JP6036510B2 - 通信システム、通信機器、制御方法、および、コンピュータプログラム - Google Patents

通信システム、通信機器、制御方法、および、コンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、データ通信の仕様が異なる複数種の対象機器の動作を制御するための技術に関する。
近年、ネットワーク回線を介してホームサーバが冷蔵庫やエアコンディショナー等の家庭電化製品とデータ通信を行うことで、家庭電化製品の遠隔制御を行う技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2001−218282号公報
しかしながら、データ通信可能な家電製品などの各種機器は、それぞれデータ通信の仕様が異なる場合がある。例えば、データ通信の仕様の一つである制御プロトコルとしてECHONET Lite(エコーネットライト:「エコーネットライト」は登録商標である。)を用いる機器もあれば、制御プロトコルとしてZ-Wave(「Z-Wave」は、登録商標である。)を用いる機器もある。また例えば、制御プロトコルとしてZigBee(「ZigBee」は登録商標である。)を用いる機器もある。
対象機器ごとにデータ通信の仕様が異なるために、対象機器毎に利用されるデータ通信の仕様を用いて通信機器に動作を制御させる必要がある。ここで、利用者が各種機器のデータ通信の仕様を把握して、各種機器が使用するデータ通信仕様における動作を制御するためのデータを特定したり、対象機器が対応可能なデータ通信の仕様を用いて対象機器へ特定したデータを送信することは困難である。よって、本発明は、データ通信の仕様が異なる複数種の対象機器の動作を容易に制御できる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[形態1]
通信システムであって、
制御プロトコルと通信規格とを含むデータ通信の仕様が異なる複数種の対象機器と、
前記複数種の対象機器とデータ通信を行う通信機器と、
前記通信機器に対して前記複数種の対象機器の動作を制御させるための契機となる要求データを送信する要求機器と、を備え、
前記通信機器は、
データを送受信するための送受信部であって、前記要求データを前記要求機器から受信する送受信部と、
複数の前記要求データの種類毎に、前記複数種の対象機器のうちから制御すべき特定対象機器を機器データとして、前記特定対象機器に実行させる命令内容を命令データとして記憶する記憶部と、
前記機器データと前記命令データとを参照することで、前記送受信部が受信した前記要求データに対応する、前記特定対象機器と、前記特定対象機器に実行させる前記命令内容と、を特定する動作制御部と、を有し、
前記動作制御部は、
特定した前記特定対象機器に基づいて、前記特定対象機器に前記命令内容を実行させる為の前記制御プロトコルの種類、及び、前記特定対象機器とデータ通信を行う為の前記通信規格の種類を特定すると共に、前記命令内容を、前記特定対象機器に用いられる前記制御プロトコルに応じて定義された操作コマンドとして特定し、
前記送受信部は、前記動作制御部が特定した前記通信規格を用いて前記特定対象機器に前記操作コマンドを送信し、
前記特定対象機器は、受信した前記操作コマンドに従った動作を実行する、通信システム。
この形態によれば、制御プロトコルと通信規格とを含むデータ通信の仕様が異なる複数種の対象機器の動作を、要求データの受信を契機として容易に制御できる。また、この形態によれば、通信機器が機器データと命令データとを記憶することで、通信機器は、受信した要求データに基づいて、制御すべき特定対象機器と、特定対象機器に実行させる命令内容と、を一意的に特定できる。
[形態2]
制御プロトコルと通信規格とを含むデータ通信の仕様が異なる複数種の対象機器とデータ通信を行うための通信機器であって、
データを送受信するための送受信部であって、前記対象機器の動作を制御するための契機となる要求データを外部の機器である要求機器から受信する送受信部と、
複数の前記要求データの種類毎に、前記複数種の対象機器のうちから制御すべき特定対象機器を機器データとして、前記特定対象機器に実行させる命令内容を命令データとして記憶する記憶部と、
前記機器データと前記命令データとを参照することで、前記送受信部が受信した前記要求データに対応する、前記特定対象機器と、前記特定対象機器に実行させる前記命令内容と、を特定する動作制御部と、を備え、
前記動作制御部は、特定した前記特定対象機器に基づいて、前記特定対象機器に前記命令内容を実行させる為の前記制御プロトコルの種類、及び、前記特定対象機器とデータ通信を行う為の前記通信規格の種類を特定すると共に、前記命令内容を、前記特定対象機器に用いられる前記制御プロトコルに応じて定義された操作コマンドとして特定し、
特定した前記通信規格を用いて前記送受信部を介して前記特定対象機器に対し前記操作コマンドを送信する、通信機器。
この形態によれば、制御プロトコルと通信規格とを含むデータ通信の仕様が異なる複数種の対象機器の動作を、要求データの受信を契機として容易に制御できる。また、この形態によれば、通信機器が機器データと命令データとを記憶することで、通信機器は、受信した要求データに基づいて、制御すべき特定対象機器と、特定対象機器に実行させる命令内容と、を一意的に特定できる。
[形態3]
通信機器が、制御プロトコルと通信規格とを含むデータ通信の仕様が異なる複数種の対象機器とデータ通信を行うことで前記対象機器の動作を制御する制御方法であって、
(a)前記対象機器の動作を制御するための契機となると共に、前記複数種の対象機器のうち特定の対象機器に対して特定の動作を行わせるための要求データを外部の機器である要求機器から受信する工程と、
(b)前記通信機器が複数の前記要求データの種類毎に記憶するデータであって、前記複数種の対象機器のうちから制御すべき特定対象機器としての機器データ及び前記特定対象機器に実行させる命令内容としての命令データを参照することで、受信した前記要求データに対応する、前記特定対象機器と、前記特定対象機器の動作を制御するための前記命令内容とを特定する工程と、
(c)特定した前記特定対象機器に基づいて、前記特定対象機器に前記命令内容を実行させる為の前記制御プロトコルの種類、及び、前記特定対象機器とデータ通信を行う為の前記通信規格の種類を特定する工程と、
(d)前記命令内容を、前記特定対象機器に用いられる前記制御プロトコルに応じて定義した操作コマンドとして特定する工程と、
(e)特定した前記通信規格を用いて前記特定対象機器に対し前記操作コマンドを送信する工程と、を備える制御方法。
この形態によれば、制御プロトコルと通信規格とを含むデータ通信の仕様が異なる複数種の対象機器の動作を、要求データの受信を契機として容易に制御できる。また、この形態によれば、通信機器が機器データと命令データとを記憶することで、通信機器は、受信した要求データに基づいて、制御すべき特定対象機器と、特定対象機器に実行させる命令内容と、を一意的に特定できる。
[形態4]
通信機器が、制御プロトコルと通信規格とを含むデータ通信の仕様が異なる複数種の対象機器とデータ通信を行うことで前記対象機器の動作を制御するためのコンピュータプログラムであって、
(a)前記対象機器の動作を制御するための契機となると共に前記複数種の対象機器のうち特定の対象機器について特定の動作を行わせるための要求データを外部の機器である要求機器から受信する機能と、
(b)前記通信機器が複数の前記要求データの種類毎に記憶するデータであって、前記複数種の対象機器のうちから制御すべき特定対象機器としての機器データ及び前記特定対象機器に実行させる命令内容としての命令データを参照することで、受信した前記要求データに対応する、前記特定対象機器と、前記特定対象機器の動作を制御するための前記命令内容とを特定する機能と、
(c)特定した前記特定対象機器に基づいて、前記特定対象機器に前記命令内容を実行させる為の前記制御プロトコルの種類、及び、前記特定対象機器とデータ通信を行う為の前記通信規格の種類を特定する機能と、
(d)前記命令内容を、前記特定対象機器に用いられる前記制御プロトコルに応じて定義した操作コマンドとして特定する機能と、
(e)特定した前記通信規格を用いて前記特定対象機器に対し前記操作コマンドを送信する機能と、を前記通信機器に対しコンピュータを用いて実現させるためのコンピュータプログラム。
この形態によれば、制御プロトコルと通信規格とを含むデータ通信の仕様が異なる複数種の対象機器の動作を、要求データの受信を契機として容易に制御できる。また、この形態によれば、通信機器が機器データと命令データとを記憶することで、通信機器は、受信した要求データに基づいて、制御すべき特定対象機器と、特定対象機器に実行させる命令内容と、を一意的に特定できる。
(1)本発明の一形態によれば、データ通信の仕様が異なる複数種の対象機器と、前記複数種の対象機器とデータ通信を行う通信機器と、前記通信機器に対して前記複数種の対象機器の動作を制御させるための契機となる要求データを送信する要求機器と、を備える通信システムが提供される。前記通信システムが備える前記通信機器は、データを送受信するための送受信部であって、前記要求データを受信する送受信部と、複数の前記要求データの種類毎に、前記複数種の対象機器のうちから制御すべき特定対象機器を表す機器データと、前記特定対象機器に実行させる前記命令内容を表す命令データと、を記憶する記憶部と、前記機器データと前記命令データとを参照することで、前記送受信部が受信した前記要求データに対応する、前記特定対象機器と、前記特定対象機器に実行させる命令内容と、を特定する動作制御部と、を有し、前記動作制御部は、特定した前記特定対象機器に基づいて、前記特定対象機器に前記命令内容を実行させる為のデータ通信の仕様を特定すると共に、前記命令内容を前記特定対象機器に用いられる前記データ通信の仕様を用いて定義された操作コマンドとして特定し、前記送受信部は、前記データ通信の仕様を用いて前記特定対象機器に前記操作コマンドを送信する。前記特定対象機器は、受信した前記操作コマンドに従った動作を実行する。
この形態によれば、データ通信の仕様が異なる複数種の対象機器の動作を、要求データの受信を契機として容易に制御できる。また、この形態によれば、通信機器が機器データと命令データとを記憶することで、通信機器は、受信した要求データに基づいて、制御すべき特定対象機器と、特定対象機器に実行させる命令内容と、を一意的に特定できる。
(2)上記形態において、前記通信システムが備える前記通信機器は、さらに、前記特定対象機器との間の論理的な接続処理が完了した後に受信したパケットに基づいて、前記特定対象機器の送受信ポート及びネットワークアドレスを特定する特定部を有していても良い。
この形態によれば、特定対象機器の送受信ポートを表すデータとネットワークアドレスを表すデータを予め通信機器が記憶しておく必要がない。
