JP6218909B1 - エレベータ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 地震が発生した際に、乗りかごの着床位置を非接触状態で検出するための着床位置検出装置および被検出体の破損を防止して、運転再開までの時間と手間を削減させることが可能なエレベータ制御装置を提供する。【解決手段】 実施形態によればエレベータ制御装置は、エレベータの乗りかごに設置され、昇降路内の各階床の乗場に対応する位置に設置された被検出体を非接触状態で検出したときの乗りかごの位置を、対応する階床における着床位置として認識する着床位置検出装置に接続される。そして、エレベータの呼びが発生しておらず、乗りかごに乗客がいないときには、着床位置検出装置により被検出体が検出されない位置に乗りかごを移動させ停止させる。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、エレベータ制御装置に関する。
従来、エレベータの乗りかごには、建物の昇降路内における適切な着床位置を検出するための着床位置検出装置が装備されている。この着床位置検出装置は乗りかごの側部の所定位置に設置され、昇降路内の目的階乗場に対応する位置に設置された被検出体を検出することにより、乗りかごの床面の高さを目的階乗場の床面の高さに合わせて着床させることができる。
上述した着床位置検出装置は、磁気または光を出力することにより非接触状態で各階の被検出体を検出する。そして、乗りかごがいずれかの階に着床したときに、着床位置検出装置と該当する階の被検出体とが近接した状態になる。この状態で地震が発生すると、着床位置検出装置が被検出体に接触し、双方が破損するおそれがある。
地震が発生するとエレベータは一時停止状態に移行し、揺れがおさまった後エレベータ内で異常が検出されなければ運転が再開される。しかし、着床位置検出装置または被検出体が破損していると、該当部品を交換しなければ運転を再開させることができず、運転再開までに時間と手間がかかるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、地震が発生した際に、乗りかごの着床位置を非接触状態で検出するための着床位置検出装置および被検出体の破損を防止して、運転再開までの時間と手間を削減させることが可能なエレベータ制御装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によればエレベータ制御装置は、エレベータの乗りかごに設置され、昇降路内の各階床の乗場に対応する位置に設置された被検出体を非接触状態で検出したときの乗りかごの位置を、対応する階床における着床位置として認識する着床位置検出装置に接続される。そして、エレベータの呼びが発生しておらず、乗りかごに乗客がいないときには、着床位置検出装置により被検出体が検出されない位置に乗りかごを移動させ停止させる。
〈一実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータの構成〉
本発明の一実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータの構成について、図1を参照して説明する。
本発明の一実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータの構成について、図1を参照して説明する。
本実施形態によるエレベータ1は、3階建ての建物に設置され、昇降路2上部の機械室3に設置された巻上げ機4と、この巻上げ機4に掛け渡されたロープ5の一端に吊り下げられた乗りかご6と、巻上げ機4に接続されたパルスジェネレータ7と、1〜3階の乗場8−1〜8−3にそれぞれ設置されて利用者が乗場呼び操作を行うための乗場操作盤9−1〜9−3と、巻上げ機4およびパルスジェネレータ7に接続され、乗場操作盤9−1〜9−3に信号線10で接続され、さらに乗りかご6にテールコード11で接続された制御盤12とを備える。乗りかご6は、巻上げ機4の動作により昇降路2内で、建物の1階乗場8−1と、2階乗場8−2と、3階乗場8−3との間を昇降する。また乗りかご6内には、利用者が行先階の指定操作をするためのかご内操作盤61が設置されている。パルスジェネレータ7は、巻上げ機4の挙動から昇降路2内における乗りかご6の位置情報を生成し、制御盤12に送信する。また、昇降路2内には、乗りかご6の昇降動作を案内するガイドレール13が設置されている。
