JP6120190B2 - 調整可能なバックレスト及びシートを備えた椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、調整可能椅子に関し、より詳細には、調整可能バックレスト及び調整可能シートの両方を有するこのような調整可能椅子に関する。
バックレスト位置とシート位置の両方を調整又は移動させてユーザにとってより快適にすることができるような椅子を含む調整可能椅子は、家具業界で周知である。また、様々な同期機構によってシート及びバックレストが同期して移動する椅子を提供することも周知である。同期機構は、バックレストが調整されると同時にシート位置を変えることを可能にする。例えば、本発明の出願人に付与された米国特許第5,810,440号(1998年9月22日発行)では、ベース部と、シートと、バックレスト(背もたれ)と、バック支持部と、シート、バック及びバック支持部を相互連結して所定の同期移動(例えば、シートの後方傾斜と背もたれの同期した後方傾斜)をシート及びバックに与える機構と、を備えた椅子が記載されている。椅子のバックは、バック支持部に該バックを回転可能に接続する回転機構を有する。この回転は、人がシートに座って椅子のバックに寄りかかっているときの人の上体を通る回転軸線を中心とする。椅子のバックの底部は、第1の位置と、該第1の位置の前方でより低い第2の位置との間で円弧に沿って移動できるように誘導される。
米国特許第5,810,440号明細書 米国特許第6,709,057号明細書
Armin Sanderに付与されたより最近の米国特許第6,709,057号では、バックレストキャリアを介してシートキャリアに対して傾斜可能なバックレストを有する調整可能椅子が記載されている。座面は、バックレストと共に同期して移動することができ、少なくとも1つのシートリンクを介してシートキャリア上に支持される。バックレストの移動と座面の移動とを同期させるために、シートとバックレストキャリアとをリンク連結する結合リンクが設けられている。調整可能椅子は、シート業界において周知であるにも関わらず、極めて頑健で耐久性があると同時に、製造が容易である改善された椅子に対する要求が依然としてある。本明細書では、椅子のバックレストアームの枢動移動がシートの枢動の量とは異なるような調整可能椅子が提供される。椅子の特定の例示的な実施形態において、バックレスト及びシートの全体傾斜機構により、シート及びバックレストが後方に傾斜したときにシートの後方端部がバックレストに対して後方及び下方に移動すると同時に、バックレストの底縁がシートの後縁に対して下向き及び僅かに後方に移動し、従って、シートの後端部とバックレストとの間の水平及び垂直ギャップが縮小されるようになる。
本発明の1つの実施形態によれば、調整可能椅子は、椅子ベース支持体と、バックレストと、ベース支持体に枢動可能に接続され且つバックレストに連結された少なくとも1つのバックレストアームを含むバックレスト支持機構と、前方及び後方領域と該前方及び後方領域によって定められる座面を提供する上面とを有するシートと、を備える。上記又は各バックレストアームは、それぞれのバックレスト枢動点から反対方向に延びる前方アームセクション及び後方アームセクションを有する。上記又は各前方アームセクションは、バックレストアームの前端部に隣接して配置され且つバックレスト枢動点から離間した第1の枢動機構の第1の部分を有する。第1のシート支持機構は、シートの前方領域をベース支持体に調整可能に接続し、側縁間を横断方向に延びる第1の水平軸線の周りの枢動と、前記ベース支持体に対する前方から後方向及びその逆方向での移動の両方をシートが行うことができるようにする。第2のシート支持機構は、シートの後方領域をベース支持体に調整可能に接続する。この第2のシート支持機構は、前及び後アーム延長部を有し且つベース支持体に接続された少なくとも1つのシートアームを含み、該シートアームが、横断方向に延びてシートアームの対向する前端部と後端部との間に位置する第2の水平軸線の周りで枢動移動するようになる。後アーム延長部が、それぞれの後端部にてシートの後方領域に枢動可能に接続される。上記又は各前アーム延長部が、それぞれのシートアームに対して、それぞれのアームの前端部に隣接し且つ第2の水平軸線から離間した第2の駆動機構の第1の部分を有する。トグル装置が、椅子ベース支持体上に装着され、少なくとも1つのシートアームの前端部セクションと少なくとも1つのバックレストアームの前端部セクションとを動作可能に係合する。トグル装置が、第1の枢動機構の第1の部分と協働して、バックレスト枢動点から距離Dだけ離間した第1の枢動部材を含む完全な(又は全周回転の)バックレストアーム枢動機構を形成する第1の枢動機構の第2の部分と、第2の枢動機構の第1の部分と協働して、少なくとも1つのシートアームに対して完全な(又は全周回転の)アーム枢動機構を形成する前記第2の枢動機構の第2の部分と、を含む。第2の枢動機構が、第2の水平軸線から距離「d」だけ離間した第2の枢動部材を含む。このトグル装置は、第3の水平枢動軸線を提供する少なくとも1つの追加の枢動機構を含む。距離dは距離Dとは異なり、椅子の使用中にバックレスト及び少なくとも1つのバックレストアームが少なくとも1つのシートアームとは異なる量で枢動するようになる。