(3)本発明の他の一形態によれば、データ通信の仕様が異なる複数種の対象機器とデータ通信を行うための通信機器が提供される。この通信機器は、データを送受信するための送受信部であって、前記対象機器の動作を制御するための契機となる要求データを受信する送受信部と、複数の前記要求データの種類毎に、前記複数種の対象機器のうちから制御すべき特定対象機器を表す機器データと、前記特定対象機器に実行させる前記命令内容を表す命令データと、を記憶する記憶部と、前記機器データと前記命令データとを参照することで、前記送受信部が受信した前記要求データに対応する、前記特定対象機器と、前記特定対象機器に実行させる命令内容と、を特定する動作制御部と、を備え、前記動作制御部は、特定した前記特定対象機器に基づいて、前記特定対象機器に前記命令内容を実行させる為のデータ通信の仕様を特定すると共に、前記命令内容を前記特定対象機器に用いられる前記データ通信の仕様を用いて定義された操作コマンドとして特定し、前記データ通信の仕様を用いて前記送受信部を介して前記特定対象機器に対し前記操作コマンドを送信する。
この形態によれば、データ通信の仕様が異なる複数種の対象機器の動作を、要求データの受信を契機として容易に制御できる。また、この形態によれば、通信機器が機器データと命令データとを記憶することで、通信機器は、受信した要求データに基づいて、制御すべき特定対象機器と、特定対象機器に実行させる命令内容と、を一意的に特定できる。
(4)上記形態において、通信機器は、さらに、前記特定対象機器との間の論理的な接続処理が完了した後に受信したパケットに基づいて、前記特定対象機器の送受信ポート及びネットワークアドレスを特定する特定部を有していても良い。
この形態によれば、特定部によって、特定対象機器の送受信ポート及びネットワークアドレスを特定できるため、通信機器に対象機器の送受信ポート及びネットワークアドレス予め記憶させる必要が無い。
(5)上記形態において、前記記憶部は、さらに、前記対象機器に使用される前記データ通信の仕様を前記対象機器毎に一意的に対応付ける仕様データを記憶し、前記動作制御部は、前記仕様データを参照することで、前記データ通信の仕様を特定しても良い。
この形態によれば、仕様データを参照することで特定対象機器に使用されるデータ通信の仕様を特定できる。
(6)上記形態において、前記通信機器は、さらに、前記通信機器が記憶するデータのうち、前記対象機器の動作を制御するために用いられる制御データを、前記通信機器とは異なる外部記憶装置から取得して、前記制御データを更新する更新部を備えていても良い
この形態によれば、新たな対象機器が増えた場合や、対象機器に利用されるデータ通信の仕様が更新された場合でも、更新部が外部記憶装置から必要な制御データを取得できため、新たなに増えた対象機器やデータ通信の仕様が更新された対象機器の動作を制御できる。
(7)上記形態において、前記更新部は、前記通信機器と論理的に接続された前記対象機器が新たに増えた場合に、新たに増えた前記対象機器の動作を制御するために用いられる制御データを前記外部記憶装置から取得して、前記通信機器が記憶するデータを更新しても良い。
この形態によれば、新たに対象機器(「追加対象機器」と呼ぶ。)が増えた場合でも、追加対象機器の動作を容易に制御できる。
(8)上記形態において、前記送受信部は、前記通信機器と通信可能な端末に対し、前記対象機器を表す機器データと、前記対象機器に対して送信可能な前記命令内容を表す命令データとを送信しても良い。
この形態によれば、通信機器が制御できる対象機器の一覧と、各対象機器に対して実行させることができる命令内容の一覧とを端末によって表示させることができる。
(9)上記形態において、前記要求データは、前記端末によって選択され前記通信機器に送信された前記機器データ及び前記命令データを含み、前記動作制御部は、前記送受信部が受信した前記機器データおよび前記命令データに基づいて、前記機器データが表す前記特定対象機器と前記命令データが表す前記命令内容とを特定しても良い。
この形態によれば、端末が通信機器を介して対象機器の動作を制御できる。
(10)上記形態において、前記通信機器は、前記送受信部が前記特定対象機器に対し前記操作コマンドを送信した場合、又は、前記送受信部が前記特定対象機器に対し前記操作コマンドを送信した後に前記操作コマンドに対する前記特定対象機器からの肯定応答データを受信した場合に、前記操作コマンドの送信が完了したことを表す完了データを前記送受信部によって前記端末に送信させる通知部を備えていても良い。
この形態によれば、通信機器が特定対象機器に対して操作コマンドを送信したこと、又は、操作コマンドの送信状況を端末側で容易に確認できる。
(11)上記形態において、前記通知部は、前記送受信部が前記特定対象機器に対し前記操作コマンドを送信した後に前記操作コマンドに対する前記特定対象機器からの否定応答データを受信した場合、又は、所定期間内に前記特定対象機器から前記操作コマンドに対する応答データを受信しなかった場合、前記操作コマンドを前記特定対象機器に対して送信できなかったことを表す未完了データを前記送受信部によって前記端末に送信しても良い。
この形態によれば、端末を利用する利用者は、通信機器が操作コマンドを特定対象機器に送信できなかったことを容易に知ることができる。
(12)上記形態において、前記端末は携帯電話であっても良い。
この形態によれば、広く一般に普及した携帯電話を利用者が操作することによって、通信機器を介して特定対象機器の動作を容易に制御できる。
(13)上記形態において、前記要求データは、電力変動を表す電力データを含み、前記電力データに基づいて前記動作制御部が特定する前記命令内容は、前記特定対象機器の使用電力を変化させることであっても良い。
この形態によれば、電力変動に応じて特定対象機器の使用電力を変化させる制御を行うことができる。
(14)上記形態において、前記電力データは、電力使用値が所定の閾値を超えたことを表すデータであり、前記電力データに基づいて前記動作制御部が特定する前記命令内容は、前記特定対象機器の使用電力を減少させることであっても良い。
この形態によれば、通信機器が特定対象機器に対し使用電力を減少させる動作制御を行うため、電力使用値が所定の閾値を超えた状態が長期間に亘る可能性を低減できる。
(15)上記形態において、前記要求データは、前記通信機器との間で所定の範囲内で無線通信を行うことができる端末であって予め前記通信機器に登録された無線端末と、前記通信機器と、の間の論理的な接続状態を表す接続状態データを含み、前記命令内容は、前記特定対象機器の電源をON状態にする第1の内容と、前記特定対象機器の使用電力を電源ON状態より少ない省電力状態にする第2の内容と、を含み、前記動作制御部は、前記要求データとしての前記接続状態データに基づいて前記特定対象機器を特定すると共に、前記接続状態データに基づいて前記第1の内容と前記第2の内容とのいずれか一方を、前記命令内容として特定しても良い。
この形態によれば、無線端末の接続状態に応じた特定対象機器の動作制御ができる。これにより、例えば、無線端末を利用者が持ち運ぶ場合、利用者の行動に基づいて特定対象機器の動作を制御できる。
(16)上記形態において、前記動作制御部は、前記無線端末との間で論理的な接続が発生したと判定した場合は、前記要求データとしての前記判定を表すデータに基づいて、前記特定対象機器を特定すると共に、前記第1の内容を前記命令内容として特定しても良い。
この形態によれば、無線端末の論理的な接続の発生を契機として、特定対象機器の電源を自動でON状態にできる。
(17)上記形態において、前記動作制御部は、前記無線端末との間の論理的な接続が切断したと判定した場合は、前記要求データとしての前記判定を表すデータに基づいて、前記特定対象機器を特定すると共に、前記第2の内容を前記命令内容として特定しても良い。
この形態によれば、無線端末の論理的な接続の切断を契機として、特定対象機器の状態を自動で省電力状態にできる。ここで、省電力状態とは、電源OFF状態も含む意味で用いている。
(18)本発明の他の一形態によれば、通信機器が、データ通信の仕様が異なる複数種の対象機器とデータ通信を行うことで前記対象機器の動作を制御する制御方法が提供される。この制御方法は、(a)前記対象機器の動作を制御するための契機となると共に、前記複数種の対象機器のうち特定対象機器に対して特定の動作を行わせるための要求データを受信する工程と、(b)前記通信機器が複数の前記要求データの種類毎に記憶するデータであって、前記複数種の対象機器のうちから制御すべき特定対象機器を表す機器データ及び前記特定対象機器に実行させる前記命令内容を表す命令データを参照することで、受信した前記要求データに対応する、前記特定対象機器と、前記特定対象機器の動作を制御するための命令内容とを特定する工程と、(c)特定した前記特定対象機器に基づいて、前記特定対象機器に前記命令内容を実行させる為のデータ通信の仕様を特定する工程と、
(d)前記命令内容を前記特定対象機器に用いられる前記データ通信の仕様を用いて定義した操作コマンドとして特定する工程と、(e)前記データ通信の仕様を用いて前記特定対象機器に対し前記操作コマンドを送信する工程と、を備える。
この形態によれば、データ通信の仕様が異なる複数種の対象機器の動作を、要求データの受信を契機として容易に制御できる。また、この形態によれば、通信機器が記憶する機器データと命令データとを参照することで、受信した要求データに基づいて、制御すべき特定対象機器と、特定対象機器に実行させる命令内容と、を一意的に特定できる。
(19)本発明の他の一形態によれば、通信機器が、データ通信の仕様が異なる複数種の対象機器とデータ通信を行うことで前記対象機器の動作を制御するためのコンピュータプログラムが提供される。このコンピュータプログラムは、(a)前記対象機器の動作を制御するための契機となると共に前記複数種の対象機器のうち特定の対象機器について特定の動作を行わせるための要求データを受信する機能と、(b)前記通信機器が複数の前記要求データの種類毎に記憶するデータであって、記複数種の対象機器のうちから制御すべき特定対象機器を表す機器データ及び前記特定対象機器に実行させる前記命令内容を表す命令データを参照することで、受信した前記要求データに対応する、前記特定対象機器と、前記特定対象機器の動作を制御するための命令内容とを特定する機能と、(c)特定した前記特定対象機器に基づいて、前記特定対象機器に前記命令内容を実行させる為のデータ通信の仕様を特定する機能と、(d)前記命令内容を前記特定対象機器に用いられる前記データ通信の仕様を用いて定義した操作コマンドとして特定する機能と、(e)前記データ通信の仕様を用いて前記特定対象機器に対し前記操作コマンドを送信する機能と、を前記通信機器に対しコンピュータを用いて実現させる。
