JP6062555B2 - 飲料製造機械用のカプセル - Google Patents

Description

本発明は、本明細書のステートメントで表したように、飲料製造機械における適用のために使用されるもののカプセルからなる。カプセルは、食品を内側に備え、機械は、加圧された流体を注入して流体と食品の混合を行い、こうして製造された混合物をカプセルの出口に得る。本発明の目的は、新しいカプセル構成であって、カプセルが、流体を注入することによって事前に確立された圧力を得たときに流体と食品の混合物を得ることを可能にし、こうして流体と混合された製品の常に同じである濃度を得る、カプセル構成を提供することである。

一般的な意味では、本発明のカプセルは、流体を圧力下でカプセルに注入して飲料を得る任意のタイプの機械に適用可能であり、より正確には、これは、より詳細にはコーヒーの仕上げにおいて浸出液を得るために適用される。

米国特許第３２９２５２７号明細書はすでに、製品を含有するカプセルによって飲料を調製し分配する装置を説明しており、この装置は、前記カプセルを穿孔して流体を流入し、こうしてカプセルに接触することなく飲料を得る。

加えて、英国特許第８９９０５５号明細書もまた引用可能であり、これは、流体が製品上に直接的に注入されず、これが空気チャンバ内に注入され、そこからこれが、別のチャンバに進んで製品に流入されるようにして、流体が、カプセルの別のチャンバ内に含有された製品と混合されるために圧力下でその中に注入される、空気チャンバを備えるカプセルを説明している。

欧州特許出願公開第１，７８４，３４４号明細書の欧州特許文献もまた知られており、これは、先例のように、流体が中に圧力下で注入され、食品などの製品を含有するチャンバにオリフィスを通って進む、空気チャンバを備えるカプセルであって、流体が食品と混合し、それにより、製品を含有するチャンバの底部が変形され、破損手段を押さえ付け、この破損手段は破損を生み出し、製品と混合された流体が、カプセル内に設けられた出口を通って流出することを可能にする、カプセルを説明している。この文献は、製品を含有するチャンバの底部が、破損手段と置き換わる一連の脆弱化ラインを備え、そのために、圧力がカプセル内で増大するとき、製品と混合された流体が脆弱化ラインを通って出口に向かって進むことが可能にされることを企図する変形形態を説明する。他方では、流体と混合された製品の流出の前に前記混合物の良好な均一化を達成するために、製品と混合された流体の流出を減速させる迷路の形態の一連のパーティションを組み込むカプセルの使用が、先行技術において知られているが、この場合、カプセルは、欧州特許出願公開第１９０８７０６号明細書および欧州特許出願公開第２０２９４５８号明細書下の欧州特許文献に説明されるように空気チャンバを備えない。

本発明は、製品と混合された流体の混合物が、均一化され、得られた流体および製品の混合物が常に同じである、上述の文献に対する代替策を提供する。

本発明は、機械が流体を第１の気密空気チャンバ内にそこを通して圧力注入する蓋を備える飲料製造機械用の新しいカプセルであって、第１の気密空気チャンバの底部は、注入された流体が、食品を含有する第２のチャンバにそこを通して流入される事前封止されたオリフィスが装備された円錐台またはリングの支持体を備え、それにより、流体と前記製品の混合が行われる、カプセルに関する。第２のチャンバは、製品と混合された流体が第３のチャンバに進むための穿孔部が装備された底部を含み、食品と混合された流体は、この穿孔部を通って第３のチャンバに到着する。第３のチャンバは、混合された流体の流出を減速させ、食品と混合された流体がそこを通って出現する出口と連通する。

カプセルの内部の残りの部分に関して上述の円錐台支持体によってもたられる不浸透性は、その蓋が、機械の穿孔要素の作用領域内で偶発的に穿孔されたときでも、食品が外側と接触しないことを確実にすることを可能にする。本発明は、カプセルが、蓋によって気密式に封止される上部によって開放された外部容器であって、その底部には、出口を画定する延長部を対応して備える中央開口部が装備される、容器を備えることを特徴とする。容器の外部構成は、機械のボウルの形状に適合される。

