JP6026862B2 - 軌陸車両搭載用クレーン - Google Patents

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Description

本発明は、軌陸車に搭載される軌陸車両搭載用クレーンに関する。
軌陸車とは、路上走行可能な車両に対し、車体の下に鉄車輪と転車台を追加することで鉄道の線路上をも走行可能とした特殊車両である。ところで、線路上でのクレーン作業は、線路上から架線までの高さが4.5mなので、作業時の制限高さは4.0mに規制されている。そのため、軌陸車両搭載用クレーンでのクレーン作業も、この制限高さ(4.0m)を遵守する必要がある。
ところで、一般的なクレーンは、旋回機台上に設置されたコラムポストと、このコラムポストの先端部に起伏および伸縮自在に設置された伸縮ブームとを備え、伸縮ブームの先端に設けたフックにより吊り荷を可及的に高く持ち上げることが性能のひとつであって特長とされる(例えば特許文献1ないし2参照)。しかし、その特長や性能は、上記線路の架線内で必要とされるクレーン揚程内での作業とは相反する上、伸縮ブームが制限高さを越えて架線に接触すれば感電事故が発生することになる。
そこで、従来は、一般的な車両搭載型クレーンに、電気的な制御による高さ制限装置を装着することによって、伸縮ブームの起伏時の高さが制限高さを超えないように、ブーム先端の高さ(ブームの起伏角度)を制限高さ以内に制御していた(例えば特許文献3参照)。
特開平4−7294号公報 特開平11−171474号公報 特開2000−335889号公報
しかしながら、特許文献3記載の高さ制限装置は、伸縮ブームの起伏高さを電気的に制御するものなので、実際の線路上での作業において、現場の作業者が、作業効率が落ちることを嫌って高さ制限装置を解除して使用することもできる。この場合、伸縮ブームが誤って制限高さを超え、架線と伸縮ブームが接触すれば停電(感電事故)を起こしてしまう。また、万一架線を切断してしまえば、翌日の列車のダイヤに重大な遅れを発生させてしまうことにもなりかねない。このように、従来のクレーンでの高さ制限装置は、電気的な制御によるものなので、現場の作業者の判断で制限を解除してしまうおそれがある。また、高さ制限を設定し忘れたまま作業を開始してしまうおそれもある。
一方、軌陸車両搭載用クレーンを線路上でのクレーン作業のみに限定して使用するのであれば、上記制限高さ以上のクレーン揚程は不要である。よって、伸縮ブームの起伏機能自体を不装備とし、上記制限高さ未満でのクレーン作業専用機とする方策も考えられる。しかし、このような専用機であると、伸縮ブームの先端に設けたフックにより吊り荷を可及的に高く持ち上げるという一般的クレーンの性能が失われるため、通常の車載クレーンの利便性が損なわれるという問題がある。
そこで、本発明は、上述のような問題点に鑑みてなされたものであって、車載クレーンとしての利便性を保ちつつ、軌道上の作業では、ブームが架線に接触することなく、安全性が確保できる軌陸車両搭載用クレーンを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る軌陸車両搭載用クレーンは、鉄道の線路上に載置可能な鉄車輪を有する軌陸車に搭載される軌陸車両搭載用クレーンであって、アウトリガを有するベースと、該ベース上の旋回機台に設置されたコラムポストと、該コラムポストの先端上部にピンにて軸支された伸縮ブームと、前記コラムポストに対して前記ピンを中心に前記伸縮ブームを起伏させるブーム起伏機構とを備え、前記コラムポストは、前記旋回機台上で上下方向に自身を伸縮可能なコラムポスト伸縮機構を有し、前記伸縮ブームは、前記ブーム起伏機構によるブーム起伏作動と、前記コラムポストのコラムポスト伸縮機構によるコラムポスト伸縮作動とを切替えて作動させるように構成されており、前記鉄車輪の展開状態および格納状態を検知する検知手段を有し、前記ブーム起伏機構と前記コラムポスト伸縮機構との切替えは、前記検知手段の検出状態に基づいて前記鉄車輪の展開および格納と連動して行われ、前記鉄車輪が展開状態にあっては、前記ブーム起伏機構が作動不能とされ且つ前記コラムポスト伸縮機構が作動可能とされ、前記鉄車輪が格納状態にあっては、前記ブーム起伏機構が作動可能とされ且つ前記コラムポスト伸縮機構が作動不能とされることを特徴とする。
