JP2016529942A - カプセル本体を有するカプセルおよび前記カプセルの製造方法 - Google Patents

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Abstract

側壁(3)と底(4)と、カプセル本体を覆い閉鎖空間を形成する蓋を有し、物質で満たされるカプセル本体(2)からなる飲料準備用のカプセル。カプセル本体はプラスチック素材からなり、少なくとも1つの防臭防壁層を備える。開口(8)は底(4)に備えつけられ、貫通手段(12)によって形成される開口に加え、当該開口を通じて液体が飲料準備機の中に流入することができる。同様に開口(8)に関して、密閉空間(6)を覆うための防臭の膜(9)が底(4)の内側に配置される。前記膜は底の周辺をたどる接続ゾーン(10)に沿うか全体エリアにわたるかのいずれかで底と接続する。

Description

本発明は、請求項1の序文に記載されるカプセルに関する。この種類のカプセルは、特にコーヒーやお茶などの飲料準備機として、飲料の準備のために様々な形態で広く使用されている。
ここで、カプセルは、2つの機能を発揮する。1つは、内部の物質が外部に流出することを防止し、内部の芳香を維持することで、もう1つは、飲料準備機との協働により、高圧時に温水の通路となるという機械的な機能を発揮することである。ここで、カプセルは醸造過程において高圧耐性のある醸造室に受け入れられる。多くの飲料準備機では、密閉されている醸造室に、ポンプの作動によって水がカプセルに流入できるようベースが貫通している。カプセル本体を密閉するカバーは、暖かい飲料が醸造室から外に流れ出せるよう、貫通型のものであっても、内部気圧の上昇によりいくつかのポイントを引きちぎって開けるようなものであってもよい。この種のカプセルは例えば、国際特許登録2012/080501にも記載されている。
プラスチック素材でできたカプセルには、その素材の弾力性の結果、ベースが突き破られる際、ベースはその突き破る手段に対してしっかり耐性があり、単位時間あたりの流入水量が例えばアルミニウム製のカプセルよりも少なくなってしまうという問題がある。そこで、カプセル製造の段階でベースに追加の開口を設けておき、前記開口が飲料製造器内への流入割合を増加させることが極めて有用であると判明した。この開口は、無圧時には閉じており、圧力がかかった際一種のバルブの機能を有する、素材の除去を伴わないで製造されるスリットが好適である。
しかしながら、この実施例の欠点は、個々のカプセルが防臭の袋内でまだ別々に包装されなければならない点にある。しかしながら、ベース上の開口は別として、防酸素、防臭のカプセルの実施例のカプセルは容易には得られるので、この追加包装手段はなしで済ませるのが望ましい。そこでこの発明の目的は、導入部で説明したような追加の外部スリーブがなく飲料準備機への流入割合がカプセルのベース上の任意の開口によって調節されるような種類のカプセルを創出することにある。この目的は請求項1の特徴を有するカプセルの発明に従って達成される。
カプセル本体はある意味それ自体公知のバリア層で既に提供されている。バリア特性を有するいくつかの層で構成されるプラスチックフィルムは公知である。バリア特性を有するカバーもまた公知である。工場で製造されたカプセルベース内の開口を通じて水蒸気や酸素の流出を防ぐため、あるいは、香りの漏洩を防ぐため、開口に関し閉鎖空間内を密閉するために、バリア特性を有する膜がベースの内側に設置されてもよい。ここで膜は、ベースの外周をたどる接合ゾーンに沿って接合される。ベース内に既に設けられた全ての開口はこのように、ベースと膜が飲料準備機内で貫通手段により同時にのみ貫かれるよう密閉される。
接合ゾーンの寸法設定はベースへの十分に厳重な接合が確保されるように選択される。ここで、接合ゾーンが、膜とベースとが接合していないカプセルベースの中央部を取り囲むのが格別に好適であり得る。この接合していない場所が膜内の折りたたみや痕跡などのむらの補てんに寄与してもよい。
しかしながら他方で、開口が膜がベースと接合していない中央部において少なくとも部分的に配置されているのもまた、格別に好適であり得る。この方法により、開口を通じて流入する液体は、十分な流入が保持されるよう膜の接合していない場所であらゆる方向に速やかに拡散することが可能となる。
カプセルは回転対称であってもよく、接合ゾーンは環状に延在してもよい。もちろん、同様の原理は例えば横断面が多角形でベースも多角形のカプセルのケースでももたらされる。
