JP6154639B2 - 変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転ハウジング内に変速機構が収容される変速機に関する。
油圧ショベル等の無限軌道車両は、無限軌道帯(クローラベルト)の車軸部に走行モータが設けられている。
特許文献1には、クローラベルトに噛み合うスプロケットが連結される円筒状の回転ハウジングを有する変速機を備え、当該変速機とスプロケットが共に回転してクローラベルトを駆動する油圧ショベルの走行モータが開示されている。
上記の変速機は、回転ハウジングの開口部を覆って閉塞する円盤状のカバーを備える。回転ハウジング及びカバーの内部には、油圧モータの回転を減速して回転ハウジングに伝達する変速機構が収容されるとともに、変速機構を潤滑する潤滑油が充填される。カバーには、潤滑油を給排するためのポートが開口し、ポートを閉塞するプラグ(栓体)が着脱可能に取り付けられる。
カバーは複数のボルトを介して回転ハウジングの開口端に締結される。カバーにはボルトを通過させる孔が形成される。回転ハウジングにはボルトと螺合するネジ穴が軸方向に延びるように形成される。カバーを貫通する複数のボルトが回転ハウジングの開口端に螺合することで、カバーが回転ハウジングに結合される。
特開平9−240525号公報
クローラベルトを駆動する変速機は、回転ハウジングがクローラベルトが循環する経路の内側の限られたスペースに配置されるため、外形の小型化が要求される。
しかしながら、このような従来の変速機にあっては、軸方向に延びるように配置されるボルトを介してカバーが回転ハウジングに結合されるため、ボルトが設けられるスペースによって外形が大型化するという問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、回転ハウジング内に変速機構が収容される変速機の小型化を図ることを目的とする。
本発明は、回転ハウジングの内部に収容される変速機構によって当該回転ハウジングが回転する変速機であって、回転ハウジングの開口端に設けられる円盤状のカバーと、回転ハウジングと前記カバーにわたって介在することで両者の相対移動を規制するピンと、回転ハウジング及び前記カバーの一方に形成され、ピンを保持する保持孔と、回転ハウジング及びカバーの他方に形成され、ピンの外周に間隙をもって対向する係合面を有し、保持孔に保持されるピンに係合可能な係合部と、を備え、ピンが保持孔に挿入されるとともに係合部に係合することで、回転ハウジングとカバーとの相対移動が規制され、回転ハウジングからカバーを取り外すときに係合部は保持孔から抜き取られたピンを収容することを特徴とする。
本発明では、回転ハウジングにカバーが取り付けられるときには、保持孔にピンが挿入され、ピンが保持孔と係合部にわたって介在することによって回転ハウジングに対するカバーの移動が規制され、カバーの抜け止めが行われる。これにより、ピンを保持孔の開口端から外部に突出しないように組み付けることが可能になり、変速機を小型化することができる。
本発明の第1実施形態に係る変速機の側面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図1の一部を拡大した側面図である。 図3のB−B線に沿う断面図である。 ピンが保持孔から抜き取られた状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る変速機の断面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1、図2に示す変速機100は、例えば油圧ショベル等のクローラ式車両の車軸部に設けられ、クローラベルトを駆動する走行モータを構成するものである。
変速機100は、図示しない固定ハウジングに対して回転作動する回転ハウジング20を備える。回転ハウジング20の外周には図示しないスプロケットが連結される。回転ハウジング20とスプロケットが共に回転することで、スプロケットに噛み合う図示しないクローラベルトが循環し、車両が走行する。
前記固定ハウジング及び回転ハウジング20は、クローラベルトが循環する経路の内側に配置される。回転ハウジング20は、車両フレームに連結される固定ハウジングに対して図示しないベアリングを介して回転自在に支持され、回転軸Oを中心として回転作動する。固定ハウジングの内部には、回転駆動源として図示しない油圧モータ(斜板式ピストンモータ)が設けられる。
