JP6035976B2 - 電力変換装置の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換装置の制御装置に関し、例えばコンデンサレスインバータの制御装置に関する。
特許文献1には電動機制御装置が記載されている。当該電動機制御装置は、コンバータとインバータとを有している。コンバータは交流電圧を入力し、これを直流電圧に変換して直流リンクに出力する。インバータは当該直流電圧を入力し、これを交流電圧に変換して電動機へと出力する。また直流リンクにはコンデンサが設けられる。このコンデンサとしては、小さい静電容量を有するコンデンサが採用される。よってコンデンサはコンバータの出力する直流電圧を十分に平滑せず、直流電圧は脈動する。
そこで特許文献1では、コンデンサの電圧を検出し、その脈動がインバータの出力に伝達されないように、インバータの出力する交流電圧についての電圧指令を補正している。例えばコンデンサの電圧が高いほど電圧指令を低減する補正を行ことにより、インバータの出力を略一定にする。
また特許文献1では、コンバータの入力側にリアクトルが設けられる。このコンデンサとリアクトルとはLCフィルタを形成する。よってLCフィルタの共振によってコンデンサの電圧が振動しえる。
そこで、特許文献1では、コンデンサの電圧からその振動成分を抽出し、この振動成分が低減するように、インバータの出力する交流電流についての電流指令、或いは電動機についてのトルク指令または回転指令を補正する。これによってLCフィルタに因る振動成分をも低減している。
なお本発明に関連する技術が特許文献2,3及び非特許文献1に記載されている。
特開2007−181358号公報 特許第4067021号 特開2009−17673号公報
杉本、他2名、「ACサーバシステムの理論と設計の実際−基礎からソフトウエアサーボまで−」、総合電子出版社、pp.117
しかしながら特許文献1では、LCフィルタの共振によるコンデンサの電圧の振動を抑制するために、出力電圧指令ではなく電流指令などに補正を行っている。
電流制御の応答性の上限は、インバータのスイッチング素子をスイッチングするためのキャリア周波数に依存する。非特許文献1には、キャリア周波数が3kHz時に電流制御の応答は6000rad/sec(955Hz)程度が限界であることが記載されている。すなわち、インバータのキャリア周波数が低いと電流制御の応答が下がるため、十分に電流制御が機能せずに、所望の安定化を行うことができない。
つまり、キャリア周波数が3kHz以下であると、電流制御の応答による限界により、955Hz以上の共振周波数(LCフィルタの共振周波数)による不安定現象を抑制できないことになる。すなわち、コンデンサとインダクタンスの組合せ及びキャリア周波数によっては、直流電圧から検出した電圧成分に応じた補正値の脈動成分が電流制御の応答性より高周波となり、補正値が電流制御(例えばPI制御)を通ることにより安定性に必要な成分(もしくは量)が減衰して、所望の安定性及び制御性能を得ることができない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、電流制御の応答に依存することなく、直流電圧の高周波成分を低減する電力変換装置の制御装置を提供することである。
本発明にかかる電力変換装置の制御装置の第1の態様は、入力線を介して入力されるN(Nは自然数)相交流電圧を全波整流して、直流電圧を第1及び第2の直流線(LH,LL)の間に出力する整流部(1)と、入力される制御信号に基づいて、前記直流電圧を交流電圧に変換し、前記交流電圧を回転機(M1)に出力する電力変換部(2)とを備える電力変換装置の制御装置であって、前記直流電圧の、前記N相交流電圧の周波数の2N倍よりも高い高周波成分を取得する高周波成分取得部(45)と、前記回転機の回転に応じて回転し、前記回転機の界磁の極中心と同相のd軸と、前記d軸と位相が直交するq軸とを有するdq軸回転座標において、前記交流電圧の前記d軸の電圧成分についてのd軸電圧指令(Vd**)と、前記q軸の電圧成分についてのq軸電圧指令(Vq*)とを生成する指令生成部(48)と、前記d軸電圧指令のみを、前記高周波成分が高いほど高める補正を行って補正後d軸電圧指令(Vd*)を生成する補正部(46)と、前記補正後d軸電圧指令と前記q軸電圧指令とに基づいて、前記電力変換部へと前記制御信号を出力する制御信号生成部(47)とを備える。
本発明にかかる電力変換装置の制御装置の第2の態様は、第1の態様にかかる電力変換装置の制御装置であって、前記第1及び前記第2の直流線の間に設けられるコンデンサと、前記コンデンサの直流電圧を検出する電圧検出部(5)とを備え、前記高周波成分取得部(45)は、前記コンデンサの前記直流電圧から前記高周波成分を抽出する。
