JP6011141B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録ヘッドが備えられた移動体を有する記録装置に関する。
従来から、一方向に移動(往復移動)する移動体の一例としてのキャリッジに記録ヘッドを備え、その記録ヘッドにより記録媒体に対して画像を記録する記録装置が実用化されている。この種の記録装置には、キャリッジを支持しながら案内するガイドフレームと、このガイドフレームを固定する固定フレームなどから構成されるフレーム構造が備えられている。そして、そのフレーム構造に関しては、高品質な記録を行うために、ガイドフレームをその変形の発生が抑制された状態で固定フレームに固定することによって、ガイドフレームに案内されるキャリッジが安定して一方向に移動(往復移動)できるようにする技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、キャリッジのX方向への移動を案内するガイドフレーム(メインフレーム)を所定の基準位置に位置決めした状態で支持する固定フレーム(剛的ベースフレーム)に、X方向と直交するY方向、およびX方向及びY方向の双方と直交するZ方向からガイドフレームを固定するフレーム構造が提案されている。
このようなフレーム構造によれば、固定フレームに取り付けられるガイドフレームの位置決め精度が向上し、部品精度や組立て精度の影響によって生ずるガイドフレームの撓みなどの変形の影響を受け難くすることができるので、キャリッジの移動位置精度及び移動安定性が向上するという効果が得られる。
特開2009−39994号公報
しかしながら、このような記録装置では、キャリッジをガイドフレームにおいて移動可能な状態とするために、キャリッジをガイドフレームに支持された状態に組み込む必要がある。このため、例えば特許文献1に記載されたフレーム構造のように、ガイドフレームのキャリッジの移動方向(X方向)における両端部には、キャリッジをガイドフレームに組み込み可能とする空間を設けるために、固定フレームに切欠部が形成されている。この結果、切欠部が形成された固定フレームのフレーム部分は、キャリッジの移動方向と交差する方向、すなわち記録媒体の搬送方向における剛性が、この切欠部を形成したことに起因して低下する。そのため、例えばガイドフレームに対してキャリッジの移動方向と交差する方向へ力が作用する場合、この切欠部が設けられたフレーム部分の剛性の低下によって、ガイドフレームが固定された固定フレームは、この切欠部が設けられたフレーム部分において記録媒体の搬送方向に沿う変形(曲がり)が生ずることがある。
したがって、固定フレームに固定されたガイドフレームは、この固定フレームの変形に伴って変位(変形)し、この変位したガイドフレームに案内されて移動するキャリッジは移動姿勢が変化する不安定な状態で移動することが起り得る。そうすると、例えば、記録ヘッドから噴射される流体によって記録媒体に記録を行う記録装置の場合、移動姿勢が変化する不安定な状態で移動するキャリッジに備えられた記録ヘッドから噴射される流体は、例えば記録媒体における着弾位置が変化することになる。このために、高品質な記録を記録媒体に対して行うことが難しくなるという課題がある。
なお、こうした実情は、少なくとも、移動体(キャリッジ)を支持しながらその移動を案内するガイドフレームと、このガイドフレームを固定する固定フレームと、を有するフレーム構造を備える記録装置においては、概ね共通するものとなっていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、記録ヘッドを備えた移動体を安定して移動させることが可能な記録装置を提供することを主な目的とする。
上記課題を解決する記録装置のフレーム構造は、記録ヘッドが備えられた移動体の移動方向を案内するガイドフレームと、前記ガイドフレームが固定される固定フレームと、を有し、前記ガイドフレームには、前記移動体の移動方向に延在する板部材によって形成され、前記移動体を移動方向への移動自在に支持するレール部が設けられ、前記固定フレームには、前記移動体の移動方向における前記レール部の端において、前記ガイドフレームが固定される第1部位と、当該第1部位から前記移動体の移動方向と交差する方向へ離れた前記固定フレームにおける第2部位との間に接続される接続部材を有し、前記移動体が前記レール部に支持される際に前記移動体の挿入用に設けられた切欠部による剛性低下を補う補強部が設けられている。
この構成によれば、ガイドフレームが固定された固定フレームの第1部位は、接続された接続部材によって、固定フレームの第2部位を基準とする位置が変化しないように補強される。したがって、固定フレームの第1部位に固定されたガイドフレームは、固定フレームの第2部位に対する変位(変形)が抑制されるので、移動する移動体を安定して案内することができる。
