JP6074952B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置に関する。
従来、フラットベッド型と呼ばれる画像読取装置が知られている。この種の画像読取装置は、一般に、主走査方向に配列された読取素子を有するイメージセンサと、そのイメージセンサを副走査方向へ移動させるキャリッジとを備える。キャリッジは、ガイドシャフトに沿って移動可能な構造とされる。ガイドシャフトとしては、丸棒状の金属軸などが利用される(例えば、下記特許文献1参照。)。
特開平11−266347公報
しかしながら、上述のような画像読取装置においては、イメージセンサを支持する支持体(キャリッジ)がガイドシャフトに沿って往復移動する際、往動時及び復動時のいずれにおいても、支持体はガイドシャフトと直交する状態を維持している。そのため、支持体におけるガイドシャフトとの当接箇所は、往動時及び復動時の双方においてガイドシャフトに対して摺動することになる。
このような摺動が原因で上記当接箇所の摩耗が進行すれば、例えばガイドシャフトの支持体に対するがたつきが生じ、イメージセンサが備える読取素子の配列方向(主走査方向)と支持体の移動方向(副走査方向)を厳密に直交させることが困難になる。読取素子の配列方向が移動方向に対して直交していない場合、画像の読み取り品質にも悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、イメージセンサを支持する支持体と、支持体を移動方向へ案内するガイド部との相対的な位置関係を適切な状態に維持し、支持体とガイド部との摺動による磨耗を抑制することが可能な画像読取装置を提供することにある。
以下、本発明において採用した構成について説明する。
本発明の画像読取装置は、原稿が載置される載置部と、前記原稿の画像を読み取る読取部とを備え、前記読取部は、所定の配列方向に配列された複数の読取素子を有するイメージセンサと、前記イメージセンサを支持し、前記配列方向と交差する移動方向へ前記イメージセンサとともに往復移動可能な支持体と、前記支持体が前記移動方向へ移動する際に、前記支持体と接触することによって前記支持体を前記移動方向へと案内するガイド部と、前記支持体を前記移動方向へ往復移動させる駆動部とを備え、前記イメージセンサは、前記支持体とともに往復移動する際、往動方向又は復動方向のいずれか一方を第一移動方向、他方を第二移動方向として、前記第一移動方向へ移動するときに、所定の読取範囲内において前記載置部に載置された原稿の画像を読み取るように構成され、前記支持体は、前記支持体と前記ガイド部との交差箇所を中心に、前記配列方向及び前記移動方向の双方に対して平行な面に沿って、前記ガイド部に対し相対的に揺動可能な状態で、前記ガイド部上に支持され、前記駆動部は、前記交差箇所から離間した位置において前記支持体に駆動力を作用させることにより、前記支持体を前記第一移動方向へ移動させる場合には、前記支持体を第一揺動方向へと揺動させる一方、前記支持体を前記第二移動方向へ移動させる場合には、前記支持体を前記第一揺動方向とは逆方向となる第二揺動方向へと揺動させ、前記支持体には、前記支持体が前記第一揺動方向へ揺動した際には前記ガイド部に当接する一方、前記支持体が前記第二揺動方向へ揺動した際には前記ガイド部から離間する当接部が設けられ、前記当接部は、前記支持体が前記第一揺動方向へ揺動した際、前記配列方向と前記移動方向とが直交する位置まで前記支持体が揺動すると前記ガイド部に当接して、それ以上前記支持体が前記第一揺動方向へ揺動するのを規制する。
このように構成された画像読取装置によれば、イメージセンサで原稿の画像を読み取る際に、駆動部は支持体を第一移動方向へ移動させるとともに第一揺動方向へ揺動させる。このとき、イメージセンサが備える読取素子の配列方向が支持体の移動方向に対して直交する位置まで支持体が揺動すると、それ以上の揺動が当接部によって規制される。
このような状態を維持したまま支持体が第一移動方向へ移動し、その際、イメージセンサで原稿の画像を読み取る。したがって、支持体が揺動するにもかかわらず、イメージセンサが第一方向へ移動する際、イメージセンサの位置は、読取素子の配列方向を主走査方向、支持体の移動方向を副走査方向とする位置に適切に位置決めされる。
一方、イメージセンサで原稿の画像を読み取るときとは逆方向へ支持体を移動させる際、駆動部は支持体を第二移動方向へ移動させるとともに第二揺動方向へ揺動させる。このとき、当接部は支持体から離間し、読取素子の配列方向と支持体の移動方向は直交しない位置関係となる。
この状態では、読取素子の配列方向は、主走査方向としての適切な方向からずれてしまうが、イメージセンサによる画像の読み取りは行われないので、その点は問題がない。このような状態で支持体を第二移動方向へ移動させれば、当接部をガイド部から離間させた状態で支持体が第二移動方向へ移動するので、当接部とガイド部との摺動による摩耗が抑制される。
したがって、当接部相当部分が常にガイド部に当接する状態で支持体が往復移動するものに比べ、支持体が第一移動方向へ移動する際に読取素子の配列方向と支持体の移動方向が精度良く直交する状態をより長期にわたって維持することができ、読み取り画質の低下を抑制できる。
