JP6022005B1 - エレベータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ランニングクリアランス問題の発生の可能性が低く、衝撃で壊れる可能性も低いエレベータを提供する。【解決手段】実施形態のエレベータは、エレベータ乗場に設けられた乗場敷居と、乗りかごに設けられたかご敷居と、乗場敷居とかご敷居の一方の敷居に固定され、乗場敷居とかご敷居と間のランニングクリアランスを閉塞する閉塞体と、を備える。閉塞体は、乗りかごの着床時に先端部が対向敷居から離間するように固定敷居に固定された板状の硬性体と、先端部が硬性体の先端部より対向敷居側に突出した状態で硬性体の一方の面に重ね合わされた軟性体と、を備える。硬性体と軟性体は、硬性体の先端部から固定敷居側に離れた箇所で固定されており、固定箇所から対向敷居側は離間可能な状態で重ね合わされている。【選択図】図3

Description

本発明の実施態様は、エレベータに関する。
エレベータは、乗りかご側とエレベータ乗場側にそれぞれドアが設けられる。乗りかご側のドア(以下、「かごドア」という。)の下にはかごドアをガイドする「かご敷居」が設けられる。また、エレベータ乗場側のドア(以下、「乗場ドア」という。)の下には乗場ドアをガイドする「乗場敷居」が設けられる。
かご敷居と乗場敷居との間には、乗りかごをスムーズに昇降させるため、ランニングクリアランスという隙間が設けられる。このランニングクリアランスは、様々な問題の原因となっている。例えば、ランニングクリアランスは、乗客がつまずいたり、車椅子の車輪が嵌まり込んだり、鍵等の小物が昇降路内に落ちたり、といった問題の原因となっている(以下の説明ではランニングクリアランスにより発生する問題を「ランニングクリアランス問題」という)。ランニングクリアランス問題を解決するため、かご敷居にランニングクリアランスを閉塞する閉塞体を設けることがある。
実公平04−23889号公報
ランニングクリアランス問題の発生を少なくするためには、閉塞体の硬性を高めることが望ましい。しかし、閉塞体の硬性を単純に高めると、乗りかごが振動したり誤動作したりした場合に、閉塞体が他の構造体にぶつかって衝撃を発生させる可能性がある。この場合、エレベータが衝撃で壊れる可能性がある。
本発明が解決しようとする課題は、ランニングクリアランス問題の発生の可能性が低く、衝撃で壊れる可能性も低いエレベータを提供することである。
実施形態のエレベータは、エレベータ乗場に設けられた乗場敷居と、乗りかごに設けられたかご敷居と、前記乗場敷居と前記かご敷居の一方の敷居に固定され、前記乗場敷居と前記かご敷居との間のランニングクリアランスを閉塞する閉塞体と、を備え、前記閉塞体は、前記乗りかごの着床時に、先端部が対向側の前記敷居である対向敷居から離間するように、固定側の前記敷居である固定敷居に固定された板状の硬性体と、先端部が前記硬性体の先端部より前記対向敷居側に突出した状態で前記硬性体の一方の面に重ね合わされた板状の軟性体と、を備え、前記硬性体と前記軟性体は、前記硬性体の先端部から前記固定敷居側に離れた箇所で固定されており、固定箇所から前記対向敷居側は離間可能な状態で重ね合わされており、前記硬性体は、前記軟性体の上側に位置しており、前記対向敷居の前記固定敷居に対向する側の側面には、前記対向敷居の上面を前記固定敷居側に延伸する延伸部が設けられ、前記硬性体は、前記乗りかごの着床時に、先端部が前記延伸部と対向し、前記軟性体は、前記乗りかごの着床時に、先端部が前記延伸部の下側に位置する
