JP6160474B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像を表示する表示手段を備えた表示装置に関する。
従来、例えば特許文献1に開示のように、画像を表示する液晶ディスプレイと、液晶ディスプレイに表示される画像を制御するマイクロコンピュータとを備える表示装置が知られている。この表示装置には、液晶ディスプレイに表示された表示意匠の画像を加飾するリング状表示仕切り部材(以下、「リング状部材」)がさらに設けられている。リング状部材は、液晶ディスプレイの表示画面に沿って移動可能であり、マイクロコンピュータによって移動を制御される。マイクロコンピュータは、リング状部材の移動に同期させて、リング状部材に囲まれた表示意匠の画像の表示位置を移動させることができる。
特開2006−132950号公報
さて、特許文献1の表示装置において、リング状部材は、外縁を囲んでいる表示意匠の画像に視認者の目を誘導することができる。しかし、表示装置における表示のモード切り替える等により、液晶ディスプレイに表示される画像の数、形状、及び配置等を変化させた場合、一部の画像は、リング状部材の外周側に配置され得る。こうしてリング状部材の外周側に配置された画像には、視認者の目は誘導され難くなる。以上のように、表示のモード切り替えが可能な表示装置に適用された場合、一体的に形成されたリング状部材は、視認者の目を画像に誘導する機能を十分に発揮できなくなる虞があった。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、表示のモード切り替えによって情報画像の数及び配置等が変化しても、リング状部材等の加飾部によって視認者の目を各画像に誘導することが可能な表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第一の発明は、画像表示面(31)を有する表示手段(30)と、表示手段による画像表示を制御する制御手段(80)と、を備え、画像表示面に表示される情報画像が当該情報画像の外縁に配置された加飾部(40)により加飾される表示装置であって、加飾部は、複数の分割部分(41)に分割されて画像表示面に沿って移動可能であり、且つ、各分割部分の移動を制御手段によって制御され、制御手段は、画像表示面に表示された一つの第一情報画像(21)の外縁(20a)に、複数の分割部分が一体となった加飾部を配置する第一モードと、互いに異なる情報を示す複数の第二情報画像(120)を画像表示面に表示させ、少なくとも一つの分割部分を他の分割部分から離れた位置に移動させることにより、複数表示された第二情報画像の各外縁(120a)に各分割部分を配置する第二モードと、を切り替え、第二モードでは、横長の長方形状に形成された画像表示面の四隅(34)に四つの分割部分が移動され、四つの第二情報画像が分割された分割部分のいずれかによって加飾されることを特徴としている
また第二の発明は、画像表示面(31)を有する表示手段(30)と、表示手段による画像表示を制御する制御手段(80)と、を備え、画像表示面に表示される情報画像が当該情報画像の外縁に配置された加飾部(40)により加飾される表示装置であって、加飾部は、複数の分割部分(41)に分割されて画像表示面に沿って移動可能であり、且つ、各分割部分の移動を制御手段によって制御され、制御手段は、画像表示面に表示された一つの第一情報画像(21)の外縁(20a)に、複数の分割部分が一体となった加飾部を配置する第一モードと、互いに異なる情報を示す複数の第二情報画像(120)を画像表示面に表示させ、少なくとも一つの分割部分を他の分割部分から離れた位置に移動させることにより、複数表示された第二情報画像の各外縁(120a)に各分割部分を配置する第二モードと、を切り替え、第一モードでは、分割部分として画像表示面に重ね置かれる加飾部材(42〜44)と、分割部分として画像表示面に表示される加飾画像(46)と、を含む複数の分割部分の組み合わせによって一体形状の加飾部が形成され、制御手段は、第一モードから第二モードへの切り替えにより移動した加飾画像に、当該加飾画像に対応した外観形状の置換加飾部材(45)を重ね置くことにより、加飾画像を置換加飾部材に入れ替えることを特徴としている。
この発明では、第一モードと第二モードとの切り替えによって、画像表示面に表示される情報画像の数及び配置が変化する。このように、画像表示面の表示が変化した場合でも、加飾部を分割し且つ移動させる構成によれば、モード切り替えの前後にて画像表示面に表示されている各情報画像の外縁に、加飾部又はその一部である分割部分を適宜配置させておくことが可能となる。以上によれば、加飾部は、情報画像を加飾することによって当該情報画像に視認者の目を誘導する機能を、第一モード及び第二モードのいずれにおいても発揮することができる。
尚、上記括弧内の参照番号は、本発明の理解を容易にすべく、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、本発明の範囲を何ら制限するものではない。
本発明の第一実施形態による表示装置のスポーツモードにおける表示を示す正面図である。 本発明の第一実施形態による表示装置のコンフォートモードにおける表示を示す正面図である。 表示装置の機械的構成を示す図である。 各移動機構の作動を説明するための図である。 各移動機構の作動を説明するための図である。 図3の矢印VIから見た表示装置上側の側面図である。 図3の矢印VIIから見た表示装置左側の側面図である。 図3の領域VIIIを拡大した図であって、伝達部の詳細を示す図である。 表示装置の電気的構成を示すブロック図である。 制御部によって実施される表示モード切替処理を示すフローチャートである。 本発明の第二実施形態による表示装置のスポーツモードにおける表示を示す正面図である。 本発明の第二実施形態による表示装置のコンフォートモードにおける表示を示す正面図である。 第二実施形態における移動機構の構成及び作動を説明するための図である。 図13の矢印XIVから見た表示装置の側面図である。 変形例1におけるスポーツモードの表示を示す正面図である。 変形例1の移動機構の構成及び作動を説明するための図である。 変形例2の表示を示す正面図である。 変形例3の表示を示す正面図である。 変形例4の表示を示す正面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることができる。そして、複数の実施形態及び変形例に記述された構成同士の明示されていない組み合わせも、以下の説明によって開示されているものとする。
