JP2013189964A - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】過給器を備えたエンジンにおいて、スロットル弁下流の吸気圧から大気圧を推定する精度を向上させる。
【解決手段】エンジンの吸気管に配設されたスロットル弁の開度(スロットル開度)が所定開度以上の略全開状態となった場合に、スロットル弁下流の吸気圧が大気圧付近になるまでの所定時間1が経過した時点から、過給により吸気圧が大気圧よりも大きくなる所定時間2が経過する時点まで、吸気圧センサにより検出した吸気圧の平均値を算出する。そして、スロットル開度が略全開状態となった時点から所定時間2が経過したとき、吸気圧の平均値を大気圧とみなすことで、大気圧を推定する。即ち、スロットル開度が略全開となった場合には、スロットル弁下流の吸気圧は大気圧を横切って上昇するため、この大気圧を横切るタイミングで吸気圧(大気圧)を検出する。
【選択図】図5

Description

本発明は、エンジンの制御装置に関する。
山岳路などを走行する車両においては、高度に応じて空気密度が変化することから、大気圧に応じて燃料噴射量などを補正するエンジン制御がなされている。このため、過給器を備えたエンジンにおいて、特開2005−36733号公報(特許文献1)に記載されるように、スロットル開度を略全開にした過給後の定常状態において、目標過給圧と吸気圧との比率に基づいて大気圧を推定する技術が提案されている。
特開2005−36733号公報
しかしながら、過給器としてのターボチャージャを備えたエンジンでは、過給圧制御により吸気圧が目標過給圧に収束されてしまい、目標過給圧と吸気圧との比率が1に近づいて、大気圧の推定精度を確保できない。
そこで、本発明は、過給器を備えたエンジンにおいて、大気圧の推定精度を向上させたエンジンの制御装置を提供することを目的とする。
エンジンの制御装置は、過給器を備えたエンジンの吸気系に配設されたスロットル弁の開度が略全開となった場合に、過給器による過給が始まる時点における、スロットル弁の下流における吸気圧に基づいて大気圧を推定する。ここで、スロットル弁の開度が略全閉とは、スロットル弁の開度が100%(全開)となった状態に限らず、その開度が所定開度以上となった、おおよそ全開とみなせる状態を含む。
過給器による過給が始まる時点では、スロットル弁の下流における吸気圧が略大気圧となるため、大気圧の推定精度を向上させることができる。
車両用エンジンシステムの概略図である。 大気圧推定処理の第1実施例を説明するフローチャートである。 非過給の定常状態におけるスロットル開度,吸気圧,エンジン回転速度の相関関係の説明図である。 大気圧の平均値を算出する期間を決定するマップの説明図である。 大気圧推定処理の第1実施例における、スロットル開度,吸気圧の時間的変化を説明するタイムチャートである。 大気圧推定処理の第2実施例を説明するフローチャートである。 大気圧推定処理の第3実施例を説明するフローチャートである。 吸気流量,エンジン回転速度及び吸気圧の相関関係の説明図である。 大気圧推定処理の第4実施例を説明するフローチャートである。 大気圧推定処理の第4実施例における、スロットル開度,吸気圧,吸気流量の時間的変化を説明するタイムチャートである。 大気圧推定処理の第5実施例を説明するフローチャートである。 大気圧推定処理の第5実施例における、スロットル開度,吸気圧,吸気流量の時間的変化を説明するタイムチャートである。
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態について詳述する。
図1は、本実施形態に係るエンジンの制御装置を備えた、車両用エンジンのシステム構成を示す。
エンジン10は、例えば、直列4気筒ガソリンエンジンであって、各気筒に吸気(吸入空気)を導入するための吸気管12(吸気系)には、エンジン10の負荷の一例として、エアクリーナ14を通過した吸気の吸気流量Qを検出する吸気流量センサ16が取り付けられている。吸気流量センサ16としては、例えば、エアフローメータなどの熱線式流量計を使用することができる。なお、エンジン10の負荷としては、吸気流量Qに限らず、吸気圧,アクセル開度など、トルクと密接に関連する公知の状態量を使用することができる。
吸気流量センサ16の吸気下流に位置する吸気管12には、吸気流通方向に沿って、過給器の一例としてのターボチャージャ18のコンプレッサ18A、ターボチャージャ18を通過した吸気を冷却するインタークーラ20、図示しないアクセルペダルと連動して開閉するスロットル弁22がこの順番で配設される。ターボチャージャ18は、一般的なターボチャージャに限らず、可変ノズルターボチャージャ,ツインスクロールターボチャージャなどの各種ターボチャージャとすることができる。インタークーラ20は、走行風などを利用する空冷式、エンジン冷却水などを利用する水冷式のいずれでもよい。スロットル弁22は、アクセルペダルと機械的にリンクして開閉する機械式のものに限らず、アクセルペダルの開度に応じて電気的に開閉する電子制御式のものでもよい。なお、図示のスロットル弁22は、略全閉状態を示す。また、機械式のスロットル弁22を採用する場合には、アイドリングを行うために、アイドル制御弁が配設されたバイパス通路が併設される。
