JP6629075B2 - 洗浄機 - Google Patents

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Description

本発明は、食器等の被洗浄物の洗浄を行う洗浄機に関する。
洗浄タンクに貯留された水を洗浄室内に収容された食器に噴射して洗浄を行い、濯ぎ水タンク内に貯留された水を食器に噴射して濯ぎを行う食器洗浄機が知られている。例えば、特許文献1(特開2000−237116号公報)には、食器を洗浄する洗浄工程と、洗浄後の食器を濯ぐ濯ぎ工程とが順次実行される洗浄運転を行う食器洗浄機であって、上記洗浄運転の開始前に濯ぎ水温度を検出し、当該濯ぎ水温度が基準温度よりも低い場合には、上記洗浄運転を実行させず待機させる低温ロック機能を有する食器洗浄機が開示されている。この構成の食器洗浄機では、常に適切な温度の濯ぎ水で濯ぎ運転が実施できるので、洗浄能力を確保することが可能になる。
特開2000−237116号公報
昨今、地球温暖化対策が社会的問題として注目される中、食器洗浄機においても、省エネルギー化を図ることが求められている。特に、食器洗浄機では、洗浄タンク内又は濯ぎ水タンク内の水を加熱するヒータが消費するエネルギーは大きな比率を占める。そこで、上記特許文献1に開示された食器洗浄機に対し、洗浄運転が実行されていない運転休止状態では、タンク内の水の温度が設定温度より低い温度となるようにヒータを制御することが考えられる。
しかしながら、上記低温ロック機能を備えた食器洗浄機においてタンク内の水の温度を下げると、タンク内の水の温度が基準温度を下回る場合がある。この場合、洗浄運転を開始しようとしても低温ロック機能が作動し、すぐに洗浄運転を開始することができない。すなわち、タンク内の水が基準温度に到達するまで洗浄運転の開始を待たなければならず、すぐに洗浄運転を開始したい場合、作業者にとって使い勝手が悪く非効率である。
そこで、本発明の目的は、作業者の使い勝手を考慮しつつ、省エネルギー化の実現と洗浄能力の確保とを図ることができる洗浄機を提供することにある。
本発明の洗浄機は、洗浄工程と濯ぎ工程とを順次実行する洗浄運転を行う洗浄機であって、タンク内の水を加熱するヒータと、タンク内の水の温度を検知する温度センサと、温度センサが検知する温度に基づいて、タンク内の水の温度が第一設定温度となるようにヒータを制御すると共に、洗浄運転が実行されていない運転休止状態では、タンク内の水の温度が第一設定温度より低い第二設定温度となるようにヒータを制御する省エネモードを起動させるヒータ制御部と、洗浄運転の開始命令を受け付けると温度センサが検知する温度を確認し、当該温度が第一基準温度以上の場合には洗浄運転を開始させ、当該温度が第一基準温度よりも低い場合には洗浄運転を開始させずに待機する低温ロック機能を実行する運転制御部と、を備え、運転制御部は、省エネモードにおいて低温ロック機能の実行を禁止する。
この構成の洗浄機では、通常時には、タンク内の水の温度が第一設定温度となるように制御され、運転休止時には、タンク内の水の温度が第一設定温度よりも低い第二設定温度となるように制御される。このため、運転休止時の省エネルギー化を図ることが可能になる。また、運転休止中に電源を切ると、再び洗浄運転を開始する際に、室温近辺にまで下がったタンク内の水を第一設定温度まで昇温するのに時間がかかるところ、本発明では、室温より高い第二設定温度から第一設定温度にまで昇温すればよいので、より早く洗浄運転を開始させることができる。これにより、作業者の使い勝手を良くすることができる。また、この構成の洗浄機では、洗浄運転の開始命令を受け付けた際に温度センサが検知する温度が第一基準温度よりも低い場合には、洗浄運転を開始せずに待機し、適切な温度の水となったところで洗浄運転を開始するので、洗浄能力を確保することができる。更に、この構成の洗浄機では、省エネモードにおいて運転開始命令を受け付けたときには、低温ロック機能が実行されない。このため、省エネモードにおいてタンクの水の温度が第二設定温度に制御された結果、第一基準温度を下回る場合に、洗浄運転をすぐに開始できないといった事象を回避することができる。これらの結果、作業者の使い勝手を考慮しつつ、省エネルギー化の実現と洗浄能力の確保とを図ることができる。
本発明の洗浄機では、タンクは、濯ぎ工程において洗浄室内に供給される水を貯留する貯湯タンクであり、温度センサは、貯湯タンク内の水の温度を検知する濯ぎ水温度センサであり、運転制御部は、洗浄運転の開始命令を受け付けると濯ぎ水温度センサが検知する温度を確認し、当該温度が第一基準温度以上の場合には洗浄運転を開始させ、当該温度が第一基準温度よりも低い場合には洗浄運転を開始させずに待機する低温ロック機能を実行すると共に、省エネモードにおいて低温ロック機能の実行を禁止してもよい。