本発明にかかる電力変換装置の制御装置の第3の態様は、第1の態様にかかる電力変換装置の制御装置であって、前記第1及び前記第2の直流線の間に設けられるコンデンサ(C1)と、前記コンデンサよりも前記整流部(1)側において、前記第1又は前記第2の直流線(LH,LL)に設けられるリアクトル(L1)と、前記リアクトルに印加される電圧(VL1)を検出するリアクトル電圧検出部(6)とを備え、前記高周波成分取得部(45)は、前記電圧から前記高周波成分を抽出する。
本発明にかかる電力変換装置の制御装置の第4の態様は、第1の態様にかかる電力変換装置の制御装置であって、前記入力線に設けられるリアクトル(L2)と、前記リアクトルに印加される電圧(VL2)を検出するリアクトル電圧検出部(6)とを備え、前記高周波成分取得部(45)は、前記電圧から前記高周波成分を抽出する。
本発明にかかる電力変換装置の制御装置の第1,3,4の態様によれば、直流電圧の高周波成分が高いほど補正後d軸電圧指令が高まるので、高周波成分が高いときに電力変換装置が出力する交流電圧の振幅が高まり、ひいては電力変換装置が出力する電力が高まる。出力側の電力が高まれば入力側の直流電圧は低下するので、直流電圧の高周波成分が高いときに直流電圧を低減できる。よってこの高周波成分を低減できる。
しかも電圧指令を補正しているので、電流制御の応答に依存することなく、直流電圧を安定化することができる。よって、演算処理能力の乏しい安価なマイコンを使用して低いキャリア周波数で電流制御応答が低くても直流電圧を安定化できる。
さらに回転機に突極性がなくても、本制御装置を適用することができる。なぜなら、回転機に突極性がない場合は、電力変換部が出力する電力は、q軸電圧には依存しないものの、d軸電圧には依存するからである。
本発明にかかる電力変換装置の制御装置の第2の態様によれば、直流電圧から高周波成分を抽出するので、抽出が容易である。
電力変換装置の概念的な構成の一例を示す図である。 制御部の概念的な構成の一例を示す図である。 電力変換装置の概念的な構成の一例を示す図である。 直流電圧と入力側の交流電流との一例を模式的に示す図である。 直流電圧と入力側の交流電流との一例を模式的に示す図である。 直流電圧と入力側の交流電流との一例を模式的に示す図である。 電力変換装置の概念的な構成の一例を示す図である。 電力変換装置の概念的な構成の一例を示す図である。 電力変換装置の概念的な構成の一例を示す図である。 直流電圧と、入力側の交流電流と、出力側の交流電流との一例を示す図である。 直流電圧と、入力側の交流電流と、出力側の交流電流との一例を示す図である。 電力変換装置の概念的な構成の一例を示す図である。
第1の実施の形態.
図1に示すように、電力変換装置は整流部1と電力変換部3とを備えている。整流部1は入力線を介して入力されるN相交流電圧を全波整流して、直流電圧を直流線LH,LLの間に出力する。図1の例示では整流部1はダイオード整流回路である。ただし整流部1はダイオード整流回路に限らず、他励式整流回路であってもよく、あるいは自励式整流回路であってもよい。他励式整流回路としては例えばサイリスタブリッジ整流回路を採用でき、自励式整流回路としては例えばPWM(Pulse-Width-Modulation:パルス幅変調)方式のAC−DCコンバータを採用できる。
また図1の例示では整流部1は、単相交流電圧が入力される単相の整流回路である。ただし整流部1に入力される交流電圧の相数、即ち整流部1の相数は単相に限らず適宜に設定されればよい。
図1の例示では、直流線LH,LLの間にはコンデンサC1が設けられている。コンデンサC1は例えばフィルムコンデンサである。このようなコンデンサC1は電解コンデンサに比べて安価である。一方で、コンデンサC1の静電容量は電解コンデンサの静電容量に比べて小さく、直流線LH,LLの間の直流電圧を十分に平滑しない。言い換えれば、コンデンサC1は直流線LH,LLの直流電圧の脈動を許容する。よって当該直流電圧はN相交流電圧の全波整流による脈動成分(即ちN相交流電圧の周波数の2N倍の周波数を有する脈動成分)を有する。
図1の例示では、リアクトルL2が設けられている。リアクトルL2は、整流部1に接続される入力線上に設けられている。ただしこれに限らず、例えば図3に示すように、リアクトルL1が設けられていても良い。リアクトルL1はコンデンサC1よりも整流部1側において直流線LH又は直流線LL(図3では直流線LH)上に設けられる。
