JP6178989B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP6178989B2
JP6178989B2 JP2014179877A JP2014179877A JP6178989B2 JP 6178989 B2 JP6178989 B2 JP 6178989B2 JP 2014179877 A JP2014179877 A JP 2014179877A JP 2014179877 A JP2014179877 A JP 2014179877A JP 6178989 B2 JP6178989 B2 JP 6178989B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover member
main body
air conditioner
opening
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014179877A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015155788A (ja
Inventor
敦 北井
敦 北井
正春 海老原
正春 海老原
利光 弘田
利光 弘田
尚希 坂本
尚希 坂本
西田 晃
晃 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014179877A priority Critical patent/JP6178989B2/ja
Publication of JP2015155788A publication Critical patent/JP2015155788A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6178989B2 publication Critical patent/JP6178989B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

本発明は、室内の空調を行うための空気調和機に関する。
一般家庭で使用される空気調和機においては、通常、室内への騒音及び振動を抑制するために、コンプレッサ等の大きな騒音源、振動源となるものを室外機に配設し、騒音及び振動の少ないファンや熱交換器等を室内機に配設したセパレータ型が用いられている。このように構成された室内機は、室内の壁面等に設置されて、室内が所望の温度となるよう空調動作が行われる。室外機と室内機は、冷媒配管と制御用配線で互いに機械的及び電気的に接続されており、互いに協働して空調動作を行っている。
ところで、室内機は室内において、塵埃が多く発生する場所に設置されることが多く、さらに季節をまたがって長期間使用することが多いため、メンテナンス等をどのように施すかが重要となる。
従来の空気調和機におけるメンテナンスを行う際の構成としては、例えば、図15に示すように、フックを外すことで前面カバー全体を外すことでメンテナンスを行うように構成したものがある(特許文献1参照)。
特開2005−133998号公報
しかしながら、従来の構成では、フックの作業を天井に近い高い位置で行わなければならず、また、取り付けもフックの穴に合わせて行わなければならず、メンテナンス等の作業が非常に大変であるという課題があった。
そこで、本発明は、カバー部材に工夫を凝らしメンテナンス等の際に必須となるカバーの着脱を容易にして極力これらの作業にかかる負担を軽減するようにした。
前記課題を達成するために、本発明の一態様によれば、本体と、空気を吸い込む開口部と、吹出口と、前記吹出口から吹き出される空気の向きを変更する風向変更羽根と、前記開口部を開閉する前面パネルと、運転状況を表示する表示部と、前記表示部を覆うカバー部材と、を備え、前記カバー部材は一端側が前記本体に軸支されることで、前記カバー部材を取り外さない状態でも前記カバー部材の他端側が開口するようにしたものである。
本発明によれば、メンテナンス等にかかる負担を軽減することができる。
本実施の形態に係る空気調和機における室内機の断面図 本実施の形態に係る空気調和機の要部の断面拡大図 空気調和機におけるカバー部材を外した際の断面拡大図 空気調和機におけるベース部材を取り外した図 本実施の形態に係る空気調和機における室内機の断面図 空気調和機における室内機の前面パネルを開いた際の断面図 空気調和機における室内機のカバー部材を開いた際の断面図 (a)カバー部材を閉じた際の断面拡大図(b)カバー部材を開いた際の断面拡大図 表示部と接続されるリード線の引き回しを説明するための室内機の正面要部断面図 カバー軸付近の正断面拡大図 カバー軸付近の側断面拡大図 別の実施の形態にかかるカバー軸付近の拡大斜視図 別の実施の形態にかかる本体とカバー部材の分解斜視図 別の実施の形態にかかる(a)カバー部材を開いた際の断面拡大図(b)カバー部材を閉じた際の断面拡大図 従来の空気調和機を示す図
