JP6062824B2 - インクジェットプリンター - Google Patents

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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
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Description

本発明は、インクジェットプリンターに関する。
インクジェット式の記録ヘッドを搭載したプリンターは広く知られている。インクジェット式の記録ヘッドは、ノズルに異物や増粘したインクが詰まることで吐出不良を起こす場合がある。このような問題を生じさせないため、記録ヘッドは定期的なノズル面およびノズル内の清掃を行っている。例えば、記録ヘッドのノズル面に付着した異物の除去をするため、ノズル面をワイパーによって払拭する。また、ノズル内に詰まった増粘したインクや異物を除去するため、ノズル面にキャップを密着させ、キャップ内の圧力を下げ、強制的にノズルからインクを吸い出し、ノズルの詰まりを解消する。このような清掃をすることで、吐出不良が防止できる。
また、印刷時にノズルから吐出されるインクは、記録媒体に到達し、付着するインクの他に、霧状のしぶき、それがミストとなり浮遊するものや、記録媒体に到達してから跳ね上がりミストとなり浮遊するものがある。こうしたインクにより、ノズル面の全面が汚れ、それが堆積することで吐出不良の原因となっていた。
特開2005−238611号公報に記載の技術では、ノズル近傍だけでなく、さらに、ノズル面の全面を清掃する技術が開示されている。ノズル面の全面を清掃することで、ワイパーで取り損ねたインクや、ノズル面に強固に付着したインクなどを除去することができる。この技術では、板状のサポートプレートとテープ状の洗浄材を備えた洗浄ユニットを用い、洗浄材をノズル面に当接させることで清掃している。また、この技術では、キャップに昇降手段が備なわり、そのキャップ上にサポートプレートを配置し、サポートプレート上に洗浄液を塗布した洗浄材を配置し、キャップを上昇させることで洗浄材をノズル面と当接させ、清掃している。また、洗浄能力を高めるため、洗浄材を摺動させることや、昇降を繰り返し、洗浄材の接離を繰り返すこともしている。
特開2005−238611号公報
しかし、ノズル面が清浄であっても、ノズル面が当接するキャップにインクや異物が付着している場合がある。このような場合に、ノズル面の再汚染や、ノズル面とキャップの間に隙間ができることによる密着不良などの問題が生じる。ノズル面を清浄に保つだけではなく、ノズル面にインクや異物が付着することを防止することが必要である。また、従来から、キャップは、ノズル面との当接面を含む部分を、不織布などで拭き取ることをして清掃をしていた。しかし、キャップはノズル面と密着させるために、先端が柔軟な構成となっているので、拭き取り時に先端が変形し、拭きもらす問題があった。キャップにインクや異物が付着していると密着不良、ノズル面の再汚染が生じ、吐出不良の原因となってしまう。
本発明は、記録ヘッドのノズル面だけではなく、キャップの清掃を同時に行い、ノズル面の汚れを取り除き、吐出不良を防止するクリーニング方法およびインクジェットプリンターを提供する。
本発明のインクジェットプリンターは、記録媒体に対向する位置に複数のノズルを備え、該ノズルからインクを吐出する複数の記録ヘッドと、前記記録ヘッドを搭載し、前記記録媒体の搬送方向に対して交差する方向に往復移動するキャリッジと、前記キャリッジを駆動するキャリッジ駆動手段と、前記記録ヘッドの夫々に対応して配置され、前記記録ヘッドの前記ノズルの配置されたノズル面に先端が当接して変形すると共に前記ノズル面に密着し、密閉空間を形成するキャップと、前記キャップが配置されたキャップベースを前記ノズル面に対して接離方向に移動させる昇降手段と、前記キャリッジ駆動手段と前記昇降手段とを制御する制御手段と、を備えるインクジェットプリンターにおいて、前記キャップの上に載置する第1シートと、前記第1シートの上に載置する第2シートと、を有し、前記第2シートは複数の貫通孔を有し、前記キャップベースは前記貫通孔を掛ける爪部を有し、前記爪部に前記貫通孔を掛けることで、前記第1シートと前記第2シートを前記キャップ上に固定し、前記昇降手段を上昇させることで、前記第1シートと前記第2シートを前記キャップと前記記録ヘッドによって押圧し、前記キャップの前記ノズル面に当接する部分を含む前記キャップの先端部分を前記第1シートによって、前記ノズル面の全面を前記第2シートによって払拭することを特徴とする。
