JP4752606B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
コネクタとして、互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジングを備え、このうち、一方のコネクタハウジングに、両コネクタハウジングの嵌合状態を検知する検知部材が組み付けられたものが知られている。例えば、以下の特許文献1に記載のものでは、一方のコネクタハウジングにリテーナが装着され、このリテーナには両コネクタハウジングを離脱規制状態にロックするロックアームが撓み変形可能に形成され、このロックアームの撓み動作領域に、検知部材の検知片が進入可能となっている。両コネクタハウジングが半嵌合状態にあるときには、ロックアームが撓み変形した状態のままとなり、このロックアームに検知片が干渉することで検知部材の押し込み動作が規制される。一方、両コネクタハウジングが正規嵌合されたときには、ロックアームが自然状態に復帰し、検知片の進路が開かれることで検知部材の押し込み動作が許容される。したがって、検知部材の押し込み動作の可否によって両コネクタハウジングの嵌合状態を検知することができるようになっている。
特開平11−86971号公報
上記の場合、ロックアームが自然状態にあれば、検知部材が押し込み可能とされるため、両コネクタハウジング同士の嵌合動作を開始する前に、検知部材が押し込み位置に至っていることがあった。そうすると、作業現場において、検知部材を元の初期位置まで戻す作業が必要とされ、手間がかかるという事情があった。また、両コネクタハウジングの嵌合動作が終了したあとから検知部材の押し込み動作を行うことを余儀なくされ、つまりツーアクション必要とされ、作業が煩わしいという事情もあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、両コネクタハウジングが嵌合される前に、検知部材が押し込まれるのを防止し、しかも、両コネクタハウジングの嵌合動作を作業性良く行えるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジングを備え、このうち、一方のコネクタハウジングには、両コネクタハウジングの嵌合状態を検知する検知部材が組み付けられるとともに、前記両コネクタハウジングを離脱規制状態にロックするハウジング側ロックアームが撓み変形可能に形成されており、前記両コネクタハウジングが正規嵌合されたときには、前記ハウジング側ロックアームが他方のコネクタハウジングに設けられたロック受け部を弾性的に係止するようになっているコネクタであって、前記検知部材は、前記一方のコネクタハウジングに対し押し込み規制位置とそこから嵌合方向に押し込まれた係止位置とを移動可能とされ、かつこの検知部材には、組み付け状態において前記ハウジング側ロックアームとその撓み方向と直交する高さ方向に並んで配され、検知部材側ロックアームが撓み変形可能に形成され、前記検知部材側ロックアームと前記ハウジング側ロックアームの両撓み動作が互いに独立してなされ、さらに、前記一方のコネクタハウジングには、端子金具を収容可能な収容部が形成され、前記ハウジング側ロックアームは、前記収容部の外部に突出する形態とされ、前記収容部の内部には、前記検知部材を挿通可能な検知部材挿通孔が形成され、前記収容部における前記検知部材挿通孔の内面には、前記検知部材が前記押し込み規制位置にあるときに、前記検知部材側ロックアームに設けられた押し込み規制部を係止して、前記検知部材の前記係止位置への移動を規制する留め部が形成されており、前記両コネクタハウジングが正規嵌合される前は、前記検知部材が前記係止位置側へ押圧されると、前記押し込み規制部と前記留め部とが係止し合うことで、前記検知部材が前記押し込み規制位置に留められ、前記両コネクタハウジングが正規嵌合されたときに、前記検知部材が前記係止位置側へ押圧されると、前記検知部材側ロックアームが前記他方のコネクタハウジングに設けられた干渉部に摺接しつつ撓み変形され、その撓み動作に伴って前記押し込み規制部が前記留め部から離間して前記検知部材が前記係止位置へ移動し、さらに前記検知部材が前記係止位置に至るに伴い、前記検知部材側ロックアームが復動し前記ハウジング側ロックアームと並び合ってこの検知部材側ロックアームが前記ハウジング側ロックアームと共に前記ロック受け部を弾性的に係止する構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記検知部材が組み付け状態にあるときに、前記検知部材側ロックアームの外面と前記ハウジング側ロックアームの外面とが略面一で連なるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記検知部材は前記係止位置への移動時に押圧される操作部を有し、前記検知部材側ロックアームは前記操作部の両端から嵌合方向に突出して一対形成され、前記一方のコネクタハウジングには嵌合方向に延びるタワー部が設けられ、このタワー部の両側面に沿って前記一対の検知部材側ロックアームが配されるようになっており、かつ、前記他方のコネクタハウジングには前記一対の検知部材側ロックアームと対応して前記ロック受け部が一対設けられているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記検知部材側ロックアームには、前記ロック受け部に対する検知部材側ロック部が形成され、この検知部材側ロック部は、前記検知部材の前記係止位置への移動方向に沿って斜めに傾斜するガイド面を有し、かつ、前記干渉部は、前記検知部材側ロックアームの受け入れ方向に沿って斜めに傾斜するガイド面を有しており、前記両コネクタハウジングが正規嵌合されたときに、両ガイド面同士が摺接し合うことで、前記検知部材側ロックアームの撓み動作が案内されるところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記他方のコネクタハウジングには、ここに収容された複数の端子金具同士を電気的に橋絡するショート端子が設けられており、前記検知部材には、前記両コネクタハウジングの嵌合時に、前記ショート端子による短絡状態を解除するための短絡解除片が設けられているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
