JP6228476B2 - 不整地走行用の自動二輪車用タイヤ - Google Patents

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本発明は、軟弱路で優れたグリップ性能を発揮する不整地走行用の自動二輪車用タイヤに関する。
下記特許文献1には、トレッド部に複数のブロックを具えた不整地走行用の自動二輪車用タイヤが提案されている。このようなタイヤは、ブロックを路面に食い込ませ、大きな摩擦力を得る。
しかしながら、特許文献1のタイヤであっても、泥濘地、砂地又は雪路等、表面が比較的柔らかい路面(以下、軟弱路という。)でのグリップ性能については、さらなる改善の余地があった。
特開2012−46078号公報
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、タイヤ周方向に隔設されたショルダーブロックの間に補助ブロックを設けることを基本として、軟弱路でのグリップ性能を向上させた不整地走行用の自動二輪車用タイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部に、複数個のブロックが設けられたブロックパターンを有する不整地走行用の自動二輪車用タイヤであって、前記ブロックは、最もトレッド端側でタイヤ周方向に隔設されたショルダーブロックを含み、タイヤ周方向で互いに隣り合う前記ショルダーブロックの間には、前記ショルダーブロックよりもブロックの高さが小さい補助ブロックが設けられ、前記補助ブロックは、前記トレッド端を通りかつ前記ショルダーブロックの側面に沿ってタイヤ周方向にのびるトレッド端仮想面を横切ってのびていることを特徴としている。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤは、前記補助ブロックは、タイヤ軸方向にのびる第1部分と、前記第1部分のタイヤ軸方向の外側でタイヤ周方向にのびる第2部分とを含んでいるのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤは、前記補助ブロックは、タイヤ周方向で互いに隣り合う前記ショルダーブロックの隙間をタイヤ軸方向に投影したブロック間領域内からはみ出すことなく設けられているのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤは、前記補助ブロックのタイヤ軸方向の内端は、前記ショルダーブロックのタイヤ軸方向の内端よりもタイヤ軸方向外側に位置しているのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤは、前記ブロックは、前記ショルダーブロックのタイヤ軸方向内側でタイヤ周方向に隔設されたミドルブロックを含み、前記ミドルブロックは、タイヤ周方向で互いに隣り合う前記ショルダーブロックの隙間をタイヤ軸方向に投影したブロック間領域内からはみ出すことなく設けられ、前記補助ブロックのタイヤ軸方向の内端は、前記ミドルブロックに連なっているのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤは、前記トレッド部は、タイヤ回転方向が指定されたトレッドパターンを有し、前記補助ブロックは、上面から前記トレッド部の溝底面までのびかつ前記タイヤ回転方向の先着側に配された先着側の側面を有し、前記先着側の側面は、前記溝底面から前記上面側に向かって前記タイヤ回転方向の後着側に60〜90°の角度で傾けられているのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤは、トレッド部に、複数個のブロックが設けられたブロックパターンを有している。ブロックは、最もトレッド端側でタイヤ周方向に隔設されたショルダーブロックを含んでいる。タイヤ周方向で互いに隣り合うショルダーブロックの間には、ショルダーブロックよりもブロックの高さが小さい補助ブロックが設けられている。これにより、軟弱路での旋回時に接地するブロックの数が増加し、グリップ性能が高められる。しかも、補助ブロックは、ショルダーブロックよりもブロックの高さが小さいため、比較的硬質な不整地路面(以下、硬質路という)での路面との接触を防止し、ショルダーブロックの路面への食い込みを阻害せず、硬質路での旋回性能を維持する。しかも、このような補助ブロックは、走行中、ショルダーブロックとの間で泥等が保持されるのを抑制する。このため、優れた排土性が得られ、走行中のグリップ性能の低下が抑制される。