このようなリアクトルL2(或いはL1)とコンデンサC1とは交流電源E1の一対の出力端の間で互いに直列に接続されることになるので、いわゆるLCフィルタを形成する。コンデンサC1の静電容量は上述の通り小さいので、LCフィルタの共振周波数は高くなる傾向にある。同様にリアクトルL2(或いはL1)のインダクタンスを小さくすればするほど、共振周波数は更に高くなる傾向にある。例えば図3においてコンデンサC1の静電容量が40μFであり、リアクトルL1のインダクタンスが0.7mHである場合、共振周波数は約951Hz程度になる。
電力変換部3は例えばインバータであって、直流線LH,LLの間の直流電圧を入力する。そして電力変換部3は、制御部4からの制御信号に基づいて当該直流電圧を交流電圧に変換し、この交流電圧を回転機M1へと出力する。図1,3の例示では、電力変換部3は例えば直流線LH,LLの間で互いに直列に接続される一対のスイッチング部を、三相分有している。図1の例示では、一対のスイッチング部Sup,Sunが互いに直列に接続され、一対のスイッチング部Svp,Svnが互いに直列に接続され、一対のスイッチング部Swp,Swnが互いに直列に接続される。そして各相の一対のスイッチング部Sxp,Sxn(xはu,v,wを代表する、以下同様)の間の接続点が出力線Pxを介して回転機M1に接続される。これらのスイッチング部Sxp,Sxnが適切な制御信号に基づいて導通/非導通することで、電力変換部3は直流電圧を三相交流電圧に変換してこれを回転機M1へと出力する。
回転機M1は交流回転機であり、誘導機であっても同期機であってもよい。また図1,3の例示では三相の回転機M1が例示されているものの、その相数はこれに限らない。換言すれば、電力変換部3は三相の電力変換部に限らない。
<制御部4>
制御部4は、電力変換部3(より具体的にはスイッチング部Sxp,Sxn)に与える制御信号を生成し、電力変換部3を制御する。図2を参照して、制御部4は電圧指令生成部48と高周波成分取得部45と補正部46と制御信号生成部(以下、PWM制御部と呼ぶ)47とを備える。
またここでは、制御部4はマイクロコンピュータと記憶装置を含んで構成される。マイクロコンピュータは、プログラムに記述された各処理ステップ(換言すれば手順)を実行する。上記記憶装置は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、書き換え可能な不揮発性メモリ(EPROM(Erasable Programmable ROM)等)、ハードディスク装置などの各種記憶装置の1つ又は複数で構成可能である。当該記憶装置は、各種の情報やデータ等を格納し、またマイクロコンピュータが実行するプログラムを格納し、また、プログラムを実行するための作業領域を提供する。なお、マイクロコンピュータは、プログラムに記述された各処理ステップに対応する各種手段(例えば電圧指令生成部48、高周波成分取得部45、補正部46、及びPWM制御部47)として機能するとも把握でき、あるいは、各処理ステップに対応する各種機能を実現するとも把握できる。また、制御部4はこれに限らず、制御部4によって実行される各種手順、あるいは実現される各種手段又は各種機能の一部又は全部をハードウェアで実現しても構わない。
電圧指令生成部48はdq軸回転座標におけるd軸電圧指令Vd**とq軸電圧指令Vq*とを生成する。このdq軸回転座標とは、回転機M1の回転に応じて回転する座標であって、互いに直交するd軸およびq軸によって形成される。またd軸は回転機M1の界磁の磁極中心と同相な軸であり、q軸はその位相がd軸と直交する軸である。d軸電圧指令Vd**は電力変換部3によって出力される交流電圧のd軸の電圧成分(いわゆるd軸電圧)についての指令であり、q軸電圧指令Vq*は当該交流電圧のq軸の電圧成分(いわゆるq軸電圧)についての指令である。
電圧指令生成部48は任意の公知の手法を用いてd軸電圧指令Vd**とq軸電圧指令Vq*を生成すればよい。以下に一例について詳述する。例えば電圧指令生成部48は、速度制御部41と電流制御部42とdq軸/三相変換部43と位相演算部44とを備えている。
速度制御部41は回転機M1の回転速度ωについての回転速度指令ω*を、不図示の外部から入力する。また速度制御部41は回転機M1の回転速度ω(検出値)も入力する。回転速度ωは図1,3の回転速度検出部8によって検出される。この回転速度検出部8は公知の任意の手法によって回転機M1の回転速度ωを検出する。例えば回転速度検出部8は回転機M1に備え付けられる回転速度センサーであってもよい。或いは回転速度検出部8は回転機M1を流れる交流電流から回転速度ωを推定しても良い。
