JP6064310B2 - タービン及び車両用過給機 - Google Patents

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Description

本発明は、排気ガス等のガスの圧力エネルギーを利用して回転力を発生させるタービン等に関する。
従来から、車両用過給機に用いられるタービンについて種々の開発がなされており、一般的なタービンの構成について図4を参照して説明すると、次のようになる。ここで、図4は、一般的なタービンを示す側断面図である。なお、図面中において、「FF」は、前方向、「FR」は、後方向をそれぞれ指してある。
図4に示すように、一般的なタービン101は、タービンハウジング103を具備しており、このタービンハウジング103は、内側に、シュラウド(内壁)103sを有している。また、タービンハウジング103内には、タービンインペラ105が回転可能に設けられており、このタービンインペラ105は、軸心(タービンインペラ105の軸心)SC周り回転可能なタービンホイール107、及びタービンホイール107の外周面107hに間隔を置いて設けられた複数枚(1枚のみ図示)のタービンブレード109を備えている。ここで、タービンホイール107の外周面107hは、タービンインペラ105の軸方向(換言すれば、タービンホイール107の軸方向)から径方向外側へ延びており、各タービンブレード109の先端縁(外縁)109tは、タービンハウジング103のシュラウド103sに沿うように延びている。
タービンハウジング103の内部におけるタービンインペラ105の入口側には、排気ガス(ガスの一例)を取入れ可能な渦巻き状(環状)のタービンスクロール流路111が形成されており、このタービンスクロール流路111は、排気ガスを取入れ可能である。また、タービンハウジング103におけるタービンインペラ105の出口側には、排気ガスを排出するガス排出口113が形成されている。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1に示すものがある。
特開平09−264106号公報
ところで、タービン101の運転中におけるタービンインペラ105の入口側から出口側にかけてのガスの流線(流線分布)について、3次元定常粘性CFD(Computational Fluid Dynamics)解析を行うと、図5(a)(b)及び図4に示すように、タービン101の作動点(運転状態)が高回転域(高回転状態)にある場合には、タービンインペラ105の入口側から出口側にかけて逆流領域(逆流)が生成されないものの、タービン101の作動点が低回転域(低回転状態)にある場合には、タービンインペラ105の途中から出口側にかけてタービンハウジング103のシュラウド103s付近に逆流領域が生成されることが判明した。これは、タービンインペラ105の回転による遠心力がタービンハウジング103のシュラウド103sの曲率(子午面曲率)による遠心力に比べて過小となることによるものと考えられる。また、タービンインペラ105の途中から出口側にかけての逆流領域が増大すると、タービン101のタービン効率の低下を招くことになる。ここで、図5(a)は、一般的なタービンの作動点が高回転域にある場合におけるタービンインペラの入口側から出口側にかけてのガスの流線の解析結果を示す図、図5(b)は、一般的なタービンの作動点が低回転域にある場合におけるタービンインペラの入口側から出口側にかけてのガスの流線の解析結果を示す図である。
一方、近年、環境保全及び燃費向上を考慮した所謂アイドリングストップ機能を有した車両が普及しており、それに伴い、エンジン始動後の低回転域におけるタービン効率の向上を図ることが急務になってきている。
そこで、作動点が高回転域にある場合だけでなく、低回転域にある場合においても、タービン効率を向上させることができる、新規な構成のタービン等を提供することを目的とする。
