JP6227480B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複数のインバータ部等の部分回路部を一体化して有し、スナバ回路を装着することによってサージ電圧抑制が可能な半導体装置に関するものである。
従来、インバータ回路をモジュール化して内蔵するパワー半導体モジュール等の半導体装置において、インバータ回路を構成するIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor),MOSFET等のスイッチング素子はスイッチングする際にサージ電圧が発生する。このサージ電圧を抑制する目的で、例えば、特許文献1において、パワー半導体モジュールを構成するIGBTのコレクタ−エミッタ端子の直近に外部からスナバ回路を接続するようにしたパワー配線基板を有する半導体装置が提案されている。
特開平5−110215号公報
特許文献1等で開示された従来技術に関わるスナバ回路の接続については、パワー半導体モジュールの外部接続用の主端子の直近にスナバ回路が接続されているものの、パワー半導体モジュールの主端子からモジュール内の各パワー半導体チップ(IGBT,MOSFET等)それぞれの電極に至るまでの内部配線等に含まれるインダクタンス成分の影響により、スナバ回路を接続しても十分なサージ電圧抑制効果を発揮できないという問題点があった。この問題点はモジュール内に複数のインバータ部からなるインバータ回路を設けている場合に、主端子との距離が複数のインバータ部間で異なる配置となっているため、主端子との電気的接続に他のインバータ部よりも長い内部配線を必要とするインバータ部が必然的に存在することになり特に顕著になる。
この発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、モジュール内に複数のインバータ部等の複数の部分回路部を一体化した構造を採用しつつ、内部配線に含まれるインダクタンス成分の低減を図り、十分なサージ電圧抑制効果を実現可能な半導体装置を得ることを目的とする。
この発明に係る請求項1記載の半導体装置は、外部端子である第1の端子,第2の端子間に各々が電気的に接続して設けられる複数の部分回路部が一体化して構成される全体回路部を有する半導体装置であって、前記第1の端子に電気的に接続される第1の配線パターンと、前記第2の端子に電気的に接続される第2の配線パターンとを備え、前記複数の部分回路部はそれぞれ、前記第1及び第2の配線パターン上に割り当てられた複数の第1及び第2の部分回路形成領域のうち対応する第1及び第2の部分回路形成領域上に少なくとも一部が形成され、前記複数の第1の部分回路形成領域上に設けられた複数の第1の装着部と、前記複数の第2の部分回路形成領域上に設けられた複数の第2の装着部とをさらに備え、前記複数の第1及び第2の装着部はそれぞれ、各々が一方端子及び他方端子を有するスナバ回路の一方端子を第1の装着部に装着し、他方端子を第2の装着部に装着するように構成されることにより、複数の第1及び第2の装着部間に1対1に対応して複数のスナバ回路を装着するためのスナバ回路装着構造を有し、前記スナバ回路の一方端子及び他方端子のうち少なくとも一つの端子にリアクトル部が設けられ、前記複数の第1及び第2の装着部は、スナバ回路の一方端子に代えて前記リアクトル部を第1の装着部に装着する第1のリアクトル部装着、及び、他方端子に代えて前記リアクトル部を第2の装着部に装着する第2のリアクトル部装着のうち、少なくとも一つのリアクトル部装着を実現するリアクトル部装着構造を有することを特徴とする
この発明に係る請求項1記載の本願発明である半導体装置において、複数の第1及び第2の部分回路領域上に設けられた複数の第1及び第2の装着部はそれぞれ、スナバ回路の一方端子を第1の装着部に装着し、他方端子を第2の装着部に装着するように構成されることにより、複数の第1及び第2の装着部間に1対1に対応して複数のスナバ回路を装着するためのスナバ回路装着構造を有することを特徴としている。
請求項1記載の本願発明は上記特徴を有することにより、一体化した複数の部分回路部それぞれに対応して、比較的短い内部配線のみを介する配線態様で対応するスナバ回路を対応する第1及び第2の装着部によって取り付けることができる。
その結果、スナバ回路によるサージ電圧抑制機能を対応する部分回路部に効果的に働かせることができるため、複数の部分回路部それぞれに対する高いサージ電圧抑制効果を均一性良く発揮させることができる。
この発明の実施の形態1であるパワー半導体モジュールにおけるインバータ回路の回路構成を示す説明図である。 実施の形態1のパワー半導体モジュールにおけるインバータ回路の実配線構造等を模式的に示す説明図である。 実施の形態1における上段装着部と下段装着部とによるスナバ回路の装着状況を模式的に示す説明図である。 実施の形態2のパワー半導体モジュールにおける上段装着部と下段装着部とによるスナバ回路の装着状況の断面構造を示す説明図である。 実施の形態2における上段装着部と下段装着部とによるスナバ回路の装着状況を模式的に示す斜視図である。 実施の形態3のパワー半導体モジュールにおける上段装着部と下段装着部とによるスナバ回路の装着状況の断面構造を模式的に示す説明図である。 実施の形態3における上段装着部と下段装着部とによるスナバ回路の装着状況を模式的に示す斜視図である。 実施の形態4のパワー半導体モジュールにおける上段装着部と下段装着部とによるスナバ回路の装着状況の断面構造を模式的に示す説明図である。 