JP6130328B2 - 搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送装置及び画像形成装置に関する。
水性インクを用いて用紙(シート)に画像を形成すると、用紙のうち、画像が形成された面が伸長して凸になる方向にカールする。具体的には、用紙は紙の主成分であるセルロースの繊維に水性のインクが膨潤することでカールする。
従って、画像形成装置に搭載された記録ヘッドの直下に、画像を形成された用紙が再度搬送される場合、用紙の端部が記録ヘッドに向かって浮揚する。その結果、用紙が記録ヘッドに接触し、用紙が汚れ、さらに用紙詰まりが発生することが考えられる。そこで、画像が形成されカールした用紙に対して、カールする方向と逆方向にカール矯正し、用紙が記録ヘッドに向かって浮揚することを抑える方法が考えられる。
特開2002−20015号公報
特許文献1に記載の画像形成装置は、画像が形成される前の用紙に対してカール矯正する。しかしながら、用紙の両面に画像を形成する画像形成装置では、画像を形成された用紙が記録ヘッドの直下に再度搬送される。従って、用紙がカールした状態で記録ヘッドの直下に再度搬送され、用紙が記録ヘッドに接触する可能性がある。その結果、用紙の汚れ又は用紙詰まりが発生する可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、用紙が記録ヘッド直下に再度搬送される際に用紙が記録ヘッドに接触することを防止する搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、搬送装置は、画像形成部によってシートに画像を形成する画像形成装置に搭載される。搬送装置は、第1搬送路と、反転搬送路と、第2搬送路とを有する。搬送装置は、反転部と、カール矯正部と、制御部とを備える。第1搬送路は、前記画像形成部によって画像が形成された前記シートを搬送する。反転搬送路は、前記第1搬送路から分岐される。第2搬送路は、前記反転搬送路から分岐され前記シートを前記画像形成部に再搬送する。前記カール矯正部と反転部とは、前記反転搬送路に設けられる。制御部は前記カール矯正部を制御する。前記反転部は、前記シートを前記反転搬送路に進入する方向と異なる方向に反転して、前記第2搬送路に送り出す。前記カール矯正部は前記シートのうち前記画像が形成された面に対向する面であって、前記シートが前記反転搬送路に進入する際の前記シートの後端部が凸になる方向に前記シートを加圧する。前記制御部は、前記シートが前記反転搬送路で停止するときに、前記カール矯正部の前記シートを加圧する圧力を増大させる、搬送装置。
本発明の第2の観点によれば、画像形成装置は、本発明の第1の観点に係る搬送装置と、画像形成部とを備える。画像形成部は、前記シートに画像を形成する。
本発明によれば、シートのカール矯正によってシートの汚れ又はシートの搬送詰まりを防止することができる。
本発明の実施形態に係る搬送装置を備えた画像形成装置の構成を示す図である。 (a)本発明の実施形態に係る搬送装置に備えられるカール矯正部を示す図である。(b)本発明の実施形態に係る搬送装置に備えられるカール矯正部を示す図である。 本発明の実施形態に係る搬送装置に備えられるカール矯正部の斜視図である。 (a)(b)本発明の実施形態に係る搬送装置が有する反転搬送路に進入したシートの停止位置を示す図である。 (a)(b)本発明の実施形態に係る搬送装置に備えられる変位センサーのうち測距センサーを示す図である。 (a)(b)本発明の実施形態に係る搬送装置に備えられる変位センサーのうち圧力センサーを示す図である。 (a)(b)本発明の実施形態に係る搬送装置におけるシートの搬送時間、シートの搬送速度、及びシートへの圧力の関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
図1は、搬送装置1を備えた画像形成装置100の概略構成を示す。以下、本実施形態においてシートSのうち1回目に画像が形成される面を第1印字面とし、第1印字面に対向する面であって、2回目以降に画像が形成される面を第2印字面とする。図1において、X軸は、シートSの搬送方向Aに直交する方向に平行である。Y軸は、シートSの搬送方向Aに平行である。Z軸は、第1ベルト搬送部13に直交する方向である。シートSの搬送方向Aは画像形成部300によって画像を形成される際の方向である。本実施形態では、Z軸は鉛直方向であり、X軸、Y軸、及びZ軸は互いに直交する。
