JP6216630B2 - フォーカルプレンシャッタ及びカメラ - Google Patents

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Description

本発明は、露光用の開口部を開閉する羽根部材及び羽根部材を駆動するべく二つの駆動部材駆動部材を有するフォーカルプレンシャッタ及びカメラに関し、特に、デジタル一眼カメラ、ミラーレスカメラ等のカメラにおいて電子ファインダを用いて撮影前の被写体像を観察し得るフォーカルプレンシャッタ及びカメラに関する。
従来のフォーカルプレンシャッタとしては、露光用の開口部を有する略矩形の地板、地板の開口部を開閉するべく地板に対して移動自在に支持された羽根部材、シャッタ動作前のセット位置にセットされる主駆動部材(第2駆動部材)、主駆動部材をシャッタ動作方向に回転付勢する駆動バネ、羽根部材に連結されると共にガタ寄せバネの付勢力によりシャッタ動作と逆向きに回転付勢されてセット位置に向けて移動する主駆動部材に追従すると共にシャッタ動作時に主駆動部材により押されて一緒に移動する従駆動部材(第1駆動部材)、主駆動部材を駆動バネの付勢力に抗してシャッタ動作前のセット位置にセットするセット部材、セット位置にセットされた主駆動部材を吸着保持する電磁石、シャッタ動作の終了時に主駆動部材の一部が当接する環状緩衝部材、シャッタ動作の終了時に従駆動部材の一部(駆動ピン)が当接するC状緩衝部材等を備え、シャッタ終了時において、先ず、主駆動部材の一部を環状緩衝部材に当接させ、続いて、従駆動部材の一部(駆動ピン)をC状緩衝部材に当接させるようにすると共に、主駆動部材が環状緩衝部材に当接してバウンドし(逆向きに移動し)再び環状緩衝部材に向けて移動する際に、主駆動部材の押動部で、後からC状緩衝部材に当接してバウンドする従駆動部材の被押動部を強制的に押し戻すことで、衝撃を緩和するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、このフォーカルプレンシャッタにおいては、主駆動部材が環状緩衝部材に当接するタイミングと従駆動部材がC状緩衝部材に当接するタイミングとの間隔は非常に短く、主駆動部材が環状緩衝部材に当接してバウンドした後に再び環状緩衝部材に向かう動作を利用して、主駆動部材の押動部が従駆動部材の被押動部を強制的に押し戻すタイミングをこの非常に狭い間隔に設定するのは容易ではなく、さらには、環境の温度変化、緩衝部材の経時劣化等により、初期に設定した緩衝(当接)のタイミングあるいは押動部が被押動部を押し戻すタイミングがずれる場合もあり、それ故に、所望の緩衝作用が十分に得られない虞があった。
特開2013−97032号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、羽根部材を駆動する駆動部材が二つの駆動部材により構成されるフォーカルプレンシャッタにおいて、構造の簡素化、装置の小型化等を図りつつ、温度変化、経時劣化等の影響を受けることなく、駆動部材が停止する際の衝撃や振動を緩和でき、好適な撮影画像を得ることができ、又、手振れ補正等による振動収束時間を短くでき、シーケンスの短縮化による高速での連続撮影が可能なフォーカルプレンシャッタ及びそれを用いたカメラを提供することにある。
本発明のフォーカルプレンシャッタは、露光用の開口部を有する地板と、開口部を開閉する羽根部材と、羽根部材にシャッタ動作を行わせる向きに付勢されると共に付勢力に抗しつつシャッタ動作前のセット位置にセットされる主駆動部材と、羽根部材に連結されセット位置にセットされる主駆動部材に追従するように付勢されると共にシャッタ動作時に主駆動部材に押されて移動する従駆動部材と、シャッタ動作完了の際に先ず主駆動部材を当接させる主緩衝部材と、主駆動部材が主緩衝部材に当接した後に従駆動部材を当接させる従緩衝部材と、を備えたフォーカルプレンシャッタであって、上記従駆動部材が従緩衝部材に当接した後に従駆動部材を係止して逆向きの移動を規制する係止機構を設けた、ことを特徴としている。
この構成によれば、主駆動部材及び従駆動部材がシャッタ動作前のセット位置にセットされた状態から、主駆動部材が(羽根部材に連結された)従駆動部材を押しつつ移動して羽根部材にシャッタ動作を行わせると、羽根部材がシャッタ動作を完了する際に(羽根部材が先羽根及び後羽根を含む場合は、先羽根が開口部を完全に開口し、後羽根が開口部を完全に閉鎖する位置に至ると)、先ず、主駆動部材が主緩衝部材に当接して緩衝作用が行われ、従駆動部材は惰性により主駆動部材から離れるように移動し、続いて、従駆動部材が従緩衝部材に当接して緩衝作用が行われ、従駆動部材は逆向きにバウンドしようとするが、係止機構により、従駆動部材を係止して逆向きの移動が規制されるため、従駆動部材に連結された羽根部材も逆向きに移動するのが規制される。
すなわち、最初に主緩衝部材による主駆動部材の衝撃緩和作用、続いて、従緩衝部材による従駆動部材の衝撃緩和作用が行われ、さらに、従駆動部材の逆向きの移動を規制するバウンド防止作用が行われるため、全体として衝撃を段階的に緩和することができると共に羽根部材に所望のシャッタ動作を行わせることができ、好適な撮影画像を得ることができ、又、手振れ補正等による振動収束時間を短くでき、シーケンスの短縮化による高速での連続撮影が可能となる。
上記構成において、係止機構は、従駆動部材を離脱可能に係止する係止部を有する係止レバーと、係止部が従駆動部材を係止する向きに係止レバーを付勢する付勢バネを含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、係止機構として、係止レバー及び係止方向に付勢する付勢バネを採用するため、構造の簡素化、装置の小型化等を達成することができると共に、従駆動部材が所定の位置に達すると、付勢バネの付勢力により係止レバーに自動的に係止動作を行わせることができる。
上記構成において、係止レバーは、係止部が従駆動部材を係止する前に従駆動部材が摺動する摺動部を含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、係止レバーに摺動部を設けたことにより、係止動作が行われる前に、従駆動部材が摺動部を摺動することで負荷抵抗(摩擦力)が生じ、この負荷抵抗(摩擦力)によって従駆動部材が制動作用(減速作用)を受け、従緩衝部材に当接する際の衝撃が緩和される。
