JP6135627B2 - ショベルのアタッチメント配管構造 - Google Patents

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Description

本発明は作業アタッチメントの油圧シリンダに向けて油圧ホースを配索するショベルのアタッチメント配管構造に関するものである。
図6〜図8によって背景技術を説明する。ここでは、所謂オフセット型のショベルを例にとっている。
ショベルは、クローラ式の下部走行体1上に上部旋回体2が地面に対して垂直となる軸のまわりに旋回自在に搭載されてベースマシンが構成され、このベースマシン(上部旋回体2)の前部に作業アタッチメント3が装着されて構成される。
作業アタッチメント3は、ブームフットピン4を中心として起伏自在なブーム5と、このブーム5の先端にブームトップピン6まわりに上下回動可能に取付けられたアーム7と、このアーム7の先端にアームトップピン8まわりに上下回動可能に取付けられた作業装置(通常はバケット。以下、この例で説明する)9を備え、この作業アタッチメント3の起伏及び屈折動作により掘削、荷積み等の各種作業が行われる。
オフセット型ショベルの場合、ブーム5は、上部旋回体2に取付けられたリアブーム5aと、このリアブーム5aの先端に上下方向のオフセット支軸10まわりに左右方向に回動可能に連結された左右両側フロントブーム(オフセットブームともいう)5b,5bと、この両側フロントブーム5b,5bの先端に上下方向のアッパーブーム支軸11まわりに左右方向に回動可能に取付けられたアッパーブーム5cによって構成され、このブーム5のオフセット作動によりアーム7及びバケット9が左右に平行に移動して側溝掘り作業等が行われる。
図6,7中、12はブーム5(リアブーム5a)を起伏作動させるブーム起伏シリンダ、13はアーム7を上下回動させるアームシリンダ、14はバケット9を上下回動させるバケットシリンダ、図7中、15はフロントブーム5b,5bを左右回動させるオフセットシリンダである。
一方、アーム、バケット、オフセット各シリンダ13,14,15に接続される油圧配管Hが作業アタッチメント3に沿って配索される(図6参照)。
この場合、ショベル、とくに図示のように作業アタッチメント3が左右にオフセット作動することから外部障害物との接触の可能性が高くなるオフセット型ショベルでは、油圧配管Hの保護等の観点からできるだけ隠蔽配管とするのが望ましい。
そこで、図6に示すように、リアブーム5aの外側面に配索された油圧配管Hを、リアブーム5aとフロントブーム5b,5bの連結部分で作業アタッチメント3内に導入し、内部配管としてアーム、バケット両シリンダ13,14に向けて通す構成がとられている(特許文献1参照)。
図8は図6のA部、すなわち、フロント、アッパー両ブーム5b,5c及びアーム7の三者の連結部分における配管構造を拡大しかつ一部切り開いて示す図である。
同図に示すようにアッパーブーム5cに、同ブーム5cをフロントブーム5bの先端部にアッパーブーム支軸11まわりに回動可能に連結するための側面視コの字形の連結ブラケット16が設けられ、この連結ブラケット16の前面壁にホース通し穴17が設けられている。
フロントブーム内側に通された油圧配管H、すなわち、アームシリンダ13に至るアームシリンダ用の油圧ホースH1、及びバケットシリンダ14に至るバケットシリンダ用の油圧ホースH2は、それぞれホース通し穴17を通ってフロントブーム前方に導出される。
このうち、アームシリンダ用の油圧ホース(以下、「アームシリンダホース」という)H1は、ここから後向きに折り返すUターン状の折り返しルートでアームシリンダ13に接続され、バケットシリンダ用の油圧ホースH2はそのまま前向きに通されてバケットシリンダ14に接続される。
図6〜図8中、18はアーム7の基端部上面に突設されたアーム後部ブラケットで、アッパーブーム5cはこのアーム後部ブラケット18の基端部を含めたアーム基端部を左右から挟み込む状態でアーム7に連結される。
また、図8中、19は連結ブラケット16の前面壁に取付けられた側断面くの字形の補強部材である。
実用新案登録第2593640号公報
上記のようにアームシリンダホースH1をブーム先端部、すなわちアッパーブーム5cの内側という狭い空間でUターン状に折り返す配管構造では、アーム作動時に同ホースH1の折り返し部分が外向きに膨らみ変形して周辺の構造物、とくにアームシリンダ13(図8中の破線丸囲い部分)と干渉するおそれがあった。