両コネクタハウジングが正規嵌合される前は、検知部材が係止位置側へ押圧されても、押し込み規制部と留め部とが係止し合うことで検知部材が押し込み規制位置に留められる一方、両コネクタハウジングが正規嵌合されたときに、検知部材が係止位置側へ押圧されると、検知部材側ロックアームの撓み動作に伴って押し込み規制部と留め部との係止状態が解除されて検知部材の係止位置への移動が許容されるから、検知部材の移動の可否によって両コネクタハウジングの嵌合状態を検知することができる。この場合に、両コネクタハウジングの嵌合動作を開始する前であっても、押し込み規制部と留め部との係止作用によって検知部材の係止位置への移動が規制されるから、検知部材が偶発的に係止位置側へ押し込まれるのを回避できる。
また、検知部材が係止位置に至るに伴い、検知部材側ロックアームが復動してハウジング側ロックアームと並び合ってこの検知部材側ロックアームがハウジング側ロックアームと共にロック受け部を弾性的に係止するようになっているから、検知部材側ロックアームとハウジング側ロックアームのうちのいずれかがロック受け部に対する係止状態を偶発的に解除させても、残りのロックアームによって両コネクタハウジングのロック状態を維持することができる。結果、両コネクタハウジングが不用意に離脱される事態を阻止できる。
さらに、検知部材を嵌合方向に押し込むことにより、両コネクタハウジングの嵌合状態を検知するようになっているから、検知部材を押しながら両コネクタハウジングの嵌合動作を進めることが可能となる。よって、両コネクタハウジングの嵌合動作と検知部材の押し込み動作とを切り離して行う必要がなく、作業性が良好となる。
<請求項2の発明>
検知部材側ロックアームの外面とハウジング側ロックアームの外面とが略面一で連なるから、両ロックアーム間に段差が生じない。したがって、両ロックアーム間に外側から異物が進入して両ロックアームのうちのいずれかに引っ掛かりそのロックアームが不用意に撓み変形される事態を防止できる。
<請求項3の発明>
検知部材側ロックアームは操作部の両端から嵌合方向に突出して一対形成され、両検知部材側ロックアームと対応してロック受け部も一対設けられているから、両コネクタハウジングがバランスよくロックされるとともにそのロック強度が高められ、嵌合信頼性が向上する。
<請求項4の発明>
検知部材側ロックアームの検知部材側ロック部は検知部材の係止位置への移動方向に沿って斜めに傾斜するガイド面を有する一方、干渉部は検知部材側ロックアームの受け入れ方向に沿って斜めに傾斜するガイド面を有しており、両コネクタハウジングが正規嵌合されたときに、両ガイド面同士が摺接し合うことで、検知部材側ロックアームの撓み動作が案内されるから、検知部材側ロックアームの撓み動作が円滑となる。また、干渉部側にガイド面を有することにより、検知部材の押し込み時、検知部材と干渉部とが互いに向き合ったときに両者間の相対位置が所定位置より多少ずれていてもそのずれ量を吸収することが可能となる。
<請求項5の発明>
検知部材にはショート端子による短絡状態を解除するための短絡解除片が設けられているから、検知部材を別途設けなくて済み、部品点数を削減できる。結果、部品管理上の煩わしさを軽減できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を添付図面に基づいて説明する。本実施形態は、インフレータ用のコネクタ、つまりインフレータを内蔵したエアバッグ装置の回路を構成するコネクタを例示するものであり、互いに嵌合可能な雌雄一対のコネクタF,Mからなる。なお、以下の説明において、前後方向については両コネクタF,Mの嵌合面側を前方とし、上下方向については図1を基準とする。
まず、エアバッグ装置側に接続されるコネクタについて説明する。このコネクタは機器直結型であって雄型コネクタMとして構成され、装置の壁面から一体的に突設され、図18および図24に示すように、正面から見て円形をなす合成樹脂製の雄ハウジング80(本発明における他方のコネクタハウジングに相当する)を備えている。雄ハウジング80は、球面形状をなす外枠体81と、外枠体81の内側に嵌着される内枠体82とを備え、その内部が、後述する相手側となる雌側コネクタFのタワー部11を嵌合させる嵌合凹部83として前方へ向け開放されている。内枠体82の左右の両側壁は、前側の大部分が切除されて開放されており、嵌合凹部83の奥面からはエアバッグ装置側に接続された複数本、詳しくは二本の端子ピン84(雄側の端子金具)が横方向(幅方向)に並列して突設されている。
嵌合凹部83の内壁の上面には、一段落ちてショート端子85の装着面が設けられている。ショート端子85は、両端子ピン84と同じ間隔で二股に分かれた接触片86を有し、両接触片86は途中で一段下がった状態で後方へ延出され、その延出端が下方へ直角曲げされた形状となっている。両接触片86の段付き部分は前方へ向けて昇り勾配となる斜面部87とされる。この両接触片86の基端側を連結する部分は装着面の前部に埋設されている。両接触片86の延出端が対応する端子ピン84の基端側に上方から弾性的に接触することで、両端子ピン84間が常にはショート端子85により短絡状態に保持されるようになっている。
雄ハウジング80、詳しくは外枠体81の左右の内側面、つまり嵌合凹部83の両側面には、前端から少し入った位置に、一対のロック受け部88が形成されている。ロック受け部88は、周方向に沿った所定範囲に延出する溝形状であって、前後両面がテーパ面とされる台形状をなし、後面が前面より傾斜角を急としてある。後述するように、ロック受け部88はハウジング側ロックアーム71と検知部材側ロックアーム52とによって共用されており、ロック受け部88のうちの周方向の片側、図示する上側が、ハウジング側ロックアーム71に対する係止領域とされ、ロック受け部88のうちの周方向の他側、図示する下側が、検知部材側ロックアーム52に対する係止領域とされ、各係止領域が高さ方向(上下方向)で分割配置されている。また、雄ハウジング80においてロック受け部88より前方位置は、本発明における干渉部89として構成され、ここに、嵌合凹部83の開口縁に向けて拡開する左右一対のガイド面90が形成されている。干渉部89のガイド面90は、緩急の複数段、詳しくは二段の傾斜面とされ、前部側(開口縁側)が後部側(奥側)より傾斜角を急としてあり、嵌合凹部83の開口端に向けて大きく拡開されている。