本発明の発明者は、前述の課題を解決するために、試行錯誤を繰り返した結果、タービンハウジングのシュラウドにおけるタービンインペラの直下流側に下流方向に向かって内径を徐々に縮径した絞り部(図4の仮想線部分参照)を形成することにより、図6(a)(b)に示すように、作動点が高回転域にある場合に、タービンインペラの入口側から出口側にかけて逆流領域を生成させないようにした上で、作動点が低回転域にある場合には、絞り部を有していない一般的なタービン(図4及び図5(b)参照)に比べて、タービンインペラの途中から出口側にかけて生成される逆流領域を十分に低減できるという、新規な知見を得ることができ、本発明を完成するに至った。ここで、図6(a)は、発明例に係るタービン(絞り部を有したタービン)の作動点が高回転域にある場合におけるタービンインペラの入口側から出口側にかけてのガスの流線の解析結果(3次元定常粘性CFDの結果)を示す図、図6(b)は、発明例に係るタービンの作動点が低回転域にある場合におけるタービンインペラの入口側から出口側にかけてのガスの流線の解析結果(3次元定常粘性CFDの結果)を示す図である。
なお、3次元定常粘性CFDの対象となる発明例に係るタービンにあっては、タービンハウジングのシュラウドにおける絞り部の直下流側には下流方向に向かって内径を徐々に拡径した拡張部が形成してある。
第1の本発明、ガスの圧力エネルギーを利用して回転力を発生させるタービンにおいて、内側にシュラウド(内壁)を有したタービンハウジングと、前記タービンハウジング内に回転可能に設けられ、軸心周りに回転可能かつ外周面が軸方向から径方向外側に向かって延びたタービンホイール、及び前記タービンホイールの外周面に間隔を置いて設けられた複数枚のタービンブレードを備えたタービンインペラと、を具備し、前記タービンハウジングの内部における前記タービンインペラの入口側(上流側)にガスを取入れ可能な渦巻き状のタービンスクロール流路が形成され、前記タービンハウジングにおける前記タービンインペラの出口側(下流側)にガスを排出するガス排出口が形成され、前記タービンハウジングの前記シュラウドにおける前記タービンインペラの直下流側(下流側直後)に下流方向に向かって内径を徐々に縮径した絞り部が形成され、前記タービンブレードの後縁のチップ端の回転半径に対する前記絞り部の下流端の内半径の割合は、0.90〜0.95に設定され、前記タービンブレードの前縁のハブ端から後縁のチップ端までの軸方向の長さに対する前記タービンブレードの前縁のハブ端から前記絞り部の下流端までの軸方向の長さの割合は、1.20〜1.35に設定されている
第2の本発明は、シュラウドを含むタービンハウジングと、前記タービンハウジング内に設けられ、タービンブレードを有するタービンインペラと、を有し、記タービンハウジングには、前記シュラウドにおける前記タービンインペラの直下流側に下流方向に向かって内径を徐々に縮径した絞り部が設けられ、前記タービンブレードの後縁のチップ端の回転半径に対する前記絞り部の下流端の内半径の割合は、0.90〜0.95であり、前記タービンブレードの前縁のハブ端から後縁のチップ端までの軸方向の長さに対する前記タービンブレードの前縁のハブ端から前記絞り部の下流端までの軸方向の長さの割合は、1.20〜1.35である。
第3の本発明は、シュラウドを含むタービンハウジングと、前記タービンハウジング内に設けられたタービンインペラと、を有し、前記タービンハウジングには、前記シュラウドにおける前記タービンインペラの直下流側に下流方向に向かって内径を徐々に縮径した絞り部が設けられ、さらに前記絞り部の直下流側には下流方向に向かって内径を徐々に拡大した拡張部が設けられている。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「上流」とは、主流の流れ方向から見て上流のことをいい、「下流」とは、主流の流れ方向から見て下流のことをいう。
本発明の構成によると、前記タービンスクロール流路に取入れたガスを前記タービンインペラの入口側から出口側へ流通させる。これにより、ガスの圧力エネルギーを利用して回転力(回転トルク)を発生させることができる。
そして、前記タービンハウジングの前記シュラウドにおける前記タービンインペラの直下流側に下流方向に向かって内径を徐々に縮径した前記絞り部が形成されているため、前述の新規な知見を適用すると、前記タービンの作動点が高回転域にある場合に、前記タービンインペラの入口側から出口側にかけて逆流領域を生成させないようにした上で、前記タービンの作動点が低回転域にある場合には、前記絞り部を有していない一般的なタービンに比べて、前記タービンインペラの途中から出口側にかけて生成される逆流領域を十分に低減できる。
第4の本発明は、第1の本発明から第3の本発明のいずれかの構成からなるタービンを具備した
第4の本発明の構成によると、第1の本発明から第3の本発明のいずれかの構成による作用と同様の作用を奏する。
本発明によれば、前記タービンの作動点が高回転域にある場合に、前記タービンインペラの入口側から出口側にかけて逆流領域を生成させないようにした上で、前記タービンの作動点が低回転域にある場合には、前記タービンインペラの途中から出口側にかけて生成される逆流領域を十分に低減できるため、前記タービンの作動点が高回転域にある場合だけでなく、低回転域にある場合においても、前記タービンのタービン効率を十分に向上させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るタービンを示す側断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係る車両用過給機の側断面図である。 図3は、発明例及び比較例に係るタービンにおけるタービン回転数とタービン効率との関係を示す図である。 図4は、一般的なタービンを示す側断面図であって、併せて、発明例に係るタービンの特徴を仮想線で示している。 図5(a)は、一般的なタービンの作動点が高回転域にある場合におけるタービンインペラの入口側から出口側にかけてのガスの流線の解析結果を示す図、図5(b)は、一般的なタービンの作動点が低回転域にある場合におけるタービンインペラの入口側から出口側にかけてのガスの流線の解析結果を示す図である。 図6(a)は、発明例に係るタービンの作動点が高回転域にある場合におけるタービンインペラの入口側から出口側にかけてのガスの流線の解析結果を示す図、図6(b)は、発明例に係るタービンの作動点が低回転域にある場合におけるタービンインペラの入口側から出口側にかけてのガスの流線の解析結果を示す図である。
本発明の実施形態について図1から図3を参照して説明する。なお、図面中、「FF」は、前方向を指し、「FR」は、後方向を指してある。
図2に示すように、本発明の実施形態に係る車両用過給機1は、エンジン(図示省略)からの排気ガス(ガスの一例)のエネルギーを利用して、エンジンに供給される空気を過給(圧縮)するものである。そして、車両用過給機1の具体的な構成等は、以下のようになる。
車両用過給機1は、ベアリングハウジング3を具備しており、ベアリングハウジング3内には、一対のラジアルベアリング5及び一対のスラストベアリング7が設けられている。また、複数のベアリング5,7には、前後方向へ延びたロータ軸(タービン軸)9が回転可能に設けられており、換言すれば、ベアリングハウジング3には、ロータ軸9が複数のベアリング5,7を介して回転可能に設けられている。
ベアリングハウジング3の前側には、遠心力を利用して空気を圧縮するコンプレッサ11が配設されており、コンプレッサ11の具体的な構成は、次のようになる。
ベアリングハウジング3の前側には、コンプレッサハウジング13が設けられており、このコンプレッサハウジング13内には、コンプレッサインペラ15が回転可能に設けられている。そして、コンプレッサインペラ15の構成要素について説明すると、コンプレッサハウジング13内には、コンプレッサホイール17が設けられており、このコンプレッサホイール17は、ロータ軸9の前端部に連結してあって、コンプレッサインペラ15の軸心(換言すれば、ロータ軸9の軸心)SC周りに回転可能である。また、コンプレッサホイール17の外周面17hには、複数枚のコンプレッサブレード19が周方向に間隔を置いて設けられている。
コンプレッサハウジング13におけるコンプレッサインペラ15の入口側(コンプレッサハウジング13の前側)には、空気を取入れる空気取入口21が形成されており、この空気取入口21は、空気を浄化するエアクリーナー(図示省略)に接続可能である。また、ベアリングハウジング3とコンプレッサハウジング13との間におけるコンプレッサインペラ15の出口側には、圧縮された空気を昇圧する環状のディフューザ流路23が形成されており、このディフューザ流路23は、空気取入口21に連通してある。更に、コンプレッサハウジング13の内部には、コンプレッサスクロール流路25がコンプレッサインペラ15を囲むように形成されており、コンプレッサスクロール流路25は、ディフューザ流路23に連通してある。そして、コンプレッサハウジング13の適宜位置には、圧縮された空気を排出する空気排出口27が形成されており、この空気排出口27は、コンプレッサスクロール流路25に連通してあって、エンジンの給気マニホールド(図示省略)に接続可能である。
ベアリングハウジング3の後側には、排気ガスの圧力エネルギーを利用して回転力(回転トルク)を発生させるタービン29が配設されており、このタービン29の具体的な構成は、次のようになる。
図1及び図2に示すように、ベアリングハウジング3の後側には、タービンハウジング31が設けられており、このタービンハウジング31は、内側に、シュラウド31sを有してあって、タービンハウジング31内には、タービンインペラ33が回転可能に設けられている。そして、タービンインペラ33の構成要素について説明すると、タービンハウジング31内には、タービンホイール35が設けられており、このタービンホイール35は、ロータ軸9の後端部に一体的に連結してあって、タービンインペラ33の軸心(換言すれば、ロータ軸9の軸心)SC周りに回転可能である。また、タービンホイール35の外周面35hは、タービンインペラ33の軸方向から径方向外側に向かって延びている。更に、タービンホイール35の外周面35hには、複数枚のタービンブレード37が周方向に間隔を置いて設けられており、各タービンブレード37の先端縁(外縁)37tは、タービンハウジング31のシュラウド31sに沿うように延びている。
タービンハウジング31の適宜位置には、排気ガスを取入れるガス取入口39が形成されており、このガス取入口39は、エンジンの排気マニホールド(図示省略)に接続可能である。また、タービンハウジング31の内部におけるタービンインペラ33の入口側には、渦巻き状(環状)のタービンスクロール流路41が形成されており、このタービンスクロール流路41は、ガス取入口39に連通してあって、排気ガスを取入れ可能である。更に、タービンハウジング31におけるタービンインペラ33の出口側(タービンハウジング31の後側)には、排気ガスを排出するガス排出口43が形成されており、このガス排出口43は、タービンスクロール流路41に連通してあって、接続管(図示省略)を介して排気ガス浄化装置(図示省略)に接続可能である。
タービンハウジング31のシュラウド31sにおけるタービンインペラ33の直下流側(下流側直後)には、下流方向に向かって内径を徐々に縮径した絞り部45が形成されている。また、タービンハウジング31のシュラウド31sにおける絞り部45の直下流側には、下流方向に向かって内径を徐々に拡径した拡張部47が連続して形成されている。
ここで、タービンブレード37の後縁37pのチップ端の回転半径R1に対する絞り部45の下流端の内半径R2の割合(R2/R1)は、0.90〜0.95に設定されている。また、タービンブレード37の前縁37fのハブ端から後縁37pのチップ端までの軸方向の長さL1に対するタービンブレード37の前縁37fのハブ端から絞り部45の下流端までの軸方向の長さL2の割合(L2/L1)は、1.20〜1.35に設定されている。ここで、割合(R2/R1)を0.90以上に設定されかつ割合(L2/L1)を1.35以下に設定されるようにしたのは、割合(R2/R1)が0.90未満に設定されたり、割合(L2/L1)が1.35越えて設定されたりすると、後述のタービン29の作動点が低回転域にある場合における逆流領域の低減作用が十分に発揮されないからである。一方、割合(R2/R1)を0.95以下に設定されかつ割合(L2/L1)を1.20以上に設定されるようにしたのは、割合(L2/L1)が1.35越えて設定されたり、割合(L2/L1)が1.20未満に設定されたりすると、絞り部45の絞り比が高くなって、作動点が低回転域以外にある場合において新たな逆流領域が生成されることが懸念されるからである。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
ガス取入口39から取入れた排気ガスをタービンスクロール流路41を経由してタービンインペラ33の入口側から出口側へ流通させることにより、排気ガスの圧力エネルギーを利用して回転力(回転トルク)を発生させて、ロータ軸9及びコンプレッサインペラ15をタービンインペラ33と一体的に回転させることができる。これにより、空気取入口21から取入れた空気を圧縮して、ディフューザ流路23及びコンプレッサスクロール流路25を経由して空気排出口27から排出することができ、エンジンに供給される空気を過給することができる。
タービンハウジング31のシュラウド31sにおけるタービンインペラ33の直下流側に下流方向に向かって内径を徐々に縮径した絞り部45が形成されているため、前述の新規な知見を適用すると、タービン29の作動点が高回転域にある場合に、タービンインペラ33の入口側から出口側にかけて逆流領域を生成させないようにした上で、タービン29の作動点が低回転域にある場合には、絞り部45を有していない一般的なタービン101(図4参照)に比べて、タービンインペラ33の途中から出口側にかけて生成される逆流領域を十分に低減できる。
従って、本発明の実施形態によれば、タービン29の作動点が高回転域にある場合だけでなく、低回転域にある場合においても、タービン29のタービン効率を十分に向上させることができる。
具体的には、本発明の実施形態に係るタービン29を発明例に係るタービンとし、絞り部45を有していない一般的なタービン101(図4参照)を比較例に係るタービンとして、発明例及び比較例に係るタービンのタービン回転数とタービン効率について3次元定常粘性CFD解析を行い、その結果をまとめると、図3に示すようになる。即ち、図3に示すように、低回転域から高回転域にかけての広い作動範囲に亘って、発明例に係るタービンのタービン効率を比較例に係るタービンのタービン効率よりも十分に向上させたことが確認された。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
1 車両用過給機
3 ベアリングハウジング
9 ロータ軸
11 コンプレッサ
13 コンプレッサハウジング
15 コンプレッサインペラ
29 タービン
31 タービンハウジング
31s タービンハウジングのシュラウド
33 タービンインペラ
35 タービンホイール
35h タービンホイールの外周面
37 タービンブレード
37f タービンブレードの前縁
37p タービンブレードの後縁
39 ガス取入口
41 タービンスクロール流路
43 ガス排出口
45 絞り部
47 拡張部

Claims (4)

  1. ガスの圧力エネルギーを利用して回転力を発生させるタービンにおいて、
    内側にシュラウドを有したタービンハウジングと、
    前記タービンハウジング内に回転可能に設けられ、軸心周りに回転可能かつ外周面が軸方向から径方向外側に向かって延びたタービンホイール、及び前記タービンホイールの外周面に間隔を置いて設けられた複数枚のタービンブレードを備えたタービンインペラと、を具備し、
    前記タービンハウジングの内部における前記タービンインペラの入口側にガスを取入れ可能な渦巻き状のタービンスクロール流路が形成され、前記タービンハウジングにおける前記タービンインペラの出口側にガスを排出するガス排出口が形成され、前記タービンハウジングの前記シュラウドにおける前記タービンインペラの直下流側に下流方向に向かって内径を徐々に縮径した絞り部が形成され、
    前記タービンブレードの後縁のチップ端の回転半径に対する前記絞り部の下流端の内半径の割合は、0.90〜0.95に設定され、前記タービンブレードの前縁のハブ端から後縁のチップ端までの軸方向の長さに対する前記タービンブレードの前縁のハブ端から前記絞り部の下流端までの軸方向の長さの割合は、1.20〜1.35に設定されている、タービン。
  2. 前記タービンハウジングの前記シュラウドにおける前記絞り部の直下流側に下流方向に向かって内径を徐々に拡径した拡張部が形成されている、請求項1に記載のタービン。
  3. シュラウドを含むタービンハウジングと、
    前記タービンハウジング内に設けられ、タービンブレードを有するタービンインペラと、を有し、
    前記タービンハウジングには、前記シュラウドにおける前記タービンインペラの直下流側に下流方向に向かって内径を徐々に縮径した絞り部が設けられ、
    前記タービンブレードの後縁のチップ端の回転半径に対する前記絞り部の下流端の内半径の割合は、0.90〜0.95であり、前記タービンブレードの前縁のハブ端から後縁のチップ端までの軸方向の長さに対する前記タービンブレードの前縁のハブ端から前記絞り部の下流端までの軸方向の長さの割合は、1.20〜1.35である、タービン。
  4. 請求項1から請求項のうちのいずれか1項に記載のタービンを具備した、車両用過給機。
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