上記記録装置のフレーム構造において、前記ガイドフレームには、前記移動体の移動方向における前記レール部の一端側に、当該移動方向と交差する方向に前記板部材が屈曲されて形成された側板部が設けられ、前記補強部は、前記移動体の移動方向における前記側板部が設けられた前記一端側とは反対側の前記レール部の他端側において設けられていることが好ましい。
この構成によれば、側板部が設けられていないガイドフレームの他端側において備えられる補強部によって、固定フレームの剛性が高められる。この結果、固定フレームに固定されたガイドフレームは、固定フレームに固定された状態で移動体の移動方向と交差する方向への変形が抑制されるので、移動する移動体を安定して案内することができる。
上記記録装置のフレーム構造において、前記接続部材が接続された前記固定フレームにおける前記第2部位は、前記レール部よりも当該レール部に支持された前記移動体側に位置する部位であることが好ましい。
この構成によれば、側板部が設けられていない他端側から移動体を組み込んでガイドフレームに支持させたのち、補強部(接続部材)によってガイドフレームの他端側からその外側へ移動体が移動しないように規制することができる。また、移動体をガイドフレームに支持させるために要する切欠部によって低くなった固定フレームの剛性を高めることができる。この結果ガイドフレームの変形が抑制され、移動する移動体を安定して案内することができる。
上記記録装置のフレーム構造においては、前記補強部を第1補強部としたとき、前記固定フレームにおいて前記接続部材が接続された前記第2部位の剛性を高める第2補強部を備えることが好ましい。
この構成によれば、第2補強部によって第2部位の剛性が高められるので、ガイドフレームが固定された固定フレームの第1部位は、補強された第2部位を基準とする位置が変化しないように抑制される。したがってガイドフレームは変位(変形)が高い確率で抑制され、移動する移動体を安定して案内することができる。
上記記録装置のフレーム構造においては、前記第2補強部は、前記移動体の移動方向と交差する方向に延在する延設部材を有し、前記延設部材が補強する前記第2部位の補強領域における前記延設部材の延在方向に沿う領域範囲内に、少なくとも前記第2部位と接続される前記接続部材の接続部が位置することが好ましい。
この構成によれば、接続部材(第1補強部)が接続される第2部位は、固定フレームに固定される延設部材(第2補強部)によってその剛性が確実に高められる。したがって、第1部位に固定されるガイドフレームはその変位(変形)がより確実に抑制され、移動する移動体を安定して案内することができる。
上記課題を解決する記録装置は、記録媒体に対して流体を噴射して記録を行う記録ヘッドが備えられた移動体と、上記構成のフレーム構造とを有する。
この構成によれば、変形が抑制されたガイドフレームによって安定して移動する移動体に備えられた記録ヘッドによって、記録媒体に安定して記録を行うことができる記録装置を提供することができる。
記録装置の一実施形態である印刷装置の斜視図。 実施形態の印刷装置が備えるフレーム構造を示す斜視図。 キャリッジを支持しながら移動方向を案内するガイドフレームの斜視図。 (a),(b)とも、固定フレームの剛性を高める接続部材の斜視図。 固定フレームの剛性を高める延設部材の斜視図。 固定フレームに補強部が設けられる前のフレーム構造を示す側面図。 固定フレームに補強部が設けられた後のフレーム構造を示す側面図。
以下、流体を噴射する記録ヘッドの一例としての流体噴射ヘッドを備え、記録媒体の一例としての用紙に流体の一例としてのインクを噴射して文字や図形などを含む画像を印刷(記録)する記録装置の一例としての印刷装置の一実施形態について、図を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の印刷装置11は、複数の筐体部材によって構成された略直方体形状を呈する装置本体12を有し、その反重力方向側となる上部側には、原稿(画像)を読み取るスキャナーなどの画像読取部13が配設されている。さらに、この画像読取部13に対して読み取り原稿を自動的に供給する自動原稿供給装置14が、画像読取部13の上方に配設されている。自動原稿供給装置14は、装置本体12における短手方向の一方側(後方側)に設けられた揺動軸14aを中心に揺動して、装置本体12において揺動軸14aとは反対側の他方側(前方側)が持ち上がる構成とされている。そして、この自動原稿供給装置14の持ち上げによって、使用者は画像読取部13に対して読み取り原稿を手作業で供給することが可能とされている。
また、装置本体12の後方側には、用紙Pを複数枚重ねて載置可能な載置台15が設けられている。この載置台15に載置された用紙Pは、装置本体12内に設けられた印刷部20へ後方から前方に向かって一枚ずつ搬送され、印刷部20において用紙Pに印刷が行われる。すなわち、用紙Pは不図示の搬送機構によって載置台15から印刷部20に搬送され、印刷部20において用紙Pの搬送方向(これを副走査方向Yと呼ぶ。)と交差する方向(これを主走査方向Xと呼ぶ。)に往復移動する流体噴射ヘッド22から用紙Pに対してインクが噴射されることによって画像が印刷される。印刷部20によって画像が印刷された用紙Pは、印刷部20からさらに前方(副走査方向Y)へ搬送され、装置本体12の前面に設けられた排紙口16から排紙される。