なお、対策として、アッパーブーム5c内におけるホース折り返しルート沿いの複数個所に棒材をホースHと直交して取付け、この棒材により同ホースH1を複数個所で折り返し内周側に押え込んで外向きの膨らみ変形を阻止する構造をとることが考えられる。
しかし、この構造をとると、アーム作動時に同ホースH1が棒材による押え込み部分で局所的に屈曲して大荷重が作用し、ホースH1がダメージを受けてその耐久性が低下する等の弊害が生じる。
そこで本発明は、アームシリンダホースをブーム先端部の内側でUターン状に折り返す配管構成を前提として、同ホースとアームシリンダ等の周辺構造物との干渉を防止でき、しかも同ホースに局所的な大荷重が作用する等の弊害が生じないショベルのアタッチメント配管構造を提供するものである。
上記課題を解決する手段として、本発明の一の局面においては、ベースマシンの前部に作業アタッチメントが装着され、この作業アタッチメントは、ブームフットピンを中心として起伏自在なブームと、このブームの先端に左右方向のブームトップピンまわりに回動可能に取付けられたアームと、このアームの先端に左右方向のアームトップピンまわりに回動可能に取付けられた作業装置と、上記ブーム、アーム、作業装置を作動させるブーム、アーム、作業装置各シリンダを備え、上記アームシリンダ及び作業装置シリンダに接続される油圧配管が上記作業アタッチメントに沿って配索され、この油圧配管のうち上記アームシリンダ用の油圧ホースは、上記ブームの内側を通ってブーム先端部から後向きに折り返すUターン状の折り返しルートで上記アームシリンダに接続されるショベルのアタッチメント配管構造において、上記ブームを、上記ブームフットピンまわりに起伏自在なリアブームと、このリアブームの先端に上下方向のオフセット支軸まわりに左右方向に回動可能に連結された左右両側フロントブームと、この両側フロントブームの先端に上下方向のアッパーブーム支軸まわりに左右方向に回動可能に取付けられたアッパーブームとによってオフセット動作可能に構成し、上記アームシリンダ用の油圧ホースの折り返し部分を内周側から上記折り返しルートに沿った円弧状にガイドするホースガイドを上記ブームの先端部に設けるとともに、このホースガイドに、上記油圧ホースをホース長さ方向に移動可能でかつ折り返しの外周側で外向きの移動を阻止する状態で保持するホース保持部材を設け、上記油圧ホースを、上記両側フロントブーム間を通り、その先端部からフロントブーム前方に出て上記アッパーブーム内を後向きに折り返す折り返しルートで上記アームシリンダに接続する一方、上記アッパーブーム内に、アッパーブームを上記フロントブームに連結するための側面視コの字形の連結ブラケットを設け、この連結ブラケットに、上記油圧ホースを上記フロントブーム前方に導出するホース通し穴を設け、かつ、上記ホースガイドを取付け、上記油圧ホースを上記ホースガイドとの間に挟み込むように左右方向に配置された板状の押えプレートと、上記ホースガイドと上記押えプレートの間に油圧ホースの長さ方向の移動を許容するための間隔を保つスペーサと、上記押えプレートを上記ホースガイドに取付けるボルトによって上記ホース保持部材を構成したものである(請求項1)。
上記構成によれば、アームシリンダに接続される油圧ホース(アームシリンダホース)を、ホースガイドにより、折り返しの内周側から折り返しルートに沿った円弧状にガイドしながら、外周側に設けたホース保持部材によってホースを長さ方向に移動可能で折り返しの外周側には移動不能な状態に保持する構成としたから、ショベル、とくにアッパーブーム内という狭い空間でホースを折り返すオフセット型ショベルおいて、アームシリンダホースとアームシリンダ等の周辺構造物との干渉を防止しながら、ホースに局所的な大荷重が作用することを防止できる。
また、上記の構成によると、アッパーブームに元々設けられる連結ブラケットにホースガイドを取付けるため、部品点数を節減して構造の簡素化及びコストダウンを実現できるとともに組立性が良いものとなる。
更に、この構成によれば、アームシリンダホースを板状の押えプレートにより十分な接触面積をもって外周側から押えるため、同ホースが受けるダメージをさらに軽減することができる。
ここで、上記ホースガイド及び押えプレートを上記連結ブラケットに共通のボルトによって取付けるように構成するのが望ましい(請求項)。
このようにホースガイドと押えプレートを連結ブラケットに所謂「共締め」で取付けることにより、さらなる構造の簡素化、コストダウン及び組立性向上を実現することができる。
