JP6092590B2 - 光偏向器の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光スキャナ等に装備されるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)光偏向器の製造方法に関する。
近年、画像表示装置の一形態として、光偏向器を用いて光源からの光を偏向してスクリーンに投影し、スクリーン上に画像を映し出すようにしたプロジェクションディスプレイが提案されている。光偏向器としては、例えば、半導体プロセスやマイクロマシン技術を用いたMEMSデバイスとして、半導体基板上にミラーや圧電アクチュエータ等の機構部品を一体的に形成したMEMS光偏向器が挙げられる(例:特許文献1)。
この光偏向器では、圧電アクチュエータの一端が枠部(支持部)に連結されて支持され、この圧電アクチュエータが発生したトルクを他端に連結されたトーションバーに伝え、トーションバーの先に備え付けられたミラーを揺動(往復回動)させる。このような光偏向器は、小型で簡単な構造で大きな駆動力が得られるという利点がある。1つ1つの光偏向器素子はシリコンウェハを一括でパターン加工した後に、ダイシング工程により個片として切り出されてから、セラミック等のパッケージに実装されて製品となる。
光偏向器の素子構造は直径1mm程度のミラーを細いトーションバーで支持してアクチュエータに連結している。アクチュエータの動きによってトーションバーが捩れることによりミラーが揺動する。この揺動ミラーにレーザ光線を照射することにより1次元又は2次元の走査光線が得られる。ミラーの揺動を妨げないようにミラーの周辺には比較的広い空間が設けられている。特に、1つのミラーを直交する2つの回転軸線の回りに同時に揺動させる2次元光偏向器においては、可動部の領域が素子全体に占める割合が大きい。
このような素子構造に対して最も一般的なブレードダイシングで加工ウェハを各チップに個片化する工程において、高圧の純水が加工ウェハに当たる際に、MEMS光偏向器の素子構造が壊れてしまうという問題が発生する。
この問題を避けるために、加工ウェハ表面に保護テープを貼り付けるやり方もあるが、後で該テープを剥離する際にMEMS光偏向器の素子構造が壊れてしまうという不具合が起こる。紫外線照射や加熱処理によってテープの粘着力が弱まるものを使用しても、加工ウェハ表面の複雑な構造に対しては100%素子破損を防止することができない。テープを使わずにレジストを塗布して保護層とした場合でも、後でレジストを除去する際の工程で、素子構造が破損する不具合が発生する。
このような不具合を解決するための手段として、ウェハレベルでガラスウェハ等と接合しておいてミラーの揺動空間を確保してからダイシングするウェハレベルパッケージが近年開発されてきている。
図15にウェハレベルパッケージの模式図を示す。図15において、(a)はMEMS光偏向器のパッケージ化ウェハ400の斜視図、(b)はパッケージ化ウェハ400からチップとして切り出される光偏向器405の断面図である。各チップは、パッケージ化ウェハ400の1区画に対応している。
図15(a)において、パッケージ化ウェハ400は、本体ウェハ401を、その表及び裏の両側から透明封止材ウェハとしての表側ガラスウェハ402及び裏側ガラスウェハ403により挟むサンドイッチ構造になっている。図15(a)のパッケージ化ウェハ400は、ダイシングライン404に沿って縦及び横にダイシングされることにより、複数の光偏向器405が切り出される。
図15(b)において、本体ウェハ401は、BOX(Buried Oxide)層414と、BOX層414の表側及び裏側に積層されるSOI(Silicon on Insulator)層415及びハンドル層416とを備えている。内部空間410は、光偏向器405の内部に形成され、ミラー部411及びアクチュエータ素子412は、SOI層415に対するエッチングにより形成されたものであり、内部空間410は、表側ガラスウェハ402の下面、裏側ガラスウェハ403の上面及び本体ウェハ401の内周面により画成され、ミラー部411等を収容するとともに、ミラー部411の変位を許容する容積を有している。
