JP6085221B2 - インクジェットプリンター - Google Patents

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Description

本発明は、インクを吐出することによって画像を記録するインクジェットプリンターに関する。
インクジェットヘッドから、紙や樹脂フィルムなどの記録媒体にインクを吐出して画像を記録するインクジェットプリンターが知られている。インクジェットプリンターは、高画質化、耐久性、信頼性などの性能の向上が求められている。インクジェットヘッドのノズル面に異物が付着していると、その影響でインクが吐出されなかったり、曲がったりするなどの吐出不良が生じる場合がある。そのため、一般的なインクジェットプリンターでは、インクジェットヘッドのノズル面に付着したインクなどを、ゴムなどの弾性体のワイプブレードで定期的に拭き取り、付着物を除去している。
一般的な、インクジェットヘッドのノズルプレートは、樹脂製のプレートに細孔のノズルが設けられている。このノズルが設けられている面をゴムなどの弾性体のワイプブレードで定期的に拭き取り、付着物を除去しているので、ワイプブレードに拭き取ったインクやゴミなどが付着する。この付着したインクやゴミなどを、洗浄槽の洗浄液に浸し、さらに、ワイプブレードから落とすことをしている。このようにすることで、ワイプブレードを常にきれいな状態にしている。例えば、特開2002−79681号公報には、ノズルプレートに付着したインクを拭き取ったブレードがインク除去部に移動したときに、ブレードに振動を与えて表面に付着したインクやごみを除去するクリーナが設けられた記録装置が知られている。
特開2002−79681号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたクリーナを用いて常にワイプブレードをきれいに保っていても、乾燥の早い溶剤を用いたインクを使用する場合に、インクジェットヘッドのノズルプレートに強固にインクが付着している場合に、その付着したインクを払拭することができない場合がある。
特に、印字幅が50インチを超えるような、いわゆるワイドフォーマットのインクジェットプリンターにおいては、インクジェットヘッドによる印字作業が10メートル以上連続して行われることもあり、ノズルプレートの汚れの量もより多くなる。したがって、上記のような問題が起こる可能性はさらに高くなる。ノズルプレートに汚れが残ると、吸引キャップによるインクの吸引ができなくなったり、汚れによる吐出不良が生じたりして、記録する画像の品質が悪くなる問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、簡素な構成でありながら、ワイピング後にワイプブレードに付着したインク等の汚れを除去することができるとともに、ノズルプレートに付着した強固な汚れを払拭するワイピングユニットを備えたインクジェットプリンターを提供することを目的とする。
このような問題に対して、本発明のインクジェットプリンターは、インクを吐出する複数のノズルからなるノズル列を有する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを搭載し主走査方向に移動するキャリッジと、前記主走査方向に対して交差する方向に移動しながら前記記録ヘッドの前記ノズルが形成されたノズル面を払拭するワイプブレードと、前記ワイプブレードを固定するベルトと、前記ベルトを駆動するモータと、前記モータの駆動を制御する制御手段と、洗浄液を蓄える洗浄槽と、を有し、前記制御手段の制御によって前記モータの駆動制御をすることで前記ベルトを回転させ、前記ワイプブレードに前記洗浄液を付着させるとともに前記記録ヘッドの前記ノズルが配置されたノズル面を前記ワイプブレードによって払拭するインクジェットプリンターにおいて、前記ワイプブレードは、第1のワイプブレードと第2のワイプブレードと第3のワイプブレードを有し、前記第1のワイプブレードと前記第2のワイプブレードは弾性部材であり、前記第3のワイプブレードは多孔質部材であり、前記制御手段は、前記ワイプブレードによって前記ノズル面を払拭する場合に、前記ベルトを第一の速度で回転させて前記ノズル面を前記ワイプブレードで払拭させた後に所定時間払拭せずに放置する時間を経てその後に前記ベルトを前記第一の速度より低速の第二の速度で回転させて前記ノズル面を前記ワイプブレードで払拭させ、前記第一の速度で前記ベルトを回転させて前記ノズル面を前記ワイプブレードで払拭させる場合は、前記ノズル面に対して前記洗浄液を介して前記第1のワイプブレードと前記第2のワイプブレードが浮遊して移動する部分を有し、少なくとも前記第3のワイプブレードで前記ノズル面に付着させた前記洗浄液の一部が前記ノズル面に残ることを特徴とする。