この構成の洗浄機では、通常時には、濯ぎ水タンク内の水の温度が第一設定温度となるように制御され、運転休止時には、濯ぎ水タンク内の水の温度が第一設定温度よりも低い第二設定温度となるように制御される。このため、運転休止時の省エネルギー化を図ることが可能になる。また、運転休止中に電源を切ると、再び洗浄運転を開始する際に、室温近辺にまで下がった濯ぎ水タンク内の水を第一設定温度まで昇温するのに時間がかかるところ、本発明では、室温より高い第二設定温度から第一設定温度にまで昇温すればよいので、より早く洗浄運転を開始させることができる。これにより、作業者の使い勝手を良くすることができる。また、この構成の洗浄機では、洗浄運転の開始命令を受け付けた際の濯ぎ水温度センサが検知する温度が第一基準温度よりも低い場合には、洗浄運転を開始せずに待機し、適切な温度の水となったところで洗浄運転を開始するので、洗浄能力を確保することができる。更に、この構成の洗浄機では、省エネモードにおいて運転開始命令を受け付けたときには、低温ロック機能が実行されない。このため、省エネモードにおいて貯湯タンクの水の温度が第二設定温度に制御された結果、第一基準温度を下回る場合に、洗浄運転をすぐに開始できないといった事象を回避することができる。これらの結果、作業者の使い勝手を考慮しつつ、省エネルギー化の実現と洗浄能力の確保とを図ることができる。
本発明の洗浄機では、運転制御部は、省エネモードにおいて第二設定温度と第一基準温度とを比較し、当該第二設定温度よりも第一基準温度が高い場合、第一基準温度を第二設定温度よりも低い温度である第二基準温度に再設定することにより、省エネモードにおいて低温ロック機能が実行されることを禁止してもよい。
この構成の洗浄機では、低温ロック機能の実行の有無を判定する温度である第一基準温度が、省エネモードにおいて維持されるタンク内の水の温度である第二設定温度よりも高い場合、当該第一基準温度から第二設定温度よりも低い第二基準温度に自動的に変更される。これにより、省エネモード起動中に、タンク内の水の温度が低温ロック機能が実行される温度より低くなることを防止して、すぐに洗浄運転が開始できないといった事象を回避することができる。
本発明の洗浄機では、第一設定温度及び第二設定温度の設定入力を可能にする設定入力部を更に備えており、設定入力部は、第一基準温度以下の数値の設定入力ができないように設定されていてもよい。
この構成の洗浄機では、低温ロック機能を確実に作動させることができることを担保しつつ、省エネモードにおける第一設定温度及び第二設定温度を自由に設定ができるようになる。これにより、低温ロック機能を優先させた運転をさせることが可能になる。
本発明の洗浄機では、ヒータ制御部は、運転開始信号の入力がなく、運転休止状態が所定時間継続した場合に、タンク内の水の温度が第二設定温度となるようにヒータを制御してもよい。
この構成の洗浄機では、運転休止状態となって所定時間が経過すると、自動的にタンク内の水の温度が第一設定温度から第二設定温度になるように切り替えることができる。
本発明の洗浄機では、運転制御部は、省エネモードを起動中に運転開始信号が入力された場合、洗浄工程における洗浄時間を初期設定時間よりも延長してもよい。
この構成の洗浄機では、省エネモードを起動中に洗浄運転が開始される場合であっても、洗浄時間を長くすることにより、濯ぎ水の温度を上昇させるための時間が確保される。これにより、適切な温度で濯ぎ工程を実行することが可能になる。
本発明によれば、作業者の使い勝手を考慮しつつ、省エネルギー化の実現と洗浄能力の確保とを図ることができる。
一実施形態に係る食器洗浄機の斜視図である。 一実施形態に係る食器洗浄機の概略構成を示す断面図である。 一実施形態に係る食器洗浄機の機能構成を示すブロック図である。 一実施形態に係る食器洗浄機の動作を示すフローチャートである。 一実施形態に係る食器洗浄機の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して一実施形態に係る食器洗浄機(洗浄機)1について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。なお、説明の便宜のため、図1において、前後方向、左右方向、及び上下方向をそれぞれ設定した。
