JP6062179B2 - センタリング機能付きセンタープレート搭載電磁駆動型流体ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、家庭用洗浄槽の曝気用、養魚用水槽の酸素補給用、泡風呂のエア噴気用、その他応用機器などに利用される、ダイヤフラムを用いた電磁駆動型流体ポンプに関する。さらに詳しくは、ダイヤフラムが、ダイヤフラムを中心部で支持するセンタープレートとともにネジによって振動子に固定される電磁駆動型流体ポンプであって、組み立てる際に、センタープレートとダイヤフラムとが偏心した状態になっても、ネジを締めることによって、センタープレートがセンタリングされながら締め付けられる構造に形成されたセンタリング機能付きセンタープレート搭載電磁駆動型流体ポンプに関する。
ダイヤフラムを用いた電磁駆動型流体ポンプは、磁石が固定された振動子の両端部に、たとえばゴム製のダイヤフラムが固定され、ダイヤフラムの外周囲はフレームおよびポンプケーシングに固定されると共に、振動子の磁石と対向するように電磁石が設けられ、その電磁石の周囲はケーシングによって被覆されている。このダイヤフラムの外側は、ポンプケーシングで流路が形成され、電磁石に印加される交流電源の極性の変化に伴う電磁石の極性変化に合せて振動子が振動することにより、ダイヤフラムが振動し、液体や気体などの流体の吸入および吐出を繰り返し行う。
振動子とダイヤフラムとの固定は、たとえば図10に示されるような構造になっている。すなわち、永久磁石110が固定された振動子102の支持部材103の端部に、取付けネジ部107が固着されている。ゴム部材などからなるダイヤフラム104は、その中心部に貫通孔108が設けられており、その貫通孔108内に嵌合するような突出部が形成された内側センタープレート105と外側センタープレート106とで挟持されている。この内側および外側センタープレート105、106の中心部に設けられた貫通孔109内に、前述の振動子102の取付けネジ部107を挿入し、ワッシャ112を介して外側からナット113で締め付けることにより固定されている(たとえば、特許文献1参照)。この内側センタープレート105および外側センタープレート106は、金属板またはプラスチックからなり、ワッシャ112および支持部材103の端部よりも広い面でダイヤフラム104を挟持して振動子102に固定されており、ダイヤフラム104が、ワッシャ112の周縁部または支持部材103の端部の周縁部に、振動によって直接押し付けられることによるダイヤフラム104の損耗を防いでいる。
また、小型の電磁駆動型流体ポンプには、たとえば図11(a)に示されるような簡略化した構造が用いられている。この構造では、支持部材103の端部114がセンタープレート106と同じような大きさおよび形状に形成されており、また、端部114には、取付けネジ部107に代わって雌ネジ孔115が設けられている。そして、ダイヤフラム104、センタープレート106が順に配されて、ネジ116が、センタープレート106側から雌ネジ孔115にねじ込まれることにより、ダイヤフラム104が、センタープレート106および支持部材103の端部114により挟み付けて固定されている。
特開2003−35266号公報
図11(a)に示される例では、ダイヤフラム104の中心部に突起部117が、センタープレート106の中心部に、突起部117と嵌り合う貫通孔109が、それぞれ設けられており、これらを嵌め合わせることによって、ネジ116をねじ込む作業の途中で、ダイヤフラム104とセンタープレート106とが偏心した状態となることを防ぎ、作業性が低下しないようにしている。
小型のポンプでは、全ての部品が小型化、薄型化し、センタープレートも薄くすることが求められ、センタープレートの厚さが薄くなると貫通孔109の軸方向の長さが短くなり、これに応じて突起部117の高さも低くすることになるため、この両者の嵌合しろが浅くなり、ネジ116のねじ込み作業の途中で嵌合がはずれて、センタープレート106とダイヤフラム104とが偏心した状態となることが起り易くなる。そのような場合は、再度、突起部117と貫通孔109とを嵌合させるために作業性が低下するという問題がある。突起部117と貫通孔109との嵌合が外れないように、ねじ込み作業において何らかの治具を用いることも考えられるが、作業が煩雑になるおそれがある。