図2に示すように、回転ハウジング20の内部には、変速機構10が設けられる。変速機構10は、油圧モータのシャフト2に設けられるサンギア11と、回転ハウジング20の内壁に沿って設けられるインナーギア12と、サンギア11とインナーギア12の双方に噛み合う複数のプラネタリギア13と、各プラネタリギア13を支持するプラネタリキャリア14等と、によって構成される。変速機構10は、油圧モータのシャフト2の出力回転を減速して回転ハウジング20に伝達する。
円筒状の回転ハウジング20は、その外周面22から突出する図示しないフランジ部を有し、このフランジ部に前記スプロケットが連結される。これにより、スプロケットは回転ハウジング20と共に回転作動する。
回転ハウジング20の開口端には、回転ハウジング20の開口部を閉塞する円盤状のカバー40が設けられる。カバー40によって閉塞される回転ハウジング20の内部には、変速機構10を収容するギア室19が画成される。ギア室19には変速機構10を潤滑する潤滑油が充填される。
図1に示すように、カバー40には、3つのポート47〜49が開口し、これらのポート47〜49を閉塞するプラグ(栓体)9がそれぞれ着脱可能に取り付けられる。
ポート47はカバー40の中央に配置される。ポート47からプラグ9を外すことによって、ギア室19内に充填された潤滑油量をポート47を通じて確認することができる。
ポート48はカバー40の下部に配置される。ポート48からプラグ9を外すことによって、ギア室19内の潤滑油をポート48を通じて外部に排出することができる。
ポート49はカバー40の図1において右上部に配置される。ポート49からプラグ9を外すことによって、潤滑油をポート48を通じてギア室19内に充填することができる。
ポート47〜49の内周にはネジ部が形成され、これらのネジ部にプラグ9がそれぞれ螺合して取り付けられる。
プラグ9は、ポート47〜49のネジ部に螺合するネジ部9Aと、カバー40に着座するヘッド部9Bと、ヘッド部9Bの端面に開口する工具穴9Cと、を有する。プラグ9の脱着時には、作業者が図示しない工具を工具穴9Cに差し込み、工具を介してプラグ9を回転させる。
ポート47〜49のまわりには座ぐり穴43が設けられており、これら座ぐり穴43はカバー40の端面41に対して凹状に窪むように形成される。座ぐり穴43にプラグ9のヘッド部9Bが収容され、ヘッド部9Bがカバー40の端面41から回転軸O方向に突出しないように配置される。
次に、カバー40を回転ハウジング20に結合する構造について説明する。
図2、図4に示すように、回転ハウジング20の開口端の内周面には環状の取付座23が形成され、この取付座23にカバー40の外周部が嵌め込まれる。
取付座23は、回転軸Oを中心とする円筒面状の内周面23Aと、軸Oに直交する環状の段付き部23Bと、を有する。
円盤状のカバー40は、回転軸Oを中心とする円筒面状の外周面42と、回転軸Oに直交する環状の外周端面44と、を有する。
カバー40の外周面42が取付座23の内周面23Aに嵌合することにより、カバー40は回転ハウジング20の径方向について支持される。なお、「径方向」は、回転ハウジング20の回転軸Oを中心とする放射方向を意味する。
カバー40の外周端面44が取付座23の段付き部23Bに当接することにより、カバー40は回転ハウジング20の軸方向について奥側(図2において左側)に移動することが止められる。なお、「軸方向」は、回転ハウジング20の回転軸Oと平行な線が延在する方向を意味する。
回転ハウジング20とカバー40の間には、ギア室19を密封するOリング3が介装される。カバー40の外周面42には環状のシール溝46が形成され、このシール溝46にOリング3が収容される。Oリング3は、シール溝46と取付座23の内周面23Aとの間に圧縮して介装される。
回転ハウジング20とカバー40の間には、カバー40の抜け止めをする抜け止め機構50が3カ所に設けられる。
抜け止め機構50は、回転ハウジング20に形成される保持孔51と、カバー40に形成される係合穴52と、保持孔51と係合穴52にわたって設けられるピン5と、によって構成される。
ピン5は、後述するように所定の外径及び長さを有する円柱状をしており、金属製の棒材によって形成される。
ピン5の長さは、保持孔51の長さより大きく、かつ係合穴52の長さ(深さ)より小さくなるように設定される。
保持孔51と係合穴52は、それぞれ回転ハウジング20の径方向に延びるように形成される。
保持孔51は、回転ハウジング20の端部を貫通し、その一端が回転ハウジング20の外周面22に開口し、その他端が取付座23の内周面23Aに開口している。
