JP6138095B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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Description

本発明は、前面引き出し式の食器洗浄機に関する。
従来、食器が収容される洗浄槽が筐体から水平方向に出し入れされる、前面引き出し式の食器洗浄機において、美観を得る目的や、使用者が食器洗浄運転中に電源スイッチ、スタートスイッチ、設定スイッチ等のスイッチ類に誤って触れることを防ぐ目的で、スイッチ類を、洗浄槽の前端の上部であって洗浄槽が筐体内に収納されたときに筐体内に隠れる位置に設け、洗浄槽を収納したときにスイッチ類を操作不能としたものが知られている。
前記食器洗浄機では、使用者は、まず、洗浄槽を筐体から引き出し、食器類や洗浄剤を洗浄槽に収容する。次に、使用者は、電源スイッチを操作して電源をONにする。電源がONされることにより、電源スイッチが点灯し、スタートスイッチや設定スイッチの操作が可能になる。
そして、使用者が、設定スイッチを操作して運転条件を設定し、続いて、スタートスイッチを操作して洗浄槽を筐体内へ収納すると、食器洗浄機において食器洗浄運転が開始される。
前記食器洗浄機では、使用者が電源スイッチの操作を忘れると、スタートスイッチを操作しても食器洗浄運転が開始されないため、食器洗浄機が故障したと勘違いされることがある。また、電源スイッチの操作が煩わしいという問題がある。
そこで、洗浄槽が筐体から引き出されたときに電源をONする構成とすることによって、電源スイッチを省いた食器洗浄機が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1の食器洗浄機によれば、洗浄槽を筐体から引き出したときに電源がONになるので、設定スイッチとスタートスイッチを操作して洗浄槽を筐体内へ収納するだけで、食器洗浄運転を実行することができる。
特開2007−325707号公報
ところで、食器洗浄機は、食器類を洗浄する目的で使用される以外に、洗浄済の食器類を次に使用するまで一時保管する目的で使用されることがある。後者の場合には、特許文献1の食器洗浄機では、洗浄済の食器類を取り出すために洗浄槽を筐体から引き出す度に電源がONされて電源ランプが点灯する。このため、無駄な電力が消費されると共に、電源ランプの点灯を視認した使用者に対しても不要な電力が消費されているとの不満を抱かせるおそれがある。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、本発明は、食器洗浄運転の開始を指示するための操作を簡素化することができ、食器洗浄運転を行う意思がない使用者に対して不要な電力が消費されているとの不満を抱かせることを防ぐことを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、
食器が収容される洗浄槽と、
前面に開口を有し、該開口を介して前記洗浄槽が出し入れされる筐体と、
前記洗浄槽が前記筐体内の所定の洗浄位置に収納された正常収納状態であることを検出する位置検出手段と、
前記位置検出手段により正常収納状態であることが検出されているときに、前記洗浄槽に収容された食器を洗浄する食器洗浄運転を実行する制御手段と、
食器洗浄運転の開始を指示するための運転スイッチと
表示手段と
を備えた食器洗浄機であって、
前記運転スイッチは、前記洗浄槽の前端の上面に設けられ、前記洗浄槽が前記筐体の洗浄位置に収納された状態であるときには隠ぺいされて使用者による操作が不能となり、
前記制御手段は、
前記位置検出手段により正常収納状態であることが検知されたときに前記食器洗浄運転を実行する運転待機モードと、前記位置検出手段により正常収納状態であることが検知されても前記食器洗浄運転を実行しない運転禁止モードとを選択的に設定可能であり、
前記食器洗浄運転を実行していない状態且つ前記表示手段が非表示状態であって、前記位置検出手段により正常収納状態であることが検出された状態から検出されない状態に切り替わったときに、前記運転禁止モードとすると共に前記表示手段の非表示状態を維持し、
前記運転禁止モードにおいて前記運転スイッチが操作されたときに、前記運転待機モードとすると共に前記表示手段を所定の表示状態とする
ことを特徴とする(第1発明)。