乗りかご6の上部には、着床位置検出装置14が設置されている。着床位置検出装置14は、磁気または光を出力して近接する被検出体を非接触状態で検出することで、対応する階床における乗りかご6の着床位置を認識する。また、ガイドレール13には、乗りかご6が各階の乗場8−1〜8−3それぞれに対応して適切な位置に着床したときに、着床位置検出装置14により検出される位置に、被検出体15−1〜15−3が設置されている。以下、乗場8−1〜8−3のいずれかを特定する必要がない場合には、乗場8と記載する。被検出体15−1〜15−3についても同様に、被検出体15と記載する。
着床位置検出装置14および被検出体15の構成について、図2〜5を参照して説明する。図2は、着床位置検出装置14を示す外観斜視図である。図3は、乗りかご6が着床していないときの着床位置検出装置14および被検出体15の外観斜視図であり、図4は、乗りかご6が着床しているときの着床位置検出装置14および被検出体15の外観斜視図であり、図5は、着床位置検出装置14および被検出体15を上方向から見た状態を示す図である。
着床位置検出装置14は、コの字型を有する第1検出部141、第2検出部142、第3検出部143、および第4検出部144を備える。第1検出部141〜第3検出部143は、互いに水平方向(床面と水平な面)における位置が同一であり、垂直方向(高さ方向)における位置が異なるように配置され、第4検出部144は、第1検出部141〜第3検出部143と水平方向における位置が異なるように配置されている。第1検出部141〜第4検出部144はそれぞれ、コの字型の2つの突出部のうちの一方に設けられた出力部141a〜144aと、他方の突出部の出力部141a〜144aに対向する位置に設けられた受信部141b〜144bとを備える。出力部141a〜144aはそれぞれ磁気または光を出力する。受信部141b〜144bは、乗りかご6がいずれかの階床に着床しておらず、図3に示すように対向する出力部141a〜144aとの間に遮蔽物がない状態のときには、出力部141a〜144aから出力された磁気または光を受信する。また、受信部141b〜144bは、出力部141a〜144aからの磁気または光の受信状態を示す情報を、テールコード11を介して制御盤12に送信する。
被検出体15は、取付腕151によりガイドレール13に取り付けられ、垂直方向に所定長を有する遮蔽部152a、152bが設けられている。遮蔽部152aは、出力部141a〜143aまでの距離よりも長い長さを有する。遮蔽部152aは、乗りかご6が対応する乗場8に着床したときに、図4および5に示すように着床位置検出装置14に非接触で、出力部141a〜143aと受信部141b〜143bとの間にかみ合う状態になり、出力部141a〜143aから出力された磁気または光が遮蔽されて受信部141b〜143bで受信されないようになる。同様に遮蔽部152bは、乗りかご6が対応する乗場8に着床したときに、着床位置検出装置14に非接触で出力部144aと受信部144bとの間にかみ合う状態になり、出力部144aから出力された磁気または光が遮蔽されて受信部144bで受信されないようになる。
また、昇降路2下部のピット内には、地震発生時に初期微動であるP波を感知するP波感知器16が設置され、機械室3には、地震発生時に主要動であるS波を感知するS波感知器17が設置されている。これらのP波感知器16およびS波感知器17は信号線18により制御盤12に接続され、揺れを感知したときに地震感知信号を制御盤12に送信する。
制御盤12は、図6に示すように、信号受信部121と、呼び登録部122と、運転種別切替部123と、運転制御部124とを有する。信号受信部121は、乗りかご6から送信されるかご呼び情報、パルスジェネレータ7から送信される乗りかご6の位置情報、乗場操作盤9−1〜9−3から送信される乗場呼び情報、着床位置検出装置14から送信される受信部141b〜144bにおける磁気または光の受信状態を示す情報、および、P波感知器16およびS波感知器17から送信される地震感知信号を受信する。呼び登録部122は、信号受信部121で受信されたかご呼び情報および乗場呼び情報を登録する。運転種別切替部123は、信号受信部121で受信されたP波感知器16およびS波感知器17からの地震感知信号に基づいて、エレベータ1の運転を通常運転と地震時管制運転とで切り替える。運転制御部124は、運転種別切替部123により切り替えられた現在の運転種別で、呼び登録部122に登録された乗場呼びおよびかご呼び、信号受信部121で受信された乗りかご6の位置情報、受信部141b〜144bにおける磁気または光の受信状態を示す情報に基づいて、巻上げ機4および乗りかご6内の機器の動作を制御する。
