JP6085589B2 - 電池配線モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、電池配線モジュールに関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両においてモータを駆動するための電力変換装置に接続される車載用の電池パックでは、多数の電池セルの正極端子と負極端子が隣り合うように交互に逆向きに重ね合わされて横並びに配置されて電池モジュールが構成されている。そして、隣り合う電池セルの電極端子間をバスバーなどの接続部材で接続することにより、複数の電池セルが直列や並列に接続されるようになっている。
上記構成の電池モジュールを組み立てる際には、複数箇所の電極端子間を接続部材で接続する必要がある。そこで、接続する電極端子間の数に応じて、インサート成形等により金型内に配置した複数の接続部材を絶縁樹脂内に一体成形したバスバーモジュールが用いられている。
一方、複数の電池セルを直列や並列に接続する場合、電池セル間において電池電圧などの電池特性が不均一であると、電池の劣化や破損を招く可能性がある。そこで、車載用の電池パックにおいては、各電池セル間の電圧に異常が生じる前に充電、放電を中止するため、各バスバーには、電池セルの電圧を検知するための電圧検知線が取付けられている。
従来のバスバーモジュールにおいては、電圧検知線は、被覆電線の先端を皮剥ぎして心線に丸型端子を圧着し、その丸型端子を電池セルの電極端子に嵌合して、電極端子に接続部材と共にナットで共締めする構造が採用されていた。
しかしながら、このようなバスバーモジュールは、電圧検知線の本数が多い場合は太くなって曲げ難く、重たいので配線作業がし辛いという問題があった。更に、電池セルから突き出した正極端子と負極端子に、接続部材であるバスバーを嵌め込むと共に電圧検知線に圧着した丸型端子を嵌め込んでナットで締め付ける共締めを行う。このため、バスバーと丸型端子との接触面の抵抗が大きくなり電圧降下が生じるという問題があった。
そこで、簡単な構造で各電池セルへ容易に配線することができ、電圧降下が生じない電池パックの高電圧検出モジュール装置(バスバーモジュール)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この電池パックの高電圧検出モジュール装置は、電池パック本体に組み合わされる絶縁枠体に、電池セルの所定の+端子及び−端子を接続する状態に複数のバスバーを配設し、この配設領域以外の絶縁枠体の領域にフラットケーブルを配置し、このフラットケーブルの各導体線間に所定状に切り込みを入れ根元を残して切り離した導体線を所定のバスバーに溶接してなる。
上記構成の電池パックの高電圧検出モジュール装置によれば、絶縁枠体と、複数のバスバーと、フラットケーブルとの部材による構成なので簡単な構成とすることができる。また、絶縁枠体へのバスバーの配設と、フラットケーブルの各導体線の切り離しと、導体線のバスバーへの溶接との簡単な作業で高電圧検出モジュール装置を構成することができる。
特開2010−114025号公報
しかしながら、上記特許文献1の高電圧検出モジュール装置における絶縁枠体は、平面形状が長方形の板状でこの下面に所定間隔で複数の突出部を有すると共に板状部分に所定間隔で複数の貫通口が開口されている。即ち、各電池セルの間の間隙に嵌合される複数の突出部の所定間隔及び形成数や、電池セルの+端子及び−端子の間隔で開口されている複数の貫通口の所定間隔及び開口数は、電池セルのサイズに応じてそれぞれ変更しなければならず、絶縁枠体は電池パックの種類毎に専用部品となる。その為、上記高電圧検出モジュール装置は汎用性がなく、製造コストの低減が困難であった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単な構造で、各電池セルへ容易に配線することができると共に、汎用性が高く製造コストを低減できる電池配線モジュールを提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 正極端子と負極端子が隣り合うように交互に逆向きに重ね合わされて配置された複数の電池セルを備えた電池モジュールに組み合わされる電池配線モジュールであって、所定間隔を有して並列配置された複数本の線状導体と、隣り合う前記正極端子と前記負極端子を電気的に接続するために互いに所定間隔を空けて前記複数本の線状導体の少なくとも片側に沿って並列配置された複数のバスバーと、前記複数本の線状導体の外周部を被覆する被覆部と、前記複数のバスバーにおける前記線状導体に隣接する側縁部に形成された貫通孔の少なくとも一部を覆うように熱プレスされたバスバー接続部とを一体に有する絶縁樹脂部と、を備え、前記複数本の線状導体が、それぞれ所定の前記バスバーに電気的に接続されていることを特徴とする電池配線モジュール。
