JP6183521B2 - 同期モータの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、同期モータの制御装置に関する。
特許文献1には、同期モータの制御装置において、ロータ位置に係らずステータコイルに電圧印加して同期モータを駆動する他制運転により同期モータを起動し、電流ベクトルの振幅を絞り、ロータの位置推定を行いロータの推定位置を反映したベクトル制御を行う自制運転へ切り替えを行うことが記載されている。これにより、特許文献1によれば、電流ベクトルのd軸成分であるd軸電流0Aに固定するので、大きな負荷変動があったとしても、他制運転から自制運転への切り替えをスムーズに行うことができるとされている。
特開2008−167553号公報
特許文献1に記載の技術では、ロータの位置が分からない状態において電流ベクトルの振幅を絞ることでd軸電流を0Aに固定するので、トルクに関連したq軸電流も小さくなると考えられる。q軸電流が小さくなると、同期モータの起動トルクが不足して同期モータの起動性が悪化する可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、同期モータの起動トルクを確保しながら、起動運転から定常運転への移行をスムーズに行うことができる同期モータの制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の1つの側面にかかる同期モータの制御装置は、センサレス同期モータを制御する同期モータの制御装置であって、前記同期モータを駆動する駆動部と、前記駆動部により前記同期モータを駆動する際の固定座標系における電流ベクトルをγ−δ回転座標系における電流ベクトル(Iγ、Iδ)へ変換し、前記変換された電流ベクトルのγ成分Iγをゼロにする回転磁界の推定角速度ωe’を算出する演算部と、前記演算部により算出された推定角速度ωe’を積分して推定回転角度θe’を求める積分部と、前記同期モータの起動時は同期運転により指定角速度に到達するまで加速する電圧を出力し、前記指定角速度に到達後から前記同期モータの定常運転までは、q軸インダクタンス値Lqと前記変換された電流ベクトルのδ成分Iδと前記算出された推定角速度ωe’とに基づいて前記γ−δ回転座標系上で電圧ベクトルのγ成分VγをVγ=−ωe’・Lq・Iδの数式により推定して出力するとともに、前記γ−δ回転座標系上で電圧ベクトルのδ成分Vδを予め定められた値にして出力する電圧出力部と、前記積分部により求められた推定回転角度θe’を用いて、前記電圧出力部から出力された前記γ−δ回転座標系上の電圧ベクトルを前記固定座標系における電圧ベクトルに変換する第1の変換部と、を備え、前記駆動部は、前記変換部により変換された電圧ベクトルに対応した電圧で前記同期モータが動作するように、前記同期モータを駆動することを特徴とする。
また、本発明にかかる同期モータの制御装置は、上記の発明において、前記電圧出力部は、前記同期運転時は、同期角速度が確保できる電圧値を前記Vδとして出力することを特徴とする。
また、本発明にかかる同期モータの制御装置は、上記の発明において、前記電圧出力部は、前記同期運転時は、同期角速度をω*としたとき、前記VγをVγ=−ω*・Lq・Iδの数式により推定して出力することを特徴とする。
また、本発明にかかる同期モータの制御装置は、上記の発明において、前記電圧出力部は、前記予め定められた値を増加させて出力することを特徴とする。
本発明にかかる同期モータの制御装置は、同期モータの起動トルクを確保しながら、起動運転から定常運転への移行をスムーズに行うことができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる同期モータの制御装置の構成を示す図である。 図2は、起動時の電流特性を示す図である。 図3は、実施の形態におけるU−V−W固定座標系とγ−δ座標系とd−q座標系との関係を示す図である。 図4は、実施の形態における起動開始前の位置決め処理を説明するための図である。 図5は、過電圧時における電圧ベクトル及び電流ベクトルを示す図である。 図6は、適切な状態における電圧ベクトル及び電流ベクトルを示す図である。 図7は、実施の形態における速度推定処理部の構成を示す図である。 図8は、実施の形態における起動運転の処理フローを示す図である。 図9は、実施の形態における起動時の電圧制御を示す図である。 図10は、起動運転から定常運転への移行特性を示す図である。