一方で、ねじ込み作業中に突起部117と貫通孔109との嵌合が外れてセンタープレート106とダイヤフラム104とが偏心状態となっても、作業者が気付かないことも考えられ、そのような場合は、図11(b)に示されるように、センタープレート106が偏心した状態のまま組み付けられてしまう。このように偏心した状態でセンタープレート106が支持部材103に固定されると、ダイヤフラム104の本来の振動動作が得られないこととなり、ポンプの性能の低下や、ダイヤフラムの早期劣化によるポンプの耐久性の低下を招くという問題がある。特に小型ポンプでは、プラスチック製などの薄いセンタープレートを用いるため、偏心していることにより、ねじ込みによって偏った荷重を受けると、センタープレートが破損するという問題もある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、センタープレートを使用してダイヤフラムを固定する場合に、センタープレートがダイヤフラムに対して偏心した位置にずれても、ネジを締めることによって同心位置になるように調整される、センタリング機能付きセンタープレート搭載電磁駆動型流体ポンプを提供することを目的とする。
本発明のセンタリング機能付きセンタープレート搭載電磁駆動型流体ポンプは、支持部に永久磁石が固定されると共に、該支持部の中心部に軸芯を有する振動子と、該振動子の少なくとも一端側に設けられる円盤状のダイヤフラムと、前記永久磁石と対向するように設けられる電磁石と、前記ダイヤフラムを前記振動子に固定するネジ部材と、を含んでいる電磁駆動型流体ポンプであって、前記ダイヤフラムが、前記軸芯の一端側に設けられるストッパ部に当て付けて前記軸芯に挿入されると共に、前記軸芯の軸方向にねじ込まれるネジ部材により固定される構造であり、前記ネジ部材は、該ネジ部材と一体的に形成されたワッシャ部を有し、前記ダイヤフラムは、前記軸芯に挿入されるセンタープレートの中心部に設けられる貫通孔と嵌め合うように形成された外形が円形状の突起部を有し、前記センタープレートは前記ダイヤフラムの前記突起部の周囲と前記ワッシャ部との間に介在しており、かつ、前記ダイヤフラムと反対側の面の前記貫通孔の外周側に前記貫通孔と同心でリング状に形成されたリブを有しており、該ワッシャ部の大きさが、前記センタープレートが前記ダイヤフラムの前記突起部から外れて最大に偏心した場合に、前記リブの一部を押さえ付けると共に、前記リブの底面の内径とほぼ同じ径になるように形成されている。
ここにネジ部材と一体的に形成されたワッシャ部とは、最初からネジ部材と一体として形成されたワッシャ部、ネジ部材とは別にワッシャとして作製された後にネジ部材と接着されて一体化されたワッシャ部、および、ワッシャとして認識できる部分を備えていなくてもワッシャを兼ね得るほどの大きさに形成されたネジ頭部を含む意味である。
前記リブの中心軸側の壁面が、該リブの根元部から頂部へ向かって該リブの直径が大きくなるように断面形状がテーパ状または湾曲状に形成されていることにより、センタープレートを、確実にダイヤフラムと同心位置に合わせることができる。
前記センタープレートの周縁部が前記ダイヤフラム側と反対側に湾曲した形状に形成されていることにより、ダイヤフラムをセンタープレートの周縁部に押し付ける力が和らげられ、ダイヤフラムの寿命を延ばすことができる。
前記センタープレートが樹脂で形成されることにより、型成形など低コストの方法でセンタープレートを作製できる。