保持孔51は、その内径がピン5の外径に対してシマリバメの関係を持つように形成される。これにより、ピン5が保持孔51内に圧入されることで、ピン5が保持孔51に挿入された所定位置に保持される。
係合穴52は、その一端がカバー40の外周面42に開口する。係合穴52は、その内径がピン5の外径に対してスキマバメの関係を持つように鋳造によって形成される。係合穴52は、ピン5の外周が間隙をもって対向する係合面52Aを有する係合部として構成される。
なお、係合部は、穴状の係合穴52に限らず、カバー40の端面41に開口する溝状のものであってもよい。
図1に示すように、3カ所に設けられる抜け止め機構50は、各ピン5が回転ハウジング20の周方向について120度の間隔をあけて配置される。
次に、カバー40を回転ハウジング20に取り付ける動作について説明する。
まず、カバー40の外周にOリング3が装着された後に、回転ハウジング20の取付座23にカバー40の外周部が嵌め込まれる。
このときに、保持孔51と係合穴52が互いに同軸上に延びるように、回転ハウジング20に対するカバー40の回転位置が調整される。
続いて、ピン5を保持孔51に挿入する。図4に示すように、ピン5は、当該ピン5の端面5Aが回転ハウジング20の外周面22と段差なく並ぶ位置まで押し込まれる。これにより、ピン5の先端部が保持孔51から突出してカバー40の係合穴52に係合する。
こうして、カバー40は、ピン5を介して回転ハウジング20に取り付けられる。ピン5は、保持孔51に圧入されているため、その外周面が保持孔51の内周面から受ける圧力によって上記所定位置に保持される。これにより、変速機100の回転作動時にピン5が抜け出すことがない。
カバー40が回転ハウジング20に取り付けられた状態では、ピン5が保持孔51に挿入されるとともに係合穴52に係合することで、回転ハウジング20とカバー40の相対移動が規制される。
ピン5は回転ハウジング20に対してカバー40が軸方向に移動することを規制する。これにより、回転ハウジング20に対するカバー40の抜け止めが行われる。
そして、ピン5は回転ハウジング20に対してカバー40が回転することを規制する。例えばギア室19の潤滑油を交換する場合には、工具を介してプラグ9を回して脱着する作業が行われる。この作業時に、工具を介してカバー40に回転力が図3に矢印Cで示すように加わるが、回転ハウジング20に対するカバー40の回転がピン5を介して止められることにより、プラグ9の脱着作業が円滑に行われる。
図5は、カバー40を回転ハウジング20から取り外すときの様子を示す断面図である。カバー40を回転ハウジング20から取り外すときには、ピン5を矢印Dで示すように保持孔51に挿入された方向にさらに押し込む。ピン5は、係合穴52に落とし込まれることで、ピン5が保持孔51から抜き取られる。こうして、3本のピン5が保持孔51から抜き取られることにより、カバー40は回転ハウジング20の取付座23から取り外される。
保持孔51から抜き取られたピン5は、カバー40の係合穴52に収容される。そして、ピン5は、取り外されたカバー40から取り出され、再利用される。
以上の第1実施形態によれば、以下に示す作用効果を奏する。
〔1〕変速機100は、回転ハウジング20の開口端に設けられる円盤状のカバー40と、回転ハウジング20とカバー40にわたって介在することで両者の相対移動を規制するピン5と、回転ハウジング20に形成され、ピン5を保持する保持孔51と、カバー40に形成され、保持孔51に保持されるピン5に係合可能な係合穴52と、を備えるものとした。
変速機100は、保持孔51と係合穴52にわたって介在するピン5によって回転ハウジング20に対するカバー40の移動が規制され、抜け止めが行われる。これにより、ピン5を保持孔51の開口端から外部に突出しないように組み付けることが可能になり、変速機100を小型化することができる。
一方、回転ハウジング20からカバー40を取り外すときには、ピン5が保持孔51に挿入された方向に押し込まれることで当該保持孔51から係合穴52へと抜き取られる。これにより、ピン5を回転ハウジング20の外周面22から突出しないように配置することが可能となり、変速機100の小型化が図れる。
〔2〕変速機100では、回転ハウジング20に保持孔51が設けられ、カバー40に係合穴52が保持孔51と同軸方向に並ぶように設けられ、保持孔51と係合穴52が回転ハウジング20の径方向に延びるものとした。
