JP6046133B2 - 筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は筆記具に関する。
万年筆やマーキングペンといったインクタンクを有する筆記具が知られている。例えば、特開2007−176110号公報に記載の筆記具は、ペン芯と、インクを収容するインクタンクと、インクタンクからペン芯へインクを誘導するコアと、をそれぞれ1つずつ備える。
ところで、筆記具によって描かれる文字や線は、単一の色とは限られず、複数の色で書き分けることも多い。しかしながら、特許文献1に記載の筆記具には、インクタンク等が1つしか設けられない。このため、異なる色で書き分ける都度、筆記具の持ち替え、あるいはインクタンクの交換が必要となる。このように、文字や線を異なる色で書き分けようとする場合には、書き手には煩わしい作業が発生してしまう。
本発明は、斯かる実情に鑑み、筆記具を提供しようとするものである。
上記課題を解決する筆記具は、インクを収容するインクタンクと、前記インクタンクから出た前記インクを保持するペン先を有するペン先機構と、前記インクタンクと前記ペン先機構とをつなぐ前記インクの流通経路に設けられ、前記インクタンクから出たインクを前記ペン先へ供給するインク誘導機構と、前記インク誘導機構を収容するインク誘導筐体と、前記インク誘導機構の周囲であって、かつ前記インク誘導筐体の内面に接するように設けられ前記インクの流通経路における前記インクの流量を調節するレギュレータ機構と、を備え、前記インクタンクは、第1インクを収容する第1インクタンクと、前記第1インクと異なる第2インクを収容する第2インクタンクとを有し、前記ペン先機構は、前記第1インクが供給される第1ペン先と、前記第2インクが供給される第2ペン先と、前記第1ペン先及び前記第2ペン先を並列状態で保持するペン先保持機構と、を有し、前記インク誘導機構は、前記インクの流通経路に設けられ前記第1インクタンクから出た前記第1インクを前記第1ペン先へ誘導する第1誘導芯と、前記インクの流通経路に設けられ前記第2インクタンクから出た前記第2インクを前記第2ペン先へ誘導する第2誘導芯と、を有し、前記レギュレータ機構は、前記第1誘導芯及び前記第2誘導芯の周囲にそれぞれ設定された第1、第2レギュレータ流路と、前記第1レギュレータ流路及び前記第2レギュレータ流路を仕切るように配され、前記第1、第2レギュレータ流路における前記第1、第2インクの混合を防ぐ流路仕切り部材とを有し、前記第1レギュレータ流路は、前記第1インクの一時溜め空間であるとともにエアが流通可能な空間であり、前記第2レギュレータ流路は、前記第2インクの一時溜め空間であるとともにエアが流通可能な空間であることを特徴とする。
前記インクタンクは、円筒状の大径筒と、前記大径筒よりも径が小さく前記大径筒の内側に配された円筒状の小径筒とからなる二重管構造を有し、前記第1インクタンクは前記小径筒の内側に形成され、前記第2インクタンクは前記小径筒及び前記大径筒の間に形成されることが好ましい。また、前記円筒状の小径筒は、前記大径筒の内側に同軸状に配されたことが好ましい。
前記第2インクタンクの前記インク誘導機構側の端部は、前記第1インクタンクの前記インク誘導機構側の端部よりも前記インク誘導機構側に向かって突出するが好ましい。また、前記第2インクタンクと前記第2誘導芯とを連通する第2インク連通孔は、前記第1インクタンクと前記第1誘導芯とを連通する第1インク連通孔よりも、前記ペン先機構側に位置することが好ましい。
前記インク誘導機構の前記インクタンク機構側の端部は、前記小径筒の内側に挿入されることが好ましい。また、前記小径筒と前記大径筒とが分離形成されたことが好ましい。あるいは、前記小径筒と前記大径筒とを連結する筒連結部材を有していてもよい。
前記第1インクタンクのうち前記ペン先機構と反対側の端部は、前記第2インクタンクのうち前記ペン先機構と反対側の端部よりも、前記ペン先機構から遠いことが好ましい。また、前記インクタンクは、前記インク誘導機構へ向けて前記インクタンク内のインクをガイドするインクガイド機構を有することが好ましい。
前記インクガイド機構は、前記小径筒の外周面に形成され前記インク誘導機構に向かって延びた小径筒外溝と、前記大径筒の内周面に形成され前記インク誘導機構に向かって延びた大径筒内溝とのうち少なくとも一方であることが好ましい。
前記第1誘導芯は、前記インク誘導機構のうち前記小径筒に挿入されている部位を介して、前記第1インクタンクと連通することが好ましい。
前記第2誘導芯の後端面が開放する後端面開放空間を有し、前記後端面開放空間は前記第2インクタンクと連通することが好ましい。
前記第2誘導芯は、前記インク誘導機構の側部孔を介して、前記第2インクタンクと連通することが好ましい。
前記第1レギュレータ流路と前記第1インクタンクとの間では、前記インク誘導機構のうち前記小径筒に挿入された部位に形成された第1通気孔を介してエアが流通可能であることが好ましい。また、前記第2レギュレータ流路と前記第2インクタンクとの間では、前記インク誘導機構を介さずに、前記レギュレータ機構に形成された第2通気孔を介してエアが流通可能であることが好ましい。さらに、前記第2レギュレータ流路と前記第2インクタンクとの間では、前記インク誘導機構を介さずに、前記インク誘導機構に形成された第2通気孔を介してエアが流通可能であることが好ましい。
前記インク誘導機構は、並列状態にかつ独立して形成された第1、第2誘導芯収容孔に前記第1誘導芯及び前記第2誘導芯を収容する誘導芯収容部を有し、前記第1、第2レギュレータ流路は前記誘導芯収容部の外側に形成され、前記流路仕切り部材は前記誘導芯収容部の外側から前記外側筐体の内側まで延びることで前記第1、第2レギュレータ流路を遮断することが好ましい。
前記インク誘導機構は、前記第1誘導芯収容孔に挿入された前記第1誘導芯の側面を前記第1レギュレータ流路に露呈するための第1露呈口と、前記第2誘導芯収容孔に挿入された前記第2誘導芯の側面を前記第2レギュレータ流路に露呈するための第2露呈口とを有することが好ましい。
前記インク誘導機構は、並列状態にかつ独立して形成された第1、第2誘導芯収容孔に前記第1誘導芯及び前記第2誘導芯を収容する誘導芯収容部を有し、前記第1誘導芯は、熱融着によって前記誘導芯収容部に係止されたことが好ましい。
前記第1誘導芯の前記ペン先機構と反対側の端部は、前記誘導芯収容部から前記ペン先機構と反対側へ位置することが好ましい。
前記ペン先保持機構は、前記第1ペン先の基部を保持する第1ペン先保持機構と、前記第2ペン先の基部を保持する第2ペン先保持機構と、前記第1ペン先の先端部及び前記第2ペン先の先端部の間に配されたペン先仕切り機構と、を有することが好ましい。また、前記ペン先仕切機構は、前記第1ペン先及び前記第2ペン先に対して面一又は後退する面一後退部と、前記第1ペン先及び前記第2ペン先に対して突出する突出部と、を有することを有することが好ましい。さらに、前記面一後退部は、前記ペン先仕切り機構の前方部に形成されたことが好ましい。加えて、前記突出部は、前記ペン先仕切機構の側方部に形成されたことが好ましい。
前記第1ペン先または前記第2ペン先の先端の少なくとも一方は、前記第1ペン先及び前記第2ペン先が接触する程度に撓むことが好ましい。
また、筆記具の製造方法は、第1インクを収容する第1インクタンクと、第2インクを収容する第2インクタンクと、前記第1インクタンクに収容された前記第1インクが供給される第1ペン先と、前記第2インクタンクに収容された前記第2インクが供給される第2ペン先と、を有する筆記具の製造方法において、前記第2インクが収納空間に収容された収容手段を用い、前記収容空間へ前記第1インクタンクを挿入することにより、前記第1インクタンクと前記収容手段との間に前記第2インクタンクを形成する第2インクタンク形成ステップを有することを特徴とする。
前記第2インクタンク形成ステップの前に行われ、前記収容空間に前記第2インクを供給する第2インク供給ステップを有することが好ましい。また、前記第2インク供給ステップの前に行われ、前記第1タンクへ前記第1インクを供給する第1インク供給ステップを有することが好ましい。さらに、前記第2インク供給ステップの前に行われ、前記第1インクが供給された前記第1インクタンクを密閉する第1エアタイトステップを有することが好ましい。加えて、前記第2インクが供給された前記第2インクタンクを密閉する第2エアタイトステップを有することが好ましい。
本発明の筆記具によれば、文字や線を異なる色で書き分けることが容易となる。
第1の筆記具の概要を示す断面図である。 第1の筆記具の概要を示す分解断面図である。 第1のインクタンク機構のうち第1のインク誘導機構及び第1のレギュレータ機構と嵌合する部分を拡大したIIIA−IIIA線断面図である。 第1のインクタンク機構のうち第1のインク誘導機構及び第1のレギュレータ機構と嵌合する部分を拡大したIIIB−IIIB線断面図である。 第1のインク誘導機構及び第1のレギュレータ機構の概要を示す側面図である。 第1のインク誘導機構及び第1のレギュレータ機構の概要を示す断面図である。 第1のインク誘導機構及び第1のレギュレータ機構の概要を示す分解断面図である。 第1の誘導芯保持軸の後端部及び第1のレギュレータ機構の概要を示す断面図である。 第1の誘導芯保持軸のVIII−VIII線断面図である。 第1のペン先機構の概要を示す分解断面図である。 第1のレギュレータ機構のX−X線断面図である。 第1のレギュレータ機構のXI−XI線断面図である。 第1のレギュレータ機構のXII−XII線断面図である。 第1のレギュレータ機構のXIII−XIII線断面図である。 第2の筆記具の概要を示す断面図である。 第2の筆記具の概要を示す分解断面図である。 第2の筆記具を構成する小容器、第2のインク誘導機構、第2のレギュレータ機構の概要を示す分解断面図である。 第2の誘導芯保持軸の後端部が第2のインクタンク機構と嵌合した状態を示す断面図である。 各誘導芯が収容された第2の誘導芯保持軸と第2のインクタンク機構とが嵌合した状態を示す断面図である。 第2の筆記具の製造方法の概要を示すフロー図である。 第3の筆記具の概要を示す断面図である。 第3のインク誘導機構のうち第3のインクタンク機構と嵌合する部分を拡大した断面図である。 第3のインク誘導機構の変形例を示す断面図である。 可撓性を有するペン先を用いて、第1インクと第2インクとの混合インクを紙面に付着する様子を示す断面図である。 ペン先機構の概要を示すXXIV−XXIV線断面図である。 ペン先機構の概要を示すXXV−XXV線断面図である。 ペン先機構の概要を示すXXVI−XXVI線断面図である。 ペン先機構の概要を示すXXVII−XXVII線断面図である。 前端後方形態であって側面突出形態のペン先機構の概要を示す分解斜視図である。 前端後方形態であって側面突出形態のペン先機構の概要を示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1に示すように、筆記具2は、前後方向に長く延びるものであり、円筒状の収容筒10と、収容筒10の前端部に取り付けられるペン先機構20と、収容筒10の後端部に取り付けられる尾栓30と、を有する。収容筒10は、合成樹脂、例えば、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ナイロン、ポリエステルやアクリルから形成される。ペン先機構20は、例えば、POM(アセタール樹脂)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PP、ABS樹脂、PC(ポリカーボネート)、ナイロン、ポリエステルやアクリルから形成される。尾栓30は、収容筒10と同様の材料から形成される。