速度制御部41は回転速度指令ω*と回転速度ωとが互いに一致するように電流指令Ia*を生成する。この電流指令Ia*は回転機M1に流れる交流電流の振幅についての指令である。例えば速度制御部41はPI(比例積分)制御又はPID(比例積分微分)制御を採用して電流指令Ia*を生成する。
電流制御部42は速度制御部41からの電流指令Ia*と、例えば不図示の外部からの位相指令β*とを入力する。位相指令β*は、回転機M1に流れる交流電流をdq軸回転座標系に変換して得られる電流の、q軸に対する位相である。
また電流制御部42は、回転機M1に流れる交流電流のdq軸回転座標におけるd軸の成分たるd軸電流idおよびq軸の成分たるq軸電流iqも入力する。これらのd軸電流idおよびq軸電流iqは例えば以下のように取得される。
図1,3の例示では、回転機M1を流れる交流電流が電流検出部7によって検出される。電流検出部7としては、例えばカレントトランスを採用することができる。図1,3の例示では三相の回転機M1が例示されているところ、電流検出部7は二相の交流電流を検出する。三相の交流電流の総和は理想的には零であるので、二相の交流電流を検出すれば残りの一相の交流電流を算出することができる。なお電流検出部7は三相の交流電流を検出しても良い。また電流検出部7は、電力変換部3の出力側に設けられているものの、入力側、即ち直流線LH又は直流線LLに設けられても良い。この場合、電流検出部7は直流線LH又は直流線LLを流れる直流電流を、電力変換部3のスイッチングパターンによって決まる相の交流電流として検出する。この検出方法は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。
ここでは出力線Pu,Pvを流れる交流電流iu,ivが検出され、これらがdq軸/三相変換部43に入力される(図2参照)。またdq軸/三相変換部43には位相演算部44から位相θも入力される。この位相θは三相の固定座標とdq軸回転座標との位相差である。位相演算部44は回転速度検出部8から取得される回転速度ωを積分して位相θを算出し、これをdq軸/三相変換部43に出力する。dq軸/三相変換部43は位相θに基づいて交流電流iu,ivに対して公知の座標変換を実行し、dq軸回転座標におけるd軸電流idとq軸電流iqとを算出する。そして、d軸電流idとq軸電流iqとが電流制御部42に入力される。
電流制御部42は電流指令Ia*および位相指令β*と、d軸電流idおよびq軸電流iqとに基づいて、公知の手法によりd軸電圧指令Vd**とq軸電圧指令Vq*とを生成する。例えば電流指令Ia*と位相指令β*とに基づいてd軸電流指令及びq軸電流指令を算出し、d軸電流指令とd軸電流idとの偏差、及びq軸電流指令とq軸電流iqとの偏差のいずれもが零に近づくように、d軸電圧指令Vd**とq軸電圧指令Vq*とを生成する。これは、例えばd軸電流指令とd軸電流idとの偏差を増幅してd軸電圧指令Vd**を生成し、q軸電流指令とq軸電流iqとの偏差を増幅してq軸電圧指令Vq*を生成することで実現できる。
d軸電圧指令Vd**は補正部46へと出力され、q軸電圧指令Vq*はPWM制御部47へと出力される。
高周波成分取得部45は直流線LH,LLの間の直流電圧の高周波成分を取得する。ここでいう高周波成分とは、整流部1に入力されるN相交流電圧の周波数の2N倍よりも高い高周波成分である。つまり、高周波成分取得部45はN相交流電圧の全波整流による脈動成分よりも高い周波数を有する高周波成分を取得する。かかる高周波成分には、コンデンサC1とリアクトルL2とによる共振周波数成分が含まれる。
図1,3の例示では、コンデンサC1の直流電圧Vdcを検出する直流電圧検出部5が設けられている。直流電圧検出部5が検出した直流電圧Vdcは高周波成分取得部45に入力される。
高周波成分取得部45は直流電圧Vdcの高周波成分を抽出する。高周波成分取得部45は例えばLPF部451と減算部452とゲイン部453とを備える。LPF部451は直流電圧Vdcを入力し、N相交流電圧の周波数の2N倍よりも高い高周波成分を除去し、低周波成分を出力する。
図1,3の例示では単相交流電圧が整流部1に入力されている。例えば単相交流電圧の周波数を50Hzとすると、全波整流による直流電圧の脈動の周波数は100(=2×相数×50)Hzである。またコンデンサC1とリアクトルL2とによる共振周波数を951Hz程度であるとすると、LPF部451の遮断周波数は例えば次のように設定することができる。即ち、直流電圧Vdcの100Hzの周波数成分を十分に通過させ、共振周波数951Hzの周波数成分を十分に除去できるように、LPF部451の遮断周波数は例えば430Hz程度に設定することができる。