本発明の別の実施形態による調整可能椅子は、椅子ベース支持体と、バックレストと、それぞれのバックレスト枢動点にてベース支持体に枢動可能に接続され且つバックレストに連結された一対のバックレストアームを含むバックレスト支持機構と、を含む。各バックレストアームは、それぞれのバックレスト枢動点から前方に延びる前方アームセクションと、それぞれのバックレスト枢動点から後方に延びる後方アームセクションとを有する。2つのトグルデバイスが各々、椅子ベース支持体上に枢動可能に装着され、前方アームセクションのそれぞれを動作可能に係合する。また、前方アームセクションのそれぞれをトグルデバイスのそれぞれに枢動可能に各々接続する2つの第1の枢動機構がある。椅子は、前部、後部、対向する縁部、及び上面を有するシートを含む。第1のシート支持体は、シートの前方領域をベース支持体に調整可能に接続し、該シートの横断方向に延びる水平軸線の周りの枢動とベース支持体に対する前方から後方向及びその逆方向での移動の両方をシートが行うことができるようにする。また、第2のシート支持体は、シートの後方領域をベース支持体に調整可能に接続する。第2のシート支持体が、前及び後アーム延長部を各々有し且つベース支持体に接続された2つのシートアームを含み、該シートアームが、横断方向に延びてシートアームの対向する前端部と後端部との間に位置する第2の水平軸線の周りで枢動移動するようになる。後アーム延長部が、それぞれの後端部にてシートの後方領域に枢動可能に接続される。前アーム延長部が各々、それぞれのシートアームに対して、それぞれのアームの前端部に隣接し且つ第2の水平軸線から離間した第2の駆動機構の第1の部分を有する。各トグルデバイスが、シートアームのそれぞれの前アーム延長部を動作可能に係合し、第2の枢動機構の第1の部分と協働して、それぞれのシートアームに対して完全なアーム枢動機構を形成する第2の枢動機構の第2の部分を含む。この完全なアーム枢動機構は、第2の水平軸線から距離dだけ離間した第2の枢動部材を含む。各第1の枢動機構が、それぞれの前方アームセクション上に位置しそれぞれのバックレスト枢動点から離間した第1の部分と、第1の部分と協働してそれぞれのバックレスト枢動点から距離Dだけ離間した第1の枢動部材を含む第1の枢動機構のそれぞれを形成する第2の部分と、を含む。距離dが前記距離Dとは異なり、椅子の使用中にバックレスト及びバックレストアームが2つのシートアームとは異なる量で枢動するようになる。
例示的な実施形態において、それぞれ細長スロットを有して各々形成された2つの離間した分岐部を有して形成され、スロットのうちの一方がそれぞれの第1の枢動機構の第2の部分であり、スロットのうちの他方がそれぞれの第2の枢動機構の第2の部分である。
本発明の更に別の実施形態によれば、調整可能椅子は、椅子ベース支持体と、バックレストと、バックレストを支持するためのアームデバイスと、を備える。アームデバイスは、バックレスト枢動点にてベース支持体に枢動可能に接続され且つバックレストに連結された少なくとも1つのバックレストアームを含む。上記又は各バックレストアームが、椅子の前方方向に延びる前方アームセクションと、それぞれのバックレスト枢動点から後方に延びる後方アームセクションとを有する。上記又は各前方アームセクションが、バックレスト枢動点から距離Dだけ離間して装着された第1の枢動部材を有する。また、前部と、前方領域と、後部と、後方領域と、対向する側縁と、前方及び後方領域により定められる着座面を提供する上面とを有するシートがある。第1のシート支持機構が、シートの前方領域をベース支持体に調整可能に接続し、シートが側縁間を横断方向に延びる第1の水平軸線の周りの枢動とベース支持体に対する前方から後方向及びその逆方向での移動の両方を行うことができるようにする。椅子はまた、シートの後方領域をベース支持体に調整可能に接続する少なくとも1つのシートアームを含み、上記又は各シートアームが、それぞれのシート枢動点から前方向に延びる前アーム延長部とそれぞれのシート枢動点から後方向に延びる後アーム延長部とを有する。シートアームは、シートに対して横断方向で延びる第2の水平軸線の周りで枢動することができる。上記又は各後アーム延長部がシートの後方領域に枢動可能に接続される。上記又は各前アーム延長部が、距離dだけ第2の水平軸線から離間した第2の枢動部材を有する。少なくとも1つのトグルデバイスが椅子ベース支持体上に枢動可能に装着される。上記又は各デバイスは、第1及び第2の枢動部材を枢動可能に係合する細長スロット装置を有して形成される。距離dは距離Dとは異なり、椅子の使用中にバックレスト及び少なくとも1つのバックレストアームが少なくとも1つのシートアームとは異なる量で枢動するようになる。
本発明は、事務用椅子で具現化されたものとして本明細書で例示し説明している。本発明の範囲から逸脱することなく種々の修正及び構造的変更を行うことができるので、本発明は、図示の詳細事項に限定されるものではない。椅子に関する更なる特徴、利点及び態様は、添付図面を参照しながら特定の実施形態に関する以下の詳細な説明から良好に理解されるであろう。