排紙口16の下側には、排紙口16から排出される用紙Pを受け止めるスタッカー17が装置本体12に収納された位置と装置本体12から引き出された位置との間での移動自在に配設されている。スタッカー17は把持部17aによって装置本体12から引き出し可能とされ、排出される用紙Pの排出方向(搬送方向)の長さに応じて装置本体12から引き出される。一方、排紙口16の上側には、印刷部20における印刷動作などを実行させるための操作パネル18が配置されている。操作パネル18はメニュー画面等を表示するための表示部(例えば液晶ディスプレイ)18aや操作部材(例えば電源ボタンなどの操作ボタン)18bなどを備えている。
さて、本実施形態の印刷装置11が備える印刷部20は、主走査方向Xに往復移動する移動体の一例としてのキャリッジ21を有し、このキャリッジ21にインクを噴射する流体噴射ヘッド22が備えられる。同じく、キャリッジ21には、インクを収容可能な流体収容体の一例としてのインクカートリッジECが装着され、装着されたインクカートリッジECからインクが流体噴射ヘッド22へ供給される。
キャリッジ21は、主走査方向Xに沿って延在する板部材であるガイドフレーム30にその移動方向を案内されて、主走査方向Xに移動(往復移動)可能とされている。すなわち、ガイドフレーム30は、主走査方向Xと直交する板部材の上下両側端部において部材が略U字形に折り曲げられることによって上レール31Aと下レール31Bとが設けられたレール部31を有している。キャリッジ21は、これらの上レール31Aおよび下レール31Bによってその後端側が支持され、所謂片持ち状態とされながら上レール31Aと下レール31Bとに案内されてレール部31を主走査方向Xに沿って往復移動する。
本実施形態の印刷装置11は、装置本体12を構成する複数の筐体部材が固定される固定フレーム40を備え、この固定フレーム40に対してガイドフレーム30が固定されたフレーム構造を有している。次に、このフレーム構造を含め、印刷部20の構成について図2を参照して詳しく説明する。なお、図2では、装置本体12および載置台15が取り外された状態の印刷装置11が、斜視図で示されている。
図2に示すように、印刷装置11が有するフレーム構造が備える固定フレーム40は、主走査方向Xおよび副走査方向Yに沿って延在するフレーム部分を有し、このフレーム部分に印刷部20の構成部材が取り付けられる。すなわち、印刷部20は、キャリッジ21およびガイドフレーム30の他に、流体噴射ヘッド22の下側において用紙Pを上面に支持する支持台23を有している。支持台23は、移動する流体噴射ヘッド22と対向配置され、上面に支持された用紙Pと流体噴射ヘッド22との間に所定の隙間を有する状態で固定フレーム40に固定される。
さらに、印刷部20は、用紙Pを搬送する搬送部材を有している。すなわち、支持台23上へ用紙Pを挟持して搬送する紙送り駆動ローラー24と紙送り従動ローラー25のローラー対、および用紙Pを挟持して支持台23から排出する排紙駆動ローラー26と排紙従動ローラー(不図示)のローラー対を搬送部材として有している。これらのローラーのうち、紙送り駆動ローラー24は固定フレーム40に対して回転自在に軸支される一方、紙送り従動ローラー25は、保持部材27に回転自在に軸支され、付勢部材(ここでは引張りばね)28によって紙送り駆動ローラー24に押し付けられる状態で配設される。
すなわち、保持部材27は、ガイドフレーム30(レール部31)に保持されるとともに、ガイドフレーム30の下レール31Bとの当接部位を揺動中心とし、この揺動中心に対して紙送り従動ローラー25が軸支された位置とは反対側の位置に付勢部材28の一端が係止される。そして、他端がガイドフレーム30(レール部31)に設けられた係止部31Kに係止された付勢部材28の付勢力(張力)によって保持部材27が揺動されることにより、紙送り従動ローラー25が紙送り駆動ローラー24に押し付けられる。
換言すれば、ガイドフレーム30は、このように紙送り従動ローラー25を紙送り駆動ローラー24に押し付けるように付勢部材28が係止された状態で固定フレーム40に固定される。この固定されたガイドフレーム30について、その形状と、固定フレーム40への取り付け構造とについて、図3を参照して説明する。
図3に示すように、ガイドフレーム30は金属製の板部材によって形成され、キャリッジ21の移動方向(主走査方向X)に沿って延在するレール部31を有している。そして、図3において二点鎖線で示すように、レール部31からキャリッジ21の移動方向における一端側(副走査方向Yの先側から見て左側)へさらに延在する所定長さの板部材部分が、図3において実線矢印で示すように、キャリッジ21の移動方向と交差する方向(ここでは副走査方向Y)へ、略直角に折り曲げられた側板部32が形成されている。なお、側板部32は、その上下方向における両側端部において板部材が折り曲げられた折曲げ部位32A,32Bが形成されている。これにより、側板部32の曲げ剛性が高められる。また、折曲げ部位32A,32Bはレール部31における上レール31Aおよび下レール31Bの曲げ方向とはそれぞれ反対方向に折り曲げられ、上レール31Aおよび下レール31Bが側板部32の近傍まで延設可能とされている。
