JP6096133B2 - 負荷駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、商用交流電源から供給された交流電圧を整流して、負荷に直流電力を供給するための高力率の負荷駆動装置に関する。
商用交流電源を使用する負荷駆動装置には、高調波電流規制に対応することが強く望まれている。上記課題を解決するものとして、負荷に任意の電圧を出力させる降圧型チョッパ回路に、力率改善機能を持たせた昇圧型チョッパ回路を付加する構成、すなわち2コンバータ方式の電源回路が知られている。例えば、特許文献1の段落0018には、「力率改善回路3は、チョークコイルL1と、ダイオードD1と、コンデンサC1と、トランジスタQ1と、電流検出部7とを直列的に接続し、コンデンサC1の電圧を出力電圧Vpfcとして負荷のDC/DCコンバータ5に供給する構成を有し、」と記載されている。しかしながら、特許文献1に示された回路構成では、2つのチョッパ回路を備えるため、部品点数が増加するとともに装置自体も大型化する問題があった。
それに対して、力率改善機能を有しながら任意の出力電圧を得ることができ、小型化できるワンコンバータ回路構成が知られている。例えば、特許文献2の図6には、従来の高力率形スイッチング電源装置として、入力電解コンデンサレスのワンコンバータ方式が示されている。
特開2010−115088号公報 特開2002−300780号公報
しかしながら、ワンコンバータ方式の回路を備えた負荷駆動装置では、整流回路(ダイオードブリッジ)で全波整流された電圧波形に比例させるようにインダクタ電流をスイッチ素子で制御することにより、入力電流波形を正弦波状に近似させて高調波を抑制している。よって、整流回路後に大容量の平滑コンデンサを配置して電圧波形を平滑化することができない。そのため、コンバータ出力に交流周波数帯のリップルが現れるという問題があった。
また、2コンバータ方式の回路を備えた負荷駆動装置は、出力に交流周波数帯のリップルが現れないという利点がある。しかし、制御回路が各々に必要となるため部品点数が増え、部品コストや組み立てコストなどの製造コストが上昇するという問題があった。
そこで、本発明は、ワンコンバータ回路構成でありながら、出力リップルを低減した負荷駆動装置を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明の負荷駆動装置では、交流電圧を全波整流した整流電圧を出力する整流回路と、前記整流回路の正極と負極との間に、第1整流素子とスイッチ素子と第1リアクトルとが直列接続され、前記第1リアクトルの両端に第2整流素子と第3整流素子と第1平滑コンデンサとが直列接続されて、前記整流回路から入力される整流電圧の力率を改善する力率改善回路と、前記スイッチ素子と前記第1平滑コンデンサと前記第3整流素子とからなる第1直列回路を共有し、前記第1直列回路に第4整流素子が並列接続され、前記第3整流素子の両端に第2リアクトルと第2平滑コンデンサとが直列接続されて、前記第2平滑コンデンサに並列接続される負荷に直流電圧を印加するDC/DCコンバータと、前記スイッチ素子のオン・オフを制御して、前記力率改善回路による昇降圧と前記DC/DCコンバータによる降圧とを同期して行わせる制御部とを備える。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、ワンコンバータ回路構成でありながら、出力リップルを低減した負荷駆動装置を提供することができる。
本実施形態における負荷駆動装置を示す回路図である。 負荷駆動装置の動作の説明図である。 負荷駆動装置の各部における波形図である。 図3の時間領域A部の時間軸を拡大した波形図である。 負荷駆動装置の各変形例を示す回路図である。 負荷駆動装置の各変形例を示す回路図である。
以降、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態における負荷駆動装置1の概略構成を示す回路図である。
図1に示すように、負荷駆動装置1は、整流回路BD1と、力率改善回路2と、DC/DCコンバータ3と、駆動制御回路4とを含んで構成されている。
整流回路BD1は、例えばダイオードブリッジであり、交流電源Vacの交流電圧を全波整流して、力率改善回路2に供給するものである。