記録ヘッドのノズル面だけではなく、キャップの清掃を同時に行い、ノズル面の汚れを取り除くことができる。
図1は、記録ヘッドをクリーニングするクリーニングユニットを説明する図である。 図2は、クリーニングシートの説明図である。 図3は、インクジェットプリンターの概略図である。 図4は、インクジェットプリンターのブロック図である。 図5は、記録ヘッドのクリーニングのフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態を、図面を用いて説明する。図1は、記録ヘッドのクリーニングユニットを説明する図である。
記録ヘッドをクリーニングするクリーニングユニット1を説明する。キャップ2は記録ヘッドのノズル面に密着し、密封する。吸引ポンプ6は、キャップ2内を吸引するためのポンプで図示されていないポンプモーターにより駆動され、キャップ2と記録ヘッドのノズル面によってできる密封空間を負圧にして、ノズルからインクを吸引することができる。キャップ2はキャップベース9に取り付けられている。キャップベース9には7つのキャップ2が備わる。キャップ2は記録ヘッドの数分備わる。
キャップベース9を、昇降モーター7によりカムなどを介して回転運動を上下運動に変換させて昇降させることで、記録ヘッドにキャップ2を接離させることができる。この時、ポンプモーターとキャップベース9の昇降モーター7を兼用させても良い。すなわちインクを吸引する回転方向とキャップベース9の記録ヘッドの密着する方向の回転を合わせ、トルクリミッターを用いて昇降動作は空転させる。キャップベース9が記録ヘッドから離れる方向にはワンウェイクラッチを用いて吸引ポンプを回さないように輪列を設計すればよい。また、当接制御カム8が、キャップベース9の四隅に取り付けられている。この当接制御カム8は、キャップ2と記録ヘッドの当接位置を制御する。すなわち、当接制御カム8は、後述するキャリッジと当接し、当接制御カム8の回転中心とキャリッジまでの距離に応じて、キャップ2の変形量の制御ができる。距離が短いと多く変形し、距離が長いと変形量が小さい。また、変形しすぎることを防止している。
キャップ2の上部に2枚のシート、すなわち第1シート3と第2シート4を載置することができる。第1シート3は主にキャップ2を洗浄するシートである。キャップ2の上部に載置し、第1シート3に洗浄液を塗布する。その後、第2シート4を載置する。第2シート4の四隅には、キャップベース9に設けられた爪部5に掛けることのできる貫通孔10が設けられている。貫通孔10は、第2シートの長辺側の端部に設けられた凸部に一部が係るように配置されている。第2シートの貫通孔10の周辺は、変形しやすくなり、爪部5に掛けやすくなっている。
貫通孔10を変形させ爪部5に掛ける。第2シート4の貫通孔10間の距離は、爪部5間の距離より短い。また、キャップ2の先端より低い位置に爪部5が設けられている。そのため、第2シート4を伸ばして爪部5に掛けることになる。第2シート4は、キャップ2上に配置された第1シート3をキャップ2側に押圧して固定する。
第1シート3は可撓性のある多孔質部材が好ましく、例えば、合成樹脂製のスポンジである。第1シート3は、キャップ2の全てを覆うように載置され、また、複数あるキャップ2間で撓まないことが好ましい。なぜなら、撓んでしまうとその上に載置する第2シートに皺等ができてしまい、ノズル面の全面に第2シートが接しなくなる場合があるからである。また、第2シート4は、ノズル面より柔らかい素材でできているものが好ましく、例えばナイロンやポリエステルなどの可撓性のある合成樹脂製の布が好ましい。ノズル面に当接した時に、ノズル面を傷つけることなく、また繊維のカスが出ない物が好ましい。
