JP6240442B2 - スプリングシート - Google Patents

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Description

本発明は、懸架装置に備えられるスプリングの圧縮荷重を受けるスプリングシートに関する。
従来、懸架装置(サスペンション)に備えられたコイルスプリングの圧縮荷重を、金属製のスプリングシートにて受ける技術が提案されている。
例えば特許文献1には、以下の事項が記載されている。図16は、特許文献1に記載された懸架装置4の概略構成を示す図である。特許文献1に記載された車両の懸架装置4は、図16に示すように、金属製のコイルスプリング20と、緩衝器12に固定されてコイルスプリング20の圧縮荷重を受ける金属製のスプリングシート18とを備えている。この特許文献1に記載のスプリングシート18は、コイルスプリング20と車輪3との間に配置される部分は小さく、コイルスプリング20が破損した場合に、コイルスプリング20の破片が車輪3の方へ向かうのを抑制する機能を備えていない。
特開2010−144872号公報
懸架装置の軽量化を図るためには、スプリングシートの軽量化を図ることが望ましいが、スプリングシートが金属製である場合、軽量化を図り難い。また、安全性を担保するためには、スプリングシートが支持するスプリングが破損した場合に、スプリングの破片が車輪へ脱落するのを抑制することが望ましい。
本発明は、軽量化を図ることができると共に破損したスプリングが車輪へ脱落することを抑制することができるスプリングシートを提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明は、減衰装置を内蔵するシリンダに取り付けられるとともに、車体と車輪との間に配置されたスプリングの当該車輪側の端部を支持するスプリングシートであって、前記スプリングの前記車輪側の端部が載る載置部と、当該載置部よりも前記シリンダ側とは反対側に位置して当該スプリングと当該車輪との間に配置される中間部と、を有するとともに、当該載置部および当該中間部の材質が樹脂であるスプリングシート本体と、前記シリンダに固定されるとともに、少なくとも、前記載置部の前記車輪側に配置されて前記スプリングの荷重を受ける金属製の補強部材と、を備え、前記補強部材は、前記載置部の前記車輪側に配置されて前記スプリングの下端部を支持する円盤状の支持部を有して、前記中間部を支持する部位は有しておらず、前記スプリングシート本体の前記中間部は、前記載置部における、前記スプリングの下端部が前記シリンダ側とは反対側へ移動するのを抑制する部位、よりも外側に、前記シリンダの中心線方向に前記車体側に行くに従って径が徐々に拡がる拡径部を有し、前記スプリングシート本体は、前記補強部材に対して前記シリンダの周方向に回転するのを抑制する抑制部を有するスプリングシートである。スプリングの車輪側の端部が載る載置部と、スプリングと車輪との間に配置される中間部との材質が樹脂であることにより、載置部および中間部が金属製である場合と比較すると、スプリングシートが軽くなる。また、スプリングと車輪との間に中間部が配置されることにより、仮にスプリングが破損したとしても、破損したスプリングが車輪へ脱落することが抑制される。また、載置部が樹脂であるため、載置部が金属製である場合にスプリングとの接触音を抑制するなどのために必要となる載置部とスプリング間に配置される弾性部材を削減することができる。
本発明によれば、軽量化を図ることができると共に破損したスプリングが車輪へ脱落することを抑制することができるスプリングシートを提供することができる。
本実施形態に係る懸架装置の概略構成を示す図である。 (a)および(b)は、第1の実施形態に係る下スプリングシートの概略構成を示す図である。 本実施形態に係る懸架装置を車輪に取り付けた状態を示す概略図である。 (a)は、第2の実施形態に係る下スプリングシートの断面図である。(b)は、補強部材の概略構成を示す図である。 第1の変形例に係る補強部材の概略構成を示す図である。 第2の変形例に係る補強部材の概略構成を示す図である。 第2の実施形態に係る下スプリングシートの変形例を示す図である。 (a)は、第3の実施形態に係る下スプリングシートの斜視図である。(b)は、(a)のVIIIb−VIIIb部の断面図である。(c)は、(a)のVIIIc−VIIIc部の断面図である。 (a)〜(d)は、強化部材の変形例を示す図であり、図8(a)のVIIIb−VIIIb部の断面図である。 (a)〜(d)は、強化部材の変形例を示す図であり、図8(a)のVIIIc−VIIIc部の断面図である。 第2の実施形態に係る下スプリングシートの下スプリングシート本体の変形例を示す図である。 (a)および(b)は、第1の実施形態に係る下スプリングシートの変形例を示す図である。(c)および(d)は、第2の実施形態に係る下スプリングシートの下スプリングシート本体の変形例を示す図である。 (a)は、第4の実施形態に係る下スプリングシートの断面図である。(b)は、拡径部の全体と載置部とに強化部材を有する下スプリングシート本体の断面図である。 (a)〜(d)は、補強部材の変形例と第2の実施形態に係る下スプリングシート本体との様々な組み合わせを示す図である。 (a)および(b)は、補強部材の変形例と第4の実施形態に係る下スプリングシート本体との様々な組み合わせを示す図である。 特許文献1に記載された懸架装置の概略構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る懸架装置1の概略構成を示す図である。
