JP6119103B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
従来、発電機と、この発電機を駆動するエンジンと、発電機で発電した電力を蓄電するバッテリと、バッテリおよび発電機の電力で駆動する走行用電動機と、を備えたハイブリッド車両は良く知られている。
このようなハイブリッド車両では、通常、バッテリ充電量(以下、バッテリSOCと称する。SOCは、State of Chargeの略)が高い状態では、エンジンを駆動させずに走行用電動機をバッテリからの電力のみで走行させる。
この場合、連続登坂路などの高出力運転を行った場合、バッテリ出力が継続的に行われることによりバッテリ温度が上昇し、バッテリが過放電状態となるおそれがある。
そこで、このバッテリ温度上昇を抑える技術として、バッテリ温度に応じ、バッテリ温度が過放電防止用の上限温度に達すると、バッテリ電力の使用を抑えてエンジンからの出力を優先的に駆動に回す制御が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−206777号公報
しかしながら、上述の従来技術では、いったん、バッテリ温度が上限温度に達した後にバッテリの使用を抑えてエンジン出力を発電に回すようにしているため、エンジン発電の自由度が低減される。
これにより、エンジンの駆動の際に、騒音・振動の発生を抑える運転や、エネルギ効率に優れる運転に制約を受けるおそれがあり、エンジン駆動時の音振や燃費が悪化するおそれがあった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、バッテリ温度上昇抑制時に、発電時におけるエンジン駆動の自由度を高め、音振性能やエネルギ効率の向上を図ることが可能なハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のハイブリッド車両の制御装置は、
走行用電動機を駆動させる電力における、バッテリからの電力とエンジンを駆動させて発電した電力であるエンジン発電電力との配分を制御する配分制御部と、
この配分制御部に含まれ、バッテリ温度がバッテリの保護用に設定された上限温度に達する前に、エンジン発電電力の配分を増加させる配分変更処理を行ってバッテリ温度の上昇を抑えるバッテリ温度上昇抑制制御部と、
を備えていることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置とした。
本発明では、バッテリ温度がバッテリの保護用の上限温度に達する前に、配分変更処理を行って、走行用電動機を駆動させる電力における、エンジン発電電力の配分を増加させる。
したがって、バッテリ温度が上限温度に達した後と比較して、バッテリの負担をより小さく抑えてバッテリ温度の上昇を抑制することができ、かつ、エンジン発電の自由度が高くなり、エネルギ効率や音振性能を確保したエンジン駆動を行うことが可能となる。
図1は実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置を適用したシリーズ方式のハイブリッド車両を示す全体システム構成図である。 図2は実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置のバッテリ温度上昇抑制制御部の処理の流れを示すフローチャートである。 図3は実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置におけるバッテリ電力とエンジン発電電力との配分の違いによる時間経過に伴うバッテリ温度の上昇特性を示すバッテリ温度上昇特性図である。 図4は実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置において配分パターン別にバッテリ電力とエンジン発電電力との配分を示す配分特性図である。 図5は実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置におけるHEV走行モードにおいて通常用いる静粛性重視配分パターンと、バッテリ温度重視配分パターンにおけるエンジン始動閾値とエンジン停止閾値とを示すエンジン始動−停止特性図である。 図6は実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置におけるHEV走行モードにおいて通常用いる静粛性重視配分パターンと、EVフィーリング重視配分パターンにおけるエンジン始動閾値とエンジン停止閾値とを示すエンジン始動−停止特性図である。 図7は実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置において配分変更処理を実行する際の報知画面を示しており(a)は配分変更処理を行うか否かの判断を運転者に促しているときの画面を示し、(b)は運転者が配分変更処理の実行を選択した場合に、選択可能な配分パターンを表示して選択を促す画面を示している。 図8は実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置においてバッテリ消費電力を抑える運転を促す画面を示している。 図9は実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置におけるエンジン温度上昇抑制効果の説明図である。 図10は実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置における静粛性効果の説明図である。 図11は実施の形態2のハイブリッド車両の制御装置のバッテリ温度上昇抑制制御部の処理の流れの要部を示すフローチャートである。 図12は実施の形態3のハイブリッド車両の制御装置のバッテリ温度上昇抑制制御部の処理の流れの要部を示すフローチャートである。
以下、本発明のハイブリッド車両の制御装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置の構成を説明する。
図1は、実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置を適用したハイブリッド車両Aの全体システムを示すシステム構成図である。
ハイブリッド車両Aは、図1に示すように、システムコントローラ(配分制御部:バッテリ温度上昇抑制制御部)1と、エンジンコントローラ2と、エンジン3と、発電機コントローラ4と、発電機5と、発電機インバータ6と、バッテリコントローラ7と、バッテリ8と、駆動モータコントローラ9と、駆動インバータ10と、駆動モータ(走行用電動機)11と、減速機12と、駆動輪13,13と、を備えている。
このハイブリッド車両Aは、エンジン3を発電のみに使用し、駆動モータ11を駆動輪13,13の駆動と回生のみに使用するシリーズ方式(直列方式)のハイブリッド車両である。簡単に言うと、発電システムを搭載した電気自動車である。よって、走行モードとしては、エンジン3の駆動力を用いる走行モードが無く、電気自動車走行モード(=EV走行モード)のみであるが、エンジン3を駆動させて発電をしながら走行する場合を、本明細書ではHEV走行モードという。また、ハイブリッド車両Aは、いわゆるプラグイン方式を採用し、家庭用電源、専用電源などの外部充電施設40から給電ポート8aを介してバッテリ8に充電できるようになっている。