(第一実施形態)
図1に示す本発明の第一実施形態による表示装置100は、液晶ディスプレイ30の画像表示面31に種々の情報画像を表示することにより、車両に係る各種の情報を運転者に提供する車両用の表示装置である。表示装置100による表示は、画像表示面31に映し出される情報画像と、複数の分割部分41を有する加飾リング40等との組み合わせによって形成されている。表示装置100は、図1に示す正面側を運転席側に向けた姿勢にて、車両の車室内に設けられたインスツルメントパネル内に収容されている。表示装置100は、図1に示すスポーツモードと、図2に示すコンフォートモードとの間で表示モードを切り替えることができる。これらの表示モードは、例えば車両のシフトポジションに対応して切り替えられる。
図1に示すスポーツモードにおける画像表示面31には、タコメータ画像21、燃料計画像24、スピードメータ画像25、シフトインジケータ画像26、及びオドメータ画像27等が情報画像として表示される。スポーツモードにおける加飾リング40は、複数(四つ)の分割部分41が一体となるよう配置されており、例えば画像表示面31の左半分の領域にて円環形状を形成している。
タコメータ画像21は、画像表示面31のうちで加飾リング40によって囲まれた円形状の領域に表示される。タコメータ画像21は、加飾リング40と同心上に位置する円形状の画像である。タコメータ画像21は、指針部21a、目盛部21b、及び数字部21c等の画像部の組み合わせにより、車両に搭載された内燃機関の出力軸の回転速度を指針表示する。加えてタコメータ画像21は、円形状の外縁20aに配置された加飾リング40によって加飾されている。一方、燃料計画像24、スピードメータ画像25、シフトインジケータ画像26、及びオドメータ画像27は、画像表示面31のうちで加飾リング40の外周側となる領域に表示される。
図2に示すコンフォートモードにおける液晶ディスプレイ30の画像表示面31には、複数(四つ)の指針表示画像120及びスピードメータ画像125等が情報画像として表示される。コンフォートモードにおける加飾リング40は、四つの分割部分41を互いに離れた位置まで移動させている。各分割部分41は、横長の長方形状に形成された画像表示面31の四隅34に位置している。
指針表示画像120には、タコメータ画像121、エコドライブインジケータ画像122、水温計画像123、及び燃料計画像124が含まれている。これらの画像121〜124は、約90°の中心角を有する扇形状であり、画像表示面31の四隅34にそれぞれ表示される。各画像121〜124は、各指針部121a〜124aによって互いに異なる情報を指針表示する。各画像121〜124における円弧状の各外縁120aには、それぞれ分割部分41が配置されている。各画像121〜124は、各分割部分41によって加飾されている。
スピードメータ画像125は、四つの指針表示画像120によって囲まれた画像表示面31の中央領域33に表示される。スピードメータ画像125は、車両の現在の走行速度をアラビア数字によってデジタル表示する。スピードメータ画像125の表示サイズは、各指針表示画像120の表示サイズよりも大きくされている。 以上説明したように、加飾リング40は、複数の分割部分41に分割されて画像表示面31に沿って移動可能である。以下、表示モードの切り替えによって位置及び形態を変化させる加飾リング40の構成を、さらに詳しく説明する。
図1に示すスポーツモードでは、三つの加飾部材42〜44が分割部分41として画像表示面31に重ね置かれている。各加飾部材42〜44及び後述する加飾部材45は、約90°の中心角を有する円弧状の部材である。各加飾部材42〜45の外表面には、アルミ等の金属メッキが施されている。
図1及び図2に示すように、加飾部材42は、スポーツモードからコンフォートモードへの切り替えにより、液晶ディスプレイ30の長辺に沿って加飾部材44から離れる方向(右方向)に移動する。加飾部材43は、スポーツモードからコンフォートモードへの切り替えにより、液晶ディスプレイ30の短辺に沿って加飾部材44から離れる方向(下方向)に移動する。加飾部材44は、スポーツモードからコンフォートモードへと切り替えられた場合でも、実質的に移動しない。
さらに図1に示すスポーツモードでは、一つの加飾画像46が分割部分41として画像表示面31に表示されている。加飾画像46は、各加飾部材42〜44の外観形状に合わせて描画された画像であり、約90°の中心角を有する円弧状である。スポーツモードにおける加飾リング40は、加飾画像46と三つの加飾部材42〜44との組み合わせにより、円環形状を形成している。
一方で、図2に示すコンフォートモードでは、四つの分割部分41は、全て画像表示面31に重ね置かれた加飾部材42〜45によって形成されている。即ち、図3〜図5に示すスポーツモードからコンフォートモードへの切り替えにより、画像表示面31の右下方向の隅34へと移動した加飾画像46には、当該加飾画像46に対応した外観形状の加飾部材45が重ね置かれる。こうして、加飾画像46が加飾部材45へと入れ替えられる。