図15の構造の光偏向器405の場合には、ダイシング工程におけるミラー部411及びアクチュエータ素子412の構造破損の不具合はなくなる。しかしながら、光偏向器405では、シリコン貫通電極(TSV)409を形成するか、ガラスウェハ402,403に貫通電極413を形成する必要があり、工程が複雑になるとともに、製造コストも増大するという問題がある。
特開2010−128116号公報
この問題を解消するために、図15に示したようにパッケージ化ウェハ400ではなく、光偏向器の裏側(光の入射側及び反射側とは反対側)のDeep−RIE加工を先に実施して、裏側を支持基板に接合し、表側のレジストパターン形成後にブレードダイシングを先に実施してから、表側のDeep−RIE加工を実施することにより、ダイシング時の素子破損を防止しながらも、通常のパッケージを利用できるようになる提案もある。
一方、MEMS光偏向器に対する要求仕様として、ミラー走査時のミラー変形の防止が近年議論されている。ミラーの変形は走査するレーザ光のスポット径を拡げたり歪めたりするので、スクリーン上の投射画像の品質の低下を招くからである。一般的な対応策として、ミラーの裏側に特許文献1/図2のような補強リブ構造を形成することが知られている。リブの厚みをミラーの厚みの3〜4倍に設計することにより、リブ構造によってミラーの曲げ応力に対する剛性が増大し、走査時のミラー変形を抑制することができる。
しかしながら、リブ構造の導入によりMEMS光偏向器の製造工程において新たな不具合が生じる場合がある。すなわち、リブ構造という重量物をミラーの裏側に形成することにより、MEMS光偏向器の表側のDeep−RIE加工に続いて、裏側をDeep−RIE加工する際に、50μm以下の薄いSOI層で構成された素子構造がリブ構造の重量に起因する応力によって、Deep−RIE装置内にて破損してしまう。この不具合は、ダイシング工程の前のウェハプロセス工程で発生するため、前述のダイシング工程での素子破損防止策はいずれも役に立たない。したがって、上記のようなリブ構造を有するMEMS光偏向器の製造工程の確立が課題となっている。
本発明の目的は、ウェハの裏側エッチング時及びダイシング時のミラー部の破損を適切に防止するとともに、破損防止策において使用するテープが原因になる問題を解消する光偏向器の製造方法を提供することである。
本発明の光偏向器の製造方法は、表側にミラー面を有するミラー部と、該ミラー部を収容する表側空間部分と該ミラー部の変位を許容する裏側空間部分と画成する支持体とを備える光偏向器の製造方法であって、表側から裏側へ順番にSOI層、BOX層及びハンドル層を有するウェハに対し、その表側からのSOI層のエッチングにより、ウェハの各区画の表側に前記表側空間部分と前記ミラー部の表側部分とを形成する第1工程と、第1工程後のウェハに対し、その表側に、所定の溶液に対して可溶性である液状被覆剤を塗布して被覆剤層を形成し、該被覆剤層の表側を覆う支持基板を当てる第2工程と、第2工程後のウェハに対し、前記被覆剤層を介して前記支持基板を固着するとともに前記被覆剤層を固化する第3工程と、第3工程後のウェハに対し、その裏側からのハンドル層及びBOX層のエッチングにより、ウェハの各区画の裏側に前記裏側空間部分と前記ミラー部の裏側部分とを形成する第4工程と、第4工程後のウェハに対し、その支持基板の表側に表側テープを貼着してから、該ウェハの裏側からウェハの各区画線に沿ってダイシングを行う第5工程と、第5工程後のウェハに対し、その裏側に、粘着力が紫外線照射により低下する裏側テープを貼着する第6工程と、第6工程後のウェハに対し、前記裏側空間部分の周輪郭よりも周輪郭が小さい開口を有するステンシルマスクを、該開口が前記裏側空間部分の内側になるように、前記裏側テープの裏側に当てる第7工程と、第7工程後のウェハに対し、裏側から紫外線を照射してから前記ステンシルマスクを分離する第8工程と、第8工程後のウェハに対し、該ウェハを前記所定の溶液に浸漬して前記被覆剤層及び前記支持基板を除去する第9工程とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ウェハに対し、表側からのミラー部の表側部分の形成後、表側に液状被覆剤を塗布して支持基板を固定した状態で、裏側からのエッチングや裏側からのダイシングを行い、その後、溶液に浸漬して、被覆剤層及び支持基板を分離するので、裏側エッチング時及びダイシング時のミラー部の破損を防止することができる。