エンジン3は、発電のための駆動力を発電機5へ伝達する。
発電機5は、エンジン3の駆動力によって回転して発電する。つまり、主にエンジン3と発電機5から発電装置が構成される。また、発電機5は、モータとしての機能も併せて有し、エンジン始動時にクランキングさせることや、エンジン3を発電機5の駆動力を用いて力行回転させることで、電力を消費することができる。
発電機インバータ6は、発電機5とバッテリ8と駆動インバータ10とに接続され、発電機5が発電する交流の電力を直流に変換、あるいは、逆変換を行う。
バッテリ8は、発電機5と駆動モータ11それぞれの回生電力の充電、駆動電力の放電を行う。
駆動インバータ10は、バッテリ8と発電機インバータ6から供給される直流の電力を、駆動モータ11の交流電流に変換、あるいは、逆変換を行う。
駆動モータ11は、駆動力を発生し減速機12を通して駆動輪13,13に駆動力を伝達する。そして、車両の走行時、駆動輪13,13に連れ回されて回転するときに、回生駆動力を発生させることでエネルギを回生する。
エンジンコントローラ2は、システムコントローラ1から指令されるエンジントルク指令値を実現するために、エンジン3の回転数や温度などの信号に応じて、エンジン3のスロットル開度、点火時期、燃料噴射量を調整する。
発電機コントローラ4は、システムコントローラ1から指令される発電機トルク指令値を実現するために、発電機の回転数や電圧などの状態に応じて、発電機インバータ6をスイッチング制御する。
バッテリコントローラ7は、バッテリ8へ充放電される電流や電圧を元にバッテリ充電量(以下、バッテリSOCとする:SOCは「State Of Charge」の略)を計測し、システムコントローラ1へ出力する。また、バッテリ8の温度、バッテリ8の充電効率、バッテリSOCに応じた入力可能パワー、バッテリSOCに応じた出力可能パワーを演算し、システムコントローラ1へ出力する。
駆動モータコントローラ9は、システムコントローラ1から指令される駆動トルクを実現するために、駆動モータ11の回転数や電圧などの状態に応じて、駆動インバータ10をスイッチング制御する。
システムコントローラ1は、センサ群20から得られる運転者のアクセル開度APO、車速Vs、(路面)勾配などの車両状態およびバッテリコントローラ7からのバッテリSOC、入力可能パワー、出力可能パワー、発電機5の発電電力などに応じて、駆動モータ11へ駆動トルクを指令する。また、システムコントローラ1は、バッテリ8へ充電し、駆動モータ11へ供給するための発電電力指令値を演算する。
なお、センサ群20には、バッテリ温度Tbを検出するバッテリ温度センサ(バッテリ温度検出部)21、外気温Toを検出する外気温センサ22、車速Vsを検出する車速センサ23、アクセル開度APOを検出するアクセル開度センサ24が含まれている。
さらに、システムコントローラ1には、位置情報取得部としてのナビゲーションシステム30が接続され、現在地点や目的地などの位置情報が入力される。なお、ナビゲーションシステム30は、表示装置30aを備えており、システムコントローラ1は、表示装置30aを用いて画像表示や音声出力などにより、種々の情報や制御状態をユーザに知らせる。また、表示装置30aは、タッチパネル機能を有しており、運転者の操作を入力可能に構成されている。
システムコントローラ1は、走行時に、駆動モータ11を駆動させる電力として、バッテリ8からの電力(以下、バッテリ電力と称する)とエンジン3を駆動させて発電した電力であるエンジン発電電力との配分を制御する配分制御部1bを備える。
通常、ハイブリッド車両では、バッテリSOCが所定の充電量である中央バッテリSOCとなるように充電量制御を行う。この充電量制御では、バッテリSOCが中央バッテリSOCよりも低下すると、エンジン3を駆動させて発電を行いながら走行するHEV走行モードとし、中央バッテリSOCを超えると、駆動モータ11をバッテリ電力のみで駆動させて走行するEV走行モードとする。
したがって、EV走行モードでは、上記配分は、バッテリ電力が100%となる。また、HEV走行モードでは、配分制御部1bは、バッテリ電力と、エンジン発電電力との配分を、必要駆動力Ptに応じて可変制御する。
また、システムコントローラ1は、下限充電量制御部1a(図1参照)により、目的地点PItが自宅などの充電予定地点である場合に、目的地点PItに到着時点で、バッテリSOCを下限値まで使い切る下限充電量制御を実行する。この下限充電量制御では、ナビゲーションシステム30から位置情報を取得し、目的地点PItまでの走行残距離が、設定距離となると、中央バッテリSOCとする充電量制御を終了する。そして、EV走行モード(後述する通常配分パターン)により積極的にバッテリSOCを消費する走行を行い、目的地点PItに到着時に、バッテリSOCを予め設定された下限値まで消費する。このような下限充電量制御を実行することにより、バッテリSOCを無駄なく消費し、エンジン3による燃料消費を抑えることができる。
さらに、システムコントローラ1は、バッテリ温度上昇抑制制御部1cを備えている。
バッテリ温度上昇抑制制御部1cは、バッテリ温度Tbがバッテリ8の保護用に設定された限界温度(上限温度)TIに達する前に、エンジン発電電力の配分を増加させる配分変更処理を行ってバッテリ温度Tbの上昇を抑える。
以下に、システムコントローラ1のバッテリ温度上昇抑制制御部1cにおけるバッテリ温度上昇抑制処理の流れを、図2に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、ステップS1では、後述するステップS3にて算出するバッテリ推定到達温度Tfを推定するために必要な信号情報を取得した後、ステップS2に進む。
なお、バッテリ推定到達温度Tfは、現在の走行地点(現在地点PIn)から、必要駆動力Ptを実現して後述する通常配分パターンにより走行した際の、目的地点PIt到達時のバッテリ温度の推定値である。
また、バッテリ推定到達温度Tfを推定するのに必要な情報として、現在のバッテリ温度Tb、バッテリSOC、バッテリ温度特性、位置情報、走行経路、高度He、運転履歴、外気温To、車速Vs、アクセル開度APO、補機消費電力、バッテリ出力、エンジン出力などが含まれる。バッテリ温度Tb、外気温To、車速Vs、アクセル開度APOはセンサ群20から信号を取得し、それ以外の情報については、各コントローラ4,7とシステムコントローラ1との間の車載通信により信号を取得する。また、補機消費電力やバッテリ温度特性などの車両諸元に関する情報はシステムコントローラ1に予め記憶されている。また、目的地点PIt、走行経路、高度He、運転履歴に関する情報は、ナビゲーションシステム30から入力後、システムコントローラ1に予め記憶しておく。
ステップS2では、走行に必要な駆動力である必要駆動力Ptを演算し、ステップS3に進む。