以下に、本発明にかかる同期モータの制御装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
実施の形態にかかる同期モータの制御装置1について図1を用いて説明する。制御装置1は、外部から指令回転速度を受ける。制御装置1は、指令回転速度で動作するようにセンサレス同期モータ(以下、同期モータとする)Mをベクトル的に制御する定常運転を行う。同期モータMは、例えば、ブラシレス永久磁石モータ及び負荷を含む。
制御装置1は、同期モータMを起動する際に、この定常運転で起動するわけではなく、まず、起動用に設けられた起動運転モードで同期モータMの起動運転を行い、その後、起動運転モードから定常運転モードへ移行して、定常運転モードで同期モータMの定常運転を行う。
この起動運転モードにおいて、誘起電圧が検出されない停止時から同期モータMを起動するために、その同期モータMが使用される環境(温度や負荷変動など)に合わせて、最適に起動できる電圧と周波数との積VFの目標値を決めて積VFが目標値に収束するように同期運転を行う方法(以下、VF制御と呼ぶ)が考えられる。このVF制御によれば、予め想定した負荷に変動が生じた場合(例えば、潤滑油の温度による粘性増加やコンプレッサの差圧などが生じた場合)に、想定した起動特性から外れて振動などを発生する可能性もある。また、ある程度の負荷変動を考慮した場合、起動トルクを高めに設定することになるので、適切な起動トルクに応じた電圧よりも高い電圧を印加することになる。適切な起動トルクに応じた電圧に比べて電圧過多である場合、実負荷の回転に使われる電力以外に余剰な電力が発生し、この電力が無効分としてd軸(磁束軸)側に大きな電流を発生させる可能性がある。
このように、VF制御による同期起動はチューニングが難しい可能性があるが、余裕を見て高めに設定した起動電圧により、さらに別の問題が発生する可能性がある。すなわち、起動電圧は想定される最大負荷に合わせて決定することになるので、実使用時には負荷が軽いことがほとんどである。つまり、ほとんど電圧過多の状態で起動することになる。電圧過多による余剰電力は、d−q回転軸の電流としてみると、前述のようにd軸電流として現れ、ほとんどの場合、トルクとして使われるq軸電流よりも大きなd軸電流が流れることになる。また、モード移行(同期起動から通常運転への切換)後は、位置検出運転による高効率運転のため、d−q軸電流は制御器により最適値に制御される。すなわち、q軸電流はトルク制御のため負荷に対応した値になり、d軸電流は0以下の値をとる。
しかしながら、起動時の電圧過多によるd−q軸電流の反転(Iq<Id)は、起動運転モードから定常運転モードへのモード移行時に悪影響を及ぼす。すなわち、定常運転時の電流制御器と速度制御器とは、反転した電流を適正値に戻すため、過大な修正を行うことになる。この修正が、電流や回転数のハンチングを引き起こし、脱調停止や過電流制限による強制停止などを引き起こす可能性がある。
これに対する対策として、制御器の応答性を緩慢にすると定常時での外乱対応能力が不足するなど性能劣化を招くことになる。あるいは、同期運転時にVF特性と負荷特性が概ね一致した頃合いでモード移行したり、同期運転で十分に加速して慣性モーメントによる安定性を利用して制御器の切換ショックを緩和するなどの対策がある。いずれにしても、さらに、電圧と周波数との積VFの調整を困難にする結果となる。
別の起動方法として、電動機の回転に寄与しない高周波信号を重畳して、インダクタンスの突極比からロータの位置を推定する方法も考えられる。しかし、この方法は、複雑な計算が必要であったり、突極比が1の同期モータMでは使用できない可能性がある。
このような起動運転モードから定常運転モードへ移行する際に発生し得る問題について図2を用いて具体的に説明する。図2は、同期運転による起動時の電流特性例を示す。
図2には、起動電圧16Vの一定電圧、5rpsの一定速度で同期起動を行った場合の特性例を示している。図2に示されるように、同期モータMの回転は継続しているが、d軸電流がq軸電流を大きく上回っている。これは、負荷に対して過電圧状態であり、余剰な電力がd軸側に発生していることによるものであると考えられる。この状態で、仮に、負荷が増加するか、あるいは回転速度を上昇させれば適切な同期運転状態になるはずである。
