JP6112812B2 - 汎用コンバイン - Google Patents

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本発明は、複数種類の作物を収穫可能な汎用コンバインに関する。
刈り取った茎稈を脱穀部に全稈投入して脱穀や選別を行う汎用コンバインが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。この種の汎用コンバインは、自脱型コンバインに比べて収穫可能な作物の種類が多く、例えば、大豆、ソバ、麦、稲などの収穫に利用されている。
汎用コンバインは、複数種類の作物に対応するために、収穫する作物別に調整される一または複数の作物別調整要素を備えている。例えば、扱胴や唐箕の回転速度設定、自動制御の使用/不使用の設定、自動制御の制御条件の設定、目合いが異なる受網の交換、孔の有無が異なる底板類の交換などが作物別調整要素に含まれる。
特開2004−283009号公報 特開2006−254708号公報
しかしながら、この種の汎用コンバインでは、異なる作物を収穫する毎に、前述した作物別調整要素を手作業で調整していたので、誤った調整や調整忘れにより、収穫ロスや詰まりが発生する可能性があった。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、複数種類の作物を収穫可能な汎用コンバインであって、収穫する作物別に調整される複数の作物別調整要素と、前記複数の作物別調整要素の調整状態を検出する調整状態検出手段と、検出した前記複数の作物別調整要素の調整状態が適切であるか否かを判断し、適切でないと判断した場合に警報を行なう調整不良警報手段とを備えると共に、前記調整状態検出手段で検出される複数の作物別調整要素には、少なくとも扱胴の回転速度、作物によって交換される作物搬送経路の底板類が含まれていることを特徴とする汎用コンバインである。
請求項2の発明は、運転者の操作に応じて収穫する作物を設定する作物切替スイッチを備え、前記調整不良警報手段は、検出した前記作物別調整要素の調整状態が、前記作物切替スイッチで設定された作物の調整状態として適切であるか否かを判断し、適切でないと判断した場合に警報を行なうことを特徴とする請求項1記載の汎用コンバインである。
請求項3の発明は、前記調整不良警報手段は、複数の前記作物別調整要素に係る検出した調整状態の組み合せパターンを、予め記憶した複数の作物に係る適切な調整状態の組み合せパターンと比較し、検出組み合せパターンがいずれの記憶組み合せパターンにも一致しないときは、現在の組み合せパターンが不適切であるとして警報を行なうことを特徴とする請求項1記載の汎用コンバインである。
請求項1の発明によれば、作物別調整要素の調整状態を検出するとともに、検出した作物別調整要素の調整状態が適切であるか否かを判断し、適切でないと判断した場合に警報を行なうので、調整不良による収穫ロスや詰まりの発生を防止することができる。
また、請求項2の発明によれば、検出した作物別調整要素の調整状態が、作物切替スイッチで設定された作物の調整状態として適切であるか否かを判断するので、作物別調整要素の調整不良だけでなく、作物切替スイッチの誤操作や操作忘れも含めた複合的に判断にもとづき、適切な警報を行うことができる。
また、請求項3の発明によれば、複数の作物別調整要素に係る検出した調整状態の組み合せパターンが適切であるか否かを判断するので、作物切替スイッチの有無に拘わらず作物別調整要素の調整不良を判断し、適切な警報を行うことができる。