続いて、インフレータ側のコネクタについて説明する。このコネクタは、雌型コネクタFとして構成され、合成樹脂製の雌ハウジング10(本発明における一方のコネクタハウジングに相当する)と、雌ハウジング10の後面に被着されるカバー30と、この雌ハウジング10と上記した雄ハウジング80とが正規嵌合されたか否かを検知する検知部材50とを備えている。また、雌ハウジング10には、ノイズフィルタ用のコイル13と、複数本、詳しくは二本の雌側の端子金具12とが装着されている。コイル13は、誤爆ノイズを除去する機能を有するものであり、図12に示すように、その両端から一対のリード線14が同じ方向を向いて互いに平行姿勢で延出されている。
端子金具12は、銅合金等の導電性に優れた金属板をプレス加工して形成され、相手側の端子ピン84と接続可能な向きに延出される、つまり前後方向に延出される端子接続部15と、そこから屈曲されて下方へ延出されるリード部16とからなり、側方から見ると全体として略Lの字をなしている。端子接続部15は、略角筒状をなし、その左右の両面から一対の接触片17を内方へ叩き出した構造であって、上記した端子ピン84が前方から進入して両接触片17と弾性的に接続されるようになっている。端子接続部15の下面には、金属ランス18が切り起こしにより形成されている。
リード部16は、バスバー状をなし、高さ方向(上下方向)の両端部に分断して配されて板面を前後方向に沿わせた一対の取付部19と、両取付部19間に配されてつまり高さ方向の中間部に配されて板面を幅方向(左右方向)に突出させるとともにその突出端から前方へ突出させることで略Lの字をなす拡幅部20と、下側の取付部19の下端に連なって拡幅部20と反対側に突出して電線91の端末部における芯線92およぼ被覆93に接続されるバレル状の電線接続部21とからなる。取付部19の上端は端子接続部15の一辺の後縁部に連なっている。
さらに、二本の端子金具12のうちの一本の端子金具12には、拡幅部20の高さ方向の中間部に、雌ハウジング10への取り付け後にプレスにより切除される破断予定部22が形成されている。拡幅部20において破断予定部22の切除後には、図13に示すように、分割孔23が貫通して形成されることとなり、この分割孔23により分断された上下領域は、コイル13の両リード線14がそれぞれ接続されるコイル接続部24となる。両コイル接続部24はコイル13を介して相互に通電可能とされる。また、両コイル接続部24には、前方へ突出する部分に、端子金具12の抜け止めをなす一対の抜け止め片25が切り起こしにより形成されている。両抜け止め片25は、前端に撓み支点を有して後方(雌ハウジング10の後面側)へ行くにつれ内側(コイル13側)へ傾斜する形態となっている。また、破断予定部22を有しないもう一方の端子金具12にも、同様に一対の抜け止め片25が切り起こしにより形成されている。
雌ハウジング10は合成樹脂製であって、図10及び図11に示すように、縦長厚板状をなす収容部26と、収容部26の前面の上端部から前方へ突出するタワー部11とを備え、タワー部11が相手側の嵌合凹部83に内嵌可能となっている。タワー部11内には、上記した端子金具12の端子接続部15が後方から挿入可能とされる二室のキャビティ27が、端子ピン84と同じピッチで横方向(幅方向)に並んで形成されている。各キャビティ27内に挿入された端子金具12の端子接続部15は前後方向に沿って略水平姿勢で配されることとなる。キャビティ27の前壁には、前方から相手の端子ピン84が挿入可能な端子挿入口28が開口され、キャビティ27の底面には、図24に示すように、端子接続部15が正規位置まで押し込まれたときに、金属ランス18を弾性的に係止する係止部29が段付き状に形成されている。
雌ハウジング10におけるタワー部11の周りは、検知部材50を挿通させる検知部材挿通路94とされている。収容部26には、検知部材挿通路94と連通する検知部材挿通孔95が板厚方向(前後方向)に貫通して形成されている。検知部材挿通孔95は、図7に示すように、タワー部11の上面(上面の中央部を除く)に沿った第1検知部材挿通孔96と、第1検知部材挿通孔96の幅方向の両端に連通してタワー部11の両側面に沿った第2検知部材挿通孔97と、第2検知部材挿通孔97の下端に連通して同じくタワー部11の両側面に沿うとともに第2検知部材挿通孔97より幅方向外方へ拡幅された第3検知部材挿通孔98とからなる。
また、収容部26の前面には、第2検知部材挿通孔97および検知部材挿通路94を内側に配しつつ、雌雄の両ハウジング10,80を離脱規制して嵌合状態にロックする一対のハウジング側ロックアーム71が突設されている。ハウジング側ロックアーム71の外面(タワー部11に向き合う面と反対側の面)は相手側の嵌合凹部83の内周面に沿って挿入可能なように同心の円弧状をなし、その円弧に沿って第3検知部材挿通孔98が連続して形成されている。そして、ハウジング側ロックアーム71の外面には、相手側のロック受け部88に嵌ってその溝面に弾性的に係止可能なハウジング側ロック部72が形成されている。ハウジング側ロック部72は断面山型であって、ハウジング側ロックアーム71の長さ方向(前後方向)の中央より少し前方位置にて周方向に沿って延びるリブ状をなしている。
収容部26の後面には、図8に示すように、コイル13および二本の端子金具12をそれぞれ収容する収容溝73,74が後方へ開放されている。詳しくは収容部26の後面には、同収容部26の一側縁(図9に示す左側縁)に沿ってコイル13を収容可能なコイル収容溝73が形成され、これと隣接する位置に、両端子金具12のリード部16をそれぞれ収容可能な端子収容溝74が形成されている。端子収容溝74は、高さ方向(上下方向)に長く延出する形態とされ、二室が横並びで配されている。詳しくは端子収容溝74は、その上端部にてタワー部11側のキャビティ27と連通しかつ下方へ延出されて収容部26の下端面に開口され、この開口を通して電線91が雌ハウジング10より外側へ引き出されるようになっている。端子収容溝74の下端部は電線93を収容可能な断面弧状の電線引き出し溝75とされ、ここに電線91を押し付け固定する複数条、詳しくは二条の食い込み突起76が周方向に沿って形成されている。