LPF部451から出力される低周波成分は減算部452へと入力される。減算部452は直流電圧Vdcも入力し、直流電圧Vdcから当該低周波成分を減算し、その結果を出力する。よって減算部452は直流電圧Vdcの高周波成分を出力することとなる。
ゲイン部453は減算部452から直流電圧Vdcの高周波成分を入力する。ゲイン部453はこの高周波成分にゲインを乗算し、これを補正値として補正部46へと出力する。
補正部46は直流電圧Vdcの高周波成分が高いほどd軸電圧指令Vd**を高める補正を行う。補正部46は例えば加算部であって、d軸電圧指令Vd**に補正値を加算してd軸電圧指令Vd*として出力する。
PWM制御部47は補正部46からのd軸電圧指令Vd*と、電圧指令生成部48からのq軸電圧指令Vq*とを入力し、これらに基づいて制御信号を生成して電力変換部3へと出力する。このような制御信号の生成は任意の公知技術を用いて実行される。例えばd軸電圧指令Vd*とq軸電圧指令Vq*とに公知の座標変換を行って、三相の電圧指令を生成する。そしてこの三相の電圧指令と所定のキャリアとを比較することで、その比較結果を制御信号として生成することができる。
このような制御方法によれば、直流電圧Vdcの高周波成分が高いほどd軸電圧指令Vd*が高まるので、当該高周波成分が高いときに電力変換部3が出力する交流電圧の振幅を増大させることができる。ひいては電力変換部3が出力する電力が高まる。電力変換部3の出力側の電力が高まれば入力側の直流電圧Vdcは低下するので、直流電圧Vdcの高周波成分が高いときに直流電圧Vdcを低減できる。よってこの高周波成分を低減することができる。
しかも本制御方法によれば電圧指令に補正を行っているので、電流制御の応答に依存することなく、直流電圧の高周波成分を低減することができる。言い換えれば、演算処理能力の乏しい安価なマイコンを使用することができる。また、本制御方法とは違って電流指令を補正する制御方法においては、キャリア周波数の制約で電流制御応答を上げることができずに直流電圧の高周波成分を十分に抑制できない場合が生じえる。しかるに、本制御方法ではこのような問題も回避することができるので、キャリア周波数を高めずに直流電圧の高周波成分を低減することができる。
なお図1,3の例示では、整流部1の入力線には、電源インピーダンス(抵抗成分およびインダクタンス成分を含む)が簡易的にリアクトル9として示されている。この電源インピーダンスはリアクトルL2(或いはL1)とコンデンサC1とともにLCフィルタを形成する。電源インピーダンスは電源配線の長さなどにも依存するので、本電力変換装置が採用される現地に応じて種々の値を採り得る。よって、電源インピーダンスを含めたLCフィルタの共振周波数は現地に応じて種々の値を採り得る。
本制御方法とは違って直流電圧Vdcの高周波成分が抑制されない場合、配線インダクタンスが採る値によっては直流電圧が変動(例えば共振)し得る。
一方で本制御方法によれば、たとえ整流部1の入力側に種々の電源インピーダンスが設けられるとしても、当該電源インピーダンスに応じた直流電圧Vdcの変動(例えば共振)は抑制される。なぜなら電力変換部3は直流電圧Vdcの高周波成分が低減するように制御されるからである。よってこのような変動を抑制することができる。言い換えれば、リアクトルL2(或いはL1)とコンデンサC1とからなるLCフィルタの共振を抑制することができる。またこれによって電源配線の選択性を向上することができ、種々の電源配線を採用することができる。
図4は、図1の電力変換装置におけるコンデンサC1の直流電圧Vdcと整流部1の入力線を流れる交流電流Isとを示している。図4では、回転機M1として6kWの同期機を採用し、電源インピーダンスとして、配線インダクタンス及び配線抵抗をそれぞれ0.4572mH及び0.05125Ωに設定している。また図4において、直流電圧Vdcの波形を実線で示し、交流電流Isの波形を破線で示している。
比較のために、電圧指令に対して補正を行わない場合の直流電圧Vdcと交流電流Isとを図5に示す。図5においては、補正の有無を除いて図4の条件と同じ条件が採用される。
図4と図5との比較より、本制御方法を実施した場合は、直流電圧Vdcの波形の高周波成分(共振周波数成分を含む)が低減されて、安定な直流電圧Vdcを実現できる効果が確認できる。また直流電圧Vdcの高周波成分が低減されることによって、交流電流Isの高調波成分も低減される。