さらに、筆記具2は、インクを収容するインクタンク機構40と、インクタンク機構40に収容されたインクをペン先機構20へ誘導するインク誘導機構50と、を有する。
インクタンク機構40は、収容筒10の内側の後端側に収容される。インク誘導機構50は、収容筒10の内側において、インクタンク機構40の前方に収容される。インクタンク機構40の前端はインク誘導機構50の後端と接続する。さらに、収容筒10の前端部にペン先機構20を取り付けることによって、ペン先機構20はインク誘導機構50の前端と接続する。こうして、インクタンク機構40から出たインクは、インク誘導機構50を介して、ペン先機構20へ到達する。
加えて、筆記具2は、インク誘導機構50の周りに形成されるレギュレータ機構60を有する。レギュレータ機構60は、インク誘導機構50の周囲に設けられる。レギュレータ機構60は、インク誘導機構50からインクタンク機構40まで延びるレギュレータ流路を有する。レギュレータ流路は、筆記部の外部にあるエアやインクタンク内のインクが流通可能である。このようなレギュレータ流路を形成することにより、インクタンク内の圧力が筆記具の外部よりも高い状態となった場合であっても、インクタンク内のインクがレギュレータ流路に溜まることにより、筆記具の外部とインクタンク内部との圧力バランスが保たれる結果、ペン先機構20からインクが出ずに済む。レギュレータ機構60は、例えば、ABS樹脂から形成される。
また、筆記具2は、ペン先機構20を覆うように収容筒10の前端側に取り付けられるキャップ70を備えていてもよい。
次に、各部の詳細について説明する。
図2に示すように、収容筒10は、大径筒部11と、大径筒部11よりも径の小さい小径筒部12と、大径筒部11及び小径筒部12を連結する筒連結部13と、を有する。大径筒部11は、インク誘導機構50やレギュレータ機構60を収容する誘導機構収容部11Aと、小径筒部12を収容する小径筒収容部11Bと、尾栓30と嵌合する後方筐体11Cとを有する。小径筒部12は、小径筒収容部11Bの内側に配される。小径筒部12は大径筒部11と同軸状となるように配されることが好ましい。そして、小径筒部12の後端側の開口(以下、後端開口と称する)12T、及び小径筒部12の前端側の開口(以下、前端開口と称する)12Hは、それぞれ、大径筒部11の中空部にて開口する。
図1に戻って、インクタンク機構40は、第1インクを収容する第1インクタンク40Aと、第2インクを収容する第2インクタンク40Bとを、有する。第1インクタンク40Aは小径筒部12の内側に形成され、第2インクタンク40Bは小径筒収容部11Bと小径筒部12との間に形成される。第1インクと第2インクとは互いに異なる色である。なお、第1インクと第2インクとは互いに異なる成分(例えば、一方が油性で、他方が水性)であれば、同じ色であってもよい。
図3Aに示すように、筒連結部13は、小径筒部12の前端の外周面から小径筒収容部11Bの内周面に向かって突出する環状の小径突出部13Aと、小径突出部13Aの外周部から前方へ延びる環状の前方突出部13Bと、前方突出部12Bの外周面から大径筒部11の内周面まで延びる環状の連結部13Cと、を有する。このため、筒連結部13の内周部分は、前端側から後端側に向かって、段階的に縮径する。段階的に縮径する筒連結部13の内周部分は、インク誘導機構50(図2参照)の後端部と嵌合可能である。
図2に戻って、尾栓30は、後方筐体11Cの後端と係合する大径係合筒31と、小径筒部12の後端と係合する小径係合筒32と、大径係合筒31及び小径係合筒32を連結する栓本体33と、を有する。大径係合筒31及び小径係合筒32は、それぞれ、栓本体33の前端面から前方へ突出するように設けられる。大径係合筒31は、小径係合筒32を囲むようにして形成される。したがって、大径係合筒31及び小径係合筒32は、二重管構造を形成する。小径係合筒32の前端の外周面には、環状の周溝32Mが形成される。周溝32Mは、小径筒部12の後端側の内周面に形成された凸条12Nと係止可能である。大径係合筒31の前端の外周面には、環状の周溝31Mが形成される。周溝31Mは、小径筒収容部11Bの内周面に形成された凸条11Nと係止可能である。収容筒10の後端に尾栓30を挿入すると、大径係合筒31は大径筒部11の後端側と係合し、小径係合筒32は小径筒部12の後端側と係合する。こうして、尾栓30は、収容筒10の後端側に嵌着される。収容筒10の後端側に嵌着された尾栓30は、第1インクタンク40Aの底部、及び第2インクタンク40Bの底部として機能する。こうして、収容筒10の後端側と、収容筒10の後端側に嵌着された尾栓30によって、気密構造が形成される。そして、この気密構造により、第1インクタンク40A、第2インクタンク40Bの後端部分の気密性が確保される。
インク誘導機構50は、第1インクを誘導するための第1誘導芯50Aと、第2インクを誘導するための第2誘導芯50Bと、第1誘導芯50A及び第2誘導芯50Bを保持する誘導芯保持軸51と、を有する。第1誘導芯50A及び第2誘導芯50Bは、それぞれ後方から前方に向かって延びるように形成される。第1誘導芯50Aは、前後方向に、すなわち自身の長手方向に第1インクを誘導可能な構造を有し、第2誘導芯50Bは、前後方向に、すなわち自身の長手方向に第2インクを誘導可能な構造を有する。第1誘導芯50Aや第2誘導芯50Bは、例えば、繊維集束体(PET、アクリル、ナイロン等)や、焼結体からなる。なお、第1誘導芯50Aは、円柱状、楕円柱状、多角柱状など柱状のものであれば特に限定されない。同様に、第2誘導芯50Bも、円柱状、楕円柱状、多角柱状など柱状体であれば特に限定されない。また、第1誘導芯50Aと第2誘導芯50Bとは異なった形状であってもよい。そして、誘導芯保持軸51は、円柱状、楕円柱状、多角柱状など柱状体であれば特に限定されない。
誘導芯保持軸51は、後方端51Yを有する。後方端51Yの外周面は、筒連結部13の内周部分と嵌合可能な形状となっている。誘導芯保持軸51の後方端51Yと、筒連結部13とによって、気密構造が形成される(図3A参照)。図4〜6に示すように、さらに、誘導芯保持軸51は、後端軸面51Tから前端軸面51Hまで貫通する第1貫通孔51Aと、後端軸面51Tから前端軸面51Hまで貫通する第2貫通孔51Bとを有する。第1貫通孔51Aと第2貫通孔51Bとはほぼ並行となるように設けられる。第1貫通孔51Aの形状は、特に限定されず、第1誘導芯50Aが挿入可能なものであれば特に限定されない。同様に、第2貫通孔51Bの形状は、特に限定されず、第2誘導芯50Bが挿入可能なものであれば特に限定されない。
誘導芯保持軸51は、第1誘導芯50Aの後端面と係合する係止突起55Aを後端軸面51Tに有することが好ましい。係止突起55Aは、後端軸面51Tから後方へ突出する後方突出部55ATと、後方突出部55ATに設けられた後端面係止部55AKとを有する。後端面係止部55AKは、後方突出部55TTから第1貫通孔51Aの開口面と重なる位置まで延びる。第1貫通孔51Aには第1誘導芯50Aが前方から挿入される。第1貫通孔51Aに挿入された第1誘導芯50Aの後端面は、後端面係止部55AKと係止するため、第1貫通孔51Aにおける第1誘導芯50Aの位置が決まる。位置決めされた第1誘導芯50Aの前端は、誘導芯保持軸51の前端軸面51Hよりも前方へ突出することが好ましい。
図7〜8に示すように、誘導芯保持軸51は、自身の長手方向の中途部分に形成される切欠部51Lを有する。切欠部51Lの形成により第2貫通孔51Bの中途部分が誘導芯保持軸51の外部へ露呈する結果、第2貫通孔51Bは、前方に位置する前方孔51BHと、後方に位置する後方孔51BTとに分断される。さらに、誘導芯保持軸51は、後方孔51BTの内壁面から突出する係止突起55Bを有する。図3A,6に示すように、第2貫通孔51Bには第2誘導芯50Bが前方から挿入される。第2貫通孔51Bに挿入された第2誘導芯50Bの後端は、係止突起55Bと係止するため、第2貫通孔51Bにおける第2誘導芯50Bの位置が決まる。さらに、切欠部51Lの形成により、位置決めされた第2誘導芯50Bの後端部、特に第2誘導芯50Bの後端面50BXは、誘導芯保持軸51の外部に開放される。また、位置決めされた第2誘導芯50Bの前端は、誘導芯保持軸51の前端軸面51Hよりも前方へ突出することが好ましい。
さらに、インク誘導機構50は、閉塞栓57Bを有する。閉塞栓57Bは、後方孔51BTに配される。閉塞栓57Bを後方孔51BTへ後方から挿入すると、閉塞栓57Bの前端は係止突起55Bに係止する。この係止突起55Bにより、第2貫通孔51Bにおける閉塞栓57Bの位置が決まる。
