JP6064423B2 - 振動アクチュエータの駆動装置、レンズ鏡筒、カメラ - Google Patents

振動アクチュエータの駆動装置、レンズ鏡筒、カメラ Download PDF

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Description

本発明は、振動アクチュエータの駆動装置、レンズ鏡筒、カメラに関するものである。
従来、振動アクチュエータの駆動装置は、振動アクチュエータに入力する交番信号の位相差を変化させることによって、駆動方向の変更や、停止といった振動アクチュエータの駆動動作を変更させていた(例えば、特許文献1)。
しかし、このような駆動装置は、振動アクチュエータの駆動動作を変更する場合に、振動アクチュエータから突発音が発生するという問題があった。
特開平8−182357号公報
本発明の課題は、振動アクチュエータから発生する突発音を抑制することができる振動アクチュエータの駆動装置、レンズ鏡筒、カメラを提供することである。
前記課題を解決するために、第1の発明は、振動体(22)に設けられた圧電体(24)に位相の異なる2相の交番信号を印加して、前記振動体を振動させて駆動力を発生する振動アクチュエータ(20)の駆動を制御する振動アクチュエータの駆動装置(30)であって、前記圧電体に印加する2相の交番信号の周波数を変化させて、前記振動アクチュエータの駆動速度を制御する速度制御部(31a)と、前記速度制御部によって設定された前記2相の交番信号の周波数で前記振動アクチュエータが動作している状態のときに、前記2相の交番信号の位相差(p)を所定値から0度へ時間とともに段階的に変化させ、さらに前記所定値とは逆符号の値へ時間とともに段階的に変化させることにより、前記振動アクチュエータの駆動方向を変更させる駆動動作制御部(31b)とを備えること、を特徴とする振動アクチュエータの駆動装置である。
第2の発明は、第1の発明の振動アクチュエータ(20)の駆動装置(30)において、前記駆動動作制御部(31b)は、前記位相差(p)を時間に比例して変化させること、を特徴とする振動アクチュエータの駆動装置である。
第3の発明は、第2の発明の振動アクチュエータ(20)の駆動装置(30)において、前記駆動動作制御部(31b)は、前記位相差(p)の傾きの絶対値を180度/msec以下で変化させること、を特徴とする振動アクチュエータの駆動装置である。
第4の発明は、第1の発明の振動アクチュエータ(20)の駆動装置(30)において、前記駆動動作制御部(31b)は、前記位相差(p)を時間とともに曲線状に変化させること、を特徴とする振動アクチュエータの駆動装置である。
第5の発明は、第4の発明の振動アクチュエータ(20)の駆動装置(30)において、前記駆動動作制御部(31b)は、前記位相差(p)を正弦波状に変化させること、を特徴とする振動アクチュエータの駆動装置である。
第6の発明は、第1の発明の振動アクチュエータ(20)の駆動装置(30)において、前記駆動動作制御部(31b)は、前記位相差(p)を時間とともに階段状に変化させること、を特徴とする振動アクチュエータの駆動装置である。
第7の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの振動アクチュエータ(20)の駆動装置(30)と、前記振動アクチュエータの駆動装置によって駆動される振動アクチュエータ(20)と、前記振動アクチュエータによって駆動される光学部材(11)と、を備えるレンズ鏡筒(10)である。
第8の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの振動アクチュエータ(20)の駆動装置(30)と、前記振動アクチュエータの駆動装置によって駆動される振動アクチュエータ(20)と、前記振動アクチュエータによって駆動される光学部材(11)と、を備えるカメラ(1)である。
以上、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明したが、これに限定されるものではない。なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成に代替してもよい。
本発明によれば、振動アクチュエータから発生する突発音を抑制することができる。