本発明によって、簡素な構成でありながら、ワイピング後にワイプブレードに付着したインク等の汚れを除去することができるとともに、インクジェットヘッドの清掃の正確性が格段に改善され、高画質な画像を記録できるインクジェットプリンターを提供できる。
図1は、インクジェットプリンターの概略図である。 図2は、インクジェットプリンターのブロック図である。 図3は、ワイピング機構の概略図である。 図4は、動作を説明するフローチャートである。
図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
図1は、インクジェットプリンターの概略図である。本実施形態のインクジェットプリンター1は、図1に示すように、記録媒体50を水平に配置して図1の紙面奥行き方向に搬送し、インクジェット方式の記録ヘッド9からインクを吐出して、記録媒体50の表面に記録データに応じた画像や文字などを記録する。記録媒体50は、紙、樹脂フィルムなどである。この紙面奥行き方向を副走査方向と呼ぶ。
インクジェットプリンター1は、記録媒体50を搬送する搬送部4を備える。また、記録部ヘッド9および記録ヘッド9を複数搭載して記録媒体50の搬送方向と直交する方向に往復走査して記録を行うキャリッジ8と、記録ヘッド9を払拭するするワイプユニット10と、記録ヘッド9をキャップするキャッピングユニット12を備える。往復走査の方向を主走査方向と呼ぶ。また、インクジェットプリンター1は、記録データの受信や記録動作の制御を含めた装置全体の制御を行う制御手段を備える。
搬送部4は、図1の紙面奥行き方向に延ばされた平板状のプラテン2上に、モータ5によって紙面に沿う水平軸回りに回転される複数の搬送ローラー対3を備える。そして、この搬送ローラー対3は、回転軸と平行な回転軸回りに回転自在に支持されたグリッドローラと、グリッドローラに付勢され連れ回るピンチローラを備える。記録媒体50はこのグリッドローラとピンチローラに挟まれて搬送される。グリッドローラが、回転することで紙面奥行き方向から手前方向に記録媒体50が搬送される。
キャリッジ8は、搬送部4、ワイプユニット10、およびキャッピングユニット12の上方で、記録媒体50の搬送方向と直交する方向に延在されたキャリッジレール7に沿って移動可能に設けられている。また、キャリッジ8をキャリッジレール7上で位置制御および速度制御可能に往復移動させるモータ6を備える。不図示のリニアスケールがキャリッジレール7に沿って設けられ、このリニアスケールの目盛を検出するリニアセンサーがキャリッジ8に備わる。キャリッジ8の位置を検出可能とし、キャリッジ8に定位置に固定されている複数の記録ヘッド9の位置もそれに応じて検出ができる。
さらに、記録ヘッド9に記録用のインクを供給する着脱可能なインクカートリッジ14を備え、インクカートリッジ14と記録ヘッド9はインクを供給するインクチューブ15によって接続されている。
本実施形態では、インクカートリッジ14には、カラー記録を行うための複数色のインクが備えられ、配管としての複数のインクチューブ15を介して、色ごとに、記録ヘッド9に供給できるようになっている。なお、インクカートリッジ14の内部には各々のインクに対応した複数のインクタンクが備えられ、各々のインクは各々対応するインクタンクに収容されている。
キャリッジ8は、下面側に、インクの色や記録範囲などに応じて、複数の記録ヘッド9が設けられ、インクチューブ15から供給されるインクは、同色の記録を行う記録ヘッド9に分配して供給される。また、キャリッジ8には、各記録ヘッド9の温度を適宜の温度範囲に保つための冷却ファン16が設けられている。
なお、記録ヘッド9の詳細は図示しないが、各ノズルにインクを供給するインク室や、圧電素子などを用いた吐出機構が設けられている。記録ヘッド9はその圧電素子などを用いた吐出機構によってインクの吐出及びノズルのインクメニスカスを微振動させる空駆動動作を行うことが可能な構成となっている。インクジェットプリンター1は、画像形成範囲外において、ノズルからインクを吐出させ、画像を記録する。また、ノズルは吐出機構の構成や記録画素ピッチなどに応じて適宜の個数及び配列ピッチで設けることができる。例えば、256個などの多数のノズルを配列することができる。例えば記録ヘッド9は、記録素子として圧電素子を用いてもよいし、記録素子としてヒータを用いた記録ヘッドであっても良い。