ガイドフレーム30は、ねじなどの締結部材TBを用いて固定フレーム40に固定される。本実施形態では、側板部32の下側の折曲げ部位32Bに設けられた取付孔32Hと、レール部31(下レール31B)に設けられた取付孔31Hとに締結部材TBを挿入し、固定フレーム40に固定する。したがって、側板部32とレール部31との双方が固定フレーム40に固定されることによって、ガイドフレーム30は折り曲げられた折り曲げ部30Aにおいて屈曲し、上方視で略L字形状を呈する状態で固定フレーム40に固定される。
図2に戻り、このように略L字形状で固定フレーム40に固定されたガイドフレーム30のレール部31に対して、キャリッジ21が支持されるように組み込まれる。本実施形態では、キャリッジ21は、図2の右側において二点鎖線で示すように、主走査方向Xにおける側板部32が設けられた一端側とは反対側のガイドフレーム30の他端側(副走査方向Yの先側から見て右側)において、固定フレーム40に設けられた切欠部SPから挿入される。
すなわち、固定フレーム40は、ガイドフレーム30の他端側(右側)に側壁部位43が形成されている。そして、この側壁部位43において、副走査方向Y側の上部が矩形形状で切り欠かれることによって、キャリッジ21をガイドフレーム30の上レール31Aおよび下レール31Bに支持される状態に挿入可能とする挿入用の切欠部SPが形成されている。このため、側壁部位43は、キャリッジ21の挿入方向手前側から見た形状が、主走査方向Xおよび副走査方向Yと直交する上下方向に沿って延在する第1部位の一例としての縦部位41と、副走査方向Yに沿って延在する第2部位の一例としての横部位42と、からなるL字形状とされている。換言すれば、縦部位41と横部位42とによって切欠部SPが形成される。なお、主走査方向Xにおける側板部32が設けられた一側とは反対側のガイドフレーム30(レール部31)の他端側(副走査方向Yの先側から見て右側)は、締結部材TBによって縦部位41に固定されている(図3参照)。
キャリッジ21は、こうして切欠部SPから挿入されてガイドフレーム30(レール部31)に支持されることによって、印刷部20において主走査方向Xへ移動可能な状態で備えられる。備えられたキャリッジ21にはその下面側に流体噴射ヘッド22が備えられ、図2において二点鎖線で示すように、キャリッジ21に対してインクカートリッジECが装着されることによって流体噴射ヘッド22にインクが供給される。
また、キャリッジ21は、駆動源(モーターなど)が直結された駆動プーリー(不図示)と従動プーリー35との間に張架された無端状ベルト36に固定され、無端状ベルト36とともに主走査方向Xに沿って往復移動する。このとき、ガイドフレーム30のレール部31に取り付けられたリニアスケール37をキャリッジ21に備えられた不図示の検出器(エンコーダー)が読み取ることによってキャリッジ21(流体噴射ヘッド22)の位置が把握され、キャリッジ21(流体噴射ヘッド22)は主走査方向Xに沿って適切に往復移動される。
さて、印刷部20においてキャリッジ21が備えられた後、固定フレーム40には、キャリッジ21の挿入側である切欠部SPが設けられたガイドフレーム30の他側(副走査方向Yの先側から見て右側)において、固定フレーム40の剛性を高める補強部が設けられる。本実施形態では、補強部は、金属板からなる接続部材51が取り付けられた第1補強部50と、金属板からなる延設部材61が取り付けられた第2補強部60とを有している。
接続部材51は、切欠部SPが設けられることによって略L字形状とされた固定フレーム40の側壁部位43において、L字形状の角部を挟む一方の部位となる縦部位41(第1部位)と、他方の部位となる横部位42(第2部位)との間に接続されている。また、延設部材61は、側壁部位43の横部位42に接続された接続部材51の接続位置よりも下側に形成され、主走査方向Xへの凹みが副走査方向Yに沿って延在する固定フレーム40の段差部位45に取り付けられている。
まず、第1補強部50が有する接続部材51の形状と、固定フレーム40における接続部材51の取り付け部の形状について、図4(a),(b)および図6を参照して説明する。なお、図4(b)は、接続部材51を図4(a)とは反対側から見た状態で示した図である。また、図6は、説明の都合上、固定フレーム40に接続部材51および延設部材61と一部の部材(接続基板など)が備えられていない状態で示した図である。