本発明の一態様に係る軌陸車両搭載用クレーンによれば、コラムポストは、旋回機台上で上下方向に伸縮可能なコラムポスト伸縮機構を有し、伸縮ブームは、ブーム起伏機構によるブーム起伏作動が、コラムポスト伸縮機構によるポスト伸縮作動と切替えて作動させるように構成されているので、コラムポスト伸縮機構が作動可能とされるときにはブーム起伏機構が作動不能とされ、また、ブーム起伏機構が作動可能とされるときにはコラムポスト伸縮機構が作動不能とされる。そのため、線路上ではブーム起伏機構を作動不能としつつコラムポスト伸縮機構の作動によって伸縮ブームの姿勢を一定に管理することで制限高さを超えないようにクレーン作業を行うことができる。また、線路上以外の場所では、コラムポスト伸縮機構を作動不能としつつブーム起伏機構を作動可能として伸縮ブームを起伏することで一般的クレーン同様の性能を発揮させることができる。したがって、車載クレーンとしての利便性を保ちつつ、軌道上作業の安全性を確保することができる。
ここで、本発明の一態様に係る軌陸車両搭載用クレーンのコラムポスト構造が、筒状の複数の筐体が上下方向で入れ子とされ、複数の筐体相互がコラムポストの背面に設けたコラム伸縮シリンダで上下方向に沿ってスライド移動可能に接続されていることは好ましい。このような構成であれば、コラムポストを、旋回機台上で上下方向に伸縮自在に設置する構成とする上で好適である。
そして、本発明の一態様に係る軌陸車両搭載用クレーンによれば、鉄車輪の展開状態および格納状態を検知する検知手段を有しブーム起伏機構コラムポスト伸縮機構との切替えは検知手段の検出状態に基づいて車輪の展開および格納と連動して行われ鉄車輪が展開状態にあってはブーム起伏機構が作動不能とされ且つラムポスト伸縮機構が作動可能とされ鉄車輪が格納状態にあってはブーム起伏機構が作動可能とされ且つラムポスト伸縮機構が作動不能とされるので、ブーム起伏機構とコラムポスト伸縮機構との作動の切替えを機械的構造により行う上で好適であり、線路上の作業と線路上以外の作業とを確実に区別することができるため、車載クレーンとしての利便性を保ちつつ、軌道上作業の安全性を確保する上でより好適である。
なお、前記検知手段は、例えば、前記鉄車輪の展開状態および格納状態を検知するリミットスイッチや近接スイッチ等の電気的検知スイッチにて構成されていれば好ましい。また、前記検知手段は、オペレータが操作することにより前記鉄車輪の展開姿勢と格納姿勢とを切り換える軌道作業スイッチと共用することもできる。
また、本発明の一態様に係る軌陸車両搭載用クレーンにおいて、前記伸縮ブームは、複数のブームから構成されて基端側ブームが細く先端ブームになるにつれて太いブームになるとともに、縮小時に先端ブームが最も外枠とされる入れ子式であり、前記先端ブームの下部にブーム長手方向に沿って移動可能とされているトロリー装置を有することは好ましい。このような構成であれば、通常の車載クレーンの利便性を有しつつも、軌陸車両搭載用クレーンとして使用する際、クレーン中心軸そばの、いわゆるふところ作業性を確保する上で一層好適である。
また、本発明の一態様に係る軌陸車両搭載用クレーンにおいて、前記軌陸車が鉄道のカーブ区間で作業を行う際に、前記鉄車輪を線路上に設置させたままクレーン本体を水平にすることができるカント補正装置を更に備えることは好ましい。また、前記カント補正装置は、前記軌陸車の運転室と荷台との間のシャーシフレーム上に固定される支持ブラケットと、該支持ブラケットに、前後方向の支軸で左右傾動可能に軸支されるクレーン搭載台と、該クレーン搭載台上に搭載固定されて前記アウトリガを有する前記ベースと、前記クレーン搭載台と前記支持ブラケットとの間に前記軌陸車に対する前記クレーン搭載台の傾斜角度を調整するための傾動手段として取り付けられた一つの傾動シリンダとを有することは好ましい。このような構成であれば、線路のカーブには内側に向けて傾斜(カント)がつけられているところ、軌陸車がカーブ区間で作業を行う際に、鉄車輪を線路に設置させたまま、傾斜角度(カント角)を補正して、クレーン本体を水平にすることができる。
上述したように、本発明によれば、車載クレーンの利便性を保ちつつ、軌道上の作業では、ブームが架線に接触することなく、安全性が確保できる。