この形態によれば、データ通信の仕様が異なる複数種の対象機器の動作を、要求データの受信を契機として容易に制御できる。また、この形態によれば、通信機器が記憶する機器データと命令データとを参照することで、受信した要求データに基づいて、制御すべき特定対象機器と、特定対象機器に実行させる命令内容と、を一意的に特定できる。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素は全てが必須のものではなく、上述の課題の一部または全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部または全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部または全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部または全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部または全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部または全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
例えば、本発明の一形態は、(a)データ通信の仕様が異なる複数種の対象機器と、(b)前記複数種の対象機器とデータ通信を行う通信機器と、(c)前記通信機器に対して前記複数種の対象機器の動作を制御させるための契機となる要求データを送信する要求機器と、の3つの要素のうちの一部または全部の要素を備えた通信機器として実現可能である。すなわち、本通信機器は、構成(a)を有していてもよく、有していなくてもよい。また、本通信機器は、構成(b)を有していてもよく、有していなくてもよい。また、本通信機器は、構成(c)を有していてもよく、有していなくてもよい。このような形態によれば、簡易な構成の通信システムを提供できる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、本発明は、通信システム、通信機器、通信機器と外部記憶装置とを備えたシステム、それらの方法、それらの装置やシステムの機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
通信機器を用いたネットワークシステムを説明するための図である。 通信機器の内部構成を説明するための図である。 第1のテーブルを説明するための図である。 第2のテーブルを説明するための図である。 機器リストを説明するための図である。 第3のテーブルを説明するための図である。 第4のテーブルを説明するための図である。 第3のテーブルを作成するためのフローチャートである。 通信機器が対象機器の動作を制御する処理を示すフローチャートである。 車の充電開始データを受信した場合に、通信機器が対象機器の動作を制御する処理を示すフローチャートである。 第1の端末または第2の端末の通信機器への接続状態が変化した場合に、通信機器が対象機器の動作を制御する処理を示すフローチャートである。 通信機器が対象機器の動作を制御する処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の通信機器の内部構成を説明するための図である。 通信機器が実行するデータ更新フローを説明するための図である。 第3実施形態のネットワークシステムの一部を示す図である。 通信機器が対象機器の動作を制御する処理を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
A.第1実施形態:
A−1.ネットワークシステム1000の概略構成:
図1は、通信機器20を用いたネットワークシステム1000を説明するための図である。本実施形態では通信機器20は、ゲートウェイ機能を持つルータである。ルータ20はインターネット5に接続されている。ネットワークシステム1000は、ルータ20の他に、対象機器としての第1のエアコンディショナー52と、第2のエアコンディショナー54と、照明器具56と、を備える。以下、第1のエアコンディショナー52を「第1のエアコン52」と呼び、第2のエアコンディショナー54を「第2のエアコン54」と呼ぶ。
複数種の対象機器52,54,56は、データ通信の仕様が異なる。具体的には、第1のエアコン52と第2のエアコン54は、それぞれ通信規格としてIEEE802.11に準拠した無線通信を用い、自身を制御するための制御プロトコルとしてECHONET Lite(エコーネットライト)を用いている。また照明器具56は、通信規格および自身を制御するための制御プロトコルとしてZ-Waveを用いている。複数種の対象機器52,54,56はルータ20と同一LAN内に配置されている。
ネットワークシステム1000は、さらにスマートメーター58と、充電器60と、配電盤51と、を備える。スマートメーター58は、通信機能を備えた電力メーターである。スマートメーター58は、WAN(Wide Area Network)を介して電力会社90との間でデータ通信を行うことができる。スマートメーター58は、通信規格および自身を制御するためのプロトコルとしてZigBeeを用いている。充電器60は、電気自動車を充電するために用いられる。電力会社90からの電力は、配電盤51を介して各機器52,54,56,58,60に供給される。ここで、電力会社90は、課題を解決するための手段に記載の「要求機器」の1つとして機能する。
対象機器52,54,56は、ルータ20との間で無線通信によってデータを通信する。配電盤51は、ルータ20との間で有線通信によってデータを通信することができる。なお、対象機器は、ルータ20との間で有線通信を行うことでデータを通信する構成であっても良い。
ネットワークシステム1000は、さらに、要求機器としての第1の端末80及び第2の端末82を備える。第1の端末80は、無線通信機能を持つ携帯電話である。第2の端末82は、無線通信可能なパーソナルコンピュータ82である。第1の端末80および第2の端末82は、インターネット5およびルータ20を介して対象機器52,54,56との間でデータ通信を行うことができる。また、第1と第2の端末80,82は、ルータ20との間で互いに電波を送受信できる範囲内に存在する場合、直接にルータ20と無線通信を行うことができる。なお、第1の端末80と第2の端末82の種類は、上記に限定されるものではなく、ルータ20との間で通信が可能であり、利用者が持ち運び可能な端末であれば良い。
ネットワークシステム1000は、さらにサーバ装置6を備える。サーバ装置6は、WAN上に設けられて、インターネット5に接続されている。サーバ装置6は、インターネット5を介してルータ20との間でデータ通信を行うことができる。なお、サーバ装置6は、ルータ20と同一LAN上に設けられていても良い。
ネットワークシステム1000において、ルータ20は、ルータ20との間でデータ通信を行う機器(例えば、第1の端末80)から要求データDT1,DT2を受信する。要求データDT1,DT2は、複数の対象機器52,54,56の動作を制御するための契機となると共に、複数の対象機器52,54,56のうち特定の対象機器(特定対象機器)について特定の動作を行わせるためのデータである。ルータ20は、受信した要求データDT1,DT2に基づいて、複数の対象機器52,54,56のうちの特定の対象機器に対して動作状態を制御するための通信フレームCM1を送信する。通信フレームCM1は、特定対象機器のデータ通信の仕様(詳細には、制御プロトコルおよび通信プロトコル)を用いて生成される。
A−2.ルータ20の詳細説明:
図2は、ルータ20の内部構成を説明するための図である。ルータ20は、データを送受信するための送受信部25を備える。送受信部25は、有線通信インターフェース26および無線通信インターフェース27を備える。有線通信インターフェース26は、本実施例においてはIEEE802.3に準拠した有線LANインターフェースであり、ルータ20のWANポートからインターネット5に接続するための回線に接続される。また、有線通信インターフェース26は有線を通じて配電盤51とルータ20とを接続する。また、有線通信インターフェース26は、各種機器と有線を通じて接続されるためのインターフェースである。有線通信インターフェース26は、複数の接続ポートを備えている。有線通信インターフェース26は、PHYチップを備え、PHYチップにより論理信号と実際の電気的な信号との変換を行う。有線通信インターフェース26は、データ通信の仕様が異なる複数の機器とデータ通信が行えるように、各データ通信の仕様に対応した物理的なインターフェースを備えても良い。
無線通信インターフェース27は無線によってデータの送受信を行うためのインターフェースである。無線通信インターフェース27は、複数種の機器52,54,56,58の通信規格に応じた複数種の無線通信インターフェース42,44,46を備える。第1の無線通信インターフェース42は、IEEE802.11に対応したインターフェースである。第2の無線通信インターフェース44は、Z-Waveに対応したインターフェースである。第3の無線通信インターフェース46は、ZigBeeに対応したインターフェースである。第1〜第3の無線通信インターフェース42,44,46は、それぞれ、アンテナ421,441,461を備えている。第1〜第3の無線通信インターフェース42,44,46はそれぞれ、対応する通信規格に従って、アンテナ421,441,461を介して受信した電波の復調とデータの生成、および、アンテナ421,441,461を介して送信する電波の生成と変調を行う機能を有する。
ルータ20はさらに、CPUとしての制御部22と、記憶部24と、RAM29とを備える。ルータ20の各部22,24,25,29はバスにより相互に接続されている。制御部22は、記憶部24に格納されているコンピュータプログラムをRAMに展開して実行することによってルータ20を制御する。また、制御部22は、記憶部24に格納されているコンピュータプログラムを実行することにより、動作制御部30、特定部32、通知部36、生成部39、送受信部25の機能を実現する。
記憶部24は、フラッシュROMである。記憶部24は、動作制御部30が参照するデータを記憶するためにも用いられる。例えば、記憶部24は、対象機器52,54,56の動作を制御するために用いられる制御用データ70,72,74,76,78を記憶する。制御用データは、第1のテーブル70と、第2のテーブル72と、第3のテーブル74と、第4のテーブル76と、プロトコルスタック78とを備える。プロトコルスタック78は、ルータ20が対象機器52,54,56などの外部とデータ通信を行うための各種プロトコルを定義している。また、プロトコルスタック78の機能によって送受信部25が制御される。本実施形態では、例えば、通信規格が無線通信(IEEE802.11)、Z-Wave、ZigBeeに応じた通信プロトコルをそれぞれ記憶している。第1〜第4のテーブル70〜76の詳細は後述する。また、プロトコルスタック78は、有線通信を用いた通信プロトコル(例えば、CECコマンド)を記憶していても良い。
