JP5937405B2 - 軌陸車両搭載用クレーン - Google Patents
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Description
そこで、従来は、一般的な車両搭載型クレーンに、電気的な制御による高さ制限装置を装着することによって、伸縮ブームの高さが制限高さを超えないように、ブーム先端の高さ(ブームの起伏角度)を制限高さ以内に制御していた(例えば特許文献3参照)。
そこで、本発明は、上述のような問題点に鑑みてなされたものであって、クレーンの基本構造自体による高さ制限機構により、伸縮ブームの高さが制限高さを超えないように規制し得る軌陸車両搭載用クレーンを提供することを課題とする。
図1および図2に示すように、この軌陸車両搭載用クレーン1は、アウトリガ2を備えたベース3がクレーン搭載台6上に搭載固定されている。ベース3上には旋回機台19が設けられ、旋回機台19上には伸縮可能なコラムポスト4が旋回自在に立設されている。コラムポスト4の上端部には伸縮ブーム5が水平姿勢に固定されている。伸縮ブーム5には、フック21を垂下してなるトロリー装置20が伸縮ブーム5に沿って移動可能に設けられている。なお、図2に示すように、アウトリガ2の接地位置GKは、鉄道の線路Rよりも線路脇の低い位置にあり、クレーン1自体は軌陸装置によって下方に張り出された鉄車輪14により路上走行状態よりも地面から高い位置まで上昇する(図5参照)。そのため、アウトリガ2には、例えばローダー作業兼用クレーンで使用される、通常よりもストローク量の長いアウトリガが採用されている。
すなわち、クレーン搭載台6は、同図に示すように、前後方向を向く支軸であるクレーン回動軸8で左右傾動可能に支持ブラケット7に軸支されている。また、クレーン搭載台6と支持ブラケット7との間には、クレーン搭載台6の軌陸車10(図4参照)に対する傾斜角度(カント角)α(図2参照)を調整するための傾動手段として、一つの傾動シリンダ(カント補正シリンダ)9が取付けられている。そして、クレーン搭載台6を支持する支持ブラケット7は、図4に示すように、軌陸車10の運転室11と荷台12との間のシャーシフレーム13上に固定される。鉄道車両が遠心力に対抗するために、線路のカーブには内側に向けて傾斜(カント)がつけられているが、傾動シリンダ9を伸縮することで、図2に示すように、クレーン1が地面と水平になるようにクレーン搭載台6の姿勢を調整可能になっている。これにより、この軌陸車両搭載用クレーン1は、軌陸車10がカーブ区間で作業を行う際に、鉄車輪14を線路Rに設置させたまま、傾斜角度(カント角)αを補正して、クレーン本体を水平にすることができる。
詳しくは、図1および図5にも示すように、コラムポスト4は、筒状の複数の筐体が上下方向に入れ子とされている。この例では上下2つの筐体41,42から構成され、下筐体42の下端がベース3上の旋回機台19に固定され、下筐体42の外側を覆うように上筐体41が下筐体42の上端側から下筐体42の軸方向に沿ってスライド移動可能に嵌合されている。2つの筐体41,42相互は、コラムポスト4の伸長時の中折れを防止するために、上下の筐体41,42の重複部分を可及的に多く確保する必要がある。そのため、下筐体42は、コラムポスト4の縮小時に、上筐体41の天板の極近傍まで貫通する嵌合構造とされている。上下2つの筐体41,42相互は、コラムポスト4の背面(伸縮ブーム5側とは反対側の面)に設けた伸縮シリンダ(コラムシリンダ)43で接続されており、伸縮シリンダ43の伸縮に応じて、上筐体41が下筐体42に沿って上下にスライド移動するようになっている。そして、図5に示すように、コラムポスト4の最大伸長時の伸縮ブーム5の上面高さHは、軌陸車を鉄道の線路R上に載置した状態において、架線Lの制限高さ(例えば4m)まで上げることが可能なように設定されている。
ブーム先端まで移動したトロリー装置20は、ブーム先端のリミットスイッチ81をたたき、電磁切換弁61が通電を開始する。これにより、圧油はテレシリンダ54側に流れる。テレシリンダ54の伸長により伸縮ブーム5が伸長を始めると、リミットスイッチ82から中間ブーム52の基端部も外れるので、電磁切換弁62も通電する。
この軌陸車両搭載用クレーン1は、車両の走行時には、図4に示すように、アウトリガ2をクレーン底面よりも上方に格納し、鉄車輪14も収容状態とされている。一方、作業時には、図5に示すように、鉄車輪14を鉄道の線路R上に載置するとともに、アウトリガ2を下方に張り出し、コラムポスト4を伸縮、トロリー装置20を先端ブーム53に沿って移動、伸縮ブーム5を伸縮させて使用する。
この軌陸車両搭載用クレーン1によれば、伸縮ブーム5が複数のブーム51,52,53から構成されて基端側ブーム51が細く先端ブーム53になるにつれて太いブームになる逆順組立とするとともに、伸縮ブーム5の下面にトロリー装置20を設けたので、良好な荷台内作業性を確保することができる。