本発明によれば、ウェハの裏側に裏側テープを貼着した後、開口付きのステンシルマスクを裏側に当てて裏側に紫外線を照射する。これにより、裏側テープは、ミラー部の裏側部分に接触する部位において粘着力を十分に低下される。この結果、液状被覆剤を分離する浸漬溶液がウェハから除去される時に、ミラー部が浸漬溶液の表面張力により裏側テープの方へ連行されて、ミラー部の裏側部分の下端が裏側テープに接触しても、該下端が裏側テープに貼着することが回避される。こうして、ミラー部の裏側部分の下端が裏側テープに貼着することに因りミラー部が、陥没状態のまま元の高さに戻らずに、破損する恐れが防止される。
本発明において、第4工程で形成するミラー部の裏側部分にリブを設けることができる。
この場合、ミラー部の補強のためにミラー部の裏側にリブが付加されるので、ミラー部の重量が増大し、ダイシング時にミラー部の破損の可能性が増えるが、第3工程でウェハの表側を支持基板で支持してから、第4工程でウェハの裏側からのエッチングによるリブの形成を行い、第5工程でダイシングを行うことにより、第4及び第5工程でのミラー部の破損を確実に防止することができる。
また、本発明において、前記光偏向器は、前記ミラー部と前記支持体との間に介在して前記ミラー部と共に変位する可動構造部を備え、該可動構造部は、前記第1工程において前記ミラー部の表側部分と共に形成される表側部分と、前記第4工程において前記ミラー部の裏側部分と共に形成される裏側部分とを有することが好ましい。
この場合、可動構造部の裏側部分が第9工程において裏側テープに貼着することが防止されるので、可動構造部の破損を防止することができる。
光偏向器の構成図。 ミラー部の構造を示す図。 MEMS光偏向器のチップ構造を示す図。 2軸MEMS光偏向器の作製方法の第1部分の工程図。 図4の工程に続く工程を示す図。 図5の工程に続く工程を示す図。 図6の工程に続く工程を示す図。 図7の工程に続く工程を示す図。 図8の工程に続く工程を示す図。 図9の工程に続く工程を示す図。 図10の工程に続く工程を示す図。 図11の工程に続く工程を示す図。 図12の工程に続く工程を示す図。 ステンシルマスクの斜視図。 従来技術としてのウェハレベルパッケージの模式図を示す。
以下、本発明の方法で製造される光偏向器の例について説明する。図1に示す光偏向器1は、中心に配置されるミラー部2、ミラー部2を外側から包囲する内側矩形枠部3、及び内側矩形枠部3を外側から包囲する表外側矩形枠部分4を備えている。なお、光偏向器1の外側矩形枠部24(本発明の支持体の一例)は、表外側矩形枠部分4と、後述の図3の裏外側矩形枠部分23とから構成される。
説明の便宜上、光偏向器1の縦方向及び横方向を、それぞれ表外側矩形枠部分4の短辺に平行な方向及び長辺に平行な方向と定義する。図1では、左斜め下−右斜め上が光偏向器1の縦方向であり、左斜め上−右斜め下が光偏向器1の横方向となる。また、光偏向器1が、光を入射及び反射する側を光偏向器1の表側と定義し、表側とは反対側を光偏向器1の裏側と定義する。さらに、光偏向器1の表側及び裏側を適宜、光偏向器1の正面側及び背面側という。
1対のトーションバー5は、その軸線を縦方向に揃えて、ミラー部2に対して縦方向両側に配設され、ミラー部2に先端側を結合している。トーションバー5の基端側は内側矩形枠部3の横辺の内周側の中心部に結合している。なお、トーションバー5の基端側は内側矩形枠部3から離れていてもよい。その場合、トーションバー5の基端部は内側アクチュエータ6のみにより内側矩形枠部3に支持される。
1対の内側アクチュエータ6は、カンチレバー式の圧電アクチュエータであり、各トーションバー5の横方向両側に配設され、先端側をトーションバー5の基端部に結合し、基端側を内側矩形枠部3の縦辺部に結合している。内側アクチュエータ6は、トーションバー5の基端部をトーションバー5の軸線回りに所定の振動数で往復回動させて、ミラー部2を第1回転軸線の回りに往復回動させる。