なお本制御方法は交流電源E1の交流電圧の周期よりも十分に短い制御周期で繰り返し実行される。よって本制御方法によって変動する電力変換部3が出力する電力とは当該制御周期における電力である。つまり細かい制御周期で電圧指令を補正することにより、当該制御周期における電力を変化させて、図4の直流電圧Vdcの細かい変動(高調波成分)を抑制する。
一方で特許文献3の段落0018には、直流リンク(本実施の形態でいう直流線LH,LL)に設けられるコンデンサの静電容量を小さくすると、電源インピーダンスを含んだLCフィルタの共振により制御系が不安定になる条件が記載されている。なおここでいう電源インピーダンスとは、整流部1と交流電源E1との間のインピーダンスであり、図1,3では簡易的にリアクトル9で示されている。
特許文献3には当該条件の一つとして「(e)電動機出力が大きいほど不安定になりやすい。」と記載されている。電動機出力は、本実施の形態の電力変換部3の出力する電力と同等であると考えられる。ただし、ここでいう電力とは、例えば交流電圧の1周期程度における電力であり、本制御方法によって変化させるべき電力とはその期間が相違する。
本制御方法によれば、短い制御周期における電力を適宜に変動させて直流電圧Vdcの高調波成分を低減できるので、例えば交流電圧の1周期程度における電力が大きい場合であっても、制御系の不安定を抑制することができる。
しかも本制御方法によれば、q軸電圧指令Vq*については上述の補正を行うことなくd軸電圧指令Vd**のみを補正する。この点についての意義を述べるに当たって、まず電力変換部3の出力側の電力Pを定式化する。ここで回転機M1を同期機とした場合、過渡項を無視して定常項のみで表現した同期機の電圧・電流の状態方程式は、(1)式のように記載できる。
Vd=R・id−ω・Lq・iq
Vq=R・iq+ω・Ld・id+ω・φa ・・・(1)
ここで、Rは回転機M1の電機子についての抵抗成分を示し、Ld,Lqはそれぞれ回転機M1のd軸インダクタンス及びq軸インダクタンスを示し、φaは回転機M1の界磁についての磁束を示す。
直流電圧Vdcの高周波成分が増大するのは回転速度ωが高い領域であるので、式(1)は式(2)のように近似できる。
Figure 0006035976
式(2)を変形して、q軸電流iqをd軸電圧Vdにより表現し、d軸電流idをq軸電圧Vqにより表現すると、式(3)が導かれる。
Figure 0006035976
一方、電力変換部3の出力する電力Pをd軸電圧Vd、d軸電流id、q軸電圧Vqおよびq軸電流iqを用いて式(4)で表すことができる。
P=Vd・id+Vq・iq ・・・(4)
式(4)に式(3)を代入すると、式(5)に示されるように電力変換部3の出力する電力Pは、q軸電圧Vqおよびd軸電圧Vdで表現することができる。
Figure 0006035976
式(5)から理解できるように、Lq=Ldのときであっても、即ち回転機M1が突極性を有さない場合であっても、d軸電圧Vdを変更することで、電力変換部3が出力する電力Pを変更することができる。一方でLq=Ldのときにはq軸電圧Vqの係数が零となるので、このとき電力Pはq軸電圧Vqには依存しない。よって、突極性を有さない回転機M1に対しては、q軸電圧Vqを変更したとしても、電力変換部3が出力する電力Pを変更できない。
以上のように本制御方法によればd軸電圧指令を補正するので、突極性を有していない回転機M1に対しても、電力Pを調整でき、ひいては適切に直流電圧Vdcの高周波成分を低減することができる。
次に、突極性を有する回転機M1を採用し、本制御方法とは異なってq軸電圧指令Vq*のみに補正を行った場合の直流電圧Vdcの高周波成分について考慮する。図6は、q軸電圧指令Vq*のみを補正した場合の直流電圧Vdcと交流電流Isとを示している。なお図6での条件は、補正を行う対象が相違するという点を除いて図4の条件と同一である。
図4と図6との比較から、q軸電圧指令Vq*のみを補正した場合の直流電圧Vdcの高周波成分は、d軸電圧指令Vd**のみを補正した場合の直流電圧Vdcに比べて、若干多い。つまり、d軸電圧指令Vd**のみに補正を行うことで、q軸電圧指令Vq*のみに補正を行う場合に比べて、直流電圧Vdcの高周波成分をより抑制することができる。
またd軸電圧指令Vd**を補正することは次の点でも望ましい。即ち、回転速度ωが一定であり、電圧指令に対して補正を行わなければ、d軸電圧Vdもq軸電圧Vqも略一定と見なすことができる。このように回転速度ωが一定であることは回転機M1の定常状態において実現されえる。式(5)を参照して、定常状態においてd軸電圧Vdを補正する場合、電力変換部3の出力する電力Pはd軸電圧Vdに略比例する。したがって、d軸電圧Vdを補正する方がq軸電圧Vqを補正するよりも電力Pを制御しやすい。
第2の実施の形態.
