JP2007241940A - 無線周波数と通信手順の変換装置 - Google Patents

無線周波数と通信手順の変換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】既存のリーダライタと組み合わせ、費用を抑えてリソースの有効な活用ができ、上位情報システムにおいても単一のリーダライタの管理ですむ運用環境を提供する。
【解決手段】リーダライタ10との無線通信用アンテナ201、電子タグ30との無線通信用アンテナ205、リーダライタ10との無線通信用搬送波を変調及び復調する変復調部202、電子タグ30との無線通信用搬送波を変調及び復調する変復調部204、リーダライタ10の命令を変復調部202で復調されたデジタルデータで受信し、受信した命令を電子タグ30に合った形式に変換してその命令を変復調部204で変調して電子タグ30に送信し、電子タグ30からの応答データを変復調部204で復調したデジタルデータで受信し、受信した応答データをリーダライタ10に合った形式に変換して変復調部202の変調搬送波でリーダライタ10に送信する変換部203を備えたものとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子タグリーダライタと、リーダライタが本来対応していない電子タグとの間に介在し、リーダライタとリーダライタが本来対応していない電子タグとの間で通信を可能にする無線周波数と通信手順の変換装置に関するものである。
従来、電子タグの読み書きには、周波数と通信手順とが電子タグに対応したリーダライタが必要である。従って、異なる方式の電子タグを併用する場合、電子タグそれぞれのリーダライタを準備するか、複数の方式それぞれに対応したリーダライタを準備する必要がある。例えば、特許文献1には、3種類の周波数に対応したリーダライタが開示されている。
特開2001−291079号公報(第25頁、図2)
上記のように、従来、方式の異なる電子タグが混在した運用環境の場合、方式ごとに対応したリーダライタを準備する必要があり、そのために必要とする機器の費用が増大し、また、リーダライタを利用する上位情報システムにおけるリーダライタの管理分担を分けるための費用が増大し管理分担が複雑になるという問題点があった。
また、複数の方式それぞれに対応したリーダライタにおいては、リーダライタ機器に搭載するソフトウェアの費用が増大するとともに、対応する方式がシステムに組み込まれ、固定されるため、柔軟性に欠け、その結果、オーバースペックや無駄が多くなるという問題があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、既存のリーダライタと組み合わせて使用することで柔軟な運用を可能とし、その結果、費用を抑えてリソースの有効な活用ができるとともに、上位情報システムにおいても単一のリーダライタの管理ですむ運用環境を提供することを目的としている。
本発明に係る無線周波数と通信手順の変換装置は、アンテナを有するリーダライタと無線通信を行うための第一アンテナと、
電子タグと無線通信を行うための第二アンテナと、
上記リーダライタとの無線通信を行うための搬送波を変調及び復調する機能を有する第一変復調部と、
上記電子タグとの無線通信を行うための搬送波を変調及び復調する機能を有する第二変復調部と、
上記リーダライタが発行する命令を上記第一変復調部で復調されたデジタルデータで受信し、受信した命令を上記電子タグに合った形式に変換し、通信手順を生成して上記変換された命令を上記第二変復調部で変調された上記リーダライタとの無線通信を行うための搬送波で上記電子タグに送信し、上記電子タグからの応答データを上記第二変復調部で復調されたデジタルデータで受信し、上記受信した応答データを上記リーダライタに合った形式及び通信手順に変換して上記第一変復調部で変調された上記リーダライタとの無線通信を行うための搬送波で上記リーダライタに送信する変換部と、
を備えたものである。