図1に示されるように、一実施形態に係る食器洗浄機1は、洗浄室2Aの前面にドア4が設けられたアンダーカウンタ式の洗浄機である。図1及び図2に示されるように、食器洗浄機1は、本体部2と、上側洗浄ノズル5と、上側濯ぎノズル6と、下側洗浄ノズル7と、下側濯ぎノズル8と、洗浄タンク9と、貯湯タンク18と、洗剤供給ポンプ32と、リンス剤供給ポンプ37と、を備えている。
本体部2は、ステンレス製のパネルにより形成されている。本体部2は、食器(被洗浄物)Dをセットしたラックを出し入れする開口部が前方に向かって開口している洗浄室2Aと、洗浄タンク9、貯湯タンク18、マイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)51等が設けられている機械室2Bと、に区画されている。本体部2の底面の四隅には、脚部3が取り付けられている。
本体部2には、洗浄室2A内に食器Dを出し入れするためのドア4が取り付けられている。洗浄室2A内には、ラックレール2Cが設けられ、このラックレール上に、食器Dが並べられた食器ラック(図示せず)が載置される。本体部2の前面におけるドア4の上部には、使用者が運転モード又は各種設定を入力するための操作パネル2Dが設けられている。
上側洗浄ノズル5及び上側濯ぎノズル6は、洗浄室2Aの上部に設けられている。上側洗浄ノズル5は、放射状に延びる3本のアームを含んでおり回転自在に配置されている。上側濯ぎノズル6は、2本のアームを含んでおり回転自在に配置されている。下側洗浄ノズル7及び下側濯ぎノズル8は、洗浄室2Aの下部に設けられている。下側洗浄ノズル7は、放射状に延びる3本のアームを含んでおり回転自在に配置されている。下側濯ぎノズル8は、2本のアームを含んでおり回転自在に配置されている。
食器ラックに並べられた食器Dには、洗浄工程において上側洗浄ノズル5及び下側洗浄ノズル7によって上下から洗浄水が噴射され、濯ぎ工程において上側濯ぎノズル6及び下側濯ぎノズル8によって上下から濯ぎ水が噴射される。
洗浄タンク9は、洗浄室2Aの下方に配置されており、洗浄水を貯留する。洗浄タンク9には、洗浄水の水位を検知するための水位検知スイッチ10が設けられている。水位検知スイッチ10は、洗浄タンク9内の水位が所定水位Hを超えている場合にONとなり、所定水位H以下の場合にOFFとなるスイッチである。この水位検知スイッチ10は、洗浄タンク9のオーバーフロー水位よりも下方、かつ、洗浄水吸込管13よりも上方に取り付けられている。洗浄ポンプ14は、駆動中に空気を吸い込むと、いわゆるエア噛みを起こして洗浄ノズル5,7から洗浄水を噴射できなくなる。一実施形態では、水位検知スイッチ10が運転中にOFFになったときに食器洗浄機1の運転を停止することで、洗浄ポンプ14による空気の吸い込みを防止する。
洗浄タンク9内には、洗浄水を所定温度に維持するための洗浄水ヒータ9Aと、洗浄水の温度を検知するための洗浄水温度センサ9Bとが設置されている。洗浄水ヒータ9Aは、殺菌能力及び洗浄能力を向上させるために洗浄水を加熱する。洗浄水温度センサ9Bは、検知する洗浄水の温度をマイコン51に出力する。洗浄水ヒータ9Aは、マイコン51によって作動の制御がなされる(図3参照)。マイコン51は、洗浄水温度センサ9Bが検知する水温に基づいて、洗浄水を所定温度に維持するように洗浄水ヒータ9Aの作動を制御する。
洗浄タンク9の側面には、洗浄水吸込管13を介して洗浄ポンプ14が接続されている。洗浄タンク9の洗浄水吸込管13が取り付けられた部分には、ポンプフィルタ12が設けられている。洗浄ポンプ14の吐出口には洗浄水吐出管15が接続されている。洗浄水吐出管15は、第一洗浄水吐出管16と第二洗浄水吐出管17とに分岐している。第一洗浄水吐出管16は、上側洗浄ノズル5に接続されている。第二洗浄水吐出管17は、下側洗浄ノズル7に接続されている。
洗浄タンク9には、上下方向に延びるオーバーフローパイプ11が設けられている。オーバーフローパイプ11の上端は、洗浄タンク9の上縁を僅かに超えて洗浄室2A内に位置しており、下端は洗浄タンク9の底面から外へ突出している。洗浄タンク9内の余剰な洗浄水は、オーバーフローパイプ11上端の流入孔から管内に流れ込んで外部に排出される。オーバーフローパイプ11は、洗浄タンク9に対して取り外し可能に構成されている。使用者がオーバーフローパイプ11を取り外すことで、オーバーフローパイプ11が差し込まれていた排水口が洗浄タンク9の底面に露出し、洗浄タンク9内の洗浄水を完全に排水することができる。