懸架装置1は、ストラット式サスペンションであり、図1に示すように、減衰装置(不図示)を内蔵するシリンダ10と、このシリンダ10内に収納されたピストン(不図示)を支持するピストンロッド20と、を備えている。
シリンダ10は、薄肉円筒状の外シリンダ11を有し、この外シリンダ11内に、薄肉円筒状の内シリンダ(不図示)と、この内シリンダ内を往復動するピストンと、減衰力を発生する複数のバルブ装置と、を備えている。ピストンロッド20は、円柱状または円筒状の部材であり、円柱または円筒の中心線方向の一方の端部側にシリンダ10内に収納されるピストン(不図示)が取り付けられ、中心線方向の他方の端部側にナット21が取り付けられている。以下、ピストンロッド20の中心軸20aの方向(円柱または円筒の中心線方向)を、単に「上下方向」と称す場合がある。
また、懸架装置1は、シリンダ10の外側に配置されたコイルスプリング30と、シリンダ10の外周に取り付けられてコイルスプリング30の下端部を支持する下スプリングシート31と、中心線方向の他方の端部側に取り付けられてコイルスプリング30の上端部を支持する上スプリングシート36と、コイルスプリング30と上スプリングシート36との間に介在する上シートラバー37と、を備えている。コイルスプリング30は、両端部の座巻数が1/2である左巻きに、断面円形の金属線材を屈曲させることによりコイル状に成形された圧縮ばねである。下スプリングシート31については、後で詳述する。本実施形態において、上シートラバー37は、図1に示すように、コイルスプリング30の上端部と上スプリングシート36との間に介在する円環状の円環状部位371と、円環状部位371の下端部から下方に伸びる蛇腹状のダストカバー372とが連続するように一体成形されている。
また、懸架装置1は、ピストンロッド20の上端部側に取り付けられて、この懸架装置1を車両に取り付けるための車体側取付ブラケット40と、シリンダ10の下端部側に固定されて、この懸架装置1を車輪に取り付けるための車輪側取付ブラケット50と、シリンダ10における上下方向の中央部に固定されて、スタビライザー(不図示)の端部を連結するためのスタビライザー取付アーム51と、を備えている。また、懸架装置1は、上スプリングシート36と車体側取付ブラケット40の後述する下マウントベース43との間に配置された円環状のベアリング38と、上スプリングシート36に溶接され、上スプリングシート36とベアリング38との間に介在する円環状の金属板39と、を備えている。
車体側取付ブラケット40は、上下方向に並べて配置された凹状の部材と凸状の部材から構成されるステー41と、上下方向に並べて配置された上マウントベース42および下マウントベース43と、ステー41と上マウントベース42との間に設けられたマウントラバー44と、を備えている。下マウントベース43の下面には、後述するバンプラバー61を保持する凸状のバンプラバー保持部材45が溶接されている。この車体側取付ブラケット40は、ステー41がピストンロッド20の上端部に挿入されてナット21で締結されることにより、ピストンロッド20に装着される。また、車体側取付ブラケット40は、上マウントベース42および下マウントベース43に貫通されたボルト46により車体に取り付けられる。
また、懸架装置1は、シリンダ10から飛び出しているピストンロッド20の外周を囲むように配置されたバンプラバー61を備えている。バンプラバー61は、下端部(車輪側)から上端部(車体側)に向けて外径が段々と大きくなるように形成されており、上端部が、車体側取付ブラケット40のバンプラバー保持部材45の内側に嵌め込まれることでこの車体側取付ブラケット40に保持されている。
以上のように構成された懸架装置1は、車両が路面から受ける衝撃力をコイルスプリング30の弾発力により吸収するように伸縮する。そして、懸架装置1は、その伸縮に伴うピストン(不図示)の往復動時に、シリンダ10に内蔵された減衰装置が発生する減衰力により、伸縮の際に生じる振動を抑制する。
<第1の実施形態>
次に、第1の実施形態に係る下スプリングシート31について説明する。
図2(a)および図2(b)は、第1の実施形態に係る下スプリングシート31の概略構成を示す図である。図2(a)は、下スプリングシート31を上方から見た図である。図2(b)は、図2(a)のIIb−IIb部の断面図である。図2(b)には、下スプリングシート31が取り付けられるシリンダ10の外シリンダ11の形状の一部を示している。
下スプリングシート31は、コイルスプリング30の下端部を載せるための載置部311を有している。また、下スプリングシート31は、載置部311の外側に配置され、載置部311から上方に突出し、コイルスプリング30の下端部が半径方向の外側へ移動するのを抑制する外側抑制部312を有している。また、下スプリングシート31は、載置部311の内側に配置され、載置部311から上方に突出し、コイルスプリング30の下端部が半径方向の内側へ移動するのを抑制する内側抑制部313を有している。本実施形態に係るコイルスプリング30の座巻数は1/2であることから、コイルスプリング30の下端部は略180度に亘って載置部311と接触し、外側抑制部312および内側抑制部313は、略180度に亘ってコイルスプリング30の下端部が移動するのを抑制する。そして、下スプリングシート31は、外側抑制部312および内側抑制部313の開始地点に、載置部311から上方に突出する直方体状の突出部314を有している。コイルスプリング30の下端部の先端がこの突出部314に突き当たることで、コイルスプリング30の円周方向の回転が抑制される。なお、コイルスプリング30の下端部と載置部311とが接触するのは180度以外でもよい。
