JP6115101B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えば液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)を記録ヘッドとして用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。
このような画像形成装置の液体供給系として、記録ヘッドに供給する液体を収容した液体カートリッジを装置本体側に交換可能に装着し、液体カートリッジから供給チューブを介して記録ヘッド側に液体を供給するチューブ供給方式が知られている。
このような供給チューブを使用する液体供給系にあっては、供給チューブの反力によってキャリッジ姿勢が影響を受けて画像品質が低下するという問題がある。
そこで、従来、供給チューブの這い回しに関して、例えば、キャリッジ側に第1端が接続されるとともに、この第1端の反対側となる第2端が液体カートリッジ側に固定され、その第1端と第2端との間で可撓性を有する第1部分がキャリッジの往復動に追従して姿勢変化する供給チューブと、供給チューブの第1部分を支持する線材部を有する支持部材と、支持部材の線材部に巻装された管状部材とを備えるものが知られている(特許文献1)。
また、キャリッジ構成に関して、キャリッジは、主走査方向に設けられたメインキャリッジガイド軸及びサブキャリッジガイド軸に沿って往復移動するキャリッジ本体と、サブキャリッジを介しキャリッジ本体に対して回転自在、且つ副走査方向へ移動自在に搭載される記録ヘッドと、キャリッジ本体とサブキャリッジの間に介装され、記録ヘッドをメインキャリッジガイド軸及びサブキャリッジガイド軸に対してそれぞれ押圧付勢する第1及び第2の付勢部材とを備えるものが知られている(特許文献2)。
特許第4883004号公報 特開2007−190868号公報
ところで、記録ヘッドの交換を容易に行えるようにするため、主走査方向に配置されたガイド部材に沿って移動可能なキャリッジに、ガイド部材と同じ方向に配置された基準部材を有し、記録ヘッドを搭載したヘッドホルダを基準部材に保持する構成を採用することが考えられる。
このようなキャリッジ構成を採用した場合、前述した供給チューブの這い回しによる反力は、キャリッジに影響を与えるだけでなく、キャリッジに保持されたヘッドホルダの姿勢にも影響を与え、画像品質が低下するという課題が生じる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、キャリッジに保持されたヘッドホルダの姿勢に対する供給チューブの這い回しによる反力の影響を低減することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドを保持するヘッドホルダと、
前記ヘッドホルダを保持するキャリッジと、
液体を収容した液体カートリッジから前記記録ヘッド側に前記液体を送液する供給チューブと、を備え、
前記キャリッジは主走査方向に配置されたガイド部材に沿って移動可能であり、
前記キャリッジには、前記ヘッドホルダが着脱可能に引っ掛けて保持される基準部材を有し、
前記供給チューブは、
前記液体カートリッジ側から前記キャリッジ側の上部に這い回された後、前記キャリッジ側の上部から上下方向下向きに向きを曲げられ、更に水平方向で前記キャリッジの移動方向と直交する方向に向きを曲げられ、前記ヘッドホルダ側に這い回されて前記記録ヘッド側に接続され、
前記供給チューブのキャリッジ側から前記ヘッドホルダ側への這い回しをガイドするチューブガイド部材を有し、
前記チューブガイド部材は、前記供給チューブの、前記上下方向下向きから、前記水平方向で前記キャリッジの移動方向と直交する方向へと曲がる部位をガイドし、
前記チューブガイド部材は、上下方向の位置を調整可能に前記キャリッジ側に取付けられ
前記チューブガイド部材は、上下方向から水平方向に湾曲する筒状のガイド部を有し、
前記ガイド部には、前記キャリッジの移動方向に沿う方向から前記供給チューブを内部に嵌め入れる取り付け溝が設けられている
構成とした。
本発明に係る画像形成装置によれば、キャリッジに保持されたヘッドホルダの姿勢に対する供給チューブの這い回しによる反力の影響を低減する。