貯湯タンク18は、食器Dを濯ぐ水が貯留されるタンクである。貯湯タンク18には、外部の給湯器(図示せず)から給水管21を介して水が供給される。給水管21には、ストレーナ19が設けられている。給水管21におけるストレーナ19の下流側には、ウォータバルブ20が設けられている。ウォータバルブ20は、マイコン51によって制御されている(図3参照)。ウォータバルブ20は、水位センサ22における水位の検知と連動して弁を開閉し、貯湯タンク18に貯留される濯ぎ水の水位を一定に維持する。
貯湯タンク18内には、濯ぎ水を所定温度に維持するための濯ぎ水ヒータ23Aと、濯ぎ水の温度を検知するための濯ぎ水温度センサ23Bとが設置されている。濯ぎ水ヒータ23Aは、殺菌能力を向上させるために濯ぎ水を加熱する。濯ぎ水温度センサ23Bは、検知する濯ぎ水の温度をマイコン51に出力する。濯ぎ水ヒータ23Aは、マイコン51によって作動の制御がなされる(図3参照)。マイコン51は、濯ぎ水温度センサ23Bが検知する水温に基づいて、濯ぐ水を所定温度に維持するように濯ぎ水ヒータ23Aの作動を制御する。
貯湯タンク18には、濯ぎ水吸込管24を介して濯ぎポンプ25が接続されている。この濯ぎポンプ25の吐出口には濯ぎ水吐出管26が接続されている。濯ぎ水吐出管26は、第一濯ぎ水吐出管27と第二濯ぎ水吐出管28とに分岐している。第一濯ぎ水吐出管27は、上側濯ぎノズル6に接続されている。第二濯ぎ水吐出管28は、下側濯ぎノズル8に接続されている。
洗剤供給ポンプ32は、食器洗浄機1の外側、すなわち、本体部2の外側に配置されている。洗剤供給ポンプ32は、洗剤タンク33内に貯留された洗剤を洗浄室2Aに供給するためのベローズポンプである。洗剤供給ポンプ32は、洗浄室2Aの側壁に接続された洗剤吐出管34と接続され、信号線によりマイコン51に接続されている。洗剤供給ポンプ32は、マイコン51から出力される信号に応じて動作し(図3参照)、接続された洗剤吸込管35から洗剤タンク33内の洗剤を吸い込み、洗剤吐出管34へ所定量の洗剤を吐出する。この洗剤は、洗剤吐出管34の先端に設けられ、洗浄室2Aと洗剤吐出管34とを接続する洗剤吐出口36から洗浄室2A内に吐出される。洗浄室2A内に吐出された洗剤は、洗浄室2Aの下方の洗浄タンク9内に流れ込み洗浄水と混入される。
リンス剤供給ポンプ37は、食器洗浄機1の外側、すなわち、本体部2の外側に配置されている。リンス剤供給ポンプ37は、リンス剤タンク38内に貯留されたリンス剤を濯ぎ水路に供給するためのものである。リンス剤供給ポンプ37は、第一濯ぎ水吐出管27と連通するリンス剤吐出管39に接続され、信号線によりマイコン51に接続されている。リンス剤供給ポンプ37は、マイコン51から出力される信号に応じて動作し(図3参照)、接続されたリンス剤吸込管40からリンス剤タンク38内の洗剤を吸い込み、リンス剤吐出管39へリンス剤を吐出する。リンス剤は、リンス剤供給ポンプ37によってリンス剤吐出管39から濯ぎ水吐出管26内の濯ぎ水路へ吐出され、濯ぎ水に混入される。
マイコン51は、機械室2Bに配置されている。マイコン51は、食器洗浄機1における動作全般を制御する。マイコン51は、電装ボックス50に内蔵されている。マイコン51は、集積回路に実装されたコンピュータシステムあるいはプロセッサである。マイコン51は、食器洗浄機1における各種動作を制御する部分であり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等、相互に接続されている。
ヒータ制御部としてのマイコン51は、洗浄水温度センサ9Bが検知する温度に基づいて、洗浄タンク9内の水の温度が設定温度(例えば、70℃)となるように洗浄水ヒータ9Aを制御する。
また、ヒータ制御部としてのマイコン51は、濯ぎ水温度センサ23Bが検知する温度に基づいて、貯湯タンク18内の水の温度が第一設定温度(例えば、85℃)となるように濯ぎ水ヒータ23Aを制御する通常モードを起動する。ヒータ制御部としてのマイコン51は、洗浄運転が実行されていない運転休止状態では、貯湯タンク18内の水の温度が第一設定温度より低い第二設定温度(例えば、75℃)となるように濯ぎ水ヒータ23Aを制御する省エネモードを起動する。一実施形態のマイコン51は、運転開始信号の入力がなく、運転休止状態が所定時間(例えば、10分〜15分)継続した場合に、貯湯タンク18内の水の温度が第二設定温度となるように濯ぎ水ヒータ23Aを制御する。
運転制御部としてのマイコン51は、洗浄運転の開始命令を受け付けると濯ぎ水温度センサ23Bが検知する温度を確認し、当該温度が第一基準温度以上(例えば、80℃以上)の場合には洗浄運転を開始させ、当該温度が第一基準温度よりも低い場合には洗浄運転を開始させずに待機する低温ロック機能を実行する。