また、下スプリングシート31は、中心線方向に伸びる円筒状の円筒状部315と、円筒状部315における最下端部から中心線方向に対して傾斜した傾斜部316と、円筒状部315における最上端部から中心線方向に直交する方向に内側に向かう直交部317と、を有している。傾斜部316は、下方に行くに従って径が徐々に拡がるように傾斜している。直交部317には、ピストンロッド20を貫通させる貫通孔317aが形成されている。
ここで、図2(b)に示すように、シリンダ10の外シリンダ11には、下スプリングシート31の円筒状部315が嵌め合わされる嵌合部11aと、下スプリングシート31の位置を定める位置決め部11bと、が形成されている。嵌合部11aは、外シリンダ11の一般的な外周面11cの外径よりも大きな外径の外周面を有する部位であり、位置決め部11bは、嵌合部11aよりも外側へ突出した突起を有している。なお、外シリンダ11は、金属製のパイプがプレス加工されることにより成形されることを例示することができる。
下スプリングシート31の円筒状部315の内径と外シリンダ11の嵌合部11aの外径とは、円筒状部315と嵌合部11aとがしまりばめで嵌め込まれるような寸法関係である。つまり、下スプリングシート31は、円筒状部315が嵌合部11aに圧入されることで外シリンダ11に固定される。そして、下スプリングシート31の傾斜部316が外シリンダ11の位置決め部11bと接触することで、下スプリングシート31の下方への移動が抑制される。付言すれば、下スプリングシート31が外シリンダ11に圧入される際に傾斜部316が位置決め部11bに突き当たるまで圧入することで両者の上下方向の位置が定まる。あるいは、下スプリングシート31の直交部317がシリンダ10における上端面に突き当たることで両者の上下方向の位置が定まる構成としてもよい。
また、下スプリングシート31は、外側抑制部312よりも外側の外周部に、上方に行くに従って径が徐々に拡がる中間部の一例としての拡径部318を有している。
図3は、本実施形態に係る懸架装置1を車輪に取り付けた状態を示す概略図である。
図3に示すように、懸架装置1は、車輪側取付ブラケット50に取り付けたアーム101を介して、車輪110のホイール111に固定されており、車体側取付ブラケット40を介して車両の車体に取り付けられる。そして、懸架装置1が車両に取り付けられた状態において、懸架装置1の下スプリングシート31が、コイルスプリング30と車輪110のタイヤ112との間に配置される。それゆえ、たとえコイルスプリング30が破損したとしても、下スプリングシート31の拡径部318が、コイルスプリング30の破片がタイヤ112の方へ向かうのを抑制する。その結果、コイルスプリング30の破片がタイヤ112に刺さり、タイヤ112がバーストしてしまうことが抑制される。
なお、懸架装置1が車両に取り付けられた状態において、車輪110が旋回するのに伴ってシリンダ10とともに下スプリングシート31およびコイルスプリング30が回転する。
そして、以上のように構成された第1の実施形態に係る下スプリングシート31は、樹脂にて成形されている。樹脂としては、ABS、エンジニアリング・プラスチック、ポリカーボネイト、ウレタン、ナイロンであることを例示することができる。
すなわち、第1の実施形態に係る下スプリングシート31は、減衰装置(不図示)を内蔵するシリンダ10に取り付けられるとともに、車体(不図示)と車輪110との間に配置されたコイルスプリング30の車輪110側の端部を支持するスプリングシートであって、コイルスプリング30の車輪110側の端部が載る載置部311と、載置部311よりもシリンダ10側とは反対側に位置してコイルスプリング30と車輪110との間に配置される拡径部318と、を有する。そして、第1の実施形態に係る下スプリングシート31は、載置部311および拡径部318の材質が樹脂である。また、さらに載置部311に載ったコイルスプリング30の移動を抑制する外側抑制部312,内側抑制部313を有し、外側抑制部312および内側抑制部313が樹脂である。そして、下スプリングシート31は、シリンダ10に圧入されて固定される。
なお、下スプリングシート31は、外側抑制部312、内側抑制部313および突出部314を備えていなくてもよい。
下スプリングシート31を樹脂にて成形することで、下スプリングシート31を金属にて成形するのと比較すると、下スプリングシート31の軽量化を図ることができ、ひいては懸架装置1の軽量化を図ることができる。また、下スプリングシート31の材料として樹脂を採用することで、成形型を用いて任意の形状に成形することができるので、たとえ、外側抑制部312、内側抑制部313および突出部314などを有する凹凸のある形状であったとしても容易に成形することができる。つまり、下スプリングシート31が金属である場合には、例えば板金をプレス加工することで凹凸をつけるため、多数の金型および多数の工程が必要となる。しかしながら、下スプリングシート31の材料として樹脂を用いることで射出成形(インジェクション成形)にて成形することができるので、凹凸を有する複雑な形状であったとしても、金属の場合よりも容易に成形することができる。また、樹脂を用いることで下スプリングシート31の形状の自由度も高まるので、外側抑制部312および内側抑制部313や、外側抑制部312と内側抑制部313との間の載置部311の形状をコイルスプリング30の下端部の形状に精度高く合わせることができる。それゆえ、コイルスプリング30と下スプリングシート31との間に、例えば砂などが入り込むことを抑制することができる。また、下スプリングシート31が金属である場合には、コイルスプリングと直接接触することに起因する音を抑制するなどのためには、下スプリングシートとコイルスプリングとの間にゴムなどの弾性部材を設ける必要がある。しかしながら、本実施形態では、下スプリングシート31の材料として樹脂を用いることで、弾性部材を削減することができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態に係る下スプリングシート32について説明する。