また、支持体をガイド部に対して組み付ける際には、当接部とガイド部が当接しない状態で、支持体の組み付け作業を行うことができる。したがって、当接部相当部分が常にガイド部に当接する状態となるものに比べ、支持体の組み付け作業を行いやすく、生産性やメンテナンス性が向上する。
本発明の画像読取装置において、前記駆動部は、動力源と、前記動力源から伝達される動力によって循環駆動されるタイミングベルトとを有し、前記支持体は、前記交差箇所から離間した位置において前記タイミングベルトに連結されており、当該タイミングベルトの駆動方向に応じて、前記第一揺動方向又は前記第二揺動方向へ揺動することが好ましい。
このように構成された画像読取装置によれば、タイミングベルトから伝達される動力を利用して支持体を揺動させることができる。
本発明の画像読取装置において、前記当接部は、前記配列方向については前記ガイド部を挟んで両側となる位置、かつ前記移動方向については所定距離だけずれた位置において、前記ガイド部に当接する第一当接部及び第二当接部を有することが好ましい。
このように構成された画像読取装置によれば、第一当接部及び第二当接部が上述のような位置にあるので、支持体が揺動すれば、支持体とともに第一当接部及び第二当接部も変位することで、第一当接部及び第二当接部がガイド部に対し当接又は離間する。したがって、読取素子の配列方向と支持体の移動方向が直交する位置まで支持体が揺動したときに、第一当接部及び第二当接部がガイド部に当接するように、第一当接部及び第二当接部の位置を設定しておけば、読取素子の配列方向が主走査方向となる位置に支持体を簡単に位置決めすることができる。
本発明の画像読取装置において、前記支持体には、前記支持体が前記第一揺動方向へ揺動した際には前記ガイド部から離間する一方、前記支持体が前記第二揺動方向へ揺動した際には、前記配列方向と前記移動方向が斜めに交差する所定の位置まで支持体が揺動すると、前記ガイド部に当接して、それ以上前記支持体が前記第二揺動方向へ揺動するのを規制する規制部が設けられていることが好ましい。
このように構成された画像読取装置によれば、支持体が第二揺動方向へ揺動する際に規制部が所定の位置を越える位置への揺動を規制するので、支持体が過剰に第二揺動方向へ揺動するのを防止できる。
本発明の画像読取装置において、前記規制部は、前記配列方向については前記ガイド部を挟んで両側となる位置、かつ前記移動方向については所定距離だけずれた位置において、前記ガイド部に当接する第一規制部及び第二規制部を有することが好ましい。
このように構成された画像読取装置によれば、第一規制部及び第二規制部が上述のような位置にあるので、支持体が揺動すれば、支持体とともに第一規制部及び第二規制部も変位することで、第一規制部及び第二規制部がガイド部に対し当接又は離間する。
したがって、読取素子の配列方向と支持体の移動方向が斜めに交差する所定の位置まで支持体が揺動したときに、第一規制部及び第二規制部がガイド部に当接するように、第一規制部及び第二規制部の位置を設定しておけば、支持体を上述のような所定の位置に簡単に位置決めすることができる。
本発明の画像読取装置において、前記支持体には、前記支持体が前記第一揺動方向へ揺動した際には前記ガイド部から離間する一方、前記支持体が前記第二揺動方向へ揺動した際には、前記配列方向と前記移動方向が斜めに交差する所定の位置まで支持体が揺動すると、前記ガイド部に当接して、それ以上前記支持体が前記第二揺動方向へ揺動するのを規制する規制部が設けられ、前記規制部は、前記配列方向については前記ガイド部を挟んで両側となる位置、かつ前記移動方向については所定距離だけずれた位置において、前記ガイド部に当接する第一規制部及び第二規制部を有し、前記第一当接部、前記第二当接部、前記第一規制部、及び前記第二規制部は、前記配列方向及び前記移動方向に対して垂直な垂直方向から見たときに、前記第一当接部と前記第二当接部とを結ぶ直線と、前記第一規制部と前記第二規制部とを結ぶ直線とが、交差する位置に配置されていることが好ましい。
このように構成された画像読取装置によれば、第一当接部、第二当接部、第一規制部、及び第二規制部が上述のような位置にある。そのため、第一当接部と第二当接部とを結ぶ直線と、第一規制部と第二規制部とを結ぶ直線が、交差しない位置に各部が配置されている場合に比べ、支持体の移動方向について各部の配設範囲をコンパクトにすることができる。
本発明の画像読取装置において、前記支持体は、前記イメージセンサが取り付けられるキャリッジ部に対し、前記ガイド部と接触しつつ前記ガイド部に沿ってスライドするスライダ部が取り付けられた構造とされており、前記スライダ部は、前記キャリッジ部よりも摺動性の高い材料で形成され、前記当接部及び前記規制部は、前記スライダ部と同じ材料で前記スライダ部に一体成形されていることが好ましい。
このように構成された画像読取装置によれば、キャリッジ部及びスライダ部を形成する材料が、上述のように異なる材料とされている。したがって、いずれか一方の材料で支持体全体を一体成形した場合よりも、キャリッジ部及びスライダ部それぞれの性能を最適化することができ、当接部及び規制部の耐摩耗性を高めることができる。
