JP6077940B2 - 板金素材の剪断加工方法および剪断加工装置 - Google Patents

板金素材の剪断加工方法および剪断加工装置 Download PDF

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Description

本発明は、被加工物としての板金素材をトリミングして所定形状の剪断加工製品を製造するための剪断加工技術に関する。
板金製の製品は、板金素材から不要部分を切断するトリム加工等の剪断加工と、板金素材を曲げ加工や絞り加工等の塑性変形加工等の加工工程を経て製品化される。自動車のボディを構成するドアパネルやルーフパネル等のパネル材は、コイル状に巻き付けられた帯状のコイル材を所定長さに剪断する分離工程と、剪断されたパネル材から不要部分を切除するトリム工程等の剪断工程を経て製品化される。
自動車車体のドローパネルのように、絞り加工された板材の外周部を切断するようにしたトリム型が、特許文献1に記載されている。このトリム型には、トリミング加工により製品部分から切除されたスクラップ材を、小片に切断するスクラップカッターが設けられている。特許文献2には、板金に四辺形の打ち抜き孔を切断加工するプレス装置が記載されており、板金から打ち抜かれた矩形状の端材を分断するスクラップカッターがダイホルダに設けられている。
塑性加工によりU字形状に加工された部分を有する被加工物の角部を切断加工するためのプレス切断装置が、特許文献3に記載されており、このプレス切断装置は、支承刃に支承された被加工物を平面部側から打ち抜く主可動刃と、被加工物を他方の平面部から打ち抜くカム可動刃とを有している。また、特許文献4には、アルミダイカスト製品の製品部につながっている不要部分を製品部から切除するためのトリミングプレス型が記載されている。
特開2005−342747号公報 特開2003−211242号公報 特開2009−248232号公報 特開平8−71837号公報
上述のように、板材の外周部を剪断したり、板金に四辺形の打ち抜き孔を剪断したりする場合には、製品部分と不要部分との境界となるトリムラインは、ループ状に連なっており、1度の剪断加工により不要部分を切除することができる。トリムラインの両端が板金の側面に交差している場合にも同様に、1度の剪断加工により不要部分を切除することができる。これに対し、トリムライン相互が交点を有する場合や、製品相互を分離する分離ラインとトリムラインとが交点を有する場合には、これらの剪断ラインを一度の剪断加工によって切断することができない。
例えば、コイル状に巻き付けられた帯状のコイル材を所定長さのパネル材に剪断する製品の分離ラインと、パネル材から不要部分を剪断するトリムラインとが交点を有する場合には、通常では、分離ラインの剪断加工と、トリムラインの剪断加工とを別々の剪断加工装置つまりプレス型を用いて加工する必要がある。
このように剪断ラインが交点を有する板金素材を1度の剪断加工工程で加工するために、下型にフローティング型カッターを設けるようにした剪断加工装置が開発されている。しかしながら、従来の剪断加工装置においては、全ての剪断ラインの剪断加工を交点に向けて進行させるようにしているので、交点部分に歪みやゆがみが発生し、剪断面にバリが発生することがある。このため、剪断工程終了後に、仕上げ工程によりバリを除去して剪断面を仕上げ加工する必要がある。
本発明の目的は、交差する剪断ラインを1度の剪断加工工程により、効率的に板金製品を加工し得るようにすることにある。
本発明の他の目的は、剪断加工された板金製品の剪断面におけるバリの発生を防止して高品質の板金製品を製造し得るようにすることにある。