各気筒の燃焼室24に吸気を導入する吸気ポート26には、その開口を開閉する吸気弁28が配設されている。吸気弁28の吸気上流に位置する吸気管12、具体的には、スロットル弁22と吸気弁28との間に位置する吸気管12には、吸気ポート26に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁30が取り付けられている。燃料噴射弁30は、電磁コイルへの通電によって磁気吸引力が発生すると、スプリングによって閉弁方向に付勢されている弁体がリフトして開弁し、燃料を噴射する、電磁式の燃料噴射弁である。燃料噴射弁30には、その開弁時間に比例した燃料が噴射されるように、所定圧力に調圧された燃料が供給されている。
燃料噴射弁30から噴射された燃料は、吸気ポート26と吸気弁28との隙間を介して燃焼室24に吸気と共に導入され、点火プラグ32の火花点火によって着火燃焼し、その燃焼による圧力がピストン34をクランクシャフト(図示省略)に向けて押し下げることで、クランクシャフトを回転駆動させる。
また、燃焼室24から排気を導出する排気ポート36には、その開口を開閉する排気弁38が配設され、排気弁38が開弁することで、排気ポート36と排気弁38との隙間を介して、排気が排気管40へと排出される。排気管40には、排気流通方向に沿って、ターボチャージャ18のタービン18B、触媒コンバータ42がこの順番で配設されている。ターボチャージャ18のタービン18Bは、排気管40を流れる排気のエネルギ−により回転駆動し、吸気管12に配設されたターボチャージャ18のコンプレッサ18Aを回転させる。触媒コンバータ42は、排気中の有害物質を無害成分に浄化するものであって、例えば、排気中のCO(一酸化炭素),HC(炭化水素)及びNOx(窒素酸化物)を同時に浄化する三元触媒などからなる。
燃料噴射弁30及び点火プラグ32は、マイクロコンピュータを内蔵した電子制御装置44によって制御される。電子制御装置44は、各種センサなどの信号を入力し、予め格納された制御プログラムに従って、燃料噴射弁30及び点火プラグ32の各操作量を決定・出力する。燃料噴射弁30による燃料噴射制御においては、例えば、各気筒の吸気行程に合わせて個別の燃料噴射を行う、いわゆる「シーケンシャル噴射制御」が行われる。
電子制御装置44には、吸気流量センサ16の信号に加え、スロットル弁22の開度(スロットル開度)TVOを検出する開度センサ46、スロットル弁22の吸気下流における吸気圧P(絶対圧)を検出する吸気圧センサ48、エンジン10の冷却水温度(水温)Twを検出する水温センサ50、エンジン10の回転速度Neを検出する回転速度センサ52の各信号が入力される。なお、吸気流量Q,スロットル開度TVO,吸気圧P,水温Tw及び回転速度Neは、各センサから読み込む代わりに、CAN(Controller Area Network)などの車載ネットワークを介して接続された、他の電子制御装置から読み込むようにしてもよい。
電子制御装置44は、次のように、燃料噴射弁30及び点火プラグ32を制御する。即ち、電子制御装置44は、吸気流量センサ16及び回転速度センサ52から吸気流量Q及び回転速度Neを夫々読み込み、これらに基づいてエンジン運転状態に応じた基本燃料噴射量を算出する。また、電子制御装置44は、吸気圧センサ48から吸気圧Pを更に読み込み、後述する処理によって大気圧を推定すると共に、水温センサ50から水温Twを読み込み、基本燃料噴射量を大気圧及び水温Twなどで補正した燃料噴射量を算出する。そして、電子制御装置44は、エンジン運転状態に応じたタイミングで、燃料噴射量に応じた燃料を燃料噴射弁30から噴射し、点火プラグ32を適宜作動させて燃料と吸気との混合気を着火燃焼させる。このとき、電子制御装置44は、図示省略の空燃比センサから空燃比を読み込み、排気中の空燃比が理論空燃比に近づくように、燃料噴射弁30をフィードバック制御する。
図2は、電子制御装置44が起動されたことを契機として、電子制御装置44が所定時間Δtごとに繰り返し実行する大気圧推定処理の第1実施例を示す。
ステップ1(図では「S1」と略記する。以下同様。)では、電子制御装置44が、開度センサ46からスロットル開度TVOを読み込み、これが所定開度以上であるか否かを判定する。ここで、所定開度は、スロットル開度が略全開となったか否かを判定するための閾値であって、スロットル開度が全開となった100%に限らず、スロットル開度がおおよそ全開となったとみなすことができる開度を含む。そして、電子制御装置44は、スロットル開度TVOが所定開度以上であると判定すれば処理をステップ2へと進める(Yes)。一方、電子制御装置44は、スロットル開度TVOが所定開度未満であると判定すれば処理をステップ9へと進め(No)、詳細を後述する、タイマー1及びタイマー2による計数値を夫々0にリセットすると共に、吸気圧の平均値を0にクリアし、また、更新フラグを0にリセットする。