加えて、ホースガイド及び押えプレートを連結ブラケットに溶接ではなくボルト止めするため、ホース保持部材を通過するホース部分が溶接部によって摩耗、損傷するおそれがない。
また、上記押えプレートの前後両端部を上記折り返しの外周側に折り曲げるのが望ましい(請求項)。
こうすれば、押えプレートの前後両端エッジがアームシリンダホースに当たる所謂「角当たり」を防止して同ホースを防護することができる。
また、上記課題を解決する手段として、本発明の他の局面においては、ベースマシンの前部に作業アタッチメントが装着され、この作業アタッチメントは、ブームフットピンを中心として起伏自在なブームと、このブームの先端に左右方向のブームトップピンまわりに回動可能に取付けられたアームと、このアームの先端に左右方向のアームトップピンまわりに回動可能に取付けられた作業装置と、上記ブーム、アーム、作業装置を作動させるブーム、アーム、作業装置各シリンダを備え、上記アームシリンダ及び作業装置シリンダに接続される油圧配管が上記作業アタッチメントに沿って配索され、この油圧配管のうち上記アームシリンダ用の油圧ホースは、上記ブームの内側を通ってブーム先端部から後向きに折り返すUターン状の折り返しルートで上記アームシリンダに接続されるショベルのアタッチメント配管構造において、上記アームシリンダ用の油圧ホースの折り返し部分を内周側から上記折り返しルートに沿った円弧状にガイドするホースガイドを上記ブームの先端部に設けるとともに、このホースガイドに、上記油圧ホースをホース長さ方向に移動可能でかつ折り返しの外周側で外向きの移動を阻止する状態で保持するホース保持部材を設け、上記ホース保持部材を、上記ホースガイドにおける上記アームシリンダに近い側の端部に設ける一方、上記ホースガイドの反対側の端部で油圧ホースを保持する補助ホース保持具を設ける(請求項)。
この構成によれば、アームシリンダホースを、アームシリンダ側と反対側の両端部でホースガイドに保持するため、同ホースと周辺構造物の干渉防止効果がより確実となる。
この場合、補助ホース保持具は、ホースの長さ方向移動を許容する構成としてもよいし、阻止する構成としてもよい。長さ方向移動を阻止する構成をとれば、ホースガイドを連結ブラケットに取付ける請求項2の構成をとる場合に、ホースがホース通し穴の縁部やフロントブームと干渉するおそれがない。
本発明によると、アームシリンダホースをブーム先端部の内側でUターン状に折り返す配管構成を前提として、同ホースとアームシリンダ等の周辺構造物との干渉を防止でき、しかも同ホースに局所的な大荷重が作用する等の弊害が生じない。
本発明の実施形態に係る配管構造を示すブーム先端部の一部断面側面図である。 図1の一部を拡大した図である。 実施形態におけるホースガイド及びホース保持部材の取付構造を説明するための図2相当図である。 同、斜視図である。 同、取付状態の斜視図である。 本発明の適用対象例であるオフセット型ショベルの概略側面図である。 同ショベルの作業アタッチメントの斜視図である。 図6中のA部を拡大しかつ一部を切り開いた状態の図である。
実施形態はオフセット型ショベルを適用対象としている。
以下の実施形態において、ショベルとそのアタッチメント配管に関する基本構成は図6〜図8に示す公知技術と同じであり、この共通部分については図6〜図8と同一符号を付し、かつ、適宜各図を引用して説明する。
図1はフロント、アッパー両ブーム5b,5c及びアーム7の三者の連結部分における配管構造を示す。
公知技術の図8と同様に、アッパーブーム5cに、同ブーム5cをフロントブーム5bの先端部にアッパーブーム支軸11まわりに回動可能に連結するための側面視コの字形の連結ブラケット16が設けられ、この連結ブラケット16の前面壁にホース通し穴17が設けられている。
フロントブーム内側に通された油圧配管H、すなわち、アームシリンダ13に至るアームシリンダ用の油圧ホース(アームシリンダホース)H1、及びバケットシリンダ14に至るバケットシリンダ用の油圧ホースH2は、それぞれホース通し穴17を通ってフロントブーム前方に導出される。
このうち、アームシリンダホースH1は、ここから後向きに折り返すUターン状の折り返しルートでアームシリンダ13に接続され、バケットシリンダ用の油圧ホースH2はそのまま前向きに通されてバケットシリンダ14に接続される。
ここで、連結ブラケット16の前面壁に、同ブラケット16を補強するための側断面くの字形の補強部材19が従来同様に取付けられるとともに、この補強部材19のさらに前方に板状のホースガイド20が配置されて連結ブラケット16に取付けられ、図1,2に示すように、アームシリンダホースH1の折り返し部分が、このホースガイド20により内周側から折り返しルートに沿った円弧状にガイドされる。
