JP6063312B2 - 緩衝器 - Google Patents

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Description

本発明は、緩衝器の改良に関する。
従来、この種の緩衝器にあっては、シリンダと、上記シリンダ内に摺動自在に挿入され当該シリンダ内を伸側室と圧側室に区画するピストンと、ピストンに連結されるピストンロッドと、上記伸側室と上記圧側室とを連通する減衰通路と、上記ピストンロッドに設けられて上記減衰通路を迂回し上記伸側室と上記圧側室とを連通するバイパス路と、当該バイパス路に設けられて上記伸側室の圧力を受けて開弁するリリーフ弁とを備えるものがある(たとえば、特許文献1参照)。
このような緩衝器にあっては、伸長行程時において、リリーフ弁が開弁するまでは減衰通路を通過する液体の流れに抵抗を与えるため、リリーフ弁の開弁まではピストン速度に対する減衰力の特性において減衰力勾配が比較的大きくなる特性を示し、リリーフ弁が開弁した後は流路面積が増加するので、減衰力勾配が小さくなる特性を示す。
上記のような減衰力特性を発揮する緩衝器は、ピストン速度が高速領域に達するような伸長作動を呈する際に、リリーフ弁が開弁して伸側室から圧側室へ圧力を逃がすため、減衰力を頭打ちにして減衰力過多を抑制することができ、車両における乗り心地を向上させることができる。
特開2010−007817号公報
このように、従来の緩衝器にあっては、車両における乗り心地を向上することができる点で非常に有用であるが、緩衝器に入力される振動の振幅が大きく、また、伸長速度が高い場合には、リリーフ弁が開弁して減衰力が頭打ちにされた状態で緩衝器が伸び切ってしまうため、緩衝器のピストンロッドに設けたクッションとピストンロッドを軸支するロッドガイドとが勢いよく衝突して、緩衝器の伸切時のショックと打音が大きくなって、車両における乗り心地を悪化させる可能性がある。
そこで、本発明は、上記した不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、伸切時のショックと打音を低減して車両における乗り心地を向上させることができる緩衝器を提供することである。
上記した目的を解決するために、本発明における課題解決手段は、シリンダと、上記シリンダ内に摺動自在に挿入され当該シリンダ内を伸側室と圧側室に区画するピストンと、当該ピストンに連結されるピストンロッドと、上記伸側室と上記圧側室とを連通する減衰通路と、上記ピストンロッドに設けられて上記減衰通路を迂回し上記伸側室と上記圧側室とを連通するバイパス路と、当該バイパス路に設けられて上記伸側室の圧力を受けて開弁するリリーフ弁とを備えた緩衝器において、径の異なる複数の筒部材で形成されて伸縮可能なテレスコピック型のシャッタ部材を備え、当該シャッタ部材の最外周に配置される最外周側筒部材を上記シリンダに固定し、当該シャッタ部材の最内周に配置される最内周側筒部材を上記ピストンロッドの外周に摺接させ、上記ピストンロッドが中立位置から上記シリンダに対して上記伸側室を圧縮方向へ所定量変位すると上記バイパス路の流路面積を上記最内周側筒部材で減じることを特徴とする。
緩衝器が伸長し、リリーフ弁が開弁状態にあって減衰力が過大となることを抑制している場合にあっても、シャッタ部材がバイパス路の流路面積を減少させる状況では、伸側の減衰力を増大させることができ、ピストン速度を減少させることができる。
よって、本発明の緩衝器によれば、伸切時のショックと打音を低減して車両における乗り心地を向上させることができる。
一実施の形態における緩衝器の縦断面図である。 伸切状態にある一実施の形態における緩衝器の縦断面図である。 一実施の形態における緩衝器のピストン速度に対する減衰力の特性を示す図である。 一実施の形態の一変形例における緩衝器の縦断面図である。
以下、図に基づいて本発明を説明する。本発明の一実施の形態における緩衝器D1は、図1に示すように、シリンダ1と、シリンダ1内に摺動自在に挿入されシリンダ1内を2つの伸側室R1および圧側室R2に区画するピストン2と、ピストン2に連結されるピストンロッド3と、上記した伸側室R1と圧側室R2とを連通する減衰通路4,5と、ピストンロッド3に設けられて減衰通路4,5を迂回し伸側室R1と圧側室R2とを連通するバイパス路Bと、当該バイパス路Bに設けられて伸側室R1の圧力を受けて開弁するリリーフ弁6と、シャッタ部材Sとを備えて構成され、車両における車体と車軸との間に介装されて減衰力を発生し車体の振動を抑制する。
