JP6170846B2 - Egr装置 - Google Patents

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本発明は、EGR装置に関する。
従来、排気の一部を吸気に還流させるEGR装置を設けたエンジンが知られている。EGR装置によって吸気に酸素濃度の低い排気(EGRガス)を還流させることで燃焼温度を低下させ、窒素酸化物の発生を抑制するものである。このようなエンジンにおいて、未燃燃料が多く含まれるアイドル運転状態における排気が長時間還流されると、未燃燃料等(デポジット)がEGR装置に付着することでEGRシステムに問題が生じる可能性がある。そこで、エンジンがアイドル運転状態の場合、EGR弁(排気還流弁)を閉弁して排気の還流を行わないように制御されるエンジン1が知られている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載のEGR装置は、クラッチのON・OFFを検出するクラッチセンサの検出信号に基づいてEGR弁の開閉を行う。具体的には、EGR装置は、クラッチセンサからクラッチOFFの信号を取得した場合、エンジンがアイドル運転状態であると判断してEGR弁を閉状態にするように制御する。しかし、クラッチがON状態であっても、排気中の全炭化水素排出濃度(以下、単に「THC排出濃度」と記す)とEGRガス温度との状態によってはEGR弁におけるデポジットの堆積が促進される場合があり問題であった。
実開昭62−54264号公報
本発明は、以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、アクセルの操作状態に関わらずEGR弁へのデポジットの堆積が抑制されるようにEGR弁を制御することができるEGR装置の提供を目的とする。
本発明においては、エンジンの排気の一部をEGRガスとしてエンジンの吸気に還流させるEGR装置であって、制御装置は、エンジン回転数検出センサーが検出するエンジンの回転数(N)と、噴射量検出センサーが検出する噴射量(F)と、冷却水温度検出センサーが検出する冷却水温度(Tc)と、吸気温度検出センサーが検出する吸気温度(Tin)と、EGRガス温度検出センサーが検出するEGRガス温度(Tegr)とを取得し、前記取得したエンジンの回転数(N)と噴射量(F)とから、基準全炭化水素排出濃度マップに基づいて基準全炭化水素排出濃度(Dts)を算出し、全炭化水素排出濃度基準補正量マップに基づいて全炭化水素排出濃度基準補正値(Cs)を算出し、前記取得した吸気温度(Tin)から、吸気温度補正係数マップに基づいて吸気温度補正係数(Fc)を算出し、前記算出した全炭化水素排出濃度基準補正値(Cs)と吸気温度補正係数(Fc)とから、全炭化水素排出濃度補正量(C)を算出し、前記算出した基準全炭化水素排出濃度(Dts)と全炭化水素排出濃度補正量(C)とから、全炭化水素排出濃度(Dt)を算出し、前記算出した全炭化水素排出濃度(Dt)から、EGRガス温度閾値マップに基づいてEGRガス温度(Tegr)の閾値温度(TH)を算出し、前記冷却水温度(Tc)が所定温度(Tcs)よりも高いか否か判定し、前記冷却水温度(Tc)が所定温度(Tcs)よりも高いと判定した場合、EGRガス温度(Tegr)が前記閾値温度(TH)よりも高いか否か判定し、前記EGRガス温度(Tegr)が前記閾値温度(TH)よりも高いと判定した場合、EGR弁を閉状態に制御せずにEGR弁を開状態に制御し、前記EGRガス温度(Tegr)が前記閾値温度(TH)よりも高くないと判定した場合、EGR弁を閉状態に制御し、前記冷却水温度(Tc)が所定温度(Tcs)よりも高くないと判定した場合、EGR弁を閉状態に制御するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明によれば、THC排出濃度とEGRガス温度とに基づいてEGR弁が制御される。これにより、THC排出濃度の上昇やEGRガス温度の低下によるデポジットの堆積が抑制される。
また、本発明によれば、エンジンが運転されている環境の影響が考慮された全炭化水素排出濃度が算出される。これにより、更に精度よくTHC排出濃度の上昇やEGRガス温度の低下によるデポジットの堆積が抑制される。
