JP6172252B2 - 画像処理装置、印刷装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、印刷装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置に関し、詳しくは、アプリケーションモジュールから印刷用の記述言語で記録された画像データを受け取り、画像処理を行って印刷装置に出力する画像処理装置の技術に関する。
印刷によって得られる印刷画像で質感を表現する技術として、例えば特殊光沢を表現可能に印刷する技術が知られている(例えば、下記特許文献1)。ところで、質感を表現して生成した印刷対象画像の画像データを印刷する場合、印刷対象画像の生成時に画像生成者が所望する質感と、印刷後の印刷画像において得られる質感とが異なる場合がある。再度、画像データ上で質感を調整する場合、その印刷対象画像を生成したアプリケーション(以下、画像生成アプリケーション)を用いて質感の調整を行うのが通常である。しかし、例えば、印刷対象画像を生成した画像生成者と、印刷を行う印刷者とが異なる場合であって、印刷者が質感を調整する場合、その画像生成アプリケーションを入手し、当該画像生成アプリケーション上で質感の調整を行う必要があった。また、複数回の微調整によって質感を精度良く印刷画像で再現する場合には、微調整の度に、画像データを画像生成アプリケーションに戻して調整をする必要があり、調整工程の煩雑さが指摘されていた。
特開2010−52225号公報
上記の問題を踏まえ、本発明が解決しようとする課題は、画像生成アプリケーションを用いずに印刷対象画像の質感の調整を行うことである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
アプリケーションモジュールから印刷用の記述言語で記録された画像データを受け取り、画像処理を行って印刷装置に出力する画像処理装置であって、特殊光沢を用いて表現された印刷対象画像の前記画像データを前記アプリケーションモジュールから入力する入力部と、前記記述言語に沿って前記画像データを解釈し、一又は複数のオブジェクトの集合からなる描画データに変換する描画データ変換部と、前記描画データを前記オブジェクト毎に制御することによって、前記印刷対象画像の質感を調整可能に制御し、前記印刷装置が解釈可能な印刷用データの形式で出力する質感制御部とを備える画像処理装置。
この画像処理装置によると、画像生成用のアプリケーションプログラムを用いずに印刷対象画像の質感を制御することができる。
[適用例2]
適用例1記載の画像処理装置であって、前記質感は、前記印刷対象画像における記特殊光沢の程度、およびテクスチャのうちの、少なくともいずれか一つである画像処理装置。
この画像処理装置によると、印刷画像の明度、彩度、色相、前記特殊光沢の程度、およびテクスチャを制御することができる。
[適用例3]
適用例1または適用例2記載の画像処理装置であって、前記質感制御部は、前記描画データを前記オブジェクト毎に制御する質感制御処理部と、前記制御を行った後の前記描画データを、前記特殊光沢を有する特殊光沢インクを含む前記印刷装置が印刷に用いる各インク色のインク量で記録したインク量データに変換する色変換処理部と、前記インク量データに基づいて前記印刷用データを出力する出力処理部とを備える画像処理装置。
この画像処理装置によると、処理工程において、印刷用言語解釈以降であってインク量データに変換前のデータに描画データに対して質感の制御を行うことができる。
[適用例4]
適用例1または適用例2記載の画像処理装置であって、前記描画データ変換部は、前記記述言語に沿って解釈した前記画像データを、前記特殊光沢を有する特殊光沢インクを含む前記印刷装置が印刷に用いる各インク色のインク量で記録したインク量データに変換する色変換処理部と、前記インク量データを、一又は複数のオブジェクトの集合からなる描画データに変換する描画データ変換処理部と、を備え、前記質感制御部は、前記描画データを前記オブジェクト毎に制御する質感制御処理部と、前記制御を行った後の前記描画データに基づいて前記印刷用データを出力する出力処理部とを備える画像処理装置。
この画像処理装置によると、インク量データにおいて、印刷対象画像の質感を調整することができる。
[適用例5]
適用例3または適用例4に記載の画像処理装置であって、前記質感制御処理部は、前記印刷装置が印刷の実行時に所定の単位面積当たりに吐出するインクの最大インク量に関する情報を参照して、前記最大インク量の範囲内で前記質感の制御を行う画像処理装置。
この画像処理装置によると、最大インク量の範囲内で質感の制御を行うので、印刷の実行時にインクによる滲みを抑制することができる。
[適用例6]
前記特殊光沢は金属光沢である適用例1ないし適用例5のいずれか記載の画像処理装置。
この画像処理装置によると、印刷対象画像の金属光沢の程度を制御することができる。
[適用例7]
アプリケーションモジュールから印刷用の記述言語で記録された画像データを受け取り、画像処理を行って印刷を行う印刷装置であって、特殊光沢を用いて表現された印刷対象画像の前記画像データを前記アプリケーションモジュールから入力する入力部と、前記記述言語に沿って前記画像データを解釈し、一又は複数のオブジェクトの集合からなる描画データに変換する描画データ変換部と、前記描画データを前記オブジェクト毎に制御することによって、前記印刷対象画像の質感を調整可能に制御する質感制御部と、前記制御を行った後の前記描画データに基づいて前記印刷を行う印刷実行部とを備える印刷装置。
この印刷装置によると、画像生成用のアプリケーションプログラムを用いずに印刷対象画像の質感を制御して、印刷をすることができる。
[適用例8]