なお、本発明に係る軌陸車両搭載用クレーンは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能なことは勿論である。
2 アウトリガ
3 ベース
4 コラムポスト
5 伸縮ブーム
6 クレーン搭載台(カント補正装置)
7 支持ブラケット(カント補正装置)
8 クレーン回動軸(カント補正装置)
9 傾動シリンダ(カント補正装置)
10 軌陸車
13 シャーシフレーム
14 鉄車輪
19 旋回機台
20 トロリー装置
21 フック
41 上筐体
42 下筐体
43 伸縮シリンダ(コラムシリンダ)
51 基端ブーム
52 中間ブーム
53 先端ブーム
54 テレシリンダ
Claims (5)
- 鉄道の線路上に載置可能な鉄車輪を有する軌陸車に搭載されて油圧により駆動される軌陸車両搭載用クレーンであって、
アウトリガを有するベースと、該ベース上の旋回機台に設置されたコラムポストと、該コラムポストの先端部に水平方向に限って伸縮自在に設置された伸縮ブームと、該伸縮ブームに沿って移動可能に設けられてフックを垂下してなるトロリー装置とを備え、
前記伸縮ブームは、複数のブームから構成されて基端側ブームが最も細く先端ブームになるにつれて順に太いブームになるとともに、縮小時に先端ブームが最も外枠とされる入れ子式であり、
前記トロリー装置は、前記先端ブームの下部にブーム長手方向に沿って移動可能とされ、
前記コラムポストは、前記旋回機台上で上下方向に伸縮自在に設置されるとともに、当該コラムポストの最大伸長時の前記伸縮ブームの上面高さが、前記軌陸車を前記鉄道の線路上に載置した状態において、架線の制限高さまでしか上げられないように設定されることで、ブーム起伏機構、ブーム旋回機構およびブーム伸縮機構のうちブーム起伏機構が不装備とされていることを特徴とする軌陸車両搭載用クレーン。 - 前記コラムポストは、筒状の2つの筐体が上下方向で入れ子とされ、それら2つの筐体のうち、下筐体は、前記ベース上の旋回機台に下端が固定され、上筐体は、前記下筐体の外側を覆うように前記下筐体の上端側から前記下筐体の長手方向に沿ってスライド移動可能に嵌合されるとともに自身上部にウインチ装置が設けられており、これら2つの筐体相互がコラムポストの背面に設けた伸縮シリンダで上下方向に沿ってスライド移動可能に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の軌陸車両搭載用クレーン。
- 前記軌陸車が鉄道のカーブ区間で作業を行う際に、前記鉄車輪を線路上に設置させたままクレーン本体を水平にすることができるカント補正装置を更に備え、
前記カント補正装置は、前記軌陸車の運転室と荷台との間のシャーシフレーム上に固定される支持ブラケットと、該支持ブラケットに、前後方向の支軸で左右傾動可能に軸支されるクレーン搭載台と、該クレーン搭載台上に搭載固定されて前記アウトリガを有する前記ベースと、前記クレーン搭載台と前記支持ブラケットとの間に前記軌陸車に対する前記クレーン搭載台の傾斜角度を調整するための傾動手段として取り付けられた一つの傾動シリンダとを有することを特徴とする請求項1または2に記載の軌陸車両搭載用クレーン。 - 前記コラムポストの伸縮動作又は前記伸縮ブームの伸縮動作のためのアクチュエータに必要な圧油を給排するコントロールバルブを操作するための操作レバーがクレーンの両側に設けられており、
前記両側の操作レバーともに、前記ベースの側面に設けられるとともに、前記操作レバーと前記コントロールバルブを接続する連結ロッドを介して、前記操作レバーの操作が前記コントロールバルブに伝えられるように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の軌陸車両搭載用クレーン。 - 前記伸縮ブームおよび前記トロリー装置を駆動する油圧回路は、前記伸縮ブームを伸縮させるテレシリンダと、前記トロリー装置をブーム長手方向に沿って移動させるトロリーモータとが二つの電磁切換弁に対して並列に設けられており、
各電磁切換弁は、前記伸縮ブームの先端部と基端部にそれぞれ設けられた切換器具で油路の切換が行なわれ、
ブーム先端部の切換器具は前記トロリー装置との当接によって対応する電磁切換弁の油路が切換えられ、ブーム基端部の切換器具は前記伸縮ブームが縮小したときの当該伸縮ブームとの当接によって対応する電磁切換弁の油路が切換えられるようになっており、
ブーム先端の切換器具が未作動のときには、前記二つの電磁切換弁が前記トロリーモータのみを駆動するよう油路をなし、ブーム基端の切換器具が未作動のときには、前記二つの電磁切換弁が前記テレシリンダのみを駆動するよう油路をなすことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の軌陸車両搭載用クレーン。
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