第1発明の食器洗浄機では、運転スイッチは、洗浄槽の前端の上面に設けられ、洗浄槽が筐体の洗浄位置に収納された状態であるときには隠ぺいされて使用者による操作が不能である。このため、使用者は、洗浄槽を筐体から引き出さなければ、運転スイッチを操作できない。
そして、使用者によって洗浄槽が筐体から引き出されると、運転スイッチが露出して操作可能になると共に、位置検出手段によって正常収納状態が検知されない状態になる。
制御手段は、食器洗浄運転を実行していない状態且つ前記表示手段が非表示状態であって、位置検出手段によって正常収納状態が検知されない状態になったとき、運転禁止モードとすると共に前記表示手段の非表示状態を維持する。
従って、第1発明の食器洗浄機によれば、使用者が洗浄槽から洗浄済の食器類を取り出す目的で洗浄槽を筐体から引き出したとき、表示手段が非表示状態となっているので、食器洗浄運転を行う意思がない使用者に対して不要な電力が消費されているとの不満を抱かせることを防ぐことができる。
そして、制御手段は、運転禁止モードにおいて使用者によって運転スイッチが操作されたとき、運転待機モードに切り替えると共に、表示手段を所定の表示状態とする。ここで、運転待機モードは、位置検出手段により正常収納状態であることが検出されたときに食器洗浄運転を実行するモードである。
そして、運転待機モードにおいて使用者によって洗浄槽が筐体内の洗浄位置に収納されたとき、位置検出手段によって正常収納状態であることが検出される。これを受けて、制御手段は、食器洗浄運転を開始する。
従って、第1発明の食器洗浄機によれば、電源スイッチを操作することなく運転スイッチの操作のみで食器洗浄運転の開始を指示することができるので、食器洗浄運転を開始するための操作を簡素化することができる。
また、第1発明の食器洗浄機において、
前記洗浄槽の前端の上面に設けられ、前記洗浄槽が前記筐体の洗浄位置に収納された状態であるときには隠ぺいされて使用者による操作が不能となる、前記食器洗浄運転の運転条件を設定するための条件設定スイッチを備え、
前記表示手段は、前記食器洗浄運転の運転条件を表示し、
前記制御手段は、前記運転禁止モードにおいて前記条件設定スイッチが操作されたときに、前記運転禁止モードを維持すると共に、前記条件設定スイッチの操作に応じて食器洗浄運転の運転条件を設定し、前記表示手段を設定された運転条件に対応した所定の表示状態とすることを特徴とする(第2発明)。
第2発明の食器洗浄機では、条件設定スイッチもまた、運転スイッチと同様に、洗浄槽の前端の上面に設けられ、洗浄槽が筐体の洗浄位置に収納された状態であるときには隠ぺいされて使用者による操作が不能である。このため、使用者は、洗浄槽を筐体から引き出さなければ、条件設定スイッチを操作できない。
そして、使用者によって洗浄槽が筐体から引き出されると、運転スイッチ及び条件設定スイッチが露出して操作可能になると共に、位置検出手段によって正常収納状態が検知されない状態になる。制御手段は、食器洗浄運転を実行していない状態で位置検出手段によって正常収納状態が検知されない状態になったとき、運転禁止モードとすると共に、表示手段を非表示状態とする。
そして、制御手段は、運転禁止モードにおいて使用者によって条件設定スイッチが操作されたとき、運転禁止モードを維持すると共に、条件設定スイッチの操作に応じて食器洗浄運転の運転条件を設定し、表示手段を、設定された運転条件に対応した所定の表示状態とする。
制御手段は、運転禁止モードにおいて使用者によって運転スイッチが操作されたとき、運転待機モードに切り替えると共に、表示手段において設定された運転条件に対応した所定の表示状態を維持する。
そして、運転待機モードにおいて使用者によって洗浄槽が筐体内の洗浄位置に収納されたとき、位置検出手段によって正常収納状態であることが検出される。これを受けて、制御手段は、設定された運転条件に従って食器洗浄運転を開始する。
従って、第2発明の食器洗浄機によれば、電源スイッチを操作することなく、条件設定スイッチ及び運転スイッチの操作のみで、運転条件を設定して食器洗浄運転の開始を指示することができるので、食器洗浄運転を開始するための操作を簡素化することができる。
また、第2発明の食器洗浄機において、
前記制御手段は、前記運転待機モードにおいて前記条件設定スイッチが操作されたときに、前記運転禁止モードに切り替えると共に、前記条件設定スイッチの操作に応じて前記食器洗浄運転の運転条件を設定し、前記表示手段を設定された運転条件に対応した所定の表示状態とすることを特徴とする(第3発明)。