実施の形態4における上段装着部と下段装着部とによるスナバ回路の装着状況を模式的に示す斜視図である。 実施の形態5のパワー半導体モジュールにおける上段装着部によるスナバ回路の非装着状態を模式的に示す斜視図である。 実施の形態5のパワー半導体モジュールにおける上段装着部によるスナバ回路の装着状態を模式的に示す斜視図である。 実施の形態6のパワー半導体モジュールにおける上段装着部の構造を模式的に示す斜視図である。 実施の形態6のパワー半導体モジュールにおける導電部材の挿入時における上段装着部の構造を模式的に示す斜視図である。 この発明の実施の形態7であるパワー半導体モジュールの回路構成を模式的に示す説明図である。 実施の形態8のパワー半導体モジュールにおける上段装着部によるスナバ回路のリアクトルの装着状況を模式的に示す説明図である。 従来のパワー半導体モジュールにおけるスナバ回路装着例を模式的に示す説明図である。
<実施の形態1>
図1及び図2はこの発明の実施の形態1であるパワー半導体モジュール(半導体装置)におけるインバータ回路10の構成を示す説明図であり、図1はインバータ回路10の回路構成を模式的に示しており、図2はインバータ回路10の実配線構造等を模式的に示している。
これらの図に示すように、インバータ回路10(全体回路部)は、各々が一単位のインバータ部を構成する3つのアーム部(部分回路部)である、U相回路部5U、V相回路部5V及びW相回路部5Wから構成されている。
U相回路部5UはIGBT11及び21並びにダイオードD11及びD21から構成され、V相回路部5VはIGBT12及び22並びにダイオードD12及びD22から構成され、W相回路部5WはIGBT13及び23及びダイオードD13及びD23から構成される。
U相回路部5Uにおいて、IGBT11及び21が直列に接続され、IGBT11及び21のコレクタ(電極),エミッタ(電極)間にエミッタ側をアノード(電極)としたダイオードD11及びD21が介挿される。V相回路部5Vにおいて、IGBT12及び22が直列に接続され、IGBT12及び22のコレクタ,エミッタ間にエミッタ側をアノードとしたダイオードD12及びD22が介挿される。W相回路部5Wにおいて、IGBT13及び23が直列に接続され、IGBT13及び23のコレクタ,エミッタ間にエミッタ側をアノードとしたダイオードD13及びD23が介挿される。
U相回路部5UにおけるIGBT11のコレクタ及びダイオードD11のカソード(電極)の接続点であるノードN11、V相回路部5VにおけるIGBT12のコレクタ及びダイオードD12のカソードの接続点であるノードN12、並びにW相回路部5WにおけるIGBT13のコレクタ及びダイオードD13のカソードの接続点であるノードN13が共通に外部端子であるP端子1(第1の端子)に接続される。そして、ノードN11〜N13に電気的に接続して装着部P11〜P13が設けられる。
U相回路部5UにおけるIGBT21のエミッタ及びダイオードD21のアノードとの接続点であるノードN21、V相回路部5VにおけるIGBT22のエミッタ及びダイオードD22のアノードの接続点であるノードN22、並びにW相回路部5WにおけるIGBT23のエミッタ及びダイオードD23のアノードの接続点であるノードN23が共通に外部端子であるN端子2(第2の端子)に接続される。そして、ノードN21〜N23に電気的に接続して装着部P21〜P23が設けられる。
U相回路部5UにおけるIGBT11のエミッタ(ダイオードD11のアノード)及びIGBT21のコレクタ(ダイオードD21のカソード)の接続点であるノードN31、V相回路部5VにおけるIGBT12のエミッタ及びIGBT22のコレクタの接続点であるノードN32、並びにW相回路部5WにおけるIGBT13のエミッタ及びIGBT23のコレクタの接続点であるノードN33が中間端子31、32並びに33に接続される。これら中間端子31〜33はU相、V相及びR相用の端子である。
図1で示した回路構成を実現すべく、パワー半導体モジュールは図2で示すように、基板50上にP端子配線パターン51(第1の配線パターン)、N端子配線パターン52(第2の配線パターン)、中間配線パターン61〜63及び中間端子パターン71〜73が設けられ、これらパターン上にインバータ回路10が形成される。
具体的には、図2に示すように、P端子1用のP端子配線パターン51が、U相回路部5U、V相回路部5V及びW相回路部5W用の領域用に略均等に割り当てられ、U相回路部5U用の割り当て領域(図中、左3分の1程度の領域)にIGBT11(正確にはIGBT11のエミッタ領域)及びダイオードD11(正確にはダイオードD11のアノード領域)が形成される。
さらに、V相回路部5VのP端子配線パターン51の割り当て領域(図中、中央1/3程度の領域)にIGBT12(正確にはIGBT12のエミッタ領域)及びダイオードD12(正確にはダイオードD12のアノード領域)が形成される。同様にして、W相回路部5WのP端子配線パターン51の割り当て領域(図中、右1/3程度の領域)にIGBT13(正確にはIGBT13のエミッタ領域)及びダイオードD13(正確にはダイオードD13のアノード領域)が形成される。
このように、U相回路部5U、V相回路部5V及びW相回路部5Wは、P端子配線パターン51上に割り当てられた3つの割り当て領域(複数の第1の部分回路形成領域)上に構成要素の一部であるIGBT11〜13及びダイオードD11〜D13を形成している。