加えて、カプセルは、上記で説明したように、第１の空気チャンバの底部およびリング形状を画定し、圧力がすばやく増大するように前記第１の空気チャンバの容積を低減させる、円錐台またはリング支持体を備える。円錐台支持体の表面は、流体が第２のチャンバに進むためのオリフィスを備えるが、前記オリフィスが、リング本体によって覆われ、そして事前に封止され、リング本体の幅は、第１の空気チャンバが特定の圧力を得たときに破損されるように構成され、それにより、オリフィスは、第１のチャンバが特定の圧力に達したときに同時にすべて開放され、食品を含有する第２のチャンバに流体が進み、前記製品と混合することを可能にするという特異性を有する。

この構成は、リング本体がオリフィス領域で同時に破損すると同時に、流体が、すべてのオリフィスを通って均一に広がって第２のチャンバに入り、こうして食品と流体の均一な混合物を得ることを可能にする。

カプセルはまた、容器の底部と円錐台支持体の間に位置するプレートを備え、このプレートは、第２のチャンバの底部を構成し、食品と混合された流体の通過を可能にする穿孔部が装備され、容器の底部と共に、第３のチャンバを画定し、それにより、前記プレートの上側表面の圧力の増大が誘発されたとき、これは、前記製品と混合された流体が第３のチャンバに進むことを生み出す。

容器と出口を連通させる容器の底部の中央開口部は、微小膜によって気密式に封止され、この微小膜は、第３のチャンバ内の圧力が特定値に達したときに破損し、食品と混合された流体の流出を可能にする。

微小膜は、その表面内に切欠部を含んで、注入された流体によって及ぼされた圧力によるその破損を促進することができ、それにより、圧力が特定の値に達したとき、これは、切欠部の破損を生み出し、食品と混合された流体を出口に向かって進める。微小膜は、アルミニウム、プラスチック、ポリマー、シリコーン、繊維材料およびさらには加圧式開放弁が装備された気密ニップルからも作製され得る。

本発明の好ましい実施形態では、円錐台支持体は、その上側および下側基部によって開かれ、その境界部は、上側周囲リムおよび下側周囲リムそれぞれによって終端される。上側周囲リムは、蓋の下側表面に固着され、下側周囲リムは、容器の周囲段の底部に配置されこれに固着され、第１の空気チャンバは、蓋、円錐台支持体、および容器の内部表面によって形成され、食品を含有する第２のチャンバは、円錐台支持体、容器の内部表面、およびプレートによって形成され、前記第２のチャンバは、その全体が食品によって占有される。

本発明の好ましい実施形態では、円錐台支持体のオリフィスは、上側三分の一内に少なくとも１つの円を形成することによって配置され、円錐台構成を有して、流体が第２のチャンバに進む速度を増大させ、食品との混合を支援する。

別の実施形態では、円錐台支持体のオリフィスは、同じまたは異なる直径を有してその表面全体に分散された、微小穿孔部のセットによって具現化する。

本発明は、容器が、出口を画定する延長部に対して横方向の、および底部の外部表面からのカプセル補強用径方向脈状部を含むことができることを企図する。いずれの場合も、補強用径方向脈状部および容器の外部プロファイルの両方は、流体の圧力注入を行うために本発明が結合される機械のボウルの形状に適合される。

容器の好ましい構成は、第１の空気チャンバの一部である内部壁を有する上側円錐セクションを備え、その後に、円錐台支持体の下側周囲リムが支持され固着される周囲段を画定する円筒状セクションが続き、その後に、出口を画定する延長部によって終端される第３のチャンバを形成する小さい円錐チャンバが続き、延長部は、円筒状セクションによって構成される。