この必要駆動力Ptは、まず、現在地点PInから目的地点PItまでの車速プロフィール(車速変化)を推定し、それを実現するため必要な駆動力として算出する。
なお、車速プロフィールを推定するのに、ナビゲーションシステム30から得られる目的地点PItまでの走行経路、高度、車速、加速度、運転者の運転履歴、運転方法(運転の癖)の少なくとも1つ以上の情報を用いる。また、現在地点PInは、ナビゲーションシステム30のGPS機能により検出する他、路上に配置したビーコンなどから得られる情報を用いることもできる。
ステップS3では、バッテリ推定到達温度Tfを演算した後、ステップS4に進む。
このバッテリ推定到達温度Tfは、必要駆動力Ptを実現して目的地点PItに到達した際のバッテリ8の温度(予測値)であり、バッテリ8とエンジン3への要求出力量と出力継続時間、バッテリ温度特性、バッテリSOC、外気温Toから算出する。
バッテリ温度特性とは、例えば、バッテリ出力および出力継続時間に基づくバッテリ温度変化であり、予め、実験的に上記対応関係を上記の各情報と関連付けて求め、システムコントローラ1に記憶しておく。
本実施の形態1におけるバッテリ温度特性(バッテリ推定到達温度Tf)を図3に示している。図3では、本実施の形態1における代表的な4種の配分パターンにおける第1温度特性BT1、第2温度特性BT2、第3温度特性BT3、第4温度特性BT4を示している。
各温度特性BT1〜BT4は、それぞれ、駆動モータ11を駆動させた際に使用する電力におけるエンジン発電電力とバッテリ電力との配分が異なっている。
第1温度特性BT1は、バッテリ電力とエンジン発電電力との配分を、最もバッテリ温度上昇抑制を優先したバッテリ温度重視配分パターンとしたときの特性である。このバッテリ温度重視配分パターンにおける前記配分は、図4に示すように、エンジン発電電力の割合を2/3程度、バッテリ電力の割合を1/3程度としている。
図3に示す第2温度特性BT2は、高効率の動作点でエンジン3を駆動させたときの特性であり、このとき前記配分は、図4に示すように、エンジン発電電力の割合が1/2程度、バッテリ電力の割合が1/2程度となる。
図3に示す第3温度特性BT3は、暗騒音レベルを満足するようにエンジン出力を抑えるとともに、エンジン発電電力の配分を低く抑えた静粛性重視配分パターンとしたときの特性である。この静粛性重視配分パターンでは、前記配分は、図4に示すように、エンジン発電電力の割合を1/3程度、バッテリ電力の割合を2/3程度となる。
図3に示す第4温度特性BT4は、最も基本的な特性であり、前記配分を、極力EV走行モード(エンジン発電電力の割合を0、バッテリ電力の割合を100%)とした通常配分パターンとしたときの特性である。
なお、バッテリ推定到達温度Tfを算出するのにあたり、バッテリ温度特性に加え、バッテリSOCやバッテリ温度Tb、外気温度を含めて考えてもよい。
ここで、図4の各配分パターンについて説明を加える。
図4は、各配分パターンにおける必要駆動力Ptに対するエンジン発電電力とバッテリ電力の出力比率を示している。
エンジン出力Pt_engは、例えば、エンジン水温などから決まるエンジン最大可能出力Peng_maxと、上記走行パターン毎に予めシステムコントローラ1にて設定されているエンジン出力値Pt_engxとを比較し、小さい方の値をエンジン出力Pt_engとする。
バッテリ出力Pt_batは、必要駆動力Ptとエンジン出力Pt_engとの差分とする。必要駆動力Ptに対するバッテリ出力Pt_batの比率を変更することにより、図3に示すように、バッテリ8の温度上昇をコントロールすることができる。
また、上記のバッテリ出力Pt_batの変更に伴い、エンジン始動タイミングも変更する。
すなわち、エンジン発電電力を使用するHEV走行モードでは、必要駆動力Ptに応じてエンジン3を駆動させる。これに伴い、エンジン3の始動、停止の制御を行う。この場合、閾値を設定しておき、図5に示すように、必要駆動力Ptが設定された各ON閾値Pt_engon1,3を越えるとエンジン3を始動させ、必要駆動力Ptが設定された各OFF閾値Pt_engoff1,3以下になるとエンジン3を停止させる。なお、図示の例では各ON閾値Pt_engon1,3と各OFF閾値Pt_engoff1,3との間にヒステリシス差を設定している。
そして、上記各閾値Pt_engon1,3、Pt_engoff1,3を変更することにより、エンジン始動・停止タイミングを変更することが可能となり、その結果、必要駆動力Ptに対するエンジン3の駆動時間を変更することが可能になる。
図5は、HEV走行モードにおいて通常用いる静粛性重視配分パターンと、バッテリ温度重視配分パターンにおける各閾値を示している。すなわち、静粛性重視配分パターンにおけるON閾値Pt_engon3、OFF閾値Pt_engoff3に対し、バッテリ温度重視配分パターンではON閾値Pt_engon1、OFF閾値Pt_engoff1を下げて設定している。これにより、バッテリ温度重視配分パターンでは、静粛性重視配分パターンよりも、エンジン駆動範囲を拡大し、その分、バッテリ電力の使用を極力抑え、エンジン発電電力を優先的に使用することが可能となる。
図6はHEV走行モードにおいて通常用いる静粛性重視配分パターンと、EVフィーリング重視配分パターンおよび通常配分パターンにおける各閾値を示している。この図6に示すように、静粛性重視配分パターンにおけるON閾値Pt_engon3、OFF閾値Pt_engoff3に対し、通常配分パターン(EVフィーリング重視配分パターン)ではON閾値Pt_engon4、OFF閾値Pt_engoff4を上げて設定している。
したがって、通常配分パターンおよびEVフィーリング重視配分パターンでは、静粛性重視配分パターンと比較して、エンジン3はかかりにくくなり、バッテリ電力のみで長時間走行可能となる。すなわち、車両発進時、低速走行時、緩加速時など必要駆動力Ptが、各閾値Pt_engon4、Pt_engoff4よりも小さく、EV走行モードであってもバッテリ8の温度上昇による出力制限がかからないと推定される場合は、積極的にバッテリ電力を駆動に回し、エンジン3は駆動させない。
図2の説明に戻り、ステップS4では、バッテリ推定到達温度Tfが、将来的にバッテリ温度上昇により出力制限がかかる限界温度TI以上となるか否か判定し、Tf≧TIの場合はステップS6に進み、Tf<TIの場合はステップS5に進む。
なお、限界温度TIは、バッテリ8を保護するために設定された上限温度である。この限界温度TIは、外気温に応じて可変としてもよい。
ステップS5では、通常制御モードによる駆動を継続し、1回の処理ループを終了し、次回の処理タイミングでステップS1からの処理を繰り返す。
なお、通常制御モードによる駆動とは、バッテリ温度上昇抑制制御を実行しない制御モードを指す。この通常制御モードによる走行時には、前述したように、バッテリSOCが、予め設定された前述の中央バッテリSOCに相当する閾値SOC_thよりも充分に大きい場合には、通常配分パターン(第4温度特性BT4時のパターン)で駆動し、EV走行モード主体で走行する。また、バッテリSOCが閾値SOC_thよりも低下すると、エンジン3を駆動させて発電しながらのHEV走行モードとし、かつ、このときの電力配分は、静粛性重視配分パターン(第3温度特性BT3時のパターン)とする。
