JP6086684B2 - 汎用コンバイン - Google Patents

汎用コンバイン Download PDF

Info

Publication number
JP6086684B2
JP6086684B2 JP2012211315A JP2012211315A JP6086684B2 JP 6086684 B2 JP6086684 B2 JP 6086684B2 JP 2012211315 A JP2012211315 A JP 2012211315A JP 2012211315 A JP2012211315 A JP 2012211315A JP 6086684 B2 JP6086684 B2 JP 6086684B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crop
sorting
automatic control
harvested
crops
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012211315A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014064503A (ja
Inventor
石橋 俊之
俊之 石橋
木村 敦
敦 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP2012211315A priority Critical patent/JP6086684B2/ja
Publication of JP2014064503A publication Critical patent/JP2014064503A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6086684B2 publication Critical patent/JP6086684B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Threshing Machine Elements (AREA)

Description

本発明は、複数種類の作物を収穫可能な汎用コンバインに関する。
刈り取った茎稈を脱穀部に全稈投入して脱穀や選別を行う汎用コンバインが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の汎用コンバインは、自脱型コンバインに比べて収穫可能な作物の種類が多く、例えば、大豆、ソバ、麦、稲などの収穫に利用されている。
汎用コンバインは、複数種類の作物に対応するために、収穫する作物別に調整される一または複数の作物別調整要素を備えている。例えば、扱胴や唐箕の回転速度設定、自動制御の使用/不使用の設定、自動制御の制御条件の設定、目合いが異なる受網の交換、孔の有無が異なる底板類の交換などが作物別調整要素に含まれる。
特許第2726358号公報
特許文献1の汎用コンバインは、運転者の操作に応じて収穫する作物を設定する作物切替スイッチを備え、該作物切替スイッチの設定操作に応じて選別自動制御(選別物量に応じたチャフシーブのフィン開度制御)の制御条件を変更するように構成されているが、特許文献1では、すべての作物において選別自動制御を動作させるので、大豆のように傷つき易い作物を収穫する際に、フィンの開閉や二番還元の増加によって作物が損傷し易くなる惧れがあった。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、複数種類の作物を収穫可能な汎用コンバインであって、選別物を篩い選別するチャフシーブと、選別物の量を検出する選別物量検出手段と、検出した選別物の量に応じて前記チャフシーブのフィン開度を自動的に変更する選別自動制御手段と、収穫する作物が特定の作物であるか否かを判別する作物判別手段と、収穫する作物が特定の作物である場合にのみ前記選別自動制御手段を動作させる選別自動制御切換手段とを備えると共に、前記作物判別手段は、実際の扱胴回転数に拘わらず扱胴の回転切換え検出スイッチの検出信号にもとづいて、収穫する作物が特定の作物であるか否かを判別するものであることを特徴とする汎用コンバインである。
請求項1の発明によれば、収穫する作物が特定の作物であるか否かを判別し、収穫する作物が特定の作物である場合にのみ選別自動制御手段を動作させるので、大豆のように傷つき易い作物を収穫する際には、選別自動制御手段の動作を規制してフィンの開閉や二番還元の増加による作物の損傷を防止する一方、稲や麦のように傷つき難い作物を収穫する際には、選別自動制御手段を動作させて精度の良い選別を行うことができる。
また、実際の扱胴回転数に拘わらず扱胴の回転速度設定を検出する扱胴の回転切換え検出スイッチの検出信号にもとづいて、収穫する作物が特定の作物であるか否かを判別するので、運転者の操作に応じて収穫する作物を設定する作物切替スイッチを備えない汎用コンバインにおいても、特定の作物を的確に判別することができる。つまり、選別自動制御手段によって損傷し易い作物は、通常、扱胴の回転速度を抑えた状態で脱穀されるので、扱胴の回転速度が高速である場合に、特定の作物であると判断し、選別自動制御手段を動作させることが可能になる。
