JP6042168B2 - 電気コネクタ、およびスクイブの接続装置 - Google Patents

電気コネクタ、およびスクイブの接続装置 Download PDF

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Description

本発明は電気コネクタの技術分野に属し、インフレータハウジング、スクイブ、およびリテーナを有する相手装置に接続する電気コネクタと、上記相手装置と上記電気コネクタとを備えたスクイブの接続装置とに関する。
特許文献1は、両ハウジングが嵌合される前に、検知部材が押し込まれることを防止するようにした雄雌のコネクタを開示している。特許文献2は、双方の構成要素の係合動作と、一方の構成要素における短絡要素の短絡解除のための掛け止め要素の押し込み動作が、一連の動作で行うことができ、且つ全体がコンパクトに設計できる電気的接続装置を開示している。特許文献3は、電気コネクタの位置決め保証装置を開示している。上記電気コネクタは、端子手段を有し、ハウジングと、ロックアームと、第一の位置と第二の位置との間で移動可能であるロック部材とで構成されている。そして、上記電気コネクタの相手方接続装置との接合が不全の場合の非ロック位置の上記ロックアームは、上記第一の位置から上記第二の位置へ上記ロック部材の移動を規制し、上記電気コネクタと上記相手方接続装置が完全に接合されていないことを表示する。
特開2007−305541号公報 特開2001−319747号公報 特許第2860464号公報
上記各特許文献に開示された技術によれば、コネクタが相手部材に完全に嵌合していないとき、つまり不完全嵌合であるときに、そのことを検知することができる。ところで、上記特許文献1のコネクタの場合、上記検知部材は上記コネクタの嵌合方向と同じ方向に押し込まれる。上記特許文献2の電気的接続装置の場合も、上記掛け止め要素は上記第1の電気コネクタ要素の嵌合方向と同じ方向に押し込まれる。そのため、上記検知部材又は上記掛け止め要素を上記嵌合方向へ押して上記コネクタ又は上記第1の電気コネクタ要素を相手部材に嵌合し、そのまま上記検知部材又は上記掛け止め要素を上記嵌合方向へ押し続けることで上記検知部材又は上記掛け止め要素を機能させる方法と、まず上記コネクタ又は上記第1の電気コネクタ要素を上記嵌合方向へ押して相手部材に嵌合し、次いで上記検知部材又は上記掛け止め要素を上記嵌合方向へ押してそれを機能させる方法とがあり、いずれかの方法から選択することができる。したがって、例えば後者の方法の場合、後半の上記検知部材又は上記掛け止め要素を押す作業を忘れるなどの作業ミスが起こるおそれがあり、例えば作業手順の厳守を指示するなどの対応が求められた。また、上記検知部材又は上記掛け止め要素が上記コネクタ又は上記第1の電気コネクタ要素よりも反嵌合側へ突き出ているので、これにハーネス等が干渉し、上記検知部材又は上記掛け止め要素が損傷するなどの不具合が起こるおそれがあり、例えば周辺の整理の厳守を指示するなどの対応が求められた。これに対し、上記特許文献3の電気コネクタの位置決め保証装置の場合は、ロック部材の移動方向が上記電気コネクタの嵌合方向と直交しているので、嵌合作業が二段階で行われることが明確に意識されることから、ロック部材の押し忘れが起こりにくく、また上記ロック部材が上記電気コネクタの上記反嵌合側へ突き出にくいので、上記ロック部材が損傷するなどの不具合が起こりにくい。
しかし、上記特許文献3の電気コネクタの位置決め保証装置の場合、上記電気コネクタが上記相手方接続装置に嵌合する前に上記移動方向に移動できるので、例えば何かの拍子に上記ロック部材が前進してロックアームの内側に入り、その状態で電気コネクタを相手方接続装置へ嵌合しようとしても嵌合ができず、上記ロック部材を後退させてから再度、嵌合作業を行うことが求められ、その分、作業性が悪くなる。また、上記ロック部材が前進してロックアームの内側に入った状態で上記ロック部材を強引に上記相手方接続装置へ嵌合しようとすると、上記ロック部材又は上記相手方接続装置などを破損するおそれがある。
本発明は、このような点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、電気コネクタに移動部材を、上記電気コネクタの嵌合方向に対して角度をなした移動方向に沿って移動自在に設け、上記電気コネクタの嵌合部が相手部材であるリテーナに完全に嵌らなければ上記移動部材が移動方向前方へ移動できないようにして、嵌合作業が二段階で行われることが更に明確に意識できて上記移動部材の操作忘れが起こりにくく、また上記移動部材が上記電気コネクタの上記反嵌合側へ突き出にくくなって上記移動部材が損傷するなどの不具合が防止される可能性を高め、さらに、再度の嵌合作業が必要になること、上記移動部材又は上記リテーナなどが破損すること、などが回避される可能性を高め、不完全嵌合の防止を更に実現しやすくなる電気コネクタを提供することにある。
上記目的を達成するため、本願に開示された第1の電気コネクタは、
ハウジング本体、および上記ハウジング本体の嵌合側に設けられてインフレータハウジングの嵌合側の表面から反嵌合側に向かって凹むソケットに装着されたリテーナに嵌合することになる嵌合部を有するハウジングと、
上記ソケットの底部から上記嵌合側に向かって立ち上がるスクイブ端子に接触することになる接触部を有して上記ハウジングに設けられた電気端子と、
上記ハウジング本体の反嵌合側に配置され、上記ハウジング本体に、上記嵌合方向に対して角度をなした移動方向に沿って移動自在に設けられた移動部材本体、および上記移動部材本体に弾性部を介して設けられ、上記嵌合方向に沿って変位自在な検出部を有する移動部材とを備え、
上記ハウジングには、上記移動方向後方へ向かうと上記反嵌合側の第1端面から上記嵌合側へ向かう第1段部が設けられており、
上記検出部には、上記移動方向前方へ向かうと上記嵌合側の第2端面から上記反嵌合側へ向かう第2段部が設けられており、
上記移動部材が上記ハウジング本体に対して第1位置にあるときには、上記第2段部が上記第1段部に掛かって上記移動部材の上記移動方向前方への移動が阻止されており、上記嵌合部が上記リテーナに完全に嵌ると、上記検出部が上記リテーナ又は上記インフレータハウジングに押されて上記反嵌合側へ変位して上記第2段部が上記第1段部から外れることで上記移動部材の上記移動方向前方への移動が許容され、これによって上記移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第1位置からそれよりも上記移動方向前側にある第2位置まで前進することができるように構成された電気コネクタである。
上記ハウジングの上記嵌合部を上記リテーナに嵌合して、上記電気端子の上記接触部を上記スクイブ端子に接触させると、上記電気コネクタが上記インフレータハウジング、上記スクイブ、および上記リテーナを有する相手装置に機械的および電気的に接続される。その場合、上記嵌合部が上記リテーナに完全に嵌っていないと、上記検出部が上記リテーナ又は上記インフレータハウジングに押されることがないので、上記移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第1位置にあり、上記第2段部が上記第1段部に掛かって上記移動部材の上記移動方向前方への移動が阻止される。よって、上記移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第1位置にあることで、上記嵌合部が上記リテーナに完全に嵌っていないことが検知される。一方、上記嵌合部が上記リテーナに完全に嵌ると、上記検出部が上記リテーナ又は上記インフレータハウジングに押されて上記反嵌合側へ変位して上記第2段部が上記第1段部から外れることで上記移動部材の上記移動方向前方への移動が許容され、これによって上記移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第1位置からそれよりも上記移動方向前側にある上記第2位置まで前進することができる。よって、上記移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第2位置まで前進していることで、上記嵌合部が上記リテーナに完全に嵌っていることが検知され、不完全嵌合の防止が実現される。
その場合、上記ハウジング本体に上記移動部材本体を、上記嵌合方向に対して角度をなした移動方向に沿って移動自在に設けたので、嵌合作業が二段階で行われることが明確に意識されて上記移動部材の移動作業の操作忘れが起こりにくく、また上記移動部材が上記電気コネクタの上記反嵌合側へ突き出にくいので、上記移動部材が損傷するなどの不具合が防止される。そして、上記嵌合部が上記リテーナに完全に嵌らなければ上記移動部材が上記移動方向前方へ移動できないので、再度の嵌合作業が必要になること、上記移動部材又は上記リテーナなどが破損すること、などを防止することが可能となる。
願に開示された第2の電気コネクタは、上記第1の電気コネクタにおいて、
上記嵌合方向に沿って延びるロックアームが、上記移動部材本体に近接させて配置されると共に、弾性変形する接続部を介して上記嵌合方向にみて上記移動方向と平行で且つ上記嵌合方向と直交する方向である軸のまわりに傾くことができるように上記ハウジングに接続されており、
上記ロックアームの上記接続部よりも上記嵌合側に、上記嵌合部を上記リテーナに嵌めていくと上記リテーナ又は上記ソケットの構成壁に乗り上げてから上記リテーナ又は上記ソケットの凹部に掛かり、上記ロックアームの上記反嵌合側の端部を押して上記ロックアームを上記接続部を支点にして傾かせると上記凹部から外れる突出部が設けられており、
上記ロックアームの傾きにより距離が変動する上記ロックアームと上記移動部材本体との対向する部位のうち、上記ロックアームの上記部位には上記移動方向後方へ向かうと上記移動部材本体の上記部位に対向する第3端面から上記移動部材本体の上記部位から遠ざかる側へ向かう第3段部が設けられており、
上記移動部材本体の上記部位には上記移動方向前方へ向かうと上記ロックアームの上記部位に対向する第4端面から上記ロックアームの上記部位から遠ざかる側へ向かう第4段部が設けられており、
上記ロックアームの上記突出部が上記構成壁に乗り上げると上記接続部が弾性変形することで上記ロックアームが傾いて上記第3段部が上記第4段部の進路に割り込み上記移動部材の上記移動方向前方への移動が阻止され、上記ロックアームの上記突出部が上記凹部に掛かると上記接続部が弾性復原することで上記ロックアームの傾きが解消して上記第3段部が上記第4段部の進路から出て上記移動部材の上記移動方向前方への移動が許容され、これによって上記移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第1位置からそれよりも上記移動方向前側にある第2位置まで前進することができるように構成されている。