本発明の剪断加工装置は、第1の剪断ラインと、当該第1の剪断ラインに交点から板金素材の一方向に延びる第2の剪断ラインと、前記交点から前記板金素材の他方向に延びる第3の剪断ラインとにより板金素材を剪断して板金製品を製造する剪断加工装置であって、前記第1の剪断ラインに対応した第1の切断エッジ、および前記第2の剪断ラインに対応した第2の切断エッジを有する第1の下型刃と、前記第3の剪断ラインのうち、前記交点から離れた部分に対応する第3の切断エッジを有する第2の下型刃と、前記第1の下型刃と前記第2の下型刃との間に上下動自在に配置され、前記第3の剪断ラインのうち、前記第3の切断エッジと前記交点との間に対応するフローティングエッジを有するフローティング刃と、下型基部に向けて上下動自在の上型基部に設けられ、前記第1の切断エッジと共働して前記第1の剪断ラインを剪断する第1の上型刃と、前記第2の切断エッジ、前記第3の切断エッジおよび前記フローティングエッジと共働して前記第2と第3の剪断ラインを剪断する第2の上型刃とを有し、前記第2と第3の剪断ラインのうち、前記フローティングエッジに対応した部分と、前記交点よりも前記第2の切断エッジ側に連なる部分と、前記フローティングエッジと前記第3の切断エッジとの境界点よりも前記第3の切断エッジ側に連なる部分とを、前記第1の剪断ラインに先行して剪断する先行剪断エッジを、前記第2の上型刃に設けた。
本発明の剪断加工方法は、第1の剪断ラインと、当該第1の剪断ラインに交点から板金素材の一方向に延びる第2の剪断ラインと、前記交点から前記板金素材の他方向に延びる第3の剪断ラインとにより前記板金素材を剪断して板金製品を製造する剪断加工方法であって、前記第1の剪断ラインに対応した第1の切断エッジ、および前記第2の剪断ラインに対応した第2の切断エッジを有する第1の下型刃と、前記第3の剪断ラインのうち、前記交点から離れた部分に対応する第3の切断エッジを有する第2の下型刃と、前記第1の下型刃と前記第2の下型刃との間に上下動自在に配置され、前記第3の剪断ラインのうち、前記第3の切断エッジと前記交点との間に対応するフローティングエッジを有するフローティング刃とが下型基部に設けられた下型と、前記第1の切断エッジと共働して前記第1の剪断ラインを剪断する第1の上型刃と、前記第2の切断エッジ、前記第3の切断エッジおよび前記フローティングエッジと共働して前記第2と第3の剪断ラインを剪断する第2の上型刃とが上型基部に設けられ、前記下型に向けて上下動自在の上型とを有する剪断加工装置を用いて、前記第2と第3の剪断ラインのうち、前記フローティングエッジに対応した部分と、前記交点よりも前記第2の切断エッジ側に連なる部分と、前記フローティングエッジと前記第3の切断エッジとの境界点よりも前記第3の切断エッジ側に連なる部分とを前記第2の上型刃に設けられた先行剪断エッジにより、前記第1の剪断ラインに先行して剪断した後に、前記第1の切断エッジと前記第1の上型刃との共働により前記第1の剪断ラインを剪断する。
本発明においては、第1の剪断ラインと、当該第1の剪断ラインに交差する第2と第3の剪断ラインとにより板金素材を剪断加工する。剪断加工装置は、第1の剪断ラインに対応した第1の切断エッジおよび第2の剪断ラインに対応した第2の切断エッジを有する第1の下型刃と、第3の剪断ラインのうち、交点から離れた部分に対応する第3の切断エッジを有する第2の下型刃と、第3の切断エッジと交点との間に対応するフローティングエッジを有するフローティング刃とを有し、第1の剪断ラインは第1の切断エッジと共働する第1の上型刃により剪断される。これにより、剪断ラインが交点を有する場合にも、1度の剪断加工工程により効率的に板金製品を製造することができる。
第2と第3の剪断ラインは、第2と第3の切断エッジと共働する第2の上型刃により剪断される。第2と第3の剪断ラインのうち、フローティングエッジに対応した部分と、それよりもそれぞれの下型刃に連なる部分とを、第1の剪断ラインに先行して剪断される。これにより、第1の剪断ラインの剪断時にフローティング刃が傾くことを防止することができ、剪断面にバリが発生することなく、高品質の板金製品を製造することができる。また、剪断時に切断エッジのR部に板金素材が巻き込まれることがなくなるので、巻き込まれに起因したバリの発生がなく、綺麗な剪断面を加工することができる。