汎用コンバインの側面図である。 汎用コンバインの平面図である。 刈高センサの構成を示す図であり、(A)は刈取部の要部平面図、(B)は刈取部の要部側面図である。 脱穀部の内部構成を示す側面図である。 揺動選別体の側断面図である。 揺動選別体の側面図である。 汎用コンバインの伝動構成を示す伝動図である。 扱胴駆動ケースを示す図であり、(A)は扱胴駆動ケースの平断面図、(B)は扱胴駆動ケースの側断面図である。 運転部の平面図である。 スイッチパネルの平面図である。 作物別調整要素の組み合わせパターンを示す対比表である。 作物別調整要素の一つである一番横ラセン底板を示す図であり、(A)は孔有りの一番横ラセン底板を示す斜視図、(B)は孔無しの一番横ラセン底板を示す斜視図である。 制御部の入出力を示すブロック図である。 選別自動制御切換処理の処理手順を示すフローチャートである。 選別自動制御切換処理の作用を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1および図2において、1は汎用コンバインであって、該汎用コンバイン1は、茎稈を刈り取る刈取部2と、全稈投入される茎稈から穀粒を脱穀して選別する脱穀部3と、選別した穀粒を貯溜する穀粒タンク4と、該穀粒タンク4内の穀粒を機外に排出する排出オーガ5と、脱穀済の排稈を後処理する後処理部6と、運転者が乗車する運転部7と、クローラ式の走行部8とを備えて構成されている。
刈取部2は、機体前端部に昇降動作可能に連結されるヘッダ9と、ヘッダ9の前端部で未刈り茎稈を分草するデバイダ10と、未刈り茎稈を刈り取る刈刃11と、未刈り茎稈や刈り取った茎稈を掻込むリール12と、掻き込まれた茎稈を幅方向の所定箇所に集めるオーガ13と、該オーガ13によって集められた茎稈を脱穀部3に向けて搬送し、脱穀部3に全稈投入するフィーダ14とを備えて構成されている。
図3に示すように、刈取部2の底部には、刈取部2による茎稈の刈高を検出する刈高センサ15が設けられている。本実施形態の刈高センサ15は、刈高に応じて上下回動する左右一対の接地式検出体16と、各接地式検出体16の回動角を検出するポテンショメータ17とを備えて構成されており、その検出値は、刈取部2の刈高を自動的に制御する刈高自動制御で利用される。汎用コンバイン1における刈高自動制御は、通常、豆類を刈り取るときに有効であり、稲や麦を刈り取る際には使用されない。
つまり、豆類を刈り取るとき、刈取部2が地面に突っ込むと、泥を一緒に刈り取って汚粒の原因となるので、これを避けるために刈高自動制御が使用される。そして、豆類の圃場は畝があるため、接地式検出体16は幅広なものが使用される。
一方、稲や麦の刈り取りでも刈高自動制御を使用することは可能であるが、接地式検出体16が幅広であるため、刈り残った株に接触して精度の良い刈高検出が難しいという理由もあり、稲や麦の刈り取りでは刈高自動制御がほとんど使用されていないのが実情である。したがって、刈高自動制御の使用/不使用は、作物の判別要素として利用することが可能である。
図4に示すように、脱穀部3は、刈取茎稈が全稈投入される扱室18と、扱室18の下方に配置され、扱室18から漏下した穀粒を受け入れる選別室19とを備えて構成されており、選別室19で選別された穀粒が一番揚穀装置20を介して穀粒タンク4に移送される。
扱室18は、外周に突設される扱歯21で茎稈を引っ掛けて連れ回す扱胴22と、扱胴22の下側に沿って配置され、茎稈との擦れ合いによって脱粒した穀粒を漏下させる受網23と、受網23から漏下せずに扱室18の終端まで達した排出物を排出する排塵口24とを備えて構成されている。
選別室19は、受網23から漏下した穀粒を揺動選別する揺動選別体25と、揺動選別体25の前方で選別風を起風する唐箕26と、一番物を回収する一番横ラセン27と、二番物を回収する二番横ラセン28とを備えており、一番横ラセン27によって回収された一番物は、一番揚穀装置20を介して穀粒タンク4に移送され、二番横ラセン28によって回収された二番物は、二番揚穀装置29を介して扱室18内または揺動選別体25上に還元される。
揺動選別体25は、受網23から漏下した穀粒を後方へ順次搬送するグレンパン30と、グレンパン30の後方で穀粒を篩い選別するチャフシーブ31と、チャフシーブ31から漏下した穀粒をさらに篩い選別するグレンシーブ32と備える揺動アッセンブリであり、図示しない揺動機構によって所定の周期で連続的に往復揺動される。