環状の接合ゾーンのケースでは、接合ゾーンの外径が14から17mmの間にあり、内径が8から11mmの間にある時に格別の利点があることが証明されている。これらの寸法の結果、一方で膜とベースの厳重な接合が確保されつつ、他方で、膜がベースと接合していない十分に大きな中央部が残される。
「バリア特性」という言葉は食料品のパッケージの分野で熟練した人の間では一般的に知られている。ここで鍵となる基準は、例えば23℃または25℃などの一定の温度のもとでのそれぞれのケースの酸素透過率及び水蒸気透過率である。例として、ポリエチレンビニールアルコール(EVOH))が素晴らしいバリア特性を有するプラスチック素材として知られている。この素材はバリア層としてラミネートされたフィルムに使用されることができ、0.01から1の範囲の透過性質を有する。プラスチックフィルムの酸素透過性はDIN 53 380に従って測定される。酸素透過性は、cm3/m2×d×バールで求められる。本出願では、1人前のコーヒー向けの熱成形プラスチックカプセルに既に使用されている透過性率を適用する。
一定のケースでは、膜はカプセルのベース全体にわたって接合していることもまた好都合の場合もあろう。機械上の貫通手段の実施例によるが、この種類の開口もまたより良い流入率をもたらす場合もあろう。これはとりわけ貫通手段がカプセルベースのスリットの場所を貫く場合である。
導入部で既に説明した通り、開口は圧力のかかっていない時は閉じており、水圧、空気圧及び機械圧に晒された際に開くスリットであることが好適である。個々のスリットは直線またはカーブに延在し、あるいはこれらのスリットもまたスリットを交差するかもしれない。圧力時に同様に開いているスリットバルブの好適な実施例は、様々な技術分野における当業者には公知のものである。
もちろん、スリットに代えて特に円形や多角形の穴などのその他の種類の開口が用いられてもよい。
特に最適な効果は、多数(3つ以上が望ましい)の開口が、ベースに設けられている場合に得ることができる。これは飲料準備機内の貫通手段に対するカプセルの相対位置がいつも予知できるわけではないという事実に起因するものである。しかしながら、少なくとも3つの開口があることで、好ましくない相対位置となる危険を相当程度減らすことが可能となる。
ベースの外側周辺は多数のくぼみで形成される補強ゾーンと隣接するのが特に好適である。これにより、カプセル本体を曲げることなく、飲料準備機内の空間への液体の通り道となる貫通手段がベースを貫通することが可能となる。例えば、プラスチックはアルミニウムよりも貫通に対する抵抗が大きいため、カプセル底の十分な抵抗力は特にプラスチック素材のカプセルで重要である。
先に述べたくぼみは円形の表面の直径が膜の直径にほぼ一致する一般的な円周上にある内壁を有するかもしれない。膜はこのような方法で内壁の中央に位置づけられ、製造方法に前向きな影響を与える。
膜はアルミニウムベースのフィルムで構成されてもよいかもしれない。ここでのフィルムはアルミニウム合金製のフィルムや少なくとも1つのアルミニウム層から構成されるラミネートでもよいかもしれない。カプセル本体を閉じるカバーも同じフィルム素材で製造されてもよいかもしれない。公知のとおり、アルミニウムは拡散に対するバリア効果において素晴らしい特性を有する。この理由により、このタイプのフィルムはしばしば食品製造において防臭なパッケージとしても使用されている。
カプセル本体は特に便宜的に熱成形部として形成される。熱成形手法の中でパッケージされた中身とカプセルの使用に正確に順応した複層プラスチック層が加工処理されるかもしれない。しかしながら、もちろん、カプセル本体を例えば注入口の鋳形された部分のように形成することもまた容易に想像できることである。
本発明は請求項13記載の特徴を有するカプセルのためのカプセル本体の製造方法にも関する。ここで、カプセルのベース上の開口が、カプセル本体の製造に従い別々の過程のステップで作られると特に有利であることが証明されている。このようにして、求める効果のために極めて重要な開口を正確に配置することが可能となる。ここでカプセルのベースの輪郭に表面の輪郭がほぼ一致した膜が挿入される。既に述べたとおり、ここでベースの輪郭に従った接合ゾーンまたは表面全体にわたって接合がなされる。
