JP6220118B2 - 食物繊維含有のサラダ用固形組成物 - Google Patents

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本発明は、食物繊維含有の固形組成物に係り、更に詳しくは、おからを原料または主原料とする食物繊維含有のサラダ用固形組成物に関する。
豆腐の製造時に大量に産出されるおからに健康上有効な機能があること、すなわち食物繊維が多く含まれること、カロリーが低いことなどに着目して、様々なおから加工食品が提案されている。
しかしながら、下記特許文献1に掲載されたおから加工食品は、「おからにマヨネーズを混ぜたものであって、ピザ等を焼く際にベースとして使用するおからを用いた食品」、「乾燥させたおからにマヨネーズを混ぜた食品であって、生野菜等にかけて使用する調味料に適したおからを用いた食品」と云ったもの、下記特許文献2に掲載されたおから加工食品は、「おからに、醤油、砂糖で味付けをし火でいり乾燥し、ごま、のり、わさびなどを混ぜ合わせたふりかけ」と云ったものであり、その食味や用途が狭く限定されてしまっている。
特開2003−102414号公報 特開2003−9830号公報
本発明は以上の点に鑑みて、おからを用いて健康上有効食物繊維含有のサラダ用固形組成物を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による食物繊維含有のサラダ用固形組成物は、予め乾燥させた乾燥おからを原料または主原料とし、つなぎ成分を加え、混ぜ合わせ、乾燥させたものであり、つなぎ成分は、カゼインナトリウム又はアルギン酸ナトリウムを含み、パフ状であり、食物繊維の乾燥重量比率は、34%以上であることを特徴とする。
本発明の食物繊維含有のサラダ用固形組成物(高含有食物繊維の固型組成物)は、予め乾燥させた乾燥おからを原料または主原料とし、これにつなぎ成分を加え、混ぜ合わせ、乾燥させた固形状の食品(固形食品)であって、つなぎ成分は、カゼインナトリウム又はアルギン酸ナトリウムを含み、パフ状であり、食物繊維の乾燥重量比率は、34%以上である。また固形組成物は、製品として乾燥状態であり、常温での保存は充分可能であるので、通常の乾燥食品の流通網に乗せることが可能である。また固形組成物は、サラダにドレッシングとともにあるいはドレッシングの代わりとして振りかけて使用する。食感はカリカリ、サクサクしたものであり、歯触りが良くおいしい固形食品である。
おからとしては、産出直後の生おからを用いても良いが、原料の保存性を考慮すると、予め乾燥させた乾燥おからを用いることが好ましい。これらはもとより食物繊維含有量が多いものである。乾燥おからは粉末状であることが多い。
つなぎ成分は、食物繊維原料をつないで固形形状を保持する働きをなすものであって、例えば小麦粉、米粉、やまいも(生)、やまいも粉、藻類、デンプン(小麦デンプン、とうもろこしデンプン、ジャガイモデンプン、さつまいもデンプン、くずデンプン、タピオカデンプン)、カゼイン・カゼインナトリウム、全卵、卵白、カラギーナン、ジェランガム、アルギン酸、アルギン酸ナトリウムなどが好適に用いられる。
固形組成物の形状は、パフ状とされる。固形組成物の大きさは、1辺が1〜100mmの範囲とされるが、1〜50mm程度の大きさとするのが好適である。
固形組成物を製造するには、エクストルーダー法、押し出し造粒法、ドラム乾燥法、転動造粒法、成型・焼成法などが用いられる。
原料は、おからのみよりなるものであっても良いが、おからを主原料として、その他の食物繊維原料(食物繊維高含有の原料)、例えば穀類、いも類、豆類、野菜類、きのこ類、藻類などの食物繊維を多く含む食品材料を加えることが可能であり、その他、食物繊維が多い原料として、アルギン酸、サイリウム種皮、アルギン酸ナトリウム、セルロース、ヘミセルロース、ペクチン、ムコ多糖類(キチン、コンドロイチン硫酸)、イヌリン、グルコマンナン、寒天、プルラン、リグニン、ビール酵母、キトサン、難消化デキストリン、大豆食物繊維などを加えることが可能である。また穀類の一種として、小麦からとれる小麦フスマを加えることも可能である。