第3発明の食器洗浄機では、使用者によって運転スイッチが操作された後に条件設定スイッチが操作されたとき、制御手段は、運転待機モードから運転禁止モードに切り替えると共に、条件設定スイッチの操作に応じて食器洗浄運転の運転条件を設定し、前記表示手段を設定された運転条件に対応した所定の表示状態とする。
従って、第3発明の食器洗浄機によれば、使用者によって運転スイッチが操作された後に条件設定スイッチが操作されたときには、運転スイッチが改めて操作されるまで運転禁止モードとなるので、洗浄槽が筐体に収納されても食器洗浄運転を開始しない構成とすることができる。
一方、第2発明の食器洗浄機において、運転スイッチが操作された後に条件設定スイッチが操作されたときには、運転待機モードを維持し、洗浄槽が筐体に収納されたときに食器洗浄運転を開始する構成とすることも可能である。
すなわち、第2発明の食器洗浄機において、
前記制御手段は、前記運転待機モードにおいて前記条件設定スイッチが操作されたときに、前記運転待機モードを維持すると共に、前記条件設定スイッチの操作に応じて前記食器洗浄運転の運転条件を設定し、前記表示手段を設定された運転条件に対応した所定の表示状態とすることを特徴とする(第4発明)。
第4発明の食器洗浄機によれば、使用者によって運転スイッチが操作された後に条件設定スイッチが操作されたとき、運転待機モードが維持されるので、使用者は運転スイッチを改めて操作する必要がなく食器洗浄運転の開始を指示するための操作を簡素化することができる。
また、第1発明、第2発明、第3発明又は第4発明の食器洗浄機において、
ブザーを備え、
前記制御手段は、前記前記運転禁止モード且つ前記表示手段が表示状態であって、前記位置検出手段によって正常収納状態であることが検知されたときに、前記ブザーによる報知を行うことを特徴とする(第5発明)。
第5発明の食器洗浄機によれば、運転禁止モード且つ表示手段が表示状態であって、使用者によって洗浄槽が筐体内に収納されたときには、食器洗浄運転を開始できないことを、ブザーによって使用者に報知することにより使用者へ運転スイッチの操作を促すことができる。
本実施形態の食器洗浄機の構成を断面により示した説明図。 図1に示した食器洗浄機の使用態様の説明図。 図1に示した食器洗浄機のスイッチパネルを示す説明図。 図1に示した食器洗浄機の制御ブロック図。 運転制御部の処理を示すフローチャート。 運転制御部の処理を示すフローチャート。
本発明の食器洗浄機の実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
[1.食器洗浄機1の構成]
図1を参照して、本実施形態の食器洗浄機1は、システムキッチン等の天板(カウンタートップ)CTの下部に備え付けられた前面引き出し式の食器洗浄機であり、筐体40の開口Mを介して洗浄槽20が水平方向にスライドして出し入れされる。
筐体40内には、洗浄槽20に水を供給するための給水管41、給水管41を開閉して洗浄槽20への水の供給と停止を切り替える給水電磁弁44、洗浄槽20内の水を排水するための排水管42、及び、洗浄槽20が筐体40の最奥部から一定範囲内(本発明の洗浄位置を含む)に収納されている正常収納状態を検知する位置センサ45(本発明の位置検出手段に相当する)が備えられている。
洗浄槽20には、食器類Wを収容した食器かご21がセットされ、食器に向けて水を噴射する洗浄ノズル22、洗浄槽20に貯められた水を加熱するヒータ23、洗浄槽20の温度を検出する温度センサ24、ポンプ26、及び乾燥ファン28が備えられている。
ポンプ26は、正転作動時は洗浄槽20内の水を洗浄ノズル22から噴射して循環させ、逆転作動時には洗浄槽20内の水を残菜フィルタ25及び排水管42を介して排出する。乾燥ファン28は、ヒータ23を作動させた状態で回転作動することにより、温風を洗浄槽20内に送出して食器を乾燥させる。乾燥ファン28により洗浄槽20内に送出された温風は、洗浄槽20の上方の通気口eから排気される。
洗浄槽20の貯水部と連通管27により接続された水位検出槽30には、洗浄槽20に所定水位の水が貯められていることを検出するフロート式の水位センサ31が設けられている。