力率改善回路2は、整流回路BD1が出力した整流電圧と整流電流との間の位相差を少なくすることで力率を改善するとともに、整流出力電圧を所定の直流電圧に昇降圧して、DC/DCコンバータ3に印加するものである。
DC/DCコンバータ3は、力率改善回路2で昇降圧された直流電圧を、さらに電圧変換して負荷10に印加するものである。駆動制御回路4は、スイッチ素子Q1のスイッチング動作を制御して、力率改善回路2による昇降圧とDC/DCコンバータ3による降圧とを同期して行わせるものである。
力率改善回路2は、整流回路BD1の正極と負極との間に、第1整流素子D1と、スイッチ素子Q1と、第1リアクトルL1とが直列に接続されている。このスイッチ素子Q1は、例えば、NチャネルMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)である。第1整流素子D1のアノード端子は、整流回路BD1の正極に接続されている。また、第1整流素子D1のカソード端子は、スイッチ素子Q1のドレイン端子に接続されている。スイッチ素子Q1のソース端子は、第1リアクトルL1を介して整流回路BD1の負極に接続されている。第1リアクトルL1の両端には、第1平滑コンデンサC1と、第2整流素子D2と第3整流素子D3とが直列接続されている。第1平滑コンデンサC1の一端は、スイッチ素子Q1のソース端子に接続されるとともに、第1リアクトルL1を介して第2整流素子D2のアノード端子に接続されている。また、第1平滑コンデンサC1の他端は、第3整流素子D3のカソード端子に接続されている。第2整流素子D2のカソード端子は、第3整流素子D3のアノード端子に接続されている。第1リアクトルL1には、リアクトル電流IL1が流れる。
DC/DCコンバータ3は、スイッチ素子Q1と、第1平滑コンデンサC1と、第3整流素子D3とからなる第1直列回路を、力率改善回路2と共有している。DC/DCコンバータ3は更に、第4整流素子D4と、第2リアクトルL2と、第2平滑コンデンサC2とを備えている。第4整流素子D4は、第1直列回路に並列接続されるとともに、そのカソード端子が、スイッチ素子Q1のドレイン端子に接続される。第2リアクトルL2と第2平滑コンデンサC2とは、第3整流素子D3の両端に直列接続される。第3整流素子D3のカソード端子は、第2リアクトルL2を介して第2平滑コンデンサC2の正極端子に接続される。第3整流素子D3のアノード端子は、第2平滑コンデンサC2の負極端子に接続される。
第2平滑コンデンサC2の両端には、負荷10が並列接続されている。
駆動制御回路4(制御部)は、交流電源Vacの交流周波数よりはるかに高い周波数(スイッチング周波数)の駆動信号をスイッチ素子Q1のゲート端子に出力して、このスイッチ素子Q1をオン・オフするものである。駆動制御回路4は、スイッチ素子Q1のオン・オフを制御することで、力率改善回路2における力率改善を制御する。駆動制御回路4は更に、DC/DCコンバータ3の直流出力電圧を所定の電圧にするか、または、DC/DCコンバータ3の直流出力電流を所定の電流にする。
駆動制御回路4は、トランスT1の2次側である第3リアクトルL3に接続される。このトランスT1の1次側は、第2リアクトルL2である。これにより、第2リアクトルL2に流れるリアクトル電流IL2に応じて、第3リアクトルL3には誘起電圧であるリアクトル電流検出信号が生成される。このリアクトル電流検出信号は、駆動制御回路4に入力される。駆動制御回路4は、リアクトル電流IL2に応じたリアクトル電流検出信号に基づいて、DC/DCコンバータ3が電流臨界モードで動作するようにスイッチ素子Q1を制御する。この第3リアクトルL3は、リアクトル電流IL2を検出する電流検出部である。
図2(a),(b)は、負荷駆動装置1における各電流経路の説明図である。
図2(a)は、スイッチ素子Q1がオンしているときの電流経路W1,W2,W3を示している。
電流経路W1は、整流回路BD1の正極出力端子から流出した電流が、第1整流素子D1・スイッチ素子Q1・第1リアクトルL1を経て、整流回路BD1の負極出力端子へと流れる経路である。この電流は、第1リアクトルL1に磁気エネルギを蓄積する。
電流経路W2は、第1平滑コンデンサC1の正極から流出した電流が、第2リアクトルL2・負荷10・第4整流素子D4・スイッチ素子Q1を経て、第1平滑コンデンサC1の負極へと流れる経路である。この電流は、負荷10にエネルギを放出するとともに第2リアクトルL2に磁気エネルギを蓄積する。