上記構成において、羽根部材にシャッタ動作を行わせる向きに主駆動部材を付勢する捩りコイル型の駆動バネを含み、駆動バネは、その一端側は地板に対して不動に掛止され、その他端側が主駆動部材の一部に掛止されると共に所定向きに伸長する自由端部を有し、駆動バネの自由端部は、主駆動部材が主緩衝部材に当接する前に地板の一部に当接するように形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、羽根部材がシャッタ動作を完了する際に、先ず、駆動バネの自由端部が地板の一部に当接して最初の緩衝作用が行われ、続いて、主駆動部材が主緩衝部材に当接して二番目の緩衝作用が行われ、続いて、従駆動部材が従緩衝部材に当接して三番面の緩衝作用が行われ、従駆動部材は逆向きにバウンドしようとするが、係止機構により、従駆動部材を係止して逆向きの移動が規制されるため、従駆動部材に連結された羽根部材も逆向きに移動するのが規制される。
すなわち、駆動バネによる主駆動部材の衝撃緩和作用、主緩衝部材による主駆動部材の衝撃緩和作用、従緩衝部材による従駆動部材の衝撃緩和作用の三段階による衝撃緩和作用が行われ、さらに、従駆動部材の逆向きの移動を規制するバウンド防止作用が行われるため、全体として衝撃を段階的により効果的に緩和することができると共に羽根部材に所望のシャッタ動作を行わせることができる。
また、主駆動部材を付勢する駆動バネを緩衝作用のために兼用するため、専用の緩衝用バネを設ける場合に比べて、構造の簡素化、装置の小型化等を達成することができる。
上記構成において、係止レバーに駆動力を及ぼす電磁アクチュエータを含み、電磁アクチュエータは、従駆動部材の係止を解除させる向きに係止レバーを駆動するように形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、電磁アクチュエータにより、係止レバーによる係止の解除動作が行われるため、解除のタイミングを所望の制御シーケンスに応じて適宜容易に設定することができる。
上記構成において、主駆動部材を付勢力に抗してシャッタ動作前のセット位置にセットし得るセット部材を含み、セット部材は、セット動作の途中において、従駆動部材の係止を解除させる向きに係止レバーを連動させるように形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、セット部材のセット動作の途中において、セット部材に連動して係止レバーによる係止の解除動作が行われるため、所定のタイミングで必ず解除動作を行うことができ、又、係止解除の機構としてセット部材を兼用することで、構造の簡素化、装置の小型化等を達成することができる。
上記構成において、羽根部材は、シャッタ動作時に、開口部を開放する先羽根及び開口部を閉鎖する後羽根を含み、主駆動部材、従駆動部材、主緩衝部材、従緩衝部材、及び係止機構は、先羽根及び後羽根の少なくも一方に対応させて設けられている、構成を採用することができる。
この構成によれば、先羽根又は後羽根を駆動する駆動機構において、上記の緩衝機構(主緩衝部材、従緩衝部材、係止機構、駆動バネの自由端部)が適用されることで、衝撃の効果的に緩和して、先羽根及び後羽根に所望のシャッタ動作(露光動作)を行わせることができる。
上記構成において、羽根部材を開放又は閉鎖状態に保持するべく従駆動部材の移動を規制する規制機構を含み、係止機構は、規制機構を兼ねる、構成を採用することができる。
この構成によれば、所定の制御シーケンスにおいて、規制機構により、開口部を開放する開放状態又は開口部を閉鎖する閉鎖状態に羽根部材を保持することができる。
例えば、羽根部材が先羽根及び後羽根を含む場合において、羽根部材が先羽根の場合には、規制機構により先羽根を開放状態に保持することで電子ファインダを用いて撮影前の被写体像を観察し得るノーマルオープンのモードを設定することができ、又、羽根部材が後羽根の場合には、規制機構により後羽根を閉鎖状態の保持することでセット動作(チャージ動作)に並行して撮影情報を記憶部に転送記憶することができる。
特に、係止機構を規制機構として兼用することで、構造の簡素化、装置の小型化等を達成しつつ、バウンド防止の係止作用と羽根部材を開放又は閉鎖状態に保持するための規制作用を両立させることができる。
本発明のカメラは、上記に記載のいずれかの構成をなすフォーカルプレンシャッタを備えた、ことを特徴としている。
この構成によれば、構造の簡素化、装置の小型化等を達成しつつ、好適な撮影画像を得ることができ、又、手振れ補正等による振動収束時間を短くでき、シーケンスの短縮化による高速での連続撮影が可能なカメラを得ることができる。
上記構成をなすフォーカルプレンシャッタによれば、羽根部材を駆動する駆動部材が二つの駆動部材により構成されるフォーカルプレンシャッタにおいて、構造の簡素化、装置の小型化等を達成しつつ、温度変化、経時劣化等の影響を受けることなく、駆動部材が停止する際の衝撃や振動を緩和でき、好適な撮影画像を得ることができ、又、手振れ補正等による振動収束時間を短くでき、シーケンスの短縮化による高速での連続撮影が可能なフォーカルプレンシャッタ及びそれを用いたカメラを提供することができる。
本発明に係るフォーカルプレンシャッタの一実施形態を示す正面図である。 図1に示すフォーカルプレンシャッタの(支持板等を省略した)外観斜視図である。 図2に示すフォーカルプレンシャッタの一部を拡大した部分拡大斜視図である。 図2に示すフォーカルプレンシャッタの一部を拡大した部分拡大斜視図である。 図1に示すフォーカルプレンシャッタにおいて、支持板等を省略し、羽根部材(先羽根及び後羽根)がシャッタ動作(露光動作)を完了した状態を示す部分正面図である。 図5に示すフォーカルプレンシャッタにおいて、先羽根及び後羽根を駆動する従駆動部材がそれぞれ係止レバーにより係止された状態で、セット部材がセット動作(チャージ動作)を開始して反時計回りに僅かに回転したセット途中の状態を示す部分正面図である。 図6に示すフォーカルプレンシャッタにおいて、セット部材がさらに回転し、そのセット動作(チャージ動作)に連動して係止レバーによる従駆動部材の係止が解除され、後羽根が開口部を部分的に開放した状態を示す部分正面図である。 図7に示すフォーカルプレンシャッタにおいて、セット部材がさらに回転してセット動作(チャージ動作)を完了し、先羽根及び後羽根が開口部を開放した(ノーマルオープン)の状態を示す部分正面図である。 図8に示すフォーカルプレンシャッタにおいて、先羽根を駆動する従駆動部材の係止レバーによる係止が解除されて、先羽根がガタ寄せバネの付勢力により移動して開口部を部分的に閉鎖した状態を示す部分正面図である。 図9に示すフォーカルプレンシャッタにおいて、先羽根が開口部を完全に閉鎖し、セット部材が休止位置に戻され、先羽根及び後羽根を駆動する主駆動部材がそれぞれ電磁石により吸着保持されたシャッタ動作開始前(露光動作開始前)の状態を示す部分正面図である。 図10に示すフォーカルプレンシャッタにおいて、先羽根を駆動する主駆動部材の電磁石による吸着保持が解除されて、主駆動部材が駆動バネの付勢力により従駆動部材を押しつつ回転し、先羽根がシャッタ動作を開始して開口部を部分的に開放し、従駆動部材が係止レバーの摺動部を摺動する状態を示す部分正面図である。 