端子収容溝74のうち、コイル収容溝73と対応する位置は、拡幅部20が装着される拡幅部装着溝77とされ、この拡幅部装着溝77が、端子金具12の拡幅部20の形状に合わせて、幅方向の一側(図7に示す右側)にオフセット配置されている。収容部26における拡幅部装着溝77の側内面には、図14に示すように、端子金具12側の抜け止め片25と対応する位置に、一段落ちて前面側に開口する抜け止め凹部78が形成されている。端子金具12の抜け止め片25が収容部26の抜け止め凹部78に弾性的に係止されることで、端子金具12の後方への抜け止めがなされる。そして、雌ハウジング10には、図8に示すように、端子収容溝74の溝底に、詳しくはコイル収容溝73の直ぐ隣りに位置する拡幅部装着溝77の溝底に、板厚方向(前後方向)に貫通する挿通窓79が形成されている。雌ハウジング10における挿通窓79は略方形状に開口する形態であって、既述した端子金具12の破断予定部22はプレス加工によって略方形状に打ち抜かれてここから廃棄されるようになっている。
また、収容部26において、挿通窓79を挟んだ高さ方向の上下位置で、かつ拡幅部装着溝77のうちの上下両端位置には、同じく板厚方向(前後方向)に貫通する一対の開口窓99が形成されている。開口窓99は、コイル13のリード線14と対応する位置にあって溶接用開口として構成される。なお、コイル収容溝73とこれに隣接する拡幅部装着溝77との間を仕切る隔壁の上端縁には、一対のリード線収容溝69が凹設されており、このリード線収容溝69に、コイル13の両リード線14がそれぞれ嵌め入れられる。
カバー30は、合成樹脂製であって板状をなし、図10および図11に示すように、ヒンジ31を介して雌ハウジング10と一体化されている。このカバー30は収容部26の後面に被せ付けられることで両端子金具12およびコイル13を雌ハウジング10との間に挟み込み、これにより両端子金具12を抜け止め状態で保持する機能を有している。ヒンジ31は、帯状でかつ可撓性を有し、カバー30の上端と雌ハウジング10の上端とに連結されている。雌ハウジング10の上端両側縁には一対のハウジング側保護壁32が突設され、各ハウジング側保護壁32の間にヒンジ31の根元が配されている。ハウジング側保護壁32の後面にはガイド突部33が形成されている。また、カバー30の上端両側縁には一対のカバー側保護壁34が突設され、同じく各カバー側保護壁34の間にヒンジ31の根元が配されている。
カバー30はヒンジ31を中心として開き状態と閉じ状態とに回動可能となっており、カバー30の回動途中では、ガイド突部33の外側面にカバー側保護壁34が摺接することによってカバー30の回動操作が案内される。ヒンジ31が自然状態(回曲せずに延びた状態)にあれば、カバー30は、雌ハウジング10(収容部26)との間に概ね180度の角度差をもって開いて配される。また、カバー30が閉じ状態になったときには、ガイド突部33およびハウジング側保護壁32にカバー側保護壁34が密着させられ、これらがヒンジ31の両側に配されることで、ヒンジ31に異物が引っ掛かるのを回避可能となっている。さらに、カバー30が閉じ状態になると、雌ハウジング10の後面に設けられた複数の突起35に対してカバー30の凹所36が凹凸嵌合して、カバー30と雌ハウジング10とが位置決めされかつ全体として縦長の方形ブロック状を呈するようになっている。
カバー30の前面(閉じ状態における前面であって内面と同義。以下、同じ)には、雌ハウジング10側のコイル収容溝73と対応する位置に、断面弧状のコイル保持凹部37が形成されている。また、カバー30において、雌ハウジング10側の検知部材挿通孔95と対応する位置には、検知部材通し孔38が形成されている。検知部材通し孔38は、雌ハウジング10側の検知部材挿通孔95とほぼ同一形状であって、第1検知部材挿通孔96と連通可能な位置に第1検知部材通し孔39が、第2検知部材挿通孔97と連通可能な位置に第2検知部材通し孔40が、第3検知部材挿通孔98と連通可能な位置に第3検知部材通し孔41が、それぞれ形成されている。また、カバー30の後面(外面)には、検知部材50の操作部51(後述する)を嵌め込み可能な検知部材装着凹部42が一段落ちて設けられており、検知部材装着凹部42の底面に、検知部材通し孔38の後端が開口されている。
カバー30の下端縁(ヒンジ31が設けられている端縁とは反対側の端縁)には、電線引き出し溝75と対応する位置に、電線91の遊動を規制する一対の電線押圧片43が突設され、この電線押圧片43の突出端に、雌ハウジング10側と同様、食い込み突起44が形成されている。カバー30の前面の下端部には、カバー30が閉じ状態となったときに電線91の周りに間隔をあけて配される略方形状の凹陥部45が一段落ちて形成されている。また、カバー30の前面には、同前面の略中央部に、カバー30が閉じ状態となったときに雌ハウジング10側の挿通窓79および端子金具12側の分割孔23に進入する絶縁片46が突設されている。絶縁片46は、幅方向ほぼ中央部を上下方向から窪ませた断面括れ状をなし、挿通窓79の深さ寸法とほぼ同じ突出寸法を有している。
カバー30の前面の両側縁には、高さ方向のほぼ中央部に、一対の第1係止片47が立ち上げ形成されている。第1係止片47は、方形枠状をなし、その中央部に、係止孔48が保有されている。また、カバー30の前面の両側縁における下端部には、第1係止片47と並んで一対の第2係止片49が立ち上げ形成されている。第2係止片49は、方形板状をなし、その内面の先端側(立ち上げ端側)に、高さ方向に沿って延びる係止爪68が突設されている。カバー30の後面には、係止爪68の成形に伴って型抜き孔67が開設される。一方、雌ハウジング10側の両側面には、第1係止片47と対応する位置に、第1凹部66が形成されるとともに、第2係止片49と対応する位置に、第2凹部65が形成されている。そして、第1凹部66の底面(内面)には、カバー30が閉じ状態となったときに第1係止片47の係止孔48が嵌る係止突部64が突設されており、第2凹部65の底面には、カバー30が閉じ状態になったときに第2係止片49の係止爪68が掛け止めされる係止溝63が凹設されている。さらに、第1係止片47の外面および第2係止片49の外面は、カバー30が閉じ状態になったときに収容部26の両側面(第1凹部66および第2凹部65を除く)にほぼ面一で連続するようになっている。