本発明は、プレートの下側表面が、迷路の形態のパーティションを含むことができ、それにより、この構成は、カプセルの底部におけるその組み立てを容易にするが、その理由は、迷路の形態のパーティションが、プレートの容器に対する配置および固着を容易にし、先行技術のように、迷路の形態のパーティションとして作用する独立体の導入が、必要とされないためである。

プレートの下側表面内に設けられたパーティションは、容器の底部近くに配置されて、食品と混合された流体の流出を均一化し減速させる迷路機能を行うことを可能にする。

第３のチャンバを画定するプレートおよび容器の底部は、直線状と、円錐状と、その組み合わせとの間で選択される表面を備える。プレートおよび容器の底部の円錐構成は、飲料を得て楽しむことを容易にする。

第３のチャンバを占有するプレートの下側表面のパーティションは、不連続の同心円の構成を形成することによって配置され、その不連続部は、交互の同心円内で互いに面して、迷路機能を行うことを可能にするが、これらは、必要とされるときに食品と混合された流体を出口に向かって導くことを容易にする径方向の構成をとることもできる。

本発明の好ましい実施形態では、第３のチャンバは、その高さを、外側から中心に向かって漸進的に増大させ、それにより、前記第３のチャンバのパーティションは、外側から内側に減少する長さを有し、その高さは、外側から内側に増大する。

プレートの穿孔部は、微小円、微小円錐台、または微小角錐台などの微小穿孔部のセットによって構成され得る。

加えて、本発明は、内部容器の底部の穿孔部が、微小穿孔部ではなく、これより大きいことも企図し、この場合、これらは、食品と混合された流体の通過を可能にするために高い厚み指数を備えた繊維膜によって封止される。

本発明は、内部容器の穿孔部または微小穿孔部のセットが、位置合わせされて径方向ラインを形成する、または格子を形成することを企図する。

本発明の実施形態は、カプセルの外部表面が、粗面を備えて、飲料製造機械の内側のその場所内での把持および操作を容易にすることを企図する。

カプセルを蓋で閉鎖するために、容器は、前記蓋が熱封止される周囲リムを備え、円錐台支持体の上側周囲リムは、上記で説明したように、これと同時に熱封止される。

食品と混合された流体を出口に外側に向けて流出させるための層流を誘発するいくつかのブレードの配置が、出口の内側に企図されて、「ねずみの尾」の形態の流体の流出を得る。

１つの実施形態では、ブレードは、径方向のフィン構成をとることができるが、別の実施形態では、これらは、縦方向に直角に交互になる直径パーティションのセクションであって、その境界部が、前記境界部の各々の中間点において反対方向の水平延長部を段の形態で有して、「ねずみの尾」の形態の流体流出を得る、セクションによって形成された長手方向本体によって構成される。

容器が、補強用径方向脈状部と、出口の内側のブレードとを備える場合、前記容器は、射出方法によって製造され、一体成形品を得る。

これはまた、前記径方向脈状部を組み込まない場合、熱形成方法によって製造され得る。

ポリマー、プラスチック化合物、可塑化されたボール紙、およびさらにはアルミニウムなどの金属材料からなどの、任意の適切な材料が、カプセルの製造に使用され得る。

これらのいずれの場合も、説明されたカプセル構成は、カプセルの内側に含有された製品を、上記で説明したように飲料が仕上げられるその瞬間まで、上側蓋および微小膜によって提供された気密閉鎖部によって外側から分離して保存する。加えて、圧力の増大によって破損する微小膜の使用は、カプセル内に、食品と混合された流体の流出を可能にするためにカプセルの底部の破損要素を含む必要がないようにし、カプセルの製造を極めて容易にする。

次に、本明細書のより良好な理解およびその不可欠な部分の形成を容易にするために、一連の図を本明細書に添付し、この図では、本発明の目的が、限定的ではなく例示的に表されている。