図11に示すフォーカルプレンシャッタにおいて、先羽根を駆動する主駆動部材及び従駆動部材がさらに回転して、主駆動部材を付勢する駆動バネの自由端部が地板の一部に当接した状態を示す部分正面図である。 図12に示すフォーカルプレンシャッタにおいて、先羽根を駆動する主駆動部材及び従駆動部材がさらに回転して、先羽根が開口部を完全に開放し、主駆動部材が主緩衝部材に当接した状態を示す部分正面図である。 図13に示すフォーカルプレンシャッタにおいて、先羽根を駆動する従駆動部材が惰性によりさらに回転して従緩衝部材に当接した状態を示す部分正面図である。 図14に示すフォーカルプレンシャッタにおいて、先羽根を駆動する従駆動部材が従緩衝部材に当接した後に、係止レバーの係止部が従駆動部材を係止して逆向きの移動を規制した状態を示す部分正面図である。 図15に示すフォーカルプレンシャッタにおいて、後羽根を駆動する主駆動部材の電磁石による吸着保持が解除されて、主駆動部材が駆動バネの付勢力により従駆動部材を押しつつ回転し、後羽根がシャッタ動作を開始して開口部を部分的に閉鎖し、従駆動部材が係止レバーの摺動部を摺動する状態を示す部分正面図である。 図16に示すフォーカルプレンシャッタにおいて、後羽根を駆動する主駆動部材及び従駆動部材がさらに回転して、主駆動部材を付勢する駆動バネの自由端部が地板の一部に当接した状態を示す部分正面図である。 図17に示すフォーカルプレンシャッタにおいて、後羽根を駆動する主駆動部材及び従駆動部材がさらに回転して、後羽根が開口部を完全に閉鎖し、後羽根の主駆動部材が主緩衝部材に当接した状態を示す部分正面図である。 図18に示すフォーカルプレンシャッタにおいて、従駆動部材が惰性によりさらに回転して従緩衝部材に当接した状態を示す部分正面図である。 図5に示すフォーカルプレンシャッタにおいて、先羽根を駆動する従駆動部材の係止レバーによる係止が解除されかつ後羽根を駆動する従駆動部材が係止レバーにより係止された状態で、セット部材がセット動作(ノーマルクローズの際のチャージ動作)を開始して反時計回りに回転したセット動作の途中の状態を示す部分正面図である。 図20に示すフォーカルプレンシャッタにおいて、セット部材がさらに回転すると共にセット部材に連動して、後羽根を駆動する従駆動部材の係止レバーによる係止が解除され、後羽根が開口部を完全に開放した状態を示す部分正面図である。 本発明に係るフォーカルプレンシャッタの他の実施形態(主駆動部材を付勢する駆動バネにおいて、地板の一部に当接する自由端部を廃止した)を示すものであり、先羽根を駆動する主駆動部材及び従駆動部材が回転して、先羽根が開口部を完全に開放し、最初に主駆動部材が主緩衝部材に当接した状態を示す部分正面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
この実施形態に係るフォーカルプレンシャッタは、図1ないし図4に示すように、地板10、地板10に対して所定の間隔をおいて平行に配置された支持板20、地板10に移動自在に設けられた羽根部材としての先羽根30及び後羽根40、先羽根30を駆動する先羽根駆動機構50(主駆動部材51、従駆動部材52、駆動バネ53)、後羽根40を駆動する後羽根駆動機構60(主駆動部材61、従駆動部材62、駆動バネ63)、主駆動部材51,61を付勢力に抗しつつシャッタ動作前のセット位置にセット(チャージ)し得るセット部材70、主駆動部材51,61を当接させる主緩衝部材81,82、従駆動部材52,62を当接させる従緩衝部材91,92、従駆動部材52を係止して逆向きの移動を規制する係止機構100(係止レバー101、付勢バネ102、電磁アクチュエータ103)、従駆動部材62を係止して逆向きの移動を規制する係止機構110(係止レバー111、付勢バネ112、セット部材70に設けられた解除用の係合部73)、セット位置において主駆動部材51,61(の被吸着部51c,61c)をそれぞれ磁気的に吸着保持する二つの電磁石120等を備えている。
尚、地板10には、先羽根駆動機構50、後羽根駆動機構60、セット部材70等が配置される正面側と反対側(裏側)において、先羽根30を収容する羽根室を画定する中間板(不図示)及び後羽根40を収容する羽根室を画定する裏板11が所定の間隔をおいて固定されている。
地板10は、図1及び図2に示すように、樹脂材料等を用いて略矩形の平板状に形成されており、露光用の開口部10a、円弧状の長孔10b及び長孔10c、先羽根30を回動自在に支持するべく羽根室側(裏側)に立設された支軸10d,10e、後羽根40を回動自在に支持するべく羽根室側に立設された支軸10f,10g、主駆動部材51及び従駆動部材52を回動自在に支持するべく正面側(羽根室側と反対側)に立設された支軸10h、主駆動部材61及び従駆動部材62を回動自在に支持するべく正面側に立設された支軸10i、セット部材70を回動自在に支持するべく正面側に立設された支軸10j、駆動バネ53,63の自由端部53b,63bをそれぞれ当接させるべく正面側に立設された当接部10k,10m、係止レバー101,111を回動自在に支持する支軸10n、10p、支持板20を固定するべく正面側に立設された複数の固定部10r等を備えている。
支持板20は、図1に示すように、金属板等を用いて平板部分及び屈曲部分を含むように形成されており、支軸10h,10i,10jの一端側を支持する支持部21、駆動バネ53,63の一端側53a,63aを掛止する調整車53c,63cを固定するラチェット爪22、二つの電磁石120を保持する保持部23、ネジにより地板10の固定部10rに固定される複数の固定部24等を備えている。
先羽根30は、地板10に沿って移動するものであり、図1及び図10に示すように、4枚の羽根本体31,32,33,34、羽根本体31,32,33,34を連結する2つのアーム35,36により構成されている。
アーム35は、支軸10dにより回動自在に支持されると共に、その一部が従駆動部材52の駆動ピン52aに連結されている。
アーム36は、支軸10eにより回動自在に支持されている。
そして、先羽根30は、(アーム35又は36と地板10との間に設けられた)捩りコイルバネ又は引っ張りバネ等のガタ寄せバネ37により時計回りに回転付勢されており、アーム35が、図1に示すように、主駆動部材51及び従駆動部材52により上方に向けて(反時計回りに)駆動されることにより4枚の羽根本体31,32,33,34が重なり合って開口部10aを開放し、一方、図10に示すように、主駆動部材51及び従駆動部材52により下方に向けて(時計回りに)駆動されることにより4枚の羽根本体31,32,33,34が展開して開口部10aを閉鎖するようになっている。
後羽根40は、地板10に沿って移動するものであり、図1及び図5に示すように、4枚の羽根本体41,42,43,44、羽根本体41,42,43,44を連結する2つのアーム45,46により構成されている。