アプリケーションモジュールが出力した画像データに画像処理を行って印刷装置に出力するための画像処理プログラムであって、特殊光沢を用いて表現された印刷対象画像の前記画像データであって、印刷用の記述言語で記録された前記画像データを、前記アプリケーションモジュールから入力する機能と、前記記述言語に沿って前記画像データを解釈し、一又は複数のオブジェクトの集合からなる描画データに変換する機能と、前記描画データを前記オブジェクト毎に制御することによって、前記印刷対象画像の質感を調整可能に制御し、前記印刷装置が解釈可能な印刷用データの形式で出力する機能とをコンピューターに実現させる画像処理プログラム。
この画像処理プログラムによると、画像生成用のアプリケーションプログラムを用いずに印刷画像の質感を制御することをコンピューターに実現させることができる。
[適用例9]
アプリケーションモジュールが出力した画像データに画像処理を行って印刷装置に出力する画像処理方法であって、特殊光沢を用いて表現された印刷対象画像の前記画像データであって、印刷用の記述言語で記録された前記画像データを、前記アプリケーションモジュールから入力し、前記記述言語に沿って前記画像データを解釈し、一又は複数のオブジェクトの集合からなる描画データに変換し、前記描画データを前記オブジェクト毎に制御することによって、前記印刷対象画像の質感を調整可能に制御し、前記印刷装置が解釈可能な印刷用データの形式で出力する画像処理方法。
この画像処理方法によると、画像生成用のアプリケーションプログラムを用いずに印刷画像の質感を制御することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、画像処理モジュール、プリンタードライバー、ラスターイメージプロセッサー(以下、RIPとも呼ぶ)のほか、印刷システムや画像処理装置の製造方法等の態様で実現することができる。
印刷システム10の概略構成について説明した説明図である。 プリンター200の構成図である。 印刷処理の流れについて説明したフローチャートである。 画像データORGについて説明する説明図である。 テクスチャライブラリー71について説明する説明図である。 質感調整用画面の一例を説明する説明図である。 C−LUT、MtC−LUT、Mt1D−LUTについて説明する説明図である。
本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
A.施例:
(A1)システム構成:
図1は、本発明の施例としての印刷システム10の概略構成について説明した説明図である。印刷システム10は、印刷制御装置としてのコンピューター100と、コンピューター100の制御の下で実際に画像を印刷するプリンター200とで構成されている。印刷システム10は、全体が一体となって広義の印刷装置として機能する。
コンピューター100は、CPU20と、ROM60と、RAM70と、ハードディスク(HDD)80とを備える。また、コンピューター100は、ディスプレイ90、キーボード91、マウス92と、各ケーブルにより接続されている。コンピューター100には、所定のオペレーティングシステムがインストールされており、このオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム30、ビデオドライバー40、プリンタードライバー50が動作している。これらのプログラムの機能は、ROM60、又はRAM70、HDD80に記憶されており、CPU20が、各プログラムをこれらの記憶領域から読み出して実行することにより実現される。
アプリケーションプログラム30は、印刷対象画像の画像データ(以下、画像データORGとも呼ぶ)をビデオドライバー40を介してディスプレイ90に表示再生する機能と、ユーザーからの指示により、印刷処理の開始指示をする機能を有する画像再生用のアプリケーションプログラムである。画像データORGは、アプリケーションプログラム30とは異なる画像生成用のアプリケーションプログラム(以下、画像生成アプリケーションプログラム)によって生成された画像データである。また、コンピューター100は、画像生成アプリケーションは備えない。すなわち、画像データORGは、外部からコンピューター100が取得した画像データである。アプリケーションプログラム30は、ユーザーからの印刷指示により、印刷用の記述言語(例えば、PostScript(登録商標))で記録された画像データORGをプリンタードライバー50に出力する。印刷用の記述言語としては、その他に、ECS/PageやPCLやLIPSを採用することができる。
プリンタードライバー50は、言語解釈モジュール51、描画データ生成モジュール52、質感制御モジュール53、色変換モジュール54、ハーフトーンモジュール55、インターレースモジュール56を備える。これらのモジュールは、CPU20がプリンタードライバー50のプログラムを起動した際に、HDD80からRAM70に読み込むことによって実行される。各モジュールの詳細については、後で詳しく説明する。
RAM70は、複数のテクスチャのデータが格納されているテクスチャライブラリー71と、色変換モジュール54が用いるカラー発色領域用ルックアップテーブル74(以下、C-LUT74とも呼ぶ)と、メタリック領域用カラールックアップテーブル76(以下、MtC-LUT76とも呼ぶ)と、メタリック領域用1次元ルックアッテーブル(以下、Mt1D-LUT77とも呼ぶ)とを備える。これらライブラリーおよびルックアップテーブルについても、後で詳しく説明する。