また、一実施形態のマイコン51は、省エネモードにおいて低温ロック機能の実行を禁止する。具体的には、マイコン51は、省エネモードにおいて第二設定温度と第一基準温度とを比較し、第一基準温度が第二設定温度よりも高い場合、第一基準温度を第二設定温度よりも低い温度である第二基準温度(例えば、70℃)に再設定することにより、省エネモードにおいて低温ロック機能が実行されることを禁止している。言い換えれば、省エネモードでは、貯湯タンク18内の水が第二基準温度を下回ることをなくし、洗浄運転が開始されずに待機状態となることをなくしている(低温ロック機能の無効化)。なお、マイコン51は、省エネモードにおいて第二設定温度(例えば、75℃)と第一基準温度(例えば、80℃)とを比較し、当該第二設定温度と第一基準温度が同じか、又は当該第二設定温度よりも第一基準温度が低い場合、第一基準温度をそのまま維持している。
次に、食器洗浄機1の運転制御について、主に図4及び図5を用いて説明する。食器洗浄機1では、食器の洗浄工程及び濯ぎ工程を1サイクルとする洗浄運転が行われる。洗浄運転では、まず洗剤を含む洗浄水で食器を洗浄する洗浄工程が行われ、その後にきれいな濯ぎ水で食器を濯ぐ濯ぎ工程が行われる。
食器洗浄機1は、電源スイッチがONされると(ステップS1)、マイコン51は、通常モードを起動する(ステップS2)。通常モードとは、濯ぎ水温度センサ23Bが検知する温度に基づいて、貯湯タンク18内の水の温度が第一設定温度(例えば、85℃)となるように濯ぎ水ヒータ23Aを制御するモードである。具体的には、貯湯タンク18内の濯ぎ水の温度が第一設定温度となるように、マイコン51が、濯ぎ水温度センサ23Bにより検知される温度に基づいて、濯ぎ水ヒータ23Aに印加する電圧をON−OFF制御する。
次に、マイコン51は、濯ぎポンプ25を作動させ、初期給湯を開始させる(ステップS3)。初期給湯は、貯湯タンク18内の水を洗浄室2Aへ供給することにより、洗浄タンク9内へ水を供給する。そして、洗剤供給ポンプ32によって初期給湯量に合った量の洗剤が洗浄タンク9内へ供給されて、洗浄タンク9内の洗浄水の洗剤濃度が所定濃度となる。
初期給湯後、マイコン51は、初期給湯終了後から所定時間内(例えば、15分以内)に運転開始信号の入力が検知されるか否かを監視する(ステップS11)。使用者が食器Dをラッキングしてドア4を閉めると、ドアスイッチ4Aによってドア4が閉められたことが検知される。ドアスイッチ4Aは、ドア4が閉められたことを検知すると、運転開始信号(開始命令)をマイコン51へ送出する。なお、運転開始信号は、ドアスイッチ4Aから送出される信号だけでなく、作業者等によりスタート操作がされた場合に操作パネル2Dから送出される信号であってもよい。
マイコン51は、初期給湯終了後から所定時間内に運転開始信号を検知すると(ステップS11:YES)、濯ぎ水温度センサ23Bにより検知される貯湯タンク18内の水が第一基準温度以上(例えば、85℃)であるか否かを判定する(ステップS12)。ここで、貯湯タンク18内の水が第一基準温度より低い場合(ステップS12:NO)、すなわち、濯ぎ水温度センサ23Bが検知する温度が第一基準温度よりも低い場合、洗浄運転(後述するステップS41及びステップS42)を開始せずに待機する(ステップS13)。マイコン51は、濯ぎ水ヒータ23Aを制御して、貯湯タンク18内の水が第一基準温度以上になるまで昇温する。なお、通常モードでは、貯湯タンク18内の水の温度が第一設定温度(85℃)に制御されるので、電源スイッチがオンされてからの時間が長くなるほど、第一基準温度(80℃)を下回ると判定されることが少なくなる。
一方、貯湯タンク18内の水が第一基準温度以上である場合には(ステップS12:YES)、マイコン51は、一連の洗浄運転を開始させる(ステップS41及びステップS42)。このように、マイコン51は、運転開始信号の入力が検知されたとき、濯ぎ水温度センサ23Bが検知する温度を確認し、当該温度が第一基準温度以上の場合には洗浄運転を開始させ、当該温度が第一基準温度よりも低い場合には洗浄運転を開始させずに待機する、いわゆる低温ロック機能を実行する(ステップS12及びステップS13)。