詳述すると、ホースガイド20は、ホース折り返し部分に対して内周複数個所で線接触して内接するように、板材がホース折り返し部分の円弧に沿って複数段階に折り曲げられた曲げ板として形成され、補強部材19を前方から覆う状態で、アームシリンダ13に近い側の端部(図の上端部))が連結ブラケット16の上面壁に一対のボルト21,によって取付けられている。
このホースガイド20のアームシリンダ側の端部(上端部)にホース保持部材22、反対側の端部(下端部)に補助ホース保持具23がそれぞれ取付けられ、図1,2に示すように、アームシリンダホースH1が、ホースガイド20に沿って円弧状に折り返された状態で、ホース保持部材22及び補助ホース保持具23によって折り返しの両端部で保持される。
ホース保持部材22は、図2以降に詳しく示すように、アームシリンダホースH1をホースガイド20との間に挟み込むように左右方向(ホース長さ方向と直交する方向)に配置された板状の押えプレート24と、ホースガイド20と押えプレート24の間にアームシリンダホースH1の長さ方向の移動を許容するための間隔を保つ一対の円筒状のスペーサ25を備え、ホースガイド取付用のボルト21が、押えプレート24、スペーサ25、ホースガイド20を貫通して、連結ブラケット16の上面壁に固着されたナット26にねじ込まれている。
これにより、ホースガイド20の上端部が連結ブラケット16の上面壁に取付けられると同時に、ホースガイド20の上端部にホース保持部材22が取付けられている。すなわち、ホースガイド20とホース保持部材22が共通のボルト21によって所謂「共締め」状態で取付けられている。
この場合、押えプレート24は、図4,5に示すように中央部分の左右二個所で上記のようにボルト止めされ、アームシリンダホースH1が押えプレート24の左右両側部分を通されるように構成されている。
また、押えプレート24の前後両端部24a,24a(図3〜図5のみに符号を付している)が折り返し外周側に向けて斜めに折り曲げ形成されている。
一方、補助ホース保持具23は、ホース保持部材22の押えプレート24に相当する押え板27と、ホースガイド20の下端部の左右両側外面に取付けられたスペーサ兼用の左右一対の雌ねじ部材28,28と、取付用のボルト29,29から成り、ボルト29,29が押え板27を貫通して雌ねじ部材28,28にねじ込まれる。
これにより、押え板27とホースガイド20の間に雌ねじ部材28,28の高さ分の隙間が形成され、この隙間にホースH1が通される。
この場合、押え板27は、ホース保持部材22の押えプレート24とは逆に左右両端部でボルト止めされ、アームシリンダホースH1が中央部を含めた左右方向の広い範囲で通される。
なお、押え板27を、押えプレート24と同様に中央部分でボルト止めしてもよい。あるいは、押えプレート24を抑え板27のように左右両端部でボルト止めしてもよい。
また、補助ホース保持具23は、ホース保持部材22と同様にホースH1の長さ方向移動を許容する構成としてもよいし、たとえば図4中に二点鎖線で示すように隙間部分にゴム製等のホースクランプ30を設けてホースH1の長さ方向移動を阻止する構成としてもよい。
後者の長さ方向移動を阻止する構成をとれば、ホースH1がホース通し穴17の縁部やフロントブーム5b等と干渉するおそれがない。
このアタッチメント配管構造によると、次の効果を得ることができる。
(I) アームシリンダホースH1を、ホースガイド20により、折り返しの内周側から折り返しルートに沿った円弧状にガイドしながら、外周側に設けたホース保持部材22によってホースH1を長さ方向に移動可能で折り返しの外周側には移動不能な状態に保持する構成としたから、ショベル、とくに実施形態で挙げた、アッパーブーム内という狭い空間でホースH1を折り返すオフセット型ショベルにおいて、アームシリンダホースH1とアームシリンダ13等の周辺構造物との干渉を防止しながら、ホースH1に局所的な大荷重が作用することを防止できる。
(II) オフセット型ショベルにおいてアッパーブーム5cに元々設けられる連結ブラケット16にホースガイド20を取付けるため、部品点数を節減して構造の簡素化及びコストダウンを実現できるとともに組立性が良いものとなる。
(III) アームシリンダホースH1を板状の押えプレート24により十分な接触面積をもって外周側から押える構成としているため、棒材等でホースH1に局所的に接触させる構成と比較して、同ホースH1が受けるダメージをさらに軽減することができる。