本発明のカプセルの実施形態の例の分解斜視図であり、この実施形態では、第２のチャンバの底部を構成し、第３のチャンバを区切るプレートは、平坦な表面によって構成された構成を有する。 カプセルを構成するさまざまな要素がその内部で組立てられた前述の図の断面図である。 本発明の実施形態の別の例の先述の図に等価の断面図であり、第２のチャンバの底部を構成し、第３のチャンバを区切るプレートは、円錐構成を有し、その下側表面は、迷路の形態のパーティションを備え、それにより、プレートを組み立てるとき、これらは、第３のチャンバの内側かつ容器の底部の近くに配置されて、食品と混合された流体の流出を減速させる。 図２に示すカプセル内に使用されるプレートの下側斜視図である。 図３に示すカプセル内に使用されるプレートの下側斜視図である。 本発明の実施形態のすべてにおいて使用される円錐台支持体の斜視図であり、この円錐台支持体は、第１の空気チャンバ内の圧力が増大するのと同時に前記オリフィスの領域内で破損して、流体と食品の混合を均一化する、リング本体によって覆われるオリフィスを含む。 「ねずみの尾」の形態の流体を得るために出口内に含まれたブレードの実施形態の斜視図である。

次に、本発明の説明が、前述の図を活用して行われる。

本発明のカプセルは、そのノズル内に、円錐セクション３によって終端される周囲リム２を有する上側が開かれた容器１を備え、円錐セクション３は、段４の後、円錐底部６内で下方向に終端する円筒状セクション５に沿って続き、円錐底部６には、出口８を画定する延長部が対応して含められる、微小膜７によって気密式に封止された中央開口部が装備される。出口８に対して横方向に、これは、図１および２に示す実施形態によれば、カプセル補強および支持用径方向脈状部９を組み込むが、これはまた、図３に示すように、前記補強および支持用径方向脈状部９を無くしてもよい。

容器１の構造は、以下で説明するように、これが飲料の仕上げのために結合される機械のボウルの形状に適合するように設計される。

円錐セクション３は、カプセルの操作および飲料製造機械への導入のためにこれを把持することを容易にする粗い外部表面を有する。

微小膜７には、カプセルの内側の圧力を増大させることによる微小膜の破損を容易にする切欠部１０が装備される。加えて、微小膜７は、カプセルをその下側部分から分離して、その内容物を保存し、飲料の仕上げのためにその中に含有された食品の酸化を防止し、前記食品が、その使用の瞬間まで完全な状態で消費者に届くことを可能にする。

この実施形態の例は、中央開口部が、小さい０．５ｍｍ厚さの表面を組み込み、ここでは、前記微小膜７は、微小膜７の固着を行うことを可能にするために熱封止されることを企図する。

微小膜７は、２０から５０μｍの間に含まれる幅を有して圧力によるその破損を容易にする。

微小膜は、非常に薄いアルミニウム、任意のプラスチック化合物、ポリマーシート、シリコーン、繊維材料またはさらには加圧式開放弁が装備された気密ニップルにおいて製造され得る。

カプセルの周囲リム２は、そこに熱封止される蓋１９によって閉鎖され、そのために、前記蓋１９は、容器１へのその熱封止を可能にするためにプラスチック化合物である。この構成は、食品を容器の上側部分によって分離して保ち、こうして、これを消費者に届くまで完全な状態に保存する。

加えて、容器１は、第１の空気チャンバ１８の底部およびリング形状を画定する円錐台支持体１１またはリングを備え、それにより、これは、低減された容積を有し、これを全体的に封止し、容器の内部の残りの部分に関する気密特性を付与する。前記円錐台支持体１１の表面は、リング本体１５によって覆われたオリフィス１４を備え、リング本体１５の幅は、注入された流体が、リング本体１５の前記幅によって事前に確立された特有の圧力を得るのと同時に、前記オリフィス１４を覆う領域において破損するように構成される。本発明の実施形態では、この幅は、２０μｍである。