搬送方向A、搬送方向B、搬送方向C、及び搬送方向Dの各々はシートSが搬送される方向である。搬送方向A及び搬送方向Cは、Y軸方向の正の向きに平行である。搬送方向Bは及び搬送方向Dは、Y軸方向の負の向きに平行である。
画像形成装置100は、搬送装置1と、装置筐体101と、給紙カセット200と、給紙部201と、画像形成部300と、シート排出トレイ400とを備える。画像形成装置100は、画像形成部300によってシートSに画像を形成する。
搬送装置1は、第1ベルト搬送部13と、第2ベルト搬送部14と、変位センサー9と、第1搬送ローラー21と、カール矯正部17と、反転部18と、分岐部20と、第2搬送ローラー22と、制御部50とを備える。搬送装置1は、シート搬送路11と、第1搬送路15と、反転搬送路16と、第2搬送路19とを有する。
装置筐体101の内部の下方に位置する給紙カセット200には、複数のシートSが重ねられた状態で収容される。給紙部201は、給紙カセット200の一端側の上方に位置し、給紙カセット200内のシートSを1枚ずつ分離してシート搬送路11に送り出す。シートSは、例えば、厚紙、OHPシート、封筒、ハガキ、又は送り状である。
シート排出トレイ400は、装置筐体101の左側面外部に突出するように装置筐体101に固定される。画像形成部300に再度搬送されないシートSは、シート排出トレイ400に排出される。
シート搬送路11は、画像形成部300の一方側に位置し、給紙カセット200から送り出されたシートSを第1ベルト搬送部13に向けて搬送するためのものである。第1ベルト搬送部13は、画像形成部300と対向するように位置する。第2ベルト搬送部14は、第1ベルト搬送部13と変位センサー9との間に位置し、画像形成部300にて画像が形成されたシートSを搬送する。変位センサー9は、第2ベルト搬送部14と第1搬送路15との間に位置し、シートSのカール量を検出する。
第1搬送路15は、画像形成部300によって画像が形成されたシートSを搬送するためのものである。第1搬送ローラー21は、第1搬送路15と分岐部20との間に位置し、シートSを第1搬送路15から分岐部20に向けて搬送させる。分岐部20は反転搬送路16上に位置する。反転搬送路16は、第1搬送路15から分岐される。分岐部20は、第1搬送路15から搬送されたシートSを反転搬送路16に送る経路と、反転搬送路16から搬送されたシートSを第2搬送路19に送る経路とに分岐させる。
反転部18とカール矯正部17とは、反転搬送路16に設けられる。カール矯正部17は、シートSのうち画像が形成された面に対向する面であって、シートSが反転搬送路16に進入する際のシートSの後端部が凸になる方向にシートSを加圧する。反転部18は、シートSを反転搬送路16に進入する方向と異なる方向にシートSの進行方向を反転させ、第2搬送路19に送り出す。第2搬送路19は、反転搬送路16から分岐されシートSを画像形成部300に再搬送するためのものである。第2搬送ローラー22は、第2搬送路19に配置される。
図1及び図2を参照してカール矯正部17について詳細に説明する。図2は、カール矯正部17を示す。カール矯正部17は、分岐部20と反転部18との間に配置される。従って、シートSは第1搬送路15から反転搬送路16に搬送される時と、反転搬送路16から第2搬送路19に搬送される時との2回カール矯正部17を通過する。シートSがカール矯正部17を1回通過する場合より、2回通過する場合の方がシートSへのカール矯正量は大きくなる。
カール矯正部17は、パラメーターに基づいて制御部50によって制御される。制御部50は、シートSが反転搬送路16で停止するときに、カール矯正部17がシートSを加圧する圧力を増大させる。パラメーターは、例えば、シートSのカール量、シートSの材質、シートSのサイズ、シートSの厚さ、温度、湿度、及びシートSに画像が形成される際の画像濃度である。なお、パラメーターは、テーブル形式で画像形成装置100に保管されてもよいし、画像形成装置100に接続された外部装置に保管されてもよい。外部装置は、例えば、USBメモリーのようなフラッシュメモリーであってもよいし、外部サーバーであってもよい。