また、シリンダ1内の図中下方には、図示はしないがベースバルブが設けられ、シリンダ1の外周を覆う外筒19とシリンダ1との間にリザーバRが設けられている。そして、シリンダ1内には、作動油等の液体が充填され、リザーバR内には液体と気体とが充填されている。なお、液体は、作動油以外にも、たとえば、水、水溶液といった液体を使用することもできる。
以下、各部について詳細に説明する。まず、ピストンロッド3は、その図1中下端側に小径部3aが形成されるとともに、小径部3aの先端側には螺子部3bが形成されている。また、ピストンロッド3の図1中上端側は、シリンダ1の図1中上端内周に装着された環状のロッドガイド7内に通して外方へ突出されている。ロッドガイド7は、内周に筒状のブッシュ8を備えており、ブッシュ8内に挿通されるピストンロッド3を軸支して、当該ピストンロッド3の図1中上下方向である軸方向の移動を案内する。また、ロッドガイド7の図1中上方には、シリンダ1とピストンロッド3との間をシールするシール部材Uが積層されており、シリンダ1内が液密に保たれている。
そして、ピストンロッド3の小径部3aよりも上方側の外周には、鍔状のリバウンドストッパ9が装着されており、このリバウンドストッパ9の図1中上端には、ピストンロッド3の外周に装着される環状のリバウンドクッション10が積層される。さらに、ピストンロッド3には、図1中下端である先端から軸方向へ伸びる縦孔3cと、リバウンドクッション10の図1中上方近傍から開口して伸側室R1を縦孔3cへ連通する伸側室側孔3dと、小径部3aであって螺子部3bよりも図1中上方から開口して縦孔3cへ通じる横孔3eとを備えている。なお、縦孔3cのピストンロッド3の先端側の開口端にボールFを打ち込んであって閉塞されている。
この伸側室側孔3dは、バイパス路Bの伸側室側の開口を構成しており、ピストンロッド3が中立位置からシリンダ1に対して伸側室R1を圧縮する方向へ所定量変位すると、シャッタ部材Sがこの伸側室側孔3dを閉塞することによってバイパス路Bの流路面積を減じるようになっている。
ピストン2は、環状に形成されるとともに、その内周側にピストンロッド3の小径部3aが挿入されている。詳しくは、ピストン2は、伸側室R1と圧側室R2とを連通する伸側ポート2bおよび圧側ポート2cを備えたディスク部2aと、ディスク部2aの外周から図1中下方に向かって立ち上がりシリンダ1の内周面に摺接する筒状のスカート2dとを備えて構成されている。
また、ピストン2のディスク部2aの図1中下端には、リーフバルブV1が積層されており、このリーフバルブV1は、内周側がピストンロッド3に固定されていて、伸側ポート2bの図1中下端の開口を開閉するようになっている。
リーフバルブV1は、環状板を複数枚積層して形成した積層リーフバルブであって、伸側室R1の圧力で撓むと伸側ポート2bを開いて伸側室R1から圧側室R2へ向かう液体の流れのみを許容しつつ当該流れに抵抗を与えるが、その反対の向きの液体の流れに対しては伸側ポート2bを閉塞して当該流れを阻止するようになっていて、伸側ポート2bを一方通行に設定している。そして、これら伸側ポート2bおよびリーフバルブV1で減衰通路4を構成している。なお、リーフバルブV1を形成する環状板の枚数は、緩衝器D1に要求される減衰力特性に応じて任意に設定することができる。
他方、ピストン2のディスク部2aの図1中上端には、リーフバルブV2が積層されており、このリーフバルブV2は、内周側がピストンロッド3に固定されていて、圧側ポート2cの図1中上端の開口を開閉するようになっている。
リーフバルブV2は、環状板を複数枚積層して形成した積層リーフバルブであって、圧側室R2の圧力で撓むと圧側ポート2cを開いて圧側室R2から伸側室R1へ向かう液体の流れのみを許容しつつ当該流れに抵抗を与えるが、その反対の向きの液体の流れに対しては圧側ポート2cを閉塞して当該流れを阻止するようになっていて、圧側ポート2cを一方通行に設定している。そして、これら圧側ポート2cおよびリーフバルブV2で減衰通路5を構成している。なお、リーフバルブV2を形成する環状板の枚数は、緩衝器D1に要求される減衰力特性に応じて任意に設定することができる。
リーフバルブV1は、緩衝器D1の伸長時における伸側減衰力を発生する減衰バルブであり、他方のリーフバルブV2は、緩衝器D1の収縮時における圧側減衰力を発生する減衰バルブである。なお、リーフバルブV1,V2で伸側ポート2bおよび圧側ポート2cを閉じた状態にあっても、図示はしない周知のオリフィスによって伸側室R1と圧側室R2とが連通されるようになっており、オリフィスは、たとえば、リーフバルブV1,V2の外周に切欠を設けたり、リーフバルブV1,V2が着座する弁座に凹部を設けたりするなどして形成される。また、減衰バルブは、オリフィスとリーフバルブV1,V2を併存させる構成以外にも、リーフバルブV1,V2にチョークを併存させる構成、チョークやオリフィスのみ、或いはリーフバルブのみの構成を採用することできるし、ポペット弁を採用することもできる。