本発明の一態様に係る軌陸車両搭載用クレーンの一実施形態の左側面図である。 図1の正面図であり、同図では、カント補正装置によるカント角の補正状態を合わせて図示している。 本発明の一態様に係る軌陸車両搭載用クレーンの油圧回路の一実施形態を説明するブロック図である。 本発明の一態様に係る軌陸車両搭載用クレーンを軌陸車に搭載した状態の一実施形態の左側面図(路上走行状態を示す図)である。 図4の軌陸車を鉄道の線路上に載置した状態を示す図である。 図5の軌陸車において、アウトリガを接地した状態を示す図である。 図6の軌陸車において、コラムポストをポスト伸縮機構により伸長した状態を示す図である。 図7の軌陸車において、トロリー装置を伸縮ブームの基端側からブーム長手方向に沿って先端側まで移動した状態を示す図である。 図8に示す状態から、伸縮ブームを伸長した状態を示す図である。 図9に示す状態から、更に伸縮ブームを伸長した状態を示す図である。 図4の軌陸車において、アウトリガを接地した状態を示す図である。 図11の軌陸車において、伸縮ブームをブーム起伏機構により起立した状態を示す図である。 図12の軌陸車において、トロリー装置を伸縮ブームの基端側からブーム長手方向に沿って先端側まで移動した状態を示す図である。 図13に示す状態から、伸縮ブームを伸長した状態を示す図である。 図14に示す状態から、更に伸縮ブームを伸長した状態を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図1および図2に示すように、この軌陸車両搭載用クレーン1は、アウトリガ2を備えたベース3がクレーン搭載台6上に搭載固定されている。ベース3上には旋回機台19が設けられ、旋回機台19上には伸縮可能なコラムポスト4が旋回自在に立設されている。コラムポスト4の上端部には、伸縮ブーム5がブーム起伏機構の作動により起伏可能に設置されている。伸縮ブーム5の姿勢は、図1に示すように、ブーム起伏機構のブーム起伏シリンダ90が短縮時に水平姿勢となるように設けられている。伸縮ブーム5には、フック21を垂下してなるトロリー装置20が伸縮ブーム5に沿って移動可能に設けられている。なお、図6に示すように、アウトリガ2の接地位置GLは、鉄道の線路Rよりも線路脇の低い位置にあり、クレーン1自体は軌陸装置の作動によって下方に張り出された鉄車輪14により路上走行状態よりも地面から高い位置まで上昇する(図6参照)。そのため、アウトリガ2には、例えばローダー作業兼用クレーンで使用される、通常よりもストローク量の長いアウトリガが採用されている。
また、作業者(オペレータ)も線路脇の低い位置からクレーン1を操作することとなるため、この軌陸車両搭載用クレーン1では、クレーン1の操作レバーの位置を、通常よりも低位置に装備することによって容易に操作レバーに手が届くようにされている。つまり、一般的なクレーンは、操作レバーがアウトリガを有するベース上に配置されているところ、ベース上に操作レバーが配置されていると、線路脇からの操作では、上方に手を伸ばさなければ操作レバーに手が届かない可能性がある。そこで、この軌陸車両搭載用クレーン1では、図1に示すように、複数の操作レバー31をベース3の側面(この例ではコラムポスト4の背面側(伸縮ブーム5側とは反対側の面))に設けており、その操作レバー31とアクチュエータに必要な圧油を給排するコントロールバルブ33とを連結ロッド32によって接続している。これにより、ベース3上に操作レバーを配置した場合に比べて、操作レバー31が低い位置に設けられているので、線路脇からの操作性が向上している。
また、この軌陸車両搭載用クレーン1は、図2に示すように、軌陸車10(図5〜図10の各側面図参照)がカーブ区間で作業を行う際に、鉄車輪14を線路Rに設置させたまま、傾斜角度(カント角)αを補正して、クレーン本体を水平にすることができる、カント補正装置を備えている。
すなわち、クレーン搭載台6は、図2に示すように、前後方向を向く支軸であるクレーン回動軸8で左右傾動可能に支持ブラケット7に軸支されている。また、クレーン搭載台6と支持ブラケット7との間には、クレーン搭載台6の軌陸車10(図5参照)に対する傾斜角度(カント角)α(図2参照)を調整するための傾動手段として、一つの傾動シリンダ(カント補正シリンダ)9が取付けられている。そして、クレーン搭載台6を支持する支持ブラケット7は、図5に示すように、軌陸車10の運転室11と荷台12との間のシャーシフレーム13上に固定される。鉄道車両が遠心力に対抗するために、線路のカーブには内側に向けて傾斜(カント)がつけられているところ、傾動シリンダ9を伸縮することで、図2に示すように、クレーン1が地面と水平になるようにクレーン搭載台6の姿勢を調整可能になっている。これにより、この軌陸車両搭載用クレーン1は、軌陸車10がカーブ区間で作業を行う際に、鉄車輪14を線路Rに設置させたまま、傾斜角度(カント角)αを補正して、クレーン本体を水平にすることができる。