(A)は板金製品の一例を示す平面図であり、(B)はロール状に巻き付けられた帯状素材から板金製品を製造する際の剪断ラインを示す平面図であり、(C)は帯状素材を剪断加工して得られる板金製品とスクラップ材を示す平面図である。 図1に示した板金製品を製造するための下型を示す平面図である。 下型に設けられる下型刃およびフローティング型と、上型に設けられる上型刃を示す斜視図であり、第1と第2の上型刃は分離して示されている。 図3において矢印4方向から見た下型刃およびフローティング型を示す下型の正面図である。 図4における5−5線断面図である。 図5における6−6線矢視図であり、第2の上型刃の背面側を示す。 図5における7−7線断面図である。 剪断加工中における図7と同様の部分を示す断面図である。 剪断加工終了時における図5と同様の部分を示す断面図である。 図9における10−10線断面図である。 図9における11−11線矢視図であり、第1と第2の下型刃とフローティング刃の正面側を示す。 (A)は剪断加工中における剪断ラインの進行状態を示す平面図であり、(B)は剪断加工終了時における剪断ラインの進行状態を示す平面図である。 剪断加工中のフローティング刃に対応する部分における剪断ラインの進行状態を示す斜視図である。 剪断加工終了時における第1の上型刃とフローティング刃の位置関係を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1(A)は板金製品Pの一例を示す平面図であり、この板金製品Pは、自動車のボディを構成するパネル材の一例を模式的に示している。この板金製品Pは、ロールRから繰り出された帯状素材を板金素材Wつまりワークとし、この板金素材Wを剪断加工することにより製造される。帯状の板金素材Wは図1(B)に示されるように、ロール状に巻き付けられている。ロールRから繰り出された板金素材Wは、幅方向に延びる第1の剪断ライン11を製品の分離ラインとして、板金素材Wの繰り出し先端側の板金製品P(1)とそれに隣り合った板金製品P(2)とに分離される。板金製品Pに対して絞り加工等の後加工が施されるときには、板金製品Pは後加工工程に搬送される。図1(B)においては、板金素材Wの搬送方向下流側の板金製品Pには、(1)が付記され、上流側の板金製品Pには(2)が付記されている。
第1の剪断ライン11の剪断加工とともに第2と第3の剪断ライン12a,13aを剪断加工することにより、スクラップS1が板金素材Wから切除される。第2の剪断ライン12aは、第1の剪断ライン11の一端から板金素材Wの長手方向の一方向つまりロールR側に延びて板金素材Wの一方の側辺に連なっている。第3の剪断ライン13aは、第1の剪断ライン11の一端から板金素材Wの長手方向の他方向つまり板金素材Wの繰り出し方向に延びて板金素材Wの一方の側辺に連なっている。第2の剪断ライン12aと第3の剪断ライン13aは、交点14aを介して連なった一連の剪断ラインとなっている。
さらに、これらの剪断加工とともに第2と第3の剪断ライン12b,13bを剪断加工することにより、スクラップS2が板金素材Wから切除される。第2の剪断ライン12bは、第1の剪断ライン11の他端から板金素材Wの長手方向の一方向つまりロールR側に延びて板金素材Wの他方の側辺に連なっている。第3の剪断ライン13bは、第1の剪断ライン11の他端から板金素材Wの長手方向の他方向つまり帯状素材の繰り出し方向に延びて板金素材Wの他方の側辺に連なっている。第2の剪断ライン12bと第3の剪断ライン13bは、交点14bを介して連なった一連の剪断ラインとなっている。それぞれの剪断ライン12a,12b,13a,13bはトリムラインとなっており、図1(C)には、板金素材Wからトリムラインの部分で切除されたスクラップS1,S2が二点鎖線で示されている。
それぞれのトリムラインは、分離ラインとしての剪断ライン11の両端を交点14a,14bとして交点の部分で交わっている。このように、交点の部分で交差するような剪断ラインで板金素材Wを剪断する際に、分離ラインの剪断とトリムラインの剪断との2度の剪断工程に分けることなく、一度のプレス工程により全てのラインの剪断加工を行うことができると、剪断加工効率を高めることができる。