上記したところから、緩衝器D1は、ピストンロッド3の先端にピストン2が連結される、いわゆる片ロッド型に設定されている。そのため、緩衝器D1の伸縮に伴って、シリンダ1内に進退するピストンロッド3の体積によって伸側室R1と圧側室R2の合計容積が変化するが、この合計容積変化見合いでリザーバR内から液体がシリンダ1へ供給或いはシリンダ1からリザーバRへ排出されることによって、上記合計容積の変化分が補償されるようになっている。このように緩衝器D1は、複筒型に設定されているのでリザーバRを設置することで上記容積変化の補償を行っているが、単筒型に設定される場合にはシリンダ1の下方に摺動隔壁を設けて気室の設置し、上記容積変化の補償を行うようにしてもよい。なお、この場合、緩衝器D1は、片ロッド型ではなく、両ロッド型に設定されてもよい。
ピストンロッド3の小径部3aには、図1中上方から、リーフバルブV2の撓み量を制限するバルブストッパ12、リーフバルブV2、ピストン2、リーフバルブV1が組付けられて、当該小径部3aに固定される。
さらに、上記リーフバルブV1の図1中下方には、順に、環状のスペーサ11、圧側バルブディスク16、環状板を積層して形成した圧側リリーフ弁15、環状のスペーサ14、バルブディスク13、環状板を積層して形成したリリーフ弁6、が積層されて、これら各部材がピストンロッド3の小径部3aの外周に組み付けられる。そして、バルブストッパ12、リーフバルブV2、ピストン2、リーフバルブV1を含め、ピストンロッド3の小径部3aに組み付けられる各部材は、螺子部3bに螺着されるピストンナット17によって、ピストンロッド3に固定されている。なお、縦孔3cのピストンロッド3の先端側の開口端をボールFで閉塞することに代えて、ピストンナット17を袋ナットとしておき縦孔3cの開口部を閉塞するようにしてもよい。
バルブディスク13は、環状であってピストンロッド3の小径部3aの外周であってスペーサ14の図1中下方に積層されて組み付けられており、その図1中下端となる反ピストン側端に形成されて圧側室R2に臨む環状窓13aと、図1中上端となるピストン側端から開口して上記環状窓13aへ連通される通路13bと、内周に設けられた環状溝13cと、環状溝13cと通路13bとを連通する連通溝13dとを備えて構成されている。そして、環状溝13cは、上記のようにバルブディスク13をピストンロッド3の小径部3aに組み付けると、ピストンロッド3に形成した横孔3eに対向して、環状窓13aが通路13b、連通溝13d、環状溝13c、横孔3e、縦孔3cおよび伸側室側孔3dを介して伸側室R1内に連通されるようになっている。
そして、環状窓13aは、バルブディスク13の反ピストン側端に積層されるリリーフ弁6によって、開閉されるようになっている。このリリーフ弁6は、複数の環状板を積層することで構成されており、内周側がピストンロッド3に固定されて外周側の撓みが許容されている。また、リリーフ弁6には、初期撓みが与えられていて、この初期撓みによって環状窓13aを開放する際の開弁圧が設定されている。リリーフ弁6は、環状窓13a側から伸側室R1の圧力を受けて伸側室R1と圧側室R2の差圧が開弁圧に達すると、撓んで通路13bを開放して、伸側室R1を圧側室R2へ連通し、伸側室R1から圧側室R2へ向かう液体の流れを許容する。これに対して、リリーフ弁6は、圧側室R2から伸側室R1へ向かう液体の流れに対しては、環状窓13aを閉塞してこれを遮断するようになっている。上記したところから、この実施の形態にあっては、バイパス路Bは、バルブディスク13に形成の環状窓13a、通路13b、連通溝13dおよび環状溝13cと、ピストンロッド3に形成の横孔3e、縦孔3cおよび伸側室側孔3dによって構成されている。なお、リリーフ弁6を構成する環状板の枚数とリリーフ弁6に与える初期撓みについては、リリーフ弁6に所望される特性と開弁圧に応じて任意に設定することができる。
つづいて、このバルブディスク13のピストン側端である図1中上端には、環状のスペーサ14が積層され、スペーサ14の図1中上方に圧側リリーフ弁15が積層され、圧側リリーフ弁15の図1中上方に圧側バルブディスク16が積層される。