本発明に従って構成され、上部及び前部から見た直立位置で示した事務用椅子の斜視図である。 図1における矢印2の方向で見たときの、椅子シートの前方領域におけるシート支持機構、並びにシート及びバックレスト四十体の両方の前方部分を示す詳細な斜視図である。 図2の矢印3で示すように下側から見たときの、シート及びバックレストアームの前方部分を示す別の詳細図である。 説明を用意にするために椅子の底部ベースが省略された、直立位置で示される事務用椅子の概略側面図である。 バックレスト及びシートの第2の傾斜位置を示す、図4の事務用椅子の別の概略側面図である。 直立位置にある椅子の代替形態の概略側面図である。 直立位置で示された、代替の椅子構成の概略側面図である。 図1〜4の椅子で使用されるトグル装置を示す分解概略詳細図である。 シート及びバックレスト支持体アームについての別の形態のトグル装置の分解概略詳細図である。 図9と同様であるがシート及びバックレスト支持体アームについての別のトグル装置を示す分解概略詳細図である。 支持アームについての別のトグル装置を示す更に別の分解概略詳細図である。
図1及び4は、標準ベース部11(説明を容易にするために図4からは省略されている)を有する事務用椅子10を例示している。この標準ベース部は、例えば、図示のポスト12を受ける、垂直軸を備えた中心支持シリンダ17を含むことができる。4つ又は5つのスポーク又は脚部が、このシリンダ又はスリーブから半径方向外向きに延びることができ、シリンダ又はスリーブに固定接続される。スポーク又は脚部は、公知のキャスター(図示せず)上に支持され、椅子が床面上で容易に移動できるようにすることができる。図示の椅子の上側部分は、バックレスト13と、前部16及び後部18を有するシート14とを含む。別の例示として、シートはまた、前方領域20及び後方領域22を有し、これらを合わせてシート全体を形成する。シートは、人が着座する面を提供し、前方及び後方領域により定められる上面24を有する。上面24は、ユーザにとって快適にするために必要に応じて曲線輪郭にすることができる。
シートの下側には、参照符号26で全体的に示される椅子ベース支持体が配置され、このベース支持体は、ポスト12の上部に固定接続することができる。或いは、ベース支持体を支持する1つよりも多いポスト又は脚部が存在することができる。必要に応じて、記載されるベース支持体及び付属の作動機構は、外観的に好適な筐体又はハウジング(図示せず)内に封入することができる。バックレスト13は、全体的に符号30で示されるバックレスト支持機構上に装着され、A1にてベース支持体に枢動可能に接続されたバックレストアームペア32、34を含むことができる。各バックレストアームは、図2及び3に明確に示される前方アームセクション35と、後方アームセクション36とを有し、これら2つのアームセクションは、A1に配置されるそれぞれのバックレスト枢動点から反対方向に延びている。各前方アームセクション35は、それぞれのバックレストアームの前端部に隣接して位置し且つそれぞれのバックレスト枢動点A1から距離Dだけ離間した第1の枢動部材を有する。第1の枢動部材の例示的な形態は、バックレストアームの前方セクションから延びる支持ピン上に回転可能に装着されたローラ40を備える。各ローラは、2つのトグル部材44のうちの一方に形成されたスロット42内で移動する。2つのトグル部材は、椅子ベース支持体26上に枢動可能に装着されたトグル装置を形成する。図2に示すトグル部材44は、該トグル部材の前方端部に位置する枢動ピン46の周りを枢動することができる。椅子10はまた、別の枢動ピン52によって提供される第1の水平軸の周りをシートが枢動できるようにしてシートの前方領域20をベース支持体26に調整可能に接続する第1のシート支持機構50を含み、この第1の水平軸は、シートの側縁54と56との間に横断方向に延びている。枢動ピン52は、ベース支持体26に装着される。更に、この第1のシート支持機構はまた、シートがピン52の周りで枢動できるようにし、また、ベース支持体26に対して(図4及び5を比較することにより分かるように)前後方向で及びその逆方向で移動できるようにする。図1〜図4の実施形態において、僅かに湾曲したスロット60が枢動ピン52に沿って滑動可能である。スロット60は、シート14の底部に固定取り付けされた下向きに延びる接続プレート62内に形成される。椅子の例示的な形態において、2つのスロット付きプレート62が、シートの対向する側縁に隣接して装着され、また、これらは、シートの横断の中心の対向する側縁上で該横断中心により近付けて装着することも可能である。
シート14はまた、シートの後方領域22をベース支持体26に調整可能に接続する第2のシート支持機構64によって支持される。第2のシート支持機構は、2つのシートアーム66、68を含み、各々が、前アーム延長部70と後アーム延長部72とを有し、ベース支持体26に接続されて、A1に位置付けられる第2の水平軸線又は軸線A1からオフセットした好適な枢動軸線A2の周りで枢動移動する。この第2の水平軸線はまた、第1の軸線と同様の横断方向に延びて、各シートアームの対向する前端部と後端部との間に位置付けられる。図7に示す椅子は、枢動軸線A2が軸線A1より下方で且つ僅かに後方に離間して配置されるように構成されている。後方アーム延長部は、それぞれの後端部にてシートのフレーム内に装着された枢動ピン74などによりシートの後方領域に枢動可能に接続される。各前アーム延長部は、それぞれのアームの前端部に隣接し且つ第2の水平軸線(図3を参照)からある距離だけ離間したアーム枢動部材を有する。この場合も同様に、例示的な実施形態において、このアーム枢動部材は、枢動ピン上に装着されたローラ75(硬質プラスチックローラのような)を含む。プラスチックローラは、傾斜機構の静粛な動作を可能にするために、バックレストアームとシートアームの両方にあるのが好ましい。また、これらのローラは金属で構成することも可能である。或いは、各シートアーム及び各バックレストアーム上で全体的にローラを使用するのを省略し、金属枢動ピン又は同様の部材を用いてそれぞれのトグル部材44を係合することも可能である。