本発明に係る無線周波数と通信手順の変換装置によれば、既存の電子タグ応用システムにおいて、新たに周波数または通信手順の異なる電子タグを追加する場合、追加する電子タグに対応した変換装置を準備し、既存のリーダライタと組み合わせて使用すればよく、新たなリーダライタ機器、リーダライタ機器に搭載するソフトウェア及び上位情報システムにおける処理の追加が不要になり、従来に比べて安価で使用環境に最適の電子タグを選択して使用することができるという柔軟な情報システムの構築が可能になる。
以下、本発明に係る無線周波数と通信手順の変換装置を図に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る無線周波数と通信手順の変換装置の実施の形態1を示す構成図であり、図2は、図1における変換装置部を示す構成図であり、図3、図4及び図5は、変換装置部の動作を示すフローチャートである。
図1に示したように、本実施の形態1の無線周波数と通信手順の変換装置20は、アンテナを有するリーダライタ10及び電子タグ30と通信できる機能を有する。
リーダライタ10は、例えば、125KHz、13.56MHzあるいは2.45GHzの搬送周波数で通信を行うリーダライタ10である。電子タグ30は、例えば、125KHz、13.56MHzあるいは2.45GHzといった搬送周波数で通信を行う電子タグである。ここでは、リーダライタ10の搬送周波数と電子タグ30の搬送周波数とは異なり、例えば、リーダライタ10の搬送周波数が13.56MHz、電子タグ30の搬送周波数が125KHzといった場合である。
変換装置20は、例えば、リーダライタ10と13.56MHzの搬送周波数で通信を行い、リーダライタ10が発行する命令(コマンド)を受信し、受信したコマンドを電子タグ30に合った形式に変換し、電子タグと125KHzの搬送周波数で通信し、変換したコマンドを電子タグ30に送信する。電子タグ30からの応答データは逆の手順を辿り、変換装置20を経由して13.56MHzの搬送周波数でリーダライタ10に送信される。13.56MHzで通信するリーダライタ10は、125KHzで通信する電子タグ30を、あたかも13.56MHzで通信する電子タグのようにコマンドの送信及び応答の受信を行うことができる。
図2に示したように、変換装置20は、リーダライタ10側のアンテナ部(第一アンテナ部)201、リーダライタ10側の変復調部(第一変復調部)202及び変換部203と、電子タグ30側の変復調部(第二変復調部)204及び電子タグ30側のアンテナ部(第二アンテナ部)205とを備える。変換装置20の変換部203は、マイクロプロセッサ、メモリなどで構成され、メモリに記録されたプログラムをマイクロプロセッサで実行することによって、その機能を実現する。
リーダライタ10が命令を発行し、変換装置20における処理及び電子タグ30との通信を行い、リーダライタ10へ応答を返す場合、リーダライタ10から直接電子タグ30と通信するのに比べて長時間を要する。このため、リーダライタ10が発行した命令と変換装置20の応答は同期できず、リーダライタ10は電子タグが存在しないという判断をすることになり、初回はエラーとなる。そこで、変換装置20は、リーダライタ10の最初の命令発行から処理を開始し、リーダライタ10へ応答を返せる状態になった時点からリーダライタ10のリトライを待機し、リトライに同期して応答を返すことにより変換装置20としての動作を可能とする。
アンテナ部201は、リーダライタ10との無線通信を行うためのものである。変復調部202は、リーダライタ10から受信したデジタルデータで変調された搬送波を復調してデジタルデータに変換し、変換部203へ入力し、また、逆に、変換部203からのデジタルデータで変調したリーダライタ10への搬送波に変換してリーダライタ10へ送信する。
同様に、アンテナ部205は、無線タグ30との無線通信を行うためのものである。変復調部204は、電子タグ30から受信したデジタルデータで変調された搬送波を復調してデジタルデータに変換し、変換部203へ入力し、また、逆に、変換部203からのデジタルデータで変調して電子タグ30への搬送波に変換して電子タグ30へ送信する。