補助ブロックは、トレッド端を通りかつショルダーブロックの側面に沿ってタイヤ周方向にのびるトレッド端仮想面を横切ってのびている。このような補助ブロックは、軟弱路で車体を限界まで倒し込んだとき、路面に対して、より広くタイヤ軸方向の外側で路面に突き刺さる。このため、軟弱路での旋回時のグリップ力が高められる。
従って、本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤは、硬質路での旋回性能を維持しつつ、軟弱路で優れたグリップ性能を発揮する。
本実施形態の不整地走行用の自動二輪車用タイヤを示す断面図である。 図1のトレッド部の展開図である。 タイヤの拡大斜視図である。 (a)は、補助ブロックの拡大平面図であり、(b)は、(a)のB−B断面図である。 本発明の他の実施形態のトレッド部の展開図である。 本発明の他の実施形態のトレッド部の展開図である。 本発明の他の実施形態のトレッド部の展開図である。 本発明の他の実施形態のトレッド部の展開図である。 本発明の他の実施形態のトレッド部の展開図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1には、本実施形態の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある)1として、モトクロス競技用の後輪用タイヤが例示されている。図1は、タイヤ1の正規状態での断面図である。
前記「正規状態」は、タイヤを正規リム(図示省略)にリム組みし、かつ、正規内圧を充填した無負荷の状態である。以下、特に言及しない場合、タイヤの各部の寸法等は、この正規状態で測定された値である。
前記「正規リム」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えば、JATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
前記「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、カーカス6と、トレッド補強層7とを具えている。
カーカス6は、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至る。カーカス6は、例えば、1枚のカーカスプライ6Aにより構成されている。カーカスプライ6Aは、本体部6aと折り返し部6bとを含んでいる。本体部6aは、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4に埋設されたビードコア5に至る。折り返し部6bは、本体部6aに連なりかつビードコア5の周りで折り返されている。
カーカスプライ6Aは、例えば、タイヤ赤道Cに対して傾斜して配列されたカーカスコードを有する。本実施形態のカーカスプライ6Aは、カーカスコードがタイヤ赤道Cに対して65〜90°の角度で配列されたラジアル構造である。カーカスコードには、例えば、ナイロン、ポリエステル又はレーヨン等の有機繊維コードが好適に採用される。
本体部6aと折り返し部6bとの間には、ビードコア5からタイヤ半径方向外方に向かって先細状にのびるビードエーペックスゴム8が設けられている。ビードエーペックスゴム8は、例えば、硬質のゴムで形成されている。これにより、ビード部4が効果的に補強される。
トレッド補強層7は、例えば、カーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内方に配されている。トレッド補強層7は、例えば、1枚の補強プライ7Aからなる。補強プライ7Aには、例えば、補強コードがタイヤ赤道Cに対して傾斜して配列されている。補強コードには、例えば、アラミド又はレーヨン等の有機繊維コードが好適に採用される。
トレッド部2は、その外面がタイヤ半径方向外側に凸で湾曲している。トレッド部2のトレッド端Te、Te間のタイヤ軸方向距離であるトレッド幅TWが、タイヤ最大幅をなしている。
トレッド端Teは、舗装路走行時(車体を限界まで倒し込んだときを含む)に接地するブロック10の内、最もタイヤ軸方向外側に位置するブロックのタイヤ軸方向外側の縁10eを意味する。
