JP6198680B2 - 電流遮断装置、蓄電装置、電流遮断装置の製造方法、および蓄電装置の製造方法 - Google Patents

電流遮断装置、蓄電装置、電流遮断装置の製造方法、および蓄電装置の製造方法 Download PDF

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Description

本明細書に開示の技術は、電流遮断装置、蓄電装置、電流遮断装置の製造方法、および蓄電装置の製造方法に関する。
蓄電装置が過充電されたり、内部で短絡が発生したりしたときに、蓄電装置に流れる電流を遮断する電流遮断装置の開発が進められている。電流遮断装置は、電極組立体と端子の間に配置される。特許文献1には電流遮断装置が開示されている。特許文献1の電流遮断装置は、変形板および通電板を備えている。変形板の中央部には、通電板が溶接されている。通電板には、変形板との溶接箇所の周囲に溝が形成されている。変形板は、外装缶内の圧力が増加すると変形する。変形板が変形すると、通電板が溝の部分で破断する。通電板が破断すると、電流が遮断される。
特開2010−212034号公報
電流遮断装置は、高温多湿の環境におかれることがある。例えば、電流遮断装置を備える蓄電装置が電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載された場合、自動車が走行しているときに電流遮断装置の周囲の環境が高温多湿になることがある。電流遮断装置が高温多湿の環境におかれると、電流遮断装置を構成する変形板が腐食することがある。そこで本明細書は、変形板の腐食を抑制することができる技術を提供することを目的とする。
本明細書に開示する電流遮断装置は、ケースに収容された電極組立体とケースに固定された正極又は負極の端子とを接続する通電経路をケース内の圧力が所定値を超えたときに遮断する。電流遮断装置は、電極組立体に電気的に接続された通電板と、通電板と向かい合って配置され、通電板に向けて突出する突起が設けられた変形板と、を備えている。通電板の外周部と変形板の外周部が固定され、通電板と変形板の間に空間が形成されている。通電板には空間に通じる貫通孔が形成されている。電流遮断装置は、貫通孔を閉塞する閉塞部材を備えている。
このような構成によれば、貫通孔が閉塞部材により閉塞されているので、通電板と第1変形板の間の空間に貫通孔から水分や異物が入り込むことを抑制できる。これにより、第1変形板を水分や異物から保護することができ、第1変形板の腐食を抑制することができる。
上記の電流遮断装置において、貫通孔は、通電板側から変形板側に向かって断面積が縮小するテーパ状に形成されており、閉塞部材は、貫通孔に挿入されていてもよい。
また、閉塞部材は、貫通孔に挿入されたときに貫通孔内に位置する挿入部と、挿入部の先端に形成された先端部とを備えていてもよい。また、先端部は、通電板に係止する係止部を備えていてもよい。
また、通電板の外周部と変形板の外周部が溶接により固定されていてもよい。
また、閉塞部材は、挿入部の後端に形成された後端部を備えていてもよい。また、後端部は、通電板に当接する当接部を備えていてもよい。
また、本明細書に開示する蓄電装置は、上記のいずれかの電流遮断装置を備えている。
また、本明細書に開示する電流遮断装置の製造方法は、貫通孔が形成されている通電板の貫通孔より外周側となる外周部と、通電板との間に空間が形成されるように通電板と向かい合って配置され、通電板に向けて突出する突起が設けられている変形板の外周部とを、固定する固定工程を備えている。また、電流遮断装置の製造方法は、貫通孔を用いて通電板と変形板の気密性を検査する検査工程と、検査工程の後、貫通孔を閉塞部材により閉塞する閉塞工程とを備えている。
上記の電流遮断装置の製造方法において、固定工程では、通電板の外周部と変形板の外周部を溶接により固定してもよい。
また、本明細書に開示する蓄電装置の製造方法では、上記の製造方法により製造された電流遮断装置を用いて蓄電装置を製造する。
実施形態に係る蓄電装置の断面図である。 図1の要部IIの拡大図である。 通電状態における図1の要部IIIの拡大図である。 非通電状態における図1の要部IIIの拡大図である。 図3の要部Vの拡大図である。 電流遮断装置および蓄電装置の製造方法を説明する図である(1)。 電流遮断装置および蓄電装置の製造方法を説明する図である(2)。 電流遮断装置および蓄電装置の製造方法を説明する図である(3)。 電流遮断装置および蓄電装置の製造方法を説明する図である(4)。 他の実施形態に係る蓄電装置の要部の拡大図である。