図3に示したように、変換部203はデータ形式の変換及びコマンドの通信手順を生成するものであり、リーダライタ10からの命令を受信待機し(ステップS101)、受信したデータがID読み取り命令であれば(ステップS102)、タグID(A11)読み取り処理を行う(ステップS103)。
図3のステップS103においては、図4に示したように、変換部203は、電子タグ30のタグIDを読み取るタグID(A11)の読み取り命令を生成して電子タグ30へ送信し(ステップS111)、電子タグ30から応答されたタグIDを受信(ステップS112)し、受信したタグIDをリーダライタ10に合ったタグID(A12)の長さに調整し(ステップS113)、リーダライタ10からのID読み取り命令のリトライ動作に同期してリーダライタ10へ調整したタグIDを送信する(ステップS114)。
図4におけるステップS113においては、図5に示したように、変換部203は、リーダライタ10が対応する電子タグ30のタグID(A11)の長さと、リーダライタ10へ返すタグIDの長さとを比較し(ステップS121)、タグID(A11)とリーダライタ10へ返すタグIDの長さとが同じであれば何もせず、電子タグ30のタグID(A11)の長さがリーダライタ10へ返すタグIDの長さより短ければ、リーダライタ10へ返すタグIDの長さと同じ長さになるようにタグID(A11)の上位に0のビットデータを付加し(ステップS122)、電子タグ30のタグID(A11)の長さがリーダライタ10へ返すタグIDの長さより長ければ、リーダライタ10へ返すタグIDの長さと同じ長さになるようにタグID(A11)の上位からビットデータを削除して長さ調整したタグID(A12)を生成する(ステップS123)。
この場合、同じ固有識別番号を持つ複数の電子タグ30が存在することになる場合があるので注意する必要がある。
本実施の形態1によれば、以上のように構成することにより、通信周波数や通信プロトコルが異なるリーダライタ10と電子タグ30との間で電子タグのIDの読み取りが可能になる。
実施の形態2.
図6は、本発明に係る無線周波数と通信手順の変換装置の実施の形態2を示す構成図であり、図7、図8、図9、図10及び図11は、図6における変換装置の動作を示すフローチャートである。
図6に示したように、本実施の形態2では、上記実施の形態1の構成(図2参照)に、データ記憶部211を加えた構成としている。データ記憶部211を加えることにより、読み書き可能なメモリを持つ電子タグを対象とすることができる。
変換装置20のアンテナ101,105及び変復調部202,204の動作は上記実施の形態1と同じである。
図7に示したように、変換部203は、リーダライタ10からの命令を受信待機し(ステップS201)、受信した命令に基づき、それぞれの処理を行う(ステップS202)。
ID読み取り命令の場合は、上記図4のフローチャートの動作により、タグID(A11)の読み取り処理を行う(ステップS203)。
データ読み出し命令の場合には、電子タグ30からデータの読み出し処理を行う(ステップS204)。
データ書き込み命令の場合には、引き続きリーダライタ10から書き込みデータを受信してデータ記憶部211に保存した後、電子タグ30へのデータの書き込み処理を行う(ステップS206)。
図7におけるステップS204においては、図8に示したように、変換部203は、電子タグ30のデータ読み出し命令を生成して電子タグ30へ送信し(ステップS211)、電子タグ30から受信(S212)した応答のタグ読み出しデータA21をデータ記憶部211へ保存し(ステップS213)、タグ読み出しデータA21の長さを調整し(ステップS214)、リーダライタ10からのデータ読み出し命令のリトライ動作に同期してリーダライタ10へ長さ調整したタグ読み出しデータA22を送信する(ステップS215)。