本発明に係る画像形成装置の一例の模式的外観斜視説明図である。 同装置の模式的側面説明図である。 同装置の画像形成部の要部平面説明図である。 ヘッドホルダをキャリッジに装着する前の状態を説明するキャリッジ部分の模式的斜視説明図である。 同じくヘッドホルダをキャリッジに装着した状態を説明するキャリッジ部分の斜視説明図である。 供給チューブの這い回しに関する構成の説明に供するキャリッジ部分の模式的側面説明図である。 同じくキャリッジ部分の模式的正面説明図である。 キャリッジカバーとガイド部材との取り付け状態の説明に供する斜視説明図である。 ガイド部材の拡大斜視説明図である。 同ガイド部材をキャリッジ側から見た斜視説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る画像形成装置の一例について図1ないし図3を参照して説明する。図1は同画像形成装置の模式的外観斜視説明図、図2は同装置の模式的側面説明図、図3は同装置の画像形成部の要部平面説明図である。
この画像形成装置は、シリアル型画像形成装置であり、装置本体101と、装置本体101の下側に配置した給紙装置102とを備えている。なお、給紙装置102は装置本体101と別体で装置本体101の下側に配置されるものであるが、図2のように便宜上装置本体101と一体で設けてもよい。
装置本体101の内部には、図示しない両側板にガイド部材であるガイドロッド1及びガイドステー2が掛け渡され、これらのガイドロッド1及びガイドステー2にキャリッジ5が図1の矢印A方向(図3の主走査方向、キャリッジ移動方向)に移動可能に保持されている。
そして、キャリッジ5を移動走査する主走査機構部は、主走査方向の一方側に配置される主走査モータ6と、主走査モータ6によって回転駆動される駆動プーリ7と、主走査方向他方側に配置された従動プーリ8と、駆動プーリ7と従動プーリ8との間に掛け回された牽引部材であるタイミングベルト9とを備えている。
キャリッジ5には、図3にも示すように、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のインク液滴を吐出する複数(ここでは5個)の液体吐出ヘッド及びこの液体吐出ヘッドに液体を供給するヘッドタンクを一体にした記録ヘッド11a〜11e(区別しないときは「記録ヘッド11」という。)を、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、滴吐出方向を下方に向けて装着している。
ここで、記録ヘッド11aと記録ヘッド11b〜11eは主走査方向と直交する方向である副走査方向に1ヘッド分(1ノズル列分)位置をずらして配置されている。また、記録ヘッド11a〜11eはいずれも2列のノズル列を有している。そして、記録ヘッド11aと11bはいずれも同色である黒色の液滴を吐出し、記録ヘッド11c〜11eはそれぞれマゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y)の液滴を吐出する。
これにより、モノクロ画像については記録ヘッド11a、11bを使用して1スキャン(主走査)で2ヘッド分の幅で画像を形成でき、カラー画像については例えば記録ヘッド11b〜11eを使用して形成することができる。なお、ヘッド構成はこれに限るものではなく、複数の記録ヘッドを主走査方向に全て並べて配置するものでもよい。
記録ヘッド11のヘッドタンクには、装置本体101に交換可能に装着されるメインタンクであるインクカートリッジ10k、10c、10m、10yから撓むことが可能な供給チューブ16を介して各色のインクが供給される。このとき、同じ色の液滴を吐出する2つの記録ヘッド11a、11bには1つのインクカートリッジ10kからインクが供給される。
一方、キャリッジ5の主走査領域のうち、記録領域では、後述する給紙装置102からロール紙120が給送され、搬送手段21によってキャリッジ5の主走査方向と直交する方向(副走査方向、用紙搬送方向:矢印B方向)に間欠的に搬送される。
搬送手段21は、給紙装置102から給紙されるロール状媒体であるロール紙120を搬送する搬送ローラ23及び搬送ローラ23に対向配置した加圧ローラ24と、複数の吸引穴が形成された搬送ガイド部材25と、搬送ガイド部材25の吸引穴から吸引を行う吸引手段としての吸引ファン26とを有している。
この搬送手段21の下流側には、図2に示すように、記録ヘッド11で画像が形成されたロール紙120を所定の長さで切断する切断手段としてのカッタ27が配置されている。
このカッタ27は、例えばワイヤ或いはタイミングベルト28に取り付けられている。このタイミングベルト28は、図示しない駆動モータで駆動される駆動プーリと従動プーリとの間に掛け回され、駆動モータにより駆動プーリを介してタイミングベルト28を主走査方向Aに移動することで、カッタ27で用紙を所定の長さに切断する。
さらに、キャリッジ5の主走査方向の一方側には搬送ガイド部材25の側方に記録ヘッド11の維持回復を行う維持回復機構30が配置され、他方側には搬送ガイド部材25の側方に記録ヘッド11から画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出を行う空吐出受け34がそれぞれ配置されている。