このようにすれば、上記嵌合部が上記リテーナに完全に嵌っていないときには上記移動部材が上記移動方向前方へ移動できない。よって、上記移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第2位置まで前進していることで、上記嵌合部が上記リテーナに完全に嵌っていることが検知され、この構成によっても不完全嵌合の防止が実現される。
願に開示された第3の電気コネクタは、上記第2の電気コネクタにおいて、
上記移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第2位置にくると上記第3端面と上記第4端面とが上記ロックアームが傾く方向に沿って対向して上記ロックアームの傾きを阻止するように構成されている。
このようにすれば、上記嵌合部が上記リテーナに完全に嵌合しているときに不用意に上記ロックアームを操作しても上記第3端面と上記第4端面とが突き合わされて上記ロックアームの傾きが阻止されるので、上記嵌合部が上記リテーナから抜けにくくなり、又は抜けることが防止される。
願に開示された第4の電気コネクタは、上記第2又は上記第3の電気コネクタにおいて、
上記移動部材が、第1の移動部材と第2の移動部材とに分割されており、
上記第1の移動部材が、上記ハウジング本体に上記移動方向に沿って移動自在に設けられた第1の移動部材本体を備え、上記検出部が上記第1の移動部材本体に設けられており、
上記第2の移動部材が、上記ハウジング本体に上記移動方向に沿って移動自在に設けられた第2の移動部材本体を備え、上記第4段部が上記第2の移動部材本体に設けられている。
このようにすれば、上記検出部による不完全嵌合を防止する機能と、上記第4段部による不完全嵌合を防止する機能とが別々に得られる。また、上記第2の移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第2位置にくると上記第3端面と上記第4端面とが上記ロックアームが傾く方向に沿って対向して上記ロックアームの傾きを阻止するように構成したときには、上記検出部による不完全嵌合を防止する機能とは別に上記嵌合部を上記リテーナから抜けにくくし、又は抜けることを防止する機能が得られる。
願に開示された第5の電気コネクタは、上記第1ないし上記第4のうちいずれか一つの電気コネクタにおいて、
上記ハウジング本体の上記反嵌合側が外部に開放されており、上記移動部材本体が上記ハウジング本体の上記開放部分を覆うように設けられている。
このようにすれば、上記移動部材本体が上記ハウジングの蓋として機能するので、別途に上記ハウジングの蓋を設ける必要がなくなり、その分、上記電気コネクタがコンパクトになる可能性がある。
願に開示されたスクイブの接続装置は、
嵌合側の表面から反嵌合側に向かって凹むソケットが設けられたインフレータハウジング、
スクイブ端子が上記ソケットの底部から上記嵌合側に向かって立ち上がるように上記インフレータハウジングの反嵌合側に設けられたスクイブ、および
上記ソケットに装着されたリテーナを有する相手装置と、
上記相手装置に嵌合することになる電気コネクタとを備え、
上記電気コネクタは、
ハウジング本体、および上記ハウジング本体の嵌合側に設けられて上記リテーナに嵌合することになる嵌合部を有するハウジングと、
上記スクイブ端子に接触することになる接触部を有して上記ハウジングに設けられた電気端子と、
上記ハウジング本体の反嵌合側に配置され、上記ハウジング本体に、上記嵌合方向に対して角度をなした移動方向に沿って移動自在に設けられた移動部材本体、および上記移動部材本体に弾性部を介して設けられ、上記嵌合方向に沿って変位自在な検出部を有する移動部材とを備え、
上記ハウジングには、上記移動方向後方へ向かうと上記反嵌合側の第1端面から上記嵌合側へ向かう第1段部が設けられており、
上記検出部には、上記移動方向前方へ向かうと上記嵌合側の第2端面から上記反嵌合側へ向かう第2段部が設けられており、
上記移動部材が上記ハウジング本体に対して第1位置にあるときには、上記第2段部が上記第1段部に掛かって上記移動部材の上記移動方向前方への移動が阻止されており、上記嵌合部が上記リテーナに完全に嵌ると、上記検出部が上記リテーナ又は上記インフレータハウジングに押されて上記反嵌合側へ変位して上記第2段部が上記第1段部から外れることで上記移動部材の上記移動方向前方への移動が許容され、これによって上記移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第1位置からそれよりも上記移動方向前側にある第2位置まで前進することができるように構成されている。
上記ハウジングの上記嵌合部を上記リテーナに嵌合して、上記電気端子の上記接触部を上記スクイブ端子に接触させると、上記電気コネクタが上記相手装置に機械的および電気的に接続される。その場合、上記嵌合部が上記リテーナに完全に嵌っていないと、上記検出部が上記リテーナ又は上記インフレータハウジングに押されることがないので、上記移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第1位置にあり、上記第2段部が上記第1段部に掛かって上記移動部材の上記移動方向前方への移動が阻止される。よって、上記移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第1位置にあることで、上記嵌合部が上記リテーナに完全に嵌っていないことが検知される。一方、上記嵌合部が上記リテーナに完全に嵌ると、上記検出部が上記リテーナ又は上記インフレータハウジングに押されて上記反嵌合側へ変位して上記第2段部が上記第1段部から外れることで上記移動部材の上記移動方向前方への移動が許容され、これによって上記移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第1位置からそれよりも上記移動方向前側にある上記第2位置まで前進することができる。よって、上記移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第2位置まで前進していることで、上記嵌合部が上記リテーナに完全に嵌っていることが検知され、不完全嵌合の防止が実現される。
その場合、上記ハウジング本体に上記移動部材本体を、上記嵌合方向に対して角度をなした移動方向に沿って移動自在に設けたので、嵌合作業が二段階で行われることを明確に意識させて上記移動部材の移動作業の操作忘れが起こりにくく、また上記移動部材が上記電気コネクタの上記反嵌合側へ突き出にくいので、上記移動部材が損傷するなどの不具合が防止される。そして、上記嵌合部が上記リテーナに完全に嵌らなければ上記移動部材が上記移動方向前方へ移動できないので、再度の嵌合作業が必要になること、上記移動部材又は上記リテーナなどが破損すること、などを防止することが可能となる。
願に開示された上記第1の電気コネクタからは、嵌合作業が二段階で行われることが更に明確に意識できて上記移動部材の移動作業の操作忘れが起こりにくく、また上記移動部材が上記電気コネクタの上記反嵌合側へ突き出にくくなって上記移動部材が損傷するなどの不具合が防止される可能性を高め、さらに、再度の嵌合作業が必要になること、上記移動部材又は上記リテーナなどが破損すること、などが回避される可能性を高め、不完全嵌合の防止を更に実現しやすくなるという効果が得られる。
願に開示された上記第2の電気コネクタは、上記第1の電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、ロックアームを用いた構成により、上記移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第2位置まで前進していることで、上記嵌合部が上記リテーナに完全に嵌っていることが検知され、この構成によっても不完全嵌合の防止を実現することができる。
願に開示された上記第3の電気コネクタは、上記第2の電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記嵌合部が上記リテーナに完全に嵌合しているときに不用意に上記ロックアームを操作しても上記ロックアームの傾きが阻止されるので、上記嵌合部が上記リテーナから抜けにくくなり、又は抜けることを防止することができる。
願に開示された上記第4の電気コネクタは、上記第2又は上記第3の電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記検出部による不完全嵌合を防止する機能と、上記凸部による上記嵌合部の上記リテーナからの抜けを防止する機能とを別々に得ることができる。
願に開示された上記第5の電気コネクタは、上記第1ないし上記第4のうちいずれか一つの電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記移動部材本体が上記ハウジングの蓋として機能するので、別途に上記ハウジングの蓋を設ける必要がなくなり、その分、上記電気コネクタをコンパクトにする可能性がある。
願に開示された上記スクイブの接続装置からは、嵌合作業が二段階で行われることが更に明確に意識できて上記移動部材の移動作業の操作忘れが起こりにくく、また上記移動部材が上記電気コネクタの上記反嵌合側へ突き出にくくなって上記移動部材が損傷するなどの不具合が防止される可能性を高め、さらに、再度の嵌合作業が必要になること、上記移動部材又は上記リテーナなどが破損すること、などが回避される可能性を高め、不完全嵌合の防止を更に実現しやすくなるという効果が得られる。