カプセル本体部が熱成形手法で製造され、その底部が平坦な表面を形成されることが望ましいという点においても製造過程の最適化が達成される。表面が曲がっているよりも平坦な方が開口を設置しやすい。最後に、ベースの表面が平坦な方が膜もまたより良い適用が可能である。
休止時には閉じているスリットが製造されるといった注入手段によって、開口は素材の除去をすることなく形成される。ここで、ベースは鋭い切り端で貫かれるのが望ましい。しかしながら、開口はもちろん、例えばレーザービームで焼くなどにより打ち破られてもよい。
膜は例えば封止ワックスなどによって適宜に封止される層を備え、熱封止によってベースに好適に接合されている。しかしながら、接合剤で接合、溶接、純粋に機械プレスするなどの方法によることもまた想像できることである。
最後に、本発明は先に述べたような物質の満たされたカプセルとカプセルを受け止めるカプセルホルダーを有する飲料準備機と、飲料準備機がカプセルのベース上に少なくとも1つ有する貫通装置として飲料を提供するために物質の抽出または除去をするための液体の通り道の配置を備える構成からなるシステムにも関する。それ自体は知られている飲料準備機内で発明に従ったカプセルの使用により、前記飲料準備機の性能はおそらく増進されるであろう。追加の開口がポンプの負荷を低減し、その結果、耐用年数を伸ばすであろう。それにも関わらず、カプセルは完全に防臭で、追加の外部包装を要しない。
少なくとも1つの貫通手段が1つの開口と隣接しているなどの方法により、ベースを貫通する装置に開口やカプセルベース上の開口の配置が採用されている点においてもこのシステムのさらなる利点が達成される。開口の形状に依存して、すばらしい流入率がこのように獲得可能である。
この発明のさらなる利点及び発明固有の特徴は、以下に説明する例示的な実施例と図によって明らかになるであろう。
カプセルの遠隔図を示す。 図1によるカプセルの平面図を示す。 カプセル開口の方向からの図1による空のカプセル本体の平面図を示す。 図3の断面A-Aの平面によるカプセル本体の断面図を示す。 図3の断面B-Bの平面によるカプセル本体の断面図を示す。 膜を挿入したカプセルベースの拡大断面図を示す。 カプセル本体の製造についての図解を示す。 別の例示的なカプセルの実施例の平面図を示す。 さらに別の例示的なカプセルの実施例の平面図を示す。 膜が連続的にベースと接合したカプセルの拡大断面図を示す。
図1によれば、それ自体知られたカプセル1は、実質的に回転対照なカプセル本体2が、側壁3及びベース4を備えた構成から成る。カプセル本体2には全体にわたって等間隔に切頭の錐が形成され、最後の切頭の錐部17は縦の中心軸に対して最も急勾配の切頭錐となっている。ベース4は実質的に平坦に広がり、しかし製造上の理由により、中央部にわずかにくぼんだ湾部25を備えるかもしれない。補強リブ18は側壁3の周囲に、等しい角度で分布するように配置される。周囲のフランジ19は、一方で飲料準備機を封止しつつ、他方でカバー5を固定する。
ベース4の外側周辺は個々のくぼみ14で形成される補強ゾーン13によって結合されている。これらのくぼみは切頭の錐部17を妨げ、ある意味等角度に分布する。
図2において特によくわかるように、スリット形の開口8がベース4上に配置され、完全にベースを貫くが、休止時には素材の弾性によって閉じる。例示的な実施例では、各例とも、90°の角度で4つのスリットを配置している。
より明瞭にするために、図3から5では、物質の満たされたカプセルではなく、また、カバー部5によってカプセル開口が閉じられたものでもなく、空の状態のカプセル本体を優先して示す。図3からわかるように、カプセルベースはその内側を膜9で覆われる。ここで、膜がベースと固定的に接合する接合ゾーン10は破線で示される。ここでは接合ゾーンはベースの周辺をたどり、円形である。
図4は補強ゾーン13または個々のくぼみ14のさらなる詳細を示す。それぞれのくぼみは内壁部15を備え、カプセルの縦の中心軸とほぼ平行に広がりセクションにまたがる。内壁部15は膜9の外側の直径にほぼ一致する共通の円形の外周上に位置する。それぞれのくぼみ14は、追加的にそれぞれをベース4よりわずかに広げる2つの側壁16を有する。このようにして、カプセルベースへの外部からの力の負荷に対する非常に良好なレベルの安定性が得られる。