さらに、P端子配線パターン51のU相回路部5U、V相回路部5V及びW相回路部5W用の上述した割り当て領域上に、図1の回路構成を実現すべく、(上段)装着部P11、P12及びP13(複数の第1の装着部)が設けられる。すなわち、装着部P11〜P13はP端子配線パターン51上に割り当てられた、U相回路部5U、V相回路部5V及びW相回路部5W用の3つの割り当て領域上に形成される。
一方、N端子2のN端子配線パターン52は、P端子配線パターン51と同様にU相回路部5U、V相回路部5V及びW相回路部5W用の領域に略均等に割り当てられる。そして、U相回路部5U用の割り当て領域(図中、左1/3程度の領域)上に装着部P21、V相回路部5V用の割り当て領域(図中、中央1/3程度の領域)上に装着部P22、W相回路部5Wの割り当て領域(図中、右1/3程度の領域)上に装着部P23が設けられる。
U相回路部5U、V相回路部5V及びW相回路部5Wは、N端子配線パターン52上に割り当てられた3つの割り当て領域(複数の第2の部分回路形成領域)上に構成要素の一部である、後述するボンディングワイヤW21〜W23が形成される。そして、装着部P21〜P23(複数の第2の装着部)は、図1の回路構成を実現すべく、前述したように、N端子配線パターン52上に割り当てられた、U相回路部5U、V相回路部5V及びW相回路部5W用の3つの割り当て領域上に形成される。
また、図2において、N端子配線パターン52の図中下側に中間配線パターン61〜63が互いに独立して設けられ、中間配線パターン61内にIGBT21(正確にはIGBT21のエミッタ領域)及びダイオードD21(正確にはダイオードD21のアノード領域)が形成される。
同様にして、中間配線パターン62内にIGBT22(正確にはIGBT22のエミッタ領域)及びダイオードD22(正確にはダイオードD22のアノード領域)が形成され、中間配線パターン63内にIGBT23(正確にはIGBT23のエミッタ領域)及びダイオードD23(正確にはダイオードD23のアノード領域)が形成される。
さらに、図2において、中間配線パターン61〜63の図中下側に中間端子31〜33用の中間端子パターン71〜73が設けられる。
そして、図1で示した回路接続を実現すべく、図2に示すように、ボンディングワイヤW11〜W13、W21〜W23及びW31〜W33を用いて以下の配線がなされる。
まず、上段IGBT1i(i=1〜3)のエミッタ領域と下段IGBT2iのコレクタ領域(下段IGBT2i及び下段ダイオードD2iの外周部となる中間配線パターン6iの領域)、並びに、上段ダイオードD1iのアノードと下段ダイオードD2iのカソード(下段IGBT2i及び下段ダイオードD2iの外周部となる中間配線パターン6iの領域)とがボンディングワイヤW1iを介して電気的に接続される。
さらに、下段IGBT2iのエミッタ及び下段ダイオードD2iのアノードが上方に設けられたボンディングワイヤW2iを介してN端子配線パターン52と電気的に接続される。加えて、中間配線パターン6i,中間端子パターン7i間が上方に設けられたボンディングワイヤW3iを介して電気的に接続される。
図3は実施の形態1のパワー半導体モジュールにおける上段装着部P1iと下段装着部P2iとによるスナバ回路8の装着状況を模式的に示す説明図である。
同図に示すように、P端子配線パターン51の割り当て領域51iに設けられた上段装着部P1i、及びN端子配線パターン52の割り当て領域52iに設けられた下段装着部P2iは、スナバ回路8の一方端子及び他方端子として設けられた被装着端子81及び82を装着可能な位置、形状で設けられている。なお、上段装着部P1i及び下段装着部P2iは樹脂封止等によりインバータ回路10がモジュール化された後においても、少なくとも一部がモジュール外に突出して設けられるように形成される。
したがって、インバータ回路10をモジュール化した実施の形態1のパワー半導体モジュールの完成後において、上段装着部P1i内にスナバ回路8の被装着端子81を挿入し、下段装着部P2i内にスナバ回路8の被装着端子82を挿入することにより、スナバ回路8の被装着端子81及び82をモジュール化されたインバータ回路10上に装着することができる。
なお、スナバ回路8の装着部対P1i及びP2iへの回路10への装着後において、スナバ回路8を上方に持ち上げることにより、装着部対P1i及びP2i,被装着端子81及び82間の装着状態を解除して、スナバ回路8をインバータ回路10から離脱することができる。すなわち、実施の形態1のパワー半導体モジュールは装置完成後においてもスナバ回路8の着脱が可能である。
実施の形態1におけるパワー半導体モジュールはP端子配線パターン51上及びN端子配線パターン52上の割り当て領域に設けられた装着部P11〜P13及び装着部P21〜P23を有しており、被装着端子81及び82(一方端子及び他方端子)を有するスナバ回路8の被装着端子81を上段装着部P1iに装着し、被装着端子82を下段装着部P2iに装着するように構成されたスナバ回路装着構造を有している。
このように、実施の形態1のパワー半導体モジュールはスナバ回路装着構造を有することにより、一体化したインバータ回路10内の複数のアーム部(U相回路部5U、V相回路部5V及びW相回路部5W;複数の部分回路部)それぞれに対応して、至極短い内部配線のみを介して対応するスナバ回路8を取り付けることができる。