図1は、本発明の電気コネクタの実施形態である電気コネクタを、インフレータハウジング、スクイブ、およびリテーナの実施形態と共に示した分解斜視図である。 図2は、上記電気コネクタを別の角度からみたときの斜視図である。 図3は、上記電気コネクタを示す分解斜視図である。 図4は、上記移動部材を別の角度からみたときの斜視図である。 図5は、上記ハウジング、および上記移動部材の縦断面図である。 図6は、上記電気コネクタのハウジング、および移動部材を示す分解斜視図である。それぞれ一部を断面している。 図7は、上記移動部材が上記ハウジング本体に対して第1位置にあるときの上記ハウジング、および上記移動部材を示した斜視図である。それぞれ一部を断面している。 図8は、上記移動部材が上記ハウジング本体に対して第2位置にあるときの上記ハウジング、および上記移動部材を示した斜視図である。それぞれ一部を断面している。 図9は、上記インフレータハウジング、および上記スクイブを、一部を断面してみせた斜視図である。 図10は、上記ハウジングの嵌合部を上記リテーナに嵌合しはじめたときの上記電気コネクタ、上記インフレータハウジング、上記スクイブ、および上記リテーナを示す斜視図である。上記移動部材は上記ハウジング本体に対して第1位置にある。 図11は、図10で示した状態にある上記電気コネクタ、上記インフレータハウジング、上記スクイブ、および上記リテーナを、ロックアームを通る断面線で断面して示した縦断面図である。 図12は、図10で示した状態にある上記電気コネクタ、上記インフレータハウジング、上記スクイブ、および上記リテーナを、検出部を通る断面線で断面して示した斜視図である。 図13は、上記ハウジングの嵌合部を上記リテーナに嵌合している途中での上記電気コネクタ、上記インフレータハウジング、上記スクイブ、および上記リテーナを示す斜視図である。上記移動部材は上記ハウジング本体に対して第1位置にある。 図14は、図13で示した状態にある上記電気コネクタ、上記インフレータハウジング、上記スクイブ、および上記リテーナを、ロックアームを通る断面線で断面して示した縦断面図である。 図15は、図13で示した状態にある上記電気コネクタ、上記インフレータハウジング、上記スクイブ、および上記リテーナを、上記ハウジングの第1段部を通る断面線で断面して示した斜視図である。 図16は、図13で示した状態にある上記電気コネクタ、上記インフレータハウジング、上記スクイブ、および上記リテーナを、上記検出部を通る断面線で断面して示した斜視図である。 図17は、上記ハウジングの嵌合部を上記リテーナに嵌合したときの上記電気コネクタ、上記インフレータハウジング、上記スクイブ、および上記リテーナを示す斜視図である。上記移動部材は上記ハウジング本体に対して第1位置にある。 図18は、図17で示した状態にある上記電気コネクタ、上記インフレータハウジング、上記スクイブ、および上記リテーナを、ロックアームを通る断面線で断面して示した縦断面図である。 図19は、図17で示した状態にある上記電気コネクタ、上記インフレータハウジング、上記スクイブ、および上記リテーナを、上記ハウジングの第1段部を通る断面線で断面して示した斜視図である。 図20は、図17で示した状態にある上記電気コネクタ、上記インフレータハウジング、上記スクイブ、および上記リテーナを、上記検出部を通る断面線で断面して示した斜視図である。 図21は、図17で示した状態にある上記電気コネクタにおいて、上記移動部材を上記ハウジング本体に対して上記第1位置から第2位置へ移動させたときの斜視図である。 図22は、図21で示した状態にある上記電気コネクタ、上記インフレータハウジング、上記スクイブ、および上記リテーナを、上記ハウジングの上記第1段部を通る断面線で断面して示した斜視図である。 図23は、図21で示した状態にある上記電気コネクタ、上記インフレータハウジング、上記スクイブ、および上記リテーナを、上記検出部を通る断面線で断面して示した斜視図である。 図24は、本発明の電気コネクタの変形例の電気コネクタを示す斜視図である。 図25は、本発明の電気コネクタの別の変形例である電気コネクタの上記嵌合部付近を示す拡大斜視図である。 図26は、本発明の電気コネクタの、さらに別の変形例である電気コネクタを示す斜視図である。第1の移動部材は上記ハウジング本体に対して上記第2位置にある。第2の移動部材は上記ハウジング本体に対して上記第1位置にある。 図27は、本発明の電気コネクタの、上記さらに別の変形例である上記電気コネクタを示す斜視図である。上記第1の移動部材は上記ハウジング本体に対して上記第2位置にある。上記第2の移動部材は上記ハウジング本体に対して上記第2位置にある。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1ないし図23は、本発明の電気コネクタ、およびスクイブの接続装置の一つの実施形態を示す。上記電気コネクタ、および上記スクイブの接続装置は、エアバッグを膨らませる装置であるインフレータを構成する要素である。図1に示すように、上記スクイブの接続装置は、インフレータハウジング200、スクイブ300、およびリテーナ400を有する相手装置と、上記相手装置に嵌合することになる電気コネクタ100とを備えている。このように嵌合することになる上記電気コネクタ100および上記相手装置において、一方における他方に対して嵌合する側を嵌合側とし、上記電気コネクタ100および上記相手装置で上記嵌合側同士を対向させたときに一方における他方へ向かう方向を嵌合方向とする。上記嵌合側の反対側を反嵌合側とし、上記嵌合方向の反対方向を反嵌合方向とする。以下、部材又は部分に対して単に上記嵌合側若しくは上記嵌合方向又は上記反嵌合側若しくは上記反嵌合方向というときは、その部材又は部分が上記電気コネクタ100に設けられているときは当該電気コネクタ100の上記嵌合側若しくは上記嵌合方向又は上記反嵌合側若しくは上記反嵌合方向のことであり、その部材又は部分が上記相手装置に設けられているときは当該相手装置の上記嵌合側若しくは上記嵌合方向又は上記反嵌合側若しくは上記反嵌合方向のことである。したがって、図11を符号が正しく読める向きに置くと、上記電気コネクタ100の上記嵌合側は図の上記電気コネクタ100の下側を指し、上記嵌合方向は図の上記電気コネクタ100の下方向を指し、上記反嵌合側は図の上記電気コネクタ100の上側を指し、上記反嵌合方向は図の上記電気コネクタ100の上方向を指す。また同じ図で、上記相手装置の上記嵌合側は図の上記相手装置の上側を指し、上記嵌合方向は図の上記相手装置の上方向を指し、上記反嵌合側は図の上記相手装置の下側を指し、上記反嵌合方向は図の上記相手装置の下方向を指す。
図1、図9、および図11に示すように、上記インフレータハウジング200はアルミ合金で形成されているが、このような導電性の材料により形成してもよいし、絶縁性の材料又はその他の材料により形成してもよい。上記インフレータハウジング200には、上記嵌合側の表面から上記反嵌合側に向かって凹むソケット210が設けられている。上記ソケット210は内部空間が円柱状になるように形成されているが、上記内部空間が角柱状又はその他の形状になるように形成してもよい。
図1、図9、および図11に示すように、上記スクイブ300の上記嵌合側には、上記嵌合側に向かって立ち上がる一対のスクイブ端子310が設けられている。このスクイブ端子310は、導電性材料により棒状に形成されているが、例えば筒状、板状又はその他の形状に形成してもよい。上記スクイブ端子310はピンと呼ばれることもある。上記スクイブ300に上記一対のスクイブ端子310を介して電流を流すと、その電気エネルギを受けて上記スクイブ300が発熱する。上記インフレータハウジング200が導電性の材料により形成されているので、上記スクイブ端子310の周囲には絶縁性の部材が設けられていて、上記スクイブ端子310と上記インフレータハウジング200とを絶縁している。例えば接地の取り方などにより、上記スクイブ端子が単極になることがあるし、三極以上になることもある。そして、上記スクイブ300は、上記インフレータハウジング200の上記反嵌合側に、上記スクイブ端子310が上記ソケット210の底部から上記嵌合側に向かって立ち上がるように設けられている。上記スクイブ300の周囲には点火剤及びガス発生剤が配設されている。上記インフレータハウジング200の上記反嵌合側には収縮したエアバッグが納められている。よって、スクイブ300が電気エネルギを受けて発熱すると上記点火剤が点火し、これによってガス発生剤がガスを発生し、このガスがエアバッグを展開させるようになっている。
図1に示すように、上記リテーナ400は、合成樹脂により形成されているが、このような絶縁性の材料により形成してもよいし、上記スクイブ端子310又は後述する電気端子120と絶縁する構成を採用するときには導電性の材料又はその他の材料により形成してもよい。上記リテーナ400は、外形が上記ソケット210の内部空間に対応する形状に形成されているので、この実施形態の場合、上記リテーナ400の横断面の外周がほぼ円状になるように形成されているが、上記ソケット210の内部空間に含まれる形状であれば上記リテーナの横断面の外周が多角形又はその他の形状になるように形成してもよい。上記リテーナ400は、内部に、上記嵌合方向に貫通して上記反嵌合側から上記スクイブ端子310を導入する空洞が形成されるように設けられている。上記リテーナ400は上記ソケット210に装着されている。上記リテーナ400と上記ソケット210との係合力を確保するため、上記リテーナ400に装着用アーム410が設けられ、この装着用アーム410に設けられた突起411が、上記ソケット210に設けられた溝212に嵌まっている。上記装着用アーム410は、上記リテーナ400の周囲において上記嵌合方向に延びており、一端が上記リテーナ400に固定され、他端に外側へ突き出た上記突起411が設けられている。上記装着用アーム410の外側とは、上記装着用アーム410において、上記嵌合方向にみて上記リテーナ400の央部から離れた側であり、その反対側が内側である。上記溝212は、上記インフレータハウジング200の上記ソケット210を構成する壁である構成壁211から外側へ凹んで設けられている。上記ソケット210の外側とは、上記ソケット210において、上記嵌合方向にみて上記ソケット210の央部から離れた側であり、その反対側が内側である。そして、上記リテーナ400を上記ソケット210に押し込むと、上記装着用アーム410が上記構成壁211に押されて上記内側へ弾性変形することで上記リテーナ400の上記ソケット210への挿入が可能となり、上記突起411が上記溝212の位置にくると上記装着用アーム410が復原して上記突起411が上記溝212に嵌まり、これによって上記リテーナ400と上記ソケット210とが係合する。
図1ないし図8に示すように、上記電気コネクタは、ハウジング110と、上記ハウジング110に設けられた電気端子120と、上記ハウジング110に設けられた移動部材130とを備えている。上記ハウジング110は合成樹脂により形成されているが、このような絶縁性の材料により形成してもよいし、上記電気端子120又は上記スクイブ端子310と絶縁する構成を採用するときには導電性の材料又はその他の材料により形成してもよい。上記ハウジング110は、ハウジング本体111と、上記ハウジング本体111の上記嵌合側に設けられて上記リテーナ400に嵌合することになる嵌合部112とを備えている。上記ハウジング本体111は、上記嵌合方向と直交する方向に延びており、その一端側から上記嵌合部112が上記嵌合方向に延びている。しかし、これによって上記ハウジング本体および上記嵌合部の形状が限定解釈されることはない。上記ハウジング本体が、例えば、長手方向をもたない例えば立方体などの形状に形成されていてもよいし、上記ハウジング本体の長手方向が上記嵌合方向に対して零度を越えて180度未満の角度をなすように形成されていてもよい。また、上記嵌合部は上記ハウジング本体の上記嵌合側に設けられておればよく、上記ハウジング本体における上記嵌合方向に向いた面内のどの位置に設けてもよい。上記嵌合部112と上記リテーナ400とは、一方に設けられた凸部を他方に設けられた凹部に挿入することで嵌合し、さらに上記凸部を上記凹部から抜くことで離脱する。変形例として、上記嵌合部と上記リテーナとを嵌め殺しにして嵌合し放しとなるようにしてもよい。この実施形態の場合、上記嵌合部112に、凸部として第1筒状部112aが設けられ、これに対応して上記リテーナ400には凹部として第2筒状部420が設けられており、上記第1筒状部112aが上記第2筒状部420の内側に入ることで上記嵌合を行うようになっている。これとは逆に、上記第2筒状部が上記第1筒状部の内側に入ることで上記嵌合を行うようにしてもよい。ここでは上記第1筒状部112aも上記第2筒状部420も円筒状に形成したが、例えば角筒状、楕円筒状又はその他の筒状に形成してもよい。この実施形態の場合、さらに、上記嵌合部112に、凸部として第3筒状部112bが設けられ、これに対応して上記リテーナ400には凹部として第4筒状部430が設けられており、上記第3筒状部112bが上記第4筒状部430の内側に入ることで上記嵌合を行うようになっている。そして、上記第3筒状部112bの内部に上記電気端子120が配置され、上記第4筒状部430の内部が上記空洞になっていて上記スクイブ端子310を配置している。しかし、例えば上記第1筒状部112aと上記第2筒状部420との嵌合のみで上記嵌合部112と上記リテーナ400とが安定的に嵌合する場合などには、上記第3筒状部112bおよび上記第4筒状部430を設けなくてもよい。