図4(a)は、第2の実施形態に係る下スプリングシート32の断面図である。図4(b)は、後述する補強部材70の概略構成を示す図である。図4(a)は、図2(a)のIIb−IIb部の断面図である。
第2の実施形態に係る下スプリングシート32は、樹脂製の下スプリングシート本体320に加えて、この下スプリングシート本体320とシリンダ10の外シリンダ11との間に介在する金属製の補強部材70を備えている点が第1の実施形態の構成とは異なる。以下では、第1の実施形態と異なる点について記載し、同じ点については省略する。
補強部材70は、中心線方向に伸びる円筒状の円筒状部701と、円筒状部701における最下端部から中心線方向に対して傾斜した傾斜部702と、傾斜部702における最外径部から中心線方向に直交する方向に外側に向かい、コイルスプリング30の下端部を支持する支持部703と、を有している。
円筒状部701の内径と外シリンダ11の嵌合部11aの外径とは、円筒状部701と嵌合部11aとがしまりばめで嵌め込まれるような寸法関係である。つまり、補強部材70は、円筒状部701が嵌合部11aに圧入されることで外シリンダ11に固定される。
傾斜部702は、中心線方向の一方の端部側に行くに従って径が徐々に拡がるように傾斜している。この傾斜部702が外シリンダ11の位置決め部11bと接触することで、補強部材70の下方への移動が抑制される。付言すれば、補強部材70が外シリンダ11に圧入される際に傾斜部702が位置決め部11bに突き当たるまで圧入することで両者の上下方向の位置が定まる。
支持部703は、基本的には円盤状の部位であり、その外径Doは、コイルスプリング30の中心径Dcよりも大きい(Do>Dc)。そして、支持部703には、周方向に等間隔に複数(本実施形態においては6つ)の凹部704が形成されている。
下スプリングシート本体320は、第1の実施形態に係る下スプリングシート31が有する載置部311、外側抑制部312、内側抑制部313、突出部314、円筒状部315、傾斜部316、直交部317および拡径部318と、それぞれ同じ機能の載置部321、外側抑制部322、内側抑制部323、突出部(不図示)、円筒状部325、傾斜部326、直交部327および拡径部328を有する。ただし、載置部321、円筒状部325および傾斜部326における外シリンダ11側の形状は、補強部材70の外形に沿う形状に成形されている。ゆえに、載置部321における下端面には、補強部材70の支持部703の凹部704に嵌まり込む凸部329が凹部704と同数設けられている。つまり、下スプリングシート本体320と補強部材70との間には下スプリングシート本体320が補強部材70に対してシリンダ10の周方向に回転するのを抑制する凸部329および凹部704が設けられている。
すなわち、第2の実施形態に係る下スプリングシート32は、コイルスプリング30の車輪110側の端部が載る載置部321と、載置部321よりもシリンダ10側とは反対側に位置してコイルスプリング30と車輪110との間に配置される拡径部328と、を有するとともに、これらの材質が樹脂である下スプリングシート本体320を備えている。また、下スプリングシート32は、更に、少なくとも、載置部321の車輪110側に、コイルスプリング30の荷重を受ける金属製の補強部材70を備えている。そして、下スプリングシート32は、補強部材70がシリンダ10に圧入されて固定され、下スプリングシート本体320が補強部材70に対してシリンダ10の周方向に回転するのが抑制されるので、下スプリングシート32は、シリンダ10とともに旋回する。
以上のように構成された、第2の実施形態に係る下スプリングシート32においては、補強部材70の円筒状部701が外シリンダ11の嵌合部11aに圧入されることで補強部材70が外シリンダ11に固定され、下スプリングシート本体320が補強部材70の外側に嵌め込まれる。その際、下スプリングシート本体320の凸部329が補強部材70の凹部704と位置が合うように位置決めされる。
このような第2の実施形態の構成においては、金属製の補強部材70の支持部703の外径Doはコイルスプリング30の中心径Dcよりも大きいため、たとえコイルスプリング30の荷重が大きく樹脂製の下スプリングシート本体320が破損したとしても、コイルスプリング30の下端部を支持し、コイルスプリング30の脱落を防止することができる。また、下スプリングシート本体320の凸部329が補強部材70の凹部704に嵌まり込んで両者の位置決めが行われているので、下スプリングシート本体320がコイルスプリング30から円周方向に回転する力を受けて回転することを抑制することができる。また、コイルスプリング30の圧縮荷重を受ける補強部材70の支持部703に、円周方向に複数の凹部704を設けているので剛性が高く、補強部材70は破損し難い。