維持回復機構30は、装置本体101のフレーム部材に保持された第1維持回復部31と、維持回復機構30のフレーム部材に副走査方向に往復移動可能に保持された第2維持回復部32とを有している。第2維持回復部32は記録ヘッド11aの維持回復を行うときには図3の位置にあり、記録ヘッド11b〜11eの維持回復を行うときには第1維持回復部31と同じ副走査方向位置まで移動する。
この維持回復機構30は、例えば記録ヘッド11のノズル面(ノズルが形成された面)をキャッピングする保湿キャップを兼ねた吸引キャップ41及び保湿キャップ42と、ノズル面を払拭するワイパ部材43、画像形成に寄与しない液滴(空吐出滴)を受ける空吐出受け44などを備えている。
給紙装置102は、上下段のスプール軸受け台111A、111B(以下、区別しないときは「スプール軸受け台111」と称する。なお、他の部材も同様とし、上段の部材には符号に「A」を付して、下段の部材には符号に「B」を付して区別する。)を有している。スプール軸受け台111内部にはロール体112からロール紙120を繰り出し、ロール紙120を巻き戻す繰り出し機構が設けられている。
ロール体112は、芯部材である管114に長尺のロール状媒体であるシート(以下「ロール紙」という。)120をロール状に巻き付けたものである。なお、ロール体は管114及びロール紙120を合わせた部材の総称とする。
ここで、本実施形態では、ロール体112として、ロール紙120の終端を管114に糊付けなどの接着で固定したもの(以下、「接着ロール」という。)、ロール紙120の終端を管114に糊付けなどで接着していない非固定のもの(以下、「非接着ロール」という。)のいずれも装着可能である。
そして、スプール軸受け台111に装着したロール体112を回転させて、ロール紙120をガイド部材130に沿って下流側に送り出す。
スプール軸受け台111の送り出し方向下流側には、ロール体112から送り出されたロール紙120を湾曲させて上方に給送する搬送ローラ対131が配置されている。また、スプール軸受け台111と搬送ローラ対131の間には、ロール紙120の下面を案内するガイド部材130が配置されている。
搬送ローラ対131を回転駆動することで、ロール体112から繰り出されるロール紙120は、搬送ローラ対131で搬送され、搬送ローラ対131を経て、搬送手段21の搬送ローラ23と加圧ローラ24との間に送り込まれる。
このように構成したこの画像形成装置においては、キャリッジ5を主走査方向に移動し、給紙装置102から給送されるロール紙120を、搬送手段21によって間欠的に送りながら、記録ヘッド11を画像情報(印字情報)に応じて駆動して液滴を吐出させることによって、ロール紙120上に所要の画像が形成される。そして、画像形成後のロール紙120は、カッタ27で所定の長さにカットされ、装置本体101の正面側に配置された図示しない排紙トレイへ排出される。
次に、この画像形成装置におけるキャリッジ構成の一例について図4及び図5を参照して説明する。図4は同実施形態におけるヘッドホルダをキャリッジに装着する前の状態を説明するキャリッジ部分の模式的斜視説明図、図5はヘッドホルダをキャリッジに装着した状態を説明するキャリッジ部分の斜視説明図である。
キャリッジ5には、黒用のヘッドホルダ51Aと、カラー用のヘッドホルダ51Bとが保持されている。
ヘッドホルダ51Aには、副走査方向に千鳥状に配置されたブラックの液滴を吐出する2つの記録ヘッド11a、11bが搭載されている。ヘッドホルダ51Bには、記録ヘッド11bと主走査方向に並べて、イエロー、マゼンタ、シアンの液滴を吐出する3つの記録ヘッド11c、11d、11eが搭載されている。なお、前記のとおり、記録ヘッドを区別しないときは「記録ヘッド11」と称している。なお、ヘッドホルダ51A、51Bで保持する記録ヘッド11は1個でもよい。
ここで、キャリッジ5には、ガイドロッド1と同じ方向に基準部材としての基準軸部材71が設けられている。そして、ヘッドホルダ51A、51B(以下、区別しないときには、「ヘッドホルダ51」という。)には、基準軸部材71に着脱可能に嵌り込むフック形状の引っ掛け部53が設けられ、ヘッドホルダ51A、51Bは引っ掛け部53を基準軸部材71に引っ掛けることでキャリッジ5に保持されている。なお、基準軸部材71は円柱状、多角形状とすることができる。
また、キャリッジ5には、ヘッドホルダ51A、51Bを加圧する加圧部材を兼ねたキャリッジカバー55が取付けられる。
このように、基準軸部材71をキャリッジ5のガイド部材であるガイドロッド1と同じ方向に配置することで、副走査方向、高さ方向、あおり方向、主走査方向の傾きの位置精度が向上する。