以下、実施形態について添付図面を参照して説明する。図1に示すように、蓄電装置1は、ケース11と、ケース11に収容された電極組立体12と、ケース11に固定された端子13(正極端子131および負極端子132)とを備えている。電極組立体12と端子13は電気的に接続されている。また、蓄電装置1は、端子13と電極組立体12の間に配置された電流遮断装置10を備えている。蓄電装置1は、例えば電気自動車やハイブリッド自動車に搭載される。
ケース11は、略直方体形状の箱型部材である。ケース11は、金属製であり、例えばステンレスやアルミニウムから形成されている。ケース11は、本体111と、本体111に固定された蓋体112とを備えている。蓋体112は、本体111の上部を覆っている。ケース11の本体111の内部には、電解液が収容されている。ケース11の蓋体112には、正極用の開口部85と、負極用の開口部86が形成されている。正極用の開口部85には正極端子131が固定される。負極用の開口部86には、負極端子132が固定される。
電解液は、非水系の溶媒に支持塩(電解質)を溶解させた非水電解液であることが好ましい。非水系の溶媒として、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)等の鎖状エステルを含んでいる溶媒、酢酸エチル、プロピロン酸メチルなどの溶媒、又はこれらの混合液を使用することができる。また、支持塩(電解質)として、例えば、LiPF、LiBF、LiAsF等を使用することができる。電解液には、芳香族系のモノマー添加剤が含まれている。
電極組立体12はケース11の内部に配置されている。電極組立体12とケース11の間には絶縁部材71が配置されている。絶縁部材71は電極組立体12とケース11を絶縁している。電極組立体12は、電解液に浸漬している。蓄電装置1が過充電状態や過放電状態になると、電極組立体12からガスが発生してケース11内の圧力が上昇する。
電極組立体12は、正極シートと、負極シートと、正極シートと負極シートの間に配置されたセパレータとを備えている。電極組立体12は、複数の正極シート、複数の負極シート、および複数のセパレータが積層されて構成されている。正極シート及び負極シートは、集電体と、集電体上に形成されている活物質層とを備えている。集電体としては、正極シートに用いられるものは例えばアルミ箔である。負極シートに用いられるものは例えば銅箔である。また、電極組立体12は、正極集電タブ81および負極集電タブ82を備えている。正極集電タブ81は正極シートの上端部に形成されている。負極集電タブ82は負極シートの上端部に形成されている。正極集電タブ81および負極集電タブ82は上方に突出している。正極集電タブ81は正極リード83に固定されている。負極集電タブ82は負極リード84に固定されている。
正極リード83は正極集電タブ81と正極端子131に接続されている。正極リード83を介して正極集電タブ81と正極端子131が電気的に接続されている。正極リード83とケース11の間には絶縁部材72が配置されている。絶縁部材72は正極リード83とケース11を絶縁している。
負極リード84は負極集電タブ82と接続部材87に接続されている。接続部材87は電流遮断装置10を介して負極端子132に電気的に接続されている。よって、負極リード84、接続部材87および電流遮断装置10を介して、負極集電タブ82と負極端子132が電気的に接続されている。これにより、電極組立体12と負極端子132を接続する通電経路が形成されている。電流遮断装置10はこの通電経路を遮断可能である。電流遮断装置10の構成については後述する。負極リード84とケース11の間には絶縁部材73が配置されている。絶縁部材73は負極リード84とケース11を絶縁している。
端子13(正極端子131および負極端子132)は、ケース11の蓋体112に固定されている。正極端子131および負極端子132は、ケース11の外部に突出している。正極端子131と負極端子132は間隔をあけて配置されている。正極端子131および負極端子132は、電極組立体12に電気的に接続されている。
図2に示すように、正極端子131は、ケース11の蓋体112にかしめ固定されている。正極端子131は、円柱部91、基底部92、および固定部93を備えている。円柱部91は正極用の開口部85に挿入されている。基底部92は環状に形成されている。基底部92は円柱部91の下端部に固定されている。基底部92はケース11の内部に配置されている。固定部93は環状に形成されている。固定部93は円柱部91の上端部に固定されている。固定部93はケース11の外部に配置されている。正極端子131は、固定部93と基底部92が上下に加圧されることによりケース11に固定されている。