さらに、通常制御モードでは、前述した下限充電量制御部1aによる下限充電量制御の実施時には、バッテリSOCが閾値SOC_thよりも低下しても通常配分パターンによるEV走行モード主体の走行を行って、バッテリSOCを下限値まで消費する。
なお、このステップS5の通常制御モードの維持は、ステップS4においてNO判定(Tf<TI)の場合か、後述のステップS9においてNO判定(運転者が表示装置30aによりバッテリ温度上昇抑制制御を選択しなかった場合)に、実行される。
ステップS4においてバッテリ推定到達温度Tfが限界温度TI以上と判定された場合に進むステップS6では、バッテリ温度上昇抑制制御中であるか否か判定し、バッテリ温度上昇抑制制御中の場合はステップS11に進み、それ以外ではステップS7に進む。なお、バッテリ温度上昇抑制制御は、ステップS4にて、バッテリ推定到達温度Tfが、将来的にバッテリ温度上昇により出力制限がかかる限界温度TI以上となると判定された場合に、バッテリ温度Tbが上昇するのを抑制するために実行される制御である。
ステップS7では、バッテリ温度上昇抑制制御を開始し、前述したバッテリ電力とエンジン発電電力との出力値(配分)を演算する。
すなわち、各配分パターンにより駆動モータ11を駆動させた場合のバッテリ推定到達温度Tfを求め、目的地点PIt到達時にバッテリ推定到達温度Tfが限界温度TIを超えない配分パターンを求める。
例えば、図3に示す例では、通常配分パターンによる第4温度特性BT4では、目的地点PItへの到達予定時点t3よりも前のt2の時点で限界温度TIに達している。それに対し、前述したバッテリ温度重視配分パターン、燃費重視配分パターン、静粛性重視配分パターンの何れの配分パターンでも、バッテリ推定到達温度Tfが限界温度TIに達しない。
ここで、本実施の形態では、配分パターンとして前述した第1〜第4温度特性BT1〜BT4に対応した図4に示す各配分パターンの他に、EVフィーリング重視配分パターンが設定されている。このEVフィーリング重視配分パターンとは、通常配分パターンと、他の配分パターンとを組み合わせた配分パターンである。
すなわち、EVフィーリング重視配分パターンでは、可能な限り通常配分パターン(EV走行モード)とし、可能範囲を超えて配分変更を行ってHEV走行モードとする。そして、本実施の形態1では、HEV走行モード時に、バッテリ温度重視配分パターンを用いる。
具体的には、図3に示すように、EVフィーリング重視配分パターンでは、目的地点PItに到着時に限界温度TIに達するよう、限界(t1の時点)まで通常配分パターンで走行する。そして、限界(t1の時点)以降は、バッテリ温度重視配分パターン(第1温度特性BT1)で走行する。したがって、このEVフィーリング重視配分パターンでは、目的地点PItに到着時に限界温度TIに達する点から、バッテリ温度重視配分パターン(第1温度特性BT1)により逆算して、限界(t1の時点)を演算し、その限界まで通常配分パターンで走行する。
ステップS8では、表示装置30aを用いて運転者に制御モードを通常制御モードからバッテリ温度上昇抑制制御のモードに切り替えるよう告知した後、ステップS9に進む。
すなわち、運転者に事前にバッテリ温度上昇により出力制限がかかる可能性があること、また、バッテリ温度上昇抑制制御を実行するか否か判断を促すメッセージを表示装置30aの画面に表示する。図7(a)は、その表示例を示している。
さらに、図7(a)に示す表示により運転者が表示装置30aのタッチパネル機能により制御モードの変更を選択した場合、図7(b)に示すように、バッテリ温度Tbが限界温度TIに到達しない走行パターン(配分パターン)も併せて表示する。そして、タッチパネル機能により、バッテリ温度上昇抑制制御を希望する運転者がいずれの走行パターン(配分パターン)により走行するか選択できるようにしている。なお、図7(b)では、バッテリ温度重視(配分パターン)を選択した場合を例示している。
ステップS9では、運転者がバッテリ温度上昇抑制制御の実行を選択したか否か判定し、選択した場合はステップS10に進み、選択しなかった場合はステップS5に進む。
ステップS10では、運転者が選択した走行パターン(配分パターン)に応じ、エンジン3の駆動および駆動モータ11に対する電力供給の配分を配分制御部1bにて制御しながら走行する。
ステップS6においてバッテリ温度上昇抑制制御の実行中の場合に進むステップS11では、運転者にバッテリ消費電力を抑える運転の仕方を促す運転変更報知を行った後、ステップS1に戻る。
図8は、その運転変更報知の一例を示しており、走行速度を抑えるよう促した例である。このほかにも、急なアクセル操作を控えること、空調装置やオーディオ機器などの補機類の使用を控えることを促してもよい。これらは、少なくとも1つを報知すればよいが、運転者による運転の仕方や、補機類の使用状況に応じて、適切な報知を行うのが好ましい。
(実施の形態1の作用)
次に、実施の形態1の作用を、その動作例に基づいて説明する。
(比較例)
実施の形態1の作用を説明するのにあたり、まず、比較例について説明することにより実施の形態1が解決しようとする課題について説明する。
図3において、第4温度特性BT4は、前述したようにEV走行パターンを主体とした通常配分パターンにより、バッテリ電力とエンジン発電電力との配分を行った場合の温度特性を示している。
特に、目的地点PItが充電予定地点である場合、この目的地点PItへの到着時点で、バッテリSOCを下限値まで使い切ってから充電を行うことにより、バッテリSOCを無駄なく使用して燃料消費量を抑えることができる。このため、目的地点PItに向けて、このようなEV走行モード主体の通常配分パターンにより走行する場合が多い。
図3の例では現在地点PInにおいて求めたバッテリ温度Tbの推定値であるが、比較例の説明において、実際に通常配分パターンによる走行を行い、バッテリ温度Tbが、このような温度特性で変化したものとする。
この場合、従来は、バッテリ温度Tbが限界温度TIに達したt2の時点で、バッテリ出力制限を行い、エンジン発電電力の配分を多くする。これにより、図9において「制限後」と示す時点から、限界温度TIを大きく越えないように、バッテリ出力制限をかける配分制御が実行される。
しかしながら、その際、バッテリ出力制限がかけられると、駆動モータ11の駆動にバッテリSOCを充分に使用できなくなり、エンジン発電電力を多く使用し、また、その一部をバッテリの充電に回す可能性もある。
よって、運転者の意図する必要駆動力Ptが得られなくなり、運転者に違和感を与えたり、運転性能の悪化を招いたりするおそれがある。
加えて、エンジン発電電力を充分得ようとすると、エンジン出力増加による騒音や振動の発生を招いたり、燃費の悪化を招いたりするおそれもあった。