また、下スプリングシート本体320が樹脂にて成形されることで、補強部材70と下スプリングシート本体320とを一体的に金属にて成形するのと比較すると、懸架装置1の軽量化を図ることができる。また、コイルスプリング30と下スプリングシート32との間に、例えば砂などが入り込むことを抑制することができるのも第1の実施形態に係る下スプリングシート31と同様である。また、下スプリングシート32が金属である場合にコイルスプリング30との接触音を抑制するなどのために必要となる弾性部材を削減することができるのも第1の実施形態に係る下スプリングシート31と同様である。また、下スプリングシート32の拡径部328がコイルスプリング30とタイヤ112との間に配置されるため、たとえコイルスプリング30が破損したとしても、その破片によりタイヤ112がバーストしてしまうことを抑制することができるのも第1の実施形態に係る下スプリングシート31と同様である。
なお、下スプリングシート本体320が補強部材70に対してシリンダ10の周方向に回転するのを抑制することができるのであれば、特に、図4(b)を用いて説明した補強部材70の凹部704と、下スプリングシート本体320の凸部329との構成に限定されない。補強部材70の変形例については後で詳述する。また、下スプリングシート本体320が補強部材70に対してシリンダ10の周方向に回転するのを抑制することができるのであれば、凹部704、凸部329などの回転抑制手段を設ける必要はない。
〔補強部材の変形例〕
図5は、第1の変形例に係る補強部材71の概略構成を示す図である。
第1の変形例に係る補強部材71は、上述した補強部材70が有する円筒状部701、傾斜部702および支持部703と、それぞれ同じ機能の円筒状部711、傾斜部712および支持部713を有する。そして、第1の変形例に係る補強部材71の支持部713は、外周部の形状が多角形である点が上述した補強部材70とは異なる。なお、図5においては図示していないが、支持部713に上述した凹部704を形成してもよい。
そして、この第1の変形例に係る補強部材71の外側に嵌め込まれる下スプリングシート本体320の載置部321における下端面に、第1の変形例に係る補強部材71の支持部713の外周部の形状に沿う凹部(不図示)を設ける。
これらにより、第1の変形例に係る補強部材71の支持部713が下スプリングシート32の載置部321の下端面の内側(凹部)に嵌まり込んで両者の位置決めが行われるので、下スプリングシート本体320がコイルスプリング30から円周方向に回転する力を受けて補強部材71に対して回転することが抑制される。また、第1の変形例に係る補強部材71の支持部713の外周部の形状が多角形であるため、外周部が円弧状である場合と比べると、下スプリングシート32の軽量化を図ることができる。
図6は、第2の変形例に係る補強部材72の概略構成を示す図である。
第2の変形例に係る補強部材72は、上述した補強部材70が有する円筒状部701、傾斜部702および支持部703と、それぞれ同じ機能の円筒状部721、傾斜部722および支持部723を有する。そして、第2の変形例に係る補強部材72の支持部723の形状が、外周部から内径側(中心線側)に切り欠かれた切欠部725が周方向に等間隔に5つ形成されている点が補強部材70とは異なる。なお、図6においては図示していないが、支持部723に凹部704を形成してもよい。
そして、この第2の変形例に係る補強部材72の外側に嵌め込まれる下スプリングシート32の載置部321における下端面に、第2の変形例に係る補強部材72の支持部723の外形形状に沿う凹部(不図示)を設ける。
これらにより、第2の変形例に係る補強部材72の支持部723が下スプリングシート32の載置部321の下端面の内側(凹部)に嵌まり込んで両者の位置決めが行われるので、下スプリングシート本体320がコイルスプリング30から円周方向に回転する力を受けて補強部材71に対して回転することが抑制される。また、第2の変形例に係る補強部材72の支持部723の外周部に切欠部725が形成されているため、外周部が円弧状である場合と比べると、下スプリングシート32の軽量化を図ることができる。
なお、図6には、支持部723の外周部に5つの切欠部725が形成されている補強部材72を示しているが、切欠部725の個数は5つに限定されない。また、切欠部725の形状、大きさも、図6に示した形状、大きさに限定されない。
〔下スプリングシートの変形例〕
図7は、下スプリングシート本体320と補強部材70〜72のいずれかを備える下スプリングシート32の変形例を示す図である。
上述した構成においては、下スプリングシート本体320と補強部材70〜72それぞれとを別体としているが、下スプリングシート本体320と補強部材70〜72それぞれとを一体成形してもよい。つまり、補強部材70〜72のいずれかを成形型にセットした状態で、下スプリングシート本体320の材料である樹脂を成形型に充填することにより補強部材70〜72のいずれかをインサート成形してもよい。図7は、下スプリングシート本体320と補強部材70とを一体成形した下スプリングシート32の断面図である。
かかる構成であっても上述したのと同様の効果を奏することができる。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態に係る下スプリングシート33について説明する。
図8(a)は、第3の実施形態に係る下スプリングシート33の斜視図である。図8(b)は、図8(a)のVIIIb−VIIIb部の断面図である。図8(c)は、図8(a)のVIIIc−VIIIc部の断面図である。
第3の実施形態においては、下スプリングシート33が、第1の実施形態に係る下スプリングシート31に対して、拡径部318の外周部に、この拡径部318を補強する補強部330を有する点が異なる。以下では、第1の実施形態と異なる点について記載し、同じ点については省略する。