第1の実施の形態では、コンデンサC1の直流電圧Vdcを検出した。第2の実施の形態では図7を参照してリアクトルL2の電圧VL2を検出する。図7の電力変換装置は図1の電力変換装置と同様の構成を有するものの、直流電圧検出部5の替わりにリアクトル電圧検出部(以下、単に電圧検出部と呼ぶ)6が設けられる。電圧検出部6はリアクトルL2の電圧VL2を検出し、制御部4へと出力する。
また第2の実施の形態にかかる制御部4の構成は図2の構成と同様の構成を有するものの、高周波成分取得部45にはコンデンサC1の直流電圧Vdcの替わりにリアクトルL2の電圧VL2が入力される。ここでは、リアクトルL2の電圧VL2は交流電源E1側の電位を基準とした電圧である。
さて、コンデンサC1の直流電圧Vdcの高周波成分は整流部1の入力側にも伝達されるので、リアクトルL2の電圧VL2にはコンデンサC1の直流電圧Vdcの高周波成分が現れる。
よって第2の実施の形態では、リアクトルL2の電圧VL2が高周波成分取得部45に入力されるのである。高周波成分取得部45はリアクトルL2の電圧VL2から高周波成分(N相交流電圧の周波数の2N倍の周波数よりも大きい周波数成分)を抽出し、これにゲインを乗算して補正値として補正部46へと出力する。制御部4の他の機能については第1の実施の形態と同様であるので、繰り返しの説明を避ける。
リアクトルL2の電圧VL2には直流電圧Vdcの高周波成分が現れるので、第2の実施の形態においても直流電圧Vdcの高周波成分が高いほど、d軸電圧指令Vd*を高めることができる。よって直流電圧Vdcの高周波成分を低減することができる。また第1の実施の形態と同様にd軸電圧指令のみに補正を行うので、この制御方法は突極性を有さない回転機M1にも適用できる。また第1の実施の形態と同様に、q軸電圧指令のみに補正を行う場合に比べて高周波の低減効果が高い。
なお図7の例示では、整流部1の入力側にリアクトルL2が設けられているものの、図8に例示するように、直流線LH又は直流線LL(図8では直流線LH)にリアクトルL1が設けられていてもよい。この場合にも、リアクトルL1の電圧VL1にはコンデンサC1の直流電圧Vdcの高周波成分が現れるので、電圧検出部61がリアクトルL1の電圧VL1を検出して制御部4(より詳細には高周波成分取得部45)に出力し、高周波成分取得部45がリアクトルL1の電圧VL1から高周波成分を抽出しても良い。
第3の実施の形態.
第3の実施の形態では、整流部1が三相の交流電圧を入力する。例えば図9に例示するように、整流部1は三相のダイオード整流回路である。その他の点は図3の電力変換装置と同様であり、制御部4の構成も第1の実施の形態と同様である。
なおLPF部451の遮断周波数は第1の実施の形態と同様にして設定することができる。ただし、三相交流電圧の周波数を50Hzと仮定すると、全波整流による直流電圧Vdcの脈動の周波数は300Hzとなる。よってLPF部451の遮断周波数は、直流電圧Vdcの300Hzの周波数成分を十分に通過させることができるように、設定される。さらに、コンデンサC1とリアクトルL1の共振周波数が951Hz程度であると仮定すると、951Hzの周波数成分を十分に遮断できるように、遮断周波数が設定される。例えば当該遮断周波数は第1の実施の形態と同様の430Hz程度に設定できる。
第3の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、直流電圧Vdcの高周波成分が高いほどd軸電圧指令Vd*が高まるので、直流電圧Vdcの高周波成分を低減できる。
図10は、コンデンサC1の直流電圧Vdcと、整流部1の入力線を流れる1相の交流電流と、電力変換部3が出力する1相の交流電流とを示している。図10では、回転機M1として6kWの同期機を採用し、電源インピーダンスとして、配線インダクタンス及び配線抵抗をそれぞれ0.4572mH及び0.05125Ωに設定している。また図10において、直流電圧Vdcの波形を実線で示し、整流部1に入力される1相の交流電流を破線で示し、電力変換部3が出力する1相の交流電流を二点差線で示している。
比較のために、電圧指令に対して補正を行わない場合の、コンデンサC1の直流電圧Vdcと、整流部1の入力線を流れる1相の交流電流と、電力変換部3が出力する1相の交流電流とを図11に示す。図11においては、補正の有無を除いて図10の条件と同じ条件が採用される。