バックレストアーム及びシートアームの前端部に装着されるそれぞれのローラを受けるために、単一の幅広スロットか又は2つの隣接したスロット42を各トグル部材に形成することができる。図8は、トグル部材における2つのスロット42の使用を概略的に示している。1つ又は複数のスロットは、スロット内で移動可能な1つ又は複数のローラの幅に密接に対応する幅を有する。本発明の椅子10は、公知の複数の異なる形態の付勢機構の何れかにより、図1、4、6、及び7に示される直立位置に向けて付勢することができる。付勢機構は、例えば、A1又はA2にて枢動ピンの周りに装着され、一方端を隣接するバックレストアーム32か又は隣接するシートアームの何れかに係合させ、他方端を公知の張力機構を介して椅子ベース支持体26に係合させた金属又はエラストマートーションバネを含むことができる。必要に応じて、金属又はエラストマー圧縮バンドもまた、付勢機構として用いることができる。
(例示的な椅子の動作)
椅子10の上述の説明から、ユーザが図4に示す直立位置で着座したときに、ユーザは、バックレスト13を押して付勢機構の付勢力に打ち勝つことにより、図5に示す位置まで後方に椅子を傾けることができることは容易に理解されるであろう。バックレストが後方に傾くと同時に、シート14は、その後縁18にて下向きに、或いは、換言すると、図1及び4に示す椅子の時計回りの方向で枢動する。この傾斜動作により、シートアームの前アーム延長部70が、上向きに(図4及び5に示す椅子の時計回りの方向の)回転又は枢動を行うようになる。2つのシートアームのこの枢動移動により、2つのトグル部材44が、図4に示す位置から、図5に示す位置まで上向きに、すなわち、枢動ピン46の周りに反時計回りに枢動するようになる。2つのトグル部材のこの枢動移動は、2つのバックレストアームの前方アームセクション34を上向きに(アーム32の枢動軸の周りに時計回りの方向で)移動させる。従って、シート14の枢動及び移動により、同期的にバックレスト13の後方傾斜が引き起こされる。これが生じている間、スロット60は、ピン52に対して後方に移動する。このようにして、シートは、その前端部においては後方且つ僅かに下向きに移動し、その後端部においては後方且つ下向きに移動する。
椅子10の特定の例示的な実施形態において、前アームセクション70と前方アームセクション35の長さが異なり、これによりシート14とバックレスト13との間の枢動移動の差違が生じることになる。例示的な実施形態において、2つのシートアーム66、68のおよそ10度毎の回転に対して、バックレストアーム32、34は、およそ9度枢動する。前アーム延長部70と前方アームセクション35の長さは、シート及びバックレストの枢動移動に所望の差違が得られるように設定又は調整できることは理解されるであろう。シートの前端部が後方に且つ極めて僅かに下向きに有効に滑動する例示的な実施形態において、その結果として得られる動作は、バックレストの傾斜角度がシートの角度よりも速い割合で変化するものである。バックレスト13の傾斜角度に対して、対応する特定のシート角度が存在することは理解されるであろう。
椅子の移動を更に説明すると、椅子が後方に傾斜したときに、シートの後端部は下向き且つ後方に移動し、バックレストの底端部も下向き且つ後方に移動する。その結果、椅子が後方に傾斜したときには、シートの後縁は、バックレストの底縁よりも速い割合で後方に移動するものとなる。また、バックレストの底縁は、シートの後縁よりも速い割合で下向きに移動する。これによる正味の影響は、椅子が傾斜したときに、シートの後端部とバックレストとの間の水平及び垂直ギャップが縮小されることである。
従って、本発明の椅子傾斜機構は、シートの枢動動作とバックレストの枢動動作との間の差分移動をもたらすようにセットされる。また、椅子が傾斜位置から直立位置に移動することが可能になったときには、この反対も当てはまる。図示の例示的な実施形態は、前端部アームセクション70がバックレスト支持機構の前方アームセクション35よりも短いように構成されているが、前アーム延長部70が前方アームセクション35よりも長いような反対の装置も実施可能であり、後者の装置はまた、シートとバックレストとの間の差分同期移動をもたらすことになる。
図2〜4においては、シートアーム66、68の枢動ピンとバックレストアーム32の枢動ピンは同じA1位置にて図示されているが、本発明の機構においてはこのことは必須ではなく、実際に、シートアームの枢動ピンは、バックレストアーム32の枢動ピンと整列せずに変位することができる。必要に応じて、シートアームの枢動ピンは、バックレストアーム32の水平軸線の上方、下方、前方、又は後方に位置付けることができる。