図2は、プリンター200の構成図である。図2に示すように、プリンター200は、紙送りモーター235によって印刷媒体Pを搬送する機構と、キャリッジモーター230によってキャリッジ240をプラテン236の軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ240に搭載された印刷ヘッド260を駆動してインクの吐出及びドット形成を行う機構と、これらの紙送りモーター235,キャリッジモーター230,印刷ヘッド260及び操作パネル225との信号のやり取りを司る制御回路220とから構成されている。
キャリッジ240をプラテン236の軸方向に往復動させる機構は、プラテン236の軸と行に架設され、キャリッジ240を摺動可能に保持する摺動軸233と、キャリッジモーター230との間に無端の駆動ベルト231を張設するプーリー232等から構成されている。
キャリッジ240には、C(シアン)・M(マゼン)・Y(イエロー)・K(ブラック)・Lc(ライトシアン)・Lm(ライトマゼン)の各カラーインクに加え、金属光沢を有するメタリックインク(以下、Mtとも呼ぶ)からなる、合計7色のインクがそれぞれ収容されたインクカートリッジ241〜247が搭載されている。キャリッジ240の下部の印刷ヘッド260には、上述の各色のインクに対応する7種類のノズル列261〜267が形成されている。各ノズルにはピエゾ素子が備えられており、制御回路220がピエゾ素子の収縮運動を制御することによって、プリンター200は各インク色に対してドットを形成することが可能である。
キャリッジ240にインクカートリッジ241〜247を上方から装着すると、各カートリッジから各ノズル列261〜267へのインクの供給が可能となる。本実施例では、インクカートリッジ241〜247は、図2に示すように、キャリッジ240の主走査方向にC,M,Y,K,Lc,Lm,Mtの順に配列されている。
また、カラーインク(C,M,Y,K,Lc,Lm)に加え、メタリックインク(Mt)を併用して印刷(以下、Mt印刷とも呼ぶ)を行う場合には、図に示すように、カラーインクを吐出する各ノズル列261〜266の副走査方向の後半部分と、メタリックインクを吐出するノズル列267の副走査方向の前半部分とを用いて印刷を行う。このように各ノズル列を用いて、印刷媒体Pに対して、先にメタリックインク(Mt)のドットを形成し、その上にカラーインクのドットを形成することによって、種々の色合いの金属光沢を印刷画像で表現することが可能である。
プリンター200の制御回路220は、CPUや、ROM、RAM、PIF(周辺機器インターフェース)等がバスで相互に接続されて構成されており、キャリッジモーター230及び紙送りモーター235の動作を制御することによってキャリッジ240の主走査動作及び副走査動作の制御を行う。また、PIFを介してコンピューター100から出力された印刷データを受け取ると、制御回路220が、キャリッジ240の主走査あるいは副走査の動きに合わせて、印刷データに応じた駆動信号を印刷ヘッド260に供給し、各色のヘッドを駆動することが可能となっている。コンピューター100が出力する印刷データは、色に関するデータとして、7色(C,M,Y,K,Lc,Lm,Mt)のインク色に関するデータを含んでおり、プリンター200は、この7色のインク色に関するデータを含む印刷データを受け取る。
以上のようなハードウェア構成を有するプリンター200は、キャリッジモーター230を駆動することによって、印刷ヘッド260(各色のノズル列261〜267)を印刷媒体Pに対して主走査方向に往復動させ、また紙送りモーター235を駆動することによって、印刷媒体Pを副走査方向に移動させる。制御回路220は、キャリッジ240が往復動する動き(主走査)や、印刷媒体の紙送りの動き(副走査)に合わせて、印刷データに基づいて適切なタイミングでノズルを駆動することにより、印刷媒体P上の適切な位置に適切な色のインクドットを形成する。こうすることによって、プリンター200は印刷媒体P上に画像を印刷することが可能となっている。なお、上述の構成では、各色のインクは、プリンター200に搭載される脱着可能なカートリッジに収容されているが、プリンター200とは分離して構成されたインク収容タンクなどに収容し、当該収容タンクとプリンター200とを接続してもよい。あるいは、脱着不可能にプリンター200と一体的に構成された収容容器に収容されていてもよい。
(A2)印刷処理:
次に、印刷システム10においてCPU102が行う印刷処理について説明する、図3は、CPU102が行う印刷処理の流れについて説明したフローチャートである。印刷処理は、ユーザーがアプリケーションプログラム30上で、印刷を指示することによって開始される。
印刷処理が開始されると、CPU102は、アプリケーションプログラム30として、印刷用の記述言語で記録された画像データORGをプリンタードライバー50に転送する(ステップS102)。
ここで、画像データORGについて説明する。図4は、印刷対象画像に対応する画像データORGについて説明する説明図である。画像データORGは、上述したように、画像生成アプリケーションプログラムによって生成された画像データである。印刷対象画像(画像データORG)の領域内には、複数の画像(以下、コンテンツ画像とも呼ぶ)が含まれている。図4に示したコンテンツ画像P1は基本色の組み合わせで表現可能な画像(カラー画像)であり、コンテンツ画像P1を構成する各画素のデータ(以下、画素データとも呼ぶ)は、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色成分値(0〜255)で記録されている。また、コンテンツ画像P1に含まれる線画や図形等のオブジェクトは、ベクターデータとして記録されている。