本発明の空気調和機は、本体と、空気を吸い込む開口部と、吹出口と、吹出口から吹き出される空気の向きを変更する風向変更羽根と、開口部を開閉する前面パネルと、運転状況を表示する表示部と、表示部を覆うカバー部材と、を備え、カバー部材は一端側が本体に軸支されることで、カバー部材を取り外さない状態でもカバー部材の他端側が開口するようにしたものである。
これにより、カバー部材をわざわざ取り外す必要がないためメンテナンス性が向上する。
また、カバー部材の下方の本体に段差部を設けたものである。
これにより、カバー部材へ直接冷気が吹き付けるのを防止することができるため、露付きを防止することができる。
また、カバー部材は、所定の位置で段差部に接するようにし、カバー部材が所定の位置で保持されるようにしたものである。
これにより、カバー部材を所定の位置で止めることができるため、メンテナンス時等にカバー部材と風向変更羽根とが接触するような事態を防止することが可能となる。
また、表示部に設けられた電気部品はカバー部材に保持されるとともに、電気部品と本体に設けられた制御装置とを接続するリード線を、カバー部材を本体に軸支する軸部内に通したものである。
これにより、カバー部材を開閉する際に、リード線にせん断応力がかかることがないため、リード線が断線することを防止できる。
また、軸部が挿入される軸受部を備え、軸部と軸受部にはそれぞれスリット状の開口部を設け、カバー部材の他端側が開口する状態では、それぞれの開口部は連通し、カバー部材の他端側を開口しない状態では、それぞれの開口部は連通しないものである。
これにより、メンテナンスが必要な際には容易に、リード線を軸部内に着脱できるとともに、不必要にリード線が軸部から脱落することを防止できる。
また、軸受部の開口部と連通する穴部を備え、穴部は軸受部の径より大きいものである。
これにより、リード線の先端に軸受部の内径より大きいコネクタが設けられていても、コネクタは穴部を通すようにすれば、容易にリード線を軸部内に着脱できる。
また、カバー部材は側壁を備え、カバー部材の他端側を開口しない状態では、側壁が穴部を塞ぐものである。
これにより、穴部から粉塵等が侵入することを防止できる。
また、カバー部材に設けられた爪部と、本体の爪部に相対する位置に設けられた爪受部との係合をはずすことで、カバー部材が開口するものである。
これにより、工具等を用いることなくカバー部材を開閉することができるためメンテナンス性が向上する。
また、本体は、本体を清掃するための清掃装置を備え、カバー部材の後方に、清掃装置に接続されるダクトを配置したものである。
これにより、メンテナンス性が困難な清掃装置のダクト部分の交換等も容易にできる。
以下、本発明の空気調和機に係る実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態の空気調和機においては、具体的な構成について説明するが、本発明は、以下の実施の形態の具体的な構成に限定されるものではなく、同様の技術的思想に基づく構成が適用された各種空気調和機を含むものである。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係る空気調和機における室内機の断面図を示すものである。図1に示すように、本体1は、内部に熱交換器13、送風ファン14を備えている。また、本体1は、上方および前方に開口部2を下方に吹出口3をそれぞれ有しており、開口部2から吸い込んだ空気は熱交換器13を通過し、吹出口3から室内に送風するように構成されている。開口部2と熱交換器13との間には、熱交換器13を通過する空気の粉塵を除去するためにエアフィルタ15が設けられている。
また、吹出口3には上下風向変更羽根4が備えられており、室内へ送風する際の上下方向の位置を変更することができる。また、さらに本体1は前面には、本体1の前面を覆うように構成される前面パネル5も備えられており、可動時には図1に示すように前方かつ上方にせり出して、空気を本体1の内部に効率よく取り込むように構成されている。
また、前面パネル5は、前面枠5aに支持されている。前面枠5aの上端は、本体1の前面上方隅部に設けられたパネル軸5bを中心として、本体1に軸支されている。これにより、前面パネル5は前面枠5aとともに、パネル軸5bを中心として上方へ開閉可能となっている。前面パネル5を前面枠5aとともに開くことで、前面パネル5の背面側に設けられたエアフィルタ15をメンテナンスすることができる。
また、図2は、本実施の形態に係る空気調和機の要部の断面拡大図である。図2に示すように、本体1は、吹出口3の上方であって前方側に、表示部6が設けられている。表示部6は内部に基板を備えており、本体1の稼働状況を表示したり、リモコンからの電波を受信したりするものである。表示部6はエアフィルタ15の下端より下側に設けられてい
る。また、表示部6は空気調和機の運転停止時には、前面パネル5の背面側に位置し、前面パネル5の下部に覆われる一方、空気調和機の運転時(図1に示す前面パネルの可動時)には、前面パネル5の下端より下方に位置し、露出するような位置に設けられている。