図8におけるステップS214においては、図9に示したように、リーダライタ10へ返すタグ読み出しデータA21のアドレス空間と、電子タグ30のアドレス空間とを比較し(ステップS221)、リーダライタ10へ返すタグ読み出しデータA21のアドレス空間と電子タグ30のアドレス空間とが同じであるか、または、電子タグ30のアドレス空間の方が大きい場合には何もせず、電子タグ30のアドレス空間の方が小さい場合にはリーダライタ10へ返す必要がある読み出しデータA21のアドレス空間のうち電子タグ30には存在しないアドレス空間のデータを0にして長さ調整した読み出しデータA22を生成する(ステップS222)。
図7におけるステップS206においては、図10に示したように、データ記憶部211へ保存したタグ書き込みデータA23の長さ調整を行い(ステップS231)、電子タグ30のデータ書き込み命令を生成して、書き込みデータとともにデータ書き込み命令を電子タグ30へ送信して書き込みを行う(ステップS232)。電子タグ30から受信した応答(ステップS233)を、リーダライタ10からのデータ書き込み命令のリトライ動作に同期して、リーダライタ10へ送信する(ステップS234)。
図10におけるステップS231においては、図11に示したように、リーダライタ10から受信した書き込みデータA23のアドレス空間と、電子タグ30のアドレス空間とを比較し(ステップS241)、受信した書き込みデータA23のアドレス空間と電子タグ30のアドレス空間とが同じか、または、電子タグ30のアドレス空間の方が大きい場合には何もせず、電子タグ30のアドレス空間の方が小さい場合には、受信した書き込みデータA23のアドレス空間のうち電子タグ30には存在しないアドレス空間のデータを削除する(ステップS242)。
この場合、本変換装置の適用は注意を要する。
また、電子タグ30に存在しないアドレス空間への書き込みが発生した場合には、リーダライタ10へエラーを返すようにしてもよい。
本実施の形態2の構成によれば、IDを読み取るだけの電子タグ30のみならず、読み書き可能なメモリを持つ電子タグ30を対象として、通信周波数や通信プロトコルが異なるリーダライタ10と電子タグ30との間で電子タグのIDの読み取り、データの読み書きを行うことができる。
実施の形態3.
図12は、本発明に係る無線周波数と通信手順の変換装置の実施の形態3を示す構成図であり、図13、図14、図15、図16、図17、図18及び図19は、図12における変換装置の動作を示すフローチャートである。
図12に示したように、本実施の形態3では、上記実施の形態2の構成(図7参照)に、状態制御部221、衝突防止制御部222及びID記憶部223を加えた構成としている。状態制御部221、衝突防止制御部222及びID記憶部223を加えることにより、衝突防止プロトコルに対応した電子タグ30を対象とすることができる。
変換装置20のアンテナ101,105及び変復調部202,204の動作は上記実施の形態1と同じである。
状態制御部221は、リーダライタ10から受信したデータを解析し、変換装置20の制御部全体を制御する。衝突防止プロトコル実行の状態では、衝突防止制御部222へ制御を渡す。アクセスすべき電子タグ30が選択されてデータの読み書きが発生した後は、変換部203へ制御を渡す。
リーダライタ10と電子タグ30のそれぞれが衝突防止機能に対応しているか否かによって、変換装置20の処理は下記(1)〜(4)の4通りに分けられる。
(1)リーダライタ10と電子タグ30が衝突防止機能に対応していない場合。
上記実施の形態1及び実施の形態2と同じである。
(2)リーダライタ10は衝突機能に対応せず、電子タグ30が衝突機能に対応している場合。
電子タグ30が複数個ある場合、複数の電子タグ30と変換装置20は通信可能であるが、リーダライタ10は対応できないため、通信できないようにする。
(3)リーダライタ10は衝突機能に対応し、電子タグ30は衝突機能に対応していない場合。
電子タグ30が複数個ある場合、変換装置20と電子タグ30とが通信できないため、通信できない。
(4)リーダライタ10と電子タグ30がともに衝突機能に対応している場合。