図5および図6に示すように、チャフシーブ31は、前後方向に所定間隔を存して並列する複数のフィン31aを備えて構成されている。各フィン31aは、前低後高状に傾斜しており、揺動選別体25の揺動に伴って選別物を後方へ移送しつつ、フィン31a間の隙間から選別物を漏下させる。ここで漏下した選別物はグレンシーブ32を介して一番物として回収され、漏下しなかった選別物は二番物として回収される。各フィン31aは、上端側を支点として前後回動自在に構成されるとともに、カム機構33を介してフィン駆動用モータ34に連結されており、該フィン駆動用モータ34の駆動に応じた各フィン31aの角度変化にもとづいて、チャフシーブ31におけるフィン31a間の隙間(フィン開度)が変更可能となっている。そして、このフィン開度を選別物の量(選別物量検出手段の検出値)に応じて自動的に増減させる選別自動制御の実行により、チャフシーブ31から漏下する選別物量と二番還元される選別物量のバランスが適正化され、精度の高い選別処理を行うことが可能となる。
図7に示すように、汎用コンバイン1は、走行動力および作業動力を発生するエンジン35を備えており、該エンジン35の動力が、刈取部2、脱穀部3、排出オーガ5、後処理部6および走行部8に伝達されるようになっている。
エンジン35から脱穀部3の扱胴22に至る動力伝達経路には扱胴駆動ケース36が介設されており、該扱胴駆動ケース36における扱胴変速レバー37の切換え操作に応じて、扱胴22の回転速度を高速/低速の二段階に切り換えることができる。ちなみに、扱胴駆動ケース36は、図8に示すように、エンジン動力を入力する入力プーリ38と、動力の方向を変換するベベルギヤ39と、扱胴変速レバー37の操作に応じてシフトする変速ギヤ40と、変速ギヤ40が選択的に噛合する高速ギヤ41および低速ギヤ42と、変速した動力を扱胴22に出力する出力プーリ43とを備えて構成されている。なお、図示は省略するが、エンジン35から脱穀部3の唐箕26に至る動力伝達経路にも扱胴駆動ケース36と同等の変速手段が設けられており、その切換え操作に応じて、唐箕26の回転速度を高速/中速の二段階に切り換えることができるようになっている。
エンジン35から刈取部2のリール12に至る動力伝達経路には、ベルト式無段変速機構からなるリール変速機構44が介設されており、リール変速機構44による無段変速に応じてリール12の回転速度が調整されるようになっている。
図9に示すように、運転部7には、運転者が着座する運転席45、運転席45の前方に配置されるマルチレバー46やメータパネル47、運転席45の左側方に配置される主変速レバー48、副変速レバー49、スイッチパネル50などが備えられている。
図10に示すように、スイッチパネル50には、収穫する作物の種類(稲、麦、大豆など)を設定する作物切替スイッチ50a、チャフシーブ31のフィン開度を調整する選別ボリューム50b、リール12の回転速度を調整するリール回転ボリューム50cなどが設けられている。なお、本実施形態のスイッチパネル50には、さらに、旋回切替ボリューム50d、水平切替スイッチ50e、表示切替スイッチ50f、リフトシャットスイッチ50g、脱穀・刈取クラッチスイッチ50h、脱穀・刈取インジケータ50iなどが設けられているが、これらの操作具やインジケータは、本発明との関連性が低いので、詳細な説明は省略する。
汎用コンバイン1は、複数種類の作物に対応するために、収穫する作物別に調整される複数の作物別調整要素を備えている。例えば、本実施形態の汎用コンバイン1では、図11および図12に示すように、扱胴22や唐箕26の回転速度調整、目合いが異なる受網23の交換、孔の有無が異なる底板類(フィーダハウス底板51、一番横ラセン底板52、一番揚穀装置底板53、二番揚穀装置底板54、二番横ラセン底板55)の交換、刈高さ自動制御の使用/不使用などが作物別調整要素に含まれる。なお、作物別に交換が必要な複数の部品(受網、底板類など)は、あらかじめメーカーなどで作物キットとして用意され、必要に応じてユーザに提供される。
そして、稲や麦を収穫する場合は、扱胴22および唐箕26の回転速度を高速、受網23を稲・麦用、底板類(フィーダハウス底板51、一番横ラセン底板52、一番揚穀装置底板53、二番揚穀装置底板54、二番横ラセン底板55)を孔無し、刈高さ自動制御を不使用、として収穫を行う。
また、大豆を収穫する場合は、扱胴22の回転速度を低速、唐箕26の回転速度を中側、受網23を大豆用、底板類(フィーダハウス底板51、一番横ラセン底板52、一番揚穀装置底板53、二番揚穀装置底板54、二番横ラセン底板55)を孔有り、刈高さ自動制御を使用、として収穫を行う。なお、作物別調整要素や作物の種類は、上記のものに限定されないことは勿論であり、多種の作物や作物別調整要素について適切な組み合わせパターンを複合的に設定することができる。
従来、異なる作物を収穫する際、複数の作物別調整要素をすべて手作業で調整することが要求される汎用コンバインでは、誤った調整や調整忘れにより、収穫ロスや詰まりが発生する可能性がある。特に、選別自動制御(選別物量に応じたチャフシーブ31のフィン開度制御)の使用/不使用を誤ると、大豆のように傷つき易い作物を収穫する際に、フィン31aの開閉や二番還元の増加によって作物が損傷し易くなる惧れがあった。