以上説明したような表示モードの切り替えに伴った加飾リング40の分離及び移動を実現するため、表示装置100は、第一移動機構50及び第二移動機構60と、これら移動機構50,60を制御する制御部80とを備えている。これら各移動機構50,60及び制御部80等は、表示装置100の筐体(図示しない)に収容されている。こうした表示装置100の機械的構成及び電気的構成の詳細を、以下説明する。
図3,図6,及び図7に示す第一移動機構50は、加飾部材43,44を、スポーツモードにおける位置(図1も参照)と、コンフォートモードにおける位置(図2も参照)との間で移動させる送り螺子機構である。第一移動機構50は、モータ51、二つの螺子軸53,56、二つのレール部52,55、二つの螺子ナット54,57、並びに伝達部58を有している。
モータ51は、サーボモータやステッピングモータ等の電動機である。モータ51は、制御部80と電気的に接続されている。モータ51は、例えば表示装置100の筐体等に固定されている。モータ51は、螺子軸53と同軸上に配置された出力軸部51aを有している。モータ51は、制御部80からの制御信号に基づいて、出力軸部51aに連結された螺子軸53を回転駆動する。
螺子軸53,56はそれぞれ、例えば金属等によって細長い円柱棒状に形成されている。螺子軸53は、矩形状の液晶ディスプレイ30の長辺に軸方向を沿わせた姿勢にて、画像表示面31の外側に配置されている。螺子軸53には、雄螺子部53aが形成されている。螺子軸56は、液晶ディスプレイ30の短辺に軸方向を沿わせた姿勢にて、画像表示面31の外側に配置されている。螺子軸56は、雄螺子部56aを有している。雄螺子部56aのピッチは、雄螺子部53aのピッチよりも短くされている。雄螺子部53aのピッチと雄螺子部56aのピッチとの比は、液晶ディスプレイ30の縦横におけるアスペクト比と対応しており、例えば16:9とされている。以上の螺子軸53,56は、軸方向に移動不可能且つ周方向に正逆回転可能な状態で、枠部36等に保持されている。
レール部52,55はそれぞれ、例えば金属等によって細長い円柱棒状に形成されている。レール部52は、螺子軸53及び液晶ディスプレイ30の長辺に軸方向を沿わせた姿勢にて、枠部36に固定されている。レール部52は、螺子ナット54の移動方向に沿って延伸している。レール部55は、螺子軸56及び液晶ディスプレイ30の短辺に軸方向を沿わせた姿勢にて、枠部36に保持されている。レール部55は、螺子ナット57の移動方向に沿って延伸している。
螺子ナット54は、加飾部材42と連結されている。螺子ナット54には、螺子軸53及びレール部52をそれぞれ挿通させる二つの円筒孔が形成されている。一方の円筒孔の内周壁には、螺子軸53に形成された雄螺子部53aと螺号する雌螺子部54aが形成されている。他方の円筒孔の内径は、レール部52の外径よりも僅かに大きく規定されている。螺子ナット54は、螺子軸53の回転により、レール部52によって案内されつつ、加飾部材42と一体で液晶ディスプレイ30の長辺に沿った左右方向に往復直線駆動される。
螺子ナット57は、加飾部材43と連結されている。螺子ナット57には、螺子軸56及びレール部55をそれぞれ挿通させる二つの円筒孔が形成されている。一方の円筒孔の内周壁には、螺子軸56に形成された雄螺子部56aと螺号する雌螺子部57aが形成されている。他方の円筒孔の内径は、レール部55の外径よりも僅かに大きく規定されている。螺子ナット57は、螺子軸56の回転により、レール部55によって案内されつつ、加飾部材43と一体で液晶ディスプレイ30の短辺に沿った上下方向に往復直線駆動される。
伝達部58は、互いの軸方向が直交する二つの螺子軸53,56を連結させている。伝達部58は、金属の線材を円筒螺旋状に塑性変形させた部材である(図8参照)。伝達部58は、螺子軸53,56それぞれにおける一方の軸方向端部に取り付けられている。伝達部58は、各螺子軸53,56に取り付けられた状態において、弾性変形により中間部分にて約90°屈曲している。伝達部58は、モータ51によって駆動された螺子軸53の回転を螺子軸56に伝達することにより、螺子軸56を螺子軸53と実質同一の回転速度で回転させる。
図3に示す第二移動機構60は、液晶ディスプレイ30の下方向にて、加飾部材45を長辺に沿った左右方向に移動させる送り螺子機構である。第二移動機構60は、第一移動機構50の各構成51〜54(図6参照)に相当する、モータ61、レール部(図示しない)、螺子軸63、及び螺子ナット64を有している。モータ61は、制御部80からの制御信号に基づいて、出力軸部61aに連結された螺子軸63を回転駆動する。レール部及び螺子軸63は、レール部52及び螺子軸53よりも短く形成されており、画像表示面31の下方向にて枠部36に取り付けられている。螺子ナット64は、加飾部材45と連結されている。螺子ナット64は、螺子軸63の回転により、レール部によって案内されつつ、加飾部材45と一体で液晶ディスプレイ30の左右方向に沿って往復直線駆動される。
次に表示装置100の電気的構成を説明する。表示装置100は、図9に示すように、液晶ディスプレイ30、バックライト35、各移動機構50,60の各モータ51,61、及びこれらを制御する制御部80等によって電気的に構成されている。
液晶ディスプレイ30は、画像表示面31(図1も参照)に配列された複数の画素を制御することにより、カラー表示を実現するドットマトリクス方式の表示器である。液晶ディスプレイ30は、制御部80から逐次取得する制御信号に基づいて描画した各種の画像を、画像表示面31に連続的に形成することにより、映像を表示する。画像表示面31に表示される映像は、バックライト35からの光によって透過照明される。