電子タグ30が複数個ある場合にも通信できる。
以下に、上記(2)〜(4)について説明する。
上記(2)のリーダライタ10は衝突機能に対応せず、電子タグ30が衝突機能に対応している場合、
図13に状態制御部221の動作を示したように、リーダライタ10からの命令を受信待機し(ステップS301)、受信した命令に基づき処理を行う(ステップS302)。
リーダライタ10から送信される命令は、ID読み取り、データ読み出し及びデータ書き込みである。
ID読み取り命令の場合、電子タグ30に対して衝突防止プロトコルを実行する(ステップS303)。このとき、検出された電子タグ30が1個であれば、それがタグID(A31)として確定される。タグID(A31)が確定された場合(ステップS304)、リーダライタ10からのタグID読み取り命令のリトライ動作に同期して、タグID(A31)をリーダライタ10に送信する(ステップS305)。
データ読み出し命令の場合、電子タグ30に対して衝突防止プロトコルを実行する(ステップS306)。1個の電子タグ30が検出されタグID(A31)が確定すれば(ステップS307)、確定した電子タグ30のタグ選択を実行し(ステップS308)、電子タグ30のデータの読み出し処理を行う。
データ書き込み命令の場合、データ書き込み命令に引き続きリーダライタ10から書き込みデータを受信し、データ記憶部211に保存(ステップS310)した後、電子タグ30に対して衝突防止プロトコルを実行し(ステップS311)、1個の電子タグ30が検出されタグIDA31が確定すれば(ステップS312)、確定した電子タグ30のタグ選択を実行し(ステップS313)、データ記憶部211に保存したデータの書き込み処理を行う(ステップS314)。
電子タグ30への衝突防止プロトコル処理(図13のステップS303,S306,S311)については、図14に示したように、ID記憶部223をクリアし(ステップS321)、以前のID情報を消去する。電子タグ30に対して衝突防止プロトコルを実行し(ステップS322)、検出した電子タグ30のタグIDを順次ID記憶部223に保存する(ステップS323)。検出した電子タグ30が1個であれば(ステップS324)、それを今後の処理の対象と見なしてタグIDA31を確定する(ステップS325。検出した電子タグ30が複数個または検出しない場合、衝突防止機能に対応していないリーダライタ10では本来通信できないため、タグIDを確定せず、リーダライタ10へ応答しない。
上記(3)のリーダライタ10は衝突機能に対応し、電子タグ30は衝突機能に対応していない場合、
図15に状態制御部221の動作を示したように、リーダライタ10からの命令を受信待機し(ステップS401)、受信した命令に基づき処理を行う(ステップS402)。
リーダライタ10から送信される命令は、ID読み取り、データ読み出し及びデータ書き込みである。
衝突防止プロトコル命令の場合、衝突防止プロトコルの処理を行う(ステップS403)。電子タグ30選択命令の場合、ID記憶部223内でタグ選択処理を行う(ステップS404)。ID記憶部223内でタグが選択されれば、タグIDA42の確定状態となる。
データ読み出し命令の場合、タグID(A21)が確定していれば(ステップS405)、確定した電子タグ30からデータの読み出し処理を行う(ステップS406)。ステップS406については、上記実施の形態2の図8で説明した通りである。
データ書き込み命令の場合、タグID(A23)が確定していれば(ステップS407)、データ書き込み命令に引き続きリーダライタ10から書き込みデータを受信してデータ記憶部211に保存し(ステップS408)、その後、確定した電子タグ30へデータの書き込み処理を行う(ステップS409)。ステップS409については、上記実施の形態2の図10で説明した通りである。