コンテンツ画像P2は、金属光沢を用いて表現された画像である。コンテンツ画像P2は、レイヤー1とレイヤー2の2つのレイヤー画像が重畳して構成されている。レイヤー1を構成する各画素データは、R、G、Bの各色成分値で記録されている。レイヤー2は、金属光沢で表現された画像であり、各画素データはメタリック(Mt)の色成分値で記録されている。本実施例においては、レイヤー2を構成する全ての画素データに記録されているMtの色成分値は同じ値(例えば、90)とする。また、コンテンツ画像P1と同様、レイヤー1およびレイヤー2に含まれる線画や図形等のオブジェクトは、ベクターデータとして記録されている。
コンテンツ画像P3は、テクスチャを用いて表現された画像である。コンテンツ画像P3は、レイヤー3とレイヤー4の2つのレイヤー画像が重畳して構成されている。レイヤー3を構成する各画素データは、R、G、Bの各色成分値で記録されている。レイヤー4は、テクスチャで表現された画像である。レイヤー4は、画像生成アプリケーションにおいてユーザーが指定したテクスチャの種類を規定する番号(以下、テクスチャナンバーTXとも呼ぶ)と、テクスチャの色を規定する番号(以下、テクスチャカラーナンバーTXCとも呼ぶ)と、そのテクスチャを適用する領域を指定するベクターデータによって規定されている。CPU102は、テクスチャナンバーTX、テクスチャカラーナンバーTXCで指定されるテクスチャを、後に詳しく説明するテクスチャライブラリー71から読み込むことによって、レイヤー4のテクスチャを特定している。また、レイヤー3においても、レイヤー内に含まれる線画や図形等のオブジェクトは、ベクターデータとして記録されている。
説明を印刷処理の流れに戻す(図3参照)。上記説明した画像データORGを、アプリケーションプログラム30からプリンタードライバー50に印刷用の記述言語の形式で転送後(ステップS102)、CPU102は、プリンタードライバー50の機能として、その記述言語に沿って画像データORGを解釈する(ステップS104)。CPU102は、画像データORGの解釈として、各コンテンツ画像P1〜P3、各レイヤー1〜4、コンテンツ画像やレイヤーの色成分値、テクスチャナンバーTX、テクスチャカラーナンバーTXC、さらには、各コンテンツ画像およびレイヤー内の線画や図形などを識別可能に解釈する。すなわち、画像データORGを複数のオブジェクトの集合として解釈する。
画像データORGの解釈後、CPU102は、各オブジェクトの情報に基づいて、プリンタードライバー50においての処理に適したデータ形式で、印刷対象画像に対応するデータ(以下、描画データPCDとも呼ぶ)を生成する。そのために、まず、画像データORGから解釈したテクスチャナンバーTXおよびテクスチャカラーナンバーTXCに基づくテクスチャを、テクスチャライブラリー71から読み込む(ステップS106)。図5は、テクスチャライブラリー71について説明する説明図である。テクスチャライブラリー71は、テクスチャナンバーTXとテクスチャの種類とを対応付けたテクスチャテーブル72と、テクスチャカラーナンバーTXCとテクスチャに適用する色とを対応付けたテクスチャカラーインデックス73からなる。CPU102は、テクスチャナンバーTXとテクスチャカラーナンバーTXCに基づいて、テクスチャテーブル72とテクスチャカラーインデックス73とを参照して、コンテンツ画像P3のレイヤー4(図4)に適用するテクスチャを特定する。
画像データORGに適用するテクスチャを特定後、CPU102は、画像データORGの解釈に基づいて、描画データPCDを生成する(ステップS108)。各コンテンツ画像P1〜P3、各レイヤー1〜4、コンテンツ画像やレイヤーの色成分値など、テクスチャ以外のオブジェクトに関する情報は、画像データORGを解釈することにより取得し描画データPCDを生成する。
描画データの生成後、CPU102は、描画データ生成モジュール52の機能として、描画データPCDとしての印刷対象画像を、ビデオドライバー40を介してディスプレイ90に、ユーザーが視認可能に表示する(ステップS110)。ユーザーは、ディスプレイ90によって印刷対象画像を視認し、キーボード91やマウス92を介して描画データPCDとしての印刷対象画像の色(明度、彩度、色相)、テクスチャ、金属光沢の程度を調整することが可能である。以下、印刷対象画像のクスチャ、金属光沢の程度を質感と呼ぶ。
図6は、CPU102がディスプレイ90に表示する、質感調整用画面の一例を説明する説明図である。質感調整用画面93は、質感の調整対象である描画データPCDに対応する印刷対象画像を表示する調整用画像表示部94と、ユーザーがテクスチャの種類を選択変更する際に用いるテクスチャ選択部95と、テクスチャの色を選択変更する際に用いるテクスチャカラー選択部96と、各コンテンツ画像およびレイヤーの各色成分値(R,G,B)を調整するカラー調整用スライダー97と、金属光沢の程度を調整するメタリック感調整スライダー98と、印刷を開始するための印刷実行アイコンPBと、印刷処理を終了するための印刷処理終了アイコンFBとを備える。ユーザーは、調整用画像表示部94に表示された画像において、各コンテンツ画像P1〜P3内の線画や図形などのオブジェクトを個別に選択して、テクスチャの種類および色、色成分値、金属光沢の程度を、それぞれ、テクスチャ選択部95やテクスチャカラー選択部96等の質感調整用の操作部を用いて変更可能である。また、CPU102は、ユーザーが質感を調整する毎に、変更後の印刷対象画像をリアルタイムに調整用画像表示部94に表示する。
CPU102は、ユーザーから、キーボード91、マウス92を介した質感の調整の指示を受け付けると(ステップS112:質感変更)、ユーザーからの質感の調整の指示内容に従って、描画データPCDにおける、各オブジェクト属光沢の程度の増減、テクスチャの種類および適用する色の変更を行う(ステップS114)。