モータ6の位置制御、速度制御は、制御手段の制御信号に応じて行われる。記録動作時には記録ヘッド9が記録媒体50上を所定速度で往復移動するように、モータ6が制御される。また、モータ6はクリーニング動作時にはワイプユニット10の所定のワイピング位置に記録ヘッド9を移動できるようになっている。
ワイプユニット10は、本実施形態では、記録ヘッド9のノズル面を払拭する。またキャッピングユニット12は、記録ヘッド9のインクをノズルから外部に吸引することで記録ヘッド9をクリーニングする吸引クリーニングを行う。また未使用時にキャップすることでインクの乾燥を防止する。キャッピングユニット12の概略構成は、キャップ11、キャップ駆動部(不図示)、吸引ポンプ13、ポンプ駆動部(不図示)、大気開放弁(不図示)および大気開放弁駆動部(不図示)からなる。
これらのうち、少なくともキャップ11は記録ヘッド9ごとに設けられている。ただし、キャップ駆動部、吸引ポンプ13、大気開放弁および大気開放弁駆動部は、記録ヘッド9ごとに各動作を共通化できる場合には、複数のキャップ11に対して1台設ける構成としてもよい。
キャップ駆動部は、キャップ11の上下方向の位置を選択的に切り換えるための上下動を行うものであり、例えば、機械的、電磁的、流体的な適宜の昇降手段からなる。そのため、キャップ駆動部は、モータ6によってキャリッジレール7上を移動してキャッピングユニット12の上方に位置した状態の記録ヘッド9に対して、キャップ11を上下方向に進退させ、キャップ11が記録ヘッド9のノズル面を封止する状態と、封止を解除する状態とを切り換えることができるようになっている。
吸引ポンプ13は、吸引空間内の空気、インクなどの内容物を吸引して、吸引空間外に排出するためのものであり、適宜構成の流体ポンプ、例えばロータリポンプなどを採用することができる。インクカートリッジ14から記録ヘッド9までインクを通液させるための通液手段とここでは吸引ポンプ13を用いている。吸引ポンプ13は、吸引口が吸引管に接続され、排出口が排出管に接続されている。排出管の他端は、廃液ボトル(不図示)に接続されている。
ワイプユニット10は、記録ヘッド9をワイプユニット10の上方に移動させた状態で、記録ヘッド9のノズル面に対してワイプブレードを相対移動させることで、記録ヘッド9のノズル面を払拭して清掃する。
図2は、インクジェットプリンターのブロック図である。
制御手段20は、演算、制御、判別、設定などの処理動作を実行するCPUを備える制御手段である。制御手段20はROM21に格納されていう制御プログラムに従って動作する。RAM22は、記録データのバッファや制御手段20による処理のワークエリア等として用いられる。キャリッジ移動モータ駆動回路23は制御手段20の制御によって動作し、記録ヘッド9を搭載したキャリッジ8を移動させるモータ6を駆動する。キャリッジ位置検出センサー24は、キャリッジ8の移動を案内するキャリッジレール7に沿って配置されたリニアスケールの目盛を検出するリニアセンサーである。このセンサー出力に基づいて制御手段20によってキャリッジ8の位置を演算して取得する。ヘッド駆動回路25は制御手段20によって制御される。ヘッド駆動回路25を介して、インクジェットヘッド9を動作させる。インクジェットヘッド9が複数搭載されている場合、制御部20及びヘッド駆動回路25は、各々のインクジェットヘッド9を個別に駆動させることができる。ヘッド駆動回路25は制御手段20から入力された情報に基づいて、各インクジェットヘッド9のインク吐出もしくは不吐出のタイミングを生成し、インクジェットヘッド9を駆動させる。インク吐出をさせる場合は、オン波形を生成し、不吐出させる場合には、オフ波形を生成し、各インクジェットヘッド9へ転送する。吐出のタイミングは制御手段20がキャリッジ位置検出センサー24からの情報に基づいて演算して求めたキャリッジ9の位置に応じて決められる。
記録媒体搬送手段26は、制御手段20の制御によって動作する。記録媒体搬送手段26は、記録媒体を搬送する搬送部4を含む。モータ5によって搬送ローラー対3を駆動し、記録媒体を搬送する。ワイプブレード移動モータ駆動回路27は制御手段20の制御によって動作する。ワイプブレード移動モータ駆動回路27はワイプブレードが固定されたベルトを動かすモータを駆動する。