洗浄槽20の前端の上面には、使用者により操作される操作部50が設けられている。操作部50の詳細については後述する。洗浄槽20の前面には、洗浄槽20を出し入れする際に使用者により把持される取手部60が設けられている。洗浄槽20の前面であって取手部60の後方には、後述するコントローラ10が収容されている。
図1に示したように、洗浄槽20が筐体40内の洗浄位置に収納されているときには、位置センサ45がON(検知状態)である。それに対して、図2に示したように、洗浄槽20が筐体40から引き出されているときには、位置センサ45がOFF(非検知状態)である。
また、操作部50は洗浄槽20の前部の天面に設けられているため、図1に示した洗浄槽20が筐体40に収納された状態では、操作部50がシステムキッチンの天板CTに隠れてしまう。そのため、使用者は操作部50の視認及び操作をすることができない。
そこで、食器洗浄機1においては、図2に示した洗浄槽20が筐体40から引き出されると、操作部50が露出して操作可能となる仕様である。また、操作部50を操作して食器洗浄運転の開始を指示した後に、洗浄槽20が筐体40に押し込まれ洗浄位置に収納されると、食器洗浄運転が開始される仕様である。
操作部50は、図3に示すように、スタートスイッチ(本発明の運転スイッチに相当)51と、コース設定スイッチ(本発明の条件設定スイッチに相当)52と、予約設定スイッチ53と、コースLED54と、予約LED55と、ブザー56とを備える。コースLED54は、標準LED54a、念入りLED54b、乾燥LED54c及びソフト排気LED54dからなる。各スイッチ51,52,53、LED54,55及びブザー56の機能については後述する。
次に、図4を参照して、コントローラ10は、図示しないCPU、メモリ、インターフェース回路等により構成された電子回路ユニットであり、メモリに保持された食器洗浄機1の制御用プログラムをCPUで実行することにより、一連の食器洗浄運転の処理を実行する運転制御部(本発明の制御手段に相当)11として機能する。
コントローラ10には、温度センサ24、水位センサ31及び位置センサ45の各検出信号が入力される。また、コントローラ10から駆動回路70を介して出力される制御信号により、ヒータ23、ポンプ26、給水電磁弁44、及び乾燥ファン28の作動が制御される。コントローラ10及び駆動回路70には、商用電源(図示せず)に接続された電源回路71から電力が供給される。
コントローラ10には、操作部50の各スイッチの操作信号が入力される。また、コントローラ10から操作部50に出力される制御信号により、コースLED54、予約LED55及びブザー56の作動が制御される。
〔2.食器洗浄運転〕
運転制御部11は、「洗浄工程」→「水すすぎ工程」→「加熱すすぎ工程」→「乾燥工程」という一連の工程によって食器洗浄運転を実行する。また、乾燥工程のみを単独で行うことも可能である。
洗浄工程では、運転制御部11は、まず、給水電磁弁44を開弁して洗浄槽20に所定量の水を溜めた後、給水電磁弁44を閉弁する。このとき、食器かご21内部に設けられた洗剤容器(図示せず)内の食器用洗剤が水に溶け出す。次に、運転制御部11は、ヒータ23を作動して洗浄槽20に溜められた水(洗浄水)を加熱すると共に、ポンプ26を正転させて洗浄槽20に溜められた洗浄水を洗浄ノズル22から噴射する。これにより、洗浄ノズル22から噴射される洗浄水によって食器類Wが洗浄される。
水すすぎ工程では、運転制御部11は、ヒータ23を停止した状態でポンプ26を逆転させて洗浄槽20の排水を行う。次に、運転制御部11は、給水電磁弁44を開弁して洗浄槽20に所定量の水を溜めた後、給水電磁弁44を閉弁する。次に、運転制御部11は、ポンプ26を正転させて洗浄槽20に溜められた水(常温の水)を洗浄ノズル22から噴射する。これにより、洗浄ノズル22から噴射された常温の水によって食器類Wがすすがれる。次に、運転制御部11は、ポンプ26を逆転させて排水を行う。
加熱すすぎ工程では、運転制御部11は、まず、給水電磁弁44を開弁して洗浄槽20に所定量の水を溜めた後、給水電磁弁44を閉弁する。次に、運転制御部11は、ヒータ23を作動して洗浄槽20に溜められた水を加熱すると共に、ポンプ26を正転させて洗浄槽20に溜められた水(温水)を洗浄ノズル22から噴射する。これにより、洗浄ノズル22から噴射された温水によって食器類Wがすすがれる。