上記(1)の構成の電池配線モジュールによれば、複数のバスバーは、それぞれ線状導体に隣接する側縁部に、樹脂が流入される貫通孔を有する。絶縁樹脂部の被覆部は、線状導体の外周部を覆う。絶縁樹脂部のバスバー接続部は、バスバーにおける線状導体に隣接する側縁部に形成された貫通孔の少なくとも一部を覆うように熱プレスされる。バスバー接続部は、熱プレスによってバスバーの側縁部に溶着されると同時に、軟化した一部分が貫通孔を貫通して固化する。固化した軟化樹脂は、柱状体となって、バスバー表裏のバスバー接続部を連結する。そこで、絶縁樹脂部を介して繋がった複数のバスバーが、複数本の線状導体に沿って互いに所定間隔を空けて一体に配設される。
従って、電池配線モジュールを電池モジュールに組み合わせる際の取付作業性が低下することなく、複数のバスバーを電池モジュールに配設する為の絶縁枠体等の絶縁部材を省略することができる。そして、電池パックの種類毎に専用部品となる絶縁部材が必要なくなることによって電池配線モジュールの汎用性が高まり、製造コストを低減できる。
(2) 前記バスバー接続部が、前記バスバーの側縁部に対して両平面側から熱プレスされることを特徴とする上記(1)の構成の電池配線モジュール。
上記(2)の構成の電池配線モジュールによれば、熱プレスされる前のバスバー接続部は、厚み方向の断面形状がU字状とされる。そして、バスバーの側縁部は、バスバー接続部の端面凹部に挿入されることで、貫通孔の少なくとも一部が覆われるように位置決めされる。このため、バスバーは、熱プレス前のバスバー接続部に対する仮組み付けが、簡単に、かつ高精度に位置決めできる。また、軟化した樹脂がバスバー表裏に溶着するので、バスバーとバスバー接続部との接合面積を大きくでき、固定強度を高めることができる。
(3) 前記バスバー接続部が、前記貫通孔の一部を覆うように熱プレスされることを特徴とする上記(1)又は(2)の構成の電池配線モジュール。
上記(3)の構成の電池配線モジュールによれば、バスバー接続部が貫通孔の一部を覆うように熱プレスされるので、熱プレスによってバスバー接続部がバスバーの側縁部に溶着される際、バスバー表裏の軟化した樹脂によって貫通孔が密閉されることがない。このため、密閉空間となった貫通孔に空気が封入されて貫通孔への軟化樹脂の流入が阻害されることはない。
(4) 前記貫通孔が、前記バスバーの端縁に連通する連通部を有することを特徴とする上記(1)又は(2)の構成の電池配線モジュール。
上記(4)の構成の電池配線モジュールによれば、貫通孔が、連通部を介してバスバーの端縁で開放される。このため、貫通孔は、軟化樹脂によってバスバー表裏が覆われても、空気が貫通孔に封入されて軟化樹脂の流入が阻害されることはない。これにより、バスバー表裏のバスバー接続部を連結する柱状体が貫通孔に確実に形成される。
(5) 前記バスバー接続部が、前記バスバーの側縁部に対して一平面側から熱プレスされることを特徴とする上記(1)の構成の電池配線モジュール。
上記(5)の構成の電池配線モジュールによれば、バスバーの側縁部に対して一平面側から熱プレスされるバスバー接続部は、厚み方向の断面形状を矩形状の単層構造にできる。即ち、熱プレスされる前のバスバー接続部には、バスバーの側縁部を挿入するための端面凹部を形成する必要がなく、単純な構造とすることができる。
また、バスバー接続部がバスバーの側縁部に対して一平面側から熱プレスされるので、熱プレスによってバスバー接続部がバスバーの側縁部に溶着される際、軟化樹脂によって貫通孔内に空気が密閉されることがない。このため、貫通孔に空気が封入され、この空気が貫通孔への軟化樹脂の流入を阻害することがない。
本発明に係る電池配線モジュールによれば、簡単な構造で、各電池セルへ容易に配線することができると共に、汎用性が高く製造コストを低減できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の第1実施形態に係る電池配線モジュールを組み合わせた電池パックの全体斜視図である。 図1に示した電池パックの要部分解斜視図である。 図1に示した電池配線モジュールの部分斜視図である。 線状導体とバスバーの接続構造を表す要部断面図である。 (a),(b)は図1に示した電池配線モジュールの変形例に係る導体接続構造の平面図である。 (a)は電池配線モジュールの要部平面図、(b)は(a)の要部拡大図、(c)は(b)のA−A断面図である。 (a)〜(d)は図1に示した電池配線モジュールの熱プレス工程を説明するための要部断面図である。 (a)は本発明の第2実施形態に係る電池配線モジュールの要部平面図、(b)は(a)の要部拡大図、(c)は(b)のB−B断面図である。 (a)〜(d)は図8に示した電池配線モジュールの熱プレス工程を説明するための要部断面図である。 (a)は本発明の第3実施形態に係る電池配線モジュールの要部平面図、(b)は(a)の要部拡大図、(c)は(b)のC−C断面図である。 (a)〜(c)は図10に示した電池配線モジュールの熱プレス工程を説明するための要部断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る電池配線モジュール11,13を組み合わせた電池パック15は、例えば、電気自動車またはハイブリッド自動車等の駆動源として使用されるものであり、横並びに配置された複数の電池セル17を備えた電池モジュール19を有する。電池モジュール19は、図示しない箱型の筐体内に、セパレータ21を介して複数の電池セル17が配置されて固定される。
本第1実施形態に係る電池配線モジュール11,13は、複数の電池セル17を直列に接続する複数のバスバー23,25と、それぞれの電池セル17の電圧を測定する電圧検知線27と、電圧検知線27の一端に接続固定されたコネクタ29と、を備えて構成されている。
電池セル17は二次電池であり、図2に示すように、上面に正極端子31と負極端子33とが突出しており、筐体内に配置する場合は、図1に示すように、正極端子31と負極端子33が隣り合うように交互に逆向きに重ね合わされてそれぞれの電池セル17が配置される。これら正極端子31及び負極端子33は、バスバー23,25を挟んでナット35で締付けられる。
電池セル17の両側には、図2に示した絶縁樹脂製のセパレータ21が配置される。セパレータ21の上端には、電池セル17の上面より上方に突出する仕切り部37が形成されている。この仕切り部37は、隣り合うバスバー23、バスバー25の間に確保されたスリット39(空間)に配置され、工具による電極端子間の短絡を防止する。
複数の電池セル17の上には、図1に示すように、電池セル17の並び方向に沿って、帯状の電池配線モジュール11,13が配置されている。
電池配線モジュール11,13は、電池セル17の並び方向に沿って2列に配置されている。各電池配線モジュール11,13は、複数のバスバー23,25が、電池セル17の並び方向に沿って交互に並ぶ正極端子31と負極端子33の上にそれぞれ2列配置され、電圧検知線27が、これらバスバー23,25によるバスバー列の内側に並列配置されている。
電池配線モジュール11,13を構成するバスバー23,25は、正極端子31及び負極端子33を挿通して接続する端子挿通孔41が1列に並ぶように配置されている。2列のバスバー列のうち図1に示す左上側のバスバー23においては、端子挿通孔41が1つ形成された1穴のバスバー25が両端部に配置され、両端部に配置された2個の1穴のバスバー25の間には、端子挿通孔41が2つ形成された2穴のバスバー23が5個配置されている。2列のバスバー列のうち図1に示す右下側のバスバー列においては、2穴のバスバー23が6個配置されている。
各バスバー23,25は、図2に示すように、概ね矩形状を有しており、正極端子31及び負極端子33が挿通されて接続される端子挿通孔41が形成されている。バスバー23,25は、予めプレス工程において、銅、銅合金、アルミ、アルミ合金、金、ステンレス鋼(SUS)等の金属板材に打ち抜き加工を施すことにより形成される。バスバー23,25には、溶接性を向上させるために、Sn,Ni,Ag,Au等のメッキ処理を行ってもよい。
なお、本実施形態のバスバー23,25は、端子挿通孔41を挿通した正極端子31及び負極端子33に、ナット35が螺合されて締付けられることで電気的に接続されている。勿論、本発明に係るバスバー23は、端子挿通孔41が形成されずに正極端子31及び負極端子33に溶接されることにより電気的に接続されてもよい。
電池配線モジュール11,13を構成する電圧検知線27は、所定間隔を有して並列配置された複数本の線状導体43(図4参照)の外周部を絶縁樹脂部45(例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの絶縁樹脂)により被覆してフラットケーブル状としたものである。本発明に係る線状導体43は、平導体及び丸導体等の単線や、撚り線など種々の導体を用いることができる。
電池配線モジュール11,13におけるバスバー23は、それぞれ隣り合う正極端子31と負極端子33を電気的に接続するとともに、電池セル17の電圧を測定するための電圧検知線27の対応する線状導体43と電気的に接続されている。