各々の板金製品Pには、図1(A)に示されるように、長手方向にずらして2つの貫通孔15,16が形成される。このように、板金製品Pは帯状素材を板金素材Wとして、剪断ライン11と剪断ライン12a,12bにより形成される一端面17と、剪断ライン11と剪断ライン13a,13bにより形成される他端面18とを有し、板金製品Pは長さ寸法がL1となった全体的にほぼ長方形となっている。
図2は、図1に示された板金素材Wから板金製品Pを剪断加工するための剪断加工装置における下型20を示す平面図である。下型20は下型本体部つまり下型基部20aを有し、ロールRから繰り出された板金素材Wは、下型20の上に矢印で示すように長手方向に搬送される。下型20のうち、搬送される板金素材Wの下流側に対応する部分を先端部とし、上流側に対応する部分を後端部とする。下型基部20aの搬送方向の長さはL2となっている。下型基部20aには第1の下型刃21が下型基部20aの上面から突出して設けられ、下型刃21には第1の剪断ライン11に対応させて第1の切断エッジ21aが設けられている。さらに、下型刃21には第2の剪断ライン12a,12bに対応させて第2の切断エッジ22a,22bが設けられている。
下型基部20aには、第1の下型刃21に対して板金素材Wの搬送方向下流側つまり下型20の先端部側に位置させて、第2の下型刃22,23が下型基部20aの上面から上方に突出して設けられている。第2の下型刃22,23と第1の下型刃21との間には、フローティング刃24,25としてのフローティング型が上下動自在に配置されている。下型刃22には第3の切断エッジ23aが設けられ、フローティング刃24にはフローティングエッジ24aが設けられている。下型刃21、22は下型基部20aに固定された固定型であり、フローティング刃24,25は可動型となっている。
切断エッジ23aとフローティングエッジ24aは、第3の剪断ライン13aに対応しており、切断エッジ23aは剪断ライン13aのうち、交点14aの部分から離れた部分に対向している。同様に、下型刃23には第3の切断エッジ23bが設けられ、フローティング刃25にはフローティングエッジ24bが設けられている。切断エッジ23bとフローティングエッジ24bは、第3の剪断ライン13bに対応しており、切断エッジ23bは剪断ライン13bのうち、交点14bの部分から離れた部分に対向している。
下型基部20aには、板金素材Wの搬送方向上流側に位置させて穴あけ加工用のダイ26が設けられ、下流側に位置させて穴あけ加工用のダイ27が設けられている。ダイ26は板金製品Pに形成される貫通孔15に対応し、ダイ27は貫通孔16に対応している。このように、板金製品Pの図1に示した一端面17側に剪断加工される貫通孔15を加工するダイ26を下型20の後端部側に設け、貫通孔16を加工するダイ27を下型20の先端部側に設けると、図1(B)に示されるように、搬送方向に隣り合った板金製品Pを分離する際には、搬送方向上流側の板金製品P(2)の貫通孔15と、その下流側の板金製品P(1)の貫通孔16とが同時に剪断加工される。つまり、1つの板金製品Pについて2つの貫通孔15,16を同時に加工することなく、下流側の板金製品P(1)の貫通孔16と、上流側の板金製品P(2)の貫通孔15とを同時に加工するようにしている。これにより、板金製品Pの長さ寸法L1に比して、下型20の長さ寸法L2を相対的に長くすることなく、小型の剪断加工装置により、下型20に比して比較的長い寸法の板金製品Pを剪断加工することができる。
図3は、図2に示された第1の下型刃21の一部と第2の下型刃22とフローティング刃24とに加えて、第1の上型刃31と第2の上型刃32とを上下方向にずらした状態で示す。図4は、図3において矢印4方向から見た下型および下型の側面図である。図5は、図4における5−5線断面図である。図6は、図5における6−6線矢視図であり、図7は、図5における7−7線断面図である。