実施形態のエレベータの全体構成を示す図である。 乗りかごが着床したときの乗場敷居、かご敷居、及びその周辺の拡大図である。 乗りかごが着床したときの閉塞体とその周辺の拡大図である。 軟性体が大きく撓んだ様子を示す図である。 閉塞体を乗場敷居に固定した場合の閉塞体とその周辺の拡大図である。 かご敷居と乗場敷居の双方に閉塞体が設置された様子を示す図である。 延伸部62aのない対向敷居とその周辺の拡大図である。 固定敷居に回動可能に固定した閉塞体とその周辺の拡大図である。 固定具を使用せずに硬性体71と軟性体72とを固定した例である。 軟性体をブラシとした場合の閉塞体とその周辺の拡大図である。
以下、発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
図1は、本実施形態のエレベータ1の全体構成を示す図である。エレベータ1は、昇降路2内にある乗りかご10をロープ30で昇降させるロープ式エレベータである。エレベータ1は、釣合おもり20を使用したトラクション式(つるべ式)のエレベータである。また、エレベータ1は、機械室3を使用するタイプとなっている。エレベータ1が設置される建物の各フロアには、エレベータ乗場4が配置される。エレベータ乗場4には、乗りかご10を呼ぶためのボタン(以下、「乗場呼び」という。)が配置される。乗客は、乗場呼びを押して、乗りかご10を自身のいるフロアへ呼ぶ。
エレベータ1は、図1に示すように、乗りかご10と、釣合おもり20と、ロープ30と、巻上機40と、制御盤50と、出入口60と、を備える。
乗りかご10は、人を乗せるカゴである。乗りかご10の内部には、乗りかご10の昇降等を操作するための操作盤(以下、「かご呼び」という。)が配置される。乗客は、かご呼びを操作して、所望のフロアに乗りかご10を移動させる。
また、乗りかご10は、乗客が乗りかご10に乗降するための出入口13を有している。出入口13には、かごドア11が配置されている。かごドア11は、片開き或いは両開きの引き戸タイプのドアである。かごドア11の下部には、かごドア11の開閉をガイドするかご敷居(カーシル)12が配置されている。かご敷居12の上面は、乗客がつまずかないように、乗りかご10の床14の上面と同一平面上に位置している。エレベータ1が指定のフロアに到着(以下、「着床」という。)すると、かごドア11はかご敷居12に沿って開閉する。
釣合おもり20は、乗りかご10の重量と釣り合いをとるための重りである。釣合おもり20は、鉄やコンクリート等の重量のある物体で構成される。釣合おもり20は、ロープ30で乗りかご10と連結されている。
ロープ30は、乗りかご10と釣合おもり20を釣り支えるメインロープである。ロープ30は、例えば、ワイヤーロープで構成される。ロープ30の一端は乗りかご10に固定されており、他端は釣合おもり20に固定されている。ロープ30は、巻上機40の滑車42に掛けられており、滑車42の回転運動を乗りかご10の昇降運動に変換する。
巻上機40は、乗りかご10を昇降させる駆動装置である。巻上機40は、モーター41と滑車42とを備える。モーター41は、電気エネルギーを回転エネルギーに変換する電動機である。また、滑車42はモーター41の回転エネルギーで回転する円盤状回転輪である。滑車42にはロープ30が掛けられている。モーター41は滑車42を駆動して、乗りかご10を昇降させる。
制御盤50は、エレベータ1の各部を制御する制御装置である。制御盤50は、プロセッサ等の処理装置を備える。制御盤50は、乗場呼び及びかご呼びと有線或いは無線を介して接続されている。制御盤50は巻上機40を制御して、乗場呼び及びかご呼びで指定されたフロアに乗りかご10を移動させる。
出入口60は、乗客が乗りかご10に乗降するための出入口である。出入口60は、各フロアのエレベータ乗場4に設置される。出入口60には、乗場ドア61が配置されている。乗場ドア61は、かごドア11と同じく、片開き或いは両開きの引き戸タイプのドアである。エレベータ1が着床すると、乗場ドア61は、かごドア11に連動して開閉する。乗場ドア61の下部には、乗場ドア61の開閉をガイドする乗場敷居(ホールシル)62が配置されている。乗場敷居62の上面は、乗客がつまずかないように、エレベータ乗場4の床5の上面と同一平面上に位置している。乗場ドア61は乗場敷居62に沿って開閉する。