カール矯正部17は、例えば、2つのローラー、1つのベルトと1つのローラー、又は2つのベルトを対にして構成される。図2(a)を参照して、2つのローラーを対にして構成されるカール矯正部17aについて説明する。カール矯正部17aは軟質の回転体である軟質ローラー501と、硬質の回転体である硬質ローラー502とで構成される。
軟質ローラー501は、シートSが反転搬送路16を搬送される際の第2印字面に対向して配置される。硬質ローラー502は、反転搬送路16を介して軟質ローラー501に対向して配置される。軟質ローラー501は、硬質ローラー502に圧接してニップ部503を形成する。ニップ部503のシートSの搬送方向Bに沿った幅をニップ幅H1とする。ニップ部503のシートSの搬送方向Bに直交する方向に沿った幅を食い込み量H2とする。シートSは軟質ローラー501及び硬質ローラー502に挟持されつつニップ部503を搬送される。その結果、シートSはニップ部503の形状に塑性変形される。
軟質ローラー501の表面層は、発砲スポンジのような軟質な素材で形成される。軟質ローラー501の外径が大きい程シートSへのカール矯正量は大きくなるが、軟質ローラー501の外径が30mmを超えると、シートSへのカール矯正量は略一定になる。従って、軟質ローラー501の外径は、15mmから40mmの範囲内であることが好ましく、特に20mmから30mmの範囲内であることがより好ましい。
また、軟質ローラー501の硬度が低い程シートSへのカール矯正量は大きくなるが、軟質ローラー501の硬度が低く、シートSの腰が強ければ、シートSはカール矯正されない場合がある。従って、軟質ローラー501のアスカーC硬度は5度から40度の範囲内であることが好ましく、特に15度から25度の範囲内であることがより好ましい。
硬質ローラー502は、金属のような硬質な素材で形成される。硬質ローラー502の外径が小さい程シートSへのカール矯正量は大きくなる。硬質ローラー502の外径は、5mmから30mmの範囲内であることが好ましく、特に6mmから10mmであることがより好ましい。
硬質ローラー502のたわみ又は外径の公差によって、ニップ幅H1にはばらつきが生じる。そこでばらつきのあるニップ幅H1を平均した場合、ニップ幅H1は、2.5mm以上であることが好ましく、特にニップ幅H1は5mm以上であることがより好ましい。
図2(b)を参照して、1つのローラーと1つのベルトとを対にして構成されるカール矯正部17bについて説明する。カール矯正部17bは、ベルト部511と硬質ローラー512とで構成される。
ベルト部511は、シートSが反転搬送路16を搬送される際の第2印字面に対向して配置される。硬質ローラー512は、反転搬送路16を介してベルト部511に対向して配置される。ベルト部511は、硬質ローラー512に圧接して湾曲したニップ部513を形成する。シートSは、ベルト部511と硬質ローラー512とで挟持されつつニップ部513を搬送される。その結果、シートSはニップ部513の形状に塑性変形される。ベルト部511は、無端状の弾性体で形成されたベルト514と駆動ローラー515と従動ローラー516とで構成される。ベルト514は、駆動ローラー515と従動ローラー516との間で張架される。駆動ローラー515は、駆動源によって駆動回転し、ベルト514を回転させる。従動ローラー516は、回転自在に設けられ、駆動ローラー515によるベルト514の回転に伴って従動回転する。
図2及び図3を参照して、カール矯正部17aを例にあげてカール矯正部17の動作について説明する。図3はカール矯正部17aの斜視図である。軟質ローラー501の両端に一対のカムフォロワー506が配置される。軟質ローラー501及び一対のカムフォロワー506はそれぞれ軸507により支持される。一対のカムフォロワー506に接触して一対のカム504が配置される。一対のカム504は軸505で連結される。従って、一対のカム504の各々は、一体となって回転する。一対のカム504は略円形であり、外周には周方向に並ぶ複数の曲面を有する。一対のカム504のうちの一方に制御部50が接続され、制御部50は一対のカム504の複数の曲面のいずれかを一対のカムフォロワー506に接触させる。なお、軸507は垂直方向に移動可能なように支持されている。