また、図3は、本発明の特徴となるカバー部材を外した際の断面の拡大図である。図に示すように、カバー部材7は、吹出口3の上面の端部に位置するカバー軸8を中心として、本体側の一端が本体1に軸支されるようにして構成されている。すなわち、カバー部材7を完全に取り外さない状態であっても、カバー部材7の他端側が開口するようにしており、表示部6の内部や背面側に設けられている基板の状況を確認したり、必要であれば交換したりすることができるものである。
なお、図3では、表示部6に用いられる電気部品が配置された基板は、カバー部材7の背面側に保持され、カバー部材7とともにカバー軸8を中心に回転し、表示部6の背面側が露出するように構成されているが、基板は本体側に保持され、カバー部材7のみがカバー軸8を中心に回転し、基板の前面側が露出するように構成されていてもよい。
本実施の形態では、カバー部材7は、下端側が本体1に軸支されているため、カバー部材7は、前方かつ下方へ開閉可能となっている。前面パネル5を前面枠5aとともに上方に開き、カバー部材7を下方に開くことで、吹出口3の上部から本体1の前面上方までを開口することができ、エアフィルタ15や表示部6等をメンテナンスすることが容易になる。
また、さらに、カバー部材7の下方の本体1に段差部9を設けている。段差部9は、吹出口3の上面を延長されカバー部材7の下端より突出するように、吹出口3の左右方向の全幅に渡って設けられている。これにより、カバー部材7へ吹出口3から送風される冷気が直接吹き付けるのを防止することができるため、露付きを防止することができるものである。あるいは、吹出口3に近接するカバー部材7下方と本体1の隙間から冷気が侵入するのを防止できるため、表示部6の基板等に露付きすることを防止できる。すなわち、このように簡易な構成で、表示部6の長期使用に対する信頼性を向上させることができる。
また、さらに、カバー部材7は、所定の位置で段差部9に接するようにし、カバー部材7が所定の位置(角度)で保持されるようにしている。
これにより、カバー部材7を所定の位置で止めることができるため、メンテナンス時等にカバー部材7と上下風向変更羽根4とが接触するような事態を防止することができる。
以上のように、本実施の形態の構成を取ることにより、メンテナンス等の際に必須となるカバーの着脱を容易にして、これらの作業にかかる負担を軽減することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態は、実施の形態1と異なる部分を説明する。本実施の形態では、実施の形態1に加えて、さらに、ダクト11を、カバー部材7の内部に位置するベース部材10に収納するようにしたものである。なお、カバー部材7は、本体1の中央部に設けられた表示部6のみを覆う幅を有するものではなく、本体1の全幅にわたる幅を有している。
図4は本実施の形態を示す図であり、ベース部材10を本体1から取り外した図である。図4に示すように、ベース部材10は上方に清掃装置12を備えている。さらに、清掃装置12はその端部にダクト11を接続するようにしている。さらに、清掃装置12に接続される管状のダクト11は、カバー部材7の本体側とベース部材10の室内側との間に配置されている。
そして、エアフィルタ15の清掃時には清掃装置12がベース部材10の左右方向に動作する。この際、清掃装置12とダクト11とは接続されたまま、ダクト11の湾曲位置が変わるようにして左右方向に動作する。
エアフィルタ15の清掃は、例えば、可動終了時ごととか、一定時間ごととかで行われるものであるが、長年の使用によりダクト11のメンテナンスが必要となるものである。
これに対し、本実施の形態に示す構成とすることにより、カバー部材7の他端側が簡単に開放されるとともに、開放された位置にダクト11が位置することになるので、容易に内部を確認できるとともに、必要があれば交換等の作業ができるものである。
(実施の形態3)
図5は、本実施の形態に係る空気調和機における室内機の断面図を示すものである。図5に示すように、本体1は、内部に熱交換器13、送風ファン14を備えている。また、本体1は、上方および前方に開口部2を、下方に吹出口3をそれぞれ有しており、開口部2から吸い込んだ空気は熱交換器13を通過し、吹出口3から室内に送風するように構成されている。開口部2と熱交換器13との間には、熱交換器13を通過する空気の粉塵を除去するためにエアフィルタ15が設けられている。
また、吹出口3には上下風向変更羽根4が備えられており、室内へ送風する際の上下方向の位置を変更することができる。また、さらに本体1は前面には、本体1の前面を覆うように構成される前面パネル5も備えられている。なお、本実施の形態の前面パネル5は、実施の形態1の前面パネル5と異なり、空気調和機の運転時に可動することのない固定式のものである。
