JP6220210B2 - 自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンク内の蒸散ガスに含まれる燃料を吸着してエンジンに供給するキャニスタを備える自動二輪車に関する。
自動二輪車の燃料タンク内に蓄えられているガソリンは、蒸発してガソリン蒸気となる。このように蒸発したガソリンを外気に放出することなく再利用するために、自動二輪車には、キャニスタが備わっており、このキャニスタはシート下方に設けられている。しかし、自動二輪車において様々な機能が追加されるに伴ってシート下方にキャニスタ以外の様々な機器が配置されるようになり、シート下方にキャニスタを配置するスペースがなくなりつつある。そこで、シート下方以外のスペースにキャニスタを取付けることが考えられ、その一例として例えば特許文献1に記載される蒸発燃料処理装置が知られている。特許文献1の蒸発燃料処理装置では、ヘッドライトと燃料タンクとの間であって上部フロントサイドカウル部の内側の膨出凹部に配置されている。
特開2011−31752号公報
自動二輪車に備わる機能は、技術が進むにつれて増える傾向にあり、それに伴って自動二輪車に搭載される機器も増加する傾向にある。そのため、スペースの関係上で他の個所に取付けられていた機器を別の個所に取り付けられるようになり、特許文献1の膨出凹部のような広いスペースに蒸発燃料処理装置を配置すると他の構成部品のレイアウトの自由度を低下させる。また、特許文献1の膨出凹部に蒸発燃料処理装置と機器とを重ねて配置することが考えられるが、そうすると上部フロントサイドカウル部が車幅方向に膨らんで自動二輪車の車幅が拡がってしまう。
そこで本発明は、他の構成部品のレイアウトの自由度を向上させつつ、車幅を拡げることなくキャニスタを配置することができる自動二輪車を提供することを目的としている。
本発明の自動二輪車は、エンジンで燃焼させる燃料を貯蔵する燃料タンクと、前記燃料タンクを支持する車体フレームと、前輪を車幅方向両側から回転可能に支持すべく車幅方向に離して配置され、且つ上下方向に延在する中心軸を中心に回動可能に前記車体フレームに設けられている一対のフロントフォークと、前記燃料タンク内の蒸散ガスに含まれる燃料を吸着して前記エンジンに供給するキャニスタとを備え、前記キャニスタは、前方から見て前記一対のフロントフォークの車幅方向内側であって、且つ側方から見て前記エンジンより前方に配置されているものである。
本発明に従えば、エンジンより前方の空いたスペースにキャニスタを取付けられる。それ故、スペースを有効利用することができ、他の構成部品のレイアウトの自由度を向上させることができる。また、前記一対のフロントフォークの内側に配置することで、自動二輪車の車幅が拡がることを防ぐことができる。
上記発明において、前記車体フレームは、その前後方向先端部分にヘッドパイプを有し、前記フロントフォークは、前記ヘッドパイプを中心に回動可能に前記車体フレームに設けられ、前記キャニスタは、前記ヘッドパイプより前方に配置されていてもよい。
上記構成に従えば、ヘッドパイプの前方は比較的スペースが開いており、そのスペースにキャニスタが配置される。それ故、ヘッドパイプ前方からのアクセスが容易であり、キャニスタの組み付けを容易にすることができる。
上記発明において、車速を表示するメータ装置を備え、前記メータ装置は、前記ヘッドパイプの上方において、斜め上前方に立ち上がるように前記車体フレームに取付けられ、前記キャニスタは、前記メータ装置の車速が表示されている表面の裏側に配置されていてもよい。
上記構成に従えば、立ち上がるメータ装置の裏側にキャニスタを配置することで、キャニスタを運転者の視線から隠すことができる。これにより、例えばキャニスタを隠すためのカバー部材を別途設けずに、部品点数の増加を抑えることができる。
上記発明において、先端部にヘッドランプユニットが配置され、前記ヘッドパイプを前方から覆うように前記車体フレームに取付けられているカウルを備え、
前記キャニスタは、前記カウルで覆われるように前記ヘッドランプユニットの後方に配置されていてもよい。
上記構成に従えば、ヘッドランプユニットの後方に空いているスペースを有効に利用することができ、別途カバー部材を用いることなく前側からキャニスタを隠すことができ、部品点数の増加を抑えることができる。
上記発明において、前記車体フレームは、その前後方向先端部分に配置されているヘッドパイプと、前記ヘッドパイプから車幅方向に広がるように斜め後方に延在する一対のメインフレームとを有し、前記フロントフォークは、前記ヘッドパイプを中心に回動可能に前記車体フレームに設けられ、前記キャニスタは、前記フロントフォーク及び前記ヘッドパイプより後方であって前記一対のメインフレームの間に配置されていてもよい。