図16は従来のパワー半導体モジュールにおけるスナバ回路装着例を模式的に示す説明図である。同図に示すように、複数のアーム部(部分回路部)が一体化してなるパワー半導体モジュール100の外部のP端子101,N端子102間にスナバ回路108を設けている。このようなスナバ回路108の接続では、スナバ回路108からの距離が離れるに従い、U相回路部5U、V相回路部5V及びW相回路部5Wの内部配線におけるインダクタンス成分は大きくなることは回避できない。
一方、実施の形態1のパワー半導体モジュールでは、上述したスナバ回路装着構造により、モジュール化されたU相回路部5U、V相回路部5V及びW相回路部5Wそれぞれのインダクタンス成分を効果的に低減化可能な至近距離に対応のスナバ回路8を配置することができる。このため、実施の形態1のパワー半導体モジュールは、U相回路部5U、V相回路部5V及びW相回路部5Wそれぞれのインダクタンス成分を効果的に低減化することができる。
その結果、実施の形態1のパワー半導体モジュールは、インダクタンス成分の低減化を実現しつつ、スナバ回路8によるサージ電圧抑制機能を効果的に働かせることができるため、複数のアーム部それぞれに対する高いサージ電圧抑制効果を均一性良く発揮させることができる。
<実施の形態2>
図4及び図5は実施の形態2のパワー半導体モジュールにおける上段装着部P1iと下段装着部P2iとによるスナバ回路8の装着状況を模式的に示す説明図である。図4は断面構造により示し、図5は斜め上方から視た斜視図として示している。
実施の形態2では、図1及び図2で示したインバータ回路10の上方に設ける蓋部9Aを備えている。インバータ回路10上に蓋部9Aを装着した後は内部のインバータ回路10が外部から遮蔽される。
蓋部9Aは3組の上段装着部P1i及び下段装着部P2i(i=1〜3)に対応して設けられた3組の装着用穴部91及び92(複数の第1及び第2の装着用穴部)を有している。なお、図4,図5では説明の都合上、1組の上段装着部P1i及び下段装着部P2iに対応させた1組の装着用穴部91及び92を代表させて示しているが、実際には3組の上段装着部P1i及び下段装着部P2iに対応して、3組の装着用穴部91及び92が蓋部9Aに設けられている。
実施の形態2のパワー半導体モジュールにおいて、蓋部9Aに設けられる3組の装着用穴部91及び92はそれぞれ、対応するスナバ回路8の被装着端子81(一方端子)を通過させて上段装着部P1iに装着し、対応するスナバ回路8の被装着端子82(他方端子)を通過させて下段装着部P2iに装着することができることを特徴としている。
このように、実施の形態2のパワー半導体モジュールは、各アーム(一単位のインバータ回路部)に対して、実施の形態1と同様に抜き差し操作によりスナバ回路8を着脱可能な装着部対P1i及びP2iを有し、かつ、蓋部9Aにスナバ回路8の被装着端子81及び82を挿入通過可能な装着用穴部91及び92を設けることにより、パワー半導体モジュールにスナバ回路8が組み合わされた構造を実現することができる。
すなわち、実施の形態2のパワー半導体モジュールは、3組の装着部対P1i及びP2iに加え、3組の装着用穴部91及び92を有する蓋部9Aをさらに備えることにより、蓋部9A上にスナバ回路8を直接設ける構成を比較的簡単に実現できるため、装置完成後においても、ユーザの必要性に応じて複数種のスナバ回路8を選択的に利用することができる効果を奏する。
その結果、実施の形態2のパワー半導体モジュールは、ユーザのニーズに応じて適切な定数のスナバ回路8を適宜選択する事ができ、主回路(コンデンサ(平滑用電解コンデンサ、フィルムコンデンサ等))によって、定数の最適化を容易に行うことができる。
<実施の形態3>
図6及び図7は実施の形態3のパワー半導体モジュールにおける上段装着部P1iと下段装着部P2iとによるスナバ回路8の装着状況を模式的に示す説明図である。図6は断面構造により示し、図7は斜め上方から視た斜視図として示している。
実施の形態3では、図1及び図2で示したインバータ回路10の上方に設ける蓋部9Bを備えている。インバータ回路10上に蓋部9Bを装着した後は内部のインバータ回路10は外部から遮蔽される。
蓋部9Bは3組の上段装着部P1i及び下段装着部P2i(i=1〜3)に装着される3つのスナバ回路8に対応して設けられた3つのスナバ取付穴93(複数のスナバ取付穴)を有している。なお、図6,図7では説明の都合上、1つのスナバ回路8に対応させた1つのスナバ取付穴93を代表させて示しているが、実際には、3組の上段装着部P1i及び下段装着部P2i並びに3つのスナバ回路8に対応して、3つのスナバ取付穴93が蓋部9Bに設けられている。
3つのスナバ取付穴93はそれぞれ、対応するスナバ回路8の本体部(被装着端子81及び82以外の部分)を貫通させつつ嵌め込みながら、本体部下方に設けられた被装着端子81を上段装着部P1iに装着するとともに、被装着端子82を下段装着部P2iに装着することができるように蓋部9Bに設けられている。
このように、実施の形態3のパワー半導体モジュールは、各アーム(一単位のインバータ回路部)に対して、実施の形態1及び実施の形態2と同様に着脱可能な装着部対P1i及びP2iを有し、さらに、蓋部9Bにスナバ回路8の本体部を貫通させつつ嵌め込み固定可能なスナバ取付穴93を設けることにより、パワー半導体モジュールにスナバ回路8が組み合わされた構造を実現することができる。
すなわち、実施の形態3のパワー半導体モジュールは、3組の装着部対P1i及びP2iに加え、3つのスナバ取付穴93を有する蓋部9Bをさらに備えることにより、蓋部9Bにスナバ回路8の本体部を直接固定する構成を比較的簡単に実現できるため、装置完成後においても、ユーザの必要性に応じて複数種のスナバ回路8を選択的に利用することができる効果を奏する。