圧側バルブディスク16は、環状であってピストンロッド3の小径部3aの外周であって、その図1中下端となる反ピストン側端に形成された環状窓16aと、図1中上端となるピストン側端から開口して圧側室R2を環状窓16aへ連通する通路16bと、反ピストン側端外周から立ち上がる隔壁筒16cとを備えて構成されている。
上記したように、バルブディスク13をスペーサ14および圧側リリーフ弁15を介して圧側バルブディスク16に積層すると、バルブディスク13が圧側バルブディスク16の外周に設けた隔壁筒16cの内周に嵌合して圧側バルブディスク16と協働して圧側室R2から区画される部屋18を形成する。この部屋18は、上記した連通溝13dに面しており、伸側室R1に連通されている。また、圧側バルブディスク16に設けた環状窓16aが部屋18に臨んでいる。よって、圧側バルブディスク16に設けられた通路16bは、部屋18に通じる環状窓16aを介して伸側室R1に連通されている。圧側バルブディスク16と隔壁筒16cとの間にシール性を完全ならしめるためにシールリングを介装してもよい。なお、隔壁筒16cは、圧側バルブディスク16ではなく、バルブディスク13に一体化してもよいし、バルブディスク13および圧側バルブディスク16とは別体として両者の外周に装着するようにしてもよい。
そして、圧側バルブディスク16における環状窓16aは、圧側バルブディスク16の反ピストン側端に積層される圧側リリーフ弁15によって、開閉されるようになっている。
この圧側リリーフ弁15は、複数の環状板を積層することで構成されており、内周側がピストンロッド3に固定されて外周側の撓みが許容されている。また、圧側リリーフ弁15には、初期撓みが与えられていて、この初期撓みによって環状窓16aを開放する際の開弁圧が設定されている。そして、圧側リリーフ弁15は、環状窓16a側から圧側室R2の圧力を受けて圧側室R2と伸側室R1の差圧が開弁圧に達すると、撓んで通路16bを開放して、部屋18を介して圧側室R2を伸側室R1へ連通し、圧側室R2から伸側室R1へ向かう液体の流れを許容する。これに対して、圧側リリーフ弁15は、伸側室R1から圧側室R2へ向かう液体の流れに対しては、環状窓16aを閉塞してこれを遮断するようになっている。上記したところから、この実施の形態にあっては、バイパス路Bにリリーフ弁6に並列して圧側リリーフ弁15が設けられている。圧側リリーフ弁15は、不要であれば廃止することができる。また、圧側リリーフ弁15を構成する環状板の枚数と圧側リリーフ弁15に与える初期撓みについては、圧側リリーフ弁15に所望される特性と開弁圧に応じて任意に設定することができる。
スペーサ14は、この場合、バルブディスク13に一体化されてもよく、圧側リリーフ弁15の内周を抑えつつ、撓んだ圧側リリーフ弁15がバルブディスク13へ干渉させないようにしている。
シャッタ部材Sは、この実施の形態では、径の異なる四つの筒部材20,21,22,23で形成されてテレスコピック型に形成されて伸縮可能とされている。詳しくは、筒部材20,21,22,23のうち、最外周に配置される最外周側筒部材20は、筒状であって径が途中にテーパ部20bを有して図1中上方側に大径部20cと下方側に小径部20dとを備えた胴部20aと、大径部20cの図1中上端である反ピストン側端の外周に設けられて外方へ向けて突出する外フランジ20eと、小径部20dの図1中下端であるピストン側端の内周に設けられて内方へ突出する内フランジ20fと、テーパ部20bに胴部20aを貫くように設けたオリフィス孔20gとを備えて構成されている。そして、この最外周側筒部材20は、外フランジ20eをシリンダ1の図1中上端とロッドガイド7との間で挟持させることで、シリンダ1に固定される。また、この実施の形態では、オリフィス孔20gが閉塞されずに伸側室R1内に連通されるようにするため、胴部20aの外径はシリンダ1の内径よりも小径に設定されており、最外周側筒部材20の胴部20aとシリンダ1との間には環状隙間が形成されるようになっている。オリフィス孔20gと伸側室R1とが連通されていればよいので、最外周側筒部材20の胴部20aの形状は適宜設計変更することができ、胴部の断面形状も円形に限られない。
なお、この場合、最外周側筒部材20をシリンダ1に直接固定するようにしているが、ロッドガイド7に固定して間接的にシリンダ1に固定するようにしてもよい。
また、筒部材21,22は、共に、筒状の胴部21a,22aと、図1中上端である反ピストン側端の外周に設けられて外方へ向けて突出する外フランジ21b,22bと、図1中下端であるピストン側端の内周に設けられて内方へ突出する内フランジ21c,22cとを備えて構成されている。