この同期モータMを定常運転に移行した場合、適切な運転では回転数はトルク電流Iqによって制御され、d軸電流は0以下の値となる。よって、図2のような状態でモード移行を行えば、電流制御器はd軸電流を0近傍に近づけようと過大な調整電圧を出力し、この調整量のオーバーシュートが他の制御器にも影響を及ぼすことになる。すなわち、起動運転から定常運転への移行をスムーズに行うことが困難になると考えられる。
そこで、本実施形態では、上記問題の、特にVFによる同期起動に対して、次のような分析を行った。
すなわち、電圧過多による非効率な起動特性や、d−q軸の電流反転を引き起こす原因は、負荷に対する電圧と回転数とのミスマッチであると考えられる。負荷が、ある範囲内で不定であるとして、起動時に調整できる要素は電圧と回転磁界の回転速度である。電圧は、起動電流をある程度確保する必要があるので、電圧を一定として回転磁界の回転数を負荷に合わせて可変するようにすれば、電圧過多に伴う余剰電力を起動トルクにシフトすることができるはずである。つまり、軽負荷時は回転数を上げて余剰電力分を回転数増加で消費してやれば、余剰な無効電力による電流反転を防止できて、スムーズなモード移行が行えると考えられる。すなわち、予め電圧と周波数との積VFの目標値を決めるのではなく、電圧と負荷とが適切に釣り合う回転数に調整してやれば、電圧過多による起動トルクの確保と、モード移行時のシームレスな切換とを同時に実現できる。
また、本実施形態では、演算量を低減するために、実際の磁束位置(d軸位置)の推定が必要なd−q回転座標系を用いずに、実際の磁束位置の推定が不要なγ−δ回転座標系を用いる。図3に、U−V−W固定座標系とγ−δ座標系とd−q座標系との関係を示す。
d軸は、同期モータMにおけるロータの磁極Nの向きとし、回転方向に直交する軸をq軸とする。d−q軸に対応した制御軸をγ−δ軸とし、α軸(U相)からγ軸までの回転角をθeとする。起動運転において、ロータの位置検出は行わないので、γ軸とd軸との位相差Δθも示している。ロータは角速度ωeで反時計回りに回転している。
制御装置1は、ロータの位置の推定は行わないが、起動を行うに当たり、ロータの初期位相だけは確定する必要がある。その初期位相の確定に高周波を重畳する方法などもあるが、同期モータMとしてSPM電動機(突極比1)を使用する場合もあることや、処理の容易性を考慮して、制御装置1では、図4に示すように、特定相通電による位置決め制御を行う。
位置決めについては一般的な方法により行い、固定座標系に対する回転座標系の相対位置は特にこだわらないが、制御装置1では、例えば、図4に示すように、U相を起点にしてd軸とU相が一致するように位置決め通電を行う。
また、制御装置1では、回転を開始するにあたり、d軸(=γ軸)の電流を使用するが、位置決め時にはほとんどがd軸電流として流れる。よって、制御装置1では、位置決め電流と起動時の電流を区別するために、位置決めと起動開始の間に電流をリセットするための0電圧期間T1(図9参照)を挿入する。同期モータMの電気回路における抵抗とインダクタンスによる時定数は小さく電流はすぐに消滅するので、この時定数を確保するだけのごく短時間、0電圧期間T1を設ける。
次に、実施の形態にかかる同期モータの制御装置1の構成について図1を用いて具体的に説明する。図1は、同期モータの制御装置1の構成を示す図である。図1で、γ軸側の電圧と電流をVγ*、Iγ*とし、δ軸側も同様にVδ*、Iδ*とする(*は指令値を表す)。
制御装置1は、駆動部10、検出部50、演算部20、電圧出力部30、積分部60、及び第1の変換部40を備える。
駆動部10は、3相の交流信号U、V、Wを同期モータMへ供給することにより、同期モータMを駆動する。駆動部10の内部構成は、後述する。
検出部50は、少なくとも2相の電流の振幅を検出(ピックアップ)する。具体的には、検出部50は、電流センサ51、及び電流センサ52を含む。電流センサ51は、U相の電流iの振幅を検出し演算部20へ供給する。電流センサ52は、W相の電流iの振幅を検出し演算部20へ供給する。電流センサ51、及び電流センサ52は、それぞれ、電流値をAD変換してデジタルコンピュータで制御可能な信号として演算部20へ供給しても良い。
演算部20は、駆動部10により同期モータMを駆動する際の固定座標系(UVW座標系)における電流ベクトル(i,i)を回転座標系(γ−δ座標系)における電流ベクトル(iγ,iδ)へ変換する。回転座標系(γ−δ座標系)は、互いに交差するδ軸とγ軸とを有する。そして、演算部20は、変換された回転座標系における電流ベクトルのγ成分Iγをゼロにする回転磁界の推定角速度ωe’を算出する。