本発明の画像読取装置において、原稿を所定の搬送経路に沿って搬送する搬送部を備え、前記搬送部によって搬送される原稿の画像を読み取る際には、前記支持体が所定の読取位置で静止するように構成され、さらに、前記支持体が前記読取位置へ移動した際に、前記支持体が突き当たるのに伴って、前記支持体に対して前記第一揺動方向へ揺動させる力を加える突当部を備え、前記支持体は、前記突当部に突き当たった際に前記突当部から力を受けることにより、前記配列方向と前記移動方向とが直交する位置まで揺動することが好ましい。
このように構成された画像読取装置によれば、支持体が読取位置へ移動した際、支持体が突当部に突き当たるのに伴って、支持体は読取素子の配列方向と支持体の移動方向とが直交する位置まで揺動する。したがって、搬送部によって搬送される原稿の画像を読み取る際にも、支持体を適正な位置に位置決めすることができ、原稿の画像の読み取り品質を向上させることができる。
複合機全体の外観を示す斜視図。 複合機の内部構成を示すブロック図。 スキャナユニット及びADFユニットの外観を示す斜視図。 スキャナユニットを示す平面図。 スキャナユニット及びADFユニットの概略構造を示す縦断面図。 ガイド部及びスライダ部付近の構造を示す縦断面図。 第一方向へ移動する支持体の傾きとガイド部に対する当接状態を示す説明図。 第二方向へ移動する支持体の傾きとガイド部に対する当接状態を示す説明図。 突当部に突き当たったときの支持体の傾きの変化を示す説明図。 スライダ部の別の事例を示す説明図。
次に、本発明の実施形態について一例を挙げて説明する。本実施形態において例示する画像読取装置は、画像読取装置としての機能(スキャン機能)に加え、その他の機能(例えば、プリント機能、コピー機能、ファクシミリ送受信機能など)を兼ね備えた複合機として構成されたものである。なお、以下の説明においては、複合機の各部について、それらの相対的な位置関係を簡潔に説明するため、図中に併記した上下左右前後の各方向を利用して説明を行う。
[複合機の構造]
図1に示すように、複合機1は、本体ユニット2と、本体ユニット2の上側に搭載されたスキャナユニット3と、スキャナユニット3の上側に搭載されたADFユニット4とを備えている。本体ユニット2の前側上部には、利用者によって操作される操作パネル6が設けられている。本体ユニット2の下部には、印刷前の被記録媒体が収納される給紙カセット8A,8Bが装着されている。
これらのうち、本体ユニット2には、図2に示すように、上述した操作パネル6の他、制御部11、画像形成部12、LAN通信部13、PSTN通信部14などが設けられている。
制御部11は、周知のCPU11A、ROM11B、RAM11C、NVRAM11D、インターフェース部11Eなどを備えている。CPU11Aは、ROM11BやRAM11Cに記憶された制御プログラムに従って所定の処理を実行し、これにより、複合機1の各部に対する制御が実行される。
画像形成部12は、電子写真方式又はインクジェット方式の印刷機構を備える。LAN通信部13は、無線LANに対応した通信インターフェース装置及び有線LANに対応した通信インターフェース装置によって構成される。PSTN通信部14は、FAXモデムや音声CODECなど、公衆回線(Public Switched Telephone Networks;PSTN)に接続する上で必要となる各種機器によって構成される。
操作パネル6には、利用者が複合機1に対して各種指令を与える際に操作する入力装置(例えば、タッチパネル、各種ボタン類、スイッチ類)と、複合機1の動作状態などを利用者に通知するための出力装置(例えば、液晶ディスプレイ装置)が設けられている。
スキャナユニット3は、複数の読取素子を有するライン型のイメージセンサ21と、イメージセンサ21を支持する支持体23とを備えている。また、スキャナユニット3には、モータ25と、モータ25によって駆動されるギヤ機構27と、ギヤ機構27によって駆動されるタイミングベルト29などが設けられ、上述の支持体23は、タイミングベルト29に連結されている。モータ25は、制御部11のインターフェース部11Eに設けられたモータ駆動部11Fから駆動信号を受けて作動する。モータ25が発生させた動力は、ギヤ機構27及びタイミングベルト29を介して支持体23へと伝達され、その結果、支持体23はイメージセンサ21とともに左右方向に移動する。
ADFユニット4は、原稿を所定の搬送経路に沿って搬送する搬送ローラ31〜39を備えている。また、ADFユニット4には、モータ41と、モータ41によって駆動されるギヤ機構43などが設けられている。モータ41は、制御部11のインターフェース部11Eに設けられたモータ駆動部11Gから駆動信号を受けて作動する。モータ41が発生させた動力は、ギヤ機構43を介して搬送ローラ31〜39へと伝達される。なお、搬送ローラ31〜39のうち、いくつかのローラはギヤ機構43によって直接駆動される駆動ローラとされ、残りのいくつかのローラは、駆動ローラ又は原稿に追従して回転する従動ローラとされている。
[スキャナユニット及びADFユニットの詳細]