また、本体1は、吹出口3の上方であって前方側に、表示部6が設けられている。表示部6は前面パネル5の下端より下方に位置している。表示部6は内部に基板を備えており、本体1の稼働状況を表示したり、リモコンからの電波を受信したりするものである。表示部6に用いられる電気部品が配置された基板は、カバー部材7の背面側に保持されている。
図6は、本実施の形態に係る空気調和機の前面パネル5を開いた状態を示す室内機の断面図である。また、図7は、本実施の形態に係る空気調和機のカバー部材7を開いた状態を示す室内機の断面図である。図6に示すように、前面パネル5は、本体1の前面上方隅部に設けられたパネル軸(図示せず)を中心として、本体1に軸支されている。これにより、前面パネル5は、パネル軸を中心として上方へ開閉可能となっている。前面パネル5を開くことで、前面パネル5の背面側に設けられたエアフィルタ15をメンテナンスすることができる。
また、カバー部材7は、吹出口3を閉じた状態における上下風向変更羽根4の最も上端より上方に位置するカバー軸8を中心として、本体側の一端が本体1に軸支されるようにして構成されている。カバー部材7は表示部6に用いられる基板や電気部品とともに、図6中の矢印方向に回転し、カバー部材7を完全に取り外さない状態であっても、カバー部材7の他端側が開口する。このため、表示部6の内部や背面側に設けられている基板の状況を確認したり、必要であれば交換したりすることができるものである。
本実施の形態では、カバー部材7は、下端側が本体1に軸支されているため、カバー部材7は、前方かつ下方へ開閉可能となっている。前面パネル5を前面枠5aとともに上方に開き、カバー部材7を下方に開くことで、吹出口3の上部から本体1の前面上方までを
開口することができ、エアフィルタ15や表示部6等をメンテナンスすることが容易になる。
特に、図6に示すように、カバー部材7を閉じた状態では、カバー部材7の上端は、エアフィルタ15の下端より上方に設けられている。しかし、カバー部材7を開いた状態では、図7に示すように、カバー部材7は、エアフィルタ15の下端より下方に位置するようになるため、エアフィルタ15の下端と本体1との係合をはずしたり、エアフィルタ15の下端を前方に引き出すことで、エアフィルタ15を本体1から取り外したりすることが、容易にできる。
以上のように、本実施の形態の構成を取ることにより、メンテナンス等の際に必須となるカバーの着脱を容易にして、これらの作業にかかる負担を軽減することができる。
図8は、カバー部材7付近の断面拡大図である。図8(a)は、カバー部材を閉じた状態を示しており、図8(b)は、カバー部材を開いた状態を示している。図8を用いて、カバー部材7の開閉について、さらに説明する。
カバー部材7は両端部の上部に、手または指を掛けてカバー部材7を開くための取手部16を備えている。取手部16は、室内機の前面側が開口した略U字状の取手部本体と、取手部本体に設けられ上方に突出する爪部17とを有している。一方、室内機の本体1には、爪部17に相対する位置に爪受部18が設けられている。
カバー部材7を開ける際には、取手部16の上端に手または指を掛けて略U字状の取手部本体を上方から下方に押すことで、略U字状の部分が弾性変形し、爪部17と爪受部18との係合が外れる。そして、そのまま手前に引くことで、カバー部材7を開くことができる。一方、カバー部材7を閉じる際には、カバー部材7全体か取手部16を前方から押すことで、略U字状の部分が弾性変形しながら、爪部17の本体側に設けられた傾斜部上を爪受部18が摺動する。その後、爪受部18が爪部17の端部に到達すれば、爪部17と爪受部18とが係合される。このように、カバー部材7に爪部17を設け、本体1に爪受部18を設けることで、工具等を用いることなくカバー部材7を開閉することができるためメンテナンス性が向上する。
なお、取手部16、爪部17、爪受部18は、エアフィルタ15の側端よりさらに外側に設けられていることが、エアフィルタ15を本体1から取り外すことを容易にする上で望ましい。
図9は、表示部6と接続されるリード線の引き回しを示す室内機の正面要部断面図である。図10は、カバー部材7のカバー軸8付近の正断面拡大図であり、図11は、カバー軸8付近の側断面拡大図である。図9から図11を用いて、表示部6と接続されるリード線の引き回しについて、さらに説明する。
図9に示すように、カバー部材7は、本体1の中央部に設けられた表示部6のみを覆う幅を有するものではなく、本体1に軸受部83を構成する幅を残し、本体1のほぼ全幅にわたる幅を有している。表示部6に用いられる電気部品が配置された基板は、本体1に設けられた制御装置とリード線19によって電気的に接続されている。リード線19は、表示部6付近では、カバー部材7に設けられたリブ20によって、カバー部材7の上方を位置するように保持される一方、カバー部材7の両端に設けられたカバー軸8のいずれか一方の軸部81内を通るように引き回されている。
カバー軸8は、カバー部材7の両端の下方に設けられており、カバー部材7の両側から