具体的には、演算部20は、第2の変換部(3相−2相変換器(UVW/γ−δ))21、及び速度推定処理部22を含む。
第2の変換部21は、U相の電流iの振幅の検出値を電流センサ51から受け、W相の電流iの振幅の検出値を電流センサ52から受ける。また、第2の変換部21は、回転座標系の推定回転角度θe’を積分部60から受ける。第2の変換部21は、例えば、次の数式1及び数式2により、固定座標系(UVW座標系)における電流ベクトル(i,i)を回転座標系(γ−δ座標系)における電流ベクトル(iγ,iδ)へ変換する。
γ=(√2){i×cos(θe’+π/6)−i×sin(θe’)}・・・数式1
δ=−(√2){i×sin(θe’+π/6)+i×cos(θe’)}・・・数式2
第2の変換部21は、変換した回転座標系(γ−δ座標系)における電流ベクトルのγ成分、すなわちγ軸電流Iγを速度推定処理部22へ出力し、電流ベクトルのδ成分、すなわちδ軸電流Iδを電圧出力部30へ出力する。
速度推定処理部22は、γ軸電流Iγを第2の変換部21から受ける。速度推定処理部22は、受けたγ軸電流Iγに応じて、γ軸電流Iγをゼロにするような回転磁界の角速度ωe(図3参照)の推定値である推定角速度ωe’を算出する。速度推定処理部22は、算出された推定角速度ωe’を積分部60及び電圧出力部30へ供給する。
電圧出力部30は、回転座標系(γ−δ座標系)上で電圧ベクトルのγ成分Vγを、演算部20により算出された推定角速度ωe’に基づいて推定する。それとともに、電圧出力部30は、回転座標系(γ−δ座標系)上で電圧ベクトルのδ成分Vδを予め定められた値にする。
具体的には、電圧出力部30は、固定電圧出力部31及び推定電圧出力部32を有する。
固定電圧出力部31は、Vδを予め定められた値(例えば、固定値)にし、その値をδ軸電圧指令Vδ*として第1の変換部40へ出力する。
例えば、同期モータMを起動する際に、起動電圧で、図4に示す位置決め状態から、Vγ*=0、Vδ*=予め定められた値(例えば、固定値)で駆動を開始する。固定電圧出力部31に予め設定される起動電圧Vδ*は、負荷の変動分を考慮して高めの過電圧状態とするような値に予め定められている。制御装置1では、このトルクを発生する電圧Vδ*と負荷とが適切にバランスするように回転磁界の角速度を調整する。
推定電圧出力部32は、推定角速度ωe’を演算部20の速度推定処理部22から受け、δ軸電流Iδを演算部20の第2の変換部21から受ける。推定電圧出力部32は、推定角速度ωe’とδ軸電流Iδとを用いて、電圧ベクトルのγ成分Vγを推定し、推定された値をγ軸電圧指令Vγ*として第1の変換部40へ出力する。推定電圧出力部32による電圧ベクトルのγ成分Vγの推定原理については、後述する。
積分部60は、推定角速度ωe’を積分して推定回転角度θe’を求める。
具体的には、積分部60は、積分器61を有する。積分器61は、回転磁界の推定角速度ωe’を積分することにより、回転磁界と共に回転する回転座標系の位相角θe(図3参照)の推定値である推定回転角度θe’を算出する。積分器61は、算出された推定回転角度θe’を第1の変換部40及び演算部20へそれぞれ出力する。
第1の変換部40は、積分部60により求められた推定回転角度θe’を用いて、電圧出力部により推定された回転座標系(γ−δ座標系)上の電圧ベクトルを固定座標系(UVW座標系)における電圧ベクトルに変換する。
具体的には、第1の変換部40は、2相−3相変換器(γ−δ/UVW)41を有する。2相−3相変換器41は、γ軸電圧指令Vγ*及びδ軸電圧指令Vδ*、すなわち回転座標系(γ−δ座標系)における電圧ベクトル(vγ,vδ)を電圧出力部30から受ける。2相−3相変換器41は、推定回転角度θe’を積分部60から受ける。2相−3相変換器41は、例えば、次の数式3〜数式5により、回転座標系(γ−δ座標系)における電圧ベクトル(vγ,vδ)を固定座標系(UVW座標系)における電圧ベクトル(v,v,v)へ変換する。
=(√(2/3)){vγ×cos(θe’)−vδ×sin(θe’)}・・・数式3
=(√(1/2)×vγ+√(1/6)×vδ)×sin(θe’)+(√(1/2)×vδ−√(1/6)×vγ)×cos(θe’)・・・数式4