アーム45は、支軸10fにより回動自在に支持されると共に、その一部が従駆動部材62の駆動ピン62aに連結されている。
アーム46は、支軸10gにより回動自在に支持されている。
そして、後羽根40は、(アーム45又は46と地板10との間に設けられた)捩りコイルバネ又は引っ張りバネ等のガタ寄せバネ47により時計回りに回転付勢されており、アーム45が、図1及び図8に示すように、主駆動部材61及び従駆動部材62により下方に向けて(時計回りに)駆動されることにより4枚の羽根本体41,42,43,44が重なり合って開口部10aを開放し、一方、図5に示すように、主駆動部材61及び従駆動部材62により上方に向けて(反時計回りに)駆動されることにより4枚の羽根本体41,42,43,44が展開して開口部10aを閉鎖するようになっている。
主駆動部材51は、図1、図2、図3に示すように、従駆動部材52と係合する係合部51a、セット部材70が係合して時計回りに回転力が及ぼされる係合部51b、電磁石120により吸着される被吸着部51c、主緩衝部材81に当接する当接部51d、駆動バネ53の自由端部53bの付け根領域を掛止する掛止部51e等を備えている。
そして、主駆動部材51は、地板10に対して支軸10h回りに回動自在に支持され、駆動バネ53の回転付勢力により、係合部51aを介して従駆動部材52を押しつつ反時計回りに回転し、当接部51dが主緩衝部材81に当接するようになっている。
従駆動部材52は、図1、図2、図3に示すように、長孔10bに挿入されてアーム35に連結されると共に従緩衝部材91に離脱可能に当接する駆動ピン52a、主駆動レバー51の係合部51aと離脱可能に係合する係合部52b、係止レバー101の係止部101aが離脱可能に係合(係止)する係合部52c等を備えている。
そして、従駆動部材52は、地板10に対して支軸10h回りに回動自在に支持されると共に先羽根30をガタ寄せするガタ寄せバネ37により時計回りに回転付勢され、時計回りに回転する主駆動部材51に追従すると共に係合部52bを介して主駆動部材51に押されつつ反時計回りに回転し、主駆動部材51の当接部51dが主緩衝部材81に当接した後に駆動ピン52aが従緩衝部材91に当接し、その後、係合部52cが係止レバー101の係止部101aにより係止されて逆向きの移動が規制されるようになっている。
駆動バネ53は、捩りコイル型のバネであり、図1及び図3に示すように、支軸10hの周りに配置されており、一端側53aが支軸10h回りに回転可能に配置されて支持板20(のラチェット爪22)により位置決めされる調整車(ラチェット筒)53cに掛止され(すなわち、一端側53aが地板10に対して不動に掛止され)、他端側が主駆動部材51の掛止部51eに離脱可能に掛止されると共に地板10と平行な方向に伸長する自由端部53bを有するように形成され、主駆動レバー51を図1中の反時計回りに回転付勢する付勢力を及ぼすようになっている。
自由端部53bは、地板10の当接部10kに離脱可能に当接するように形成され、シャッタ動作完了直前(先羽根30が開口部10aを全開する直前)にすなわち主駆動部材51の当接部51dが主緩衝部材81に当接する前に、当接部10kに当接して、駆動バネ53を巻上げつつ衝撃を緩和すると共に主駆動部材51を制動するようになっている。
ここで、駆動バネ53の(反時計回りの回転)付勢力は、先羽根30をガタ寄せするガタ寄せバネ36の(時計回りの回転)付勢力よりも大きく設定されている。
主駆動部材61は、図1、図2、図3に示すように、従駆動部材62と係合する係合部61a、セット部材70が係合して時計回りに回転力が及ぼされる係合部61b、電磁石120により吸着される被吸着部61c、主緩衝部材82に当接する当接部61d、駆動バネ63の自由端部63bの付け根領域を掛止する掛止部61e等を備えている。
そして、主駆動部材61は、地板10に対して支軸10i回りに回動自在に支持され、駆動バネ63の回転付勢力により、係合部61aを介して従駆動部材62を押しつつ反時計回りに回転し、当接部61dが主緩衝部材82に当接するようになっている。
従駆動部材62は、図1、図2、図3に示すように、長孔10cに挿入されてアーム45に連結されると共に従緩衝部材92に離脱可能に当接する駆動ピン62a、主駆動レバー61の係合部61aと離脱可能に係合する係合部62b、係止レバー111の係止部111aが離脱可能に係合(係止)する係合部62c等を備えている。
そして、従駆動部材62は、地板10に対して支軸10i回りに回動自在に支持されると共に後羽根40をガタ寄せするガタ寄せバネ47により時計回りに回転付勢され、時計回りに回転する主駆動部材61に追従すると共に係合部62bを介して主駆動部材61に押されつつ反時計回りに回転し、主駆動部材61の当接部61dが主緩衝部材82に当接した後に駆動ピン62aが従緩衝部材92に当接し、その後、係合部62cが係止レバー111の係止部111aにより係止されて逆向きの移動が規制されるようになっている。
駆動バネ63は、捩りコイル型のバネであり、図1及び図3に示すように、支軸10iの周りに配置されており、一端側63aが支軸10i回りに回転可能に配置されて支持板20(のラチェット爪22)により位置決めされる調整車(ラチェット筒)63cに掛止され(すなわち、一端側63aが地板10に対して不動に掛止され)、他端側が主駆動部材61の掛止部61eに離脱可能に掛止されると共に地板10と平行な方向に伸長する自由端部63bを有するように形成され、主駆動レバー61を図1中の反時計回りに回転付勢する付勢力を及ぼすようになっている。
自由端部63bは、地板10の当接部10mに離脱可能に当接するように形成され、シャッタ動作完了直前(後羽根40が開口部10aを全閉する直前)にすなわち主駆動部材61の当接部61dが主緩衝部材82に当接する前に、当接部10mに当接して、駆動バネ63を巻上げつつ衝撃を緩和すると共に主駆動部材61を制動するようになっている。
ここで、駆動バネ63の(反時計回りの回転)付勢力は、後羽根40をガタ寄せするガタ寄せバネ46の(時計回りの回転)付勢力よりも大きく設定されている。
セット部材70は、図1ないし図4、図7に示すように、主駆動部材51の係合部51bに係合し得る係合部71、主駆動部材61の係合部61bに係合し得る係合部72、係止レバー111に係合して係止解除の方向に回転させる係合部73等を備えており、地板10の支軸10jにより回動自在に支持されると共に、付勢バネ74の付勢力により、休止位置に向けて時計回りに回転付勢されている。