電流経路W3は、第2平滑コンデンサC2の正極から流出した電流が、負荷10を経て、第2平滑コンデンサC2の負極へと流れる経路である。この電流は、第2平滑コンデンサC2の静電エネルギを負荷10に放出する。このとき、第2整流素子D2および第3整流素子D3は逆バイアスされているので電流は流れない。
図2(b)は、スイッチ素子Q1がオフしているときの電流経路W4,W5,W6を示している。
電流経路W4は、第1リアクトルL1に蓄えられた磁気エネルギを放出するとともに、第1平滑コンデンサC1に静電エネルギを蓄積する経路である。
電流経路W5は、第2リアクトルL2に蓄えられた磁気エネルギを負荷10に放出する経路である。電流経路W6は、第2平滑コンデンサC2に静電エネルギを蓄積する経路である。スイッチ素子Q1がオフしているとき、第3整流素子D3には、第1リアクトルL1の放電電流と第2リアクトルL2の放電電流とが重畳して流れる。
スイッチ素子Q1の状態がオンからオフに遷移すると、第1リアクトルL1に流れていた電流は、時間の経過とともに減少しながら、第1リアクトルL1の一端から第2整流素子D2・第3整流素子D3を経て第1平滑コンデンサC1の正極へと流れる。この電流はさらに、第1平滑コンデンサC1の負極からは、第1リアクトルL1の他端へと流れる(電流経路W4)。この電流によって、第1リアクトルL1に蓄えられた磁気エネルギは、第1平滑コンデンサC1の静電エネルギに変換される。
また、スイッチ素子Q1の状態がオンからオフに遷移すると、第2リアクトルL2に流れていた電流は、時間の経過とともに減少しながら、第2リアクトルL2の一端から負荷10(電流経路W5)、または第2平滑コンデンサC2(電流経路W6)を経て第2リアクトルL2の他端に流れる。これらの電流によって、第2リアクトルL2の磁気エネルギは、電流経路W5を介して負荷10に放出されるとともに、電流経路W6を介して第2平滑コンデンサC2の静電エネルギに変換される。
なお、交流電源Vacを投入したのち、所定時間が経過した定常状態まで、負荷駆動装置1は、スイッチ素子Q1がオンとオフとを所定周期で繰り返すように制御する。これにより、負荷駆動装置1は、第1平滑コンデンサC1と第2平滑コンデンサC2に充分な静電エネルギを蓄えて、上記動作を実現可能である。
負荷駆動装置1は、第1平滑コンデンサC1と第2平滑コンデンサC2に充分な静電エネルギを蓄えて定常状態に遷移したならば、DC/DCコンバータ3が電流臨界モードで動作し、かつ、力率改善回路2が電流不連続モードまたは電流臨界モードで動作するようにスイッチ素子Q1のオン・オフを制御する。
図3(a)〜(c)は、負荷駆動装置1の動作を説明するための波形図であり、交流入力の2サイクルにわたって波形を示している。
図3(a)は、交流電源Vacの電圧波形を示している。縦軸は電源電圧を示している。横軸は時間軸であり、図3(b),(c)と共通する時間を示している。
交流電源Vacの電圧は、所定周期の正弦波である。
図3(b)は、第1リアクトルL1に流れるリアクトル電流IL1の波形を示している。縦軸はリアクトル電流IL1を示している。横軸は時間軸であり、図3(a),(c)と共通する時間を示している。
リアクトル電流IL1の包絡線は、交流電源Vacの整流波形の相似形であるとともに、交流電源Vacの整流波形と同じ周期である。また、リアクトル電流IL1は、交流電源Vacの整流波形の周期と比べて速い周期の三角波である。図3(b)では、リアクトル電流IL1の波形を便宜上黒く表示している。
図3(c)は、第2リアクトルL2に流れるリアクトル電流IL2の波形を示している。縦軸はリアクトル電流IL2を示している。横軸は時間軸であり、図3(a),(b)と共通する時間を示している。
リアクトル電流IL2の包絡線は、直流波形である。また、リアクトル電流IL2は、交流電源Vacの周期と比べて速い周期の三角波である。図3(c)では、リアクトル電流IL2の波形を便宜上黒く表示している。
図4(a)〜(d)は、図3の時間領域A部の時間軸を拡大した図である。
図4(a)は、交流電源Vacの電圧波形を示している。
交流電源Vacの電圧は、時間領域A部において、ほぼ所定電圧を保つ。
図4(b)は、リアクトル電流IL1の電流波形を示している。