所定開度は、エンジン回転速度に応じて変更するようにしてもよい。即ち、ターボチャージャ18による過給が行われていない定常状態では、スロットル開度に対する吸気圧は図3に示すような特性となる。エンジン回転速度が低い場合には、スロットル開度が小さな位置で、吸気圧が大気圧となる。また、エンジン回転速度が高い場合には、スロットル開度が大きな位置で、吸気圧が大気圧となる。これは、スロットル弁22を通過する吸気流量と燃焼室24へと導入される吸気流量とのバランスによるものである。スロットル開度が略全開とは、このように、吸気圧が大気圧となる領域のスロットル開度である。このような略全開位置は、適合又はシミュレーションにより予め求められ、エンジン回転速度に応じた所定開度をマップに設定することで算出することができる。
ステップ2では、電子制御装置44が、タイマー1による計数値をカウントアップ、即ち、スロットル開度TVOが所定開度以上となっている略全開状態の持続時間を所定時間Δtだけ進める。
ステップ3では、電子制御装置44が、タイマー1による計数値に所定時間Δtを乗算した略全開状態の持続時間が所定時間1以上になったか否かを判定する。ここで、所定時間1は、スロットル開度TVOが略全開となった時点から、スロットル弁22の下流における吸気圧が大気圧付近まで上昇したか否かを判定するための閾値であって、図4に示すように、エンジン回転速度が大きくなるにつれて値が非線形に小さくなる特性を有している。このような特性を有している理由は、スロットル弁22の下流には、吸気管12及び吸気コレクタ(図示省略)が存在するため、ここに吸気が充填されて吸気圧が上昇するまでにタイムラグが生じるためである。電子制御装置44は、回転速度センサ52から回転速度Neを読み込み、図4に示す特性が設定されたマップを参照して、回転速度Neに応じた所定時間1を求める。そして、電子制御装置44は、スロットル開度TVOが略全開状態となっている持続時間が所定時間1以上になったと判定すれば処理をステップ4へと進める(Yes)。一方、電子制御装置44は、スロットル開度TVOが略全開状態となっている持続時間が所定時間1未満であると判定すれば処理をステップ10へと進め(No)、スロットル弁22の下流における吸気圧の平均値を算出している期間(平均値算出期間)を計時するためのタイマー2による計数値を0にリセットする。
ステップ4では、電子制御装置44が、タイマー2による計数値をカウントアップ、即ち、平均値算出期間を所定時間Δtだけ進める。
ステップ5では、電子制御装置44が、スロットル開度TVOが略全開となった場合に大気圧を推定したか否かを示す更新フラグが0(大気圧を推定していない)であるか否かを判定する。そして、電子制御装置44は、更新フラグが0であると判定すれば処理をステップ6へと進める一方(Yes)、更新フラグが1であると判定すれば処理を終了させる(No)。
ステップ6では、電子制御装置44が、タイマー2による計数値に所定時間Δtを乗算した平均値算出期間が所定時間2から所定時間1を減算した値よりも大きいか否かを判定する。ここで、所定時間2は、スロットル開度TVOが略全開となった時点から、過給によりスロットル弁22の下流における吸気圧が大気圧よりも大きくなったか否かを判定するための閾値であって、図4に示すように、エンジン回転速度が大きくなるにつれて値が非線形に小さくなる特性を有している。このような特性を有している理由は、スロットル開度が略全開となって吸気流速が上昇することに伴い、ターボチャージャ18のタービン18Bの回転速度が上昇するが、このタービン18Bの回転速度の上昇による過給圧の上昇にタイムラグが生じるためである。電子制御装置44は、回転速度センサ52から回転速度Neを読み込み、図4に示す特性が設定されたマップを参照して、回転速度Neに応じた所定時間2を求める。そして、電子制御装置44は、平均値算出期間が所定時間2から所定時間1を減算した値よりも大きいと判定すれば処理をステップ7へと進める(Yes)。一方、電子制御装置44は、平均値算出期間が所定時間2から所定時間1を減算した値以下であると判定すれば処理をステップ11へと進め(No)、吸気圧センサ48から読み込んだ吸気圧Pに基づいて、吸気圧の平均値を算出(更新)する。ここで、吸気圧の平均値は、例えば、相加平均,相乗平均,調和平均,加重平均などにより求めることができる。
ステップ7では、電子制御装置44が、ステップ11で算出された吸気圧の平均値を大気圧とみなすことで、大気圧を推定する。
ステップ8では、電子制御装置44が、更新フラグを1に設定する。
かかる大気圧推定処理によれば、スロットル開度TVOが所定開度以上になり、その状態が所定時間1持続すると、スロットル弁22の下流における吸気圧Pが大気圧付近となったと判断して、吸気圧Pの平均値の算出が開始される。このとき、所定時間1は、エンジン回転速度Neに応じて変更されるため、スロットル弁22の下流に位置する吸気管12及び吸気コレクタに吸気が充填されるタイムラグを考慮したタイミングで、吸気圧Pの平均値の算出を開始することができる。