円錐台支持体１１は、その下側および上側基部が開かれ、その境界部は、下側周囲リム１２および上側周囲リム１３それぞれによって終端される。下側周囲リム１２は、容器１の段４に配置されこれに固着される。上側周囲リム１３は、熱封止によって蓋１９の下側面に固着され、これは、蓋１９を容器１のノズルの周囲リム２に熱封止するのと同時に行われる。なされた説明によれば、第１の空気チャンバ１８は、蓋１９、円錐台支持体１１、および容器１の円錐セクション３の内部表面によって区切られる。

円錐台支持体１１のオリフィス１４は、円を形成することによって配置され、円錐台構成を有するが、上記で説明したように、追加の実施形態では、前記オリフィスは、その表面全体を占有する微小穿孔部によって具現化され、これらは、その場所に応じてさまざまな直径をとることもでき、上側リム１３に近付くにつれて大きくなっていく。

加えて、カプセルは、容器１の底部６と円錐台支持体１１との間に位置する、たとえばコーヒーなどの食品を含有する第２のチャンバ２０の底部を構成するプレート１６ａ、１６ｂを備え、このプレートには、以下で説明するように流体の通過を可能にする穿孔部１７が装備される。したがって、製品を含有する第２のチャンバ２０は、円錐台支持体１１、容器１の円筒状セクション５の内部表面およびプレート１６ａ、１６ｂによって区切られる。

本説明によれば、プレートは、２つの異なる構成、すなわち真っすぐな構成１６ａ（図１、２、および４ａ）または円錐構成１６ｂ（図３および４ｂ）をとることができる。いずれの場合もプレートは、容器１の底部６と共に第３のチャンバ２１を画定する。

プレート１６ａ、１６ｂは、下側表面内に一体成形セットを形成するパーティション２２を含むことができる。真っすぐなプレート１６ａの例では、これらのパーティション２２は表されていないが、これは、これらを含むことができる。パーティション１８の幅は、０．５ｍｍである。したがって、第３のチャンバ２１は、パーティション２２を含む。図４ａでは、パーティション２２は表されていないが、その場所は、パーティション２２が表されている図３および４ｂを参照して明確である。実施形態のいずれのものにおいても、第３のチャンバ２１は、外側からカプセルの中心に向かって漸進的に増大する高さを有し、それにより、パーティション２２は、この構成に適合する。

本発明の好ましい実施形態では、パーティション２２は、不連続の同心円によって決定された構成を形成し、その不連続部は、交互の同心円内で互いに面し、それにより、パーティションの長さは、外側から内側に減少し、その高さは、外側から内側に増大する。

パーティションはまた、必要とされるときに出口８に流体が進むことを容易にするために径方向に位置することもできる。

説明したカプセルは、飲料の仕上げに使用されるものからの（図示されない）従来の機械のボウル内に置かれる。

次に、第１の蓋１９は、第１の空気チャンバ１８内に導入されて留まる針によって穿孔され、たとえば沸騰水などの流体が、圧力下で、円錐台支持体１１によって画定されたリング空間に注入され、それにより、容積の低減により、圧力はすばやく増大し、それと同時にオリフィス１４を覆う領域内で微小膜を破損することを決定し、それにより、流体は、円錐台支持体１１のオリフィス１４を通って進む。オリフィス１４は、円錐台構成を有しているため、これらは、第２のチャンバ２０に入るときの流体の速度の増大を生み出し、それによって水は、チャンバ２０全体に全く同じようにして入り、含有された食品内で均一に分散され、この食品は、水によって浸されこれと混合される。プレート１６ａ、１６ｂの穿孔部１７により、コーヒーと混合された水は、第３のチャンバ２１に進み、こうしてパーティション２２の配置によってコーヒーからクリームを分離することを許容し、これらが形成する、出口８に向かう流れを均一化する迷路を流れ抜ける。加えて、第３のチャンバ２１は、クリームをコーヒーと共に外側に向けて押し出すことを容易にする。