さらに、各筒部材20,21,22,23のうち、最内周に配置される最内周側筒部材23は、筒状の胴部23aと、図1中上端である反ピストン側端の外周に設けられて外方へ向けて突出する外フランジ23bとを備えて構成されており、胴部23aをピストンロッド3の外周に摺接させている。したがって、最内周側筒部材23は、ピストンロッド3の外周に摺動自在に装着されており、ピストンロッド3に対して軸方向に移動することができる。そして、最内周側筒部材23の内周を伸側室側孔3dの伸側室R1に臨む開口に対向させて当該伸側室側孔3dの一部或いは全部を閉塞することができるようになっている。
また、各筒部材20,21,22,23のうち、最外周に配置される最外周側筒部材20は、筒状の胴部20aと、図1中上端である反ピストン側端の外周に設けられて外方へ向けて突出する外フランジ20eと、図1中下端であるピストン側端の内周に設けられて内方へ突出する内フランジ20fと、胴部20aを貫くオリフィス孔20gとを備えて構成されている。そして、この最外周側筒部材20は、外フランジ20eをシリンダ1の図1中上端とロッドガイド7との間で挟持させることで、シリンダ1に固定される。なお、この場合、最外周側筒部材20をシリンダ1に直接固定するようにしているが、ロッドガイド7に固定して間接的にシリンダ1に固定するようにしてもよい。
このように構成された最外周側筒部材20内に、筒部材21を挿入し、筒部材21内に筒部材22を挿入し、筒部材22内に最内周側筒部材23を挿入してある。最外周側筒部材20の内フランジ20fの内周は、筒部材21の胴部21aの外周に摺接しており、筒部材21の外フランジ21bの外周は最外周側筒部材20の小径部20dの内周に摺接しており、最外周側筒部材20に対して筒部材21がガタなく出入りすることができるようになっている。また、最外周側筒部材20に対して筒部材21が図1中下方へ移動して、最外周側筒部材20の内フランジ20fと筒部材21の外フランジ21bとが衝合すると、最外周側筒部材20に対する筒部材21のそれ以上の図1中下方への移動が規制される。
筒部材21の内フランジ21cの内周は、筒部材22の胴部22aの外周に摺接しており、筒部材22の外フランジ22bの外周は筒部材21の胴部21aの内周に摺接しており、筒部材21に対して筒部材22がガタなく出入りすることができるようになっている。また、筒部材21に対して筒部材22が図1中下方へ移動して、筒部材21の内フランジ21cと筒部材22の外フランジ22bとが衝合すると、筒部材21に対する筒部材22のそれ以上の図1中下方への移動が規制される。
筒部材22の内フランジ22cの内周は、最内周側筒部材23の胴部23aの外周に摺接しており、最内周側筒部材23の外フランジ23bの外周は筒部材22の胴部22aの内周に摺接しており、筒部材22に対して最内周側筒部材23がガタなく出入りすることができるようになっている。また、筒部材22に対して最内周側筒部材23が図1中下方へ移動して、筒部材22の内フランジ22cと最内周側筒部材23の外フランジ23bとが衝合すると、筒部材22に対する最内周側筒部材23のそれ以上の図1中下方への移動が規制される。
よって、このシャッタ部材Sは、シリンダ1に固定される最外周側筒部材20に対して筒部材21が軸方向に移動可能であり、筒部材21に対して筒部材22が軸方向に移動可能であり、筒部材22に対して最内周側筒部材23が軸方向に移動可能であるので、伸縮することができる。
また、この場合、シャッタ部材Sを構成する各筒部材20,21,22,23のうち、リバウンドクッション10に対向して、シャッタ部材Sが最収縮するとリバウンドクッション10に衝合する筒部材21,22および最内周側筒部材23は、軸方向長さが等しく、シャッタ部材Sが最収縮した状態で、筒部材21,22および最内周側筒部材23の図1中上端である反ピストン側端がロッドガイド7の図1中下面に当接する。この状態では、筒部材21,22および最内周側筒部材23の図1中下端面であるピストン側端面が面一となる。なお、この実施の形態では、最外周側筒部材20の図1中下端面も筒部材21,22および最内周側筒部材23の図1中下端面であるピストン側端面と面一となるように設定されている。
さらに、シャッタ部材Sは、最内周側筒部材23がピストンロッド3の外周に摺接しており、最外周側筒部材20がシリンダ1に固定されているので、シャッタ部材Sの内方に伸側室R1にオリフィス孔20gを介して連通される空間24を区画している。そのため、シャッタ部材Sが収縮する場合には液体を空間24から伸側室R1へオリフィス孔20gを介して排出し、その際の液体の流れに対してオリフィス孔20gが抵抗を与えるので、シャッタ部材Sを外力で収縮させる場合に当該伸縮を妨げる反力が生じることになる。