一対のカム504の複数の曲面のそれぞれから中心までの距離(半径)は互いに異なる。一方、一対のカムフォロワー506の外周面から中心までの距離は一定である。従って、一対のカム504を回転させると、一対のカムフォロワー506の外周面と接触する一対のカム504の曲面が順次変遷する。従って、一対のカム504の中心から一対のカムフォロワー506の中心までの距離が段階的に変化する。その結果、軸507の位置が鉛直方向に変化し、軟質ローラー501の中心が鉛直方向に変化する。一方、硬質ローラー502は、固定されている。つまり、軟質ローラー501の中心から硬質ローラー502の中心までの距離が変化し、ニップ幅H1及び食い込み量H2も変化する。
例えば、一対のカム504のうち半径が最も小さい曲面が、一対のカムフォロワー506の外周面に接触しているときは、軟質ローラー501の中心から硬質ローラー502の中心までの距離は相対的に長くなる。従って、ニップ幅H1及び食い込み量H2は小さくなり、カール矯正量は小さくなる。一方、一対のカム504のうち半径が最も大きい曲面が、一対のカムフォロワー506の外周面に接触しているときは、軟質ローラー501の中心から硬質ローラー502の中心までの距離は相対的に短くなる。従って、ニップ幅H1及び食い込み量H2は大きくなり、カール矯正量は大きくなる。
例えば、シートSが普通紙より厚みのある封筒である場合、シートSはカール矯正されやすい。従って、制御部50は軟質ローラー501の中心から硬質ローラー502の中心までの距離を普通紙の場合よりも離すことで、シートSのカール矯正量を減らす。
[シートSの停止位置]
図1及び図4を参照して、反転搬送路16上でのシートSの停止位置について説明する。図4(a)は、シートSの停止位置を示す。シートSのうち印刷可能領域S2を破線で示す。なお、説明の便宜上、印刷可能領域S2を破線で示すが、実際には破線は存在しない。搬送方向Bにおいてカール矯正部17の中心を基準Pとする。シートSの後端がシートSの搬送方向Bにおいて基準Pより上流にある場合、基準PからシートSの後端までの距離を長さZ1とする。また、基準Pから印刷可能領域S2の後端までの距離を長さZ2とする。
制御部50は、パラメーターに基づいて第1搬送ローラー21を制御することにより、シートSを第1搬送路15から反転搬送路16に搬送させ、反転搬送路16でシートSを停止させる位置を調整する。シートSはシートSの後端部がカール矯正部17に接する位置で停止される。例えば、反転搬送路16に配置されるジャム検知センサー(図示せず)がシートSの先端部を検出してから規定の時間が経過したことに応じて、シートSの搬送を停止させる。規定の時間は、パラメーターに基づいて決定される。ジャム検知センサーは、シートSが画像形成装置100内で紙詰まりしたか否かを検知する。
シートSが反転搬送路16上で停止する好適な位置について説明する。シートSが反転搬送路16に進入する場合、長さZ1が0mm以上20mm以下の位置で一時停止することが好ましく、特にシートSの後端側の印刷可能領域S2の境界から長さZ2が−5mm以上+5mm以下の位置で一時停止することが好ましい。印刷可能領域S2は、搬送装置1が搭載される画像形成装置によって異なる。
また、印字濃度を高くすると、画像形成部300はインクを大量に吐出する。つまり、印字濃度が高い程、シートSのカール量は大きくなる。シートSに形成される画像のうち印字濃度が高い部分は、局部的にカール量が大きくなると予想できる。従って、シートSに形成された画像の印字濃度をパラメーターとしてシートSの停止位置を決定してもよい。
例えば、長さZ1が10cmの位置で印字濃度の高い画像を用紙に形成する場合、長さZ1が10cmの位置で局部的にカール量が大きくなることが予想できる。従って、長さZ1が10cmの位置でシートSがカール矯正部17に挟持されるようにシートSを停止させる。その結果、局部的にカール量の大きい箇所に対してカール矯正するため、シートSが画像形成部300の直下に再度搬送されたときにシートSが画像形成部300に接触することを防止できる。また、印字濃度が低い画像を形成する場合は、図4(b)に示すように、シートSをカール矯正部17に挟持されない位置で停止させることもできる。