位置決めされた第1誘導芯50Aの後端側は、後端軸面51Tから後方へ突出する。このため、誘導芯保持軸51の後端側を小径筒部12(図2参照)の前端開口12Hへ挿入することにより、第1誘導芯50Aの後方端は、第1インクタンク40A内で開放する(図3A参照)。また、閉塞栓57Bは、第2貫通孔51Bの後端側の開口を塞ぐため、誘導芯保持軸51の後端側を小径筒部12(図2参照)の前端開口12Hへ挿入しても、第2誘導芯50Bと第1インクタンク40Aの第1インクとは遮断される(図3A参照)。なお、第2貫通孔51Bの後端開口は、誘導芯保持軸51にて開口せずに閉塞していてもよい。第2貫通孔51Bの後端開口が閉塞している場合には、閉塞栓57Bを省略することができる。
図5〜6に示すように、レギュレータ機構60は、誘導芯保持軸51の後端部の外周面から突出するフランジ構造62を有する。
フランジ構造62は、後端側から前端側に向かって順次連設される、小径フランジ62Sと大径フランジ62Lと、を有する。小径フランジ62Sと大径フランジ62Lとにより、フランジ構造62は筒連結部13と係合可能な形状となっている。そして、誘導芯保持軸51の後端側を小径筒部12の前端側へ挿入することにより、フランジ構造62が筒連結部13に係止される(図3A参照)ため、収容筒10において、インク誘導機構50及びレギュレータ機構60の位置が決まる。そして、フランジ構造62と、フランジ構造62に係合した筒連結部13とによって、気密構造が形成される。
こうして、尾栓30、インク誘導機構50及びレギュレータ機構60によって、小径筒部12の内側には、第1インクが収容される空間(第1インクタンク)40Aが形成される(図1参照)。また、筒連結部13及び尾栓30の大径係合筒31によって、小径筒収容部11Bと小径筒部12との間の空間は、第2インクを収容する閉空間(第2インクタンク)40Bが形成される(図1参照)。
図3B、4に示すように、筒連結部13は、第2インクタンク連通孔13BYを有する。第2インクタンク連通孔13BYは、第2インクタンク40Bと切欠部51Lとを連通するように、前方突出部13Bに形成される。第2インクタンク連通孔13BYの形成により、第2インクタンク40Bと第2誘導芯50Bとが、切欠部51Lを介して、連通する。こうして、第2インクタンク40Bに収容された第2インクは、第2インクタンク連通孔13BYと切欠部51BLとを介して、第2誘導芯50Bの後端面50BXへ到達することができる。
図9に示すように、ペン先機構20は、第1インクを保持するための第1ペン先20Aと、第2インクを保持するための第2ペン先20Bと、第1ペン先20A及び第2ペン先20Bを保持するペン先保持筒23と、ペン先保持筒23を大径筒部11へ連結する軸係止筒24と、を有する。なお、ペン先保持筒23によって保持された第1ペン先20A及び第2ペン先20Bは、互いに並行となるような姿勢であることが好ましい。例えば、第1ペン先20Aは半円柱状に形成され、第2ペン先20Bは半円柱状に形成される。そして、第1ペン先20Aと第2ペン先20Bとは、1つの円柱体を形成するように配されることが好ましい。第1〜2ペン先20A〜20Bは、例えば、繊維集束体(PET、アクリル、ナイロン等)、焼結体やフェルトからなる。
ペン先保持筒23は、保持筒本体23Xと、保持筒本体23Xの中空部に設けられたペン先仕切板23Yとを有する。保持筒本体23Xは、誘導芯保持軸51(図2参照)の前端部を収容する軸収容筒部23XAと、第1ペン先20Aの基部20AB及び第2ペン先20Bの基部20BBを収容するペン先収容筒部23XBと、を有する。ペン先収容筒部23XBと軸収容筒部23XAとは、この順に前方から後方に並ぶともに、互いに連接される。軸収容筒部23XAの内周面は、誘導芯保持軸51(図2参照)の前端部の外周面と嵌合可能な形状となっている。そして、軸収容筒部23XAの内周面と、誘導芯保持軸51(図2参照)の前端部の外周面とにより気密構造が形成される。
ペン先仕切板23Yはペン先収容筒部23XBの軸を含むような姿勢で、ペン先収容筒部23XBの内側に配される。こうして、ペン先収容筒部23XBの内側は、ペン先仕切板23Yにより、第1ペン先保持孔23Aと第2ペン先保持孔23Bとに仕切られる。第1ペン先20Aの基部20ABは第1ペン先保持孔23Aに嵌入され、第1ペン先20Aの先端部20ASはペン先収容筒部23XBの前端開口から突出する。同様に、第2ペン先20Bの基部20BBは第2ペン先保持孔23Bに嵌入され、第2ペン先20Bの先端部20BSはペン先収容筒部23XBの前端開口から突出する。ペン先保持筒23の前端開口からの突出量は、第1ペン先20Aと第2ペン先とともに等しい。なお、ペン先保持筒23の前端側の開口からの突出量は、第1ペン先20Aと第2ペン先とで異なっていてもよい。
ペン先仕切板23Yの後端は、軸収容筒部23XAの内側に位置するとともに、誘導芯保持軸51の前端軸面51Hに形成された係止溝51M(図5参照)と係止可能である。こうして、ペン先保持筒23は、ペン先仕切板23Y及び係止溝51Mの係止により、周方向において係止される。また、ペン先仕切板23Yの前端面23YTは、第1ペン先20Aの先端面20AT及び第2ペン先20Bの先端面20BTよりも後方に位置する(図9参照)。なお、ペン先仕切板23Yの先端は、ペン先保持筒23、すなわち保持筒本体23Xの前端側の開口から突出することが好ましい。
軸係止筒24の外周面は、大径筒部11の前端側の内周面(図2参照)と係止可能な形状となっているため、軸係止筒24は、収容筒10(図1参照)に係止可能である。また、軸係止筒24には、軸係止筒24の外部と内部とを連通する通気孔24Xが形成される。
図2に示すように、ペン先機構20を収容筒10の前端側へ挿入すると、軸係止筒24の外周面と大径筒部11の内周面とが係合するとともに、ペン先仕切板23Yと係止溝51Mとが係合する。この結果、ペン先機構20は、収容筒10に装着されたレギュレータ機構60及び大径筒部11によって係止される。ペン先機構20を収容筒10の前端側へ挿入した状態では、第1ペン先20Aは第1誘導芯50Aに圧接され、第2ペン先20Bは第2誘導芯50Bに圧接する。これにより、第1ペン先20Aと第1誘導芯50Aとの間で第1インクが流通可能になるとともに、第2ペン先20Bと第2誘導芯50Bとの間で第2インクが流通可能になる。
図4、10に示すように、レギュレータ機構60は、さらに、フランジ構造62よりも前方の誘導芯保持軸51に配される閉塞ユニット63と、フランジ構造62及び閉塞ユニット63の間に形成されるレギュレータ流路67と、レギュレータ流路67に配されるレギュレータ鍔68と、レギュレータ流路67を仕切るレギュレータ仕切板69と、を有する。
閉塞ユニット63は、前方閉塞鍔63Hと、後方閉塞鍔63Tとが、前方から後方に向かってこの順に並ぶ。前方閉塞鍔63H及び後方閉塞鍔63Tは、誘導芯保持軸51の外周面から大径筒部11の内周面に向かって延びる。そして、前方閉塞鍔63Hと後方閉塞鍔63Tとのそれぞれ先端は、大径筒部11の前端側に挿入された軸係止筒24の内周面へ到達する。前方閉塞鍔63H及び後方閉塞鍔63Tには、それぞれ切欠部63HL、63TLが形成される。そして、前方閉塞鍔63H及び後方閉塞鍔63Tは、前方閉塞鍔63Hの切欠部63HLと、後方閉塞鍔63Tの切欠部63TLとが重ならないように並ぶ。このため、切欠部63HLから切欠部63TLまでは、液体が通過しにくく、気体のみが通過する。前方閉塞鍔63H及び後方閉塞鍔63Tの形成により、レギュレータ流路67は、通気孔24Xを介して筆記具2の外部と連通する。
レギュレータ流路67は、誘導芯保持軸51の径方向においては、誘導芯保持軸51の外周面から大径筒部11の内周面までの間に形成される環状空間であり、前後方向においてはフランジ構造62から閉塞ユニット63まで延びる。
図5,11に示すように、レギュレータ機構60は、さらに、第1レギュレータ連通孔61XAと、第2レギュレータ連通孔61XBとを有していてもよい。第1レギュレータ連通孔61XAは、誘導芯保持軸51に形成され、第1貫通孔51Aとレギュレータ流路67とを連通する。また、第2レギュレータ連通孔61XBは、誘導芯保持軸51に形成され、第2貫通孔51Bとレギュレータ流路67とを連通する。第1貫通孔51Aに挿入された第1誘導芯50Aの外周面は、第1レギュレータ連通孔61XAから露呈し、第2貫通孔51Bに挿入された第2誘導芯50Bの外周面は、第2レギュレータ連通孔61XBから露呈する。
レギュレータ仕切板69は、前後方向に向かって延び、レギュレータ流路67を2つの流路(第1レギュレータ流路67A及び第2レギュレータ流路67B)に仕切る。第1レギュレータ流路67Aは、第1レギュレータ連通孔61XAと連通する一方、レギュレータ仕切板69により第2レギュレータ連通孔61XBから遮断される。同様に、第2レギュレータ流路67は、第2レギュレータ連通孔61XBと連通する一方、レギュレータ仕切板69により第1レギュレータ連通孔61XAから遮断される。図示するように、レギュレータ仕切板69は、収容筒10の中心を通るように設けられる。このようなレギュレータ仕切板69により、レギュレータ機構60は、半割構造を有する。
レギュレータ鍔68は、第1レギュレータ流路67Aに形成される第1レギュレータ鍔68Aと、第2レギュレータ流路67Bに形成される第2レギュレータ鍔68Bと、を有する。半円状または扇状の第1レギュレータ鍔68Aは、誘導芯保持軸51の外周面から突出するように延び、その先端は、大径筒部11、すなわち誘導機構収容部11Aの内周面に近接する。第1レギュレータ鍔68Aは、径方向に延びる第1スリット68AYを有する。第1スリット68AYは、第1レギュレータ鍔68Aの外周端から誘導芯保持軸51の外周面まで延びる。第1レギュレータ連通孔61XAと第1スリット68AYとは、主として、第1インクの流通路となる。また、第1レギュレータ鍔68Aと大径筒部11との隙間は、主としてエアの流通路となる。
第1レギュレータ鍔68Aと同様に、半円状または扇状の第2レギュレータ鍔68Bは、誘導芯保持軸51の外周面から突出するように延び、その先端は、大径筒部11、すなわち誘導機構収容部11Aの内周面に近接する。第2レギュレータ鍔68Bは、径方向に延びる第2スリット68BYを有する。第2スリット68BYは、第2レギュレータ鍔68Bの外周端から誘導芯保持軸51の外周面まで延びる。第2レギュレータ連通孔61XBと第2スリット68BYとは、主として、第2インクの流通路となる。また、第2レギュレータ鍔68Bと大径筒部11との隙間は、主としてエアの流通路となる。第2レギュレータ鍔68Bのその他の部分についても、第1レギュレータ鍔68Aと同様のため、その詳細の説明は省略する。