そこで、本実施の形態1では、バッテリ温度Tbの上昇を抑えてバッテリ8の保護を図りつつ、運転者に違和感を与えたり、運動性能の悪化を招いたり、騒音・振動性能の悪化を招いたり、燃費の悪化を招いたりすることを抑制可能とすることを目的としている。
(実施の形態1によるバッテリ温度上昇抑制制御)
上述した比較例と同様に、システムコントローラ1が、充電予定地点である目的地点PItに到着した時点で、バッテリSOCを下限値まで使い切るように、通常配分パターンにより積極的にバッテリSOCを消費する走行を行う場合について説明する。また、このときのバッテリSOCや走行条件も、上述の比較例と同様であるとする。
このような走行状況において、本実施の形態1では、現在地点PInにおいて、バッテリ推定到達温度Tfを推定するために必要な情報を取得し(ステップS1)、必要駆動力Ptを演算し(ステップS2)、バッテリ推定到達温度Tfを演算する(ステップS3)。
このときのバッテリ推定到達温度Tfの演算は、通常配分パターンにより走行したとして行ない、すなわち、図3に示す第4温度特性BT4が、その演算結果に該当する。
このバッテリ推定到達温度Tfは、目的地点PItに到達前のt2の時点で、バッテリ推定到達温度Tfが限界温度TIを越える。
このように、目的地点PItに到達前のt2の時点で、バッテリ推定到達温度Tfが限界温度TIを越えると推定される場合、バッテリ温度上昇抑制処理を開始する(ステップS4→S6→S7)。
このバッテリ温度上昇抑制処理では、まず、通常配分パターン以外の各配分パターンによるバッテリ8およびエンジン3に対する指令値を演算し、その演算結果に基づいて、各配分パターンによるバッテリ推定到達温度Tfを演算する。この演算結果が、図3の第1〜第3温度特性BT1〜BT3およびEVフィーリング重視配分パターンとなる。
この図3に示す例では、第4温度特性BT4以外の各温度特性BT1〜BT3およびEVフィーリング重視配分パターンの温度特性は、目的地点PItに到着するまで、バッテリ推定到達温度Tfは限界温度TIを越えない。
そこで、本実施の形態1では、まず、図7(a)に示すように、バッテリ温度Tbが上昇傾向にあることを告知し、かつ、制御モードを、バッテリ温度上昇抑制モード(バッテリ温度上昇抑制制御)に切り換えるか否かの選択を促す表示を行う(ステップS8)。
そして、運転者が、図7(a)においてYESを選択した場合、さらに、図7(b)に示すように、バッテリ推定到達温度Tfが限界温度TIを越えないとする温度特性が得られる各配分パターンを表示し、運転者にその選択を促す。
なお、本実施の形態では、バッテリ温度上昇抑制制御時の配分パターンとしては、バッテリ温度重視配分パターンが初期設定されているものとする。また、EVフィーリング重視配分パターンは、前述したように、バッテリ推定到達温度Tfが限界温度TIを越えない範囲で、極力、通常配分パターン(EV走行モード)により走行し、通常配分パターンの継続の限界点でHEV走行モードとするパターンである。
その後、図7(b)に示す初期設定のバッテリ温度重視(配分パターン)を含む4通りの配分パターンの何れかを選択した場合、選択した配分パターンに応じたバッテリ電力およびエンジン発電電力の配分に基づきバッテリ8およびエンジン3の駆動を制御する。
したがって、現在地点PInで上記選択を行った場合、バッテリ温度Tbは、選択された配分パターンに基づいて、第1〜第3温度特性BT1〜BT3およびEVフィーリング重視配分パターンの何れかの特性により上昇し、バッテリ温度Tbが限界温度TIを越えることが抑制される。
すなわち、図9に示すように、エンジン発電電力の配分を増加させた分だけ、点線で示す通常配分パターンよりも、バッテリ温度Tbの上昇が抑制される。
また、この場合、運転者が選択したパターンに応じた配分パターンにより駆動モータ11の駆動(走行)が行われるため、運転者に違和感を与えにくい。
しかも、この時点では、バッテリ温度Tbが限界温度TIに達していないことから、動力性能を確保することができ、また、エンジン3の駆動自由度も高く、運転者の希望により静粛性重視配分パターンなど、選択可能である。すなわち、図10に示すように、エンジン回転数として、静粛性に優れた回転数を選択することにより、音圧レベルを抑制することができる。
ところで、上述のようにバッテリ温度上昇抑制を行ったにもかかわらず、バッテリ温度Tbがバッテリ推定到達温度Tfよりも高くなり、目的地点PItに到達前にバッテリ温度Tbが限界温度TIを越えてしまう可能性がある。
これは、例えば、予定外の渋滞に遭遇したり、車両負荷が想定値よりも大きかったり、走行速度が高かったり、運転車が急加速・急減速を繰り返した場合が考えられる。このような場合には、表示装置30aにより、図8に示すような、運転者に運転の仕方の変更を促す表示を行う(ステップS11)。
なお、前述したように、この運転の仕方の変更として、図8では走行速度を抑えることを促す例を示しているが、これ以外にも、急なアクセル操作を控えること、空調装置やオーディオ機器などの補機類の使用を控えることを状況に応じて促してもよい。
これにより、バッテリ温度Tbの上昇を抑えることができる。
また、バッテリ推定到達温度Tfの推定精度にもよるが、バッテリ温度上昇抑制処理を実行しながらも、バッテリ温度Tbが限界温度TIを越えるのは、目的地点PItの近くと考えられ、このような運転の仕方の変更でも充分に対応可能と考えられる。
あるいは、この時点で、さらに有効な温度特性の配分パターンが存在する場合は、該当する配分パターンに変更することを報知したり、自動的に切り換えたりしてもよい。
これは、例えば、静粛性重視配分パターンによる走行を実行している際に、バッテリ温度Tbが限界温度TIを越えた場合、バッテリ温度重視配分パターンを報知したり、切り換えたりすることも有効である。
(実施の形態1の効果)
以下に、実施の形態1の効果を列挙する。
1)実施の形態のハイブリッド車両の制御装置は、
発電機5と、
この発電機5を駆動するエンジン3と、
発電機5により充電されるバッテリ8と、
このバッテリおよび前記発電機の電力により駆動される走行用電動機としての駆動モータ11と、
バッテリ8の温度を検出するバッテリ温度検出部としてのバッテリ温度センサ21と、
駆動モータ11を駆動させる電力として、バッテリ8からの電力とエンジン3を駆動させて発電した電力であるエンジン発電電力との配分を制御する配分制御部1bを備えたシステムコントローラ1と、
配分制御部1bに含まれ、バッテリ温度Tbがバッテリの保護用に設定された上限温度としての限界温度TIに達する前に、エンジン発電電力の配分を増加させる配分変更処理を行ってバッテリ温度Tbの上昇を抑えるバッテリ温度上昇抑制制御部1cと、
を備えていることを特徴とする。
したがって、バッテリ温度Tbが限界温度TIに達する前に駆動モータ11に供給する電力におけるエンジン発電電力の割合を多くし、バッテリ8の負担を小さくし、バッテリ温度上昇を抑制することができる。これにより、バッテリ温度Tbが限界温度TIに達した後に、バッテリ出力制限を行うものと比較して、エンジン発電の自由度が高くなり、燃料消費や音振の問題を考慮しながらのエンジン発電を行うことが可能となる。