固形組成物を予め味付けするには、つなぎ成分とともに調味料成分を加えることが好適である。調味料成分は、固形組成物の用途によってこれを選択する。具体的には例えば、固形組成物をサラダにドレッシングの代わりとして使うのであれば、食酢、醤油、ごま、青じそなどを調味料成分として味の違いにより選べば良い。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち本発明の食物繊維含有の固形組成物は、予め乾燥させた乾燥おからを原料または主原料とし、つなぎ成分を加え、混ぜ合わせ、乾燥させた固形食品であって、基本的に特有の味付けがなされていない。したがって本発明所期の目的どおり、おからを用いて健康上有効で、サラダにドレッシングとともにあるいはドレッシングの代わりとして使用することができる食物繊維含有の固形組成物を提供することができる。
以下に、実施例に基づいて本発明を具体的に説明する。
実施例1・・・・
二軸エクストルーダーにて、乾燥おから(固形換算での食物繊維量48%)75部、おから以外の食物繊維原料として、小麦からとれる小麦フスマ5部、つなぎ成分として、低分子アルギン酸ナトリウム5部、調味料成分として、食酢5部、醤油4部、砂糖2部、食塩2部、調味料1部、香辛料(胡椒、唐辛子など)1部をミキサーに入れ、撹拌・混合する。全体が均一に混ざってきたら加水しながら所定の物性になるまで撹拌・混合する。次に、加熱、加圧、成型、膨化、乾燥し、パフ状の固形組成物(固形調味料)を得た。本品は、サラダにドレッシングの代わりにかけて食する。
実施例2・・・・
乾燥おから(固形換算での食物繊維量48%)70部、つなぎ成分として、小麦粉12部、カゼインナトリウム3部、調味料成分として、食酢5部、醤油4部、砂糖2部、食塩2部、調味料1部、香辛料(胡椒、唐辛子など)1部をミキサーに入れ、撹拌・混合する。全体が均一に混ざってきたら加水しながら所定の物性になるまで撹拌・混合する。次に、押し出し造粒機に入れ、造粒成型を行った後、乾燥し、顆粒状の固形組成物(固形調味料)を得た。本品は、サラダにドレッシングの代わりにかけて食する。
実施例3・・・・
二軸エクストルーダーにて、乾燥おから(固形換算での食物繊維量48%)85部、調味料成分として、食酢5部、醤油4部、砂糖2部、食塩2部、調味料1部、香辛料(胡椒、唐辛子など)1部をミキサーに入れ、撹拌・混合する。全体が均一に混ざってきたら加水しながら所定の物性になるまで撹拌・混合する。次に、加熱、加圧、成型、膨化、乾燥し、パフ状の固形組成物(固形調味料)を得た。本品は、サラダにドレッシングの代わりにかけて食する。
実施例4・・・・
二軸エクストルーダーにて、小麦粉40部、難消化デキストリン30部(25.5)、乾燥おから(固形換算での食物繊維量48%)15部(7.2)、調味料成分として、食酢5部、醤油4部、砂糖2部、食塩2部、調味料1部、香辛料(胡椒、唐辛子など)1部をミキサーに入れ、撹拌・混合する。全体が均一に混ざってきたら加水しながら所定の物性になるまで撹拌・混合する。次に、加熱、加圧、成型、膨化、乾燥し、パフ状の固形組成物(固形調味料)を得た。本品は、サラダにドレッシングの代わりにかけて食する。
上記実施例1〜4で得た固形組成物について評価をした。
Figure 0006220118
食物繊維量(乾燥重量)は、実施例1では42%、実施例2では34%、実施例3では38%、実施例4では34%であり、いずれも100g当たり20g以上であった。また、サラダに掛ける時のかけやすさ、野菜との混ぜやすさも、実施例1のパフ状、実施例2の顆粒状は非常に良好であった。また、実施例3はパフ状でサラダに均一にかけやすく、野菜と混ぜやすかった。実施例4は、サラダに均一にかけやすく、野菜と混ぜやすかった。味については、実施例1〜2と実施例4は食感が良く、野菜と良くなじみ、おいしかった。実施例3は食感が固くサクサク感がやや少なかった。
以上説明したように本発明の食物繊維含有の固形組成物は、おからに健康上有効な機能があることを利用して、健康上有意義な加工食品を提供することができる。また、おから自体は味が淡泊であるため、様々な食品乃至食品材料に添加することかできる。したがって健康上有意義で且つ汎用性に優れた加工食品として、頗る利用価値の高いものである。

Claims (1)

  1. 予め乾燥させた乾燥おからを原料または主原料とし、つなぎ成分を加え、混ぜ合わせ、乾燥させたものであり、
    つなぎ成分は、カゼインナトリウム又はアルギン酸ナトリウムを含み、
    パフ状であり、
    食物繊維の乾燥重量比率は、34%以上であることを特徴とする食物繊維含有のサラダ用固形組成物。
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