穿孔部１７は、いくつかのタイプのジオメトリで運用することができ、この場合は、０．４×０．０５ｍｍ微小スロットが選択されたが、これらは、円形または円錐台のジオメトリを備えた、これより大きいまたはこれより小さい穿孔部にすることができる。加えて、フィルタとして、およびコーヒーからクリームを分離する要素として作用する非常に厚い繊維膜によって封止された大きい穿孔部の場合も存在し得る。

いくつかの穿孔部１７のジオメトリおよび寸法は、各々の場合に必要とされる必要性に適合され得る。この場合では、約１２のスロットを備えたラインおよび合計約５０のラインが提供されており、約１２ｍｍ^２の出口表面を得る。この領域は、この表面の圧力における増大を誘発するために小さくなければならず、こうしてクリームおよびコーヒーの分離プロセスを改良する。

圧力が第３のチャンバ２１内で増大し続けるとき、微小膜７は、上記で説明したように破損し、それにより、微小膜７が破損した後、飲料は、一定の均一な流れを達成しながら、出口８を通り抜けるように向けられる。

図１および２に表す容器は、補強および支持用径方向脈状部９を備えた一体成形品を得るために射出成型によって製造される。その代わり、図３の容器は、熱形成によって製造される。

いずれの場合も、ポリマー、プラスチック化合物、可塑化されたボール紙、およびさらにはアルミニウムなどの金属材料からなどの、任意の適切な材料が、その製造に使用され得る。

最後に、出口８は、本発明の異なる実施形態に表し、図６に詳細に示すようにブレード２３を組み込むことができることに留意されたい。これらのブレードは、出口８内にその目的で設けられた内部段によって支持可能であり、またはこれらが、前記段および／または出口８に熱によって固着される可能性もまた企図される。ブレード２３が自由であるという事実は、その使用の効果性に影響を与えず、その理由は、カプセルは、使用時には常に縦方向位置にあり、したがって、ブレード２３は、重力によりその作用位置に降下するためである。図１および２の場合、上記で述べたように、カプセルは、射出成型によって製造され、それにより、ブレード２３は容器１との一体成形品を形成する。

ブレード２３は、縦方向に直角に交互になる直径パーティション２５のセクション２４であって、その境界部が、段の形態で、前記境界部の各々の中間点において反対方向の水平延長部２６を有する、セクション２４によって構成される。

説明したブレードの構成の目的は、流体に、「ねずみの尾」形態の流出を与えることである。

結論として、出口８は、その外部縁内に、対応する機械内のボウルの下側オリフィスの境界部内のその適切な結合および安定化のための小さい周囲段２７を有する。

Claims (22)

