JP6081467B2 - 二輪車用タイヤ - Google Patents

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Description

本発明の分野
本発明は二輪車用タイヤに関する。特に、本発明は、中大型エンジン排気量(例えば、600〜1200cm以上)及び/又は中高出力(例えば、約70hp以上)、並びに、例えば、150kgに等しい又はそれ以上の駆動構成の自動二輪車質量を有する「ビッグエンデューロ又はデュアルパーパス」用二輪車の前輪及び/又は後輪に取り付けられることを意図したタイヤに関する。
先行技術
二輪車用タイヤは、例えば、米国特許第4,364,426号及び特開昭61−092903号から公知である。
米国特許第4,364,426号は、周方向に離間し、且つトレッドを実質的に斜めに横切り延在する複数の第1の溝によって画定された、複数の間隔をおいて配置されたブロックが設けられたトレッドを有する二輪車用タイヤを記載する。第1の溝は、トレッドの中央からの水を流し、1つのトレッドエッジから他方のトレッドエッジまで連続的に延在する。各第1の溝は、更に、実質的に周方向に延在する中間部を含む。2つの隣接する第1の溝の中間部は隣接する第1の溝によって画定されるブロックによって離間している。
特開昭61−092903号は、タイヤの周方向に配置された複数のブロックをトレッドバンド上に提供することによって均一な接触を確実とするようになっているオンオフ二輪車用タイヤを記載する。ブロックの少なくとも1つの側の上部エッジは、トレッド中央部の輪郭から外側に突出するようにトレッドバンドの両側方エッジに位置するよう配置されている。
発明の概要
最近、舗装路及び未舗装路両方の複合的な走行条件用の益々高いエンジン排気量及び/又は出力を有する「ビッグエンデューロ又はデュアルパーパス」用途の二輪車を市場に投入する傾向が見られる。実際、例えば、約110hpの出力及び約240kgの駆動構成の自動二輪車質量を有し、1200cmのエンジン排気量を有する舗装路及び未舗装路における使用のための二輪車は既に市場に存在する。
そのような二輪車の車輪に取り付けられるタイヤは、低燃費とともに、舗装路を走行する際(例えば、街中、自動車道路上、多数のカーブを有する山岳道路上)及び未舗装路を走行する際の両方における安定挙動を確実とすべきである。
大きなトルクであっても様々な種類の地形の地面に効果的に伝達することができ、且つ効果的な制動作用を保証できるように、前述の二輪車に取り付けられるタイヤには地面へのグリップ及びトラクションの優れた特徴が要求される。更に、そのようなタイヤは濡れた地面上及び未舗装路面上を走行する際のグリップ、ロードホールディング及びトラクションを確実とすべきである。
そのようなタイヤには舗装路を走行する際の快適性及び摩耗均一性の特徴も要求される。そのようなタイヤがしばしば一年中使用される自動二輪車クラス用であるとすれば、グリップの低減と共に、路面における信頼性及び性能も要求される。
本出願人の経験では、特にそのような様々な走行条件を意図した二輪車用タイヤでは前述の特徴が一部互いに矛盾する。
本出願人は、実際には、未舗装路を走行する際のタイヤの高トラクションは、燃費及び騒音/振動の点においてタイヤ性能が低下する原因となりうることに注目した。
本出願人は、更に、舗装路を走行するためのより良好なタイヤ性能は、滑りやすい、砂を含んだ及び/又はぬかるんだ地形におけるトラクション、制御性及び操縦性の点においてタイヤ性能が低下する原因となりうることに気が付いた。
本出願人は、上記の少なくとも部分的に矛盾する要求を満足させるのに適したトレッドパターンを見いだした。
前記トレッドパターンは、その中央部に、赤道面を実質的にまたぐ連続するトレッドソリッド部が設けられる。連続するトレッドソリッド部は、深い溝によって周方向に及び軸方向に境界が定められ、且つ少なくとも大部分が互いに実質的に連結され、好ましくは、トレッドバンド全体上に延在する実質的に連続的な周方向領域を形成するように配置される。
前述のトレッドパターンによって、タイヤは、ダート及び不整地におけるトラクション及びロードホールディングの点において所望の性能を提供することができ、且つ舗装路を走行する際のグリップ及び安定性、並びにあらゆる走行条件における濡れた地面での排水の点において性能を提供することができる。
その第1の態様においては、本発明は、赤道面(X−X)をまたいで対称に配置された中央環状部(A)と、中央環状部(A)に対して軸方向両側に配置された2つのショルダー環状部(B)と、を含むトレッドバンドを有する二輪車用タイヤに関する。
本発明は、1つ又は複数の好適な態様において、以下に示される特徴の1つ又は複数を含んでもよい。
好ましくは、レッドバンドは25%以下の空隙対ゴム比を有してもよい。
有利には、中央環状部(A)は、トレッドバンドの軸方向展開(axial development)の65%以下の軸方向伸長(axial extension)を有してもよく、且つ所定のピッチで周方向に繰り返される少なくとも1つのモジュールを含む。
便利には、各ショルダー部(B)は、トレッドバンドの軸方向展開の40%以下の軸方向伸長を有してもよい。
好ましくは、モジュールは、赤道面(X−X)に対して少なくとも部分的に両側に配置された、少なくとも一対の実質的に周方向の第1の溝を含む。
便利には、中央環状部(A)は10%以上の空隙対ゴム比を有し、前記モジュールは赤道面(X−X)に対して実質的に横断的に配置された複数の第2の溝を含む。
有利には、横断方向の第2の溝は、前記モジュール内に、実質的に周方向の第1の溝と共に、少なくとも2つのトレッドバンドソリッド部(tread band solid portion)を画定する。
好ましくは、第2の溝は、少なくとも2つのトレッドバンドソリッド部を連結するようになっている実質的に連続的なトレッド部を形成するために、隣接する第1の溝から距離(s)だけ間隔をおいて配置された少なくとも1つの端部を有する。