続いて、検知部材50について説明すると、検知部材50は、両ハウジング10,80が正規嵌合したことを機械的に検知するものであって、上記同様、合成樹脂製であってカバー30および雌ハウジング10に対して後方から差し込まれる。この検知部材50には、図15ないし図17に示すように、前後方向(嵌合方向)に延出される検知部材側ロックアーム52が撓み変形可能に形成され、この検知部材側ロックアーム52は、検知部材50が組み付け状態にあるときに、ハウジング側ロックアーム71と並んで配されるようになっている。詳しくは検知部材側ロックアーム52は、方形の板状をなす操作部51の両端から一対突出して形成されている。より詳しくは検知部材側ロックアーム52は、操作部51の前面の両側縁に一対立ち上げ形成され、その立ち上げ端(突出端)側へ行くに従って相互の間隔を拡げるよう外向きに開いている。検知部材側ロックアーム52の内面には、立ち上げ方向の途中から先端にかけて、外側へ向かって斜めに切り欠かれた除肉部53が形成されている。検知部材側ロックアーム52の先端側は、除肉部53によって根元側より薄肉となっている。
検知部材側ロックアーム52の外面は、ハウジング側ロックアーム71の外面と同心の円弧状をなし、その先端側に、相手側のロック受け部88に嵌ってその溝面に弾性的に係止可能な検知部材側ロック部54が形成されている。検知部材側ロック部54は断面山型であって周方向に沿って延びるリブ状をなし、ロック受け部88の下側領域に嵌入可能となっている。検知部材側ロック部54の前面は検知部材50の押し込み方向(雌ハウジング10の嵌合方向)に沿って傾斜するガイド面55とされ、検知部材側ロック部54の後面は検知部材50の引き抜き方向に沿って傾斜する逆ガイド面56とされる。
また、検知部材側ロックアーム52の外面には、検知部材側ロック部54より後方位置に、押し込み規制部57が形成されている。押し込み規制部57は、検知部材側ロック部54と略平行に並んで配され、検知部材側ロック部54の突出寸法より小さい突出寸法をもって突設されている。詳しくは押し込み規制部57は、断面台形であってその前面が嵌合方向と略直交する方向に沿って切り立つ係止受け面58とされ、その後面が離脱方向に沿って傾斜する形態とされる。
ところで検知部材50は、押し込み規制位置とそこから押し込まれた係止位置とを移動可能とされ、押し込み規制位置では操作部51がカバー30より後方に浮いた状態で配され、係止位置では操作部51がカバー30側の検知部材装着凹部42に嵌合して操作部51の後面がカバー30の後面と連続するようになっている。雌ハウジング10およびカバー30に対して後方から検知部材50が装着されると、検知部材側ロックアーム52は、カバー30側の検知部材通し孔38(詳しくは第3検知部材通し孔41)から雌ハウジング10側の検知部材挿通孔95(詳しくは第3検知部材挿通孔98)を通って検知部材挿通路94へと抜けるようになっている。
雌ハウジング10(収容部26)における検知部材挿通孔95(第3検知部材挿通孔98)の内面には、図18に示すように、上記した押し込み規制部57を係止可能な留め部59が形成されている。留め部59は、検知部材挿通孔95の側内面に突設されている。詳しくは留め部59は、検知部材挿通孔95の側内面のうちの前端において高さ方向(上下方向)に沿って延びるリブ状をなし、その前面が収容部26の前面に連なりかつ突出端側へ行くにつれ後退する形態とされ、その後面が嵌合方向と略直交する方向に沿って切り立つ係止面60とされる。留め部59の係止面60より後方領域は収容部26の後面に開口する溝領域61であって、この溝領域61内を押し込み規制部57が進退可能に移動する。
検知部材側ロックアーム52は、検知部材50が組み付け状態にあるときに、ハウジング側ロックアーム71と高さ方向(上下方向)に並んで配され、詳しくはハウジング側ロックアーム71の直下方において同ハウジング側ロックアーム71に当接または近接して配される。そして、検知部材側ロックアーム52の外面とハウジング側ロックアーム71の外面とはいずれも同心の円弧状をなし、かつ、両外面が略面一で連続するようになっている。検知部材50が係止位置に至ると、検知部材側ロック部54とハウジング側ロック部72とは、前後方向についてほぼ同位置に揃って配され、周方向に沿って連続することとなる。
また、検知部材50には、雄ハウジング80側のショート端子85による短絡状態を解除するための短絡解除片62が形成されている。詳しくは短絡解除片62は、操作部51の前面の上端縁における両側部から前方へ向けて突出して一対形成され、その板面を検知部材側ロックアーム52の板面とほぼ直交する上下方向に向けて配されている。そして、短絡解除片62は、カバー30側の第1検知部材通し孔39から雌ハウジング10側の第1検知部材挿通孔96を通って検知部材挿通路94へと抜けるようになっている。両短絡解除片62の上面には、検知部材50が後方へ離脱するのを防止するための離脱規制部101が突設されている。離脱規制部101の後面は、略垂直に切り立つ垂直面102とされ、検知部材50が組み付け状態にあるときに、カバー30の前面と嵌合方向で係止し合うようになっている。カバー30の後面における検知部材装着凹部42の内上側面には、検知部材50の組み付け時に離脱規制部101の通過を許容するガイド斜面103が切り欠き形成されている。離脱規制部101の形成位置は、前後方向について押し込み規制部57の形成位置と同じ位置かまたは少し後退した位置に設定されている。
さらに、検知部材50には、操作部51の前面から前方へ向けて突出するとともに、両短絡解除片62の側縁に連続する一対のエプロン部104が沿設されている。エプロン部104と短絡解除片62とにより全体として略Lの字を呈するようになっている。エプロン部104は、カバー30側の第2検知部材通し孔40から雌ハウジング10側の第2検知部材挿通孔97を通って検知部材挿通路94へと抜けるようになっている。かかるエプロン部104は、ハウジング側ロックアーム71の内側に進入してこのハウジング側ロックアーム71が内側へ過度撓みするのを規制する役割を担っている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