それぞれの上型刃31,32は、図4〜図7に示されるように、上型30の上型基部30aにその下面から下方に突出して設けられており、上型30は図示しない上下動機構によって下型20に向けて接近離反移動自在となっており、上型刃31,32は可動型である。なお、図4においては、第2の上型刃32は図示省略されている。
第1の下型刃21の第1の切断エッジ21aと共働して板金素材Wの第1の剪断ライン11を剪断する切断エッジとしての第1の可動エッジ31aが、切断エッジ21aに対応して第1の上型刃31に設けられている。一方、第2の上型刃32には、第2の切断エッジ22a,第3の切断エッジ23aおよびフローティングエッジ24aと共働して板金素材Wの第2の剪断ライン12aと第3の剪断ライン13aを剪断する切断エッジとしての第2の可動エッジ32aが設けられている。この可動エッジ32aは切断エッジ22a,23aおよびフローティングエッジ24aに対応している。第2の上型刃32の可動エッジ32aは、図5に示されるように、第1の上型刃31の下面よりも下方に突出しており、突出寸法Dは板金素材Wの板厚dよりも大きい寸法に設定されている。
上型基部30aには、下型20の第2の切断エッジ22b,第3の切断エッジ23bおよびフローティングエッジ24bと共働して板金素材Wの第2の剪断ライン12bと第3の剪断ライン13bを剪断する図示しない第2の上型刃が設けられており、その第2の上型刃には、第2の上型刃と同様に、切断エッジとしての第2の可動エッジが設けられており、この可動エッジは切断エッジ22ba,23bおよびフローティングエッジ24bに対応している。図示しない第2の上型刃による剪断ライン12b,13bの剪断加工は、図示する第2の上型刃32による剪断ライン12a,13aの剪断加工と同様にして行われるので、以下における上型刃32とフローティング刃24による剪断ライン12a,13aの剪断加工の説明は、図示しない上型刃とフローティング刃25による剪断ライン12b,13bの剪断加工も含むものとする。
フローティング刃24は上述のように上下動自在となっており、フローティング刃24には、図4に示すように、上方に向かう方向の弾性力がばね部材等の加圧部材28により加えられている。図4に示されるように、上型30が下型20から離れた状態のもとでは、フローティング刃24の上面は、第1の下型刃21と第2の下型刃22の上面と一致した位置となる。これに対し、上型30が下型20に向けて下降移動することにより、第1の上型刃31が板金素材Wを介してフローティング刃24に当接すると、フローティング刃24は第1の上型刃31により加圧部材の弾性力に抗して押し下げられる。これにより、第1の切断エッジ21aと第1の可動エッジ31aとにより板金素材Wは剪断ライン11の部分で剪断される。
第2の上型刃32に設けられた第2の可動エッジ32aは、第2の切断エッジ22aと第3の切断エッジ23aとフローティングエッジ24aに対応しており、第2の上型刃32と第1の下型刃21と第2の下型刃22とにより、板金素材Wは剪断ライン12a,13aの部分で剪断され、スクラップS1の部分が板金素材Wから切除される。スクラップS2についても、図示しない第2の上型刃により同様にして切除される。
第2の上型刃32の可動エッジ32aには、図7に示されるように、板金素材Wの交点14aに対応する位置よりも第2の切断エッジ22a側に寄せて下方に向けて突出する第1の突出エッジ33が設けられている。交点14aは、第1の切断エッジ21aと、フローティングエッジ24aとの境界点34に対応する。さらに、フローティングエッジ24aと第3の切断エッジ23aとの境界点35よりも第3の切断エッジ23a側に寄せて下方に向けて突出する第2の突出エッジ36が第2の上型刃32の可動エッジ32aに設けられている。両方の突出エッジ33,36の間の間隔Eは、フローティング刃24の幅寸法Fよりも大きく設定されており、可動エッジ32aのうち、両方の突出エッジ33,34の間の領域は、先行剪断エッジ37を構成している。したがって、先行剪断エッジ37は、フローティングエッジ24aに対応する部分と、交点14aよりも第2の切断エッジ22a側に連なる部分と、境界点35よりも第3の切断エッジ23a側に連なる部分とに対応して設けられている。