そこで、本発明の実施形態に係る汎用コンバイン1は、検出した選別物の量に応じてチャフシーブ31のフィン開度を自動的に変更する選別自動制御手段を備えるにあたり、収穫する作物が特定の作物であるか否かを判別する作物判別手段と、収穫する作物が特定の作物である場合にのみ選別自動制御手段を動作させる選別自動制御切換手段とを備える。このようにすると、大豆のように傷つき易い作物を収穫する際には、選別自動制御手段の動作を規制してフィン31aの開閉や二番還元の増加による作物の損傷を防止する一方、稲や麦のように傷つき難い作物を収穫する際には、選別自動制御手段を動作させて精度の良い選別を行うことができる。
また、特定の作物は、作物切替スイッチ50aの操作状態にもとづいて判別してもよいが、扱胴22の回転速度設定にもとづいて判別することが好ましい。このようにすると、作物切替スイッチ50aを備えない汎用コンバイン1においても、特定の作物を的確に判別することができる。つまり、選別自動制御手段によって損傷し易い作物は、通常、扱胴22の回転速度を抑えた状態で脱穀されるので、扱胴22の回転速度が高速である場合に、特定の作物であると判断し、選別自動制御手段を動作させることが可能になる。以下、作物判別手段および選別自動制御切換手段について、図13〜図15を参照して詳細に説明する。
図13に示すように、汎用コンバイン1には、マイコンなどで構成される制御部56が設けられている。制御部56の入力側には、前述した作物切替スイッチ50aと、扱胴22の回転切換状態を検出する扱胴回転切換検出スイッチ57(調整状態検出手段)と、唐箕26の回転切換状態を検出する唐箕回転切換検出スイッチ58(調整状態検出手段)と、受網23や底板類51〜55の種別を検出する複数の作物キット検出スイッチ59と、前述した刈高センサ15(調整状態検出手段)と、車速を検出する車速センサ60(選別物量検出手段)と、揺動選別体25における選別物の層厚を検出する層厚センサ61(選別物量検出手段)とが接続されており、制御部56の出力側には、警報手段として利用可能なホーン62およびモニタ63と、前述したフィン駆動用モータ34と、リール12の回転を調整するリール回転調整用モータ64と、エンジン35の回転を調整するエンジン回転調整用モータ65とが接続されている。なお、本実施形態の作物キット検出スイッチ59は、図12に示すように、切欠きKの有無によって受網23や底板類51〜55の種別を検出する接触式のスイッチであるが、光学センサや磁気センサを用いてもよい。
本実施形態の制御部56は、ハードウェアとの協働により、前述した作物判別手段および選別自動制御切換手段を実現するソフトウェア(プログラムおよび記憶データ)として選別自動制御切換処理を備えており、その処理手順を図14を参照して説明する。
図14に示すように、選別自動制御切換処理では、まず、扱胴回転切換検出スイッチ57の検出信号を読み込むとともに(S11)、該検出信号にもとづいて収穫する作物が特定の作物(傷つき難い稲や麦)であるか否かを判断する(S12)。この判断結果がYESの場合は、選別自動制御を実行し(S13:選別自動制御手段)、判断結果がNOの場合は、選別自動制御を実行することなく上位ルーチンに復帰する。
このような選別自動制御切換処理によれば、図15に示すように、大豆のように傷つき易い作物を収穫する際には、選別自動制御の動作を規制(例えば、フィン開度全開)してフィン31aの開閉や二番還元の増加による作物の損傷を防止する一方、稲や麦のように傷つき難い作物を収穫する際には、選別自動制御を動作させて精度の良い選別を行うことができる。なお、本実施形態では、選別自動制御の動作状態に拘わらず、選別ボリューム50bの操作でチャフシーブ31のフィン開度を微調整することが可能である。
叙述の如く構成されたものにおいて、複数種類の作物を収穫可能な汎用コンバイン1であって、選別物を篩い選別するチャフシーブ31と、選別物の量を検出する選別物量検出手段と、検出した選別物の量に応じてチャフシーブ31のフィン開度を自動的に変更する選別自動制御手段とを備えるにあたり、収穫する作物が特定の作物であるか否かを判別し、収穫する作物が特定の作物である場合にのみ選別自動制御手段を動作させるので、大豆のように傷つき易い作物を収穫する際には、選別自動制御手段の動作を規制してフィン31aの開閉や二番還元の増加による作物の損傷を防止する一方、稲や麦のように傷つき難い作物を収穫する際には、選別自動制御手段を動作させて精度の良い選別を行うことができる。
また、本実施形態では、扱胴22の回転速度設定にもとづいて、収穫する作物が特定の作物であるか否かを判別するので、運転者の操作に応じて収穫する作物を設定する作物切替スイッチ50aを備えない汎用コンバインにおいても、特定の作物を的確に判別することができる。つまり、選別自動制御手段によって損傷し易い作物は、通常、扱胴22の回転速度を抑えた状態で脱穀されるので、扱胴22の回転速度が高速である場合に、特定の作物であると判断し、選別自動制御手段を動作させることが可能になる。
1 汎用コンバイン
3 脱穀部
18 扱室
19 選別室
22 扱胴
25 揺動選別体
31 チャフシーブ
31a フィン
34 フィン駆動用モータ
36 扱胴駆動ケース
37 扱胴変速レバー
50a 作物切替スイッチ
56 制御部
57 扱胴回転切換検出スイッチ
60 車速センサ
61 層厚センサ