図15の衝突防止プロトコルの処理(ステップS403)については、図16に示したように、ID記憶部をクリアし(ステップS411)、以前のID情報を消去する。電子タグ30のタグIDを読み取り(ステップS412)、電子タグ30からタグIDを読み取った場合(ステップS413)、検出した電子タグ30のタグIDをID記憶部223に保存し(ステップS414)、検出したタグIDを使ってリーダライタ10からの衝突防止プロトコルのリトライに同期してリーダライタ10へ衝突防止プロトコルの応答を実行する(ステップS415)。検出した電子タグ30が複数個の場合は、リーダライタ10がタグIDを読み取ることができないため、リーダライタ10へ応答を返さず、リーダライタ10に対しては電子タグ30が存在しないように振る舞う。
図15のタグ選択処理(ステップS404)については、図17に示したように、ID記憶部223を検索し(ステップS421)、該当するタグIDがあれば(ステップS422)、それを今後の処理の対象と見なして(ステップS423)、リーダライタ10へ応答を送信する(ステップS424)。
上記(4)のリーダライタ10と電子タグ30がともに衝突機能に対応している場合、
図18に示したように、リーダライタ10からの命令を受信待機し(ステップS501)、受信した命令に基づき処理を行う(ステップS502)。
リーダライタ10から送信される命令は、ID読み取り、データ読み出し及びデータ書き込みである。
衝突防止プロトコル命令の場合、衝突防止プロトコルの処理を行う(ステップS503)。電子タグ30選択命令の場合、ID記憶部223内でタグ選択処理を行う(ステップS504)。ステップS504については、上記(3)の場合の図17で説明した通りである。ID記憶部223内でタグID(A42)が選択されれば、タグID(A42)が確定状態となる。
データ読み出し命令の場合、タグIDが確定していれば(ステップS505)、電子タグ30に対して選択処理を行い(ステップS506)、選択したタグID(A21)の電子タグ30からデータの読み出し処理を行う(ステップS507)。ステップS507については、上記実施の形態2の図8で説明した通りである。
データ書き込み命令の場合、タグIDが確定していれば(ステップS508)、データ書き込み命令に引き続きリーダライタ10から書き込みデータを受信してデータ記憶部211に保存(ステップS509)した後、電子タグ30の選択処理を行い(ステップS510)、選択したタグID(A23)の電子タグ30へデータの書き込み処理を行う(ステップS511)。ステップS511については、上記実施の形態2の図10で説明した通りである。
図18の衝突防止プロトコルの処理(ステップS503)については、図19に示したように、ID記憶部をクリアし(ステップS521)、以前のID情報を消去する。電子タグ30のタグIDを読み取り(ステップS522)、電子タグ30との衝突プロトコル実行の中で検出した1個以上の電子タグ30のタグIDを順次ID記憶部223に保存する(ステップS523)。保存されたタグIDが1個以上であれば(ステップS524)、そのタグIDを使い、リーダライタ10からの衝突防止プロトコルのリトライに同期して衝突防止プロトコルの応答を実行する(ステップS525)。
本実施の形態3の構成によれば、1個の電子タグ30のタグID読み取りと、データ読み書きの機能に加えて、衝突防止機能を持つリーダライタ10や電子タグ30を対象として、通信周波数や通信プロトコルが異なるリーダライタ10と電子タグ30との間で、同時に複数個の電子タグ30のタグIDの読み取り及びデータの読み書きを行うことができる。
実施の形態4.
図20は、本発明に係る無線周波数と通信手順の変換装置の実施の形態4を示す構成図である。
上記実施の形態1ないし実施の形態3では、変換装置20を、リーダライタ10と電子タグ30との間の空間に介在させるようにした、図20に示したように、変換装置20全体をリーダライタ10のアンテナへ装着して一体型の構成としてもよい。
本実施の形態4のように、変換装置20全体をリーダライタ10と一体型とすることにより、変換装置20の使用を意識することなくリーダライタ10本来の操作感覚で変換装置20を使用することができる。
実施の形態5.
実施の形態5.