図4(a),(b)および図6に示すように、接続部材51は、長手方向を有する略平行四辺形で形成されている。その長手方向の一端側には、縦部位41との接続部となる円筒突起部52と第1取付部53とが形成された第1固定部54が設けられ、その他端側には、横部位42との接続部となる第2取付部55が形成された第2固定部56が設けられている。円筒突起部52は、側壁部位43(縦部位41)側へ部材が円筒状で突出形成され、第1取付部53は、同じく側壁部位43側へ屈曲により形成されている。また、第2取付部55は、上下方向および副走査方向Yに沿う互いに直交する方向にそれぞれ形成された山折り線と谷折り線を形成するように折り曲げられて形成された2つの斜面部55Sによって、側壁部位43(横部位42)側へ屈曲形成されている。
接続部材51は、縦部位41に設けられた突起部41Pが円筒突起部52の筒内に嵌まり込むことによって第1固定部54が位置決めされるとともに、第1取付部53が、縦部位41に設けられた略矩形の第1凹部41Dに挿入される。そして、第1取付部53の取付孔64を介して第1凹部41Dに設けられた下孔41Hに挿入される締結部材TBによって第1取付部53が縦部位41に固定され、第1固定部54が縦部位41に固定される。
一方、横部位42に設けられた略矩形の第2凹部42Dに対して第2取付部55が挿入されることによって第2固定部56が位置決めされるとともに、第2凹部42Dに設けられた下孔42Hに挿入される締結部材TBによって第2取付部55が横部位42に固定され、第2固定部56が横部位42に固定される。なお、図示は省略するが、第2取付部55における横部位42との接触面55Tに、円筒突起部52と第2取付部55の取付孔64と結ぶ直線に対して交差する方向に条線を有する凸条部位または凹条部位が設けられてもよい。
次に、第2補強部60が有する金属板からなる延設部材61の形状と、固定フレーム40(段差部位45)における延設部材61の取り付け部の形状とについて、図5および図6を参照して説明する。
図5および図6に示すように、延設部材61は、副走査方向Yに沿って延在するとともに互いに直交する平面部位である上面部位62と側面部位63とが、板部材の折り曲げによって形成されている。側面部位63には、延設部材61を段差部位45に取り付ける際に締結部材TBが挿入される取付孔64が形成され、段差部位45には、この取付孔64に対応する位置に締結部材TBが挿入される下孔45Hが設けられている。また、段差部位45には、延設部材61が段差部位45に取り付ける際に延設部材61を位置決めする略直方体の凸部45Pが形成され、延設部材61には、凸部に対応する位置に矩形の位置決め孔65が複数形成されている。なお、本実施形態では、位置決め孔65は3つ形成され、そのうちの一つは、端部に形成されることによって矩形形状の四辺のうち副走査方向Yと反対側の一辺が開放された形状とされている。
各位置決め孔65は側面部位63の延在方向(副走査方向Y)と直交する孔の幅寸法が凸部45Pとほぼ同じ寸法とされる一方、中央の一つは、延在方向(副走査方向Y)の寸法も凸部45Pとほぼ同じ寸法とされている。すなわち、この中央の位置決め孔65によって、延設部材61は固定フレーム40に対して副走査方向Yおよび副走査方向Yと直交する上下方向において位置決めされる。なお、締結部材TBが挿入される取付孔64は下孔45Hに対する位置ずれを考慮して、側面部位63の延在方向(副走査方向Y)に長い長円形状とされている。
なお、延設部材61の上面部位62には、その延在方向(副走査方向Y)における略中央において、切欠き66が設けられている。この切欠き66によって、接続部材51の第2固定部56が横部位42に固定された際に、その第2固定部56と延設部材61との間を電気的に接続する結線部材KB(図2,7参照)を配設するための空間が確保される。
次に、本実施形態の作用について、図6および図7を参照して説明する。
図6に示すように、ガイドフレーム30が固定フレーム40に固定された状態では、主走査方向Xに沿って延在するレール部31は、固定フレーム40の側壁部位43における縦部位41に対して固定されているので、図6において太線矢印で示すように、レール部31が固定フレーム40の縦部位41に対して力を作用させる状態が発生する。
すなわち、図6において太い破線で示すように、紙送り従動ローラー25を紙送り駆動ローラー24へ押し付ける付勢力を与える付勢部材28の一端が、レール部31に設けられた係止部31K(図3参照)に係止されている。したがって、レール部31は、その付勢部材28の一端が係止された係止部31Kにおいて、付勢部材28の付勢力の反力が常に作用する。この反力の作用によって、ガイドフレーム30は、縦部位41の位置する方向にレール部31が変位して、縦部位41を、副走査方向Yにおいてキャリッジ21が位置する側とは反対側へ押すことになる。
このとき、側壁部位43(縦部位41または横部位42)の剛性が低い場合、側壁部位43はL字形状の角部を中心として切欠部SP側が大きく開くように変形する。具体的に、縦部位41においては、その下方側に比べて上方側がキャリッジ21が位置する側とは反対側へ変位することになる。このため、レール部31は上レール31Aが下レール31Bに対して副走査方向Yとは反対方向に変位した状態、つまりレール部31が後方へ傾いたり曲がったりする状態が生じる。