[変位センサー9]
図5及び図6を参照して、変位センサー9について説明する。変位センサー9は、例えば測距センサー9aや圧力センサー9bにより構成される。図5(a)及び図5(b)は、測距センサー9aを示す。測距センサー9aは、発光素子601、光位置センサー(PSD:Position Sensitive Detector)602、投光レンズ603、及び受光レンズ604を備える。発光素子601は、例えばLEDである。
発光素子601から放射された光は、シートSで反射し受光レンズ604を介して光位置センサー602に入射する。光位置センサー602は、入射した光の位置を検知する。光位置センサー602に入射する反射光の位置は、測距センサー9aからシートSまでの距離に応じて変化する。
シートSのカール量が小さい場合、シートSと測距センサー9aとの距離L11は長くなる。シートSのカール量が大きい場合、シートSと測距センサー9aとの距離L12は短くなる(距離L11>距離L12)。つまり、測距センサー9aは測距センサー9aからシートSまでの距離を検知することで、シートSのカール量を検知する。
図6は、圧力センサー9bを示す。圧力センサー9bは、フラグ611及びアクチュエーター612を備える。フラグ611は、シートSに接触することで矢印Rの向きに傾く。シートSのカール量が大きくなる程フラグ611の傾き量は大きくなる。アクチュエーター612は、フラグ611の傾き量がフラグ検出位置613を超えたか否かを判定する。
図6(a)に示すように、シートSのカール量が規定の値より小さい場合、制御部50はアクチュエーター612を用いてフラグ611の傾きがフラグ検出位置613を到達しないと判定する。一方、図6(b)に示すように、シートSのカール量が規定の値より大きい場合、制御部50はアクチュエーター612を用いてフラグ611の傾きがフラグ検出位置613に到達すると判定する。
[シートSの搬送速度]
図1及び図7を参照して、シートSの搬送速度について説明する。図7は、搬送装置1におけるシートSの搬送時間とシートSの搬送速度及びカール矯正部17による圧力との関係を示す。縦軸Vは、シートSの搬送速度を示し、横軸は時刻を示す。図7(a)及び図7(b)は、各々の条件下で、シートSが搬送される際の時間の経過に対するシートSの搬送速度の変化を示す。
時間t1は、シートSが反転搬送路16を搬送され停止するまでの時間であり、時間t2はシートSが反転搬送路16で停止する時間であり、時間t3は反転搬送路16から第2搬送路19に搬送されるまでの時間である。時間t11は、シートSが折線N1で示す加速度より大きい加速度で反転搬送路16を搬送される時間であり、時間t12はシートSが反転搬送路16を最低速度V2で搬送される時間である。時間t31は、反転搬送路16から第2搬送路19に搬送されるまでに最低速度V3で搬送される時間であり、時間t32は折線N1で示す加速度より大きい加速度で反転搬送路16から第2搬送路19に搬送される時間である。
折線N1に示すように、シートSが時間t11において速度V1から一定の加速度で減速され反転搬送路16を搬送される場合と、折線N2で示すように、シートSが時間t11において加速度を調整して反転搬送路16を搬送される場合とを比較する。カール矯正部17によるシートSへのカール矯正量は、シートSの搬送速度が遅い程大きくなる。従って、速度V1から一定の加速度で減速して搬送されるより、加速度を調整してシートSが搬送方向Bに沿って搬送される際の最低速度V2で搬送される時間を長くする方がカール矯正量は大きくなる。従って、制御部50は、第1搬送ローラー21を制御することにより、シートSが反転搬送路16に進入してから停止するまでの制動時間を調整する。
制御部50は、反転部18を制御することにより、シートSが反転搬送路16で停止する時間を調整する。所定の停止時間が経過すれば、制御部50は反転部18を駆動させ、シートSの搬送方向を搬送方向Bから搬送方向Cに反転させ、シートSを第2搬送路19に送り込む。シートSの一部をカール矯正部17によって挟持した状態で、シートSがカール矯正されるまで待機させる。その後、搬送動作を行う手段を備えることによって、シートSに可及的にカール矯正することができる。