図3、および図11に示すように、上記電気端子120は、上記スクイブ端子310の数に応じた数だけ設けられている。したがって、この実施形態の場合、一対の上記電気端子120が設けられている。上記電気端子120は、導電性材料により形成され、接触部121と、接続部122とを備えており、上記ハウジング110に設けられている。上記接触部121は上記電気端子120の上記嵌合側に設けられているが、上記電気端子の例えば上記反嵌合側又はその他の部位に設けられていてもよい。上記接触部121は、上記嵌合部112に設けられており、上記嵌合部112を上記リテーナ400に嵌合すると、上記接触部121が上記スクイブ端子310に接触するように構成されている。上記スクイブ端子310が棒状に形成されているので、上記電気端子120の上記接触部121は、この上記スクイブ端子310に嵌まるように筒状に形成されている。これとは逆に上記スクイブ端子を筒状に形成すると共に、上記電気端子の上記接触部を上記スクイブ端子に嵌まるように棒状に形成してもよい。上記電気端子の上記接触部は、上記スクイブ端子に接触できる形状に形成されておればよく、例えば板状又はその他の形状に形成されていてもよい。上記接続部122は、導体500との接続構造を備えている。この実施形態の場合、上記導体500は、芯線と、この芯線を被覆する絶縁被覆とを備えた電線であるので、上記接続構造はワイヤーバレル、およびインシュレーションバレルでバレルにより構成されている。上記ワイヤーバレルは、上記電気端子120における板幅方向から立ち上がる圧着片であり、上記導体500の終端から露出する芯線をかしめる。上記インシュレーションバレルは、上記電気端子120における上記ワイヤーバレルに対して上記接触部121から遠い側で上記電気端子120の板幅方向から立ち上がる圧着片であり、上記導体500の終端の絶縁被覆をかしめる。上記導体500は、上記電線の他にも例えばシールドケーブル又はその要素を含み、また例えばFFC(フレキシブルフラットケーブル)などの平形柔軟ケーブル又はその要素を含み、さらに、その他の導電体を備えた導電手段を含んでいる。また、上記接続構造は、例えば上記導体を圧接するための構造、上記導体をピアシングするための構造、上記導体をハンダ付けするための構造又はその他の構造であってもよい。この実施形態の場合、上記接触部121が上記嵌合部112の内部に装着され、上記接続部122が上記ハウジング本体111の内部に装着されるので、上記接触部121が上記嵌合部112の長手方向である上記嵌合方向に延び、上記接続部122が上記ハウジング本体111の長手方向である、上記嵌合方向と直交する方向に延びていて、上記電気端子120がL字状に形成されているが、上記電気端子は例えばI字状、V字状又はその他の形状に形成されていてもよく、また上記接触部および上記接続部は上記ハウジングの内部に設けられておればよい。図24は、上記電気コネクタ100の変形例を示す。この電気コネクタ100の場合、上記一対の上記電気端子120に加えて、さらに、他の電気端子120’が設けられている。その他の構成は、この実施形態の電気コネクタと同様である。上記他の電気端子120’は、上記嵌合側に設けられた上記接触部121’と、他の導体500’との接続構造を有する接続部(図示省略)とを備えている。上記接触部121’は、上記嵌合部112に設けられた開口から外へ出ており、上記嵌合部112が上記リテーナ400に嵌合すると、上記接触部121’が上記ソケット210の上記構成壁211に接触して上記インフレータハウジング200に導通するようになっている。上記他の導体500’は上記導体500と同様の構成の電線であるが、上記電線の他にも例えばシールドケーブル若しくはその要素、例えばFFCなどの平形柔軟ケーブル若しくはその要素、又はその他の導電体を備えた導電手段を含んでいる。上記他の電気端子120’の上記接続部は上記電気端子120の上記接続部122と同様の構成であり、上記接続部122のときと同様にして上記他の導体500’に接続される。さらに、シールドケーブルを接続するようにした上記電気コネクタ100の変形例がある。この変形例では、例えば上記シールドケーブルの信号線が上記導体500として上記電気端子120の上記接続部122に接続されると共に、上記シールドケーブルの外部導体が上記他の導体500’として上記他の電気端子120’の上記接続部に接続される。上記電気端子は上記接続部を備えていない実施形態を含んでいる。そのなかには、例えば非接触で外部との間で導通を行う上記電気端子の実施形態などがある。
図1ないし図8などに示すように、上記移動部材130は、移動部材本体131と、検出部132とを備えている。上記移動部材130は合成樹脂により形成されているが、このような絶縁性の材料により形成してもよいし、上記電気端子120又は上記スクイブ端子310と絶縁する構成を採用するときには導電性の材料又はその他の材料により形成してもよい。上記移動部材本体131は、上記ハウジング本体の上記反嵌合側に配置されている。上記移動部材本体131は平板状に形成されており、上記嵌合方向に向いているが、上記移動部材本体は例えば湾曲した板状又はその他の形状に形成してもよいし、上記移動部材本体又はその表面の向きも上記嵌合方向に対して関連づけられなくてよく、どのような向きでもよい。そして、上記移動部材本体131は、上記ハウジング本体111に、上記嵌合方向に対して角度をなした移動方向に沿って移動自在に設けられている。この実施形態の場合、上記移動方向は上記嵌合方向と直交する方向であるが、上記嵌合方向と零度を越えて180度未満の角度をなすようにしてもよい。上記検出部132は、上記移動部材本体131に弾性部133を介して設けられ、上記嵌合方向に沿って変位自在に設けられている。すなわち、移動部材本体131の上記移動方向前側から上記移動方向前方へ上記弾性部133が延びており、上記弾性部133の上記移動方向前側の端部から上記嵌合方向へ向かって上記検出部132が延びている。しかし、上記弾性部は上記移動部材本体における例えば上記移動方向後側、上記嵌合側、幅方向の両側のいずれか一方又はその他の部位に設けてもよい。ここで、上記幅方向は、上記嵌合方向および上記移動方向の両方に直交する方向である。上記検出部および上記弾性部は、二以上設けてもよい。上記移動方向の前側又は前方は、図7の矢印(F)で示す側又は方向であり、上記移動方向の後側又は後方は、図7の矢印(R)で示す側又は方向である。上記検出部132、および上記弾性部133は、上記移動部材本体131と同じ材料で一体的に形成されているが、上記移動部材本体と別体に設けて上記移動部材本体に接続してもよい。また、上記検出部132と上記弾性部133とは同じ材料で一体的に形成されているが、上記検出部と上記弾性部を別体に設けてから例えば接続し、隣接して配置し、連結し又はその他の方法で関連づけるようにしてもよい。上記弾性部133は、棒状に形成されていて片持ち梁のように撓むことで弾性変形するが、上記弾性部を板バネ、つる巻きバネ又はその他の弾性部材により構成してもよい。上記移動部材本体131における上記幅方向の両側には、上記幅方向に向いて上記嵌合方向へ延びる側板134がそれぞれ設けられ、この側板134の上記幅方向内側には上記幅方向外側へ凹む溝134aが上記移動方向に沿って延びるように設けられている。上記側板134の上記幅方向外側とは、上記側板134において、上記幅方向に沿って上記移動部材本体131の央部から離れた側であり、その反対側が上記幅方向内側である。また、上記ハウジング本体111の上記幅方向の両側の壁には上記幅方向外側へ出た凸部111aがそれぞれ設けられている。そして、上記移動部材本体131の可撓性を利用して上記ハウジング本体111の上記凸部111aを上記側板134の上記溝134aに嵌めると、上記凸部111aが上記溝134aのなかで上記移動方向に沿って移動することで上記移動部材本体131が上記ハウジング本体111に上記移動方向に沿って移動自在になるようにしている。上記ハウジング本体111の上記幅方向外側とは、上記ハウジング本体111において、上記ハウジング本体111の央部から離れた側であり、その反対側が上記幅方向内側である。これに代えて、例えば上記移動部材本体に上記凸部を設けると共に上記ハウジング本体に上記溝を設けてもよいし、上記側板の上記嵌合側の端部を上記幅方向に延ばして上記ハウジング本体の上記嵌合側の面にかかるようにして上記側板で上記ハウジング本体を抱き込むようにしてもよいし、又は他の構造にしてもよく、それによって上記移動部材本体が上記ハウジング本体に上記移動方向に沿って移動自在になるようにしてもよい。
図3、図6、および図7などに示すように、上記ハウジング110には、上記移動方向後方へ向かうと上記反嵌合側の第1端面113aから上記嵌合側へ向かう第1段部113が設けられている。この実施形態の場合、上記ハウジング本体111の上記移動方向前側で上記嵌合部112よりも上記移動方向前側に、二つの上記第1段部113が上記幅方向に並べて設けられている。上記ハウジング本体111には上記反嵌合側に向いた上記第1端面113aがそれぞれ形成されている。上記ハウジング本体111には上記各第1端面113aの上記移動方向後側で上記嵌合側へ向かって段差がそれぞれついており、上記各第1端面113aの上記移動方向後端縁には上記移動方向後方に向いた面であって上記嵌合側へ延びる後面113bがそれぞれ接続されている。上記各第1端面113aから上記嵌合側への段差によって上記第1段部113がそれぞれ形成されている。上記各第1段部113は、上記幅方向にみて逆さL字状又はそれを左右に反転した形状に形成されている。上記後面の向きは上記移動方向後方に対して傾斜していてもよい。上記第1段部は、上記嵌合部に設けてもよい。上記第1段部は、上記ハウジング本体又は上記嵌合部における上記移動方向又は上記幅方向に沿ったどの部位に設けてもよい。上記第1段部は、一つだけ設けてもよいし、三つ以上設けてもよい。