このような状態が生じる結果、例えばレール部31に沿って片持ち状態で移動するキャリッジ21がその副走査方向Y側(前方側)が上方に持ち上げられることによって、支持台23との間の隙間PGが変化(増大)する場合がある。このような場合、流体噴射ヘッド22から噴射されるインクは、支持台23上に支持される用紙Pへの着弾位置が変化することによって、安定した印刷が得られないことになる。あるいは、レール部31の曲がりによってリニアスケール37とキャリッジ21の検出器38との間の距離が変化し、検出器38が誤検出しやすくなる虞もある。
また、キャリッジ21が重い場合は、その後方側がレール部31に片持ち状態で支持されたキャリッジ21には、その自重によって前方が重力方向となる下方へ下がる力が生ずる。このように生じた力によって、キャリッジ21を支持するレール部31は、上レール31Aが下レール31Bに対して副走査方向Yに変位するために、前方に傾いた状態や曲がった状態が生じる。このような状態において、側壁部位43(縦部位41または横部位42)の剛性が低い場合、側壁部位43はL字形状の角部を中心として切欠部SP側が小さく閉じるように変形し、支持台23との間の隙間PGが変化(減少)したり、リニアスケール37とキャリッジ21の検出器38との間の距離が変化したりする場合がある。
そこで、図7に示すように、本実施形態では、固定フレーム40の側壁部位43(縦部位41および横部位42)に接続部材51および延設部材61を備える。すなわち、接続部材51は、側壁部位43における縦部位41(突起部41Pおよび第1凹部41D)に対して第1固定部54が固定され、側壁部位43における横部位42(第2凹部42D)に対して第2固定部56が固定される。したがって、接続部材51は、縦部位41の突起部41P(第1部位)と、この突起部41Pからキャリッジ21の移動方向と交差する副走査方向Yへ離れた横部位42の第2凹部42D(第2部位)との間を接続する。そして、横部位42の第2凹部42D(第2部位)は、ガイドフレーム30よりも、このガイドフレーム30に支持されたキャリッジ21側に位置する部位である。この結果、接続部材51は、側壁部位43において切欠部SPを形成する縦部位41と横部位42とを斜めに連結して、L字形状の角部を中心にした切欠部SPが開くことや閉じることを抑制する。すなわち、側壁部位43の剛性、詳しくはキャリッジ21の移動方向を軸とする捩り剛性が高められる。
一方、延設部材61は、固定フレーム40において横部位42の下側に設けられた段差部位45に対して側面部位63が固定される。なお、側面部位63が固定された状態で、延設部材61の上面部位62は、段差部位45においてその上方に位置する横部位42の下面42Bに対して、当接もしくは僅かな隙間を有して離れた状態で配設される。
また、本実施形態では、延設部材61は、副走査方向Yに沿った長さL2を有し、延設部材61が固定フレーム40に固定された状態で、この長さL2内の凡そ中央部分に、接続部材51の第2固定部56が固定される横部位42の第2凹部42Dが設けられる。したがって、延設部材61は、横部位42の下側に位置する固定フレーム40において、接続部材51によって縦部位41と接続された横部位42が縦部位41の変位と一緒に変位することによって例えば上に凸状態で湾曲する撓みの発生を抑制する。すなわち、固定フレーム40は、キャリッジ21の移動方向を軸とする捩り剛性が高められる。
また、本実施形態では、固定フレーム40において延設部材61が補強する固定フレーム40の補強領域は、ほぼ延設部材61が固定された領域となる。そして、延設部材61の補強領域、すなわち延設部材61の延在方向における長さL2分の領域内に、接続部材51が接続された縦部位41と横部位42との間の延設部材61の延在方向に沿った長さL1分の領域が位置するように、延設部材61が固定フレーム40に固定される。これによって、固定フレーム40における側壁部位43の剛性(キャリッジ21の移動方向を軸とする捩り剛性)がさらに高められる。
なお、本実施形態では、接続部材51において第2固定部56を横部位42に固定する際、および延設部材61において側面部位63を段差部位45に固定する際に、接続部材51と延設部材61との間を電気的に接続する結線部材KBの端子T1,T2が一緒に固定される。これにより、例えば、印刷部20などにおいて発生した静電気を、接続部材51を介して印刷部20から延設部材61側へ逃がすことが可能である。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ガイドフレーム30が固定された固定フレーム40の縦部位41は、接続された接続部材51によって、固定フレーム40の横部位42を基準とする位置が変化しないように補強される。したがって、固定フレーム40の縦部位41に固定されたガイドフレーム30は、固定フレーム40の横部位42に対する変位(変形)が抑制されるので、移動するキャリッジ21を安定して案内することができる。またキャリッジ21を、縦部位41と横部位42とによって形成される切欠部SPから挿入してガイドフレーム30に支持されるように組み込むことが可能である。