第1シート3はキャップ2に、第2シート4は記録ヘッド2のノズル面に当接させて用いる。第1シート3は第2シート4に比べ剛性を高くするのが好ましい。キャップ2は周囲が凸状になっているが、ノズル面はほぼ平坦である。そのため、キャップ2側をノズル面側よりも硬くして平面を保ちやすくし、ノズル面の全面にシートが当接しやすくしている。また、第1シート3は第2シート4に比べ厚くするのが好ましい。前述の他に洗浄液を含ませやすくできる。
図2は、クリーニングシートの説明図である。クリーニングシートの内、記録ヘッド側の第2シート4によって、記録ヘッドを洗浄した後の様子を示している。第1シート3に塗布した洗浄液は、第2シート4を濡らす。洗浄液によって濡れている範囲11を点線で示した。洗浄液で濡らす範囲は、記録ヘッドのノズル面に当接する範囲を含む範囲である。さらに、昇降手段によって、記録ヘッドに当接させることで、ノズル面に付着しているインクとノズル内の一部のインクが第2シート4に浸み出す。例えば、インクが染み出した範囲12を破線で示してあるが、この範囲12の部分に対応する記録ヘッドのノズル面に当接し、そこに付着しているインクが染み出し、第2シート4を汚している。すなわちノズル面に固着したいインクを清掃できる。キャップ2とノズル面との間に第1シート3と第2シート4を挟んだ状態で所定の時間放置する。増粘や固まったインクを溶かし、第1シート3及び第2シート4に付着させる。
当接制御カム8の当接位置を変えることで、強く当接させたり、弱く当接させたりすることができ、それによって、クリーニングシートの変形量を変えることができる。例えば、汚れがひどい場合には、当接圧を高くし、シートの変形量を大きくし、強く洗浄する。すなわち、当接制御カム8の回転中心からキャリッジまでの距離を短くする位置に回転させ、停止させる。また、当接制御カム8の回転中心からキャリッジまでの距離を長くする位置に回転させ、停止させれば、当接圧を低くし、シートの変形量を小さくし、弱く洗浄できる。
記録ヘッドとキャップ2とでは汚れ方や表面の硬さなどが異なり、同じシートを使うよりは、異なるシートを使用する方が好適に汚れを取り除くことができる。第1シート3と第2シート4の異なる2種類のシートを使うことで、記録ヘッドとキャップ2を同時に好適に清掃できる。
図3は、インクジェットプリンターの概略図である。インクジェットプリンター20は、プラテン23を備える。プラテン23は、インクジェットプリンター20の長手方向に多数配置された搬送ローラー24によって搬送される記録媒体を、平面に支持する平板である。図示はしていないが、表面に多数の孔があり、吸引することで記録媒体をプラテン23表面に吸着する。プラテン23に沿ってキャリッジ27が往復走査する。キャリッジ27にはインクジェット式の記録ヘッドが搭載され、プラテン23に支持された記録媒体にインクを吐出する。記録媒体は、紙、樹脂フィルムなどである。記録ユニット21は、キャリッジ27、キャリッジ27に搭載された記録ヘッドを含む。記録媒体の搬送方向に対してキャリッジは交差する方向に往復移動する。例えば直交する方向である。
レール26は、インクジェットプリンター20の長手方向に沿って配置される直線状のレールである。キャリッジ27はこのレール26に沿って移動する。キャリッジ27は、ベルト25に固定されている。ベルト25は駆動モーター22によって駆動される。また、ベルト25は、レール26の両脇側に配置されたプーリーに掛け回された無端ベルトであり、駆動モーター22によって駆動され、レール26に沿ってキャリッジ27を移動させる。不図示のリニアスケールがレール26に沿って配置され、キャリッジ27にそのスケールの目盛を検出するセンサーが搭載されている。センサーによって目盛が検出され、キャリッジ27の位置を検出することができる。
移動するキャリッジ27の位置が検出できるので、その位置に応じてインクを吐出し、所望の画像を記録媒体に記録できる。