上記構成に従えば、ヘッドパイプ後方にある空きスペースを有効に利用することができる。
上記発明において、前記燃料タンクは、前記蒸散ガスを取り出すための取出し口が側面に形成され、前記キャニスタは、前記取出し口と配管を介して接続される吸入口を有し、前記吸入口は、前記取出し口より高い位置に配置され、前記配管は、前記取出し口から吸入口に向かうにつれて上方に傾斜するように延在していてもよい。
上記構成に従えば、蒸散ガスに含まれる燃料が配管内で凝縮してもキャニスタに流れることを防ぐことができる。また、U字状にならないように上方に傾斜させているので、凝縮した燃料が配管内に溜まって配管を塞ぐことを防ぐことができる。
上記発明において、前記配管は、前記取出し口に接続されている取出し口側部分と、前記吸入口に接続されている吸入口側部分とによって構成され、前記取出し口と前記吸入口とは、前記取出し口側部分と前記吸入口側部分とを結合することによって繋がるようになっていてもよい。
上記構成に従えば、燃料タンク及びキャニスタの各々を別々に車体フレームに組み付けた後、取出し口側部分と吸入口側部分とを結合することによって取出し口と吸入口とを繋ぐことができる。それ故、配管の取付を容易にすることができる。
上記発明において、前記取出し口は、前記燃料タンクの前側寄りに位置していてもよい。
配管としては、蒸散ガスの透過性が極めて低い配管が採用されており、高価なものとなっている。上記構成に従えば、取出し口が燃料タンクの前側寄りに位置しているので、キャニスタがシート下等に配置された場合に比べて配管の長さを短くすることができ、製造コストを低減することができる。
上記発明において、前記キャニスタは、キャニスタ用ブラケットを介して車体フレームに取付けられていてもよい。
上記構成に従えば、一対のフロントフォークを回動させた際にキャニスタが動くことがないので、キャニスタと車体フレームとによって配管が挟まれることを防ぐことができる。
上記発明において、前記キャニスタ用ブラケットは、前記配管を保持するように構成されていてもよい。
上記構成に従えば、一対のフロントフォークを回動させた際にフロントフォークと車体フレームとによって配管が挟まれることを防ぐことができる。また、配管専用のブラケットを設ける必要がなく、部品点数の増加を防ぐことができる。
上記発明において、前記キャニスタから前記エンジンに供給される燃料の供給量を調整するためのバルブを備え、前記キャニスタ用ブラケットは、前記バルブを保持するように構成されていてもよい。
上記構成に従えば、キャニスタ用ブラケットにバルブを予めサブアッセンブリしておくことが可能になり、取付が容易である。また、バルブ専用のブラケットを設ける必要がなく、部品点数の増加を防ぐことができる。
本発明によれば、他の構成部品のレイアウトの自由度を向上させつつ、車幅を拡げることなくキャニスタを配置することができる。
第1実施形態の自動二輪車を示す側面図である。 図1の自動二輪車の前側部分を、フロントカウルを取り外した状態で拡大して示す拡大側面図である。 図2の自動二輪車を、ヘッドランプを取り外した状態で示す拡大斜視図である。 図3の自動二輪車を正面から見た拡大正面図である。 図1の自動二輪車のメータ装置付近を騎乗する運転者から見た拡大図である。 図1の自動二輪車の蒸発燃料供給装置を車体から外して示す拡大正面図である。 第2実施形態の自動二輪車の主要部以外を外して示す側面図である。 図6の自動二輪車の主要部から燃料タンクを外して上斜め後方から見た部分斜視図である。
以下、本発明に係る第1及び第2実施形態の自動二輪車1,1Aについて前述する図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる方向の概念は、自動二輪車1,1Aに騎乗した運転者から見た方向を基準としているが、説明する上で便宜上使用するものであって発明の構成の向き等をその方向に限定するものではない。また、以下に説明する自動二輪車1,1Aは、本発明の一実施形態に過ぎない。従って、本発明は実施の形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除、変更が可能である。
[第1実施形態]