また、吸気圧Pの平均値の算出が開始された後、所定時間2から所定時間1を減算した時間が経過すると、スロットル弁22の下流における吸気圧Pが過給により大気圧よりも大きくなったと判断して、吸気圧Pの平均値の算出が終了される。このとき、所定時間2は、エンジン回転速度Neに応じて変更されるため、スロットル弁22の下流に位置する吸気管12及び吸気コレクタに吸気が充填されるタイムラグを考慮したタイミングで、吸気圧Pの平均値の算出を終了することができる。
そして、図5に示すように、スロットル開度TVOが略全開となってから所定時間1経過すると、スロットル弁22の下流における吸気圧Pが略大気圧になるため、その時点から、所定時間2から所定時間1を減算した時間が経過するまで、吸気圧Pの平均値が算出される。ここで、吸気圧Pの平均値を算出する理由は、例えば、外乱などにより吸気圧センサ48の出力値が多少変動する可能性を考慮し、平均値を用いて出力値の変動を平滑化しようとするためである。その後、吸気圧Pの平均値を大気圧とみなすことで、大気圧を推定することができる。
即ち、スロットル開度TVOが略全開となった場合には、スロットル弁22の下流における吸気圧は大気圧を横切って上昇するため、この大気圧を横切るタイミングで吸気圧Pを検出することで、ターボチャージャ18を備えたエンジン10であっても、大気圧の推定精度を向上させることができる。なお、大気圧の推定精度に多少の誤差が許容される場合には、平均値算出期間の少なくとも1点において検出された吸気圧Pから大気圧を推定するようにしてもよい。
また、スロットル開度TVOが略全開になった場合に、大気圧が推定されると更新フラグが1となるため、スロットル開度TVOが所定開度未満となるまでに大気圧が繰り返し推定されることを防止できる。即ち、所定時間1及び2はエンジン回転速度Neに応じて変更されるため、スロットル開度TVOが略全開の状態において、エンジン回転速度Neの変動により大気圧の推定条件が成立したり不成立となったりすることが繰り返される。この場合、大気圧の推定が何度も繰り返されてしまい、その推定精度が低下するおそれがあるが、更新フラグを導入することでこれが抑制される。
図6は、電子制御装置44が起動されたことを契機として、電子制御装置44が所定時間Δtごとに繰り返し実行する大気圧推定処理の第2実施例を示す。なお、先の実施例と共通する処理については、重複説明を排除する観点から、その説明を簡略化するものとする。必要があれば、先の実施例の説明を参照されたい(以下同様)。
ステップ21では、電子制御装置44が、開度センサ46からスロットル開度TVOを読み込み、これが所定開度以上であるか否かを判定する。そして、電子制御装置44は、スロットル開度TVOが所定開度以上であると判定すれば処理をステップ22へと進める(Yes)。一方、電子制御装置44は、スロットル開度TVOが所定開度未満であると判定すれば処理をステップ30へと進め(No)、タイマー1及びタイマー2による計数値を夫々0にリセットすると共に、吸気圧の平均値を0にクリアし、また、更新フラグを0にリセットする。
ステップ22では、電子制御装置44が、タイマー1による計数値をカウントアップする。
ステップ23では、電子制御装置44が、タイマー1による計数値に所定時間Δtを乗算した略全開状態の持続時間が所定時間1以上になったか否かを判定する。そして、電子制御装置44は、スロットル開度TVOが略全開状態となっている持続時間が所定時間1以上になったと判定すれば処理をステップ24へと進める(Yes)。一方、電子制御装置44は、スロットル開度TVOが略全開状態となっている持続時間が所定時間1未満であると判定すれば処理をステップ31へと進め(No)、タイマー2による計数値を0にリセットする。
ステップ24では、電子制御装置44が、タイマー2による計数値をカウントアップする。
ステップ25では、電子制御装置44が、更新フラグが0であるか否かを判定する。そして、電子制御装置44は、更新フラグが0であると判定すれば処理をステップ26へと進める一方(Yes)、更新フラグが1であると判定すれば処理を終了させる(No)。
ステップ26では、電子制御装置44が、タイマー2による計数値に所定時間Δtを乗算した平均値算出期間が所定時間2から所定時間1を減算した値よりも大きいか否かを判定する。そして、電子制御装置44は、平均値算出期間が所定時間2から所定時間1を減算した値よりも大きいと判定すれば処理をステップ27へと進める(Yes)。一方、電子制御装置44は、平均値算出期間が所定時間2から所定時間1を減算した値以下であると判定すれば処理をステップ32へと進め(Yes)、吸気圧センサ48から読み込んだ吸気圧Pに基づいてその平均値を算出すると共に、ステップ33において、吸気圧Pの最大値及び最小値を更新する。