なお、第1スリット68AYは、第1レギュレータ連通孔61XAと一直線上となるように形成されることが好ましい。同様に、第2スリット68BYは、第2レギュレータ連通孔61XBと一直線上となるように形成されることが好ましい。
第1レギュレータ鍔68Aの外周部両端には、前後方向に延びる第1係合切欠部68AMが形成される。また、第2レギュレータ鍔68Bの外周部両端には、前後方向に延びる第2係合切欠部68BMが形成される。また、大径筒部11の内周面には、前後方向に延びる位置決めリブが設けられる(図示省略)。誘導芯保持軸51を大径筒部11へ挿入すると、位置決めリブが第1係合切欠部68AMや第2係合切欠部68BMと係合する。こうして、第1係合切欠部68AM、第2係合切欠部68BM、及び位置決めリブによって、大径筒部11へ挿入された誘導芯保持軸51は、周方向において係止される。
図4に示すように、第1レギュレータ鍔68Aは前方から後方にかけて所定の間隔で並ぶ。前後方向にて隣り合う第1レギュレータ鍔68Aの間隔は、前方から後方に向かうにしたがって広くなる。そして、隣り合う第1レギュレータ鍔68Aにおいて、一方の第1レギュレータ鍔68Aに形成された第1スリット68AYと、他方の第1レギュレータ鍔68Aに形成された第1スリット68AYとは、同位相となるように形成される、すなわち前後方向からみたときに重なることが好ましい。第2レギュレータ鍔68Bについても、第1レギュレータ鍔68Aと同様であるため、その詳細の説明は省略する。
このようにして、第1レギュレータ流路67Aは、所定の形状を有し、所定の配置となるように設けられた複数の第1レギュレータ鍔68Aによって形成される。そして、第1レギュレータ流路67Aは、第1インクの一時溜め空間及び第1ペン先20Aから流入したエアの流通空間として機能する。同様にして、第2レギュレータ流路67Bは、所定の形状を有し、所定の配置となるように設けられた複数の第2レギュレータ鍔68Bによって形成される。そして、第2レギュレータ流路67Bは、第2インクの一時溜め空間及び第2ペン先20Bから流入したエアの流通空間として機能する。ここで、インクの一時貯め空間とは、インクタンク内のインクを一時的に溜めることができる空間である。このようなインクの一時貯め空間を設けることにより、インクタンクの内部において圧力変動が起こった場合であっても、筆記具の外部とインクタンクの内部との圧力バランスを保つことができる。
図3A,3Bに示すように、筒連結部13には、筒連結スリット13Xが形成される。筒連結スリット13Xは、第2インクタンク40Bと第2レギュレータ流路67Bとを連通するようにして、連結部13Cに形成される。なお、第2インクタンク連通孔13BYと、筒連結スリット13Xとは一体となって形成されてもよい。また、図3B、12に示すように、フランジ構造62のうち第2レギュレータ流路67Bを形成する部分には、フランジスリット62Xが形成される。フランジスリット62Xと筒連結スリット13Xとによって、第2レギュレータ流路67Bと第2インクタンク40Bとが連通する。
さらに、図3A、12、13に示すように、第1貫通孔51Aを形成する内壁面51ASには、第1インクタンク連通孔61AMが形成される。第1インクタンク連通孔61AMは前後方向に延びる。第1インクタンク連通孔61AMの前端は第1レギュレータ流路67Aに開口する。一方、第1インクタンク連通孔61AMの後端は、誘導芯保持軸51の後端軸面51Tにて開口する。第1インクタンク連通孔61AMにより、第1レギュレータ流路67Aは、第1インクタンク40Aと連通する。なお、第1インクタンク連通孔61AMは、第1貫通孔51Aの内壁面51ASのうち第2貫通孔51Bから遠ざかった部分に設けることが好ましい。
なお、誘導芯保持軸51に、スリット61AZ、61BZを設けてもよい。スリット61AZは、第1インクの一時溜め空間として機能し、スリット61BZは、第2インクの一時溜め空間として機能する。スリット61AZ、61BZは、それぞれ、フランジ構造62と閉塞ユニット63との間にて、前後方向に延びるように形成される。スリット61AZは第1レギュレータ流路67Aに連通し、スリット61BZは第2レギュレータ流路67Bに連通する。スリット61AZは、第1スリット68AYに対し一直線状となるように形成される。同様に、スリット61BZは、第2スリット68BYに対し一直線状となるように形成される。スリット61AZは、誘導芯保持軸51の外周面から第1貫通孔51Aに向かって延びるものの、第1貫通孔51A側の端部は、第1貫通孔51Aの内壁面の手前に位置する。すなわち、スリット61AZは、第1レギュレータ流路67Aと第1貫通孔51Aとを連通しない。同様に、スリット61BZは、誘導芯保持軸51の外周面から第2貫通孔51Bに向かって延びるものの、第2貫通孔51B側の端部は、第2貫通孔51Bの内壁面の手前に位置する。すなわち、スリット61BZは、第2レギュレータ流路68Bと第2貫通孔51Bとを連通しない。
なお、第1レギュレータ鍔68Aの間に形成される溝の深さは、前方から後方に向かうにしたがって漸減させることが好ましい(図3A参照)。このように、溝の深さが漸減する部位としてはインクを溜めておきたい部分に設定することが好ましく、例えば、第1レギュレータ流路67Aのうち第1インクタンク連通孔61AMの開口端近傍、あるいは、第2レギュレータ流路67Bのうちフランジスリット62Xの開口端近傍などがある。
次に、筆記具2の製造方法について説明する。
まず、図2に示すように、収容筒10、ペン先機構20、尾栓30と、インク誘導機構50と、レギュレータ機構60とを用意する。このとき、誘導芯保持軸51において、第1〜2誘導芯50A、50B、閉塞栓57Bは、第1〜2貫通孔51A,52の所定の部位に位置決めされている。また、レギュレータ機構60は、インク誘導機構50の誘導芯保持軸51に形成されている。
ここで、収容筒10の後端部に尾栓30を嵌着する尾栓取り付けステップを行う。尾栓取り付けステップは、収容筒10の後端側と尾栓30とによって気密構造が形成されるまで行われる。尾栓取り付けステップにより、収容筒10には、第1インクタンク40Aと第2インクタンク40Bとが形成される。
次に、第1インクタンク40Aへ第1インクを充てんする第1インク充填ステップと、第2インクタンク40Bへ第2インクを充てんする第2インク充填ステップと、を行う。第1インク充填ステップと第2インク充填ステップとのいずれを先に行ってもよい。
その後、誘導芯保持軸51の後方端51Yを小径筒部12の前端開口へ挿入する挿入ステップを行う。挿入ステップは、誘導芯保持軸51の後方端51Yと、筒連結部13とによって、気密構造が形成されるまで、行われる。
そして、ペン先機構20を大径筒部11の前方開口へ挿入するペン先機構取り付けステップを行う。ペン先機構取り付けステップにより、ペン先機構20は、収容筒10に装着されたレギュレータ機構60及び大径筒部11によって係止される。
次に、筆記具2の使用方法について説明する。
図1に示すように、筆記具2は、第1インクを収容する第1インクタンク40Aと、第2インクを収容する第2インクタンク40Bと、第1ペン先20Aと、第2ペン先20Bと、第1インクタンク40Aから第1ペン先20Aまでをつなぐ第1誘導芯50Aと、第2インクタンク40Bから第2ペン先20Bまでをつなぐ第2誘導芯50Bと、を備える。このため、第1ペン先20Aのみを紙に押し付けることにより、第1ペン先20Aに保持された第1インクのみを紙に付着させることができる。一方、第2ペン先20Bのみを紙に押し付けることにより、第2ペン先20Bに保持された第2インクのみを紙に付着させることができる。このようにして、第1インク、第2インク、すなわち異なる色の書き分けが容易となる。なお、第1ペン先20Aとともに第2ペン先20Bを同時に紙に押し付けることにより、第1ペン先20Aに保持された第1インクとともに第2ペン先20Bに保持された第2インクとともに紙に付着させることができる。
また、インクタンク40は、小径筒部12と小径筒収容部11Bとから形成された二重管構造を有するため、収容筒10に異なる色のインクタンク、すなわち第1インクタンク40Aと第2インクタンク40Bとを形成することができる。ここで、径方向に延びる仕切り部材を用いて収容筒10を2つの空間に仕切った上で、それぞれの空間に異なる色のインクが収容されるインクタンクを複数形成してもよい。しかしながら、径方向に延びる仕切り部を有する収容筒10の構造(半割構造)では、径方向に延びる仕切り部材の存在により、断面形状が正円の収容筒10を形成することが非常に困難である。筆記具2では、収容筒10が二重管構造を有するため、異なる色のインクが収容されるインクタンクを複数形成しつつ、断面形状が正円の収容筒10を形成することができる。
図3A〜3Bに示すように、第2インクタンク40Bの前端部は、第1インクタンク40Aの前端部よりも前方へ突出する。このため、二重管構造のインクタンク機構40とレギュレータ機構60との接続が容易となる。同様に、第2インクタンク40Bと第2誘導芯50Bとを連通する第2インクタンク連通孔13BYは、第1インクタンク40Aと第1誘導芯50Aとを連通する第1インクタンク連通孔61AMよりも先端側、すなわちペン先機構20側に位置するため、二重管構造のインクタンク機構40とレギュレータ機構60との接続が容易となる。さらにまた、誘導芯保持軸51の後端側が小径筒部12の前端側へ挿入されるため、二重管構造のインクタンク機構40とレギュレータ機構60との接続が容易となる。
そして、第1誘導芯50Aの後端は第1インクタンク40A内にて解放されるため、第1インクタンク40Aに収容された第1インクは第1誘導芯50Aへ到達する(矢線97RA)。また、閉塞栓57Bは、第2貫通孔51Bの後端側を塞ぐため、第1インクタンク40Aに収容される第1インクの第2貫通孔51Bへの到達を防ぐ。