ここで、第1回転軸線とは、ミラー部2の中心を通りかつトーションバー5の軸線に対して平行な直線と定義する。後述の第2回転軸線とは、ミラー部2の中心において第1回転軸線とほぼ直交する直線と定義する。第1及び第2回転軸線は後述のミラー面10上に定義される直線となっている。
圧電式の1対の外側アクチュエータ7は、内側矩形枠部3に対して横方向両側に配設され、4つのカンチレバーが直列に結合した構造となっており、基端側において表外側矩形枠部分4の縦辺部に結合し、先端側において内側矩形枠部3の縦辺部に結合している。各外側アクチュエータ7は、それを構成する全カンチレバーの先端側を基端側に対して表側及び裏側のいずれかに一斉にかつ所定の周期で交互に撓ませて、ミラー部2を第2回転軸線の回りに往復回動させる。
電極パッド8,9は、表外側矩形枠部分4の一方及び他方の縦辺部の表側の面にそれぞれ配備され、光偏向器1内の配線を介して内側アクチュエータ6及び外側アクチュエータ7の電極端子に接続されている。
図2を参照して、ミラー部2の構造を詳細に説明する。図2において、(a)はミラー部2の背面図、(b)はミラー部2の側面図である。ミラー面10は、ミラー部2の表側の面として形成され、表側の一定方向からの入射光を、法線の向きに応じた反射角度で表側に反射する。環状リブ11は、ミラー部2の裏側に立設され、ミラー部2の本体の円形周縁に沿って円周壁状に形成される。環状リブ11は、ミラー部2を補強して、ミラー部2の往復回動中のミラー面10の歪みを抑制する。
上記のように構成された光偏向器1によれば、ミラー部2は、内側アクチュエータ6及び外側アクチュエータ7の作動により第1及び第2回転軸線の回りにそれぞれの所定の周期で往復回動する。そして、図示していない光源(例:レーザ光源)からの一定方向の光が表側からミラー面10に入射されると、ミラー部2は、該光を第1及び第2回転軸線の回りの回転角に応じた角度で反射して、表側に出射する。この出射光は、横方向及び縦方向へ所定の走査角範囲かつ所定の振動数で往復する走査光となる。
光偏向器1とその光源は、例えば、プロジェクタ、バーコードリーダ、レーザプリンタ、レーザヘッドアンプ、又はヘッドアップディスプレイ等に装備される光スキャナに用いられる。
ここで、図3を参照して、MEMS光偏向器1のチップ構造について説明する。光偏向器1は、表側から裏側へ順番に積層体15、SOI層16、酸化膜のBOX層17、ハンドル層18、酸化膜の接合層19及び支持基板20で構成される。支持基板20は例えばシリコンウェハ又はガラスである。
積層体15は、裏側(図3の下側)から表側へ順番に、Ti(チタン。TiOxでも可)から成る下部電極密着層31、Pt(プラチナ)から成る下部電極層32、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)から成る圧電素子層33、Pt(プラチナ)から成る上部電極層34を有している。積層体15は、さらに被覆層37を有し、被覆層37は、SiO(二酸化ケイ素)から成り、下部電極密着層31、下部電極層32、圧電素子層33及び上部電極層34の表面を被覆している。
SOI層16はSi(ケイ素)から成る。BOX層17は酸化膜としてのSiO(二酸化ケイ素)から成る。ハンドル層18はSi(ケイ素)から成る。接合層19はSiO(二酸化ケイ素)から成る。支持基板20はSi(ケイ素)の層から成る。
積層体15及びSOI層16からは、MEMS構造物として、ミラー部2、表外側矩形枠部分4、内側アクチュエータ6、外側アクチュエータ7及び電極パッド8,9が作製される。環状リブ40は、環状リブ11と高さを揃えて、内側矩形枠部3の裏側の周辺に沿って立設され、内側矩形枠部3の剛性を高めている。
環状リブ11,40及び裏外側矩形枠部分23は、MEMS構造物としてハンドル層18から形成される。裏外側矩形枠部分23は、内外周の輪郭が表外側矩形枠部分4と同一になっている。表外側矩形枠部分4及び裏外側矩形枠部分23は、相互に接合し、外側矩形枠部24を構成する。