動作制御部30は、送受信部25が外部から受信した要求データに基づいて、複数種の対象機器52,54,56のうちから制御すべき特定対象機器と、特定対象機器に実行させる動作内容である命令内容とを特定する。そして、命令内容を実行させるための操作コマンドを特定対象機器に用いられるデータ通信の仕様を用いて送受信部25から特定対象機器に対して送信する。詳細には、動作制御部30は、特定対象機器に用いられるデータ通信の仕様を用いて命令内容を実行させるための操作コマンドを特定する。そして、動作制御部30は、特定した操作コマンドを、特定対象機器のデータ通信の仕様(ここでは、通信規格)に対応する送受信部25のインターフェースを用いて通信フレームCM1の一部として特定対象機器に送信する。ここで、データ通信の仕様とは、物理的なインターフェース26,27(第1層のプロトコル)と、命令内容を特定対象機器に対応したデータ(操作コマンド)として定義するための制御プロトコルと、物理的なインターフェース26,27を通して送信される通信フレームCM1を生成するための通信プロトコル(第2〜第7層のプロトコル)と、が該当する。通信フレームには、操作コマンドが含まれている。
特定部32は、対象機器52,54,56に使用されるデータ通信の仕様の種類(例えば、制御プロトコルの種類)を特定する。具体的には、特定部32は、対象機器52,54,56との間で論理的な接続が形成された後に、対象機器52,54,56から送信されるハローパケット等のパケットデータを受信することでデータ通信の仕様を特定する。また、特定部32による制御プロトコルの特定は、通信フレームCM1の送信前に行われる。なお、特定部32によるデータ通信の仕様の特定に代えて、記憶部24に動作を制御する対象となる対象機器52,54,56のデータ通信の仕様を対象機器52,54,56ごとに対応付けたデータを予め記憶させても良い。
通知部36は、特定対象機器に対し操作コマンドを送信し、操作コマンドに対する特定対象機器からの肯定応答データを受信した場合に、操作コマンドの処理が完了したことを表す完了データを送受信部25によって外部に送信する。例えば、第1の端末80や第2の端末82に完了データを送受信部25によって送信させることで、第1の端末80や第2の端末82の利用者に対し特定対象機器の動作の制御が完了したことを報知する。また、通知部36は、特定対象機器に対し操作コマンドを送信した後に、操作コマンドに対する特定対象機器からの否定応答データを受信した場合、又は、所定期間内に特定対象機器から操作コマンドに対する応答データ(ACK又はNAK)を受信しなかった場合、操作コマンドを特定対象機器に対して送信できなかったことを表す未完了データを送受信部によって外部に送信する。なお、通知部36は、特定対象機器に対し操作コマンドを送信した場合に、操作コマンドの処理が完了したことを表す完了データを送受信部25によって外部に送信しても良い。
生成部39は、第1の端末80や第2の端末82に対して送信するための機器リストを生成する。機器リストの詳細は後述する。
A−3.記憶部24の詳細説明:
図3は、第1のテーブル70を説明するための図である。第1のテーブル70は、命令内容の種類と、各命令内容を実行できる対象機器52,54,56と、命令内容を制御プロトコルによって定義した操作コマンドと、を一意的に定めたテーブルである。ここで、命令内容は、命令データとして記憶され、対象機器は機器データとして記憶されている。第1のテーブル70の各コマンドの括弧に記載した内容は、各コマンドの具体的な命令内容である。各コマンドは、各制御プロトコルに従って操作コマンドとして定義されている。また、図3に示す各命令内容は、エコーネットライトとZ-Waveの両方の制御プロトコルによって定義できる。
第1のコマンドは、第1のエアコン52と第2のエアコン54に対して設定されている命令内容である。第1のコマンドは、第1のエアコン52や第2のエアコン54をエコモード(省エネモード)に設定する。すなわち、第1のコマンドは、第1のエアコン52や第2のエアコン54の使用電力を電源ON状態の通常運転時よりも低い省電力状態にするための命令内容である。
第2のコマンドは、第1のエアコン52と第2のエアコン54に対して設定されている命令内容である。第2のコマンドは、第1と第2のエアコン52,54の設定温度を現時点よりも上昇させる。例えば、第2のコマンドは、第1と第2のエアコン52,54の設定温度をそれぞれ2℃上昇させる。また、第2のコマンドは、外部の利用者などによって設定された温度だけ第1と第2のエアコン52,54の設定温度を上昇させても良い。第1のコマンドや第2のコマンドを第1のエアコン52や第2のエアコン54に送信する際には、制御プロトコルとしてエコーネットライトが用いられる。なお、第1のコマンドや第2のコマンドを、Z-Waveを制御プロトコルとして用いている対象機器に送信する場合は、第1のコマンドや第2のコマンドをZ-Waveによって定義した操作コマンドを使用する。
第3のコマンドは、照明器具56に対して設定されている命令内容である。第3のコマンドは、照明器具56の照度レベルを現時点よりも低下させる。例えば、照度レベルを0〜100%のレベルに分けて、レベルを選択することで照度を低下させる。ここで、照度レベルの設定値が大きい程、照度が高くなる。照度レベルの低下の程度は、例えば利用者などによって設定された値だけ低下させても良いし、所定の値として規定しても良い。第4のコマンドは、照明器具56に対して設定されている命令内容である。第4のコマンドは、照明器具56の電源をOFF状態からON状態に切り替える。第5のコマンドは、照明器具56に対して設定されている。第5のコマンドは、照明器具56の電源をON状態からOFF状態に切り替える。第3〜第5のコマンドを照明器具56に送信する際には、制御プロトコルとしてZ-waveが用いられる。第1のテーブル70は、上記の他に複数のコマンドを規定しても良い。なお、第3〜第5のコマンドを、エコーネットライトを制御プロトコルとして用いている対象機器に送信する場合は、第3〜第5のコマンドをエコーネットライトによって定義した操作コマンドを使用する。
図4は、第2のテーブル72を説明するための図である。第2のテーブル72は、要求データと命令内容とを一意的に定めたテーブルである。
第1のトリガは、電力会社90からの節電要求をルータ20が受信したことである。第1のトリガに対して設定された命令内容は第1のコマンド(図3)である。ルータ20は、電力会社90から配電盤51を経由して送信される要求データDT2(図1)を受信することで節電要求を判別する。第2のトリガは、充電器60を用いて車の充電を開始したことをルータ20が判別したことである。ルータ20は、車の充電が開始されたことを充電器60から配電盤51を経由して送信される要求データDT2(図1)を受信することで充電開始を判別する。第2のトリガに対して設定された命令内容は、第1のトリガと同じ第1のコマンド(図3)である。第3のトリガは、第1や第2の端末80,82を介して利用者が機器リストの中から選択した特定対象機器とコマンドを表すデータをルータ20が受信したことである。特定対象機器とコマンドを表すデータは、図1に示す要求データDT1に相当する。第3のコマンドに対して設定された命令内容は、機器リストの中から選択されたコマンドである。機器リストは、ルータ20が動作の制御が可能な状態にある対象機器を表すデータと、対象機器に設定された各種命令内容を表すデータである。
第4のトリガは、ルータ20と登録端末との間で論理的な接続が発生したことをルータ20が判別したことである。第4のトリガに対して設定された命令内容は、第4のコマンド(図3)である。第5のトリガは、ルータ20と登録端末との間で論理的な接続の切断が発生したことをルータ20が判別したことである。第5のトリガに対して設定された命令内容は、第5のコマンド(図3)である。上記のごとく、第1のテーブル70と第2のテーブル72とは、要求データの種類毎に、制御すべき特定対象機器を表す機器データと、特定対象機器に実行させる命令内容を表す命令データとを記憶している。また、要求データは、第1〜第5のトリガのように、生成される方法(工程,手順)がそれぞれ異なる。
図5は、機器リストを説明するための図である。機器リストは、ルータ20が動作の制御が可能な状態にある対象機器と、対象機器に設定された命令内容とを一意的に表すデータである。機器リストは、第1の端末80や第2の端末82のモニターによって表示される。図5に示すように、機器リストは、制御対象である対象機器52,54,56を表示する第1の画面データ81と、対象機器52,54,56毎に設定された命令内容を表示する第2の画面データ83とを有する。利用者は、第1の画面データ81に表示された対象機器52,54,56の中から制御したい対象機器を選択する。次に、選択した対象機器に対して設定された複数の命令内容の中から、対象機器に実行させる命令内容を選択する。選択された対象機器は機器データとして、選択された命令内容は命令データとして第1の端末80や第2の端末82からルータ20に送信される。そして、ルータ20が、第1の端末80や第2の端末82から機器データおよび命令データを受信した場合、ルータ20は、機器データが表す対象機器に対して命令データが表す命令内容を動作させるための操作コマンドを送信する。機器リストは、第1の端末80や第2の端末82から機器リスト作成の要求があった場合に作成される。
図6は、第3のテーブル74を説明するための図である。第3のテーブル74は仕様データを表す。第3のテーブル74は、対象機器52,54,56に使用されるデータ通信の仕様を対象機器52,54,56ごとに一意的に対応付けたデータである。第3のテーブル74は、対象機器52,54,56ごとに、送受信ポートの種類、ネットワークアドレス、制御プロトコルの種類、通信インターフェースの種類が対応付けられている。送受信ポートは、対象機器の物理ポートと論理ポートを表している。送受信ポートに用いられる通信の仕様が判別できれば、各対象機器52,54,56に用いられている通信規格が判別できる。第3のテーブル74は、送受信部25による操作コマンドの送信前に対象機器52,54,56から受信したデータに基づいて特定部32が作成する。
図7は、第4のテーブル76を説明するための図である。第4のテーブル76は、第1の端末80および第2の端末82と、第1の端末80と第2の端末82のそれぞれに個別に設けられた識別情報とを一意的に対応付けたテーブルである。本実施形態では、識別情報としてMACアドレスを用いている。
図8は、第3のテーブル74を作成するためのフローチャートである。ここでは、第3のテーブル74のうち、第1のエアコン52に関するデータを作成するためのフローチャートを説明する。なお、第2のエアコン54と照明器具56についても同様の工程によって第3のテーブル74のデータが作成される。
第1のエアコン52は、ルータ20との間の論理的な接続処理が完了した後に、判別パケットをルータ20に送信する(ステップS10)。ルータ20の特定部32は、受信した判別パケットに基づいて、第1のエアコン52とデータ通信を行うための情報を判別して、取得した情報を第3のテーブル74のデータとして記憶させる(ステップS12)。データ通信を行うための情報としては、制御プロトコルの種類、ネットワークアドレス、送受信ポートの種類、通信インターフェースがある。この判パケットは、例えば、論理的な接続を行うために行われるネゴシエーションの際のパケットであったり、論理的な接続が完了した後に第1のエアコン52からルータ20に送信されるパケット(例えばハローパケット)であったりする。
A−4.動作制御方法:
図9は、ルータ20が節電要求データを受信した場合に、対象機器52,54,56の動作を制御する処理を示すフローチャートである。ルータ20は要求データとしての節電要求を表すデータを受信したか否かを判定する(ステップS20)。以下、節電要求を表すデータを「節電要求データ」と呼ぶ。節電要求データは、電力会社90の使用電力値が所定の閾値(例えば、95%)を超えた場合に、電力会社90からスマートメーター58に対して送信される。スマートメーター58は受信した節電要求データをルータ20に対して送信する。
ルータ20が節電要求データを受信した場合は(ステップS20:YES)、ルータ20の動作制御部30は、節電要求データに基づいて制御すべき特定対象機器と、特定対象機器に実行させる動作内容である命令内容と、命令内容を実行するための操作コマンドとを特定する(ステップS22)。詳細には、動作制御部30は、第1のテーブル70と第2のテーブル72とを参照して特定対象機器と命令内容とを特定する。また、動作制御部30は、第3のテーブル74を参照することで、特定対象機器に用いられている制御プロトコルを特定する。そして動作制御部30は、第1のテーブル70を参照することで、特定した命令内容が特定した制御プロトコルによって定義された操作コマンドを特定する。要求データが節電要求データである場合は、動作制御部30は、特定対象機器として第1のエアコン52と第2のエアコン54とを特定し、命令内容として第1のコマンド(エコモード)を特定する。また、動作制御部30は、第3のテーブル74を参照することで、第1と第2のエアコン52,54に用いられる制御プロトコルがエコーネットライトであることを特定する。そして、動作制御部30は、第1のテーブル70を参照することで、第1のコマンドをエコーネットライトによって定義した操作コマンドを特定する。
次に動作制御部30は、ステップS22で特定した命令内容を実行させるための操作コマンドを、特定対象機器に用いられるデータ通信の仕様を用いて送受信部25から特定対象機器に対して送信する(ステップS24)。具体的には、動作制御部30は、第3のテーブル74(図6)を参照して第1と第2のエアコン52,54に用いられる通信規格の種類やネットワークアドレスを特定する。通信規格の種類は、送受信ポートによって表されている。そして、動作制御部30は、特定した操作コマンドに対し、第1と第2のエアコン52,54に用いられる通信規格を用いて、ネットワークアドレス等を付加することで通信フレームCM1を生成する。またルータ20は、第1と第2のエアコン52,54に用いられる無線通信インターフェースが第1の無線通信インターフェース42であることを特定する。そしてルータ20は、第1と第2のエアコン52,54のデータ通信に用いられる第1の無線通信インターフェース42から第1と第2のエアコン52,54に対して操作コマンドを含む通信フレームCM1を送信する。第1のコマンドを含む通信フレームCM1を受信した第1と第2のエアコン52,54は、ルータ20へ肯定応答データ(ACK)を返すと共に、通常の運転から省電力による運転(エコモードによる運転)へと運転状態を切り替える。なお、ルータ20が、通信フレームCM1の送信に対して否定応答データ(NAK)を受信した場合、又は、通信フレームCM1の送信から所定期間の間に応答データを受信しなかった場合は、以下の処理フローを実行しても良い。すなわち、ルータ20は、節電要求データの送信元である電力会社90に対して配電盤51を介して未完了データを送信する。未完了データは、特定対象機器の動作を制御できなかったことを示す識別情報を含む。これにより、利用者は、ルータ20が特定対象機器の動作を制御できなかったことを容易に確認できる。
図10は、車の充電開始データを受信した場合に、ルータ20が対象機器52,54,56の動作を制御する処理を示すフローチャートである。ルータ20は要求データとしての車の充電が開始されたことを表すデータを受信したか否かを判定する(ステップS30)。以下、車の充電が開始されたことを表すデータを「充電開始データ」と呼ぶ。充電開始データは、充電器60によって車の充電が開始されると、配電盤51によってルータ20に対して送信される。
ルータ20が充電開始データを受信した場合は(ステップS30:YES)、動作制御部30は、充電開始データに基づいて制御すべき特定対象機器と、特定対象機器に実行させる動作内容である命令内容と操作コマンドとを特定する(ステップS32)。詳細には、動作制御部30は、第1のテーブル70と第2のテーブル72とを参照して特定対象機器と命令内容とを特定する。要求データが充電開始データである場合において、動作制御部30は、特定対象機器として第1のエアコン52と第2のエアコン54とを特定し、命令内容として第1のコマンド(エコモード)を特定する。また、ルータ20は、第1のテーブル70と第3のテーブル74を参照することで、第1のエアコン52と第2のエアコン54に用いられる制御プロトコル(エコーネットライト)によって第1のコマンドが定義された操作コマンドを特定する。
ステップS32の後に、動作制御部30は、命令内容を実行させるための操作コマンドを、特定対象機器に用いられるデータ通信の仕様を用いて送受信部25から特定対象機器に対して送信する(ステップS34)。具体的にはステップS34の処理内容は、ステップS24と同様であるため説明を省略する。
上記のように、図9や図10に示すフローチャートのように、ルータ20は節電要求データや充電開始データ等の電力変動を表すデータに基づいて特定対象機器の使用電力を変化させる制御を行っている。
図11は、第1の端末80または第2の端末82のルータ20への接続状態が変化した場合に、ルータ20が対象機器52,54,56の動作を制御する処理を示すフローチャートである。ルータ20は第1と第2の端末80,82の論理的な接続が発生したか否かを判定する(ステップS40)。論理的な接続が発生したと判定した場合は(ステップS40:YES)、論理的な接続が発生した第1と第2の端末80,82が記憶部24の第4のテーブル76に登録された端末80,82であるか否かを判定する(ステップS42)。
論理的な接続が発生した端末80,82が登録された端末80,82である場合は(ステップS42:YES)、図4に示す第4のトリガが発生したものと判断し、動作制御部30は、要求データとしてのステップS42における判定を表すデータに基づいて、制御すべき特定対象機器と、特定対象機器に実行させる命令内容と、操作コマンドとを特定する(ステップS44)。詳細には、動作制御部30は、第1のテーブル70と第2のテーブル72とを参照して特定対象機器と命令内容とを特定する。すなわち、動作制御部30は、第2のテーブル72により第4のトリガが発生した事を検出し、その結果、命令内容として第4のコマンド(電源ON)を特定する。また動作制御部30は、第1のテーブル70を参照することで、第4のコマンドを実施する対象機器が照明器具56であることを特定する。さらに動作制御部30は、第3のテーブル74を参照することで、照明器具56の制御プロトコルがZ-Waveであることを特定し、第1のテーブル70を参照することで第4のコマンドをZ-Waveによって定義した操作コマンドを特定する。
ステップS44の後に、動作制御部30は、命令内容を実行させるための第4のコマンドを含む通信フレームCM1を、特定対象機器に用いられるデータ通信の仕様を用いて生成する。そして動作制御部30は、生成した通信フレームCM1を送受信部25から特定対象機器に対して送信する(ステップS46)。具体的には、動作制御部30は、第3のテーブル74を参照して、照明器具56に用いられる通信規格の種類やネットワークアドレスを特定する。そして、動作制御部30は、特定した操作コマンドに対し、照明器具56に用いられる通信規格を用いて、ネットワークアドレス等を付加することによって照明器具56に操作コマンドを実行させるための通信フレームCM1を生成する。そして、ルータ20は、図6を参照して、照明器具56に用いられる無線通信インターフェースが第2の無線通信インターフェース44であることを特定し、第2の無線通信インターフェース44から照明器具56に対して第4のコマンドを含む通信フレームCM1を送信する。第4のコマンドを含む通信フレームCM1を受信した照明器具56は、電源をON状態にする。
また、ステップS40で判定が「NO」である場合は、ルータは要求データとして第1と第2の端末80,82の論理的な接続が切断したか否かを判定する(ステップS50)。論理的な接続の切断が発生したと判定した場合は(ステップS50:YES)、論理的な接続が発生した端末80,82が記憶部24の第4のテーブル76に登録された端末80,82であるか否かを判定する(ステップS52)。
論理的な接続の切断が発生した端末80,82が登録された端末80,82である場合は(ステップS52:YES)、動作制御部30が、要求データとしてのステップS52における判定を表すデータに基づいて、制御すべき特定対象機器と、特定対象機器に実行させる動作内容と、操作コマンドとを特定する(ステップS54)。詳細には、動作制御部30は、第1のテーブル70と第2のテーブル72とを参照して特定対象機器と命令内容とを特定する。すなわち、動作制御部30は、第2のテーブル72により第5のトリガが発生した事を検出し、その結果、命令内容として第5のコマンド(電源OFF)を特定する。さらに、動作制御部30は、第1のテーブル70を参照することで、第5のコマンドを実施する対象機器が照明器具56であることを特定する。さらにルータ20は、第3のテーブル74を参照することで、照明器具56の制御プロトコルがZ-Waveであることを特定し、第1のテーブル70を参照することで第5のコマンドをZ-Waveによって定義した操作コマンドを特定する。
ステップS54の後に、動作制御部30は、命令内容を実行させるための第5のコマンドを含む通信フレームCM1を、特定対象機器に用いられるデータ通信の仕様を用いて送受信部25から特定対象機器に対して送信する(ステップS56)。具体的には、動作制御部30は、第3のテーブル74を参照して、照明器具56に用いられる通信規格の種類やネットワークアドレスを特定する。そして、動作制御部30は、特定した操作コマンドに対し、照明器具56に用いられる通信規格を用いて、ネットワークアドレス等を付加することによって照明器具56に操作コマンドを実行させるための通信フレームCM1を生成する。そして、ルータ20は、図6を参照して、照明器具56に用いられる無線通信インターフェースを第2の無線通信インターフェース44であることを特定し、第2の無線通信インターフェース44から照明器具56に対して第5のコマンドを含む通信フレームCM1を送信する。第5のコマンドを含む通信フレームCM1を受信した照明器具56は、電源をOFF状態にする。
上記のように、図11に示すフローチャートのように、ルータ20は、予めルータ20に登録された外部の端末80,82のルータ20に対する論理的な接続状態を表す接続状態データに基づき照明器具56のON状態とOFF状態とを切り替える制御を行っている。ここで、照明器具56の電源がOFF状態であることが、課題を解決するための手段に記載の「省電力状態」に相当する。