便利には、第1の溝と第2の溝は互いに異なる伸長を有してもよい。
有利には、より短い伸長を有する第1の溝は最大の伸長を有する第2の溝以上の伸長を有する。
本出願人は、第2の溝のそのような配置及び構成が、トレッドバンドの中央部のグリップ効果を低減することなく、且つ過剰な振動、騒音及び不均一摩耗現象を発生させることなく長手方向における良好なトラクション機能の実現を可能にすることに気が付いた。本出願人は、このような向上は、トラクションを確実にする、第2の溝の外側エッジによって形成されるコーナの比率と、周方向における可動性を低減したトレッドバンドソリッド部の比率との間の適切な平衡によるものであるという意見を有する。
本出願人は、更に、モジュール内に形成されたソリッド部の範囲を実質的に周方向の第1の溝により定めることによってより高い剛性がトレッドバンドの中央部に提供され、タイヤ摩耗の低減及び運転安定性に有利であることに気が付いた。更に、この手法において、車体の小さなリーン角で未舗装路地形を走行する際にタイヤのトラクションが促進される。
トレッドバンドソリッド部とは、軸方向及び周方向両方の連続的な溝セグメントによって境界が定められた実質的にゼロの空隙対ゴム比を有するトレッドバンド部を意味し、前記セグメントの少なくとも1つは前のセグメントと連結されない。
実質的に連続的なトレッド部とは、隣接領域への応力伝達を妨げる関連不連続部(relevant discontinuities)を実質的に有しないトレッド部を意味する。
そのような表現は、第2の溝の端部と第1の溝の隣接セグメントとの間に含まれ、空隙対ゴム比が実質的にゼロであるトレッド部、並びに第2の溝の端部と第1の溝の隣接セグメントとの間に含まれ、ゴムの量が、前記第2の溝を第1の溝のセグメントとの連結のために除去すべきであるゴムの量よりも所定の量、例えば、50%だけ多いトレッド部を示すことを意味する。
このゴムの量は、その寸法として、例えば、距離sによって画定される高さと、第2の溝の幅及び平均深さを有する矩形によって画定される底面とを有する理想的平行六面体として考えることができる。
上記の定義内には、従って、1つ又は複数の薄い(例えば2mm未満の平均幅を有する)サイプが第2の溝の端部と第1の溝のセグメントとの間に存在する場合と、例えば、第2の溝の端部が第1の溝と連結され、且つ連結セグメントが、例えば、顕著な深さの低減を有する場合の両方が当てはまる。
「トレッドパターン」とは、タイヤの赤道面に垂直且つタイヤの最大直径に正接する面における、トレッドバンド(溝を含む)の各点の表示を意味するものである。この表示では、
−軸方向においては、赤道面からトレッドバンドの各点の距離は、バンド自体の軸方向展開において測定された、赤道面からそのような点の距離に相当し、
−周方向においては、トレッドバンドの任意の2つの点の間における距離は、タイヤの最大直径に相当する円周上の2つの点の投影間における距離に一致する。投影は2つの点を通る半径方向の面によって得られる。
角度測定値及び/又は線形量(linear quantities)(距離、幅、長さ等)及び/又は面積は上に定義したトレッドパターンを参照することを意図する。
トレッドバンド内にタイヤの赤道面に対して形成される溝の角度配置について述べると、そのような角度配置は、溝の各点において、赤道面から開始し、その点を通過する溝に正接する方向まで行われる回転によって形成される角度(0°〜180°)と称されることを意図する。回転は、まず、トレッドパターン内に赤道面によって画定される方向に沿って位置し、且つタイヤの所定の回転方向の逆向きのベクトルによって実施されることを意図する。
更に以下の定義を適用する。
−「二輪車用タイヤ」とは、カーブを走行する際に高キャンバー角に達することを可能にする高曲率比(通常、0.20超)を有するタイヤを意味する。
−タイヤの「赤道面」とは、タイヤの回転軸線に垂直であり、且つタイヤを2つの対称に等しい部分に分割する面を意味する。
−「周」方向とは、一般的にタイヤの回転方向に従い案内される又はいずれの場合においてもタイヤの回転方向に対してわずかのみ傾斜する方向を意味する。
−「空隙対ゴム比」とは、タイヤのトレッドパターンの決定された部分(おそらくはトレッドパターン全て)の溝の総表面と、トレッドパターンの決定された部分(おそらくはトレッドパターン全て)の総表面との間の比率を意味する。
−トレッドバンドの「軸方向展開」とは、タイヤの半径方向断面においてトレッドバンドの半径方向に最も外側の形状を画定する弧の長さLを意味する。
−タイヤの「曲率比」とは、タイヤの最大弦からトレッドバンドの半径方向最大点までの距離と、タイヤの半径方向断面におけるタイヤの同最大弦との間の比率を意味する。
−「溝の平均傾斜角」とは、溝の伸長に沿って測定された、赤道面(X−X)に対する溝自体の正確な傾斜角の算術平均を意味する。
−「溝の平均深さ」とは、溝の伸長に沿って測定された溝自体の正確な深さの算術平均を意味する。
−「溝の平均幅」とは、溝の伸長に沿って測定された溝自体の正確な幅の算術平均を意味する。
好ましくは、第2の溝の少なくとも1つは、少なくとも2つのトレッドバンドソリッド部を連結するようになっている実質的に連続的なトレッド部を形成するために各隣接する第1の溝から前記距離(s)だけ間隔をおいて配置された少なくとも2つの端部を有する。
有利には、より短い伸長を有する第1の溝は、最大の伸長を有する第2の溝よりも大きな伸長を有する。
タイヤの中央部を過度に可動としないために、及び同時にそのような部分の排水効果を低減しないために、第1の溝及び第2の溝は、有利には、10mm未満の平均深さを有する。
好ましくは、第1の溝及び第2の溝は、自動二輪車の前輪に取り付けられることを意図したタイヤの場合は4mm超、及び自動二輪車の後輪に取り付けられることを意図したタイヤの場合は7mm超の平均深さを有する。
第2の溝の端部と第1の溝の隣接セグメントとの間に適切な量のゴムを提供するため、距離sは、便利には、0.01L超である。
好ましくは、距離sは2mm以上である。