2)実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置は、
車両の走行地点に関する情報を取得する位置情報取得部としてのナビゲーションシステム30を備え、
ナビゲーションシステム30からの情報に基づいて、現在地点PInから目的地点PItまでのバッテリ温度変化を推定するバッテリ温度推定部(ステップS3)を備え、
バッテリ温度上昇抑制制御部1cは、バッテリ温度推定部の推定結果に基づいて、目的地点PItへの到達よりも前に、バッテリ推定到達温度Tfが限界温度TIに達する場合に、配分変更処理を行うことを特徴とする。
したがって、目的地点PItに到達時にバッテリ温度Tbが限界温度TIに達すると推定される場合のみ、バッテリ温度上昇抑制制御部が、エンジン発電の割合を増加する。このため、バッテリ電力を極力使用し、燃料消費量を抑えることが可能となるとともに、エンジンの駆動による音振動の発生を抑制可能となる。
3)実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置は、
配分制御部1bは、バッテリ電力とエンジン発電電力との配分パターンとして、暗騒音レベルを満足するようにエンジン出力を抑えるとともに、バッテリ温度重視配分パターン、燃料重視配分パターンよりもエンジン発電電力の配分を低く抑えた静粛性重視配分パターンを備え、
バッテリ温度上昇抑制制御部(S7〜S10)は、配分変更処理時に、静粛性重視配分パターンを使用可能であることを特徴とする。
したがって、バッテリ温度Tbが限界温度TIに達した場合の出力制限を回避しながらも、配分変更処理時に静粛性重視配分パターンを使用することにより、エンジン発電の割合を増加させつつ、静粛性を確保できる。
4)実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置は、
配分制御部1bは、バッテリ電力とエンジン発電との配分パターンとして、バッテリ温度上昇抑制を優先し、通常配分パターン、静粛性重視配分パターン、燃料重視配分パターンよりもエンジン発電電力の配分を相対的に大きくしたバッテリ温度重視配分パターンを備え、
バッテリ温度上昇抑制制御部1cは、配分変更処理時にバッテリ温度重視配分パターンを使用可能であることを特徴とする。
したがって、バッテリ温度Tbが限界温度TIに達した場合の出力制限を回避しながらも、エンジン発電電力の配分を相対的に大きくしたバッテリ温度重視配分パターンを使用することにより、バッテリ温度Tbの上昇を極力抑えることができる。
これにより、バッテリ温度Tbが限界温度TIに達することによる出力制限などにより運転者に不安や違和感を抱かせないようにすることができる。
5)実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置は、
配分制御部1bは、バッテリ電力とエンジン発電との配分パターンとして、高効率の動作点で前記エンジンを駆動させて配分を行う燃費重視配分パターンを備え、
バッテリ温度上昇抑制制御部1cは、配分変更処理時に燃費重視配分パターンを使用可能であることを特徴とする。
したがって、バッテリ温度Tbが限界温度TIに達した場合の出力制限を回避しながらも、燃費重視配分パターンを使用することにより、燃費のより良い走りを実現することができる。
6)実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置は、
配分制御部1bは、バッテリ電力とエンジン発電との配分パターンとして、可能な限りバッテリ電力を最優先したEV配分パターンとしての通常配分パターンに制御し、この通常配分パターンの可能範囲を超える時点で配分変更処理を行うEVフィーリング重視配分パターンを備え、
バッテリ温度上昇抑制制御部1cは、配分変更処理時にEVフィーリング重視配分パターンを使用可能であることを特徴とする。
したがって、バッテリ温度Tbが限界温度TIに達した場合の出力制限を回避しながらも、可能な限り通常配分パターンに制御し、EV走行モードで走行するため、エンジン3を駆動させない静粛性の高い状態を、可能な限り継続することができる。また、目的地点PItに向けて、バッテリSOCを可能な限り消費することにより、燃費の向上を図ることもできる。
しかも、EVフィーリング重視配分パターンでは、配分変更処理時にバッテリ温度重視配分パターンを使用するようにした。このため、配分変更処理時に他の静粛性重視配分パターンや、燃費重視配分パターンを用いる場合よりも、通常配分パターン(EV走行モード)の継続時間を確保できる。
7)実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置は、
システムコントローラ1は、目的地点PItにおいてバッテリSOCを予め設定された下限値まで使い切る下限充電量制御を実施する下限充電量制御部1aを備え、
バッテリ温度上昇抑制制御部1cは、充電量制御の実施時に配分変更処理(ステップS10)を実行可能であることを特徴とする。
したがって、バッテリ温度Tbが限界温度TIに達した場合の出力制限を回避しながらも、バッテリSOCを予め設定された下限値まで使い切ることにより、燃費の向上を図ることもできる。また、この場合、EV走行モードにより走行する機会が多くなり、エンジン3を駆動させない静粛性の高い状態を継続することができる。
8)実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置は、
バッテリ温度上昇抑制制御部1cによる配分変更処理が必要なときには、報知手段としての表示装置30aを用いて運転者に報知する報知制御部(ステップS8)を備えていることを特徴とする。
したがって、運転者は、前もってバッテリ温度Tbが上昇する可能性があること、並びに配分パターンによる走行状態の変化を知ることができる。よって、このような報知を行なうこと無しに配分パターンの変更を行って、例えばエンジン3が始動されることによる音・振動の発生により運転者に違和感を与えることを抑制できる。
9)実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置は、
報知制御部(ステップS8)は、報知を行うとともに、図7(b)に示すように、配分変更処理により変更可能な配分パターンを表示し、かつ、配分パターンの選択を促す処理を行うことを特徴とする。
このように配分変更処理の実行時の配分パターンを、運転者自身が選択することにより、運転者が希望する運転性能を得ることが可能となる。また、配分変更処理により配分パターンが変化して運転性能が変化しても、運転者に違和感を与えないようにすることができる。
10)実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置は、
報知制御部(ステップS8)は、報知時に、図7(a)に示すように、バッテリ温度上昇抑制制御部1cによる配分変更処理を行うか否かの判断を運転者に促す表示を行うことを特徴とする。