エンジンの構成を示した概略図。 エンジンのEGR装置における単位時間当たりのデポジット堆積量のTHC排出濃度とEGRガス温度との関係を表すグラフを示す図。 エンジンの一実施形態におけるEGR装置のEGR弁の開閉制御の態様を表すフローチャートを示す図。 (a)エンジンの冷却水温度とEGRガス温度を表すグラフを示す図、(b)エンジンのEGR弁制御の第一実施形態を表すグラフを示す図、(c)エンジンのEGR弁制御の第二実施形態を表すグラフを示す図、(d)エンジンのEGR弁制御の第三実施形態を表すグラフを示す図。
以下に、図1を用いて、エンジン1について説明する。
図1に示すように、エンジン1は、ディーゼルエンジンであり、本実施形態においては、四つの気筒3・3・3・3を有する直列四気筒エンジン1である。なお、本実施形態において、エンジン1を直列四気筒としたがこれに限定されるものではない。また、エンジン1は、過給機を具備していてもよい。
エンジン1は、吸気管2を介して気筒3の内部に供給される吸気と、燃料噴射弁4・4・4・4から気筒3の内部に供給される燃料とを、気筒3・3・3・3の内部において混合して燃焼させることで出力軸を回転駆動させている。エンジン1は、燃料の燃焼により発生する排気を、排気管5を介して外部へ排出している。
エンジン1は、エンジン回転数検出センサー6、燃料噴射弁4の噴射量検出センサー7、EGR装置8、制御装置であるECU12、EGRガス温度検出センサー13および吸気温度検出センサー14が具備されている。
エンジン回転数検出センサー6は、エンジン1の回転数である回転数Nを検出するものである。エンジン回転数検出センサー6は、センサーとパルサーとから構成され、エンジン1の出力軸に設けられている。なお、本実施形態において、エンジン回転数検出センサー6をセンサーとパルサーとから構成しているが、回転数Nを検出することができるものであればよい。
噴射量検出センサー7は、燃料噴射弁4からの燃料噴射量である噴射量Fを検出するものである。噴射量検出センサー7は、図示しない燃料供給管の途中部に設けられている。噴射量検出センサー7は、流量センサーから構成されている。なお、本実施形態において、噴射量検出センサー7を流量センサーで構成しているがこれに限定するものでなく、燃料の噴射量Fを検出できるものであればよい。
EGR装置8は、排気の一部を吸気に還流するものである。EGR装置8は、EGR管9、EGR弁10、開度検出センサー11、EGR制御部であるECU12を具備する。
EGR管9は、排気を吸気管2に案内するための管である。EGR管9は、吸気管2と排気管5とを連通するように設けられている。これにより、排気管5を通過する排気の一部がEGR管9を通じて吸気管2に案内される。すなわち、排気の一部がEGRガスとして吸気に還流可能に構成されている(以下、単に「EGRガス」と記す)。
EGR弁10は、EGR管9を通過するEGRガスの流量を制限するものである。EGR弁10は、ノーマルクローズドタイプの電磁式流量制御弁から構成されている。EGR弁10は、EGR管9の途中部に設けられている。EGR弁10は、後述のECU12からの信号を取得してEGR弁10の開度を変更することができる。なお、本実施形態において、EGR弁10をノーマルクローズドタイプの電磁式流量制御弁から構成しているが、EGRガスの流量を制限することができるものであればよい。
開度検出センサー11は、EGR弁開度Gを検出するものである。開度検出センサー11は、位置検出センサーから構成されている。開度検出センサー11は、EGR弁10に設けられている。なお、本実施形態において、開度検出センサー11を位置検出センサーから構成しているが、EGR弁開度Gを検出することができるものであればよい。
EGRガス温度検出センサー13は、EGRガス温度Tegrを検出するものである。EGRガス温度検出センサー13は、サーミスタから構成され、EGR管9の途中部であってEGR弁10の上流側に設けられている。なお、本実施形態において、EGRガス温度検出センサー13をサーミスタから構成しているが、EGRガス温度Tegrを検出することができるものであればよい。
吸気温度検出センサー14は、吸気温度Tinを検出するものである。吸気温度検出センサー14は、サーミスタから構成され、吸気管2の途中部に設けられている。なお、本実施形態において、吸気温度検出センサー14をサーミスタから構成しているが、吸気温度Tinを検出することができるものであればよい。