乾燥工程では、運転制御部11は、まず、ポンプ26を逆転させて洗浄槽20の排水を行う。次に、運転制御部11は、乾燥ファン28及びヒータ23を作動させて洗浄槽20内を乾燥させる。これにより、洗浄槽20内の食器類Wが乾燥される。
食器洗浄運転の運転コース(本発明の運転条件に相当)は、コース設定スイッチ52の操作によって変更可能である。
〔3.運転制御部11の処理〕
次に、運転制御部11の処理について、図5及び図6を参照して説明する。
運転制御部11は、食器洗浄機1の設置時等に電源回路71が前記商用電源に接続されてコントローラ10が起動したときに作動を開始し、STEP1で、位置センサ45がONになっても食器洗浄運転を実行しない運転禁止モードに設定し、STEP2に進む。このとき、食器洗浄機1は、食器洗浄運転は実行されていない。
STEP2で、運転制御部11は、全てのコースLED54(標準LED54a、念入りLED54b、乾燥LED54c及びソフト排気LED54d)を消灯し、STEP3に進む。
STEP3で、運転制御部11は、位置センサ45がOFFに切り替わったか否かを判定し、OFFに切り替わった場合にはSTEP4に進み、OFFに切り替わっていない場合にはSTEP3に戻る。位置センサ45がOFFに切り替わったとき、図2に示すように洗浄槽20が筐体40から引き出され、操作部50は使用者によって操作可能となる。
STEP4で、運転禁止モード及び全てのコースLED54の消灯を維持した状態で、スタートスイッチ51が操作されたか否かを判断する。STEP4で、スタートスイッチ51が操作された場合にはSTEP5に進み、操作されていない場合にはSTEP6に進む。
STEP6で、運転制御部11は、コース設定スイッチ52が操作されたかを判断し、コース設定スイッチ52が操作された場合には後述のSTEP11に進み、コース設定スイッチ52が操作されていない場合にはSTEP4に戻る。
STEP5で、運転制御部11は、運転禁止モードから運転待機モードに変更すると共に、運転待機モードになったことをブザー56によって報知し、STEP7に進む。前記運転待機モードは、位置センサ45がONになることを条件として、食器洗浄運転を実行するモードである。
次に、STEP7で、運転制御部11は、所定の運転コースを設定すると共に、その運転コースに対応するコースLED54を点灯し、STEP8に進む。ここで、食器洗浄機1自体が初めて使用される場合には、運転コースとして標準コースを設定し、食器洗浄機1の使用が2回目以降である場合には、前回の運転コースと同一の運転コースを設定する。
次に、STEP8で、運転制御部11は、コース設定スイッチ52が操作されたか否かを判断し、操作された場合にはSTEP11に進み、操作されていない場合にはSTEP9に進む。
次に、STEP9で、運転制御部11は、位置センサ45がONか否かを判断し、ONである場合にはSTEP10に進み、ONでない場合にはSTEP8に戻る。
次に、STEP10で、運転制御部11は、設定された運転コースに従って、食器洗浄運転を実行した後に、STEP1に戻る。
次に、運転制御部11が、STEP6又はSTEP8でコース設定スイッチ52が操作されたと判断してSTEP11に進んだ場合について説明する。
STEP11で、運転制御部11は、運転禁止モードに設定し、STEP12に進む。
次に、STEP12で、運転制御部11は、コース設定スイッチ52の操作に応じて運転コースを設定すると共に、設定された運転コースに応じたコースLED54を点灯し、STEP13に進む。
ここで、コース設定スイッチ52の操作と、運転コースの設定及びコースLED54の点灯について説明する。
コース設定スイッチ52が1回操作されたとき、運転制御部11は、前回の食器洗浄運転で実行した運転コースに設定する。また、コース設定スイッチ52が複数回操作された場合には、運転制御部11は、コース設定スイッチ52の操作回数に応じて、運転コースを、「標準コース」、「標準+乾燥2時間コース」、「標準+ソフト排気コース」、「標準+ソフト排気+乾燥2時間コース」、「念入りコース」、「念入り+乾燥2時間コース」、「念入り+ソフト排気コース」、「念入り+ソフト排気+乾燥2時間コース」、「乾燥コース」の順で変更し、その後は、「標準コース」、「標準+乾燥2時間コース」、……と変更する。