本発明によれば、センタープレートにリング状のリブが設けられると共に、ネジ部材がワッシャ部と一体に形成されているため、ダイヤフラムに対してセンタープレートが偏心した位置にずれていても、ネジ部材をねじ込むと、ワッシャ部がリブを部分的に押し込み、偏心状態を矯正する方向に作用させることができ、ダイヤフラムと同心となるようにセンタープレートを移動させることができる。すなわち、センタープレートとダイヤフラムとがずれていると、ネジ部材をねじ込むことにより、ワッシャ部がリブの頂部を押さえながらネジ部材と共に回転するため、リブの頂部には、下方に押し込む力と共に外方に押し出す力が加えられることになり、センタープレートのずれを修正する方向にセンタープレートが移動する。その結果、センタープレートおよびダイヤフラムをネジ部材で固定するときに、ダイヤフラムの突起部とセンタープレートの貫通孔との嵌合が外れて偏心状態になっていても、そのままネジ部材をねじ込むだけで、特別な治具を使わずに、センタープレートをセンタリングすることができ、ダイヤフラムの突起部とセンタープレートの貫通孔とを再度嵌め合わせることなく、自然にセンタリングして、作業性を向上させることができる。
さらに、センタープレートとダイヤフラムとが偏心した状態で固定されることを防ぐことができるため、ダイヤフラムによる本来の動作が確実に得られることとなり、ポンプの性能の低下を防ぐことができるとともに、ダイヤフラムの早期劣化を防いでポンプの耐久性の低下を防ぐことができ、さらに、薄いセンタープレートであっても、ねじ込みの作業において偏った荷重が掛けられることによる破損を防ぐことができる。
本発明の電磁駆動型流体ポンプの一実施形態の断面説明図である。 図1の実施形態のセンタープレートと振動子との取付け部分の断面説明図である。 本発明のダイヤフラムの説明図である。 本発明のセンタープレートの説明図である。 本発明のセンタープレートのセンタリング動作の初期状態を説明する図である。 図5に示すセンタープレートのリブの断面を拡大した説明図である。 本発明のセンタープレートのセンタリング動作の途中の状態を説明する図である。 図7に示すセンタープレートのリブの断面を拡大した説明図である。 図1に示す電磁振動型流体ポンプの電磁石と永久磁石の部分の模式説明図である。 従来の電磁駆動型流体ポンプの振動子とセンタープレートとの取付け部分の一例を示す断面説明図である。 従来の電磁駆動型流体ポンプの振動子とセンタープレートとの取り付け部分の他の例を示す断面説明図である。
つぎに、本発明のセンタリング機能付きセンタープレート搭載電磁振動型流体ポンプについて、図面を参照しながら説明する。図1および図2に示されるように、本発明によるセンタリング機能付きセンタープレート搭載電磁振動型流体ポンプ1は、支持部3に永久磁石11が固定されると共に、この支持部3の中心部に軸芯21を有する振動子2と、この振動子2の両端にそれぞれ設けられる円盤状のダイヤフラム4と、永久磁石11と対向するように設けられる電磁石12とを含んでおり、ダイヤフラム4が、軸芯21の両端側に設けられるストッパ部22に当て付けて軸芯21に挿入されると共に、この軸芯21に挿入されるセンタープレート6を介して軸芯21の軸方向にねじ込まれるネジ部材9により固定される構造になっている。本発明では、ダイヤフラム4は、このダイヤフラム4のセンタープレート6側に、このセンタープレート6の中心部に設けられる貫通孔7と嵌め合うように形成された外形が円形状の突起部5を有し、センタープレート6は、貫通孔7の外周側で、ダイヤフラム4と反対側の面に貫通孔7と同心でリング状に形成されたリブ8を有し、ネジ部材9は、このネジ部材9と一体的に形成されたワッシャ部10を有し、このワッシャ部10の大きさが、センタープレート6がダイヤフラム4の突起部5から外れて最大に偏心した場合に、リブ8の一部を押さえ付けると共に、このリブ8の底面の内径とほぼ同じ径になるように形成されている。
振動子2は、図1および図2に示されるように、長方形の枠状に形成され、枠内に2つの永久磁石11が両短辺に近接して固定された支持部3、この支持部3の両短辺の中央部の間を永久磁石11が固定された部分を除いて貫くと共に、それぞれの短辺から外側に延びるように設けられた円柱状の軸芯21、および、この軸芯21の両端部に形成された軸芯21と同心の円盤状のストッパ部22から構成されている。