=(√(1/6)×vδ−√(1/2)×vγ)×sin(θe’)−(√(1/6)×vγ+√(1/2)×vδ)×cos(θe’)・・・数式5
2相−3相変換器41は、変換した回転座標系(γ−δ座標系)における固定座標系(UVW座標系)における電圧ベクトル(v,v,v)を駆動部10へ出力する。なお、数式3〜数式5は、3相復調の式であるが、2相−3相変換器11は、2相変調を行って、電圧利用率を上げても良い。
駆動部10は、第1の変換部40により変換された電圧ベクトルに対応した電圧で同期モータMが動作するように、同期モータMを駆動する。
具体的には、駆動部10は、PWM変換器11及びドライバ13を有する。PWM変換器11は、固定座標系(UVW座標系)における電圧ベクトル(v,v,v)、すなわちU相電圧指令Vu*、V相電圧指令Vv*、W相電圧指令Vw*を第1の変換部40から受ける。PWM変換器11は、U相電圧指令Vu*、V相電圧指令Vv*、W相電圧指令Vw*をPWM信号に変換してドライバ13へ供給する。これにより、PWM変換器11は、ドライバ13を介して同期モータMを駆動する。
ドライバ13は、PWM信号をPWM変換器11から受ける。ドライバ13は、例えば図示しない複数のスイッチグ素子を有し、PWM信号に従って複数のスイッチグ素子を所定のタイミングでスイッチング動作させることで電力変換動作を行い、生成された3相の交流信号U、V、Wを同期モータMへ供給することにより、同期モータMを駆動する。
次に、推定電圧出力部32による電圧ベクトルのγ成分Vγの推定原理を説明する。例えば、同期モータMの定常状態における電圧電流方程式は次の数式6、7で表される。
Vd=R・Id−ωe・Lq・Iq・・・数式6
Vq=R・Iq+ωe・Ld・Id+ωe・φ・・・数式7
この数式6、7を印加電圧過多の状態で描いたのが図5である。
また、起動時にはリラクタンストルクよりもマグネットトルクが支配的と考えて、マグネットトルクの最大条件Id=0とすれば、数式6、7は、次の数式8、9となる。
Vd=−ωe・Lq・Iq・・・数式8
Vq=R・Iq+ωe・φ・・・数式9
この数式8、9のベクトル図を図6に示す。
図5に示す状態を図6に示す状態に近づければ、同期運転として適切な状態になるといえる。
図5に示す状態で、もし電流ベクトルIが第二象限(Id≦0)にあるとした場合、同期モータMを図6に示す適切な状態に移行させるためには、同期速度を落とすかq軸電圧を増加させてq軸電流を調整する必要がある。すなわち、同期モータMを調整するに当たり、γ軸電圧Vγとδ軸電圧Vδとの両方、あるいは同期速度とδ軸電圧Vδとの両方を同時に調整する必要がある。
一方、q軸電圧過多の場合、図5に示すように、電流ベクトルIは第一象限(Id>0)にあり、負荷の増減や加速に対して余裕があるので、q軸電圧Vqを固定して同期速度またはd軸電圧Vdのどちらかだけを調整してやれば、同期モータMを適切な運転状態に調整することができると考えられる。
起動方法の考え方として、d軸電圧Vdを調整して、q軸電圧Vqに対して同期速度が適切なものになるように制御する。すなわち、q軸電圧Vqと負荷の状態によって同期速度を可変し、負荷変動やDC電圧変動に対して柔軟に対応するわけである。
図5及び図6によればd軸側の電圧を−ωe・Lq・Iqにして、誘起電圧ωe・Ld・Idを0にすれば、図5の状態を最適な図6の状態に移行させられることが分かる。つまり、図6の状態は、q軸電圧Vqを一定として、d軸電圧Vdを適切な値に制御しつつ、同期速度を上げてやれば図5の状態になる。d軸電圧Vdの適切な値(例えば、最適値)は次の数式10で与えられる。
Vd=−ωe・Lq・Iq・・・数式10
q軸側の誘起電圧ωe・Ld・Idは、角速度の値に関わらずd軸電流Idが0になれば0になるので、d軸電流Idが0になるように同期速度を制御器で調整してやれば、図6の最適状態に到達すると考えられる。
すなわち、推定電圧出力部32は、上記の考え方において、後述するように、d軸電圧Vdをγ軸電圧Vγに置き換え、d軸電流Idをγ軸電流Iγに置き換え、q軸電圧Vqをδ軸電圧Vδに置き換え、q軸電流Iqをδ軸電流Iδに置き換えたものに相当する制御を行う。
次に、速度推定処理部22の構成について図7を用いて説明する。図7は、速度推定処理部の構成を示す図である。