図12は、ルータ20が対象機器52,54,56の動作を制御する処理を示すフローチャートである。ルータ20は、機器リスト(図5)を作成してルータ20と無線通信可能な端末80,82に対し送信する(ステップS60)。本実施形態では、ルータ20が第1の端末80に対して機器リストを送信する例について説明する。機器リストの送信は、第1の端末80からの要求があった場合に行っても良いし、所定の時間間隔ごとに自動で行っても良い。
第1の端末80の利用者は、機器リストの中から動作制御を行いたい対象機器と、命令内容とを選択し、第1の端末80を用いてルータ20にデータ(機器データ及び命令データ)として送信する(ステップS62)。動作制御部30は、受信した特定対象機器を表す機器データと、命令内容を表す命令データとを受信した場合、要求データとしての受信したデータに基づいて機器データが表す特定対象機器と、命令データが表す命令内容と、操作コマンドとを特定する(ステップS64)。以下に、具体例として、第1の端末80を使用する利用者が機器リスト(図5)を利用して、特定対象機器として第2のエアコン54を選択し、命令内容として第2のコマンド(温度上昇)を選択するフローを説明する。利用者は、第1の端末80に表示される第1の画面データ81(図5)の中から動作を制御したい特定対象機器として第2のエアコン54を選択する。第2のエアコン54が選択されることで、第1の端末80には、第2のエアコン54に対して設定された命令内容を表す第2の画面データ83が表示される。次に利用者は、第2の画面データ83の中から、命令内容して第2のコマンド(温度上昇)を選択する。これにより、第1の端末80からルータ20に対して、利用者が選択した特定対象機器を表す機器データと、命令内容を表す命令データとが送信される。ルータ20が機器データ及び命令データを受信した場合、動作制御部30は、特定対象機器が第2のエアコン54であることを特定し、命令内容が第2のコマンドであることを特定する。また、動作制御部30は、第3のテーブル74を参照することで、第2のエアコン54の制御プロトコルがエコーネットライトであることを特定し、第1のテーブル70を参照することで第2のコマンドをエコーネットライトによって定義した操作コマンドを特定する。
ステップS64の後に、動作制御部30は、命令内容を実行させるための操作コマンドを、特定対象機器に用いられるデータ通信の仕様を用いて送受信部25から特定対象機器に対して送信する(ステップS66)。具体的には、動作制御部30が、第3のテーブル74を参照して、特定対象機器に用いられる通信規格の種類やネットワークアドレスを特定する。そして、動作制御部30は、特定した操作コマンドに対し、特定対象機器に用いられる通信規格を用いて、ネットワークアドレス等を付加することによって通信フレームCM1を生成する。そして、ルータ20は、特定の無線通信インターフェースから特定対象機器に対して操作コマンドを含む通信フレームCM1を送信する。特定対象機器は、通信フレームCM1を受信した場合は、肯定応答データ(ACK)をルータ20に対して返信する(ステップS67a)。また、通信フレームCM1を受信した特定対象機器は、操作コマンドに従った動作を実行する(ステップS67b)。具体的な送信手順は、図9のステップS24と同様であるため、説明を省略する。例えば、第2のコマンドを含む操作コマンドを受信した第2のエアコン54は、設定温度を指定された温度だけ上昇させる。
通知部36は、特定対象機器から送信された肯定応答データを受信した場合、特定対象機器に対し操作コマンドの送信が完了したことを表す完了データを生成する。そして通知部36は、生成した完了データを前記送受信部25を用いて第1の端末80に送信する(ステップS68)。
A−5.効果:
上記実施形態によれば、ルータ20は、第1と第2のテーブル70,72を参照することで、要求データに基づいて特定対象機器と命令内容とを容易に特定できる。また、ルータ20は、第1と第3のテーブル70,74を参照することで、命令内容を特定対象機器に実行させるための操作コマンドを特定できる。また、ルータ20は、第3のテーブル74を参照することで、特定対象機器に用いられるデータ通信の仕様を用いて操作コマンドを含む通信フレームCM1を生成できる。これにより、データ通信の仕様が異なる複数種の対象機器52,54,56の動作を、要求データの受信を契機として容易に制御できる。すなわち、利用者は、複数種の対象機器52,54,56のそれぞれのデータ通信の仕様を把握することなく、ルータ20を用いて一括して対象機器52,54,56の動作を容易に制御できる。
また、上記実施形態によれば、特定部32によって対象機器52,54,56に使用されるデータ通信の仕様を特定している(図6,8)。これにより、特定部32によって対象機器52,54,56に使用されるデータ通信の仕様を容易に特定できる。よって、予めルータ20に対して対象機器52,54,56に使用されるデータ通信の仕様を記憶させる必要が無い。
また、上記実施形態によれば、記憶部24に仕様データを記憶している(図6)。これにより、仕様データを参照することで特定対象機器に使用されるデータ通信の仕様を特定できる。よって、特定対象機器の動作を制御するためのデータ通信を特定対象機器との間で実行できる。また、上記実施形態によれば、記憶部24に動作特定データを記憶している(図3、図4)。これにより、動作特定データを参照することで、受信した要求データに基づいて特定対象機器と、特定対象機器に実行させる命令内容とを一意的に特定できる。また、ルータ20は、第1のテーブル70と第3のテーブル74とを参照することで、命令内容を特定対象機器に実行させるための操作コマンドを一意的に特定できる。
また、上記実施形態によれば、ルータ20と無線通信可能な端末80,82に対して対象機器を表す機器データと、対象機器に対して送信可能な命令内容を表す命令データとを含む機器リストを送信している(図5、図12)。これにより、端末80,82によって対象機器の一覧と命令内容の一覧とを表示させて、端末80,82の利用者が特定対象機器と命令内容とを選択できる。すなわち、端末80,82から送信された要求データとしての特定対象機器を表すデータと、命令内容を表すデータとに基づいて特定対象機器の動作を、利用者は端末80,82を操作することでルータ20を介して容易に制御できる。
また、上記実施形態によれば、通知部36によって完了データを端末80,82に送信している(図12のステップS68)。これにより、ルータ20から特定対象機器に対して操作コマンドが送信され、特定対象機器によって操作コマンドが実行されたことを端末80,82側で容易に確認できる。また、端末80,82の一つが携帯電話80であることから、広く一般に普及している携帯電話を利用者が操作することによって、ルータ20を介して特定対象機器の動作を制御できる。
また、上記実施形態によれば、ルータ20は、電力変動を表す電力データに基づいて特定対象機器を特定すると共に、命令内容として特定対象機器の使用電力を変化させることを特定している(図9、10)。これにより、電力変動に応じて特定対象機器の使用電力を変化させる制御を行うことができる。例えば、図9に示す制御では、電力会社の電力使用値が所定の閾値を超えたことを表す節電要求データを受信した場合に、第1のエアコン52と第2のエアコン54の使用電力を低減させている。これにより、電力会社の電力使用率が100%に到達する可能性を低減できる。すなわち、電力会社の電力使用値ついて、所定の閾値を超えた状態が長時間に亘る可能性を低減できる。また例えば、図10に示す制御では、充電開始データを受信した場合に、第1のエアコン52と第2のエアコン54の使用電力を低減させている。これにより、ルータ20が配置された家庭における契約アンペア値が超える可能性を低減できる。
また、上記実施形態によれば、予めルータ20に登録された端末80,82のルータに対する論理的な接続状態を表す接続状態データに基づいて、特定対象機器の電源をON状態にする命令内容と、特定対象機器を省電力状態にする命令内容とのいずれか一方を命令内容として特定している(図3、図4、図11)。これにより、端末80,82の接続状態に応じた特定対象機器の動作制御ができる。例えば、端末80,82を利用者が持ち運ぶ場合、利用者の行動に基づいて特定対象機器の動作を制御できる。
本実施形態では、ルータ20と外部の端末80,82との間で論理的な接続が発生した場合に、特定対象機器として照明器具56を特定すると共に、命令内容として電源をON状態にすることを特定している(図3、図4、図11)。これにより、端末80,82との論理的な接続の発生を契機として、照明器具56の電源を自動でON状態にできる。つまり、無線通信によってデータ通信を行う端末80,82と、ルータ20との間で論理的な接続が発生したことは、端末80,82がルータ20からの電波が届く範囲内に位置することを意味する。すなわち、端末80,82を携帯する利用者がルータ20に近付いたことを意味する。よって、利用者がルータ20に近付くことで、自動で照明器具56をON状態にできる。また、本実施形態では、ルータ20と端末80,82との間の論理的な接続が切断した場合に、特定対象機器として照明器具56を特定すると共に、命令内容として電源をOFF状態にすることを特定している(図3、図4、図11)。これにより、端末80,82との論理的な接続の切断を契機として、照明器具56の電源を自動でOFF状態にできる。すなわち、端末80,82を携帯する利用者がルータ20から遠ざかった場合に、自動で照明器具56をOFF状態にできる。
B.第2実施形態:
図13は、第2実施形態のルータ20aの内部構成を説明するための図である。第1実施形態のルータ20と異なる点は、制御部22aが更新部34を有する点である。その他の構成については第1実施形態と同一であるため、同一の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。また、ルータ20aも第1実施形態の同様のネットワークシステム1000(図1)を形成する。更新部34は、記憶部24に記憶されたデータのうち、対象機器の動作を制御するために用いられるデータをインターネット5上のサーバ装置6から取得して記憶部24に記憶されているデータを更新する。
図14は、ルータ20aが実行するデータ更新フローを説明するための図である。ルータ20の更新部34は、ルータ20aと論理的に接続された対象機器が新たに増えた場合(ステップS70)、新たな対象機器の動作を制御するための制御データをサーバ装置6から取得する(ステップS72)。そして、取得した制御データを追加するために記憶部のデータを更新する(ステップS74)。例えば、ルータ20は、新たな対象機器の動作制御に用いられる制御データとしての動作特定データを取得し、第1のテーブル70と第2のテーブル72とを更新する。
上記実施形態によれば、新たな対象機器(追加対象機器)が増えた場合でも、記憶部24のデータを更新することで、追加対象機器の動作を容易に制御できる。
C.第3実施形態:
図15は、第3実施形態のネットワークシステム1000bの一部を示す図である。第1実施形態のネットワークシステム1000と異なる点は、ルータ20bが取得部38を備える点と、記憶部24bが第1〜第4のテーブル70,72,74,76を備えていない点と、サーバ装置6bが第1〜第4のテーブル70b,72b,74b,76bを備えている点である。その他の構成については第1実施形態のネットワークシステム1000と同一であるため、同一の構成については同一の符号を付すと共に説明を省略する。ここで、第1のテーブル70bの内容は、第1実施形態の第1のテーブル70の内容と同一であり、第2のテーブル72bの内容は、第1実施形態の第2のテーブル72の内容と同一であり、第3のテーブル74bの内容は、第1実施形態の第3のテーブル74の内容と同一であり、第4のテーブル76bの内容は、第1実施形態の第4のテーブル76の内容と同一である。
取得部38は、要求データDT1,DT2(図1)に基づいて、制御すべき特定対象機器を特定するための第1のデータと、特定対象機器に使用されるデータ通信の仕様の種類を表す第2のデータと、命令内容を表す第3のデータとを送受信部25を介してサーバ装置6bから取得する。第1のデータは、第1と第2のテーブル70b,72bに相当し、第2のデータは、第3のテーブル74bに相当し、第3のデータは第2のテーブル72bに相当する。動作制御部30は、取得部38によって取得した第1〜第3のデータを参照して特定対象機器の動作を制御する。以下に、例として節電要求データを要求データとしてルータ20bが受信した場合の制御フローについて説明する。
図16は、動作制御部30が対象機器52,54,56の動作を制御する処理を示すフローチャートである。図9と同一の工程については同一の符号を付している。要求データとして節電要求データを受信した場合は(ステップS20:YES)、第1〜第3のテーブル70b,72b,74bが表すデータを取得部38が取得する(ステップS21)。そして、動作制御部30は、第1と第2のテーブル70b,72bを参照して節電要求データに対応する特定対象機器を特定する(ステップS22b)。また、動作制御部30は、第2のテーブル72bを参照して節電要求データに対応する命令内容を特定する(ステップS22b)。また、動作制御部30は、第1と第3のテーブル70b,74bを参照して操作コマンドを特定する(ステップS22b)。
ステップS22bの後に、動作制御部30は、命令内容を実行させるための操作コマンドを、特定対象機器に用いられるデータ通信の仕様を用いて送受信部25から特定対象機器に対して送信する(ステップS24b)。具体的には、動作制御部30は、第3のテーブル74bを参照して第1と第2のエアコン52,54に用いられる通信規格の種類やネットワークアドレスや無線通信インターフェースを特定する。そして、動作制御部30は、ステップS22bにおいて特定した操作コマンドに対し、第1と第2のエアコン52,54に用いられる通信規格を用いて、ネットワークアドレス等を付加することによって第1と第2のエアコン52,54に操作コマンドを実行させるための通信フレームCM1を生成する。そして、動作制御部30は、第1と第2のエアコン52,54のデータ通信に用いられる第1の無線通信インターフェース42から第1と第2のエアコン52,54に対して操作コマンドを含む通信フレームCM1を送信する。
上記実施形態によれば、サーバ装置6bに対象機器52,54,56の動作を制御するためのデータを記憶させることで、ルータ20bの記憶部に記憶されたデータの容量が増大する可能性を低減できる。
D.変形例:
上記実施形態において、ハードウェアによって実現されるとした構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されるとした構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。その他、以下のような変形も可能である。
D−1.第1変形例:
上記第1実施形態では、特定部32によって第3のテーブル74が作成されていたが(図6、図8)、予め第3のテーブル74を記憶部24に記憶させていても良い。この場合、特定部32の機能は省略できる。
D−2.第2変形例:
第1実施形態において、電力使用値が上昇したことを表す要求データを契機として、特定対象機器の使用電力を減少させる制御を行っていたが(図9、図10)、電力使用値が下降したことを表す要求データを契機として、特定対象機器の使用電力を上昇させる制御を行っても良い。例えば、車の充電が終了したことを表す要求データを受信した場合は、特定対象機器(例えば、第1と第2のエアコン52,54)をエコモードから通常の運転モードに切り替えても良い。
D−3.第3変形例:
第2実施形態において、更新部34は、ルータ20aと論理的に接続された対象機器が新たに増えた場合に、新たな対象機器の動作を制御するためのデータをサーバ装置6から取得していたが(図14)、これに限定されるものではない。すなわち、更新部34は、ルータ20aが複数種の対象機器の動作を制御するためのデータを更新しても良い。例えば、既に論理的な接続が形成されている対象機器(例えば、第1のエアコン52)の動作を制御するために用いられる、命令内容や要求データが増えた場合は、増えたデータをサーバ装置6から取得して記憶部24のデータを更新しても良い。
D−4.第4変形例:
上記第3実施形態では、第1〜第4のテーブル70b,72b,74b,76bがサーバ装置6bに記憶されていたが、少なくとも1つのテーブルをサーバ装置6bに記憶させ、残りのテーブルを記憶部24bが記憶しても良い。例えば、第2のテーブル72b(第3のデータに相当)のみがサーバ装置6bに記憶されて、残りのテーブル70b,74b,76bが記憶部24bに記憶されていても良い。
D−5.第5変形例:
上記実施形態では、外部記憶装置として、インターネット5上に配置されたサーバ装置6、6bを用いていたが、ルータ20〜20bとは異なる記憶装置を用いても良い。例えば、サーバ装置6、6bに代えて、ルータ20〜20bと同一LAN内に配置されたNAS(Network Attached Storage)を用いても良い。例えば、第3実施形態においてサーバ装置6に代えてNASを利用する場合の例を以下に示す。NASは、第3実施形態のサーバ装置6bが記憶していた第1〜第4のテーブル70b〜76bを記憶する。NASが記憶する第1〜第4のテーブル70b〜76bは、定期的にインターネット上の特定のサイトから最新のデータに更新される。ルータ20bは、NASに記憶された第1〜第4のテーブル70b〜76bを用いて、要求データDT1,DT2の受信を契機として対象機器52〜56の動作を制御する。
第5変形例によれば、新たな対象機器(追加対象機器)が増えた場合に、ルータ20〜20bは、インターネット5を介して追加対象機器の動作を制御するためのデータを取得する必要が無い。これにより、ルータ20〜20bは、短時間で追加対象機器の動作を制御できる。
D−6.第6変形例:
上記実施形態では、ルータ20と無線通信を行う対象機器52,54,56の動作を制御する例を説明したが、対象機器はルータ20と有線通信を行う機器であっても良い。例えば、有線通信を行う対象機器として、イーサネット(登録商標)を通信インターフェースとして利用する機器や、IEEE P1901によって承認されたPLC(Power Line Communication)を通信インターフェースとして利用する機器や、HDMI(登録商標,High-Definition Multimedia Interface)を通信インターフェースとして利用する機器が挙げられる。イーサネットを通信インターフェースとする対象機器は、例えば、エコーネットライトを制御プロトコルとして利用する。また、PLCを通信インターフェースとして利用する対象機器は、例えば、エコーネットライトを制御プロトコルとして利用する。また、HDMIを通信インターフェースとして利用する対象機器は、CECコマンドを制御プロトコルとして利用する。
この場合、ルータ20は、有線通信を行う各種機器とデータ授受が行えるように、各種機器に対応した有線通信インターフェース26を備える。また、有線通信を行う各種機器に対応した第1〜第3のテーブル70〜74が記憶される。例えば、通信インターフェースとしてHDMIを利用する対象機器が、制御プロトコルとしてCECコマンドを利用する場合、図3に示す第1〜第5のコマンドに対応する操作コマンドはCECコマンドを用いて定義される。なお、第1〜第5のコマンドのうち、CECコマンドでは定義できないコマンドは、Nullが入力される。
制御プロトコルとしてCECコマンドを利用する特定対象機器の動作をルータ20が制御する場合、例えば、要求データCM1,CM2に応じて、特定のCECコマンドを特定対象機器に送信することで音量の調整を行ったり、電源のON状態とOFF状態の切り換えを行ったりできる。
D−7.第7変形例:
上記実施形態において、ルータ20〜20bが備える無線通信インターフェース27は、さらに、60GHzを利用したWireless HDやIEEE802.11adであっても良い。
5…インターネット
6,6b…サーバ装置
20,20a,20b…ルータ
22,22a,22b…制御部
24,24b…記憶部
25…送受信部
26…有線通信インターフェース
30…動作制御部
32…通信判別部
34…更新部
36…通知部
38…取得部
39…生成部
42…第1の無線通信インターフェース
44…第2の無線通信インターフェース
46…第3の無線通信インターフェース
51…配電盤
52…第1のエアコン
54…第2のエアコン
56…照明器具
58…スマートメーター
60…充電器
70,70b…第1のテーブル
72,72b…第2のテーブル
74,74b…第3のテーブル
76,76b…第4のテーブル
78…プロトコルスタック
80…第1の端末
82…第2の端末
90…電力会社
421,441,461…アンテナ
1000,1000b…ネットワークシステム
CM…操作コマンド
DT1,DT2…要求データ

Claims (21)

  1. 通信システムであって、
    制御プロトコルと通信規格とを含むデータ通信の仕様が異なる複数種の対象機器と、
    前記複数種の対象機器とデータ通信を行う通信機器と、
    前記通信機器に対して前記複数種の対象機器の動作を制御させるための契機となる要求データを送信する要求機器と、を備え、
    前記通信機器は、
    データを送受信するための送受信部であって、前記要求データを前記要求機器から受信する送受信部と、
    複数の前記要求データの種類毎に、前記複数種の対象機器のうちから制御すべき特定対象機器を機器データとして、前記特定対象機器に実行させる命令内容を命令データとして記憶する記憶部と、
    前記機器データと前記命令データとを参照することで、前記送受信部が受信した前記要求データに対応する、前記特定対象機器と、前記特定対象機器に実行させる前記命令内容と、を特定する動作制御部と、を有し、
    前記動作制御部は、