そして、シャッタ部材Sが最伸長状態にある際に、ピストンロッド3が中立位置からシリンダ1に対して伸側室R1を圧縮する方向へ所定量変位すると、シャッタ部材Sの最内周側筒部材23が伸側室側孔3dに対向して閉塞し始めるようになっており、それ以上、ピストンロッド3が図1中上方へ移動すると、最内周側筒部材23が伸側室側孔3dの開口を閉塞する度合いが多くなり、このシャッタ部材Sによってバイパス路Bの流路面積が減じられる。なお、上記所定量変位は任意に設定することができる。また、ピストンロッド3のシリンダ1に対する中立位置は、緩衝器D1を車両に取り付けた際のストローク中心の位置であり、必ずしもピストンロッド3の先端に取り付けたピストン2がシリンダ1の中央に来る位置を中立位置に設定せずともよい。
上述のように、緩衝器D1は構成されており、以下にその動作について説明する。まず、シャッタ部材Sがバイパス路Bの流路面積を減少させない範囲内で緩衝器D1が伸縮する場合、つまり、この実施の形態では最内周側筒部材23の内周に伸側室側孔3dが対向しない範囲内で緩衝器D1が伸縮する場合について説明する。
緩衝器D1が伸長作動を呈すると、ピストン2がシリンダ1に対して図1中上方へ移動し、伸側室R1が圧縮されるため、伸側室R1内から液体が減衰通路4におけるリーフバルブV1を開いて伸側ポート2bを通過して拡大される圧側室R2へ移動する。リーフバルブV1が液体の流れに抵抗を与えるため、伸側室R1内の圧力が上昇し、伸側室R1と圧側室R2とに差圧が生じてピストン2に作用し、緩衝器D1は伸長作動を抑制する伸側減衰力を発揮する。そして、ピストン速度が速くなり、伸側室R1と圧側室R2とに差圧がリリーフ弁6の開弁圧に達するとリリーフ弁6が開弁してバイパス路Bを介して伸側室R1内の圧力を圧側室R2へ逃がすようになり、緩衝器D1の減衰力はピストン速度の増加に対して頭打ちとなり、リリーフ弁6の開弁後の減衰係数は小さくなる。この伸長作動時には、ピストンロッド3がシリンダ1内から退出するため、伸側室R1と圧側室R2の合計容積の減少によってシリンダ1内で不足する液体がリザーバRから供給され、シリンダ1内で液体不足を生じさせないよう補償する。
緩衝器D1が収縮作動を呈すると、ピストン2がシリンダ1に対して図1中下方へ移動し、圧側室R2が圧縮されるため、圧側室R2内から液体が減衰通路5におけるリーフバルブV2を開いて圧側ポート2cを通過して拡大される伸側室R1へ移動する。リーフバルブV2が液体の流れに抵抗を与えるため、圧側室R2内の圧力が上昇し、圧側室R2と伸側室R1とに差圧が生じてピストン2に作用し、緩衝器D1は収縮作動を抑制する圧側減衰力を発揮する。そして、ピストン速度が速くなり、圧側室R2と伸側室R1とに差圧が圧側リリーフ弁15の開弁圧に達すると圧側リリーフ弁15が開弁してバイパス路Bを介して圧側室R2内の圧力を伸側室R1へ逃がすようになり、緩衝器D1の減衰力はピストン速度の増加に対して頭打ちとなり、圧側リリーフ弁15の開弁後の減衰係数は小さくなる。
よって、この緩衝器D1の伸圧両方の減衰力特性(ピストン速度に対する減衰力の特性)は、図3に示すように、リリーフ弁6、圧側リリーフ弁15が開弁するまでは減衰係数が大きいが、開弁後は減衰係数が小さくなる特性となる。なお、図3中、ピストン速度が低速域において、減衰力が大きく立ち上がる特性になっているが、これは、リーフバルブV1、V2に並列される図示しないオリフィスによる特性であり、リーフバルブV1,V2が開弁するまではオリフィスを通過するので、オリフィスによる特性が現れる。
このように緩衝器D1では、伸長側のピストン速度が速くなってリリーフ弁6の開弁する状態となると、それ以上のピストン速度の増加に対して伸側の減衰力の増加割合を減少させるので、伸長行程時において減衰力過多を抑制することができ、車両における乗り心地を向上させることができる。なお、この実施の形態では、緩衝器D1は、バイパス路Bの途中にリリーフ弁6に並列して圧側リリーフ弁15を設けているので、収縮側のピストン速度が速くなって圧側リリーフ弁15の開弁する状態となると、それ以上のピストン速度の増加に対して圧側の減衰力の増加割合を減少させるので、収縮行程時においても、減衰力過多を抑制することができ、車両における乗り心地を向上させることができる。