したがって、バッテリ温度上昇による出力制限で駆動力不足に陥る可能性を避けるよう、運転者に注意を促すことができる。また、走行中に突然、出力制限がかかり、エンジン3の駆動状態が変化する違和感や不安感を緩和できる。
11)実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置は、
バッテリ温度上昇抑制制御部1cによる配分変更処理の実行中において、バッテリ温度推定部(ステップS3)による目的地点PIt到着時の推定バッテリ温度が限界温度TIを越える場合、報知手段としての表示装置30aにより図8に示すようにバッテリ温度Tbの上昇を抑制する運転を促す運転変更報知を行う運転変更報知部(ステップS11)を備えていることを特徴とする。
したがって、予測よりもバッテリ温度Tbが上昇した場合でも、バッテリ温度Tbが上昇しないように運転者の注意を促すことができる。
しかも、運転者は、バッテリ温度Tbの上昇を抑制する的確な運転の仕方を知ることで、バッテリ温度Tbの上昇を抑制できる可能性が高まり、配分変更処理による温度上昇抑制効果が充分に得られない場合でも、バッテリ温度Tbの上昇を抑制できる。
12)実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置は、
運転変更報知部(ステップS11)は、運転変更報知として、走行速度を落とすこと、急なアクセル操作を控えること、補機類の使用を控えることの少なくともいずれか1つを報知することを特徴とする。
したがって、運転者は、バッテリ温度Tbの上昇を抑制する具体的な運転の仕方を知ることができる。
(他の実施の形態)
以下に、他の実施の形態について説明する。なお、他の実施の形態の説明を行うのにあたり、実施の形態1との相違点のみを説明する。
(実施の形態2)
実施の形態2のハイブリッド車両の制御装置は、バッテリ温度上昇抑制制御部1cによる処理の一部が実施の形態1と異なる。
この相違する部分のみを、図11のフローチャートにより説明する。
すなわち、運転者に告知するステップS8を実行した後に進むステップS209では、ステップS7で求めた限界温度TIに達しない配分パターンの中から、運転者の運転履歴あるいは運転方法に応じて最適のものを自動的に選択した後、ステップS10に進む。
なお、ステップS209の選択例としては、例えば、運転者がアクセルペダル(図示省略)の踏み込み方および離し方が緩やかである場合、必要駆動力Ptが低い傾向にあるため、エンジン発電電力を抑えて静粛性重視配分パターンを選択する。
逆に、運転者のアクセルペダル(図示省略)の踏み込み方および離し方が急である場合、必要駆動力Ptが高い傾向にあるため、エンジン発電電力を高めてバッテリ温度重視視配分パターンを選択する。
この実施の形態2において、他のステップは、実施の形態1と同様とする。
13)実施の形態2のハイブリッド車両の制御装置は、
報知制御部(ステップS8)による報知後に配分変更処理により変更する配分パターンは、運転者の運転履歴あるいは運転方法に応じて自動的に選択する(ステップS209)ことを特徴とする。
このように、配分変更処理により変更する配分パターンは、運転者の運転の仕方に応じた配分パターンとすることにより、配分変更処理により配分パターンが変化して運転性能が変化しても、運転者に違和感を与えないようにすることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3のハイブリッド車両の制御装置は、バッテリ温度上昇抑制制御部1cによる処理の一部が実施の形態1と異なる。
この相違する部分のみを、図12のフローチャートにより説明する。
すなわち、ステップS6によりバッテリ温度上昇抑制制御中では無い(NO)と判定された場合、ステップS8に進んで運転者にバッテリ温度Tbが上昇することを告知する。そして、このステップS8の告知を実行した後に進むステップS309では、バッテリ温度上昇抑制制御で使用する配分パターンとして、運転者により予め選択された配分パターンを読み込む。
つまり、実施の形態3では、バッテリ温度上昇抑制制御で使用される配分パターンとして、バッテリ温度重視配分パターン、燃料重視配分パターン、静粛性重視配分パターンおよびEVフィーリング重視配分パターンのいずれかが、運転者により予め選択されている。
14)実施の形態3のハイブリッド車両の制御装置は、
報知制御部(ステップS8)による報知後に配分変更処理により変更する配分パターンは、運転者により予め選択されていることを特徴とする。
このように、配分変更処理により変更する配分パターンは、運転者が予め設定していることにより、配分変更処理により配分パターンが変化して運転性能が変化しても、運転者に違和感を与えないようにすることができる。
以上、本発明のハイブリッド車両の制御装置を実施の形態に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、実施の形態では、本発明のハイブリッド車両の制御装置を、発電モータと駆動モータ(2モータ)を備えたシリーズ方式のハイブリッド車両に適用する例を示した。しかし、本発明の制御装置を適用するハイブリッド車両としては、2モータを備えたパラレル方式のプラグイン・ハイブリッド車両や発電/駆動兼用のモータジェネレータ(1モータ)を備えたパラレル方式のハイブリッド車両等に対しても適用することができる。
また、実施の形態では、車両の走行地点に関する情報を取得する位置情報取得部としてのナビゲーションシステムを示したが、これに限定されず、本装置専用のGPS装置を搭載することも可能であり、かつ、VICS(登録商標:Vehicle Information and Communication Systemの略)からの情報を用いて位置を特定することも可能である。
また、実施の形態では、報知手段として、ナビゲーションシステムの表示装置を用いた例を示したが、これに限定されず、例えば、オーディオ装置による音声・画像出力機能などを用いることもできる。
また、実施の形態3のハイブリッド車両の制御装置において、バッテリ温度上昇抑制制御時の配分パターンは、運転者が予め選択する例を示したが、この選択は、運転者以外にも、装置として予め設定されていてもよい。
また、実施の形態において、各配分パターンにおけるバッテリ電力とエンジン発電電力との比率は、一例を示したものであり、この配分は任意に設定することができる。
A ハイブリッド車両
1 システムコントローラ
1b 配分制御部
1c バッテリ温度上昇抑制制御部
3 エンジン
5 発電機
8 バッテリ
11 駆動モータ(走行用電動機)
21 バッテリ温度センサ(バッテリ温度検出部)
30 ナビゲーションシステム(位置情報取得部)
30a 表示装置(報知手段)

Claims (14)

  1. 発電機と、
    この発電機を駆動するエンジンと、
    前記発電機により充電されるバッテリと、
    このバッテリおよび前記発電機の電力により駆動される走行用電動機と、
    前記バッテリの温度を検出するバッテリ温度検出部と、