ワイプユニット28は、キャリッジ27に搭載されている記録ヘッドのノズル面を、ワイパーによって払拭する装置である。プラテン23の側方に配置してある。キャリッジ27をワイプユニット28上に移動させ、記録ヘッドの長手方向に沿って、ワイパーを移動させて、ノズル面を払拭する。この例では、記録ヘッドの数分のワイパーを備えている。
図4は、インクジェットプリンターのブロック図である。制御手段30はインクジェットプリンター20の全体の動作を制御する制御手段である。ROM32に記憶するプログラムに従って動作する。RAM31は、制御手段30のワークメモリー、情報を一時的に記憶するメモリー、設定値などの所定の値を記憶するメモリーである。ROM31はプログラムの他に、初期値などの制御に必要な値を記憶する不揮発性メモリーである。
メディア搬送手段33は搬送ローラー24を含み、記録媒体を搬送する手段である。記録媒体のことをメディアとも呼ぶ。制御手段30によって制御される。記録媒体を所定の長さ毎に、プラテン23上に搬送し、記録ヘッドにより記録する。キャリッジ搬送手段34は駆動モーター22、ベルト25、プーリーを含み、制御手段30によって動作が制御される。キャリッジ搬送手段34はキャリッジ27をレール26に沿って往復移動させる。
印字制御手段35は制御手段30の制御によって動作する。印字制御手段35は記録ヘッド36を駆動し、インクを吐出させることができる。印字制御手段35は、後述のキャリッジ位置取得手段37によって取得されたキャリッジ27の位置に応じて記録ヘッド36の吐出駆動を行い、記録媒体にインクを吐出し、画像を記録する。キャリッジ位置取得手段37は制御手段30の制御によって動作し、キャリッジ27の位置を制御手段30に取得させる。キャリッジ位置取得手段37は、レール26に沿って配置されたリニアスケールおよびその目盛を検出するセンサーを含む。センサーでリニアスケールを読取り、キャリッジ27の位置を演算する。制御手段30は、キャリッジ27の位置を取得し、例えば、ワイプユニット28、クリーニングユニット1上などの所定の位置にキャリッジ27を移動する。また、制御手段30は、所得した位置に応じてインクを吐出する制御をする。キャリッジ27の特定の位置に記録ヘッドを配置することで、キャリッジ27の位置を取得することで、記録ヘッドの位置を取得でき、また、位置に応じてインクの吐出制御もできる。
昇降手段38は制御手段30の制御によって動作する。昇降手段38は、キャップ2を昇降させる手段である。また、昇降手段38は、当接制御カム8を含む。当接制御カム8は不図示のモーターによって回転駆動させることができ、そのモーターを制御して、当接制御カム8の回転位置を制御する。また、昇降手段38は、昇降モーター7を含み、昇降モーター7を駆動し、キャップベース9を昇降させる。
吸引手段39は、吸引ポンプ6を含み、制御手段30の制御によって動作する。吸引ポンプ6を駆動することで、キャップ2から空気、インクなどを吸引することができる。また、ノズル面にキャップ2が密着している時に吸引することで、密閉空間の気圧を下げ、インクをノズルから吸引することができる。
払拭手段40は制御手段30の制御によって動作し、記録ヘッドを払拭する。払拭手段40はワイプユニット28を含む。払拭手段40は、記録ヘッドの払拭回数、払拭スピードなどを制御手段30から制御される。画像メモリー41は制御手段30の制御によって動作し、記録する画像データを記憶するメモリーである。例えば、キャリッジ27の1回の走査分の画像をこの画像メモリー41に記憶させ、キャリッジの位置に合わせてその画像データからデータを取得し、記録ヘッドからインクを吐出する。外部機器IF42は制御手段30の制御によって動作し、外部機器とのインターフェースであり、ホストコンピューターと接続し、外部機器から記録する画像データや機器の設定値などを制御手段30が取得することができる。操作パネル43は制御手段30の制御によって動作する。操作パネル43は、操作者の操作による入力手段、LCD表示装置による機器の状態、操作者への指示などの表示を行う。