図2は、図1のタイヤ1のトレッド部2の展開図であり、そのA−A断面図が図1に表されている。図2に示されるように、トレッド部2は、タイヤ回転方向Rが指定されたトレッドパターンを有している。タイヤ回転方向Rは、例えば、サイドウォール部等に文字やマークで表示されている。
トレッド部2には、複数個のブロック10が設けられている。各ブロック10は、トレッド部2の外面を形成する溝底面9から***している。本実施形態のブロック10は、例えば、センターブロック11、ショルダーブロック12、及び、ミドルブロック13を含んでいる。センターブロック11は、例えば、タイヤ赤道C上に設けられている。ショルダーブロック12は、最もトレッド端Te側に設けられている。ミドルブロック13は、センターブロック11とショルダーブロック12との間に設けられている。センターブロック11、ショルダーブロック12、及び、ミドルブロック13は、それぞれ、タイヤ周方向に隔設されている。
タイヤ周方向で互いに隣り合うショルダーブロック12、12の間には、補助ブロック20が設けられている。
図3には、補助ブロック20の拡大斜視図が示されている。図3に示されるように、補助ブロック20は、ショルダーブロック12よりもブロックの高さが小さい。
このような補助ブロック20は、硬質路では路面との接触が防止されるため、旋回時、ショルダーブロックの路面への食い込みを阻害せず、硬質路での旋回性能を維持する。一方、軟弱路では、比較的キャンバー角が小さい旋回時でも、サイドウォール部付近までタイヤが路面に埋没する。このため、軟弱路では、補助ブロック20が泥等を効果的にせん断し、より広い範囲で大きな摩擦力を発揮する。しかも、このような補助ブロック20は、走行中、ショルダーブロックとの間で泥等が保持されるのを抑制する。このため、優れた排土性が得られ、走行中のグリップ性能の低下が抑制される。
図2に示されるように、補助ブロック20は、トレッド端仮想面15を横切ってのびている。つまり、補助ブロック20は、トレッド端仮想面15からタイヤ軸方向の内側及び外側にのびている。トレッド端仮想面15は、トレッド端Teを通りかつショルダーブロック12の側面12sに沿ってタイヤ周方向にのびる仮想の面である。このような補助ブロック20は、軟弱路で車体を限界まで倒し込んだとき、路面に対して、より広くタイヤ軸方向の外側で路面に突き刺さる。このため、軟弱路での旋回時のグリップ力が高められる。
上述の効果をさらに発揮させるために、補助ブロック20は、例えば、ショルダーブロック12のブロック間領域内16からタイヤ周方向にはみ出すことなく設けられているのが望ましい。前記ブロック間領域内16は、タイヤ周方向で互いに隣り合うショルダーブロック12の隙間をタイヤ軸方向に投影した領域である。これにより、ショルダーブロック12と補助ブロック20とが協働してタイヤ軸方向に大きな摩擦力を発揮する。
図1に示されるように、補助ブロック20は、折り返し部6bの外端6eよりもタイヤ半径方向の外側に設けられているのが望ましい。これにより、タイヤの縦バネの増加が抑制され、優れたショック吸収性能が得られる。
図2に示されるように、補助ブロック20は、例えば、第1部分21と第2部分22とを含んでいる。
第1部分21は、例えば、タイヤ軸方向にのびている。第2部分22は、例えば、第1部分21のタイヤ軸方向の外側でタイヤ周方向にのびている。本実施形態の第1部分21と第2部分22とは、略T字状に連なっている。このような補助ブロック20は、タイヤ軸方向及びタイヤ周方向に対してバランス良く摩擦力を発揮する。
第1部分21は、例えば、タイヤ軸方向に沿って直線状にのびている。第1部分21は、例えば、トレッド端仮想面15を横切っている。
第1部分21のタイヤ軸方向の内端21iは、例えば、ショルダーブロック12のタイヤ軸方向の内端12iよりもタイヤ軸方向外側に位置しているのが望ましい。これにより、ブロックが泥等をタイヤ周方向にせん断するときの反力は、前記内端21iに集中せず、ショルダーブロック12に分散される。従って、前記内端21iを起点とした補助ブロック20の損傷が、効果的に抑制される。
図4(a)には、補助ブロック20の拡大平面図が示されている。図4に示されるように、第1部分21の幅W1は、好ましくは5mm以上、より好ましくは7mm以上であり、好ましくは10mm以下、より好ましくは8mm以下である。このような第1部分21は、排土性を維持しつつ、グリップ性能を高める。本実施形態の第1部分21は、略一定の幅を有している。