ここで、「標準+乾燥2時間コース」とは、「洗浄工程」→「水すすぎ工程」→「加熱すすぎ工程」→「乾燥工程」を実行する標準コースにおいて、乾燥工程を2時間に変更するコースである。「標準+ソフト排気コース」とは、標準コースにおいて、乾燥工程において通気口eから排気される温風の排気温度を40℃に低下させるコースである。「念入りコース」とは、標準コースにおいて、加熱すすぎ工程の温度を80℃に上昇させるコースである。「乾燥コース」とは、乾燥工程のみを実行するコースである。
また、運転制御部11は、設定した運転コースに応じて、標準LED54a、念入りLED54b、乾燥LED54c及びソフト排気LED54dを点灯する。例えば、「標準コース」では、標準LED54aを点灯し、「標準+乾燥2時間コース」では、標準LED54a及び乾燥LED54cを点灯する。
次に、STEP13で、運転制御部11は、スタートスイッチ51が操作されたか否かを判断し、操作された場合にはSTEP14に進み、操作されていない場合にはSTEP21に進む。
STEP14で、運転制御部11は、運転待機モードに設定すると共に、運転待機モードになったことをブザー56によって報知し、STEP8に進む。
STEP21で、運転制御部11は、位置センサ45がONか否かを判断し、ONである場合にはSTEP22に進み、ONでない場合にはSTEP31に進む。
STEP22で、運転制御部11は、エラーであってスタートスイッチ51の操作が必要であることをブザー56によって報知する。
STEP31で、運転制御部11は、コース設定スイッチ52が操作されたか否かを判断し、操作された場合にはSTEP12に戻り、操作されていない場合にはSTEP13に戻る。
本実施形態の食器洗浄機1では、食器洗浄運転が実行されていない状態で使用者によって洗浄槽20が筐体40から引き出されたとき、全てのコースLED54(標準LED54a、念入りLED54b、乾燥LED54c及びソフト排気LED54d)が消灯されている。よって、使用者が、食器洗浄運転を開始する目的ではなく、洗浄槽20から洗浄済の食器類Wを取り出す目的で洗浄槽20を筐体40から引き出したとき、不要な電力が消費されているとの不満を使用者に抱かせることを防ぐことができる。
また、使用者によって洗浄槽20が筐体40から引き出された後、使用者によってスタートスイッチ51が操作されるか、或いは、コース設定スイッチ52が操作された後にスタートスイッチ51が操作され、その後、洗浄槽20が筐体40内の洗浄位置に収納されると、食器洗浄運転が実行される。このように、食器洗浄機1では、電源スイッチの操作を必要とする従来技術の食器洗浄機と比較して、食器洗浄運転の開始を指示するための操作を簡素化することができる。
また、本実施形態の食器洗浄機1では、使用者によってスタートスイッチ51が操作された後にコース設定スイッチ52が操作されると、運転待機モードから運転禁止モードに切り替わり、使用者によって再びスタートスイッチ51が操作されない限り、洗浄槽20が筐体内の洗浄位置に収納されたときにブザー56によってエラーを報知し(STEP22)食器洗浄運転を開始しない。これにより、使用者に食器洗浄運転を開始しようとする意図がないときに食器洗浄運転が実行されることを防ぐと共に、スタートスイッチ51の操作を促すことができる。
本実施形態の食器洗浄機1において、運転待機モードにおいてスタートスイッチ51が長押し操作されたとき、運転禁止モードに切り替えると共に全てのコースLED54を消灯するようにしてもよい。
また、予約設定スイッチ53が操作されたとき、予約LED55を点灯すると共に運転禁止モードに設定し、その後、スタートスイッチ51が操作されて運転待機モードになった後で位置センサ45がONになったとき、その時点から所定時間後、例えば4時間後に食器洗浄運転を開始するようにしてもよい。
ところで、本実施形態の食器洗浄機1では、使用者によってスタートスイッチ51が操作された後にコース設定スイッチ52が操作されると、運転制御部11は運転待機モードから運転禁止モードに切り替わるが、運転待機モードが維持されるようにしてもよい。
この形態では、運転制御部11は、STEP4でスタートスイッチ51が操作されたと判定し、その後、STEP8でコース設定スイッチ52が操作されたと判定したとき、STEP11に進まずに、コース設定スイッチ52の操作に応じて運転コースを設定すると共に、設定された運転コースに応じたコースLED54を点灯し、STEP8に戻る。