ユーザーが印刷対象画像の質感の調整を終えて、質感調整用画面93が備える印刷実行アイコンPBを操作することによって、CPU102は、印刷実行の指示を受け付け(ステップS112:印刷実行)、色変換モジュール54の機能として、質感を調整後の描画データPCDの各画素データに記録されているR、G、B、Mtの各色成分値を、プリンター200が備えるインク色のインク量(C、M、Y、K、Lc、Lm、Mt)に変換する色変換処理を行う(ステップS116)。
色変換処理は、CPU102が、C−LUT74、MtC−LUT76、およびMt1D−LUT77を用いて行う。C−LUT74は、コンテンツ画像P1や、コンテンツ画像P3などの基本色の組み合わせで表現可能なコンテンツ画像の領域に属する画素データ(色成分値:RGB)に対して色変換を行う際に用いられる3次元のルックアップテーブルである。1組の(R,G,B)の値で定まるC−LUT74の格子点に、1組の(C,M,Y,K,Lc,Lm)のインク量セットが格納されている。図7(A)は、C−LUT74の特性について、シアン(C)およびライトシアン(Lc)のインク量を例に説明する説明図である。図7(A)に示すように、C−LUT74は、RGBの色成分値に対して、濃色系インク(図7(A)ではシアン(C))と淡色系インク(図7(A)ではライトシアン(Lc))とを併用してインク量セットを定める。このため、例えば、コンテンツ画像P1や、コンテンツ画像P3などの基本色の組み合わせで表現可能なコンテンツ画像の領域に属する画素データ(色成分値:RGB)が入力された場合、C−LUT74との照合により、濃色系インク(CMYK)に淡色系インク(LcLm)を加えたインク量セットに変換される。
MtC−LUT76は、コンテンツ画像P2におけるレイヤー1のように、メタリックのレイヤー(レイヤー2)と重畳しているレイヤー(色成分値:RGB)の各画素データに対して色変換を行う際に用いられる3次元のルックアップテーブルである。1組の(R,G,B)の値で定まるMtC−LUT76の格子点に、1組の(C,M,Y,K)のインク量セットが格納されている。図7(B)は、MtC−LUT76の特性について説明する説明図である。MtC−LUT76は、図7(B)に示すように、RGBの階調値に対して、濃色系インク(CMYK)についてのみインク量セットを定める。このため、例えば、レイヤー1に属する画素データが入力された場合、MtC−LUT76との照合により、濃色系インク(CMYK)のインク量に変換される。
また、C−LUT74とMt−LUT76とは、RGB形式における色成分値が同じであった場合、各LUTによって変換後のカラーインクのインク量の合計量は、MtC−LUT76の方が少なくなるように定められている。これは、メタリックインクを用いて表現される領域は、カラーインクのみを用いて表現される領域と比較して、少ないカラーインクのインク量でカラーの発色を達成できると言う知見によるものである(特開2010−52225号公報参照)。また、印刷媒体の単位面積当たりに吐出可能な最大インク量に制限があるため、カラーインクおよびメタリックインクが吐出されるコンテンツ画像の領域は、メタリックインクのインク量を考慮してカラーインクのインク量を定める必要があるからである。
Mt1D−LUT77は、レイヤー2のような、メタリックのレイヤー(色成分値:Mt)の各画素データに対して色変換を行う。図7(C)は、Mt1D−LUT77の特性について説明する説明図である。Mt1D−LUT77は、描画データPCDの各画素データにおけるメタリック(Mt)の色成分値を、メタリックインクのインク量に変換する1次元のルックアップテーブルである。図7(C)から分かるように、入力値(Mtの色成分値)に対して、出力するインク量の最大値が30に制限されている。これは、メタリックインクは単位面積当たりに所定以上のインク量を吐出しても、金属光沢の程度には変化が無いという知見によるものである。その所定の最大インク量を本実施例では30という値に規定している。
上記説明したC−LUT74、MtC−LUT74、Mt1D−LUT77を用いて、CPU102は、描画データPCDを構成する各画素データを、各画素データにインク量が記録されたインク量データに色変換する。その後、CPU102は、ハーフトーンモジュール55の機能として、インク量データをドットの分布によって表すハーフトーン処理を行い、ドットデータを生成する(ステップS118)。本実施例においては、ディザマトリックスを用いたディザ法を採用してハーフトーン処理を行う。また、誤差拡散法など他のハーフトーン処理の方法を採用してもよい。ディザ法および誤差拡散法は、周知の技術であるので説明は省略する。
ハーフトーン処理後、CPU102は、インターレースモジュール56の機能として、生成されたドットデータのドットの並びを、プリンター200に転送すべき順序に並べ替えて、印刷データとしてプリンター200に出力すると共に、印刷開始コマンドや印刷終了コマンドなどの種々のコマンドをプリンター200に出力し(ステップS120)、プリンター200において印刷を実行させる(ステップS122)。
CPU102は印刷実行後、再度、図6で説明した質感調整用画面をディスプレイ90に表示する。ユーザーは印刷媒体Pに印刷された印刷画像を視認して、印刷画像の質感を確認し、再度、質感の調整が必要な場合には、ディスプレイ90に表示されている質感調整用画面において、質感の調整が可能である。