内周側空間27は、外側矩形枠部24の内周側に画成され、表側からのSOI層16のエッチングにより表側空間部分を形成され、また、裏側からのBOX層17及びハンドル層18のエッチングにより裏側空間部分を形成される。内周側空間27は、ミラー部2、内側アクチュエータ6及び外側アクチュエータ7の可動構造部を収容しつつ、それら可動構造部の変位を許容する空間となっている。なお、内側アクチュエータ6及び外側アクチュエータ7は、ミラー部2と外側矩形枠部24との間に介在する可動構造部の一例である。
次に、圧電材料であるチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)の薄膜をアクチュエータに用いる圧電駆動型の2軸MEMS光偏向器を製造するときの工程S1〜S20(製造方法)について説明する。
図4〜図12は、ウェハにおいて、1つの2軸MEMS光偏向器のチップの範囲のみを図示している。工程S1〜S20は、ウェハに対して実施され、1つのウェハから複数の2軸MEMS光偏向器のチップが一括で製造される。工程S1〜S20におけるウェハ全体の構造図は省略しているが、ウェハのどの区画(最終的にチップになる区画)も、図示の工程S1〜S20における断面構造と同一の断面構造となる。
図4の工程S1を示す断面左右の波形は、図示の構造が横方向に続いていることを意味している。この波形は、工程S2以降の構造図では、省略している。以下、工程S1〜S20の各工程の終了段階のMEMS加工ウェハを符号「101」〜「120」で示す。
図4の工程S1では、工程S1の前の工程(図示せず)の終了段階のSOIウェハ100の表面に拡散炉によって厚さ500nmの熱酸化シリコン膜の熱絶縁層30を形成した。
工程S1の前の工程の終了段階のSOIウェハ100は、裏側から順番に接合層19、ハンドル層18、BOX層17及びSOI層16から成る。寸法を例示すると、SOI層16の厚みは50μm、BOX層17の厚みは2μm、ハンドル層18の厚みは400μmである。
工程S2では、Siウェハ101の表側にスパッタ法によってTi層及びPt層をそれぞれの厚みが50nm及び150nmになるように順次成膜した。Ti層及びPt層はそれぞれ下部電極密着層31及び下部電極層32を構成する。なお、図4〜図12では、下部電極層32のみ示し、下部電極密着層31の図示は省略している。
次に、反応性アーク放電イオンプレーティング法によって圧電材料であるチタン酸ジルコン酸鉛(以下PZT)の膜を厚み3μmで下部電極層32上に成膜し、圧電PZT膜の圧電素子層33を形成した。その後、スパッタ法によってPt層の上部電極層34を厚み150nmで圧電素子層33上に成膜した。
工程S3では、基板表面にフォトリソ技術及びドライエッチング技術により、非共振駆動で内側矩形枠部3を駆動する外側アクチュエータ7と、ミラー部2の共振駆動用の内側アクチュエータ6とに対応するパターン(可動構造部の表側部分の一例)を形成する。工程S3は本発明の第1工程に相当する。
まず、上部電極層34と圧電素子層33のパターニングを行い、外側アクチュエータ7に対応する上部電極及び圧電PZT膜と、内側アクチュエータ6に対応する上部電極及び圧電PZT膜のパターンを形成した。同様に、下部電極層32とその下の絶縁層30もパターニングを行い、外側アクチュエータ7について下部電極及び酸化シリコン膜、内側アクチュエータ6について下部電極及び酸化シリコン膜のパターンを作製した。
工程S4では、工程S3のウェハ103の表面全体にプラズマCVDで厚み500nmの酸化シリコン膜の被覆層37を形成する。
図5の工程S5では、基板表面にフォトリソでレジストパターンを形成して、ドライエッチングで一部の酸化シリコン膜を除去し、下部電極及び上部電極に対応するコンタクトホール176と、単結晶シリコンを加工する箇所177の酸化シリコンをドライエッチングで除去する。
工程S6では、フォトリソでレジストパターンを形成してからAlCu(1%Cu)膜をスパッタ成膜し、リフトオフにより配線パターンを形成する。すなわち、PZTアクチュエータの下部電極と上部電極を光偏向器外周部の電極パッドへAlCu膜の配線180を介して電気的に接続する。