速度推定処理部22(図1参照)は、Idを0にするという概念に基づくもので、図7の構成とすることで実現できる。すなわち、起動直後からロータが加速すると、起動トルクと過電圧による余剰電力分の正電流が、角速度に比例してd軸に現れる。図7の速度推定処理部22は、γ軸電流Iγに対して係数器224及び係数器221でそれぞれ係数K、Kをかけ、係数器221の出力を積分器222で積分し、積分器222の出力と係数器224の出力を加算器225で加算することで、推定角速度ωe’を算出して出力する。
速度推定処理部22から出力された推定角速度ωe’は、積分部60(図1参照)にて推定回転角度θe’となり、2相−3相変換器41(図1参照)による座標変換処理の変換角を角速度に応じて進角させる。その更新された変換角で、新たに電流が第2の変換部21(図1参照)による座標変換処理にて直交回転座標に変換されd軸電流Idに対応するγ軸電流Iγが計算される。
速度推定処理部22は、そのd軸電流Idに対応するγ軸電流Iγに従い再修正を行う。この逐次的な推定処理により角速度は、d軸電流Idに対応するγ軸電流Iγが0になる角速度で収束する。実際には、d−q軸電流は不明であるが、推定角速度ωe’が収束するときはd軸とγ軸との位相差Δθ(図3参照)も0に収束するとして、d−q値の代わりにγ−δ値を代用する。
また、推定角速度ωe’を収束させるために、同時に、推定角速度ωe’を用いてVd(=Vγ)を計算することを行う。q軸インダクタンス値Lqと代用値と推定角速度を用いて、数式10を書き換えると、次の数式11に示すVγになる。
Vγ=−ωe’・Lq・Iδ・・・数式11
δ軸電圧Vδを一定値とし、γ軸電流Iγを速度推定処理部22の入力として推定角速度ωe’及び推定回転角度θe’を求め、推定電圧出力部32で数式11によりγ軸電圧Vγを与えてやれば、同期モータMはδ軸電圧Vδと負荷とによって釣り合った回転数で図6の状態に収束すると考えられる。
次に、図7中のリミッタ223の働きについて説明する。
図4に示す初期状態から起動を開始した場合、ロータの磁極とq軸電流Iqとは90°の位相差からスタートして、ロータの回転に伴って次第に位相角を狭めるような過渡的な状態となる。また、起動直後はロータを停止状態から動かすためのトルクが必要になり、過電圧の影響も重なって、ロータの回転速度がオーバーシュートする。上記の数式6〜数式9は、定常状態での収束値であり、過渡状態項が省略されているので、このような過渡状態には対応できない。つまり、オーバーシュートしたロータは振動的になり、その振動を抑えるために速度推定処理部22は減速方向に修正するが、ロータと修正方向との位相によっては推定角速度が発振する可能性がある。特に、ロータが加速されたときに推定角速度ωe’が減速方向に振れた場合、急減にロータが減速方向に引き戻されて、脱調する可能性が大きくなる。
そこで、速度推定処理部22では、発振を抑制するように係数KとKとの調整を行うとともに、係数器224の前段にリミッタ223を挿入する。すなわち、リミッタ223は、電流ベクトルのγ成分Iγが所定値以下にならないように制限し、算出部226は、リミッタ223により制限された電流ベクトルのγ成分Iγをゼロにする回転磁界の推定角速度ωe’を算出する。これにより、さらに脈動に伴う振動を緩和でき、同期モータMの起動トルクを向上できる。
すなわち、もし瞬間的なオーバーシュートでγ軸電流Iγ(d軸電流Id)が負値に振れたとしても、回転方向は決まっているので、ロータと回転磁界の回転数が負になることはない。よって、リミッタ223により電流値を制限してやれば、発振現象により回転数が負値に落ち込み回転方向が逆転するような状態はキャンセルできる。例えば、γ軸電流Iγ(d軸電流Id)の負値を0にするように下限リミッタを挿入すれば、オーバーシュートによってγ軸電流Iγ(d軸電流Id)が負になっても、速度推定処理部22の偏差(入力)は0になるので、比例制御による瞬時修正は無効となり、現回転数を維持できる。
以上述べたような方法により、同期運転を適切化(例えば、最適化)できるので、定常運転に移行するときは、特別な制御をしなくても簡単かつスムーズに移行可能である。
例えば、回転数と回転角度は推定回転数ωe’と推定回転角度θe’とを引き継ぎ、d−q軸電圧はVγとVδをVd、Vqとする。通常のベクトル制御を例にすれば、速度推定処理部22の初期値(積分器)は、移行直前のδ軸電流とする。q軸電流制御器の積分器は、δ軸電圧からd軸の干渉電圧を引いた値で初期化する。干渉電圧はγ軸電流Iγと推定角速度ωe’から計算する。d軸電流制御器の積分器は、γ軸電圧からq軸の干渉電圧を加算した値で初期化する。干渉電圧はδ軸電流Iδと推定角速度ωe’から計算する。これらの制御器の初期化をもって、定常運転への引き渡しとなる。