一方、ユーザーが印刷された印刷画像を視認して、ユーザーが目標とする質感が表現されている場合には、ユーザーが印刷処理終了アイコンFBを操作することにより、CPU102は、印刷処理の終了の指示を受け付け(ステップS112:終了)、ユーザーが設定したテクスチャの種類や色、色成分値などの質感の変更内容を、ファイルデータとして保存するか否かについて確認する画面をディスプレイ90に表示する。そして、ユーザーが質感変更内容の保存を選択することにより、CPU102は、ユーザーが設定したテクスチャの種類や色、色成分値等の質感の変更内容を、1つのファイルデータとしてHDD80に保存する(ステップS124:Yes/ステップS126)。その後、CPU102は、印刷処理を終了する。なお、再度、ユーザーが、同じ質感で画像データORGに対して印刷処理をしたい場合には、質感調整用画面93における再度の質感の変更設定操作は必要とせず、プリンタードライバー50上において、先ほど保存した質感変更内のファイルデータを読み出すことにより、同じ変更内容によって印刷の実行が可能であり、目標とする質感の印刷画像を得ることができる。
以上説明したように、印刷システム10は、プリンタードライバー50が、印刷用の記述言語を解釈して、アプリケーションプログラム30から受け取った画像データの質感をオブジェクト毎に制御するので、画像生成用のアプリケーションプログラムを用いずに印刷対象画像の質感を制御することができる。従って、画像生成時に所望する質感と、印刷後の印刷画像の質感が異なる場合でも、プリンタードライバー上で質感を調整することができる。また、ユーザーが「印刷画像の出力→質感の確認、→質感の調整→印刷画像の出力・・・」と言ったように、複数回の質感の調整と確認を行う場合、ユーザーは、その操作をプリンタードライバー上で行うことができるため、再度のアプリケーションドライバーの起動、およびアプリケーションドライバー上での操作を必要とせず、複数回の質感の調整操作を簡単に行うことができる。
さらに、印刷システム10は特殊光沢としての金属光沢の程度を調整することが可能である。加えて、MtC−LUT76およびMt1D−LUT77は、印刷媒体における単位面積当たりの最大インク量を考慮して、各格子点にインク量が格納されているので、質感を制御後に印刷を実行することにより得た印刷画像において、インクの滲みを抑制することができる。
特許請求の範囲との対応関係としては、言語解釈モジュール51および描画データ生成モジュール52が特許請求の範囲に記載の描画データ変換部に対応し、質感制御モジュール53、色変換モジュール54、ハーフトーンモジュール55、インターレースモジュール56が特許請求の範囲に記載の質感制御部に対応する。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施例では、プリンタードライバー50が、印刷用の記述言語に沿って画像データORGを解釈後、インク量データに変化前のデータ(描画データ)に対して、質感の制御を行ったが、インク量データに変換後に、質感の制御を行うとしてもよい。
上記実施例において、CPU102がアプリケーションプログラム30およびプリンタードライバー50として行っていた機能(モジュール)の一部または全部を、コンピューター100にインストールしたソフトウェアとしてのRIP(Raster image processor)が行うとしてもよいし、コンピューター100、プリンター200に接続したハードウェアとしてのRIPが行うとしてもよい。
上記実施例では、特殊光沢として金属光沢の程度を調整可能としたが、例えば、特殊光沢インクとして、パールホワイトの質感を有するパールホワイトインクや、艶を表現する透明や半透明のクリアインク等の特殊光沢インクを採用した場合には、質感の調整として、印刷対象画像のパールホワイトの程度や、艶の程度などの特殊光沢の程度を調整することが可能である。
上記実施例では、メタリック(Mt)の色成分値をメタリックインクのインク量に変換する場合に、Mt1D−LUT77を用いたが、一組の(R,G,B,Mt)の値と1組の(C,M,Y,K,Mt)のインク量セットを対応付ける4次元ルックアップテーブルを用いるとしてもよい。この場合、MtC−LUT76とMt1D−LUT77とを、この4次元ルックアップテーブルに置き換えることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。例えば、本発明は、上述の実施形態で示したシリアル方式のインクジェットプリンターに限らず、インクジェット式のラインプリンタや、特殊光沢色のトナーを備えるレーザープリンターにも適用できる。また、本発明は、印刷システムとしての構成のほか、画像処理装置、印刷装置、印刷方法、プログラム、記憶媒体等としても実現することができる。
0…印刷システム20…CPU30…アプリケーションプログラム40…ビデオドライバー50…プリンタードライバー51…言語解釈モジュール52…描画データ生成モジュール53…質感制御モジュール54…色変換モジュール55…ハーフトーンモジュール56…インターレースモジュール70…RAM71…テクスチャライブラリー72…テクスチャテーブル73…テクスチャカラーインデックス74…カラー発色領域用ルックアップテーブル76…メタリック領域用カラールックアップテーブル77…メタリック領域用1次元ルックアッテーブル90…ディスプレイ91…キーボード92…マウス93…質感調整用画面94…調整用画像表示部95…テクスチャ選択部96…テクスチャカラー選択部97…カラー調整用スライダー98…メタリック感調整スライダー99…印刷実行アイコン100…コンピューター102…CPU200…プリンター220…制御回路225…操作パネル230…キャリッジモーター231…駆動ベルト232…プーリー233…摺動軸235…モーター236…プラテン240…キャリッジ241…インクカートリッジ260…印刷ヘッド261〜267…ノズル列P…印刷媒体P1〜P3…コンテンツ画像TX…テクスチャナンバーTXC…テクスチャカラーナンバーPCD…描画データORG…画像データ