図1に示すように、自動二輪車1は、いわゆるマルチパーパスタイプ(又はデュアルパーパスタイプ)の自動二輪車であり、車体3、前輪4及び後輪5を備えており、車体3に前輪4及び後輪5が回転可能に支持されている。さらに図2で詳細に説明すると、前輪4には、一対のフロントフォーク6,6が設けられている。一対のフロントフォーク6,6は、車幅方向(即ち、左右方向)に離して配置されており、その下端部が前輪4を車幅方向両側から回転可能に支持している。一対のフロントフォーク6,6は、前輪4から斜め上方に延在しており、図2乃至図5に示すように、それらの上端部には架け渡すようにアッパーブラケット7が設けられている。また、一対のフロントフォーク6,6には、該アッパーブラケット7の下方にアンダーブラケット8が架け渡すように設けられており、アッパーブラケット7及びアンダーブラケット8には、図示しないステアリングシャフトが架け渡すように設けられている。ステアリングシャフトは、フロントフォーク6に略平行に延在しており、車体フレーム9に取付けられている。車体フレーム9は、その前端部分にヘッドパイプ10を有しており、このヘッドパイプ10にステアリングシャフトが回動自在に挿通されている。
また、アッパーブラケット7の上面には、ハンドルステム12が設けられている。ハンドルステム12は、一対のハンドル保持部12a,12bを有しており、一対のハンドル保持部12a,12bは、運転者の方に向かって上方に突出している。一対のハンドル保持部12a,12bは、車幅方向に離して設けられており、そこには1本のハンドルバー11が取り付けられている。ハンドルバー11は、騎乗する運転者の近くなるように高い位置に配置されており、ハンドルバー11の左右両端部は、ハンドルステム12から車幅方向外側に突出している。ハンドルバー11の左右両端部には、ハンドルグリップ11L,11Rが夫々取り付けられており、ハンドルグリップ11L,11Rは、運転者が両手で各々を把持できるようになっている。運転者は、ハンドルグリップ11L,11Rを把持してハンドルバー11を回動操作することによって一対のフロントフォーク6,6がヘッドパイプ10を中心に(即ち上下方向に延びるヘッドパイプ10の中心軸を中心に)回動し、前輪4を所望の方向へ転向させることができるようになっている。このようにして一対のフロントフォーク6,6は、ヘッドパイプ10を中心に回動可能に車体フレーム9に設けられている。
また、ヘッドパイプ10には、左右一対のメインフレーム13が一体的に設けられている。左右一対のメインフレーム13は、ヘッドパイプ10から車幅方向に拡がりながら若干下方に傾斜して後方へ延びており、図1に示すようにメインフレーム13の後端部には、左右一対のピボットフレーム14が接続されている。このピボットフレーム14には略前後方向に延びるスイングアーム15の前端部が枢支されており、このスイングアーム15の後端部に後輪5が回転自在に軸支されている。また、ヘッドパイプ10の後方には、後述するエンジンEで燃焼させるガソリンを貯蔵する燃料タンク16が一対のメインフレーム13に載せられており、この燃料タンク16の更に後方には、運転者騎乗用のシート17が設けられている。
また、図1に示すように、燃料タンク16の下方であって前輪4と後輪5の間には、エンジンEがメインフレーム13及びピボットフレーム14に支持された状態で搭載されている。エンジンEには、変速装置(図示せず)が接続されており、この変速装置から出力される駆動力がチェーン(図示せず)を介して後輪5に伝達される。また、図2に示すように、エンジンEの吸気ポートには、メインフレーム13の内側に配置されたスロットル装置18が接続されている。スロットル装置18の上流側には、燃料タンク16の下方に配置されたエアクリーナ(図示せず)が接続されており、外気を取り込む構成となっている。
また、図2に示すように、ハンドルバー11の前方Fには、ヘッドランプユニット20が配置されており、このヘッドランプユニット20は、取付ユニット21を介してメインフレーム13に取付けられている。図2乃至図4に示すように、取付ユニット21は、一対の連結パイプ21a,21aを有しており、連結パイプ21aは、左右に配置される各メインフレーム13に締結されている。この連結パイプ21aは、メインフレーム13から上斜め前方に延在しており、一対のフロントフォーク6,6の車幅方向外側を通って一対のフロントフォーク6,6の前方に突き出ている。これら一対の連結パイプ21a,21aには、左側にレギュレータ用ブラケット23が一体的に形成され、右側にラジエータ用ブラケット24が一体的に形成されている。これら2つのブラケット23,24は、一対のフロントフォーク6,6付近に配置されており、これらのブラケット23,24を介して図示しないレギュレータ及びラジエータタンクが連結パイプ21aに取り付けられている。このようにして取り付けられたレギュレータ及びラジエータタンクは、後述するフロントカウル44の半径方向外側に膨出する部分の内側に位置している。また、一対の連結パイプ21a,21aの先端には、フレーム本体21bが一体的に設けられている。