そして、セット部材70は、駆動機構(不図示)が及ぼす駆動力により、付勢バネ74の付勢力に抗して図5に示す休止位置(シャッタ動作完了(露光動作完了)の状態)から反時計回りに回転すると、係合部71が係合部51bに回転力を及ぼしかつ係合部72が係合部61bに回転力を及ぼして、図8に示すように、主駆動部材51,61をそれぞれの駆動バネ53,63の回転付勢力に抗しつつ時計回りに回転させて、シャッタ動作前のセット位置にセットするセット動作を行い、又、セット動作の途中において、図7に示すように、係合部73が係止レバー111に係合して係合レバー111を時計回りに回転させることで従駆動部材62の係止を解除させ、一方、セット位置において主駆動部材51,61(の被吸着部51c,61c)が電磁石120により吸着保持された状態で、付勢バネ74の付勢力により時計回りに回転して休止位置に戻ると、図10に示すように、係合部71が係合部51bから離脱しかつ係合部72が係合部61bから離脱して、主駆動部材51、61の反時計回りの回転を許容する状態となる。
主緩衝部材81,82は、図1、図3、図4に示すように、ゴム材料を用いて略立方体状に形成されて、地板10から正面側に突出した部分に固着されており、主駆動部材51、61の当接部51d、61dを離脱可能に当接させるようになっている。
そして、主緩衝部材81は、先羽根30がシャッタ動作(開口部10aを開放する動作)を完了する際に、主駆動部材51の当接部51dを当接させて衝撃を緩和し、主緩衝部材82は、後羽根40がシャッタ動作(開口部10aを閉鎖する動作)を完了する際に、主駆動部材61の当接部61dを当接させて衝撃を緩和するようになっている。
従緩衝部材91,92は、図1、図3、図4に示すように、ゴム材料を用いて略C状に形成されて、地板10の長孔10b,10cの端部に固着されており、従駆動部材52、62の駆動ピン52a、62aを離脱可能に当接させるようになっている。
そして、従緩衝部材91は、先羽根30がシャッタ動作(開口部10aを開放する動作)を完了する際に、主駆動部材51の当接部51dが主緩衝部材81に当接した後に続いて、従駆動部材52の駆動ピン52aを当接させて衝撃を緩和し、従緩衝部材92は、後羽根40がシャッタ動作(開口部10aを閉鎖する動作)を完了する際に、主駆動部材61の当接部61dが主緩衝部材82に当接した後に続いて、従駆動部材62の駆動ピン62aを当接させて衝撃を緩和するようになっている。
係止機構100は、先羽根駆動機構50に対応して設けられ、従駆動部材52が従緩衝部材91に当接した後に従駆動部材52を係止して逆向きの移動を規制するものであり、図1及び図3に示すように、地板10の支軸10nに回動自在に支持された係止レバー101、係止レバー101を係止する向きに回転付勢する付勢バネ102、係止レバー101の係止を解除する電磁アクチュエータ103等を備えている。
係止レバー101は、従駆動部材52の係合部52cを離脱可能に係止する係止部101a、係止部101aが係合部52cを係止する前に従駆動部材52(の係合部52cの側面52c´)が摺動することで制動作用を及ぼす摺動部101b、電磁アクチュエータ103に含まれるロータ103a(の連結ピン103a´)が連結されるU字状の連結部101c等を備えている。
付勢バネ102は、一端部が地板に掛止され、他端部が係止レバー101に掛止されて、係止レバー101を反時計回りに(係止部101aが係合部52cを係止し得る係止位置に向けて)回転付勢している。
電磁アクチュエータ103は、図1ないし図3に示すように、地板10又は支持板20に保持されており、係止レバー101の連結部101cに連結される連結ピン103a´を有するロータ103a、略U字状のヨーク103b、励磁用のコイル103c等を備えている。そして、電磁アクチュエータ103は、従駆動部材52の係止を解除させるべく、コイル103cへの通電によりロータ103aを時計回りに回転させて、係止レバー101を時計回りに回転駆動するようになっている。
また、係止機構100は、シャッタ動作完了後に、セット部材70によりセット動作が行われる際にも係止状態を維持して従駆動部材52の移動を規制することで、セット完了時に先羽根30を開放状態(ノーマルオープン)に保持する規制機構としても機能するものである。
すなわち、係止機構100により先羽根30を開放状態に保持することで、電子ファインダを用いて撮影前の被写体像を観察し得るノーマルオープンのモードを設定することができ、又、係止機構100を規制機構として兼用することで、構造の簡素化、装置の小型化等を達成しつつ、バウンド防止の係止作用と先羽根30を開放状態に保持するための規制作用を両立させることができる。
係止機構110は、後羽根駆動機構60に対応して設けられ、従駆動部材62が従緩衝部材92に当接した後に従駆動部材62を係止して逆向きの移動を規制するものであり、図1、図6、図7に示すように、地板10の支軸10pに回動自在に支持された係止レバー111、係止レバー111を係止する向きに回転付勢する付勢バネ112等を備えている。
係止レバー111は、従駆動部材62の係合部62cを離脱可能に係止する係止部111a、係止部111aが係合部62cを係止する前に従駆動部材62(の係合部62cの側面62c´)が摺動することで制動作用を及ぼす摺動部111b、セット部材70の係合部73が離脱可能に係合する係合部111c等を備えている。
付勢バネ112は、一端部が地板に掛止され、他端部が係止レバー111に掛止されて、係止レバー111を反時計回りに(係止部111aが係合部62cを係止し得る係止位置に向けて)回転付勢している。
また、係止機構110は、セット部材70によりセット動作が行われる際に、そのセット動作の途中領域において(セット動作の開始から途中まで)係止状態を維持して従駆動部材62の移動を規制することで、セット動作時の所定区間だけ後羽根40を閉鎖状態に保持する規制機構としても機能するものである。
すなわち、係止機構110により後羽根40を閉鎖状態に保持することで、セット動作(チャージ動作)に並行して撮影情報を記憶部に転送記憶することができ、又、係止機構110を規制機構として兼用することで、構造の簡素化、装置の小型化等を達成しつつ、バウンド防止の係止作用と後羽根40を閉鎖状態に保持するための規制作用を両立させることができる。
二つの電磁石120は、図1及び図2に示すように、支持板20の保持部23に保持されており、所定の長さの鉄芯部材121、鉄芯部材121の周りおいてボビンに巻回された励磁用のコイル122等により構成されている。尚、図2はコイル122を省略している。
そして、コイルへ122の通電により、鉄芯部材121を通る磁力線を発生させて、図8に示すように、セット位置にセットされた主駆動部材51,61の被吸着部51c,61cに鉄芯部材121が対向して磁気的吸引力を及ぼし、主駆動部材51,61を駆動バネ53,63の回転付勢力に抗してセット位置に保持し、一方、コイル122への通電を断つことにより、主駆動部材51,61が駆動バネ53,63の回転付勢力によりそれぞれ反時計回りの回転するのを許容するようになっている。