洗浄運転について説明する。食器Dの洗浄(洗浄工程:ステップS41)は、洗浄タンク9内の洗浄水を洗浄室2A内に供給することにより行われる。洗浄ポンプ14が作動することにより、洗浄タンク9内に貯留された洗浄水は、洗浄水吐出管15等を介して上側洗浄ノズル5及び下側洗浄ノズル7に圧送されて、上側洗浄ノズル5及び下側洗浄ノズル7のそれぞれから洗浄室2A内の食器Dに向けて噴射される。この洗浄室2A内に噴射された洗浄水は、食器Dから洗い落とされた残菜等が図示しないフィルタによって取り除かれつつ洗浄タンク9内に回収される。さらに、ポンプフィルタ12等を介して洗浄ポンプ14によって洗浄タンク9内の水が取り込まれ、再び洗浄室2A内に供給される。上述の洗浄工程が所定時間行われると、マイコン51は、洗浄ポンプ14を停止させる。
次に、マイコン51は、濯ぎポンプ25を始動させ、食器Dの濯ぎ(濯ぎ工程:ステップS42)を開始させる。食器Dの濯ぎは、貯湯タンク18内の濯ぎ水を洗浄室2A内に供給することにより行われる。濯ぎポンプ25が作動することにより、貯湯タンク18内に貯留された濯ぎ水は、第一濯ぎ水吐出管27及び第二濯ぎ水吐出管28を介して上側濯ぎノズル6及び下側濯ぎノズル8に圧送されて、上側濯ぎノズル6及び下側濯ぎノズル8のそれぞれから食器Dに向けて噴射される。このとき、上側濯ぎノズル6及び下側濯ぎノズル8も噴射力の反力によってそれぞれ回転し続けるため、濯ぎ水が食器Dに満遍なく当てられて、食器Dの濯ぎが効率良く行われる。濯ぎ工程では、リンス剤がリンス剤供給ポンプ37によって供給される。
食器Dに噴射された濯ぎ水は、洗浄タンク9内に回収されて洗浄水と混ざり合い、次回の洗浄工程における洗浄水として使用される。洗浄タンク9内の余剰な洗浄水は、オーバーフローパイプ11から外部に排出される。このような濯ぎ工程が所定時間行われると、マイコン51は、濯ぎポンプ25を停止させ、食器洗浄機1における洗浄運転の1サイクルの動作が完了する。
食器洗浄機1では、1サイクルの運転動作が終了した後、電源がOFFされると(ステップS43:YES)、一連の処理を終了する。一方、電源がOFFされず(ステップS43:NO)、運転開始信号の入力が検知されると、再びステップS11に戻り、ステップS11以降の処理が実行される。このようにして、食器洗浄機1では、主電源がOFFにされるまで、断続的に洗浄運転が行われる。
ステップS11において、所定時間内(例えば、15分以内)に運転開始信号を検知しない場合には(ステップS11:NO)、マイコン51は、省エネモードを起動する(ステップS31)。省エネモードとは、濯ぎ水温度センサ23Bが検知する温度に基づいて、貯湯タンク18内の水の温度が第一設定温度(例えば、85℃)よりも低い第二設定温度(例えば、75℃)となるように濯ぎ水ヒータ23Aを制御するモードである。具体的には、貯湯タンク18内の濯ぎ水の温度が第二設定温度となるように、マイコン51が、濯ぎ水温度センサ23Bにより検知される温度に基づいて、濯ぎ水ヒータ23Aに印加する電圧をON−OFF制御する。
マイコン51は、上述した省エネモードにて、運転開始信号の入力の有無を監視する(ステップS32)。ここで、運転開始信号の入力が検知された場合(ステップS32:YES)、マイコン51は、低温ロック機能における基準温度の再設定する(ステップS33)。具体的には、マイコン51は、省エネモードにおいて第二設定温度と第一基準温度とを比較し、第一基準温度が第二設定温度よりも高い場合、第一基準温度(80℃)よりも低く、かつ、第二設定温度(75℃)以下の温度である第二基準温度(70℃)に再設定することにより、省エネモードにおいて低温ロック機能が実行されることを禁止する。したがって、本実施形態の食器洗浄機1では、省エネモードにおいて運転開始信号が入力されれば、省エネモードから通常モードに切り替えられ(ステップS34)、すぐに洗浄運転が開始される。
なお、マイコン51は、省エネモードにおいて第二設定温度と第一基準温度とを比較し、第二設定温度と第一基準温度が同じか、又は第二設定温度よりも第一基準温度が低い場合、第一基準温度をそのまま維持する。
次に、上記実施形態の食器洗浄機1の作用効果について説明する。一実施形態の食器洗浄機1では、通常時には、貯湯タンク18内の水の温度が第一設定温度となるように制御され、運転休止時には、貯湯タンク18内の水の温度が第一設定温度よりも低い第二設定温度となるように制御される。このため、運転休止時の省エネルギー化を図ることが可能になる。また、運転休止中に電源を切ると、再び洗浄運転を開始する際に、室温近辺にまで下がった貯湯タンク18内の水を第一設定温度まで昇温するのに時間がかかるところ、一実施形態の食器洗浄機1では、室温より高い第二設定温度から第一設定温度にまで昇温すればよいので、より早く洗浄運転を開始させることができる。これにより、作業者の使い勝手を良くすることができる。