マーク検出手段39は、後述するマークを検出する検出手段であり、マークを検出すると信号を制御手段20に出力する。また、このマークは複数配置されたワイプブレードの最後尾の位置を取得するものである。これによって、特定のワイプブレードの位置を制御手段20が取得することができる。
制御手段20の制御によってインクジェットプリンター1の各機能が制御される。また、ROM21に予めワイピング動作条件の情報を格納し、プログラムしておくことで、所定のワイピング動作を行うことができる。上記ワイピング条件として、ワイプブレードの移動速度及びノズル面の払拭回数などが挙げられる。
図3は、ワイピング機構の概略図である。記録ヘッド9をワイプするワイプユニット10を説明する。
弾性のある樹脂製のワイプブレード30およびワイプブレード31、多孔質部材からなるワイプブレード32がベルト33に固定部48を用いて固定されている。例えば、ワイプブレード30とワイプブレード31はゴム製、ワイプブレード32はスポンジ製である。
ベルト33は矢印47方向に回転する。回転に伴いベルト33に固定されているワイプブレード30、31、32が移動する。記録ヘッド9に対して、ワイプブレード30、31、32の先端が湾曲するように接触し、ノズル面と接触する。このとき洗浄液46がノズル面に付着する。また、ノズル面を払拭する。記録ヘッド9およびベルト33の下側には、洗浄液46を蓄えた洗浄槽34が配置されている。洗浄槽34の中にワイプブレード32、ワイプブレード31、ワイプブレード30の順番に通り、洗浄液46と接触する。また、洗浄槽34の中には、ワイプブレード30、31、32と接触し、これらに付着したインクやゴミを落とすクリーニング部材36、37が備わり、2回当接することで十分にこれらの異物を落とすことができる。クリーニング部材36、37はスポンジなどの多孔質部材であり、洗浄液46に浸り、ワイプブレード30、31、32が当接しながら移動することで、ワイプブレード30、31、32に付着したごみを清掃する。ワイプブレード30、31、32の先端が湾曲してクリーニング部材36、37に当接しながら移動することで、付着した物を除去する。ワイプブレード30、31、32は洗浄槽34に蓄えられた洗浄液46によって、洗浄される。また、洗浄液46を付着させた状態でノズル面を払拭することで、ノズル面に強固に付着したインクなどを除去しやすくする。
ノズル面に洗浄液を十分に付着させるために、ワイプブレード32によって洗浄液をノズル面に付着させ、後続のノズルブレード30、31によって付着した洗浄液を拭き取らないように高速(第一の速度)でノズル面上を移動させる。ノズルブレード30、31を高速で移動させることで、ノズル面との間に洗浄液がある状態で、ノズル面に接せずにその上を滑るように移動することができる。このようにワイプスピードを制御することで、洗浄液をノズル面に残したままの状態にすることができる。また、高速より遅い低速(第二の速度)で移動させると、ノズルブレード30、31がノズル面に接して移動するので、洗浄液を拭き取ることができる。このように、少なくとも2段階のベルトの回転スピードの制御をする。
ボトル35には洗浄槽34に供給する洗浄液46が蓄えられている。洗浄槽34は台38に固定されている。ベルト当接部45が、各ワイプブレードの固定部に備わり、ここれが、ベルト33と当接することで、ワイプブレード30、31、32がベルト33に対して垂直に配置される。ベルト33の湾曲する部分では離れるが、直進部分ではベルト33に当接して固定されるフックがついている。
ベルト33は第1ギア42、第2ギア43、第3ギア44に掛け回されている。第2ギア43は、ワイプブレード移動モータ駆動回路27によって駆動されるモータに接続されている。第3ギア44は、洗浄槽34方向にバネ41で付勢され、ベルト33が常に張った状態にすると共に、ベルト33の最下点を作っている。これによって、ワイプブレード30、31、32の先端を洗浄槽34内の洗浄液46に浸らせることができる。また、ワイプブレード30、31、32の先端をクリーニング部材36、37に当接させることができる。第1ギア42と第2ギア43によって、ノズル面に対向するベルト33とノズル面を平行にしている。
ワイプブレード30をベルト33に固定する固定部48には最後尾を示すマーク40が固定され、マーク検出手段39により、通過するときを検出し制御手段20に出力する。
