442B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring seat
- lower spring
- reinforcing member
- cylinder
- wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G15/00—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type
- B60G15/02—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type having mechanical spring
- B60G15/06—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type having mechanical spring and fluid damper
- B60G15/062—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type having mechanical spring and fluid damper the spring being arranged around the damper
- B60G15/063—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type having mechanical spring and fluid damper the spring being arranged around the damper characterised by the mounting of the spring on the damper
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/3207—Constructional features
- F16F9/3235—Constructional features of cylinders
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2202/00—Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
- B60G2202/30—Spring/Damper and/or actuator Units
- B60G2202/31—Spring/Damper and/or actuator Units with the spring arranged around the damper, e.g. MacPherson strut
- B60G2202/312—The spring being a wound spring
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/10—Mounting of suspension elements
- B60G2204/12—Mounting of springs or dampers
- B60G2204/124—Mounting of coil springs
- B60G2204/1242—Mounting of coil springs on a damper, e.g. MacPerson strut
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/10—Mounting of suspension elements
- B60G2204/12—Mounting of springs or dampers
- B60G2204/124—Mounting of coil springs
- B60G2204/1242—Mounting of coil springs on a damper, e.g. MacPerson strut
- B60G2204/12422—Mounting of coil springs on a damper, e.g. MacPerson strut anchoring the end coils on the spring support plate
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Springs (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
例えば特許文献1には、以下の事項が記載されている。図16は、特許文献1に記載された懸架装置4の概略構成を示す図である。特許文献1に記載された車両の懸架装置4は、図16に示すように、金属製のコイルスプリング20と、緩衝器12に固定されてコイルスプリング20の圧縮荷重を受ける金属製のスプリングシート18とを備えている。この特許文献1に記載のスプリングシート18は、コイルスプリング20と車輪3との間に配置される部分は小さく、コイルスプリング20が破損した場合に、コイルスプリング20の破片が車輪3の方へ向かうのを抑制する機能を備えていない。
本発明は、軽量化を図ることができると共に破損したスプリングが車輪へ脱落することを抑制することができるスプリングシートを提供することを目的とする。
図1は、本実施の形態に係る懸架装置1の概略構成を示す図である。
懸架装置1は、ストラット式サスペンションであり、図1に示すように、減衰装置(不図示)を内蔵するシリンダ10と、このシリンダ10内に収納されたピストン(不図示)を支持するピストンロッド20と、を備えている。
シリンダ10は、薄肉円筒状の外シリンダ11を有し、この外シリンダ11内に、薄肉円筒状の内シリンダ(不図示)と、この内シリンダ内を往復動するピストンと、減衰力を発生する複数のバルブ装置と、を備えている。ピストンロッド20は、円柱状または円筒状の部材であり、円柱または円筒の中心線方向の一方の端部側にシリンダ10内に収納されるピストン(不図示)が取り付けられ、中心線方向の他方の端部側にナット21が取り付けられている。以下、ピストンロッド20の中心軸20aの方向(円柱または円筒の中心線方向)を、単に「上下方向」と称す場合がある。