第1のシート支持機構の代替の構成が図6に示される。この第1のシート支持機構は、参照符号82で表記される。機構82は同様に、シートの前方領域20をベース支持体26に接続し、シート14が、横断方向に延びる第1の水平軸線の周りでの枢動と、ベース支持体に対する前から後方向及びその逆方向での移動の両方を行うことができるようにする。シート支持機構82は、離間して配置され且つ同じ様態で動作する2つの比較的短いリンク84を含む。リンクは、両端部において、枢動ピン86によりベース支持体に接続される底端部と枢動可能に接続される。リンクの上端部は、枢動ピン88によりシートの前方領域に取り付けられたブラケット又は角度部材に接続される。
図7に示す椅子は、全体的に参照符号100で示される異なる形態のトグル装置を利用しており、この装置は同様に、椅子のベース支持体上に装着され、2つのシートアーム66、68の前端部セクションとバックレストアーム32、34の前端部セクションの両方に動作可能に係合している。トグル装置100は、図9において概略的に示した方式で構成することができる2つのトグル部材102を含む。トグル部材102は、細長スロット106が形成された単一の前方セクション104を有する。前方セクションは、2つの離間した分岐部110及び112を有するU字形後方セクション108に固定接続される。分岐部110の中心に丸孔114が配置され、前アーム延長部70の前方端部上に設けられた枢動ピン75を受けて枢動可能に支持するようなサイズにされる。枢動ピン75は、符号120に位置するシートアーム枢動軸線からある距離に位置する。符号120の枢動軸線は、前述の枢動軸線A1又はA2に相当することができることは理解されるであろう。分岐部112には、分岐部の長手方向に延びる細長スロット122が形成される。前方アーム延長部35の前端部にあるローラ40は、スロット122内に配置され、該スロットは、ローラと相対移動することができる。ローラ40の軸線は、符号120にある枢動軸線と整列する場合もあれば、整列しない場合もある符号126に位置する水平枢動軸線から距離Dに位置する。ベース支持体26上に装着される枢動ピン46は、スロット106内に延びる。従って、各トグル部材102は、枢動ピン46にて軸線の周りを枢動することができ、また、枢動ピンに沿って長手方向で移動することができることは理解されるであろう。トグル装置100は、図8のトグル装置と同様の方式で、バックレスト支持体の傾斜移動と、椅子シートの移動とを同期させることができる。この場合も同様に、距離dを距離Dと異なるようにすることにより、バックレスト及びそのバックレストアームは、椅子を使用している間に2つのシートアームとは異なる量を枢動することになる。
類似しているが異なるトグル装置130が図10に例示され、トグル部材130を概略的に示している。図9のトグル部材102と同様に、このトグル部材は、スロット134が形成された前方セクション132を有する。このトグル部材はまた、U字形後方セクションの一部である2つの分岐部140、142を有する。この実施形態において、細長スロット144が分岐部140に形成され、円形孔146が分岐部142に形成される。枢動ピン40又はローラが、各前方アームセクション35の前方端部上に設けられ、孔146内に延びることにより分岐部142に枢動可能に接続される。ローラ又は枢動ピン75が、前アーム延長部70の前方端部上に設けられ、スロット144内に延びて、該スロットと相対移動するようになる。2つのトグル部材130(図10にはその1つだけが示されている)が合わさってトグル装置を形成し、これは、トグル装置100と類似の方式で作動することは理解されるであろう。この場合も同様に、距離dを距離Dと異なるようにすることにより、バックレスト及びそのバックレストアームは、椅子を使用している間に2つのシートアームとは異なる量を枢動し、バックレストとシートとの間の望ましい同期動作を提供する。
図11により別のトグル装置が例示されており、トグル部材150を示す。この場合も同様に、各椅子に設けられるこれらのトグル部材のうちの2つが存在し、椅子の対向する側部の各々に1つがある。このトグル部材は、枢動ピン(図2、3、4、5及び7に示す枢動ピン46と類似した)を収容するための円形孔154を備えることができる前方セクション152を有する。また、トグルの後方セクションは、2つの分岐部156、158を有し、これらの分岐部の各々上には、好適なローラ160、161が回転可能に装着される。2つの例示的なローラが各分岐部の内面上に位置付けられるが、これらは、各分岐部の外面上に装着することも実施可能である。ローラ160は、孔154の中心から距離Z1に装着され、ローラ161は、孔154の中心から距離Z2に装着される。距離Z1及びZ2を異なるようにすることにより、バックレストアームが枢動する量は、2つのシートアームの傾斜量に対して変化することになる。従って、距離Z1及びZ2は、バックレスト及びシートの枢動動作に対して、他の実施形態の距離d及びDと同様の作用を有する。前アーム延長部70の前端部セクションには細長スロット162があり、他方、前方アームセクション35の前端部セクションには別のスロット164が形成される。分岐部156のローラ160は、スロット162に装着され、他方のローラ161は、スロット164に装着され、これらのローラは、それぞれのスロットにおいて前後に移動することができ、スロットとこれらローラとの間に相対的な枢動移動が存在することができる。この代替のトグル装置はまた、バックレストの傾斜とシートの移動との間で望ましい動機移動を提供することができる。トグルの様々な組み合わせも実施可能であり、スロット又はピンの何れかをシート又はバックアームの前方延長部に使用して、トグルのフォーク状後端部にピン又はスロットの何れかをそれぞれ係合させるようにする。