第1部分21のタイヤ軸方向の長さL1は、好ましくは20mm以上、より好ましくは30mm以上であり、好ましくは50mm以下、より好ましくは40mm以下である。このような第1部分21は、ブロックの損傷を抑制しつつ、優れたトラクション性能を発揮する。
第2部分22は、例えば、トレッド端仮想面15(図2に示す)よりもタイヤ軸方向外側に設けられている。第2部分22は、例えば、タイヤ周方向に沿って直線状にのびている。本実施形態では、第2部分22の幅W2は、第1部分21の幅W1と実質的に同一の範囲で定められる。第2部分22は、例えば、略一定の幅を有している。
第2部分22のタイヤ周方向の長さL2は、ショルダーブロック12のタイヤ軸方向の幅W3よりも小さいのが望ましい。第2部分22タイヤ周方向の長さL2は、好ましくはショルダーブロック12のタイヤ軸方向の幅W3(図2に示す)の0.65倍以上、より好ましくは0.70倍以上であり、好ましくは0.80倍以下、より好ましくは0.85倍以下である。このような第2部分22は、排土性を維持しつつ、旋回時のグリップ性能を高める。
図4(b)には、図4(a)の補助ブロック20のB−B断面図が示されている。図4(b)に示されるように、補助ブロック20の高さh1は、好ましくはショルダーブロック12の高さh2(図1に示す)の0.2倍以上、より好ましくは0.3倍以上であり、好ましくは0.5倍以下、より好ましくは0.4倍以下である。これにより、補助ブロック20の損傷が抑制されつつ、優れたグリップ性能が発揮される。
補助ブロック20の高さh1は、少なくとも3mm以上であるのが望ましい。このような補助ブロック20は、路面の泥等を効果的にせん断し、グリップ性能を高める。
補助ブロック20は、その上面24からトレッド部の溝底面9までのびる先着側の側面25を有する。
この側面25は、例えば、溝底面9から上面24側に向かってタイヤ回転方向Rの後着側に向かって傾けられているのが望ましい。これにより、補助ブロック20の損傷が抑制される。
溝底面9に沿った補助ブロック20の仮想の底面20dに対する、前記先着側の側面25の角度θ1は、好ましくは60°以上、より好ましくは70°以上であり、好ましくは90°以下、より好ましくは80°以下である。このような補助ブロック20は、ブロックの損傷を抑制しつつ、トラクション性能を高める。
図5乃至図9には、それぞれ、本発明の他の実施形態のトレッド部2の展開図が示されている。図5乃至図9に記載された各符号は、それぞれ、上述した各構成を指すものとする。
図5の実施形態では、ミドルブロック13がショルダーブロック12のブロック間領域16内にはみ出すことなく設けられている。しかも、補助ブロック20のタイヤ軸方向の内端20iが、ミドルブロック13に連なっている。これにより、補助ブロック20の内端20iを起点としたブロックの損傷が抑制される。しかも、このような補助ブロック20は、タイヤ軸方向に広い範囲で泥等をせん断し、優れたトラクション性能を発揮する。
図6の実施形態の補助ブロック20は、タイヤ軸方向にのびる第1部分21と、第1部分21に略L字状に連なる第2部分22とを有している。第2部分22は、第1部分21のタイヤ軸方向の外端部21oからタイヤ回転方向Rの先着側に向かってのびている。このような補助ブロック20は、第1部分21と第2部分22との間の入隅部27で泥等を捕まえ、優れたトラクション性能を発揮する。
図7の実施形態の補助ブロック20は、第1部分21のタイヤ軸方向外側に連なる第2部分22が、タイヤ回転方向Rの先着側に向かってタイヤ軸方向内側に傾斜している。このような補助ブロック20は、第1部分21と第2部分22との間の入隅部27が泥等を押し固め、大きなせん断力が得られる。このため、軟弱路での旋回時のグリップ性能が高められる。
図8の実施形態の補助ブロック20は、例えば、タイヤ軸方向に直線状にのびる第1部分21と、第1部分21のタイヤ軸方向外側でタイヤ回転方向Rの先着側に向かって緩やかに湾曲する第2部分22とを含んでいる。これにより、補助ブロック20の耐久性が維持されつつ、優れたトラクション性能が得られる。