マーク検出手段39は、マーク40を検出することで、ベルト33が何回転したか回転数を演算することができる。また、マーク40を検出することで、ワイプブレード30の位置が分かるので、例えば、ベルト33を停止させるときにマーク40を検出したら停止さるようにプログラムし、その停止位置では、ワイプブレード32が洗浄槽34のクリーニング部材36、37の間に停止するように配置する。このようにすることで、停止しているときに、多孔質部材のワイプブレード32を洗浄液に浸しておき、クリーニング部材36、37にも当接しないので、変形せずに停止させることができる。また、このとき、ワイプブレード30は記録ヘッド9に当接しない位置であり、ワイプブレード31はワイプブレード30とワイプブレード32の間であり、洗浄液に浸らない位置にすることできる。ワイプブレード30、31は、洗浄槽34およびクリーニング部材36、37に当接した後に、空中にあるので、きれいになって乾いた状態で停止させておくことができる。
3枚のワイプブレードを用いることによって、多孔質部材でより多くの洗浄液46が記録ヘッド9のノズル面に供給でき、弾性部材の2枚のワイプブレードで、1回では拭き取れない強固な汚れでも、2回連続で拭くことで拭き取れるので、好ましい。
また、多孔質部材のワイプブレード32によって確実にノズル面に洗浄液を付着させることができ、また、弾性部材の2枚のワイプブレード30、31によって洗浄液を拭き取らないようにベルト33の回転速度の制御をすることで、確実にノズル面に洗浄液を付着させることができる。また、ワイプしていないときには、多孔質部材のワイプブレード32を洗浄液に浸しておくことで、洗浄液をワイプブレード32内に蓄積しておくことができるのでワイプ時に確実にノズル面に洗浄液を付着させることができる。乾燥していたら、確実に蓄積できない可能性も有る。
図4は、ワイプブレードの動作を説明するフローチャートである。制御手段20によって制御され、記録ヘッド9のノズル面が、ワイプブレード30、31、32によって払拭され清掃される。この動作についてフローチャートを用いて説明する。
まずステップS1で記録ヘッド9のノズル面を払拭する場合に、先ず、ワイプユニット10すなわちノズル面がワイプブレード30、31、32と当接可能な位置にキャリッジ8を移動する。より好ましくは、キャリッジ8を移動する前に、ノズル面を払拭する前に、ワイプブレード30、31、32を洗浄槽34に入っている洗浄液46でぬれた状態にしておく。
3本のワイプブレードの位置は、ベルト33を回転させ、ワイプブレード30の固定部48に固定されたマーク40をマーク検出手段39で検出することで、各ワイプブレードの位置を制御手段20が把握する。マーク検出手段39は、光センサーまたは、マーク40に接触するスイッチなどを用いることができる。
次にステップS2で、記録ヘッド9のノズル面をワイプブレード30、31、32によって払拭する。このとき、通常の払拭動作、すなわちステップS3のベルト33の回転の速度すなわち低速よりも早い高速でベルト33を回転させる。そうすると、ワイプブレード30、31、32によって、ノズル面に洗浄液46は付着するが、早く回転させることで、汚れを取らずに、ノズル面に付着した洗浄液46が膜のようになり、その上を滑るようにワイプブレード30、31、32が移動する。
また、特にノズル面に洗浄液46を付着させるのは多孔質部材で構成されたノズルブレード32である。また、弾性部材で構成されたノズルブレード30、31も洗浄液を付着させるが、高速で移動するので、払拭せずに、滑るように移動する。ベルト33を3から10回転程度高速で回転させ、十分にノズル面に洗浄液を付着させる。少なくとも2段階の回転速度が必要となるが、それらの回転速度は予め実験などにより求め、その値をROM21に記憶させてある。
次にステップS3で、好ましく、は30秒から5分程度の時間何もせずに洗浄液46が、ノズル面に付着しているインクやゴミに浸み込むのを待つ待ち時間を設ける。そして、ステップS2よりも遅い速度すなわち低速でベルト33を回転させる。それによって、特にワイプブレード30、31によって、ノズル面に付着したインクやゴミを払拭する。このとき、洗浄液46が十分に浸み込むことで容易に払拭が可能となる。3から10回転させ、ノズル面を払拭する。このときノズルブレード32によって、十分に洗浄液46をノズル面に供給できるので、さらにノズル面をきれいに払拭することができる。ノズルブレード30、31、32は洗浄槽34できれいに清掃されるので、再びノズル面が汚れる恐れが少ない。また、ボトル35から洗浄液46が供給されるので、洗浄液不足になることも無い。待ち時間は予め実験などによって求めROM21に記憶させてある。汚れ具合によって、数段階の異なる待ち時間を設け、その汚れ具合によって選択して使用しても良い。