さらに、実施の形態3のパワー半導体モジュールは、スナバ回路8の本体部をスナバ取付穴93に貫通させつつ嵌め込むことにより、スナバ回路8を安定して固定することができるため、スナバ回路8の取り付け後における脱落防止を図ることができる効果も奏する。
<実施の形態4>
図8及び図9は実施の形態4のパワー半導体モジュールにおける上段装着部P1iと下段装着部P2iとによるスナバ回路8の装着状況を模式的に示す説明図である。図8は断面構造により示し、図9は斜め上方から視た斜視図として示している。
実施の形態4では、図1及び図2で示したインバータ回路10の上方に設けられた蓋部9Cを備えている。インバータ回路10上に蓋部9Cを装着した後は内部のインバータ回路10が外部から遮蔽される。
蓋部9Cはその底面に3つのスナバ回路8を設けており、これら3つのスナバ回路8を3組の上段装着部P1i及び下段装着部P2i(i=1〜3)に装着することができる。なお、図8,図9では説明の都合上、1つのスナバ回路8を蓋部9Cの底面に設けた態様を代表させて示しているが、実際には3つのスナバ回路8が蓋部9Cの底面に設けられている。
そして、蓋部9Cは、3組の装着部対P1i及びP2iに関し、被装着端子81及び82を有するスナバ回路8の被装着端子81を上段装着部P1iに装着し、被装着端子82を下段装着部P2iに装着するように構成された、スナバ回路装着構造が実現されるように、3つのスナバ回路8を底面に配置し固定している。
このように、実施の形態4のパワー半導体モジュールは、各アーム(一単位のインバータ回路部)に対して、実施の形態1〜実施の形態3と同様に着脱可能な装着部対P1i及びP2iを有し、さらに、蓋部9Cの底面にスナバ回路装着構造が実現されるように3つのスナバ回路8を設けることにより、パワー半導体モジュールにスナバ回路8が組み合わされた構造を実現することができる。
すなわち、実施の形態4のパワー半導体モジュールは、3組の装着部対P1i及びP2iに加え、3つのスナバ回路8を底面に設けた蓋部9Cをさらに備えることにより、スナバ回路8付の蓋部9Cを比較的簡単に全体回路部に取り付けることができる。
このため、実施の形態4のパワー半導体モジュールは、装置完成後においても、ユーザの必要性に応じて複数種のスナバ回路8を蓋部9Cと共に選択的に利用することができるともに、蓋部9Cの装着後はスナバ回路8を蓋部9Cの下方に収納することができるため、スナバ回路付パワー半導体モジュールの小型化・省スペース化を図ることができる。
<実施の形態5>
図10及び図11は実施の形態5のパワー半導体モジュールにおける上段装着部P1i(下段装着部P2i)によるスナバ回路8の装着状況を模式的に示す斜視図である。図10は非装着状態を示し、図11は装着状態を示している。
これらの図に示すように、上段装着部P1i(下段装着部P2i)はP端子配線パターン51(N端子配線パターン52)上に選択的に形成される導電性パターン部材53及び54の組み合わせにより構成され、互いに対向して上方に突出して形成される先端部53a及び54aが上段装着部P1iの実質部分となる。導電性パターン部材53及び54は少なくとも先端部53a及び54a間において弾性力が発揮される導体材料が用いられる。したがって、導電性パターン部材53及び54は少なくとも先端部53a及び54aをバネ構造として有している。
このように、実施の形態4のパワー半導体モジュールにおける導電性パターン部材53及び54の先端部53a及び54aが、装着部P11〜P13,装着部P21〜P23それぞれの実質部分として構成されている。
図10に示すように、スナバ回路8の被装着端子81(82)が装着されていない被装着時、すなわち、導電性パターン部材53及び54に外力が加わらない状態の時は、導電性パターン部材53及び54の伸張作用により、先端部53a及び54a間は接触状態となり、導電性パターン部材53及び54間は電気的に接続状態となる。なお、被装着時において、先端部53a及び54aそれぞれの上部は互いに遠ざかる方向に反って形成されることにより、先端広がり部分59を有している。
一方、図11に示すように、先端部53a及び54aの先端広がり部分59(図10参照)を入口として、スナバ回路8の被装着端子81(82)を先端部53a及び54aの上方から挿入することができ、被装着端子81の挿入に伴う先端部53a及び54aの収縮作用により先端部53a及び54a間が分離して被装着端子81を挟みこむことによりスナバ回路装着構造を実現する。
また、装着状態の被装着端子81を上段装着部P1iから上方に引き抜くことにより、非装着状態にすると先端部53a及び54aの伸張作用により、再び、図10で示す状態に戻り、導電性パターン部材53及び54間が電気的に接続される。
このように、実施の形態5では、上段装着部P1i(下段装着部P2i)は先端部53a及び54aが弾性機能を有する導電性パターン部材53及び54により構成される。そして、一対の部分装着部となる先端部53a及び54aは、スナバ回路8の被装着端子81(82)を先端部53a及び54a間に挿入することにより、スナバ回路装着構造を実現している。
加えて、導電性パターン部材53及び54は、スナバ回路8の被装着端子81の非装着時においても、弾性機能を有するバネ構造に備わる伸張作用により先端部53a及び54a間が接触することにより、導電性パターン部材53及び54間が電気的に接続される電気的接続機能を有している。