先行剪断エッジ37は、スクラップS1に対応する板金素材Wの第2と第3の剪断ライン12a,13aのうち、フローティングエッジ24aに対応した部分と、交点14aに対応する境界点34よりも第2の切断エッジ22a側の連なる部分と、境界点35よりも第3の切断エッジ23a側に連なる部分とを、第2の上型刃32により第1の剪断ライン11に先行して剪断加工する。
図8は、上型30を下型20に向けて下降移動させることにより、板金素材Wに第1の上型刃31が接触する前に、それに先行して第2の上型刃32の可動エッジ32aを構成する先行剪断エッジ37により板金素材Wにトリムラインとしての剪断ライン12a,13aが一部加工された状態を示す。このときには、先行剪断エッジ37によりフローティングエッジ24aに対応する部分と、これにそれぞれ隣接した第2の切断エッジ22aに対応する部分と、第3の切断エッジ23aに対応する部分とが、剪断ライン11に先行して剪断加工される。このことは、図2に示した剪断ライン12b,13bについても、同様に、図示しない上型刃により行われる。
上述した剪断加工装置を用いた剪断加工方法について説明すると、図1(A)に示す形状の板金製品Pを、図1(B)に示すように帯状素材を板金素材Wとして二点鎖線で示される剪断ラインで剪断加工するには、前の剪断工程で板金製品P(1)の一端面つまり先端面が剪断加工された状態のもとで、下型20の上に板金素材Wを搬送する。この状態のもとで、上型30を下型20に向けて下降移動させる。上型30の下降移動に伴って、まず、第1の上型刃31の下面よりも下方に突出した第2の上型刃32の可動エッジ32aのうち、先行剪断エッジ37が板金素材Wに接触し、第2と第3の剪断ライン12a,13aの部分から剪断加工が行われる。
これらの剪断ライン12a,13aが進行した状態のもとで、引き続く上型30の下降移動によって上型刃31とフローティング刃24とにより第1の剪断ライン11の部分が剪断加工される。上型30が下降限位置まで駆動されると、板金素材Wの剪断加工工程が終了する。これにより、板金製品P(2)の先端面が剪断加工されるとともに、板金製品P(1)の貫通孔16と、板金製品P(2)の貫通孔15とが剪断加工される。図9〜図11は、剪断加工工程が終了した状態を示す。
図12(A)は剪断ライン11に先行して剪断ライン12a,13a,12b,13bが剪断された状態を示し、図12(B)は全ての剪断ラインが剪断加工された状態を示す。
図13は、剪断ライン11に先行して剪断ライン12a,13aが一部剪断加工された状態を示し、図14は剪断加工終了時における第1の上型刃とフローティング刃の位置関係を示す断面図である。
図13および図14に示されるように、剪断ライン11に先行してフローティングエッジ24aの幅よりも広い幅について第2の可動エッジ32aの先行剪断エッジ37により剪断ライン12a,12b,13a,13bを剪断加工すると、上型30の下降移動による剪断加工の初期には、図8に示されるように、突出エッジ33と固定型である第1の下型刃21の第2の切断エッジ22aとの共働により剪断が開始され、突出エッジ36と固定型である第2の下型刃22の第3の切断エッジ23aとの共働により剪断が開始される。引き続く下降移動時には、突出エッジ33,36により水平方向の分力を受けて剪断加工が行われることになるので、フローティング刃24には、上型刃32と下型刃21,22による剪断ライン12a,13aの剪断加工初期の大きな剪断荷重が加わることがなくなる。したがって、加圧部材28によりフローティング刃24に比較的大きな弾性力を加えることなく、フローティング刃24が第2の上型刃32から剪断力を受けても、フローティング刃24が傾くことがない。