汎用コンバインの側面図である。 汎用コンバインの平面図である。 刈高センサの構成を示す図であり、(A)は刈取部の要部平面図、(B)は刈取部の要部側面図である。 脱穀部の内部構成を示す側面図である。 揺動選別体の側断面図である。 揺動選別体の側面図である。 汎用コンバインの伝動構成を示す伝動図である。 扱胴駆動ケースを示す図であり、(A)は扱胴駆動ケースの平断面図、(B)は扱胴駆動ケースの側断面図である。 運転部の平面図である。 スイッチパネルの平面図である。 作物別調整要素の組み合わせパターンを示す対比表である。 作物別調整要素の一つである一番横ラセン底板を示す図であり、(A)は孔有りの一番横ラセン底板を示す斜視図、(B)は孔無しの一番横ラセン底板を示す斜視図である。 制御部の入出力を示すブロック図である。 警報制御1の処理手順を示すフローチャートである。 警報制御2の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1および図2において、1は汎用コンバインであって、該汎用コンバイン1は、茎稈を刈り取る刈取部2と、全稈投入される茎稈から穀粒を脱穀して選別する脱穀部3と、選別した穀粒を貯溜する穀粒タンク4と、該穀粒タンク4内の穀粒を機外に排出する排出オーガ5と、脱穀済の排稈を後処理する後処理部6と、運転者が乗車する運転部7と、クローラ式の走行部8とを備えて構成されている。
刈取部2は、機体前端部に昇降動作可能に連結されるヘッダ9と、ヘッダ9の前端部で未刈り茎稈を分草するデバイダ10と、未刈り茎稈を刈り取る刈刃11と、未刈り茎稈や刈り取った茎稈を掻込むリール12と、掻き込まれた茎稈を幅方向の所定箇所に集めるオーガ13と、該オーガ13によって集められた茎稈を脱穀部3に向けて搬送し、脱穀部3に全稈投入するフィーダ14とを備えて構成されている。
図3に示すように、刈取部2の底部には、刈取部2による茎稈の刈高を検出する刈高センサ15が設けられている。本実施形態の刈高センサ15は、刈高に応じて上下回動する左右一対の接地式検出体16と、各接地式検出体16の回動角を検出するポテンショメータ17とを備えて構成されており、その検出値は、刈取部2の刈高を自動的に制御する刈高自動制御で利用される。汎用コンバイン1における刈高自動制御は、通常、豆類を刈り取るときに有効であり、稲や麦を刈り取る際には使用されない。
つまり、豆類を刈り取るとき、刈取部2が地面に突っ込むと、泥を一緒に刈り取って汚粒の原因となるので、これを避けるために刈高自動制御が使用される。そして、豆類の圃場は畝があるため、接地式検出体16は幅広なものが使用される。
一方、稲や麦の刈り取りでも刈高自動制御を使用することは可能であるが、接地式検出体16が幅広であるため、刈り残った株に接触して精度の良い刈高検出が難しいという理由もあり、稲や麦の刈り取りでは刈高自動制御がほとんど使用されていないのが実情である。したがって、刈高自動制御の使用/不使用は、作物の判別要素として利用することが可能である。
図4に示すように、脱穀部3は、刈取茎稈が全稈投入される扱室18と、扱室18の下方に配置され、扱室18から漏下した穀粒を受け入れる選別室19とを備えて構成されており、選別室19で選別された穀粒が一番揚穀装置20を介して穀粒タンク4に移送される。
扱室18は、外周に突設される扱歯21で茎稈を引っ掛けて連れ回す扱胴22と、扱胴22の下側に沿って配置され、茎稈との擦れ合いによって脱粒した穀粒を漏下させる受網23と、受網23から漏下せずに扱室18の終端まで達した排出物を排出する排塵口24とを備えて構成されている。
選別室19は、受網23から漏下した穀粒を揺動選別する揺動選別体25と、揺動選別体25の前方で選別風を起風する唐箕26と、一番物を回収する一番横ラセン27と、二番物を回収する二番横ラセン28とを備えており、一番横ラセン27によって回収された一番物は、一番揚穀装置20を介して穀粒タンク4に移送され、二番横ラセン28によって回収された二番物は、二番揚穀装置29を介して扱室18内または揺動選別体25上に還元される。
揺動選別体25は、受網23から漏下した穀粒を後方へ順次搬送するグレンパン30と、グレンパン30の後方で穀粒を篩い選別するチャフシーブ31と、チャフシーブ31から漏下した穀粒をさらに篩い選別するグレンシーブ32と備える揺動アッセンブリであり、図示しない揺動機構によって所定の周期で連続的に往復揺動される。