冷却水温度検出センサー15は、冷却水温度Tclを検出するものである。冷却水温度検出センサー15は、サーミスタから構成され、エンジン1の図示しないウォータージャケット部分に設けられている。なお、本実施形態において、冷却水温度検出センサー15をサーミスタから構成しているが、冷却水温度Tclを検出することができるものであればよい。
ECU12は、エンジン1を制御するものである。具体的には、エンジン1本体やEGR装置8を制御する。ECU12には、エンジン1の制御を行うための種々のプログラムや基準THC排出濃度マップM1、THC排出濃度基準補正量マップM2、吸気温度補正係数マップM3、EGRガス温度閾値マップM4等のデータが格納されている。ECU12は、CPU、ROM、RAM、HDD等がバスで接続される構成であってもよく、あるいはワンチップのLSI等からなる構成であってもよい。
ECU12は、燃料噴射弁4・4・4・4と接続され、燃料噴射弁4・4・4・4を制御することが可能である。
ECU12は、エンジン回転数検出センサー6に接続され、エンジン回転数検出センサー6が検出する回転数Nを取得することが可能である。
ECU12は、噴射量検出センサー7に接続され、噴射量検出センサー7が検出する噴射量Fを取得することが可能である。
ECU12は、EGR弁10と接続され、EGR弁10の開閉を制御することが可能である。
ECU12は、開度検出センサー11に接続され、開度検出センサー11が検出するEGR弁開度Gを取得することが可能である。
ECU12は、EGRガス温度検出センサー13に接続され、EGRガス温度検出センサー13が検出するEGRガス温度Tegrを取得することが可能である。
ECU12は、吸気温度検出センサー14に接続され、吸気温度検出センサー14が検出する吸気温度Tinを取得することが可能である。
ECU12は、冷却水温度検出センサー15に接続され、冷却水温度検出センサー15が検出する冷却水温度Tcを取得することが可能である。
ECU12は、エンジン1の回転数Nと噴射量Fとから基準THC排出濃度マップM1に基づいて、基準THC排出濃度Dtsを算出することができる。
ECU12は、エンジン1の回転数Nと噴射量FとからTHC排出濃度基準補正量マップM2に基づいて、基準温度におけるTHC排出濃度基準補正量Csを算出することができる。
ECU12は、エンジン1の吸気温度Tinから吸気温度補正係数マップM3に基づいて、吸気温度補正係数Fcを算出することができる。
ECU12は、算出したTHC排出濃度基準補正量Csと算出した吸気温度補正係数FcとからTHC排出濃度補正量Cを算出することができる。
ECU12は、算出した基準THC排出濃度Dtsと算出したTHC排出濃度補正量CとからTHC排出濃度Dtを算出することができる。
ECU12は、算出したTHC排出濃度DtからEGRガス温度閾値マップM4に基づいて、単位時間当たりのデポジット堆積量DPが所定値DPs以下となるEGRガス温度Tegrの閾値温度THを算出することができる。
以下では、図2と図3とを用いて、本発明の一実施形態に係るエンジン1のEGR装置8の制御態様について説明する。
EGR装置8に堆積するデポジットの単位時間当たりの堆積量であるデポジット堆積量DPは、THC排出濃度DtとEGRガス温度Tegrとから算出される。すなわち、エンジン1のEGR装置8を制御するECU12は、THC排出濃度DtとEGRガス温度Tegrとに基づいてEGR弁10(EGR弁開度G)を制御する。
単位時間当たりのデポジット堆積量DPは、冷却水温度Tcが低ければ増加する。さらに、デポジット堆積量DPは、THC排出濃度Dtが高くなれば増加し、EGRガス温度Tegrが低くなれば増加する。具体的には、図2に示すように、THC排出濃度Dt1で、EGRガス温度Tegrが閾値温度TH1よりも高い温度範囲Aに属している場合、単位時間当たりのデポジット堆積量DPは所定値DPs未満となる。また、THC排出濃度Dt1で、EGRガス温度Tegrが閾値温度TH1以下の温度範囲Bに属している場合、単位時間当たりのデポジット堆積量DPは所定値DPs以上となる。