図2は、乗りかご10が着床したときの乗場敷居62、かご敷居12、及びその周辺の拡大図である。エレベータ1が着床すると、乗場敷居62とかご敷居12は対向した状態となる。このとき、かご敷居12と乗場敷居62の間にはランニングクリアランスと呼ばれる隙間(図2に示すRC)が形成される。ランニングクリアランスRCの幅は、エレベータ1の設計により変化する。ランニングクリアランスRCの幅は、例えば、10mm〜100mmである。上述したように、ランニングクリアランスRCは、小物が落ちたり、車椅子の車輪が嵌まり込んだりといった問題の原因となっている。ランニングクリアランスRCを塞ぐため、乗場敷居62とかご敷居12との間には閉塞体70が設けられる。
図3は、乗りかご10が着床したときの閉塞体70とその周辺の拡大図である。閉塞体70は、乗場敷居62及びかご敷居12のいずれか一方の敷居に固定される。図3の例では、閉塞体70は、かご敷居12に固定されている。なお、以下の説明では、閉塞体70が固定される敷居を「固定敷居」、その対向側の敷居を「対向敷居」と呼ぶ。図3の例であれば、かご敷居12が固定敷居であり、乗場敷居62が対向敷居である。
閉塞体70は、板状体であり、固定敷居(かご敷居12)の側面に水平状態で固定されている。閉塞体70は、乗客がつまずかないように、上面がかご敷居12の上面Aと一致した状態となっている。閉塞体70は、硬性体71と、軟性体72と、固定部73と、を備える。
硬性体71は、金属、硬質樹脂等の硬性の素材で構成される板状体である。硬性体71は、固定敷居の側面に、固定敷居の長手方向(かごドア11の開閉方向)に沿って水平状態で固定されている。硬性体71は、軟性体72の上側に位置しており、その上面は固定敷居の上面Aと一致している。対向敷居(乗場敷居62)の側面には、上面Bを固定敷居側に延伸する延伸部62aが設けられている。延伸部62aは、乗りかご10の着床時に、硬性体71の先端部71aと対向する位置に配置される。硬性体71の先端部71aは、乗りかご10が振動したり誤動作したりしても衝突しないように、対向敷居(本実施形態であれば延伸部62a)から距離D1ほど離間している。距離D1は、例えば、10mm〜30mmの範囲の値である。なお、距離D1は、10mm〜30mmの範囲に限られず、エレベータ1の設計により様々に変化可能である。
軟性体72は、ゴム等の軟性の素材で構成される板状体である。軟性体72は、固定敷居の側面に、固定敷居の長手方向に沿って水平状態で固定されている。軟性体72は、硬性体71の下面に重ね合わされており、その先端部72aは、硬性体71の先端部71aより対向敷居側に突出している。軟性体72の先端部72aの一部は、延伸部62aの下側に位置している。
固定部73は、硬性体71と軟性体72とを固定する固定具である。例えば、固定部73は、重ね合わされた状態の硬性体71及び軟性体72を、上下左右から圧力を加えて固定するリング状の固定具である。固定部73は、硬性体71の先端部71aから固定敷居側に距離D2ほど離れた箇所に位置している。距離D2は、例えば、20mm〜50mmの範囲の値である。なお、距離D2は、20mm〜50mmの範囲に限られず、エレベータ1の設計により様々に変化可能である。硬性体71の表面と軟性体72の表面は接着されていない。そのため、硬性体71と軟性体72は、少なくとも固定箇所(固定部73のある位置)から対向敷居側は離間可能な状態となっている。