制御部80は、プログラムによって作動するマイクロコンピュータ等によって構成された電子回路である。制御部80には、イグニッションリレー87を介して、バッテリー88等を含む車両の給電系統から電力が供給される。また制御部80は、車内Local Area Network(LAN)86に出力された車両情報、例えば、シフトポジションを示す情報等を取得する。制御部80は、これらの車両情報に基づいた制御信号を各モータ51,61、液晶ディスプレイ30に出力することにより、各分割部分41(図3参照)の移動、画像表示面31の画像表示、及びバックライト35の発光等を制御する。
以上の制御部80にて実施される表示モードの切り替え処理を、図10に基づいて、図9を参照しつつ説明する。表示装置100では、例えば車両のシフトポジションが「ドライブ(D)レンジ」等から「スポーツ(S)レンジ)」に切り替えられたことに伴い、表示モードがコンフォートモードからスポーツモードへと切り替えられる。図10に示す表示モード切替処理は、例えば車両のアクセサリ(ACC)電源がオン状態とされることにより、制御部80によって開始される。表示モード切り替え処理は、ACC電源がオフ状態とされるまで継続される。
S101では、表示モードをコンフォートモードに初期設定し、S102に進む。S102では、車内LAN86を通じてシフトポジションを示す情報を取得し、S103に進む。S103では、S102にて取得した情報から、シフトポジションが「Sレンジ」であるか否かを判定する。S103にて、シフトポジションが「Sレンジ」以外の例えば「ドライブ(D)レンジ」等であるとの否定判定をした場合には、S102に戻り、再びシフトポジションを示す情報を取得する。以上により、コンフォートモードの表示が継続される。
S103にて、シフトポジションが「Sレンジ」であるとの肯定判定をした場合には、S104に進む。S104では、表示モードをスポーツモードへ変更する変更処理を実施して、S105に進む。S104の変更処理により、スポーツモードの表示が表示装置100(図1参照)に表示される。
S105では、S102と同様に、車内LAN86を通じてシフトポジションを示す情報を取得して、S106に進む。S106では、S103と同様に、S105にて取得した情報から、シフトポジションが「Sレンジ」であるか否かを判定する。S106にて、シフトポジションが「Sレンジ」であるとの肯定判定をした場合には、S105に戻り、再びシフトポジションを示す情報を取得する。以上により、スポーツモードの表示が継続される。
S106にて、シフトポジションが「Sレンジ」以外であるとの否定判定をした場合には、S107に進む。S107では、表示モードをコンフォートモードへ変更する変更処理を実施して、S102に戻る。S107の変更処理により、コンフォートモードの表示が表示装置100(図2参照)に表示される。
以上説明した表示モード切り替え処理のS104にて実施されるコンフォートモードからスポーツモードへの変更処理の詳細を、図3〜図5に基づいて説明する。
S104の実施によって制御部80から出力される制御信号に基づき、モータ51は、螺子軸53と、この螺子軸53に連結され螺子軸56とを特定方向に回転させる。尚、このときの各螺子軸53,56の回転方向を正回転の方向とする。以上の各螺子軸53,56の回転により、加飾部材42が右方向に移動すると共に、加飾部材43が下方向に移動する(図4参照)。
加えてS104の実施によって制御部80から出力される制御信号に基づき、液晶ディスプレイ30は、二つの加飾部材42,43の移動に合わせて、加飾画像46の表示位置を移動させる。加飾画像46は、加飾部材42の下方向且つ加飾部材43の右方向に位置しつつ、画像表示面31の右下方向の隅34まで移動する(図4参照)。
さらに、制御部80から出力される制御信号により、モータ61が、螺子軸63を特定方向に正回転させる。こうして加飾部材45は、左方向への移動により、画像表示面31の外側から画像表示面31上へと移動する。そして加飾部材45は、移動を終了した加飾画像46の前面に重ね置かれる(図5参照)。加飾画像46は、加飾部材45の移動の終了後に描画を中止されることで、画像表示面31から消される。
次に表示モード切り替え処理のS107(図7参照)にて実施されるスポーツモードからコンフォートモードへの変更処理の詳細を説明する。
S107の実施によって制御部80から出力される制御信号に基づき、モータ51は、各螺子軸53,56を特定方向とは反対の方向に逆回転させる。これにより、加飾部材42が左方向に移動すると共に、加飾部材43が上方向に移動する。加えて液晶ディスプレイ30は、制御部80からの制御信号に基づき、加飾部材45が重ね置かれた領域に加飾画像46を表示し、当該加飾画像46の左上方向への移動を開始させる。加飾画像46は、各加飾部材42,43と左右方向及び上下方向の位置をそれぞれ合わせつつ、加飾部材44に近接するよう左上方向に移動する。移動を完了した各加飾部材42,43及び加飾画像46は、加飾部材44と共に一体形状の加飾リング40を形成する。さらに、加飾画像46の移動の開始に合わせて、モータ61は、特定方向とは反対の方向に螺子軸63を逆回転させる。こうして加飾部材45は、画像表示面31の外側に位置するよう右方向に移動することで、筐体等によって視認者から隠される。
ここまで説明した第一実施形態では、スポーツモードとコンフォートモードとの切り替えによって、画像表示面31に表示される情報画像の数及び配置が変化する。このように、画像表示面31の表示が変化した場合でも、加飾リング40を分割し且つ移動させる構成によれば、切り替えの前後における各情報画像の外縁には、加飾リング40の全体又はその一部である分割部分41を適宜配置させておくことが可能となる。以上によれば、加飾リング40は、情報画像を加飾することによって当該情報画像に視認者の目を誘導するガイド機能を、スポーツモード及びコンフォートモードのいずれにおいても発揮することができる。