さらに、切欠部51BLが誘導芯保持軸51に形成されるとともに、第2インクタンク連通孔13BYが筒連結部13に形成されるため、第2インクタンク40Bに収容された第2インクが第2誘導芯50Bの後端面50BXへ到達することができる(矢線97RB)。
図11に示すように、レギュレータ仕切板69は、レギュレータ流路67を第1レギュレータ流路67Aと第2レギュレータ流路67Bとに仕切るため、レギュレータ流路67において、第1インクと第2インクとが混ざらずに済む。
図3A〜3Bに示すように、フランジ構造62のうち第2レギュレータ流路67Bを形成する部分にフランジスリット62Xが形成されるとともに、筒連結スリット13Xが筒連結部13に形成されるため、第2レギュレータ流路67Bと第2インクタンク40Bとが連通する。この結果、ペン先機構20の通気孔24X(図9参照)から流入したエアは、第2レギュレータ流路67B、フランジスリット62X、筒連結スリット13Xを順に通過して、第2インクタンク40Bへ到達することができる(矢線98RB)。また、第1レギュレータ流路67Aと第1インクタンク40Aとを連通する第1インクタンク連通孔61AMが、第1誘導芯貫通孔51Aの内壁面51AS(図12参照)に形成されたため、ペン先機構20の通気孔24X(図9参照)から流入したエアは、第1レギュレータ流路67A、第1インクタンク連通孔61AMを順に通過して、第1インクタンク40Aへ到達することができる(矢線98RA)。したがって、二重管構造のインクタンク機構40に接続された状態であっても、半割構造のレギュレータ機構60の第1インクに対するレギュレーション機能、及び第2インクに対するレギュレーション機能を、発揮することができる。
また、図9に示すように、第1ペン先20Aと第2ペン先20Bとの間にペン先仕切板23Yを配したため、第1ペン先20A及び第2ペン先20Bのうち一方を用いて文字などを書くときに、他方のインクと混ざらずに済む。
上記実施形態では、収容筒10の中心を通るようにレギュレータ仕切板69を設けたが、本発明はこれに限られず、第1レギュレータ流路67Aと第2レギュレータ流路67Bとのうち一方に収容筒10の中心が含まれるように、レギュレータ仕切板69を設けてもよい。
上記実施形態では、レギュレータ流路67を第1レギュレータ流路67Aと第2レギュレータ流路67Bとに仕切ることが可能な流路仕切り部材として、レギュレータ仕切板69を用いたが、本発明はこれに限られない。すなわち、流路仕切り部材は、板状以外の形状(例えば、ブロック状)であってもよい。
次に、上記実施形態とは別の実施形態を説明するが、以下では、上記実施形態と同一の構造の部材には同一の符号を付しその詳細の説明は省略する。
図14に示すように、筆記具102は、ペン先機構20と、インクタンク機構140と、インク誘導機構150と、インクタンク機構140に収容されたインクをペン先機構20へ誘導するインク誘導機構150と、インク誘導機構150の周りに形成されるレギュレータ機構160と、を備える。なお、各機構140、150、160の形成材料は、前述の各機構40,50、60と同様である。
図14〜15に示すように、インクタンク機構140は小容器141と大容器142とを有する。小容器141と大容器142とは分離形成されている。小容器141は、第1インクを収容する第1インク収容空間141Kを有する。小容器141の第1インク収容空間141Kは、第1インクが収容される第1インクタンク140Aとして機能する。
大容器142は、収容空間142KAを形成する前方部142Hと、収容空間142KBを形成する後方部142Tとを有する。収容空間142KAには、インク誘導機構150及びレギュレータ機構160が収容され、収容空間142KBには小容器141が収容される。そして、大容器142では、収容空間142KAと収容空間142KBとが一体となって収容空間142Kを形成する。大容器142の収容空間142KBに小容器141を収容することにより、大容器142及び小容器141との間には、第2インクが収容される第2インクタンク140Bが形成される。そして、大容器142の収容空間142KAにインク誘導機構150を収容することにより、大容器142及びインク誘導機構150との間がレギュレータ流路の形成空間となる。
図15〜16に示すように、インク誘導機構150は、第1インクをペン先機構20へ誘導する第1誘導芯50Aと、第2インクをペン先機構20へ誘導する第2誘導芯150Bと、第1誘導芯50A及び第2誘導芯150Bを保持する誘導芯保持軸151とを有する。誘導芯保持軸151には、第1誘導芯50Aを収容する第1貫通孔151Aと、第2誘導芯150Bを収容する第2貫通孔151Bと、が形成される。
図17に示すように、誘導芯保持軸151の中途部分には、前方孔151BHと後方孔151BTとに第2貫通孔151Bを分断する切欠部151Lが形成される。図18に示すように、第1貫通孔151Aには第1誘導芯50Aが挿入される。また、前方孔151BHには第2誘導芯150Bが挿入され、後方孔151BTには閉塞栓57Bが挿入される。結果、切欠部151Lには、第2貫通孔151Bに収容された第2誘導芯150Bが露呈する。インク誘導機構150の後端部151Y、小容器141の開口141X、及び閉塞栓57Bは、一体となって気密構造を形成であるため、誘導芯保持軸151の後端部151Yを小容器141の開口141Xに挿入した場合、第1誘導芯50Aの後端部を第1インクタンク140A内にて解放するとともに、インクタンク機構140及びインク誘導機構150において、第1インクと第2インクとが混ざらずに済む。
そして、図14に示すように、誘導芯保持軸151の前端部とペン先機構20とを接続することにより、第1誘導芯50Aの前端は第1ペン先20Aに圧接されるとともに、第2誘導芯150Bの前端は第2ペン先20Bに圧接される。こうして、第1インクタンク140Aにある第1インクは、第1誘導芯50Aを介して第1ペン先20Aに到達するとともに、第2インクタンク140Bにある第2インクは、第2誘導芯150Bを介して第2ペン先20Bに到達する。
レギュレータ機構160は、図16に示すように、誘導芯保持軸151の外周面から突出するフランジ構造62と、フランジ構造62よりも前方の誘導芯保持軸151に配される閉塞ユニット163と、フランジ構造62及び閉塞ユニット163の間に形成されるレギュレータ流路67(図4参照)と、レギュレータ流路67に配されるレギュレータ鍔68(図4参照)と、レギュレータ流路67を第1〜2レギュレータ流路67A、67Bに仕切るレギュレータ仕切板69(図4参照)と、を有する。
閉塞ユニット163の外周面と大容器142の内周面とは一体となって気密構造を形成可能であるため、小容器141に接続された状態のレギュレータ機構160を、収容空間142Kへ収容した場合(図14、18参照)、閉塞ユニット163によって、第2インクタンク140Bと第2レギュレータ流路67Bとが、そして、第2インクタンク140Bと第1レギュレータ流路67Aとが、それぞれ遮断される。このため、第1インクタンク140Aと第1レギュレータ流路67Aとはインク誘導機構50を介して接続し、第2インクタンク140Bと第2レギュレータ流路67Bとは、第2誘導芯150Bを介して接続する。また、誘導芯保持軸151に切欠部151Lが設けられているため、小容器141に接続された状態のレギュレータ機構160を、収容空間142Kへ収容した場合、第2貫通孔151Bに収容された第2誘導芯150Bの後端面150BXと、第2インクタンク140Aとの間では、切欠部151Lを介して第2インクが流通可能な状態となる。
また、図17〜18に示すように、切欠部151Lよりも前方の誘導芯保持軸151の側面には、前方孔151BHと連通する側孔151SXが形成され、第2誘導芯150Bの外周面には芯切欠部150BLが形成される。芯切欠部150BLは中途方向から後端まで延びる。芯切欠部150BLは、外周面に一様に形成されてもよいし、前後方向に渡って線状に形成されてもよい。このため、第2誘導芯150Bを前方孔151BHへ挿入すると、第2誘導芯150Bに形成された芯切欠部150BLは、側孔151SXと切欠部51Lとを連通する通気孔として機能する。こうして、第2インクタンク140Bは、芯切欠部150BL及び側孔151SXを介して、第2レギュレータ流路67Bと連通する。
なお、インクが所定の流れやすくするためのインクガイド機構として、インクガイド突起またはインクガイド溝を、インクタンクの内壁面に設けてもよい。インクガイド機構は、インクを流したい方向、すなわち、前後方向に延設されることが好ましい。また、インクタンクにおけるインクの流路幅をできるだけ広くするために、インクガイド機構としてはインクガイド溝が好ましい。このようなインクガイド溝としては、例えば、小容器141の外周面に設けられたインクガイド溝140MNや、大容器142の内周面に設けられたインクガイド溝140MGなどがある。インクガイド溝140MNとインクガイド溝140MGとが互いに対向するように形成される。インクガイド溝140MN及びインクガイド溝140MGは、複数(例えば、4対)形成されることが好ましい。なお、このインクガイド機構は、筆記具2(図1参照)にも適用可能である。
次に、図19を用いて、筆記具102の製造方法について説明する。筆記具102の製造方法では、インク誘導機構形成ステップS10、ペン先機構取り付けステップS20、第1インク供給ステップS30、第1エアタイトステップS40、第2インク供給ステップS50、第2インクタンク形成ステップS60、及び第2エアタイトステップS70が順次行われる。
インク誘導機構形成ステップS10では、第1誘導芯50Aを第1貫通孔51Aへ、第2誘導芯50Bを前方孔51BHへ、閉塞栓57Bを後方孔51BTへ、それぞれ挿入し、位置決めを行う。こうして、インク誘導機構150(図16参照)が形成される。
ペン先機構取り付けステップS20では、ペン先機構20をインク誘導機構150の前端部に取り付ける。
第1インク供給ステップS30では、小容器141の第1インク収容空間141Kに所定量の第1インクを充てんする。
第1エアタイトステップS40では、誘導芯保持軸151の後端部151Yと小容器141の開口141Xとが気密構造を形成する程度(図15参照)に、レギュレータ機構160が形成されたインク誘導機構150の後端部を、小容器141の開口141Xへ挿入する。