本実施形態におけるバスバー23と電圧検知線27の対応する線状導体43とは、図4に示すように、接続部材47により接続されている。接続部材47は、本体の一端に圧接刃部49を有し、他端に溶接部51を有するように金属板材から打ち抜き形成されている。そして、接続部材47の圧接刃部49が、所定の線状導体43に圧接接続され、溶接部51が、所定のバスバー23に溶接接続されている。なお、本実施形態中における「溶接接続」とは、スポット溶接、超音波溶接、レーザ溶接など公知の種々の溶接接続を含むものである。また、本発明の接続部材47は、一端に圧接刃部49を有する本実施形態の接続部材47に限らず、電線やバスバーなど本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうる。
なお、バスバー23と線状導体43は、接続部材47を用いずに接続することができる。すなわち、図5(a)に示すように、4枚のバスバー23に並列配置された電圧検知線27における複数本の線状導体43の一端部であるそれぞれの端部53、端部55、端部57、端部59は、右側から左側へ上る階段状に形成される。即ち、手前側の線状導体43の端部の長さが一番長く、奥側の線状導体43の端部の長さが一番短くなる。
次に、図5(b)に示すように、接続工程では、絶縁樹脂部45に被覆された複数本の線状導体43の端部53、端部55、端部57、端部59におけるそれぞれの線状導体43の間が他端部を残してそれぞれ切り離された後、対応するバスバー23に向けて端部53、端部55、端部57、端部59が略直角に折り曲げられ、それぞれ所定のバスバー23に溶接接続される。
そして、電圧検知線27の一端にコネクタ29が接続固定されることにより、電池配線モジュール61が完成する。
従って、本変形例に係る電池配線モジュール61によれば、線状導体43の間の絶縁樹脂部45を切り離し、その線状導体43の端部53、端部55、端部57、端部59をバスバー23に溶接する簡単な作業で、所定の線状導体43とバスバー23を電気的に接続することができる。
図1に示すように、本第1実施形態に係る電池配線モジュール11には、複数のバスバー23,25が、線状導体43の少なくとも片側に沿って並列配置される。また、電池配線モジュール13には、複数のバスバー23が、線状導体43の少なくとも片側に沿って並列配置される。
図6及び図7に示すように、電圧検知線27の絶縁樹脂部45は、これらバスバー23,バスバー25が熱プレスによって接続されたバスバー接続部63と、複数本の線状導体43の外周部を被覆する被覆部62とを備える。本第1実施形態において、熱プレス前のバスバー接続部63は、厚み方向の断面形状がU字状に形成されている。バスバー接続部63は、U字状の端面凹部65(図7(a),(b)参照)に、バスバー23の側縁部67を挿入して熱プレスされる。すなわち、バスバー接続部63が、バスバー23の側縁部67に対して両平面側から熱プレスされる。
本第1実施形態におけるバスバー23,25には、楕円形の貫通孔69が穿設されている。バスバー23には2つの端子挿通孔41に対応して2つの貫通孔69が形成されている。なお、貫通孔69の数は1つであってもよく3つ以上であってもよい。また、貫通孔69の開口形状は楕円形に限らず、円形や多角形など種々の形状を採り得る。貫通孔69は、端子挿通孔41よりも線状導体43側に配置される。すなわち、貫通孔69は、バスバー23における線状導体43に隣接する側縁部67に形成されている。そして、バスバー接続部63は、貫通孔69の一部を覆うように熱プレスされる。バスバー接続部63は、熱プレスによってバスバー23の側縁部67に溶着されると同時に、軟化した一部分が貫通孔69を貫通して固化する。固化した軟化樹脂は、柱状体71となって、バスバー表裏のバスバー接続部63を連結する。
また、電池配線モジュール11における1穴のバスバー25は、両端部の正極端子31又は負極端子33と電気的に接続されるとともに、電池セル17の電圧を測定するための電圧検知線27の対応する線状導体43と電気的に接続されている。
本第1実施形態におけるバスバー25と電圧検知線27の対応する線状導体43とは、バスバー25の側縁に形成された切起し片73により接続されている。切起し片73は、バスバー25の側縁に沿って折り曲げ形成され、先端部が所定の線状導体43に溶接接続されている(図2参照)。切起し片73は、折り曲げ位置を適宜変更して先端部の突出位置を変更することで、先端部が溶接される所定の線状導体43を選択することができる。また、切起し片73は、折り曲げ位置を変更せずに溶接位置を適宜変更することで、中間部が溶接される所定の線状導体43を選択することもできる。
次に、上記構成を有する電池配線モジュール11,13の製造方法を説明する。なお、電池配線モジュール11,13は、略同様の製造工程で製造されるので、以下は電池配線モジュール13を例に説明する。