図3、図6、および図7などに示すように、上記検出部132には、上記移動方向前方へ向かうと上記嵌合側の第2端面132aaから上記反嵌合側へ向かう第2段部132aが設けられている。この実施形態の場合、上記検出部132の上記幅方向両側に、上記第2段部132aがそれぞれ設けられている。上記検出部132には上記嵌合側に向いた上記第2端面132aaがそれぞれ形成されている。上記検出部132には上記各第2端面132aaの上記移動方向前側で上記反嵌合側へ向かって段差がそれぞれついており、上記各第2端面132aaの上記移動方向前端縁には上記移動方向前方に向いた面であって上記反嵌合側へ延びる前面132abがそれぞれ接続されている。上記各第2端面132aaから上記反嵌合側への段差によって上記第2段部132aがそれぞれ形成されている。上記各第2段部132aは、上記幅方向にみてL字状又はそれを左右に反転した形状に形成されている。上記前面の向きは上記移動方向前方に対して傾斜していてもよい。上記第2段部は、上記検出部における上記移動方向又は上記幅方向に沿ったどの部位に設けてもよい。上記第2段部は、一つだけ設けてもよいし、三つ以上設けてもよい。
そして、図7に示すように、上記移動部材130が上記ハウジング本体111に対して第1位置にあるときには、上記第2段部132aが上記第1段部113に掛かって上記移動部材130の上記移動方向前方への移動が阻止されるように構成されている。図10ないし図12に示すように、上記嵌合部112が上記リテーナ400に軽く嵌まっているが完全に嵌まっていないときも、上記第2段部132aが上記第1段部113に掛かって上記移動部材130の上記移動方向前方への移動が阻止され、上記移動部材130は上記ハウジング本体111に対して第1位置に保持される。さらに、図13ないし図16に示すように、上記嵌合部112が上記リテーナ400に、もう少し深く嵌まっているが完全に嵌まっていないときも、上記第2段部132aが上記第1段部113に掛かって上記移動部材130の上記移動方向前方への移動が阻止され、上記移動部材130は上記ハウジング本体111に対して第1位置に保持される。そして、図17ないし図20に示すように、上記嵌合部112が上記リテーナ400に完全に嵌ると、上記検出部132が上記リテーナ400に当たり、上記検出部132が上記リテーナ400に押されることで上記反嵌合側へ変位して上記第2段部132aが上記第1段部113から外れることで上記移動部材130の上記移動方向前方への移動が許容され、これによって上記移動部材130が上記ハウジング本体111に対して上記第1位置からそれよりも上記移動方向前側にある第2位置まで前進することができるように構成されている。上記リテーナ400には、上記反嵌合側に向いた面を有する受止部450が形成されていて、この受止部450に上記検出部132が当たるようになっているが、上記受止部は、上記リテーナの他の部位に設けてもよい。このように上記第2段部132aが上記第1段部113から外れた状態で上記移動部材130を上記ハウジング本体111に対して上記第1位置から上記第2位置まで前進させると、図21ないし図23に示すように、上記移動部材130と上記ハウジング本体111との相対的位置関係が変わる。図8は、このときの上記電気コネクタ100を示している。そして、図7から図8への上記相対的位置関係の変動によって、上記嵌合部112が上記リテーナ400に完全に嵌ったことが視覚的にわかることになる。この実施形態では、上記嵌合部112が上記リテーナ400に完全に嵌ると上記検出部132が上記リテーナ400に当たるように構成したが、変形例として、上記嵌合部112が上記リテーナ400に完全に嵌ると、上記検出部132が上記インフレータハウジング200に当たり、上記検出部132が上記インフレータハウジング200に押されることで上記反嵌合側へ変位して上記第2段部132aが上記第1段部113から外れることで上記移動部材130の上記移動方向前方への移動が許容され、これによって上記移動部材130が上記ハウジング本体111に対して上記第1位置からそれよりも上記移動方向前側にある第2位置まで前進することができるように構成してもよい。その場合、上記インフレータハウジングに、例えば上記反嵌合側に向いた面を有する受止部を形成し、この受止部に上記検出部が当たるようにする。この受止面は、例えば上記ソケットの底部に設けてもよい。しかし、この受止部は、上記インフレータハウジングの他の部位に設けてもよい。この実施形態では、上記検出部132の上記嵌合側の先端が上記リテーナ400又は上記インフレータハウジングに当たるようにしたが、上記検出部の例えば中途部又はその他の部位が上記リテーナ又は上記インフレータハウジングに当たるようにしてもよい。
この実施形態の場合、図1などに示すように、上記ハウジング110にロックアーム600が設けられている。上記ロックアーム600は二つ設けられているが、設ける上記ロックアーム600の数は一つでも三つ以上であってもよい。上記ロックアーム600は、上記嵌合方向に沿って延びており、上記移動部材本体131に近接させて配置されている。上記ロックアーム600は、弾性変形する接続部610を介して上記嵌合方向にみて上記移動方向と平行で且つ上記嵌合方向と直交する方向である軸Xのまわりに傾くことができるように上記ハウジング110に接続されている。上記軸Xは仮想的な軸である。この実施形態の場合、上記ロックアーム600は、このように上記接続部610を介して上記軸Xのまわりに傾くことができるように上記ハウジング本体111に接続されているが、上記ロックアームを上記接続部を介して上記軸まわりに傾くことができるように上記嵌合部に接続してもよい。
上記ロックアーム600の上記接続部610よりも上記嵌合側に突出部620が設けられている。上記ロックアーム600の上記反嵌合側の端部が操作部630になっている。上記突出部620は上記ロックアーム600の内側に突き出ている。上記ロックアーム600の内側とは、上記ロックアーム600において、上記嵌合方向にみて上記ハウジング本体111の央部に近い側であり、その反対側が外側である。そして、上記嵌合部112を上記リテーナ400に嵌めていくと、上記突出部620が上記リテーナ400の構成壁に乗り上げてから上記リテーナ400の凹部440に掛かり、上記ロックアーム600の上記操作部630を押して上記ロックアーム600を上記接続部610を支点にして傾かせると、上記突出部620が上記凹部440から外れるように構成されている。図25は、上記電気コネクタ100の変形例を示す。この電気コネクタ100の場合、上記突出部620は上記ロックアーム600の上記外側に突き出ている。そして、上記嵌合部112を上記リテーナ400に嵌めていくと、上記突出部620が上記ソケット210の上記構成壁211に乗り上げてから上記ソケット210の凹部に掛かり、上記ロックアーム600の上記反嵌合側の端部を押して上記ロックアーム600を上記接続部610を支点にして傾かせると、上記突出部620が上記凹部から外れるように構成されている。上記ソケット210の凹部は、例えば上記溝212であるが、他に別途に形成してもよい。その他の構成は、この実施形態の電気コネクタと同様である。
上記ロックアーム600の傾きにより距離が変動する上記ロックアーム600と上記移動部材本体131との対向する部位のうち、上記ロックアーム600の上記部位には上記移動方向後方へ向かうと上記移動部材本体131の上記部位に対向する第3端面641から上記移動部材本体131の上記部位から遠ざかる側へ向かう第3段部640が設けられている。ここでいう上記対向する部位には、上記幅方向に対向するだけではなく、上記嵌合方向にみて上記幅方向と角度をなす方向に対向する部位を含んでいる。この実施形態の場合、図3、図6、および図7などに示すように、上記各ロックアーム600の上記操作部630の上記移動方向前側、および上記移動方向後側に、上記第3段部640がそれぞれ設けられている。上記操作部630の上記移動方向前側、および上記移動方向後側には上記第3端面641がそれぞれ形成されている。上記ロックアーム600には上記各第3端面641の上記移動方向後側で上記移動部材本体131の上記部位から遠ざかる側へ向かってそれぞれ段差がついており、上記各第3端面641の上記移動方向後端縁には上記移動方向後方に向いた面であって上記移動部材本体131の上記部位から遠ざかる側へ延びる後面642がそれぞれ接続されている。上記各第3端面641から上記移動部材本体131の上記部位から遠ざかる側への段差によって上記第3段部640がそれぞれ形成されている。上記各第3段部640は、上記嵌合方向にみて逆さL字状又はそれを左右に反転した形状に形成されている。上記後面の向きは上記移動方向後方に対して傾斜していてもよい。上記第3段部は、上記ロックアームのどの部位に設けてもよい。上記第3段部は、一つだけ設けてもよいし、三つ以上設けてもよい。
上記ロックアーム600の傾きにより距離が変動する上記ロックアーム600と上記移動部材本体131との対向する部位のうち、上記移動部材本体131の上記部位には上記移動方向前方へ向かうと上記ロックアーム600の上記部位に対向する第4端面135aから上記ロックアーム600の上記部位から遠ざかる側へ向かう第4段部135が設けられている。この実施形態の場合、図3、図6、および図7などに示すように、上記移動部材本体131の上記移動方向前側に設けられた支持部131aが上記各ロックアーム600の上記幅方向内側を上記移動方向前方へそれぞれ延びており、この支持部131aの上記移動方向前側、および上記移動方向後側に、上記第4段部135がそれぞれ設けられている。上記支持部131aの上記移動方向前側、および上記移動方向後側には上記第4端面135aがそれぞれ形成されている。上記支持部131aには上記各第4端面135aの上記移動方向前側で上記ロックアーム600の上記部位から遠ざかる側へ向かってそれぞれ段差がついており、上記各第4端面135aの上記移動方向前端縁には上記移動方向前方に向いた面であって上記ロックアーム600の上記部位から遠ざかる側へ延びる前面135bがそれぞれ接続されている。上記各第4端面135aから上記ロックアーム600の上記部位から遠ざかる側への段差によって上記第4段部135がそれぞれ形成されている。上記第4段部135は、上記嵌合方向にみてL字状又はそれを左右に反転した形状に形成されている。上記前面の向きは上記移動方向前方に対して傾斜していてもよい。上記第4段部は、上記移動部材本体131のどの部位に設けてもよい。上記第4段部は、一つだけ設けてもよいし、三つ以上設けてもよい。