第2インク供給ステップS50では、大容器142の収容空間142KB(図15参照)に所定量の第2インクを開口142Xから供給する。
第2インクタンク形成ステップS60では、大容器142及び小容器141との間に第2インクタンク140Bを形成する。さらに、第2インクタンク形成ステップS60では、第2インクタンク140Bが形成される(図15参照)程度に、小容器141、及び小容器141と一体となった各部品を、第2インクが貯留する収容空間142KBへ開口142Xから挿入する。
第2エアタイトステップS70では、閉塞ユニット163の外周面と大容器142の内周面とによる気密構造を形成する。さらに、第2エアタイトステップS70では、閉塞ユニット163の外周面と大容器142の内周面とによる気密構造が形成されるまで、小容器141、及び小容器141と一体となった各部品を、収容空間142KBの奥へ挿入する。
なお、第1インク供給ステップS30は、各ステップS50〜60の間に行ってもよい。同様に、第1エアタイトステップS40は、第1インク供給ステップS30よりも後であれば、いずれのときに行ってもよい。また、第1,2インクの混合をより確実に防ぐためには、第1インク供給ステップS30及び第1エアタイトステップS40は、第2インク供給ステップS50前に行うことが好ましい。
通常の筆記具の製造工程では、予め形成されたインクタンクへインクの充填を行った後に、当該インクタンクの密閉を行うが、筆記具102の製造工程では、第2インクタンクの形成を行う前に第2インクの充填を行なうため、第2インクの充填作業が容易になる。
また、このような手順は、インクタンク機構140が、小容器141と大容器142とによる入れ子構造を有するために、可能となる。したがって、筆記具102は、筆記具2に比べて、第2インクの充填作業が容易となる。
なお、小容器141の後端部の外周面141Gは、大容器142の後端部の内周面142Nと嵌合可能な形状となっていることが好ましい。したがって、筆記具102としては、図20に示すようなものでもよい。
また、図14に示すように、第1インクタンク140Aの底部140ABは、第2インクタンク140Bの底部140BBよりも後方に位置することが好ましい。これにより、組み立て後の筆記具102において、第2インクタンク140Bに第2インクが満たされた状態であっても、第1インクタンク140Aにある第1インクを外部から視認することができる。
さらに、小容器141の後端部は収容空間142KBの後端部と嵌合すること、すなわち、小容器141の後端部の外周面は、大容器142の後端部の内周面と嵌合可能な形状であることが好ましい。これにより、小容器141と収容空間142KBとの間に第2インクが残留しにくくなる。この結果、筆記具102の外観も良好なものとなる。
筆記具102では、第2レギュレータ流路67Bと第2インクタンク140Bとを連通するために、第2誘導芯150Bの後端部の外周面に芯切欠部150BLを形成したが、本発明はこれに限られず、側孔151SXと切欠部151Lとを連通する通気溝151M(図21参照)を前方孔151BHの内周面に設けてもよい。
上記実施形態では、第1誘導芯50Aの後端部と係合する係止突起55A(図3、18参照)を後端軸面51T、151Tに設けたが、係止突起55Aに代えて、第1誘導芯50Aの後端部が圧入される圧入孔を有する係止リングを、第1貫通孔51A内に設けてもよい。
また、係止突起55Aに代えて、図22に示すように、第1誘導芯50Aの後端部が融着される第1誘導芯融着部151NYを、誘導芯保持軸151に設けてもよい。第1誘導芯融着部151NYは、後端軸面151Tから後方へ突設される。第1誘導芯50Aの後端部と第1誘導芯融着部151NYとの熱融着作業は、第1誘導芯50Aの位置決め時に行えばよい。このような第1誘導芯融着部151NYの形成により、第1誘導芯融着部151NYの製造過程における係止突起55Aの形成の手間を省くことができる。この第1誘導芯融着部の形成は、筆記具2や筆記具102のような、2つのインクを保持する筆記具に限られず、1つのインクを保持する筆記具にも適用可能である。
したがって、筆記具としては、インクを収容するインクタンクと、先端側に配され、前記インクタンクから出た前記インクを保持するペン先を有するペン先機構と、前記インクタンクと前記ペン先機構とをつなぐ前記インクの流通経路に設けられ、前記インクタンクから出たインクを前記ペン先へ供給するインク誘導芯と、前記インク誘導芯を収容する誘導芯収容体と、前記誘導芯収容体に設けられ前記インク誘導芯と熱融着される熱融着部と、を備えることを特徴とする。
また、第1ペン先20Aや第2ペン先20Bは、可撓性を有するものであることが好ましい。例えば、第1ペン先20Aを紙面200へ押し付けた際には、第1ペン先20Aが撓むため(図23参照)、第2ペン先20Bが第1ペン先20Aと接触する。この結果、第1ペン先20Aでは、第2ペン先20Bから供給された第2インクと第1インクとが混合されるため、第1ペン先20Aからは、第1インクと第2インクとが混合した混合インクが供給される。したがって、筆記具2や筆記具102によれば、紙面200へ混合インクを付着させることも可能である。
なお、上記実施形態は、ペン先仕切板23Yの前端面23YTが第1ペン先20Aの先端面20AT及び第2ペン先20Bの先端面20BTよりも後方に位置する形態(図9参照。以下、前端後方形態と称する)であったが、本発明はこれに限られず、前端面23YTが先端面20AT及び先端面20BTと面一である形態(図24参照。以下、前端面一形態と称する)であってもよいし、前端面23YTが先端面20AT及び先端面20BTよりも前方へ突出する形態(図25参照。以下、前端突出形態と称する。)でもよい。
筆記具が前端後方形態(図9参照)や前端面一形態(図24参照)である場合には、ほぼ垂直に起立した状態のペン先機構20の先端を紙に押し付けることにより、第1ペン先20A及び第2ペン先20Bが同時に紙に押し付けられる結果、第1インクと第2インクとが同時に紙に付着する。これにより、第1インクの筆記と第2インクの筆記とを同時に行うことができる。さらに、ペン先仕切板23Yの側面23YLが、第2ペン先20Bの側面20BLよりも第2ペン先20Bの径方向外側へ突出する形態(図26参照。以下、側面突出形態と称する。)であることが好ましい。なお、図26では省略しているが、側面23YLは、第1ペン先20Aの側面よりも第1ペン先20Aの径方向外側へ突出する。これにより、斜めに起立したペン先機構20の先端を紙に押し付けた場合には、第1インク及び第2インクの同時筆記を妨げるとともに、第1インクの筆記と第2インクの筆記とのうちいずれか一方を行うことが可能となる。
一方、筆記具が前端突出形態(図25参照)である場合には、ほぼ垂直に起立した状態のペン先機構20の先端を紙に押し付けようとすると、ペン先仕切板23Yが、第1ペン先20A及び第2ペン先20Bよりも先に紙に接触する結果、第1ペン先20Aとともに第2ペン先20Bが同時に紙に押し付けられない。したがって、第1インク及び第2インクの同時筆記を妨げるとともに、第1インクの筆記と第2インクの筆記とのうちいずれか一方を行うことが可能となる。さらに、側面23YLが、第1ペン先20Aの側面20ALよりも、第1ペン先20Aの径方向内側へ退避する形態(図27参照。以下、側面退避形態と称する。)であることが好ましい。なお、図27では省略しているが、側面23YLは、第2ペン先20Bの側面よりも、第2ペン先20Bの径方向内側へ退避する。これにより、斜めに起立したペン先機構20の先端を紙に押し付けた場合には、第1インク及び第2インクの同時筆記が可能となる。
すなわち、ペン先機構20においては、ペン先仕切板23Yが第1ペン先20A及び第2ペン先20Bよりも後方又は内側に退避している部分と、ペン先仕切板23Yが第1ペン先20A及び第2ペン先20Bよりも前方又は外側に突出している部分(突出部)とが形成されることが好ましい。このような筆記具2は、自身の姿勢の変更により、2種類のインクの同時筆記と、片方のインクの筆記とを切り替えることができる。
なお、側面23YLは、側面20AL及び側面20BLと面一であってもよい。したがって、ペン先機構20においては、ペン先仕切板23Yが第1ペン先20A及び第2ペン先20Bと面一である部分と、突出部とが形成されていてもよい。
また、この突出部は、ペン先仕切板23Yが第1ペン先20A及び第2ペン先20Bよりも後方又は内側に退避している部分や、ペン先仕切板23Yが第1ペン先20A及び第2ペン先20Bと面一である部分よりも、前方に位置してもよいし、後方に位置していてもよい。
図9に示した第1ペン先20Aや第2ペン先20Bにおいては、基部20AB、20BBが先端部20AS、20BSよりも径が大きい、すなわち、基部20AB、20BBが先端部20AS、20BSに対して突出するように形成されるため、第1ペン保持孔23Aの後方側から第1ペン先20Aの先端部20ASを嵌入し、第2ペン保持孔23Bの後方側から第2ペン先20Bの先端部20BSを嵌入することとなる。一方、図28〜29に示すように、第1ペン先20Aや第2ペン先20Bにおいて、先端部20AS、20BSが、基部20AB、20BBに対して突出するように形成されてもよい。かかる場合には、第1ペン保持孔23A(図9参照)の前方側から第1ペン先20Aの基部20ABを嵌入し、第2ペン保持孔23B(図9参照)の前方側から第2ペン先20Bの基部20BBを嵌入することが可能となる。結果、各ペン先20A、20Bの取り付け作業や取り換え作業が容易となる。
また、図9では、先端面20AT、20BTは、筆記具2(図1参照)の長さ方向に対して直交していたが、本発明はこれに限られず、先端面20AT、20BTは、筆記具2の長さ方向に対して斜めに交ってもよい(図28参照)。
ところで、図9や図28等の筆記具2においては、先端面20AT、20BTが平面状に形成されたため、先端面20AT、20BTによって描かれるラインの幅は、筆記具2の姿勢によって異なったものとなる。
そこで、筆記具2の姿勢に関わらず一定の幅のラインを描くためには、先端面20AT、20BTが外側に向かって凸となるように湾曲することが好ましい(図29参照)。これにより、筆記具2の姿勢に関わらず、一定の幅Wのラインを描くことができる。