次に、このフォーカルプレンシャッタの動作について、図5ないし図21を参照しつつ説明する。
先ず、シャッタ動作完了後(露光動作完了後)の休止状態においては、図5に示すように、セット部材70は付勢バネ74の付勢力により時計回りに回転して休止位置に位置し、先羽根30を駆動する主駆動部材51及び従駆動部材52は、駆動バネ53の回転付勢力により反時計回りに回転し、駆動バネ53の自由端部53bは当接部10kに当接し、主駆動部材51の当接部51dは主緩衝部材81に当接し、従駆動部材52は係止レバー101により係止されて、先羽根30は開口部10aを開放した位置に位置し、又、後羽根40を駆動する主駆動部材61及び従駆動部材62は、駆動バネ63の回転付勢力により反時計回りに回転して停止し、駆動バネ63の自由端部63bは当接部10mに当接し、主駆動部材61の当接部61dは主緩衝部材82に当接し、従駆動部材62は係止レバー111により係止されて、後羽根40は開口部10aを閉鎖した位置に位置している。
ここで、電子ファインダにて撮影前の被写体像を観察し得る(ノーマルオープン)モードの場合は、係止機構100(係止レバー101)が従駆動部材52を係止した状態で、露光動作前のセット動作の指令により、シャッタ動作の準備指令が発せられると、図6に示すように、セット部材70が付勢バネ74の付勢力に抗しつつ反時計回りに回転してセット動作を開始し、主駆動部材51,61が駆動バネ53,63の付勢力に抗しつつセット位置に向けて時計回りに回転し始める。
そして、図7に示すように、セット部材70が反時計回りに所定角度回転したところで、係合部73が係合部111cに係合して係止レバー111を時計回りに回転させ、係止部111aによる従駆動部材62の係止が解除され、従駆動部材62がガタ寄せバネ46の付勢力により時計回りに回転して、後羽根40が開口部10aを開放し始め、セット部材70がさらに反時計回りに回転してセット動作(チャージ動作)を完了すると、図8に示すように、後羽根40が重なり合って開口部10aを開放した状態となる。
この状態において、電子ファインダを用いて、撮影前の被写体像を確認することができる。また、セット部材70によるセット動作が開始されてから係止機構110による係止が解除されるまでの間(後羽根40が開口部10aを閉鎖している間)に、すなわち、セット動作(チャージ動作)に並行して撮影情報を記憶部に転送記憶することができる。
続いて、レリーズ等の信号により、シャッタ動作(露光動作)の指令が発せられると、図9に示すように、係止機構100の電磁アクチュエータ103が起動し(ロータ103aが時計回りに回転し)、係止部101aが係合部52cから離脱して係止(規制)を解除し、従駆動部材52がガタ寄せバネ36の付勢力により時計回りに回転し、図10に示すように、先羽根30が展開して開口部10aを閉鎖する。
続いて、電磁石120が通電され、鉄芯部材121が被吸着部51c,61cを磁気的吸引力により吸着し、反時計回りに回転付勢する駆動バネ53,63の付勢力に抗して、主駆動部材51,61をセット位置に確実に保持して位置決めすると共に、セット部材70が付勢バネ74の付勢力により時計回りに回転して休止位置に戻り、主駆動部材51,61の機械的な規制が解除される。
その後、二つの電磁石120の通電がそれぞれ異なる所望のタイミングで断たれて、先羽根30が開口部10aを開放しかつ後羽根40が開口部10aを閉鎖するシャッタ動作(露光動作)が行われる。
先ず、先羽根駆動機構50に対応する電磁石120の通電が断たれたときの先羽根駆動機構50及び先羽根30の動作について説明すると、対応する電磁石120の通電オフにより、図11に示すように、主駆動部材51が駆動バネ53の付勢力により従駆動部材52を押しつつ反時計回りに回転して、先羽根30が走行して開口部10aを開放し始め、図12に示すように、先羽根30が開口部10aを全開する直前(少し前)に、駆動バネ53の自由端部53bが当接部10kに当接し、駆動バネ53を巻上げつつ衝撃を緩和すると共に主駆動部材51に制動力を及ぼす(最初の緩衝作用)。
続いて、図13に示すように、主駆動部材51及び従駆動部材52がさらに反時計回りに回転し、先羽根30が開口部10aを全開したところで、主駆動部材51の係合部51dが主緩衝部材81に当接して緩衝作用が行われ(二番面の緩衝作用)、続いて、図14に示すように、従駆動部材52が惰性により主駆動部材51から離れるようにさらに反時計回りに回転すると、従駆動部材52の駆動ピン52aが従緩衝部材91に当接して緩衝作用が行われる(三番目の緩衝作用)。
また、図11〜図12に示すように、従駆動部材52が反時計回りに回転する過程で、その係合部52cの側面52c´が係止レバー101の摺動部101bを摺動することで、従駆動部材52は係止レバー101から制動作用(減速作用)が及ぼされる。
尚、係止レバー101は、従駆動部材52の係合部52の側面52c´が摺動部101bから離脱することにより、付勢バネ102の付勢力により反時計回りに回転して係止位置に位置決めされる。
続いて、駆動ピン52aが従緩衝部材91に当接することで、従駆動部材52は逆向きに移動(バウンド)しようとするが、図15に示すように、僅かに逆向き戻ったところで、(係止機構100の)係止レバー101の係止部101aが係合部52cを係止して逆向きの移動が規制され、従駆動部材52に駆動ピン52aを介して連結された先羽根30も逆向きへ移動が規制される(バウンド防止作用)。
続いて、後羽根駆動機構60に対応する電磁石120の通電が断たれたときの後羽根駆動機構60及び後羽根40の動作について説明すると、対応する電磁石120の通電オフにより、図16に示すように、主駆動部材61が駆動バネ63の付勢力により従駆動部材62を押しつつ反時計回りに回転して、後羽根40が走行して開口部10aを閉鎖し始め、図17に示すように、後羽根40が開口部10aを全閉する直前(少し前)に、駆動バネ63の自由端部63bが当接部10mに当接し、駆動バネ63を巻上げつつ衝撃を緩和すると共に主駆動部材61に制動力を及ぼす(最初の緩衝作用)。
続いて、図18に示すように、主駆動部材61及び従駆動部材62がさらに反時計回りに回転し、後羽根40が開口部10aを全閉したところで、主駆動部材61の係合部61dが主緩衝部材82に当接して緩衝作用が行われ(二番面の緩衝作用)、続いて、図19に示すように、従駆動部材62が惰性により主駆動部材61から離れるようにさらに反時計回りに回転すると、従駆動部材62の駆動ピン62aが従緩衝部材92に当接して緩衝作用が行われる(三番目の緩衝作用)。
また、図16〜図18に示すように、従駆動部材62が反時計回りに回転する過程で、その係合部62cの側面62c´が係止レバー111の摺動部111bを摺動することで、従駆動部材62は係止レバー111から制動作用(減速作用)が及ぼされる。