ここで、この軌陸車両搭載用クレーン1は、コラムポスト4が、旋回機台19上で上下方向に伸縮可能なポスト伸縮機構を有し、コラムポスト4自身の伸縮によって伸縮ブーム5の高さを調整可能に構成されている。その際、この軌陸車両搭載用クレーン1は、伸縮ブーム5は、ブーム起伏シリンダ90が、ポスト伸縮機構のコラム伸縮シリンダ43とを切替えて作動させるように構成されることで、伸縮ブーム5の姿勢が水平姿勢に維持される。
詳しくは、コラムポスト4は、図1および図5にも示すように、筒状の複数の筐体が上下方向に入れ子とされている。この例では上下2つの筐体41,42からコラムポスト4が構成され、下筐体42の下端がベース3上の旋回機台19に固定され、下筐体42の外側を覆うように上筐体41が下筐体42の上端側から下筐体42の軸方向に沿ってスライド移動可能に嵌合されている。2つの筐体41,42相互は、コラムポスト4の伸長時の中折れを防止するために、上下の筐体41,42の重複部分を可及的に多く確保する必要がある。そのため、下筐体42は、コラムポスト4の縮小時に、上筐体41の天板の極近傍まで貫通する嵌合構造とされている。上下2つの筐体41,42相互は、コラムポスト4の背面(伸縮ブーム5側とは反対側の面)に設けたコラム伸縮シリンダ43で接続されており、コラム伸縮シリンダ43の伸縮に応じて、上筐体41が下筐体42に沿って上下にスライド移動するようになっている。
そして、図7に示すように、コラムポスト4の最大伸長時の伸縮ブーム5の上面高さHは、軌陸車を鉄道の線路R上に載置した状態において、ブーム起伏シリンダ90がコラム伸縮シリンダ43とを切替えて作動させることで、伸縮ブーム5が水平姿勢のまま維持されて架線Lの制限高さ(例えば4m)まで上げることが可能なように設定されている。そして、コラムポスト4の伸縮により伸縮ブーム5の高さを水平姿勢のまま規定した後、伸縮ブーム5を、図9、10に示すように、不図示のテレシリンダによる水平方向の伸縮作動により伸縮可能とされている。なお、伸縮ブーム5の側面には、油圧ホース群および伸縮ブーム5の伸縮作動とトロリー装置20の作動とを切り替える電磁切換弁61(図3参照)が搭載されている。
伸縮ブーム5は、図1に示すように、複数のブーム(この例では3段)から構成されている。本実施形態の伸縮ブーム5は、上記コラムポスト4の上筐体41上部に基端部が枢支された基端側の基端ブーム51を有する。そして、この基端ブーム51を入れ込むように中間ブーム52が基端ブーム51に対してその軸方向に沿ってスライド移動可能に設置され、また、この中間ブーム52を入れ込むように先端ブーム53が中間ブーム52に対してその軸方向に沿ってスライド移動可能に設置されている。
これらブーム51,52,53は、先端になるにつれ太いブームになる三段式の入れ子状に形成される。つまり、ブーム51,52,53相互は、基端ブーム51が細く、中間ブーム52は基端ブーム51よりも太く、先端ブーム53は中間ブーム52よりも太くなっている。そして、ブーム51,52,53相互は、不図示のテレシリンダの駆動により水平方向の伸縮作動が可能とされ、縮小時に先端ブーム53が最も外枠とされている。また、基端ブーム51の下面側と上筐体41下部とがブーム起伏シリンダ(デリックシリンダ)90により回動自在に繋がれることで伸縮ブーム5全体を起伏させるブーム起伏機構が構成され、ブーム起伏シリンダ90の伸縮により、コラムポスト4上部に設けられたブーム取付ピン55を回転中心として伸縮ブーム5がコラムポスト4に対して起伏可能になっている。
トロリー装置20は、図1に示すように、先端ブーム53の下面に沿って走行レール24が直接取付けられ、ブーム先端の内部に駆動用の油圧モータ57(図2参照)が設置されている。そして、その油圧モータ57の駆動軸に連結された駆動スプロケット25が先端ブーム側面の先端側に設けられるとともに、基端側に設けられた従動スプロケット26と駆動スプロケット25に駆動チェーン27が架け渡されている。そして、駆動チェーン27の途中部分にトロリー装置20の本体が連結されており、油圧モータ57が駆動されると駆動チェーン27によってトロリー装置20が牽引され、先端ブーム53の下面の走行レール24に沿ってブーム長手方向にトロリー装置20が走行する。これにより、荷台の前方にまで、荷物をフック21に吊下させて移動させることが可能とされている。