次に、第1の実施形態に係る下スプリングシート31について説明する。
図2(a)および図2(b)は、第1の実施形態に係る下スプリングシート31の概略構成を示す図である。図2(a)は、下スプリングシート31を上方から見た図である。図2(b)は、図2(a)のIIb−IIb部の断面図である。図2(b)には、下スプリングシート31が取り付けられるシリンダ10の外シリンダ11の形状の一部を示している。
下スプリングシート31は、コイルスプリング30の下端部を載せるための載置部311を有している。また、下スプリングシート31は、載置部311の外側に配置され、載置部311から上方に突出し、コイルスプリング30の下端部が半径方向の外側へ移動するのを抑制する外側抑制部312を有している。また、下スプリングシート31は、載置部311の内側に配置され、載置部311から上方に突出し、コイルスプリング30の下端部が半径方向の内側へ移動するのを抑制する内側抑制部313を有している。本実施形態に係るコイルスプリング30の座巻数は1/2であることから、コイルスプリング30の下端部は略180度に亘って載置部311と接触し、外側抑制部312および内側抑制部313は、略180度に亘ってコイルスプリング30の下端部が移動するのを抑制する。そして、下スプリングシート31は、外側抑制部312および内側抑制部313の開始地点に、載置部311から上方に突出する直方体状の突出部314を有している。コイルスプリング30の下端部の先端がこの突出部314に突き当たることで、コイルスプリング30の円周方向の回転が抑制される。なお、コイルスプリング30の下端部と載置部311とが接触するのは180度以外でもよい。
図3は、本実施形態に係る懸架装置1を車輪に取り付けた状態を示す概略図である。
図3に示すように、懸架装置1は、車輪側取付ブラケット50に取り付けたアーム101を介して、車輪110のホイール111に固定されており、車体側取付ブラケット40を介して車両の車体に取り付けられる。そして、懸架装置1が車両に取り付けられた状態において、懸架装置1の下スプリングシート31が、コイルスプリング30と車輪110のタイヤ112との間に配置される。それゆえ、たとえコイルスプリング30が破損したとしても、下スプリングシート31の拡径部318が、コイルスプリング30の破片がタイヤ112の方へ向かうのを抑制する。その結果、コイルスプリング30の破片がタイヤ112に刺さり、タイヤ112がバーストしてしまうことが抑制される。
なお、懸架装置1が車両に取り付けられた状態において、車輪110が旋回するのに伴ってシリンダ10とともに下スプリングシート31およびコイルスプリング30が回転する。
すなわち、第1の実施形態に係る下スプリングシート31は、減衰装置(不図示)を内蔵するシリンダ10に取り付けられるとともに、車体(不図示)と車輪110との間に配置されたコイルスプリング30の車輪110側の端部を支持するスプリングシートであって、コイルスプリング30の車輪110側の端部が載る載置部311と、載置部311よりもシリンダ10側とは反対側に位置してコイルスプリング30と車輪110との間に配置される拡径部318と、を有する。そして、第1の実施形態に係る下スプリングシート31は、載置部311および拡径部318の材質が樹脂である。また、さらに載置部311に載ったコイルスプリング30の移動を抑制する外側抑制部312,内側抑制部313を有し、外側抑制部312および内側抑制部313が樹脂である。そして、下スプリングシート31は、シリンダ10に圧入されて固定される。
なお、下スプリングシート31は、外側抑制部312、内側抑制部313および突出部314を備えていなくてもよい。
次に、第2の実施形態に係る下スプリングシート32について説明する。
図4(a)は、第2の実施形態に係る下スプリングシート32の断面図である。図4(b)は、後述する補強部材70の概略構成を示す図である。図4(a)は、図2(a)のIIb−IIb部の断面図である。
第2の実施形態に係る下スプリングシート32は、樹脂製の下スプリングシート本体320に加えて、この下スプリングシート本体320とシリンダ10の外シリンダ11との間に介在する金属製の補強部材70を備えている点が第1の実施形態の構成とは異なる。以下では、第1の実施形態と異なる点について記載し、同じ点については省略する。
円筒状部701の内径と外シリンダ11の嵌合部11aの外径とは、円筒状部701と嵌合部11aとがしまりばめで嵌め込まれるような寸法関係である。つまり、補強部材70は、円筒状部701が嵌合部11aに圧入されることで外シリンダ11に固定される。
傾斜部702は、中心線方向の一方の端部側に行くに従って径が徐々に拡がるように傾斜している。この傾斜部702が外シリンダ11の位置決め部11bと接触することで、補強部材70の下方への移動が抑制される。付言すれば、補強部材70が外シリンダ11に圧入される際に傾斜部702が位置決め部11bに突き当たるまで圧入することで両者の上下方向の位置が定まる。
支持部703は、基本的には円盤状の部位であり、その外径Doは、コイルスプリング30の中心径Dcよりも大きい(Do>Dc)。そして、支持部703には、周方向に等間隔に複数(本実施形態においては6つ)の凹部704が形成されている。
このような第2の実施形態の構成においては、金属製の補強部材70の支持部703の外径Doはコイルスプリング30の中心径Dcよりも大きいため、たとえコイルスプリング30の荷重が大きく樹脂製の下スプリングシート本体320が破損したとしても、コイルスプリング30の下端部を支持し、コイルスプリング30の脱落を防止することができる。また、下スプリングシート本体320の凸部329が補強部材70の凹部704に嵌まり込んで両者の位置決めが行われているので、下スプリングシート本体320がコイルスプリング30から円周方向に回転する力を受けて回転することを抑制することができる。また、コイルスプリング30の圧縮荷重を受ける補強部材70の支持部703に、円周方向に複数の凹部704を設けているので剛性が高く、補強部材70は破損し難い。