図1に示すように、 スキャナユニット3の上部にはカバー部材51が設けられ、カバー部材51にプラテンガラス53が取り付けられている。カバー部材51は、プラテンガラス53の四辺を囲むフレーム部51Aと、プラテンガラス53の上面を第一領域53A及び第二領域53Bに区画する仕切り部51Bとを有する。なお、本実施形態では、プラテンガラス53を一枚で構成し、仕切り部51Bにより、第一領域53Aと第二領域53Bに区画する構成としているが、第一領域53Aと第二領域53Bとを別々のプラテンガラスにより構成してもよい。
ADFユニット4は、図3に示すように、左右方向に離間した位置に設けられた一対のヒンジ部55を介して、スキャナユニット3に対して開閉可能に取り付けられている。ADFユニット4を開いた際には、図1に示すように、プラテンガラス53の上面が外部に露出する。一方、ADFユニット4を閉じた際には、ADFユニット4がプラテンガラス53の上面を覆うカバーとして機能する。
スキャナユニット3の内部には、図3及び図4に示すように、上述したイメージセンサ21、支持体23、タイミングベルト29などが配設されている。なお、図4には、イメージセンサ21が支持体23とともに位置P1へ移動した状態と位置P2へ移動した状態とを併記してある。
イメージセンサ21は、本実施形態の場合、密着イメージセンサ(CIS;Contact Image Sensor)とされている。イメージセンサ21が有する複数の読取素子は、複合機1における前後方向に配列されている。以下、この読取素子の配列方向である前後方向のことを主走査方向とも称する。
スキャナユニット3が備えるベース部3Aの上面側には、左右方向に延びるガイド部61が設けられている。タイミングベルト29が駆動された際、支持体23はガイド部61に沿って左右方向へ移動する。以下、このイメージセンサ21及び支持体23の移動方向である左右方向のことを副走査方向とも称する。
イメージセンサ21の前後方向の両端付近には、図4及び図5に示すように、イメージセンサ21とプラテンガラス53との間に介在するスペーサ63が取り付けられている。また、支持体23とイメージセンサ21の間には、図5に示すように、圧縮ばね65が介装されている。
イメージセンサ21及びスペーサ63は、圧縮ばね65によって常にプラテンガラス53側に向かって押し付けられる状態にある。そのため、支持体23が移動する際に、支持体23が僅かに上下動したとしても、スペーサ63がプラテンガラス53の下面に当接する状態は維持され、イメージセンサ21はプラテンガラス53の下面と平行に移動する。
スキャナユニット3において、カバー部材51が有する仕切り部51Bの下面には、図5に示すように、基準部材67が組み込まれている。基準部材67は、白色部分と黒色部分が所定のパターンをなすように形成された部材で、画像の読み取りを行う際には、イメージセンサ21の原点位置の補正やシェーディング補正を行うために、イメージセンサ21で基準部材67が読み取られる。
ADFユニット4の内部には、図5に示すように、上述した複数の搬送ローラ31〜39が設けられている。これらの搬送ローラ31〜39を作動させると、原稿を所定の搬送経路(図5中に破線で示す経路。)に沿って搬送することができる。
複合機1がADF型イメージスキャナとして利用される場合、スキャナユニット3において、イメージセンサ21は図4における位置P1へ移動して静止する(以下、位置P1を読取位置P1とも称する。)。また、ADFユニット4において、搬送ローラ31〜39は、上述の搬送経路に沿って原稿を搬送する。
搬送される原稿は、搬送経路の途中でプラテンガラス53の第二領域53Bに接する位置を左右方向へ通過する。この位置には、原稿押さえ71が設けられている。搬送される原稿が原稿押さえ71のある位置を通過する際には、原稿押さえ71が第二領域53Bに向かって原稿を押圧し、原稿をプラテンガラス53の第二領域53Bに密着させる。そして、読取位置P1にあるイメージセンサ21は、第二領域53B及び原稿押さえ71に対向している。この状態で、イメージセンサ21は、読取位置P1を通過する原稿の画像を、主走査方向に配列された読取素子で読み取ることができる。
図5に示すように、ADFユニット4の下面で、ADFユニット4を閉じた際にプラテンガラス53の第一領域53Aに接する位置には、弾性部材73が設けられている。弾性部材73は、上層が発泡樹脂層、下層が樹脂フィルム層とされた積層体である。
複合機1がフラットベッド型イメージスキャナとして利用される場合、プラテンガラス53の第一領域53Aに原稿が載置される。そして、必要があれば、ADFユニット4が閉じられる。このとき、弾性部材73が第一領域53Aに載置された原稿を上から押圧し、原稿をプラテンガラス53の第一領域53Aに密着させる。この状態で、イメージセンサ21は支持体23とともに副走査方向へ移動する。
本実施形態において、イメージセンサ21は、右方(本発明でいう第一移動方向)へと往動する際に、所定の読取範囲A1内において、プラテンガラス53の第一領域53Aに載置された原稿の画像を、主走査方向に配列された読取素子で読み取る。その後、画像の読み取りを終えたら、イメージセンサ21は左方(本発明でいう第二移動方向)へと復動して初期位置に復帰する。
[支持体及びガイド部の詳細]