〈一実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータ1の動作について、図7および8のフローチャートを参照して説明する。図7は、通常運転中に制御盤12で実行される処理を示し、図8は、地震時管制運転に切り替えられたときに制御盤12で実行される処理を示す。
次に、本実施形態によるエレベータ1の動作について、図7および8のフローチャートを参照して説明する。図7は、通常運転中に制御盤12で実行される処理を示し、図8は、地震時管制運転に切り替えられたときに制御盤12で実行される処理を示す。
まず通常運転中は、乗りかご6のかご内操作盤61で行先階を指定する操作が行われると、当該操作内容を示すかご呼び情報がテールコード11を介して制御盤12に送信される。また、乗場操作盤9−1〜9−3のいずれかで乗場呼び操作が行われると、当該操作内容を示す乗場呼び情報が信号線10を介して制御盤12に送信される。制御盤12では、乗りかご6から送信されたかご呼び情報および乗場操作盤9−1〜9−3から送信された乗場呼び情報が信号受信部121で受信され、呼び登録部122に登録される。そして、呼び登録部122に登録されたかご呼びおよび乗場呼びに応答するために、運転制御部124により巻上げ機4や乗りかご6内の機器の動作が制御される(S1、S2の「YES」)。
このように通常運転が実行されるときに、呼び登録部122に登録された呼びがない状態なると(S2の「NO」)、運転制御部124により、乗りかご6内に乗客がいるか否かが判定される(S3)。乗りかご6内に乗客がいるか否かは、乗りかご6内を撮影する監視カメラ装置(図示せず)の撮像情報や、乗りかご6の床面または乗りかご6を吊り下げるメインロープのロープヒッチに設置された荷重検知装置(図示せず)による検知情報に基づいて判定される。
ここで、乗りかご6内に乗客がいないと判定されると(S3の「YES」)、運転制御部124により乗りかご6が戸閉されて階間に移動され、次の乗場呼び登録が発生するまで停止される(S4、S5の「NO」)。乗りかご6が階間に移動されることにより、乗りかご6に設置された着床位置検出装置14の第1検出部141〜第4検出部144と、被検出体15の遮蔽部152a、152bとがかみ合わない状態になるため、乗りかご6の停止中に地震が発生してもこれらの部品が接触して破損することが回避される。これらの第1検出部141〜第4検出部144と、遮蔽部152aおよび153bとがかみ合わずに鉛直方向に全く重ならない位置関係になるようにするためには、予め運転制御部124において各階間の距離(1階乗場8−1の床面と2階乗場8−2の床面との間の距離、および2階乗場8−2の床面と3階乗場8−3の床面との間の距離)と、被検出体15−1〜15−3の上下方向の長さ情報を保持しておき、これらを用いて乗りかご6の移動先の位置を決定することで可能である。
乗りかご6が階間で停止しているときに、いずれかの乗場操作盤9で乗場呼び操作が行われると、当該操作内容を示す乗場呼び情報が信号線10を介して制御盤12に送信される。制御盤12では、乗場操作盤9から送信された乗場呼び情報が信号受信部121で受信され、呼び登録部122に登録される。呼び登録部122に新たな乗場呼びが登録されると(S5の「YES」)、当該乗場呼び操作が行われた階床に向かう方向の最寄階に一旦乗りかご6を着床させてから、当該乗場呼びに応答するための運転が行われる(S6)。ここで、目的階の方向の最寄階に一旦乗りかご6を着床させるのは、着床位置検出装置14により当該最寄階に対応する被検出体15を検出させることで、昇降路2内における乗りかご6の現在位置を制御盤12で把握するためである。乗りかご6の位置情報はパルスジェネレータ7からも取得されるが、着床位置検出装置14によりいずれかの被検出体15を検出することで、より精度の高い位置情報を得ることができる。
次に、通常運転中に地震が発生した場合に実行される処理について、図8を参照して説明する。地震が発生し、P波感知器16でP波が感知されるとP波感知信号が制御盤12に送信され信号受信部121で受信される。