正極端子131は、正極側外部端子301に接触している。正極側外部端子301は、外部の回路(図示省略)に接続されている。正極側外部端子301とケース11の間には絶縁部材74が配置されている。絶縁部材74は正極側外部端子301とケース11を絶縁している。また、正極端子131とケース11の間には絶縁部材75が配置されている。絶縁部材75は正極端子131とケース11を絶縁している。
図3に示すように、負極端子132は、ケース11にかしめ固定されている。負極端子132は、円筒部94、基底部95、および固定部96を備えている。円筒部94は負極用の開口部86に挿入されている。円筒部94には貫通孔97が形成されている。基底部95は環状に形成されている。基底部95は円筒部94の下端部に固定されている。基底部95はケース11の内部に配置されている。基底部95には凹部98が形成されている。凹部98は貫通孔97と連通している。固定部96は環状に形成されている。固定部96は円筒部94の上端部に固定されている。固定部96はケース11の外部に配置されている。負極端子132は、固定部96と基底部95が上下に加圧されることによりケース11に固定されている。
負極端子132は、負極側外部端子302に接触している。負極側外部端子302は、外部の回路(図示省略)に接続されている。負極側外部端子302とケース11の間には絶縁部材76が配置されている。絶縁部材76は負極側外部端子302とケース11を絶縁している。また、負極端子132とケース11の間には絶縁部材77が配置されている。絶縁部材77は負極端子132とケース11を絶縁している。
次に、電流遮断装置の構成について説明する。図3および図4に示すように、電流遮断装置10は、通電板20、第1変形板30、および第2変形板40を備えている。電流遮断装置10はケース11の内部に配置されている。電流遮断装置10は、負極端子132より下側に配置されている。図3は通電状態を示しており、図4は非通電状態を示している。
通電板20は、金属製の部材であり、導電性を有している。通電板20は、平面視において円形状に形成されている。通電板20は、第1変形板30と第2変形板40の間に配置されている。通電板20は、第1変形板30より上側に配置されており、第2変形板40より下側に配置されている。通電板20と第1変形板30の間には、空間54が形成されている。通電板20は、第1変形板30および第2変形板40に固定されている。通電板20は、中央部22および外周部21を有している。外周部21は、後述の貫通孔50より外周側に位置している。また、通電板20には溝部23が形成されている。溝部23は中央部22の周囲に形成されている。通電板20の溝部23は、他の部分より強度が弱く、破断しやすい。通電板20は、溝部23を起点にして破断する。通電板20は、図3に示すように、通電状態のときには破断しておらず、図4に示すように、破断すると非通電状態になる。すなわち、通電板20が破断することにより、通電が遮断される。また、通電板20は、接続部材87に接続されている。通電板20は、接続部材87および負極リード84を介して、電極組立体12に電気的に接続されている。
また、通電板20には、貫通孔50が形成されている。貫通孔50は、空間54に通じている。貫通孔50は、通電板20の溶接部分と溝部23の間に形成されている。貫通孔50は、溝部23より外側に形成されている。貫通孔50は、第2変形板40側より第1変形板30側が縮径するテーパ状に形成されている。貫通孔50の内面は傾斜している。貫通孔50は、第1開口部51および第2開口部52を有している。第1開口部51は、第1変形板30側に形成されており、第2開口部52は、第2変形板40側に形成されている。第2開口部52の面積は第1開口部51の面積より大きい。貫通孔50の断面積は、第2開口部52から第1開口部51に向けて連続的に小さくなっている。貫通孔50の断面積は、第1変形板30側に向かって縮小する。貫通孔50には、閉塞部材60が挿入されており、閉塞部材60は、貫通孔50を閉塞している。なお、貫通孔50は、通電板20と第1変形板30との溶接性を試験するときに用いられる。
閉塞部材60は、弾性を有する樹脂により形成されている。図5に示すように、閉塞部材60は、先端部61、挿入部62、および後端部63を備えている。先端部61は、挿入部62の先端に形成されている。閉塞部材60は、先端部61から貫通孔50に挿入される。先端部61は、第1開口部51を覆っている。先端部61は、係止部64を有している。係止部64は通電板20に沿って張り出している。係止部64は、通電板20に引っかかる。すなわち、係止部64は、通電板20に係止する。係止部64が通電板20に係止することにより、閉塞部材60が貫通孔50から抜けなくなる。