前述したように、カール矯正部17によるシートSへのカール矯正量は、シートSの搬送速度が遅い程大きくなる。速度V0から一定の加速度で加速して搬送されるより、加速度を調整してシートSが搬送方向Cに沿って搬送される際の最低速度V3で搬送される時間を長くし、その後速度V4まで加速させる方がカール矯正量は大きくなる。従って、制御部50は、反転部18を制御することにより、シートSが第2搬送路19に搬送される際に加速される加速時間を調整する。
シートSが反転搬送路16を搬送される好適な制動時間及び加速時間はそれぞれ、10msecから8000msecの範囲で設定されることが好ましく、特に100msecから2000msecで設定されることが好ましい。
シートSが反転搬送路16上で一時停止する好適な停止時間は、10msecから8000msecの範囲であることが好まく、特に停止時間は100msecから2000msecの範囲であることがより好ましい。
次に、図1及び図7を参照してカール矯正部17がシートSを加圧する圧力について説明する。縦軸Mは、シートSを加圧する圧力を示す。制御部50は、カール矯正部17がシートSを加圧する圧力を調整する。折線N3及び折線N4に示すように、カール矯正部17はシートSが停止する時間t2の間、シートSを加圧する圧力を増加させる。従って、シートSへのカール矯正量は圧力を常に一定にする場合より大きくなる。また、シートSが停止する間のみカール矯正部17による圧力を大きくすることによってカール矯正量を向上させつつカール矯正部17のローラーへのトルク負荷を抑制できる。
例えば、シートSが坪量70g/m2の普通紙である場合、シートSが搬送される間のカール矯正部17のニップ部503の食い込み量H2は1mmから2.5mmの範囲内で設定される。一方、シートSが反転搬送路16で停止する間のカール矯正部17のニップ部503の食い込み量H2は1.5mmから4.0mmの範囲内で設定される。
カール矯正部17がシートSを加圧する圧力は、シートSのカール量、用紙種、画像パターン、印字率、画像品質、温度、及び湿度のうち少なくとも1つに基づいて決定されることが好ましい。シートSのカール量は、用紙種、画像パターン、印字率、画像品質、温度、湿度、及び印字速度より演算予測されてもよい。
以上、本実施形態によれば、カール矯正部17は、シートSが反転搬送路16に進入して停止するときのシートSの後端部を挟持し、カール矯正部17はシートSを加圧する圧力を増大させる。従って、画像形成部300に再度搬送されるシートSのカールは抑制され、シートSが画像形成部300に再度搬送されるときにシートSが画像形成部300に接触することを防止できる。その結果、シートSのカール矯正によってシートSの汚れ又はシートSの搬送詰まりを防止することができる。
以上、図面(図1〜図7)を参照しながら本発明の実施形態について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(4))。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図1を参照して説明したように、カール矯正部17は、反転搬送路16上に1つ設けられた。ただし、カール矯正部17は1つに限られず、複数設けられてもよい。
(2)図1を参照して説明したように変位センサー9はシートSのカール量を検出した。ただし、画像形成装置100に備えられるジャム検知センサーがシートSのカールを検出することもできる。
(3)図1を参照して説明したように、反転部18は、シートSの搬送方向を反転させた。ただし、カール矯正部17は、シートSを加圧しつつ、反転搬送路16に進入してきたシートSの搬送方向Bを異なる搬送方向Cに反転させることができる。
(4)図1及び図7を参照して説明したように、制御部50は搬送装置1に備えられる所定のローラーを制御しシートSの搬送速度を調整した。ただし、制御部50は第2搬送ローラー22を制御することにより、シートSが第2搬送路19を通過する搬送速度を制御することもできる。
本発明は、画像形成装置の分野に利用可能である。
1 搬送装置
9 変位センサー
15 第1搬送路
16 反転搬送路
17 カール矯正部
18 反転部
19 第2搬送路
20 分岐部