第2の溝の横断方向伸長を過度に低減しないため、距離sは、便利には、0.2L未満である。
前述の選択により、高い比率のコーナが中央環状部(A)内の第2の溝の外側エッジによって形成されることが確実となるため、周方向におけるトラクションが促進される。
好ましくは、第2の溝は、中央環状部(A)のトレッドバンドの周方向における実質的な連続性を断つことができる唯一の溝である。
好ましくは、2つの周方向に隣接するモジュール間には、中央環状部(A)のトレッドバンドの周方向における実質的な連続性を断つようになっているそれ以上の横断方向の溝は設けられない。
好ましくは、周方向において実質的に連続的なトレッド部を形成するために、第2の溝の軸方向端部の全てが第1の溝から間隔をおいて配置されている。
有利には、第2の溝は、少なくとも1つの第1セグメントと、第1セグメントに対して傾斜する少なくとも1つの第2セグメントとを含むが、これは、自動二輪車の前輪に取り付けられることを意図したタイヤの場合はタイヤの回転方向に対し一致しないように配向され、自動二輪車の後輪に取り付けられることを意図したタイヤの場合はタイヤの回転方向に対し一致して配向される凸面を形成するためである。
有利には、より軟質の地形におけるバランスの取れた運転を提供するために、第2の溝の前記第1セグメントと第2セグメントとは互いに対して傾斜して頂点を形成する。
便利には、第2の溝の第1セグメントはフロントタイヤでは90°〜140°の範囲内を含み、リヤタイヤでは0°〜45°の範囲内を含む角度αを形成するように赤道面に対して傾斜する。
便利には、第2の溝の第2セグメントはフロントタイヤでは90°〜140°の範囲内を含み、リヤタイヤでは0°〜40°の範囲内を含む角度βを形成するように赤道面に対して傾斜する。
好ましくは、各頂点を形成するために集束する第1セグメントと第2セグメントは周方向に同じ向きを有する。
好ましくは、第2の溝の第1セグメントと第2セグメントは異なる伸長を有する。
便利には、第2の溝の頂点は赤道面(X−X)から軸方向に離間している。軸方向における、第2の溝の頂点の間隔は、赤道面における中央部の剛性を増加し、且つ不均一摩耗現象が発生する可能性を低下する。
好ましくは、各モジュール内において、2つの周方向に連続する第2の溝の頂点は赤道面(X−X)に対して軸方向に対向するように配置されている。
この配置は、頂点が互い違いとなること(staggering)でタイヤ使用中の騒音を低減することから有利である。前述の配置は、好ましくは、各モジュール内に存在する第2の溝の第1セグメントと第2セグメントとを周方向に交互させることにより得られる。
好ましくは、第2の溝の第1セグメントは第2セグメントよりも大きな伸長を有する。
好ましくは、各モジュール内において、少なくとも1つの第2の溝が、赤道面(X−X)に交差するように、2つの周方向第1の溝に配置されている。
好ましくは、各モジュール内において、少なくとも2つの第2の溝が、赤道面(X−X)に交差するように、2つの周方向第1の溝に配置されている。
有利には、第2の溝は0.4L未満の軸方向伸長を有する。好ましくは、第2の溝は0.3L未満の軸方向伸長を有する。
中央部(A)における良好なトラクションを確実とするため、横断方向の第2の溝は0.1L超の軸方向伸長を有する。
有利には、各モジュール内において、各対の第1の溝は周方向に互い違いになっている。
好ましくは、各モジュール内において、各対の第1の溝は最大でもピッチの半分だけ周方向に互い違いになっている。
周方向における互い違いの配置は、有利には、中央部(A)におけるタイヤの剛性を増加する。
便利には、不均一摩耗現象の発生及び高応力にさらされる点の存在を低減するため、各モジュール内において、各対の第1の溝の第1の溝は円弧に従って配置されている。
便利には、各ショルダー部(B)は、トレッドバンドの軸方向展開の40%以下の軸方向伸長、好ましくは、トレッドバンドの軸方向展開の5%超の軸方向伸長を有する。
有利には、各ショルダー部(B)は赤道面(X−X)に対して実質的に横断的に延在する複数の側方の溝を含んでもよい。
有利には、より良好な耐摩耗性を確実とするために、側方の溝は、回転方向を基準とした場合、赤道面(X−X)に対し、フロントタイヤでは90°未満、リヤタイヤでは90°超の平均傾斜角を有するように赤道面に対して傾斜する。
好ましくは、側方の溝の軸方向内側端部は実質的に第2の溝の端部に周方向に配置されている。
有利には、各モジュールにおいて、少なくとも1つの第2の溝が側方の溝と連結されている。
好ましくは、各モジュールにおいて、少なくとも2つの第2の溝が2つの側方の溝と連結されている。
有利には、各モジュールにおいて、少なくとも1つの側方の溝が第1の溝と連結されている。
好ましくは、各モジュールにおいて、少なくとも2つの側方の溝が2つの第1の溝と連結されている。
図面の簡単な説明
本発明のタイヤの更なる特徴及び利点は以下に添付の図面を参照し非限定的な例のみによって行われるそのいくつかの実施形態の以下の詳細な説明から更に明らかになろう。
本発明によるタイヤの半径方向断面図を示す。 本発明によるフロントタイヤの第1実施形態のトレッドバンドの一部の平面展開の一部を示す。 本発明によるフロントタイヤの第2実施形態のトレッドバンドの一部の平面展開の一部を示す。 本発明によるフロントタイヤの第3実施形態のトレッドバンドの一部の平面展開の一部を示す。 本発明によるリヤタイヤの第1実施形態のトレッドバンドの一部の平面展開の一部を示す。
図1において、本発明による自動二輪車車輪用タイヤは全体として100で示される。このタイヤは、好ましくは、「ビッグエンデューロ又はデュアルパーパス」分野の自動二輪車の車輪に使用されることを意図する。
赤道面X−X及び回転軸線Z(不図示)がタイヤ100内に画定される。更に、周方向(図においてタイヤの回転方向に向く矢印Fによって示される)と赤道面X−Xに垂直な軸方向とが画定される。
タイヤ100は、エラストマ材料で作製され、且つ互いに平行して配置された複数の補強要素を含む少なくとも1つのカーカスプライ3を含むカーカス構造2を含む。