図5は、第1の変形例に係る補強部材71の概略構成を示す図である。
第1の変形例に係る補強部材71は、上述した補強部材70が有する円筒状部701、傾斜部702および支持部703と、それぞれ同じ機能の円筒状部711、傾斜部712および支持部713を有する。そして、第1の変形例に係る補強部材71の支持部713は、外周部の形状が多角形である点が上述した補強部材70とは異なる。なお、図5においては図示していないが、支持部713に上述した凹部704を形成してもよい。
そして、この第1の変形例に係る補強部材71の外側に嵌め込まれる下スプリングシート本体320の載置部321における下端面に、第1の変形例に係る補強部材71の支持部713の外周部の形状に沿う凹部(不図示)を設ける。
第2の変形例に係る補強部材72は、上述した補強部材70が有する円筒状部701、傾斜部702および支持部703と、それぞれ同じ機能の円筒状部721、傾斜部722および支持部723を有する。そして、第2の変形例に係る補強部材72の支持部723の形状が、外周部から内径側(中心線側)に切り欠かれた切欠部725が周方向に等間隔に5つ形成されている点が補強部材70とは異なる。なお、図6においては図示していないが、支持部723に凹部704を形成してもよい。
そして、この第2の変形例に係る補強部材72の外側に嵌め込まれる下スプリングシート32の載置部321における下端面に、第2の変形例に係る補強部材72の支持部723の外形形状に沿う凹部(不図示)を設ける。
なお、図6には、支持部723の外周部に5つの切欠部725が形成されている補強部材72を示しているが、切欠部725の個数は5つに限定されない。また、切欠部725の形状、大きさも、図6に示した形状、大きさに限定されない。
図7は、下スプリングシート本体320と補強部材70〜72のいずれかを備える下スプリングシート32の変形例を示す図である。
上述した構成においては、下スプリングシート本体320と補強部材70〜72それぞれとを別体としているが、下スプリングシート本体320と補強部材70〜72それぞれとを一体成形してもよい。つまり、補強部材70〜72のいずれかを成形型にセットした状態で、下スプリングシート本体320の材料である樹脂を成形型に充填することにより補強部材70〜72のいずれかをインサート成形してもよい。図7は、下スプリングシート本体320と補強部材70とを一体成形した下スプリングシート32の断面図である。
かかる構成であっても上述したのと同様の効果を奏することができる。
次に、第3の実施形態に係る下スプリングシート33について説明する。
図8(a)は、第3の実施形態に係る下スプリングシート33の斜視図である。図8(b)は、図8(a)のVIIIb−VIIIb部の断面図である。図8(c)は、図8(a)のVIIIc−VIIIc部の断面図である。
第3の実施形態においては、下スプリングシート33が、第1の実施形態に係る下スプリングシート31に対して、拡径部318の外周部に、この拡径部318を補強する補強部330を有する点が異なる。以下では、第1の実施形態と異なる点について記載し、同じ点については省略する。
また、下スプリングシート33が樹脂にて成形されることで、下スプリングシート33を金属にて成形するのと比較すると、懸架装置1の軽量化を図ることができるとともに容易に成形することができるのは第1の実施形態に係る下スプリングシート31と同様である。また、コイルスプリング30と下スプリングシート33との間に、例えば砂などが入り込むことを抑制することができるのも第1の実施形態に係る下スプリングシート31と同様である。
図9(a)〜図9(d)は、強化部材331の変形例を示す図であり、図8(a)のVIIIb−VIIIb部の断面図である。
図10(a)〜図10(d)は、強化部材331の変形例を示す図であり、図8(a)のVIIIc−VIIIc部の断面図である。
強化部材331の形状、位置および個数は特に限定されない。図9(a)、図9(b)および図10(a)に示すように、強化部材331は、直方体状であってもよい。また、図9(c)、図10(b)および図10(c)に示すように、強化部材331は、メッシュ状(網状)や格子状に織り込んでもよい。また、図10(d)に示すように、線材である強化部材331を、周方向だけでなく、上下方向に伸びるように配置した強化部材331を周方向に複数、等間隔に並べて配置してもよい。また、強化部材331を配置する位置は、図9(a)に示したような、補強部330の中央に限定されず、図9(b)に示すような、補強部330における中心線側(内側)の部位や、補強部330における外側の部位であってもよい。また、図9(d)に示すように、強化部材331を配置する位置は、補強部330内部のみに限らず、拡径部318の全体に設けてもよい。
図11(a)は、第1の実施形態に係る下スプリングシート31の変形例を示す図である。図11(b)は、第2の実施形態に係る下スプリングシート32の下スプリングシート本体320の変形例を示す図である。
図11(a)に示すように、第1の実施形態に係る下スプリングシート31の拡径部318に、上述した強化部材331を鋳込んでもよい。言い換えれば、第1の実施形態に係る下スプリングシート31の拡径部318が、上述した強化部材331を有していてもよい。拡径部318が有する強化部材331の、形状、大きさおよび個数は特に限定されず、例えば、図9、図10に示すような変形例を適用してもよい。
同様に、図11(b)に示すように、第2の実施形態に係る下スプリングシート本体320の拡径部328に、上述した強化部材331を鋳込んでもよい。言い換えれば、第2の実施形態に係る下スプリングシート本体320の拡径部328が、強化部材331を有していてもよい。拡径部328が有する強化部材331の、形状、大きさおよび個数は特に限定されず、例えば、図9、図10に示すような変形例を適用してもよい。