外側に突出する第1の軸部81aと、内側に突出する第2の軸部81bとを有している。第1の軸部81aと第2の軸部81bとは略同径の内径を有しており、相互に連通している。また、第2の軸部81bの軸方向長さは、第1の軸部81aの軸方向長さより長く構成されている。
カバー部材7は、図11に示すように、前面側を形成する第1のカバー部材7aと、背面側を形成する第2のカバー部材7bとを有しており、第1のカバー部材7aには、第1の軸部81aと第2の軸部81bの前面側の略半分が一体に形成されており、第2のカバー部材7bには、第1の軸部81aと第2の軸部81bの背面側の略半分が一体に形成されている。そして、第1のカバー部材7aと第2のカバー部材7bとを組み立てることで、第1の軸部81aと第2の軸部81bとは中空の軸部81として形成される。
一方、本体1は、カバー部材7の側端よりさらに外側に前方に突出する板状の軸受支持部82を有している。軸受支持部82は、軸受支持部82を主に構成する板の平面に対して垂直に突出する略円柱状の軸受部83を備えている。軸受部83には、略円柱状の凸部の一部にスリットが設けられているが、第1の軸部81aの円周の少なくとも3/4以上を覆うことが望ましい。
そして、第1の軸部81aを軸受部83に挿入することで、カバー部材7は本体1に回転可能に軸支されている。
このような構成によれば、リード線19はカバー軸8の軸部81内を通っているため、カバー部材7を開閉させる際に、ねじり応力が作用することはあっても、せん断応力が作用することはないため、繰返しカバー部材7を開閉させたとしても、リード線が断線することを防止できる。
また、第2の軸部81bの軸方向長さは、第1の軸部81aの軸方向長さより長いために、リード線19に局所的にねじり応力がかかることを防止できる。なお、第2の軸部81bの軸方向長さは、第1の軸部81aの軸方向長さの約10倍以上の長さを有していることが、リード線19に局所的にねじり応力がかかることを防止する上で望ましい。
また、軸部81は、第1のカバー部材7aに一体に形成された軸部81の前面側の略半分と、第2のカバー部材7bに一体に形成された軸部81の背面側の略半分とを組み合わせて構成しているため、リード線19の先端に軸部81の内径より大きいコネクタ等が設けられていても、リード線19を軸部81内に挟み込むことができるために、容易に軸部81内にリード線19を配置することができる。
また、カバー部材7の下方は、吹出口3の上方に位置するため、結露水が付着しやすいが、本実施の形態の構成では、リード線19と表示部6の基板とは、カバー部材7の上方で接続されているため、結露水により電気的に短絡するといった不具合を防止できる。
(実施の形態4)
本実施の形態は、実施の形態3と異なる部分を説明する。本実施の形態が、実施の形態3と異なる部分は、本体1にカバー部材7を回動可能に保持させるカバー軸8とその周辺の構造である。
図12は、本実施の形態に係るカバー軸8付近の拡大斜視図である。図13は、図12に対応する部分の本体1とカバー部材7の分解斜視図である。なお、図13は、カバー軸8付近の形状を見やすく図示するために、カバー部材7の長手方向を本体1の長手方向に対して傾斜させて図示している。
図12、図13に示すように、カバー部材7は、実施の形態3と異なり、背面側を形成する第2のカバー部材7bを備えることなく、前面側を形成する第1のカバー部材7aから構成されている。
カバー部材7の両端には、カバー部材7の長手方向に対して垂直な側壁71を備えている。カバー軸8は、カバー部材7の両端の下方に設けられており、側壁71から外側に突出する軸部81を有している。軸部81は、カバー部材7に一体に形成されている。
軸部81は、断面が略C字形状の中空の軸である。換言すると、軸部81は、中空の円柱の外殻の略3/4で構成されており、カバー部材7の前面側に略3/4の部分が位置するように設けられている。つまり、軸部81の背面側は、スリット状の開口部を備えることとなる。
また、側壁71の軸部81の背面側にも、スリット状の開口が設けられている。つまり、軸部81のスリット状の開口部は、カバー部材7の外部と連通するように構成されている。
一方、本体1は、カバー部材7の側壁71よりさらに外側に位置するように前方に突出する板状の軸受支持部82を有している。軸受支持部82は、軸受支持部82から外側に突出する略円柱状の軸受部83を備えている。軸受部83には、略円柱状の凸部であり、その上方にはスリット状の開口部が設けられている。また、軸受支持部82は、軸受部83の上部に、軸受部83の径より大きい径を有する穴部84を備えている。軸受部83のスリット状の開口部と穴部84とは連通している。
穴部84の周囲には、軸受部83との連通部分を除いて、軸受支持部82から外側に突出するリブ84aが設けられている。これによって、軸受支持部82の剛性が確保できる。
以上のように構成された本実施の形態における、カバー軸8内へのリード線19の着脱について、図14を用いて説明する。
図14は、カバー軸8付近の断面拡大図である。図14(a)は、カバー部材7を開いた状態を示しており、図14(b)は、カバー部材7を閉じた状態を示している。