初めに、雌雄の両ハウジング10,80同士を嵌合する場合について説明する。両ハウジング10,80の嵌合作業に先立ち、雌ハウジング10側についてはカバー30を開き状態として、タワー部11のキャビティ27内に端子金具12の端子接続部15を挿入するとともに、収容部26の端子収容溝74に同端子金具12のリード部16を嵌め入れる。端子金具12は前もって電線91にかしめ付けておく。続いて、収容部26のコイル収容溝73にコイル13を嵌め入れ、コイル13のリード線14を同コイル13に隣接する端子金具12のリード部16に載せたあと開口窓99を通して溶接を施し、もって端子金具12にコイル13を接続する。
また、端子金具12は、図12から図13にかけて示すように、図示しないパンチにより押圧されて破断予定部22が打ち抜かれる。打ち抜かれた破断予定部22は収容部26の挿通窓79から廃棄される。破断予定部22の打ち抜き後には分割孔23が形成されるとともにこの分割孔23を挟んでコイル接続部24が形成される。この状態でパンチを戻すと、分割孔23の孔縁にパンチが摺接しそれにつられて端子金具12が浮き上がることが懸念されるが、本実施形態によれば、両コイル接続部24にそれぞれ抜け止め片25が形成され、この抜け止め片25が収容部26側の抜け止め凹部78と係止し合うことで、端子金具12のパンチ戻り方向への抜け止めがなされているから、端子金具12が浮き上がるのを阻止することができる(図6を参照)。なお、端子金具12のリード部16に対するコイル13の接続作業はプレス加工の後に行ってもよく、また、収容部26への組み付けに先立って行っても構わない。
続いて、カバー30を回動させて閉じ状態となし、雌ハウジング10(収容部26)の後面にカバー30を被着させる。カバー30が正規に閉じられると、図1ないし図4に示すように、第1係止片47が第1凹部66に進入して、第1係止片47の係止孔48に第1凹部66の係止突部64が嵌るとともに、第2係止片49が第2凹部65に進入して、第2係止片49の係止爪68が第2凹部65の係止溝63に嵌り、これらの係止作用によってカバー30が被着状態にロックされる。また、カバー30の絶縁片46が端子金具12の分割孔23から収容部26の挿通窓79へと挿入され、この絶縁片46によって分割孔23が閉止されることにより、沿面距離を稼いで両コイル接続部24同士がコイル13以外の経路でつながらないようにしてある。さらに、図5に示すように、カバー30の電線押圧片43が後方から電線91を押さえ付けることで電線91の遊動が規制される。
カバー30の被着作業が済んだら、カバー30の検知部材通し孔38に対して後方から検知部材50が差し込まれる。検知部材50が所定量差し込まれると、図18に示すように、検知部材50の押し込み規制部57が収容部26の留め部59と突き当たって係止受け面58と係止面60とが相互に面当り状態となり、検知部材50のそれ以上の差し込み操作が規制され、検知部材50が押し込み規制位置に留められる。この場合、検知部材50は、押し込み規制位置から後退可能とされるが、所定量後退すると、短絡解除片62の離脱規制部101がカバー30の前面に突き当たって検知部材50のそれ以上の後退動作が規制される。したがって、検知部材50はこの退避位置と押し込み規制位置との間で移動可能とされるものの、この移動範囲から外れることはない。
こうして雌ハウジング10およびカバー30に検知部材50を組み付けたら、雌雄の両ハウジング10,80同士を正対させた状態から、図18に示す矢線方向に沿って、雄ハウジング80の嵌合凹部83内に雌ハウジング10のタワー部11を嵌合する。嵌合動作の開始時には、図19に示すように、ハウジング側ロック部72が雄ハウジング80側の干渉部89に突き当たってこの干渉部89のガイド面90に沿って摺接し、これにより、ハウジング側ロックアーム71が内向きに撓み変形される。この状態では、検知部材側ロックアーム52は押し込み規制位置または退避位置にあって、検知部材側ロック部54が干渉部89と突き当たるまでに至らない。
さらに雄ハウジング80の嵌合凹部83内に雌ハウジング10のタワー部11を押し込むと、図20に示すように、ハウジング側ロック部72が干渉部89を越えてハウジング側ロックアーム71が復元しつつ、ロック受け部88、詳しくはロック受け部88のうちの上側領域に嵌り込み、ハウジング側ロックアーム71によるロックがかかる。こうして両ハウジング10,80が正規嵌合位置に至ると、端子接続部15の接触片86に端子ピン84が弾接し、両者12,84が電気的に接続される。
上記した状態では、検知部材側ロック部54のガイド面55と干渉部89のガイド面90とが互いに当り合っており、かつ、押し込み規制部57が留め部59より後方へ離間して配されている。ここから検知部材50の操作部51を押圧すると、検知部材側ロック部54が干渉部89のガイド面90に沿って摺接し、これにより、検知部材側ロックアーム52が内向きに撓み変形される。図21に示すように、検知部材側ロックアーム52の撓み動作の途中で、押し込み規制部57は再び留め部59と当接可能な位置に至るが、さらなる押し込み操作によって、検知部材側ロックアーム52がより大きく内向きに撓み変形されて、図22に示すように、押し込み規制部57は留め部59を通過可能となる。検知部材50が正規深さで押し込まれると、図23に示すように、検知部材側ロックアーム52が復元しつつ検知部材側ロック部54がロック受け部88、詳しくはロック受け部88のうちの下側領域に嵌り込み、検知部材側ロックアーム52によるロックがかかる。これにより、両ハウジング10,80は、検知部材側ロックアーム52とハウジング側ロックアーム71とで二重ロックされた状態となる。また、こうして検知部材側ロックアーム52が係止位置に至ると、押し込み規制部57は留め部59の前面側に臨んで検知部材挿通孔95の開口縁に前面側から当接可能とされる。