図9の実施形態の補助ブロック20は、例えば、円弧状に湾曲している。補助ブロック20は、タイヤ軸方向の内端20iからタイヤ軸方向外側に向かって、タイヤ回転方向Rの先着側に傾斜してのびている。しかも、補助ブロック20のタイヤ軸方向に対する角度θ2は、タイヤ軸方向外側に向かって漸増している。このような補助ブロック20は、走行時、泥等をタイヤ軸方向内側に案内しつつ押し固める。このため、トラクション性能と旋回時のグリップ性能とがバランス良く高められる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1のトレッドパターンを有する不整地走行用の自動二輪車用タイヤが、表1の仕様に基づいて試作された。比較例1として、補助ブロックが設けられていないタイヤが試作された。これらのテストタイヤがテスト車両の後輪に装着され、性能がテストされた。各テストタイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
使用車両:排気量450cc 自動二輪車
タイヤサイズ:120/80−19
リムサイズ:2.15×19
内圧:80kPa
<旋回時のグリップ性能、トラクション性能、ショック吸収性能>
上記条件で、軟弱路を含む不整地のテストコースを走行したときの「旋回時のグリップ性能」、「トラクション性能」、及び、「ショック吸収性能」が、運転者の官能により評価された。結果は、比較例1の値を100とする評点であり、数値が大きい程良好であることを示す。
テストの結果を表1に示す。
Figure 0006228476
Figure 0006228476
Figure 0006228476
テストの結果、実施例のタイヤは、軟弱路で優れたグリップ性能を発揮していることが確認できた。
2 トレッド部
10 ブロック
12 ショルダーブロック
15 トレッド端仮想面
20 補助ブロック

Claims (6)

  1. トレッド部に、複数個のブロックが設けられたブロックパターンを有する不整地走行用の自動二輪車用タイヤであって、
    前記ブロックは、最もトレッド端側でタイヤ周方向に隔設されたショルダーブロックを含み、
    タイヤ周方向で互いに隣り合う前記ショルダーブロックの間には、前記ショルダーブロックよりもブロックの高さが小さい補助ブロックが設けられ、
    前記補助ブロックは、前記トレッド端を通りかつ前記ショルダーブロックの側面に沿ってタイヤ周方向にのびるトレッド端仮想面を横切ってのびていることを特徴とする不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
  2. 前記補助ブロックは、タイヤ軸方向にのびる第1部分と、前記第1部分のタイヤ軸方向の外側でタイヤ周方向にのびる第2部分とを含んでいる請求項1記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
  3. 前記補助ブロックは、タイヤ周方向で互いに隣り合う前記ショルダーブロックの隙間をタイヤ軸方向に投影したブロック間領域内からはみ出すことなく設けられている請求項1又は2記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
  4. 前記補助ブロックのタイヤ軸方向の内端は、前記ショルダーブロックのタイヤ軸方向の内端よりもタイヤ軸方向外側に位置している請求項1乃至3のいずれかに記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
  5. 前記ブロックは、前記ショルダーブロックのタイヤ軸方向内側でタイヤ周方向に隔設されたミドルブロックを含み、
    前記ミドルブロックは、タイヤ周方向で互いに隣り合う前記ショルダーブロックの隙間をタイヤ軸方向に投影したブロック間領域内からはみ出すことなく設けられ、
    前記補助ブロックのタイヤ軸方向の内端は、前記ミドルブロックに連なっている請求項1乃至のいずれかに記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
  6. 前記トレッド部は、タイヤ回転方向が指定されたトレッドパターンを有し、
    前記補助ブロックは、上面から前記トレッド部の溝底面までのびかつ前記タイヤ回転方向の先着側に配された先着側の側面を有し、
    前記先着側の側面は、前記溝底面から前記上面側に向かって前記タイヤ回転方向の後着側に60〜90°の角度で傾けられている請求項1乃至5のいずれかに記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
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