尚、係止レバー111は、従駆動部材62の係合部62の側面62c´が摺動部111bから離脱することにより、付勢バネ112の付勢力により反時計回りに回転して係止位置に位置決めされる。
続いて、駆動ピン62aが従緩衝部材92に当接することで、従駆動部材62は逆向きに移動(バウンド)しようとするが、図5に示すように、僅かに逆向き戻ったところで、(係止機構110の)係止レバー111の係止部111aが係合部62cを係止して逆向きの移動が規制され、従駆動部材62に駆動ピン62aを介して連結された後羽根40も逆向きへ移動が規制される(バウンド防止作用)。
一方、電子ファインダにて撮影前の被写体像を観察しない(ノーマルクローズ)モードの場合、図5に示すシャッタ動作(露光動作)が完了した(先羽根30が開口部10aを開放しかつ後羽根40が開口部10aを閉鎖した)状態から、露光動作前のセット動作の指令により、シャッタ動作の準備指令が発せられると、図20に示すように、係止機構100の電磁アクチュエータ103が起動し(ロータ103aが時計回りに回転し)、係止部101aが係合部52cから離脱して係止(規制)を解除し、セット部材70が付勢バネ74の付勢力に抗しつつ反時計回りに回転してセット動作を開始し、主駆動部材51が駆動バネ53の付勢力に抗しつつ(及び従駆動部材52がガタ寄せバネ36の付勢力により主駆動部材51に追従しつつ)セット位置に向けて時計回りに回転し、先羽根30も展開して開口部10aを閉鎖し始め、主駆動部材61が駆動バネ63の付勢力に抗しつつセット位置に向けて時計回りに回転し始める。
そして、図21に示すように、セット部材70が反時計回りに所定角度回転したところで、係合部73が係合部111cに係合して係止レバー111を時計回りに回転させ、係止部111aによる従駆動部材62の係止が解除され、従駆動部材62がガタ寄せバネ46の付勢力により時計回りに回転して、後羽根40が開口部10aを開放し始め、セット部材70がさらに反時計回りに回転してセット動作(チャージ動作)を完了すると、前述の図10に示すように、先羽根30が展開して開口部10aを完全に閉鎖すると共に、後羽根40が重なり合って開口部10aを開放した状態となる。
以後の動作については、前述の図11ないし図19に示す内容と同一であるため、ここでの説明は省略する。
上記構成をなすフォーカルプレンシャッタによれば、羽根部材(先羽根30、後羽根40)がシャッタ動作を完了する際に、先ず、駆動バネ53,63の自由端部53b,63bが地板10の一部(当接部10k,10m)に当接して最初の緩衝作用が行われ、続いて、主駆動部材51,61が主緩衝部材81,82に当接して二番目の緩衝作用が行われ、続いて、従駆動部材52,62が従緩衝部材91,92に当接して三番面の緩衝作用が行われ、係止機構100,110により、従駆動部材52,62を係止して逆向きの移動が規制されるため、従駆動部材52,62に連結された羽根部材(先羽根30、後羽根40)も逆向きに移動するのが規制される。
すなわち、駆動バネ53,63による主駆動部材51,61の衝撃緩和作用、主緩衝部材81,82による主駆動部材51,61の衝撃緩和作用、従緩衝部材91,92による従駆動部材52,62の衝撃緩和作用の三段階による衝撃緩和作用が行われ、さらに、係止機構100,110による従駆動部材52,62のバウンド防止作用が行われるため、上記構成をなすフォーカルプレンシャッタがカメラに搭載された場合に、全体として衝撃を段階的に緩和することができると共に羽根部材(先羽根30、後羽根40)に所望のシャッタ動作を行わせることができ、好適な撮影画像を得ることができ、又、手振れ補正等による振動収束時間を短くでき、シーケンスの短縮化による高速での連続撮影が可能となる。また、主駆動部材51,61を付勢する駆動バネ53,63を緩衝作用のために兼用するため、専用の緩衝用バネを設ける場合に比べて、構造の簡素化、装置の小型化等を達成することができる。
図22は、本発明に係るフォーカルプレンシャッタの他の実施形態を示すものであり、駆動バネ53,63の自由端部53b,63bを廃止した以外は、前述の実施形態と同一であり、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
すなわち、この実施形態においては、図22に示すように、主駆動部材51,61を反時計回りにそれぞれ回転付勢する駆動バネ53,63において、自由端部53b,63bを切断した駆動バネ53´,63´を採用して、自由端部53b,63bによる緩衝作用及び制動作用が加わらないようにしたものである。
この実施形態によれば、主駆動部材51,61及び従駆動部材52,62がシャッタ動作前のセット位置にセットされた状態から、主駆動部材51,61が従駆動部材52,62を押しつつ移動して先羽根30及び後羽根40にシャッタ動作を行わせると、先羽根30及び後羽根40がシャッタ動作を完了する際に(先羽根30が開口部10aを完全に開口し、後羽根40が開口部10aを完全に閉鎖する位置に至ると)、先ず、主駆動部材51,61が主緩衝部材81,82に当接して緩衝作用が行われ、従駆動部材52,62は惰性により主駆動部材51,62から離れるように移動し、続いて、従駆動部材52,62が従緩衝部材91,92に当接して緩衝作用が行われ、従駆動部材52,62は逆向きにバウンドしようとするが、係止機構100,110により、従駆動部材52,62を係止して逆向きの移動が規制されるため、従駆動部材52,62に連結された先羽根30及び後羽根40も逆向きに移動するのが規制される。
このように、最初に主緩衝部材81,82による主駆動部材51,61の衝撃緩和作用、続いて、従緩衝部材91,92による従駆動部材52,62の衝撃緩和作用が行われ、さらに、係止機構100,110による従駆動部材52,62の逆向きの移動を規制するバウンド防止作用が行われるため、このフォーカルプレンシャッタがカメラに搭載された場合、全体として衝撃を段階的に緩和することができると共に先羽根30及び後羽根40に所望のシャッタ動作を行わせることができ、好適な撮影画像を得ることができ、又、手振れ補正等による振動収束時間を短くでき、シーケンスの短縮化による高速での連続撮影が可能となる。
上記実施形態においては、係止機構として、係止レバー101,111及び付勢バネ102,112を含む係止機構100,110を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、従駆動部材52,62が従緩衝部材91,92に当接した後に従駆動部材52,62を係止して逆向きの移動を規制し得るものであれば、その他の構成を採用することができる。