第3の実施形態に係る下スプリングシート33は、拡径部318に、外周部から上方に延びた補強部330を設けている。そして、拡径部318には、下スプリングシート33のベースの材料である樹脂よりも高強度の材料にて成形された強化部材331が鋳込まれている。つまり、拡径部318に、強化部材331がインサート成形されている。本実施形態において、拡径部318、拡径部318の一部である補強部330が、本発明に係る『中間部』に相当する。図8(b)、図8(c)には、拡径部318の補強部330に、強化部材331が鋳込まれている態様を示している。強化部材331の材質としては、例えば、金属、グラファイト、下スプリングシート33のベースの樹脂材よりも高強度の樹脂であることを例示することができる。図8(b)、図8(c)に示した強化部材331は、金属製の線材であり、周方向に伸びるように配置された強化部材331が上下方向に複数(図8においては3つ)、等間隔に並べて配置されている。なお、第3の実施形態に係る下スプリングシート33を成形する際には、強化部材331を成形型にセットした状態で、ベースとなる樹脂を成形型に充填することにより成形する。
すなわち、第3の実施形態に係る下スプリングシート33は、コイルスプリング30の下端部が載る載置部311と、載置部311よりもシリンダ10側とは反対側に位置してコイルスプリング30と車輪110との間に配置される拡径部318と、を有するとともに、載置部311および拡径部318の材質が樹脂であり、拡径部318は、載置部311および拡径部318の材質よりも強度が大きな材質で成形された強化部材311を有する。そして、下スプリングシート33は、シリンダ10に圧入されて固定される。
そして、以上のように構成された第3の実施形態に係る下スプリングシート33においては、たとえコイルスプリング30が破損してその破片がタイヤ112の方へ勢いよく向かったとしても、高強度の材料にて成形された強化部材331を内部に含む拡径部318を有するので、下スプリングシート33自体が破損することが、より確実に抑制される。それゆえ、第3の実施形態に係る下スプリングシート33を用いることで、コイルスプリング30の破片がタイヤ112に刺さり、タイヤ112がバーストしてしまうことを、より確実に抑制することができる。
また、下スプリングシート33が樹脂にて成形されることで、下スプリングシート33を金属にて成形するのと比較すると、懸架装置1の軽量化を図ることができるとともに容易に成形することができるのは第1の実施形態に係る下スプリングシート31と同様である。また、コイルスプリング30と下スプリングシート33との間に、例えば砂などが入り込むことを抑制することができるのも第1の実施形態に係る下スプリングシート31と同様である。
〔強化部材の変形例〕
図9(a)〜図9(d)は、強化部材331の変形例を示す図であり、図8(a)のVIIIb−VIIIb部の断面図である。
図10(a)〜図10(d)は、強化部材331の変形例を示す図であり、図8(a)のVIIIc−VIIIc部の断面図である。
強化部材331の形状、位置および個数は特に限定されない。図9(a)、図9(b)および図10(a)に示すように、強化部材331は、直方体状であってもよい。また、図9(c)、図10(b)および図10(c)に示すように、強化部材331は、メッシュ状(網状)や格子状に織り込んでもよい。また、図10(d)に示すように、線材である強化部材331を、周方向だけでなく、上下方向に伸びるように配置した強化部材331を周方向に複数、等間隔に並べて配置してもよい。また、強化部材331を配置する位置は、図9(a)に示したような、補強部330の中央に限定されず、図9(b)に示すような、補強部330における中心線側(内側)の部位や、補強部330における外側の部位であってもよい。また、図9(d)に示すように、強化部材331を配置する位置は、補強部330内部のみに限らず、拡径部318の全体に設けてもよい。
〔強化部材を配置する部位の変形例〕
図11(a)は、第1の実施形態に係る下スプリングシート31の変形例を示す図である。図11(b)は、第2の実施形態に係る下スプリングシート32の下スプリングシート本体320の変形例を示す図である。
図11(a)に示すように、第1の実施形態に係る下スプリングシート31の拡径部318に、上述した強化部材331を鋳込んでもよい。言い換えれば、第1の実施形態に係る下スプリングシート31の拡径部318が、上述した強化部材331を有していてもよい。拡径部318が有する強化部材331の、形状、大きさおよび個数は特に限定されず、例えば、図9、図10に示すような変形例を適用してもよい。
同様に、図11(b)に示すように、第2の実施形態に係る下スプリングシート本体320の拡径部328に、上述した強化部材331を鋳込んでもよい。言い換えれば、第2の実施形態に係る下スプリングシート本体320の拡径部328が、強化部材331を有していてもよい。拡径部328が有する強化部材331の、形状、大きさおよび個数は特に限定されず、例えば、図9、図10に示すような変形例を適用してもよい。
このように構成することにより、たとえコイルスプリング30が破損したとしても、強化部材331を有する拡径部318あるいは拡径部328が、コイルスプリング30の破片がタイヤ112の方へ向かうのをより確実に抑制する。その結果、コイルスプリング30の破片がタイヤ112に刺さり、タイヤ112がバーストしてしまうことをより確実に抑制する。