図21は、本発明に係る無線周波数と通信手順の変換装置の実施の形態5を示す構成図である。
上記実施の形態4では、変換装置20全体をリーダライタ1へ装着する構成としたが、図21に示したように、図1における変換装置20のリーダライタ10側アンテナ201のみをリーダライタ10へ装着し、変換装置20はアンテナ201と有線40で接続する構成としてもよい。
このような構成にすることにより、例えば、搬送周波数が125KHzや13.56MHzの場合のようにアンテナ201がコイル状のものであれば、リーダライタ20が発する無線信号はアンテナ201を経由して有線40で通信できるとともに、リーダライタ10が発する無線信号はアンテナ201を介して、例えば、リーダライタ10が直接対応することができる電子タグ31との通信も可能になる。
電子タグ30と通信するときは、変換装置20を電子タグ30へ近づけて通信し、電子タグ31と通信するときは、リーダライタ10を電子タグ31に近づけて通信することができる。
本発明に係る無線周波数と通信手順の変換装置は、リーダライタとリーダライタが本来対応していない電子タグとの間で通信を可能にする無線周波数と通信手順の変換装置として、安価で使用環境に最適の電子タグを選択して使用することができるという柔軟な情報システムの構築に有効に利用することができる。
本発明に係る無線周波数と通信手順の変換装置の実施の形態1を示す構成図である。 図1における変換装置を示す構成図である。 実施の形態1における変換装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1における変換装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1における変換装置の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る無線周波数と通信手順の変換装置の実施の形態2を示す構成図である。 実施の形態2における変換装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2における変換装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2における変換装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2における変換装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2における変換装置の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る無線周波数と通信手順の変換装置の実施の形態3を示す構成図である。 実施の形態3における変換装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3における変換装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3における変換装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3における変換装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3における変換装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3における変換装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3における変換装置の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る無線周波数と通信手順の変換装置の実施の形態4を示す構成図である。 本発明に係る無線周波数と通信手順の変換装置の実施の形態5を示す構成図である。
符号の説明
10 リーダライタ、20 変換装置、30,31 電子タグ、40 有線、
201,205 アンテナ、202,204 変復調部、203 変換部、
211 データ記憶部、221 状態制御部、222 衝突防止制御部、
223 ID記憶部、A11,A31,A41,A42,A51 タグID、
A12 長さ調整したタグID、A21 タグ読み出しデータ、
A23 タグ書き込みデータ。

Claims (5)

  1. アンテナを有するリーダライタと無線通信を行うための第一アンテナと、
    電子タグと無線通信を行うための第二アンテナと、
    上記リーダライタとの無線通信を行うための搬送波を変調及び復調する機能を有する第一変復調部と、
    上記電子タグとの無線通信を行うための搬送波を変調及び復調する機能を有する第二変復調部と、
    上記リーダライタが発行する命令を上記第一変復調部で復調されたデジタルデータで受信し、受信した命令を上記電子タグに合った形式に変換し、通信手順を生成して上記変換された命令を上記第二変復調部で変調された上記リーダライタとの無線通信を行うための搬送波で上記電子タグに送信し、上記電子タグからの応答データを上記第二変復調部で復調されたデジタルデータで受信し、上記受信した応答データを上記リーダライタに合った形式及び通信手順に変換して上記第一変復調部で変調された上記リーダライタとの無線通信を行うための搬送波で上記リーダライタに送信する変換部と、
    を備えたことを特徴とする無線周波数と通信手順の変換装置。
  2. 上記リーダライタの読み出し命令によって応答された読み出しデータ及び上記リーダライタの書き込み命令によって送信された書き込みデータを、上記変換部を介して保存するデータ記憶部を備えたことを特徴とする請求項1記載の無線周波数と通信手順の変換装置。
  3. 衝突プロトコルを実行する衝突防止制御部と、
    上記衝突防止プロトコルの実行の際には上記衝突防止制御部が制御を実行し、アクセスすべき上記電子タグが選択されてデータの読み書きが発生した後は上記変換部が制御を実行するように制御する状態制御部と、
    上記衝突プロトコルを実行することにより検出された電子タグのタグIDを保存するID記憶部と、
    を備えたことを特徴とする請求項2記載の無線周波数と通信手順の変換装置。
  4. 上記変換装置を、上記リーダライタと一体化したことを特徴とする請求項1記載の無線周波数と通信手順の変換装置。
  5. 上記リーダライタと無線通信を行うための第一アンテナのみを、上記リーダライタのアンテナに取り付け、上記リーダライタのアンテナと上記変換装置部とを有線で通信するようにしたことを特徴とする請求項1記載の無線周波数と通信手順の変換装置。
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