また、一実施形態の食器洗浄機1では、洗浄開始信号を受け付けた際に濯ぎ水温度センサ23Bが検知する温度が第一基準温度よりも低い場合には、洗浄運転を開始せずに待機し、適切な温度の水となったところで洗浄運転を開始するので、洗浄能力を確保することができる。更に、一実施形態の食器洗浄機1では、省エネモードにおいて低温ロック機能が実行されることがない。このため、省エネモードにおいて貯湯タンク18の水が第二設定温度よりも低い温度に制御されている場合にはすぐに洗浄運転を開始できないといった事象を回避することができる。これらの結果、作業者の使い勝手を考慮しつつ、省エネルギー化の実現と洗浄能力の確保とを図ることができる。
一実施形態の食器洗浄機1では、マイコン51は、省エネモードにおいて第二設定温度と第一基準温度とを比較し、当該第二設定温度よりも第一基準温度が高い場合、第一基準温度を第二設定温度よりも低い温度である第二基準温度に再設定することにより、省エネモードにおいて低温ロック機能が実行されることを禁止している。一実施形態の食器洗浄機1では、低温ロック機能の基準温度(第一基準温度)が省エネモードの設定温度(第二設定温度)よりも高い場合、当該基準温度が、第二設定温度よりも低い第二基準温度に自動的に変更される。これにより、省エネモード起動中に、貯湯タンク18内の水の温度が低温ロック機能が実行される温度より低くなることを防止して、洗浄運転がすぐに開始できないといった事象を回避することができる。
一実施形態の食器洗浄機1では、マイコン51は、運転開始信号の入力がなく、運転休止状態が所定時間継続した場合に、貯湯タンク18内の水の温度が第二設定温度となるようにヒータを制御している。これにより、運転休止状態となって所定時間が経過すると、自動的に貯湯タンク18内の水の温度が第一設定温度から第二設定温度になるように切り替えることができる。
以上、一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
<変形例1>
上記実施形態のマイコン51は、省エネモードにおいて第一基準温度を第二設定温度よりも低い温度である第二基準温度に再設定することにより、省エネモードにおいて低温ロック機能が実行されることを禁止する例、すなわち、結果的に、省エネモードにおいて低温ロック機能が実行されないようにする例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、マイコン51は、省エネモードにおいて一律に低温ロック機能が実行されることを禁止してもよい。すなわち、貯湯タンク18内の水の温度が、第一基準温度よりも低い場合であっても低温ロック機能が実行されないようにしてもよい(洗浄運転を開始してもよい。)。
<変形例2>
上記実施形態又は変形例のマイコン51は、濯ぎ水温度センサ23Bが検知する温度に代えて、又は加えて洗浄水温度センサ9Bが検知する温度を確認し、当該温度の一方、又は両方が第一基準温度以上の場合には洗浄運転を開始させ、当該温度の一方、又は両方が第一基準温度よりも低い場合には洗浄運転を開始させずに待機するようにしてもよい。
<変形例3>
上記実施形態又は変形例のマイコン51は、省エネモードを起動中に運転開始信号が入力され(ステップS32)、洗浄タンク9内の水の温度が第一基準温度(80℃)よりも低い第二基準温度(70℃)で洗浄運転が開始される場合、洗浄工程における洗浄時間を初期設定時間よりも延長してもよい。この場合には、省エネモードにおいて洗浄運転が開始される場合であっても、洗浄時間を長くすることにより、濯ぎ水の温度を上昇させるための時間が確保される。これにより、適切な温度で濯ぎ工程を実行することが可能になり、洗浄能力を維持することができる。
<変形例4>
上記実施形態又は変形例の食器洗浄機1の構成に加えて、第一設定温度及び第二設定温度の設定入力を可能にする設定入力部を更に備えてもよい。設定入力部の例は、例えば、操作パネル2Dである。更に、設定入力部は、第一基準温度以下の数値の設定入力ができないように設定されることが好ましい。この構成の食器洗浄機1では、低温ロック機能を確実に作動させることができることを担保しつつ、省エネモードにおける第一設定温度及び第二設定温度を自由に設定ができるようになる。これにより、低温ロック機能を優先させた運転をさせることが可能になる。
<変形例5>
上記実施形態又は変形例では、マイコン51は、運転開始信号の入力がなく、運転休止状態が所定時間継続した場合に、いわゆる省エネモードを起動する例を挙げて説明したが、この構成に代えて、例えば、作業者による操作パネル2Dからの入力(設定)により、省エネモードを起動してもよいし、例えば、タイマー等により、設定時刻になったら省エネモードが起動するようにしてもよい。