図5および図6に示すように、チャフシーブ31は、前後方向に所定間隔を存して並列する複数のフィン31aを備えて構成されている。各フィン31aは、前低後高状に傾斜しており、揺動選別体25の揺動に伴って選別物を後方へ移送しつつ、フィン31a間の隙間から選別物を漏下させる。ここで漏下した選別物はグレンシーブ32を介して一番物として回収され、漏下しなかった選別物は二番物として回収される。各フィン31aは、上端側を支点として前後回動自在に構成されるとともに、カム機構33を介してフィン駆動用モータ34に連結されており、該フィン駆動用モータ34の駆動に応じた各フィン31aの角度変化にもとづいて、チャフシーブ31におけるフィン31a間の隙間(フィン開度)が変更可能となっている。そして、このフィン開度を選別物の量(選別物量検出手段の検出値)に応じて自動的に増減させる選別自動制御の実行により、チャフシーブ31から漏下する選別物量と二番還元される選別物量のバランスが適正化され、精度の高い選別処理を行うことが可能となる。
図7に示すように、汎用コンバイン1は、走行動力および作業動力を発生するエンジン35を備えており、該エンジン35の動力が、刈取部2、脱穀部3、排出オーガ5、後処理部6および走行部8に伝達されるようになっている。
エンジン35から脱穀部3の扱胴22に至る動力伝達経路には扱胴駆動ケース36が介設されており、該扱胴駆動ケース36における扱胴変速レバー37の切換え操作に応じて、扱胴22の回転速度を高速/低速の二段階に切り換えることができる。ちなみに、扱胴駆動ケース36は、図8に示すように、エンジン動力を入力する入力プーリ38と、動力の方向を変換するベベルギヤ39と、扱胴変速レバー37の操作に応じてシフトする変速ギヤ40と、変速ギヤ40が選択的に噛合する高速ギヤ41および低速ギヤ42と、変速した動力を扱胴22に出力する出力プーリ43とを備えて構成されている。なお、図示は省略するが、エンジン35から脱穀部3の唐箕26に至る動力伝達経路にも扱胴駆動ケース36と同等の変速手段が設けられており、その切換え操作に応じて、唐箕26の回転速度を高速/中速の二段階に切り換えることができるようになっている。
エンジン35から刈取部2のリール12に至る動力伝達経路には、ベルト式無段変速機構からなるリール変速機構44が介設されており、リール変速機構44による無段変速に応じてリール12の回転速度が調整されるようになっている。
図9に示すように、運転部7には、運転者が着座する運転席45、運転席45の前方に配置されるマルチレバー46やメータパネル47、運転席45の左側方に配置される主変速レバー48、副変速レバー49、スイッチパネル50などが備えられている。
図10に示すように、スイッチパネル50には、収穫する作物の種類(稲、麦、大豆など)を設定する作物切替スイッチ50a、チャフシーブ31のフィン開度を調整する選別ボリューム50b、リール12の回転速度を調整するリール回転ボリューム50cなどが設けられている。なお、本実施形態のスイッチパネル50には、さらに、旋回切替ボリューム50d、水平切替スイッチ50e、表示切替スイッチ50f、リフトシャットスイッチ50g、脱穀・刈取クラッチスイッチ50h、脱穀・刈取インジケータ50iなどが設けられているが、これらの操作具やインジケータは、本発明との関連性が低いので、詳細な説明は省略する。
汎用コンバイン1は、複数種類の作物に対応するために、収穫する作物別に調整される複数の作物別調整要素を備えている。例えば、本実施形態の汎用コンバイン1では、図11および図12に示すように、扱胴22や唐箕26の回転速度調整、目合いが異なる受網23の交換、孔の有無が異なる底板類(フィーダハウス底板51、一番横ラセン底板52、一番揚穀装置底板53、二番揚穀装置底板54、二番横ラセン底板55)の交換、刈高さ自動制御の使用/不使用などが作物別調整要素に含まれる。なお、作物別に交換が必要な複数の部品(受網、底板類など)は、あらかじめメーカーなどで作物キットとして用意され、必要に応じてユーザに提供される。
そして、稲や麦を収穫する場合は、扱胴22および唐箕26の回転速度を高速、受網23を稲・麦用、底板類(フィーダハウス底板51、一番横ラセン底板52、一番揚穀装置底板53、二番揚穀装置底板54、二番横ラセン底板55)を孔無し、刈高さ自動制御を不使用、として収穫を行う。