カーカスプライ3は、その対向する周方向エッジによって、少なくとも1つの環状補強構造9に係合する。
特に、カーカスプライ3の対向する側方エッジ3aはビードリングと称される環状補強構造を中心に折り返される。
カーカスプライ3と、カーカスプライ3の各々の折り返された側方エッジ3aとの間に画定される空間を占めるテーパ状のエラストマ充填物5がビードリング4の軸方向外周エッジ上に付与される。
周知のように、ビードリング4及び充填物5を含むタイヤ領域は、タイヤを不図示の各々の取付リムに固定することを意図する、いわゆるビードを形成する。
カーカスプライ3に含まれる補強要素は、好ましくは、0.35mm〜1.5mmの直径を有する基本スレッド(elementary thread)を有する、タイヤ用カーカスの製造に通常採用されるもの、例えば、ナイロン、レーヨン、PET、PENコードから選択されるテキスタイルコードを含む。
不図示の実施形態においては、カーカス構造は、2つの環状インサートが提供された特殊な環状補強構造と折り返しなしで結合された、その対向する側方エッジを有する。エラストマ材料の充填物は、第1の環状インサートに対して軸方向外側位置に配置されてもよい。第2の環状インサートは、その代わりに、カーカスプライの端部に対して軸方向外側位置に配置される。最後に、前記第2の環状インサートに対して軸方向外側位置に、これに必ずしも接触している必要のない更なる充填物を提供することができ、これにより環状補強構造の形成が完了する。
ベルト構造6が、カーカス構造2上に、半径方向外側位置に周方向に貼付される。トレッドバンド8はベルト構造6に周方向に重ねられる。タイヤの加硫と同時に実施される成形作業に更に加え、所望のトレッドパターンを画定するために配置される長手方向及び/又は横断方向の溝が、通常、トレッドバンド8上に形成される。
タイヤ100は、前記カーカス構造2の両側において側方に貼付される一対のサイドウォールを含んでもよい。
タイヤ100は、高横断方向曲率(high transverse curvature)を特徴とする直線セクションを有する。
特に、タイヤ100は、トレッドバンドの上部と、タイヤビードを通る基準線rによって画定される取付径(fitting diameter)との間における赤道面において測定した、高さHのセクションを有する。
タイヤ100は、更に、トレッド自体の側方対向端E間の距離によって画定される幅Cを有し、また、タイヤの赤道面において測定された、トレッド自体の端部Eを通る線からのトレッド上端までの距離fと、前述の幅Cとの間の比率の特定値によって画定される曲率を有する。トレッドの端部Eはコーナによって形成されても良い。
本明細書及び後の特許請求の範囲において、高曲率を有するタイヤとは、0.2以上、好ましくは、f/C≧0.25、例えば、0.28に等しい曲率比f/Cを有するタイヤを意味する。好ましくは、曲率比f/Cは0.8以下、好ましくは、f/C≦0.5である。
好ましくは、タイヤは特に低いサイドウォール(図1)を有する。換言すると、低い又は低くされたサイドウォールを備えたタイヤとは、サイドウォール高さ比率(H−f)/Hが0.7未満、より好ましくは、0.65未満、例えば、リヤタイヤにおいては0.6に等しく、フロントタイヤにおいては0.5であるタイヤを意味する。
カーカス構造2は、タイヤ膨張後にタイヤ自体の密なシールを確実にするようになっている空気を通さないエラストマ材料の層から実質的になる、通常、「ライナ」とも称されるシーリング層によってその内壁に裏張りされている。
好ましくは、ベルト構造6は、タイヤの赤道面X−Xに対して実質的にゼロに等しい角度で(通常、0°〜5°)螺旋状に巻かれたいくつか(好ましくは、2〜5つ)のコードを含むゴム引きコードによって又はゴム引きストリップによって形成された、軸方向に並列関係で配置された複数の周方向の巻線7aを有する層7を含む。
好ましくは、ベルト構造はタイヤの全クラウン部上に延びる。
好適な実施形態においては、ベルト構造6は、少なくとも2つの半径方向に重ね合わされた層を含んでも良く、そのそれぞれは、互いに平行して配置されたコードで補強されたエラストマ材料を含む。この層は、第1のベルト層のコードがタイヤの赤道面に対して斜めに配向される一方で、第2の層のコードも傾斜した配向を有するが、第1の層のコードに対し対称に交差する(いわゆる「クロスベルト」)ように配置されている。
双方の場合において、通常、ベルト構造のコードはテキスタイルコード又は金属コードである。
好ましくは、タイヤ100は、前記カーカス構造2と、前記ベルト構造6との間に配置された、周方向のコイルによって形成されたエラストマ材料で作製された層10を含んでもよい。前記層10は、好ましくは、ベルト構造6が展開する表面に実質的に対応する表面上に延在する。その代わりに、前記層10はベルト構造6が展開する表面よりも小さな表面上、例えば、ベルト構造6の対向する側方部分上のみに延在する。
更なる実施形態においては、エラストマ材料で作製された追加層(図1に不図示)が前記ベルト構造6と前記トレッドバンド8との間に配置され、前記層は、好ましくは、前記ベルト構造6が展開する表面に実質的に対応する表面上に延在する。その代わりに、前記層は、ベルト構造6の展開の少なくとも一部上のみ、例えば、ベルト構造6の対向する側方部分上に延在する。
好適な実施形態においては、前記層10及び前記追加層の少なくとも1つが、前記エラストマ材料内に分散させた、例えば、Kevlar(登録商標)で作製されたアラミド短繊維を含む。
本発明の特徴によれば、トレッドバンド8は、中央環状部Aと、中央環状部に対して対称に配置された2つのショルダー環状部Bとに分割されている。
中央環状部Aは、トレッドバンド8の軸方向展開Lの65%以下の幅にわたって、例えば、前記軸方向展開の60%に等しい幅にわたって赤道面X−Xをまたぐように延在する。
本出願人は、通常、いわゆるビッグエンデューロ自動二輪車を運転する場合、未舗装路において使用される場合にタイヤがさらされるキャンバー角は舗装路において使用される場合に同タイヤがさらされるキャンバー角よりも小さいことに気が付いた。