挿入部62は、先端部61と後端部63の間に形成されている。挿入部62は、閉塞部材60が貫通孔50に挿入されたときに貫通孔50内に位置している。挿入部62は、貫通孔50の形状に倣ったテーパ状に形成されている。後端部63は、挿入部62の後端に形成されている。後端部63は、第2開口部52を覆っている。後端部63は、当接部65を有している。当接部65は通電板20に沿って張り出している。当接部65は、通電板20に当接する。当接部65が通電板20に当接することにより、貫通孔50が密封される。
第1変形板30は、金属製のダイアフラムである。第1変形板30は、導電性を有しており、平面視において円形状に形成されている。第1変形板30は、通電板20より下側に配置されている。第1変形板30は、中央部32および外周部31を有している。第1変形板30は、図3に示すように、通電状態のときには下方に凸の状態であり、図4に示すように、非通電状態のときには上方に凸の状態になる。通電状態のときは、第1変形板30の中央部32が下方に突出している。第1変形板30は、ケース11内の圧力が所定値を超えたときに、下方に凸の状態から上方に凸の状態に変形する。すなわち、第1変形板30は、下方に凸の状態から上向きに反転する。非通電状態のときでは、第1変形板30の中央部32が上方に突出している。
第1変形板30には、突起35が設けられている。突起35は、第1変形板30の中央部32に設けられている。突起35は、第1変形板30の上面に固定されている。突起35は、上方に突出している。突起35は、通電板20の中央部22の下方に配置されている。突起35は、通電板20の中央部22に向けて突出している。突起35は、第1変形板30が上に凸の状態に変形すると、通電板20の中央部22に衝突する。
第1変形板30の外周部31は、通電板20の外周部21に固定されている。第1変形板30の外周部31と通電板20の外周部21は、溶接により固定されている。第1変形板30の上面が通電板20の下面に固定されている。
第2変形板40は、金属製のダイアフラムである。第2変形板40は、導電性を有しており、平面視において円形状に形成されている。第2変形板40は、通電板20より上側に配置されている。第2変形板40は、中央部42および外周部41を有している。第2変形板40は、図3に示すように、通電状態のときには下方に凸の状態であり、図4に示すように、非通電状態のときには上方に凸の状態になる。通電状態のときは、第2変形板40の中央部42が下方に突出している。
第2変形板40の中央部42は、通電板20の中央部22に固定されている。第2変形板40の中央部42と通電板20の中央部22は、溶接により固定されている。第2変形板40の下面が通電板20の上面に固定されている。第2変形板40の外周部41と通電板20の外周部21の間には絶縁部材78が配置されている。絶縁部材78は、第2変形板40と通電板20を絶縁している。
第2変形板40は、負極端子132より下側に配置されている。第2変形板40の外周部41は、負極端子132の基底部95に固定されている。第2変形板40の外周部41と負極端子132の基底部95は、溶接により固定されている。第2変形板40の上面が負極端子132の下面に固定されている。
通電板20、第1変形板30、および第2変形板40は、固定部材70により固定されている。固定部材70はかしめられ、通電板20、第1変形板30、および第2変形板40を、負極端子132の基底部95に対して固定している。固定部材70の内側には絶縁部材79が配置されている。絶縁部材79は、通電板20、第1変形板30、第2変形板40、および負極端子132を、固定部材70から絶縁している。
次に、電流遮断装置および蓄電装置の製造方法について説明する。電流遮断装置および蓄電装置の製造方法は、通電板20と第1変形板30を溶接により固定する固定工程と、通電板20と第1変形板30の溶接の気密性を検査する検査工程と、通電板20に形成された貫通孔50を閉塞する閉塞工程とを備えている。また、電流遮断装置および蓄電装置の製造方法は、各構成を組み立てる組立工程を備えている。これについて、以下に詳細に説明する。
固定工程では、図6に示すように、通電板20の外周部21と、第1変形板30の外周部31とを溶接する。溶接方法は特に限定されるものではないが、例えばレーザー溶接やアーク溶接を用いることができる。これにより、通電板20の外周部21と第1変形板30の外周部31が固定される。通電板20、第1変形板30、および貫通孔50等の構成については、上記で説明したので詳細な説明を省略する。