ステップ27では、電子制御装置44が、ステップ33において更新された、吸気圧の最大値から最小値を減算した値が所定値以下であるか否かを判定する。ここで、所定値は、大気圧を推定すべきか否かを判定するための閾値であって、例えば、外乱がない場合における吸気圧センサ48の圧力検出精度に応じた値をとる。そして、電子制御装置44は、吸気圧の最大値から最小値を減算した値が所定値以下であると判定すれば処理をステップ28へと進める一方(Yes)、吸気圧の最大値から最小値を減算した値が所定値より大きければ処理を終了させる(No)。
ステップ28では、電子制御装置44が、ステップ32で算出された吸気圧の平均値を大気圧とみなすことで、大気圧を推定する。
ステップ29では、電子制御装置44が、更新フラグを1に設定する。
かかる大気圧推定処理によれば、先の第1実施例に加えて、平均値算出期間において検出された吸気圧Pの最大値及び最小値が順次更新される。そして、大気圧を推定する条件として、吸気圧の最大値から最小値を減算した値が所定値以下、要するに、吸気圧Pの変動幅が所定値以下である条件が課せられているため、例えば、外乱などによりセンサ出力に大きな誤差が含まれた場合には、大気圧の推定が禁止される。このため、大気圧の推定精度を更に向上させることができる。他の作用及び効果については、先の第1実施例と共通しているので、その説明は省略することとする(以下同様)。
なお、大気圧を推定する条件として、ステップ27の処理に代えて、吸気圧の最大値から平均値を減算した値が第1の所定値以下、かつ、吸気圧の平均値から最小値を減算した値が第2の所定値以下という条件を採用してもよい。このようにすれば、吸気圧の平均値に対して、その最大値及び最小値が夫々所定範囲内にある場合に大気圧が推定されることとなり、例えば、外乱などによる推定精度の低下を抑制することができる。ここで、第1の所定値及び第2の所定値は、同一であっても、また、異なっていてもよい。
図7は、電子制御装置44が起動されたことを契機として、電子制御装置44が所定時間Δtごとに繰り返し実行する大気圧推定処理の第3実施例を示す。
ステップ41では、電子制御装置44が、吸気流量センサ16から吸気流量Qを読み込み、これが所定流量以下であるか否かを判定する。ここで、所定流量は、ターボチャージャ18により過給が行われているか否かを判定するための閾値であって、例えば、図8に示すように、吸気流量,エンジン回転速度及び吸気圧の相関関係から適宜決定される。即ち、エンジン回転速度を一定とした場合、吸気流量がある点(所定流量)を超えると、吸気流量の増加に伴って吸気圧が急激に増加する。吸気圧が急激に増加する領域では、ターボチャージャ18による過給が行われていると考えられるため、その領域となる以前で大気圧を推定することで、大気圧の推定精度を確保することができる。そして、電子制御装置44は、吸気流量Qが所定流量以下であると判定すれば処理をステップ42へと進める(Yes)。一方、電子制御装置44は、吸気流量Qが所定流量より大きいと判定すれば処理をステップ50へと進め(No)、タイマー1及びタイマー2による計数値を夫々0にリセットすると共に、吸気圧の平均値を0にクリアし、また、更新フラグを0にリセットする。なお、所定流量は、エンジン回転速度に応じて変更するようにしてもよい。
ステップ42では、電子制御装置44が、開度センサ46からスロットル開度TVOを読み込み、これが所定開度以上であるか否かを判定する。そして、電子制御装置44は、スロットル開度TVOが所定開度以上であると判定すれば処理をステップ43へと進める一方(Yes)、スロットル開度TVOが所定開度未満であると判定すれば処理をステップ50へと進める(No)。
ステップ43では、電子制御装置44が、タイマー1による計数値をカウントアップする。
ステップ44では、電子制御装置44が、タイマー1による計数値に所定時間Δtを乗算した略全開状態の持続時間が所定時間1以上になったか否かを判定する。そして、電子制御装置44は、スロットル開度TVOが略全開状態となっている持続時間が所定時間1以上になったと判定すれば処理をステップ45へと進める(Yes)。一方、電子制御装置44は、スロットル開度TVOが略全開状態となっている持続時間が所定時間1未満であると判定すれば処理をステップ51へと進め(No)、タイマー2による計数値を0にリセットする。
ステップ45では、電子制御装置44が、タイマー2による計数値をカウントアップする。
ステップ46では、電子制御装置44が、更新フラグが0であるか否かを判定する。そして、電子制御装置44は、更新フラグが0であると判定すれば処理をステップ47へと進める一方(Yes)、更新フラグが1であると判定すれば処理を終了させる(No)。
ステップ47では、電子制御装置44が、タイマー2による計数値に所定時間Δtを乗算した平均値算出期間が所定時間2から所定時間1を減算した値よりも大きいか否かを判定する。そして、電子制御装置44は、平均値算出期間が所定時間2から所定時間1を減算した値よりも大きいと判定すれば処理をステップ48へと進める(Yes)。一方、電子制御装置44は、平均値算出期間が所定時間2から所定時間1を減算した値以下であると判定すれば処理をステップ52へと進め(No)、吸気圧センサ48から読み込んだ吸気圧Pに基づいて、吸気圧の平均値を算出する。