    特定した前記特定対象機器に基づいて、前記特定対象機器に前記命令内容を実行させる為の前記制御プロトコルの種類、及び、前記特定対象機器とデータ通信を行う為の前記通信規格の種類を特定すると共に、前記命令内容を、前記特定対象機器に用いられる前記制御プロトコルに応じて定義された操作コマンドとして特定し、
    前記送受信部は、前記動作制御部が特定した前記通信規格を用いて前記特定対象機器に前記操作コマンドを送信し、
    前記特定対象機器は、受信した前記操作コマンドに従った動作を実行する、通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムであって、
    前記通信機器は、さらに、
    前記特定対象機器との間の論理的な接続処理が完了した後に受信したパケットに基づいて、前記特定対象機器の送受信ポート及びネットワークアドレスを特定する特定部を有する、通信システム。
  3. 制御プロトコルと通信規格とを含むデータ通信の仕様が異なる複数種の対象機器とデータ通信を行うための通信機器であって、
    データを送受信するための送受信部であって、前記対象機器の動作を制御するための契機となる要求データを外部の機器である要求機器から受信する送受信部と、
    複数の前記要求データの種類毎に、前記複数種の対象機器のうちから制御すべき特定対象機器を機器データとして、前記特定対象機器に実行させる命令内容を命令データとして記憶する記憶部と、
    前記機器データと前記命令データとを参照することで、前記送受信部が受信した前記要求データに対応する、前記特定対象機器と、前記特定対象機器に実行させる前記命令内容と、を特定する動作制御部と、を備え、
    前記動作制御部は、特定した前記特定対象機器に基づいて、前記特定対象機器に前記命令内容を実行させる為の前記制御プロトコルの種類、及び、前記特定対象機器とデータ通信を行う為の前記通信規格の種類を特定すると共に、前記命令内容を、前記特定対象機器に用いられる前記制御プロトコルに応じて定義された操作コマンドとして特定し、
    特定した前記通信規格を用いて前記送受信部を介して前記特定対象機器に対し前記操作コマンドを送信する、通信機器。
  4. 請求項3に記載の通信機器であって、さらに、
    前記特定対象機器との間の論理的な接続処理が完了した後に受信したパケットに基づいて、前記特定対象機器の送受信ポート及びネットワークアドレスを特定する特定部を有する、通信機器。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の通信機器であって、
    前記記憶部は、さらに、前記対象機器に使用される前記データ通信の仕様を前記対象機器毎に一意的に対応付ける仕様データを記憶し、
    前記動作制御部は、前記仕様データを参照することで、前記データ通信の仕様を特定する、通信機器。
  6. 請求項3から請求項5までのいずれか一項に記載の通信機器であって、さらに、
    前記通信機器が記憶するデータのうち、前記対象機器の動作を制御するために用いられる制御データを前記通信機器とは異なる外部記憶装置から取得して、前記制御データを更新する更新部を備える、通信機器。
  7. 請求項6に記載の通信機器であって、
    前記更新部は、
    前記通信機器と論理的に接続された前記対象機器が新たに増えた場合に、新たに増えた前記対象機器の動作を制御するために用いられる制御データを前記外部記憶装置から取得して、前記通信機器が記憶するデータを更新する、通信機器。
  8. 請求項3から請求項7までのいずれか一項に記載の通信機器であって、
    前記送受信部は、
    前記通信機器と通信可能な端末に対し、前記対象機器を表す機器データと、前記対象機器に対して送信可能な前記命令内容を表す命令データとを送信する、通信機器。
  9. 請求項8に記載の通信機器であって、
    前記要求データは、前記端末によって選択され前記通信機器に送信された前記機器データ及び前記命令データを含み、
    前記動作制御部は、前記送受信部が受信した前記機器データおよび前記命令データに基づいて、前記機器データが表す前記特定対象機器と前記命令データが表す前記命令内容とを特定する、通信機器。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の通信機器であって、さらに、
    前記送受信部が前記特定対象機器に対し前記操作コマンドを送信した場合、又は、前記送受信部が前記特定対象機器に対し前記操作コマンドを送信し、前記操作コマンドに対する前記特定対象機器からの肯定応答データを受信した場合に、前記操作コマンドの送信が完了したことを表す完了データを前記送受信部によって前記端末に送信させる通知部を備える、通信機器。
  11. 請求項10に記載の通信機器であって、
    前記通知部は、前記送受信部が前記特定対象機器に対し前記操作コマンドを送信した後に前記操作コマンドに対する前記特定対象機器からの否定応答データを受信した場合、又は、所定期間内に前記特定対象機器から前記操作コマンドに対する応答データを受信しなかった場合に、前記操作コマンドを前記特定対象機器に対して送信できなかったことを表す未完了データを前記送受信部によって前記端末に送信する、通信機器。
  12. 請求項8から請求項11までのいずれか一項に記載の通信機器であって、
    前記端末は携帯電話である、通信機器。
  13. 請求項3から請求項12までのいずれか一項に記載の通信機器であって、
    前記要求データは、電力変動を表す電力データを含み、前記電力データに基づいて前記動作制御部が特定する前記命令内容は、前記特定対象機器の使用電力を変化させることである、通信機器。
  14. 請求項13に記載の通信機器であって、
    前記電力データは、電力使用値が所定の閾値を超えたことを表すデータであり、
    前記電力データに基づいて前記動作制御部が特定する前記命令内容は、前記特定対象機器の使用電力を減少させることである、通信機器。
  15. 請求項3から請求項14までのいずれか一項に記載の通信機器であって、
    前記要求データは、前記通信機器との間で所定の範囲内で無線通信を行うことができる端末であって予め前記通信機器に登録された無線端末と、前記通信機器と、の間の論理的な接続状態を表す接続状態データを含み、
    前記命令内容は、前記特定対象機器の電源をON状態にする第1の内容と、前記特定対象機器の使用電力を電源ON状態より少ない省電力状態にする第2の内容と、を含み、
    前記動作制御部は、前記要求データとしての前記接続状態データに基づいて前記特定対象機器を特定すると共に、前記接続状態データに基づいて前記第1の内容と前記第2の内容とのいずれか一方を、前記命令内容として特定する、通信機器。
  16. 請求項15に記載の通信機器であって、
    前記動作制御部は、前記無線端末との間で論理的な接続が発生したと判定した場合は、前記要求データとしての前記判定を表すデータに基づいて、前記特定対象機器を特定すると共に、前記第1の内容を前記命令内容として特定する、通信機器。
  17. 請求項15又は請求項16に記載の通信機器であって、
    前記動作制御部は、前記無線端末との間の論理的な接続が切断したと判定した場合は、前記要求データとしての前記判定を表すデータに基づいて、前記特定対象機器を特定すると共に、前記第2の内容を前記命令内容として特定する、通信機器。
  18. 請求項3から請求項8までのいずれか一項に記載の通信機器であって、
    前記要求データは、前記機器データと前記命令データとを含む第1種の要求データと、前記機器データと前記命令データとを含まない第2種の要求データとを含む、通信機器。
  19. 請求項3から請求項18までのいずれか一項に記載の通信機器であって、
    前記複数種の対象機器のそれぞれは、二種類以上の前記制御プロトコルのうちの任意の一つと、二種類以上の前記通信規格のうちの任意の一つに準拠し、
    前記複数種の対象機器のそれぞれの前記データ通信の仕様は、準拠する前記制御プロトコルと前記通信規格との組み合わせによって異なり、
    前記動作制御部は、特定した前記特定対象機器に基づいて、前記特定対象機器に前記命令内容を実行させる為の前記制御プロトコルの種類、及び、前記特定対象機器とデータ通信を行う為の前記通信規格の種類を特定する、通信機器。
  20. 通信機器が、制御プロトコルと通信規格とを含むデータ通信の仕様が異なる複数種の対象機器とデータ通信を行うことで前記対象機器の動作を制御する制御方法であって、
    (a)前記対象機器の動作を制御するための契機となると共に、前記複数種の対象機器のうち特定の対象機器に対して特定の動作を行わせるための要求データを外部の機器である要求機器から受信する工程と、
    (b)前記通信機器が複数の前記要求データの種類毎に記憶するデータであって、前記複数種の対象機器のうちから制御すべき特定対象機器としての機器データ及び前記特定対象機器に実行させる命令内容としての命令データを参照することで、受信した前記要求データに対応する、前記特定対象機器と、前記特定対象機器の動作を制御するための前記命令内容とを特定する工程と、
    (c)特定した前記特定対象機器に基づいて、前記特定対象機器に前記命令内容を実行させる為の前記制御プロトコルの種類、及び、前記特定対象機器とデータ通信を行う為の前記通信規格の種類を特定する工程と、
    (d)前記命令内容を、前記特定対象機器に用いられる前記制御プロトコルに応じて定義した操作コマンドとして特定する工程と、
    (e)特定した前記通信規格を用いて前記特定対象機器に対し前記操作コマンドを送信する工程と、を備える制御方法。
  21. 通信機器が、制御プロトコルと通信規格とを含むデータ通信の仕様が異なる複数種の対象機器とデータ通信を行うことで前記対象機器の動作を制御するためのコンピュータプログラムであって、
    (a)前記対象機器の動作を制御するための契機となると共に前記複数種の対象機器のうち特定の対象機器について特定の動作を行わせるための要求データを外部の機器である要求機器から受信する機能と、
    (b)前記通信機器が複数の前記要求データの種類毎に記憶するデータであって、前記複数種の対象機器のうちから制御すべき特定対象機器としての機器データ及び前記特定対象機器に実行させる命令内容としての命令データを参照することで、受信した前記要求データに対応する、前記特定対象機器と、前記特定対象機器の動作を制御するための前記命令内容とを特定する機能と、
    (c)特定した前記特定対象機器に基づいて、前記特定対象機器に前記命令内容を実行させる為の前記制御プロトコルの種類、及び、前記特定対象機器とデータ通信を行う為の前記通信規格の種類を特定する機能と、
    (d)前記命令内容を、前記特定対象機器に用いられる前記制御プロトコルに応じて定義した操作コマンドとして特定する機能と、
    (e)特定した前記通信規格を用いて前記特定対象機器に対し前記操作コマンドを送信する機能と、を前記通信機器に対しコンピュータを用いて実現させるためのコンピュータプログラム。
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