なお、このトロリー装置20は、自身にはワイヤロープをフックに掛け回すためのシーブ58(図2参照)のみが内蔵され、ウインチ装置を搭載していない。ウインチ装置22は、伸縮するコラムポスト4の可動側となる上筐体41の上部に設けられている。よって、ウインチ装置を自身に搭載するもの(例えば特開平5−97391号公報に記載のトロリー付伸縮ブーム)と比べ、装置自体の質量がウインチ装置分だけ軽量とされている。そのため、この軌陸車両搭載用クレーン1は、作業時は、ウインチ装置22の質量が吊荷とともに加算されないので、転倒モーメントがその質量分有利となり、吊荷量を増大させることができる。特に質量当たりのモーメントは作業半径の増加に比例して増大するため、遠方作業ほど、その効果の高さが顕著に表れる。
ここで、上記伸縮ブーム5の伸縮作動とトロリー装置20の作動とは、一つのブーム伸縮レバー(上記複数の操作レバー31のうちのひとつ)の操作によってトロリー装置20のブーム長手方向への全長に亘る移動が可能とされている。これにより、ブーム伸縮レバー1本のみの操作により、クレーン1のふところ位置から伸長時のブーム先端までに渡って、吊荷を運搬させることができる。
詳しくは、図3に油圧回路のブロック図を示すように、トロリー装置20の作動用の油圧モータ57と伸縮ブーム5の伸縮作動用のテレシリンダ54とは、コントロールバルブ33を使用し、電磁切換弁61を介して油路を並列に接続している。なお、PTOから動力を得た油圧ポンプ70が上下のコントロールバルブ33、72へ圧油を供給し、上下のコントロールバルブ33、72から各アクチュエータに駆動に必要な圧油が分配される。この例では、コントロールバルブ(下)72からはカントを補正する傾動シリンダ9、および鉄車輪14の出し入れ等を行なう軌道装置に圧油が供給される。また、コントロールバルブ(上)33からは、クレーン1本体の各アクチュエータ(54、57、66〜69)に必要な圧油が供給されるようになっている。
トロリー装置20の移動と伸縮ブーム5の伸縮のための2つのアクチュエータ54,57への圧油の切換は、同図に示すように、1つの電磁切換弁61を用いている。電磁切換弁61の油路の切換は、切換器具であるリミットスイッチ81,82(図1参照)からの入力信号に基づいて行う。
オペレータがブーム伸縮用の操作レバー31を伸長側に操作すると、コントロールバルブ33から吐出した圧油は電磁切換弁61に流入する。電磁切換弁61が非通電中(トロリー装置20がブーム先端まで移動していないとき)はトロリー装置20のみ駆動するようになっている。ブーム先端まで移動したトロリー装置20は、ブーム先端のリミットスイッチ81をたたき、電磁切換弁61が通電を開始する。これにより油路が切り替わり、圧油はテレシリンダ54側に流れる。テレシリンダ54の伸長により伸縮ブーム5が伸長を始めると、リミットスイッチ82から中間ブーム52の基端部も外れる。
次に伸縮ブーム5が伸長した状態であって、ブーム伸縮用の操作レバー31を縮小側に操作すると、テレシリンダ54は縮小を開始する。電磁切換弁61は通電状態のままなので、このときのコントロールバルブ33から吐出した圧油はテレシリンダ54側にのみ流入する。伸縮ブーム5が完全に縮小すると同時に、伸縮ブーム5の基端位置に設けたリミットスイッチ82を中間ブーム52の基端部が叩く。これにより、電磁切換弁61の通電が遮断されると、油圧モータ57側に油路が切り換えられ、トロリー装置20がブーム基端側に走行するようになっている。
ここで、この軌陸車両搭載用クレーン1は、伸縮ブーム5を起伏させるブーム起伏シリンダ90が、上記コラム伸縮シリンダ43とを切替えて作動させる構成であり、図11〜図15に示すように、線路(軌道)上以外の場所(例えば道路上)において、コラム伸縮シリンダ43とブーム起伏シリンダ90の操作を排他的に切り替えることにより、車載クレーンの利便性を保ちつつ、線路上作業の安全性を確保できるようになっている。
詳しくは、図3に油圧回路のブロック図を示すように、コラム伸縮シリンダ43とブーム起伏シリンダ90とは、1つのコントロールバルブ33を使用し、1つの電磁切換弁62を介して油路を並列に接続している。
電磁切換弁62によるコラム伸縮シリンダ43とブーム起伏シリンダ90への油路の切換は、図5に示すように、荷台の後側に位置する鉄車輪14の展開状態および格納状態を検知するリミットスイッチ63(図5参照)を検知手段として設置しており、このリミットスイッチ63からの入力信号(ON・OFF)に基づいて電磁切換弁62の油路の切換えが行なわれるようになっている。