本実施形態によれば、ランニングクリアランスRCの部分に硬性体71を備える閉塞体70が設けられるので、ランニングクリアランス問題の発生は少ない。また、硬性体71の先端部71aは対向敷居から離間しているので、乗りかご10が振動したり誤動作したりしても、硬性体71が対向敷居に衝突する可能性は少ない。なお、硬性体71の先端部71aが対向敷居から離間したとしても、硬性体71の下側には、先端部72aが硬性体71の先端部71aより対向敷居側に突出する軟性体72が設けられているので、離間により形成される隙間がランニングクリアランス問題の原因となる可能性は低い。
また、硬性体71と軟性体72は、固定部73から対向敷居側は離間可能な状態となっている。そのため、軟性体72は、硬性体71に接触している面の全面が硬性体71に固定される場合と比べ、変形しやすくなっている。エレベータ1の昇降時に軟性体72が対向敷居に当たったとしても、軟性体72は図4に示すように大きく撓み、衝突エネルギーを乗りかご10に伝達することがほとんどない。この結果、閉塞体70により大きな衝撃が発生することが少ないので、衝撃でエレベータ1が壊れる可能性は低い。
また、硬性体71は、軟性体72の上側に位置している。乗客が踏む部分は、軟性体72ではなく硬性体71となるので、乗客の乗降による軟性体72の摩耗はほとんど発生しない。そのため、エレベータ1は閉塞体70の交換サイクルを長くでき、結果、エレベータ1のメンテナンス性を高めることができる。
また、軟性体72の先端部72aは延伸部62aの下側に位置している。これによりランニングクリアランスRCは完全に塞がれるため、ランニングクリアランス問題の発生をさらに少なくできる。乗りかご10の昇降時に軟性体72の先端部72aが延伸部62aに当たったとしても、軟性体72は硬性体71から離間可能であり、変形しやすくなっているので、乗りかご10に衝撃を与えることはほとんどない。
なお、上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
例えば、上述の実施形態では、閉塞体70はかご敷居12に固定されるものとして説明したが、閉塞体70は乗場敷居62に固定されていてもよい。図5は、閉塞体70を乗場敷居62に固定した場合の閉塞体70とその周辺の拡大図である。この場合、乗場敷居62が固定敷居となり、かご敷居12が対向敷居となる。なお、図5は、図3と同様に、乗りかご10が着床した状態の図である。閉塞体70は各フロアの乗場敷居62に設置される。
乗場敷居62を固定敷居とする場合、対向敷居(かご敷居12)の側面には、対向敷居の上面Aを固定敷居側に延伸する延伸部61aが設けられていてもよい。延伸部61aは、乗りかご10の着床時に、硬性体71の先端部71aと対向する位置に配置されていてもよい。そして、先端部71aと延伸部61aは距離D1ほど離間していてもよい。距離D1は、10mm〜30mmの範囲の値であってもよい。さらに、軟性体72の先端部72aの一部は、延伸部61aの下側に位置していてもよい。
また、上述の実施形態では、閉塞体70は、かご敷居12と乗場敷居62のいずれか一方に設置されたが、閉塞体70は、かご敷居12と乗場敷居62の双方に固定されていてもよい。図6は、かご敷居12と乗場敷居62の双方に閉塞体が設置された様子を示す図である。図6の例では、かご敷居12に設置された閉塞体を閉塞体70A、乗場敷居62に設置された閉塞体を閉塞体70Bとしている。閉塞体70Aにとって、かご敷居12が固定敷居であり、乗場敷居62が対向敷居である。また、閉塞体70Bにとって、乗場敷居62が固定敷居であり、かご敷居12が対向敷居である。閉塞体70A及び閉塞体70Bは、それぞれ、硬性体71と、軟性体72と、固定部73と、を備える。
硬性体71は固定敷居に固定されており、固定敷居の一部となっている。すなわち、閉塞体70Aの硬性体71にとって、閉塞体70Bの硬性体71は対向敷居(乗場敷居62)の一部であり、閉塞体70Bの硬性体71にとって、閉塞体70Aの硬性体71は対向敷居(かご敷居12)の一部である。乗りかご10の着床時、閉塞体70Aの硬性体71は、閉塞体70Bの硬性体71と対向した状態となる。硬性体71の先端部71aと、対向する硬性体71の先端部71aとは、乗りかご10が昇降する際に接触しないように、距離D3ほど離間している。距離D3は、例えば、10mm〜30mmの範囲の値である。なお、距離D3は、10mm〜30mmの範囲に限られず、エレベータ1の設計により様々に変化可能である。