そして、図13ないし図16に示すように、上記嵌合部112が上記リテーナ400に嵌まっているが完全に嵌まっていないときに、上記ロックアーム600の上記突出部620が上記リテーナ400の上記構成壁に乗り上げると上記接続部610が弾性変形することで上記ロックアーム600が傾いて上記第3段部640が上記第4段部135の進路に割り込み上記移動部材130の上記移動方向前方への移動が阻止されように構成されている。この場合、上記第4段部135の前面135bが、上記ロックアーム600が傾くことにより上記内側に寄ってきた上記第3段部640の上記後面642に当たることで上記移動部材130の上記移動方向前方への移動が阻止される。次いで、図17ないし図20に示すように、上記嵌合部112が上記リテーナ400に完全に嵌って、上記ロックアーム600の上記突出部620が上記凹部440に掛かると上記接続部610が弾性復原することで上記ロックアーム600の傾きが解消して上記第3段部640が上記第4段部135の進路から出て上記移動部材130の上記移動方向前方への移動が許容され、これによって上記移動部材130が上記ハウジング本体111に対して上記第1位置からそれよりも上記移動方向前側にある第2位置まで前進することができるように構成されている。
この実施形態の場合、図3、図6、および図7などに示すように、上記移動部材130が上記ハウジング本体111に対して上記第2位置にくると上記第3端面641と上記第4端面135aとが上記ロックアーム600が傾く方向に沿って対向して上記ロックアーム600の傾きを阻止するように構成されている。その場合、上記ロックアーム600が傾く方向に沿って対向したときの上記第3端面641と上記第4端面135aとの間隔は、どの程度にも設定できるが、この間隔が狭いほど許容される上記ロックアーム600の傾き角度が小さくなり、上記ロックアーム600の傾きを阻止する度合いが強くなる。
この実施形態の場合、上記移動部材130、および上記移動部材本体131は、それぞれ全体として一つの動きをする。図26、および図27は、このような上記移動部材、および上記移動部材本体と異なる構成の上記移動部材、および上記移動部材本体を備えた上記電気コネクタ100の変形例を示す。この電気コネクタ100の場合、上記移動部材130が、第1の移動部材130aと、第2の移動部材130bとに分割されている。ここでは上記移動部材130の上記移動方向後側が上記第1の移動部材130aになり、上記移動部材130の上記移動方向前側が上記第2の移動部材130bになるように分割したが、例えばそれと逆に上記移動部材の上記移動方向前側が上記第1の移動部材になり、上記移動部材の上記移動方向後側が上記第2の移動部材になるように分割する、上記嵌合側と上記反嵌合側に分割する、上記幅方向内側と上記幅方向外側に分割する、横に並ぶように分割する、などのようにしてもよい。上記第1の移動部材130aは、上記ハウジング本体111に上記移動方向に沿って移動自在に設けられた第1の移動部材本体131cを備えており、上記検出部132が上記第1の移動部材本体131cに設けられている。上記第2の移動部材130bは、上記ハウジング本体111に上記移動方向に沿って移動自在に設けられた第2の移動部材本体131dを備えており、上記第4段部135が上記第2の移動部材本体131dに設けられている。その他の構成は、この実施形態の電気コネクタと同様である。図26、および図27で、上記第1の移動部材130aは上記ハウジング本体111に対して上記第2位置にある。図26で、上記第2の移動部材130bは上記ハウジング本体111に対して上記第1位置にあるが、図27で、上記第2位置へ移動されている。
この実施形態の場合、上記ハウジング本体111の上記反嵌合側が外部に開放されており、上記移動部材本体131が上記ハウジング本体111の上記開放部分を覆うように設けられている。
この実施形態の場合、図3、図6、および図7などに示すように、上記第1段部113の上記移動方向前側に、第5段部114が設けられている。すなわち、上記ハウジング110には、上記移動方向前方へ向かうと上記第1端面113aから上記嵌合側へ向かう上記第5段部114が設けられている。この実施形態の場合、上記二つの上記第1段部113に対応して上記第5段部114も二つ設けられている。上記ハウジング本体111には上記各第1端面113aの上記移動方向前側で上記嵌合側へ向かって段差がそれぞれついており、上記各第1端面113aの上記移動方向前端縁には上記嵌合側へ延びる前面114aがそれぞれ接続されている。上記各第1端面113aから上記嵌合側への段差によって上記第5段部114がそれぞれ形成されている。上記各前面114aは上記移動方向前方に進むにつれて徐徐に上記嵌合方向に向かうように斜面に形成されているが、これによって上記前面の向きが限定されることはなく、例えば上記前面を上記移動方向前方に向けて、上記各第5段部114を、上記幅方向にみて逆さL字状又はそれを左右に反転した形状に形成してもよい。上記第1段部を上記嵌合部に設けたときには上記第5段部も上記嵌合部に設けられる。上記第5段部は、上記ハウジング本体又は上記嵌合部における上記移動方向又は上記幅方向のどの部位に設けてもよい。上記第5段部は、一つだけ設けてもよいし、三つ以上設けてもよい。この実施形態の場合、上記各前面114aを上記移動方向前方に進むにつれて徐徐に上記嵌合方向に向かうように斜面に形成したので、上記移動部材130が上記ハウジング本体111に対して上記第2位置から上記移動方向に沿って後進するときに上記第1端面113aへスムーズに乗り上げて上記第1位置へ戻ることができる。上記第1段部113に上記第5段部114を設けたことに対応して、上記リテーナ400の上記受止部450には、上記移動方向前方へ向かうと上記嵌合側へ向かう第6段部451が設けられている。このようにすれば、上記移動部材130が上記移動方向前方へ移動して上記第2段部132aが上記第1段部113の上記第1端面113aを通り過ぎることで上記嵌合方向に変位したときに、上記検出部132が第6段部451の上記移動方向前側へ移動することで上記嵌合方向に変位するので、上記検出部132が自然な状態に戻り、上記検出部132に上記反嵌合方向へ押されることで生じる負荷が軽減される可能性がある。本発明は、上記リテーナに上記第5段部を設けると共に上記第6段部を設けない上記電気コネクタの実施形態を含んでいる。上記インフレータハウジングに上記受止部を設けたときに、この受止部に上記第6段部451と同様に上記移動方向前方へ向かうと上記嵌合側へ向かう第6段部を設けてもよい。しかし、本発明は、上記インフレータハウジングに上記第5段部を設けると共に上記第6段部を設けない上記電気コネクタの実施形態を含んでいる。本発明の電気コネクタでは、上記第5段部を設けない実施形態を含んでいる。
上記実施形態の場合、上記ロックアーム600における上記移動部材本体131に対向する部位に、上記移動部材本体131から離れる側へ凹む退避部650が設けられており、上記移動部材130が上記ハウジング本体111に対して第1位置にあるときに上記ロックアーム600が傾いても上記前側の上記第4端面135aが上記退避部650に格納されて上記第4端面135aが上記ロックアーム600に当たらないようになっており、こうすることによって、上記嵌合部112の上記リテーナ400への嵌合時に上記突出部620が上記ソケット210の上記構成壁211に乗り上げて上記ロックアーム600が傾くこと、又は上記ロックアーム600の上記操作部630を押したときに上記ロックアーム600が傾くことが許容されるようになっている。
上記ロックアームの上記突出部620が上記ロックアーム600の上記外側に突き出ている上記変形例の場合、上記ロックアーム600の上記操作部630の上記外側に上記移動部材本体131の支持部131aが設けられ、上記第3段部640が上記ロックアーム600の上記操作部630の上記外側に設けられ、上記第4段部135が上記支持部131aにおける上記ロックアーム600に対向する部位に設けられることになる。
この種の電気コネクタに短絡片が設けられることがある。すなわち、例えば上記電気コネクタを嵌合する前に上記一対のスクイブ端子間に電流等が流れてスクイブが誤作動することなどを防止するため、上記スクイブ端子を短絡する上記短絡片を設けることが行われる。その場合、例えば上記電気コネクタを上記リテーナに完全嵌合すると上記短絡端子が上記電気コネクタから力を受けて上記外側へ払いのけられ、これによって上記短絡が解除されるように構成する。上記実施形態のスクイブの接続装置では上記短絡片を備えていないが、上記実施形態のスクイブの接続装置において上記短絡片を備えたスクイブの接続装置の実施形態は本発明のスクイブの接続装置に一つの実施形態として含まれる。
したがって、上記実施形態の電気コネクタ100の場合、上記ハウジング110の上記嵌合部112を上記リテーナ400に嵌合して、上記電気端子120の上記接触部121を上記スクイブ端子310に接触させると、上記電気コネクタ100が上記インフレータハウジング200、上記スクイブ300、および上記リテーナ400を有する上記相手装置に機械的および電気的に接続される。その場合、上記嵌合部112が上記リテーナ400に完全に嵌っていないと、上記検出部132が上記リテーナ400又は上記インフレータハウジング200に押されることがないので、上記移動部材130が上記ハウジング本体111に対して第1位置にあり、上記第2段部132aが上記第1段部113に掛かって上記移動部材130の上記移動方向前方への移動が阻止される。よって、上記移動部材130が上記ハウジング本体111に対して上記第1位置にあることで、上記嵌合部112が上記リテーナ400に完全に嵌っていないことが検知される。一方、上記嵌合部112が上記リテーナ400に完全に嵌ると、上記検出部132が上記リテーナ400又は上記インフレータハウジング200に押されて上記反嵌合側へ変位して上記第2段部132aが上記第1段部113から外れることで上記移動部材130の上記移動方向前方への移動が許容され、これによって上記移動部材130が上記ハウジング本体111に対して上記第1位置からそれよりも上記移動方向前側にある上記第2位置まで前進することができる。よって、上記移動部材130が上記ハウジング本体111に対して上記第2位置まで前進していることで、上記嵌合部112が上記リテーナ400に完全に嵌っていることが検知され、不完全嵌合の防止が実現される。
その場合、上記ハウジング本体111に上記移動部材本体131を、上記嵌合方向に対して角度をなした移動方向に沿って移動自在に設けたので、嵌合作業が二段階で行われることを明確に意識させて上記移動部材130の移動作業の操作忘れが起こりにくく、また上記移動部材130が上記電気コネクタ100の上記反嵌合側へ突き出にくいので、上記移動部材130が損傷するなどの不具合が防止される。そして、上記嵌合部112が上記リテーナ400に完全に嵌らなければ上記移動部材130が上記移動方向前方へ移動できないので、再度の嵌合作業が必要になること、上記移動部材130又は上記リテーナ400などが破損すること、などを防止することが可能となる。