工程S7では、フォトリソでレジストパターンを形成してからTi、Agを順次スパッタ成膜し、リフトオフによってミラー部2のミラー面10の層187を形成する。
ここまでの工程で、Deep−RIEによるシリコン加工の前工程が完了する。その後のシリコン加工の工程について以下に説明する。
工程S8では、表側のSOI層16をDeep−RIEでエッチングしてミラー部2、内側矩形枠部3(図3)、表外側矩形枠部分4、トーションバー5、内側アクチュエータ6及び外側アクチュエータ7を形成する。内側矩形枠部(図3)、トーションバー5、内側アクチュエータ6及び外側アクチュエータ7は、本発明の可動構造部に相当する。
図6の工程S9では、加工したSOI層16の上にスピンナー装置等を用いて液状ワックスを塗布してエッチング加工でできた構造の段差を埋め、平坦なワックス層(可溶性の被覆剤層の一例)190を形成する。
工程S10では、100℃〜150℃に加熱したウェハ109のワックス層190の上に支持基板192を置き、適切な加重(例:1kN)をかけながら冷却することにより、ワックス層190を固化して、ウェハ109に支持基板192を仮接合する。この時、真空中で貼り合わせると空気ボイドを含まない良好な接合状態を形成できる。
工程S9と工程S10の内、支持基板192を置くまでの工程部分とは、本発明の第2工程に相当する。工程S10の内、支持基板192を置いた以降は、本発明の第3工程に相当する。
工程S11では、接合層19及びハンドル層18をDeep−RIEでエッチング加工し、ミラー裏側のリブ構造部分197とミラーの揺動空間部分198と内側矩形枠部3のリブ構造部分199を形成する。
工程S12では、BOE(Buffered Oxide Etch)処理によって埋め込み酸化膜(BOX層17)も除去する。これにより、ミラー裏側のリブ11(図3も参照)と内側矩形枠部3のリブ40(図3も参照)と内周側空間27(図3も参照)が完成する。工程S12は本発明の第4工程に相当する。
図7の工程S13では、支持基板192側に、リムに張ったUV(紫外線)タイプのダイシングテープ(表側テープの一例)204を貼り付ける。
工程S14では、ハンドル層の裏側を上側にしてブレードダイシング装置にて、仮接合した支持基板ごと所定のダイシング線としての区画線に沿ってフルダイス208を行って、個々のチップ(本発明のウェハの各区画に相当)に分離する。工程S13,S14は本発明の第5工程に相当する。
図8の工程S15では、リムに張った別のUVタイプのダイシングテープ210(裏側テープの一例)にハンドル層18の裏側を貼着して、支持基板192側に貼り付けたダイシングテープ204に対してUV光を照射(紫外線照射)し、ダイシングテープ204を剥離・除去する。このことは、ウェハをダイシングテープ204からダイシングテープ210に載せ替えたことになる。工程S15は本発明の第6工程に相当する。
図9の工程S16では、工程S15のウェハ115の裏側からダイシングテープ210にステンシルマスク213を当てる。ステンシルマスク213の詳細は図14に示される。図14は、ステンシルマスク213をダイシングテープ210側から見ている。ステンシルマスク213は、例えば厚さが2〜3mmのステンレス板から成り、ウェハ115の裏面を完全に覆う広さを有し、格子状の配列で複数の開口214を有している。1つのステンシルマスク213における開口214の個数は、ウェハ115から製造される光偏向器のチップの個数に等しい。
ステンシルマスク213は、また、四隅にマークパターン215を有している。マークパターン215は、十字状の凸部として形成され、ダイシングテープ210にステンシルマスク213を当てる際に、ウェハ115の四隅の十字状の凹部としてのアライメントマーク(図示せず)に嵌合して、位置決めされる。ステンシルマスク213は、1回ごとに使い捨てされるものでなく、繰り返し使用されるものになっている。
図9の工程S16に戻る。ステンシルマスク213がウェハ115に位置決めされて、ウェハ115に固定された状態で、開口214について説明する。開口214は、中心をウェハ115の内周側空間27の中心軸線上とされ、周輪郭線が内周側空間27の周輪郭線の内側になっている。開口214の周輪郭線は、内周側空間27の中心軸線の方向視で、環状リブ40の外周より外側になっている。