つまり、オペレータが、鉄車輪14の展開姿勢と格納姿勢とを切り換える軌道作業スイッチ(不図示)を鉄車輪14の展開側に操作すると、コントロールバルブ(下)72は、軌道装置側に圧油を供給することで後輪側に位置する鉄車輪14を展開状態にする。これにより、鉄車輪14の展開に連動してリミットスイッチ63が荷台の後側に位置する鉄車輪14の基部に当接することで叩かれて(ON)、リミットスイッチ63からの入力信号(ON)に基づいて電磁切換弁62の油路の切換えが行なわれる。このとき、鉄車輪14が展開状態にあっては、コントロールバルブ33から吐出した圧油はポスト伸縮機構のコラム伸縮シリンダ43側に流れ、ブーム起伏機構のブーム起伏シリンダ90が作動不能とされ且つコラム伸縮シリンダ43が作動可能とされる。
一方、オペレータが、軌道作業スイッチを鉄車輪14の格納側に操作すると、コントロールバルブ(下)72は、軌道装置側に圧油を供給することで後輪側に位置する鉄車輪14を格納状態にする。これにより、鉄車輪14の格納に連動してリミットスイッチ63が鉄車輪14の基部とは非当接状態となり(OFF)、リミットスイッチ63からの入力信号(OFF)に基づいて電磁切換弁62の油路の切換えが行なわれる。これにより、コントロールバルブ33から吐出した圧油はブーム起伏シリンダ90側に流れ、ブーム起伏シリンダ90が作動可能とされ且つコラム伸縮シリンダ43が作動不能とされる。
次に、この軌陸車両搭載用クレーン1の作動、および作用・効果について説明する。
まず、この車両搭載型クレーン1の線路(軌道)上での作動について説明する。
この軌陸車両搭載用クレーン1は、車両の通常走行時には、図4に示すように、アウトリガ2をクレーン底面よりも上方に格納し、鉄車輪14も格納状態とされている。一方、線路R上での走行は、軌道装置を作動させて、図5に示すように、車両前後の鉄車輪14を展開状態として線路R上に載置することにより、鉄車輪14で線路上を走行することができる。そして、鉄道の線路R上でのクレーン作業時には、図6に示すように、アウトリガ2を下方に張り出して接地させる。
ここで、この車両搭載型クレーン1は、線路R上では、架線接触防止の制限高さ4mを超えないようにするために、ブーム起伏シリンダ90の作動を規制して、コラム伸縮シリンダ43およびトロリー装置20によりクレーンのふところ作業性を確保する。すなわち、上述したように、リミットスイッチ63からの入力信号(ON・OFF)に基づき、並列接続されている電磁切換弁62の油路が切換わるので、コラム伸縮シリンダ43とブーム起伏シリンダ90とを切替えて作動させる。軌道上においては、鉄車輪14が必ず展開姿勢とされるため、リミットスイッチ63から入力信号(ON)が入力され、これに応じて電磁切換弁62の油路が切換えられて、ブーム起伏シリンダ90が作動不能とされ且つコラム伸縮シリンダ43が作動可能とされる。
これにより、伸縮ブーム5の起伏作動が確実に防止されるため、線路上での作業の安全性を確保することができる。以降は、図7〜図10に示すように、コラムポスト4を伸縮、トロリー装置20を先端ブーム53に沿って移動、伸縮ブーム5を伸縮させてクレーンを架線接触防止の制限高さを超えない範囲で使用することができる。
詳しくは、アウトリガを接地後、図7に示すように、コラムポスト4をコラム伸縮シリンダ43で伸長することにより、線路上での架線の制限高さ4mまでの伸縮ブーム5の高さHを調整する。このとき、この車両搭載型クレーン1によれば、伸縮ブーム5を起伏不可とするようにブーム起伏シリンダ90の作動が規制されているので、伸縮ブーム5が架線制限高さを超えることはない。そして、図8に示すように、架線高さの制限下においても、トロリー装置20のスライド移動により、荷台12内での荷物運搬作業のふところ作業性が確保されている。
つまり、トロリー装置20は、ブーム伸縮用の操作レバー31を操作することで、上述の油圧回路により、図8に示すように、ふところ作業性確保のために先端ブーム53の下部に、伸縮ブーム5の長手方向に沿って可動する。伸縮ブーム5の作動は、伸長時は、まずトロリー装置20が伸縮ブーム5の基端位置から先端へ向かって走行し(図8参照)、トロリー装置20が完全に先端へ移動し切ると、次いで、図9、図10に示すように、各ブーム51,52,53が基端ブーム51から先端ブーム53の順で伸長作動を開始する。反対に縮小時は、伸縮ブーム5が縮小し切るとトロリー装置20が伸縮ブームの基端位置への走行を開始する。