時刻t0において、リアクトル電流IL1はゼロである。このとき、スイッチ素子Q1はオフからオンに遷移する。
時刻t0〜t1の期間において、スイッチ素子Q1はオン状態であり、リアクトル電流IL1は略直線的に増加する。このときリアクトル電流IL1は、図2(a)に示す電流経路W1を流れる。
時刻t1において、スイッチ素子Q1がオンからオフに遷移する。
時刻t1〜t2の期間において、スイッチ素子Q1はオフ状態であり、リアクトル電流IL1は略直線的に減少する。このときリアクトル電流IL1は、図2(b)に示す電流経路W4を流れる。
時刻t2において、リアクトル電流IL1はゼロとなる。
時刻t2〜t3の期間において、スイッチ素子Q1はオフ状態であり、リアクトル電流IL1はゼロを保つ。このように電流ゼロの期間を有する動作モードは、電流不連続モードと呼ばれる。
時刻t3において、スイッチ素子Q1はオフからオンに遷移する。以降、リアクトル電流IL1は、時刻t0〜t3と同様な繰り返し波形となる。
図4(c)は、リアクトル電流IL2の電流波形を示している。
時刻t0において、リアクトル電流IL2はゼロである。このとき、スイッチ素子Q1はオフからオンに遷移する。
時刻t0〜t1の期間において、スイッチ素子Q1はオン状態であり、リアクトル電流IL2は略直線的に増加する。このときリアクトル電流IL2は、図2(a)に示す電流経路W2を流れる。
時刻t1において、スイッチ素子Q1がオンからオフに遷移する。
時刻t1〜t3の期間において、スイッチ素子Q1はオフ状態であり、リアクトル電流IL2は略直線的に減少する。このときリアクトル電流IL2は、図2(b)に示す電流経路W5,W6を流れる。
時刻t3において、リアクトル電流IL2はゼロである。このとき、スイッチ素子Q1はオフからオンに遷移する。すなわち、リアクトル電流IL2がゼロを維持し続けることはない。このように電流ゼロの期間を有さない動作モードは、電流臨界モードと呼ばれる。
以降、リアクトル電流IL2は、時刻t0〜t3と同様な繰り返し波形となる。
図4(d)は、スイッチ素子Q1のゲート電圧を示している。
時刻t0において、スイッチ素子Q1のゲート電圧はLレベルからHレベルに遷移し、スイッチ素子Q1はオフからオンに遷移する。
時刻t0〜t1の期間において、スイッチ素子Q1のゲート電圧はHレベルであり、スイッチ素子Q1はオン状態である。
時刻t1において、スイッチ素子Q1のゲート電圧はHレベルからLレベルに遷移し、スイッチ素子Q1はオンからオフに遷移する。
時刻t1〜t3の期間において、スイッチ素子Q1のゲート電圧はLレベルであり、スイッチ素子Q1はオフ状態である。
時刻t3において、スイッチ素子Q1のゲート電圧はLレベルからHレベルに遷移し、スイッチ素子Q1はオフからオンに遷移する。
以降、スイッチ素子Q1のゲート電圧は、時刻t0〜t3と同様な繰り返し波形となる。
このような制御を実現するため、駆動制御回路4は、所定時間だけスイッチ素子Q1のゲート端子にHレベル信号を出力したのちにLレベル信号を出力する。この所定時間とは、時刻t0〜t1の期間に相当する。
駆動制御回路4は、スイッチ素子Q1のゲート端子にLレベル信号を出力しているときにリアクトル電流検出信号がゼロになったならば、スイッチ素子Q1のゲート端子に、再びHレベル信号を出力する。このような処理を繰り返すことで、駆動制御回路4は、リアクトル電流IL2を電流臨界モードに制御可能である。
本実施形態の負荷駆動装置1は、力率改善回路2の力率改善動作が有効に機能するため、第1平滑コンデンサC1として大容量のものを使用しても力率が低下しない。したがって、第1平滑コンデンサC1を大容量とすることができるので、コンバータ出力に現れる交流周波数帯のリップルを軽減することができる。
出力リップルの低減により、出力電圧および出力電流の安定度が向上する。例えば、負荷10をLED(Light Emitting Diode)として、負荷駆動装置1にて照明器具を駆動した場合、ちらつきや明るさのばらつきを低減することができる。
力率改善回路2およびDC/DCコンバータ3は、スイッチ素子Q1を共有している。そのため回路が簡素化され、部品点数が削減できるので、装置を小型化することができる。さらに、臨界モードでDC/DCコンバータ3を制御することで、電力変換効率を向上することができる。効率が向上することにより、スイッチ素子Q1の発熱が低減されるので、放熱用のヒートシンクを小型化し、よって負荷駆動装置1を小型化することが容易となる。