図14(a)に示すように、カバー部材7を開いた状態では、軸部81に設けられたスリット状の開口部と、軸受部83に設けられたスリット状の開口部が一致する。このため、穴部84、軸受部83のスリット状の開口部、軸部81のスリット状の開口部がそれぞれ連通する。これによって、リード線19を穴部84に通した後、軸受部83の開口部を介して、軸部81内に容易に挿入できる。また、穴部84の内径は、軸部81や軸受部83の内径より大きくなっているため、リード線19の先端に軸部81の内径より大きいコネクタ等が設けられていても、コネクタ等を穴部84に容易に通すことができる。このため、リード線19を軸部81内に着脱する際の作業性を向上させることができる。これによって、空気調和機のメンテナンス性を向上させることができる。
図14(b)に示すように、カバー部材7を閉じた状態では、軸部81に設けられたスリット状の開口部と、軸受部83に設けられたスリット状の開口部とが一致せず、穴部84、軸部81のスリット状の開口部は連通することがない。これによって、カバー部材7を閉じた状態では、リード線19が軸部81内から抜け出ることを防止できる。
また、カバー部材7を閉じた状態では、穴部84の大部分は、側壁71によって塞がれる。このため、穴部84からカバー部材7内に粉塵等が侵入することを防止できる。
本実施の形態によれば、カバー部材7を開いてエアフィルタ15や表示部6等のメンテナンスが必要な際には、リード線19を軸部81の軸内に容易に着脱でき、メンテナンスを行っていない、カバー部材7を閉じた状態では、不用意にリード線19が軸部81の軸内から抜け出ることを防止できる。また、リード線19はカバー軸8の軸部81内を通っているため、カバー部材7を開閉させる際に、せん断応力が作用することがなく、リード線が断線することを防止できる。このため、空気調和機のメンテナンス性を向上させることができる。
本発明の空気調和機は、複雑な構成を取ることなくメンテナンス性を向上させることができるため、業務用及び一般家庭等で使用される空気調和機として有用である。
1 本体
2 開口部
3 吹出口
4 上下風向変更羽根
5 前面パネル
6 表示部
7 カバー部材
7a 第1のカバー部材
7b 第2のカバー部材
8 カバー軸
9 段差部
10 ベース部材
11 ダクト
12 清掃装置
13 熱交換器
14 送風ファン
15 エアフィルタ
16 取手部
17 爪部
18 爪受部
19 リード線
20 リブ
71 側壁
81 軸部
81a 第1の軸部
81b 第2の軸部
82 軸受支持部
83 軸受部
84 穴部
84a リブ

Claims (7)

  1. 本体と、空気を吸い込む開口部と、吹出口と、前記吹出口から吹き出される空気の向きを変更する風向変更羽根と、前記開口部を開閉する前面パネルと、運転状況を表示する表示部と、前記表示部を覆うカバー部材と、を備え、前記カバー部材は一端側が前記本体に軸支されることで、前記カバー部材を取り外さない状態でも前記カバー部材の他端側が開口するようにし、前記表示部に設けられた電気部品は前記カバー部材に保持されるとともに、前記電気部品と前記本体に設けられた制御装置とを接続するリード線を、前記カバー部材を前記本体に軸支する軸部内を通し、さらに前記軸部が挿入される軸受部を備え、前記軸部と前記軸受部にはそれぞれスリット状の開口部を設け、前記カバー部材の他端側が開口する状態では、それぞれの開口部は連通し、前記カバー部材の他端側を開口しない状態では、それぞれの開口部は連通しないことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記カバー部材の下方の前記本体に段差部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記カバー部材は、所定の位置で前記段差部に接するようにし、前記カバー部材が前記所定の位置で保持されるようにした請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記軸受部の開口部と連通する穴部を備え、前記穴部は前記軸受部の径より大きいことを特徴とする請求項3に記載の空気調和機。
  5. 前記カバー部材は側壁を備え、前記カバー部材の他端側を開口しない状態では、前記側壁が前記穴部を塞ぐことを特徴とする請求項4に記載の空気調和機。
  6. 前記カバー部材に設けられた爪部と、前記本体の前記爪部に相対する位置に設けられた爪受部との係合をはずすことで、前記カバー部材の他端側が開口することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  7. 前記本体は、エアフィルタを清掃するための清掃装置を備え、前記カバー部材の後方に、前記清掃装置に接続されるダクトを配置したことを特徴とする請求項1から3のいずれか
    一項に記載の空気調和機。