本実施形態において、ヘッド交換を行うとき、例えば記録ヘッド11a、11bの交換を行うときには、ヘッドホルダ51Aを基準軸部材71から取り外し、交換後のヘッドホルダ51Aを基準軸部材71に引っ掛けて保持させる。
これにより、交換したヘッドホルダ51Aのヘッド位置精度を再現できるとともに、他方のヘッドホルダ51Bの記録ヘッド11に対しても高い位置精度を得ることができる。
このように、液滴を吐出する複数のノズルを有する記録ヘッドと、1又は2以上の記録ヘッドを保持する1又は複数のヘッドホルダと、ヘッドホルダを保持するキャリッジとを備え、キャリッジは主走査方向に配設されたガイド部材に沿って移動可能であり、キャリッジにはガイド部材と同じ方向に配設された基準部材を有し、ヘッドホルダは基準部材に着脱可能に引っ掛けられて保持されている構成とすることで、ヘッドを高い精度で容易に位置決めでき、ヘッド交換を容易に行うことができる。
次に、本実施形態における供給チューブの這い回しに関する構成について図6及び図7を参照して説明する。図6はキャリッジ部分の模式的側面説明図、図7はキャリッジ部分の模式的正面説明図である。
インクカートリッジ10側に一端部が接続された供給チューブ16は、キャリッジ5の主走査方向一側部から上部に這い回わされた後、キャリッジ5の上部からキャリッジカバー55を通過して、上下方向下向きに向きを曲げられ、水平方向でキャリッジ5の移動方向と直交する方向(用紙搬送方向:副走査方向)に向きを曲げられて、ヘッドホルダ51の前方側(副走査方向下流側)に這い回され、更に主走査方向に向きを曲げられて各ヘッドホルダ51に搭載された記録ヘッド11側に接続されている。
なお、供給チューブ16は、本実施形態では、記録ヘッド11a、11b用の2本の供給チューブ16Aと、記録ヘッド11c〜11e用の3本の供給チューブ16Bとで構成されるものであるが、図示を簡略化するため、図中では、それぞれ1本で示している。
このとき、キャリッジ5の中に誘導された供給チューブ16はキャリッジ5の主走査方向一側部において供給チューブ16Aと供給チューブ16Bに分けられ、供給チューブ16Aは、キャリッジ5の正面から見て、キャリッジ5の主走査方向一側部から他側部側下方に向かって斜めに這い回されている。一方、供給チューブ16Bは、キャリッジ5の正面から見て、キャリッジ5の主走査方向一側部からほぼ真下に向かって這い回されている。
ここで、キャリッジ5のキャリッジカバー55には、キャリッジ移動方向の両端部に、供給チューブ16A、16Bのキャリッジ5側からヘッドホルダ51側への這い回しをガイドする筒状のチューブガイド部材200A、200B(以下、区別しないときは「チューブガイド部材200」という。)を、上下方向位置を調整可能に設けている。
このチューブガイド部材200は、上下方向から水平方向に湾曲したガイド部201を有している。ガイド部201内に供給チューブ16を通して案内することで、供給チューブ16は、記録ヘッド11側出口220における位置、すなわち、高さ方向に位置が規制されて記録ヘッド11側に進出することになる。
ここで、供給チューブ16を上述したように上下方向に湾曲させ、さらに水平方向に湾曲させて這い回すとき、供給チューブ16は復元力で湾曲を低減する方向に復元しようとする。そのため、チューブガイド部材200がない場合には、図6に示す供給チューブ16の水平方向部分16aが下方向(矢印方向)に移動しようとし、記録ヘッド11に対して供給チューブ16の反力が作用する。
このとき、記録ヘッド11がキャリッジ5に固定されていれば、供給チューブ16の復元力(反力)によって記録ヘッド11が変位することは防止される。
しかしながら、本実施形態では、記録ヘッド11をヘッドホルダ51に搭載し、ヘッドホルダ51をキャリッジ5の基準軸部材71に引っ掛けるなどして着脱可能に保持している。このようなキャリッジ構成にあっては、供給チューブ16によってヘッドホルダ51(記録ヘッド11)に対して下向きの力が作用すると、ヘッドホルダ51がキャリッジ5の基準軸部材71を対して用紙搬送方向下流側が下向きに回転することになる。
このようにヘッドホルダ51が回転すると、記録ヘッド11と搬送面とのギャップが変動し、滴着弾位置ずれが発生して画像品質が低下することになる。
そこで、チューブガイド部材200を設けて、供給チューブ16の這い回しによる水平方向及び上下方向の移動(復元)を規制することによって、供給チューブ16の高さ方向の位置を規定している。
これによって、供給チューブ16の這い回しによって生じるヘッドホルダ51の変位を低減することができる。