つづいて、緩衝器D1が伸長して、シャッタ部材Sがバイパス路Bの流路面積を減少させる場合、つまり、この実施の形態では最内周側筒部材23の内周に伸側室側孔3dが対向して閉塞される場合について説明する。
緩衝器D1が伸長して、ピストンロッド3が中立位置からシリンダ1に対して伸側室R1を圧縮する方向へ所定量変位してシャッタ部材Sにおける最内周側筒部材23に伸側室側孔3dが対向するようになると、最内周側筒部材23の内周面で伸側室側孔3dが閉塞されはじめ、最内周側筒部材23の内周面に伸側室側孔3dの全部が対向するとバイパス路Bが完全に遮断される。そうすると、リリーフ弁6が開弁状態にあって減衰力が過大となることを抑制している場合にあっても、シャッタ部材Sがバイパス路Bの流路面積を減少させる状況では、伸側の減衰力を増大させることができる。すると、緩衝器D1が最伸長するような状況にあっては、リリーフ弁6の開弁による減衰力低減が行われていても、バイパス路Bの流路面積を減少させて伸側減衰力を大きくすることができるため、ロッドガイド7とリバウンドクッション10が衝突する前に減衰力を大きくしてピストン速度を減少させることができ、緩衝器D1の伸切時(最伸長時)のロッドガイド7とリバウンドクッション10の衝突によるショックと打音を低減して車両における乗り心地を向上させることができる。さらに、シャッタ部材Sの最内周側筒部材23がリバウンドクッション10に衝合し、ピストンロッド3がシリンダ1に対して更に伸側室R1を圧縮する方向へ移動すると、ピストンロッド3の図1中上昇に伴ってシャッタ部材Sがリバウンドクッション10によって下方側から押圧されて収縮するようになる。このような状況となるとシャッタ部材Sが収縮するので、当該シャッタ部材Sの収縮を抑制する反力が発生され、この反力がピストンロッド3の図1中上昇を抑制する減衰力として負荷されることになる。よって、この緩衝器D1は、ピストンロッド3の位置に依存した減衰力を発揮することが可能であり、バイパス路Bの流路面積を減少させることで減衰力を大きくすることに加えて、シャッタ部材Sが収縮し始めることで上記反力による減衰力を付加することができ、より大きな減衰力を発揮してピストンロッド3の伸長側のストロークエンドへ到達する前に充分にピストンロッド3の速度を低減することができる。
最終的に、ピストンロッド3が伸長側にストロークエンドまでシリンダ1に対して変位すると、図2に示すように、リバウンドクッション10がシャッタ部材Sを最収縮させるが、シャッタ部材Sを構成する各筒部材20,21,22,23のうちリバウンドクッション10に衝合する筒部材21,22,23のピストン側端面が面一となるので、リバウンドクッション10のシャッタ部材Sへの接触面積が大きくなって、リバウンドクッション10へ偏荷重を与えることがなく摩耗も低減でき、リバウンドクッション10の耐久性を悪化させることもなくなる。また、シャッタ部材Sにおけるリバウンドクッション10が衝合する筒部材21,22および最内周側筒部材23の軸方向長さを同じにしており、リバウンドクッション10からの押圧力を各筒部材21,22,23で受けることができるので、シャッタ部材Sが大きな軸荷重にも耐えることができ、変形してしまうこともない。なお、シャッタ部材Sを構成する筒部材の数は、任意に設定することができるが、少なくとも、リバウンドクッション10に対向する筒部材の軸方向長さを等しくしておけば、リバウンドクッション10の耐久性を悪化させることがない。また、図4に示した一実施の形態の一変形例における緩衝器D2のように最内周側筒部材23の胴部23aを図1中下方となるピストン側へ延長して、その下端に、リバウンドクッション10に衝合可能な環状のリバウンドプレート25を設けるようにしてもよい。このようにすることで、リバウンドクッション10に対向する面が平滑なリバウンドプレート25をリバウンドクッション10に衝合させることができ、このようにしても、リバウンドクッション10の耐久性の悪化を防止することができる。
なお、最内周側筒部材23とロッドガイド7との間にコイルスプリングを介装するようにしておけば、シャッタ部材Sが収縮した状態とされてもピストンロッド3から押圧されなくなるとシャッタ部材Sを速やかに伸長させることができ、ピストンロッド3の伸長側への移動の際に常に中立位置から所定量変位するとバイパス路Bを閉塞することができる。
さらに、リリーフ弁6を設けるにあたって、伸側室側孔3dをピストン2と緩衝器D1のストローク長を決するリバウンドストッパ9との間に設ける必要がなくなるので、つまり、伸側室側孔3dをリバウンドストッパ9よりも図1中上方に設けることができ、リバウンドストッパ9とピストン2との間隔を狭めることができ、緩衝器D1のストローク長を犠牲にすることがない。