フレーム本体21bは、正面視で大略矩形の枠状に形成されている。フレーム本体21bには、ヘッドランプユニット20が取り付けられている。ヘッドランプユニット20は、左右対称の大略U字状に形成されており、2つのヘッドランプ22を有している。これら2つのヘッドランプ22は、左右に離して配置され、且つ車幅方向中央から外側に行くにつれて上方に傾斜するように傾けて配置されている。これにより、2つのヘッドランプ22の間には、スペースが形成されるようになっている。このように構成されているヘッドランプユニット20は、自動二輪車の車体3の先頭に位置するようにフレーム本体21bの前面に取付けられている。このヘッドランプユニット20は、フレーム本体21bの上枠部分より下方に位置しており、この上枠部分は、残余の部分に比べて前方に突き出ている。このように形成されている上枠部分には、シールド取付部21c及び一対のメータ取付部21dが一体的に形成されている。
シールド取付部21cは、車幅方向中央部に位置し、そこにはウインドシールド26が取り付けられている(図1及び図5を参照)。ウインドシールド26は、透光性を有する材料によって形成されている板状の部材であり、シールド取付部21cから略上方へと立ち上がるように斜め後方に延在している。このウインドシールド26によって、運転者の視認性を落とすことなく運転者に向かってくる走行風を防ぐことができるようになっている。このようにウインドシールド26が取り付けられているシールド取付部21cの両側には、メータ取付部21dが配置されており、メータ取付部21dには、メータ装置27が取り付けられている。
メータ装置27は、メータカバー28と、計器29とを有している。メータカバー28は、平面視で大略U字状に形成されており、その幅方向中央の溝にハンドルステム12が入り且つ湾曲部分28aが前側に位置するようにアッパーブラケット7の上方に配置されている。このように配置されるメータカバー28は、取付ユニット21、ヘッドランプユニット20、及び後述する蒸発燃料供給装置30等が騎乗する運転者から見えないようにそれらを上側から覆い隠すようになっている。また、メータカバー28は、前方に向かうにつれて上方に傾斜するように形成されており、メータカバー28の湾曲部分28aは、残余の部分に比べて更に上に向かって立ち上がるように形成されている。そして、この湾曲部分28aには、計器29が取り付けられている。計器29は、車速、エンジンEの回転数、や油温等を表示するためのものであり、これらが表示される表示部が運転者から見えるようにメータカバー28の表面に設けられている。なお、本実施形態では、計器29は、メータカバー28の車幅方向の略中央に配置されている。
このようにして構成されているメータ装置27では、メータカバー28の湾曲部分28aの裏側(即ち、前面)がメータ取付部21dに連結され、更にメータカバー28の両端部分28b,28cの裏側が連結パイプ21aに一体的に形成されるメータ取付部21eに連結されている。このように4点が支持されているメータ装置27とヘッドランプユニット20との間には、ヘッドパイプ10より前方であってウインドシールド26の下方に蒸発燃料供給装置30が配置されている。
蒸発燃料供給装置30は、燃料タンク16内で蒸散した燃料、即ちガソリン蒸気(蒸散ガス)をスロットル装置18に供給するための装置である。図6に示すように、蒸発燃料供給装置30は、基本的にキャニスタ31と、開閉バルブ32とを有している。キャニスタ31は、細長い直方体形状の箱体33を有しており、箱体33内には、蒸発したガソリンを吸着する吸着物質、具体的には活性炭が収納されている。この箱体33の左端部には、取込口部(図示せず)が形成されており、この取込口から外気を取り込むようになっている。また、箱体33の右端部には、流入口部33b及び流出口部33cが形成されている。