このように、この軌陸車両搭載用クレーン1によれば、伸縮ブーム5が複数のブーム51,52,53から構成されて基端側ブーム51が細く先端ブーム53になるにつれて太いブームになる逆順組立とするとともに、伸縮ブーム5の下面にトロリー装置20を設けたので、良好な荷台内作業性を確保することができる。
特に、一般的な車両搭載用クレーンでは伸縮ブームがブーム起伏シリンダで常時起伏可能に構成されているのに対し、この軌陸車両搭載用クレーン1によれば、ブーム起伏シリンダ90とコラム伸縮シリンダ43とを切替えて作動させる機構を有し、線路上作業での伸縮ブーム5は、ブーム起伏シリンダ90が作動しないように規制され、コラムポスト4の先端部に水平方向に限って伸縮自在に設置される。そして、コラムポスト4は、旋回機台19上で上下方向にコラム伸縮シリンダ43の駆動で伸縮可能なので、図7に示すように、伸縮式のコラムポスト4の伸縮により、伸縮ブーム5の姿勢を水平に維持しつつも、伸縮ブーム5の高さのみを変化させることができる。そのため、物理的に架線の制限高さH(例えば4m)を超えることがないので、確実に制限高さ内でのクレーン作業が可能となる。
次に、図4、および図11〜図15を参照して、上記軌陸車両搭載用クレーン1の線路上以外(通常時)での作動について説明する。
線路上以外では、図4に示したように、軌道装置の鉄車輪14は、シャーシフレーム13の側に格納されており、通常のトラックと同様に、タイヤにて走行することができる。そして、線路上以外でクレーン作業を行う際は、まず、図11に示すように、アウトリガを接地し、次いで、図12に示すように、ブーム起伏シリンダ90を伸長することで、伸縮ブーム5を起伏させる。ここで、この車両搭載型クレーン1は、鉄車輪14の格納姿勢に連動して電磁切換弁62の油路の切換えが行なわれ、コントロールバルブ33から吐出した圧油の供給がコラム伸縮シリンダ43からブーム起伏シリンダ90に排他的に切り替わる。これにより、ブーム起伏シリンダ90が伸縮可能となり伸縮ブーム5の起伏が可能となる一方、コラム伸縮シリンダ43は作動不能とされる。つまり、コラム伸縮シリンダ43とブーム起伏シリンダ90とが排他的な切替式のため、線路上以外ではコラムポスト4の伸縮は不可能となっている。
但し、トロリー装置20の移動は、図13に示すように、線路上以外においても可能である。また、伸縮ブーム5の伸長作動についても、線路上同様に、トロリー装置20の移動に次いで電磁切替弁61により自動的に切り替わる。図14および図15に示すように、電磁切替弁61が伸縮ブーム5を伸長作動させるようにテレシリンダ54側に油路が切り替わった後は、通常の移動式クレーンと同様の作業性となる。これにより、この軌陸車両搭載用クレーン1は、線路上以外ではブーム起伏シリンダ90の伸縮に応じて伸縮ブーム5を起伏させることにより、高所への物資運搬などの作業にも対応することができる。
このように、この車両搭載型クレーン1によれば、コラムポスト4は、旋回機台19上で上下方向に伸縮可能なコラムポスト伸縮機構を有し、伸縮ブーム5は、軌道走行用の鉄車輪14の展開および格納に連動して、ブーム起伏機構によるブーム起伏作動が、ポスト伸縮機構によるポスト伸縮作動とを切替えて作動させるように構成されているので、伸縮ブーム5の姿勢を、線路上での水平姿勢と、線路上以外での起伏姿勢とに排他的に切り替えることができる。換言すれば、鉄車輪14が展開されたときには、軌道モード(コラムポスト4が伸縮可能且つ伸縮ブーム5が起伏不可能(コラムポスト伸縮機能))とされ、鉄車輪14が格納されたときには、一般モード(コラムポスト4が伸縮不可能且つ伸縮ブーム5が起伏可能(ブーム起伏機能))とされる。そのため、線路上以外での車載クレーンとしての利便性を保ちつつ、線路上作業の安全性を確保することができる。
以上説明したように、この車両搭載型クレーン1は、「軌道モード」と「一般モード」とを有し、「軌道モード」と「一般モード」とを、コラム伸縮シリンダ43とブーム起伏シリンダ90とを切替えて作動させるように構成し、「軌道モード」にあっては、上記「コラムポスト伸縮機能」を有することにより、物理的に架線高さを超えない軌道上作業用クレーンとして使用することができるとともに、「一般モード」にあっては、上記「ブーム起伏機能」を有する一般的な移動式クレーンとして使用することができる。そのため、この車両搭載型クレーン1によれば、線路上での安全な作業性を確保しつつ、線路上以外での一般的なクレーン作業にも転用できるという高い汎用性を実現している。