(2)ガイドフレーム30はレール部31とその一端側で直角に折り曲げられた側板部32とによってキャリッジ21の移動方向を軸とする捩り剛性が高められる。一方、側板部32が設けられていないガイドフレーム30の他端側において備えられる接続部材51および延設部材61によって、固定フレーム40の剛性が高められる。この結果、固定フレーム40に固定されたガイドフレーム30は、固定フレーム40に固定された状態でキャリッジ21の移動方向と交差する方向への変形が抑制されるので、移動するキャリッジ21を安定して案内することができる。
(3)側板部32が設けられていない他端側からキャリッジ21を組み込んでガイドフレーム30に支持させたのち、補強部(接続部材51)によってガイドフレーム30の他端側からその外側へキャリッジ21が移動しないように規制することができる。また、キャリッジ21をガイドフレーム30に支持させるために要するキャリッジ21の挿入用の切欠部SPによって低くなった固定フレーム40の剛性を高めることができる。この結果ガイドフレーム30の変形が抑制され、移動するキャリッジ21を安定して案内することができる。
(4)延設部材61によって固定フレーム40の横部位42の剛性が高められるので、ガイドフレーム30が固定された縦部位41は、補強された横部位42を基準とする位置が変化しないように抑制される。したがってガイドフレーム30は変位(変形)が高い確率で抑制され、移動するキャリッジ21を安定して案内することができる。
(5)接続部材51が接続される横部位42は、固定フレーム40に固定される延設部材61によってその剛性が確実に高められる。したがって、縦部位41に固定されるガイドフレーム30はその変位(変形)がより確実に抑制され、移動するキャリッジ21を安定して案内することができる。
(6)変形が抑制されたガイドフレーム30によって安定して移動するキャリッジ21に備えられた流体噴射ヘッド22によって、用紙Pに安定して記録を行うことができる印刷装置11を提供することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、キャリッジ21には必ずしも記録ヘッドとして流体噴射ヘッド22が備えられなくてもよい。例えば、キャリッジ21に記録ヘッドの一例としてのサーマルヘッドを備え、記録媒体の一例としての感熱紙に対して記録を行う記録装置であってもよい。あるいは、記録ヘッドはレーザーなどの光を照射するヘッドであってもよい。
・上記実施形態において、延設部材61が補強する横部位42の補強領域における延設部材61の延在方向に沿う領域範囲内に、少なくとも横部位42と接続される接続部材51の接続部、すなわち第2凹部42D(より詳しくは下孔42H)が位置すればよい。要は、接続部材51が接続された横部位42が、縦部位41の変位に伴って生ずる変位に抗する剛性を備えるように、延設部材61が固定フレーム40を補強可能であればよい。すなわち、少なくとも接続部材51の第2固定部56が接続される横部位42の部分が、延設部材61によって補強される横部位42の延在方向に沿う長さL2の領域内に位置すれば、高い確率で横部位42の変位が抑制されることが期待できる。
・上記実施形態において、必ずしも延設部材61が固定されなくてもよい。例えば、側壁部位43において、接続部材51が接続された横部位42が、縦部位41の変位に伴う変位が殆ど生じない程度の高い剛性を予め有している場合は、延設部材61は不要である。
・上記実施形態において、接続部材51が接続された固定フレーム40における横部位42は、必ずしも、ガイドフレーム30よりも当該ガイドフレーム30に支持されたキャリッジ21側に位置する部位でなくてもよい。例えば、横部位42は、ガイドフレーム30よりも当該ガイドフレーム30に支持されたキャリッジ21側とは反対側に位置する部位であってもよい。要は、固定フレーム40において、ガイドフレーム30が固定された縦部位41の変位(変形)を抑制可能な位置であれば、横部位42の位置は何処であっても差し支えない。
・上記実施形態において、補強部は、固定フレーム40におけるガイドフレーム30が固定される縦部位41と、当該縦部位41からキャリッジ21の移動方向と交差する方向(副走査方向Y)へ離れた横部位42との間に接続される接続部材51を必ずしも有さなくてもよい。例えば、横部位42が、キャリッジ21の移動方向(主走査方向X)と同方向に離れた位置に存在する場合は、接続部材51は主走査方向Xに沿った方向において横部位42と接続されてもよい。
・上記実施形態において、固定フレーム40に対して、ガイドフレーム30の両端において、固定フレーム40の剛性を高める補強部を備えるようにしてもよい。例えばガイドフレーム30において直角に曲げられた側板部32が設けられていない場合は、このようにガイドフレーム30の両端において、固定フレーム40の剛性を高める補強部を備えることが好ましい。また、こうすればキャリッジ21をガイドフレーム30の両端のいずれの側からも挿入可能となる。