この形態の食器洗浄機によれば、使用者によってスタートスイッチ51が一度でも操作されたのであればコース設定スイッチ52を操作した後にスタートスイッチ51が再操作されなくても、位置センサ45がONになったときに食器洗浄運転を開始することができる。従って、食器洗浄運転の開始を指示するための操作を簡素化することができると共に、スタートスイッチ51及びコース設定スイッチ52を操作する順序について使用者が注意を払う必要がなく使用者の負担を減らすことができる。
1…食器洗浄機、11…運転制御部(制御手段)、20…洗浄槽、40…筐体、45…位置センサ(位置検出手段)、51…スタートスイッチ(運転スイッチ)、52…コース設定スイッチ(条件設定スイッチ)、54…コースLED(表示手段)、M…開口、W…食器。

Claims (5)

  1. 食器が収容される洗浄槽と、
    前面に開口を有し、該開口を介して前記洗浄槽が出し入れされる筐体と、
    前記洗浄槽が前記筐体内の所定の洗浄位置に収納された正常収納状態であることを検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段により正常収納状態であることが検出されているときに、前記洗浄槽に収容された食器を洗浄する食器洗浄運転を実行する制御手段と、
    食器洗浄運転の開始を指示するための運転スイッチと
    表示手段と
    を備えた食器洗浄機であって、
    前記運転スイッチは、前記洗浄槽の前端の上面に設けられ、前記洗浄槽が前記筐体の洗浄位置に収納された状態であるときには隠ぺいされて使用者による操作が不能となり、
    前記制御手段は、
    前記位置検出手段により正常収納状態であることが検知されたときに前記食器洗浄運転を実行する運転待機モードと、前記位置検出手段により正常収納状態であることが検知されても前記食器洗浄運転を実行しない運転禁止モードとを選択的に設定可能であり、
    前記食器洗浄運転を実行していない状態且つ前記表示手段が非表示状態であって、前記位置検出手段により正常収納状態であることが検出された状態から検出されない状態に切り替わったときに、前記運転禁止モードとすると共に前記表示手段の非表示状態を維持し、
    前記運転禁止モードにおいて前記運転スイッチが操作されたときに、前記運転待機モードとすると共に前記表示手段を所定の表示状態とする
    ことを特徴とする食器洗浄機。
  2. 請求項1記載の食器洗浄機において、
    前記洗浄槽の前端の上面に設けられ、前記洗浄槽が前記筐体の洗浄位置に収納された状態であるときには隠ぺいされて使用者による操作が不能となる、前記食器洗浄運転の運転条件を設定するための条件設定スイッチを備え、
    前記表示手段は、前記食器洗浄運転の運転条件を表示し、
    前記制御手段は、前記運転禁止モードにおいて前記条件設定スイッチが操作されたときに、前記運転禁止モードを維持すると共に、前記条件設定スイッチの操作に応じて食器洗浄運転の運転条件を設定し、前記表示手段を設定された運転条件に対応した所定の表示状態とすることを特徴とする食器洗浄機。
  3. 請求項2に記載の食器洗浄機において、
    前記制御手段は、前記運転待機モードにおいて前記条件設定スイッチが操作されたときに、前記運転禁止モードに切り替えると共に、前記条件設定スイッチの操作に応じて前記食器洗浄運転の運転条件を設定し、前記表示手段を設定された運転条件に対応した所定の表示状態とすることを特徴とする食器洗浄機。
  4. 請求項2に記載の食器洗浄機において、
    前記制御手段は、前記運転待機モードにおいて前記条件設定スイッチが操作されたときに、前記運転待機モードを維持すると共に、前記条件設定スイッチの操作に応じて前記食器洗浄運転の運転条件を設定し、前記表示手段を設定された運転条件に対応した所定の表示状態とすることを特徴とする食器洗浄機。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の食器洗浄機において、
    ブザーを備え、
    前記制御手段は、前記運転禁止モード且つ前記表示手段が表示状態であって、前記位置検出手段によって正常収納状態であることが検知されたときに、前記ブザーによる報知を行うことを特徴とする食器洗浄機。
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