高速回転は低速回転の1.5倍以上3倍以下が好ましい。これは、速度の差を大きくし過ぎると、駆動するモータを駆動力の大きいものにしなければならず、機器が大型化し、インクジェットプリンターの装置が大型化してしまうので、それを防止するためである。
ステップS4では、ステップS2、S3のワイプシーケンスを複数回行う場合に、ワイプシーケンスの回数をカウントする。そした、ステップS5で、そのカウント値を予め設定されている回数と比較し、再びワイプシーケンスをする場合はステップS1にそうでなければステップS6に移行する。
ステップS6では、全ての記録ヘッド9を清掃したか判断する。全て終わっていなければ、ステップS1に戻って、キャリッジ8を払拭する記録ヘッド9に対応した位置に移動させ、払拭を行う。全て終わっていれば、処理は終了する。
本発明はインクジェットヘッドを備えるプリンターに利用できる。
1 インクジェットプリンター
2 プラテン
3 搬送ローラー対
5 モータ
6 モータ
7 キャリッジレール
8 キャリッジ
9 記録ヘッド
10 ワイプユニット
30 ワイプブレード
31 ワイプブレード
32 ワイプブレード
33 ベルト
34 洗浄槽
46 洗浄液
50 記録媒体

Claims (4)

  1. インクを吐出する複数のノズルからなるノズル列を有する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを搭載し主走査方向に移動するキャリッジと、前記主走査方向に対して交差する方向に移動しながら前記記録ヘッドの前記ノズルが形成されたノズル面を払拭するワイプブレードと、前記ワイプブレードを固定するベルトと、前記ベルトを駆動するモータと、前記モータの駆動を制御する制御手段と、洗浄液を蓄える洗浄槽と、を有し、前記制御手段の制御によって前記モータの駆動制御をすることで前記ベルトを回転させ、前記ワイプブレードに前記洗浄液を付着させるとともに前記記録ヘッドの前記ノズルが配置されたノズル面を前記ワイプブレードによって払拭するインクジェットプリンターにおいて、
    前記ワイプブレードは、第1のワイプブレードと第2のワイプブレードと第3のワイプブレードを有し、前記第1のワイプブレードと前記第2のワイプブレードは弾性部材であり、前記第3のワイプブレードは多孔質部材であり、
    前記制御手段は、前記ワイプブレードによって前記ノズル面を払拭する場合に、前記ベルトを第一の速度で回転させて前記ノズル面を前記ワイプブレードで払拭させた後に所定時間払拭せずに放置する時間を経てその後に前記ベルトを前記第一の速度より低速の第二の速度で回転させて前記ノズル面を前記ワイプブレードで払拭させ、
    前記第一の速度で前記ベルトを回転させて前記ノズル面を前記ワイプブレードで払拭させる場合は、前記ノズル面に対して前記洗浄液を介して前記第1のワイプブレードと前記第2のワイプブレードが浮遊して移動する部分を有し、少なくとも前記第3のワイプブレードで前記ノズル面に付着させた前記洗浄液の一部が前記ノズル面に残ることを特徴とするインクジェットプリンター。
  2. 前記ワイプブレードのうちいずれか一つに設けられたマークを検出するマーク検出手段をさらに備え、前記制御手段は、前記マーク検出手段からの信号に基づいて前記ベルトの回転数と前記ワイプブレードの位置を取得し、前記マーク検出手段からの信号に基づいて前記ベルトを所定回数回転さると共に、前記ワイプブレードを所定の位置に停止させることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンター。
  3. 前記洗浄槽には前記ワイプブレードと当接する多孔質部材で構成されたクリーニング部材が少なくとも離れて2つ配置され、前記ワイプブレードが前記ベルトの移動に伴い移動することで前記ワイプブレードに付着した汚れを前記洗浄槽内に落とすことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェットプリンター。
  4. 前記ワイプブレードによって前記記録ヘッドを払拭しない場合に、前記第3のワイプブレードが前記クリーニング部材間で前記クリーニング部材に当接しない位置に停止していることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のインクジェットプリンター。
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