実施形態のカメラ1の全体構成を説明する概略図である。 実施形態の超音波モータ20の構成を説明する図である。 実施形態の超音波モータ20に接続される駆動装置30の構成を説明する図である。 実施形態及び比較例の超音波モータ20に印加する交番信号の位相差pの時間とともに変化する波形を示す図である。 実施形態の超音波モータ20に印加する交番信号の位相差pの変化に伴うレンズ11の位置Wの変化を示すタイムチャートである。 変形形態の超音波モータ20に印加する交番信号の位相差pの時間とともに変化する波形の例を示す図である。
(実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、実施形態のカメラ1の全体構成を説明する概略図である。
図2は、実施形態の超音波モータ20の構成を説明する図である。
図3は、実施形態の超音波モータ20に接続される駆動装置30の構成を説明する図である。
図4は、実施形態及び比較例の超音波モータ20に印加する交番信号の位相差pの時間とともに変化する波形を示す図である。図4は、縦軸が超音波モータ20に印加される2相の交番信号の位相差pの値を示し、横軸が時間を示す。
なお、図1において、カメラ1の前後方向をX方向とし、左右方向をY方向とし、鉛直方向をZ方向とする。
カメラ1は、図1に示すように、撮像素子3を有するカメラ筐体2と、レンズ鏡筒10とを備え、被写体の静止画だけでなく動画も撮影することができるデジタルカメラである。
レンズ鏡筒10は、カメラ筐体2と着脱可能な交換レンズである。レンズ鏡筒10は、レンズ11(光学部材)、カム筒部12、位置検出部13、超音波モータ20(振動アクチュエータ)、駆動装置30(振動アクチュエータの駆動装置)等を備えている。なお、レンズ鏡筒10は、カメラ筐体2と一体型としてもよい。
レンズ11は、カム筒部12に保持されており、超音波モータ20の駆動力によって、光軸方向(X方向)に移動して焦点調節を行うフォーカスレンズである。
カム筒部12は、超音波モータ20の回転子21(後述する)と接続されており(図3参照)、超音波モータ20の回転運動を、光軸方向(X方向)への直動運動に変換し、レンズ11を光軸方向(X方向)に移動可能にする。
位置検出部13は、光軸方向(X方向)に移動するレンズ11の位置を検出するエンコーダである。
超音波モータ20は、図2に示すように、円環状の回転式の進行波型超音波モータであり、円環状の回転子21と、回転子21と加圧接触する円環状の振動子22(振動体)とから構成される。
振動子22は、円環状の弾性体23と、その弾性体23に接合された円環状の圧電素子24(圧電体)とから構成されている。
弾性体23は、回転子21と加圧接触する面に櫛歯が設けられた弾性部材である。
圧電素子24は、弾性体23の回転子21との接触面とは反対側の面に接合されており、2相からなる電極パターンA相、B相を有する。電極パターンA相、B相は、それぞれが円周方向に極性が交互に異なるように分極されている。
超音波モータ20は、圧電素子24の電極パターンA相、B相に、それぞれ位相の異なる2相の交番信号を印加して、振動子22に進行性の振動波を発生させ、振動子22に加圧接触された回転子21がその振動波に励振されることで、円周方向(正転方向G、反転方向H)に回転する駆動力を発生する。
駆動装置30は、図3に示すように、超音波モータ20の回転を制御して、レンズ11の位置を制御する装置である。駆動装置30は、制御部31、駆動回路部32、記憶部33等を備える。
制御部31は、駆動装置30の各部を統括制御する制御回路であり、例えばCPU等から構成される。制御部31は、記憶部33に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、前述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
制御部31は、位置検出部13、駆動回路部32、記憶部33等に接続される。制御部31は、位置検出部13から入力した検出信号に基づいて、超音波モータ20を駆動してレンズ鏡筒10のレンズ11の位置を制御する。制御部31は、速度制御部31a、駆動動作制御部31b等を備える。
速度制御部31aは、駆動回路部32を介して超音波モータ20の圧電素子24の各電極パターンA相、B相に入力される交番信号の駆動周波数を変化させて、超音波モータ20の回転速度を制御する。