フローティング刃24が傾くと、対をなして板金素材Wを剪断するエッジ間のクリアランスが大きくなり、剪断面にバリが発生して綺麗な剪断面が得られなくなり、バリや変形の出た板金製品Pはすべて廃却とする必要があった。しかし、この剪断加工装置を用いた剪断加工方法によれば、剪断面にバリが発生することなく、綺麗な剪断面となった。
一方、それぞれの突出エッジ33,36を境界点34,35に一致させた構造の第2の上型刃32を用いて比較実験を行ったところ、境界点34,35に対応する板金素材Wにはバリが発生した。その理由は、それぞれのエッジには微小なR部を形成することが避けられず、突出エッジ33,36によりフローティングエッジ24aと切断エッジ22a,23aに板金素材Wの一部が巻き込まれるからであると判明した。板金素材Wの一部が巻き込まれると、バリが発生することになる。これに対し、両方の突出エッジ33,36の間の間隔Eを、フローティング刃24の幅寸法Fよりも大きく設定して、突出エッジ33,36をフローティング刃24よりも、固定型の下型刃21,22側に変位させることにより、このようなバリの発生がなく、綺麗な剪断面を加工することができた。
それぞれの突出エッジ33,36の形状としては、図8においてフローティングエッジ24aよりもその左右両側の切断エッジ22a,23aにまで迫り出した部分を先行させて切断する形状であれば、図示するように、先端部を尖らせることなく、なだらかな円弧面形状の突出エッジとしても良く、両方の突出エッジ33,36の間のエッジ部分を図8において上側に凹ませた形状としても良い。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、この剪断加工装置は、図1に示すように、帯状の板金素材WからスクラップS1,S2を切除するとともに、板金製品P毎に分離するために使用されているが、剪断加工される板金素材としては、図示する場合に限られない。トリムラインとしての剪断ライン12a,13aのみによりスクラップS1を切除する場合にも適用できる。また、交差する剪断ラインを有する場合であれば、予め所定の長さに切断されたブランク材を剪断加工する場合にもこの剪断加工装置を適用することができる。
11 第1の剪断ライン
12a,12b 第2の剪断ライン
13a,13b 第3の剪断ライン
14a,14b 交点
15,16 貫通孔
20 下型
20a 下型基部
21 第1の下型刃
21a 第1の切断エッジ
22 第2の下型刃
22a,22b 第2の切断エッジ
23a,23b 第3の切断エッジ
24,25 フローティング刃
24a,24b フローティングエッジ
26,27 ダイ
28 加圧部材
30 上型
30a 上型基部
31 第1の上型刃
31a 第1の可動エッジ
32 第2の上型刃
32a 第2の可動エッジ
33 第1の突出エッジ
34,35 境界点
36 第2の突出エッジ
37 先行剪断エッジ

Claims (6)

  1. 第1の剪断ラインと、当該第1の剪断ラインに交点から板金素材の一方向に延びる第2の剪断ラインと、前記交点から前記板金素材の他方向に延びる第3の剪断ラインとにより板金素材を剪断して板金製品を製造する剪断加工装置であって、
    前記第1の剪断ラインに対応した第1の切断エッジ、および前記第2の剪断ラインに対応した第2の切断エッジを有する第1の下型刃と、
    前記第3の剪断ラインのうち、前記交点から離れた部分に対応する第3の切断エッジを有する第2の下型刃と、
    前記第1の下型刃と前記第2の下型刃との間に上下動自在に配置され、前記第3の剪断ラインのうち、前記第3の切断エッジと前記交点との間に対応するフローティングエッジを有するフローティング刃と、
    下型基部に向けて上下動自在の上型基部に設けられ、前記第1の切断エッジと共働して前記第1の剪断ラインを剪断する第1の上型刃と、