21 第1搬送ローラー
50 制御部
100 画像形成装置
300 画像形成部
S シート

Claims (11)

  1. 画像形成部によってシートに画像を形成する画像形成装置に搭載される搬送装置であって、
    前記画像形成部によって画像が形成された前記シートを搬送する第1搬送路と、
    前記第1搬送路から分岐される反転搬送路と、
    前記反転搬送路から分岐され前記シートを前記画像形成部に再搬送する第2搬送路と
    を有し、
    前記反転搬送路に設けられたカール矯正部と、
    前記反転搬送路に設けられた反転部と、
    前記カール矯正部を制御する制御部と
    を備え、
    前記反転部は、前記シートを前記反転搬送路に進入する方向と異なる方向に前記シートを反転して、前記第2搬送路に送り出し、
    前記カール矯正部は、前記シートのうち前記画像が形成された面に対向する面であって、前記シートが前記反転搬送路に進入する際の前記シートの後端部が凸になる方向に前記シートを加圧し、
    前記制御部は、前記シートが前記反転搬送路で停止するときに、前記カール矯正部の前記シートを加圧する圧力を増大させる、搬送装置。
  2. 前記カール矯正部は、前記反転搬送路と前記第2搬送路との分岐部と、前記反転部との間に配置される、請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記制御部は、パラメーターに基づいて第1搬送ローラーを制御することにより前記シートを前記第1搬送路から前記反転搬送路に搬送させ、前記反転搬送路で前記シートを停止させる位置を調整し、
    前記パラメーターは、前記シートのカール量、前記シートの材質、前記シートのサイズ、前記シートの厚さ、前記シートが画像を形成される際の画像濃度、温度、及び湿度のうち少なくとも1つである、請求項1または請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記制御部は、前記パラメーターに基づいて前記第1搬送ローラーを制御することにより、前記シートが前記反転搬送路に進入してから停止するまでの制動時間を調整する、請求項3に記載の搬送装置。
  5. 前記制御部は、前記パラメーターに基づいて前記反転部を制御することにより、前記シートが前記反転搬送路で停止する時間を調整する、請求項3または請求項4に記載の搬送装置。
  6. 前記制御部は、前記パラメーターに基づいて前記反転部を制御することにより、前記シートが前記第2搬送路に搬送される際に加速される時間を調整する、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の搬送装置。
  7. 前記第2搬送路に設けられ、前記シートの搬送経路の上流に位置する第2搬送ローラーをさらに有し、
    前記制御部は、前記パラメーターに基づいて前記第2搬送ローラーを制御することにより、前記シートが前記第2搬送路を通過する搬送速度を調整する、請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の搬送装置。
  8. 前記制御部は、前記パラメーターに基づいて前記カール矯正部の前記シートを加圧する前記圧力を調整する、請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の搬送装置。
  9. 前記カール矯正部は、前記シートを加圧しつつ、前記反転搬送路に進入してきた前記シートの搬送方向を異なる搬送方向に反転させる、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の搬送装置。
  10. 前記シートのカール量を測定する変位センサーをさらに備える、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の搬送装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の搬送装置と、
    前記シートに画像を形成する画像形成部と
    を備える、画像形成装置。
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