ステップ48では、電子制御装置44が、ステップ52で算出された吸気圧の平均値を大気圧とみなすことで、大気圧を推定する。
ステップ49では、電子制御装置44が、更新フラグを1に設定する。
かかる大気圧推定処理によれば、先の実施例1に加え、大気圧の推定条件として、吸気流量Qが所定流量以下である条件が課せられている。即ち、吸気流量Qが所定流量より大きい場合には、ターボチャージャ18による過給によって、スロットル弁22の下流における吸気圧に比べてその上流における吸気圧が上昇している可能性があるため、この状態での大気圧の推定を禁止することで、大気圧の推定精度を更に向上させることができる。
図9は、電子制御装置44が起動されたことを契機として、電子制御装置44が所定時間Δtごとに繰り返し実行する大気圧推定処理の第4実施例を示す。
ステップ61では、電子制御装置44が、開度センサ46からスロットル開度TVOを読み込み、これが所定開度以上であるか否かを判定する。そして、電子制御装置44は、スロットル開度TVOが所定開度以上であると判定すれば処理をステップ62へと進める一方(Yes)、スロットル開度TVOが所定開度未満であると判定すれば処理をステップ63へと進める(No)。
ステップ62では、電子制御装置44が、タイマー3による計数値に所定時間Δtを乗算した、吸気流量が所定流量未満である状態の持続時間が所定時間3以上になったか否かを判定する。ここで、所定時間3は、ターボチャージャ18のタービン18Bの慣性回転による過給が残っているか否かを判定するための閾値であって、例えば、ターボチャージャ18の特性などを考慮して値が設定される。そして、電子制御装置44は、吸気流量が所定流量未満である状態の持続時間が所定時間3以上であると判定すれば処理をステップ66へと進める(Yes)。一方、電子制御装置44は、吸気流量が所定流量未満である状態の持続時間が所定時間3未満であると判定すれば処理をステップ73へと進め(No)、タイマー1及びタイマー2による計数値を夫々0にリセットすると共に、吸気圧の平均値を0にクリアし、また、更新フラグを0にリセットする。
ステップ63では、電子制御装置44が、吸気流量センサ16から吸気流量Qを読み込み、これが所定流量未満であるか否かを判定する。そして、電子制御装置44は、吸気流量Qが所定流量未満であると判定すれば処理をステップ64へと進め(Yes)、タイマー3による計数値をカウントアップ、即ち、吸気流量Qが所定流量未満となっている状態の持続時間を所定時間Δtだけ進めた後、処理をステップ73へと進める。一方、電子制御装置44は、吸気流量Qが所定流量以上であると判定すれば処理をステップ65へと進め(No)、タイマー3による計数値を0にリセットした後、処理をステップ73へと進める。
ステップ66では、電子制御装置44が、タイマー1による計数値をカウントアップする。
ステップ67では、電子制御装置44が、タイマー1による計数値に所定時間Δtを乗算した略全開状態の持続時間が所定時間1以上になったか否かを判定する。そして、電子制御装置44は、スロットル開度TVOが略全開状態となっている持続時間が所定時間1以上になったと判定すれば処理をステップ68へと進める(Yes)。一方、電子制御装置44は、スロットル開度TVOが略全開状態となっている持続時間が所定時間1未満であると判定すれば処理をステップ74へと進め(No)、タイマー2による計数値を0にリセットする。
ステップ68では、電子制御装置44が、タイマー2による計数値をカウントアップする。
ステップ69では、電子制御装置44が、更新フラグが0であるか否かを判定する。そして、電子制御装置44は、更新フラグが0であると判定すれば処理をステップ70へと進める一方(Yes)、更新フラグが1であると判定すれば処理を終了させる(No)。
ステップ70では、電子制御装置44が、タイマー2による計数値に所定時間Δtを乗算した平均値算出期間が所定時間2から所定時間1を減算した値よりも大きいか否かを判定する。そして、電子制御装置44は、平均値算出期間が所定時間2から所定時間1を減算した値よりも大きいと判定すれば処理をステップ71へと進める(Yes)。一方、電子制御装置44は、平均値算出期間が所定時間2から所定時間1を減算した値以下であると判定すれば処理をステップ75へと進め(No)、吸気圧センサ48から読み込んだ吸気圧Pに基づいて、吸気圧の平均値を算出する。
ステップ71では、電子制御装置44が、ステップ75で算出された吸気圧の平均値を大気圧とみなすことで、大気圧を推定する。
ステップ72では、電子制御装置44が、更新フラグを1に設定する。