このため、中央環状部Aはショルダー部の空隙対ゴム比を超える空隙対ゴム比を有する。
特に、中央環状部Aは、0.18超、例えば、約0.19に等しい空隙対ゴム比を有し、各ショルダー部Bは、0.18未満、例えば、0.16に等しい空隙対ゴム比を有する。
いずれの場合においても、中央環状部Aは25%未満の空隙対ゴム比を有する。
中央環状部Aは、タイヤの周方向展開の方向に沿って繰り返されるモジュール14を含むトレッドパターンを有する。
特に、図2、3、4及び5に示される実施形態においては、モジュール14は赤道面X−Xをまたいで繰り返される。
モジュール14は、赤道面X−Xに対して少なくとも部分的に両側に配置された実質的に周方向のコースを有する、少なくとも一対の第1の溝19を有する。
好ましくは、各第1の溝19は中央環状部A内のみ、特に、赤道面X−Xとショルダー部Bとの間に延在する。
便利には、第1の溝19と第2の溝20は互いに異なる伸長を有してもよい。
有利には、第1の溝19間においてより短い伸長を有する溝は、第2の溝20間において最大の伸長を有する溝以上の伸長を有する。
好ましくは、第1の溝19間においてより短い伸長を有する溝は、第2の溝20間において最大の伸長を有する溝よりも大きな伸長を有する。
第1の溝19は中央環状部Aに排水機能を有し、故に、それらはタイヤの全周方向展開の1%を超える周方向伸長を有する。
好ましくは、各第1の溝はタイヤの全周方向展開の15%未満の周方向伸長を有する。
有利には、各第1の溝は300mm未満の周方向伸長を有する。
各対の第1の溝19は周方向に互い違いになっている。第1の溝19の周方向の互い違いの配置は、特に、第1の溝19の軸方向に最も内側の端部の周方向の互い違いの配置として具現化される。
好ましくは、第1の溝19は最大でもピッチの半分だけ周方向に互い違いになっている。
第1の溝19の配置及び伸長のこの選択は、中央環状部Aの剛性の増加に寄与し、トレッドバンドソリッド部27の可動性を低減する。これについては以下により詳細に記載する。
第1の溝19は1.5mm超、好ましくは9mm未満の幅を有する。
各モジュール14の第1の溝19は周方向に変化する幅を有する。特に、自動二輪車の前輪に取り付けられるタイヤの場合、第1の溝19は、図2、3及び4の矢印Fによって示されるタイヤの回転方向と同じ方向に減少する幅を有する。
反対に、自動二輪車の後輪に取り付けられることを意図したタイヤの場合、図5に示すように、第1の溝19はタイヤの回転方向Fと逆の方向に減少する幅を有する。
中央環状部Aにおける効果的な排水作用を確実にするため、好ましくは、第1の溝19は、自動二輪車の前輪に取り付けられることを意図したタイヤの場合は4mm超、自動二輪車の後輪に取り付けられることを意図したタイヤの場合は7mm超の平均深さを有する。
限界応力を発生させる点の存在を低減するため、好ましくは、各対の第1の溝19は円弧に沿って配置される。
モジュール14は、更に、赤道面X−Xに交差する、少なくとも2つの、好ましくは3つの、実質的に横断方向の第2の溝20を含む。
横断方向の第2の溝20は、各モジュール内において、第1の溝19と共に、トレッドバンドソリッド部27を画定する。
第2の溝20は、隣接する第1の溝19から間隔をおいて配置された少なくとも1つの軸方向端部を有するように配置されている。
図2〜5に示される実施形態と同様に、少なくとも2つのトレッドバンドソリッド部27を連結するようになっている実質的に連続的なトレッド部を形成するために、第2の溝20及び特にその少なくとも1つの軸方向端部24は、第1の溝19から距離sだけ間隔をおいて配置されている。
好ましくは、実質的に連続的な周方向環状部を形成するために第2の溝20は第1の溝19に交差も接触もしない。実質的に連続的な周方向環状部は、第2の溝20の端部24と隣接する第1の溝19との間の間隔によって形成される「ブリッジ」によって連結されたソリッド部27の連続によって示される。
各トレッドバンドソリッド部27は、従って、軸方向における第1の溝19のセグメント、及び第2の溝20又は周方向におけるそのセグメントによって境界が定められた実質的にゼロの空隙対ゴム比を有するトレッドバンドの部分によって示される。
各モジュール14内の少なくとも1つの第2の溝20は、少なくとも2つのトレッドバンドソリッド部27を連結するようになっている実質的に連続的なトレッド部を形成するために、隣接する第1の溝19から距離(s)だけ間隔をおいて配置された2つの軸方向外側端部24を有する。
第2の溝20の端部24と、第1の溝19の隣接するセグメントとの間にトレッドバンドソリッド部27の可動性を低減するのに適したゴムの量を提供するため、距離sは、便利には、0.01L超である。
好ましくは、距離sは5mm以上である。
第2の溝20の横断方向伸長を過度に低減することを回避するために、距離sは、便利には、0.2L未満である。
好ましくは、第2の溝20は、中央環状部Aのトレッドバンドの周方向における実質的な連続性を断つことができる唯一の溝である。
換言すると、2つの周方向に隣接するモジュール14間には、中央環状部Aのトレッドバンドの周方向における実質的な連続性を断つようになっているそれ以上の横断方向の溝は設けられない。
第2の溝20は、第1の溝19のものよりも短い伸長を有する。
第2の溝20は、自動二輪車の前輪に取り付けられることを意図したタイヤの場合に、タイヤの回転方向に対して一致しない、好ましくは、逆の配向を有する凸面を形成するために、少なくとも1つの第1セグメント22と、第1セグメント22に対して傾斜する少なくとも1つの第2セグメント23とを含む。
逆に、自動二輪車の後輪に取り付けられることを意図したタイヤの場合、図5の実施形態と同様に、タイヤの回転方向(図5の矢印F)に対して一致した配向を有する凸面を形成するために、第2の溝20は、少なくとも1つの第1セグメント22と、第1セグメント22に対して傾斜する少なくとも1つの第2セグメント23と、を含む。