吸入口である流入口部33bは、タンク用チューブ34を介して燃料タンク16内に接続されている。燃料タンク16は、図2に示すように、メインフレーム13に沿わせて若干下方に傾斜しながら後方に延在するように配置されており、その前端部よりの左側面に取出し口16aが形成されている。この取出し口16aは、図示しない内部配管を介して燃料タンク16内の天井付近に繋がっており、燃料タンク16内で蒸発したガソリン蒸気が内部配管を介して取出し口16aに導かれるようになっている。この取出し口16aには、タンク用チューブ34が接続されており、ガソリン蒸気がタンク用チューブ34とキャニスタ31の流入口部33bとを介して箱体33内に導かれるようになっている。箱体33内に導かれたガソリン蒸気は、箱体33内の活性炭に吸着されるようになっており、箱体33は、吸着されたガソリンは取込口から取り込んだ外気と共に流出口部33cから流出させることができるようになっている。
流出口部33cは、中間チューブ35を介して開閉バルブ32に接続されている。開閉バルブ32は、ソレノイド型の開閉バルブであり、バルブ入口部32b及びバルブ出口部32cを有している。開閉バルブ32は、その中にバルブ入口部32bとバルブ出口部32cとを繋ぐ通路が形成されており、この通路をエンジンEの駆動状態に基づいてECU(図示しない)から出力される指令に応じて開閉するようになっている。また、開閉バルブ32のバルブ入口部32bには、中間チューブ35を介してキャニスタ31の流出口部33cに接続され、バルブ出口部32cは、供給用チューブ36を介してスロットル装置18の吸気管に接続されている。吸気管は、エンジンEが駆動している間、外気に比べて負圧となっている。そのため、開閉バルブ32によって前記通路が開けられると箱体33内の活性炭に吸着されたガソリンが外気と共に吸気管へと流れ込み、前記通路を閉じることによってガソリン及び外気の流れが止めることができるようになっている。これにより、開閉バルブ32の開閉時間又は開閉回数を制御することで、キャニスタ31からスロットル装置18に供給されるガソリンの量を調整することができるようになっている。このように構成されている蒸発燃料供給装置30は、ブラケット40に取付けられ、このブラケット40を介して取付ユニット21に取付けられている。
図6に示すようにブラケット40は、ブラケット本体41と、バルブ取付板42とを有している。ブラケット本体41は、板状部材の左右両端部付近を曲げて大略U字状になるように塑性変形させて構成されており、左右両側の壁の間にキャニスタ31が配置されている。また、ブラケット本体41は、前後の端部にも上方に立ち上がる壁を有しており、これら前後の壁にバンド43を掛けることでキャニスタ31がブラケット本体41から抜け出ないように固定されている。このブラケット本体41の左側の壁には、図示しない貫通孔が形成されており、この貫通孔からブラケット本体41の外側にキャニスタ31の流入口部33b及び流出口部33cが突出している。また、ブラケット本体41の右側の壁には、バルブ取付板42が一体的に形成されている。バルブ取付板42は、大略L字状に形成される板状部材であり、ブラケット本体41の右側の壁の上端から右方に延在し、その後前記右側の壁に平行に前斜め下方に延在している。このバルブ取付板42には、開閉バルブ32が取り付けられている。
また、ブラケット本体41の下部には、一対のクランプ41a,41bが形成されており、この一対のクランプ41a,41bによってキャニスタ31及び開閉バルブ32から延びるタンク用チューブ34及び供給用チューブ36がクランプされている。なお、このタンク用チューブ34は、キャニスタ31に接続されるキャニスタ側部分34aと、燃料タンク16に接続されるタンク側部分34bとに分かれるようになっており、供給用チューブ36は、開閉バルブ32に接続されるバルブ側部分36aと、スロットル装置18に接続されるタンク側部分36bとに分かれるようになっている。各々の部分34a,34b,36a,36bは、対応する構成16,31,32,18に夫々取り付けた後に対応する部分同士34a,34b,36a,36bで連結され、これによってタンク用チューブ34及び供給用チューブ36が夫々構成されるようになっている。タンク用チューブ34及び供給用チューブ36を保持する一対のクランプ41a,41bは、本実施形態においてキャニスタ側部分34a及びバルブ側部分36aを一緒にクランプするようになっている。なお、一対のクランプ41a,41bは、チューブ毎に別々に設けられてもよい。