かかる大気圧推定処理によれば、先の第1実施例に加え、大気圧の推定条件として、吸気流量Qが所定流量未満である状態が所定時間3持続していることが課せられる。即ち、図10に示すように、例えば、スロットル開度TVOを一瞬閉じた後に全開とした場合には、ターボチャージャ18のタービン18Bの慣性回転による過給が残っているため、スロットル弁22の上流における吸気圧が大気圧付近になっている可能性がある。この場合、平均値算出期間の始期よりも早い時点で、吸気圧が大気圧よりも大きくなってしまう。そこで、前記条件を更に課すことで、ターボチャージャ18による過給が残っている状態での大気圧推定を禁止し、その推定精度の低下を抑制する。
なお、大気圧の推定条件として、吸気流量Qが所定流量未満である状態が所定時間3持続していることに代えて(又は加えて)、吸気圧P又はスロットル開度TVOが所定値未満である状態が所定時間持続していることを条件としてもよい。
図11は、電子制御装置44が起動されたことを契機として、電子制御装置44が所定時間Δtごとに繰り返し実行する大気圧推定処理の第5実施例を示す。
ステップ81では、電子制御装置44が、開度センサ46からスロットル開度TVOを読み込み、これが所定開度以上であるか否かを判定する。そして、電子制御装置44は、スロットル開度TVOが所定開度以上であると判定すれば処理をステップ82へと進める(Yes)。一方、電子制御装置44は、スロットル開度TVOが所定開度未満であると判定すれば処理をステップ92へと進め(No)、タイマー1及びタイマー2による計数値を夫々0にリセットすると共に、吸気圧の平均値を0にクリアし、また、更新フラグを0にリセットする。
ステップ82では、電子制御装置44が、吸気流量センサ16から吸気流量Qを読み込み、所定の重みに基づいて、吸気流量の加重平均を算出する。
ステップ83では、電子制御装置44が、タイマー1による計数値をカウントアップする。
ステップ84では、電子制御装置44が、前回の処理におけるスロットル開度TVOが所定開度未満であるか否かを判定する。そして、前回の処理におけるスロットル開度TVOが所定開度未満であると判定すれば処理をステップ85へと進める一方(Yes)、前回の処理におけるスロットル開度TVOが所定開度以上であると判定すれば処理をステップ86へと進める(No)。
ステップ85では、電子制御装置44が、吸気流量に応じた大気圧補正量が設定されたマップを参照し、スロットル開度TVOが略全開状態となった時点の吸気流量の加重平均値に応じた大気圧補正量を算出する。
ステップ86では、電子制御装置44が、タイマー1による計数値に所定時間Δtを乗算した略全開状態の持続時間が所定時間1以上になったか否かを判定する。そして、電子制御装置44は、スロットル開度TVOが略全開状態となっている持続時間が所定時間1以上になったと判定すれば処理をステップ87へと進める(Yes)。一方、電子制御装置44は、スロットル開度TVOが略全開状態となっている持続時間が所定時間1未満であると判定すれば処理をステップ93へと進め(No)、タイマー2による計数値を0にリセットする。
ステップ87では、電子制御装置44が、タイマー2による計数値をカウントアップする。
ステップ88では、電子制御装置44が、更新フラグが0であるか否かを判定する。そして、電子制御装置44は、更新フラグが0であると判定すれば処理をステップ89へと進める一方(Yes)、更新フラグが1であると判定すれば処理を終了させる(No)。
ステップ89では、電子制御装置44が、タイマー2による計数値に所定時間Δtを乗算した平均値算出期間が所定時間2から所定時間1を減算した値よりも大きいか否かを判定する。そして、電子制御装置44は、平均値算出期間が所定時間2から所定時間1を減算した値よりも大きいと判定すれば処理をステップ90へと進める(Yes)。一方、電子制御装置44は、平均値算出期間が所定時間2から所定時間1を減算した値以下であると判定すれば処理をステップ94へと進め(No)、吸気圧センサ48から読み込んだ吸気圧Pに基づいて、吸気圧の平均値を算出する。
ステップ90では、電子制御装置44が、ステップ94で算出された吸気圧の平均値に大気圧の補正量を加算することで、大気圧を推定する。
ステップ91では、電子制御装置44が、更新フラグを1に設定する。
かかる大気圧推定処理によれば、先の第1実施例に加えて、スロットル開度が略全開状態となった時点における吸気流量の加重平均に基づいて、平均値算出期間に算出された吸気圧の平均値が補正される。即ち、弱過給状態からスロットル開度を略全開とした場合には、図12に示すように、スロットル開度を少し開いただけで略全開となってしまう。この場合、吸気圧が短時間で大気圧を超えてしまうため、大気圧の推定を禁止することが考えられる。しかし、大気圧の推定を禁止すると、その推定頻度が低下してしまう。そこで、吸気流量の増加に伴ってターボチャージャ18のタービン18Bの回転が上昇し、スロットル弁22の上流における吸気圧が上昇することに鑑み、吸気流量の加重平均に基づいて吸気圧の平均値を補正することで、大気圧の推定頻度の低下を抑制しつつ、大気圧の推定精度を更に向上させる。