また、EGRガス温度Tegrが閾値温度TH1以下の温度範囲Bに属している場合、EGRガス温度Tegrが低くなるにつれて急激に単位時間当たりのデポジット堆積量DPが増加する。従って、ECU12は、THC排出濃度Dt毎に、単位時間当たりのデポジット堆積量DPが所定値DPs以上になるEGRガス温度Tegrの閾値である閾値温度THをEGRガス温度閾値マップM4として有している。
ECU12は、取得したエンジン1の回転数Nと噴射量Fとから基準THC排出濃度Dtsを算出する。さらに、ECU12は、エンジン1の吸気温度TinからTHC排出濃度補正量Cを算出する。そして、ECU12は、算出した基準THC排出濃度Dtsと算出したTHC排出濃度補正量CとからTHC排出濃度Dtを算出する。ECU12は、算出したTHC排出濃度Dtからデポジット堆積量DPが所定値DPs以下となるEGRガス温度Tegrの閾値温度THを算出する。
ECU12は、冷却水温度Tcが所定温度Tcs以下の場合、または、取得したEGRガス温度Tegrが算出した閾値温度TH以下の場合(図2参照)、EGRガス流量を制限するEGR弁を閉弁させる。
次に、本発明に係るEGR装置8の制御態様について具体的に説明する。
図3に示すように、ステップS110において、ECU12は、エンジン回転数検出センサー6が検出するエンジン1の回転数Nを取得し、噴射量検出センサー7が検出する噴射量Fを検出し、冷却水温度検出センサー15が検出する冷却水温度Tcを取得し、ステップをステップS120に移行させる。
ステップS120において、ECU12は、吸気温度検出センサー14が検出する吸気温度Tinを取得し、EGRガス温度検出センサー13が検出するEGRガス温度Tegrを取得し、ステップをステップS130に移行させる。
ステップS130において、ECU12は、取得したエンジン1の回転数Nと噴射量Fとから基準THC排出濃度マップM1に基づいて基準THC排出濃度Dtsを算出し、ステップをステップS140に移行させる。
ステップS140において、ECU12は、取得したエンジン1の回転数Nと噴射量FとからTHC排出濃度基準補正量マップM2に基づいてTHC排出濃度基準補正値Csを算出し、ステップをステップS150に移行させる。
ステップS150において、ECU12は、取得した吸気温度Tinから吸気温度補正係数マップM3に基づいて吸気温度補正係数Fcを算出し、ステップをステップS160に移行させる。
ステップS160において、ECU12は、算出したTHC排出濃度基準補正値Csと吸気温度補正係数FcとからTHC排出濃度補正量Cを算出し、ステップをステップS170に移行させる。
ステップS170において、ECU12は、算出した基準THC排出濃度DtsとTHC排出濃度補正量CとからTHC排出濃度Dtを算出し、ステップをステップS180に移行させる。
ステップS180において、ECU12は、算出したTHC排出濃度DtからEGRガス温度閾値マップM4に基づいて、EGRガス温度Tegrの閾値温度THを算出し、ステップをステップS190に移行させる。
ステップS190において、ECU12は、冷却水温度Tcが所定温度Tcsよりも高いか否か判定する。その結果、冷却水温度Tcが所定温度Tcsよりも高いと判定した場合、ECU12はステップをステップS200に移行させる。一方、冷却水温度Tcが所定温度Tcsよりも高くないと判定した場合、ECU12はステップをステップS310に移行させる。
ステップS200において、ECU12は、EGRガス温度Tegrが閾値温度THよりも高いか否か判定する。その結果、EGRガス温度Tegrが閾値温度THよりも高いと判定した場合、ECU12はステップをステップS210に移行させる。一方、EGRガス温度Tegrが閾値温度THよりも高くないと判定した場合、ECU12はステップをステップS310に移行させる。
ステップS210において、ECU12は、EGR弁10を閉状態に制御しない。すなわち、ECU12は、EGR弁10を開状態に制御してステップをステップS110に移行させる。
ステップS310において、ECU12は、EGR弁10を閉状態に制御してステップをステップS110に移行させる。
このように構成することで、エンジン1の回転数Nと燃料の噴射量FとからTHC排出濃度DtとEGRガス温度Tegrとに基づいてEGR弁10が制御される。これにより、THC排出濃度Dtの上昇やEGRガス温度Tegrの低下によるデポジットの堆積が抑制される。さらに、エンジン1が運転されている環境の影響が考慮されたTHC排出濃度Dtが算出される。これにより、更に精度よくTHC排出濃度Dtの上昇やEGRガス温度Tegrの低下によるデポジットの堆積が抑制される。