ガイド部61は、図6に示すように、長手方向に垂直な断面が略L字状となるようにプレス加工された板金部品である。ガイド部61は、前後方向及び上下方向の双方に対して平行な面状部分である第一部分61Aと、第一部分61Aにおける下端から連続する部分が左右方向に曲げられて形成された第二部分61Bとを有する。第一部分61Aにおける上下方向の寸法は、第二部分61Bにおける左右方向の寸法よりも小さくされている。
支持体23は、図6に示すように、キャリッジ部81と、キャリッジ部81の底部に取り付けられたスライダ部83とを有する。スライダ部83は、キャリッジ部81の主走査方向における中央付近に設けられ、キャリッジ部81よりも摺動性の高い材料で形成されている。具体的には、本実施形態の場合、キャリッジ部81はABS樹脂で形成され、スライダ部83はポリアセタール樹脂(POM)で形成されている。
スライダ部83の右側となる位置には、キャリッジ部81の下面から下方に向かって突出する連結部85が設けられている。この連結部85は、キャリッジ部81に一体成形されている。連結部85は、タイミングベルト29に対して連結されている。タイミングベルト29が駆動されると、連結部85がタイミングベルト29に引っ張られて、支持体23は副走査方向へ移動する。なお、連結部85は、キャリッジ部81とは別に形成され、組み付けられて固定される構成であってもよい。
スライダ部83は、ガイド部61の第一部分61Aに当接する第一位置決め部91と、ガイド部61の第二部分61Bに当接する第二位置決め部92とを有する。第一位置決め部91は、第一部分61Aを左右方向両側から挟むかたちで、第一部分61Aの両側面に当接し、支持体23が左右方向へ変位するのを規制している。第二位置決め部92は、第二部分61Bの上面に当接し、支持体23が下方へ変位するのを規制している。
スライダ部83は、上下方向について、ガイド部61の第一部分61Aの上端との間に空隙93をなす形状とされている。そのため、支持体23からの荷重が第一部分61Aの上端にかかることはなく、支持体23からの荷重は第二位置決め部92を介して第二部分61Bの上面に作用する。
第一位置決め部91は、図7(a)〜図7(c)、及び図8(a)〜図8(c)に示すように、第一当接部91A、第二当接部91B、第一規制部91C、及び第二規制部91Dを備える。これら第一当接部91A、第二当接部91B、第一規制部91C、及び第二規制部91Dは、スライダ部83に一体成形されている。なお、第一当接部91A、第二当接部91B、第一規制部91C、及び第二規制部91Dは、スライダ部83とは別に形成され、組み付けられて固定される構成であってもよい。
第一当接部91A及び第二当接部91Bは、前後方向についてはガイド部61の第一部分61Aを挟んで両側となる位置にあり、かつ左右方向については所定距離だけずれた位置にある。第一規制部91C及び第二規制部91Dも、前後方向についてはガイド部61の第一部分61Aを挟んで両側となる位置にあり、かつ左右方向については所定距離だけずれた位置にある。
支持体23は、図7(a)及び図8(a)に示すように、支持体23とガイド部61との交差箇所を中心に、主走査方向及び副走査方向の双方に対して平行な面に沿って、ガイド部61に対し相対的に揺動可能な状態で、ガイド部61上に支持されている。
タイミングベルト29は、支持体23とガイド部61との交差箇所から装置後方へ離間した位置において支持体23に駆動力を作用させる。これにより、図7(a)に示すように平面視した状態において、支持体23を右方(本発明でいう第一移動方向)へ移動させる場合には、支持体23を時計回り(本発明でいう第一揺動方向)に揺動させる。また、支持体23を左方(本発明でいう第二移動方向)へ移動させる場合には、図8(a)に示すように、支持体23を反時計回り(本発明でいう第二揺動方向)に揺動させる。
支持体23を時計回りに揺動させると、図7(a)〜図7(c)に示すように、第一当接部91A及び第二当接部91Bは、ガイド部61の第一部分61Aに当接する。この状態において、第一規制部91C及び第二規制部91Dは、ガイド部61の第一部分61Aから離間し、非接触状態になる。
第一当接部91A及び第二当接部91Bは、イメージセンサ21が備える読取素子の配列方向と副走査方向が直交する第一位置(図7(a)中では実線、図8(a)中では二点鎖線で示す位置)まで支持体23が揺動した時点でガイド部61に当接し、それ以上支持体23が時計回りに揺動するのを規制する。
逆に、支持体23を反時計回りに揺動させると、図8(a)〜図8(c)に示すように、第一規制部91C及び第二規制部91Dは、ガイド部61の第一部分61Aに当接する。この状態において、第一当接部91A及び第二当接部91Bは、ガイド部61の第一部分61Aから離間し、非接触状態になる。
第一規制部91C及び第二規制部91Dは、イメージセンサ21が備える読取素子の配列方向と副走査方向が斜めに交差する第二位置(図8(a)中では実線、図7(a)中では二点鎖線で示す位置)まで支持体23が揺動した時点でガイド部61に当接し、それ以上支持体23が反時計回りに揺動するのを規制する。