加えて第一実施形態によれば、スポーツモードにてタコメータ画像21によって示される内燃機関の出力軸の回転速度を示す情報は、コンフォートモードにて表示されるタコメータ画像121により継続して視認者に示され続ける。加えて、コンフォートモードにおけるタコメータ画像121は、分割部分41の一つである加飾部材42によって加飾された状態であるため、加飾リング40によって加飾されるスポーツモードのタコメータ画像21と同様に視認者の目を惹き易い。以上によれば、スポーツモードからコンフォートモードへと切り替えても、回転速度を示す情報は、把握され易い状態を維持したまま視認者に提供され続ける。
また第一実施形態では、複数の分割部分41が画像表示面31の全体を囲む位置まで移動する。故に、画像表示面31の全体が、分割された分割部分41によって強調されるようになる。以上によれば、画像表示面31の全体を、複数の指針表示画像120を配置する領域として有効に利用したうえで、加飾リング40による加飾作用の発揮により、これら指針表示画像120を視認者の目を惹き易い表示とすることができる。
さらに第一実施形態では、複数の指針表示画像120によって囲まれた画像表示面31の中央領域33にスピードメータ画像125が表示される。こうしたコンフォートモードの表示レイアウトによれば、各指針表示画像120の各外縁120aに位置する分割部分41は、近接する各指針表示画像120を加飾するだけでなく、中央領域33のスピードメータ画像125も加飾する機能を発揮し得る。故に、分割された加飾リング40は、視認者の目を誘導する機能を、各指針表示画像120に対してだけでなく、スピードメータ画像125に対しも、発揮できる。
ここで、各情報画像の加飾する作用を考慮すれば、分割部分41は、画像表示面31に重ね置かれた加飾部材によって形成されることが望ましい。しかし、実体のある加飾部材によって全ての分割部分41を形成し、これらを画像表示面31に沿って移動させる構成の実現は、非常に困難となり得る。そのため第一実施形態のように、一つの分割部分41が、画像表示面31に表示される加飾画像46によって代用されてよい。こうした構成であれば、分割部分41の各形状及び各移動範囲について、高い自由度の確保が可能となる。
そして第一実施形態のように、一つの分割部分41を加飾画像46とした形態であっても、コンフォートモードにおいては、全ての分割部分41を加飾部材42〜45によって形成することが可能である。こうした形態であれば、分割部分41の移動範囲の制約を回避しつつ、コンフォートモードにおいては、加飾リング40による高い加飾作用の発揮が可能となる。
また加えて第一実施形態における各加飾部材42,43は、螺子軸53,56及びレール部52,55によってそれぞれ支持されている。故に、画像表示面31に対する各加飾部材42,43の姿勢は安定する。以上によれば、各加飾部材42,43は、表示モードの切り替えにより、姿勢を維持したまま、各レール部52,55に沿って円滑に移動し得る。加えて、静止状態である場合には、各加飾部材42,43は、画像表示面31に対する位置及び姿勢を確実に維持できる。
尚、第一実施形態においては、スポーツモードが特許請求の範囲に記載の「第一モード」に相当し、コンフォートモードが特許請求の範囲に記載の「第二モード」に相当する。
また、タコメータ画像21が特許請求の範囲に記載の「第一情報画像」に相当し、指針表示画像120が特許請求の範囲に記載の「第二情報画像」に相当する。加えて、タコメータ画像121が特許請求の範囲に記載の「特定第二情報画像」に相当し、スピードメータ画像125が特許請求の範囲に記載の「主要情報画像」に相当する。さらに、液晶ディスプレイ30が特許請求の範囲に記載の「表示手段」に相当し、加飾リング40が特許請求の範囲に記載の「加飾部」に相当する。そして、加飾部材45が特許請求の範囲に記載の「置換加飾部材」に相当し、制御部80が特許請求の範囲に記載の「制御手段」に相当する。
(第二実施形態)
図11〜図14に示す本発明の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。第二実施形態による表示装置200の加飾リング240は、半円形状に形成された二つの分割部分241を有している。まず、表示装置200によるスポーツモード及びコンフォートモードの各表示の詳細を説明する。
図11に示すスポーツモードにおける画像表示面31には、タコメータ画像221及びスピードメータ画像225a等が情報画像として表示される。スポーツモードにおける加飾リング240は、二つの分割部分241が一体となるよう配置されており、画像表示面31の左半分の領域にて円環形状を形成している。
タコメータ画像221は、第一実施形態のタコメータ画像21(図1参照)に相当する画像である。タコメータ画像221は、加飾リング240によって囲まれた円形状の領域に表示され、その外縁20aに配置された加飾リング240によって加飾されている。一方、スピードメータ画像225aは、加飾リング240の外周側となる領域に配置され、車両の走行速度をデジタル表示する。
図12に示すコンフォートモードにおける画像表示面31には、二つの指針表示画像220及びスピードメータ画像225b等が情報画像として表示される。コンフォートモードにおける加飾リング240は、二つの分割部分241を互いに離れた位置まで移動させている。各分割部分241は、画像表示面31における左右の各縁部234に位置している。
指針表示画像220には、パワーインジケータ画像222及びエコインジケータ画像223が含まれている。これらの画像222,223は、半円形状に描画され、画像表示面31における左右の各縁部234に表示されている。各画像222,223における円弧状の各外縁220aには、それぞれ分割部分241が配置されている。各画像222,223は、各分割部分241によって加飾されている。