また、この車両搭載型クレーンによれば、上記「軌道モード」と「一般モード」相互の機能の切替えは、軌道装置の鉄車輪14の展開・格納と連動するリミットスイッチ63を検出手段として設け、このリミットスイッチ63からの信号に基づき電磁切換弁62の油路を切り替えるので、線路上でのブーム起伏シリンダ90の作動が機械的な作動に基づき確実に防止される。そのため、オペレータが線路上で誤ってブーム起伏シリンダ90を駆動させて伸縮ブーム5を起伏させるおそれはない。
なお、本発明に係る軌陸車両搭載用クレーンは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能なことは勿論である。
例えば上記実施形態では、鉄車輪14の展開状態および格納状態をリミットスイッチ63によって検知することで検知手段を構成し、このリミットスイッチ63の信号のON・OFFに基づきブーム起伏機構とポスト伸縮機構との作動を切替える構成例で説明したが、検知手段はこれに限定されない。例えば、オペレータが操作することにより鉄車輪14の展開姿勢と格納姿勢とを切り換える軌道作業スイッチを検知手段とすることもできる。
1 軌陸車両搭載用クレーン(クレーン本体)
2 アウトリガ
3 ベース
4 コラムポスト
5 伸縮ブーム
6 クレーン搭載台(カント補正装置)
7 支持ブラケット(カント補正装置)
8 クレーン回動軸(カント補正装置)
9 傾動シリンダ(カント補正装置)
10 軌陸車
13 シャーシフレーム
14 鉄車輪
19 旋回機台
20 トロリー装置
21 フック
41 上筐体
42 下筐体
43 コラム伸縮シリンダ(コラムポスト伸縮機構)
51 基端ブーム
52 中間ブーム
53 先端ブーム
54 テレシリンダ
90 ブーム起伏シリンダ(ブーム起伏機構)

Claims (5)

  1. 鉄道の線路上に載置可能な鉄車輪を有する軌陸車に搭載される軌陸車両搭載用クレーンであって、
    アウトリガを有するベースと、該ベース上の旋回機台に設置されたコラムポストと、該コラムポストの先端上部にピンにて軸支された伸縮ブームと、前記コラムポストに対して前記ピンを中心に前記伸縮ブームを起伏させるブーム起伏機構とを備え、
    前記コラムポストは、前記旋回機台上で上下方向に自身を伸縮可能なコラムポスト伸縮機構を有し、
    前記伸縮ブームは、前記ブーム起伏機構によるブーム起伏作動と、前記コラムポストのコラムポスト伸縮機構によるコラムポスト伸縮作動とを切替えて作動させるように構成されており、
    前記鉄車輪の展開状態および格納状態を検知する検知手段を有し、
    前記ブーム起伏機構と前記コラムポスト伸縮機構との切替えは、前記検知手段の検出状態に基づいて前記鉄車輪の展開および格納と連動して行われ、
    前記鉄車輪が展開状態にあっては、前記ブーム起伏機構が作動不能とされ且つ前記コラムポスト伸縮機構が作動可能とされ、
    前記鉄車輪が格納状態にあっては、前記ブーム起伏機構が作動可能とされ且つ前記コラムポスト伸縮機構が作動不能とされることを特徴とする軌陸車両搭載用クレーン。
  2. 前記検知手段は、前記鉄車輪の展開状態および格納状態を検知する電気的検知スイッチであることを特徴とする請求項に記載の軌陸車両搭載用クレーン。
  3. 前記検知手段は、オペレータが操作することにより前記鉄車輪の展開姿勢と格納姿勢とを切り換える軌道作業スイッチと共用にて使用したことを特徴とする請求項に記載の軌陸車両搭載用クレーン。
  4. 前記伸縮ブームは、複数のブームから構成されて基端側ブームが細く先端ブームになるにつれて太いブームになるとともに、縮小時に先端ブームが最も外枠とされる入れ子式であり、
    前記先端ブームの下部にブーム長手方向に沿って移動可能とされているトロリー装置を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の軌陸車両搭載用クレーン。
  5. 前記軌陸車が鉄道のカーブ区間で作業を行う際に、前記鉄車輪を線路上に設置させたままクレーン本体を水平にすることができるカント補正装置を更に備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の軌陸車両搭載用クレーン。
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