ストッパ部22の軸芯21と反対側の面には、ネジ部材9と螺合する雌ネジ穴23がストッパ部22の中心部に設けられており、この雌ネジ穴23の周囲に、後述するダイヤフラム4の貫通孔41と嵌合する円筒状の***部24、この***部24の周囲に、後述するダイヤフラム4のリング状凸部42および2つの丸棒状突出部43とそれぞれ嵌合するリング状凹部25および2つの丸穴部26を備えている。支持部3、軸芯21、およびストッパ部22は、非磁性材料で形成されていることが好ましく、例えば、PA(ポリアミド)やPBT(ポリブチレンテレフタレート)などのプラスチック材料で形成することができる。
ダイヤフラム4は、図3(a)にセンタープレート6側の面が、図3(b)に振動子2側の面が、それぞれ示されるように、円形状の外形に形成され、中心部にストッパ部22の***部24が挿通される貫通孔41、および、その周囲のセンタープレート6側の面に、センタープレート6の貫通孔7と嵌合する平面形状が円形の突起部5が設けられており、振動子2側の面の貫通孔41の周囲には、ストッパ部22のリング状凹部に嵌合するリング状凸部42、およびストッパ部22の2つの丸穴部26に挿入され、ストッパ部22との回転方向の位置ずれを防止する2つの丸棒状突出部43を備え、周縁部には、ケーシング15(図1参照)に固定されるフランジ部44を備えている。ダイヤフラム4の材料は、振動子2の往復動作に応じて、流体が収容された室の容積を変化させることができ、後述するポンプ動作を実現できる柔軟性、およびケーシング15との界面におけるシール性を備えていれば特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンプロピレンゴム(EPDM)やフッ素ゴムなどで作製することができる。
センタープレート6は、図4(a)にダイヤフラム4側の反対側の面が、図4(b)に周縁部の拡大した断面が、それぞれ示されるように、円形状の外形をなし、外形と同心でダイヤフラム4の突起部5と嵌合する貫通孔7が設けられ、ダイヤフラム4側の反対側の面に貫通孔7と同心のリング状に突出したリブ8が、貫通孔7の外周側に形成されている。センタープレート6の周縁部61は、ダイヤフラム4側の反対側に湾曲させた形状に形成されており、湾曲させた部分の先端部62が、リブ8とほぼ同じ高さになるように形成されている。リング形状のリブ8は、底部から頂部に向かってリングの内径が大きくなるように壁面81の断面形状がテーパ状に形成されており、また、頂部のコーナー部82は、内径側、外径側ともに丸みを帯びた形状に形成されている。また、本実施形態では、リブ8は、センタープレート6とダイヤフラム4とが最大に偏心したときに、リブ8の中でダイヤフラム4の中心に最も近接している部分が、ダイヤフラム4の突起部5の周縁部51(図3参照)と、径方向においてほぼ同じ位置となるような大きさで形成されており、さらに、センタープレート6は、リブ8の外径とほぼ同じ位置から外周端までの領域が、前述の湾曲させた形状に形成されている。リブ8の壁面81の断面形状は、テーパ状の形状に限定されるものではなく、たとえば湾曲状に形成されていてもよい。センタープレート6の材料は、ネジ部材9による締め付け荷重に耐えることができ、振動するダイヤフラム4の中央部を安定して保持できる程度の耐荷重性および剛性を備えていれば特に限定されるものではなく、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)などのプラスチック材料の他、金属材料で形成することもできる。