スピードメータ画像225bは、第一実施形態のスピードメータ画像125(図2参照)に相当する画像である。スピードメータ画像225bは、二つの指針表示画像220によって囲まれた画像表示面31の中央領域233に表示される。スピードメータ画像225bの表示サイズは、各指針表示画像220の表示サイズよりも大きくされている。
次に、第二実施形態の加飾リング240について、さらに詳しく説明する。図11及び図12に示す加飾リング240は、分割部分241としての二つの加飾部材242,243によって形成されている。各加飾部材242,243は、約180°の中心角を有する円弧状の部材である。各加飾部材242,243の外表面には、第一実施形態の各加飾部材42〜45(図3参照)と同様に、金属メッキが施されている。
二つの加飾部材242,243のうち、水平方向に右側に位置する一方の加飾部材242は、スポーツモードからコンフォートモードへの切り替えにより、液晶ディスプレイ30の長辺に沿って加飾部材243から離れる方向(右方向)へ移動する。対して、水平方向の左側に位置する他方の加飾部材243は、表示モードの切り替えに係わらず実質的に移動しない。
以上の加飾部材242の水平方向への移動を実現するため、表示装置200は、図13及び図14に示す移動機構250を備えている。移動機構250は、加飾部材242を、スポーツモードにおける位置(図11参照)と、コンフォートモードにおける位置(図12参照)との間で移動させる送り螺子機構である。移動機構250は、第一実施形態の第一移動機構50の各構成51〜54(図6参照)に相当する、モータ251、レール部252、螺子軸253、及び螺子ナット254を有している。
モータ251は、制御部80からの制御信号に基づいて、出力軸部251aに連結された螺子軸253を回転駆動する。レール部252及び螺子軸253は、画像表示面31の下方向にて枠部36に取り付けられている。螺子ナット254は、加飾部材242と連結されている。螺子ナット254は、螺子軸253の回転により、レール部252によって案内されつつ、加飾部材242と一体で液晶ディスプレイ30の左右方向に沿って往復直線駆動される。
以上の構成により、コンフォートモードからスポーツモードへの変更処理においては、モータ251によって螺子軸253を正回転させることで、加飾部材243から離れる方向へ移動した加飾部材242が、右側の縁部234に位置する(図12参照)。一方で、スポーツモードからコンフォートモードへの変更処理においては、モータ251によって螺子軸253を逆回転させることで、左方向へ移動した加飾部材242が、加飾部材243と共に円環状の加飾リング240を形成する(図11参照)。
ここまで説明した第二実施形態でも、加飾リング240を分割し且つ移動させる構成により、加飾リング240の全体又はその一部である分割部分241を、表示モードの切り替えの前後において、各情報画像の各外縁に配置させることができる。以上によれば、加飾リング240は、情報画像に視認者の目を誘導するガイド機能を、スポーツモード及びコンフォートモードのいずれにおいても発揮することができる。
尚、第二実施形態においては、タコメータ画像221が特許請求の範囲に記載の「第一情報画像」に相当し、指針表示画像220が特許請求の範囲に記載の「第二情報画像」に相当する。さらに、スピードメータ画像225bが特許請求の範囲に記載の「主要情報画像」に相当し、加飾リング240が特許請求の範囲に記載の「加飾部」に相当する。
(他の実施形態)
以上、本発明による複数の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
上記実施形態では、複数の分割部分の一部は、表示モードが切り替えられた場合でも移動しない加飾部材によって形成されていた。しかし、各分割部分を形成する全ての加飾部材が、移動可能であってもよい。こうした構成の加飾リングを備える変形例1〜4を、以下説明する。
図15及び図16に示す変形例1の加飾リング340は、半円弧状に形成された二つの加飾部材342,343を有している。各加飾部材342,343は、図15に示すスポーツモードにおいて、画像表示面31の中央に一体で円環状に配置される。各加飾部材342,343は、図16に示す移動機構350によってそれぞれ左右方向に往復直線移動可能である。
移動機構350は、第二実施形態における移動機構250(図14参照)に相当し、モータ251、レール部252(図14参照)、螺子軸353、及び二つの螺子ナット354a,354bを有している。螺子軸353には、二つの雄螺子部353a,353bが形成されている。これら雄螺子部353a,353bは、軸方向に並んで形成されている。一方の雄螺子部353aを形成する螺旋状の溝の旋回方向は、他方の雄螺子部353bを形成する螺旋状の溝の旋回方向とは逆向きとされている。一方の螺子ナット354aは、雄螺子部353aと螺合し、且つ、加飾部材342と連結されている。他方の螺子ナット354bは、雄螺子部353bと螺合し、且つ、加飾部材343と連結されている。
以上の構成による変形例1では、モータ251が螺子軸353を正回転させることにより、螺子ナット354aが加飾部材342と一体で右方向に移動すると共に、螺子ナット354bが加飾部材343と一体で左方向に移動する。こうして各加飾部材342,343が画像表示面31の左右の縁部234まで移動することにより、コンフォートモードの表示(図12参照)が形成される。
さらに、モータ251が螺子軸353を逆回転させることによれば、各螺子ナット354a,354bは、互いに近接する方向に移動する。こうして各加飾部材342,343は、画像表示面31の中央まで移動し、図15に示すように一体で円環状の加飾リング340を形成する。