Claims (10)

  1. アプリケーションモジュールから印刷用の記述言語で記録された画像データを受け取り、画像処理を行って印刷装置に出力する画像処理装置であって、
    特殊光沢を用いて表現された印刷対象画像の前記画像データを前記アプリケーションモジュールから入力する入力部と、
    前記記述言語に沿って前記画像データを解釈し、一又は複数のオブジェクトの集合からなる描画データに変換する描画データ変換部と、
    前記描画データを前記オブジェクト毎に制御することによって、前記印刷対象画像の質感を調整可能に制御し、前記印刷装置が解釈可能な印刷用データの形式で出力する質感制御部と
    を備え、
    前記質感は、前記印刷対象画像における前記特殊光沢の程度、およびテクスチャのうちの、少なくともいずれか一つであり、
    前記質感制御部は、
    前記描画データを前記オブジェクト毎に制御する質感制御処理部と、
    前記制御を行った後の前記描画データを、前記特殊光沢を有する特殊光沢インクを含む前記印刷装置が印刷に用いる各インク色のインク量で記録したインク量データに変換する色変換処理部と、
    前記インク量データに基づいて前記印刷用データを出力する出力処理部と
    を備える
    画像処理装置。
  2. アプリケーションモジュールから印刷用の記述言語で記録された画像データを受け取り、画像処理を行って印刷装置に出力する画像処理装置であって、
    特殊光沢を用いて表現された印刷対象画像の前記画像データを前記アプリケーションモジュールから入力する入力部と、
    前記記述言語に沿って前記画像データを解釈し、一又は複数のオブジェクトの集合からなる描画データに変換する描画データ変換部と、
    前記描画データを前記オブジェクト毎に制御することによって、前記印刷対象画像の質感を調整可能に制御し、前記印刷装置が解釈可能な印刷用データの形式で出力する質感制御部と
    を備え、
    前記質感は、前記印刷対象画像における前記特殊光沢の程度、およびテクスチャのうちの、少なくともいずれか一つであり、
    前記描画データ変換部は、
    前記記述言語に沿って解釈した前記画像データを、前記特殊光沢を有する特殊光沢インクを含む前記印刷装置が印刷に用いる各インク色のインク量で記録したインク量データに変換する色変換処理部と、
    前記インク量データを、一又は複数のオブジェクトの集合からなる描画データに変換する描画データ変換処理部と、
    を備え、
    前記質感制御部は、
    前記描画データを前記オブジェクト毎に制御する質感制御処理部と、
    前記制御を行った後の前記描画データに基づいて前記印刷用データを出力する出力処理部と
    を備える
    画像処理装置。
  3. 請求項または請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記質感制御処理部は、前記印刷装置が印刷の実行時に所定の単位面積当たりに吐出するインクの最大インク量に関する情報を参照して、前記最大インク量の範囲内で前記質感の制御を行う
    画像処理装置。
  4. 前記特殊光沢は金属光沢である請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. アプリケーションモジュールから印刷用の記述言語で記録された画像データを受け取り、画像処理を行って印刷を行う印刷装置であって、
    特殊光沢を用いて表現された印刷対象画像の前記画像データを前記アプリケーションモジュールから入力する入力部と、
    前記記述言語に沿って前記画像データを解釈し、一又は複数のオブジェクトの集合からなる描画データに変換する描画データ変換部と、
    前記描画データを前記オブジェクト毎に制御することによって、前記印刷対象画像の質感を調整可能に制御する質感制御部と、
    前記制御を行った後の前記描画データに基づいて前記印刷を行う印刷実行部と
    を備え、
    前記質感は、前記印刷対象画像における前記特殊光沢の程度、およびテクスチャのうちの、少なくともいずれか一つであり、
    前記質感制御部は、
    前記描画データを前記オブジェクト毎に制御する質感制御処理部と、
    前記制御を行った後の前記描画データを、前記特殊光沢を有する特殊光沢インクを含む前記印刷装置が印刷に用いる各インク色のインク量で記録したインク量データに変換する色変換処理部と、
    を備える
    印刷装置。
  6. アプリケーションモジュールから印刷用の記述言語で記録された画像データを受け取り、画像処理を行って印刷を行う印刷装置であって、
    特殊光沢を用いて表現された印刷対象画像の前記画像データを前記アプリケーションモジュールから入力する入力部と、
    前記記述言語に沿って前記画像データを解釈し、一又は複数のオブジェクトの集合からなる描画データに変換する描画データ変換部と、
    前記描画データを前記オブジェクト毎に制御することによって、前記印刷対象画像の質感を調整可能に制御する質感制御部と、
    前記制御を行った後の前記描画データに基づいて前記印刷を行う印刷実行部と
    を備え、
    前記質感は、前記印刷対象画像における前記特殊光沢の程度、およびテクスチャのうちの、少なくともいずれか一つであり、
    前記描画データ変換部は、
    前記記述言語に沿って解釈した前記画像データを、前記特殊光沢を有する特殊光沢インクを含む前記印刷装置が印刷に用いる各インク色のインク量で記録したインク量データに変換する色変換処理部と、
    前記インク量データを、一又は複数のオブジェクトの集合からなる描画データに変換する描画データ変換処理部と、