ネジ部材9は、図2に示されるように、頭部91および軸部92からなるネジ部材本体とワッシャ部10とで構成されている。ワッシャ部10は、センタープレート6の貫通孔7がダイヤフラム4の突起部5から外れ、センタープレート6とダイヤフラム4とが、最大限偏心したときに、センタープレート6のリブ8の頂部の少なくとも一部を押さえ付けることができる大きさ、すなわち、ワッシャ部10の半径と軸部92の半径の差が、センタープレート6の貫通孔7の半径とリブ8の頂部の内半径の差よりも大きくなるような大きさであって、リブ8の底部の内径とほぼ同じ大きさに形成されており、このワッシャ部10は、ネジ部材本体と一体的に形成されている。そのため、ネジ部材9が、ねじ込まれることにより軸芯21とほぼ平行に動くと、ワッシャ部10は、軸芯21とほぼ垂直な面を保ったまま移動する。これにより、つぎに詳述するセンタープレート6のセンタリング作用が得られる。ネジ部材本体とワッシャ部10とは、最初から一体として形成されても、先にワッシャ部およびネジ部材本体が個別に作製され、その後に固着されて一体化されてもよく、さらには、ワッシャとして認識できる部分を備える代わりにワッシャを兼ね得るほどの大きさのネジ頭部91を備えていてもよい。
つぎに、本実施形態のセンタープレートのセンタリング動作について説明する。センタープレート6の貫通孔7とダイヤフラム4の突起部5の嵌合が外れて、センタープレート6がダイヤフラム4に対して、すなわちネジ部材9に対して、大きく偏心した状態でネジ部材9をねじ込んでいくと、図5(a)にワッシャ部10側の面が、図5(b)にその断面がそれぞれ示されるように、センタープレート6の一部がダイヤフラム4の突起部5の上に乗り、その一方で、ワッシャ部10がリブ8の一部を押さえ付けるような大きさに形成されているために、ワッシャ部10の周縁部の一部が、リブ8の頂部の一部である接触部分83を押す状態となる。さらにネジ部材9を時計回り方向にねじ込むと、図6に示されるように、接触部分83に、ネジ部材9のねじ込み方向に向かう矢印P1で示される力と、ワッシャ部10が接触部83を押さえながら回転することにより生じる、センタープレート6の外方に向かう矢印P2で示される力とが働くことになる。矢印P1で示される力が、センタープレート6を、接触部分83の位置でダイヤフラム4に押し付け、その一方で、矢印P2で示される力が、リブ8の頂部である接触部分83をセンタープレート6の外方向に向かって押すため、センタープレート6は、図5(b)において反時計回りに回転する方向の力を受けることとなり、図7に示されるように、センタープレート6の接触部分83と反対側の部分が持ち上げられた状態となる。
さらにネジ部材9をねじ込むと、図8に示されるように、ねじ込み方向に向かう矢印P1で示される力は、センタープレート6の外方に向かう矢印P3で示される分力と、その垂直方向の矢印P4で示される分力となって作用する。この結果、前述のP2で示される力と矢印P3で示される力によって、ワッシャ部10と接しているリブ8の頂部がワッシャ部10の周端部よりも外側に位置するまで、すなわち、ワッシャ部10全体がリブ8のリング形の内側に収まるようになるまで、センタープレート6が外周方向に動かされ、さらに、内径がワッシャ部10とほぼ同径に形成されたリブ8の底部にワッシャ部10が収まるように、リブ8の壁面81にガイドされることによって、センタープレート6が、ダイヤフラム4と同心位置にセンタリングされる。
センタープレート6が、ダイヤフラム4に対して、ワッシャ部10がリブ8の頂部を押さえ付けるほど大きく偏心しておらず、ワッシャ部10の周端部がリブ8の壁面81と当接する程度に偏心しているときは、前述の矢印P1〜P4で示される力が生じる過程を経ることなく、リブ8の底部にワッシャ部10が収まるように、リブ8の壁面81にガイドされることによって、センタープレート6が、ダイヤフラム4と同心位置にセンタリングされる。
本実施形態では、軸芯21の両端にストッパ部22が設けられ、振動子2の両端にダイヤフラム4およびセンタープレート6が設けられているが、軸芯21の一端側だけにストッパ部が設けられ、ダイヤフラムおよびセンタープレートが、ストッパ部が設けられた側だけに設けられて構成されることもできる。
永久磁石11および電磁石12は、従来技術と同様の構造で構成されている。永久磁石11は、図9に示されるように、平板状に形成され、振動子2の支持部3に固定されている。図9に示される実施形態では、左側の永久磁石11は、電磁石12aに対向する側がN極、電磁石12bに対向する側がS極に、右側の永久磁石11は、電磁石12aに対向する側がS極、電磁石12bに対向する側がN極に着磁されているが、それぞれ逆の極性に着磁されていても構わない。なお永久磁石11は、フェライト磁石または稀土類磁石などを用いることができる。