本発明の椅子は、当該椅子業界において周知の任意選択か又は追加の特徴要素を備えることができる点は理解されるであろう。公知の調整機構を用いてシート深さ調整機能を備えたシート14を提供することも実施可能である。また、公知の調整機構による腰部調整に加えて、必要な場合には、バック高さ調整を提供することも実施可能である。
椅子を直立位置に戻す付勢機構に関しては、例えば、当該機構における張力を増減することによって、これらの付勢機構を調整可能にすることは周知である。また、例えば、ポストが嵌合する支柱又はスリーブに対してポストの高さを調整可能にすることによって、シートの高さを調整する種々の機構も周知である。本発明は、椅子として特定の有用性を有する実施形態である幾つかの異なる例示的な実施形態において具現化して例示し説明してきたが、本発明の範囲から逸脱することなく当業者には開示された椅子の形態及び詳細事項並びにその動作の種々の省略、修正、及び変更を行うことができるので、本発明は本明細書で示された詳細事項に限定されるものではないことを理解されたい。
10 椅子
13 バックレスト
14 シート
26 ベース支持体
32、34 バックレストアーム
35 前方アームセクション
44 トグル部材
46 枢動ピン
60 スロット
66、68 シートアーム
70 前アーム延長部
72 後アーム延長部

Claims (21)

  1. 調整可能椅子であって、
    椅子ベース支持体と、
    バックレストと、
    バックレスト支持機構であって、前記ベース支持体に枢動可能に接続され前記バックレストに連結された少なくとも1つのバックレストアームを含み、前記又は各バックレストアームが前方向に延びる前方アームセクションとバックレスト枢動点から後方向に延びる後方アームセクションとを有し、前記又は各前方アームセクションが、前記バックレストアームの前端部に隣接して配置され且つ前記バックレスト枢動点から離間した第1の枢動機構の第1の部分を有する、前記バックレスト支持機構と、
    シートであって、前部と、前方領域と、後部と、後方領域と、対向する側縁と、前記前方及び後方領域により定められる着座面を提供する上面とを有する前記シートと、
    前記シートの前方領域を前記ベース支持体に調整可能に接続し、前記側縁間を横断方向に延びる第1の水平軸線の周りの枢動と、前記ベース支持体に対する前方から後方向及びその逆方向での移動との両方を前記シートが行うことができるようにする第1のシート支持機構と、
    前記シートの後方領域を前記ベース支持体に調整可能に接続する第2のシート支持機構と、
    を備え、前記第2のシート支持機構が、前及び後アーム延長部を有し且つ前記ベース支持体に接続された少なくとも1つのシートアームを含み、該シートアームが、前記横断方向に延びて前記シートアームの対向する前端部と後端部との間に位置する第2の水平軸線の周りで枢動移動するようになり、前記又は各後アーム延長部がそれぞれの後端部にて前記シートの後方領域に枢動可能に接続され、前記又は各前アーム延長部が、前記それぞれのシートアームに対して、前記それぞれのアームの前端部に隣接し且つ前記第2の水平軸線から離間した第2の枢動機構の第1の部分を有し、
    前記調整可能椅子が更に、
    前記椅子ベース支持体上に装着され、前記少なくとも1つのシートアームの前アーム延長部と前記少なくとも1つのバックレストアームの前端部セクションとを動作可能に係合するトグル装置と、
    を備え、
    前記トグル装置が、前記第1の枢動機構の第1の部分と協働して、前記バックレスト枢動点から距離Dだけ離間した第1の枢動部材を含む完全なバックレストアーム枢動機構を形成する第1の枢動機構の第2の部分と、前記第2の枢動機構の第1の部分と協働して、前記少なくとも1つのシートアームに対して、前記第2の水平軸線から距離dだけ離間した第2の枢動部材を含む完全なアーム枢動機構を形成する第2の枢動機構の第2の部分と、を含み、前記トグル装置が、前記第1及び第2の枢動機構から離間し第3の水平枢動軸線を提供する少なくとも1つの追加の枢動機構を含み、前記距離dが前記距離Dとは異なり、前記椅子の使用中に前記バックレスト及び前記少なくとも1つのバックレストアームが前記少なくとも1つのシートアームとは異なる量で枢動するようになる、調整可能椅子。
  2. 前記バックレストの調整中に、前記バックレスト及び前記少なくとも1つのバックレストアームが前記少なくとも1つのシートアームよりも大きな範囲にわたって枢動する、請求項1に記載の調整可能椅子。
  3. 前記少なくとも1つのバックレストアームの後方アームセクションが、前記又は各前方アームセクションよりも実質的に長い、請求項1に記載の調整可能椅子。