・上記実施形態において、側板部32はレール部31に対して必ずしも直角に曲げられなくてもよい。例えば直角よりも大きい鈍角や、あるいは直角よりも小さい鋭角で曲げられてもよい。また、側板部32の曲げ方向も、必ずしも副走査方向Y側ではなく、これとは反対側に曲げられてもよい。要は、固定フレーム40に固定されたガイドフレーム30において、主走査方向Xを軸とした捩りに対してレール部31の変位を抑制可能な曲げ形状および曲げ方向であればよい。
・上記実施形態において、記録媒体は用紙Pに限るものでなく、金属板、樹脂板、布などを材料とする板状部材であってもよい。すなわち、印刷部20において流体による印刷(記録)が可能な部材であれば、記録媒体の一つとして採用できる。また、記録媒体は必ずしも搬送部材によって搬送されなくてもよい。
・上記実施形態において、印刷装置(記録装置)11は画像読取部13に替えて、例えばFAX部などの他の機能を備えた複合機であってもよい。
・上記実施形態において、記録装置は、インク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体、流体として流して噴射できる固体を含む)を噴射したり吐出したりして記録を行う流体噴射装置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射して記録を行う液状体噴射装置であってもよい。また、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体(粉粒体)を例とする固体を噴射する粉粒体噴射装置(例えばトナージェット式記録装置)であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の流体噴射装置に本発明を適用することができる。なお、本明細書において「流体」とは、気体のみからなる流体を含まない概念であり、流体には、例えば液体(無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等を含む)、液状体、流状体、粉粒体(粒体、粉体を含む)などが含まれる。
11…記録装置の一例としての印刷装置、21…移動体の一例としてのキャリッジ、22…記録ヘッドの一例としての流体噴射ヘッド、30…ガイドフレーム、31…レール部、32…側板部、40…固定フレーム、41…第1部位の一例としての縦部位、42…第2部位の一例としての横部位、50…第1補強部、51…接続部材、60…第2補強部、61…延設部材、P…記録媒体の一例としての用紙、SP…切欠部。

Claims (4)

  1. 記録ヘッドが備えられた移動体の移動方向を案内するガイドフレームと、
    前記ガイドフレームが固定される固定フレームと、を有し、
    前記ガイドフレームには、
    前記移動体の移動方向に延在する板部材によって形成され、前記移動体を移動自在に支持するレール部が設けられ、
    前記固定フレームは、
    前記移動体の移動方向における前記レール部の端部において、前記移動体の移動方向と交差する第1の方向に沿って形成されて前記ガイドフレームが固定される第1部位と、
    前記第1部位と一体に形成されるとともに、前記移動体の移動方向および前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って形成された第2部位と、を有し、
    前記固定フレームには、
    前記第1部位と前記第2部位との間に接続される接続部材を有し、前記第1部位と前記第2部位とによって形作られるとともに前記移動体を前記レール部に支持させる際に前記移動体を挿入するように設けられた切欠部を補強する第1補強部が設けられ
    前記固定フレームにおいて前記接続部材が接続された前記第2部位の剛性を高める第2補強部を備える記録装置。
  2. 前記ガイドフレームには、前記移動体の移動方向における前記レール部の一端側に、当該移動方向と交差する方向に前記板部材が屈曲されて形成された側板部が設けられ、
    前記第1補強部は、
    前記移動体の移動方向における前記側板部が設けられた前記一端側とは反対側の前記レール部の他端側において設けられている請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記接続部材が接続された前記第2部位は、前記レール部よりも当該レール部に支持された前記移動体側に位置する部位である請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記第2補強部は、前記第2の方向に延在する延設部材を有し、
    前記延設部材が補強する前記第2部位の補強領域における前記延設部材の延在方向に沿
    う領域範囲内に、少なくとも前記第2部位と接続される前記接続部材の接続部が位置する請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の記録装置。
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