図7の(a)〜(d)は図1に示した電池配線モジュール13の熱プレス工程を説明するための断面図である。
本第1実施形態に係る電池配線モジュール13を製造するには、先ず、図7(a)に示すように、所定間隔を有して並列配置された複数本の線状導体43の片側に沿って、複数のバスバー23が、所定の間隔で並列配置される。
次いで、図7(b)に示すように、バスバー接続部63の端面凹部65に、バスバー23の側縁部67をそれぞれ挿入する。端面凹部65に挿入されたバスバー23は、貫通孔69の一部分がバスバー接続部63に覆われずに開放している。
次いで、図7(c)に示すように、バスバー接続部63を厚み方向から一対の加熱プレス板75にて所定の圧力を加えて挟む。加熱プレス板75によって加熱されたバスバー接続部63は、一部分が軟化し、加熱プレス板75の押圧力によって貫通孔69に流入する。貫通孔69に流入した軟化樹脂は、固化して柱状体71となる。この際、バスバー接続部63が貫通孔69の一部を覆うように熱プレスされ、貫通孔69は開放状態にあるので、貫通孔69への軟化樹脂の流入が阻害されることはない。
図7(d)に示すように、柱状体71が固化することにより、バスバー表裏のバスバー接続部63は柱状体71を介して連結され、貫通孔69に係合する。従って、バスバー接続部63は、軟化した樹脂がバスバー表裏に溶着する接着と、柱状体71が貫通孔69に係合する係合構造との双方によって、高い固定強度でバスバー23に固定される。
これにより、フラットケーブル状の電圧検知線27を構成する複数本の線状導体43と、バスバー23とが、一体に並列配置された長尺の電池配線モジュール13が形成される。
なお、電池配線モジュール13は、電池セル17のサイズ等に応じて、バスバー23の間隔や一対の端子挿通孔41の間隔や内径を適宜変更することができる。そこで、数種の仕様の異なる電池配線モジュール13を形成することができる。
次に、複数本の線状導体43が、それぞれ所定のバスバー23に接続部材47によって電気的に接続される。接続部材47は、本体の一端に形成された圧接刃部49が所定の線状導体43に圧接接続され、本体の他端に形成された溶接部51が所定のバスバー23に溶接接続される。
そして、電圧検知線27の一端にコネクタ29が接続固定されることにより、電池配線モジュール13が完成する。
このように構成された電池配線モジュール11,13は、12個の電池セル17を隣り合う2つの電池セル間で逆の極の正極端子31と負極端子33とが配置されるように横並びに並べた電池モジュール19の上面にのせられる。
次に、横並びに配置された複数の電池セル17の全ての正極端子31と負極端子33をバスバー23,25の全ての端子挿通孔41に挿通させると共に、スリット39に図2に示したセパレータ21の仕切り部37を挿通させる。
そして、端子挿通孔41から突き出た正極端子31及び負極端子33に、ナット35を螺合させて締付ける。全ての正極端子31及び負極端子33にナット35が締付けられると、電池モジュール19に電池配線モジュール11,13が取付けられた図1に示した電池パック15が完成する。
次に、上記した構成の作用を説明する。
本第1実施形態に係る電池配線モジュール11,13では、複数本の線状導体43における外周部と複数のバスバー23,25における側縁部67とが、絶縁樹脂部45により一体に被覆されることで、絶縁樹脂部45を介して繋がった複数のバスバー23,25が、複数本の線状導体43に沿って互いに所定間隔を空けて一体に配設されている。そこで、電池配線モジュール11,13を電池モジュール19に組み合わせる際の取付作業性が低下することなく、複数のバスバー23,25を電池モジュール19に配設するための絶縁枠体等の絶縁部材を省略することができる。従って、電池パック15の種類毎に専用部品となる絶縁部材が必要なくなることによって電池配線モジュール11,13の汎用性が高まり、製造コストを低減できる。
更に、本第1実施形態に係る電池配線モジュール11では、バスバー25の側縁に折り曲げ形成された切起し片73の先端部が、電圧検知線27における所定の線状導体43に溶接接続されている。そこで、バスバー25に形成された切起し片73の先端部を所定の線状導体43に溶接する簡単な作業で、所定のバスバー25と線状導体43を電気的に接続することができる。
また、本第1実施形態に係る電池配線モジュール11,13では、絶縁樹脂部45に被覆された複数本の線状導体43におけるそれぞれ所定の線状導体43に接続部材47の一端に形成された圧接刃部49が圧接接続されると共に、他端に形成された溶接部51が所定のバスバー23に溶接接続されている。