工程S16では、ステンシルマスク213がウェハ115に固定された後、ウェハ115の裏側からUV(紫外線)光217が照射される。ダイシングテープ210は、開口214により裏側に露出する露出部分219と、ステンシルマスク213により露出を阻止される非露出部分220とに区分される。ダイシングテープ210は、ステンシルマスク213を介してUV光217を照射され、これにより、露出部分219は、露光されて、貼着力は低下する。これに対し、非露出部分220は、露光を免れ、貼着力を維持する。
図10の工程S17では、ウェハ116(工程S16)からステンシルマスク213が外される。工程S16においてウェハ115の裏側にステンシルマスク213を固定する工程部分は、本発明の第7工程に相当する。工程S16においてウェハ115の裏側からUV(紫外線)光217を照射する工程部分と、工程S17とは、本発明の第8工程に相当する。
図11の工程S18では、工程S17のウェハ117を、ダイシングテープ210ごと、IPA溶液中に浸漬する。数10分から数時間の浸漬により液状ワックスがIPA溶液に溶解し、ウェハ117に仮接合された支持基板192が剥離・除去される。
図12の工程S19では、IPA溶液は、ウェハ117の乾燥に伴い、液面が低下し、内周側空間27におけるIPA溶液の液面低下は、ミラー部2と内側矩形枠部3と内側アクチュエータ6と外側アクチュエータ7とを含む可動構造部をIPA溶液の表面張力によりダイシングテープ210の方へ内周側空間27の中心部の近いものほど大きく連行する。この結果、環状リブ11,40の先端はダイシングテープ210に接触する。
もし、環状リブ11,40の先端が接触するダイシングテープ210の部位に貼着力が残っていれば、環状リブ11,40は、ダイシングテープ210に貼着され、その後、IPA溶液が内周側空間27から完全に消えても、環状リブ11,40の先端がダイシングテープ210に貼着したまま、内周側空間27内へ大きく陥没したままとなり、これら可動構造部の損傷の原因になる。
しかしながら、環状リブ11,40の先端は、工程S16(図9)において粘着力が十分に低下した露出部分219に接触するので、ダイシングテープ210への貼着は、回避され、IPA溶液が内周側空間27からほぼ消失しだい、可動構造部は、図13の工程S20で示すように、元の高さに戻る。こうして、ダイシングテープ210上にMEMS光偏向器のチップ120が整列した状態のワークが得られる。工程S18,S19は本発明の第9工程に相当する。
この後、ダイシングテープ210をエキスパンドしてMEMSチップ間の距離を拡げてから同テープにUV光を照射して粘着力を低下させれば、各チップ120を個片としてピックアップできる状態になる。
その後、電気的な検査によってPZT膜及び配線の電気特性を評価して不良チップにマーキングした後、良品のチップ120のみをセラミックパッケージに実装して、MEMS光偏向器パッケージが完成する。
本実施形態では最も単純な大気開放型のパッケージ形態とした。光源からのレーザ光は直接、MEMS光偏向器の可動ミラーで反射走査され、画像投影に利用される。
ミラー部本体の厚さをλとすると、ミラー裏側に補強リブ構造を導入した結果、ミラー部本体の静的な面変形が、導入前の(1/4)λ以下から(1/8)λ以下に向上し、走査レーザ光の拡がり及び歪みが低減した。また、ワックスでSOI層の加工構造を保護したため、ダイシング時の高圧純水の影響を受けることなく、ミラー面の反射率も85%以上を示した。
このMEMS光偏向器パッケージに対して、水平軸走査用の共振アクチュエータにVpp=20V、駆動周波数(共振周波数)17kHzの交流電圧を印加し、垂直軸走査用の非共振アクチュエータにはVpp=20V、駆動周波数60Hzの交流電圧を印加したところ、水平軸で±12°、垂直軸で±8°の機械的振れ角が観測された。ダイシング工程でのミラー周辺部のダメージがないため、ウェハ内の良品率は90%を超え、振れ角と共振周波数のばらつきも±3%以内と非常に良好な歩留りを示した。
本発明を実施形態について説明したが、本発明は、該実施形態に限定されることなく、要旨の範囲内で種々に限定して実施することができる。