このように構成することにより、たとえコイルスプリング30が破損したとしても、強化部材331を有する拡径部318あるいは拡径部328が、コイルスプリング30の破片がタイヤ112の方へ向かうのをより確実に抑制する。その結果、コイルスプリング30の破片がタイヤ112に刺さり、タイヤ112がバーストしてしまうことをより確実に抑制する。
図12(a)に示すように、第1の実施形態に係る下スプリングシート31の載置部311が、上述した強化部材331を有していてもよい。また、図12(b)に示すように、第1の実施形態に係る下スプリングシート31の載置部311および拡径部318が、上述した強化部材331を有していてもよい。また、図12(c)に示すように、第2の実施形態に係る下スプリングシート本体320の載置部321が、強化部材331を有していてもよい。また、図12(d)に示すように、第2の実施形態に係る下スプリングシート本体320の載置部321および拡径部328が、強化部材331を有していてもよい。載置部311,載置部321が有する強化部材331の、形状、大きさおよび個数は特に限定されず、例えば、図9、図10に示すような変形例を適用してもよい。
上述した第3の実施形態に係る下スプリングシート33の補強部330は、拡径部318と連続するように一体的に成形したが、特にかかる態様に限定されず、拡径部318などの下スプリングシート33の他の部位と別体でもよい。下スプリングシート33とは別に成形した物を、下スプリングシート33の拡径部318に後から接着してもよいし、嵌め込んでもよい。なお、拡径部318についても、載置部311、傾斜部316、円筒状部315、直交部317等と別体に成形し、後に、拡径部318を載置部311に接合してもよい。
次に、第4の実施形態に係る下スプリングシート34について説明する。
図13(a)は、第4の実施形態に係る下スプリングシート34の断面図である。
第4の実施形態に係る下スプリングシート34は、樹脂製の下スプリングシート本体340と、この下スプリングシート本体340とシリンダ10の外シリンダ11との間に介在する第2の実施形態に係る補強部材70と、を備え、下スプリングシート本体340に第3の実施形態に係る補強部330が設けられている点が第1の実施形態の構成とは異なる。言い換えれば、第4の実施形態に係る下スプリングシート34は、第2の実施形態に係る下スプリングシート32に対して、第4の実施形態に係る下スプリングシート本体340が、第3の実施形態に係る補強部330を有している点が異なる。
また、下スプリングシート本体340が樹脂にて成形されることで、補強部材70のみならず下スプリングシート本体340を金属にて成形するのと比較すると、下スプリングシート34および懸架装置1の軽量化を図ることができるとともに容易に成形することができるのは第1の実施形態に係る下スプリングシート31と同様である。また、コイルスプリング30と下スプリングシート34との間に、例えば砂などが入り込むことを抑制することができるのも第1の実施形態に係る下スプリングシート31と同様である。
このように構成することにより、コイルスプリング30の荷重が大きくても、第4の実施形態に係る下スプリングシート34が破損することを抑制することができる。
図14は、補強部材70の参考例と第2の実施形態に係る下スプリングシート本体320との様々な組み合わせを示す図である。図14(a)は、補強部材70の参考例と第2の実施形態に係る下スプリングシート本体320との組み合わせを示す図である。図14(b)は、補強部材70の参考例と拡径部328に強化部材331を有する下スプリングシート本体320との組み合わせを示す図である。図14(c)は、補強部材70の参考例と載置部321に強化部材331を有する下スプリングシート本体320との組み合わせを示す図である。図14(d)は、補強部材70の参考例と拡径部328および載置部321に強化部材331を有する下スプリングシート本体320との組み合わせを示す図である。
上述した第2の実施形態に係る下スプリングシート32が有する補強部材70の参考例としては、コイルスプリング30の下端部を支持する支持部703の外周側に、この支持部703の外周端部から上方に行くに従って径が徐々に拡がる補強拡径部705を有していてもよい。そして、補強拡径部705は、図14(a)〜図14(d)に示すように、第2の実施形態に係る下スプリングシート本体320の拡径部328の下端部を支持するように成形されていることが好ましい。
上述した第4の実施形態に係る下スプリングシート34が有する補強部材70の参考例としては、コイルスプリング30の下端部を支持する支持部703の外周側に、この支持部703の外周端部から上方に行くに従って径が徐々に拡がる補強拡径部705を有し、さらに補強拡径部705の上端部から上方に延びた上方部706を有していてもよい。そして、図15(a)、図15(b)に示すように、補強拡径部705は、第4の実施形態に係る下スプリングシート本体340の拡径部348の補強部下端部を支持し、上方部706は、補強部330の外側の面を支持するように成形されていることが好ましい。
このように構成することにより、たとえコイルスプリング30が破損したとしても、金属製の補強部材70に設けられた補強拡径部705あるいは上方部706が、コイルスプリング30の破片がタイヤ112の方へ向かうのをより確実に抑制する。その結果、コイルスプリング30の破片がタイヤ112に刺さり、タイヤ112がバーストしてしまうことをより確実に抑制する。
Claims (3)
- 減衰装置を内蔵するシリンダに取り付けられるとともに、車体と車輪との間に配置されたスプリングの当該車輪側の端部を支持するスプリングシートであって、
前記スプリングの前記車輪側の端部が載る載置部と、当該載置部よりも前記シリンダ側とは反対側に位置して当該スプリングと当該車輪との間に配置される中間部と、を有するとともに、当該載置部および当該中間部の材質が樹脂であるスプリングシート本体と、