尚、本発明の筆記具は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。

Claims (31)

  1. インクタンクと前記インクタンクから出たインクを保持するペン先とをつなぐインクの流通経路の周囲に設けられ、前記インクの流通経路における前記インクの流量を調節するレギュレータ機構を備える筆記具であって、
    前記レギュレータ機構は、
    第1、第2インクの流通経路の周囲にそれぞれ設定された第1、第2レギュレータ流路と、
    前記第1レギュレータ流路及び前記第2レギュレータ流路を仕切るように配され、前記第1、第2レギュレータ流路における前記第1、第2インクの混合を防ぐ流路仕切り部材とを有し、
    前記第1レギュレータ流路は、前記第1インクの一時溜め空間であるとともにエアが流通可能な空間であり、
    前記第2レギュレータ流路は、前記第2インクの一時溜め空間であるとともにエアが流通可能な空間であり、
    前記インクタンクから出たインクを前記ペン先へ供給するインク誘導機構をさらに備え、
    前記インク誘導機構は、
    前記第1インクの流通経路を形成する第1流通経路形成部と、
    前記第2インクの流通経路を形成する第2流通経路形成部と、を有し、
    前記第1流通経路形成部は、
    前記インクタンクから出た前記インクを前記ペン先へ誘導する第1誘導芯を保持する第1誘導芯保持部を有し、
    前記第2流通経路形成部は、
    前記インクタンクから出た前記インクを前記ペン先へ誘導する第2誘導芯を保持する第2誘導芯保持部を有し、
    前記第1誘導芯は前記第1インクの流通経路として機能し、
    前記第2誘導芯は前記第2インクの流通経路として機能し、
    前記第1誘導芯保持部は、前記第1誘導芯を収容する第1誘導芯収容孔を有し、
    前記第2誘導芯保持部は、前記第2誘導芯を収容する第2誘導芯収容孔を有し、
    前記インク誘導機構は、
    前記第1誘導芯収容孔に挿入された前記第1誘導芯の側面を前記第1レギュレータ流路に露呈するための第1露呈口と、
    前記第2誘導芯収容孔に挿入された前記第2誘導芯の側面を前記第2レギュレータ流路に露呈するための第2露呈口とを有することを特徴とする筆記具。
  2. 前記第1誘導芯は、前記第1誘導芯保持部に係止されたことを特徴とする請求項1の筆記具。
  3. 前記第1誘導芯のうち前記ペン先と反対側の端部は、前記第1誘導芯保持部を基準にして前記ペン先と反対側へ位置することを特徴とする請求項1又は2に記載の筆記具。
  4. 前記レギュレータ機構が収容されるインク誘導筐体を有し、
    前記第1、第2レギュレータ流路は前記第1、第2誘導芯保持部の外側に形成され、
    前記流路仕切り部材は、前記第1、第2レギュレータ流路を遮断するように、前記誘導芯保持部の外側から、前記インク誘導筐体の内側まで延びることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項記載の筆記具。
  5. インクタンクと前記インクタンクから出たインクを保持するペン先機構とをつなぐインクの流通経路の周囲に設けられ、前記インクの流通経路における前記インクの流量を調節するレギュレータ機構を備える筆記具であって、
    前記レギュレータ機構は、
    第1、第2インクの流通経路の周囲にそれぞれ設定された第1、第2レギュレータ流路と、
    前記第1レギュレータ流路及び前記第2レギュレータ流路を仕切るように配され、前記第1、第2レギュレータ流路における前記第1、第2インクの混合を防ぐ流路仕切り部材とを有し、
    前記第1レギュレータ流路は、前記第1インクの一時溜め空間であるとともにエアが流通可能な空間であり、
    前記第2レギュレータ流路は、前記第2インクの一時溜め空間であるとともにエアが流通可能な空間であり、
    前記インクタンクから出たインクを前記ペン先へ供給するインク誘導機構をさらに備え、
    前記インク誘導機構は、
    前記第1インクの流通経路を形成する第1流通経路形成部と、
    前記第2インクの流通経路を形成する第2流通経路形成部と、を有し、
    前記第1流通経路形成部は、
    前記インクタンクから出た前記インクを前記ペン先へ誘導する第1誘導芯を保持する第1誘導芯保持部を有し、
    前記第2流通経路形成部は、
    前記インクタンクから出た前記インクを前記ペン先へ誘導する第2誘導芯を保持する第2誘導芯保持部を有し、
    前記第1誘導芯は前記第1インクの流通経路として機能し、
    前記第2誘導芯は前記第2インクの流通経路として機能し、
    更に前記ペン先機構と、
    前記インクタンクと、を備え、
    前記第2誘導芯は、前記第2誘導芯保持部の側部孔を介して、前記インクタンクと連通することを特徴とする筆記具。
  6. インクタンクと前記インクタンクから出たインクを保持するペン先機構とをつなぐインクの流通経路の周囲に設けられ、前記インクの流通経路における前記インクの流量を調節するレギュレータ機構を備える筆記具であって、
    前記レギュレータ機構は、
    第1、第2インクの流通経路の周囲にそれぞれ設定された第1、第2レギュレータ流路と、
    前記第1レギュレータ流路及び前記第2レギュレータ流路を仕切るように配され、前記第1、第2レギュレータ流路における前記第1、第2インクの混合を防ぐ流路仕切り部材とを有し、
    前記第1レギュレータ流路は、前記第1インクの一時溜め空間であるとともにエアが流通可能な空間であり、
    前記第2レギュレータ流路は、前記第2インクの一時溜め空間であるとともにエアが流通可能な空間であり、
    前記インクタンクから出たインクを前記ペン先へ供給するインク誘導機構をさらに備え、
    前記インク誘導機構は、
    前記第1インクの流通経路を形成する第1流通経路形成部と、
    前記第2インクの流通経路を形成する第2流通経路形成部と、を有し、
    前記第1流通経路形成部は、
    前記インクタンクから出た前記インクを前記ペン先へ誘導する第1誘導芯を保持する第1誘導芯保持部を有し、
    前記第2流通経路形成部は、
    前記インクタンクから出た前記インクを前記ペン先へ誘導する第2誘導芯を保持する第2誘導芯保持部を有し、
    前記第1誘導芯は前記第1インクの流通経路として機能し、
    前記第2誘導芯は前記第2インクの流通経路として機能し、
    更に前記ペン先機構と、
    前記インクタンクと、を備え、
    前記ペン先機構は、
    前記第1インクが供給される第1ペン先と、
    前記第2インクが供給される第2ペン先と、
    前記第1ペン先及び前記第2ペン先を並列状態で保持するペン先保持機構と、を有し、
    前記第1誘導芯は前記第1ペン先と接続し、
    前記第2誘導芯は前記第2ペン先と接続することを特徴とする筆記具。
  7. 前記ペン先保持機構は、
    前記第1ペン先の基部を保持する第1ペン先保持機構と、
    前記第2ペン先の基部を保持する第2ペン先保持機構と、
    前記第1ペン先の先端部及び前記第2ペン先の先端部の間に配されたペン先仕切り機構と、を有することを特徴とする請求項6記載の筆記具。
  8. 前記ペン先仕切り機構は、
    前記第1ペン先及び前記第2ペン先に対して面一又は後退する面一後退部と、
    前記第1ペン先及び前記第2ペン先に対して突出する突出部と、
    を有することを特徴とする請求項7記載の筆記具。
  9. 前記面一後退部は、前記ペン先仕切り機構の前方部に形成されたことを特徴とする請求項8記載の筆記具。
  10. 前記突出部は、前記ペン先仕切り機構の側方部に形成されたことを特徴とする請求項8または9記載の筆記具。
  11. 前記第1ペン先の先端または前記第2ペン先の先端の少なくとも一方は、前記第1ペン先及び前記第2ペン先が接触する程度に撓むことを特徴とする請求項7ないし10のうちいずれか1項記載の筆記具。
  12. インクタンクと前記インクタンクから出たインクを保持するペン先とをつなぐインクの流通経路の周囲に設けられ、前記インクの流通経路における前記インクの流量を調節するレギュレータ機構を備える筆記具であって、
    前記レギュレータ機構は、
    第1、第2インクの流通経路の周囲にそれぞれ設定された第1、第2レギュレータ流路と、
    前記第1レギュレータ流路及び前記第2レギュレータ流路を仕切るように配され、前記第1、第2レギュレータ流路における前記第1、第2インクの混合を防ぐ流路仕切り部材とを有し、
    前記第1レギュレータ流路は、前記第1インクの一時溜め空間であるとともにエアが流通可能な空間であり、
    前記第2レギュレータ流路は、前記第2インクの一時溜め空間であるとともにエアが流通可能な空間であり、
    前記インクタンクから出たインクを前記ペン先へ供給するインク誘導機構をさらに備え、
    前記インク誘導機構は、
    前記第1インクの流通経路を形成する第1流通経路形成部と、
    前記第2インクの流通経路を形成する第2流通経路形成部と、を有し、
    前記第1流通経路形成部は、
    前記インクタンクから出た前記インクを前記ペン先へ誘導する第1誘導芯を保持する第1誘導芯保持部を有し、
    前記第2流通経路形成部は、
    前記インクタンクから出た前記インクを前記ペン先へ誘導する第2誘導芯を保持する第2誘導芯保持部を有し、
    前記第1誘導芯は前記第1インクの流通経路として機能し、
    前記第2誘導芯は前記第2インクの流通経路として機能し、
    更に前記ペン先機構と、
    前記インクタンクと、を備え、
    前記インクタンクは、
    前記第1インクを収容する第1インクタンクと、
    前記第2インクを収容する第2インクタンクとを有し、
    前記第1誘導芯は前記第1インクタンクと接続し、
    前記第2誘導芯は前記第2インクタンクと接続し、