検知部材50の押し込み過程で、図24から図25にかけて示すように、検知部材50の短絡解除片62は、ショート端子85の接触片86に当接したあと斜面部87により案内されつつショート端子85とタワー部11の外面との間に分け入って、ショート端子85を外側に撓み変形させる。これにより、ショート端子85が端子ピン84から離間させられ、両端子ピン84間の短絡状態が解除される。
なお、上記した雌雄の両ハウジング10,80同士の嵌合作業は、検知部材50の操作部51を指先で後方から押しながら進めることが可能である。つまり、操作部51を押圧すると、雌ハウジング10のタワー部11が嵌合凹部83内に押し込まれ、上記した一連の動作が間断なく順次実行されることとなる。
一方、雌雄の両ハウジング10,80同士が正規深さで嵌り合っていない場合、つまり嵌合凹部83に対してタワー部11が所定量押し込まれていない場合、端的にはハウジング側ロックアーム71がロック受け部88と未嵌合の半ロック状態にある場合、作業者がそれと気付かず嵌合動作を止めてそのまま放置してしまうことが懸念される。しかるに本実施形態においては、検知部材50を係止位置へ押し込もうとすると、押し込み規制部57と留め部59との係止状態を解除することはできず、検知部材50を押し込み規制位置から先へと至らすことはできない。すなわち、半ロック状態の場合に、検知部材50が押し込み規制位置にあると、検知部材側ロック部54は、干渉部89と非当接であるか、あるいは干渉部89と当接していても検知部材側ロックアーム52の撓み動作を開始させるまで深く干渉しておらず、検知部材側ロックアーム52の撓み動作を開始させることができず、一方、押し込み規制部57と留め部59とは、検知部材側ロックアーム52の撓み動作に起因してその係止状態を解除させる構造であり、検知部材側ロックアーム52の撓み動作が開始されなければ、その係止状態を解除させることができない。したがって、検知部材50の押し込み操作の可否によって両ハウジング10,80の嵌合状態を検知することができる。
検知部材50の押し込み操作が規制されたら、半ロック状態であることがわかり、その場合、改めて両ハウジング10,80を深く嵌合させればよい。すると、ハウジング側ロックアーム71がロック受け部88を弾性的に係止して両ハウジング10,80が離脱規制状態にロックされ、さらに検知部材50の係止位置への移動も許容され、検知部材側ロックアーム52がハウジング側ロックアーム71と共に同じくロック受け部88を弾性的に係止する。
以上のように本実施形態によれば、両ハウジング10,80の嵌合動作にようって検知部材側ロックアーム52の撓み動作が開始されない限り、押し込み規制部57と留め部59との係止状態が保たれて、検知部材50の係止位置への移動が規制されるようになっているから、両ハウジング10,80同士の嵌合動作を開始する前に、検知部材50が偶発的に係止位置へと押し込まれるのを回避することができる。
また、検知部材50が係止位置に至ると、検知部材側ロックアーム52とハウジング側ロックアーム71とが並び合って、検知部材側ロック部54とハウジング側ロック部72とが共にロック受け部88に嵌るようになっているから、仮に、検知部材側ロック部54とハウジング側ロック部72のうちのいずれかがロック受け部88から偶発的に離間しても、あとに残るものがロック受け部88に嵌っていれば、両ハウジング10,80のロック状態を維持することができ、両ハウジング10,80の偶発的離脱を阻止することができる。特に、検知部材側ロックアーム52およびハウジング側ロックアーム71が一対ずつ形成されているから、両ハウジング10,80間のロック強度が高められ、両ハウジング10,80の偶発的離脱を確実に阻止することができる。
また、検知部材50の押し込み方向と雌ハウジング10の嵌合方向とが一致しており、検知部材50を押しながら嵌合動作を進めることが可能となっているから、両ハウジング10,80の嵌合作業と検知部材50の押し込み作業を別々に行わずに済み、作業性が良好となる。
さらに、検知部材側ロックアーム52の外面とハウジング側ロックアーム71の外面とが略面一で連続しているから、両ロックアーム52,71間に外側から異物が進入し難い構造となり、異物との引っ掛かりに起因する検知部材側ロックアーム52またはハウジング側ロックアーム71の不用意な撓み動作を回避することができる。
さらにまた、干渉部89が嵌合凹部83の開口縁に向けて拡開するガイド面90を有し、このガイド面90によって検知部材50の検知部材側ロック部54が嵌合凹部83内に円滑に誘い込まれるようになっているから、仮に、検知部材50と干渉部89とが互いに向き合ったときに、両者50,89間の相対位置が所定位置より幅方向に多少ずれていても、ガイド面90の形成範囲にあれば、そのずれ量を吸収することが可能となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、カバーと雌ハウジングとがヒンジを介して一体化されていたが、本発明によれば、カバーと雌ハウジングとが別体として切り離されていてもよい。
(2)上記実施形態では、検知部材側ロックアームの外面とハウジング側ロックアームの外面と略面一で連なっていたが、本発明によれば、検知部材側ロックアームの外面とハウジング側ロックアームの外面とは、段付き状に連なっていてもよく、あるいは相互に離間して並び配されていてもよい。
(3)上記実施形態では、雌ハウジングにコイルと端子金具とを収容していたが、本発明によれば、雌ハウジングに収容するのは端子金具(電線の端末部を含む)のみとしても構わない。
(4)上記実施形態では、検知部材側ロック部が干渉部と突き当たり、それに起因して検知部材側ロックアームが撓み変形される構成であったが、本発明によれば、検知部材側ロックアームのうちの検知部材側ロック部以外の部分(別に設ける場合も含む)が干渉部と突き当たり、それに起因して検知部材側ロックアームが撓み変形される構成であってもよい。
(5)本発明は、雄ハウジング側に、ハウジング側ロックアームを形成するとともに検知部材を組み付ける構成であってもよい。