そこで、接続部材47の一端に形成された圧接刃部49を線状導体43に圧接接続すると共に、接続部材47の他端に形成された溶接部51をバスバー23に溶接接続する簡単な作業で、所定の線状導体43とバスバー23を電気的に接続することができる。
そして、絶縁樹脂部45を介して繋がった複数のバスバー23,25が、複数本の線状導体43に沿って一体に配設される。そこで、電池セル17のサイズ等に応じて、それぞれスリット同士の間隔や正極端子31と負極端子33が挿通される一対の端子挿通孔41の間隔や内径を適宜変更した複数のバスバー23,25を容易に取り付けることができ、汎用性が極めて高い電池配線モジュール11,13を得ることができる。
本第1実施形態に係る電池配線モジュール11,13によれば、バスバー23,5は、線状導体43に隣接する側縁部67に、樹脂が流入される貫通孔69を有する。絶縁樹脂部45は、被覆部62と、バスバー接続部63とを一体に有する。絶縁樹脂部45の被覆部62は、線状導体43の外周部を覆う。絶縁樹脂部45のバスバー接続部63は、バスバー23,25における線状導体43に隣接する側縁部67に形成された貫通孔69の一部を覆うように熱プレスされる。
バスバー接続部63は、熱プレスによってバスバー23の側縁部67に溶着されると同時に、軟化した一部分が貫通孔69を貫通して固化する。固化した軟化樹脂は、柱状体71となって、バスバー表裏のバスバー接続部63を連結する。そこで、絶縁樹脂部45を介して繋がった複数のバスバー23,25が、複数本の線状導体43に沿って互いに所定間隔を空けて一体に配設される。これにより、バスバー接続部63は、バスバー23,25の側縁部67に溶着すると共に、柱状体71が貫通孔69に係合することで、バスバー23,25と強固に固定される。
従って、電池配線モジュール11,13を電池モジュール19に組み合わせる際の取付作業性が低下することなく、複数のバスバー23,25を電池モジュール19に配設するための絶縁枠体等の絶縁部材を省略することができる。そして、電池パック15の種類毎に専用部品となる絶縁部材が必要なくなることによって電池配線モジュール11,13の汎用性が高まり、製造コストを低減できる。
また、電池セル17のサイズ等に応じて、バスバー同士の間隔や正極端子31と負極端子33が挿通される一対の端子挿通孔41の間隔や内径を適宜変更したバスバー23,25を容易に取り付けることができ、汎用性が極めて高い電池配線モジュール11,13を得ることができる。
更に、本第1実施形態に係るバスバー接続部63は、貫通孔69の一部を覆うように熱プレスされる。このような構造とすることで、熱プレスによってバスバー接続部63がバスバー23の側縁部67に溶着される際、バスバー表裏の軟化した樹脂によって貫通孔69が密閉されることがない。このため、密閉空間となった貫通孔69に空気が封入されて貫通孔69への軟化樹脂の流入が阻害されることはない。これにより、柱状体71を貫通孔69に確実に形成できる。
また、本第1実施形態に係る電池配線モジュール11,13は、バスバー接続部63が、バスバー23の側縁部67に対して両平面側から熱プレスされる。そこで、熱プレスされる前のバスバー接続部63は、厚み方向の断面形状がU字状とされる。即ち、バスバー接続部63には、バスバー23の側縁部67を挿入する端面凹部65が形成される。バスバー23の側縁部67は、バスバー接続部63の端面凹部65に挿入されることで、貫通孔69の一部が覆われるように位置決めされる。このため、バスバー23,25は、熱プレス前のバスバー接続部63に対する仮組み付けが、簡単に、かつ高精度に位置決めできる。また、軟化した樹脂がバスバー表裏に溶着するので、バスバー23,25とバスバー接続部63との接合面積を大きくでき、固定強度を高めることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る電池配線モジュール83を説明する。なお、上記第1実施形態で説明した電池配線モジュール13と同等の部材には、同一の符号を付して重複する説明は省略する。 図8及び図9に示すように、本第2実施形態に係る電池配線モジュール83は、バスバー89における線状導体43に隣接する側縁部に形成された貫通孔87が、バスバー89の端縁91に連通する連通部85を有する。バスバー接続部63は、上記第1実施形態と同様に端面凹部65を有して形成される。
本第2実施形態の電池配線モジュール83を製造するには、先ず、図9(a)に示すように、所定間隔を有して並列配置された複数本の線状導体43の片側に沿って、複数のバスバー89が、所定の間隔で並列配置される。
次いで、図9(b)に示すように、バスバー接続部63の端面凹部65に、バスバー89の側縁部67をそれぞれ挿入する。端面凹部65に挿入されたバスバー89は、貫通孔87が端面凹部65に全て挿入されてバスバー接続部63に覆われる。