    前記走行用電動機を駆動させる電力として、前記バッテリからの電力であるバッテリ電力と前記エンジンを駆動させて発電した電力であるエンジン発電電力との配分を制御する配分制御部と、
    この配分制御部に含まれ、前記配分を、可能な限り前記バッテリ電力を最優先した通常配分パターンとして走行する通常制御部、および、前記バッテリ温度が前記バッテリの保護用に設定された上限温度に達する前に、前記配分を、前記通常配分パターンに対し前記エンジン発電電力の配分を増加させた配分パターンに変更する配分変更処理を行って前記バッテリ温度の上昇を抑えるバッテリ温度上昇抑制制御部と、
    を備えていることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    車両の走行地点に関する情報を取得する位置情報取得部を備え、
    前記位置情報取得部からの情報に基づいて、現在地点から目的地点までのバッテリ温度変化を推定するバッテリ温度推定部を備え、
    前記バッテリ温度上昇抑制制御部は、前記バッテリ温度推定部の推定結果に基づいて、前記目的地点への到達よりも前に、推定したバッテリ温度が前記上限温度に達する場合に、前記配分変更処理を行うことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記配分制御部は、前記バッテリ電力と前記エンジン発電との配分パターンとして、騒音レベルの低下を目的として前記エンジン発電電力の配分を低く抑えた静粛性重視配分パターンを備え、
    前記バッテリ温度上昇抑制制御部は、前記配分変更処理時に、前記静粛性重視配分パターンを使用可能であることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記配分制御部は、前記バッテリ電力と前記エンジン発電との配分パターンとして、バッテリ温度上昇抑制を優先し、エンジン発電電力の配分を相対的に大きくしたバッテリ温度重視配分パターンを備え、
    前記バッテリ温度上昇抑制制御部は、前記配分変更処理時に前記バッテリ温度重視配分パターンを使用可能であることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  5. 請求項3に従属する請求項4に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記配分制御部は、前記バッテリ電力と前記エンジン発電との配分パターンとして、前記エンジン発電電力の配分を、前記静粛性重視配分パターンでの配分と前記バッテリ温度重視配分パターンでの配分との間の配分として高効率の動作点で前記エンジンを駆動させる燃費重視配分パターンを備え、
    前記バッテリ温度上昇抑制制御部は、前記配分変更処理時に前記燃費重視配分パターンを使用可能であることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記配分制御部は、前記バッテリ電力と前記エンジン発電電力との配分パターンとして、可能な限り前記バッテリ電力を最優先した前記通常配分パターンとしてのEV配分パターンに制御し、このEV配分パターンの可能範囲を超える時点で前記配分変更処理を行うようにしたEVフィーリング重視配分パターンを備え、
    前記バッテリ温度上昇抑制制御部は、配分変更処理時にEVフィーリング重視配分パターンを使用可能であることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    車両の走行地点に関する情報を取得する位置情報取得部からの情報に基づく目的地点において前記バッテリの充電量を予め設定された下限値まで使い切る下限充電量制御を実施する下限充電量制御部を備え、
    前記バッテリ温度上昇抑制制御部は、前記下限充電量制御の実施時に前記配分変更処理を実行可能であることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記バッテリ温度上昇抑制制御部による前記配分変更処理が必要なときには、報知手段を用いて運転者に報知する報知制御部を備えていることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  9. 請求項8に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記報知制御部は、前記報知を行うとともに、前記配分変更処理により変更可能な前記配分パターンを表示し、かつ、前記配分パターンの選択を促す処理を行うことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  10. 請求項8に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記報知制御部による報知後に前記配分変更処理により変更する前記配分パターンは、運転者の運転履歴あるいは運転方法に応じて自動的に選択することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  11. 請求項8に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記報知制御部による報知後に前記配分変更処理により変更する前記配分パターンは、運転者により予め選択されていることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  12. 請求項8に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記報知制御部は、前記報知時に、前記バッテリ温度上昇抑制制御部による前記配分変更処理を行うか否かの判断を運転者に促す表示を行うことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  13. 請求項2〜請求項12のいずれか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記バッテリ温度上昇抑制制御部による前記配分変更処理の実行中において、前記バッテリ温度推定部による前記目的地点到着時の前記推定バッテリ温度が前記上限温度を越える場合、報知手段により前記バッテリ温度の上昇を抑制する運転を促す運転変更報知を行う運転変更報知部を備えていることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  14. 請求項13に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記運転変更報知部は、前記運転変更報知として、走行速度を落とすこと、急なアクセル操作を控えること、補機類の使用を控えることの少なくともいずれか1つを報知することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
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