便利には、第2の溝の第1セグメント22は、フロントタイヤでは90°〜140°の範囲内を含み、リヤタイヤでは0°〜45°の範囲内を含む角度αを形成するように赤道面に対して傾斜する。
便利には、第2の溝の第2セグメント23は、フロントタイヤでは90°〜140°の範囲内を含み、リヤタイヤでは0°〜40°の範囲内を含む角度βを形成するように赤道面に対して傾斜する。
前述の選択は、第2の溝20のコーナ部の比率を増加し、中央環状部Aのトラクションに有利である。
好ましくは、図2〜5に示される実施形態と同様に、より軟質の地形におけるバランスの取れた走行を提供するために、第1セグメント22と第2セグメント23は互いに対して傾斜し、頂点29を形成する。
図2〜5に示される実施形態を参照すると、頂点29の全ては周方向において同じ向きを有する。
頂点29は赤道面X−Xから軸方向に離間している。
前述の選択は、正に赤道面X−Xにおける中央環状部Aの剛性の増加、及び頂点29自体における不均一摩耗現象発生のリスクの回避又はいずれの場合においても低減に寄与する。
好ましくは、同じモジュール14内において、2つの周方向に隣接する又は連続する第2の溝20の頂点29は赤道面X−Xに対して軸方向に対向するように配置されている。
頂点29のそのような配置は第2の溝20の第1セグメント22と第2セグメント23との異なる伸長のおかげで得られる。
好ましくは、各モジュール14内において、第2の溝20の、より短い伸長のセグメントは、赤道面X−Xを基準に、周方向に隣接する第2の溝の、より短い伸長のセグメントに対して逆側に配置される。
好ましくは、第2の溝20は、自動二輪車の前輪に取り付けられることを意図したタイヤの場合は4mm超、及び自動二輪車の後輪に取り付けられることを意図したタイヤの場合は7mm超の平均深さを有する。
第2の溝20は4mm超、好ましくは12mm未満の平均幅を有する。
好ましくは、第2の溝20はそれら伸長に沿って変化する平均幅を有する。
各ショルダー部Bは、トレッドバンド8の軸方向展開Lの40%以下、好ましくは、5%以上の軸方向伸長を有し、且つ赤道面X−Xに対して実質的に横断的に延在する複数の側方の溝21を含む。
好ましくは、図2〜5に示される実施形態と同様に、フロントタイヤの場合、側方の溝21はタイヤの赤道面に対して90°超、好ましくは140°未満の角度を形成するように傾斜する。
リヤタイヤでは、側方の溝21はタイヤの赤道面に対して0°〜40°の範囲内を含む角度を形成するように傾斜する。
第1のショルダー部Bの側方の溝21は他のショルダー部Bの側方の溝21と実質的に同じ手法で配置されている。
水の排出を促進するために、側方の溝21はそれら伸長に沿って可変の幅を有し、特に、タイヤの中心から軸方向外側ショルダー部エッジに向かって軸方向に移動すると増加する平均幅を有する。
効果的な排水を確実とするため、側方の溝21は中央環状部A近傍においてより深い深さを有する。
好ましくは、中央環状部近傍の端部における側方の溝21の深さは4mm超である。
図2では、本発明においては、特に自動二輪車の前輪に取り付けられるようになっているタイヤの第1実施形態のトレッドバンドパターンが示される。
モジュール14は、赤道面に対して実質的に横断的に配置された4つの第2の溝20を含む。
各モジュール14の端部に配置された2つの第2の溝20は2つの側方の溝21に接合されるように形成される。詳細には、各モジュールの端部にある2つの第2の溝の各第2の溝20は、タイヤショルダー部の軸方向に最も離れたエッジから赤道面X−Xまで延在し、少なくとも部分的に赤道面X−Xを越える単一の溝を形成するように側方の溝21に接合される。
図2に示される実施形態において、実質的に各モジュール14の端部に配置された2つの第2の溝20は、実質的に連続的なトレッド部を形成するために、隣接する第1の溝19から距離sだけ間隔をおいて配置されたわずか1つの軸方向端部24を有する。
更に図2に示される実施形態を参照すると、各モジュール14の2つの内側第2の溝20は一対の第1の溝19の間の中央環状部A内に実質的に延在する。各内側第2の溝20は、更に、実質的に連続的なトレッド部を形成するために、隣接する第1の溝19から距離sだけ間隔をおいて配置された両端24を有する。
第1の溝19から第2の溝20の軸方向間隔はトレッドバンドソリッド部27を実質的に互いに連結させ、未舗装路を走行する際のトラクションを妥協することなく道路上の直線路を走行する際の安定性を確実にする。
図3では、特に自動二輪車の前輪に取り付けられるようになっている本発明によるタイヤの第2実施形態のトレッドバンドパターンが示される。
この実施形態においては、モジュール14は、赤道面X−Xに対して実質的に横断的に配置された3つの第2の溝20、特に、実質的に各モジュールの端部に配置された2つの第2の溝20と、前述の2つの間に含まれる内側の溝と、を含む。
実質的に各モジュール14の端部に配置された2つの第2の溝20は2つの側方の溝21に接合されるように形成される。詳細には、各モジュールの端部にある2つの第2の溝の各第2の溝20は、タイヤショルダー部の軸方向に最も離れたエッジから赤道面X−Xまで延在し、少なくとも部分的に赤道面X−Xを越える単一の溝を形成するように側方の溝21に接合される。
各モジュール14の端部にある2つの横断方向の第2の溝20は、実質的に連続的なトレッド部を形成するために、隣接する第1の溝19から距離sだけ間隔をおいて配置されたわずか1つの軸方向端部24を有する。
逆に、各モジュール14の端部にある2つの第2の溝に対して内側位置を有する横断方向の第2の溝20は、中央環状部A内の一対の第1の溝19の間に延在する。
各モジュール14の内側横断方向の第2の溝20は、実質的に連続的なトレッド部を形成するために、隣接する第1の溝19から距離sだけ間隔をおいて配置された両端を有する。
図4では、特に自動二輪車の前輪に取り付けられるようになっている本発明によるタイヤの第3実施形態のトレッドバンドパターンが示される。