信号受信部121でP波感知信号が受信されると(S11の「YES」)、運転種別切替部123により、通常運転から地震時管制運転に切り替えられる(S12)。地震時管制運転に切り替えられると、運転制御部124において乗りかご6がいずれかの階床に着床中であるか否かが判定される(S13)。乗りかご6が移動中であり着床していないときには(S13の「NO」)、最寄階に着床されて戸開され(S14、S15)、乗りかご6がいずれかの階床に着床中であれば(S13の「YES」)、当該階で直ちに戸開される(S15)。いずれかの階床で乗りかご6が戸開されることにより、乗りかご6内の乗客が降車して避難行動をとることができる。
乗りかご6の戸開後、乗りかご6内に乗客がいなくなったことを検知すると(S16の「YES」)、乗りかご6が戸閉されて階間に移動され停止される(S17)。乗りかご6が階間に移動されることにより、着床位置検出装置14の第1検出部141〜第4検出部144と、被検出体15の遮蔽部152a、152bとがかみ合わない状態になり、当該地震の揺れによりこれらの部品が接触して破損することが回避される。
ここで、当該制御盤12に地震時管制運転から通常運転への自動復旧機能が搭載されていれば(S18の「YES」)、乗りかご6が階間に停止してから一定時間t内に所定値以上のS波感知信号、または次のP波感知信号が受信されたか否かが信号受信部121で監視される(S19〜S21)。この一定時間tは、地震によるロープ5やテールコード11の揺れが収まるまでの時間であり、昇降路2の全高(ピット深さ+昇降領域+オーバーヘッド高さ)が高い程長い時間で予め設定されている。
そして、所定値よりも大きいS波感知信号および次のP波感知信号が受信されずに一定時間tが経過すると(S19の「NO」、S20の「NO」、S21の「YES」)、自動復旧機能により運転種別切替部123により地震時管制運転から通常運転に切り替えられ、通常運転が再開される(S22)。通常運転が再開され、呼び登録部122に新たな乗場呼びが登録されると(S23の「YES」)、当該乗場呼び操作が行われた階床に向かう方向の最寄階に一旦乗りかご6を着床させてから、当該乗場呼びに応答するための運転が行われる(S24)。
当該制御盤12に自動復旧機能が搭載されていない場合(S18の「NO」)または、自動復旧機能が搭載された制御盤12で一定時間t内に所定値以上のS波感知信号が受信された場合(S18の「YES」、S19の「YES」)には、作業員による復旧処理後、通常運転が再開され(S25)、ステップS23に移行する。ステップS19において、自動復旧機能が搭載された制御盤12で一定時間t内に所定値以上のS波感知信号は受信されなかったが、余震により再度P波感知信号が受信された場合(S19の「NO」、S20の「YES」)には、ステップS19に戻って新たに一定時間tのカウントが開始される。
以上の実施形態によれば、エレベータの呼びが発生してないときには乗りかごを階間に移動させて停止させることで、停止中に地震が発生しても、着床位置検出装置と被検出体との接触による部品の破損を回避することができる。また、通常運転中に地震が発生したときには、最寄階で乗客を降車させてから乗りかごを階間に移動させて停止させることで、乗客の安全を確保するとともに、着床位置検出装置と被検出体との接触を回避し、迅速に通常運転への復旧処理を行うことができる。
上記実施形態で説明したエレベータが、複数台建物内に設置されている場合には、呼びへの応答を行っているエレベータ以外は階間に乗りかごを停止させ、乗場呼びが発生しても応答対象のエレベータ以外は乗りかごを階間に停止させた状態を維持することで、地震による部品の破損をなるべく回避することができる。
また、一般的にエレベータには、乗りかご6のかごドア上部に係合カミソリが設置され、乗場8の乗場ドアに係合ローラが設置されており、乗りかご6がいずれかの階床に着床したときには当該係合カミソリと係合ローラとが係合し、かごドアの開閉と乗場ドアの開閉とが連動するようになっている。そこで、上述した実施形態において、乗りかご6を階間に移動させる際の移動先を、第1検出部141〜第4検出部144と、遮蔽部152aおよび153bとがかみ合わずに鉛直方向に全く重ならない位置関係になるようにするとともに、かごドアの係合カミソリと乗場ドアの係合ローラとが係合しない位置関係になるように決定することで、ドア装置の破損も防ぐことができる。