簡素化した図6は、飲料準備機内でカプセルベース4が貫通手段12によって貫かれている様子を示す。膜9は、円形の接合ゾーン10においてカプセルベース4と固定的に接合している。この膜は、例えばアルミニウムなどのバリア特性を有する防臭のフィルムで構成される。プラスチック素材から成るカプセル本体部2もまた、図には詳細に記載していないが、同タイプの防臭バリア層を有する。接合ゾーンは、膜9の外側直径とほぼ一致する外側直径d1を有する。しかしながら膜9は、カプセルの側壁3と部分的に重なり合う。接合ゾーンの内側直径d2は、膜9がカプセルベース4と固定的に接合していない中央部11を内包する。貫通手段12は、カプセルベースと膜9の内部あるいは中央部の外側の適切な部分も突き通す。暖かく醸成された水は、休止時には閉じている開口8と、貫通手段12によって作られた膜9内の開口を通ってカプセルベース4と膜9の間に流入する。しかしながら、同時に、醸成された水は貫通手段12によって作られるのと同じようなベース4上の開口を通じても流入する。飲料準備機への挿入に先立ち、カプセルによって形成された部屋6は外気との関係において密閉されたままである。
図7は、本発明に従ったカプセルのためのカプセル本体の個別の製造順序を示す。図aによれば、カプセル本体部2は最初に熱成形ツール20内で製造される。製造技術及び素材については、当分野に熟練した人には知られている。例として、ポリプロプレンやポリエチレンを基礎としたかなりの数の層を有するフィルムを用いることが可能である。
bによって完成したカプセル本体2は貫通ツール21によりベース上に開口が設けられる。
cによれば、膜9がここでカプセル本体の内側に設置される。
dによれば、膜9は上記で述べたような方法で熱封止ツール22を用いてカプセル本体部2のベースに固定的に接合される。最初に完全に平坦であったカプセル本体部のベースは、熱封止過程の結果内側に沿ってわずかにくぼんだ湾型になるかもしれない。
eによれば、カプセル本体は、注入ステーション23より、例えばコーヒー粉などの物質7で満たされる。
最後にfによれば、カプセル本体2は、閉鎖ツール24によって、カバー5によって閉鎖される。特に、ステップd過程は、時間的にステップe及びf過程とかなり離れて行うことができる。あらかじめ準備されたカプセル本体部2は、例えばdステップ過程に従い、注入ステーションに送られるまでの間、このままの状態で重ねて蓄えられることができる。
図8によれば、別の例示的な実施例として、開口8はベース4を貫通する合計8つの円形の穴から成る。
図9のカプセルは図2のカプセルと、開口をなす4つのスリット8が、比較的外部ほぼくぼみ部14に近い部分に配置される点で異なる。この形状の配置では、開口が接合ゾーンすなわち膜9がカプセルのベース4に固定的に接合されている場所に位置する。これは膜がベースと円形の接合ゾーンのみで接合しているか、表面全体にわたって接合しているかとは関係がない。
図10は、膜9がベース4の表面全体にわたって接合する例示的な実施例を示す。スリット形状の開口8はここでも図9に見られるのと同じようにかなり外側に広がっている。貫通手段12及び12’もまたベース4の外側周辺部分において、ベース4を貫通する。図の貫通手段12は、開口が配置されていない地域でベースを貫いている。この段階では流入量の増加は見られない。対照的に、貫通手段12’はベース4上の、開口8も配置された場所を貫く。 ここで、スリット8は流入割合の増加をもたらし、それは一方で開口の断面が拡大されたことによるもので、他方で、ベースの壁の回復機能の低下によるものでもある。

Claims (19)

  1. プラスチック素材からなるカプセル本体(2)を有するカプセル(1)であって、前記カプセル本体(2)は、側壁(3)及びそれと一体的に形成されたベース(4)を有し、前記カプセル(1)は、飲料の準備のための物質(7)を含む密閉空間(6)を形成するために前記カプセル本体を覆うカバー(5)をさらに有し、前記カプセル本体(2)は、前記ベース(4)において、液体がカプセルを通過することを可能とする少なくとも1つの開口(8)を有し、カプセル本体(2)及びカバー(5)は、酸素及び香料の透過に対するバリア特性を有し、前記開口(8)に対して前記密閉空間を覆う膜が前記ベース(4)の内側に配置され、、前記膜は、固定的に前記ベース(4)と接合され、前記ベース(4)と同様のバリア特性を有する、カプセル(1)。
  2. 前記膜は、前記ベースの外周をたどる接合ゾーン(10)に沿って接合され、前記接合ゾーンは前記ベース(4)の中央部を囲み、前記中央部では前記膜(9)が前記ベースに接合されていないことを特徴とする、請求項1に記載のカプセル。