    前記第2の切断エッジ、前記第3の切断エッジおよび前記フローティングエッジと共働して前記第2と第3の剪断ラインを剪断する第2の上型刃とを有し、
    前記第2と第3の剪断ラインのうち、前記フローティングエッジに対応した部分と、前記交点よりも前記第2の切断エッジ側に連なる部分と、前記フローティングエッジと前記第3の切断エッジとの境界点よりも前記第3の切断エッジ側に連なる部分とを、前記第1の剪断ラインに先行して剪断する先行剪断エッジを、前記第2の上型刃に設けた、剪断加工装置。
  2. 請求項1記載の剪断加工装置において、前記先行剪断エッジは、前記交点よりも前記第2の切断エッジ側に寄せて下方に向けて突出した第1の突出エッジと、前記フローティングエッジと前記第3の切断エッジとの境界点よりも前記第3の切断エッジ側に寄せて下方に向けて突出した第2の突出エッジとを有する、剪断加工装置。
  3. 請求項1または2記載の剪断加工装置において、前記板金素材はロール状に巻き付けられた帯状素材であり、
    当該帯状素材の幅方向に延びる第1の剪断ラインに対応した第1の切断エッジ、および前記第1の剪断ラインの両端を前記交点として、それぞれの前記交点から前記帯状素材の一方向に延びて前記帯状素材の側辺に連なる第2の剪断ラインに対応した第2の切断エッジを前記第1の下型刃に設け、
    前記第1の剪断ラインの両端を前記交点として、それぞれの前記交点から前記帯状素材の他方向に延びて前記帯状素材の側辺に連なる第3の剪断ラインに対応した第3の切断エッジを前記第2の下型刃に設け、
    前記第1の剪断ラインにより帯状素材から製品を分離し、前記第2と第3の剪断ラインにより前記帯状素材からスクラップを切除するようにした、剪断加工装置。
  4. 請求項3記載の剪断加工装置において、前記第1の剪断ラインと前記第2の剪断ラインは板金製品の一端面を形成し、前記第1の剪断ラインと前記第3の剪断ラインは板金製品の他端面を形成する、剪断加工装置。
  5. 第1の剪断ラインと、当該第1の剪断ラインに交点から板金素材の一方向に延びる第2の剪断ラインと、前記交点から前記板金素材の他方向に延びる第3の剪断ラインとにより前記板金素材を剪断して板金製品を製造する剪断加工方法であって、
    前記第1の剪断ラインに対応した第1の切断エッジ、および前記第2の剪断ラインに対応した第2の切断エッジを有する第1の下型刃と、前記第3の剪断ラインのうち、前記交点から離れた部分に対応する第3の切断エッジを有する第2の下型刃と、前記第1の下型刃と前記第2の下型刃との間に上下動自在に配置され、前記第3の剪断ラインのうち、前記第3の切断エッジと前記交点との間に対応するフローティングエッジを有するフローティング刃とが下型基部に設けられた下型と、
    前記第1の切断エッジと共働して前記第1の剪断ラインを剪断する第1の上型刃と、前記第2の切断エッジ、前記第3の切断エッジおよび前記フローティングエッジと共働して前記第2と第3の剪断ラインを剪断する第2の上型刃とが上型基部に設けられ、前記下型に向けて上下動自在の上型とを有する剪断加工装置を用いて、
    前記第2と第3の剪断ラインのうち、前記フローティングエッジに対応した部分と、前記交点よりも前記第2の切断エッジ側に連なる部分と、前記フローティングエッジと前記第3の切断エッジとの境界点よりも前記第3の切断エッジ側に連なる部分とを前記第2の上型刃に設けられた先行剪断エッジにより、前記第1の剪断ラインに先行して剪断した後に、前記第1の切断エッジと前記第1の上型刃との共働により前記第1の剪断ラインを剪断する、剪断加工方法。
  6. 請求項5記載の剪断加工方法において、前記先行剪断エッジは、前記交点よりも前記第2の切断エッジ側に寄せて下方に向けて突出した第1の突出エッジと、前記フローティングエッジと前記第3の切断エッジとの境界点よりも前記第3の切断エッジ側に寄せて下方に向けて突出した第2の突出エッジとを有する、剪断加工方法。
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