次に、EGR弁10の開弁制御について、図4を用いて説明する。なお、本実施形態において、EGRガス温度Tegrについて説明しているが、冷却水温度Tcについても同様である。
図4(a)に示すように、ECU12は、運転時間T1においてEGRガス温度Tegrが閾値温度TH以下になると、EGR弁10を閉状態にする。ECU12は、運転時間T3においてEGRガス温度Tegrが閾値温度THよりも高くなると、任意に設定可能なカウントダウン時間(図4(a)における運転時間T2−運転時間T3間)をかけてカウントダウンを開始する。
図4(b)に示すEGR弁制御の第一実施形態として、ECU12は、運転時間T1においてEGR弁10を最大閉弁速度にて閉弁させる。そして、ECU12は、運転時間T2においてEGR弁10を最大開弁速度にて開弁させる。すなわち、ECU12は、EGRガス温度Tegrが閾値温度THよりも高くなるとEGR弁10を即開弁させる。
図4(c)に示すEGR弁制御の第二実施形態として、ECU12は、運転時間T1においてEGR弁10を最大閉弁速度にて閉弁させる。そして、ECU12は、運転時間T3においてEGR弁10を最大開弁速度にて開弁させる。すなわち、ECU12は、EGRガス温度Tegrが閾値温度THよりも高くなると任意に設定可能なカウントダウン時間経過後にEGR弁10を即開弁させる。
図4(d)に示すEGR弁制御の第三実施形態として、ECU12は、運転時間T1においてEGR弁10を最大閉弁速度にて閉弁させる。そして、ECU12は、運転時間T2においてEGR弁10を任意に設定される開弁速度にて開弁を開始させる。すなわち、ECU12は、EGRガス温度Tegrが閾値温度THよりも高くなるとEGR弁10を任意の時間をかけて開弁させる。
1 エンジン
8 EGR装置
10 EGR弁
N 回転数
F 噴射量
Dt 全炭化水素排出濃度
DP デポジット堆積量
Tegr EGRガス温度
TH 閾値温度
Tc 冷却水温度

Claims (1)

  1. エンジンの排気の一部をEGRガスとしてエンジンの吸気に還流させるEGR装置であって、
    制御装置は、エンジン回転数検出センサーが検出するエンジンの回転数(N)と、噴射量検出センサーが検出する噴射量(F)と、冷却水温度検出センサーが検出する冷却水温度(Tc)と、吸気温度検出センサーが検出する吸気温度(Tin)と、EGRガス温度検出センサーが検出するEGRガス温度(Tegr)とを取得し、
    前記取得したエンジンの回転数(N)と噴射量(F)とから、基準全炭化水素排出濃度マップに基づいて基準全炭化水素排出濃度(Dts)を算出し、全炭化水素排出濃度基準補正量マップに基づいて全炭化水素排出濃度基準補正値(Cs)を算出し、
    前記取得した吸気温度(Tin)から、吸気温度補正係数マップに基づいて吸気温度補正係数(Fc)を算出し、
    前記算出した全炭化水素排出濃度基準補正値(Cs)と吸気温度補正係数(Fc)とから、全炭化水素排出濃度補正量(C)を算出し、
    前記算出した基準全炭化水素排出濃度(Dts)と全炭化水素排出濃度補正量(C)とから、全炭化水素排出濃度(Dt)を算出し、
    前記算出した全炭化水素排出濃度(Dt)から、EGRガス温度閾値マップに基づいてEGRガス温度(Tegr)の閾値温度(TH)を算出し、
    前記冷却水温度(Tc)が所定温度(Tcs)よりも高いか否か判定し、
    前記冷却水温度(Tc)が所定温度(Tcs)よりも高いと判定した場合、EGRガス温度(Tegr)が前記閾値温度(TH)よりも高いか否か判定し、
    前記EGRガス温度(Tegr)が前記閾値温度(TH)よりも高いと判定した場合、EGR弁を閉状態に制御せずにEGR弁を開状態に制御し、
    前記EGRガス温度(Tegr)が前記閾値温度(TH)よりも高くないと判定した場合、EGR弁を閉状態に制御し、
    前記冷却水温度(Tc)が所定温度(Tcs)よりも高くないと判定した場合、EGR弁を閉状態に制御する
    ことを特徴とするEGR装置。
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