このように構成されているブラケット40には、キャニスタ31及び開閉バルブ32が取り付けられ、タンク用チューブ34及び供給用チューブ36がクランプされている。これにより、複数の構成を有する蒸発燃料供給装置30は、ブラケット40に予めサブアッセンブリすることによってユニット化される。ユニット化された蒸発燃料供給装置30は、ブラケット40を介して取付ユニット21に取付けられ、更にこの取付ユニット21を介してメインフレーム13に取付けられている。更に詳細に説明すると、ブラケット40は、ブラケット本体41の左右両側の壁の上端部を一対のメータ取付部21dに締結させ、シールド取付部21cの下側に位置している。また、ブラケット40は、バルブ取付板42をラジエータ用ブラケット24に締結させており、正面視で取付ユニット21の内側に配置されている。
このようにしてブラケット40は、取付ユニット21を介してメインフレーム13に取付けられ、これに取り付けられたキャニスタ31は、ヘッドパイプ10より前方であってメータ装置27の裏側に配置されている。メータ装置27の裏側は、そこに配置されている構成が比較的少ないスペースであり、このスペースにキャニスタ31を配置することで空いたスペースを有効に利用することができる。これにより、従来においてキャニスタ31が配置されていた箇所を開けることができ、他の構成部品のレイアウトの自由度を向上させることができる。また、キャニスタ31は、その長手方向中心が車幅方向中心と略一致するように正面視で取付ユニット21の左右両側の枠部材の間に配置されている。更に詳細に説明すると、キャニスタ31は、その後方にある一対のフロントフォーク6,6の車幅方向内側に位置し且つフロントフォーク6から前方に離して配置されており、ハンドルバー11が回動操作された際にキャニスタ31に一対のフロントフォーク6,6及びアッパーブラケット7が当たらないようになっている。なお、一対のフロントフォーク6,6の車幅方向内側に位置するとは、正面視でキャニスタ31の両端部が一対のフロントフォーク6,6より車幅方向外側に突出していないことを意味している。
また、ブラケット40は、キャニスタ31がヘッドランプユニット20に当たらないように、ヘッドランプユニット20より後方で且つ高い位置に配置されている。更に、ブラケット40は、キャニスタ31の前側が高くなるように上斜め前方に傾けて配置されている。このように配置されたキャニスタ31の流入口部33bは、ブラケット40の一対のクランプ41a,41bと共に燃料タンク16の取出し口16aより高く配置され、タンク用チューブ34は、上下方向に撓まないように(即ち、U字状にならにように)側方から見て後ろ斜め下方に延在する(即ち、取出し口16aから流入口部33bに向かうにつれて上方に傾斜する)ように配置されている。このように配置されることで、タンク用チューブ34内でガソリン蒸気が凝縮してガソリンになっても、ガソリンがキャニスタ31に導かれることを防ぐことができる。また、タンク用チューブ34がU字状にならないようにタンク用チューブ34を傾斜させているので、凝縮したガソリンが配管内に溜まってもタンク用チューブ34内での液位の上昇速度を抑えることができる。それ故、ガソリンによってタンク用チューブ34内の通路が塞がれることを抑制することができ、それに伴う蒸発燃料供給装置30の機能の低下を防ぐことができる。
このように、蒸発燃料供給装置30及びヘッドランプユニット20等の構成は、ブラケット40を介して車体3の前端部に取付けられており、これらの構成及びヘッドパイプ10を覆うべく車体3の前端部には、図1に示すようにフロントカウル44が被せられている。フロントカウル44は、平面視で大略U字状に形成されており、前側から車体3の前端部に被せられて取付ユニット21の左右両側の枠に取付けられている。また、フロントカウル44は、一対のヘッドランプ22,22のアウタレンズに対応する位置に孔が形成されており、この孔に一対のヘッドランプ22,22のアウタレンズが嵌め込まれている。
また、フロントカウル44は、ヘッドパイプ10及びフロントフォーク6の上部の左右両側を覆っており、これらを覆っている部分より後ろ側が上下に二股に分かれている。上側の部分であるアッパーカウル44aは、燃料タンク16の取出し口16aまで延在してタンク用チューブ34の全体を覆っており、下側の部分でありロアーカウル44bは、エンジンEの付近まで延在している。このような形状を有するフロントカウル44は、図5に示すように前述の通り平面視で大略U字状に形成されており、平面視で一対のフロントフォーク6,6及びアッパーブラケット7との間に大略U字状の隙間が空いている。メータ装置27のメータカバー28は、この隙間を覆って車体3の前端部に配置されている構成(蒸発燃料供給装置30及びヘッドランプユニット20等)を運転者の視線から隠すことができる。これにより、例えばキャニスタ31を隠すためのカバー部材を別途設けないようにすることができ、部品点数の増加を抑えることができる。また、キャニスタ31をフロントカウル44によって覆うことで、別途カバー部材を用いることなく前側からキャニスタ31を隠すことができ、部品点数の増加を抑えることができる。