このように、実施の形態5のパワー半導体モジュールにおける上段装着部P1i(下段装着部P2i)は被装着端子81(82)の非装着時において電気的接続機能を有するため、装置完成後においても、ユーザの必要性に応じて複数種のスナバ回路の選択的利用に加え、スナバ回路8の有無をも選択することができる。
さらに、実施の形態5において上段装着部P1i(下段装着部P2i)を構成する一対の弾性部である先端部53a及び54aは、スナバ回路8の被装着端子81(82)の非装着時においてバネ構造に備わる伸張作用により、先端部53a及び54a間が接触することにより電気的接続機能を実現するため、スナバ回路の有無の選択を比較的簡単な構成で実現することができる。例えば、U相、V相及びW相それぞれに関し、相毎にスナバ回路を使用するか否かの選択も可能となる。
<実施の形態6>
図12及び図13は実施の形態6のパワー半導体モジュールにおける上段装着部P1i(下段装着部P2i)の構造を模式的に示す斜視図である。図12は導電部材58の非装着状態を示し、図13は導電部材58の装着状態を示している。
これらの図に示すように、上段装着部P1i(下段装着部P2i)はP端子配線パターン51(N端子配線パターン52)上に選択的に形成される導電性パターン部材55及び56の組み合わせにより構成され、導電性パターン部材55及び56において、平面視円状の空洞部57の外周に沿って互いに分離して立設される、平面視円弧状の先端部55a及び56a(一対の外枠部)が上段装着部P1iの実質部分となる。
このように、実施の形態6のパワー半導体モジュールにおいて、空洞部57を有する略円柱構造で構成される一対の先端部55a及び56aが、装着部P11〜P13,装着部P21〜P23それぞれの実質部分として構成されている。
先端部55a及び56aの内面間に設けられる空洞部57は、スナバ回路8の被装着端子81(82)に合致した形状で形成されている。このため、スナバ回路8の被装着端子81(82)を空洞部57内に挿入することにより、スナバ回路装着構造を実現している。
一方、図12に示すように、先端部55a及び56aは、被装着端子81(82)の非装着時は互いに分離して配置されるため、導電性パターン部材55及び56間は互いに電気的絶縁状態となる。
しかしながら、図13に示すように、被装着端子81と同様、空洞部57に合致した形状の導電部材58を空洞部57に挿入することにより、導電部材58の外周面と先端部55a及び56aの内面とが接触することにより、導電性パターン部材55及び56間が導電部材58を介して電気的に接続される。したがって、実施の形態6のパワー半導体モジュールは、導電部材58を挿入することにより、スナバ回路8の被装着端子81の非装着時においても、導電性パターン部材55及び56間を電気的に接続する電気的接続機能を有している。
このように、実施の形態6のパワー半導体モジュールにおける上段装着部P1i(下段装着部P2i)は被装着端子81(82)の非装着時において、導電部材58を介した電気的接続機能を有するため、装置完成後においても、ユーザの必要性に応じて複数種のスナバ回路の選択的利用に加え、実施の形態5と同様、スナバ回路の有無の選択を比較的簡単な構成で実現することができる。
さらに、実施の形態6のパワー半導体モジュールは、スナバ回路8の被装着端子81(82)の挿入用の空洞部57の外周に沿って互いに分離して形成される一対の外枠部である先端部55a及び56aを有し、被装着端子81の装着時に被装着端子81の外周面と先端部55a及び56aの内面との接触により、導電性パターン部材55及び56間を電気的に接続している。このため、被装着端子81と先端部55a及び56aとの接触抵抗を小さく抑えることにより、スナバ回路8によるサージ電圧抑制機能を安定性良く発揮させることができる。
なお、図12及び図13では、一対の先端部55a及び56aの構造(空洞部57を含む)として、略円柱構造を示したが、被装着端子81(82)及び導電部材58の形状に合致して、被装着端子81及び導電部材58を介して導電性パターン部材55及び56間の電気的に接続が行える構造であれば、一対の先端部55a及び56aの形状は他の構造であってもよい。
<実施の形態7>
図14はこの発明の実施の形態7であるパワー半導体モジュール(半導体装置)の回路構成を模式的に示す説明図である。
同図に示すように、パワー半導体モジュールは、各々が一単位のインバータ回路部を構成する3つのアーム部(部分回路部)である、U相回路部5U、V相回路部5V及びW相回路部5Wから構成されるインバータ回路10Bを有している。
実施の形態7のパワー半導体モジュールは、図1〜図3で示した実施の形態1のパワー半導体モジュールと同様、P端子1用のP端子配線パターン51(図2参照)をU相回路部5U、V相回路部5V及びW相回路部5W用の領域として略均等に割り当て、N端子2用のN端子配線パターン52(図2参照)を、U相回路部5U、V相回路部5V及びW相回路部5W用の領域として略均等に割り当てている。
さらに、図2で示した実施の形態1の装着部P11〜P13,装着部P21〜P23と同様に、P端子配線パターン51のU相回路部5U、V相回路部5V及びW相回路部5W用の上述した割り当て領域上に装着部P31、P32及びP33が設けられ、N端子配線パターン52のU相回路部5U、V相回路部5V及びW相回路部5W用の上述した割り当て領域上に装着部P41、P42及びP43が設けられる。