前記シリンダに固定されるとともに、少なくとも、前記載置部の前記車輪側に配置されて前記スプリングの荷重を受ける金属製の補強部材と、
を備え、
前記補強部材は、前記載置部の前記車輪側に配置されて前記スプリングの下端部を支持する円盤状の支持部を有して、前記中間部を支持する部位は有しておらず、
前記スプリングシート本体の前記中間部は、前記載置部における、前記スプリングの下端部が前記シリンダ側とは反対側へ移動するのを抑制する部位、よりも外側に、前記シリンダの中心線方向に前記車体側に行くに従って径が徐々に拡がる拡径部を有し、
前記スプリングシート本体は、前記補強部材に対して前記シリンダの周方向に回転するのを抑制する抑制部を有するスプリングシート。 - 前記中間部は、前記載置部および当該中間部の材質よりも強度が大きな材質で成形されて前記スプリングが前記車輪へ向かうのを抑制する強化部材を内部に有する請求項1に記載のスプリングシート。
- 前記中間部は、前記拡径部の内部に、当該中間部の材質よりも強度が大きな材質で成形されて前記スプリングが前記車輪へ向かうのを抑制する強化部材を有し、
前記載置部は、前記強化部材を有しない請求項1に記載のスプリングシート。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013185525A JP6240442B2 (ja) | 2013-09-06 | 2013-09-06 | スプリングシート |
DE112014003610.2T DE112014003610T5 (de) | 2013-09-06 | 2014-09-04 | Federsitz |
CN201480049302.6A CN105518335B (zh) | 2013-09-06 | 2014-09-04 | 弹簧座 |
PCT/JP2014/073338 WO2015034003A1 (ja) | 2013-09-06 | 2014-09-04 | スプリングシート |
US15/061,332 US9950583B2 (en) | 2013-09-06 | 2016-03-04 | Spring seat |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013185525A JP6240442B2 (ja) | 2013-09-06 | 2013-09-06 | スプリングシート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015052355A JP2015052355A (ja) | 2015-03-19 |
JP6240442B2 true JP6240442B2 (ja) | 2017-11-29 |
Family
ID=52628468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013185525A Expired - Fee Related JP6240442B2 (ja) | 2013-09-06 | 2013-09-06 | スプリングシート |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9950583B2 (ja) |
JP (1) | JP6240442B2 (ja) |
CN (1) | CN105518335B (ja) |
DE (1) | DE112014003610T5 (ja) |
WO (1) | WO2015034003A1 (ja) |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9802454B2 (en) | 2014-07-28 | 2017-10-31 | Tenneco Automotive Operating Company Inc. | Plastic spring seat having integrated crash member |
US9849746B2 (en) | 2014-11-04 | 2017-12-26 | Tenneco Automotive Operating Company Inc. | Impact reinforced composite spring seat for a shock absorber |
JP6497343B2 (ja) * | 2015-12-14 | 2019-04-10 | トヨタ自動車株式会社 | 車両のサスペンション構造 |
US9873303B2 (en) * | 2016-03-22 | 2018-01-23 | Tenneco Automotive Operating Company Inc. | Damper having reinforced catcher |
US10086869B2 (en) | 2016-06-22 | 2018-10-02 | Tenneco Automotive Operating Company Inc. | Steering stabilizer for a motor vehicle |
JP1569422S (ja) * | 2016-09-30 | 2017-02-13 | ||
JP1570404S (ja) * | 2016-09-30 | 2017-02-27 | ||
US10471793B2 (en) * | 2016-10-12 | 2019-11-12 | Ford Global Technologies, Llc | Seat mounts for side load spring on a twist beam axle |
IT201600106303A1 (it) * | 2016-10-21 | 2018-04-21 | Sistemi Sospensioni Spa | Piatto di appoggio della molla per ammortizzatore strutturale. |