図17に示す変形例2の加飾リング440は、半円弧状に形成された二つの加飾部材442,443を有している。各加飾部材442,443は、スポーツモードにおいて、画像表示面31の中央に一体で円環状に配置される(図17の二点鎖線参照)。各加飾部材442,443の周方向における両端部のうち、上方に位置する各一方には、回転軸部447が設けられている。各加飾部材442,443は、コンフォートモードにおいて、回転軸部447を回転中心として、互いに離間する方向に回転移動する。これにより、コンフォートモードにて表示される指針表示画像420が、各外縁に配置された各加飾部材442,443によって加飾される(図17の実線参照)。
図18に示す変形例3の加飾リング540は、約90°の中心角を有する四つの加飾部材542〜545によって構成されている。各加飾部材542〜545は、スポーツモードにおいて、画像表示面31の中央に一体で円環状に配置される(図18の二点鎖線参照)。四つの加飾部材のうちの二つ542,544は、上方の回転軸部547aを回転中心として回転移動可能である。また、他の二つの加飾部材543,545は、下方の回転軸部547bを回転中心として回転移動可能である。各加飾部材542〜545は、コンフォートモードにおいて、各回転軸部547a,547bまわりに互いに離間する方向に回転移動する。これにより、指針表示画像の各外縁に各加飾部材542〜545を配置したコンフォートモードの表示が形成される(図18の実線参照)。
図19に示す変形例4の加飾リング640は、約90°の中心角を有する四つの加飾部材642〜645によって構成されている。各加飾部材642〜645は、スポーツモードにおいて、画像表示面31の中央に一体で円環状に配置される(図19の二点鎖線参照)。各加飾部材642〜645は、周方向における一方の端部に回転軸部647a〜647dを有している。各加飾部材642〜645は、コンフォートモードにおいて、各回転軸部647a〜647dを回転中心とした回転移動により、外周側に向けて展開される。これにより、指針表示画像の各外縁に各加飾部材642〜645を配置したコンフォートモードの表示が形成される(図19の実線参照)。
上記実施形態では、複数の加飾部材を一体で配置する「第一モード」としてスポーツモードが設定され、複数の加飾部材を互いに離れる方向に移動させた「第二モード」としてコンフォートモードが設定されていた。しかし、「第一モード」及び「第二モード」に相当する表示モードは、適宜変更可能である。例えば、コンフォートモードが「第一モード」に相当し、スポーツモードが「第二モード」に相当してもよい。さらに、上述の表示モードの呼称は、適宜変更可能であり、例えばエコモード及びノーマルモード等であってもよい。
加えて、「第一モード」と「第二モード」との切り替えは、シフトポジション以外に連動させることができる。例えば、車外の明るさを検出する照度センサの検出結果又は運転者の操作に基づいて、「第一モード」及び「第二モード」にそれぞれ相当する「昼間表示モード」及び「夜間表示モード」が、互いに切り替えられてもよい。又は、ナビゲーション装置からの位置情報に連動させ、「第一モード」及び「第二モード」にそれぞれ相当する「高速道路モード」及び「一般道モード」が、互いに切り替えられてもよい。或いは、車両に搭載されたドライブトレインの制御モードを切り替えるスイッチ又はダイヤルの操作に連動して、「第一モード」及び「第二モード」が互いに切り替えられてもよい。さらに、表示モードを切り替える専用の切替スイッチが、表示装置及び車両のいずれかに設けられてもよい。
上記第一実施形態では、「特定情報」としての回転速度を示す情報は、各表示モードにてタコメータ画像21,121が表示されることにより、表示モードが切り替えられた場合でも、運転者に提供され続けた。このような「特定情報」に相当する情報は、適宜変更可能である。また、「第一情報画像」及び「第二情報画像」に相当する画像は、上述した画像以外に適宜変更可能である。
上記実施形態において、制御部80によって提供されていた「制御手段」としての機能は、上述のものとは異なるハードウェア及びソフトウェア、或いはこれらの組み合わせによっても提供可能である。加えて、液晶ディスプレイ30によって提供されていた「表示手段」としての機能は、上述とは異なる表示デバイス、例えばプラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ等によって提供可能である。
上記実施形態では、円環状の加飾リングが「加飾部」に相当していた。しかし、「加飾部」に相当する構成の形状は、円環状に限定されない。「加飾部」は、楕円形状及び多角形状等であってもよい。さらに、「加飾部」は、情報画像の外縁に沿う形状であれば、環状でなくてもよい。さらに、「加飾部」を構成する「分割部分」の数は、上述の二つ又は四つに限定されず、三つ又は五つ以上であってもよい。さらに、複数設けられる「分割部分」の形状は、互いに異なっていてもよい。
上記実施形態では、画像表示面に重ね置かれる加飾部材を移動させる移動機構として、螺子軸及び螺子ナットを含む送り螺子機構が用いられていたが、こうした移動機構の構成は、適宜変更可能である。例えば、軸及びナットの間にボールを介在させたボール螺子機構、螺子軸とはす歯歯車を組み合わせたウォームギア機構、及びラックアンドピニオン等が、加飾部材を移動させる機構として採用可能である。
さらに、上記実施形態の各移動機構では、加飾部材の画像表示面に対する姿勢を安定化させるために、レール部が用いられていた。こうしたレール部は、上述したような棒状でなくてもよく、例えば螺子ナットに設けられた突起を案内する溝状等であってもよい。またレール部は、螺子軸よりも前面側(運転者側)に配置されてもよい。さらに、移動機構からレール部が省略されていてもよい。
以上、車両に搭載される表示装置に本発明を適用した例を説明したが、本発明は、車両用に限らず、各種民生用機器、各種輸送機器等に用いられる表示装置全般に適用可能である。