起動プロセスをフローにまとめると、図8となる。すなわち、位置決め通電処理(ステップS1)を行い、所定時間が経過すると(ステップS2でYes)、電流をリセットするための0電流処理を行い(ステップS3)、0電圧期間T1が経過すると(ステップS4でYes)、γ軸電流Iγをゼロにするような回転磁界の角速度ωeを推定することを含む上述した処理(同期運転処理)を行い(ステップS5)、所定期間T2(図9参照)が経過すると(ステップS6でYes)、同期モータMが適切な状態になったものとして起動運転モードから定常運転モードに移行する(ステップS7)。
以上のように、実施の形態では、演算部20が、駆動部10により同期モータMを駆動する際の固定座標系における電流ベクトルをγ−δ回転座標系における電流ベクトルへ変換し、変換された回転座標系における電流ベクトルのγ成分をゼロにする回転磁界の推定角速度を算出する。積分部60は、演算部20により算出された推定角速度を積分して推定回転角度を求める。電圧出力部30は、q軸インダクタンス値Lqと演算部20により変換された電流ベクトルのδ成分と演算部20により算出された推定角速度に基づいてγ−δ回転座標系上で電圧ベクトルのγ成分を上記の数式11により推定して出力するとともに、γ−δ回転座標系上で電圧ベクトルのδ成分を予め定められた値にして出力する。第1の変換部40は、積分部60により求められた推定回転角度を用いて、電圧出力部30から出力されたγ−δ回転座標系上の電圧ベクトルを固定座標系における電圧ベクトルに変換する。駆動部10は、第1の変換部40により変換された電圧ベクトルに対応した電圧で同期モータMが動作するように、同期モータMを駆動する。これにより、ロータの位置を検知せずにγ軸電流Iγ(d軸電流Id)がゼロになるように同期運転を適切化(例えば、最適化)できるので、同期モータの起動トルクを確保しながら、起動運転から定常運転への移行をスムーズに行うことができる。
また、実施の形態では、駆動部10が、起動開始前の期間T1(図9参照)において、ロータの位置決めをするための位置決め通電を行った後、電流をリセットしたうえで、起動開始後の期間T2(図9参照)において、第1の変換部40により変換された電圧ベクトルに対応した電圧で同期モータMが動作するように、同期モータMを駆動する。これにより、同期モータMを適切に起動させることができる。
また、実施の形態では、リミッタ223が、電流ベクトルのγ成分Iγが所定値以下にならないように制限し、算出部226が、リミッタ223により制限された電流ベクトルのγ成分Iγをゼロにする回転磁界の推定角速度ωe’を算出する。これにより、脈動に伴う振動を緩和でき、同期モータMの起動トルクを向上できる。
なお、例えば、モード移行後に誘起電圧による位置検出運転を行うケースで、起動時の定電圧では十分に誘起電圧を検出できる回転数に達し得ない場合があるかもしれない。そのような場合は、図9に示すようなパターンでδ軸電圧Vδを増加させてもよい。すなわち、電圧出力部30は、起動開始後の期間T2において、予め定められた値を徐々に増加させることで回転磁界とそれに同期するロータとの回転数を高くしていきながら、γ−δ回転座標系上で電圧ベクトルのδ成分Vδを、誘起電圧を検出できる値以上の回転数を得られるような電圧(モード移行を行う電圧)まで変化させてもよい。このとき、図9に示すように、δ軸電圧Vδの増加後に定電圧区間を設け、この期間で回転数を収束させたのち、定常運転に移行させてもよい。また、この方法は、図9に示す電圧制御のパターンに限定したものではなく、起動直後からランプ状にq軸電圧を増加させたのち、任意の定電圧で固定して回転数を収束させてもよい。δ軸電圧Vδ(q軸電圧Vq)の増加に伴い、角速度も増加し、その増加分がγ軸電流Iγ(d軸電流Id)として現れるので、推定角速度も結果的に上昇できる。
このように、負荷の状態によってδ軸電圧Vδを介して同期速度を可変にすることで、負荷変動に柔軟に対応でき、広範囲な起動負荷に対応することができる。