また、大豆を収穫する場合は、扱胴22の回転速度を低速、唐箕26の回転速度を中側、受網23を大豆用、底板類(フィーダハウス底板51、一番横ラセン底板52、一番揚穀装置底板53、二番揚穀装置底板54、二番横ラセン底板55)を孔有り、刈高さ自動制御を使用、として収穫を行う。なお、作物別調整要素や作物の種類は、上記のものに限定されないことは勿論であり、多種の作物や作物別調整要素について適切な組み合わせパターンを複合的に設定することができる。
従来、異なる作物を収穫する際、複数の作物別調整要素をすべて手作業で調整することが要求される汎用コンバインでは、誤った調整や調整忘れにより、収穫ロスや詰まりが発生する可能性がある。
そこで、本発明の実施形態に係る汎用コンバイン1は、作物別調整要素の調整状態を検出する調整状態検出手段と、検出した前記作物別調整要素の調整状態が適切であるか否かを判断し、適切でないと判断した場合に警報を行なう調整不良警報手段とを備える。このようにすると、調整不良による収穫ロスや詰まりの発生を防止することができる。
また、本実施形態の汎用コンバイン1は、運転者の操作に応じて収穫する作物を設定する作物切替スイッチ50aを備えており、前記調整不良警報手段は、検出した作物別調整要素の調整状態が、作物切替スイッチ50aで設定された作物の調整状態として適切であるか否かを判断し、適切でないと判断した場合に警報を行なう。このようにすると、作物別調整要素の調整不良だけでなく、作物切替スイッチ50aの誤操作や操作忘れも含めた複合的に判断にもとづき、適切な警報を行うことができる。
なお、本発明は、作物切替スイッチ50aを備えない汎用コンバインでも実施することができる。例えば、複数の作物別調整要素に係る検出した調整状態の組み合せパターンを、予め記憶した複数の作物に係る適切な調整状態の組み合せパターンと比較し、検出組み合せパターンがいずれの記憶組み合せパターンにも一致しないとき、現在の組み合せパターンが不適切であるとして警報を行なうようにする。このようにすると、作物切替スイッチ50aの有無に拘わらず作物別調整要素の調整不良を判断し、適切な警報を行うことができる。以下、調整状態検出手段および調整不良警報手段について、図13〜図15を参照して詳細に説明する。
図13に示すように、汎用コンバイン1には、マイコンなどで構成される制御部56が設けられている。制御部56の入力側には、前述した作物切替スイッチ50aと、扱胴22の回転切換状態を検出する扱胴回転切換検出スイッチ57(調整状態検出手段)と、唐箕26の回転切換状態を検出する唐箕回転切換検出スイッチ58(調整状態検出手段)と、受網23や底板類51〜55の種別を検出する複数の作物キット検出スイッチ59と、前述した刈高センサ15(調整状態検出手段)と、車速を検出する車速センサ60(選別物量検出手段)と、揺動選別体25における選別物の層厚を検出する層厚センサ61(選別物量検出手段)とが接続されており、制御部56の出力側には、警報手段として利用可能なホーン62およびモニタ63と、前述したフィン駆動用モータ34と、リール12の回転を調整するリール回転調整用モータ64と、エンジン35の回転を調整するエンジン回転調整用モータ65とが接続されている。なお、本実施形態の作物キット検出スイッチ59は、図12に示すように、切欠きKの有無によって受網23や底板類51〜55の種別を検出する接触式のスイッチであるが、光学センサや磁気センサを用いてもよい。
本実施形態の制御部56は、ハードウェアとの協働により、前述した調整不良警報手段を実現するソフトウェア(プログラムおよび記憶データ)として警報制御を備えており、その処理手順を図14および図15を参照して説明する。なお、図14は作物切替スイッチ50aを利用する警報制御1を示し、図15は作物切替スイッチ50aを利用しない警報制御2を示す。
図14に示すように、警報制御1では、まず、各種調整状態検出手段(扱胴回転切換検出スイッチ57、唐箕回転切換検出スイッチ58、作物キット検出スイッチ59および刈高センサ15)の検出信号を読み込むとともに(S11)、予め記憶した複数の作物に係る適切な調整状態の組み合せパターンのなかから、作物切替スイッチ50aで設定された作物の組み合わせパターンを読み込み(S12)、複数の作物別調整要素に係る検出した調整状態の組み合せパターンを、設定された作物に係る適切な調整状態の組み合せパターンと比較する(S13)。つぎに、組み合わせパターンが一致するか否かを判断し(S14)、この判断結果がYESの場合は、そのまま上位ルーチンに復帰するが、判断結果がNOの場合は、現在の組み合せパターンが不適切であると判断し、ホーン62やモニタ63で警報を行なう(S15)。