図5は、記録ヘッドのクリーニングの動作のフローチャートである。制御手段30の制御によって動作する。記録ヘッドのノズル面およびキャップ2をクリーニングする動作である。
先ずステップS1では、記録ヘッドをクリーニングユニット1上から退避させる。このとき、クリーニングをする前に、余分な付着物などを予め除去することが好ましいので、ワイプユニットによってノズル面を払拭する。
次にステップS2では、クリーニングユニット1のキャップ2の上に第1シート3を載置する。このとき、操作パネル43には、操作者に第1シート3をキャップ2上に載置する旨の指示の表示を行い、また、その操作が完了したかの入力をさせる指示の表示をする。操作の完了の入力が無いと次の処理に進まず、予め決められた所定時間、例えば1分、を超えても入力が無い場合は、クリーニング中に何か問題が生じたものと判断し、エラーの表示およびクリーニング動作を中止する。
次にステップS3では、第1シート3に洗浄液を塗布する。このとき、操作パネル43には、操作者に第1シート3に洗浄液を塗布する旨の指示の表示を行い、また、その操作が完了したかの入力をさせる指示の表示をする。操作の完了の入力が無いと次の処理に進まず、予め決められた所定時間、例えば1分、を超えても入力が無い場合は、クリーニング中に何か問題が生じたものと判断し、エラーの表示およびクリーニング動作を中止する。
次にステップS4では、第1シート3の上に第2シートを載置する。このとき、操作パネル43には、操作者に第1シート3の上に第2シートを載置する旨の指示の表示を行い、またその操作が完了したかの入力をさせる指示の表示をする。操作の完了の入力が無いと次の処理に進まず、予め決められた所定時間、例えば1分、を超えても入力が無い場合は、クリーニング中に何か問題が生じたものと判断し、エラーの表示およびクリーニング動作を中止する。
次にステップS5では、クリーニングユニット1上にキャリッジ27を移動させる。
次にステップS6では、昇降手段38を制御してキャップベース9を上昇させ、当接制御カム8とキャリッジ27の底面を当接させる。キャップ2、第1シート3、第2シート4は、変形する。第1シート3に浸み込んだ洗浄液は、キャップ2に付着して乾燥したインクを溶かす。また、第1シート3に浸み込んだ洗浄液は第2シート4にも浸み込み、そして、記録ヘッドのノズル面に付着して乾燥したインクを溶かす。ノズル面の全面を洗浄液の浸透した第2シート4で押えることで強固に固着したインク等の異物を払拭できる。キャップ2の先端部分が徐々に第1シート3に強く当接し、また第2シート4が徐々にノズル面に強く当接していく。キャップ2の先端部分が、変形を始めると第1シート3、第2シート4も変形を始める。この変形により、擦ることもできる。その後、変形しない位置まで移動する。変形により第1シート3に含まれる洗浄液は漏れ出し、漏れ出した洗浄液がインクの固まった物や異物などに到達し、浸透する。
次にステップS7では、第2シートを記録ヘッドに当接させたまま所定時間、例えば3分間、記録ヘッドおよびキャップ2の付着したインクを溶かすのに十分な時間接触させる。キャップ2の先端とノズル面の汚れが洗浄できるので、密着の不具合を解消できる。
次にステップS8では、キャップ2を、昇降手段38を制御して降下させる。そして、第1シート3と第2シート4を取り除く。第1シート3と第2シート4には、夫々キャップ2とノズル面のインク等が付着し洗浄が完了する。
洗浄液は、記録ヘッドやキャップ部についたインクの顔料・染料成分や樹脂成分を再溶解させる性能が必要でインクの主溶剤を主成分とするのが好ましい。また、制御手段30は、前回のクリーニングからの間隔を計測し、所定の時間、例えば1日間、以上の間隔があく場合は、ノズル面とキャップ2の間隔を小さくし、接触する圧力を高める制御をしてもよい。制御手段30によって当接制御カム8を回転させ、当接位置を変える。接触の圧が高くなると、各部がクリーニングシートに強く当たり、洗浄液が多く染み出すことと、接触圧が高くなることで洗浄力が向上する。当接制御カム8の回転より接触圧を制御することができるので、洗浄力のばらつきが無く、常に同様の洗浄力を得ることができる。