次いで、図9(c)に示すように、バスバー接続部63を厚み方向から一対の加熱プレス板75にて所定の圧力を加えて挟む。加熱プレス板75によって加熱されたバスバー接続部63は、一部分が軟化し、加熱プレス板75の押圧力によって貫通孔87に流入する。貫通孔87に流入した軟化樹脂は、固化して柱状体93となる。この際、貫通孔87は、連通部85を介してバスバー89の端縁91で開放されているので、軟化樹脂によってバスバー表裏が覆われても、空気が貫通孔87に封入されて軟化樹脂の流入が阻害されることはない。
図9(d)に示すように、柱状体93が固化することにより、バスバー表裏のバスバー接続部63は柱状体93を介して連結され、貫通孔87に係合する。従って、バスバー接続部63は、軟化した樹脂がバスバー表裏に溶着する接着と、柱状体93が貫通孔87に係合する係合構造との双方によって、高い固定強度でバスバー89に固定される。
これにより、フラットケーブル状の電圧検知線27を構成する複数本の線状導体43と、複数のバスバー89とが、一体に並列配置された長尺の電池配線モジュール83が形成される。
本第2実施形態に係る電池配線モジュール83では、貫通孔87が、連通部85を介してバスバー23の端縁91で開放されている。即ち、貫通孔87は、内周が閉じた孔となっていない。貫通孔87は、連通部85を介して端縁91に開放されることで、熱プレス時、バスバー表裏が密着したバスバー接続部63によって覆われても、内部の空気が連通部85から排気される。このため、貫通孔87は、軟化樹脂によってバスバー表裏が覆われても、空気が貫通孔87に封入されることによって軟化樹脂の流入が阻害されることがない。これにより、バスバー表裏のバスバー接続部63を連結する柱状体93を貫通孔87に確実に形成できる。
次に、本発明の第3実施形態に係る電池配線モジュール95を説明する。なお、上記第1実施形態で説明した部材と同等の部材には、同一の符号を付し重複する説明は省略する。
図10及び図11に示すように、本第3実施形態に係る電池配線モジュール95は、被覆部96と共に絶縁樹脂部45を構成するバスバー接続部97が、バスバー99の側縁部67に対して一平面側から熱プレスされる。そこで、バスバー接続部97は、厚み方向の断面形状が矩形状の単層構造となる。また、貫通孔101は、内周が閉じた円形の孔で形成されている。
本第3実施形態の電池配線モジュール95を製造するには、先ず、図10(a)に示すように、所定間隔を有して並列配置された複数本の線状導体43の片側に沿って、複数のバスバー99が、所定の間隔で並列配置される。バスバー99は、一平面側(図11の下面側)がバスバー接続部97の一方の面側(図11の上面側)に対向配置される。
次いで、図11(b)に示すように、バスバー接続部97を厚み方向から一対の加熱プレス板75,103にて所定の圧力を加えて挟む。ここで、加熱プレス板103には、後述の樹脂リベット部105の頭部107を成型するための凹部109が設けられている。加熱プレス板75によって加熱されたバスバー接続部97は、一部分が軟化し、加熱プレス板75,103の押圧力によってバスバー99の一平面側から貫通孔101に流入する。貫通孔101に流入した軟化樹脂は、加熱プレス板103の凹部109に充填されて、樹脂リベット部105の頭部107を成形する。
図11(c)に示すように、バスバー99は、樹脂リベット部105が固化することにより、樹脂リベット部105を介してバスバー接続部97に固定される。従って、バスバー接続部97は、軟化した樹脂がバスバー99の一平面側に溶着する接着と、樹脂リベット部105が貫通孔101に係合する係合構造との双方によって、高い固定強度でバスバー99に固定される。
これにより、フラットケーブル状の電圧検知線27を構成する複数本の線状導体43と、複数のバスバー99とが、一体に並列配置された長尺の電池配線モジュール95が形成される。
本第3実施形態に係る電池配線モジュール95では、バスバー99の側縁部67に対して一平面側から熱プレスされるバスバー接続部97は、厚み方向の断面形状を矩形状の単層構造にできる。即ち、熱プレスされる前のバスバー接続部97には、バスバー99の側縁部67を挿入する端面凹部65(図9(a)参照)を形成する必要がなく、単純な構造とすることができる。これにより、バスバー接続部97を簡素な構造として、部品コストを低減することができる。
また、バスバー接続部97がバスバー99の側縁部67に対して一平面側から熱プレスされるので、熱プレスによってバスバー接続部97がバスバー99の側縁部67に溶着される際、軟化樹脂によって貫通孔101内に空気が密閉されることがない。このため、貫通孔101に空気が封入されて貫通孔101への軟化樹脂の流入が阻害されることはない。