図15に示すように、警報制御2では、まず、各種調整状態検出手段(扱胴回転切換検出スイッチ57、唐箕回転切換検出スイッチ58、作物キット検出スイッチ59および刈高センサ15)の検出信号を読み込んだ後(S21)、複数の作物別調整要素に係る検出した調整状態の組み合せパターンを、予め記憶した複数の作物に係る適切な調整状態の組み合せパターンと比較する(S22)。つぎに、一致する組み合わせパターンの有無を判断し(S23)、この判断結果が有りの場合は、そのまま上位ルーチンに復帰するが、一致する組み合わせパターンが無い場合は、現在の組み合せパターンが不適切であると判断し、ホーン62やモニタ63で警報を行なう(S24)。
叙述の如く構成されたものにおいて、複数種類の作物を収穫可能な汎用コンバイン1であって、収穫する作物別に調整される一または複数の作物別調整要素の調整状態を検出し、検出した作物別調整要素の調整状態が適切であるか否かを判断し、適切でないと判断した場合に警報を行なうので、調整不良による収穫ロスや詰まりの発生を防止することができる。
また、警報制御1では、検出した作物別調整要素の調整状態が、作物切替スイッチ50aで設定された作物の調整状態として適切であるか否かを判断し、適切でないと判断した場合に警報を行なうので、作物別調整要素の調整不良だけでなく、作物切替スイッチ50aの誤操作や操作忘れも含めた複合的に判断にもとづき、適切な警報を行うことができる。
また、警報制御2では、複数の作物別調整要素に係る検出した調整状態の組み合せパターンを、予め記憶した複数の作物に係る適切な調整状態の組み合せパターンと比較し、検出組み合せパターンがいずれの記憶組み合せパターンにも一致しないとき、現在の組み合せパターンが不適切であるとして警報を行なうので、作物切替スイッチ50aの有無に拘わらず作物別調整要素の調整不良を判断し、適切な警報を行うことができる。
1 汎用コンバイン
3 脱穀部
22 扱胴
23 受網
26 唐箕
36 扱胴駆動ケース
37 扱胴変速レバー
50a 作物切替スイッチ
51 フィーダハウス底板
52 一番横ラセン底板
53 一番揚穀装置底板
54 二番揚穀装置底板
55 二番横ラセン底板
56 制御部
57 扱胴回転切換検出スイッチ
58 唐箕回転切換検出スイッチ
59 作物キット検出スイッチ
62 ホーン
63 モニタ

Claims (3)

  1. 複数種類の作物を収穫可能な汎用コンバインであって、
    収穫する作物別に調整される複数の作物別調整要素と、
    前記複数の作物別調整要素の調整状態を検出する調整状態検出手段と、
    検出した前記複数の作物別調整要素の調整状態が適切であるか否かを判断し、適切でないと判断した場合に警報を行なう調整不良警報手段とを備えると共に、
    前記調整状態検出手段で検出される複数の作物別調整要素には、少なくとも扱胴の回転速度、作物によって交換される作物搬送経路の底板類が含まれている
    ことを特徴とする汎用コンバイン。
  2. 運転者の操作に応じて収穫する作物を設定する作物切替スイッチを備え、
    前記調整不良警報手段は、検出した前記作物別調整要素の調整状態が、前記作物切替スイッチで設定された作物の調整状態として適切であるか否かを判断し、適切でないと判断した場合に警報を行なうことを特徴とする請求項1に記載の汎用コンバイン。
  3. 前記調整不良警報手段は、複数の前記作物別調整要素に係る検出した調整状態の組み合せパターンを、予め記憶した複数の作物に係る適切な調整状態の組み合せパターンと比較し、検出組み合せパターンがいずれの記憶組み合せパターンにも一致しないときは、現在の組み合せパターンが不適切であるとして警報を行なうことを特徴とする請求項1に記載の汎用コンバイン。
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