Claims (1)

  1. 複数種類の作物を収穫可能な汎用コンバインであって、
    選別物を篩い選別するチャフシーブと、
    選別物の量を検出する選別物量検出手段と、
    検出した選別物の量に応じて前記チャフシーブのフィン開度を自動的に変更する選別自動制御手段と、
    収穫する作物が特定の作物であるか否かを判別する作物判別手段と、
    収穫する作物が特定の作物である場合にのみ前記選別自動制御手段を動作させる選別自動制御切換手段とを備えると共に、
    前記作物判別手段は、実際の扱胴回転数に拘わらず扱胴の回転切換え検出スイッチの検出信号にもとづいて、収穫する作物が特定の作物であるか否かを判別するものであることを特徴とする汎用コンバイン。
JP2012211315A 2012-09-25 2012-09-25 汎用コンバイン Expired - Fee Related JP6086684B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012211315A JP6086684B2 (ja) 2012-09-25 2012-09-25 汎用コンバイン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012211315A JP6086684B2 (ja) 2012-09-25 2012-09-25 汎用コンバイン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014064503A JP2014064503A (ja) 2014-04-17
JP6086684B2 true JP6086684B2 (ja) 2017-03-01

Family

ID=50741571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012211315A Expired - Fee Related JP6086684B2 (ja) 2012-09-25 2012-09-25 汎用コンバイン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6086684B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6460657B2 (ja) * 2014-06-27 2019-01-30 三菱マヒンドラ農機株式会社 脱穀装置
JP6334345B2 (ja) * 2014-09-18 2018-05-30 三菱マヒンドラ農機株式会社 脱穀装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0813221B2 (ja) * 1990-01-16 1996-02-14 株式会社クボタ コンバインの制御装置
JP2703110B2 (ja) * 1990-11-08 1998-01-26 株式会社クボタ コンバインの選別制御装置
JP5019159B2 (ja) * 2006-11-21 2012-09-05 井関農機株式会社 コンバイン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014064503A (ja) 2014-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6979808B2 (ja) コンバイン
JP6017889B2 (ja) コンバイン
JP6994853B2 (ja) コンバイン
JP6033002B2 (ja) コンバイン
JP6086684B2 (ja) 汎用コンバイン
JP6112812B2 (ja) 汎用コンバイン
JP6086683B2 (ja) 汎用コンバイン
WO2015152362A1 (ja) コンバイン
JP6208538B2 (ja) コンバイン
JP6198655B2 (ja) 汎用コンバイン
JP6307320B2 (ja) 汎用コンバイン
JP6294120B2 (ja) 汎用コンバイン
JP2003325033A (ja) 脱穀機の再脱穀処理装置
JP6279960B2 (ja) コンバイン
JP2007061003A (ja) 脱穀装置
JP6647929B2 (ja) コンバイン
JP2019170278A (ja) コンバイン
JP2015050948A (ja) 汎用コンバイン
JP6208537B2 (ja) コンバイン
JP6228464B2 (ja) 脱穀装置
JP6228465B2 (ja) 脱穀装置
JP2003289717A (ja) コンバインの収量計測装置
JP6482907B2 (ja) 脱穀装置
JP2017093351A (ja) コンバイン
JP2003111513A (ja) 脱穀機の二番物選別装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160401

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161104

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20161114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170131

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6086684

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees