JPH0415956Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0415956Y2
JPH0415956Y2 JP1985163906U JP16390685U JPH0415956Y2 JP H0415956 Y2 JPH0415956 Y2 JP H0415956Y2 JP 1985163906 U JP1985163906 U JP 1985163906U JP 16390685 U JP16390685 U JP 16390685U JP H0415956 Y2 JPH0415956 Y2 JP H0415956Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbine rotor
turbine
outlet
exhaust gas
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985163906U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6271339U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985163906U priority Critical patent/JPH0415956Y2/ja
Publication of JPS6271339U publication Critical patent/JPS6271339U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0415956Y2 publication Critical patent/JPH0415956Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supercharger (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ターボチヤージヤ、特にタービン
ハウジングの改良に関する。
(従来の技術) 従来のターボチヤージヤとしては、例えば第3
図に示すようなものが知られている(実開昭57−
2219号公報、参照)。第3図において、1は機関
の排気ガスにより回転駆動されるタービンロー
タ、2は吸気を加圧して過給圧をエンジンに送給
するコンプレツサのインペラである。これらのタ
ービンロータ1とインペラ2とは共通回転軸3に
より結合されている。タービンロータ1はタービ
ンハウジング4内に、インペラ2はコンプレツサ
ハウジング5内に、それぞれ回転自在にわずかな
間隙を有して収容されており、これらの両ハウジ
ング4,5をリテーナプレート6,7を介してボ
ルト8,9により連結するセンタハウジング10
には前記回転軸3が金属製の一対のジヤーナル軸
受11A,11Bを介して支持されている。回転
軸3の小径部にはスラストカラー12が嵌合され
ており、このスラストカラー12にはスラスト軸
受13が摺動自在に嵌入されている。スラスト軸
受13は前記センタハウジング10に支持されて
おり、回転軸3のスラスト力を受ける。また、1
4はスラストカラー12とリテーナプレート7と
の間に介装されたシールリングである。
センタハウジング10には図外の潤滑油供給源
に連通する潤滑油供給通路(油路)15A,15
Bが形成されており、潤滑油はこの油路15A,
15Bから一対の斜孔16A,16Bを介してジ
ヤーナル軸受11A,11Bに、また油路15
A,15Bを介してスラスト軸受13に、それぞ
れ供給される。これらの軸受11A,11B,1
3を潤滑した潤滑油はセンタハウジング10の排
出口10Aから排出される。17はタービンロー
タ1、リテーナプレート6およびセンタハウジン
グ10により画成された環状の空間であり、この
空間17内には過給気室18を画成する円筒状の
仕切部材19が配設されている。過給気室18は
給気圧導入通路20を介してコンプレツサハウジ
ング5のスクロール部5Aに連通しており、過給
気が室18内に導入されるようになつている。そ
して、仕切板19は空間17内の雰囲気温度が所
定値を超えると変位してセンタハウジング10か
ら離間する。なお、21は回転軸3とセンタハウ
ジング10の内周面との間に介装されたシールリ
ングである。また、前記タービンハウジング4の
出口端の内径はタービンロータ1の出口1Aのそ
れより大きくなるように形成されている。
したがつて、タービンハウジング4のスクロー
ル部4Aより導入された排気ガスによりタービン
ロータ1が回転駆動されると、これと同軸上のイ
ンペラ2も回転駆動される。こうして、インペラ
2は吸気を加圧してコンプレツサハウジング5の
スクロール部5Aからエンジンへ過給気圧を送給
する。また、エンジンの高負荷運転により排気ガ
スの温度が上昇し、空間17内の雰囲気温度が所
定値を超えると、仕切部材19が変位する。この
ため、給気圧室18に導入された過給気はタービ
ンロータ1の軸部外周近傍に噴出して、タービン
ロータ1とセンタハウジング10との間をエアシ
ールするので、排気ガスのセンタハウジング10
内への浸入を防止する。また、センタハウジング
10をこの過給気により冷却することになるの
で、潤滑油の劣化を未然に防止する。
(この考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のターボチヤー
ジヤにおいては、タービンハウジングの出口端の
内径をタービンロータの出口部側のそれより大き
く形成したため、タービンロータの出口部からタ
ービンハウジングの出口端に至る排気ガスの流れ
が大幅に減速した。その結果、排気ガスによるデ
イフユーザ効果を充分得ることができず、かえつ
て「はくり」現象等により抵抗損失が増大し、タ
ービンの出力が低下するという問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) この考案は、このような問題点を解決するため
になされたものであつて、タービンハウジング内
に所定の微小間隙を有して回転自在に収容され、
エンジンの排気ガスにより回転駆動されるととも
に排気ガスが排出される出口部に所定の排出有効
面積を有するタービンロータと、該タービンロー
タと同軸に配設され、タービンロータにより回転
駆動されて吸気を加圧し、該加圧吸気をエンジン
に送給するコンプレツサインペラと、を備えたタ
ーボチヤージヤにおいて、前記タービンハウジン
グの排気ガスの出口部を、排気ガスの流れに沿い
流路面積が徐々に縮小して最小流路面積となり、
その後拡大するように構成するとともにタービン
ハウジングの出口部の最小流路面積部内径を、該
最小流路面積が前記タービンロータの排出有効面
積と等しくなるように、タービンロータの出口部
の外径より小さくしたものである。
(作用) このような構成を有するこの考案においては、
タービハウジングの出口部の流路面積を一旦徐々
に絞つてタービンロータの排出有効面積と等しく
しているので、出口部内でタービンロータの流れ
に対するデツドスペース分の影響を解消してこれ
に対応する流れの「はくり」現象を防止すること
ができ。このため抵抗損失を減少することができ
る。さらに、一旦絞つた流路面積を再び拡大する
ことにより、流れの「はくり」なしで排気ガスの
流速を減速することができ、このため流れの運動
エネルギーを有効に静圧に変換することができ
る。したがつて、タービンの入口、出口の圧力差
が大きくなり、タービンの出力を増大することが
できる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示
す図である。
なお、従来例と同一構成部分については同一符
号を付して説明を省略する。
まず、構成を説明すると、第1図において、1
Aはタービンロータ1の排気ガスが排出される出
口部であり、この出口部1Aの外周とわずかな間
隙Lを有して対向するタービンハウジング4′の
出口部4Bの内径は図中DRで示される(この内
径DRはタービンロータ1の外径と略等しい)。こ
の出口部4Bの内径DRはタービンロータ1から
図中左方向に離隔するにつれて次第に絞られて最
小内径DHとなり、その後再び拡大してデイフユ
ーザを形成するようになつている。すなわち、タ
ービンハウジング4′の出口部4Bは、タービン
ロータ1の出口部1Aから排出される排気ガスの
流れに沿い流路面積が徐々に縮小して最小流路面
積AH=π/4(DH 2)となり、その後再び拡大す
るように構成されている。なお、第1図中DB
タービンロータ1のボス部1Bの径を、第2図中
tBはタービンロータ1の翼1Cの厚さを、それぞ
れ示す。
次に、作用を説明する。
タービンハウジング4′のスクロール部4Aか
らタービンロータ1の入口部1Dへ流入した排気
ガスは、タービンロータ1の翼1C(第2図、参
照)の間を流れ、その出口部1Aからタービンハ
ウジング4′の出口部4Bへ放出される。この場
合、タービンロータ1の出口部1Aで排気ガスが
排出される排出有効面積ARはタービンハウジン
グ4のロータ1に対向する出口部4Bの面積(タ
ービンロータ1の出口部1Aの面積と略同一)か
ら翼1Cの面積1/2(DR−DB)×(tB×Z)(但し、
Z=翼枚数)とタービンロータ1のボス部1Bの
面積π/4(DB 2)との和を差し引いたものとな
る(第1図および第2図、参照)。すなわち、前
記排出有効面積ARはAR=π/4(DB 2−DB 2)−1/2
(DR−DB)×tB×Zとなり、タービンハウジング
4′のロータ側出口部4Bの面積(π/4DR 2)よ
り小さいものとなる。したがつて、この状態で
は、従来例と同様に、翼1Cとボス部1Bとの占
める面積、すなわちタービンロータ1の流れに対
するデツトスペース分だけ流路面積を拡げ過ぎた
ことになり、排気ガスは大幅な減速流となつて、
これらデツトスペースに対応していわゆる「はく
り」現象を引き起こし、抵抗損失が大きくなる。
このため、この実施例においては、タービンハウ
ジング4′の出口部4Bにおける最小流路面積AH
をタービンロータ1の排出有効面積ARと等しく
するように、最小流路面積部内径DHをタービン
ロータ1の出口部1Aの外径DR=√4Rより
小さくすることにより、タービンハウジング4′
の出口部4B内でタービンロータ1の出口部1A
から最小流路面積部まで排気ガスを等速で流し、
同時に前述のタービンロータ1のデツトスペース
分の影響を解消して流れの「はくり」現象を防止
するようにしている。したがつて、タービンハウ
ジング4′の出口部4Bで均一な速さの排気ガス
流を得ることができ、その結果抵抗損失を最小限
に抑制することができる。さらに、一旦絞つた流
路面積を再び拡大することにより流れの「はく
り」現象なしで排気ガスの流速を減速することが
でき、このため良好な圧力回復を確保することが
できる。したがつて、タービンの入口、出口の圧
力差が大きくなり、タービンの出力を増大するこ
とができる。すなわち、タービンロータ1の翼出
口部の圧力Pは、大気圧Pp,タービンハウジング
4′内における圧力損失ΔP1および上記「はくり」
現象に基づく抵抗損失ΔP2の和から静圧に変換さ
れる流れの運動エネルギーPsを差し引いたものと
考えられるので、上述のようにΔP2が減少してPs
が増加すれば翼出口部の圧力Pが低下し、したが
つてタービンの入口、出口の圧力差が大きくなつ
てタービンの出力を増大させることができる。な
お、タービンロータ1の出口部1Aからタービン
ハウジング4′の出口部4Bの最小内径部までの
距離LHとしては、ボス部1Bの径DBの所定倍と
したもの、または翼1Cの厚みtBの所定倍とした
もののうちのいずれか一方より大きくとることが
好ましい。
(効果) 以上説明してきたように、この考案によれば、
タービンハウジングの出口部の流路面積を一旦
徐々に絞つてタービンロータの排出有効面積と等
しくしているので、出口部内でタービンロータの
流れに対するデツトスペース分の影響を解消して
これに対応する流れの「はくり」現象を防止する
ことができ、このため抵抗損失を減少することが
できる。さらに、一旦絞つた流路面積を再び拡大
することにより、流れの「はくり」なしで排気ガ
スの流速を減速することができ、このため流れの
運動エネルギーを有効に静圧に変換することがで
きる。したがつて、タービン入口、出口の圧力差
が大きくなり、タービンの出力を増大することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案に係るターボチ
ヤージヤの一実施例を示す図であり、第1図はそ
の断面図、第2図はタービンロータの翼の一部分
を示す図、第3図は従来のターボチヤージヤを示
す断面図である。 1……タービンロータ、1A……出口部、2…
…インペラ、3……回転軸、4′……タービンハ
ウジング、4B……出口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タービンハウジング内に所定の微小間隙を有し
    て回転自在に収容され、エンジンの排気ガスによ
    り回転駆動されるとともに排気ガスが排出される
    出口部に所定の排出有効面積を有するタービンロ
    ータと、該タービンロータと同軸に配設され、タ
    ービンロータにより回転駆動されて吸気を加圧
    し、該加圧吸気をエンジンに送給するコンプレツ
    サインペラと、を備えたターボチヤージヤにおい
    て、前記タービンハウジングの排気ガスの出口部
    を、排気ガスの流れに沿い流路面積が徐々に縮小
    して最小流路面積となり、その後拡大するように
    構成するとともにタービンハウジングの出口部の
    最小流路面積部内径を、該最小流路面積が前記タ
    ービンロータの排出有効面積と等しくなるよう
    に、タービンロータの出口部の外径より小さくし
    たことを特徴とするターボチヤージヤ。
JP1985163906U 1985-10-24 1985-10-24 Expired JPH0415956Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985163906U JPH0415956Y2 (ja) 1985-10-24 1985-10-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985163906U JPH0415956Y2 (ja) 1985-10-24 1985-10-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6271339U JPS6271339U (ja) 1987-05-07
JPH0415956Y2 true JPH0415956Y2 (ja) 1992-04-09

Family

ID=31092538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985163906U Expired JPH0415956Y2 (ja) 1985-10-24 1985-10-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0415956Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2532531Y2 (ja) * 1991-09-05 1997-04-16 石川島播磨重工業株式会社 排気ガスタービン過給機のタービン軸抜出防止構造
JP6064310B2 (ja) * 2011-06-10 2017-01-25 株式会社Ihi タービン及び車両用過給機
JP7303763B2 (ja) * 2020-02-28 2023-07-05 三菱重工マリンマシナリ株式会社 排気ディフューザ及びタービンハウジング、並びに過給機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5520607B2 (ja) * 1973-10-19 1980-06-04
JPS5941602B2 (ja) * 1978-04-18 1984-10-08 松下電器産業株式会社 表面弾性波素子

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5520607U (ja) * 1978-07-26 1980-02-08
JPS5941602U (ja) * 1982-09-10 1984-03-17 日産自動車株式会社 セラミツク部品の支持装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5520607B2 (ja) * 1973-10-19 1980-06-04
JPS5941602B2 (ja) * 1978-04-18 1984-10-08 松下電器産業株式会社 表面弾性波素子

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6271339U (ja) 1987-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6062028A (en) Low speed high pressure ratio turbocharger
US4541786A (en) Ceramic turbocharger
US5857337A (en) Turbocharger
EP1825149B1 (en) Multi-stage compressor and housing therefor
US8001781B2 (en) Motor-driven supercharger
US7575411B2 (en) Engine intake air compressor having multiple inlets and method
US20070204615A1 (en) Two-shaft turbocharger
EP0127398A2 (en) Compressors and turbochargers
JP2001506735A (ja) 圧力平衡ターボチャージャの回転密封装置
GB2277129A (en) Exhaust gas turbocharger
US6792755B2 (en) High-pressure ratio turbocharger
EP0749533A1 (en) Compressor
US6698929B2 (en) Turbo compressor
JP2000240596A (ja) ターボ圧縮機
EP3492699A1 (en) Fluid recirculation turbine system
JPH1113686A (ja) ターボ機械
JPH0415956Y2 (ja)
JPS59215921A (ja) 排気タ−ボ過給器の遠心式・潤滑油ポンプ
GB1510070A (en) Two-stage exhaust-gas turbocharger with two coaxial shafts one inside the other
US6920754B2 (en) High-pressure ratio turbocharger
US4382747A (en) Compressor of a turbocharger
JP3073348B2 (ja) 遠心コンプレッサ
JP2001173590A (ja) ターボ形遠心圧縮機
JPH0752339Y2 (ja) 過給機
WO2002018793A1 (en) Radial regenerative turbomachine