この実施形態においては、モジュール14は、3つの第2の溝20と、2対の第1の溝19とを含む。
3つの第2の溝20、すなわち、実質的にモジュール14の端部に配置される2つと、前述の2つの間に含まれる内側の1つとが、赤道面X−Xに対して実質的に横断的に配置されている。
各モジュール14には、上述のように、2対の第1の溝19があり、各対においては、溝19が他方の溝の伸長よりも大きな伸長を有する。
周方向における第1の溝19の実質的に対称/非対称形分布を確実とするため、故に、タイヤのより良好な挙動安定性を促進するため、各モジュール14内において、第1の溝19の対は、周方向において、より短い伸長の各第1の溝19が、より大きな伸長の第1の溝19と交互となるように配置される。
この実施形態においては、実質的に連続的なトレッド部を形成するために、各モジュール14の第2の溝20は、隣接する第1の溝19から距離sだけ間隔をおいて配置された両端24を有する。
また、この場合、第1の溝19から第2の溝20の軸方向間隔は、トレッドバンドソリッド部27を実質的に互いに連結させ、未舗装路を走行する際のトラクションを妥協することなく道路上の直線路を走行する際の安定性を確実にする。
図5では、特に自動二輪車の後輪に取り付けられるようになっている、本発明によるタイヤの更なる実施形態のトレッドバンドパターンが示される。
この実施形態は、基本的に、図2のトレッドパターンを180°回転し、実施形態が目的とするタイヤのサイズ及び曲率に基づき溝の新寸法を設定することによって得られる。
試験
本出願人は、異なる種類の地面において、本発明によるタイヤ及び比較タイヤによる一連の試験を実施した。特に、あまり要求が厳しくない地形における未舗装路の走行試験(実質的に泥道及び/又は砂利道)、直線路におけるトラクションの試験、カーブにおけるトラクションの試験、地形***の吸収試験を実施した。
試験では、BMW R1200 GSの車輪に取り付けた、同じコンパウンド及びカーカス及びベルト構造を備えたサイズ110/80 R19を有するタイヤを比較した。型式Tourance EXPTM(比較)のタイヤを、前述の図2に示したパターンを有するトレッドバンドを含むタイヤ(本発明)と比較した。
前述のパラメータを評価するために、試験ドライバがトラック(所定の未舗装路経路)上でいくつかの一般的な操作を実施した。その後、試験ドライバはタイヤ挙動を評価し、前記操作中のタイヤ性能に応じて点数を付与した。
これら試験の結果を、試験ドライバによってスコアシステムにより示された主観的判断を示す評価スケールによって表した。以下の表において報告される数値は、多くの試験セッション(5〜6回の試験)において得られた、及び数人の試験ドライバによって提供された数値の平均を示す。表1は、(100に等しい数値が慣例的に付与される基準タイヤからの偏差の点において)本発明によるタイヤによって得られた結果を示す。
Figure 0006081467
本出願人は、また、本発明によるタイヤと、前述の試験に使用した同じ種類の基準タイヤを常時比較することにより、舗装路における一連の更なる試験を実施した。
特に、排水、安定性、操縦性及び燃費を評価するために舗装路のトラック上において試験を実施した。
タイヤのサイズ及び自動二輪車の種類は前述の未舗装路試験のものと同じであった。
表2は、(100に等しい数値が慣例的に付与される基準タイヤからの偏差の点において)本発明によるタイヤによって得られた結果を示す。
Figure 0006081467
評価した特徴のほぼ全てにおいて本発明によるタイヤは比較タイヤと比してより良好な挙動を有する。
示されうるように、タイヤの他の構造の特徴が同じままであれば、トレッドパターンによってもたらされる寄与は、舗装路を走行する際及び未舗装路を走行する際の双方においてタイヤ挙動に重要であることが判明した。
実際には、新タイヤは、評価される特徴のほぼ全てにおいて比較タイヤと比してわずかしか良好でないにしても匹敵することが判明した。この点で、比較タイヤが、その種類の中で最良のものの1つであり、舗装路未舗装路を走行する際の双方におけるその、操縦性、グリップ、ハンドリング及び安定性の優れた特徴において自動二輪車の乗手により高く評価されることが想起される。
特に、そのトレッドバンドは、異なる運転条件(直線路上及び/又はカーブ上)における適切な接触面の達成に寄与し、且つ濡れたアスファルト上において軌道から外れて走行する際の適切な水の排出を確実にする。
本発明をそのいくつかの実施形態を参照して記載した。詳細に記載された実施形態に多くの変更を施し、尚、以下の特許請求の範囲によって定義される本発明の保護の範囲内とすることができる。

Claims (26)

  1. 二輪車用のタイヤ(100)であって、赤道面(X−X)をまたいで対称に配置された中央環状部(A)と、前記中央環状部(A)に対して軸方向両側に配置された2つのショルダー環状部(B)と、を含むトレッドバンド(8)を有し、
    前記トレッドバンド(8)が25%以下の空隙対ゴム比を有し、
    前記中央環状部(A)が前記トレッドバンド(8)の軸方向展開の65%以下の軸方向伸長を有し、前記中央部(A)が周方向に繰り返される少なくとも1つのモジュール(14)を有し、
    各ショルダー部(B)が前記トレッドバンド(8)の前記軸方向展開の40%以下の軸方向伸長を有し、
    前記モジュール(14)が前記赤道面(X−X)に対して少なくとも部分的に両側に配置された実質的に周方向のコースを有する少なくとも一対の第1の溝(19)を含み、
    前記中央環状部(A)が10%以上の空隙対ゴム比を有し、前記モジュール(14)が前記赤道面(X−X)に対して実質的に横断的に配置された複数の第2の溝(20)を含み、より短い伸長を有する前記第1の溝(19)が最大の伸長を有する前記第2の溝(20)以上の伸長を有し、同じモジュール(14)内において、少なくとも1つの第2の溝(20)が、前記赤道面(X−X)に交差するように、一対の前記第1の溝(19)における2つの第1の溝(19)間に配置されており、