また、昇降手段38を制御して、徐々に、例えば段階的に、キャップ2を上昇させ、キャップ2の先端をゆっくり変形させてもよい。そうすることで、キャップ2の先端と第1シート3の擦れることで洗浄力を高めることができる。また、ゆっくり行うので、洗浄液によって固化したインクを溶かしながらこすることができる。また、ノズル面側もする距離は短いが、洗浄液によって固化したインクを溶かしながら第2シート4とノズル面を擦ることができる。
本発明は、インクジェットプリンターに利用できる。
1 クリーニングユニット
2 キャップ
3 第1シート
4 第2シート
5 爪部
6 吸引ポンプ
7 昇降モーター
8 当接制御カム
9 キャップベース
10 貫通孔
20 インクジェットプリンター
23 プラテン
24 搬送ローラー
25 ベルト
26 レール
27 キャリッジ
28 ワイプユニット

Claims (6)

  1. 記録媒体に対向する位置に複数のノズルを備え、該ノズルからインクを吐出する複数の記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを搭載し、前記記録媒体の搬送方向に対して交差する方向に往復移動するキャリッジと、
    前記キャリッジを駆動するキャリッジ駆動手段と、
    前記記録ヘッドの夫々に対応して配置され、前記記録ヘッドの前記ノズルの配置されたノズル面に先端が当接して変形すると共に前記ノズル面に密着し、密閉空間を形成するキャップと、
    前記キャップが配置されたキャップベースを前記ノズル面に対して接離方向に移動させる昇降手段と、
    前記キャリッジ駆動手段と前記昇降手段とを制御する制御手段と、
    を備えるインクジェットプリンターにおいて、
    前記キャップの上に載置する第1シートと、前記第1シートの上に載置する第2シートと、を有し、
    前記第2シートは複数の貫通孔を有し、前記キャップベースは前記貫通孔を掛ける爪部を有し、前記爪部に前記貫通孔を掛けることで、前記第1シートと前記第2シートを前記キャップ上に固定し、
    前記昇降手段を上昇させることで、前記第1シートと前記第2シートを前記キャップと前記記録ヘッドによって押圧し、前記キャップの前記ノズル面に当接する部分を含む前記キャップの先端部分を前記第1シートによって、前記ノズル面の全面を前記第2シートによって払拭することを特徴とするインクジェットプリンター。
  2. 前記キャップは前記キャリッジの移動方向に並設され、前記第1シートは前記キャップの前記先端部分の全てを覆い、前記第1シートは前記第2シートに比べ剛性が高く、前記第1シートは前記キャップに載置した場合に前記キャップ間で撓まないことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンター。
  3. 前記第1シートは樹脂製の多孔質部材であり、前記第2シートは樹脂製の布であることを特徴とする請求項2に記載のインクジェットプリンター。
  4. 前記第1シートに洗浄剤を塗布することを特徴とする請求項3に記載のインクジェットプリンター。
  5. 前記洗浄剤はインクの主溶剤を成分に含むことを特徴とする請求項4に記載のインクジェットプリンター。
  6. 前記爪部は、前記キャップの前記キャリッジの移動方向の両側に夫々二つ設けられ、
    前記第2シートは、前記第2シートの四隅であって前記第2シートの前記記録媒体の搬送方向側の側面に凸部を備え、前記貫通孔は前記凸部の一部に係るように設けられ、
    前記爪部の夫々に対応する前記貫通孔を掛けたときに、前記貫通孔の周辺部分が前記キャップに対向する部分より大きく変形し、夫々の前記貫通孔が対応する夫々の前記爪部に掛かることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載のインクジェットプリンター。
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