なお、装着部P31〜P33及び装着部P41〜P43それぞれは、例えば、図10及び図11で示した実施の形態5の一対の先端部53a及び54a、あるいは、図12及び図13で示した実施の形態6の一対の先端部55a及び56aの構造と等価な一対の部分装着部(一対の外枠部)により構成されている。すなわち、図10〜図13において、上段装着部P1i及び下段装着部P2iが上段装着部P3i及び下段装着部P4iに置き換わった構造を、装着部P31〜P33及び装着部P41〜P43として採用している。
このように、実施の形態7における装着部P31〜P33及び装着部P41〜P43はそれぞれを上述した一対の部分装着部により構成し、スナバ回路8の被装着端子81(82)の一対の部分装着部間への挿入により上述したスナバ回路装着構造を実現している。
さらに、一対の部分装着部は、スナバ回路8の被装着端子81の非装着時においても、一対の部分装着部間を電気的接続にする電気的接続機能(図10,図13参照)を有している。
上述したように、実施の形態7におけるパワー半導体モジュールの装着部P31〜P33及び装着部P41〜P43はそれぞれ、被装着端子81を装着可能であり、かつ、被装着端子81の非装着時における電気的接続機能を有している。このため、実施の形態7は、装置完成後においても、ユーザの必要性に応じて複数種のスナバ回路の選択的利用に加え、スナバ回路8の有無をも選択することができる効果を奏する。
なお、実施の形態7では、装着部P31〜P33及び装着部P41〜P43それぞれの構造として、実施の形態5あるいは実施の形態6で示した構造を例示したが、上述した構造に限らず、上述した被装着端子81の装着機能と非装着時における電気的接続機能を有する構造であれば他の構造を採用しても良い。
<実施の形態8>
図15は実施の形態8のパワー半導体モジュールにおける上段装着部P3i(下段装着部P4i)によるスナバ回路8のリアクトル40の装着状況を模式的に示す説明図である。
同図に示すように、上段装着部P3i(下段装着部P4i)は、例えば、実施の形態5で示した導電性パターン部材53及び54の組み合わせにより構成され、互いに対向して上方に突出して形成される一対の先端部53a及び54aが上段装着部P3iの実質部分となる。すなわち、上段装着部P3i(P4i)は実施の形態5の上段装着部P1i(P2i)と実質等価な構造を有している。
ただし、実施の形態8では、被装着端子81及び82(一方端子及び他方端子)のうち少なくとも一つの端子にリアクトル40が設けられたスナバ回路8Lのリアクトル40を装着対象として加えている点で、他の実施の形態と異なる。なお、リアクトル40は電極41,42間に絶縁体43を設けることにより構成される。
実施の形態8のパワー半導体モジュールにおいて、装着部P31〜P33及び装着部P41〜P43(複数の第1及び第2の装着部)は、スナバ回路8の被装着端子81に代えてリアクトル40を上段装着部P3iに装着する第1のリアクトル部装着、及び、被装着端子82に代えてリアクトル40を下段装着部P4iに装着する第2のリアクトル部装着のうち、少なくとも一つのリアクトル部装着を実現するリアクトル部装着構造を有することを特徴としている。
図15に示すように、実施の形態8の一対の先端部53a及び54aの先端広がり部分を入口として、スナバ回路8のリアクトル40を縦長にして先端部53a及び54aの上方から挿入することができ、リアクトル40の挿入に伴う一対の先端部53a及び54aの収縮作用により先端部53a及び54a間が分離してリアクトル40の先端部分を挟みこむことによりリアクトル部装着構造を実現する。
このように、実施の形態8のパワー半導体モジュールは、スナバ回路8Lのリアクトル40を導電性パターン部材53及び54の先端部53a及び54a間に挿入することにより、リアクトル装着構造を実現している。
その結果、実施の形態8のパワー半導体モジュールは、リアクトル部装着構造により、スナバ回路8Lのリアクトル40による電圧波形の発振防止機能を発揮させることができる。
なお、上述したリアクトル装着構造は、上段装着部P3i及び下段装着部P4iのうち少なくとも一方で実現すれば良く、他方はリアクトル装着構造、あるいは実施の形態1〜実施の形態7と同様に被装着端子81(82)のスナバ回路装着構造にすることが考えられる。
また、リアクトル装着構造は、図15で示した一対の先端部53a及び54aによる構造に限らず、リアクトル40が着脱可能な構造であれば代用可能であることは勿論である。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 P端子、2 N端子、5U U相回路部、5V V相回路部、5W W相回路部、8,8L スナバ回路、9A〜9C 蓋部、10,10B インバータ回路、11〜13,21〜23 IGBT、40 リアクトル、51 P端子配線パターン、52 N端子配線パターン、53〜56 導電性パターン部材、81,82 被装着端子、91,92 装着用穴部、93 スナバ取付穴、D11〜D13,D21〜D23 ダイオード、P11〜P13,P21〜P23,P31〜P33,P41〜P43 (上段,下段)装着部。

Claims (7)

  1. 外部端子である第1の端子,第2の端子間に各々が電気的に接続して設けられる複数の部分回路部が一体化して構成される全体回路部を有する半導体装置であって、
    前記第1の端子に電気的に接続される第1の配線パターンと、
    前記第2の端子に電気的に接続される第2の配線パターンとを備え、
    前記複数の部分回路部はそれぞれ、前記第1及び第2の配線パターン上に割り当てられた複数の第1及び第2の部分回路形成領域のうち対応する第1及び第2の部分回路形成領域上に少なくとも一部が形成され、