支持体23は、以上のような構造とされているので、第一当接部91A、及び第二当接部91Bにガイド部61が当接する位置と、第一規制部91C、及び第二規制部91Dにガイド部61が当接位置との間で揺動することができる。このため、支持体23がタイミングベルト29からの駆動力を受けて右方へ移動する際には、イメージセンサ21が備える読取素子の配列方向は、支持体23の移動方向と直交する状態となる。これにより、配列方向を主走査方向、移動方向を副走査方向として、イメージセンサ21で適切に画像の読み取りを行うことができる。
一方、支持体23がタイミングベルト29からの駆動力を受けて左方へ移動する際には、イメージセンサ21が備える読取素子の配列方向は、支持体23の移動方向と斜めに交差する状態となる。この場合、配列方向が移動方向に対して傾くが、画像の読み取りは行われないので問題ない。
また、支持体23が左方へ移動する際、第一当接部91A及び第二当接部91Bはガイド部61から離間するので、第一当接部91A及び第二当接部91Bの摩耗は抑制される。したがって、第一当接部91A及び第二当接部91Bが常にガイド部61に当接している場合に比べ、第一当接部91A及び第二当接部91Bによる位置決め精度を、より長期にわたって維持することができる。
さらに、カバー部材51には、図9(a)及び図9(b)に示すように、突当部95が設けられている。この突当部95は、平面視した状態において、連結部85を挟んでガイド部61とは反対側となる位置に設けられている。
支持体23は、上述の通り、左方へ移動する際、イメージセンサ21が備える読取素子の配列方向は、前後方向とは一致しない状態にある(図9(a)参照。)。しかし、支持体23が読取位置P1(図4参照)に到達した際、支持体23が突当部95に突き当たると、突当部95は支持体23に対して時計回り(第一揺動方向)に揺動させる力を加える。その結果、支持体23は、上述の配列方向と移動方向が直交する位置まで揺動する。これにより、支持体23は、読取位置P1において、イメージセンサ21が備える読取素子の配列方向を、適切に前後方向と一致させることができる。
ところで、上述した第一当接部91A、第二当接部91B、第一規制部91C、及び第二規制部91Dは、図7(a)及び図8(a)に示すように平面視した状態において、第一当接部91Aと第二当接部91Bとを結ぶ直線と、第一規制部91Cと第二規制部91Dとを結ぶ直線とが、交差する位置に配置されている。
そのため、支持体23の移動方向について、第一当接部91Aと第二当接部91Bとの間の距離、第一規制部91Cと第二規制部91Dとの間の距離を十分に確保しても、スライダ部83の構造をコンパクトにすることができる。
ちなみに、同種のスライダ部としては、図10(a)及び図10(b)に例示するスライダ部97のように、第一突起部98Aと、第二突起部98Bと、第三突起部98Cとを設けたものなどを考え得る。
このようなスライダ部97でも、図10(a)に示すように時計回りに揺動させれば、第一突起部98Aと第二突起部98Bがガイド部61に当接して、支持体23が第一位置まで揺動する。また、図10(b)に示すように反時計回りに揺動させれば、第二突起部98Bと第三突起部第二がガイド部61に当接し、支持体23が第二位置まで揺動する。したがって、これらの第一突起部98A、第二突起部98B、及び第三突起部98Cでも、支持体23が二位置間で揺動する構造を実現することができる。
ただし、これらの第一突起部98A、第二突起部98B、及び第三突起部98Cは、スライダ部83とは異なり、「第一当接部91Aと第二当接部91Bとを結ぶ直線と、第一規制部91Cと第二規制部91Dとを結ぶ直線とが、交差する位置に配置されている」という構造にはなっていない。
そのため、移動方向について、第一突起部98Aと第二突起部98Bとの間の距離を、第一当接部91Aと第二当接部91Bとの間の距離と同等にし、かつ、第二突起部98Bと第三突起部98Cとの間の距離を、第一規制部91Cと第二規制部91Dとの間の距離と同等にすると、第一突起部98Aと第三突起部98Cとの間の距離は、第一当接部91Aと第二規制部91Dとの間の距離よりも大きくなる。したがって、スライダ部97の左右方向寸法は、先に説明したスライダ部83よりも大きくなり、コンパクトさに欠ける構造となる。
あるいは、スライダ部97の左右方向寸法を、先に説明したスライダ部83と同等にすること自体はできるが、その場合、第一突起部98Aと第二突起部98Bとの間の距離、及び第二突起部98Bと第三突起部98Cとの間の距離は、相応に短くなる。これらの各距離が短くなると、支持体23の揺動位置について位置決め精度は低下しやすくなる。
よって、左右方向寸法をコンパクト化し、かつ、支持体23の揺動位置についての位置決め精度を高めるには、スライダ部97のような構造とするよりも、スライダ部83のような構造とする方が有利である。
[効果]
以上説明した通り、上記複合機1によれば、支持体23が読取位置P1で静止した場合、支持体23が右方へ移動する場合、いずれの場合においても、イメージセンサ21の読取素子の配列方向を適切に前後方向に向けることができる。また、支持体23が左方へ移動する場合には、第一当接部91A及び第二当接部91Bをガイド部61から離間させて、第一当接部91A及び第二当接部91Bの摩耗を抑制することができる。
また、上記複合機1によれば、第一当接部91A、第二当接部91B、第一規制部91C、及び第二規制部91Dのすべてがガイド部61に当接する状態にはない。そのため、これらすべてがガイド部61に当接しているものに比べ、支持体23をガイド部61に組み付ける作業を行う際には、支持体23の組み付け作業を行いやすく、生産性やメンテナンス性が向上する。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、ガイド部61を板金部品とする例を示したが、ガイド部として金属製のガイドシャフトを採用する場合にも、本発明の構成を採用することができる。
さらに、上記実施形態では、本発明の画像読取装置の一例として、複合機として構成された画像読取装置を例示したが、複合機として構成されているか否かは任意であり、単機能の画像読取装置、コピー機、ファクシミリ装置などにおいて、本発明の構成を採用しても良い。
1・・・複合機、2・・・本体ユニット、3・・・スキャナユニット、3A・・・ベース部、4・・・ADFユニット、6・・・操作パネル、8A・・・給紙カセット、11・・・制御部、11A・・・CPU、11B・・・ROM、11C・・・RAM、11D・・・NVRAM、11E・・・インターフェース部、11F,11G・・・モータ駆動部、12・・・画像形成部、13・・・LAN通信部、14・・・PSTN通信部、21・・・イメージセンサ、23・・・支持体、25,41・・・モータ、27,43・・・ギヤ機構、29・・・タイミングベルト、31〜39・・・搬送ローラ、51・・・カバー部材、51A・・・フレーム部、51B・・・仕切り部、53・・・プラテンガラス、53A・・・第一領域、53B・・・第二領域、55・・・ヒンジ部、61・・・ガイド部、61A・・・第一部分、61B・・・第二部分、63・・・スペーサ、65・・・圧縮ばね、67・・・基準部材、71・・・原稿押さえ、73・・・弾性部材、81・・・キャリッジ部、83,97・・・スライダ部、85・・・連結部、91・・・第一位置決め部、91A・・・第一当接部、91B・・・第二当接部、91C・・・第一規制部、91D・・・第二規制部、92・・・第二位置決め部、93・・・空隙、95・・・突当部、98A・・・第一突起部、98B・・・第二突起部、98C・・・第三突起部。

Claims (8)

  1. 原稿が載置される載置部と、
    前記原稿の画像を読み取る読取部と、
    を備え、
    前記読取部は、
    所定の配列方向に配列された複数の読取素子を有するイメージセンサと、
    前記イメージセンサを支持し、前記配列方向と交差する移動方向へ前記イメージセンサとともに往復移動可能な支持体と、
    前記支持体が前記移動方向へ移動する際に、前記支持体と接触することによって前記支持体を前記移動方向へと案内するガイド部と、
    前記支持体を前記移動方向へ往復移動させる駆動部と
    を備え、
    前記イメージセンサは、前記支持体とともに往復移動する際、往動方向又は復動方向のいずれか一方を第一移動方向、他方を第二移動方向として、前記第一移動方向へ移動するときに、所定の読取範囲内において前記載置部に載置された原稿の画像を読み取るように構成され、
    前記ガイド部は、前記配列方向及び前記移動方向の双方に対して垂直な方向を垂直方向として、前記移動方向及び前記垂直方向の双方に対して平行な面状部分を有し、
    前記支持体は、前記支持体と前記ガイド部との交差箇所を中心に、前記配列方向及び前記移動方向の双方に対して平行な面に沿って、前記ガイド部に対し相対的に揺動可能な状態で、前記ガイド部上に支持され、
    前記駆動部は、前記交差箇所から離間した位置において前記支持体に駆動力を作用させることにより、前記支持体を前記第一移動方向へ移動させる場合には、前記支持体を第一揺動方向へと揺動させる一方、前記支持体を前記第二移動方向へ移動させる場合には、前記支持体を前記第一揺動方向とは逆方向となる第二揺動方向へと揺動させ、
    前記支持体には、前記支持体が前記第一揺動方向へ揺動した際には前記ガイド部の前記面状部分に当接する一方、前記支持体が前記第二揺動方向へ揺動した際には前記ガイド部の前記面状部分から離間する当接部が設けられ、
    前記当接部は、前記支持体が前記第一揺動方向へ揺動した際、前記読取素子の配列方向と前記移動方向とが直交する位置まで前記支持体が揺動すると前記移動方向及び前記垂直方向の双方に対して平行となる箇所で前記ガイド部の前記面状部分に当接して、それ以上前記支持体が前記第一揺動方向へ揺動するのを規制する
    画像読取装置。
  2. 前記駆動部は、動力源と、前記動力源から伝達される動力によって循環駆動されるタイミングベルトとを有し、
    前記支持体は、前記交差箇所から離間した位置において前記タイミングベルトに連結されており、当該タイミングベルトの駆動方向に応じて、前記第一揺動方向又は前記第二揺動方向へ揺動する
    請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記当接部は、前記配列方向については前記ガイド部を挟んで両側となる位置、かつ前記移動方向については所定距離だけずれた位置において、前記ガイド部に当接する第一当接部及び第二当接部を有する