また、制御装置1では、通常のVF制御による同期運転を行ってある程度まで加速させたのち、図7に示す速度推定処理部22の制御に切り換えることも可能である。つまり、VF制御による同期起動で過電圧の状態で同期速度を確保したのち、本実施形態の方法によりモード移行に可能な状態へ移行させてもよい。この場合、VF制御の電圧はδ軸電圧Vδとし、γ軸電圧Vγを数式11で与える。速度ωの値は、VF制御の同期角速度を電気角で使用する。そして、指定回転数に到達したら回転数を一定にして本実施形態の方法に切り換えるが、電流ベクトルIが第一象限にあることを確認する。つまり、γ軸電流Iγが0より大きい正値であればよい。もし、γ軸電流Iγが負値であれば、回転数を維持してδ軸電圧Vδを増加させるなどの処理が必要になる。このとき、γ軸電流Iγが負値であっても回転数の収束は可能であるが、負荷に対してトルク不足のケースもあるので、過電圧状態から切り換える方が安全性が高い。リミッタにより比例制御は機能しないので、積分制御により真値に収束することになるので、収束には時間がかかる。そして、任意の回転数に到達後、回転数に対応した電気角の角速度を図7の積分器222の初期値としてから、本実施形態の方法に切り換える。収束までの安定時間を確保したのち、定常運転にモード移行する。
なお、本実施形態の起動運転モードから定常運転モードへモード移行して通常のベクトル制御へ制御を引き渡した場合のシミュレーションによる切換特性を、図10に示す。起動電圧、負荷特性は、図2と同様で、制御装置を図2の場合のものから本実施形態の制御装置1に入れ替えた場合を示している。図10(a)は電圧特性、図10(b)は電流特性、図10(c)は推定回転数(角速度)、図10(d)は軸誤差Δθ、図10(e)は回転角度(電気角360°で折り返し)のグラフである。なお、軸誤差Δθは、図3に示すd軸とγ軸との位相差Δθに対応している。図10(d)から分かるように軸誤差Δθはゼロに収束する。すなわち、本発明によれば、d−q軸推定をしなくても、γ−δ軸がd−q軸に一致するようになるため、d−q軸推定と同じような効果が得られる。これにより、どの測定値もスムーズに定常運転へ移行している(縦の一点鎖線がモード移行したタイミングを表す)。
以上のように、本発明にかかる同期モータの制御装置は、同期モータの制御に有用である。
1 制御装置
10 駆動部
20 演算部
30 電圧出力部
40 第1の変換部
50 検出部
60 積分部

Claims (4)

  1. センサレス同期モータを制御する同期モータの制御装置であって、
    前記同期モータを駆動する駆動部と、
    前記駆動部により前記同期モータを駆動する際の固定座標系における電流ベクトルをγ−δ回転座標系における電流ベクトル(Iγ、Iδ)へ変換し、前記変換された電流ベクトルのγ成分Iγをゼロにする回転磁界の推定角速度ωe’を算出する演算部と、
    前記演算部により算出された推定角速度ωe’を積分して推定回転角度θe’を求める積分部と、
    前記同期モータの起動時は同期運転により指定角速度に到達するまで加速する電圧を出力し、前記指定角速度に到達後から前記同期モータの定常運転までは、q軸インダクタンス値Lqと前記変換された電流ベクトルのδ成分Iδと前記算出された推定角速度ωe’とに基づいて前記γ−δ回転座標系上で電圧ベクトルのγ成分Vγを
    Vγ=−ωe’・Lq・Iδ
    の数式により推定して出力するとともに、前記γ−δ回転座標系上で電圧ベクトルのδ成分Vδを予め定められた値にして出力する電圧出力部と、
    前記積分部により求められた推定回転角度θe’を用いて、前記電圧出力部から出力された前記γ−δ回転座標系上の電圧ベクトルを前記固定座標系における電圧ベクトルに変換する第1の変換部と、
    を備え、
    前記駆動部は、前記変換部により変換された電圧ベクトルに対応した電圧で前記同期モータが動作するように、前記同期モータを駆動する
    ことを特徴とする同期モータの制御装置。
  2. 前記電圧出力部は、前記同期運転時は、同期角速度が確保できる電圧値を前記Vδとして出力することを特徴とする請求項1に記載の同期モータの制御装置。
  3. 前記電圧出力部は、前記同期運転時は、同期角速度をω*としたとき、前記Vγを
    Vγ=−ω*・Lq・Iδ
    の数式により推定して出力することを特徴とする請求項2に記載の同期モータの制御装置。
  4. 前記電圧出力部は、前記予め定められた値を増加させて出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の同期モータの制御装置。
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