(IV) ホースガイド20と押えプレート24を連結ブラケット16に共通のボルト21,21によって取付ける(共締めする)構成としたから、さらなる構造の簡素化、コストダウン及び組立性向上を実現することができる。
(V) ホースガイド20及び押えプレート24を連結ブラケット16に溶接ではなくボルト止めするため、溶接部分によるホースH1の摩耗、損傷を防止することができる。
(VI) 押えプレート24の前後両端部24a,24aを折り返しの外周側に折り曲げているため、押えプレート24の前後両端エッジがアームシリンダホースH1に当たる所謂「角当たり」を防止して同ホースH1を防護することができる。
(VII) ホース保持部材22を、ホースガイド20におけるアームシリンダ13に近い側の端部(上端部)に設ける一方、ホースガイド20の反対側の端部で同ホースH1を保持する補助ホース保持具23を設けているため、アームシリンダホースH1を、両端部でホースガイド20に保持することができる。このため、同ホースと周辺構造物の干渉防止効果がより確実となる。
他の実施形態
(1) 上記実施形態では、ホースガイド20を、ホース折り返しの内周複数個所で線接触して内接するように、板材をホース折り返し部分の円弧に沿って複数段に折り曲げた形状としたが、このホースガイド20を折り返し部分の円弧に対応する円弧状に形成し、アームシリンダホースH1をこのホースガイド20にほぼ面接触する状態でガイドするようにしてもよい。
(2) 上記実施形態では、アームシリンダホースH1をホース保持部材22及び補助ホース保持具23によってアームシリンダ側と反対側の両端部で保持する構成をとつたが、同ホースH1を、両端部を含めた三個所以上で保持する構成をとってもよい。
あるいは、同ホースH1をホース保持部材22のみによって一個所で保持する構成をとってもよい。
(3) 上記実施形態では、ホースガイド20を連結ブラケット16に取付ける構成をとったが、補強部材19の形状を工夫してここにホースガイド20を取付ける構成をとってもよい。
あるいは、連結ブラケット16とは別のホースガイド取付け専用部材をアッパーブームに設けてもよい。
(4) 本発明は、前記のようにアームシリンダホースH1をアッパーブーム内という狭い空間で折り返すオフセット型ショベルに好適であるが、非オフセット式の通常ショベルのアタッチメント配管構造としても適用することができる。
1 ベースマシンを構成する下部走行体
2 同、上部旋回体
3 作業アタッチメント
4 ブームフットピン
5 ブーム
5a リアブーム
5b フロントブーム
5c アッパーブーム
6 ブームトップピン
7 アーム
8 アームトップピン
9 バケット(作業装置)
10 オフセット支軸
11 アッパーブーム支軸
13 アームシリンダ
14 バケットシリンダ(作業装置シリンダ)
16 連結ブラケット
17 ホース通し穴
20 ホースガイド
21 ホースガイド取付用のボルト
22 ホース保持部材
23 補助ホース保持具
24 ホース保持部材を構成するプレート
24a,24a 同プレートの前後両端部
25 ホース保持部材を構成するスペーサ
26 同、ナット
27 補助ホース保持具を構成する押え板
28 同、雌ねじ部材
29 同、取付用のボルト

Claims (6)

  1. ベースマシンの前部に作業アタッチメントが装着され、この作業アタッチメントは、ブームフットピンを中心として起伏自在なブームと、このブームの先端に左右方向のブームトップピンまわりに回動可能に取付けられたアームと、このアームの先端に左右方向のアームトップピンまわりに回動可能に取付けられた作業装置と、上記ブーム、アーム、作業装置を作動させるブーム、アーム、作業装置各シリンダを備え、上記アームシリンダ及び作業装置シリンダに接続される油圧配管が上記作業アタッチメントに沿って配索され、この油圧配管のうち上記アームシリンダ用の油圧ホースは、上記ブームの内側を通ってブーム先端部から後向きに折り返すUターン状の折り返しルートで上記アームシリンダに接続されるショベルのアタッチメント配管構造において、
    上記ブームを、上記ブームフットピンまわりに起伏自在なリアブームと、このリアブームの先端に上下方向のオフセット支軸まわりに左右方向に回動可能に連結された左右両側フロントブームと、この両側フロントブームの先端に上下方向のアッパーブーム支軸まわりに左右方向に回動可能に取付けられたアッパーブームとによってオフセット動作可能に構成し、