そして、チューブガイド部材200の上下方向位置を調整可能に設けることで、供給チューブ16のチューブガイド部材200の出口における高さ方向の位置を調整することができて、ヘッドホルダ51に与える影響を可及的に低減できる位置で供給チューブ16を這い回すことができる。
すなわち、チューブガイド部材200を固定とした場合、ヘッドホルダ51状の記録ヘッド11の高さばらつきや、供給チューブ16の長さのばらつき、チューブガイド部材200への供給チューブ16のはめ込み位置等のばらつきなどで、ヘッドホルダ51に下方向の応力が残ってしまう場合がある。しかし、チューブガイド部材200の出口における高さ方向の位置を調整可能とすることで、供給チューブによる下方向への応力を最も低減できる位置を選択可能となる。
このように、供給チューブは、液体カートリッジ側からキャリッジの上部に這い回された後、キャリッジの上部から上下方向下向きに向きを曲げられ、更に水平方向でキャリッジの移動方向と直交する方向に向きを曲げられ、ヘッドホルダ側に這い回されて記録ヘッド側に接続され、供給チューブのキャリッジ側からヘッドホルダ側への這い回しをガイドするガイド部材を有し、ガイド部材は、上下方向の位置を調整可能にキャリッジに取付けられている構成とすることで、キャリッジに保持されたヘッドホルダの姿勢に対する供給チューブの這い回しによる反力の影響を低減することができる。
次に、チューブガイド部材200の一例について図8ないし図10を参照して説明する。図8はキャリッジカバーとガイド部材との取り付け状態の説明に供する斜視説明図、図9は同ガイド部材の拡大斜視説明図、図10は同ガイド部材をキャリッジ5側から見た斜視説明図である。
チューブガイド部材200は、供給チューブ16を上下方向から水平方向に案内するガイド部201と、このガイド部201をキャリッジ5に取付ける取り付け部202と、を有している。
先ず、ガイド部201は、上下方向から水平方向に湾曲し、上下方向の底面部201a、天面部201bとキャリッジ移動方向の側面部201c、201dとを有するほぼ筒状に形成されている。
このように、ガイド部201が底面部201a及び天面部201bを有する形状にすることで、供給チューブ16の垂直方向及び装置前後方向へ広がりを抑えることができる。
また、ガイド部201を側面部201c、201dを有する形状にすることで、供給チューブ16を通したときに、供給チューブ16が横方向(主走査方向)に拡がること(図7の仮想線116,116のような状態になること)を抑えることができる。
そして、ガイド部201の側面部201c(主走査方向の一方側)には、天面部201bと側面部201cとの間に、供給チューブ16をガイド部材200の側面側から内部に嵌め込むためのチューブ取り付け溝212,212が形成されている。
つまり、ガイド部201を周囲が閉塞された完全な筒状部とすると、供給チューブ16をガイド部201の入口側から出口側に通す作業を行うことになる。このような供給チューブ16を通す作業を行うと、供給チューブ16の先端部が傷付いたり、あるいは、供給チューブ16内にごみが侵入したりするおそれがある。
そこで、ガイド部201の側面側に取り付け溝212を形成して、供給チューブ16をガイド部201の側面から挿入できるようにして、供給チューブ16の先端部が傷付いたり、あるいは、供給チューブ16内にごみが侵入したりすることを防止している。
この場合、供給チューブ16を嵌め込む位置(通す位置)は供給チューブ16の湾曲が最も大きくなる(曲率半径が小さい)位置、すなわち、天面部201bと側面部201cとの角部分が好ましい。
つまり、供給チューブ16をガイド部201に通したとき、供給チューブ16は復元力で湾曲を小さくする(曲率半径が大きい)方向に戻ろうとするため、自然に取り付け溝212から離れる方向に移動し、取り付け溝212の位置とずれてガイド部201から抜けることがなくなる。
次に、取り付け部202には、チューブガイド部材200のキャリッジ5のキャリッジカバー55に対して固定するための切欠部210a、210bが設けられている。切欠部210aは、切欠部210bに対して、上下方向で上側に位置し、キャリッジ移動方向(主走査方向)の長さが短く形成されている。
また、取り付け部202にはキャリッジ5のキャリッジカバー55に設けられる穴57や切欠部58に嵌め込まれる係わり合い部211が設けられている。この係わり合い部211と穴57、切欠部58とは、上下方向に相対的に移動して位置調整可能な大きさに形成されている。
そして、チューブガイド部材200をキャリッジカバー55に取付けるときには、図8に示すように、取り付け部202の切欠部210a又は210bを介して、キャリッジカバー55のネジ穴56にねじ300を締め付けて固定する。