    前記複数の第1の部分回路形成領域上に設けられた複数の第1の装着部と、
    前記複数の第2の部分回路形成領域上に設けられた複数の第2の装着部とをさらに備え、
    前記複数の第1及び第2の装着部はそれぞれ、各々が一方端子及び他方端子を有するスナバ回路の一方端子を第1の装着部に装着し、他方端子を第2の装着部に装着するように構成されることにより、複数の第1及び第2の装着部間に1対1に対応して複数のスナバ回路を装着するためのスナバ回路装着構造を有し、
    前記スナバ回路の一方端子及び他方端子のうち少なくとも一つの端子にリアクトル部が設けられ、
    前記複数の第1及び第2の装着部は、スナバ回路の一方端子に代えて前記リアクトル部を第1の装着部に装着する第1のリアクトル部装着、及び、他方端子に代えて前記リアクトル部を第2の装着部に装着する第2のリアクトル部装着のうち、少なくとも一つのリアクトル部装着を実現するリアクトル部装着構造を有することを特徴とする、
    半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置であって、
    前記全体回路部の上方に設けられる蓋部をさらに備え、
    前記蓋部は複数の第1及び第2の装着部に対応して設けられた複数の第1及び第2の装着用穴部を有し、
    前記複数の第1及び第2の装着用穴部はそれぞれ、スナバ回路の一方端子を第1の装着用穴部を介して対応する第1の装着部に装着し、他方端子を第2の装着用穴部を介して対応する第2の装着部に装着するように前記蓋部に設けられることを特徴とする、
    半導体装置。
  3. 請求項1記載の半導体装置であって、
    前記全体回路部の上方に設けられる蓋部をさらに備え、
    前記蓋部は複数の第1及び第2の装着部に対応して設けられ、各々が前記蓋部を貫通する複数のスナバ取付穴を有し、
    前記複数のスナバ取付穴はそれぞれ、前記スナバ回路装着構造を実現すべく対応するスナバ回路を嵌め込んで取り付けるように設けられる、
    半導体装置。
  4. 請求項1記載の半導体装置であって、
    前記全体回路部の上方に設けられる蓋部と、
    前記蓋部の底面に設けられた複数のスナバ回路と、
    前記蓋部は、前記複数のスナバ回路それぞれに対し前記スナバ回路装着構造が実現されるように、前記複数のスナバ回路を底面に配置したことを特徴とする、
    半導体装置。
  5. 請求項1から請求項4のうち、いずれか1項に記載の半導体装置であって、
    前記複数の第1及び第2の装着部はそれぞれ一対の部分装着部により構成され、前記一対の部分装着部は、スナバ回路の一方端子あるいは他方端子である被装着端子の前記一対の部分装着部間への挿入により前記スナバ回路装着構造を実現し、
    前記一対の部分装着部は、スナバ回路の前記被装着端子の非装着時においても、前記一対の部分装着部間を電気的接続にする電気的接続機能を有する、
    半導体装置。
  6. 請求項5記載の半導体装置であって、
    前記一対の部分装着部は一対の弾性部を含み、
    前記一対の弾性部はスナバ回路の被装着端子の非装着時に伸張作用により前記一対の弾性部間が接触することにより前記電気的接続機能を実現し、被装着端子の装着時に被装着端子の挿入に伴う収縮作用により前記一対の弾性部間が分離して被装着端子を挟みこむことにより前記スナバ回路装着構造を実現する、
    半導体装置。
  7. 外部端子である第1の端子,第2の端子間に各々が電気的に接続して設けられる複数の部分回路部が一体化して構成される全体回路部を有する半導体装置であって、
    前記第1の端子に電気的に接続される第1の配線パターンと、
    前記第2の端子に電気的に接続される第2の配線パターンとを備え、
    前記複数の部分回路部はそれぞれ、前記第1及び第2の配線パターン上に割り当てられた複数の第1及び第2の部分回路形成領域のうち対応する第1及び第2の部分回路形成領域上に少なくとも一部が形成され、
    前記複数の第1の部分回路形成領域上に設けられた複数の第1の装着部と、
    前記複数の第2の部分回路形成領域上に設けられた複数の第2の装着部とをさらに備え、
    前記複数の第1及び第2の装着部はそれぞれ、各々が一方端子及び他方端子を有するスナバ回路の一方端子を第1の装着部に装着し、他方端子を第2の装着部に装着するように構成されることにより、複数の第1及び第2の装着部間に1対1に対応して複数のスナバ回路を装着するためのスナバ回路装着構造を有し、
    前記複数の第1及び第2の装着部はそれぞれ一対の部分装着部により構成され、前記一対の部分装着部は、スナバ回路の一方端子あるいは他方端子である被装着端子の前記一対の部分装着部間への挿入により前記スナバ回路装着構造を実現し、
    前記一対の部分装着部は、スナバ回路の前記被装着端子の非装着時においても、前記一対の部分装着部間を電気的接続にする電気的接続機能を有し、
    前記一対の部分装着部は、スナバ回路の被装着端子の挿入用の空洞部の外周に沿って互いに分離して形成される一対の外枠部を含み、
    前記一対の外枠部は、被装着端子の非装着時は分離して互いに電気的絶縁状態となり、被装着端子の装着時は被装着端子を介して互いに電気的に接続され、前記空洞部に合致した形状の導電部材を前記空洞部に挿入することにより前記電気的接続機能を実現する、
    半導体装置。
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