なお、シャッタ部材Sが、この場合、最内周側筒部材23で伸側室側孔3dを閉塞するようにしており、ピストンロッド3のシリンダ1に対する図1中上方への移動に伴い伸側室側孔3dを徐々に閉塞するので、リリーフ弁6が開弁して伸側の減衰力を低減している場合であっても、伸側室側孔3dが徐々に閉塞されることに伴って緩衝器D1が発生する伸側の減衰力を徐々に大きくしていくことができ、減衰力の急変の緩和することができ、車両の車体に減衰力急変によるショックを与えることも阻止することができる。
シャッタ部材Sは、ピストンロッド3が中立位置からシリンダ1に対して伸側室R1を圧縮する方向へ所定量変位すると、バイパス路Bの流路面積を減少し始めるようになっていて、上記所定量変位は任意に設定することができるが、少なくとも、緩衝器D1が最伸長する際には、伸側室側孔3dの一部または全部が閉塞されるように設定される。
また、伸側室側孔3dのピストンロッド3の外周に臨む開口の縁の角を面取りしておくと、最内周側筒部材23へ侵入した際に、最内周側筒部材23の内周面の齧りを防止することができる。さらに、伸側室側孔3dは、この実施の形態の場合、一つのみを設けているが、複数設けるようにしてもよく、たとえば、ピストンロッド3に対して軸方向にずれた位置に一つずつ設けて、ピストンロッド3がシリンダ1に対して伸側室R1を圧縮する図1中上方へ移動することに伴ってバイパス路Bの流路面積が減少する度合いをチューニングすることができる。二つ以上の伸側室側孔3dを軸方向にずらしてピストンロッド3に設ける場合、軸方向にて伸側室側孔3dを完全にずらして設けてもよいし、重なるように設けることもできる。またさらに、伸側室側孔3dをピストンロッド3の外周側から見た開口の形状は、円形以外の形状とされてもよく、軸方向或いは周方向に沿う長孔とされてもよいし、菱形や楔形といった形状なども採用することができ、たとえば、ピストンロッド3の移動に対してバイパス路Bの流路面積が減じられることによる圧力損失が比例するように設定するようにしてもよい。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
本発明の緩衝器は、車両の制振用途に利用することができる。
1 シリンダ
2 隔壁部材としてのピストン
3 ピストンロッド
3d 伸側室側孔
4,5 減衰通路
6 リリーフ弁
7 ロッドガイド
10 リバウンドクッション
20 最外周側筒部材
21,22 筒部材
23 最内周側筒部材
25 リバウンドプレート
B バイパス路
D1,D2 緩衝器
R1 伸側室
R2 圧側室
S シャッタ部材

Claims (3)

  1. シリンダと、上記シリンダ内に摺動自在に挿入され当該シリンダ内を伸側室と圧側室に区画するピストンと、当該ピストンに連結されるピストンロッドと、上記伸側室と上記圧側室とを連通する減衰通路と、上記ピストンロッドに設けられて上記減衰通路を迂回し上記伸側室と上記圧側室とを連通するバイパス路と、当該バイパス路に設けられて上記伸側室の圧力を受けて開弁するリリーフ弁とを備えた緩衝器において、径の異なる複数の筒部材で形成されて伸縮可能なテレスコピック型のシャッタ部材を備え、当該シャッタ部材の最外周に配置される最外周側筒部材を上記シリンダに固定し、当該シャッタ部材の最内周に配置される最内周側筒部材を上記ピストンロッドの外周に摺接させ、上記ピストンロッドが中立位置から上記シリンダに対して上記伸側室を圧縮方向へ所定量変位すると上記バイパス路の流路面積を上記最内周側筒部材で減じることを特徴とする緩衝器。
  2. 上記シャッタ部材を構成する上記筒部材のうち、当該シャッタ部材の最収縮時に上記ピストンロッドの外周に装着されるリバウンドクッションに衝合する筒部材は、上記最収縮時において、ピストン側端面が面一となるとともに、反ピストン側端面が面一となって上記シリンダの伸側室側端内周に装着され上記ピストンロッドを軸支するロッドガイドに当接することを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。
  3. 上記最内周側筒部材のピストン側端に上記ピストンロッドの外周に装着されるリバウンドクッションに衝合する環状のリバウンドプレートを設けたことを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。
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