本発明の上記電気コネクタにおいて上記ロックアームを備えていないものは本発明の参考形態になる。そのような種々の形態のなかで、上記実施形態、および変形例の上記電気コネクタ100は、上記嵌合方向に沿って延びる上記ロックアーム600が、上記移動部材本体131に近接させて配置されると共に、弾性変形する上記接続部610を介して上記嵌合方向にみて上記移動方向と平行で且つ上記嵌合方向と直交する方向である軸Xのまわりに傾くことができるように上記ハウジング110に接続されており、上記ロックアーム600の上記接続部610よりも上記嵌合側に、上記嵌合部112を上記リテーナ400に嵌めていくと上記リテーナ400又は上記ソケット210の構成壁に乗り上げてから上記リテーナ400又は上記ソケット210の凹部440、212に掛かり、上記ロックアーム600の上記反嵌合側の端部を押して上記ロックアーム600を上記接続部610を支点にして傾かせると上記凹部440、212から外れる突出部620が設けられており、上記ロックアーム600の傾きにより距離が変動する上記ロックアーム600と上記移動部材本体131との対向する部位のうち、上記ロックアーム600の上記部位には上記移動方向後方へ向かうと上記移動部材本体131の上記部位に対向する上記第3端面641から上記移動部材本体131の上記部位から遠ざかる側へ向かう上記第3段部640が設けられており、上記移動部材本体131の上記部位には上記移動方向前方へ向かうと上記ロックアーム600の上記部位に対向する上記第4端面135aから上記ロックアーム600の上記部位から遠ざかる側へ向かう上記第4段部135が設けられており、上記ロックアーム600の上記突出部620が上記構成壁211に乗り上げると上記接続部610が弾性変形することで上記ロックアーム600が傾いて上記第3段部640が上記第4段部135の進路に割り込み上記移動部材130の上記移動方向前方への移動が阻止され、上記ロックアーム600の上記突出部620が上記凹部440、212に掛かると上記接続部610が弾性復原することで上記ロックアーム600の傾きが解消して上記第3段部640が上記第4段部135の進路から出て上記移動部材130の上記移動方向前方への移動が許容され、これによって上記移動部材130が上記ハウジング本体111に対して上記第1位置からそれよりも上記移動方向前側にある第2位置まで前進することができるように構成されている。このようにすれば、上記嵌合部112が上記リテーナ400に完全に嵌っていないときには上記移動部材130が上記移動方向前方へ移動できない。よって、上記移動部材130が上記ハウジング本体111に対して上記第2位置まで前進していることで、上記嵌合部112が上記リテーナ400に完全に嵌っていることが検知され、この構成によっても不完全嵌合の防止が実現される。
本発明の上記電気コネクタは、上記ロックアームの傾きを規制する機能をもたない実施形態を含んでいる。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態、および変形例の上記電気コネクタ100は、上記移動部材130が上記ハウジング本体111に対して上記第2位置にくると上記第3端面641と上記第4端面135aとが上記ロックアーム600が傾く方向に沿って対向して上記ロックアーム600の傾きを阻止するように構成されている。このようにすれば、上記嵌合部112が上記リテーナ400に完全に嵌合しているときに不用意に上記ロックアーム600を操作しても上記第3端面641と上記第4端面135aとが突き合わされて上記ロックアーム600の傾きが阻止されるので、上記嵌合部112が上記リテーナ400から抜けにくくなり、又は抜けることが防止される。
本発明の上記電気コネクタは、上記移動部材、および上記移動部材本体を、それぞれ全体として一つの動きをするように構成してよい。そのような種々の実施形態のなかで、上記変形例の上記電気コネクタ100は、上記移動部材130が、上記第1の移動部材130aと上記第2の移動部材130bとに分割されており、上記第1の移動部材130aが、上記ハウジング本体111に上記移動方向に沿って移動自在に設けられた上記第1の移動部材本体131cを備え、上記検出部132が上記第1の移動部材本体131cに設けられており、上記第2の移動部材130bが、上記ハウジング本体111に上記移動方向に沿って移動自在に設けられた上記第2の移動部材本体131dを備え、上記第4段部135が上記第2の移動部材本体131dに設けられている。このようにすれば、上記検出部132による不完全嵌合を防止する機能と、上記第4段部135による不完全嵌合を防止する機能とが別々に得られる。また、上記第2の移動部材130bが上記ハウジング本体111に対して上記第2位置にくると上記第3端面641と上記第4端面135aとが上記ロックアーム600が傾く方向に沿って対向して上記ロックアーム600の傾きを阻止するように構成したときには、上記検出部132による不完全嵌合を防止する機能とは別に上記嵌合部112を上記リテーナ400から抜けにくくし、又は抜けることを防止する機能が得られる。
本発明の上記電気コネクタは、上記ハウジング本体の上記反嵌合側を閉塞し、その上記反嵌合側に上記移動部材本体を設けてもよい。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態、および変形例の上記電気コネクタ100は、上記ハウジング本体111の上記反嵌合側が外部に開放されており、上記移動部材本体131が上記ハウジング本体111の上記開放部分を覆うように設けられている。このようにすれば、上記移動部材本体131が上記ハウジング110の蓋として機能するので、別途に上記ハウジング110の蓋を設ける必要がなくなり、その分、上記電気コネクタ100がコンパクトになる可能性がある。
また、以上の説明により、本発明のスクイブの接続装置も十分に開示された。すなわち、その前提となるスクイブの接続装置は、上記嵌合側の表面から上記反嵌合側に向かって凹む上記ソケット210が設けられた上記インフレータハウジング200、上記スクイブ端子310が上記ソケット210の底部から上記嵌合側に向かって立ち上がるように上記インフレータハウジング200の上記反嵌合側に設けられた上記スクイブ300、および上記ソケット210に装着された上記リテーナ400を有する相手装置と、上記相手装置に嵌合することになる上記電気コネクタ100とを備え、上記電気コネクタ100は、上記ハウジング本体111、および上記ハウジング本体111の上記嵌合側に設けられて上記リテーナ400に嵌合することになる上記嵌合部112を有する上記ハウジング110と、上記スクイブ端子310に接触することになる上記接触部121を有して上記ハウジング110に設けられた上記電気端子120と、上記ハウジング本体111の上記反嵌合側に配置され、上記ハウジング本体111に、上記嵌合方向に対して角度をなした移動方向に沿って移動自在に設けられた上記移動部材本体131、および上記移動部材本体131に上記弾性部133を介して設けられ、上記嵌合方向に沿って変位自在な上記検出部132を有する上記移動部材130とを備え、上記ハウジング110には、上記移動方向後方へ向かうと上記反嵌合側の上記第1端面113aから上記嵌合側へ向かう上記第1段部113が設けられており、上記検出部132には、上記移動方向前方へ向かうと上記嵌合側の上記第2端面132aaから上記反嵌合側へ向かう上記第2段部132aが設けられており、上記移動部材130が上記ハウジング本体111に対して第1位置にあるときには、上記第2段部132aが上記第1段部113に掛かって上記移動部材130の上記移動方向前方への移動が阻止されており、上記嵌合部112が上記リテーナ400に完全に嵌ると、上記検出部132が上記リテーナ400又は上記インフレータハウジング200に押されて上記反嵌合側へ変位して上記第2段部132aが上記第1段部113から外れることで上記移動部材130の上記移動方向前方への移動が許容され、これによって上記移動部材130が上記ハウジング本体111に対して上記第1位置からそれよりも上記移動方向前側にある第2位置まで前進することができるように構成されたスクイブの接続装置である。そして、本発明のスクイブの接続装置の場合、上記電気コネクタ100は、上記嵌合方向に沿って延びる上記ロックアーム600が、上記移動部材本体131に近接させて配置されると共に、弾性変形する上記接続部610を介して上記嵌合方向にみて上記移動方向と平行で且つ上記嵌合方向と直交する方向である軸Xのまわりに傾くことができるように上記ハウジング110に接続されており、上記ロックアーム600の上記接続部610よりも上記嵌合側に、上記嵌合部112を上記リテーナ400に嵌めていくと上記リテーナ400又は上記ソケット210の構成壁に乗り上げてから上記リテーナ400又は上記ソケット210の凹部440、212に掛かり、上記ロックアーム600の上記反嵌合側の端部を押して上記ロックアーム600を上記接続部610を支点にして傾かせると上記凹部440、212から外れる突出部620が設けられており、上記ロックアーム600の傾きにより距離が変動する上記ロックアーム600と上記移動部材本体131との対向する部位のうち、上記ロックアーム600の上記部位には上記移動方向後方へ向かうと上記移動部材本体131の上記部位に対向する上記第3端面641から上記移動部材本体131の上記部位から遠ざかる側へ向かう上記第3段部640が設けられており、上記移動部材本体131の上記部位には上記移動方向前方へ向かうと上記ロックアーム600の上記部位に対向する上記第4端面135aから上記ロックアーム600の上記部位から遠ざかる側へ向かう上記第4段部135が設けられており、上記ロックアーム600の上記突出部620が上記構成壁211に乗り上げると上記接続部610が弾性変形することで上記ロックアーム600が傾いて上記第3段部640が上記第4段部135の進路に割り込み上記移動部材130の上記移動方向前方への移動が阻止され、上記ロックアーム600の上記突出部620が上記凹部440、212に掛かると上記接続部610が弾性復原することで上記ロックアーム600の傾きが解消して上記第3段部640が上記第4段部135の進路から出て上記移動部材130の上記移動方向前方への移動が許容され、これによって上記移動部材130が上記ハウジング本体111に対して上記第1位置からそれよりも上記移動方向前側にある第2位置まで前進することができるように構成されている。
本発明の上記電気コネクタ、および上記スクイブの接続装置は、以上で説明した実施形態および変形例の特徴を組み合わせた実施形態を含んでいる。さらに、以上で説明した実施形態および変形例は本発明の上記電気コネクタ、および上記スクイブの接続装置のいくつかの例を示したに過ぎない。したがって、これらの実施形態および変形例の記載によって本発明の上記電気コネクタ、および上記スクイブの接続装置が限定解釈されることはない。
100 電気コネクタ
110 ハウジング
111 ハウジング本体
112 嵌合部
113 第1段部
113a 第1端面
120 電気端子
121 接触部
122 接続部
120’ 他の電気端子
121’ 接触部
130 移動部材
131 移動部材本体
131c 第1の移動部材本体
131d 第2の移動部材本体