図5(a)〜(c)は、負荷駆動装置の各変形例を示す回路図である。
図5(a)は、第1変形例の負荷駆動装置1Aを示す回路図である。
第1変形例の負荷駆動装置1Aは、図1に示す負荷駆動装置1の第1整流素子D1の接続位置を、整流回路BD1の正極側から負極側に入れ替えたものである。負荷駆動装置1AのDC/DCコンバータ3Aは、図1に示すDC/DCコンバータ3と同様に構成されている。
第1変形例の負荷駆動装置1Aは、図1に示す負荷駆動装置1と同様に動作し、同様な効果を奏する。
図5(b)は、第2変形例の負荷駆動装置1Bを示す回路図である。
第2変形例の負荷駆動装置1Bは、図1に示すDC/DCコンバータ3とは異なるDC/DCコンバータ3Bを備えており、それ以外は、図1に示す負荷駆動装置1と同様である。
DC/DCコンバータ3Bは、図1に示すDC/DCコンバータ3と同様に、スイッチ素子Q1・第1平滑コンデンサC1・第3整流素子D3からなる第1直列回路を力率改善回路2と共有しており、第3整流素子D3の両端に第2リアクトルL2と第2平滑コンデンサC2とが直列接続されている。
DC/DCコンバータ3Bは、図1に示すDC/DCコンバータ3の第2リアクトルL2と第2平滑コンデンサC2の接続を入れ替えたものである。すなわち、第3整流素子D3のカソード端子には、第2平滑コンデンサC2の正極が接続される。第3整流素子D3のアノード端子には、第2リアクトルL2を介して第2平滑コンデンサC2の負極が接続される。第2平滑コンデンサC2には、負荷10が並列接続される。
第2変形例の負荷駆動装置1Bは、図1に示す負荷駆動装置1と同様に動作し、同様な効果を奏する。
図5(c)は、第3変形例の負荷駆動装置1Cを示す回路図である。
第3変形例の負荷駆動装置1Cは、図5(b)に示す第2変形例の負荷駆動装置1Bの第1整流素子D1の接続位置を、整流回路BD1の正極側から負極側に入れ替えたものである。負荷駆動装置1CのDC/DCコンバータ3Cは、図5(b)に示すDC/DCコンバータ3Bと同様に構成されている。
第3変形例の負荷駆動装置1Cは、図1に示す負荷駆動装置1と同様に動作し、同様な効果を奏する。
図6(a),(b)は、負荷駆動装置の各変形例を示す回路図である。
図6(a)は、第4変形例の負荷駆動装置1Dを示す回路図である。
第4変形例の負荷駆動装置1Dは、図1に示す負荷駆動装置1の第3リアクトルL3を備えず、代わりに抵抗素子R1を備えている。この抵抗素子R1は、第2リアクトルL2と第2平滑コンデンサC2の正極との間に直列接続されている。抵抗素子R1の両端からは、この両端電圧に応じたリアクトル電流検出信号が出力される。駆動制御回路4は、抵抗素子R1の両端電圧を測定することにより、リアクトル電流IL2を検出することができる。抵抗素子R1の両端電圧は、リアクトル電流検出信号である。この抵抗素子R1は、リアクトル電流IL2を検出する電流検出部である。
DC/DCコンバータ3Dは、スイッチ素子Q1と、第1平滑コンデンサC1と、第3整流素子D3とからなる第1直列回路を有しており、更に第3整流素子D3の両端に第2リアクトルL2と抵抗素子R1と第2平滑コンデンサC2とが直列接続されている。第3整流素子D3のカソード端子には、第2リアクトルL2と抵抗素子R1とを介して第2平滑コンデンサC2の正極が接続される。第3整流素子D3のアノード端子には、第2平滑コンデンサC2の負極が接続される。第2平滑コンデンサC2の正極と負極との間には、負荷10が並列接続される。この第4変形例では、図1のトランスT1の代わりに抵抗素子R1を用いているので、負荷駆動装置1Dを更に小型化することが可能である。
図6(b)は、第5変形例の負荷駆動装置1Eを示す回路図である。
第5変形例の負荷駆動装置1EおよびDC/DCコンバータ3Eは、第4変形例の負荷駆動装置1Dの抵抗素子R1と第2リアクトルL2とが、逆順に直列接続されている。このように抵抗素子R1と第2リアクトルL2とを、図6(a)に示す第4変形例の負荷駆動装置1Dと逆順に接続するように構成しても、図6(a)の負荷駆動装置1Dと同様に動作し、同様な効果を得ることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。
(a) 電流検出部は、上記実施形態や各種変形例に限定されず、例えばホールセンサなどを用いてもよい。