ピン5が回転ハウジング20の径方向に延びるように配置されるため、カバー40及び回転ハウジング20の外形を回転ハウジング20の軸方向について小型化することができる。
〔3〕係合穴52は、ピン52との間に間隙を持ち、保持孔51から抜き取られたピン52を収容するものとした。
これにより、保持孔51に保持されるピン5が係合穴52の係合面52Aに当接することで回転ハウジング20に対するカバー40の相対変位が規制される。一方、保持孔51から抜き取られたピン5が係合面52Aに間隙を持って入ることで円滑に収容される。
(第2実施形態)
次に、図6を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。以下では、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、上記第1実施形態の変速機100と実質的に同じ機能を持つ構成には同一の符号を付して説明を省略する。
上記第1実施形態に係る変速機100では、ピン5を保持する保持孔51が回転ハウジング20に設けられる構成であった。これに対して、第2実施形態に係る変速機200では、ピン5を保持する保持孔61がカバー40に設けられる構成とする。
回転ハウジング20とカバー40の間には、カバー40の抜け止めをする抜け止め機構60が周方向に等間隔を持って3カ所に設けられる。
抜け止め機構60は、カバー40に形成される保持孔61と、回転ハウジング20に形成される係合孔62と、保持孔61と係合孔62にわたって設けられるピン5と、によって構成される。
保持孔61と係合孔62は、それぞれ回転ハウジング20の回転軸Oに対して傾斜する方向に延びるように形成される。
カバー40には、その端面41に開口する凹部45が鋳造によって形成される。この凹部45は、ピン5を保持孔61に差し込むために使用されるスペースとなる。そして、保持孔61からピン5の端部が突出するように装着された場合に、ピン5の端部が凹部45に収まることによってカバー40の端面41から突出しないようなっている。
保持孔61は、カバー40の外周端部を貫通し、その一端がカバー40の凹部45に開口し、その他端がカバー40の外周面42に開口する。
保持孔61は、その内径がピン5の外径に対してシマリバメの関係を持つように形成される。これにより、ピン5が保持孔61内に圧入されることで、ピン5が保持孔61に挿入された位置に保持される。
ピン5の長さは、保持孔61の長さより大きく設定される。
係合孔62は、回転ハウジング20の端部を貫通し、その一端が取付座23の内周面23Aに開口し、その他端が回転ハウジング20の外周面22に開口する。
係合孔62は、その内径がピン5の外径に対してスキマバメの関係を持つように鋳造によって形成される。係合穴62は、ピン5の外周が間隙をもって対向する係合面62Aを有する係合部として構成される。
なお、係合部は、孔状の係合孔62に限らず、回転ハウジング20の端面21に開口する溝状のものであってもよい。
次に、カバー40を回転ハウジング20に取り付ける動作について説明する。
まず、カバー40の外周にOリング3が装着された後に、回転ハウジング20の取付座23にカバー40の外周部が嵌め込まれる。
このときに、保持孔61と係合孔62が互いに同軸上に延びるように、回転ハウジング20に対するカバー40の回転位置を調整する。
続いて、ピン5がカバー40の凹部45のスペースを利用して斜め方向から保持孔61に挿入される。ピン5が実線で示す位置に到達するまで保持孔61に押し込まれることにより、ピン5の先端部が保持孔61から突出して回転ハウジング20の係合孔62に係合する。
こうして、ピン5は、回転ハウジング20の係合孔62に係合することで回転ハウジング20に対してカバー40が軸方向及び回転方向に移動することを規制する。
一方、カバー40を回転ハウジング20から取り外すときには、ピン5が矢印Eで示すように保持孔61に挿入される方向にさらに押し込まれることで、ピン5が保持孔61から抜き取られる。
こうして、3本のピン5が保持孔61から抜き取られることにより、カバー40は回転ハウジング20の取付座23から取り外される。
保持孔61から抜き取られたピン5は、回転ハウジング20の係合孔62を通過して変速機200から取り出され、再利用される。
なお、ピン5を差し込み方向及び抜き取り方向を前記と逆方向にして作業を行ってもよい。この場合には、カバー40の取り付け時にピン5が係合孔62を通じて保持孔61に挿入される。一方、カバー40の取り外し時にピン5を保持孔61から凹部45へと押されることで抜き取られる。