電磁石12は、図9に示されるように、1対の電磁石12a、12bが、永久磁石11を挟んで配設されており、電磁石12a、12bは、E型の電磁石コア13、および電磁石コア13に巻回された電磁コイル14で構成されている。電磁石12a、12bに交流電流を流すと、一方の電磁石(例えば電磁石12a)は、中央部がN極、その両側がS極となり、他方の電磁石(例えば電磁石12b)は、中央部がS極、その両側がN極となり、これらN極およびS極の変換が繰り返し行なわれる。これによって、振動子2の支持部3に固定された永久磁石11との間で、磁気的作用による吸引、反発力が反復して生じ、振動子2を軸方向に往復運動させ、これによりダイヤフラム4を振動させる。
本実施形態の電磁駆動型流体ポンプ1のポンプ動作は、従来の構造と同じであり、図1に示されるように、ケーシング15が、隔壁によりダイヤフラム4側の圧縮室16aと、吸入室16bと、吐出室16cとに分割されており、圧縮室16aと吸入室16bとの間には吸入弁17が設けられ、ダイヤフラム4の振動により、圧縮室16aの容積が大きくなって圧力が下がると吸入弁17が開いて吸入室16bから流体が流れ込み、圧縮室16aの容積が小さくなって圧力が上がると、吸入弁17が閉になるように構成されている。一方、圧縮室16aと吐出室16cとの間には、吐出弁18が設けられており、ダイヤフラム4の振動により、圧縮室16aの容積が小さくなり、圧力が上がると、この吐出弁18が開になり、圧縮室16aの空気などの流体が、吐出室16cに吐出されるようになっている。
1 電磁駆動型流体ポンプ
2 振動子
21 軸芯
22 ストッパ部
23 雌ネジ穴
3 支持部
4 ダイヤフラム
5 ダイヤフラムの突起部
6 センタープレート
7 センタープレートの貫通孔
8 リブ
9 ネジ部材
10 ワッシャ部
11 永久磁石
12 電磁石

Claims (4)

  1. 支持部に永久磁石が固定されると共に、該支持部の中心部に軸芯を有する振動子と、該振動子の少なくとも一端側に設けられる円盤状のダイヤフラムと、前記永久磁石と対向するように設けられる電磁石と、前記ダイヤフラムを前記振動子に固定するネジ部材と、を含んでいる電磁駆動型流体ポンプであって、
    前記ダイヤフラムが、前記軸芯の一端側に設けられるストッパ部に当て付けて前記軸芯に挿入されると共に、前記軸芯の軸方向にねじ込まれる前記ネジ部材により固定される構造であり、前記ネジ部材は、該ネジ部材と一体的に形成されたワッシャ部を有し、前記ダイヤフラムは、前記軸芯に挿入されるセンタープレートの中心部に設けられる貫通孔と嵌め合うように形成された外形が円形状の突起部を有し、前記センタープレートは前記ダイヤフラムの前記突起部の周囲と前記ワッシャ部との間に介在しており、かつ、前記ダイヤフラムと反対側の面の前記貫通孔の外周側に前記貫通孔と同心でリング状に形成されたリブを有しており、該ワッシャ部の大きさが、前記センタープレートが前記ダイヤフラムの前記突起部から外れて最大に偏心した場合に、前記リブの一部を押さえ付けると共に、前記リブの底面の内径とほぼ同じ径になるように形成されてなるセンタリング機能付きセンタープレート搭載電磁駆動型流体ポンプ。
  2. 前記リブの中心軸側の壁面が、該リブの根元部から頂部へ向かって該リブの直径が大きくなるように断面形状がテーパ状または湾曲状に形成されてなる請求項1に記載のセンタリング機能付きセンタープレート搭載電磁駆動型流体ポンプ。
  3. 前記センタープレートの周縁部が前記ダイヤフラム側と反対側に湾曲した形状に形成されている請求項1または請求項2に記載のセンタリング機能付きセンタープレート搭載電磁駆動型流体ポンプ。
  4. 前記センタープレートが樹脂で形成されてなる請求項1〜3のいずれか1項に記載のセンタリング機能付きセンタープレート搭載電磁駆動型流体ポンプ。
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