図10と図11との比較より、本制御方法を実施した場合は、直流電圧Vdcの波形の高周波成分(例えば共振周波数成分)が低減されて、安定な直流電圧Vdcを実現できる効果が確認できる。また直流電圧Vdcの高周波成分が低減されることによって、整流部1に入力される交流電流の高周波成分も低減される。さらには高周波成分の低減に伴って、直流電圧Vdcのピークも低減される。なお第1の実施の意形態においても、直流電圧Vdcのピークは若干低減される(図4,5)。
またd軸電圧指令Vd**を補正するので、第1の実施の形態と同様に、回転機M1が突極性を有さない場合であっても直流電圧Vdcの高周波成分を低減することができ、またq軸電圧指令Vq*のみを補正する場合に比して、高周波成分の低減効果が高い。
なお、第3の実施の形態においても第1の実施の形態と同様に、リアクトルは直流線LH又は直流線LLに設けられる必要はなく、整流部1に入力される入力線上に設けられても良い。ただし、整流部1には三相の交流電圧が入力されるので、3つの入力線の各々にリアクトルが設けられることが望ましい。
また第2の実施の形態と同様に、例えば図12に示すように電圧検出部6がリアクトルL1の電圧VL1を検出して制御部4に出力してもよい。この場合、制御部4の高周波成分取得部45は電圧VL1の高周波成分を抽出し、補正部46は当該高周波成分が高いほどd軸電圧指令Vd*を高める。
またリアクトルが整流部1の入力線に設けられる場合にも、当該リアクトルの電圧を検出し、この電圧の高周波成分を抽出し、同様に当該高周波成分に基づいてd軸電圧指令Vd*を高めても良い。
1 整流部
3 電力変換部
5,6 電圧検出部
45 高周波成分取得部
46 補正部
47 PWM制御部
48 電圧指令生成部

Claims (4)

  1. 入力線を介して入力されるN(Nは自然数)相交流電圧を全波整流して、直流電圧を第1及び第2の直流線(LH,LL)の間に出力する整流部(1)と、
    入力される制御信号に基づいて、前記直流電圧を交流電圧に変換し、前記交流電圧を回転機(M1)に出力する電力変換部(2)と
    を備える電力変換装置の制御装置であって、
    前記直流電圧の、前記N相交流電圧の周波数の2N倍よりも高い高周波成分を取得する高周波成分取得部(45)と、
    前記回転機の回転に応じて回転し、前記回転機の界磁の極中心と同相のd軸と、前記d軸と位相が直交するq軸とを有するdq軸回転座標において、前記交流電圧の前記d軸の電圧成分についてのd軸電圧指令(Vd**)と、前記q軸の電圧成分についてのq軸電圧指令(Vq*)とを生成する指令生成部(48)と、
    前記d軸電圧指令のみを、前記高周波成分が高いほど高める補正を行って補正後d軸電圧指令(Vd*)を生成する補正部(46)と、
    前記補正後d軸電圧指令と前記q軸電圧指令とに基づいて、前記電力変換部へと前記制御信号を出力する制御信号生成部(47)と
    を備える、電力変換装置の制御装置。
  2. 前記第1及び前記第2の直流線の間に設けられるコンデンサと、
    前記コンデンサの直流電圧を検出する電圧検出部(5)と
    を備え、
    前記高周波成分取得部(45)は、前記コンデンサの前記直流電圧から前記高周波成分を抽出する、請求項1に記載の電力変換装置の制御装置。
  3. 前記第1及び前記第2の直流線の間に設けられるコンデンサ(C1)と、
    前記コンデンサよりも前記整流部(1)側において、前記第1又は前記第2の直流線(LH,LL)に設けられるリアクトル(L1)と、
    前記リアクトルに印加される電圧(VL1)を検出するリアクトル電圧検出部(6)と
    を備え、
    前記高周波成分取得部(45)は、前記電圧から前記高周波成分を抽出する、請求項1に記載の電力変換装置の制御装置。
  4. 前記入力線に設けられるリアクトル(L2)と、
    前記リアクトルに印加される電圧(VL2)を検出するリアクトル電圧検出部(6)と
    を備え、
    前記高周波成分取得部(45)は、前記電圧から前記高周波成分を抽出する、請求項1に記載の電力変換装置の制御装置。
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