JP2014179877A 2013-09-13 2014-09-04 空気調和機 Active JP6178989B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014179877A JP6178989B2 (ja) 2013-09-13 2014-09-04 空気調和機

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013190179 2013-09-13
JP2013190179 2013-09-13
JP2014007498 2014-01-20
JP2014007498 2014-01-20
JP2014179877A JP6178989B2 (ja) 2013-09-13 2014-09-04 空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015155788A JP2015155788A (ja) 2015-08-27
JP6178989B2 true JP6178989B2 (ja) 2017-08-16

Family

ID=54775192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014179877A Active JP6178989B2 (ja) 2013-09-13 2014-09-04 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6178989B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002061877A (ja) * 2000-08-10 2002-02-28 Hitachi Ltd 空気調和機
JP2002188825A (ja) * 2000-12-20 2002-07-05 Fujitsu General Ltd 空気調和機の室内ユニット
JP4989579B2 (ja) * 2008-07-31 2012-08-01 三菱電機株式会社 加湿空気清浄機
JP5258696B2 (ja) * 2009-08-03 2013-08-07 三菱電機株式会社 空気調和機の室内機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015155788A (ja) 2015-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9297542B2 (en) Wall-mounted type air conditioner
JP6365080B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP5436981B2 (ja) 壁掛け型空気調和装置
EP2604943A2 (en) Wall-hanging air conditioner
JP6157407B2 (ja) 空気調和機の風向調整装置および空気調和機
JP2016121833A (ja) 空調室内機
JP6111433B2 (ja) 空気調和機
JP2009097762A (ja) 空気調和機
JP2006250404A (ja) 室内機ユニット及び空気調和装置
WO2017033241A1 (ja) 空気調和機の室内機
JP6178989B2 (ja) 空気調和機
JP5797188B2 (ja) 空気調和機の室内機
WO2016203542A1 (ja) 空気調和機の室外機
JP2004293887A (ja) 空気調和機
JP2015010731A (ja) 空気調和機
JP5396909B2 (ja) 天井埋込形換気扇
JP7189418B2 (ja) 空気調和装置の室内機
JP4481933B2 (ja) 空気調節装置並びにその排気管の開閉弁取付方法
JP6221068B2 (ja) 空気調和機
EP3795911A1 (en) Air conditioner
KR20100052385A (ko) 공기 조화기의 실내기 및 실내기의 조립 방법
JP6110598B2 (ja) 熱交換換気装置
JP3122054U (ja) 送風機
JP6899520B2 (ja) 換気装置
JP5260216B2 (ja) 空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160310

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170321

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170619

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6178989

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151