従って、上記各実施形態に係る電池配線モジュール11,13,61,83,95によれば、簡単な構造で、各電池セル17へ容易に配線することができると共に、汎用性が高く製造コストを低減できる。
ここで、上述した本発明に係る電池配線モジュールの実施形態の特徴をそれぞれ以下に簡潔に纏めて列記する。
[1] 正極端子(31)と負極端子(33)が隣り合うように交互に逆向きに重ね合わされて配置された複数の電池セル(17)を備えた電池モジュール(19)に組み合わされる電池配線モジュール(11,13,61)であって、
所定間隔を有して並列配置された複数本の線状導体(43)と、
隣り合う前記正極端子(31)と前記負極端子(33)を電気的に接続するために互いに所定間隔を空けて前記複数本の線状導体(43)の少なくとも片側に沿って並列配置された複数のバスバー(23,25)と、
前記複数本の線状導体(43)の外周部を被覆する被覆部(62)と、前記複数のバスバー(23,25)における前記線状導体(43)に隣接する側縁部(67)に形成された貫通孔(69)の少なくとも一部を覆うように熱プレスされたバスバー接続部(63)とを一体に有する絶縁樹脂部(45)と、を備え、
前記複数本の線状導体(43)が、それぞれ所定の前記バスバー(23,25)に電気的に接続されていることを特徴とする電池配線モジュール(11,13,61)。
[2] 前記バスバー接続部(63)が、前記バスバー(23,25)の側縁部(67)に対して両平面側から熱プレスされることを特徴とする上記[1]に記載の電池配線モジュール(11,13,61)。
[3] 前記バスバー接続部(63)が、前記貫通孔(69)の一部を覆うように熱プレスされることを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の電池配線モジュール(11,13,61)。
[4] 前記貫通孔(87)が、前記バスバー(89)の端縁(91)に連通する連通部(85)を有することを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の電池配線モジュール(83)。
[5] 前記バスバー接続部(97)が、前記バスバー(99)の側縁部(67)に対して一平面側から熱プレスされることを特徴とする上記[1]に記載の電池配線モジュール(95)。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、複数本の線状導体における外周部と、複数のバスバーにおける線状導体に隣接する側縁部とを、2枚の絶縁シートの間に挟みこんで、両絶縁シートを互いに熱プレスすることにより絶縁樹脂部を形成することもできる。
11、13、61、83、95…電池配線モジュール
17…電池セル
19…電池モジュール
23…バスバー
25…バスバー
31…正極端子
33…負極端子
43…線状導体
45…絶縁樹脂部
62…被覆部
63…バスバー接続部
67…側縁部
69…貫通孔

Claims (5)

  1. 正極端子と負極端子が隣り合うように交互に逆向きに重ね合わされて配置された複数の電池セルを備えた電池モジュールに組み合わされる電池配線モジュールであって、
    所定間隔を有して並列配置された複数本の線状導体と、
    隣り合う前記正極端子と前記負極端子を電気的に接続するために互いに所定間隔を空けて前記複数本の線状導体の少なくとも片側に沿って並列配置された複数のバスバーと、
    前記複数本の線状導体の外周部を被覆する被覆部と、前記複数のバスバーにおける前記線状導体に隣接する側縁部に形成された貫通孔の少なくとも一部を覆うように熱プレスされたバスバー接続部とを一体に有する絶縁樹脂部と、を備え、
    前記複数本の線状導体が、それぞれ所定の前記バスバーに電気的に接続されていることを特徴とする電池配線モジュール。
  2. 前記バスバー接続部が、前記バスバーの側縁部に対して両平面側から熱プレスされることを特徴とする請求項1に記載の電池配線モジュール。
  3. 前記バスバー接続部が、前記貫通孔の一部を覆うように熱プレスされることを特徴とする請求項1又は2に記載の電池配線モジュール。
  4. 前記貫通孔が、前記バスバーの端縁に連通する連通部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の電池配線モジュール。
  5. 前記バスバー接続部が、前記バスバーの側縁部に対して一平面側から熱プレスされることを特徴とする請求項1に記載の電池配線モジュール。
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