    前記第2インクタンクと前記第2誘導芯とを連通する第2インク連通孔は、前記第1インクタンクと前記第1誘導芯とを連通する第1インク連通孔よりも、前記ペン先機構側に位置することを特徴とする筆記具。
  13. 前記インク誘導機構は、
    前記第2誘導芯の後端面が開放する後端面開放空間を有し、
    前記後端面開放空間は前記インクタンクと連通することを特徴とする請求項5ないし12のうちいずれか1項記載の筆記具。
  14. インクタンクと前記インクタンクから出たインクを保持するペン先とをつなぐインクの流通経路の周囲に設けられ、前記インクの流通経路における前記インクの流量を調節するレギュレータ機構を備える筆記具であって、
    前記レギュレータ機構は、
    第1、第2インクの流通経路の周囲にそれぞれ設定された第1、第2レギュレータ流路と、
    前記第1レギュレータ流路及び前記第2レギュレータ流路を仕切るように配され、前記第1、第2レギュレータ流路における前記第1、第2インクの混合を防ぐ流路仕切り部材とを有し、
    前記第1レギュレータ流路は、前記第1インクの一時溜め空間であるとともにエアが流通可能な空間であり、
    前記第2レギュレータ流路は、前記第2インクの一時溜め空間であるとともにエアが流通可能な空間であり、
    更に前記ペン先機構と、
    前記インクタンクと、を備え、
    前記インクタンクは、
    前記第1インクを収容する第1インクタンクと、
    前記第2インクを収容する第2インクタンクとを有し、
    前記第2インクタンクの前記インクの流通経路側の端部は、前記第1インクタンクの前記インクの流通経路側の端部よりも前記インクの流通経路側に向かって突出することを特徴とする筆記具。
  15. インクタンクと前記インクタンクから出たインクを保持するペン先とをつなぐインクの流通経路の周囲に設けられ、前記インクの流通経路における前記インクの流量を調節するレギュレータ機構を備える筆記具であって、
    前記レギュレータ機構は、
    第1、第2インクの流通経路の周囲にそれぞれ設定された第1、第2レギュレータ流路と、
    前記第1レギュレータ流路及び前記第2レギュレータ流路を仕切るように配され、前記第1、第2レギュレータ流路における前記第1、第2インクの混合を防ぐ流路仕切り部材とを有し、
    前記第1レギュレータ流路は、前記第1インクの一時溜め空間であるとともにエアが流通可能な空間であり、
    前記第2レギュレータ流路は、前記第2インクの一時溜め空間であるとともにエアが流通可能な空間であり、
    更に前記ペン先機構と、
    前記インクタンクと、を備え、
    前記インクタンクは、
    前記第1インクを収容する第1インクタンクと、
    前記第2インクを収容する第2インクタンクとを有し、
    前記第1インクタンクのうち前記ペン先機構と反対側の端部は、前記第2インクタンクのうち前記ペン先機構と反対側の端部よりも、前記ペン先機構から遠いことを特徴とする筆記具。
  16. インクタンクと前記インクタンクから出たインクを保持するペン先とをつなぐインクの流通経路の周囲に設けられ、前記インクの流通経路における前記インクの流量を調節するレギュレータ機構を備える筆記具であって、
    前記レギュレータ機構は、
    第1、第2インクの流通経路の周囲にそれぞれ設定された第1、第2レギュレータ流路と、
    前記第1レギュレータ流路及び前記第2レギュレータ流路を仕切るように配され、前記第1、第2レギュレータ流路における前記第1、第2インクの混合を防ぐ流路仕切り部材とを有し、
    前記第1レギュレータ流路は、前記第1インクの一時溜め空間であるとともにエアが流通可能な空間であり、
    前記第2レギュレータ流路は、前記第2インクの一時溜め空間であるとともにエアが流通可能な空間であり、
    更に前記ペン先機構と、
    前記インクタンクと、を備え、
    前記インクタンクは、
    前記第1インクを収容する第1インクタンクと、
    前記第2インクを収容する第2インクタンクとを有し、
    前記第2レギュレータ流路と前記第2インクタンクとの間では、前記インクの流通経路を介さずに、前記レギュレータ機構に形成された第2通気孔を介してエアが流通可能であることを特徴とする筆記具。
  17. インクタンクと前記インクタンクから出たインクを保持するペン先とをつなぐインクの流通経路の周囲に設けられ、前記インクの流通経路における前記インクの流量を調節するレギュレータ機構を備える筆記具であって、
    前記レギュレータ機構は、
    第1、第2インクの流通経路の周囲にそれぞれ設定された第1、第2レギュレータ流路と、
    前記第1レギュレータ流路及び前記第2レギュレータ流路を仕切るように配され、前記第1、第2レギュレータ流路における前記第1、第2インクの混合を防ぐ流路仕切り部材とを有し、
    前記第1レギュレータ流路は、前記第1インクの一時溜め空間であるとともにエアが流通可能な空間であり、
    前記第2レギュレータ流路は、前記第2インクの一時溜め空間であるとともにエアが流通可能な空間であり、
    更に前記ペン先機構と、
    前記インクタンクと、を備え、
    前記インクタンクは、
    前記第1インクを収容する第1インクタンクと、
    前記第2インクを収容する第2インクタンクとを有し、
    前記第2レギュレータ流路と前記第2インクタンクとの間では、前記インクの流通経路から延びる第2通気孔を介してエアが流通可能であることを特徴とする筆記具。
  18. インクタンクと前記インクタンクから出たインクを保持するペン先とをつなぐインクの流通経路の周囲に設けられ、前記インクの流通経路における前記インクの流量を調節するレギュレータ機構を備える筆記具であって、
    前記レギュレータ機構は、
    第1、第2インクの流通経路の周囲にそれぞれ設定された第1、第2レギュレータ流路と、
    前記第1レギュレータ流路及び前記第2レギュレータ流路を仕切るように配され、前記第1、第2レギュレータ流路における前記第1、第2インクの混合を防ぐ流路仕切り部材とを有し、
    前記第1レギュレータ流路は、前記第1インクの一時溜め空間であるとともにエアが流通可能な空間であり、
    前記第2レギュレータ流路は、前記第2インクの一時溜め空間であるとともにエアが流通可能な空間であり、
    更に前記ペン先機構と、
    前記インクタンクと、を備え、
    前記インクタンクは、
    前記第1インクを収容する第1インクタンクと、
    前記第2インクを収容する第2インクタンクとを有し、
    前記インクタンクは、円筒状の大径筒と、前記大径筒よりも径が小さく前記大径筒の内側に配された円筒状の小径筒とからなる二重管構造を有し、
    前記第1インクタンクは前記小径筒の内側に形成され、
    前記第2インクタンクは前記小径筒及び前記大径筒の間に形成されることを特徴とする筆記具。
  19. 前記小径筒は、前記大径筒の内側に同軸状に配されたことを特徴とする請求項18記載の筆記具。
  20. 前記インクの流通経路のうち前記インクタンク側の端部は、前記小径筒の内側に位置することを特徴とする請求項18または19記載の筆記具。
  21. 前記小径筒と前記大径筒とが分離形成されたことを特徴とする請求項18ないし20のうちいずれか1項記載の筆記具。
  22. 前記小径筒と前記大径筒とを連結する筒連結部材を有することを特徴とする請求項18ないし21のうちいずれか1項記載の筆記具。
  23. 前記インクの流通経路のうち前記小径筒に位置する部位が、前記第1インクタンクと連通することを特徴とする請求項18ないし22のうちいずれか1項記載の筆記具。
  24. 前記第1レギュレータ流路と前記第1インクタンクとの間では、前記インクの流通経路のうち前記小径筒に位置する部位に形成された第1通気孔を介してエアが流通可能であることを特徴とする請求項18ないし23のうちいずれか1項記載の筆記具。
  25. 前記インクタンクは、前記インクの流通経路へ向けて前記インクタンク内のインクをガイドするインクガイド機構を有し、
    前記インクガイド機構は、前記小径筒の外周面に形成され前記インクの流通経路に向かって延びた小径筒外溝と、前記大径筒の内周面に形成され前記インクの流通経路に向かって延びた大径筒内溝とのうち少なくとも一方であることを特徴とする請求項18ないし24のうちいずれか1項記載の筆記具。
  26. 前記インクタンクは、前記インクの流通経路へ向けて前記インクタンク内のインクをガイドするインクガイド機構を有することを特徴とする請求項5ないし17のうちいずれか1項記載の筆記具。
  27. 第1インクを収容する第1インクタンクと、第2インクを収容する第2インクタンクと、前記第1インクタンクに収容された前記第1インクが供給される第1ペン先と、前記第2インクタンクに収容された前記第2インクが供給される第2ペン先と、を有する筆記具の製造方法において、
    前記第2インクが収容空間に収容された収容具を用い、前記収容具へ前記第1インクタンクを挿入することにより、前記第1インクタンクと前記収容具との間に前記第2インクタンクを形成する第2インクタンク形成ステップを有することを特徴とする筆記具の製造方法。
  28. 前記第2インクタンク形成ステップの前に行われ、前記収容空間に前記第2インクを供給する第2インク供給ステップを有することを特徴とする請求項27記載の筆記具の製造方法。
  29. 前記第2インク供給ステップの前に行われ、前記第1インクタンクへ前記第1インクを供給する第1インク供給ステップを有することを特徴とする請求項28記載の筆記具の製造方法。
  30. 前記第2インク供給ステップの前に行われ、前記第1インクが供給された前記第1インクタンクを密閉する第1エアタイトステップを有することを特徴とする請求項28または29記載の筆記具の製造方法
  31. 前記第2インクが供給された前記第2インクタンクを密閉する第2エアタイトステップを有することを特徴とする請求項27ないし30のうちいずれか1項記載の筆記具の製造方法。
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