本実施形態において、斜め上後方から見た雌型コネクタの斜視図 雌型コネクタの正面図 検知部材を押し込み規制位置に組み付けた雌型コネクタの側面図 雌型コネクタの背面図 雌型コネクタの底面図 雌型コネクタの横断面図 雌ハウジングの正面図 雌ハウジングの背面図 雌ハウジングの平面図 斜め上前方から見た雌ハウジングと開き状態にあるカバーの斜視図 斜め上後方から見た雌ハウジングと開き状態にあるカバーの斜視図 コイルと端子金具を装着し端子金具に破断予定部が未だ残っている雌ハウジングの背面図 破断予定部を廃棄させた雌ハウジングの背面図 雌ハウジング、コイル、端子金具、およびカバーの分解横断面図 斜め上前方から見た検知部材の斜視図 検知部材の側面図 検知部材の底面図 嵌合前の両コネクタの分解横断面図 ハウジング側ロックアームが撓み変形されて、両ハウジングが嵌合途中にある状態を示す横断面図 ハウジング側ロックアームが復元して、両ハウジングが正規嵌合された状態を示す横断面図 検知部材の押し込み動作を開始して、検知部材側ロックアームが撓み変形された初期状態を示す横断面図 押し込み規制部が留め部を乗り越える直前の状態を示す横断面図 検知部材側ロックアームが復元してハウジング側ロックアームとともに両ハウジングを離脱規制状態にロックする状態を示す横断面図 検知部材を退避位置に置いて正規嵌合された両コネクタの側断面図 検知部材を係止位置に押し込んで端子ピン間の短絡状態が解除された状態を示す側断面図
符号の説明
F…雌型コネクタ
M…雄型コネクタ
10…雌ハウジング(一方のコネクタハウジング)
29…収容部
30…カバー
50…検知部材
51…操作部
52…検知部材側ロックアーム
54…検知部材側ロック部
57…押し込み規制部
59…留め部
71…ハウジング側ロックアーム
72…ハウジング側ロック部
80…雄ハウジング(他方のコネクタハウジング)
84…端子ピン
88…ロック受け部

Claims (5)

  1. 互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジングを備え、このうち、一方のコネクタハウジングには、両コネクタハウジングの嵌合状態を検知する検知部材が組み付けられるとともに、前記両コネクタハウジングを離脱規制状態にロックするハウジング側ロックアームが撓み変形可能に形成されており、前記両コネクタハウジングが正規嵌合されたときには、前記ハウジング側ロックアームが他方のコネクタハウジングに設けられたロック受け部を弾性的に係止するようになっているコネクタであって、
    前記検知部材は、前記一方のコネクタハウジングに対し押し込み規制位置とそこから嵌合方向に押し込まれた係止位置とを移動可能とされ、かつこの検知部材には、組み付け状態において前記ハウジング側ロックアームとその撓み方向と直交する高さ方向に並んで配される検知部材側ロックアームが撓み変形可能に形成され、前記検知部材側ロックアームと前記ハウジング側ロックアームの両撓み動作が互いに独立してなされ、
    さらに、前記一方のコネクタハウジングには、端子金具を収容可能な収容部が形成され、前記ハウジング側ロックアームは、前記収容部の外部に突出する形態とされ、前記収容部の内部には、前記検知部材を挿通可能な検知部材挿通孔が形成され、前記収容部における前記検知部材挿通孔の内面には、前記検知部材が前記押し込み規制位置にあるときに、前記検知部材側ロックアームに設けられた押し込み規制部を係止して、前記検知部材の前記係止位置への移動を規制する留め部が形成されており、
    前記両コネクタハウジングが正規嵌合される前は、前記検知部材が前記係止位置側へ押圧されると、前記押し込み規制部と前記留め部とが係止し合うことで、前記検知部材が前記押し込み規制位置に留められ、
    前記両コネクタハウジングが正規嵌合されたときに、前記検知部材が前記係止位置側へ押圧されると、前記検知部材側ロックアームが前記他方のコネクタハウジングに設けられた干渉部に摺接しつつ撓み変形され、その撓み動作に伴って前記押し込み規制部が前記留め部から離間して前記検知部材が前記係止位置へ移動し、さらに前記検知部材が前記係止位置に至るに伴い、前記検知部材側ロックアームが復動し前記ハウジング側ロックアームと並び合ってこの検知部材側ロックアームが前記ハウジング側ロックアームと共に前記ロック受け部を弾性的に係止する構成としたことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記検知部材が組み付け状態にあるときに、前記検知部材側ロックアームの外面と前記ハウジング側ロックアームの外面とが略面一で連なることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記検知部材は前記係止位置への移動時に押圧される操作部を有し、前記検知部材側ロックアームは前記操作部の両端から嵌合方向に突出して一対形成され、前記一方のコネクタハウジングには嵌合方向に延びるタワー部が設けられ、このタワー部の両側面に沿って前記一対の検知部材側ロックアームが配されるようになっており、かつ、前記他方のコネクタハウジングには前記一対の検知部材側ロックアームと対応して前記ロック受け部が一対設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記検知部材側ロックアームには、前記ロック受け部に対する検知部材側ロック部が形成され、この検知部材側ロック部は、前記検知部材の前記係止位置への移動方向に沿って斜めに傾斜するガイド面を有し、かつ、前記干渉部は、前記検知部材側ロックアームの受け入れ方向に沿って斜めに傾斜するガイド面を有しており、前記両コネクタハウジングが正規嵌合されたときに、両ガイド面同士が摺接し合うことで、前記検知部材側ロックアームの撓み動作が案内されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
  5. 前記他方のコネクタハウジングには、ここに収容された複数の端子金具同士を電気的に橋絡するショート端子が設けられており、前記検知部材には、前記両コネクタハウジングの嵌合時に、前記ショート端子による短絡状態を解除するための短絡解除片が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコネクタ。
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