図12(a)および図12(b)は、第1の実施形態に係る下スプリングシート31の変形例を示す図である。図12(c)および図12(d)は、第2の実施形態に係る下スプリングシート32の下スプリングシート本体320の変形例を示す図である。
図12(a)に示すように、第1の実施形態に係る下スプリングシート31の載置部311が、上述した強化部材331を有していてもよい。また、図12(b)に示すように、第1の実施形態に係る下スプリングシート31の載置部311および拡径部318が、上述した強化部材331を有していてもよい。また、図12(c)に示すように、第2の実施形態に係る下スプリングシート本体320の載置部321が、強化部材331を有していてもよい。また、図12(d)に示すように、第2の実施形態に係る下スプリングシート本体320の載置部321および拡径部328が、強化部材331を有していてもよい。載置部311,載置部321が有する強化部材331の、形状、大きさおよび個数は特に限定されず、例えば、図9、図10に示すような変形例を適用してもよい。
載置部311,321に強化部材331を有することにより、コイルスプリング30の荷重が大きくても、第1の実施形態に係る下スプリングシート31や第2の実施形態に係る下スプリングシート本体320が破損することを抑制することができる。また、拡径部318,328に強化部材331を有することにより、たとえコイルスプリング30が破損したとしても、コイルスプリング30の破片がタイヤ112の方へ向かうのをより確実に抑制する。その結果、コイルスプリング30の破片がタイヤ112に刺さり、タイヤ112がバーストしてしまうことをより確実に抑制する。
〔補強部の変形例〕
上述した第3の実施形態に係る下スプリングシート33の補強部330は、拡径部318と連続するように一体的に成形したが、特にかかる態様に限定されず、拡径部318などの下スプリングシート33の他の部位と別体でもよい。下スプリングシート33とは別に成形した物を、下スプリングシート33の拡径部318に後から接着してもよいし、嵌め込んでもよい。なお、拡径部318についても、載置部311、傾斜部316、円筒状部315、直交部317等と別体に成形し、後に、拡径部318を載置部311に接合してもよい。
<第4の実施形態>
次に、第4の実施形態に係る下スプリングシート34について説明する。
図13(a)は、第4の実施形態に係る下スプリングシート34の断面図である。
第4の実施形態に係る下スプリングシート34は、樹脂製の下スプリングシート本体340と、この下スプリングシート本体340とシリンダ10の外シリンダ11との間に介在する第2の実施形態に係る補強部材70と、を備え、下スプリングシート本体340に第3の実施形態に係る補強部330が設けられている点が第1の実施形態の構成とは異なる。言い換えれば、第4の実施形態に係る下スプリングシート34は、第2の実施形態に係る下スプリングシート32に対して、第4の実施形態に係る下スプリングシート本体340が、第3の実施形態に係る補強部330を有している点が異なる。
より具体的には、下スプリングシート本体340は、第2の実施形態に係る下スプリングシート32が有する載置部321、外側抑制部322、内側抑制部323、突出部324、円筒状部325、傾斜部326、直交部327、拡径部328および凸部329と、それぞれ同じ機能の載置部341、外側抑制部342、内側抑制部343、突出部(不図示)、円筒状部345、傾斜部346、直交部347、拡径部348および凸部349を有する。そして、下スプリングシート本体340は、拡径部348の最外周部から上方に延びた補強部330を有し、補強部330および拡径部348の少なくともいずれかには、下スプリングシート本体340のベースの材料である樹脂よりも高強度の材料にて成形された強化部材331が鋳込まれている。
以上のように構成された第4の実施形態に係る下スプリングシート34においては、金属製の補強部材70の支持部703の外径Doはコイルスプリング30の中心径Dcよりも大きいため、たとえコイルスプリング30の荷重が大きく樹脂製の下スプリングシート本体340が破損したとしても、コイルスプリング30の下端部を支持し、コイルスプリング30の脱落を防止することができる。また、たとえコイルスプリング30が破損してその破片がタイヤ112の方へ勢いよく向かったとしても、高強度の材料にて成形された強化部材331を内部に含む拡径部348を有するので、下スプリングシート本体340自体が破損することが、より確実に抑制される。それゆえ、第4の実施形態に係る下スプリングシート34を用いることで、コイルスプリング30の破片がタイヤ112に刺さり、タイヤ112がバーストしてしまうことを、より確実に抑制することができる。
また、下スプリングシート本体340が樹脂にて成形されることで、補強部材70のみならず下スプリングシート本体340を金属にて成形するのと比較すると、下スプリングシート34および懸架装置1の軽量化を図ることができるとともに容易に成形することができるのは第1の実施形態に係る下スプリングシート31と同様である。また、コイルスプリング30と下スプリングシート34との間に、例えば砂などが入り込むことを抑制することができるのも第1の実施形態に係る下スプリングシート31と同様である。
なお、下スプリングシート本体340の載置部341が、上述した強化部材331を有していてもよい。図13(b)は、拡径部348の全体と載置部341とに強化部材331を有する下スプリングシート本体340の断面図である。載置部341が有する強化部材331の、形状、大きさおよび個数は特に限定されず、例えば、図9、図10に示すような変形例を適用してもよい。