駆動動作制御部31bは、駆動回路部32を介して超音波モータ20の圧電素子24の各電極パターンA相、B相に入力される交番信号の位相差pを変化させて、超音波モータ20の駆動動作を制御する。ここで、駆動動作とは、超音波モータ20の回転子21の正転方向Gの回転運動(図2参照)や、反転方向Hの回転運動(図2参照)、停止といった動作をいう。
本実施形態では、超音波モータ20は、駆動動作制御部31bが各電極パターンA相、B相に印加する交番信号の位相差pを0度から+90度に変化させると正転方向G(図2参照)に回転し、位相差pを0度から−90度に変化させると反転方向H(図2参照)に回転する。また、位相差をp=0度にすると停止する。このとき、レンズ11は、図1に示すように、超音波モータ20が正転方向Gに回転すると、被写体側(X1側)に移動し、反転方向Hに回転すると撮像素子3側(X2側)に移動する。
ここで、駆動動作制御部31bは、図4(b)に示すように、超音波モータ20に印加する2相の交番信号の位相差pの時間とともに変化する波形を、ステップ波形により瞬間的に変化させた場合、超音波モータ20に急激なトルク変動を生じさせてしまい、超音波モータ20や、カム筒部12等の機構部から突発音が発生する。
また、仮に、超音波モータ20に印加される2相の交番信号の駆動周波数が、超音波モータ20の回転速度が0になる周波数(f0)に設定されていたとしても、超音波モータ20からは、位相差pの瞬間的な変化による突発音が発生する。
そのため、駆動動作制御部31bは、駆動動作を変更する場合に、超音波モータ20の各電極パターンA相、B相に印加する交番信号の位相差pを時間とともに段階的に変化させている。具体的には、駆動動作制御部31bは、図4(a)に示すように、位相差pを時間に比例するように変化させている。
本実施形態では、駆動動作制御部31bは、位相差pの傾きの絶対値を180度/msec以下で変化させて、位相差pの変化による超音波モータ20の急激なトルク変動の発生を回避している。これにより、駆動動作制御部31bは、超音波モータ20が駆動動作の変更時において、超音波モータ20の駆動周波数の状態に関係なく、超音波モータ20や、カム筒部12等の機構部から発生する突発音を抑制することができる。
駆動回路部32は、図3に示すように、圧電素子24の各電極パターンA相、B相の電極に接続されており、速度制御部31a及び駆動動作制御部31bから入力した信号に基づいて、所定の駆動周波数及び所定の位相差pに設定された交番信号を発生する回路である。
記憶部33は、駆動装置30の動作に必要なプログラム、情報等を記憶するための半導体メモリ素子等の記憶装置である。
次に、駆動装置30によって駆動する超音波モータ20及びレンズ11の動作について説明する。
図5は、実施形態の超音波モータ20に印加する交番信号の位相差pの変化に伴うレンズ11の位置Wの変化を示すタイムチャートである。図5は、縦軸が、上から順にレンズ11の位置W、超音波モータ20に印加される2相の交番信号の位相差pを示し、横軸が時間(t1〜t11)を示す。
まず、レンズ11を初期位置W0から、初期位置W0より被写体側(X1側)の位置W1に移動する場合、制御部31の速度制御部31aは、各電極パターンA相、B相に印加する交番信号の駆動周波数を特定の周波数f1に設定する。
そして、図5に示すように、t1において、制御部31の駆動動作制御部31bは、各電極パターンA相、B相に印加する交番信号の位相差pを時間に比例させて段階的に0度から+90度に変化させる。これにより、超音波モータ20は、徐々に正転方向G(図2参照)に回転を開始し、それに伴い、レンズ11が、初期位置W0から徐々に被写体側(X1側)に移動を開始する。
t2において、超音波モータ20に印加される交番信号の位相差がp=+90度に達したら、駆動動作制御部31bは、レンズ11が位置W1に近づくまで、位相差をp=+90度に維持する。このとき、超音波モータ20は、速度制御部31aで設定した特定の周波数f1に基づいた一定の回転速度で正転方向Gに回転し、レンズ11の移動速度が一定になる。
t3において、レンズ11が位置W1に近づいたら、駆動動作制御部31bは、超音波モータ20に印加する交番信号の位相差pを時間に比例させて段階的に+90度から0度に変化させる。このとき、超音波モータ20は、速度制御部31aで設定した特定の周波数f1に基づいた一定の回転速度から減速を開始し、レンズ11の移動速度も減速する。
t4において、レンズ11が位置W1に到達すると、駆動動作制御部31bは、超音波モータ20に印加する交番信号の位相差をp=0度にして、超音波モータ20を停止させる。
次に、レンズ11の位置Wを位置W1から初期位置W0に戻して、再び、位置W1に移動させる場合について説明する。
t5において、駆動動作制御部31bは、超音波モータ20に印加する交番信号の位相差pを時間に比例させて段階的に0度から−90度に変化させる。このとき、超音波モータ20に印加する交番信号の駆動周波数は、f1に設定された状態であるので、超音波モータ20は、徐々に反転方向H(図2参照)に回転を開始し、それに伴い、レンズ11が、位置W1から徐々に撮像素子3側(X2側)に移動を開始する。
t6において、超音波モータ20に印加される交番信号の位相差がp=−90度に達したら、駆動動作制御部31bは、レンズ11が初期位置W0に近づくまで、位相差をp=−90度に維持する。このとき、超音波モータ20は、速度制御部31aで設定した特定の周波数f1に基づいた一定の回転速度で反転方向Hに回転し、レンズ11の移動速度が一定になる。
t7において、レンズ11が初期位置W0に近づいたら、駆動動作制御部31bは、超音波モータ20に印加する交番信号の位相差pを時間に比例させて段階的に−90度から0度に変化させる。このとき、超音波モータ20は、速度制御部31aで設定した特定の周波数f1に基づいた一定の回転速度から減速を開始し、レンズ11の移動速度も減速する。
t8において、レンズ11が初期位置W0に到達すると、駆動動作制御部31bは、超音波モータ20に印加する交番信号の位相差をp=0度にしてから、再び時間に比例させて段階的に0度から+90度に変化させる。このとき、超音波モータ20は、レンズ11が初期位置W0に到達した瞬間に反転方向Hの回転が停止するが、再び、正転方向Gに回転を開始する。また、それに伴い、レンズ11は、初期位置W0に到達した瞬間に停止するが、再び、初期位置W0から被写体側(X1側)に移動を開始する。
このように、駆動動作制御部31bは、超音波モータ20に印加される交番信号の位相差pを時間に比例するように変化させているので、超音波モータ20の反転方向Hの回転から正転方向Gの回転への連続的な駆動動作の変更に対しても、超音波モータ20やカム筒部12等の機構部から発生する突発音を抑制することができる。
t9において、超音波モータ20に印加される交番信号の位相差がp=+90度に達したら、駆動動作制御部31bは、レンズ11が位置W1に近づくまで、位相差をp=+90度に維持する。このとき、超音波モータ20は、速度制御部31aで設定した特定の周波数f1に基づいた一定の回転速度で正転方向Gに回転し、レンズ11の移動速度が一定になる。
t10において、レンズ11が位置W1に近づいたら、駆動動作制御部31bは、超音波モータ20に印加する交番信号の位相差pを時間に比例させて段階的に+90度から0度に変化させる。このとき、超音波モータ20は、速度制御部31aで設定した特定の周波数f1に基づいた一定の回転速度から減速を開始し、レンズ11の移動速度も減速する。
t11において、レンズ11が位置W1に到達すると、駆動動作制御部31bは、超音波モータ20に印加する交番信号の位相差pを0度にして、超音波モータ20を停止させる。
以上説明したように、本実施形態の駆動装置30、レンズ鏡筒10、カメラ1には以下のような効果がある。
(1)駆動動作制御部31bは、超音波モータ20の駆動動作を変更する場合に、速度制御部31aによる超音波モータ20に印加される交番信号の駆動周波数の状態に関係なく、位相差pを時間とともに段階的に変化させるので、超音波モータ20の駆動動作の変化に基づく、超音波モータ20や、カム筒部12等の機構部から発生する突発音を抑制することができる。これにより、カメラ1のウォブリング動作や、AF(オートフォーカス)動作における突破音の発生を抑制することができ、カメラ1の動画撮影時において突発音が録音されてしまうのを抑制することができる。
(2)駆動動作制御部31bは、位相差pを時間に比例して変化させているので、簡易な制御により、超音波モータ20等から発生する突発音を抑制することができる。
(3)駆動動作制御部31bは、位相差pの傾きの絶対値を180度/msec以下としているので、超音波モータ20等から発生する突発音を効率よく抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
図6は、変形形態の超音波モータ20に印加する交番信号の位相差pの時間とともに変化する波形の例を示す図である。図6は、縦軸が超音波モータ20に印加される2相の交番信号の位相差pの値を示し、横軸が時間を示す。
(1)実施形態において、駆動動作制御部31bは、超音波モータ20に印加する2相の交番信号の位相差pを、時間に比例して変化させる例を示したが、これに限定されない。例えば、位相差pの時間とともに変化する波形を、図6(a)に示す台形波や、図6(b)に示す正弦波、図6(c)に示す曲線状の波形にしても上記実施形態と同様な効果を得ることができる。
また、位相差pの時間とともに変化する波形を、図6(d)に示すように、階段状に変化する波形にしてもよい。
ここで、図6(b)に示す正弦波では、位相差pを+90度及び−90度から変化させるときの超音波モータ20に発生する急激なトルク変動を、上述の実施形態の場合よりも抑制することができ、突発音の抑制効果を向上させることができる。
また、図6(c)に示す曲線状の波形では、上記正弦波の場合に加え、位相差pを0度から変化させるときの超音波モータ20に発生する急激なトルク変動も抑制することができ、突発音の抑制効果をさらに向上させることができる。
(2)実施形態において、速度制御部31aは、超音波モータ20に印加する2相の交番信号の駆動周波数をf1で一定にして、超音波モータ20を制御する例を示したが、これに限定されない。例えば、速度制御部31aは、レンズ11の移動量に応じて、超音波モータ20をより高速又は低速で回転するように駆動周波数を変化させてもよい。
10:レンズ鏡筒、20:超音波モータ、22:振動子、24:圧電素子、30:駆動装置、31:制御部、31a:速度制御部、31b:駆動動作制御部、32:駆動回路部、33:記憶部

Claims (8)

  1. 振動体に設けられた圧電体に位相の異なる2相の交番信号を印加して、前記振動体を振動させて駆動力を発生する振動アクチュエータの駆動を制御する振動アクチュエータの駆動装置であって、
    前記圧電体に印加する2相の交番信号の周波数を変化させて、前記振動アクチュエータの駆動速度を制御する速度制御部と、
    前記速度制御部によって設定された前記2相の交番信号の周波数で前記振動アクチュエータが動作している状態のときに、前記2相の交番信号の位相差を所定値から0度へ時間とともに段階的に変化させ、さらに前記所定値とは逆符号の値へ時間とともに段階的に変化させることにより、前記振動アクチュエータの駆動方向を変更させる駆動動作制御部とを備えること、
    を特徴とする振動アクチュエータの駆動装置。
  2. 請求項1に記載の振動アクチュエータの駆動装置において、
    前記駆動動作制御部は、前記位相差を時間に比例して変化させること、
    を特徴とする振動アクチュエータの駆動装置。
  3. 請求項2に記載の振動アクチュエータの駆動装置において、
    前記駆動動作制御部は、前記位相差の傾きの絶対値を180度/msec以下で変化させること、
    を特徴とする振動アクチュエータの駆動装置。
  4. 請求項1に記載の振動アクチュエータの駆動装置において、
    前記駆動動作制御部は、前記位相差を時間とともに曲線状に変化させること、
    を特徴とする振動アクチュエータの駆動装置。
  5. 請求項4に記載の振動アクチュエータの駆動装置において、
    前記駆動動作制御部は、前記位相差を正弦波状に変化させること、
    を特徴とする振動アクチュエータの駆動装置。
  6. 請求項1に記載の振動アクチュエータの駆動装置において、
    前記駆動動作制御部は、前記位相差を時間とともに階段状に変化させること、
    を特徴とする振動アクチュエータの駆動装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の振動アクチュエータの駆動装置と、
    前記振動アクチュエータの駆動装置によって駆動される振動アクチュエータと、
    前記振動アクチュエータによって駆動される光学部材と、
    を備えるレンズ鏡筒。
  8. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の振動アクチュエータの駆動装置と、
    前記振動アクチュエータの駆動装置によって駆動される振動アクチュエータと、
    前記振動アクチュエータによって駆動される光学部材と、
    を備えるカメラ。
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