21,221 タコメータ画像(第一情報画像)、20a 外縁、120,220,420 指針表示画像(第二情報画像)、120a,220a 外縁、121 タコメータ画像(特定第二情報画像)、125,225、 スピードメータ画像(主要情報画像)、30 液晶ディスプレイ(表示手段)、31 画像表示面、33 中央領域、40,240,340,440,540,640 加飾リング(加飾部)、41,241 分割部分、42〜44,242,243,342,343,442,443,542〜545,642〜645, 加飾部材、45 加飾部材(置換加飾部材)、46 加飾画像、50 第一移動機構(移動機構)、250 移動機構、52,55,252 レール部、80 制御部(制御手段)、100,200 表示装置

Claims (8)

  1. 画像表示面(31)を有する表示手段(30)と、前記表示手段による画像表示を制御する制御手段(80)と、を備え、前記画像表示面に表示される情報画像が当該情報画像の外縁に配置された加飾部(40)により加飾される表示装置であって、
    前記加飾部は、複数の分割部分(41)に分割されて前記画像表示面に沿って移動可能であり、且つ、各前記分割部分の移動を前記制御手段によって制御され、
    前記制御手段は、
    前記画像表示面に表示された一つの第一情報画像(21)の外縁(20a)に、複数の前記分割部分が一体となった前記加飾部を配置する第一モードと、
    互いに異なる情報を示す複数の第二情報画像(120)を前記画像表示面に表示させ、少なくとも一つの分割部分を他の分割部分から離れる方向に移動させることにより、複数表示された前記第二情報画像の各外縁(120a)に各前記分割部分を配置する第二モードと、を切り替え
    前記第二モードでは、横長の長方形状に形成された前記画像表示面の四隅(34)に四つの前記分割部分が移動され、四つの前記第二情報画像が分割された前記分割部分のいずれかによって加飾されることを特徴とする表示装置。
  2. 前記第一モードでは、前記分割部分として前記画像表示面に重ね置かれる加飾部材(42〜44)と、前記分割部分として前記画像表示面に表示される加飾画像(46)と、を含む複数の前記分割部分の組み合わせによって一体形状の前記加飾部が形成されることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  3. 前記制御手段は、前記第一モードから前記第二モードへの切り替えにより移動した前記加飾画像に、当該加飾画像に対応した外観形状の置換加飾部材(45)を重ね置くことにより、前記加飾画像を前記置換加飾部材に入れ替えることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  4. 画像表示面(31)を有する表示手段(30)と、前記表示手段による画像表示を制御する制御手段(80)と、を備え、前記画像表示面に表示される情報画像が当該情報画像の外縁に配置された加飾部(40)により加飾される表示装置であって、
    前記加飾部は、複数の分割部分(41)に分割されて前記画像表示面に沿って移動可能であり、且つ、各前記分割部分の移動を前記制御手段によって制御され、
    前記制御手段は、
    前記画像表示面に表示された一つの第一情報画像(21)の外縁(20a)に、複数の前記分割部分が一体となった前記加飾部を配置する第一モードと、
    互いに異なる情報を示す複数の第二情報画像(120)を前記画像表示面に表示させ、少なくとも一つの分割部分を他の分割部分から離れる方向に移動させることにより、複数表示された前記第二情報画像の各外縁(120a)に各前記分割部分を配置する第二モードと、を切り替え
    前記第一モードでは、前記分割部分として前記画像表示面に重ね置かれる加飾部材(42〜44)と、前記分割部分として前記画像表示面に表示される加飾画像(46)と、を含む複数の前記分割部分の組み合わせによって一体形状の前記加飾部が形成され、
    前記制御手段は、前記第一モードから前記第二モードへの切り替えにより移動した前記加飾画像に、当該加飾画像に対応した外観形状の置換加飾部材(45)を重ね置くことにより、前記加飾画像を前記置換加飾部材に入れ替えることを特徴とする表示装置。
  5. 前記第一モードにて前記第一情報画像によって示される特定情報は、前記第二モードにて表示される複数の前記第二情報画像のうちの一つである特定第二情報画像(121)によっても示され、
    前記特定第二情報画像は、分割された前記分割部分のいずれかによって加飾されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 複数の前記分割部分は、前記第一モードから前記第二モードへの切り替えにより、前記画像表示面の全体を囲む位置まで移動することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の表示装置。
  7. 前記第二モードにおいて、各前記第二情報画像によって囲まれた前記画像表示面の中央領域(33)には、各前記第二情報画像よりも表示サイズの大きい主要情報画像(125)が表示されることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の表示装置。
  8. 前記分割部分の移動方向に沿って延伸するレール部(52,55)を有し、当該レール部によって移動可能に支持される前記分割部分を前記画像表示面に沿って移動させる移動機構(50)、をさらに備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の表示装置。
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