このように構成することにより、コイルスプリング30の荷重が大きくても、第4の実施形態に係る下スプリングシート34が破損することを抑制することができる。
〔補強部材の参考例と下スプリングシート本体の変形例との様々な組み合わせ〕
図14は、補強部材70の参考例と第2の実施形態に係る下スプリングシート本体320との様々な組み合わせを示す図である。図14(a)は、補強部材70の参考例と第2の実施形態に係る下スプリングシート本体320との組み合わせを示す図である。図14(b)は、補強部材70の参考例と拡径部328に強化部材331を有する下スプリングシート本体320との組み合わせを示す図である。図14(c)は、補強部材70の参考例と載置部321に強化部材331を有する下スプリングシート本体320との組み合わせを示す図である。図14(d)は、補強部材70の参考例と拡径部328および載置部321に強化部材331を有する下スプリングシート本体320との組み合わせを示す図である。
上述した第2の実施形態に係る下スプリングシート32が有する補強部材70の参考例としては、コイルスプリング30の下端部を支持する支持部703の外周側に、この支持部703の外周端部から上方に行くに従って径が徐々に拡がる補強拡径部705を有していてもよい。そして、補強拡径部705は、図14(a)〜図14(d)に示すように、第2の実施形態に係る下スプリングシート本体320の拡径部328の下端部を支持するように成形されていることが好ましい。
図15は、補強部材70の参考例と第4の実施形態に係る下スプリングシート本体340との様々な組み合わせを示す図である。図15(a)は、補強部材70の参考例と第4の実施形態に係る下スプリングシート本体340との組み合わせを示す図である。図15(b)は、補強部材70の参考例と載置部341にも強化部材331を有する下スプリングシート本体340との組み合わせを示す図である。なお、図15(b)には、拡径部348の全体と載置部341とに強化部材331を有する下スプリングシート本体340の断面図を示している。
上述した第4の実施形態に係る下スプリングシート34が有する補強部材70の参考例としては、コイルスプリング30の下端部を支持する支持部703の外周側に、この支持部703の外周端部から上方に行くに従って径が徐々に拡がる補強拡径部705を有し、さらに補強拡径部705の上端部から上方に延びた上方部706を有していてもよい。そして、図15(a)、図15(b)に示すように、補強拡径部705は、第4の実施形態に係る下スプリングシート本体340の拡径部348の補強部下端部を支持し、上方部706は、補強部330の外側の面を支持するように成形されていることが好ましい。
このように構成することにより、たとえコイルスプリング30が破損したとしても、金属製の補強部材70に設けられた補強拡径部705あるいは上方部706が、コイルスプリング30の破片がタイヤ112の方へ向かうのをより確実に抑制する。その結果、コイルスプリング30の破片がタイヤ112に刺さり、タイヤ112がバーストしてしまうことをより確実に抑制する。
なお、上述した第1の実施形態〜第4の実施形態においては、下スプリングシート31〜34を、ストラット式サスペンションである懸架装置1に適用した例を示しているが、特に限定されない。第1の実施形態〜第4の実施形態に係る下スプリングシート31〜34を、例えばウィッシュボーン式サスペンションに適用しても上述したのと同様の効果を得ることができる。
1…懸架装置、10…シリンダ、20…ピストンロッド、30…コイルスプリング、31,32,33,34…下スプリングシート、50…車輪側取付ブラケット、70,71,72…補強部材、320,340…下スプリングシート本体、330…補強部、331…強化部材

Claims (3)

  1. 減衰装置を内蔵するシリンダに取り付けられるとともに、車体と車輪との間に配置されたスプリングの当該車輪側の端部を支持するスプリングシートであって、
    前記スプリングの前記車輪側の端部が載る載置部と、当該載置部よりも前記シリンダ側とは反対側に位置して当該スプリングと当該車輪との間に配置される中間部と、を有するとともに、当該載置部および当該中間部の材質が樹脂であるスプリングシート本体と、
    前記シリンダに固定されるとともに、少なくとも、前記載置部の前記車輪側に配置されて前記スプリングの荷重を受ける金属製の補強部材と、
    を備え、
    前記補強部材は、前記載置部の前記車輪側に配置されて前記スプリングの下端部を支持する円盤状の支持部を有して、前記中間部を支持する部位は有しておらず、
    前記スプリングシート本体の前記中間部は、前記載置部における、前記スプリングの下端部が前記シリンダ側とは反対側へ移動するのを抑制する部位、よりも外側に、前記シリンダの中心線方向に前記車体側に行くに従って径が徐々に拡がる拡径部を有し、
    前記スプリングシート本体は、前記補強部材に対して前記シリンダの周方向に回転するのを抑制する抑制部を有するスプリングシート。
  2. 前記中間部は、前記載置部および当該中間部の材質よりも強度が大きな材質で成形されて前記スプリングが前記車輪へ向かうのを抑制する強化部材を内部に有する請求項1に記載のスプリングシート。
  3. 前記中間部は、前記拡径部の内部に、当該中間部の材質よりも強度が大きな材質で成形されて前記スプリングが前記車輪へ向かうのを抑制する強化部材を有し、
    前記載置部は、前記強化部材を有しない請求項1に記載のスプリングシート。
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