このように構成されている自動二輪車1では、メータ装置27の裏側にあるスペースにキャニスタ31を取付けているので、図2に示すようにフロントカウル44を外した状態においてキャニスタ31にアクセスしやすい。それ故、キャニスタ31の取外しを容易にすることができる。また、キャニスタ31が一対のフロントフォーク6,6の車幅方向内側に配置されているので、自動二輪車1のようにフロントカウル44と車体3との間にある大きな空間にキャニスタ31以外の別の構成(特にキャニスタ31より外形寸法が大きい構成)を配置することができ、他の構成部品のレイアウトの自由度を向上させることができる。また、フロントカウル44と車体3との間にキャニスタ31を更に配置する等して、自動二輪車1の車幅が拡がることを抑制することができる。
また、ガソリン蒸気を導くための配管として使用されているチューブ34〜36は、そこからのガスの漏れを防ぐためにガソリン蒸気の透過性が極めて低いチューブが採用されている。そのため、チューブは高価であるが、自動二輪車1では、燃料タンク16においてキャニスタ31が配置されている前側に取出し口16aを配置しているので、キャニスタ31がシート17下等に配置された場合に比べてタンク用チューブ34の長さを短くすることができ、製造コストを低減することができる。
また、自動二輪車1では、キャニスタ31がブラケット40及び取付ユニット21を介してメインフレーム13に取り付けられているので、一対のフロントフォーク6,6と共にキャニスタ31が動くということをなくすことができる。これにより、動いたキャニスタ31とメインフレーム13との間にタンク用チューブ34及び供給用チューブ36が挟まれることを防ぐことができる。また、タンク用チューブ34及び供給用チューブ36が一対のクランプ41a,41bによってクランプされているので、タンク用チューブ34及び供給用チューブ36が動くことを防ぐことができる。これにより、タンク用チューブ34及び供給用チューブ36が何らかの部材の間、例えば回動させた一対のフロントフォーク6,6とキャニスタ31とによって挟まれるということをなくすことができる。
更に、自動二輪車1では、ブラケット40にキャニスタ31と開閉バルブ32とを予めサブアッセンブリしておくことができ、取付が容易である。また、バルブ専用のブラケットを設ける必要がなく、部品点数の増加を防ぐことができる。
[第2実施形態]
第2実施形態の自動二輪車1Aは、第1実施形態の自動二輪車1と構成が類似している。従って、第2実施形態の自動二輪車1Aの構成については、第1実施形態の自動二輪車1と異なる構成についてだけ説明し、同一の構成については、説明を省略する。
図7及び8に示すように、第2実施形態の自動二輪車1Aでは、蒸発燃料供給装置30がヘッドパイプ10の後方であってエンジンEより前側に配置されている。さらに詳細に説明すると、ヘッドパイプ10には、ヘッドパイプ10から車幅方向に拡がりながら若干下方に傾斜して後方へ延びている左右一対のメインフレーム13が一体的に設けられており、この左右一対のメインフレーム13の間であってヘッドパイプ10とエンジンEとの間に比較的大きなスペース51が開いている。蒸発燃料供給装置30は、このスペース51に配置されている。蒸発燃料供給装置30のキャニスタ31は、左右一対のメインフレーム13に架け渡される補強板52にブラケット40Aを介して吊下げられて取り付けられており、流入口部33b及び流出口部33cが左側に突出するように横置きで配置されている。また開閉バルブ32は、キャニスタ31の上に載せるようにブラケット40Aに取付けられている。
このようにして構成されている自動二輪車1Aでは、キャニスタ31が燃料タンク16及びスロットル装置18により近く配置されるので、タンク用チューブ34及び供給用チューブ36を短くすることができる。
第2実施形態の自動二輪車1では、その他、第1実施形態の自動二輪車1と同様の作用効果を奏する。
[その他の形態について]
第1及び第2実施形態の自動二輪車1、1Aでは、蒸発燃料供給装置30のキャニスタ31が車幅方向に延在するようにキャニスタ31が横置きされているが、キャニスタ31が上下方向に延在するようにキャニスタ31が縦置きされていてもよい。また、キャニスタ31は、流入口部33b及び流出口部33cが左方に突出するように配置されているが、それらが右方に突出するように配置されてもよい。この場合、タンク用チューブ34及び供給用チューブ36をより短くすることができる。