    請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記支持体には、前記支持体が前記第一揺動方向へ揺動した際には前記ガイド部から離間する一方、前記支持体が前記第二揺動方向へ揺動した際には、前記支持体と前記ガイド部とが直交しない所定の位置まで変位すると、前記ガイド部に当接して、それ以上前記支持体が前記第二揺動方向へ揺動するのを規制する規制部が設けられている
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  5. 前記規制部は、前記配列方向については前記ガイド部を挟んで両側となる位置、かつ前記移動方向については所定距離だけずれた位置において、前記ガイド部に当接する第一規制部及び第二規制部を有する
    請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記支持体には、前記支持体が前記第一揺動方向へ揺動した際には前記ガイド部から離間する一方、前記支持体が前記第二揺動方向へ揺動した際には、前記支持体と前記ガイド部とが直交しない所定の位置まで変位すると、前記ガイド部に当接して前記第二揺動方向への揺動を規制する規制部が設けられ、
    前記規制部は、前記配列方向については前記ガイド部を挟んで両側となる位置、かつ前記移動方向については所定距離だけずれた位置において、前記ガイド部に当接する第一規制部及び第二規制部を有し、
    前記第一当接部、前記第二当接部、前記第一規制部、及び前記第二規制部は、前記配列方向及び前記移動方向に対して垂直な垂直方向から見たときに、前記第一当接部と前記第二当接部とを結ぶ直線と、前記第一規制部と前記第二規制部とを結ぶ直線とが、交差する位置に配置されている
    請求項3に記載の画像読取装置。
  7. 前記支持体は、前記イメージセンサが取り付けられるキャリッジ部に対し、前記ガイド部と接触しつつ前記ガイド部に沿ってスライドするスライダ部が取り付けられた構造とされており、
    前記スライダ部は、前記キャリッジ部よりも摺動性の高い材料で形成され、
    前記当接部及び前記規制部は、前記スライダ部と同じ材料で前記スライダ部に一体成形されている
    請求項4〜請求項6のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  8. 原稿が載置される載置部と、
    前記原稿の画像を読み取る読取部と、
    を備え、
    前記読取部は、
    所定の配列方向に配列された複数の読取素子を有するイメージセンサと、
    前記イメージセンサを支持し、前記配列方向と交差する移動方向へ前記イメージセンサとともに往復移動可能な支持体と、
    前記支持体が前記移動方向へ移動する際に、前記支持体と接触することによって前記支持体を前記移動方向へと案内するガイド部と、
    前記支持体を前記移動方向へ往復移動させる駆動部と
    を備え、
    前記イメージセンサは、前記支持体とともに往復移動する際、往動方向又は復動方向のいずれか一方を第一移動方向、他方を第二移動方向として、前記第一移動方向へ移動するときに、所定の読取範囲内において前記載置部に載置された原稿の画像を読み取るように構成され、
    前記支持体は、前記支持体と前記ガイド部との交差箇所を中心に、前記配列方向及び前記移動方向の双方に対して平行な面に沿って、前記ガイド部に対し相対的に揺動可能な状態で、前記ガイド部上に支持され、
    前記駆動部は、前記交差箇所から離間した位置において前記支持体に駆動力を作用させることにより、前記支持体を前記第一移動方向へ移動させる場合には、前記支持体を第一揺動方向へと揺動させる一方、前記支持体を前記第二移動方向へ移動させる場合には、前記支持体を前記第一揺動方向とは逆方向となる第二揺動方向へと揺動させ、
    前記支持体には、前記支持体が前記第一揺動方向へ揺動した際には前記ガイド部に当接する一方、前記支持体が前記第二揺動方向へ揺動した際には前記ガイド部から離間する当接部が設けられ、
    前記当接部は、前記支持体が前記第一揺動方向へ揺動した際、前記読取素子の配列方向と前記移動方向とが直交する位置まで前記支持体が揺動すると前記ガイド部に当接して、それ以上前記支持体が前記第一揺動方向へ揺動するのを規制しており、
    原稿を所定の搬送経路に沿って搬送する搬送部
    を備え、
    前記搬送部によって搬送される原稿の画像を読み取る際には、前記支持体が所定の読取位置で静止するように構成され、
    さらに、
    前記支持体が前記読取位置へ移動した際に、前記支持体が突き当たるのに伴って、前記支持体に対して前記第一揺動方向へ揺動させる力を加える突当部
    を備え、
    前記支持体は、前記突当部に突き当たった際に前記突当部から力を受けることにより、前記読取素子の配列方向と前記移動方向とが直交する位置まで揺動する
    像読取装置。
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