<その他の変形例>
上記実施形態又は変形例では、低温ロック機能の実行の有無は、貯湯タンク18内の水の温度、又は洗浄タンク9内の水の温度(濯ぎ水温度センサ23B又は洗浄水温度センサ9Bが検知する温度)に基づいて判定する例を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、マイコン51は、洗浄工程の開始命令を受け付けた際に濯ぎ水温度センサ23Bが検知する温度と、洗浄工程の開始命令を受け付けた時から濯ぎ工程が開始されるまでの時間とから予想される濯ぎ工程開始時の貯湯タンク18内の水の温度に基づいて低温ロック機能の実行の有無を判定してもよい。
上記実施形態及び変形例は、上述したようなオーブンのように洗浄機本体の前面側にドアが設けられたタイプの食器洗浄機1に適用するだけでなく、例えば、ドアが上下に開閉するタイプの食器洗浄機等にも適用することができる。
本願発明は、上記実施形態及びその他の変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…食器洗浄機(洗浄機)、2…本体部、2A…洗浄室、2D…操作パネル、4A…ドアスイッチ、9…洗浄タンク(タンク)、9A…洗浄水ヒータ(ヒータ)、9B…洗浄水温度センサ(温度センサ)、18…貯湯タンク(タンク)、23A…濯ぎ水ヒータ(ヒータ)、23B…濯ぎ水温度センサ(温度センサ)、50…電装ボックス、51…マイコン(ヒータ制御部、運転制御部)。

Claims (6)

  1. 洗浄工程と濯ぎ工程とを順次実行する洗浄運転を行う洗浄機であって、
    タンク内の水を加熱するヒータと、
    前記タンク内の水の温度を検知する温度センサと、
    前記温度センサが検知する温度に基づいて、前記タンク内の水の温度が第一設定温度となるように前記ヒータを制御する通常モードと、前記タンク内の水の温度が前記第一設定温度より低い第二設定温度となるように前記ヒータを制御する省エネモードと、を有し、前記洗浄運転が実行されていない運転休止状態では、前記省エネモードを起動させるヒータ制御部と、
    前記洗浄運転の開始命令を受け付けると前記温度センサが検知する温度を確認し、当該温度が第一基準温度以上の場合には前記洗浄運転を開始させ、当該温度が第一基準温度よりも低い場合には前記洗浄運転を開始させずに待機する低温ロック機能を実行する運転制御部と、を備え、
    前記運転制御部は、前記通常モードにおいて前記低温ロック機能を実行し、前記省エネモードにおいて前記低温ロック機能の実行を禁止する、洗浄機。
  2. 前記タンクは、前記濯ぎ工程において洗浄室内に供給される前記水を貯留する貯湯タンクであり、
    前記温度センサは、前記貯湯タンク内の水の温度を検知する濯ぎ水温度センサであり、
    前記運転制御部は、前記洗浄運転の開始命令を受け付けると前記濯ぎ水温度センサが検知する温度を確認し、当該温度が第一基準温度以上の場合には前記洗浄運転を開始させ、当該温度が第一基準温度よりも低い場合には前記洗浄運転を開始させずに待機する低温ロック機能を実行すると共に、前記省エネモードにおいて前記低温ロック機能の実行を禁止する、請求項1記載の洗浄機。
  3. 前記運転制御部は、前記省エネモードにおいて前記第二設定温度と前記第一基準温度とを比較し、当該第二設定温度よりも前記第一基準温度が高い場合、前記第一基準温度を前記第二設定温度よりも低い温度である第二基準温度に再設定することにより、前記省エネモードにおいて前記低温ロック機能が実行されることを禁止する、請求項1又は2記載の洗浄機。
  4. 前記第一設定温度及び前記第二設定温度の設定入力を可能にする設定入力部を更に備えており、前記設定入力部は、前記第一基準温度以下の数値の設定入力ができないように設定されている、請求項1〜3の何れか一項記載の洗浄機。
  5. 前記ヒータ制御部は、運転開始信号の入力がなく、前記運転休止状態が所定時間継続した場合に、前記タンク内の水の温度が前記第二設定温度となるように前記ヒータを制御する、請求項1〜4の何れか一項記載の洗浄機。
  6. 前記運転制御部は、前記省エネモードを起動中に運転開始信号が入力された場合、前記洗浄工程における洗浄時間を初期設定時間よりも延長する、請求項1〜5の何れか一項記載の洗浄機。
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