JP6169769B1 (ja) * | 2016-10-31 | 2017-07-26 | 株式会社ショーワ | リバウンドスプリング構造 |
JP6745213B2 (ja) * | 2016-12-28 | 2020-08-26 | 株式会社ショーワ | スプリングシート構造 |
JP1591737S (ja) * | 2017-04-28 | 2017-11-27 | ||
JP1591736S (ja) * | 2017-04-28 | 2017-11-27 | ||
DE102017129084A1 (de) * | 2017-12-07 | 2019-06-06 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Bauteil, geeignet für eine Presspassung |
CN108237860A (zh) * | 2018-02-05 | 2018-07-03 | 芜湖安博帝特工业有限公司 | 一种改进型弹簧盘及其生产方法 |
KR102062876B1 (ko) * | 2018-04-13 | 2020-01-06 | 이상욱 | 차량 현가장치용 코일스프링 지지대 |
JP7033054B2 (ja) * | 2018-12-17 | 2022-03-09 | Kyb株式会社 | スプリングガイド及びサスペンション装置 |
JP7389674B2 (ja) | 2020-02-10 | 2023-11-30 | カヤバ株式会社 | スプリングガイド及びサスペンション装置 |
US20210300139A1 (en) * | 2020-03-27 | 2021-09-30 | Fox Factory, Inc. | Wear sleeve for a shock body |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5546802U (ja) * | 1978-09-21 | 1980-03-27 | ||
JPH0736711U (ja) * | 1993-12-24 | 1995-07-11 | 日本発条株式会社 | 安全靴用先芯 |
EP0780250B1 (fr) * | 1995-12-19 | 2003-04-02 | COMPAGNIE GENERALE DES ETABLISSEMENTS MICHELIN-MICHELIN & CIE | Réglage précis d'une jambe de force de suspension MacPherson: moyens de réglage sur la jambe et banc de mesure |
JPH11294511A (ja) * | 1998-04-10 | 1999-10-29 | Unisia Jecs Corp | 車両用サスペンション装置 |
US6079700A (en) * | 1998-10-09 | 2000-06-27 | Chrysler Corporation | Vehicle shock absorber spring seat pad having a spring--containment peripheral flange |
US6155544A (en) * | 1998-10-09 | 2000-12-05 | Chrysler Corporation | Vehicle shock absorber and strut damper spring seat pad having a discontinuous spring seat surface |
US6398201B1 (en) * | 1998-10-09 | 2002-06-04 | Daimlerchrysler Corporation | Vehicle shock absorber pad having a spring containment flange |
DE10120415C1 (de) * | 2001-04-26 | 2002-10-10 | Zf Sachs Ag | Federträger |
JP2003343634A (ja) * | 2002-05-24 | 2003-12-03 | Showa Corp | 緩衝器のダストカバー受け構造 |
JP2005256963A (ja) * | 2004-03-11 | 2005-09-22 | Showa Corp | 油圧緩衝器のばね受構造 |
JP2009056852A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-19 | Tokai Rubber Ind Ltd | ロアインシュレータ |
US8382080B2 (en) * | 2008-08-11 | 2013-02-26 | GM Global Technology Operations LLC | Cord reinforced resilient membrane |
FR2936580B1 (fr) * | 2008-09-26 | 2013-03-22 | Skf Ab | Butee de suspension et jambe de force associee |
JP5131925B2 (ja) * | 2008-12-19 | 2013-01-30 | ダイハツ工業株式会社 | 車両の懸架装置 |
JP5200945B2 (ja) * | 2009-01-13 | 2013-06-05 | マツダ株式会社 | 自動車のサスペンション装置 |
DE102010028290B4 (de) * | 2010-04-28 | 2019-01-31 | Zf Friedrichshafen Ag | Federteller |
US9802454B2 (en) * | 2014-07-28 | 2017-10-31 | Tenneco Automotive Operating Company Inc. | Plastic spring seat having integrated crash member |