    上記アームシリンダ用の油圧ホースの折り返し部分を内周側から上記折り返しルートに沿った円弧状にガイドするホースガイドを上記ブームの先端部に設けるとともに、このホースガイドに、上記油圧ホースをホース長さ方向に移動可能でかつ折り返しの外周側で外向きの移動を阻止する状態で保持するホース保持部材を設け
    上記油圧ホースを、上記両側フロントブーム間を通り、その先端部からフロントブーム前方に出て上記アッパーブーム内を後向きに折り返す折り返しルートで上記アームシリンダに接続する一方、上記アッパーブーム内に、アッパーブームを上記フロントブームに連結するための側面視コの字形の連結ブラケットを設け、この連結ブラケットに、上記油圧ホースを上記フロントブーム前方に導出するホース通し穴を設け、かつ、上記ホースガイドを取付け、
    上記油圧ホースを上記ホースガイドとの間に挟み込むように左右方向に配置された板状の押えプレートと、上記ホースガイドと上記押えプレートの間に油圧ホースの長さ方向の移動を許容するための間隔を保つスペーサと、上記押えプレートを上記ホースガイドに取付けるボルトによって上記ホース保持部材を構成したことを特徴とするショベルのアタッチメント配管構造。
  2. ベースマシンの前部に作業アタッチメントが装着され、この作業アタッチメントは、ブームフットピンを中心として起伏自在なブームと、このブームの先端に左右方向のブームトップピンまわりに回動可能に取付けられたアームと、このアームの先端に左右方向のアームトップピンまわりに回動可能に取付けられた作業装置と、上記ブーム、アーム、作業装置を作動させるブーム、アーム、作業装置各シリンダを備え、上記アームシリンダ及び作業装置シリンダに接続される油圧配管が上記作業アタッチメントに沿って配索され、この油圧配管のうち上記アームシリンダ用の油圧ホースは、上記ブームの内側を通ってブーム先端部から後向きに折り返すUターン状の折り返しルートで上記アームシリンダに接続されるショベルのアタッチメント配管構造において、上記アームシリンダ用の油圧ホースの折り返し部分を内周側から上記折り返しルートに沿った円弧状にガイドするホースガイドを上記ブームの先端部に設けるとともに、このホースガイドに、上記油圧ホースをホース長さ方向に移動可能でかつ折り返しの外周側で外向きの移動を阻止する状態で保持するホース保持部材を設け、
    上記ホース保持部材を、上記ホースガイドにおける上記アームシリンダに近い側の端部に設ける一方、上記ホースガイドの反対側の端部で油圧ホースを保持する補助ホース保持具を設けたことを特徴とするショベルのアタッチメント配管構造。
  3. 上記ブームを、上記ブームフットピンまわりに起伏自在なリアブームと、このリアブームの先端に上下方向のオフセット支軸まわりに左右方向に回動可能に連結された左右両側フロントブームと、この両側フロントブームの先端に上下方向のアッパーブーム支軸まわりに左右方向に回動可能に取付けられたアッパーブームとによってオフセット動作可能に構成し、上記油圧ホースを、上記両側フロントブーム間を通り、その先端部からフロントブーム前方に出て上記アッパーブーム内を後向きに折り返す折り返しルートで上記アームシリンダに接続する一方、上記アッパーブーム内に、アッパーブームを上記フロントブームに連結するための側面視コの字形の連結ブラケットを設け、この連結ブラケットに、上記油圧ホースを上記フロントブーム前方に導出するホース通し穴を設け、かつ、上記ホースガイドを取付けたことを特徴とする請求項記載のショベルのアタッチメント配管構造。
  4. 上記油圧ホースを上記ホースガイドとの間に挟み込むように左右方向に配置された板状の押えプレートと、上記ホースガイドと上記押えプレートの間に油圧ホースの長さ方向の移動を許容するための間隔を保つスペーサと、上記押えプレートを上記ホースガイドに取付けるボルトによって上記ホース保持部材を構成したことを特徴とする請求項記載のショベルのアタッチメント配管構造。
  5. 上記ホースガイド及び押えプレートを上記ホースガイド取付部材に共通のボルトによって取付けるように構成したことを特徴とする請求項1または4記載のショベルのアタッチメント配管構造。
  6. 上記押えプレートの前後両端部を上記折り返しの外周側に折り曲げたことを特徴とする請求項1、4、5のうちの何れか1項に記載のショベルのアタッチメント配管構造。
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