以上の第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に前記〔1〕、〔3〕の作用効果を奏するとともに、以下に示す作用効果を奏する。
〔4〕変速機200では、カバー40に保持孔61が設けられ、回転ハウジング20に係合孔62が保持孔61と同軸方向に並ぶように設けられ、保持孔61と係合孔62が回転ハウジング20の回転軸Oに対して傾斜するように配置されるものとした。
保持孔61がカバー40の端面41側に開口されるため、カバー40の外側からピン5を保持孔61に差し込むことができる。回転ハウジング20はクローラベルトが循環する経路の内側に配置され、カバー40の端面41が面するスペースが開放されているため、カバー40の外側からピン5を保持孔61に差し込む作業を無理なく行うことができる。
カバー40の脱着が繰り返し行われることによって保持孔61の内径が拡がり、ピン5を保持孔61に保持できなくなった場合には、カバー40を交換することで対処でき、整備コストの低減が図れる。
なお、上述した構成に限らず、回転ハウジング20にピン5を保持する保持孔が設けられ、カバー40にピン5に係合可能な係合孔が設けられ、この係合孔がカバー40の端面41側に開口する構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
上記実施形態では、保持孔にピンが圧入される構成であったが、保持孔の内周にネジ部を形成し、ピンの外周にこれに螺合するネジ部を形成してもよい。
この場合に、ピンは保持孔に螺合することで、ピンの端部を係合孔に係合させる位置に保持される。そして、ピンは保持孔に対する螺合が解除されることにより、保持孔から取り外される。
上記実施形態では、ピン5が断面円形の中実構造のものであったが、ピンが断面C字形の中空構造のものであってもよい。この場合には、ピンの弾性復元力によってピンの外周面が保持孔に押し付けられることによって保持される。
上記実施形態では、3本のピン5を介してカバー40の抜け止めが行われるものであったが、1本、2本、4本以上のピン5を介してカバー40の抜け止めが行われるものであってもよい。
上記実施形態では、変速機がクローラベルトを駆動するものであったが、これに限らず、他の機械、設備に設けられるものであってもよい。
上記実施形態では、変速機がシャフトの出力回転を減速して回転ハウジングに伝達するものであったが、これに限らず、シャフトの出力回転を増速して回転ハウジングに伝達するものであってもよい。
5 ピン
10 変速機構
20 回転ハウジング
40 カバー
51 保持孔
52 係合穴(係合部)
61 保持孔
62 係合孔(係合部)
100、200 変速機
O 回転軸

Claims (4)

  1. 回転ハウジングの内部に収容される変速機構によって当該回転ハウジングが回転する変速機であって、
    前記回転ハウジングの開口端に設けられる円盤状のカバーと、
    前記回転ハウジングと前記カバーにわたって介在することで両者の相対移動を規制するピンと、
    前記回転ハウジング及び前記カバーの一方に形成され、前記ピンを保持する保持孔と、
    前記回転ハウジング及び前記カバーの他方に形成され、前記ピンの外周に間隙をもって対向する係合面を有し、前記保持孔に保持される前記ピンに係合可能な係合部と、を備え、
    前記ピンが前記保持孔に挿入されるとともに前記係合部に係合することで、前記回転ハウジングと前記カバーとの相対移動が規制され、
    前記回転ハウジングから前記カバーを取り外すときに、前記係合部は、前記保持孔から抜き取られた前記ピンを収容することを特徴とする変速機。
  2. 前記保持孔が前記回転ハウジングに設けられ、
    前記係合部が前記カバーに設けられ、
    前記保持孔と前記係合部が前記回転ハウジングの径方向に延びることを特徴とする請求項1に記載の変速機。
  3. 前記保持孔が前記カバーに設けられ、
    前記係合部が前記回転ハウジングに設けられ、
    前記保持孔と前記係合部が前記回転ハウジングの回転軸に対して傾斜する方向に延びることを特徴とする請求項1に記載の変速機。
  4. 前記保持孔の内周にネジ部が形成され、
    前記ピンの外周に前記保持孔の前記ネジ部に螺合するネジ部が形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の変速機。
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