例えば、実施形態では、ミラー部について裏側から加工する部分はリブとなっているが、本発明の第4工程で裏側からエッチングによる形成するミラー部の裏側部分は、ミラー部のリブに限定することなく、リブ以外の裏側部分、例えば裏面そのものとすることもできる。
液状被覆剤としては、表側からのエッチングにより生じた段差を平滑にならして支持基板をウェハ本体に固着し、かつ所定の溶液内への浸漬により溶解可能であるという条件を充足すれば、実施形態の液状ワックス以外の被覆剤を採用することができる。
図6の工程S9では、イソプロピルアルコールに可溶な液状ワックスを用いているが、本発明の液状被覆剤は、アルカリ性溶液に可溶な液状被覆剤を用いることができる。
図14の開口214は、環状リブ40の外周輪郭に合わせて矩形になっているが、本発明のステンシルマスクの開口は、可動構造部の裏側部分の外周輪郭に合わせてその他の周輪郭とすることができる。また、本発明のステンシルマスクは、紫外線を遮断し、開口214を形成し易く、かつ所定の強度を有するものであれば、ステンレス以外の材料を使用することができる。
1・・・光偏向器、2・・・ミラー部、10・・・ミラー面、16・・・SOI層、17・・・BOX層、18・・・ハンドル層、14・・・外側矩形枠部(支持体)、17・・・内周側空間(表側空間部分及び裏側空間部分)、190・・・ワックス層(被覆剤層)、192・・・支持基板、204・・・ダイシングテープ(表側テープ)、210・・・ダイシングテープ(裏側テープ)、213・・・ステンシルマスク、214・・・開口。

Claims (3)

  1. 表側にミラー面を有するミラー部と、該ミラー部を収容する表側空間部分と該ミラー部の変位を許容する裏側空間部分と画成する支持体とを備える光偏向器の製造方法であって、
    表側から裏側へ順番にSOI層、BOX層及びハンドル層を有するウェハに対し、その表側からのSOI層のエッチングにより、ウェハの各区画の表側に前記表側空間部分と前記ミラー部の表側部分とを形成する第1工程と、
    第1工程後のウェハに対し、その表側に、所定の溶液に対して可溶性である液状被覆剤を塗布して被覆剤層を形成し、該被覆剤層の表側を覆う支持基板を当てる第2工程と、
    第2工程後のウェハに対し、前記被覆剤層を介して前記支持基板を固着するとともに前記被覆剤層を固化する第3工程と、
    第3工程後のウェハに対し、その裏側からのハンドル層及びBOX層のエッチングにより、ウェハの各区画の裏側に前記裏側空間部分と前記ミラー部の裏側部分とを形成する第4工程と、
    第4工程後のウェハに対し、その支持基板の表側に表側テープを貼着してから、該ウェハの裏側からウェハの各区画線に沿ってダイシングを行う第5工程と、
    第5工程後のウェハに対し、その裏側に、粘着力が紫外線照射により低下する裏側テープを貼着する第6工程と、
    第6工程後のウェハに対し、前記裏側空間部分の周輪郭よりも周輪郭が小さい開口を有するステンシルマスクを、該開口が前記裏側空間部分の内側になるように、前記裏側テープの裏側に当てる第7工程と、
    第7工程後のウェハに対し、裏側から紫外線を照射してから前記ステンシルマスクを分離する第8工程と、
    第8工程後のウェハに対し、該ウェハを前記所定の溶液に浸漬して前記被覆剤層及び前記支持基板を除去する第9工程とを備えることを特徴とする光偏向器の製造方法。
  2. 請求項1記載の光偏向器の製造方法において、
    前記第4工程で形成する前記ミラー部の裏側部分はリブであることを特徴とする光偏向器の製造方法。
  3. 請求項1又は2記載の光偏向器の製造方法において、
    前記光偏向器は、前記ミラー部と前記支持体との間に介在して前記ミラー部と共に変位する可動構造部を備え、
    該可動構造部は、前記第1工程において前記ミラー部の表側部分と共に形成される表側部分と、前記第4工程において前記ミラー部の裏側部分と共に形成される裏側部分とを有していることを特徴とする光偏向器の製造方法。
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