また、上述した実施形態のように、登録された呼びがないときに乗りかご6を階間に停止させ、乗場呼びが発生したときに最寄階に一時停止してから目的階に移動させることにより、利用者が乗場呼び操作を行ってから乗りかご6が当該乗場呼び操作階に着床して戸開するまでの待ち時間が長くなる場合がある。これに対応し、通常運転中に乗りかご6を階間に停止させているときには、各階の乗場操作盤9の表示部に「地震待機」のテキスト文字を表示させる等、乗場呼び操作を行ってから乗りかご6が到着するまでの待ち時間が長くなることを利用者に報知する情報を出力するようにしてもよい。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…エレベータ、2…昇降路、3…機械室、4…巻上げ機、5…ロープ、6…乗りかご、7…パルスジェネレータ、8,8−1,8−2,8−3…乗場、9,9−1,9−2,9−3…乗場操作盤、10…信号線、11…テールコード、12…制御盤、13…ガイドレール、14…着床位置検出装置、15,15−1,15−2,15−3…被検出体、16…P波感知器、17…S波感知器、18…信号線、61…かご内操作盤、121…信号受信部、122…呼び登録部、123…運転種別切替部、124…運転制御部、141…第1検出部、141a〜144a…出力部、141b〜144b…受信部、142…第2検出部、143…第3検出部、144…第4検出部、151…取付腕、152a,152b…遮蔽部
Claims (6)
- エレベータの乗りかごに設置され、昇降路内の各階床の乗場に対応する位置に設置された被検出体を非接触状態で検出したときの前記乗りかごの位置を、対応する階床における着床位置として認識する着床位置検出装置に接続されたエレベータ制御装置において、
前記エレベータの呼びが発生しておらず、前記乗りかごに乗客がいないときには、前記着床位置検出装置と前記被検出体とが鉛直方向に重ならない位置関係になるように前記乗りかごを移動させ停止させる運転制御部
を備えることを特徴とするエレベータ制御装置。 - エレベータの乗りかごに設置され、昇降路内の各階床の乗場に対応する位置に設置された被検出体を非接触状態で検出したときの前記乗りかごの位置を、対応する階床における着床位置として認識する着床位置検出装置に接続されたエレベータ制御装置において、
前記乗りかごが、前記着床位置検出装置で認識された着床位置に着床しているときに地震の発生を検知すると、当該着床している階で前記乗りかごを戸開させ、前記乗りかご内に乗客がいないことを検知すると、前記着床位置検出装置と前記被検出体とが鉛直方向に重ならない位置関係になるように前記乗りかごを移動させ停止させる運転制御部
を備えることを特徴とするエレベータ制御装置。 - 前記運転制御部は、前記乗りかごが、前記着床位置検出装置で認識された着床位置に着床していないときに地震の発生を検知すると、前記乗りかごを最寄階に移動させて戸開させ、前記乗りかご内に乗客がいないことを検知すると、前記着床位置検出装置と前記被検出体とが鉛直方向に重ならない位置関係になるように前記乗りかごを移動させる
ことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ制御装置。 - 前記運転制御部は、前記着床位置検出装置と前記被検出体とが鉛直方向に重ならない位置関係になるように前記乗りかごを移動させた後、新たな乗場呼びが発生すると、当該乗場呼びの操作が行われた階床に向かう方向の最寄階に前記乗りかごを着床させて前記着床位置検出装置により該当する被検出体を検出させることで前記乗りかごの位置情報を取得した後、当該位置情報を用いて前記新たな乗場呼びに応答する
ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載のエレベータ制御装置。 - 前記運転制御部は、前記着床位置検出装置と前記被検出体とが鉛直方向に重ならない位置関係になるように前記乗りかごを移動させる際に、前記乗りかごのかごドアと乗場の乗場ドアとが連動して開閉するために設置された、前記かごドアの係合カミソリと前記乗場ドアの係合ローラとが係合しないように前記乗りかごの移動先を決定する
ことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載のエレベータ制御装置。 - 前記運転制御部は、前記着床位置検出装置と前記被検出体とが鉛直方向に重ならない位置関係になるように前記乗りかごを移動させると、各階の乗場の利用者に、乗場呼び操作に対する待ち時間が長くなることを報知する情報を出力する
ことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載のエレベータ制御装置。
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