また、乗りかご10の着床時、閉塞体70Aの軟性体72は、閉塞体70Bの軟性体72と対向した状態となる。軟性体72の先端部72aと、対向する軟性体72の先端部72aとは接していてもよいし、鍵等の小物が入り込まない程度に僅かに離間していてもよい。一例として、軟性体72の先端部72aと、対向する軟性体72の先端部72aとの距離は10mm以下である。
また、上述の実施形態では、対向敷居に延伸部62a(図3)を設けた。しかしながら、対向敷居には必ずしも延伸部62aが設けられていなくてもよい。図7は、延伸部62aのない対向敷居とその周辺を示したものである。乗りかご10の着床時、硬性体71の先端部71aは、対向敷居の側面から距離D1ほど離間している。距離D1は、10mm〜30mmの範囲の値であってもよい。また、乗りかご10の着床時、軟性体72の先端部72aが対向敷居の側面に接していてもよいし、鍵等の小物が入り込まない程度に対向敷居の側面から僅かに離間していてもよい。一例として、軟性体72の先端部72aと、対向敷居の側面との距離は10mm以下である。図5に示す延伸部62a及び軟性体72についても図7と同様の変形が可能である。
また、上述の実施形態では、閉塞体70は固定敷居に動かない状態で固定されていた。しかしながら、閉塞体70は、乗りかご10の昇降時に対向敷居から離間できるように、動くことが可能な状態で固定敷居に固定されていてもよい。図8は、閉塞体70を固定敷居に回動可能に固定した例である。閉塞体70は回転機構80を介して固定敷居(かご敷居12)に回動可能に固定されている。
回転機構80は、固定敷居の長手方向(かごドア11の開閉方向)に沿って設けられた回転軸81と、回転軸81を回転させる駆動装置82とを有する。駆動装置82は回転軸81に歯車等の動力伝達部品で連結されたモーターであってもよいし、かごドア11を開閉させる力を回転軸81に伝える機構であってもよい。
回転軸81の周面には、閉塞体70が動径方向に突出するように閉塞体70が固定されている。駆動装置82が回転軸81を回転させることで、閉塞体70は垂直回転する。乗りかご10の昇降時、回転機構80は、閉塞体70を図面反時計回りに垂直回転させ、閉塞体70の先端部を下側に向けることで閉塞体70を対向敷居から離間させる。乗りかご10の着床時、回転機構80は、閉塞体70を図面時計回りに垂直回転させ、閉塞体70を水平状態にすることでランニングクリアランスRCを閉塞する。
これにより、エレベータ1は、閉塞体70に邪魔されることなく乗りかご10をスムーズに昇降させることができる。しかも、エレベータ1は、乗りかご10の着床時は、ランニングクリアランスRCを閉塞体70で塞いだ状態とすることができる。
なお、図8では、かご敷居12を固定敷居とし、かご敷居12に閉塞体70を回動可能に固定した例を示したが、乗場敷居62を固定敷居とし、乗場敷居62に閉塞体70を回動可能に固定してもよい。また、図6に示すようにかご敷居12と乗場敷居62の双方を固定敷居としてもよい。このとき、閉塞体70Aと閉塞体70Bの双方を回動可能としてもよいし、閉塞体70Aと閉塞体70Bのいずれか一方を回動可能にしてもよい。
また、上述の実施形態では、硬性体71と軟性体72は固定具で固定されていた。しかしながら、硬性体71と軟性体72を固定する方法は固定具を使用する方法に限られない。図9は、固定具を使用せずに硬性体71と軟性体72とを固定した例である。硬性体71は固定敷居(かご敷居12)と一体となっており、軟性体72はその付け根部分が固定敷居に埋め込まれる形で固定される。この場合、軟性体72が埋め込まれた部分が固定部73となる。硬性体71と軟性体72は、固定部73以外は固定されておらず、離間可能となっている。