このとき、取り付け部202の切欠部210a又は210bの上下方向の幅はねじ300よりも広く形成されており、締め付け位置を調整することによって、チューブガイド部材200を上下方向に位置調整可能に取付けることができる。
また、供給チューブ16Aについては、上述したように斜め下方向に向かって這い回され、チューブ引き出し溝59Aを通って引き出されることから、チューブガイド部材200に入るときには横方向から進入する状態となり、供給チューブ16Aの復元力は横方向に作用する力が強くなる。そこで、供給チューブ16Aをガイドするチューブガイド部材200Aについては、図8に示すように、下側の切欠部210bを用いてキャリッジカバー55に固定している。
これにより、チューブガイド部材200Aはガイド部201の近傍でキャリッジカバー55に固定されることになり、供給チューブ16Aの横方向の復元力によりチューブガイド部材200Aが横方向に回転してしまうという不具合が抑制される。
一方、供給チューブ16Bについては、上述したようにほぼ垂直方向に這い回され、チューブ引き出し溝59Bを通って引き出されることから、チューブガイド部材200に入るときには垂直方向から進入する状態となり、復元力は横方向にはあまり作用しない。そこで、供給チューブ16Bをガイドするチューブガイド部材200Bについては、図8に示すように、上側の切欠部210aを用いてキャリッジカバー55に固定している。
これにより、チューブガイド部材200Bはガイド部201から離れた位置で固定作業を行うことができ、作業性などが向上することができる。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
さらに、上記実施形態ではロール紙を使用する画像形成装置で説明しているが、シートを使用する画像形成装置にも同様に適用することができる。
1 装置本体
5 キャリッジ
11、11a〜11e 記録ヘッド
10、10k、10c、10m、10y インクカートリッジ
16、16A、16B 供給チューブ
51、51A、51B ヘッドホルダ
55 キャリッジカバー
71 基準軸部材(基準部材)
200 ガイド部材
201 ガイド部
202 取り付け部

Claims (4)

  1. 液滴を吐出する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを保持するヘッドホルダと、
    前記ヘッドホルダを保持するキャリッジと、
    液体を収容した液体カートリッジから前記記録ヘッド側に前記液体を送液する供給チューブと、を備え、
    前記キャリッジは主走査方向に配置されたガイド部材に沿って移動可能であり、
    前記キャリッジには、前記ヘッドホルダが着脱可能に引っ掛けて保持される基準部材を有し、
    前記供給チューブは、
    前記液体カートリッジ側から前記キャリッジ側の上部に這い回された後、前記キャリッジ側の上部から上下方向下向きに向きを曲げられ、更に水平方向で前記キャリッジの移動方向と直交する方向に向きを曲げられ、前記ヘッドホルダ側に這い回されて前記記録ヘッド側に接続され、
    前記供給チューブのキャリッジ側から前記ヘッドホルダ側への這い回しをガイドするチューブガイド部材を有し、
    前記チューブガイド部材は、前記供給チューブの、前記上下方向下向きから、前記水平方向で前記キャリッジの移動方向と直交する方向へと曲がる部位をガイドし、
    前記チューブガイド部材は、上下方向の位置を調整可能に前記キャリッジ側に取付けられ
    前記チューブガイド部材は、上下方向から水平方向に湾曲する筒状のガイド部を有し、
    前記ガイド部には、前記キャリッジの移動方向に沿う方向から前記供給チューブを内部に嵌め入れる取り付け溝が設けられている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ガイド部には、キャリッジ移動方向への前記供給チューブの移動を規制する壁部を有している
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置、
  3. 前記取り付け溝は、前記供給チューブの曲率半径が小さい位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記チューブガイド部材は、前記チューブガイド部材を前記キャリッジ側に固定する取り付け部を有し、
    前記取り付け部には、上下方向位置及びキャリッジ移動方向の位置の少なくともいずれかが異なる穴又は切欠部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の画像形成装置。
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