次に、検査工程では、通電板20に形成された貫通孔50を利用して、通電板20と第1変形板30の溶接固定の気密性を検査する。検査工程において、気密性を検査する方法は特に限定されるものではない。以下に気密性の検査方法の一例について説明する。気密性を検査するときは、図7に示すように、第1変形板30を上側に配置し、通電板20を下側に配置した状態で、通電板20を支持部材101により支持する。支持部材101は、通電板20の下方に配置されている。支持部材101は、貫通孔50より外側に配置されている。支持部材101は、通電板20の外周部21を支持している。支持部材101と通電板20の間にはシール部材102が配置されている。シール部材102は、支持部材101と通電板20の間をシールしている。通電板20の下方において、支持部材101により囲まれた部分に気密空間103が形成されている。
支持部材101により通電板20を支持した状態で、気密空間103における空気を吸引する。また、第1変形板30の上方からヘリウム(He)のガスを供給する。このとき、通電板20と第1変形板30が気密に溶接されていない場合は、通電板20と第1変形板30の溶接部分をヘリウムガスが通過する。溶接部分を通過したヘリウムガスは、空間54に流入し、貫通孔50を通過して、気密空間103に流入する。一方、通電板20と第1変形板30が気密に溶接されている場合は、通電板20と第1変形板30の溶接部分をヘリウムガスが通過しない。そのため、ヘリウムガスが、空間54に流入せず、気密空間103に流入しない。このように、ヘリウムガスが気密空間103に流入したか否かにより、通電板20と第1変形板30の溶接固定の気密性を判断することができる。
次に、閉塞工程では、図8に示すように、閉塞部材60により貫通孔50を閉塞する。具体的には、閉塞部材60を先端部61から貫通孔50に挿入する。これにより、気密性の検査に用いた貫通孔50を閉塞することができる。閉塞部材60の構成については、上記で説明したので詳細な説明を省略する。
続いて、組立工程では、その他の構成を組み立てる。例えば、図9に示すように、第2変形板40を通電板20に溶接により固定する。また、通電板20、第1変形板30、および第2変形板40を、固定部材70により負極端子132の基底部95に固定する。このようにして、電流遮断装置10が製造される。
また、上記の方法により製造された電流遮断装置10を電極組立体12と負極端子132の間に配置する。これにより、電極組立体12と負極端子132を接続する通電経路を形成することができる。具体的には、電流遮断装置10が固定された負極端子132をケース11の蓋体112に固定する。また、電流遮断装置10の通電板20に接続部材87を接続する。次に、蓋体112に固定された電流遮断装置10がケース11の本体111に収容されるように、本体111に蓋体112を固定する。このようにして、図3に示すように、蓄電装置1が製造される。
上記のような構成を備える電流遮断装置10および蓄電装置1では、通電板20が破断していないときは通電しており、負極端子132と電極組立体12が通電する。一方、過充電等によりケース11内の圧力が所定の圧力以上になると、第1変形板30が下方に凸の状態から上方に凸の状態に変形する。第1変形板30が上方に凸の状態に変形すると、突起35が通電板20に衝突することにより通電板20が破断する。通電板20が破断すると、負極端子132と電極組立体12の間の通電が遮断される。
上記の説明から明らかなように、上記の構成を備える電流遮断装置10では、通電板20に貫通孔50が形成されており、貫通孔50が閉塞部材60により閉塞されている。これにより、通電板20と第1変形板30の間の空間54に貫通孔50から水分や異物が入り込むことを抑制できる。その結果、第1変形板30を水分や異物から保護することができる。したがって、第1変形板30の腐食を抑制することができる。
また、貫通孔50がテーパ状に形成されているので、閉塞部材60を貫通孔50に容易に挿入することができる。したがって、貫通孔50を容易に閉塞することができる。また、閉塞部材60の先端部61に係止部64が形成されており、係止部64が通電板20に係止するので、閉塞部材60が貫通孔50から抜け難くなる。これにより、貫通孔50を確実に閉塞することができる。また、閉塞部材60の後端部63に当接部65が形成されており、当接部65が通電板20に当接するので、貫通孔50を確実に閉塞することができる。また、通電板20と第1変形板30の溶接の気密性を検査した後に貫通孔50を確実に閉塞することができる。