    前記実質的に横断方向の第2の溝(20)が、各モジュール内において、前記実質的に周方向の第1の溝(19)とともに少なくとも2つのトレッドバンドソリッド部(27)を画定し、
    少なくとも2つのトレッドバンドソリッド部(27)を連結するようになっている実質的に連続的なトレッド部を形成するために、前記第2の溝(20)が、隣接する第1の溝(19)から距離(s)だけ間隔をおいて配置された少なくとも1つの端部(24)を有する、
    二輪車用のタイヤ(100)。
  2. 少なくとも2つのトレッドバンドソリッド部を連結するようになっている実質的に連続的なトレッド部を形成するために、前記第2の溝(20)の少なくとも1つが、各隣接する第1の溝(19)から前記距離(s)だけ間隔をおいて配置された少なくとも2つの端部(24)を有する、請求項1に記載のタイヤ(100)。
  3. 前記第1の溝(19)及び前記第2の溝(20)が10mm未満の平均深さを有する、請求項1に記載のタイヤ(100)。
  4. 前記距離sが0.01L超であり、ここでLが前記タイヤの半径方向断面において前記トレッドバンドの半径方向に最も外側の形状を画定する弧の長さである、請求項1〜3のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  5. 前記距離sが0.2L未満である、請求項4に記載のタイヤ(100)。
  6. 周方向において実質的に連続的なトレッド部を形成するために、前記第2の溝(20)の軸方向端部の全てが前記第1の溝(19)から間隔をおいて配置されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  7. 自動二輪車の前輪に取り付けられることを意図したタイヤの場合、前記タイヤの回転方向と反対方向に配向される凸面を形成するために、前記第2の溝(20)が、少なくとも1つの第1セグメント(22)と、前記前記第1セグメント(22)に対して傾斜する少なくとも1つの第2セグメント(23)とを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  8. 前記第2の溝(20)の前記第1セグメントと前記第2セグメント(22)が異なる伸長を有する、請求項7に記載のタイヤ(100)。
  9. 頂点(29)を形成するために、前記第2の溝(20)が、少なくとも1つの第1セグメント(22)と、前記第1セグメント(22)に対して傾斜する少なくとも1つの第2セグメント(23)とを含む、請求項7に記載のタイヤ(100)。
  10. 前記頂点(29)が周方向において全て同じ向きを有する、請求項9に記載のタイヤ(100)。
  11. 前記頂点(29)が前記赤道面(X−X)から軸方向に離間している、請求項9又は10に記載のタイヤ(100)。
  12. 同じモジュール(14)内において、2つの周方向に連続する第2の溝(20)の前記頂点(29)が前記赤道面(X−X)に対して軸方向に対向するように配置されている、請求項9に記載のタイヤ(100)。
  13. 前記第2の溝(20)が0.4L未満の軸方向伸長を有する、請求項4に記載のタイヤ(100)。
  14. 前記第2の溝(20)が0.1L超の軸方向伸長を有する、請求項4に記載のタイヤ(100)。
  15. 各第1の溝(19)が前記タイヤの全周方向展開の15%未満の周方向伸長を有する、請求項1に記載のタイヤ(100)。
  16. 各第1の溝(19)が300mm未満の周方向伸長を有する、請求項1に記載のタイヤ(100)。
  17. 各モジュール(14)内において、各対の前記第1の溝(19)が周方向に互い違いになっている、請求項1〜16のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  18. 各モジュール(14)内において、各対の前記第1の溝(19)が最大でもピッチの半分だけ周方向に互い違いになっている、請求項16に記載のタイヤ(100)。
  19. 各モジュール(14)内において、各対の前記第1の溝(19)が円弧に従って配置されている、請求項1〜18のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  20. フロントタイヤにおいては、前記第2の溝の前記第1セグメントが90°〜140°の範囲内の角度(α)を形成するように前記赤道面に対して傾斜する、請求項7に記載のタイヤ(100)。
  21. リヤタイヤにおいては、前記第2の溝の前記第1セグメントが0°〜45°の範囲内で角度(α)を形成するように前記赤道面(X−X)に対して傾斜する、請求項7に記載のタイヤ(100)。
  22. フロントタイヤにおいては、前記第2の溝の前記第2セグメントが90°〜140°の範囲内の角度(β)を形成するように前記赤道面(X−X)に対して傾斜する、請求項7に記載のタイヤ(100)。
  23. リヤタイヤにおいては、前記第2の溝の前記第2セグメントが0°〜40°の範囲内の角度(β)を形成するように前記赤道面(X−X)に対して傾斜する、請求項7に記載のタイヤ(100)。
  24. 側方の溝(21)が前記中央環状部近傍の前記側方の溝(21)の端部において4mm超の深さを有する、請求項1〜23のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  25. 各モジュール(14)内において、少なくとも1つの第2の溝(20)が側方の溝(21)と連結されている、請求項1〜24のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  26. 各モジュール(14)内において、少なくとも2つの第2の溝(20)が2つの側方の溝(21)と連結されている、請求項1〜25のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
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