  3. 開口(8)は、前記ベース(4)の中央領域(11)内に少なくとも部分的に配置され、前記中央領域では前記膜(9)が前記ベースに接合されていないことを特徴とする、請求項2記載のカプセル。
  4. 前記カプセル(1)は回転対称であり、前記接合ゾーン(10)が環状に延在することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載のカプセル。
  5. 前記膜は、その表面全体が前記ベース(4)に接合されることを特徴とする、請求項1に記載のカプセル。
  6. 前記膜(9)は、熱封止によって前記ベースに接合されていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載のカプセル。
  7. 前記開口(8)は、無圧力の状態では閉じており、水圧、空気圧、及び機械圧力にさらされた際に開くことが可能なスリットであることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載のカプセル。
  8. 前記ベース(4)に複数の開口(8)、好ましくは少なくとも3つの開口(8)が配置されていることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載のカプセル。
  9. 前記ベース(4)は、飲料準備機内の空間に至る液体通路用の貫通手段によって貫通可能であり、前記ベースは、その外周において、複数のくぼみ部(14)により形成される補強ゾーン(13)に隣接することを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載のカプセル。
  10. 前記くぼみ部(14)は内壁部を有し、複数の前記内壁部は共通の円周上に位置し、当該円周の直径が薄膜(9)の直径とほぼ一致することを特徴とする、請求項9に記載のカプセル。
  11. 前記膜(9)は、アルミニウムベースのフィルムからなることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載のカプセル。
  12. 前記カプセル本体(2)が熱成形部であることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれかに記載のカプセル。
  13. 特に請求項1ないし12のいずれかに記載のカプセル(1)のためのカプセル本体(2)の製造方法であって、
    −少なくとも1つのバリア層を有するプラスティック素材からなるカプセル本体(2)であって、側壁(3)及びそれと一体的に形成されたベース(4)を有するカプセル本体(2)を提供する工程と、
    −前記ベースに少なくとも1つの開口(8)を設ける工程と、
    −バリア特性を有し、表面の形状がベース(4)の形状にほぼ一致する膜(9)を提供する工程と、
    −膜(9)を前記カプセル本体(2)に導入し、前記ベースの外周をたどる接合ゾーン(10)に沿うように、または、前記膜の表面全体にわたって、前記膜を前記ベース(4)の内側に接合する工程とを備えた、カプセル本体の製造方法。
  14. カプセル本体が熱成形手法で製造され、好ましくは前記ベースは平らな表面として形成されることを特徴とする、請求項13に記載の製造方法。
  15. 休止中には自動的に閉じるスリットを提供する切込みにより、素材を除去することなく開口(8)が形成されることを特徴とする、請求項13ないし14に記載の製造方法。
  16. 薄膜(9)が熱封止によりベース(4)に接合されることを特徴とする、請求項13ないし15のいずれかに記載の製造方法。
  17. 請求項1ないし12のいずれかに記載カプセル(1)であって材料で満たされたカプセルと、カプセルを受け止めるためのカプセルホルダーを備えた飲料準備機と、材料を抽出または溶解して飲料を製造するために前記液体が前記カプセルを通過することを可能とする配置とを備え、前記飲料準備機は、前記カプセルの前記ベース(4)を貫く少なくとも1つの装置を有する、システム。
  18. カプセルのベース(4)内の単数または複数の開口(8)の配置が、少なくとも1つの貫通手段が少なくとも1つの開口と接触するように、前記ベースを貫通する前記装置に適用されていることを特徴とする、請求項17に記載のシステム。
  19. 請求項1ないし12のいずれかに記載のカプセル用のカプセル本体部。
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