  4. 前記少なくとも1つのバックレストアームの後方アームセクションが、その長さに沿って曲がり、その後方部分が上向きに延びて前記バックレストに取り付けられるようになる、請求項3に記載の調整可能椅子。
  5. 前記第1のシート支持機構が、前記シート上に固定装着された少なくとも1つのスロット付き接続プレートと、少なくとも1つの枢動ピンとを含み、前記又は各枢動ピンが、前記スロット付き接続プレート又は前記スロット付き接続プレートのそれぞれ1つに延びて前記椅子ベース支持体上に装着され、これにより前記又は各スロット付き接続プレートがそれぞれの枢動ピンに沿って滑動するよう適合される、請求項1〜4の何れか一項に記載の調整可能椅子。
  6. 前記第1のシート支持機構が、少なくとも1つの枢動リンクを含み、前記又は各枢動リンクが、前記シートに枢動可能に接続された第1のリンク端部と、前記椅子ベース支持体に枢動可能に接続された第2のリンク端部とを有する、請求項1〜4の何れか一項に記載の調整可能椅子。
  7. 前記トグル装置が、前記シートに対して横断方向で互いに離間して配置された2つのトグル部材を含み、前記少なくとも1つの追加の枢動機構は、各々が前記トグル部材のそれぞれを前記椅子ベース支持体に枢動可能に接続する追加の枢動機構のうちの2つを含む、請求項1〜6の何れか一項に記載の調整可能椅子。
  8. 前記各トグル部材が、それぞれ細長スロットを有して各々形成された2つの離間した分岐部を有して形成され、前記2つの細長スロットのうちの一方が前記第1の枢動機構の第2の部分であり、前記2つの細長スロットのうちの他方が前記第2の枢動機構の第2の部分である、請求項7に記載の調整可能椅子。
  9. 前記各トグル部材が、2つの離間した分岐部を有して形成され、該分岐部の一方が細長スロットを有して形成され、前記分岐部の他方が円形枢動孔を有して形成され、前記細長スロットが前記第1の枢動機構の第2の部分であり、前記円形枢動孔が前記第2の枢動機構の第2の部分である、請求項7に記載の調整可能椅子。
  10. 前記各トグル部材が、ローラを回転可能に各々装着した2つの離間した分岐部を有して形成され、前記2つのローラのうちの一方が前記第1の枢動機構の第2の部分であり、前記2つのローラのうちの他方が前記第2の枢動機構の第2の部分である、請求項7に記載の調整可能椅子。
  11. 調整可能椅子であって、
    椅子ベース支持体と、
    バックレストと、
    それぞれのバックレスト枢動点にて前記ベース支持体に枢動可能に接続され且つ前記バックレストに連結された一対のバックレストアームを含み、前記各バックレストアームが、前記それぞれのバックレスト枢動点から前方に延びる前方アームセクションと前記それぞれのバックレスト枢動点から後方に延びる後方アームセクションとを有するバックレスト支持機構と、
    各々が前記椅子ベース支持体上に枢動可能に装着され且つ前記前方アームセクションのそれぞれを動作可能に係合する2つのトグルデバイスと、
    前記前方アームセクションのそれぞれを前記トグルデバイスのそれぞれに枢動可能に各々接続する2つの第1の枢動機構と、
    前部、後部、対向する縁部、及び上面を有するシートと、
    前記シートの前方領域を前記ベース支持体に調整可能に接続し、該シートの横断方向に延びる水平軸線の周りの枢動と前記ベース支持体に対する前方から後方向及びその逆方向での移動の両方を前記シートが行うことができるようにする第1のシート支持手段と、
    前記シートの後方領域を前記ベース支持体に調整可能に接続する第2のシート支持手段と、
    を備え、前記第2のシート支持機構が、前及び後アーム延長部を各々有し且つ前記ベース支持体に接続された2つのシートアームを含み、該シートアームが、前記横断方向に延びて前記各シートアームの対向する前端部と後端部との間に位置する第2の水平軸線の周りで枢動移動するようになり、前記後アーム延長部がそれぞれの後端部にて前記シートの後方領域に枢動可能に接続され、前記前アーム延長部が各々、前記それぞれのシートアームに対して、前記それぞれのアームの前端部に隣接し且つ前記第2の水平軸線から離間した第2の駆動機構の第1の部分を有し、前記各トグルデバイスが、前記シートアームのそれぞれの前アーム延長部を動作可能に係合し、前記第2の枢動機構の第1の部分と協働して、前記それぞれのシートアームに対して、前記第2の水平軸線から距離dだけ離間した第2の枢動部材を含む完全なアーム枢動機構を形成する前記第2の枢動機構の第2の部分を含み、前記各第1の枢動機構が、それぞれの前方アームセクション上に位置し前記それぞれのバックレスト枢動点から離間した第1の部分と、前記第1の部分と協働して、前記それぞれのバックレスト枢動点から距離Dだけ離間した第1の枢動部材を含む前記第1の枢動機構のそれぞれを形成する第2の部分と、を含み、前記距離dが前記距離Dとは異なり、前記椅子の使用中に前記バックレスト及び前記バックレストアームが前記2つのシートアームとは異なる量で枢動するようになる、調整可能椅子。
  12. 前記各トグルデバイスが、それぞれ細長スロットを有して各々形成された2つの離間した分岐部を有して形成され、前記2つの細長スロットのうちの一方が前記それぞれの第1の枢動機構の第2の部分であり、前記2つの細長スロットのうちの他方が前記それぞれの第2の枢動機構の第2の部分である、請求項11に記載の調整可能椅子。