DE112014007131T5 (de) * | 2014-11-04 | 2017-07-20 | Nv Bekaert Sa | Verstärkungsgewebe zum Verstärken eines schlagfesten oder strukturellen Verbundteils |
US9849746B2 (en) * | 2014-11-04 | 2017-12-26 | Tenneco Automotive Operating Company Inc. | Impact reinforced composite spring seat for a shock absorber |
-
2013
- 2013-09-06 JP JP2013185525A patent/JP6240442B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2014
- 2014-09-04 CN CN201480049302.6A patent/CN105518335B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2014-09-04 WO PCT/JP2014/073338 patent/WO2015034003A1/ja active Application Filing
- 2014-09-04 DE DE112014003610.2T patent/DE112014003610T5/de not_active Withdrawn
-
2016
- 2016-03-04 US US15/061,332 patent/US9950583B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015052355A (ja) | 2015-03-19 |
US9950583B2 (en) | 2018-04-24 |
US20160185177A1 (en) | 2016-06-30 |
WO2015034003A1 (ja) | 2015-03-12 |
DE112014003610T5 (de) | 2016-05-12 |
CN105518335B (zh) | 2018-08-28 |
CN105518335A (zh) | 2016-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6240442B2 (ja) | スプリングシート | |
US9694638B2 (en) | Spring rubber seat and strut-type suspension | |
JP4597723B2 (ja) | 油圧緩衝器のスプリングシート構造 | |
JP2007196982A (ja) | ストラットマウント | |
JP6434750B2 (ja) | スプリングシート | |
JP6482209B2 (ja) | 懸架装置およびカバー部材 | |
US9399381B2 (en) | Vehicle suspension device | |
JP2015500170A (ja) | 取り付けられたランド/段を有するスプリングシート | |
JP4367835B2 (ja) | 油圧緩衝器の懸架ばね支持構造 | |
JP6482212B2 (ja) | スプリングシート | |
JP2010164071A (ja) | 自動車のサスペンション装置 | |
JP6745213B2 (ja) | スプリングシート構造 | |
JP2013011295A (ja) | 車両用サスペンション装置のスプリングユニット | |
US20170120708A1 (en) | Vehicle spring assembly | |
JP5761513B2 (ja) | ストラットマウント構造 | |
JP4156201B2 (ja) | 油圧緩衝器の懸架ばね脱落防止構造 | |
JP2005188591A (ja) | スプリングシート | |
JP2005201307A (ja) | スプリングシート | |
KR100811722B1 (ko) | 쇽업소버의 인슐레이터 조립체 | |
JP4167616B2 (ja) | サスペンション内蔵ホイール | |
JP2010276137A (ja) | ストラットマウント | |
JP4198611B2 (ja) | スプリングシート | |
JP2005256964A (ja) | 油圧緩衝器のばね受構造 | |
JP5912892B2 (ja) | 懸架装置 | |
JP2005256963A (ja) | 油圧緩衝器のばね受構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160330 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161206 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170113 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170613 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170828 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20170905 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171010 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171106 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6240442 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |