JP6081170B2 - 撮像装置、内視鏡及び撮像装置の製造方法 - Google Patents

撮像装置、内視鏡及び撮像装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、撮像素子チップを具備する撮像装置、前記撮像装置を具備する内視鏡及び前記撮像装置の製造方法関し、特に中継基板を介して撮像素子チップと接続された信号ケーブルを具備する撮像装置、前記撮像装置を具備する内視鏡及び前記撮像装置の製造方法に関する。
撮像素子チップを具備する撮像装置は、例えば電子内視鏡の先端部に配設されて使用される。内視鏡の先端部は、被検者の苦痛を和らげるために、細径化が重要な課題である。
撮像装置は、撮像素子チップの撮像部と信号を送受信するための信号ケーブルを具備する。撮像素子チップと信号ケーブルとの接合部は、内視鏡の先端部の向きを変えたりするときに、応力を受ける。このため、接合強度が不十分だと、接合部で断線等が発生するおそれがあった。
図1に示すように、特開2011−188375号公報には、配線板140を介して撮像素子チップ120と接続された信号ケーブル150を具備する撮像装置101が開示されている。撮像素子チップ120は撮像部121をおもて面120SAに有し、貫通配線122を介して撮像部121と接続された複数のバンプ124が形成された接合端子123を裏面120SBに有する
信号ケーブル150の導線151は、配線板140の接続孔140Hに挿入することにより接続/固定される。このため、撮像装置101は接合部の接続信頼性が高い。
また、図2に示すように、特開2010−069186号公報には、撮像基板220と接続された回路基板240とケーブル250との接続部を連結体260で補強した撮像装置201が開示されている。回路基板240が収容された先端部のシャーシ210は連結体260のアーム260Aにより固定され、ケーブル250は連結体260の半割円筒部材260Bにより固定されている。撮像装置201ではケーブル250に引っ張り応力が印加されても、応力は、導線251と端子241の接合部ではなく、シャーシ210に印加される。このため、撮像装置201は接続信頼性が高い。
しかし、撮像装置101では強い応力に対しては接続信頼性は十分ではないおそれがあった。また、撮像装置201は、ケーブル長手方向の引っ張り応力に対する効果は高いが、長手垂直方向(横方向)の応力に対する効果は小さく、接続信頼性は十分ではないおそれがあった。
特開2011−188375号公報 特開2010−069186号公報
本発明は、撮像素子チップと信号ケーブルとの接続信頼性が高い撮像装置、前記撮像装置の製造方法及び前記撮像装置を具備する内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の実施形態の撮像装置は、撮像部をおもて面に有し、貫通配線を介して前記撮像部と接続された接合端子を裏面に有する撮像素子チップと、前記撮像部と信号を送受信するための導線を有する信号ケーブルと第1の主面が導線と接続され、第2の主面が接合端子と接合された金属板からなる電極部と、前記導線を前記電極部に接続するときの長軸方向の位置決め機能を有し外部からの付勢力により変形し前記導線を圧着固定している固定部と、前記電極部から延設されている、前記電極部と一体の前記金属板からなる延設部と、を有する中継基板と、前記中継基板の前記電極部の前記導線と接続された第1の主面側、前記固定部および前記導線の前記電極部との接合部を覆っているモールド樹脂と、を具備する。
別の実施形態の撮像装置の内視鏡は、撮像部をおもて面に有し、貫通配線を介して前記撮像部と接続された接合端子を裏面に有する撮像素子チップと、前記撮像部と信号を送受信するための導線を有する信号ケーブルと第1の主面が導線と接続され、第2の主面が接合端子と接合された金属板からなる電極部と、前記導線を前記電極部に接続するときの長軸方向の位置決め機能を有し外部からの付勢力により変形し前記導線を圧着固定している固定部と、前記電極部から延設されている、前記電極部と一体の前記金属板からなる延設部と、を有する中継基板と、前記中継基板の前記電極部の前記導線と接続された第1の主面側、前記固定部および前記導線の前記電極部との接合部を覆っているモールド樹脂と、を具備する撮像装置が先端部に配設された挿入部と、前記挿入部の基端側に配設された操作部と、前記操作部から延出するユニバーサルコードと、を具備する。
また、別の実施形態の製造方法は、撮像部をおもて面に有し、貫通配線を介して前記撮像部と接続された接合端子を裏面に有する撮像素子チップを作製する工程と、電極部が、延設部であるリードを介して外周部のアウターリードとつながっており、電極部が外部からの付勢力により変形する固定部を有する、金属板からなるリードフレームを作製する工程と、信号ケーブルの導線を、前記リードフレームの前記固定部により長軸方向の位置決めをして前記リードフレームに配置する工程と、外部から付勢力を付与し前記固定部を変形することで、前記導線を圧着固定する工程と、前記導線を前記リードフレームの前記電極部と接続する工程と、前記リードフレームの前記導線が接続された第1の主面側を樹脂で覆い、前記電極部、前記固定部、及び前記導線の前記電極部との接合部を、モールドする工程と、前記リードフレームの前記リードを切断し前記アウターリードを除去し接合配線板を作製する工程と、前記接合配線板の前記電極部の第2の主面と前記撮像素子チップの前記接合端子とを接合する工程と、を具備する。
本発明によれば、撮像素子チップと信号ケーブルとの接続信頼性が高い撮像装置、前記撮像装置を具備する内視鏡及び前記撮像装置の製造方法を提供できる。
従来の撮像装置の断面図である。 従来の撮像装置の側面図である。 第1実施形態の撮像装置の分解断面図である。 第1実施形態の撮像装置の製造方法を説明するためのフローチャートである。 第1実施形態の撮像装置を製造するためのリードフレームの斜視図である。 第1実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための斜視図である。 第1実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための斜視図である。 第1実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための斜視図である。 第1実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための斜視図である。 第1実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための斜視図である。 第1実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための斜視図である。 第1実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための斜視図である。 第1実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための斜視図である。 実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための分解断面図である。 第2実施形態の撮像装置の断面図である。 第2実施形態の撮像装置の中継基板の部分透視平面図である。 第3実施形態の撮像装置の断面図である。 第3実施形態の撮像装置の固定部の斜視図である。 第3実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための断面図である。 第3実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための断面図である。 第3実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための断面図である。 第3実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための断面図である。 第4実施形態の内視鏡の斜視図である。
<第1実施形態>
最初に第1実施形態の撮像装置の構造を説明する。
図3に示すように、本実施形態の撮像装置1は、プリズム10と、カバーガラス11と、撮像素子チップ20と、中継基板40と、信号ケーブル(以下、「ケーブル」という)50と、モールド樹脂60と、を具備する。図3の左方向から入射した光線は、プリズム10で反射され、撮像部21に入射する。すなわち、入射光の入射方向と撮像部21の受光面とは平行である。
後述するように、撮像装置1は、カバーガラス11と撮像素子チップ20とからなる撮像基板部80が、封止樹脂31を介して、中継基板40とケーブル50とモールド樹脂60とからなる接合配線板70と接合されている。
中継基板40は、撮像素子チップ20と信号ケーブル50との間を中継している。撮像素子チップ20と中継基板40との接合部は封止樹脂(アンダーフィル)31により封止されている。ケーブル50は、撮像部21と信号を送受信するための複数の導線51を有する。ケーブル50の他端は、図示しない信号処理装置等と接続される。
なお、図は説明のための模式図であり、縦横の寸法比等は実際とは異なっている。また、一部の構成要素の図示を省略したり、断面図においては、一部の構成要素を側面から観察した状態で表示したりする。
ガラス等からなる透明光学部材であるプリズム10とカバーガラス11とは図示しない透明接着剤で接合されている。撮像素子チップ20は、おもて面20SAに撮像部21が形成されており、貫通配線22を介して撮像部21と接続された複数の接合端子23を裏面20SBに有する。接合端子23にはバンプ24が配設されている。
詳しくは後述するが、中継基板40は、複数の電極部41と、それぞれの電極部41から延設された延設部44及び固定部42を有する。固定部42は、2つのツメ部43(43A、43B)を含む。複数の電極部41等は同じ1枚の金属板から作製されるが、分離されているため、互いに導通していない。
ケーブル50の導線51は、変形したツメ部43により圧着固定されており、電極部41の第1の主面40SAに半田59により接合されている。一方、撮像素子チップ20の接合端子23は、中継基板40の電極部41の第2の主面40SBとバンプ24を介して接合されている。
そして、中継基板40の第1の主面側及び導線51の先端部は、モールド樹脂60によりモールドされている。このため、中継基板40の複数の電極部41等はモールド樹脂60により一体化され、ケーブル50が延設された接合配線板70を構成している。
なお、導線51は、2つのツメ部43A、43Bの間に配設されているため、その長軸方向は、固定部42の長手方向と一致している。すなわち、固定部42は、導線51を電極部41に接合するときの長軸方向の位置決め機能を有する。
次に、撮像装置の製造方法について、図4のフローチャートに沿って説明する。
<ステップS11:撮像素子チップ作製工程>
公知の半導体技術を用いて、例えばシリコン等の半導体からなるウエハのおもて面20SAにCCD又はCMOSイメージセンサ等からなる複数の撮像部21が形成される。マイクロレンズ群が、撮像部21の上に形成されていてもよい。撮像部21と接続された複数の配線(不図示)等が形成された後、おもて面20SAには撮像部21を保護するカバーガラスウエハが接合される。
そして、裏面20SB側から貫通配線22が形成され、おもて面20SAの撮像部21と、貫通配線22を介して接続された複数の接合端子23が形成される。更に、それぞれの接合端子23にバンプ24が形成される。そして、ウエハを切断することで、カバーガラス11が接合された撮像素子チップ20が大量に一括して作製される。
チップサイズパッケージタイプの撮像素子チップ20は、撮像部21をおもて面20SAに有し、それぞれの貫通配線22を介して撮像部21と接続された複数の接合端子23(バンプ24)を裏面20SBに有する。
<ステップS12:リードフレーム作製工程>
図5に示すように、例えば直径が50〜100μmの略円形の複数の電極部41が、それぞれリードである延設部44を介して外周部のアウターリード45とつながっている金属板からなるリードフレーム40Rが作製される。複数の電極部41の配置は、撮像素子チップ20の複数の接合端子23の配置に対応している。
リードフレーム40Rは、更に、電極部41から導線の長軸方向に延設されており、両側にツメ部43A、43Bのある固定部42を有する。固定部42の延設方向は、複数の導線51の配置を考慮して設計されている。
例えば、CuFeP等の銅合金からなるリードフレーム40Rは、金属板をプレス法により型抜き加工することで作製される。リードフレーム40Rは、レーザー加工法又はエッチング法により作製することもできる。なお、リードフレーム40Rの少なくとも電極部41には、半田付け性を改善するために、例えば、NiCoめっき膜とNiFePめっき膜とが積層されることが好ましい。
なお、図6Aでは、電極部41、固定部42、ツメ部43A、43B及び延設部44の境界を破線で示しているが、その境界は厳密に定義されるものではない。
<S13:導線配置工程>
リードフレーム40Rは、例えば、厚さ10μm程度の薄い金属板からなるため、固定部42のツメ部43A、43Bは外部からの付勢力により変形可能である。図6Bに示すように、ツメ部43A、43Bは、第1の主面40SAに対して略垂直になるように折り曲げられる。細長い固定部42の幅は、導線51の直径と略同じ、又は少し広く設定されている。そして、固定部42の延設方向は、配置する導線51の長軸方向と一致するように設定されている。このため、図6C及び図6Dに示すように、導線51を2本のツメ部43A、43Bの間に挿入することで、導線51の長軸方向が設定される。
なお、固定部42は、一方の側面に2つのツメ部43A、43Bを有していてもよい。導線51を2本のツメ部43A、43Bに押圧することで導線51の長軸方向を設定できる。また、ツメ部は3本以上であってもよい。
<S14:圧着固定工程>
図6Eに示すように、導線51が配置されたツメ部43A、43Bは、再び外部から付勢力が付与され、導線51を圧着固定するように変形される。すなわち、ツメ部43A、43Bは、導線51の外周方向に沿って曲げられる。
<S15:導線接続工程>
図6Fに示すように、導線51、厳密には導線の導体部(芯線)51Mが電極部41の第1の主面40SAに半田49により接続される。なお、芯線51Mの長さは、略円形の電極部41の直径程度に設定されている。
なお、図6E等では圧着固定工程において、樹脂で被覆された芯線51Mからなる導線51の被覆部51Cを圧着固定する例を示しているが、導線51の芯線51Mを圧着固定することで、導線51を実質的に電極部41と接続してもよい。すなわち、圧着固定工程が接続工程を兼ねていても良い。また、圧着固定工程で電極部41と接続された芯線51Mを、更に接続工程で半田接合してもよい。
<S16:モールド工程>
図7に示すように、リードフレーム40Rの第1の主面40SAがモールド樹脂60で覆われる。すなわち、複数の電極部41、複数の固定部42、複数の導線51の先端部、及び複数の延設部44の一部が樹脂によりモールドされる。このとき、少なくとも電極部41の第2の主面40SBは、モールド樹脂60により覆われない。また、導線51の後端側もモールド樹脂60により覆われない。
モールド樹脂60としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂又はシリコーン樹脂等の各種樹脂を用いる。モールド型の中に未硬化の硬化性樹脂を流し込んでから硬化しモールドしてもよいし、熱可塑性樹脂を加熱した状態で押圧することでモールドしてもよい。
<S17:アウターリード除去工程>
図8に示すように、リードフレーム40Rの延設部44が切断され、アウターリード45が除去されることで、接合配線板70が作製される。接合配線板70の延設部44の端面44Sは切断面となる。すなわち、厳密にはリードフレーム40Rの延設部の一部が、接合配線板70の延設部44となり、リードフレーム40Rの延設部の残部44Rはアウターリード45とともに除去される。
なお、図8では、接合配線板70のモールド樹脂60の側面と、延設部44の端面44Sとが一致しているが、端面44Sがモールド樹脂60の側面から突出していてもよい。
<S18:接合配線板の接合工程>
図9に示すように、接合配線板70の表面に露出している、中継基板40の複数の電極部41の第2の主面40SBと、撮像素子チップ20の裏面20SBの複数の接合端子23(バンプ24)と、が接合される。すなわち、撮像基板部80が接合配線板70と接合される。このとき、接合面は封止樹脂31により封止される。
なお、アウターリード除去工程は、接合配線板の接合工程の後に行ってもよい。
封止樹脂31は、接合部の周囲を封止し接続の信頼性を高めると同時に、撮像素子チップ20と接合配線板70との接合強度を高めている。封止樹脂31としては、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、又はフェーノール樹脂等を用いる。
更にカバーガラス11にプリズム10が接合され、撮像装置1が完成する。もちろん、接合配線板の接合工程において、プリズム10が接合された撮像基板部80を接合配線板70と接合しておいてもよい。
撮像装置1は、撮像素子チップ20とケーブル50の電気的接続に、ケーブル50との接合部が樹脂モールドされた中継基板40からなる接合配線板70を用いる。更に、導線51は、中継基板40の固定部42に圧着固定されている。このため、ケーブル50に掛かる応力は、接合部には伝達しないので、接合箇所の剥離又は断線などを防止できる。すなわち、撮像装置1は、撮像素子チップ20と信号ケーブル50との接続信頼性が高い。また、接合配線板70は、撮像素子チップ20の下部に位置し、撮像素子チップ20と略同じ大きさであるため、撮像装置1は小型である。
また、撮像装置1の製造方法は、複数の電極部41等を一括して所定位置に配設できるリードフレーム40Rを用いているため、製造が容易で、かつ安価に製造ができる。
<第1実施形態の変形例>
次に、図10及び図11を用いて第1実施形態の変形例の撮像装置1Aについて説明する。撮像装置1Aは、撮像装置1と類似しているので同じ構成要素には同じ符号を付し説明は省略する。
図10に示すように、撮像装置1Aは、再配線基板29が接合された撮像素子チップが、接合配線板70Aと接合されている。図10では省略して図示しているが、再配線基板29は、複数の配線層からなる多層配線層が複数の絶縁層により絶縁された構造の多層配線板であり、ガラスエポキシ、セラミック、又はアルミニウム等を基材として用いる。再配線基板29は、チップコンデンサ等の電子部品を内蔵している部品内蔵基板であってもよい。