上記実施形態においては、係止機構110の係止レバー111による係止を解除する手法として、電磁アクチュエータ103を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、係止レバー111の場合と同様にセット部材70に連動して係止を解除する手法を採用してもよい。
上記実施形態においては、主駆動部材、従駆動部材、主緩衝部材、従緩衝部材、及び係止機構として、先羽根30に対応する構成(主駆動部材51、従駆動部材52、主緩衝部材81、従緩衝部材91、及び係止機構100)及び後羽根40に対応する構成(主駆動部材61、従駆動部材62、主緩衝部材82、従緩衝部材92、及び係止機構110)を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、先羽根30又は後羽根40のどちらかにのみ採用してもよい。
上記実施形態においては、羽根部材として、先羽根30及び後羽根40を含む構成において、本発明を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、羽根部材を駆動する駆動機構として主駆動部材及び従駆動部材の二つの駆動部材を含むものであれば、一つの羽根部材を備えた構成において本発明を採用してもよい。
以上述べたように、本発明のフォーカルプレンシャッタは、羽根部材を駆動する駆動部材が二つの駆動部材により構成されるフォーカルプレンシャッタにおいて、構造の簡素化、装置の小型化等を達成しつつ、温度変化、経時劣化等の影響を受けることなく、駆動部材が停止する際の衝撃や振動を緩和でき、好適な撮影画像を得ることができ、又、手振れ補正等による振動収束時間を短くでき、シーケンスの短縮化による高速での連続撮影が可能であるため、デジタル一眼カメラ、ミラーレスカメラ等のカメラに適用できるのは勿論のこと、その他の露光用の開口部を備えた光学機器に対しても有用である。
10 地板
10k,10m 地板の一部
10a 開口部
20 支持板
30 先羽根(羽根部材)
40 後羽根(羽根部材)
50 先羽根駆動機構
51 主駆動部材
52 従駆動部材
53 駆動バネ
53b 自由端部
60 後羽根駆動機構
61 主駆動部材
62 従駆動部材
63 駆動バネ
63b 自由端部
70 セット部材
81,82 主緩衝部材
91,92 従緩衝部材
100,110 係止機構(規制機構)
101,111 係止レバー
101a,111a 係止部
101b,111b 摺動部
102,112 付勢バネ
103 電磁アクチュエータ
120 電磁石

Claims (7)

  1. 露光用の開口部を有する地板と、
    前記開口部を開閉する羽根部材と、
    前記羽根部材にシャッタ動作を行わせる向きに付勢されると共に付勢力に抗しつつシャッタ動作前のセット位置にセットされる主駆動部材と、
    前記羽根部材に連結され前記セット位置にセットされる前記主駆動部材に追従するように付勢されると共にシャッタ動作時に前記主駆動部材に押されて移動する従駆動部材と、
    シャッタ動作完了の際に先ず前記主駆動部材を当接させる主緩衝部材と、
    前記主駆動部材が前記主緩衝部材に当接した後に前記従駆動部材を当接させる従緩衝部材と、を備えたフォーカルプレンシャッタであって、
    前記従駆動部材が前記従緩衝部材に当接した後に前記従駆動部材を係止して逆向きの移動を規制する係止機構を設けており、
    前記羽根部材にシャッタ動作を行わせる向きに前記主駆動部材を付勢する捩りコイル型の駆動バネを含み、
    前記駆動バネは、その一端側が前記地板に対して不動に掛止され、その他端側が前記主駆動部材の一部に掛止されると共に所定向きに伸長する自由端部を有し、
    前記駆動バネの自由端部は、前記主駆動部材が前記主緩衝部材に当接する前に前記地板の一部に当接するように形成されている、
    ことを特徴とするフォーカルプレンシャッタ。
  2. 露光用の開口部を有する地板と、
    前記開口部を開閉する羽根部材と、
    前記羽根部材にシャッタ動作を行わせる向きに付勢されると共に付勢力に抗しつつシャッタ動作前のセット位置にセットされる主駆動部材と、
    前記羽根部材に連結され前記セット位置にセットされる前記主駆動部材に追従するように付勢されると共にシャッタ動作時に前記主駆動部材に押されて移動する従駆動部材と、
    シャッタ動作完了の際に先ず前記主駆動部材を当接させる主緩衝部材と、
    前記主駆動部材が前記主緩衝部材に当接した後に前記従駆動部材を当接させる従緩衝部材と、を備えたフォーカルプレンシャッタであって、
    前記従駆動部材が前記従緩衝部材に当接した後に前記従駆動部材を係止して逆向きの移動を規制する係止機構を設けており、
    前記係止機構は、前記従駆動部材を離脱可能に係止する係止部を有する係止レバーと、前記係止部が前記従駆動部材を係止する向きに前記係止レバーを付勢する付勢バネを含み、
    前記係止レバーに駆動力を及ぼす電磁アクチュエータを含み、
    前記電磁アクチュエータは、前記従駆動部材の係止を解除させる向きに前記係止レバーを駆動するように形成されている、
    ことを特徴とするフォーカルプレンシャッタ。
  3. 前記羽根部材にシャッタ動作を行わせる向きに前記主駆動部材を付勢する捩りコイル型の駆動バネを含み、
    前記駆動バネは、その一端側が前記地板に対して不動に掛止され、その他端側が前記主駆動部材の一部に掛止されると共に所定向きに伸長する自由端部を有し、
    前記駆動バネの自由端部は、前記主駆動部材が前記主緩衝部材に当接する前に前記地板の一部に当接するように形成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  4. 前記係止レバーは、前記係止部が前記従駆動部材を係止する前に前記従駆動部材が摺動する摺動部を含む、
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  5. 前記羽根部材は、シャッタ動作時に、前記開口部を開放する先羽根及び前記開口部を閉鎖する後羽根を含み、
    前記主駆動部材、前記従駆動部材、前記主緩衝部材、前記従緩衝部材、及び前記係止機構は、前記先羽根及び後羽根の少なくも一方に対応させて設けられている、
    ことを特徴とする請求項1ないしいずれか一つに記載のフォーカルプレンシャッタ。
  6. 前記羽根部材を開放又は閉鎖状態に保持するべく前記従駆動部材の移動を規制する規制機構を含み、
    前記係止機構は、前記規制機構を兼ねる、
    ことを特徴とする請求項1ないしいずれか一つに記載のフォーカルプレンシャッタ。
  7. 請求項1ないしいずれか一つに記載のフォーカルプレンシャッタを備えた、
    ことを特徴とするカメラ。
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