132 検出部
132a 第2段部
132aa 第2端面
133 弾性部
135 第4段部
135a 第4端面
200 インフレータハウジング
210 ソケット
211 構成壁
212 溝
300 スクイブ
310 スクイブ端子
400 リテーナ
500 導体
500’ 他の導体
600 ロックアーム
610 接続部
620 突出部
630 操作部
640 第3段部
641 第3端面

Claims (6)

  1. ハウジング本体、および上記ハウジング本体の嵌合側に設けられてインフレータハウジングの嵌合側の表面から反嵌合側に向かって凹むソケットに装着されたリテーナに嵌合することになる嵌合部を有するハウジングと、
    上記ソケットの底部から上記嵌合側に向かって立ち上がるスクイブ端子に接触することになる接触部を有して上記ハウジングに設けられた電気端子と、
    上記ハウジング本体の反嵌合側に配置され、上記ハウジング本体に、上記嵌合方向に対して角度をなした移動方向に沿って移動自在に設けられた移動部材本体、および上記移動部材本体に弾性部を介して設けられ、上記嵌合方向に沿って変位自在な検出部を有する移動部材とを備え、
    上記ハウジングには、上記移動方向後方へ向かうと上記反嵌合側の第1端面から上記嵌合側へ向かう第1段部が設けられており、
    上記検出部には、上記移動方向前方へ向かうと上記嵌合側の第2端面から上記反嵌合側へ向かう第2段部が設けられており、
    上記移動部材が上記ハウジング本体に対して第1位置にあるときには、上記第2段部が上記第1段部に掛かって上記移動部材の上記移動方向前方への移動が阻止されており、上記嵌合部が上記リテーナに完全に嵌ると、上記検出部が上記リテーナ又は上記インフレータハウジングに押されて上記反嵌合側へ変位して上記第2段部が上記第1段部から外れることで上記移動部材の上記移動方向前方への移動が許容され、これによって上記移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第1位置からそれよりも上記移動方向前側にある第2位置まで前進することができるように構成されており、
    上記嵌合方向に沿って延びるロックアームが、上記移動部材本体に近接させて配置されると共に、弾性変形する接続部を介して上記嵌合方向にみて上記移動方向と平行で且つ上記嵌合方向と直交する方向である軸のまわりに傾くことができるように上記ハウジングに接続されており、
    上記ロックアームの上記接続部よりも上記嵌合側に、上記嵌合部を上記リテーナに嵌めていくと上記リテーナ又は上記ソケットの構成壁に乗り上げてから上記リテーナ又は上記ソケットの凹部に掛かり、上記ロックアームの上記反嵌合側の端部を押して上記ロックアームを上記接続部を支点にして傾かせると上記凹部から外れる突出部が設けられており、
    上記ロックアームの傾きにより距離が変動する上記ロックアームと上記移動部材本体との対向する部位のうち、上記ロックアームの上記部位には上記移動方向後方へ向かうと上記移動部材本体の上記部位に対向する第3端面から上記移動部材本体の上記部位から遠ざかる側へ向かう第3段部が設けられており、
    上記移動部材本体の上記部位には上記移動方向前方へ向かうと上記ロックアームの上記部位に対向する第4端面から上記ロックアームの上記部位から遠ざかる側へ向かう第4段部が設けられており、
    上記ロックアームの上記突出部が上記構成壁に乗り上げると上記接続部が弾性変形することで上記ロックアームが傾いて上記第3段部が上記第4段部の進路に割り込み上記移動部材の上記移動方向前方への移動が阻止され、上記ロックアームの上記突出部が上記凹部に掛かると上記接続部が弾性復原することで上記ロックアームの傾きが解消して上記第3段部が上記第4段部の進路から出て上記移動部材の上記移動方向前方への移動が許容され、これによって上記移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第1位置からそれよりも上記移動方向前側にある第2位置まで前進することができるように構成された電気コネクタ。
  2. 上記移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第2位置にくると上記第3端面と上記第4端面とが上記ロックアームが傾く方向に沿って対向して上記ロックアームの傾きを阻止するように構成された請求項の電気コネクタ。
  3. 上記移動部材が、第1の移動部材と第2の移動部材とに分割されており、
    上記第1の移動部材が、上記ハウジング本体に上記移動方向に沿って移動自在に設けられた第1の移動部材本体を備え、上記検出部が上記第1の移動部材本体に設けられており、
    上記第2の移動部材が、上記ハウジング本体に上記移動方向に沿って移動自在に設けられた第2の移動部材本体を備え、上記第4段部が上記第2の移動部材本体に設けられている請求項又は請求項の電気コネクタ。
  4. 上記ハウジング本体の上記反嵌合側が外部に開放されており、上記移動部材本体が上記ハウジング本体の上記開放部分を覆うように設けられている請求項1ないし請求項のうちいずれか1項の電気コネクタ。
  5. ハウジング本体、および上記ハウジング本体の嵌合側に設けられてインフレータハウジングの嵌合側の表面から反嵌合側に向かって凹むソケットに装着されたリテーナに嵌合することになる嵌合部を有するハウジングと、
    上記ソケットの底部から上記嵌合側に向かって立ち上がるスクイブ端子に接触することになる接触部を有して上記ハウジングに設けられた電気端子と、
    上記ハウジング本体の反嵌合側に配置され、上記ハウジング本体に、上記嵌合方向に対して角度をなした移動方向に沿って移動自在に設けられた移動部材本体、および上記移動部材本体に弾性部を介して設けられ、上記嵌合方向に沿って変位自在な検出部を有する移動部材とを備え、
    上記ハウジングには、上記移動方向後方へ向かうと上記反嵌合側の第1端面から上記嵌合側へ向かう第1段部が設けられており、
    上記検出部には、上記移動方向前方へ向かうと上記嵌合側の第2端面から上記反嵌合側へ向かう第2段部が設けられており、
    上記移動部材が上記ハウジング本体に対して第1位置にあるときには、上記第2段部が上記第1段部に掛かって上記移動部材の上記移動方向前方への移動が阻止されており、上記嵌合部が上記リテーナに完全に嵌ると、上記検出部が上記リテーナ又は上記インフレータハウジングに押されて上記反嵌合側へ変位して上記第2段部が上記第1段部から外れることで上記移動部材の上記移動方向前方への移動が許容され、これによって上記移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第1位置からそれよりも上記移動方向前側にある第2位置まで前進することができるように構成されており、
    上記ハウジング本体の上記反嵌合側が外部に開放されており、上記移動部材本体が上記ハウジング本体の上記開放部分を覆うように設けられている電気コネクタ。
  6. 嵌合側の表面から反嵌合側に向かって凹むソケットが設けられたインフレータハウジング、
    スクイブ端子が上記ソケットの底部から上記嵌合側に向かって立ち上がるように上記インフレータハウジングの反嵌合側に設けられたスクイブ、および
    上記ソケットに装着されたリテーナを有する相手装置と、
    上記相手装置に嵌合することになる電気コネクタとを備え、
    上記電気コネクタは、
    ハウジング本体、および上記ハウジング本体の嵌合側に設けられて上記リテーナに嵌合することになる嵌合部を有するハウジングと、
    上記スクイブ端子に接触することになる接触部を有して上記ハウジングに設けられた電気端子と、
    上記ハウジング本体の反嵌合側に配置され、上記ハウジング本体に、上記嵌合方向に対して角度をなした移動方向に沿って移動自在に設けられた移動部材本体、および上記移動部材本体に弾性部を介して設けられ、上記嵌合方向に沿って変位自在な検出部を有する移動部材とを備え、
    上記ハウジングには、上記移動方向後方へ向かうと上記反嵌合側の第1端面から上記嵌合側へ向かう第1段部が設けられており、
    上記検出部には、上記移動方向前方へ向かうと上記嵌合側の第2端面から上記反嵌合側へ向かう第2段部が設けられており、
    上記移動部材が上記ハウジング本体に対して第1位置にあるときには、上記第2段部が上記第1段部に掛かって上記移動部材の上記移動方向前方への移動が阻止されており、上記嵌合部が上記リテーナに完全に嵌ると、上記検出部が上記リテーナ又は上記インフレータハウジングに押されて上記反嵌合側へ変位して上記第2段部が上記第1段部から外れることで上記移動部材の上記移動方向前方への移動が許容され、これによって上記移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第1位置からそれよりも上記移動方向前側にある第2位置まで前進することができるように構成されており、
    上記嵌合方向に沿って延びるロックアームが、上記移動部材本体に近接させて配置されると共に、弾性変形する接続部を介して上記嵌合方向にみて上記移動方向と平行で且つ上記嵌合方向と直交する方向である軸のまわりに傾くことができるように上記ハウジングに接続されており、
    上記ロックアームの上記接続部よりも上記嵌合側に、上記嵌合部を上記リテーナに嵌めていくと上記リテーナ又は上記ソケットの構成壁に乗り上げてから上記リテーナ又は上記ソケットの凹部に掛かり、上記ロックアームの上記反嵌合側の端部を押して上記ロックアームを上記接続部を支点にして傾かせると上記凹部から外れる突出部が設けられており、
    上記ロックアームの傾きにより距離が変動する上記ロックアームと上記移動部材本体との対向する部位のうち、上記ロックアームの上記部位には上記移動方向後方へ向かうと上記移動部材本体の上記部位に対向する第3端面から上記移動部材本体の上記部位から遠ざかる側へ向かう第3段部が設けられており、
    上記移動部材本体の上記部位には上記移動方向前方へ向かうと上記ロックアームの上記部位に対向する第4端面から上記ロックアームの上記部位から遠ざかる側へ向かう第4段部が設けられており、
    上記ロックアームの上記突出部が上記構成壁に乗り上げると上記接続部が弾性変形することで上記ロックアームが傾いて上記第3段部が上記第4段部の進路に割り込み上記移動部材の上記移動方向前方への移動が阻止され、上記ロックアームの上記突出部が上記凹部に掛かると上記接続部が弾性復原することで上記ロックアームの傾きが解消して上記第3段部が上記第4段部の進路から出て上記移動部材の上記移動方向前方への移動が許容され、これによって上記移動部材が上記ハウジング本体に対して上記第1位置からそれよりも上記移動方向前側にある第2位置まで前進することができるように構成されたスクイブの接続装置。
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