以上、一実施形態について説明したが、具体的な態様は上記実施形態に限定されるものではない。以下の説明において、上述の説明における構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。例えば、上記実施形態では、閉塞部材60が通電板20に形成された貫通孔50に挿入されていたが、この構成に限定されるものではない。他の実施形態では、図10に示すように、閉塞部材60は、通電板20に形成された貫通孔50に挿入されておらず、貫通孔50の第2開口部52を覆うように形成されている。また、上記実施形態では、閉塞部材60が弾性を有する樹脂により形成されていたが、この構成に限定されるものではなく、閉塞部材60は、例えば金属により形成されていてもよい。また、上記実施形態では、貫通孔50がテーパ状に形成されていたが、この構成に限定されるものではなく、図10に示すように、貫通孔50が直線状に形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、電流遮断装置10が電極組立体12と負極端子132の間に配置されていたが、この構成に限定されるものではない。他の実施形態では、電流遮断装置10が電極組立体12と正極端子131の間に配置されていてもよい。この場合、電流遮断装置10は、電極組立体12と正極端子131を接続する通電経路を遮断する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1;蓄電装置
10;電流遮断装置
11;ケース
12;電極組立体
13;端子
20;通電板
21;外周部
22;中央部
23;溝部
30;第1変形板
31;外周部
32;中央部
35;突起
40;第2変形板
41;外周部
42;中央部
50;貫通孔
51;第1開口部
52;第2開口部
54;空間
60;閉塞部材
61;先端部
62;挿入部
63;後端部
64;係止部
65;当接部
70;固定部材
71;絶縁部材
72;絶縁部材
73;絶縁部材
74;絶縁部材
75;絶縁部材
76;絶縁部材
77;絶縁部材
78;絶縁部材
79;絶縁部材
81;正極集電タブ
82;負極集電タブ
83;正極リード
84;負極リード
85;(正極用の)開口部
86;(負極用の)開口部
87;接続部材
91;円柱部
92;基底部
93;固定部
94;円筒部
95;基底部
96;固定部
97;貫通孔
98;凹部
101;支持部材
102;シール部材
111;本体
112;蓋体
131;正極端子
132;負極端子
301;正極側外部端子
302;負極側外部端子

Claims (9)

  1. ケースに収容された電極組立体と前記ケースに固定された正極又は負極の端子とを接続する通電経路を前記ケース内の圧力が所定値を超えたときに遮断する電流遮断装置であって、
    前記電極組立体に電気的に接続された通電板と、
    前記通電板と向かい合って配置され、前記通電板に向けて突出する突起が設けられた変形板と、を備え、
    前記通電板の外周部と前記変形板の外周部が固定され、前記通電板と前記変形板の間に空間が形成されており、
    前記通電板には前記空間に通じる貫通孔が形成されており、
    前記貫通孔を閉塞する閉塞部材を備えている、電流遮断装置。
  2. 前記貫通孔は、通電板側から変形板側に向かって断面積が縮小するテーパ状に形成されており、
    前記閉塞部材は、前記貫通孔に挿入されている請求項1に記載の電流遮断装置。
  3. 前記閉塞部材は、前記貫通孔に挿入されたときに前記貫通孔内に位置する挿入部と、前記挿入部の先端に形成された先端部とを備えており、
    前記先端部は、前記通電板に係止する係止部を備えている請求項1又は2に記載の電流遮断装置。
  4. 前記閉塞部材は、前記挿入部の後端に形成された後端部を備え、
    前記後端部は、前記通電板に当接する当接部を備えている請求項3に記載の電流遮断装置。
  5. 前記通電板の外周部と前記変形板の外周部が溶接により固定されている請求項1から3のいずれか一項に記載の電流遮断装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の電流遮断装置を備える蓄電装置。
  7. 貫通孔が形成されている通電板の前記貫通孔より外周側となる外周部と、前記通電板との間に空間が形成されるように前記通電板と向かい合って配置され、前記通電板に向けて突出する突起が設けられている変形板の外周部とを、固定する固定工程と、
    前記貫通孔を用いて前記通電板と前記変形板の気密性を検査する検査工程と、
    前記検査工程の後、前記貫通孔を閉塞部材により閉塞する閉塞工程と、を備える電流遮断装置の製造方法。
  8. 前記固定工程では、前記通電板の外周部と前記変形板の外周部を溶接により固定する請求項6に記載の電流遮断装置の製造方法。
  9. 請求項7または8に記載の製造方法により製造された電流遮断装置を備える蓄電装置を製造する蓄電装置の製造方法。



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