1. 流体が、第１の空気チャンバ（１８）に圧力下でそこを通して注入される蓋（１９）を備える飲料製造機械用のカプセルであって、
   前記第１の空気チャンバ（１８）の底部は、注入された流体が、食品を含有する第２のチャンバ（２０）にそこを通して流入されるオリフィス（１４）を備え、前記流体は前記食品と混合し、前記第２のチャンバ（２０）は、前記流体と前記食品の混合物の流出を減速させるために前記食品と混合された前記流体が第３のチャンバ（２１）に進むための穿孔部（１７）が装備された底部を有し；前記第３のチャンバ（２１）の隣には、前記流体と前記食品の混合物のための出口（８）が含められる、飲料製造機械用のカプセルにおいて、
   蓋（１９）で気密式に封止される上側が開放される容器（１）であって、その底部（６）には、前記出口（８）を画定する延長部が対応する中央開口部が装備され、その外部構成は、前記飲料製造機械のボウルに適合される、容器（１）と、
   前記第１の空気チャンバ（１８）の底部およびリング形状を画定し、前記第１の空気チャンバの容積を低減する円錐台支持体（１１）であって、その表面は、前記流体が前記第２のチャンバに進むための前記オリフィス（１４）を備え、これらのオリフィス（１４）は、前記第１の空気チャンバ（１８）を封止するリング本体（１５）によって覆われ、前記リング本体（１５）の幅は、前記第１の空気チャンバ（１８）が、前記リング本体（１５）の幅によって事前に確立された特有の圧力を得るのと同時に、前記オリフィス（１４）を覆う領域内で破損するように構成される、円錐台支持体（１１）と、
   前記第２のチャンバ（２０）の底部を構成するプレート（１６ａ、１６ｂ）であって、前記食品と混合された前記流体の通過のための前記穿孔部（１７）が装備され、前記容器（１）の前記底部（６）と共に前記第３のチャンバ（２１）を画定し、それにより、前記プレート（１６ａ、１６ｂ）の上側表面内の圧力の増加が誘発されたとき、前記食品と混合された前記流体が前記第３のチャンバ（２１）に進むことが、可能にされる、プレート（１６ａ、１６ｂ）と、
   前記容器の前記底部（６）の開口部を気密式に閉鎖する微小膜（７）であって、前記第３のチャンバ内に注入された流体の圧力が増大したときに破損するように構成され、前記食品と混合された前記流体が前記出口（８）に向かって進むことを可能にする、微小膜（７）とを備えることを特徴とする、飲料製造機械用のカプセル。
2. 前記円錐台支持体（１１）は、その上側および下側基部が開かれ、その境界部は、上側周囲リム（１３）および下側側周囲リム（１２）それぞれによって終端され、ここでは、前記上側周囲リム（１３）は、前記蓋（１９）の下側表面に固着され、前記下側周囲リム（１２）は、前記容器（１）の周囲段（４）に配置されこれに固着され、前記第１の空気チャンバ（１８）は、前記蓋（１９）、前記円錐台支持体（１１）、および前記容器（１）の内部表面によって形成され、前記食品を含有する前記第２のチャンバ（２０）は、前記円錐台支持体（１１）、前記容器（１）の内部表面、および前記プレート（１６ａ、１６ｂ）によって形成され、前記第２のチャンバ（２０）は、全体的に前記食品によって占有されことを特徴とする、請求項１に記載の飲料製造機械用のカプセル。
3. 前記円錐台支持体（１１）の前記オリフィス（１４）が、前記上側三分の一内に少なくとも１つの円を形成して配置され、前記流体が前記第２のチャンバ（２０）に進む速度の増大のための円錐台構成を有すること特徴とする、請求項１に記載の飲料製造機械用のカプセル。
4. 前記円錐台支持体（１１）の前記オリフィス（１４）が、その表面全体内に分散された微小穿孔部によって具現化されることを特徴とする、請求項１に記載の飲料製造機械用のカプセル。
5. 前記容器（１）が、前記出口（８）を画定する前記延長部に対して横方向の、および前記底部（６）の外部表面からのカプセル補強および支持用径方向脈状部（９）であって、これが結合される前記機械のボウルの形状に適合される、補強および支持用径方向脈状部（９）を備えることを特徴とする、請求項１に記載の飲料製造機械用のカプセル。