(b) スイッチ素子Q1は、NチャネルMOSFETに限定されず、任意のスイッチ素子を用いてもよい。
(c) リアクトル電流IL1が電流臨界モードで動作するように、第1リアクトルL1のリアクタンスを調整してもよい。
1,1A〜1E 負荷駆動装置
2 力率改善回路
3,3A〜3E DC/DCコンバータ
4 駆動制御回路 (制御部)
10 負荷
BD1 整流回路
C1 第1平滑コンデンサ
C2 第2平滑コンデンサ
D1 第1整流素子
D2 第2整流素子
D3 第3整流素子
D4 第4整流素子
IL1,IL2 リアクトル電流
L1 第1リアクトル
L2 第2リアクトル
L3 第3リアクトル
Q1 スイッチ素子
R1 抵抗素子 (電流検出部)
T1 トランス (電流検出部)
Vac 交流電源
W1〜W6 電流経路

Claims (8)

  1. 交流電圧を全波整流した整流電圧を出力する整流回路と、
    前記整流回路の正極と負極との間に、第1整流素子とスイッチ素子と第1リアクトルとが直列接続され、
    前記第1リアクトルの両端に第2整流素子と第3整流素子と第1平滑コンデンサとが直列接続されて、
    前記整流回路から入力される整流電圧の力率を改善する力率改善回路と、
    前記スイッチ素子と前記第1平滑コンデンサと前記第3整流素子とからなる第1直列回路を共有し、
    前記第1直列回路に第4整流素子が並列接続され、
    前記第3整流素子の両端に第2リアクトルと第2平滑コンデンサとが直列接続されて、
    前記第2平滑コンデンサに並列接続される負荷に直流電圧を印加するDC/DCコンバータと、
    前記スイッチ素子のオン・オフを制御して、前記力率改善回路による昇降圧と前記DC/DCコンバータによる降圧とを同期して行わせる制御部と、
    を備えることを特徴とする負荷駆動装置。
  2. 前記制御部は、
    前記DC/DCコンバータが電流臨界モードで動作し、
    かつ、前記力率改善回路が電流不連続モードまたは電流臨界モードで動作するように、前記スイッチ素子のオン・オフを制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の負荷駆動装置。
  3. 前記第2リアクトルに流れる電流を検出する電流検出部をさらに備えており、
    前記制御部は、前記電流検出部から出力されるリアクトル電流検出信号に基づいて、前記DC/DCコンバータが電流臨界モードで動作するように、前記スイッチ素子のオン・オフを制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の負荷駆動装置。
  4. 前記電流検出部は、前記第2リアクトルを一次側とするトランスであり、
    当該トランスの二次側から前記リアクトル電流検出信号が出力される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の負荷駆動装置。
  5. 前記電流検出部は、前記第2リアクトルに直列接続される抵抗素子であり、
    当該抵抗素子の両端電圧に応じた前記リアクトル電流検出信号が出力される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の負荷駆動装置。
  6. 前記スイッチ素子のオフ期間において前記第3整流素子には、
    前記第1リアクトルの放電電流と前記第2リアクトルの放電電流とが重畳して流れる、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の負荷駆動装置。
  7. 前記第2リアクトルは、前記第3整流素子のカソード側に接続され、
    前記第2平滑コンデンサは、前記第3整流素子のアノード側に接続される、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の負荷駆動装置。
  8. 前記第2リアクトルは、前記第3整流素子のアノード側に接続され、
    前記第2平滑コンデンサは、前記第3整流素子のカソード側に接続される、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の負荷駆動装置。
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