    を備え、
    前記質感制御部は、
    前記描画データを前記オブジェクト毎に制御する質感制御処理部と、
    を備える
    印刷装置。
  7. アプリケーションモジュールが出力した画像データに画像処理を行って印刷装置に出力するために、
    特殊光沢を用いて表現された印刷対象画像の前記画像データであって、印刷用の記述言語で記録された前記画像データを、前記アプリケーションモジュールから入力する機能と、
    前記記述言語に沿って前記画像データを解釈し、一又は複数のオブジェクトの集合からなる描画データに変換する機能と、
    前記描画データを前記オブジェクト毎に制御することによって、前記印刷対象画像の質感を調整可能に制御し、前記印刷装置が解釈可能な印刷用データの形式で出力する機能とを
    コンピューターに実現させるための画像処理プログラムであって、
    前記質感は、前記印刷対象画像における前記特殊光沢の程度、およびテクスチャのうちの、少なくともいずれか一つであり、
    前記出力する機能は、
    前記描画データを前記オブジェクト毎に制御する機能と、
    前記制御を行った後の前記描画データを、前記特殊光沢を有する特殊光沢インクを含む前記印刷装置が印刷に用いる各インク色のインク量で記録したインク量データに変換する機能と、
    前記インク量データに基づいて前記印刷用データを出力する機能と
    を含む
    画像処理プログラム。
  8. アプリケーションモジュールが出力した画像データに画像処理を行って印刷装置に出力するために、
    特殊光沢を用いて表現された印刷対象画像の前記画像データであって、印刷用の記述言語で記録された前記画像データを、前記アプリケーションモジュールから入力する機能と、
    前記記述言語に沿って前記画像データを解釈し、一又は複数のオブジェクトの集合からなる描画データに変換する機能と、
    前記描画データを前記オブジェクト毎に制御することによって、前記印刷対象画像の質感を調整可能に制御し、前記印刷装置が解釈可能な印刷用データの形式で出力する機能とを
    コンピューターに実現させるための画像処理プログラムであって、
    前記質感は、前記印刷対象画像における前記特殊光沢の程度、およびテクスチャのうちの、少なくともいずれか一つであり、
    前記変換する機能は、
    前記記述言語に沿って解釈した前記画像データを、前記特殊光沢を有する特殊光沢インクを含む前記印刷装置が印刷に用いる各インク色のインク量で記録したインク量データに変換する機能と、
    前記インク量データを、一又は複数のオブジェクトの集合からなる描画データに変換する機能と、
    を含み、
    前記出力する機能は、
    前記描画データを前記オブジェクト毎に制御する機能と、
    前記制御を行った後の前記描画データに基づいて前記印刷用データを出力する機能と
    を含む
    画像処理プログラム。
  9. アプリケーションモジュールが出力した画像データに画像処理を行って印刷装置に出力する画像処理方法であって、
    特殊光沢を用いて表現された印刷対象画像の前記画像データであって、印刷用の記述言語で記録された前記画像データを、前記アプリケーションモジュールから入力する手順と
    前記記述言語に沿って前記画像データを解釈し、一又は複数のオブジェクトの集合からなる描画データに変換する手順と
    前記描画データを前記オブジェクト毎に制御することによって、前記印刷対象画像の質感を調整可能に制御し、前記印刷装置が解釈可能な印刷用データの形式で出力する手順とを含み、
    前記質感は、前記印刷対象画像における前記特殊光沢の程度、およびテクスチャのうちの、少なくともいずれか一つであり、
    前記出力する手順は、
    前記描画データを前記オブジェクト毎に制御する手順と、
    前記制御を行った後の前記描画データを、前記特殊光沢を有する特殊光沢インクを含む前記印刷装置が印刷に用いる各インク色のインク量で記録したインク量データに変換する手順と、
    前記インク量データに基づいて前記印刷用データを出力する手順と
    を含む
    画像処理方法。
  10. アプリケーションモジュールが出力した画像データに画像処理を行って印刷装置に出力する画像処理方法であって、
    特殊光沢を用いて表現された印刷対象画像の前記画像データであって、印刷用の記述言語で記録された前記画像データを、前記アプリケーションモジュールから入力する手順と、
    前記記述言語に沿って前記画像データを解釈し、一又は複数のオブジェクトの集合からなる描画データに変換する手順と、
    前記描画データを前記オブジェクト毎に制御することによって、前記印刷対象画像の質感を調整可能に制御し、前記印刷装置が解釈可能な印刷用データの形式で出力する手順と、を含み、
    前記質感は、前記印刷対象画像における前記特殊光沢の程度、およびテクスチャのうちの、少なくともいずれか一つであり、
    前記変換する手順は、
    前記記述言語に沿って解釈した前記画像データを、前記特殊光沢を有する特殊光沢インクを含む前記印刷装置が印刷に用いる各インク色のインク量で記録したインク量データに変換する手順と、
    前記インク量データを、一又は複数のオブジェクトの集合からなる描画データに変換する手順と、
    を含み、
    前記出力する手順は、
    前記描画データを前記オブジェクト毎に制御する手順と、
    前記制御を行った後の前記描画データに基づいて前記印刷用データを出力する手順と
    を含む
    画像処理方法。
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