更に、図11に示すように、接合配線板70Aの第2の主面40SBは、めっき電極層48により被覆されている電極部41を除いて絶縁層47で覆われている。めっき電極層48は、半田付け性改善のためであり、例えば、電気銅めっき又は無電解銅めっきにより成膜された、Ni/Au等である。
すなわち、接合配線板70Aは、めっき電極層48及び絶縁層47で覆われた中継基板40と、導線51と、がモールド樹脂60で一体化されている。また、撮像基板部80Aは、カバーガラス11と、撮像素子チップ20と、再配線基板29と、からなる。
撮像装置1Aは、撮像装置1と同じ効果を有し、更に装置設計が容易で、また撮像素子チップ20と接合配線板70との接合時に短絡が生じにくい。
<第2実施形態>
次に、図12〜図15を用いて第2実施形態の撮像装置1Bについて説明する。撮像装置1Bは、撮像装置1、1Aと類似しているので同じ構成要素には同じ符号を付し説明は省略する。
図12に示すように、撮像装置1Bでは、導線51が、電極部41Bの主面に垂直に配置されており、導線51の先端部の芯線が挿入された孔42Hを有する固定部42Bが電極部41Bに接合されている。すなわち、電極部41Bと固定部42Bとは別部材である。
撮像装置1Bでは、入射光の入射方向と撮像部21の受光面とは垂直である。後述するように、接合配線板70Bは、固定部42Bが高温半田49Aで接合され、めっき電極層48及び絶縁層47で覆われた、電極部41B(中継基板40B)と、半田49Bで接合された導線51と、がモールド樹脂60Bで一体化されている。また、撮像基板部80Bは、カバーガラス11と、撮像素子チップ20と、再配線基板29と、からなる。
なお、接合配線板70Bの大きさ(平面視寸法)は、撮像素子チップ20(撮像基板部80B)の大きさ(平面視寸法)20Sと、同じ又は少し小さい。
図13に示すように、固定部42Bは、例えば長さが300μmで、孔42Hが形成された筒状体であり、上部の側面にスリット42Sが形成されている。固定部42Bは、例えば、銅合金又はNiFe合金等からなる。固定部42Bの上部(スリット形成部)は、外部からの付勢力により容易に変形する。
撮像装置1Bの製造方法は、図4に示した撮像装置1の製造方法と略同じである。しかし、リードフレーム作製工程〜導線接続工程が異なっている。
撮像装置1Bの製造に用いるリードフレーム40RBは、詳細は図示しないが、図5に示したリードフレーム40Rと類似している。しかし、リードフレーム40RBの電極部41Bからは固定部が延設されていない。
図14Aに示すように、撮像装置1Bの固定部42Bは、半田49Bよりも溶融温度が高い高温半田49A等によりリードフレーム40RBの電極部41Bに接合(ロー付け)されている。
図14Bに示すように、導線配置工程では、固定部42Bの孔42Hに導線51の先端部が挿入される。固定部42Bの孔42Hの内径は、導線51の外径と略同じ又は少し大きいため、導線51の長軸方向は電極部41Bの主面に垂直に設定される。そして、導線接続工程において、導線51は半田49Bにより接合される。
図14Cに示すように、圧着固定工程では、固定部42Bの上部に外部から付勢力を加えることで、導線51は固定部42Bに圧着固定される。すなわち、撮像装置1の製造方法と比較すると、撮像装置1Bの製造方法は、導線接続工程と圧着固定工程の順序が逆である。しかし、圧着固定により導線51が接続されても良いことからも、この順序は重要ではないことは明らかである。
すなわち、図14C等では、導線51の被覆部51Cを圧着固定する例を示しているが、撮像装置1Bでも、導線51の芯線51Mを圧着固定することで、導線51を実質的に電極部41Bと接続してもよい。すなわち半田49Bによる接合は必須ではない。
また、図15に示すように、半田めっき等により芯線51Mに半田49BBが被覆された導線51を固定部42Bの孔42HBに導線51を挿入した後に、加熱して半田49BBを溶解することで、導線51を接合してもよい。また、固定部42Bの孔は貫通孔ではなく、孔42HBのように有底のビアホールでもよい。
撮像装置1Bは、撮像装置1、1Aと同じ効果を有し、更に、平面視寸法が撮像素子チップ20の平面視寸法20Sであるため、特に狭い空間内に配置可能である。
<第3実施形態>
次に、第3の実施の形態の内視鏡9について説明する。
図16に示すように、内視鏡9は、撮像装置1、撮像装置1A又は撮像装置1Bが先端部2に配設された挿入部3と、挿入部3の基端側に配設された操作部4と、操作部4から延出するユニバーサルコード5と、を具備する。
内視鏡9は、撮像素子チップ20と信号ケーブル50との接続信頼性が高い撮像装置1等を有するため、信頼性が高い。
特に、平面視寸法20S1が小さい撮像装置1Bを有する内視鏡9は、先端部2の細径化が容易である。
本発明は上述した実施の形態又は変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等ができる。
1、1A、1B…撮像装置、9…内視鏡、10…プリズム、11…カバーガラス、21…撮像部、22…貫通配線、23…接合端子、24…バンプ、29…再配線基板、31…封止樹脂、40…中継基板、40R…リードフレーム、41…電極部、42…固定部、43(43A、43B)…ツメ部、44…延設部、45…アウターリード、47…絶縁層、48…電極層、49…半田、50…信号ケーブル、51…導線、59…半田、60…モールド樹脂、70…接合配線板、80…撮像基板部

Claims (8)

  1. 撮像部をおもて面に有し、貫通配線を介して前記撮像部と接続された接合端子を裏面に有する撮像素子チップと、
    前記撮像部と信号を送受信するための導線を有する信号ケーブルと
    第1の主面が前記導線と接続され、第2の主面が前記接合端子と接合された金属板からなる電極部と、前記導線を前記電極部に接続するときの長軸方向の位置決め機能を有し外部からの付勢力により変形し前記導線を圧着固定している固定部と、前記電極部から延設されている、前記電極部と一体の前記金属板からなる延設部と、を有する中継基板と、
    前記中継基板の前記電極部の前記導線と接続された第1の主面側、前記固定部および前記導線の前記電極部との接合部を覆っているモールド樹脂と、を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記延設部の端面が、切断面であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記導線が、前記中継基板の主面に平行に配置されており、
    前記固定部が、前記電極部から前記導線の長軸方向に延設されている前記金属板からなり、前記導線を圧着固定しているツメ部を有することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記導線が、前記中継基板の主面に垂直に配置されており、
    前記固定部が、前記導線の先端部が挿入された孔を有し、前記電極部に接合されていることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮像装置が先端部に配設された挿入部と、前記挿入部の基端側に配設された操作部と、前記操作部から延出するユニバーサルコードと、を具備することを特徴とする内視鏡。
  6. 撮像部をおもて面に有し、貫通配線を介して前記撮像部と接続された接合端子を裏面に有する撮像素子チップを作製する工程と、
    電極部が、延設部であるリードを介して外周部のアウターリードとつながっており、前記電極部が外部からの付勢力により変形する固定部を有する、金属板からなるリードフレームを作製する工程と、
    信号ケーブルの導線を、前記リードフレームの前記固定部により長軸方向の位置決めをして前記リードフレームに配置する工程と、
    外部から付勢力を付与し前記固定部を変形することで、前記導線を圧着固定する工程と、
    前記導線を前記リードフレームの前記電極部と接続する工程と、
    前記リードフレームの前記導線が接続された第1の主面側を樹脂で覆い、前記電極部、前記固定部、及び前記導線の前記電極部との接合部を、モールドする工程と、
    前記リードフレームの前記リードを切断し前記アウターリードを除去し接合配線板を作製する工程と、
    前記接合配線板の前記電極部の第2の主面と前記撮像素子チップの前記接合端子とを接合する工程と、を具備することを特徴とする撮像装置の製造方法。
  7. 前記導線が、前記電極部の前記主面に平行に配置されており、
    前記固定部が、前記電極部から延設された前記リードフレームの一部であることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置の製造方法。
  8. 前記導線が、前記電極部の前記主面に垂直に配置されており、
    前記固定部が、前記導線の先端部が挿入された孔を有し、前記電極部に接合されていることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置の製造方法。
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