なお、図9の例では、かご敷居12を固定敷居としたが、乗場敷居62を固定敷居としてもよい。かご敷居12と乗場敷居62の双方を固定敷居とすることも可能である。また、図9の例では、対向敷居に延伸部62aが設けられていたが、延伸部62aは無くてもよい。また、閉塞体70は回動可能に固定敷居に固定されてもよい。
また、上述の実施形態では、軟性体72は板状のゴムであるものとして説明したが、軟性体72の素材はゴムに限定されない。例えば、軟性体72は板状のスポンジであってもよい。また、軟性体72は、図10に示すように、固定敷居から対向敷居に向けて水平に伸びる複数の毛を板状にまとめたブラシであってもよい。
また、上述の実施形態では、エレベータ1はトラクション式のエレベータであるものとして説明したが、エレベータ1はトラクション式のエレベータに限られない。例えば、エレベータ1は巻胴式のエレベータであってもよい。また、上述の実施形態では、エレベータ1は機械室を使用するタイプのエレベータであるものとして説明したが、エレベータ1は機械室のないタイプのエレベータであってもよい。
また、上述の実施形態では、エレベータ1はロープ式のエレベータであるものとして説明したが、エレベータ1はロープ式のエレベータに限られない。例えば、エレベータ1は油圧式のエレベータであってもよいし、水圧式のエレベータであってもよい。また、エレベータ1はリニアモーター式のエレベータであってもよい。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…エレベータ
2…昇降路
3…機械室
4…エレベータ乗場
5、14…床
10…乗りかご
11…かごドア
12…かご敷居
13、60…出入口
20…釣合おもり
30…ロープ
40…巻上機
41…モーター
42…滑車
50…制御盤
61…乗場ドア
61a、62a…延伸部
62…乗場敷居
70、70A、70B…閉塞体
71…硬性体
71a、72a…先端部
72…軟性体
73…固定部
80…回転機構
81…回転軸
82…駆動装置

Claims (3)

  1. エレベータ乗場に設けられた乗場敷居と、
    乗りかごに設けられたかご敷居と、
    前記乗場敷居と前記かご敷居の一方の敷居に固定され、前記乗場敷居と前記かご敷居との間のランニングクリアランスを閉塞する閉塞体と、を備え、
    前記閉塞体は、
    前記乗りかごの着床時に、先端部が対向側の前記敷居である対向敷居から離間するように、固定側の前記敷居である固定敷居に固定された板状の硬性体と、
    先端部が前記硬性体の先端部より前記対向敷居側に突出した状態で前記硬性体の一方の面に重ね合わされた軟性体と、を備え、
    前記硬性体と前記軟性体は、前記硬性体の先端部から前記固定敷居側に離れた箇所で固定されており、固定箇所から前記対向敷居側は離間可能な状態で重ね合わされており
    前記硬性体は、前記軟性体の上側に位置しており、
    前記対向敷居の前記固定敷居に対向する側の側面には、前記対向敷居の上面を前記固定敷居側に延伸する延伸部が設けられ、
    前記硬性体は、前記乗りかごの着床時に、先端部が前記延伸部と対向し、
    前記軟性体は、前記乗りかごの着床時に、先端部が前記延伸部の下側に位置する、
    エレベータ。
  2. 前記乗りかごの着床時に、前記閉塞体を垂直回転させて水平状態にすることで前記ランニングクリアランスを閉塞する回転機構、を備える、
    請求項に記載のエレベータ。
  3. 前記軟性体は、ゴム、スポンジ、若しくはブラシである、
    請求項1又は2に記載のエレベータ。
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