  13. 前記各トグルデバイスが、2つの離間した分岐部を有して形成され、該分岐部の一方が細長スロットを有して形成され、前記分岐部の他方が円形枢動孔を有して形成され、前記細長スロットが前記それぞれの第1の枢動機構の第2の部分であり、前記円形枢動孔が前記第2の枢動機構の第2の部分である、請求項11に記載の調整可能椅子。
  14. 前記各トグルデバイスが、ローラを回転可能に各々装着した2つの離間した分岐部を有して形成され、前記2つのローラのうちの一方が前記それぞれの第1の枢動機構の第2の部分であり、前記2つのローラのうちの他方が前記それぞれの第2の枢動機構の第2の部分である、請求項11に記載の調整可能椅子。
  15. 前記第1の支持手段が、前記シート上に固定装着され且つ前記シートの横断方向で離間した2つのスロット付き接続プレートと、前記スロット付き接続プレートのそれぞれに各々が延びて且つ前記椅子ベース支持体上に装着される2つの枢動部材とを含み、これにより前記各スロット付き接続プレートが前記枢動部材のそれぞれに沿って滑動するよう適合される、請求項11〜14の何れか一項に記載の調整可能椅子。
  16. 調整可能椅子であって、
    椅子ベース支持体と、
    バックレストと、
    バックレスト枢動点にて前記ベース支持体に枢動可能に接続され且つ前記バックレストに連結された少なくとも1つのバックレストアームを含む、前記バックレストを支持するためのアーム手段と、
    を備え、前記バックレストアームが、前記椅子の前方方向に延びる前方アームセクションと、それぞれのバックレスト枢動点から後方に延びる後方アームセクションとを有し、前記又は各前方アームセクションが、前記バックレスト枢動点から距離Dだけ離間して装着された第1の枢動部材を有し、
    前記調整可能椅子が更に、
    前部と、前方領域と、後部と、後方領域と、対向する側縁と、前記前方及び後方領域により定められる着座面を提供する上面とを有するシートと、
    前記シートの前方領域を前記ベース支持体に調整可能に接続し、前記側縁間を横断方向に延びる第1の水平軸線の周りの枢動と前記ベース支持体に対する前方から後方向及びその逆方向での移動の両方を前記シートが行うことができるようにする第1のシート支持機構と、
    前記シートの後方領域を前記ベース支持体に調整可能に接続する少なくとも1つのシートアームと、
    を備え、
    前記又は各シートアームが、それぞれのシート枢動点から前方向に延びる前アーム延長部と前記それぞれのシート枢動点から後方向に延びる後アーム延長部とを有し、前記シート枢動点において、前記シートアームが前記シートに対して横断方向で延びる第2の水平軸線の周りで枢動することができ、前記又は各後アーム延長部が前記シートの後方領域に枢動可能に接続され、前記前アーム延長部が距離dだけ前記第2の水平軸線から離間した第2の枢動部材を有し、前記調整可能椅子には更に、少なくとも1つのトグルデバイスが設けられ、前記又は各トグルデバイスが、前記椅子ベース支持体上に枢動可能に装着され且つ前記第1及び第2の枢動部材を枢動可能に係合する細長スロット手段を有して形成され、前記距離dが前記距離Dとは異なり、前記椅子の使用中に前記バックレスト及び前記少なくとも1つのバックレストアームが前記少なくとも1つのシートアームとは異なる量で枢動するようになる、調整可能椅子。
  17. 前記少なくとも1つのトグルデバイスが、2つの離間した分岐部を有して形成され、前記又は各トグルデバイスのスロット手段が、前記分岐部のそれぞれに各々が形成され前記第1及び第2の駆動部材のそれぞれを受ける2つの細長スロットを含む、請求項16に記載の調整可能椅子。
  18. 前記少なくとも1つのバックレストアームの後方アームセクションが、対応する前記前方アームセクションよりも実質的に長く、その長さに沿って曲がって、その後方部分が上向きに延びて前記バックレストに取り付けられるようになる、請求項16又は17の何れかに記載の調整可能椅子。
  19. 前記第1のシート支持機構が、前記シート上に固定装着された少なくとも1つのスロット付き接続プレートと、該少なくとも1つのスロット付き接続プレートに延びて前記椅子ベース支持体上に装着される少なくとも1つの枢動ピンとを含み、これにより前記又は各スロット付き接続プレートがそれぞれの枢動ピンに沿って滑動するよう適合される、請求項16〜18の何れか一項に記載の調整可能椅子。
  20. 前記第1のシート支持機構が、少なくとも1つの枢動リンクを含み、前記又は各枢動リンクが、前記シートに枢動可能に接続された第1のリンク端部と、前記椅子ベース支持体に枢動可能に接続された第2のリンク端部とを有する、請求項16〜18の何れか一項に記載の調整可能椅子。
  21. 前記第1及び第2の枢動部材の両方が、支持ピン上に回転可能に装着されたローラを含み、各ローラの直径が、前記ローラが装着されるそれぞれの細長スロットの幅にほぼ等しい、請求項16〜20の何れか一項に記載の調整可能椅子。
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