6. 前記容器（１）が、前記第１の空気チャンバ（１８）の一部である内部壁を有する上側円錐セクション（３）を備え、その後に、前記円錐台支持体（１１）の前記下側周囲リム（１２）を支持する前記周囲段（４）を画定する円筒状セクション（５）が続き、その後に、前記出口（８）を画定する前記延長部によって終端する、前記第３のチャンバ（２１）を形成する小さい円錐チャンバが続き、前記延長部は、円筒状セクションによって構成されることを特徴とする、請求項２に記載の飲料製造機械用のカプセル。
7. 前記第３のチャンバ（２１）を画定する前記プレート（１６ａ、１６ｂ）および前記容器（１）の底部が、直線状と、円錐状と、その組み合わせとの間で選択された表面を備えることを特徴とする、請求項１に記載の飲料製造機械用のカプセル。
8. 前記プレート（１６ａ、１６ｂ）の下側表面が、迷路の形態のパーティション（２２）に連結され、前記パーティション（２２）は、前記第３のチャンバ（２１）内かつ前記容器（１）の底部（６）の近くに配置されて、前記食品と混合された前記流体の流出を減速させることを特徴とする、請求項７に記載の飲料製造機械用のカプセル。
9. 前記第３のチャンバ（２１）が、外側から中心に向かって高さが漸進的に増大することを特徴とする、請求項７に記載の飲料製造機械用のカプセル。
10. 前記パーティション（２２）が、不連続の同心円から選択された構成であって、その不連続部が、迷路機能を有するように、交互に配される同心円内で互いに面する、構成、および径方向に位置する構成を形成することによって配置されることを特徴とする、請求項８に飲料製造機械用のカプセル。
11. 前記第３のチャンバ（２１）のパーティション（２２）の長さが、外側から内側に減少し、その高さは、外側から内側に増大することを特徴とする、請求項８および９に記載の飲料製造機械用のカプセル。
12. 前記プレート（１６ａ、１６ｂ）の前記穿孔部（１７）が、微小円、微小円錐台、および微小角錐台の中で選択された構成の微小穿孔部のセットを備えることを特徴とする、請求項１に記載の飲料製造機械用のカプセル。
13. 前記プレート（１６ａ、１６ｂ）の前記穿孔部（１７）が、食品と混合された流体を分離する要素として作用する非常に厚い繊維膜によって封止されることを特徴とする、請求項１に記載の飲料製造機械用のカプセル。
14. 前記プレート（１６ａ、１６ｂ）の穿孔部（１７）または微小穿孔部のセットが、径方向ライン、または格子の形態で位置合わせされることを特徴とする、請求項１２または１３に記載の飲料製造機械用のカプセル。
15. 前記微小膜（７）が、アルミニウム、プラスチック、ポリマー、シリコーン、繊維材料および加圧式開放弁を備えた気密ニップルの中で選択された材料から作製されることを特徴とする、請求項１に記載の飲料製造機械用のカプセル。
16. 前記カプセルの外部表面が、把持することを容易にする粗面を備えることを特徴とする、請求項１に記載の飲料製造機械用のカプセル。
17. 前記容器（１）が、前記蓋（１９）が熱封止される周囲リム（２）を備えることを特徴とする、請求項２に記載の飲料製造機械用のカプセル。
18. 前記出口（８）の内部が、前記出口の外側に向かう前記流体の層流を誘発する、ブレード（２３）を備えることを特徴とする、請求項１に記載の飲料製造機械用のカプセル。
19. 前記ブレードが、径方向のフィン構成を有する径方向フィンと、
    縦方向に直角に交互になる直径バッチ（２５）のセクション（２４）であって、セクション（２４）の境界部が、段の形態で、前記境界部の各々の中間点において境界部に対して反対方向の水平延長部（２６）を有する、セクション（２４）との間で選択された構成を有することを特徴とする、請求項１８に記載の飲料製造機械用のカプセル。
20. 前記微小膜（７）が、切欠部（１０）を備えて、前記第３のチャンバ内の圧力が増大したときにその破損を容易にすることを特徴とする、請求項１に記載の飲料製造機械用のカプセル。
21. 請求項１に記載の前記容器（１）が、熱形成と、射出成型との間から選択された方法によって製造されることを特徴とする、飲料製造機械用のカプセルの製造方法。
22. 製造のための材料が、ポリマー、プラスチック化合物、可塑化されたボール紙、金属材料またはその組み合わせの中で選択されることを特徴とする、請求項１に記載の飲料製造機械用のカプセル。
    

Images