また、第1及び第2実施形態の自動二輪車1、1Aでは、フロントカウル44を備えているが、必ずしもフロントカウル44は必要ではない。例えば、正面視でヘッドランプユニット20によって隠れるように配置してもよい。また、蒸発燃料供給装置30は、必ずしもブラケット40を介して取付ユニット21に取付ける必要はなく、取付ユニット21に直接取り付けるような構造であってもよい。
また、第1及び第2実施形態の自動二輪車1、1Aでは、マルチパーパスタイプ又はデュアルパーパスタイプの自動二輪車について説明したが、このようなタイプに限定されず、オンロードタイプ又はオフロードタイプの自動二輪車であってもよい。
E エンジン
1,1A 自動二輪車
3 車体
4 前輪
6 フロントフォーク
9 車体フレーム
10 ヘッドパイプ
13 メインフレーム
16 燃料タンク
16a 取出し口
18 スロットル装置
20 ヘッドランプユニット
21 取付ユニット
27 メータ装置
31 キャニスタ
32 開閉バルブ
33b 流入口部
33c 流出口部
34 タンク用チューブ
34a キャニスタ側部分
34b タンク側部分
36 供給用チューブ
40 ブラケット
41 ブラケット本体
41a,41b 一対のクランプ
42 バルブ取付板
44 フロントカウル

Claims (9)

  1. エンジンで燃焼させる燃料を貯蔵する燃料タンクと、
    前記燃料タンクを支持する車体フレームと、
    前輪を車幅方向両側から回転可能に支持すべく車幅方向に離して配置され、且つ上下方向に延在する中心軸を中心に回動可能に前記車体フレームに設けられている一対のフロントフォークと、
    前記燃料タンク内の蒸散ガスに含まれる燃料を吸着して前記エンジンに供給するキャニスタとを備え、
    前記燃料タンクは、前記蒸散ガスを取り出すための取出し口が側面に形成され、
    前記キャニスタは、前記取出し口と配管を介して接続される吸入口を有し、前方から見て前記一対のフロントフォークの車幅方向内側であって且つ側方から見て前記エンジンより前方に配置されている、
    前記吸入口は、前記取出し口より高い位置に配置され、
    前記配管は、U字状にならないように前記取出し口から前記吸入口に向かうにつれて上方に傾斜するように延在している、自動二輪車。
  2. 前記車体フレームは、その前後方向先端部分にヘッドパイプを有し、
    前記フロントフォークは、前記ヘッドパイプを中心に回動可能に前記車体フレームに設けられ、
    前記キャニスタは、前記ヘッドパイプに対して前斜め上方に配置されている、請求項1に記載の自動二輪車。
  3. 車速を表示するメータ装置を備え、
    前記メータ装置は、前記ヘッドパイプの上方において、斜め上前方に立ち上がるように前記車体フレームに取付けられ、
    前記キャニスタは、前記メータ装置の車速が表示されている表面の裏側に配置されている、請求項2に記載の自動二輪車。
  4. 先端部にヘッドランプユニットが配置され、前記ヘッドパイプを前方から覆うように前記車体フレームに取付けられているカウルを備え、
    前記キャニスタは、前記カウルで覆われるように前記ヘッドランプユニットの後方に配置されている、請求項2又は3に記載の自動二輪車。
  5. 前記配管は、前記取出し口に接続されている取出し口側部分と、前記吸入口に接続されている吸入口側部分とによって構成され、
    前記取出し口と前記吸入口とは、前記取出し口側部分と前記吸入口側部分とを結合することによって繋がるようになっている、請求項1乃至4の何れか1つに記載の自動二輪車。
  6. 前記取出し口は、前記燃料タンクの前側寄りに位置している、請求項1乃至5の何れか1つに記載の自動二輪車。
  7. 前記キャニスタは、キャニスタ用ブラケットを介して前記車体フレームに取付けられている、請求項1乃至6の何れか1つに記載の自動二輪車。
  8. 前記キャニスタ用ブラケットは、前記配管を保持するように構成されている、請求項7に記載の自動二輪車。
  9. 前記キャニスタから前記エンジンに供給される燃料の供給量を調整するためのバルブを備え、
    前記キャニスタ用ブラケットは、前記バルブを保持するように構成されている、請求項7又は8に記載の自動二輪車。
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