以上説明した実施例1〜実施例5においては、スロットル開度TVOの略全開状態が所定時間1持続した場合に、平均値算出期間の計時を開始していたが、スロットル開度TVOが略全開状態となったときに平均値算出期間の計時を開始してもよい。また、スロットル開度TVOの略全開状態及び平均値算出期間は、タイマー1及びタイマー2による計数値を介した計時ではなく、マイクロコンピュータに内蔵された時計機能を利用して直接計時してもよい。さらに、各実施例に記載された事項の一部を置き換えたり、適宜組み合わせるようにしてもよい。
ここで、前記実施形態から把握し得る請求項以外の技術的思想について、以下に効果と共に記載する。
(イ)前記大気圧を推定する手段は、前記吸気圧が大気圧付近となる時点から過給によって大気圧以上となる時点までの前記吸気圧の平均値に基づいて、大気圧を推定することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のエンジンの制御装置。
かかる構成によれば、例えば、外乱などにより吸気圧の検出値が多少変動しても、吸気圧の平均値を用いることで、吸気圧の検出値の変動が平滑化され、大気圧の推定精度の低下を抑制することができる。
(ロ)前記大気圧を推定する手段は、前記吸気圧の平均値を大気圧とみなすことで、大気圧を推定することを特徴とする(イ)に記載のエンジンの制御装置。
かかる構成によれば、吸気圧の平均値を大気圧とみなすことで、格別な処理を行わなくとも大気圧を推定することができる。
(ハ)前記大気圧を推定する手段は、前記吸気圧が大気圧付近となる時点から過給によって大気圧以上となる時点までの前記吸気圧の変動幅が所定値以下の場合に、大気圧を推定することを特徴とする請求項1〜請求項3、(イ)及び(ロ)のいずれか1つに記載のエンジンの制御装置。
かかる構成によれば、大気圧の推定条件として、吸気圧の変動幅が所定値以下であることが課せられているため、例えば、外乱などにより吸気圧の検出値に大きな誤差が含まれた場合には、大気圧の推定が禁止される。このため、大気圧の推定精度を更に向上させることができる。
(ニ)前記吸気系を流れる吸気の流量を検出する手段を更に備え、前記大気圧を推定する手段は、前記吸気の流量が所定流量以下である場合に、大気圧を推定することを特徴とする請求項1〜請求項3、(イ)、(ロ)及び(ハ)のいずれか1つに記載のエンジンの制御装置。
かかる構成によれば、大気圧の推定条件として、吸気の流量が所定流量以下であることが課せられているため、過給器による過給状態での大気圧の推定が禁止される。このため、大気圧の推定精度を更に向上させることができる。
(ホ)前記吸気系を流れる吸気の流量を検出する手段を更に備え、前記大気圧を推定する手段は、スロットル弁の開度が略全開となる前に、前記吸気の流量が所定流量未満である状態が所定時間持続した場合に、大気圧を推定することを特徴とする請求項1〜請求項3、(イ)、(ロ)、(ハ)及び(ニ)のいずれか1つに記載のエンジンの制御装置。
かかる構成によれば、大気圧の推定条件として、スロットル弁の開度が略全開となる前に、吸気の流量が所定流量未満である状態が所定時間持続することが課せられているため、過給器による過給が残っている状態での大気圧の推定が禁止される。このため、大気圧の推定精度を更に向上させることができる。
(ヘ)前記スロットル弁の開度が略全開となった時点における吸気流量の加重平均値に基づいて、前記大気圧を補正する手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3、(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)及び(ホ)のいずれか1つに記載のエンジンの制御装置。
かかる構成によれば、スロットル弁の開度が略全開となった時点における吸気流量の加重平均値に基づいて大気圧が補正されるため、例えば、弱過給状態からスロットル弁の開度を略全開とした場合においても大気圧を推定することができる。このため、大気圧の推定頻度を確保することができる。
10 エンジン
12 吸気管(吸気系)
18 ターボチャージャ(過給器)
22 スロットル弁
44 電子制御装置
48 吸気圧センサ
52 回転速度センサ

Claims (3)

  1. 過給器を備えたエンジンの吸気系に配設されたスロットル弁の下流における吸気圧を検出する手段と、
    前記スロットル弁の開度が略全開となった場合に、前記過給器による過給が始まる時点における前記吸気圧に基づいて大気圧を推定する手段と、
    を有することを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 前記過給器による過給が始まる時点は、前記エンジンの回転速度に基づいて設定されることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの制御装置。
  3. 前記過給器は、ターボチャージャであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジンの制御装置。
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